JPH0797772A - 表面に凹凸を有する繊維製クッション材およびその製造方法 - Google Patents
表面に凹凸を有する繊維製クッション材およびその製造方法Info
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- JPH0797772A JPH0797772A JP5241339A JP24133993A JPH0797772A JP H0797772 A JPH0797772 A JP H0797772A JP 5241339 A JP5241339 A JP 5241339A JP 24133993 A JP24133993 A JP 24133993A JP H0797772 A JPH0797772 A JP H0797772A
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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- A47C31/00—Details or accessories for chairs, beds, or the like, not provided for in other groups of this subclass, e.g. upholstery fasteners, mattress protectors, stretching devices for mattress nets
- A47C31/006—Use of three-dimensional fabrics
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クッション性、圧縮残留歪特性、へたり防止
効果に優れ、かつ、ベッド用マットレス等として使用し
た場合には表面の凹凸により、指圧効果と、通気性に優
れた新規な繊維製クッション材を提供する。 【構成】 高融点繊維と低融点繊維とが混合された繊維
ウエブが厚み方向に対して直交する方向に積層され、低
融点繊維の溶融により高融点繊維間、及び各繊維ウエブ
間が熱融着されたクッション材の表面に凹凸2が形成さ
れ、該凹凸2表面にラテックス3が塗布されてなること
を特徴とする繊維製クッション材1。
効果に優れ、かつ、ベッド用マットレス等として使用し
た場合には表面の凹凸により、指圧効果と、通気性に優
れた新規な繊維製クッション材を提供する。 【構成】 高融点繊維と低融点繊維とが混合された繊維
ウエブが厚み方向に対して直交する方向に積層され、低
融点繊維の溶融により高融点繊維間、及び各繊維ウエブ
間が熱融着されたクッション材の表面に凹凸2が形成さ
れ、該凹凸2表面にラテックス3が塗布されてなること
を特徴とする繊維製クッション材1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベースとなるポリエス
テル繊維等の合成繊維、或いはこの合成繊維と天然繊
維、レーヨン等の混合綿を、融着成分である熱可塑性の
低融点繊維の熱融着により各繊維間を融着せしめてなる
繊維製クッション材に関し、更に詳しくは、腰が強くて
へたりにくく、また経時変化が少なく耐久性に優れ、し
かもベッド用マットレスの中綿等として使用した場合に
は表面の凹凸による指圧効果を有するとともに、通気性
に優れた衛生的な繊維製クッション材に関するものであ
る。
テル繊維等の合成繊維、或いはこの合成繊維と天然繊
維、レーヨン等の混合綿を、融着成分である熱可塑性の
低融点繊維の熱融着により各繊維間を融着せしめてなる
繊維製クッション材に関し、更に詳しくは、腰が強くて
へたりにくく、また経時変化が少なく耐久性に優れ、し
かもベッド用マットレスの中綿等として使用した場合に
は表面の凹凸による指圧効果を有するとともに、通気性
に優れた衛生的な繊維製クッション材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、従来から使用されていたウレタン
フォーム製のクッション材にかわってポリエステル等の
繊維製クッション材が用いられるようになってきた。こ
の繊維製クッション材は、ポリエステル繊維等の比較的
融点の高い繊維と、該高融点繊維より融点の低い低融点
繊維とを混合して繊維ウエブを形成し、この繊維ウエブ
を適当な厚みに積層して前記高融点繊維と低融点繊維の
融点間の温度に加熱することで、低融点繊維の溶融によ
り高融点繊維間を熱融着してマット状のクッション材と
してなるものである。ところが、上記のような従来の繊
維製クッション材は、カード機によるカーディングやラ
ンダムウェバー等により形成した繊維ウエブをクロスラ
ッパー等を用いてクッション材の厚み方向にそって積層
成形していることから、繊維ウエブ中の繊維の梳整方向
はクッション材の厚さ方向に対して直交している。即
ち、繊維はクッション材中で寝た状態にあることから、
繊維自体の有する弾性特性が厚さ方向に荷重のかかるク
ッション材として充分に生かされておらず、このためへ
たりが大きくクッション材として必ずしも満足しうるも
のとはいえなかった。
フォーム製のクッション材にかわってポリエステル等の
繊維製クッション材が用いられるようになってきた。こ
の繊維製クッション材は、ポリエステル繊維等の比較的
融点の高い繊維と、該高融点繊維より融点の低い低融点
繊維とを混合して繊維ウエブを形成し、この繊維ウエブ
を適当な厚みに積層して前記高融点繊維と低融点繊維の
融点間の温度に加熱することで、低融点繊維の溶融によ
り高融点繊維間を熱融着してマット状のクッション材と
してなるものである。ところが、上記のような従来の繊
維製クッション材は、カード機によるカーディングやラ
ンダムウェバー等により形成した繊維ウエブをクロスラ
ッパー等を用いてクッション材の厚み方向にそって積層
成形していることから、繊維ウエブ中の繊維の梳整方向
はクッション材の厚さ方向に対して直交している。即
ち、繊維はクッション材中で寝た状態にあることから、
繊維自体の有する弾性特性が厚さ方向に荷重のかかるク
ッション材として充分に生かされておらず、このためへ
たりが大きくクッション材として必ずしも満足しうるも
のとはいえなかった。
【0003】そこで、本発明者は、前記の点に鑑み、先
に出願した特開平4−221627号において、繊維製
クッション材として、繊維自体の有する弾性特性をその
まま生かしてクッション材として要求される硬さ、反発
弾性、圧縮残留歪等の諸特性に優れ、へたりが少なく、
且つ、経時変化も少なく耐久性に優れた繊維製クッショ
ン材を既に提案している。この繊維製クッション材は、
ベース繊維としての高融点繊維と、この高融点繊維より
