JPH079742B2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH079742B2
JPH079742B2 JP28276887A JP28276887A JPH079742B2 JP H079742 B2 JPH079742 B2 JP H079742B2 JP 28276887 A JP28276887 A JP 28276887A JP 28276887 A JP28276887 A JP 28276887A JP H079742 B2 JPH079742 B2 JP H079742B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,金属材料からなる磁性層を形成した磁気テ
ープが収納され,かつテープ保護用の前蓋および裏蓋が
備えられたテープカートリッジに係り,磁気テープの腐
食防止対策を講じたとものである。
〔従来の技術〕
第7図ないし第12図は従来のテープカートリッジを例示
している。第7図および第8図において,これの本体ケ
ース1はプラスチック製の上下ケース1a・1bを突き合わ
せてなり,その内部左右には磁気テープ2が巻かれるテ
ープリール3・3を回転自在に収容配置する。本体ケー
ス1の前面の左右箇所にテープ引出口4・4を前方開口
状に形成し,本体ケース1の前面中央部にテープローデ
ィング用のポケット5を左右のテープ引出口4・4間に
わたってケース内方に向けて入り込み状に凹設してい
る。そして磁気テープ2が一方のテープリール3からこ
れの前方のテープ引出口4を通ってポケット5の前方へ
導出されて,他側のテープ引出口4に導入してこれの後
方のテープリール3に巻き取られる。
本体ケース1の前面側にはテープ引出口4・4間に張ら
れた磁気テープ2の前面側をカバーして保護するための
前蓋6を装着している。この前蓋6は,本体ケース1の
前面をこれの左右全長にわたって閉合する前面壁6aと,
前面壁6aの左右端から後方へ連設した左右側片6b・6b,
および左右側片6b・6bの各内面に突設した枢軸7・7と
を有するプラスチック成形品であり,その左右側片6b・
6bが本体ケース1の左右側壁8・8の各前端外面側に嵌
め込まれて枢軸7・7が左右側壁8・8に設けた軸孔に
それぞれ嵌入されることによって枢着される。これで前
蓋6は磁気テープ2の前面側を覆う下方の閉じ位置(第
9図の実線状態)とその前面側を開放する上方の開き位
置(第9図の二点鎖線状態)とにわたって枢軸7まわり
に開閉回動自在であり,片方の枢軸7上に装着した図外
のばね部材で常に閉じ勝手に回動付勢されている。
テープローディング用のポケット5の存在箇所において
前蓋6の後面側に対し裏蓋11が付設されている。この裏
蓋11は不使用時に磁気テープ2の裏面側,より詳しくは
その下側方を含む内側方およびポケット5の開口上面側
を覆っている。
第9図において,裏蓋11は断面が概ねT字形状に形成さ
れたプラスチック成形品であり,磁気テープ2の裏面側
を覆う傾斜壁12と,傾斜壁12の上端に連設されてポケッ
ト5の開口上面を塞ぐ上壁13と,傾斜壁12の左右端縁11
a・11bの各上下方向中央付近に設けた回転軸14・14,お
よび傾斜壁12の左右端縁11a・11bの回転軸14・14より下
方位置に設けた摺動軸15・15とを有してなり,回転軸14
・14が前蓋6の後面側に突設された軸片16・16にそれぞ
れ回動自在に枢着され,摺動軸15・15がポケット5内の
左右の裏蓋ガイド5a・5bに設けられた概ねS字状の案内
溝18a・18bにそれぞれ摺動自在に嵌入している。案内溝
18a・18bは第10図に示す上ケース1aの裏蓋ガイド壁5a・
5bと下ケース1bのそれとを合わせることにより形成され
る。
前蓋6および裏蓋11は,第9図に実線で示す閉じ姿勢か
らそれぞれ上向きに開く。すなわち,その閉じ姿勢から
前蓋6を上開き回動すると,これに連動して裏蓋11は回
転軸14まわりに回動しながら摺動軸15が案内溝18a・18b
に沿って上方へ摺動して行き,前蓋6と共に第9図の二
点鎖線Aで示すごとく上方に開くものとなっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし,上記従来のテープカートリッジでは,裏蓋11の
開閉動作の円滑化を図るために,第11図および第12図に
示すように裏蓋11の左右端縁11a・11bとこれが対向する
裏蓋ガイド壁5a・5bとの各対向面間に僅かな隙間Sが形
成される状態になっている。そのため,裏蓋11が閉じて
いるときも,磁気テープ2の一部が前記隙間Sから僅か
であるが,ケース外部から直視できる程度に露呈してい
る状態にある。そのため,磁気テープ2が,プラスチッ
クフイルムなどの非磁性基体上に,例えば鉄,コバル
ト,コバルト−ニッケル,コバルト−リンなどの金属材
料からなる磁性層を形成したものである場合,有害な大
気中の物質が本体ケース1の前記隙間Sからケース内に
侵入し,概隙間Sに臨む磁気テープ2,特にその下端エッ
ジ2aに付着して磁性層が腐食するという難点が生じる。
