JPH0798233A - 自動車のナビゲーション装置 - Google Patents

自動車のナビゲーション装置

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Publication number
JPH0798233A
JPH0798233A JP26563993A JP26563993A JPH0798233A JP H0798233 A JPH0798233 A JP H0798233A JP 26563993 A JP26563993 A JP 26563993A JP 26563993 A JP26563993 A JP 26563993A JP H0798233 A JPH0798233 A JP H0798233A
Authority
JP
Japan
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vehicle
course
notification
branch point
road
Prior art date
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Pending
Application number
JP26563993A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimichi Tokunaga
利道 徳永
Shinichi Nakamine
慎一 中峯
Yoshibumi Umeo
義文 梅尾
Yasunobu Takahashi
恭宣 高橋
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ナビゲーションシステムを用いた経路誘導時
において、分岐点の直前での針路変更案内を誤差なく適
切に行わせるようにすることを目的とする。 【構成】 ナビゲーション用のNAVI−CU20に、
CD−ROM3から取り込んだ地図データに含まれる道
路データに基づいて設定された目的地までの軽度誘導デ
ータを記憶させると共に、を車速センサ22や方位セン
サ23などからの信号に基づいて算出された自車の推測
位置が、誘導経路における針路変更を行う交差点に接近
したときに、当該交差点を示す経路誘導データに基づい
て針路変更を誘導させるようにする。その場合に、例え
ば左折時においては、針路変更の誘導を開始する位置を
設定するための基準位置を交差点の手前側に変更させる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のナビゲーショ
ン装置、特に目的地への経路誘導時において誘導経路に
おける交差点などの分岐点での針路変更に際して、当該
自動車が分岐点に到達する前に針路変更方向を報知する
ようにした自動車のナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自家用自動車などの自動車におい
ては所謂ナビゲーションシステムを搭載したものがあ
る。これは、例えばCD−ROMなどで提供される地図
データに基づいて生成した道路地図を運転者の付近に設
置したディスプレイに表示すると共に、例えば距離セン
サからの信号と方位センサからの信号とにより推定した
自車の現在位置を示すマークを、上記ディスプレイに表
示された道路地図に対応させて表示し、当該自動車の移
動に伴って例えば上記自車位置マークを中心として道路
地図をスクロールさせるように構成される。そして、目
的地が設定されたときには、システムを構成するコンピ
ュータが、上記地図データを構成する道路データに基づ
いて所定のプログラムに従って誘導経路を算出してメモ
リに格納すると共に、上記のようにして推定した当該自
動車の現在位置と上記道路データとを比較し、当該自動
車を上記誘導経路に従って目的地まで案内するようにな
っている。その場合に、上記誘導経路における交差点な
どの分岐点において当該自動車の針路を変更させる必要
がある場合には、その分岐点の手前で音声や表示を用い
て針路変更方向を運転者に認識させることが行われる。
【0003】ところで、この種の経路誘導時における分
岐点での針路変更案内は、分岐点での針路変更を準備さ
せるための予備報知と、分岐点での実際の針路変更を指
示するための本報知とに分けて行われる場合があり、例
えば特開平61−49300号公報には、上記予備報知
を行う位置を当該自動車が現在走行中の道路の車線数や
車速などに応じて変更するようにした技術思想が開示さ
れている。これによれば、運転者が針路変更方向側の車
線に余裕をもって移動することが期待される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来技術においては、分岐点における針路変更
を指示するための本報知を、分岐点に対して100m程
度の手前の位置から報知させるようになっているため、
例えば目標とする分岐点よりも一つ手前の分岐点で本報