融点の低いバインダー繊維としての低融点繊維とを混合
して繊維ウエブを形成し、この繊維ウエブをクッション
材の厚み方向に対して直交する方向に積層し、これを両
繊維成分融点間の温度に加熱して低融点繊維を溶融せし
め、高融点繊維間、及び層間を熱融着して安定化するこ
とで製造されるものであり、繊維ウエブがクッション材
の厚さ方向に対して直交する方法に積層されていること
から、該繊維ウエブ中の繊維の梳整方向はクッション材
の厚さ方向と平行であり、繊維がクッション材中で立っ
た状態となることから、繊維自体の有する弾性特性がク
ッション材の厚さ方向にそのまま生かされ、硬さ、クッ
ション性、圧縮残留率等のクッション材として要求され
る諸特性に優れ、また、へたりが少なく、経時変化も少
ない耐久性に優れたクッション材となっている。
に出願した特開平4−221627号において、繊維製
クッション材として、繊維自体の有する弾性特性をその
まま生かしてクッション材として要求される硬さ、反発
弾性、圧縮残留歪等の諸特性に優れ、へたりが少なく、
且つ、経時変化も少なく耐久性に優れた繊維製クッショ
ン材を既に提案している。この繊維製クッション材は、
ベース繊維としての高融点繊維と、この高融点繊維より
融点の低いバインダー繊維としての低融点繊維とを混合
して繊維ウエブを形成し、この繊維ウエブをクッション
材の厚み方向に対して直交する方向に積層し、これを両
繊維成分融点間の温度に加熱して低融点繊維を溶融せし
め、高融点繊維間、及び層間を熱融着して安定化するこ
とで製造されるものであり、繊維ウエブがクッション材
の厚さ方向に対して直交する方法に積層されていること
から、該繊維ウエブ中の繊維の梳整方向はクッション材
の厚さ方向と平行であり、繊維がクッション材中で立っ
た状態となることから、繊維自体の有する弾性特性がク
ッション材の厚さ方向にそのまま生かされ、硬さ、クッ
ション性、圧縮残留率等のクッション材として要求され
る諸特性に優れ、また、へたりが少なく、経時変化も少
ない耐久性に優れたクッション材となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、本出願
人が先に提案している繊維製クッション材は、繊維ウエ
ブが厚さ方向に対して直交する方法に積層されて繊維が
クッション材中で立った状態にあり、繊維自体の有する
弾性特性がクッション材の厚さ方向にそのまま生かされ
て硬さ、クッション性、圧縮残留率等に優れ、また、へ
たりが少なく、経時変化も少ない耐久性に優れたもので
ある。本発明では、この繊維製クッショッン材から更に
一歩進めて、クッション性、圧縮残留歪特性等、更には
へたり防止効果をより一層改善すると同時に、ベッド用
マットレス等として使用した場合に表面の凹凸による指
圧効果を有し、更に通気性にも優れた新規な繊維製クッ
ション材を提供せんとするものである。
人が先に提案している繊維製クッション材は、繊維ウエ
ブが厚さ方向に対して直交する方法に積層されて繊維が
クッション材中で立った状態にあり、繊維自体の有する
弾性特性がクッション材の厚さ方向にそのまま生かされ
て硬さ、クッション性、圧縮残留率等に優れ、また、へ
たりが少なく、経時変化も少ない耐久性に優れたもので
ある。本発明では、この繊維製クッショッン材から更に
一歩進めて、クッション性、圧縮残留歪特性等、更には
へたり防止効果をより一層改善すると同時に、ベッド用
マットレス等として使用した場合に表面の凹凸による指
圧効果を有し、更に通気性にも優れた新規な繊維製クッ
ション材を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る繊維製クッ
ション材は上記の目的を達成するために、高融点繊維と
これより融点の低い低融点繊維とが混合された繊維ウエ
ブが厚み方向に対して直交する方向に積層され、前記低
融点繊維の溶融により前記高融点繊維間、及び前記各繊
維ウエブ間が熱融着されているとともに、その表面に凹
凸が形成され、該凹凸表面にラテックスが塗布されてな
ることを特徴とするものである。更に、本発明では、前
記繊維製クッション材の表面に塗布されたラテックス
に、粒状あるいは粉状の遠赤外線放射セラミックスが含
まれている繊維製クッション材、凹凸表面の頂面に不織
布が張着されてなる繊維製クッション材を提供してい
る。
ション材は上記の目的を達成するために、高融点繊維と
これより融点の低い低融点繊維とが混合された繊維ウエ
ブが厚み方向に対して直交する方向に積層され、前記低
融点繊維の溶融により前記高融点繊維間、及び前記各繊
維ウエブ間が熱融着されているとともに、その表面に凹
凸が形成され、該凹凸表面にラテックスが塗布されてな
ることを特徴とするものである。更に、本発明では、前
記繊維製クッション材の表面に塗布されたラテックス
に、粒状あるいは粉状の遠赤外線放射セラミックスが含
まれている繊維製クッション材、凹凸表面の頂面に不織
布が張着されてなる繊維製クッション材を提供してい
る。
【0006】また、本発明では、高融点繊維とこれより
融点の低い低融点繊維とが混合された繊維ウエブが厚み
方向に対して直交する方向に積層され、前記低融点繊維
の溶融により前記高融点繊維間、及び前記各繊維ウエブ
間が熱融着されている単位クッション材が、上下に隣接
する単位クッション材における前記繊維ウエブの積層方
向が互いに直交するように複数枚積層されて、各層の単
位クッション材間が接着剤により接着されているととも
に、最外層に位置する単位クッション材層の表面に凹凸
が形成され、該凹凸表面にはラテックスが塗布されてな
ることを特徴とする繊維製クッション材を提供する。更
に、本発明では、前記繊維製クッション材の表面に塗布
されたラテックスに、粒状あるいは粉状の遠赤外線放射
セラミックスが含まれている繊維製クッション材、凹凸
表面の頂面に不織布が張着されてなる繊維製クッション
材を提供する。
融点の低い低融点繊維とが混合された繊維ウエブが厚み
方向に対して直交する方向に積層され、前記低融点繊維
の溶融により前記高融点繊維間、及び前記各繊維ウエブ
間が熱融着されている単位クッション材が、上下に隣接
する単位クッション材における前記繊維ウエブの積層方
向が互いに直交するように複数枚積層されて、各層の単
位クッション材間が接着剤により接着されているととも
に、最外層に位置する単位クッション材層の表面に凹凸
が形成され、該凹凸表面にはラテックスが塗布されてな
ることを特徴とする繊維製クッション材を提供する。更
に、本発明では、前記繊維製クッション材の表面に塗布
されたラテックスに、粒状あるいは粉状の遠赤外線放射
セラミックスが含まれている繊維製クッション材、凹凸
表面の頂面に不織布が張着されてなる繊維製クッション
材を提供する。
