JPH0797847A - 気泡コンクリート等のタイル張り工法 - Google Patents
気泡コンクリート等のタイル張り工法Info
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- JPH0797847A JPH0797847A JP26409793A JP26409793A JPH0797847A JP H0797847 A JPH0797847 A JP H0797847A JP 26409793 A JP26409793 A JP 26409793A JP 26409793 A JP26409793 A JP 26409793A JP H0797847 A JPH0797847 A JP H0797847A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 気泡コンクリートやALCなどは、気泡を含
んでいて強度が小さく、そのため、従来と同様の方法で
タイルを張った場合には、気泡コンクリート内部で母材
破断が生じ、タイルがモルタル及び気泡コンクリートと
共に脱落する虞れがあった点を改善する。 【構成】 気泡コンクリート構築物1の表面に網2を仮
止めして、該網2の表面からモルタル4を塗り付けた上
で、該モルタル4の表面にタイル6を張り付ける。モル
タル4に網2を内蔵して一体となった構造になるので、
気泡コンクリート内部でタイル6と平行な母材破断9が
生じても、タイル6は網2に支えられて脱落しない。
んでいて強度が小さく、そのため、従来と同様の方法で
タイルを張った場合には、気泡コンクリート内部で母材
破断が生じ、タイルがモルタル及び気泡コンクリートと
共に脱落する虞れがあった点を改善する。 【構成】 気泡コンクリート構築物1の表面に網2を仮
止めして、該網2の表面からモルタル4を塗り付けた上
で、該モルタル4の表面にタイル6を張り付ける。モル
タル4に網2を内蔵して一体となった構造になるので、
気泡コンクリート内部でタイル6と平行な母材破断9が
生じても、タイル6は網2に支えられて脱落しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ALC板等の気泡コン
クリートや脆弱な骨材を用いたコンクリート等のような
気泡や脆弱な骨材のためにモルタル接着力より母材強度
が弱いコンクリートにタイルを張るための工法に関する
ものである。
クリートや脆弱な骨材を用いたコンクリート等のような
気泡や脆弱な骨材のためにモルタル接着力より母材強度
が弱いコンクリートにタイルを張るための工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】気泡コンクリートは、コンクリートに発
泡剤等を混ぜ合わせて硬化させたコンクリートであっ
て、コンクリート中に無数の気泡を含んだものであるか
ら、構築物の軽量化や断熱性を増すのに役立つので、多
く用いられており、また気泡コンクリートの工場製品の
中にはALC板があり、パネル材等としても前記同様の
長所を有するので、多用されているものである。
泡剤等を混ぜ合わせて硬化させたコンクリートであっ
て、コンクリート中に無数の気泡を含んだものであるか
ら、構築物の軽量化や断熱性を増すのに役立つので、多
く用いられており、また気泡コンクリートの工場製品の
中にはALC板があり、パネル材等としても前記同様の
長所を有するので、多用されているものである。
【0003】ところが、気泡コンクリートは前記のよう
な長所を有しているが、その強度は気泡のために通常の
コンクリートに比して非常に低くなっており、引張り力
及び圧縮力に対する降伏応力がともに小さくなってい
る。
な長所を有しているが、その強度は気泡のために通常の
コンクリートに比して非常に低くなっており、引張り力
及び圧縮力に対する降伏応力がともに小さくなってい
る。
【0004】そのため、これら気泡コンクリート等から
なる構築物の表面にタイルを張る場合には、通常のタイ
ル張り工事のように、気泡コンクリートの表面にモルタ
ルを介してタイルを張り付けても、気泡コンクリート部
分の降伏応力が小さいために、地震等による力によっ