知が開始されるなど、経路誘導精度が不足するという問
題がある。
【0005】この問題に対しては、分岐点の直前の数十
m(望ましくは、約20m)の地点で本報知を行うこと
が考えられているが、その場合に次のような不具合を発
生する可能性がある。
【0006】つまり、当該自動車の経路誘導時において
は、現在走行中の道路から幅の広い道路に向けて針路変
更を行わなければならない場合がある。その場合に、従
来においては、上記の本報知を行う位置が分岐点の中心
を基準として設定されていることから、当該自動車の左
折時に分岐点の直近あるいは分岐点の中で本報知が行わ
れる可能性があり、システムの信頼性を逆に悪化させる
ことになることになる。
【0007】なお、我が国と異なり、所謂右側通行を採
用しているところでは、右折の際に上記の問題が発生す
ることになる。
【0008】この発明は、ナビゲーションシステムを用
いた経路誘導時における上記の問題に対処するもので、
針路変更案内を誤差なく適切に行わせるようにすること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1の発明(以下、第1発明という)に係る自動車のナビ
ゲーション装置は、地図データを予め記憶させた地図デ
ータ記憶手段と、当該自動車の現在位置を検出する自車
位置検出手段とを備え、該検出手段により検出された当
該自動車の現在位置と上記記憶手段に記憶された地図デ
ータに含まれる道路データとを比較することにより、該
道路データに基づいて設定された目的地までの誘導経路
に従って当該自動車を誘導すると共に、上記誘導経路に
おける分路点での針路変更に際して、当該自動車が分路
点に到達する前に針路変更方向を報知するようにしたも
のにおいて、上記道路データが示す分岐点の位置を基準
として、該分岐点の手前側に針路変更の報知を行う報知
位置を設定する報知位置設定手段と、該設定手段で設定
された報知位置に当該自動車が到達したときに針路変更
の報知を実行する報知制御手段と、現在走行中の道路の
一方の路側に対して分岐点の角部を介して連続した道路
の路側に沿って針路変更を行うような針路変更時におい
て、上記報知位置を該分岐点の手前側に変更する報知位
置変更手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】そして、本願の請求項2の発明(以下、第
2発明という)に係る自動車のナビゲーション装置は、
上記第1発明における報知位置変更手段を、分岐点の手
前で針路変更の報知を行う報知,位置を、該分岐点に接
続した針路変更方向の道路の幅に応じて該分岐点の手前
側に変更するように構成したことを特徴とする。
【0011】また、本願の請求項3の発明(以下、第3
発明という)に係る自動車のナビゲーション装置は、上
記第1、第2発明の構成に加えて、当該自動車の車速を
検出する車速検出手段と、該検出手段で検出された車速
に基づいて針路変更の報知を行う報知位置を補正する報
知位置補正手段とを設けたことを特徴とする。
【0012】そして、本願の請求項4の発明(以下、第
4発明という)に係る自動車のナビゲーション装置は、
上記第1、第2発明の構成に加えて、当該自動車が走行
中の車線を検出する車線検出手段と、該検出手段で検出
された車線と分岐点での針路変更方向とに基づいて、針
路変更の報知を行う報知位置を補正する報知位置補正手
段とを設たことを特徴とする。
【0013】さらに、本願の請求項5の発明(以下、第
5発明という)に係る自動車のナビゲーション装置は、
上記第1、第2発明の構成に加えて、当該自動車の走行
環境を検出する走行環境検出手段と、該検出手段で検出
された走行環境に応じて針路変更の報知を行う報知位置
を補正する報知位置補正手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0014】一方、本願の請求項6の発明(以下、第6
発明という)に係る自動車のナビゲーション装置は、地
図データを予め記憶させた地図データ記憶手段と、当該
自動車の現在位置を検出する自車位置検出手段とを備
え、該検出手段により検出された当該自動車の現在位置
と上記記憶手段に記憶された地図データとを比較するこ
とにより、該道路データに基づいて設定された目的地ま
での誘導経路に沿って当該自動車を誘導すると共に、上
記誘導経路における分岐点での針路変更に際して、当該
自動車が分岐点に到達する前に針路変更方向を報知する
ようにしたものにおいて、当該自動車の車速を検出する
車速検出手段と、誘導経路における分岐点に関する所定
の基準位置を上記道路データに基づいて設定する基準位
置設定手段と、設定された基準位置に到達するまでの時
間を当該自動車の車速に基づいて予測する到達時間予測
手段と、該予測時間で予測された予測時間に基づいて針
路変更の報知を行う時間を設定する報知時間設定手段
と、該設定手段で設定した時間が経過したときに針路変
更の報知を実行する報知制御手段とを設けると共に、上