【0007】また、上記のような本発明に係るクッショ
ン材の製造方法として、高融点繊維と、この高融点繊維
より融点の低い低融点繊維とを混合、開繊して繊維ウエ
ブを形成し、この繊維ウエブをクッション材の厚み方向
に対して直交する方向に積層し、これを前記両繊維の融
点間の温度に加熱して低融点繊維を溶融せしめて溶融し
た低融点繊維によって前記高融点繊維間、及び前記各繊
維ウエブ間を融着し、これを冷却して板状クッション材
を得、この板状クッション材の表面にラテックスを塗布
し、これを凹凸を有する金型で加熱、加圧成形して前記
ラテックスを塗布した表面に凹凸を形成することを特徴
とする繊維製クッション材の製造方法を提供するもので
ある。
ン材の製造方法として、高融点繊維と、この高融点繊維
より融点の低い低融点繊維とを混合、開繊して繊維ウエ
ブを形成し、この繊維ウエブをクッション材の厚み方向
に対して直交する方向に積層し、これを前記両繊維の融
点間の温度に加熱して低融点繊維を溶融せしめて溶融し
た低融点繊維によって前記高融点繊維間、及び前記各繊
維ウエブ間を融着し、これを冷却して板状クッション材
を得、この板状クッション材の表面にラテックスを塗布
し、これを凹凸を有する金型で加熱、加圧成形して前記
ラテックスを塗布した表面に凹凸を形成することを特徴
とする繊維製クッション材の製造方法を提供するもので
ある。
【0008】
【作用】上記の如く、本発明に係る繊維製クッション材
は、繊維ウエブがクッション材の厚さ方向に対して直交
する方法に積層されていて、該繊維ウエブ中の繊維の梳
整方向がクッション材の厚さ方向と平行となり、繊維が
クッション材中で立った状態となることから、繊維自体
の有する弾性特性がクッション材の厚さ方向にそのまま
生かされ、硬さ、クッション性、圧縮残留率等のクッシ
ョン材として要求される諸特性に優れ、また、へたりが
少なく、経時変化も少なく耐久性に優れているうえに、
その表面に形成された凹凸による指圧効果を有するとと
もに、該凹凸の凹部が通気空間となり極めて通気性に優
れている。また、この凹凸面に塗布されたラテックス
が、凹凸部分を補強することで確実な指圧効果を発揮
し、またクッション材のへたりをより確実に防止すると
同時に、厚さ方向に対して直交する方法に積層された繊
維ウエブ間の割れを防止する。
は、繊維ウエブがクッション材の厚さ方向に対して直交
する方法に積層されていて、該繊維ウエブ中の繊維の梳
整方向がクッション材の厚さ方向と平行となり、繊維が
クッション材中で立った状態となることから、繊維自体
の有する弾性特性がクッション材の厚さ方向にそのまま
生かされ、硬さ、クッション性、圧縮残留率等のクッシ
ョン材として要求される諸特性に優れ、また、へたりが
少なく、経時変化も少なく耐久性に優れているうえに、
その表面に形成された凹凸による指圧効果を有するとと
もに、該凹凸の凹部が通気空間となり極めて通気性に優
れている。また、この凹凸面に塗布されたラテックス
が、凹凸部分を補強することで確実な指圧効果を発揮
し、またクッション材のへたりをより確実に防止すると
同時に、厚さ方向に対して直交する方法に積層された繊
維ウエブ間の割れを防止する。
【0009】また、前記表面ラテックス層に遠赤外線放
射セラミックスを含むものでは、このクッション材をベ
ッド用マットレスの中綿等に使用した場合に、人の体温
によって遠赤外線放射セラミックスが加温されて遠赤外
線を放射することで、遠赤外線による治療効果が期待で
きる。
射セラミックスを含むものでは、このクッション材をベ
ッド用マットレスの中綿等に使用した場合に、人の体温
によって遠赤外線放射セラミックスが加温されて遠赤外
線を放射することで、遠赤外線による治療効果が期待で
きる。
【0010】そして、凹凸表面の頂面に不織布が張着さ
れたものでは、表面の凹凸への触感をソフトなものとす
るとともに、凹凸部への落ち込みを防止し、また、凹凸
部分におけるクッション材の割れを防止する効果もあ
る。
れたものでは、表面の凹凸への触感をソフトなものとす
るとともに、凹凸部への落ち込みを防止し、また、凹凸
部分におけるクッション材の割れを防止する効果もあ
る。
【0011】また、上下に隣接する単位クッション材に
おける前記繊維ウエブの積層方向が互いに直交するよう
に複数枚積層され、最外層に位置する単位クッション材
層の表面に凹凸が形成され、該凹凸表面にラテックスが
塗布された繊維製クッション材にあっては、上下に隣接
する単位クッション材の繊維ウエブが互いに直交してい
ることでクッション材全体のへたりがより確実に防止さ
れ、硬くてクッション性に優れ、かつ、表面の凹凸によ
り前記のような指圧効果、通気性等にも優れている。
おける前記繊維ウエブの積層方向が互いに直交するよう
に複数枚積層され、最外層に位置する単位クッション材
層の表面に凹凸が形成され、該凹凸表面にラテックスが
塗布された繊維製クッション材にあっては、上下に隣接
する単位クッション材の繊維ウエブが互いに直交してい
ることでクッション材全体のへたりがより確実に防止さ
れ、硬くてクッション性に優れ、かつ、表面の凹凸によ
り前記のような指圧効果、通気性等にも優れている。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明を更に詳細
に説明する。
に説明する。
【0013】図1に示すものは、本発明に係る繊維製ク
ッション材1の1実施例を示す斜視図であり、この繊維
製クッション材1は、その表面に波形の凹凸2が形成さ
れ、該凹凸2の表面にはラテックス層3が形成されてい
る。
ッション材1の1実施例を示す斜視図であり、この繊維
製クッション材1は、その表面に波形の凹凸2が形成さ
れ、該凹凸2の表面にはラテックス層3が形成されてい
る。
【0014】この繊維製クッション材1は、高融点繊維
とこれより融点の低い低融点繊維とが混合された繊維ウ
エブ11が、図2に示すようにクッション材の厚み方向
vに対して直交する方向hに積層され、低融点繊維の溶
融により高融点繊維間、及び各繊維ウエブ間が熱融着さ
れた繊維製の板状クッション材10の表面に、図3に示
すようにラテックス3を塗布し、これを図4に示すよう
に波形の凹凸を有する金型4で加熱、加圧成形して前記
ラテックス3を塗布した表面に凹凸2を形成することで
製造されるものである。
とこれより融点の低い低融点繊維とが混合された繊維ウ
エブ11が、図2に示すようにクッション材の厚み方向
vに対して直交する方向hに積層され、低融点繊維の溶
融により高融点繊維間、及び各繊維ウエブ間が熱融着さ
れた繊維製の板状クッション材10の表面に、図3に示
すようにラテックス3を塗布し、これを図4に示すよう
に波形の凹凸を有する金型4で加熱、加圧成形して前記