特に,かかる腐食は,バインダを用いない例えば蒸着テ
ープなどにおいて顕著に生じることが確認されている。
このような大気中の有害物質としては,硫黄,塩素およ
びこれらを含む各種化合物の浮遊粒子や,硫酸,硝酸な
どのミスト状の物質が挙げられる。本発明の明細書では
これらを含んで,磁気テープを腐食させる大気中の浮遊
微粒子と称する。
この発明は,金属材料からなる磁性層を形成した磁気テ
ープが収納され,かつテープ保護用の前蓋および裏蓋が
備えられたテープカートリッジにおいて,裏蓋と本体ケ
ースとの間の隙間から大気中の浮遊微粒子の侵入で磁気
テープが腐食して,磁気テープ特性が劣化することを有
効に防止することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は,裏蓋11の閉じ状
態において該裏蓋11の左右端縁11a・11bの少なくとも各
下部と,該左右端縁11a・11bの各下部に対向する本体ケ
ース1の裏蓋ガイド壁5a・5bとの各対向面間の隙間Sを
閉塞する微粒子侵入阻止壁20が,本体ケース1および裏
蓋11の一方もしくは双方に設けられてなることを特徴と
するものである。
〔作用〕
上記構成において,裏蓋11が閉じられていると,磁気テ
ープを腐食させる大気中の浮遊微粒子は,裏蓋11の左右
端縁11a・11bの少なくとも各下部と,裏蓋ガイド壁5a・
5bとの各対向面間の隙間Sからケース内に侵入するのを
微粒子侵入阻止壁20の存在でもって阻止されることにな
るため,前記隙間Sに臨む磁気テープ2に付着すること
が無くなる。
〔実施例1〕 第1図ないし第3図に基づき本発明の第1実施例を説明
する。
この実施例に示すテープカートリッジの全体的な構成は
前述した従来のものとほぼ同様であるので,同様箇所に
ついては同一符号を付するをもってその説明を省略し,
従来の本体ケース1と裏蓋11と相違する点についてのみ
説明する。
第1図において,本体ケー1の裏蓋ガイド壁5a・5bと裏
蓋11の左右端縁11a・11bとの各対向面間において,各対
向面間の隙間Sを閉塞する微粒子侵入阻止壁20を裏蓋ガ
イド壁5a・5bからそれぞれ突設する。更に具体的には,
第2図および第3図において,裏蓋11の右端縁11bと裏
蓋ガイド壁5bとの対向面間において裏蓋ガイド壁5bから
微粒子侵入阻止壁20をポケット5の方向へ向けて張り出
し形成する。その阻止壁20の上面は案内溝18bを構成す
る後壁面19と面一状に形成する。一方,裏蓋11の左右方
向長さは従来のものよりも少し長く延長形成して,その
右端縁11bを前記阻止壁20の上面側に配置させる。これ
によって右端縁11bの上下幅方向全体と裏蓋ガイド壁5b
との対向面間に形成される隙間S全体がポケット5の下
方から見て微粒子侵入阻止壁20で閉塞されるものとす
る。また裏蓋11の左端縁11aと裏蓋ガイド壁5aとの対向
面間においてもそれと同様に微粒子侵入阻止壁20が設け
られる。
しかるときは,裏蓋11の左右端縁11a・11bと裏蓋ガイド
壁5a・5bとの各対向面間の隙間Sから大気中の浮遊微粒
子が内部に侵入して磁気テープ2の前記隙間Sに臨む箇
所に付着するようなことが無くなる。
なお、磁気テープ2は非磁性基体の片面上に金属磁性材
からなる磁性層が形成され,非磁性基体の他面にはバッ
クコート層が設けられている。
前記非磁性基体としては,例えばポリエチレンテレフタ
レートフイルム,ポリイミドフイルム,ポリスルフオン
フイルムなどが用いられる。
前記金属磁性材としては,例えばFe,Coなどの金属単
体,あるいはCo−Ni,Co−Cr,Co−P,Co−Ni−P,Co−Ni−
Fe,Co−Ni−Cr,Co−Fe,Co−Fe−Cr,Co−Fe−Ni,Co−Ti,
Co−Cuなどの合金が用いられる。磁性層の形成手段とし
ては,例えば蒸着,スパッタリング,CVD法,イオンプレ
ーテイング法あるいはバインダを用いた塗布法などがあ
り,特に本発明はバインダを用いないで磁性層を形成す
るものにおいて有効である。なお,磁性層上に潤滑剤や
防錆剤を用いて保護層を形成することもできる。
前記バックコート材としては潤滑剤や防錆剤を含有した
ものを用いることができる。
〔実施例2〕 第4図ないし第6図は本発明の第2実施例を示してい
る。この実施例は裏蓋11の左右端縁11a・11bの各下部と
これに対向する裏蓋ガイド壁5a・5bとの対向面間のみの
隙間Sを閉塞するように微粒子侵入阻止壁20を裏蓋ガイ
ド壁5a・5bから突設している点が,裏蓋11の左右端縁11
a・11bと裏蓋ガイド壁5a,5aとの対向面間の上下方向全
体にわたる隙間Sを閉塞した第1実施例と異なるところ
である。
この実施例のように裏蓋11の左右端縁11a・11bの各下部
と裏蓋ガイド壁5a・5bとの対向面間のみの隙間Sを閉塞
した場合も,磁気テープ2の下端エッジの腐食防止の効
果が得られた。これは現実に大気中の浮遊粒子による磁
気テープ2の腐食現象はその多くが当該箇所での隙間S
に最も接近して臨む磁気テープ2の下端エッジ2aのみに
よく生じているからである。
なお,この実施例では裏蓋11が閉じられるときその左右