記基準位置設定手段を、上記道路データが示す分岐点の
位置を基準位置とすると共に、現在走行中の道路の一方
の路側に対して分岐点の角部を介して連続した道路の路
側に沿って針路変更を行うような針路変更時において
は、上記基準位置を該分岐点の手前側に変更するように
構成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の構成によれば次のような作用が得られ
る。
【0016】すなわち、第1〜第6発明のいずれにおい
ても、目的地への誘導経路を構成する分岐点での針路変
更に際して、当該自動車が現在走行中の道路の一方の路
側に対して分岐点の角部を介して連続した道路の路側に
沿って針路変更を行うような針路変更時においては、針
路変更の報知を行うタイミングが早められることになる
ので、分岐点の直近もしくは分岐点の途中で上記報知が
行われることがなく、これによって近距離での誘導案内
を針路変更方向に応じて適切に行うことが可能となる。
【0017】特に、第2発明によれば、上記報知位置を
針路変更方向の道路の幅に応じて変更するようにしてい
るので、当該自動車の左折時と右折時とで実際に曲がる
地点から針路変更の報知を行う地点までの距離がほぼ等
しくなり、近距離での誘導案内を針路変更方向に応じて
より精度よく行うことが可能となる。
【0018】しかも、第3発明よれば、当該自動車の車
速に応じて針路変更の報知を行う位置が補正されること
になるので、例えば比較的高速での走行時においては分
岐点よりも手前側の位置から早めに誘導案内が行われる
ことになり、針路変更に備えて余裕のある状態で車速を
低下させることが可能になって、分岐点における当該自
動車のコーナリング操作を安定して行わせることができ
る。
【0019】また、第4発明によれば、当該自動車が走
行中の車線と針路変更方向とに応じて報知を行う位置が
補正されることになるので、例えば当該自動車を走行車
線と追越し車線の2車線が設けられた道路の左側の走行
車線を走行させている場合において、例えば右折方向の
針路変更が指示される場合には、追越し車線の走行時に
右折方向の針路変更が指示される場合に比べて早めに誘
導案内が行われることになり、追越し車線への車線変更
のための時間が確保されることになる。
【0020】さらに、第5発明によれば、当該自動車の
走行環境、例えば走行路面の路面状態や視界に応じて報
知を行う位置が補正されることになるので、例えば低μ
路のようにスリップしやすい路面を走行しているときに
は、通常時に比べて早めに誘導案内が行われることにな
って、余裕をもってコーナリング操作を行うことが可能
となる。
【0021】一方、第6発明によれば、誘導経路におけ
る分岐点に関する所定の基準位置を誘導経路を構成する
道路データに基づいて設定して、設定された基準位置に
到達するまでの時間を当該自動車の車速に基づいて予測
すると共に、その予測時間に基づいて針路変更の報知を
行う時間を設定するようにしているので、例えば当該自
動車の平均車速が著しく低下したとしても、それに対応
させて報知時間を遅らせるようにすれば、分岐点に近接
したところから誘導案内が行われることになって、誤誘
導が確実に防止されることになる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
【0023】この実施例に係るナビゲーション装置は、
例えば車体のダッシュパネルの中央付近に組み込まれた
ディスプレイ1を中核として構成されるマルチインフォ
メーションシステムの一部として構成される。つまり、
上記ディスプレイ1の作動を制御するコントロールユニ
ット(以下、VIDEO−CUという)10には、ナビ
ゲーション制御用のコントロールユニット(以下、NA
VI−CUという)20に加えて、例えば商用TV放送
の受信などを制御するコントロールユニット(以下、T
V−CUという)30や、FM放送やAM放送などの各
種のオーディオソースの選択などを制御するコントロー
ルユニット(以下、AUDIO−CUという)40など
が、例えば多重伝送路2を介して交信可能に接続されて
いると共に、上記ディスプレイ1の周辺に配置された複
数のキースイッチ11…11を選択的に操作することに
より、指定されたキースイッチ11に対応するコントロ
ールユニットから出力される情報内容などを示す画面
が、ディスプレイ1に表示されるようになっている。つ
まり、例えばナビゲーション用に割り当てられたキース
イッチ11を押せば、VIDEO−CU10とNAVI
−CU20との間で情報交換が行われて、例えば図2に
示すようなナビゲーション用のメニュー画面がディスプ
レイ1に表示されることになる。
【0024】ここで、上記メニュー画面には各種の入力
項目が表示されると共に、各種のコマンドキーが疑似的
に表示されるようになっており、例えば「現在地」の項
目欄に表示された「設定」キー1aを触れば、その操作
がタッチセンサ12で検出されてVIDEO−CU10