ラテックス3を塗布した表面に凹凸2を形成することで
製造されるものである。
【0015】前記板状クッション材10の詳細な製造方
法は、前述した先の出願である特開平4−221627
号公報に記載されたとおりである。即ち、ベースとなる
高融点繊維に低融点繊維を混綿し、これをドラム式カー
ド機等でカーディングし、またはランダムウェバー等を
用いて形成した繊維ウエブを、所定の間隔を隔てた垂直
方向の一対のベルトコンベア間に連続的に供給して積層
し、この繊維ウエブの積層体を、両繊維の融点間の温
度、例えば145℃程度の熱風加熱部に通して低融点繊
維を溶融させて高融点繊維、天然繊維等の各繊維間を融
着した後、冷風などにより冷却する。
法は、前述した先の出願である特開平4−221627
号公報に記載されたとおりである。即ち、ベースとなる
高融点繊維に低融点繊維を混綿し、これをドラム式カー
ド機等でカーディングし、またはランダムウェバー等を
用いて形成した繊維ウエブを、所定の間隔を隔てた垂直
方向の一対のベルトコンベア間に連続的に供給して積層
し、この繊維ウエブの積層体を、両繊維の融点間の温
度、例えば145℃程度の熱風加熱部に通して低融点繊
維を溶融させて高融点繊維、天然繊維等の各繊維間を融
着した後、冷風などにより冷却する。
【0016】前記原料繊維中のベース繊維としての高融
点繊維は、例えばポリエステル、ポリプロピレン、アク
リル、ナイロン等、比較的高い融点を有し、且つ、高圧
縮弾性、高強度を有するクッション性に優れた合成繊
維、更にはこれらの繊維を捲縮し、特定値以上の捲縮度
として弾性特性をより向上せしめてなるものを用いても
よい。この高融点繊維の繊維長は通常のステープル長で
ある30〜100mm程度のものでよく、繊度も1〜3
0デニール程度の一般的なものでよい。この高融点繊維
の融点が低い場合には製品としてのクッション材の耐熱
性が問題になったりするので、好ましくは融点が180
℃程度以上の繊維を用いるのであるが、200℃以上の
ものであればより好ましい。尚、このベース繊維として
は、上記のような合成繊維に、生綿、毛、絹等、調湿特
性を有する植物性、動物性天然繊維、或いはレーヨン等
を混合したものを用いることもできる。
点繊維は、例えばポリエステル、ポリプロピレン、アク
リル、ナイロン等、比較的高い融点を有し、且つ、高圧
縮弾性、高強度を有するクッション性に優れた合成繊
維、更にはこれらの繊維を捲縮し、特定値以上の捲縮度
として弾性特性をより向上せしめてなるものを用いても
よい。この高融点繊維の繊維長は通常のステープル長で
ある30〜100mm程度のものでよく、繊度も1〜3
0デニール程度の一般的なものでよい。この高融点繊維
の融点が低い場合には製品としてのクッション材の耐熱
性が問題になったりするので、好ましくは融点が180
℃程度以上の繊維を用いるのであるが、200℃以上の
ものであればより好ましい。尚、このベース繊維として
は、上記のような合成繊維に、生綿、毛、絹等、調湿特
性を有する植物性、動物性天然繊維、或いはレーヨン等
を混合したものを用いることもできる。
【0017】また、原料繊維中の融着成分となる低融点
繊維としては、前記高融点繊維よりも融点が低く、特定
の軟化点及び溶融粘度を有し、前記高融点繊維と混合し
て高融点繊維の融点以下の温度の加熱により溶融してベ
ースとなる高融点繊維間を融着することのできるホット
メルト型接着性繊維である。この低融点繊維の成分とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ンや、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリルニトリ
ル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン等の熱可塑性ポリマー等があり、これらの成
分の単一繊維、或いは、表面の一部をこれらの低融点成
分で構成した高融点成分との並列型、芯鞘型のコンジュ
ゲートポリエステル繊維等の熱接着性複合繊維でもよ
い。この低融点繊維の場合にもその繊維長、および繊度
には特に限定はなく、繊維長30〜100mm程度、繊
度は1〜30デニール程度でよい。この低融点繊維(低
融点成分)の融点としては、前記高融点繊維の融点より
好ましくは50℃以上低いものを用いるのが好ましい。
繊維としては、前記高融点繊維よりも融点が低く、特定
の軟化点及び溶融粘度を有し、前記高融点繊維と混合し
て高融点繊維の融点以下の温度の加熱により溶融してベ
ースとなる高融点繊維間を融着することのできるホット
メルト型接着性繊維である。この低融点繊維の成分とし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ンや、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリルニトリ
ル、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン等の熱可塑性ポリマー等があり、これらの成
分の単一繊維、或いは、表面の一部をこれらの低融点成
分で構成した高融点成分との並列型、芯鞘型のコンジュ
ゲートポリエステル繊維等の熱接着性複合繊維でもよ
い。この低融点繊維の場合にもその繊維長、および繊度
には特に限定はなく、繊維長30〜100mm程度、繊
度は1〜30デニール程度でよい。この低融点繊維(低
融点成分)の融点としては、前記高融点繊維の融点より
好ましくは50℃以上低いものを用いるのが好ましい。
【0018】前記の高融点繊維と低融点繊維との混合割
合としては、通常、高融点繊維:低融点繊維の重量比が
90:10〜50:50の範囲である。一般的には、高
融点繊維が70〜80重量%、低融点繊維が30〜20
重量%程度でよい。この場合に、高融点繊維の割合が多
くなるに従って、すなわち低融点繊維の割合が少なくな
るに従って繊維同士の融着点が減少して軟らかいクッシ
ョン材となり、反対に低融点繊維の配合割合が多くなる
に従って融着点が増大して硬いクッション材となるの
で、クッション材の目的に応じて上記配合割合を調節す
ることで、所望の硬さのクッション材とすることができ
る。
合としては、通常、高融点繊維:低融点繊維の重量比が
90:10〜50:50の範囲である。一般的には、高
融点繊維が70〜80重量%、低融点繊維が30〜20
重量%程度でよい。この場合に、高融点繊維の割合が多
くなるに従って、すなわち低融点繊維の割合が少なくな
るに従って繊維同士の融着点が減少して軟らかいクッシ
ョン材となり、反対に低融点繊維の配合割合が多くなる
に従って融着点が増大して硬いクッション材となるの
