JPH0796838B2 - プレストレストコンクリート構造物におけるfrp緊張材の緊張定着方法 - Google Patents

プレストレストコンクリート構造物におけるfrp緊張材の緊張定着方法

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JPH0796838B2
JPH0796838B2 JP14434193A JP14434193A JPH0796838B2 JP H0796838 B2 JPH0796838 B2 JP H0796838B2 JP 14434193 A JP14434193 A JP 14434193A JP 14434193 A JP14434193 A JP 14434193A JP H0796838 B2 JPH0796838 B2 JP H0796838B2
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tension
frp
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filler
concrete
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勤 福手
好高 八谷
晴雄 犬飼
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運輸省港湾技術研究所長
株式会社ピー・エス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレストレストコンクリ
ート(以下PCと記す)緊張材として繊維強化プラスチ
ック(以下FRPと記す)を使用したPC構造物におけ
るFRP緊張材の緊張定着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐蝕性の問題を解決する目的か
ら、PC緊張材としてFRP線材を使用するPC構造物
が提案されている。この種のPC構造物におけるFRP
緊張材の端部定着は、従来、図7に示すようにFRP緊
張材1の端部を外周に雄ねじを刻設した円柱状のアンカ
ーヘッド2に挿通し、そのアンカーヘッド2内に楔によ
りFRP緊張材1を定着させ、該アンカーヘッド2をジ
ャッキにより引張して緊張力を付与した後、アンカーヘ
ッド2に螺嵌したナット3を移動させてコンクリート構
造物4の端部の支圧板5に当接させて支持させ、これら
を跡埋コンクリート6をもって埋めるようにしたものが
一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のFRP
緊張材の端部定着具は、全て鋼製のものが使用されてい
るところであるが、PC緊張材にFRPからなる耐蝕
性、及び非磁性の材料を使用する場合には、定着具にも
耐蝕性、非磁性のものを使用することが好ましい。
【0004】このため、従来の定着具を高マンガン鋼
や、セラミックス等の耐蝕性、非(又は低)磁性材料を
もって成形することも考えられるが、技術的に製造が困
難であることや、高価であることから未だ実用化されて
なく、従って、PC構造物全体の耐蝕性化、非磁性化が
できないという問題があった。
【0005】本発明は、上述のような従来の問題にかん
がみ、FRP緊張材を用いたPC構造物の完全な耐蝕性
化、非磁性化を図ることを目的としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、コンクリート構造物に埋設するシースの少
なくとも緊張側端部に外方端側を拡開させたテーパーシ
ースを設けておき、前記シース内に挿入したFRP緊張
材の端部を前記テーパーシース内を通して突出させ、前
記コンクリート構造物のコンクリート打設と同時もしく
は打設前後の別のタイミングで前記テーパーシース内に
FRPに対して接付着性のある充填材を充填し、該充填
材及び構造物コンクリートの強度発現後前記FRP緊張
材の端部を引張し、緊張力を与えて仮定着させ、該緊張
により前記テーパーシース内より引き出された固化充填
材とテーパーシース内面との空隙に充填材を再充填し、
該再充填した充填材の強度発現を待って前記仮定着を解
くことを特徴としてなるプレストレストコンクリート構
造物におけるFRP緊張材の緊張定着方法に存する。
【0007】
【作用】本発明の方法によれば、FRP緊張材を通した
テーパーシース内に充填材を充填し固化させることによ
り、そのテーパーシース内FRP緊張材と一体化したテ