に入力されて、現在地の設定を促す入力画面に切り換わ
ることになる。一方、同項目欄の「表示」キー1bを触
れば、その時点における自車の位置を示す表示画面に切
り換えられる。また、「目的地」の項目欄に表示された
「設定」キー1cを触れば、目的地の設定を促す入力画
面に切り換わることになる。そして、目的地の設定後に
「表示」キー1dを触れば、設定された目的地を示す表
示画面に切り換えられる。なお、「AUTO」キー1e
を接触操作することにより、目的地への誘導案内を自動
的に行う経路誘導モードとなる。
【0025】ここで、上記NAVI−CU20にはCD
−ROMドライブ21が接続されており、地図データや
その他の情報内容がディジタルデータとして格納された
CD−ROM3を装着することにより、その情報内容が
NAVI−CU20に取り込まれると共に、地図データ
に基づいて生成された画像データがVIDEO−CU1
0に転送されて、図3に示すようにディスプレイ1上に
地図画面が表示されるようになっている。
【0026】そして、このNAVI−CU20には、当
該自動車の車速を検出する車速センサ22からの信号、
自車の進行方向を検出する方位センサ23からの信号、
位置認識用の人工衛星からの送信電波を受信するGPS
受信アンテナ24からの信号、走行中の車線を検出する
車線検出センサ25からの信号、運転者の前方視界の認
識度を検出する視界センサ26からの信号、ABS制御
用のコントロールユニット(以下、ABS−CUとい
う)50で求められた路面摩擦係数を示す信号などが入
力されるようになっており、NAVI−CU20はこれ
らの信号に基づいて自車位置を認識したり、例えば現在
地表示モードや経路誘導モードにおいては、上記CD−
ROM3から取り込んだ地図データに基づいて生成した
地図画面を、例えば図3に示すように自車の推定位置を
示す自車位置マークMを中心として上記ディスプレイ1
に表示させる。そして、経路誘導モードにおいては、目
的地への誘導経路に設けられた針路変更点に到達する直
前から、針路変更を指示する誘導メッセージを音声合成
ユニット27を介してスピーカ28から報知させるよう
になっている。
【0027】なお、TVモードを設定したときには、N
AVI−CU20からTV−CU30に制御が引き渡さ
れる。そして、TV−CU30は、ディスプレイ1上に
TV用の操作画面などを表示すると共に、受信したTV
放送の映像信号をディスプレイ1に出力し、音声信号を
オーディオシステムを構成するパワーアンプ41に出力
する。これにより、ディスプレイ1にはTV画面が表示
されると共に、パワーアンプ41に接続されたスピーカ
42,42からTV音声が再生出力されることになる。
また、オーディオモードを設定したときには、AUDI
O−CU40に制御が引き渡される。その場合に、AU
DIO−CU40は、ディスプレイ1上に操作画面など
を表示すると共に、例えば内蔵したチューナで受信した
ラジオ放送の音声信号をパワーアンプ41に出力する。
【0028】次に、NAVI−CU20が行うナビゲー
ション制御の概略を説明する。
【0029】すなわち、NAVI−CU20は、ディス
プレイ1の周辺に設けられたナビゲーション用のキース
イッチ11のON信号を示す信号を受信すると、前述し
たように図2に示すメニュー画面を生成してディスプレ
イ1に表示させた上で、タッチセンサ12からの入力操
作を待つ。そして、「現在地」の項目欄における「設
定」キー1aの接触操作を示す信号を受信したときに
は、CD−ROMドライブ21にセットされたCD−R
OM3にアクセスすることにより、例えば全国地図をデ
ィスプレイ1に表示させた上で、運転者による画面のタ
ッチ操作に従って、縮尺を順次小さくした地図画面を表
示していき、最終的に図3に示すような細密地図をディ
スプレイ1に表示する。そして、その状態において運転
者が接触した地点の座標を現在位置として記憶した後、
上記メニュー画面に復帰する。なお、GPS受信アンテ
ナ24からの受信信号に基づいて現在地の緯度、軽度が
適正に計算されるときには、その数値に応じて現在位置
を補正する。
【0030】この状態において、「目的地」の項目欄の
「設定」キー1cが接触操作されたときには、NAVI
−CU20は、現在地の設定時と同様に目的地の付近を
示す細密地図が表示された状態のときに、運転者が指し
示した地点を目的地の座標として記憶する。そして、そ
の目的地の座標と上記のようにして設定された現在地の
座標とを結ぶ道路データを地図データから選択すると共
に、所定のアルゴリズムに従って演算した最適経路を誘
導経路として選択し、その誘導経路を構成する経路番号
と、各経路の分岐点を示すノード番号とを経路誘導デー
タとして記憶する。
【0031】そして、NAVI−CU20は、上記メニ
ュー画面上の「AUTO」キー1eが接触操作されたと
きに、経路誘導モードに移って当該自動車を上記誘導経
路に沿って目的地まで誘導することになる。
【0032】すなわち、NAVI−CU20は、車速セ