で、クッション材の目的に応じて上記配合割合を調節す
ることで、所望の硬さのクッション材とすることができ
る。
【0019】そして、例えば前記の高融点繊維として高
融点ポリエステル繊維を60重量%、天然繊維の生綿を
10重量%に、低融点繊維として複合型低融点ポリエス
テル繊維30重量%を添加して混合し、これをドラム式
カード機等にて梳綿し、又はランダムウェバー等のウェ
バーを用いて適宜厚さの繊維ウエブを形成する。この繊
維ウエブの厚さは通常1〜5mm程度である。この繊維
ウエブを、一対の垂直ベルトコンベア間に連続的に供給
して折り重ねるようにして連続的にマット状に積層して
ゆく。このときの両ベルトコンベアの送りの速度が速く
なるに従って繊維ウエブ積層体の密度は大となり、反対
に送りの速度が遅くなるに従って積層体の密度は小さく
なる。この密度は、目的とするクッション材の硬さに応
じて適宜設定されるが、通常の場合には0.005〜
0.15g/cm3 程度、好ましくは0.01〜0.1
0g/cm3 程度である。また、両ベルトコンベア間の
間隔は、製造するクッション材の厚さ、製造効率、後工
程の加熱部における熱効率、冷却部における冷却効率等
を考慮して適宜調節するが、通常100mm程度までと
することが製造工程、熱効率等の点から好ましい。
融点ポリエステル繊維を60重量%、天然繊維の生綿を
10重量%に、低融点繊維として複合型低融点ポリエス
テル繊維30重量%を添加して混合し、これをドラム式
カード機等にて梳綿し、又はランダムウェバー等のウェ
バーを用いて適宜厚さの繊維ウエブを形成する。この繊
維ウエブの厚さは通常1〜5mm程度である。この繊維
ウエブを、一対の垂直ベルトコンベア間に連続的に供給
して折り重ねるようにして連続的にマット状に積層して
ゆく。このときの両ベルトコンベアの送りの速度が速く
なるに従って繊維ウエブ積層体の密度は大となり、反対
に送りの速度が遅くなるに従って積層体の密度は小さく
なる。この密度は、目的とするクッション材の硬さに応
じて適宜設定されるが、通常の場合には0.005〜
0.15g/cm3 程度、好ましくは0.01〜0.1
0g/cm3 程度である。また、両ベルトコンベア間の
間隔は、製造するクッション材の厚さ、製造効率、後工
程の加熱部における熱効率、冷却部における冷却効率等
を考慮して適宜調節するが、通常100mm程度までと
することが製造工程、熱効率等の点から好ましい。
【0020】また、積層された繊維ウエブの熱処理に使
用される加熱手段としては、前記の熱風による方法の
他、熱水スチーム、高圧スチーム等の湿熱タイプのも
の、電熱、高周波加熱、赤外線、遠赤遠性等の乾熱タイ
プのもの等、各種の加熱手段を用いることができる。い
ずれの手段を用いた場合も、本発明では繊維ウエブが厚
さ方向に直交する方向に積層されているので、この加熱
は積層体内部まで効率よく行われる。
用される加熱手段としては、前記の熱風による方法の
他、熱水スチーム、高圧スチーム等の湿熱タイプのも
の、電熱、高周波加熱、赤外線、遠赤遠性等の乾熱タイ
プのもの等、各種の加熱手段を用いることができる。い
ずれの手段を用いた場合も、本発明では繊維ウエブが厚
さ方向に直交する方向に積層されているので、この加熱
は積層体内部まで効率よく行われる。
【0021】上記のようにして製造されたクッション材
は、これを必要に応じてスリッター等でその上下面を平
坦に形成し、また、所定の厚みにスライスし、更には両
側端部をサイドスリッター等で切除して端部を揃えて、
図2に示すような上下面及び左右両端面が平滑な所望サ
イズの板状クッション材10が得られる。この板状クッ
ション材10は、図に示す如く、板状クッション材10
の厚さ方向vに直交するクッション材10の幅または長
さ方向hに繊維ウエブ11が積層されており、繊維ウエ
ブ11中で梳整された繊維が板状クッション材10にお
ける厚さ方向vにそって立った状態となっていることか
ら、原料繊維自体が有する硬さ、弾性特性等がそのまま
クッション材の厚さ方向の硬さ、弾性特性に生かされ、
クッション材として好ましい硬さと、荷重に対する優れ
た弾性特性を示し、また、ウレタンフォーム等のように
経時変化による湿熱老化等も少なく、耐久性に優れてい
る。
は、これを必要に応じてスリッター等でその上下面を平
坦に形成し、また、所定の厚みにスライスし、更には両
側端部をサイドスリッター等で切除して端部を揃えて、
図2に示すような上下面及び左右両端面が平滑な所望サ
イズの板状クッション材10が得られる。この板状クッ
ション材10は、図に示す如く、板状クッション材10
の厚さ方向vに直交するクッション材10の幅または長
さ方向hに繊維ウエブ11が積層されており、繊維ウエ
ブ11中で梳整された繊維が板状クッション材10にお
ける厚さ方向vにそって立った状態となっていることか
ら、原料繊維自体が有する硬さ、弾性特性等がそのまま
クッション材の厚さ方向の硬さ、弾性特性に生かされ、
クッション材として好ましい硬さと、荷重に対する優れ
た弾性特性を示し、また、ウレタンフォーム等のように
経時変化による湿熱老化等も少なく、耐久性に優れてい
る。
【0022】次に、本発明では、上記のように製造され
た板状クッション材10の表面に図3に示すようにラテ
ックス3が塗布される。このラテックス3は、前記クッ
ション材10の表面に噴霧等によりラテックスを塗布さ
れるものであり、この表面に塗布されたラテックス3に
より、後述するようにこの板状クッション材10の表面
に加熱加圧成形により凹凸を形成する場合に各繊維ウエ
ブ11間が剥がれたり、あるいは凹凸部分でクッション
材が割れたりすることを防止するとともに、ラテックス
3が凹凸部分を補強してクッショッ材のヘタリをより確
実に防止することができる。たのラテックスの塗布両は
特に制限はなく、要求される表面の硬さに応じて調節す
ればよい。また、このラテックスの代わりに、合成樹脂
塗料等を塗布することも出来るが、その場合には、クッ
ション材の表面があまり硬くならないように、硬化後に
おいても比較的柔らかなものを用いることが望ましい。
た板状クッション材10の表面に図3に示すようにラテ
ックス3が塗布される。このラテックス3は、前記クッ
ション材10の表面に噴霧等によりラテックスを塗布さ
れるものであり、この表面に塗布されたラテックス3に
より、後述するようにこの板状クッション材10の表面
に加熱加圧成形により凹凸を形成する場合に各繊維ウエ
ブ11間が剥がれたり、あるいは凹凸部分でクッション
材が割れたりすることを防止するとともに、ラテックス
3が凹凸部分を補強してクッショッ材のヘタリをより確
実に防止することができる。たのラテックスの塗布両は
特に制限はなく、要求される表面の硬さに応じて調節す