ーパー状のブロックが成形される。このブロックの所望
の強度発現後、FRP緊張材の突出端を引張すると、テ
ーパー状のブロックはFRPの伸びに応じてテーパーシ
ース内より引き出され、該シース内面とブロック間に隙
間ができると同時に緊張がなされる。このようにして形
成された隙間内に充填材を充填し、これが固化すること
によりブロックと先の充填材によるブロックはテーパー
シース内に戻り得なくなり、FRPの仮定着を解くこと
によりFRP緊張材とブロック及び後に充填した充填材
との付着力によってFRP緊張材が定着され、緊張状態
が維持される。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図1〜図6について説
明する。
【0009】図1(イ)〜(ヘ)は本発明方法による工
程を示したものであり、まず、図1(イ)に示すよう
に、型枠11内に緊張材挿通用のシース12を設置す
る。このシース12には一方の緊張材固定端側に拡径シ
ース13を、他方の緊張端側には外方側が拡開したテー
パーシース14を連結させる。これらのシース12,1
3,14にFRP緊張材15を挿通する。
【0010】なお拡径シース13及びテーパーシース1
4にはシース12との境にそれぞれ仕切16,16が設
けられ、拡径シース13には図2に示すように、充填材
注排孔17a,17bが設けられているとともにテーパ
ーシース14には図3に示すように、充填材詰め込み用
の窓18が形成され、蓋19により閉鎖されるようにな
っている。
【0011】型枠11内にシース12,13,14を配
置した後、図1(ロ)(ハ)に示すように、その型枠1
1内にコンクリート20を打設する。これと同時にテー
パーシース14内に粘性の高い高強度充填材21を充填
して蓋19により窓18を閉じる。一方、拡径シース1
3内には通常の流動性の高い充填材22を充填する。
【0012】次いで図1(ニ)に示すように、充填材2
1,22及びコンクリート20が所望の強度に達するの
を待って型枠11を外し、テーパーシース14側のコン
クリート端面に反力受台23をセットし、これにセンタ
ーホールジャッキ24を支持させてFRP緊張材15の
先端を引張して緊張する。
【0013】このとき、FRP緊張材15の他端側は拡
径シース13内に充填材22による付着力によって定着
されているため、コンクリート20のプレストレスが導
入される。これと同時にFRP緊張材15には伸びが生
じるが、テーパーシース14内の固化充填材21はFR
P緊張材15に対して強固に固着してるいため、FRP
緊張材15の伸びに伴って、テーパーシース14内から
引き出され、テーパーシース14の内面と固化充填材2
1との間に隙間26が生じる。
【0014】このようにしてFRPを緊張した後、図1
(ホ)に示すように、反力受台23に対してFRP緊張
材15の端部を仮定着具25を使用して定着させ、ジャ
ッキ24を取り外す。これと並行してテーパーシース1
4の内面と引き出された固化充填材21との間の隙間2
6に通常の流動性の高い充填材22を充填するとともに
シース内にも同じ充填材22を注入する。
【0015】然る後、テーパーシース14内の充填材2
2の強度発現を待って仮定着具25を外す。これによっ
てFRP緊張材15の引張力はテーパーシース14内の
固化充填材21,及び22により支持されることとな
る。
【0016】次いで図1(ヘ)に示すように、反力受台
23を取り外し、コンクリート端面から突出しているテ
ーパー状の固化充填材21及びFRP緊張材15のコン
クリート端面からの突出部分21aを切断する。
【0017】なお高強度充填材21としては、例えばポ
ルトランドセメントに膨脹材、シリカ及び珪砂を混合さ
せたもの、もしくはポルトランドセメントに膨脹材及び
増粘剤を混合させたものを使用する。
【0018】仮定着具25には、一例として図4に示す
ようにアンカーヘッド30、定着楔31、リテーナ3
2,ロックナット33からなり、アンカーヘッド30の
テーパ穴34内にFRP緊張材15を通すとともに、そ
のテーパ穴34内に半割筒状の定着楔31を挿入し、リ
テーナ32をボルト35をもってリテーナ32を楔の圧
入方向に押し込むことによりFRP緊張材15を定着さ
せ、アンカーヘッド30の外周のロックナット33を介
して反力受台23に支持させるものを使用する。
【0019】上述した実施例では、コンクリート20の
打設と同時にテーパーシース14内への充填材21の充
填を行っているが、この充填材21の充填はコンクリー
ト20の打設前であってもよく、また打設後であっても