て、気泡コンクリート部分に母材破断が生じる虞れが多
く、そのため、前記気泡コンクリート及びモルタルを含
むタイル部分が剥がれ落ちる危険性が高いものである。
なる構築物の表面にタイルを張る場合には、通常のタイ
ル張り工事のように、気泡コンクリートの表面にモルタ
ルを介してタイルを張り付けても、気泡コンクリート部
分の降伏応力が小さいために、地震等による力によっ
て、気泡コンクリート部分に母材破断が生じる虞れが多
く、そのため、前記気泡コンクリート及びモルタルを含
むタイル部分が剥がれ落ちる危険性が高いものである。
【0005】気泡コンクリート等にタイルを張る場合に
おける、前記欠点を除去するため、従来は気泡コンクリ
ート用のモルタルとして、.接着力や強度の高いモル
タルを用いてタイルを張る方法や、.気泡コンクリー
ト等の表面にセメント系のノロ又はモルタルで不織布を
張り、それを下地にして、さらにその表面にモルタルを
介してタイルを張る方法、.気泡コンクリート表面に
下地モルタルを塗り、このモルタルの中に網を塗り込め
る方法が提案されている。しかし、.は、たとえモル
タルの強度を高くしても、気泡コンクリート自体の降伏
応力が低いのであるから、該気泡コンクリート部分にお
いて剥離を生じることを防止するのには役立たないし、
また.は、予め気泡コンクリートの表面にセメント系
のノロやモルタル等を塗り付けた上で、不織布等を張
り、さらにモルタルを塗り付けてからタイルを張ること
になるので、煩瑣な手数を要することや、不織布をよほ
ど丁寧に張らないと、該不織布のしわ等によって下地に
凹凸が生じ、タイル張りの精度が悪くなる。また.
は、網を塗り込めるために下地モルタルの塗り厚が大き
くなり、モルタルの乾燥収縮により気泡コンクリートの
母材を引き剥がしてしまう等の欠点がある。
おける、前記欠点を除去するため、従来は気泡コンクリ
ート用のモルタルとして、.接着力や強度の高いモル
タルを用いてタイルを張る方法や、.気泡コンクリー
ト等の表面にセメント系のノロ又はモルタルで不織布を
張り、それを下地にして、さらにその表面にモルタルを
介してタイルを張る方法、.気泡コンクリート表面に
下地モルタルを塗り、このモルタルの中に網を塗り込め
る方法が提案されている。しかし、.は、たとえモル
タルの強度を高くしても、気泡コンクリート自体の降伏
応力が低いのであるから、該気泡コンクリート部分にお
いて剥離を生じることを防止するのには役立たないし、
また.は、予め気泡コンクリートの表面にセメント系
のノロやモルタル等を塗り付けた上で、不織布等を張
り、さらにモルタルを塗り付けてからタイルを張ること
になるので、煩瑣な手数を要することや、不織布をよほ
ど丁寧に張らないと、該不織布のしわ等によって下地に
凹凸が生じ、タイル張りの精度が悪くなる。また.
は、網を塗り込めるために下地モルタルの塗り厚が大き
くなり、モルタルの乾燥収縮により気泡コンクリートの
母材を引き剥がしてしまう等の欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、気泡コンクリート等にタイルを張るについて、通
常の方法でタイルを張ったのでは、タイルが剥がれ落ち
易いものであるが、これを防ぐために気泡コンクリート
用のモルタルを用いても、気泡コンクリートの降伏応力
が低いことによって気泡コンクリートごとタイルが剥離
し易いことまでは防止できないし、また気泡コンクリー
トの表面に不織布を張る方法は、不織布の表と裏とにモ
ルタル等を塗り付けるので、手間がかかることと、不織
布の表面に凹凸が生じやすい点である。網を下地モルタ
ルに塗り込める方法は、モルタルが厚くなり剥がれやす
い点である。
点は、気泡コンクリート等にタイルを張るについて、通
常の方法でタイルを張ったのでは、タイルが剥がれ落ち
易いものであるが、これを防ぐために気泡コンクリート
用のモルタルを用いても、気泡コンクリートの降伏応力
が低いことによって気泡コンクリートごとタイルが剥離
し易いことまでは防止できないし、また気泡コンクリー
トの表面に不織布を張る方法は、不織布の表と裏とにモ
ルタル等を塗り付けるので、手間がかかることと、不織