ればよい。また、このラテックスの代わりに、合成樹脂
塗料等を塗布することも出来るが、その場合には、クッ
ション材の表面があまり硬くならないように、硬化後に
おいても比較的柔らかなものを用いることが望ましい。
【0023】そして、前記のように表面にラテックス3
が塗布された板状クッション材10は、図4に示すよう
に凹凸を有する金型4で加熱、加圧成形して前記ラテッ
クス3を塗布した表面に凹凸2が形成される。図示した
ものは、波形の金型4と平板状の金型5との間に前記板
状クッション材10を挟んで上下方向から加圧するとと
もに、これらの金型4、5を蒸気加熱等により加熱する
ことで、図5に示すように板状クッション材10の片面
に凹凸2を形成してなるものである。尚、図中6・・は
金型4、5に適宜形成された蒸気孔で、ここから両金型
4、5間に挟まれた板状クッション材10内に蒸気が供
給されて効率よく加熱され、凹凸2の形成を容易とす
る。
が塗布された板状クッション材10は、図4に示すよう
に凹凸を有する金型4で加熱、加圧成形して前記ラテッ
クス3を塗布した表面に凹凸2が形成される。図示した
ものは、波形の金型4と平板状の金型5との間に前記板
状クッション材10を挟んで上下方向から加圧するとと
もに、これらの金型4、5を蒸気加熱等により加熱する
ことで、図5に示すように板状クッション材10の片面
に凹凸2を形成してなるものである。尚、図中6・・は
金型4、5に適宜形成された蒸気孔で、ここから両金型
4、5間に挟まれた板状クッション材10内に蒸気が供
給されて効率よく加熱され、凹凸2の形成を容易とす
る。
【0024】上記のように金型4、5間で加熱、加圧成
形されたクッション材は、脱型された後、これを80℃
程度の温風等で乾燥させてクッション材10中から蒸気
によ水分が除去され、更にこれを自然放置等により冷却
することで、図1に示すような表面に凹凸2を有する本
発明に係る繊維製クッション材1が得られる。尚、上記
実施例においては、クッション材1の片面のみに凹凸2
を形成してなるが、例えば図6に示すようにその両面に
凹凸2・・を形成することもできる。また、凹凸2を形
成しない表面には必ずしもラテックス3を塗布する必要
はない。
形されたクッション材は、脱型された後、これを80℃
程度の温風等で乾燥させてクッション材10中から蒸気
によ水分が除去され、更にこれを自然放置等により冷却
することで、図1に示すような表面に凹凸2を有する本
発明に係る繊維製クッション材1が得られる。尚、上記
実施例においては、クッション材1の片面のみに凹凸2
を形成してなるが、例えば図6に示すようにその両面に
凹凸2・・を形成することもできる。また、凹凸2を形
成しない表面には必ずしもラテックス3を塗布する必要
はない。
【0025】上記のようにして製造される本発明に係る
繊維製クッション材1は、これをマットレス、あるいは
座布団等の中綿として使用することができるし、また、
布団等の表面に敷いて用いることもできる。この繊維製
クッション材1においては、表面に成形された凹凸2に
よる指圧効果を得ることができると同時に、この凹凸2
により繊維製クッション材1の表面部分に空間が形成さ
れることで、極めて通気性に優れており、湿気を防止し
てカビ、細菌類の繁殖を抑えて衛生的であると同時に、
寝たきりの場合等の床擦れ防止にも効果を発揮しうるも
のである。また、本発明の繊維製クッション材1は、繊
維ウエブ11が厚さ方向に直交する方向に積層されてい
ることから、従来の繊維製クッション材に較べて曲げ易
いのであるが、極度に曲げた場合には繊維ウエブ間で割
れるおそれもあるが、表面にラテックス層3を形成した
ことにより、凹凸部分で繊維製クッション材1が割れた
り、あるいは積層された繊維ウエブ11同士が剥がれた
りすることがないうえに、凹凸がラテックス層3により
被覆されていることでへたりが少なく、耐久性に優れて
いる。更に、表面に遠赤外線放射セラミックスを含むラ
テックス層3を形成した場合には、この繊維製クッショ
ン材1を布団やマットレス等の中綿として用いれば、人
の体温によってこの繊維製クッション材1表面のラテッ
クス層3にある遠赤外線放射セラミックスが加温されて
遠赤外線が放射され、前記のような凹凸2による指圧効
果に加えて、この遠赤外線による治療効果も期待でき
る。
繊維製クッション材1は、これをマットレス、あるいは
座布団等の中綿として使用することができるし、また、
布団等の表面に敷いて用いることもできる。この繊維製
クッション材1においては、表面に成形された凹凸2に
よる指圧効果を得ることができると同時に、この凹凸2
により繊維製クッション材1の表面部分に空間が形成さ
れることで、極めて通気性に優れており、湿気を防止し
てカビ、細菌類の繁殖を抑えて衛生的であると同時に、
寝たきりの場合等の床擦れ防止にも効果を発揮しうるも
のである。また、本発明の繊維製クッション材1は、繊
維ウエブ11が厚さ方向に直交する方向に積層されてい
ることから、従来の繊維製クッション材に較べて曲げ易
いのであるが、極度に曲げた場合には繊維ウエブ間で割
れるおそれもあるが、表面にラテックス層3を形成した
ことにより、凹凸部分で繊維製クッション材1が割れた
り、あるいは積層された繊維ウエブ11同士が剥がれた
りすることがないうえに、凹凸がラテックス層3により
被覆されていることでへたりが少なく、耐久性に優れて
いる。更に、表面に遠赤外線放射セラミックスを含むラ
テックス層3を形成した場合には、この繊維製クッショ
ン材1を布団やマットレス等の中綿として用いれば、人
の体温によってこの繊維製クッション材1表面のラテッ
クス層3にある遠赤外線放射セラミックスが加温されて
遠赤外線が放射され、前記のような凹凸2による指圧効
果に加えて、この遠赤外線による治療効果も期待でき
る。
【0026】次に、図7〜図9に示したものは、上記の
ような本発明に係る繊維製クッション材を利用したベッ
ド用マットレス100の実施例を示すものである。この
ベッド用マットレス100は、複数の単位クッション材
を積層してなるものであり、図例のものでは3層の単位
クッション材110、120、130が積層されてお
り、各単位クッション材110、120、および130
は、いずれも前記のように高融点繊維とこれより融点の
低い低融点繊維とが混合された繊維ウエブが厚み方向に
対して直交する方向に積層され、前記低融点繊維の溶融
により高融点繊維間、及び各繊維ウエブ間が熱融着され
ており、かつ、図8に示すように、上下の隣接する単位
クッション材、即ち、上面の単位クッション材110に
おける繊維ウエブの方向Aと中間の単位クッション材1
20における繊維ウエブの方向B、およびこの中間の単