よい。更にまた、図5(イ)に示すようにコンクリート
20内に埋め込むテーパーシース14と同じテーパーシ
ース14aを型枠11外にて使用し、これにFRP緊張
材15を通した後、高強度充填材21を充填し、端部ブ
ロック21aを形成し、然る後、図5(ロ)に示すよう
にFRP緊張材15をシース12,13,14内に挿入
し、他端側を拡径シース13内に挿通し、充填材22に
より定着させ、然る後、図1(ニ)以下と同様に緊張定
着させるようにしてもよい。
【0020】また、上述の実施例では1本のFRP緊張
材15を使用している如く説明したが、実際には多くの
場合、図6に示すように複数本のFRP緊張材15,1
5……を同一部分に使用する。なお図6において前述し
た実施例と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0021】
【発明の効果】上述した本発明のFRP緊張材の緊張定
着方法は次の如き効果を有する。 (1)緊張材にFRPを使用し、それを本方法により定
着することによって、完全な耐蝕性・非磁性PC構造物
を構築することが可能となる。 (2)高マンガン鋼、セラミックス等の耐蝕性、非
(低)磁性材料による高価な定着具を使用する場合比べ
て極めて経済的になる。 (3)緊張材を付着させるためのグラウトはコンクリー
ト打設前にも行うこともできるので、充填しやすい方法
で直接確認しながら信頼度の高い充填ができる。このた
め、確実な付着定着が可能となる。 (4)グラウトの充填が容易であるから、必ずしも流動
性の良いグラウトを必要としない。このためより付着強
度の大きい材料、例えば固練りの各種グラウトやモルタ
ルを使用することが出来る。 (5)付着強度が大きい充填材を使用することにより、
テーパーシースの長さを短くすることが出来る。この短
縮化により、充填がより確実になると同時に施工も容易
となる。 (6)緊張後にテーパーシース内に生じる隙間のグラウ
トは、主として定着力による支圧応力に耐えられれば良
いので、充填材は短時間の養生で済み、PC部材は直ち
に使用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)〜(ヘ)は本発明方法の一実施例の各工
程の概略を示す断面図である。
【図2】同じく拡径シースの斜視図である。
【図3】同上の実施例に使用しているテーパーシースの
斜視図である。
【図4】同じく仮定着具の断面図である。
【図5】本発明方法により製造されるPC構造物の更に
具体的な例を示す断面図である。
【図6】(イ)〜(ロ)は本発明方法の他の実施例の工
程を示す断面図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 型枠 12 シース 13 拡径シース 14 テーパーシース 15 FRP緊張材 16 仕切 17,17b 充填材注排孔 18 窓 19 蓋 20 コンクリート 21,22 充填材 23 反力受台 24 センターホールジャッキ 25 仮定着具 26 隙間 30 アンカーヘッド 31 定着楔 32 リテーナ 33 ロックナット 34 テーパ穴 35 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物に埋設するシースの
    少なくとも緊張側端部に外方端側を拡開させたテーパー
    シースを設けておき、前記シース内に挿入したFRP緊
    張材の端部を前記テーパーシース内を通して突出させ、
    前記コンクリート構造物のコンクリート打設と同時もし
    くは打設前後の別のタイミングで前記テーパーシース内
    にFRPに対して接付着性のある充填材を充填し、該充
    填材及び構造物コンクリートの強度発現後前記FRP緊
    張材の端部を引張し、緊張力を与えて仮定着させ、該緊
    張により前記テーパーシース内より引き出された固化充
    填材とテーパーシース内面との空隙に充填材を再充填
    し、該再充填した充填材の強度発現を待って前記仮定着
    を解くことを特徴としてなるプレストレストコンクリー
    ト構造物におけるFRP緊張材の緊張定着方法。
JP14434193A 1993-05-25 1993-05-25 プレストレストコンクリート構造物におけるfrp緊張材の緊張定着方法 Expired - Lifetime JPH0796838B2 (ja)

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