布の表面に凹凸が生じやすい点である。網を下地モルタ
ルに塗り込める方法は、モルタルが厚くなり剥がれやす
い点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
決したものであって、気泡コンクリート等からなる構築
物の表面に網を仮止めして、該網の表面からモルタルを
塗り付けた上で、該モルタルを塗り付けた表面にタイル
を張り付ける工法を基本とし、それに加えて前記モルタ
ルの塗り付け後に、だんご張り(積み上げ張り)、モザ
イクタイル張り、圧着張り、密着張り、接着張り等の方
法でタイルを張る工法、及び前記モルタルには接着性を
高めるための接着増強剤及び/又は繊維を混和したもの
を使用した気泡コンクリート等のタイル張り工法であっ
て、これによって、気泡コンクリートにかかる応力が分
散されるため、タイル部分が剥離し難く、かつ、剥離し
た場合にも落下し難いタイル張り工法を実現した。
決したものであって、気泡コンクリート等からなる構築
物の表面に網を仮止めして、該網の表面からモルタルを
塗り付けた上で、該モルタルを塗り付けた表面にタイル
を張り付ける工法を基本とし、それに加えて前記モルタ
ルの塗り付け後に、だんご張り(積み上げ張り)、モザ
イクタイル張り、圧着張り、密着張り、接着張り等の方
法でタイルを張る工法、及び前記モルタルには接着性を
高めるための接着増強剤及び/又は繊維を混和したもの
を使用した気泡コンクリート等のタイル張り工法であっ
て、これによって、気泡コンクリートにかかる応力が分
散されるため、タイル部分が剥離し難く、かつ、剥離し
た場合にも落下し難いタイル張り工法を実現した。
【0008】
【実施例及び作用】以下、本発明を図面に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の工程を示すた
めの、断面概念図であって、同図に示すように気泡コン
クリート構築物1の表面に、先ず網2を仮止めする。網
としては、実施例では塩化ビニール繊維からなる編み目
の直径が1〜3cm程度の網を使用したが、これに限ら
ず他の合成繊維,天然繊維や柔軟なステンレスの針金を
素材とした同様の網を使用してよい。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の工程を示すた
めの、断面概念図であって、同図に示すように気泡コン
クリート構築物1の表面に、先ず網2を仮止めする。網
としては、実施例では塩化ビニール繊維からなる編み目
の直径が1〜3cm程度の網を使用したが、これに限ら
ず他の合成繊維,天然繊維や柔軟なステンレスの針金を
素材とした同様の網を使用してよい。
【0009】網2を仮止めするためには、ホッチキスに
よって図示のようにホッチキス針3、3…を要所に打ち
込んで行ったが、これに限らず後記モルタル塗り工程ま
での間、網2が気泡コンクリート構築物1の表面を覆っ
た状態で保持されていればよい。もちろん、仮止め以上
に完全な網止めを行ってもよいことは言うまでもない。
よって図示のようにホッチキス針3、3…を要所に打ち
込んで行ったが、これに限らず後記モルタル塗り工程ま
での間、網2が気泡コンクリート構築物1の表面を覆っ
た状態で保持されていればよい。もちろん、仮止め以上
に完全な網止めを行ってもよいことは言うまでもない。
【0010】次に、前記網2の上から、すなわち表側か
らモルタルをしごき塗りする。モルタルを塗る前に、気
泡コンクリート構築物1の表面の吸い込み調整として吸
い込み調整剤を塗布したり、水を散布する等によって、
適当な湿り気を与えておくことは、従来と同様であり、
該吸い込み調整は前記網張り工程の前でも後でもよい。
図2は前記モルタル塗りの工程を終わった状態を示す断
面概念図であるが、同図に示すように、モルタル4は網
2の網目を通って気泡コンクリート構築物1の表面にも
行き渡り、図示のように、薄いモルタル4と構築物1の
界面付近に網2が内蔵されて一体となった状態になる。
らモルタルをしごき塗りする。モルタルを塗る前に、気
泡コンクリート構築物1の表面の吸い込み調整として吸
い込み調整剤を塗布したり、水を散布する等によって、
適当な湿り気を与えておくことは、従来と同様であり、