位クッション材120における繊維ウエブの方向Bと下
面の単位クッション材130における繊維ウエブの方向
Cが、それぞれ互いに直交するように複数枚積層されて
いる。そして、各層の単位クッション材間は接着剤によ
り接着されている。この各単位クッション材110、1
20、130間を接着する接着剤は特に限定はないが、
例えば速乾性のウレタン系接着剤等が用いられる。更
に、上下面の単位クッション材110、および130の
表面には凹凸2・・が形成されており、該凹凸表面には
図9に示すようにラテックス3・・が塗布されている。
ような本発明に係る繊維製クッション材を利用したベッ
ド用マットレス100の実施例を示すものである。この
ベッド用マットレス100は、複数の単位クッション材
を積層してなるものであり、図例のものでは3層の単位
クッション材110、120、130が積層されてお
り、各単位クッション材110、120、および130
は、いずれも前記のように高融点繊維とこれより融点の
低い低融点繊維とが混合された繊維ウエブが厚み方向に
対して直交する方向に積層され、前記低融点繊維の溶融
により高融点繊維間、及び各繊維ウエブ間が熱融着され
ており、かつ、図8に示すように、上下の隣接する単位
クッション材、即ち、上面の単位クッション材110に
おける繊維ウエブの方向Aと中間の単位クッション材1
20における繊維ウエブの方向B、およびこの中間の単
位クッション材120における繊維ウエブの方向Bと下
面の単位クッション材130における繊維ウエブの方向
Cが、それぞれ互いに直交するように複数枚積層されて
いる。そして、各層の単位クッション材間は接着剤によ
り接着されている。この各単位クッション材110、1
20、130間を接着する接着剤は特に限定はないが、
例えば速乾性のウレタン系接着剤等が用いられる。更
に、上下面の単位クッション材110、および130の
表面には凹凸2・・が形成されており、該凹凸表面には
図9に示すようにラテックス3・・が塗布されている。
【0027】前記マットレス100の上下面を構成する
単位クッション材110、および130は、前記した本
発明に係る繊維製クッション材1をそのまま用いること
ができる。また、中間の単位クッション材120は、前
記繊維製クッション材1を製造する場合のベースとなる
板状クッション材10を用いればよい。
単位クッション材110、および130は、前記した本
発明に係る繊維製クッション材1をそのまま用いること
ができる。また、中間の単位クッション材120は、前
記繊維製クッション材1を製造する場合のベースとなる
板状クッション材10を用いればよい。
【0028】更に、図例のマットレス100には、その
上下面に形成された凹凸表面に不織布7、7が張着され
ている。この不織布7の張着は、マットレス100の上
下面を構成する単位クッション材110、および130
の凹凸表面に接着剤を介して貼着されているものであ
る。このように、凹凸表面に不織布7を張着したものに
あっては、マットレス100をベッド用として使用した
場合に、表面の凹凸部分への触感をソフトなものとする
とともに、隣接する凸部間が不織布7により連結されて
いることで、凹凸部分における単位クッション材11
0、130の割れを防止する効果もあり、更には、この
不織布7により凹凸部分への落ち込みを防止する。
上下面に形成された凹凸表面に不織布7、7が張着され
ている。この不織布7の張着は、マットレス100の上
下面を構成する単位クッション材110、および130
の凹凸表面に接着剤を介して貼着されているものであ
る。このように、凹凸表面に不織布7を張着したものに
あっては、マットレス100をベッド用として使用した
場合に、表面の凹凸部分への触感をソフトなものとする
とともに、隣接する凸部間が不織布7により連結されて
いることで、凹凸部分における単位クッション材11
0、130の割れを防止する効果もあり、更には、この
不織布7により凹凸部分への落ち込みを防止する。
【0029】尚、図例のマットレス100では、3層の
単位クッション材を積層したものであるが、この単位ク
ッション材層の層数は特に制限はなく4層以上でもよ
く、また、各層の単位クッション材層の厚み、およびマ
ットレス100全体の厚みも、必要に応じて適宜設定す
ればよい。
単位クッション材を積層したものであるが、この単位ク
ッション材層の層数は特に制限はなく4層以上でもよ
く、また、各層の単位クッション材層の厚み、およびマ
ットレス100全体の厚みも、必要に応じて適宜設定す
ればよい。
【0030】
【発明の効果】上記の如く、本発明に係る繊維製クッシ
ョン材は、原料繊維中のベース繊維自体が有する硬さ、
弾性特性等の諸特性がそのままクッション材の厚さ方向
の特性として生かされることから、腰が強く、へたりが
少ないうえに、表面に形成された凹凸による指圧効果を
有するとともに、この凹凸によりクッション材表面に空
間が形成されることによって通気性に優れ、湿気を防止
してカビ等の発生を防止して衛生的であると同時に、床
擦れ防止の観点からも効果的である。また、このように
表面に凹凸を形成したことで、曲げ易いといった利点も
ある。しかも、前記凹凸表面には、ラテックスを塗布し
てなるので、クッション材のへたりをより防止しうるだ
けでなく、表面に凹凸を形成するに際しても積層された
各繊維ウエブが剥がれたり、また、曲げた場合に凹凸部
分でクッション材が割れたりすることも防止できる。
ョン材は、原料繊維中のベース繊維自体が有する硬さ、
弾性特性等の諸特性がそのままクッション材の厚さ方向
の特性として生かされることから、腰が強く、へたりが
少ないうえに、表面に形成された凹凸による指圧効果を
有するとともに、この凹凸によりクッション材表面に空
間が形成されることによって通気性に優れ、湿気を防止
してカビ等の発生を防止して衛生的であると同時に、床
擦れ防止の観点からも効果的である。また、このように
表面に凹凸を形成したことで、曲げ易いといった利点も
ある。しかも、前記凹凸表面には、ラテックスを塗布し
てなるので、クッション材のへたりをより防止しうるだ
けでなく、表面に凹凸を形成するに際しても積層された
各繊維ウエブが剥がれたり、また、曲げた場合に凹凸部
分でクッション材が割れたりすることも防止できる。
【0031】更に、前記表面ラテックスに遠赤外線放射
セラミックスを含んだものでは、このクッション材をベ
ッド用マットレスとして使用した場合等に、人の体温に
よって遠赤外線放射セラミックスが加温されて遠赤外線
を放射することで、遠赤外線による治療効果も期待でき
る。
セラミックスを含んだものでは、このクッション材をベ
ッド用マットレスとして使用した場合等に、人の体温に
よって遠赤外線放射セラミックスが加温されて遠赤外線