端縁11a・11bの各下部が微粒子侵入阻止壁20の下面側に
回り込むようになっている。この場合,裏蓋11の開閉動
作に伴いその左右端縁11a,11bの各下部が微粒子侵入阻
止壁20に接当干渉するおそれがあるときは左右端縁11a
・11bにその接当干渉を避けるべき切欠部を設ければよ
い。
〔その他の実施例〕
上記実施例1および2のいずれにおいても,本体ケース
1の裏蓋ガイド壁5a,5bから微粒子侵入阻止壁20を突設
させてあるが,この発明では,要するに裏蓋11の左右端
縁11a・11bの少なくとも各下部に本体ケース1の裏蓋ガ
イド壁5a・5bとの対向面間の隙間Sが微粒子侵入阻止壁
20で閉塞されていればよく,微粒子侵入阻止壁20が裏蓋
11側から突設していてもよいし,また本体ケース1側と
裏蓋11の双方から互いに突設していてもよい。
また,上記各実施例では微粒子侵入阻止壁20が固定した
ものであるが、前蓋6または裏蓋11の動きに連動させて
閉蓋時に前記隙間Sを閉塞するよう出没自在なものにし
てもよい。
さらに,上記各実施例では裏蓋11が前蓋6の開閉動作に
連動して行う形態のものを示すが,前蓋6と裏蓋11とが
それぞれ独立して開閉する機構のものであってもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば,裏蓋11の左右端縁11a・11bの少なく
とも各下部と,裏蓋ガイド壁5a・5bとの各対向面間の隙
間Sが本体ケース1および裏蓋11の一方もしくは双方に
設けられた微粒子侵入阻止壁20で閉塞されてなるもので
あるから,前記隙間Sによる裏蓋11の円滑な開閉作動を
確保し得るうえに,該隙間Sに臨む磁気テープ2が大気
中の浮遊微粒子により腐食するのを有効に防止し,耐腐
食性に優れ,耐用寿命の長いテープカートリッジを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係るテープカートリッジ
の第1実施例を示しており,第1図はテープカートリッ
ジの前部の底面図,第2図は一部を破断して示す斜視
図,第3図は第1図におけるB−B線断面図である。 第4図ないし第6図は本発明の第2実施例を示してお
り,第4図はテープカートリッジの前部の底面図,第5
図は一部を破断して示す斜視図,第6図は第4図におけ
るC−C線断面図である。 第7図ないし第12図は従来のテープカートリッジを例示
しており,第7図はテープカートリッジ全体の外観斜視
図,第8図は一部を破断して示す平面図,第9図は前蓋
および裏蓋部分の断面図,第10図は要部の分解斜視図,
第11図は一部の底面図,第12図は第11図におけるD−D
線断面図である。 1……本体ケース, 2……磁気テープ, 5……ポケット, 5a,5b……裏蓋ガイド壁, 6……前蓋, 11……裏蓋, 11a,11b……裏蓋の左右端縁, 20……微粒子侵入阻止壁, S……隙間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属材料からなる磁性層を有する磁気テー
    プ2が本体ケース1内に収納され, 本体ケース1にこれの前面に導出した前記磁気テープ2
    の導出部の前面側を覆う前蓋6と,前記磁気テープ2の
    導出部の裏面側を覆う裏蓋11とがそれぞれ開閉自在に枢
    着され, 裏蓋11の閉じ状態において該裏蓋11の左右端縁11a・11b
    の少なくとも各下部と,該左右端縁11a・11bの各下部に
    対向する本体ケース1の裏蓋ガイド壁5a・5bとの各対向
    面間の隙間Sを閉塞する微粒子侵入阻止壁20が,本体ケ
    ース1および裏蓋11の一方もしくは双方に設けられてな
    ることを特徴とするテープカートリッジ。
JP28276887A 1987-10-08 1987-11-09 テープカートリッジ Expired - Fee Related JPH079742B2 (ja)

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EP88116620A EP0311089B1 (en) 1987-10-08 1988-10-07 An arrangement for preventing entrance of harmful particles for use in a cartridge
DE88116620T DE3886650T2 (de) 1987-10-08 1988-10-07 Vorrichtung, um den Eintritt von schädlichen Teilchen in eine Kassette zu verhindern.
US07/255,451 US4933797A (en) 1987-10-08 1988-10-07 Arrangement for preventing entrance of harmful particles for use in a cartridge

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