該吸い込み調整は前記網張り工程の前でも後でもよい。
図2は前記モルタル塗りの工程を終わった状態を示す断
面概念図であるが、同図に示すように、モルタル4は網
2の網目を通って気泡コンクリート構築物1の表面にも
行き渡り、図示のように、薄いモルタル4と構築物1の
界面付近に網2が内蔵されて一体となった状態になる。
【0011】以上のようにしてモルタルを塗った上に、
周知の方法でタイルを張り付けるのが本発明の工法であ
る。図3はその工程を示す断面概念図であって、モルタ
ル4の上につづいてやや厚めに塗ったモルタル5がまだ
粘着性を維持している間にタイル6を1枚宛押しつけて
張り上げてゆく実施例である。これによってタイル6は
モルタル5と接着し、前記圧力によって押し退けられた
モルタルは、目地部分を構成するものであり、さらに目
地からあふれ出したモルタルを目地ごてで仕上げること
によって、タイル張りが完成するものである。
周知の方法でタイルを張り付けるのが本発明の工法であ
る。図3はその工程を示す断面概念図であって、モルタ
ル4の上につづいてやや厚めに塗ったモルタル5がまだ
粘着性を維持している間にタイル6を1枚宛押しつけて
張り上げてゆく実施例である。これによってタイル6は
モルタル5と接着し、前記圧力によって押し退けられた
モルタルは、目地部分を構成するものであり、さらに目
地からあふれ出したモルタルを目地ごてで仕上げること
によって、タイル張りが完成するものである。
【0012】図4は本発明の工法によりモルタルを塗っ
た上で、だんご張りの方法によってタイルを張り付けて
いる状態を示す断面概念図である。だんご張りは一名積
み上げ張りとも言われているが、同図に示すように、上
記のようにして網2の表面からモルタル4を塗った上
に、だんご状にしたモルタル7をタイル6の裏に付けた
ものを、1枚宛押しつけて揉み込むことによってタイル
を張り、これを積み上げて行く方法である。
た上で、だんご張りの方法によってタイルを張り付けて
いる状態を示す断面概念図である。だんご張りは一名積
み上げ張りとも言われているが、同図に示すように、上
記のようにして網2の表面からモルタル4を塗った上
に、だんご状にしたモルタル7をタイル6の裏に付けた
ものを、1枚宛押しつけて揉み込むことによってタイル
を張り、これを積み上げて行く方法である。
【0013】図5は、本発明の工法によりモルタルを塗
った上で、モザイク張りの方法によってタイルを張りつ
けている状態を示す断面概念図であるが、同図に示すよ
うに、該モルタル4の上にさらにつづいてモルタル5を
塗った上で、該モルタル等がまだ粘着力を維持している
間に、その上から多数のタイル6の表面を裏紙8で裏打
ちして何枚かを1組としたものを押しつけて張り上げ、
その後で前記裏紙8を剥がして仕上げる工法である。
った上で、モザイク張りの方法によってタイルを張りつ
けている状態を示す断面概念図であるが、同図に示すよ
うに、該モルタル4の上にさらにつづいてモルタル5を
塗った上で、該モルタル等がまだ粘着力を維持している
間に、その上から多数のタイル6の表面を裏紙8で裏打
ちして何枚かを1組としたものを押しつけて張り上げ、
その後で前記裏紙8を剥がして仕上げる工法である。
【0014】その他、本発明によって網を設置してモル
タルを塗り上げた後は、圧着張り、密着張り、接着張り
等周知の方法を用いてタイルを張ってよい。また,ラス
シート等で多数のタイルを裏打ちしたタイルシート(図
示なし)を,前記モルタル上にラスシート側を押圧して
接合してもよい。
タルを塗り上げた後は、圧着張り、密着張り、接着張り
等周知の方法を用いてタイルを張ってよい。また,ラス
シート等で多数のタイルを裏打ちしたタイルシート(図
示なし)を,前記モルタル上にラスシート側を押圧して
接合してもよい。
【0015】本発明に使用するモルタルは、通常のセメ
ントモルタルに限らず、合成樹脂エマルジョン(PVA
c,アクリルエステル樹脂など)、合成ゴムラテックス
(SBR、NBRなど)、水溶性ポリマー(PVA、メ
チルセルローズなど)などの接着増強剤をセメントに混
和して接着性を高めたモルタル、さらには前記に加えて