を放射することで、遠赤外線による治療効果も期待でき
る。
【0032】また、凹凸表面の頂面に不織布が張着され
たものでは、表面の凹凸への触感をソフトなものとする
とともに、凹凸部分におけるクッション材の割れをより
確実に防止し、また凹凸内への落ち込みも防止する。
たものでは、表面の凹凸への触感をソフトなものとする
とともに、凹凸部分におけるクッション材の割れをより
確実に防止し、また凹凸内への落ち込みも防止する。
【0033】そして、繊維ウエブの積層方向が互いに直
交するように複数の単位クッション材を積層したものに
あっては、上下に隣接する単位クッション材の繊維ウエ
ブが互いに直交することでクッション材全体のへたりが
より確実に防止され、硬くてクッション性に優れてお
り、ベッド用マットレス等として使用するのに最適であ
る。更に、その最外層に位置する単位クッション材層の
表面に凹凸が形成され、表面にラテックス層が形成され
たものにあっては、表面の凹凸による指圧効果、通気性
等に優れたマットレスを得ることができる。
交するように複数の単位クッション材を積層したものに
あっては、上下に隣接する単位クッション材の繊維ウエ
ブが互いに直交することでクッション材全体のへたりが
より確実に防止され、硬くてクッション性に優れてお
り、ベッド用マットレス等として使用するのに最適であ
る。更に、その最外層に位置する単位クッション材層の
表面に凹凸が形成され、表面にラテックス層が形成され
たものにあっては、表面の凹凸による指圧効果、通気性
等に優れたマットレスを得ることができる。
【図1】本発明に係る繊維製クッション材の1例を示す
斜視図。
斜視図。
【図2】前記繊維製クッション材のベースとなる板状ク
ッション材の斜視図。
ッション材の斜視図。
【図3】表面にラテックスを塗布した板状クッション材
の側断面図。
の側断面図。
【図4】前記板状クッション材の表面に凹凸を形成する
様子を示す側断面図。
様子を示す側断面図。
【図5】表面に凹凸が形成された繊維製クッション材の
側断面図。
側断面図。
【図6】両面に凹凸を形成した繊維製クッション材の側
断面図。
断面図。
【図7】本発明に係る繊維製クッション材を用いたマッ
トレスの斜視図。
トレスの斜視図。
【図8】前記マットレスの一部の分解斜視図。
【図9】前記マットレスの一部を拡大した斜視図。
1 繊維製クッション材 2 凹凸 3 ラテックス 4 金型 5 金型 6 蒸気孔 7 不織布 10 板状クッション材 11 繊維ウエブ 100 マットレス 110 単位クッション材 120 単位クッション材 130 単位クッション材
Claims (7)
- 【請求項1】 高融点繊維とこれより融点の低い低融点
繊維とが混合された繊維ウエブが厚み方向に対して直交
する方向に積層され、前記低融点繊維の溶融により前記
高融点繊維間、及び前記各繊維ウエブ間が熱融着されて
いるとともに、その表面に凹凸が形成され、該凹凸表面
にラテックスが塗布されてなることを特徴とする繊維製
クッション材。 - 【請求項2】 表面に塗布されたラテックスに、粒状あ
るいは粉状の遠赤外線放射セラミックスが含まれている
ことを特徴とする請求項1記載の繊維製クッション材。 - 【請求項3】 凹凸表面の頂面に不織布が張着されてな
る請求項1または請求項2記載の繊維製クッション材。 - 【請求項4】 高融点繊維とこれより融点の低い低融点
繊維とが混合された繊維ウエブが厚み方向に対して直交
する方向に積層され、前記低融点繊維の溶融により前記
高融点繊維間、及び前記各繊維ウエブ間が熱融着されて
いる単位クッション材が、上下に隣接する単位クッショ
ン材における前記繊維ウエブの積層方向が互いに直交す
るように複数枚積層されて、各層の単位クッション材間
が接着剤により接着されているとともに、最外層に位置
する単位クッション材層の表面に凹凸が形成され、該凹
凸表面にはラテックスが塗布されてなることを特徴とす
る繊維製クッション材。 - 【請求項5】 表面に塗布されたラテックスに、粒状あ
るいは粉状の遠赤外線放射セラミックスが含まれている
ことを特徴とする請求項4記載の繊維製クッション材。 - 【請求項6】 凹凸表面の頂面に不織布が張着されてな
る請求項4または請求項5記載の繊維製クッション材。 - 【請求項7】 高融点繊維と、この高融点繊維より融点
の低い低融点繊維とを混合、開繊して繊維ウエブを形成
し、この繊維ウエブをクッション材の厚み方向に対して
直交する方向に積層し、これを前記両繊維の融点間の温
度に加熱して低融点繊維を溶融せしめて溶融した低融点
繊維によって前記高融点繊維間、及び前記各繊維ウエブ
間を融着し、これを冷却して板状クッション材を得、こ
の板状クッション材の表面にラテックスを塗布し、これ
を凹凸を有する金型で加熱、加圧成形して前記ラテック
スを塗布した表面に凹凸を形成することを特徴とする繊
維製クッション材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241339A JP2720764B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 表面に凹凸を有する繊維製クッション材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241339A JP2720764B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 表面に凹凸を有する繊維製クッション材およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0797772A true JPH0797772A (ja) | 1995-04-11 |
| JP2720764B2 JP2720764B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17072836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5241339A Expired - Fee Related JP2720764B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 表面に凹凸を有する繊維製クッション材およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2720764B2 (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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