麻屑や短く切った合成繊維等の繊維を混和したモルタル
を使用して実施することもできる。
ントモルタルに限らず、合成樹脂エマルジョン(PVA
c,アクリルエステル樹脂など)、合成ゴムラテックス
(SBR、NBRなど)、水溶性ポリマー(PVA、メ
チルセルローズなど)などの接着増強剤をセメントに混
和して接着性を高めたモルタル、さらには前記に加えて
麻屑や短く切った合成繊維等の繊維を混和したモルタル
を使用して実施することもできる。
【0016】以上本発明の工法を実施例に基づいて説明
した。次に本発明を構成する網が、完成したモルタル張
り気泡コンクリートの構築物においてどのような役割を
果たすものであるかを説明する。
した。次に本発明を構成する網が、完成したモルタル張
り気泡コンクリートの構築物においてどのような役割を
果たすものであるかを説明する。
【0017】図6は、上記のようにして完成したタイル
張り構築物の断面概念図であって、同図に示すように、
コンクリート構築物1の表面に、モルタル4、5を介し
てタイル6が張り付けられている点は従来と同様である
が、該モルタル4の中には網2が内蔵された状態になっ
ている。
張り構築物の断面概念図であって、同図に示すように、
コンクリート構築物1の表面に、モルタル4、5を介し
てタイル6が張り付けられている点は従来と同様である
が、該モルタル4の中には網2が内蔵された状態になっ
ている。
【0018】そのため、もしモルタルの乾燥収縮や、地
震等によって気泡コンクリートの表層部に、これを引き
剥がす方向の力が加わった場合には、その力は前記網2
によって分散され、気泡コンクリート構築物1のかなり
広い面積にわたって前記の力が分散されて、単位面積当
たりに加わる力が小さくなるから、上記のように気泡コ
ンクリートの降伏応力が低いにもかかわらず、容易には
母材破断を生じないので、本発明のタイル仕上げが剥離
し難いことになる。
震等によって気泡コンクリートの表層部に、これを引き
剥がす方向の力が加わった場合には、その力は前記網2
によって分散され、気泡コンクリート構築物1のかなり
広い面積にわたって前記の力が分散されて、単位面積当
たりに加わる力が小さくなるから、上記のように気泡コ
ンクリートの降伏応力が低いにもかかわらず、容易には
母材破断を生じないので、本発明のタイル仕上げが剥離
し難いことになる。
【0019】次に、気泡コンクリート内部に母材破断が
生じたときの、本発明の網の作用について説明する。も
ちろん、上記のように本発明の網によって、地震等によ
って生じる外部からの力が分散され、気泡コンクリート
構築物の内部に母材破断が生じる虞れが低減されるわけ
であるが、それ以上の力が加わって、気泡コンクリート
構築物の内部に母材破断が生じた場合を想定したもので
ある。
生じたときの、本発明の網の作用について説明する。も
ちろん、上記のように本発明の網によって、地震等によ
って生じる外部からの力が分散され、気泡コンクリート
構築物の内部に母材破断が生じる虞れが低減されるわけ
であるが、それ以上の力が加わって、気泡コンクリート
構築物の内部に母材破断が生じた場合を想定したもので
ある。
【0020】もし、図6に示すように、気泡コンクリー
ト構築物1の内部に、タイルの表面と平行方向の母材破
断9が生じたときを想定すると、その外側にあるモルタ
ル4、5及びタイル6は、前記網2を内蔵しているか
ら、該網2によって支えられてこの部分のモルタル4、
5及びタイル6は他の健全部分に懸垂されることによ
り、この部分が落下することが防止される結果となる。
ト構築物1の内部に、タイルの表面と平行方向の母材破
断9が生じたときを想定すると、その外側にあるモルタ
ル4、5及びタイル6は、前記網2を内蔵しているか
ら、該網2によって支えられてこの部分のモルタル4、
5及びタイル6は他の健全部分に懸垂されることによ
り、この部分が落下することが防止される結果となる。
【0021】また、図示は省略するが、本発明を上記の
ようにして接着性を高めたモルタルを使用して実施した
ときは、タイルと気泡コンクリート等との接合が、不完
全になる部分が少なくなり、その分だけ広い面積におい
て接合が行われることになり、またモルタルに繊維を混
合したものを使用したときは、モルタルにかかる外部か
らの力が該繊維によって分散され、いずれにおいても、
本発明における網による上記作用を補完することにな
る。
ようにして接着性を高めたモルタルを使用して実施した
ときは、タイルと気泡コンクリート等との接合が、不完
全になる部分が少なくなり、その分だけ広い面積におい
て接合が行われることになり、またモルタルに繊維を混
合したものを使用したときは、モルタルにかかる外部か
らの力が該繊維によって分散され、いずれにおいても、
本発明における網による上記作用を補完することにな
る。
【0022】なお、この明細書でいうモルタルとは、単
にセメントと砂に水を加えて練り合わせた素材をいうだ
けでなく、タイルの下地に使用するためのレジンモルタ
ル等の同様目的の材料を含むものであり、これらの均等
物を使用して本発明を実施してもよい。
にセメントと砂に水を加えて練り合わせた素材をいうだ
けでなく、タイルの下地に使用するためのレジンモルタ
ル等の同様目的の材料を含むものであり、これらの均等
物を使用して本発明を実施してもよい。
【0023】また、実施例にはALC板のような気泡コ
ンクリートの例だけを示したが、大谷石等のような脆弱
な建築材料の表面にタイルを張る必要がある場合にも本
発明を実施できるものである。
ンクリートの例だけを示したが、大谷石等のような脆弱
な建築材料の表面にタイルを張る必要がある場合にも本
発明を実施できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は気泡コンク
リート等からなる構築物の表面に、網を仮止めして、該
網の表面からモルタルを塗り付けた上で、該モルタルの
表面にタイルを張り付けるものであるから、完成したと
きはタイルを保持するためのモルタルの中に、前記網が
内蔵されて一体となった状態になっている。そのため、
(1)乾燥収縮や地震等によって外部から加わった力は
前記網によって分散され、気泡コンクリートの単位面積
当りに加わる力が少なくなるから、気泡コンクリートの
降伏応力が低いにも関わらず、気泡コンクリート内部で
母材破断が生じることが可及的に防止できる。
リート等からなる構築物の表面に、網を仮止めして、該
網の表面からモルタルを塗り付けた上で、該モルタルの
表面にタイルを張り付けるものであるから、完成したと
きはタイルを保持するためのモルタルの中に、前記網が
内蔵されて一体となった状態になっている。そのため、
(1)乾燥収縮や地震等によって外部から加わった力は
前記網によって分散され、気泡コンクリートの単位面積
当りに加わる力が少なくなるから、気泡コンクリートの
降伏応力が低いにも関わらず、気泡コンクリート内部で
母材破断が生じることが可及的に防止できる。
【0025】(2)万一、気泡コンクリート内部にタイ
ル面と平行な母材破断が生じたとしても、表面のタイル
はモルタルとともに本発明の網に支えられるから、該タ
イル等が落下する虞れが低減する。
ル面と平行な母材破断が生じたとしても、表面のタイル
はモルタルとともに本発明の網に支えられるから、該タ
イル等が落下する虞れが低減する。
【0026】(3)モルタルに接着性を高めるための合
成樹脂を混和して本発明を実施すれば、気泡コンクリー
トとモルタルとの間の、不完全な接着部分がなくなり、
その分だけ接着面積が広くなるので、本発明の網による
上記のような落下防止作用が一層高められ、またモルタ
ルに繊維を混入して本発明を実施したものは、該繊維に
よっても外部から加えられた力を分散するから、前記本
発明の網による力の分散がより広範囲に作用し、これに
よる前記効果がより一層高められる。
成樹脂を混和して本発明を実施すれば、気泡コンクリー
トとモルタルとの間の、不完全な接着部分がなくなり、
その分だけ接着面積が広くなるので、本発明の網による
上記のような落下防止作用が一層高められ、またモルタ
ルに繊維を混入して本発明を実施したものは、該繊維に
よっても外部から加えられた力を分散するから、前記本
発明の網による力の分散がより広範囲に作用し、これに
よる前記効果がより一層高められる。
【0027】(4)また、従来のような不織布を介して
モルタルによってタイルを張る方法に比して、モルタル
を不織布の表と裏とに二重に塗る手間が省けるだけでな
く、網はそれほど丁寧に張らなくても皺になりにくいの
で、凹凸が生じないためにタイル張りの精度が高くな
る。
モルタルによってタイルを張る方法に比して、モルタル
を不織布の表と裏とに二重に塗る手間が省けるだけでな
く、網はそれほど丁寧に張らなくても皺になりにくいの
で、凹凸が生じないためにタイル張りの精度が高くな
る。
【図1】本発明の網を仮止めした段階を示す断面概念図
である。
である。
【図2】本発明の工法によりモルタル塗りを終わった状
態を示す断面概念図である。
態を示す断面概念図である。
【図3】本発明の工法によりモルタルを塗った後でタイ
ルを張っている状態を示す断面概念図である。
ルを張っている状態を示す断面概念図である。
【図4】本発明の工法によりモルタルを塗った後で、だ
んご張り(積み上げ)によりタイルを張っている状態を
示す断面概念図である。
んご張り(積み上げ)によりタイルを張っている状態を
示す断面概念図である。
【図5】本発明の工法によりモルタルを塗った後で、モ
ザイク張りによりタイルを張っている状態を示す断面概
念図である。
ザイク張りによりタイルを張っている状態を示す断面概
念図である。
【図6】本発明の作用を説明するための、完成したタイ
ル張り構築物の断面概念図である。
ル張り構築物の断面概念図である。
1 気泡コンクリート構築物 2 網 3 ホッチキス針 4 モルタル 5 モルタル 6 タイル 7 だんご状のモルタル 8 (モザイク張りの)裏紙 9 (タイルと平行な)母材破断
Claims (3)
- 【請求項1】 気泡コンクリート等からなる構築物の表
面に網を仮止めして、該網の表面からモルタルを塗り付
けた上で、該モルタルを塗り付けた表面にタイルを張り
付けることを特徴とする気泡コンクリート等のタイル張
り工法。 - 【請求項2】 請求項1記載のモルタル塗り付け工程の
後、だんご張り(積み上げ張り)、モザイクタイル張
り、圧着張り、密着張り、接着張り等の方法でタイルを
張り付けることを特徴とする気泡コンクリート等のタイ
ル張り工法。 - 【請求項3】 モルタルには、接着性を高めるための接
着増強剤及び/又は繊維を混和したものを使用すること
を特徴とする請求項1又は2記載の気泡コンクリート等
のタイル張り工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26409793A JPH0797847A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 気泡コンクリート等のタイル張り工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26409793A JPH0797847A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 気泡コンクリート等のタイル張り工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0797847A true JPH0797847A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=17398473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26409793A Pending JPH0797847A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 気泡コンクリート等のタイル張り工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0797847A (ja) |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP26409793A patent/JPH0797847A/ja active Pending
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