ンサ22からの信号に基づいて出発点を起点とする自車
の走行距離を算出した上で、その距離が所定の設定値に
到達した時点で方位センサ23からの信号が示す方位デ
ータと組み合わせて、これらのデータが示す位置を自車
の現在位置と推定する。そして、このデータを蓄積する
ことにより、出発点を起点とする自車の走行軌跡を求め
て、その先端の位置が中心となるようにディスプレイ1
に表示された道路地図をスクロールさせる。その場合
に、上記走行軌跡が記憶した経路誘導データから逸脱し
たときには、地図画面上の道路に一致させるように自車
位置を補正すると共に、それに対応させて道路地図を移
動させる。
【0033】そして、自車の推測位置が誘導経路を構成
する分岐点に近づいたときには、例えば分岐点の比較的
手前側の200mの位置に接近したときに針路変更方向
を知らせる予備的なメッセージを、合成音声としてスピ
ーカ28から再生出力させると共に、自車が分岐点に近
接したときに針路変更方向に誘導する本報知を開始す
る。
【0034】このようにして、当該自動車が誘導経路に
従って目的地へと誘導されるのであるが、この実施例に
おいては、上記の本報知を行う最終誘導案内処理が図4
に示すフローチャートに従って次のように行われるよう
になっている。
【0035】すなわち、NAVI−CU20は、自車の
推測位置を経路誘導データに照らし合わせて、次の交差
点が直進か否かを判定して、NOと判定したときには左
折か否かを判定する(ステップS1,S2)。そして、
左折と判定したときには、ステップS3で本報知を行う
位置を算出するための基準位置を変更すると共に、ステ
ップS4を実行して変更した新たな基準位置を起点とし
て上記報知位置を設定する。一方、NAVI−CU20
は、上記ステップS2においてNOと判定したとき、す
なわち右折であると判定したときには、ステップS3を
スキップしてステップS4に移る。
【0036】つまり、例えば図5に示すように、当該自
動車Cが走行中の道路4に対して、前方の交差点で右折
するように誘導経路が設定されていたとすると、交差点
の中心における本来の基準位置Poを起点として所定距
離Ls(例えば50m)だけ手前側に位置する点Pgが
報知位置として設定されることになる。
【0037】一方、前方の交差点で左折するように誘導
経路が設定されている場合には、NAVI−CU20
は、上記基準位置Poを当該道路5の手前側の路側まで
の幅Wだけ移動し、その位置を左折用基準位置Po’と
して設定する。そして、この左折用基準位置Po’を起
点として上記所定距離Lsだけ手前側に位置する点P
g’を左折用の報知位置として設定することになる。
【0038】図4のフローチャートに戻り、NAVI−
CU20はステップS5を実行して所定の報知位置補正
処理を行った上で、ステップS6を実行して自車の推測
位置が報知位置を通過したか否かを判定して、YESと
判定するステップS7で本報知を開始する。つまり、例
えば左折時においては、音声合成ユニット27を作動さ
せることにより、「左折して下さい」という誘導メッセ
ージを生成して、その合成音声をスピーカ28から断続
的に報知させるのである。
【0039】次に、NAVI−CU20はステップS8
を実行して交差点を通過したか否かを判定して、YES
と判定したときにステップS9を実行して本報知を終了
する。
【0040】このような制御が当該自動車の推測位置が
交差点あるいは分岐点を通過する度に繰り返されること
になる。
【0041】そして、この実施例においては、上記フロ
ーチャートのステップS5における報知位置補正処理
が、図6に示すフローチャートに従って次のように行わ
れるようになっている。
【0042】つまり、NAVI−CU20はステップS
10で車速センサ22からの信号が示す車速が高車速か
否かを判定し、YESと判定したときにステップS11
を実行して報知位置を交差点から離反する方向に延伸す
る。
【0043】上記の構成によれば、次のような作用が得
られることになる。
【0044】つまり、当該自動車Cが左折すべき交差点
に対して低速で接近しているものとすると、図5に示し
た点Pg’に到達した時点から誘導メッセージが報知さ
れることになる。したがって、右折時と同様に針路変更
を行う地点から所定距離Lsだけ離れたところから誘導
メッセージが報知されることになって、上記距離Lsを
短めに設定したとしても、交差点(もしくは分岐点)の
直前あるいは通過中に誘導案内が開始されることがな
く、経路誘導精度が向上することになる。
【0045】また、当該自動車Cの車速が速いときに
は、図5に示すように上記点Pg’よりも更に交差点か
ら離れた点Pg”で誘導メッセージの報知が開始される
ことになり、運転者は余裕をもって車速を低下させるこ
とが可能となって、心理的に安定した状態でコーナリン
グ操作を行うことができる。
【0046】次に、図7のフローチャートを用いてNA
VI−CU20が行う報知位置補正処理の別の実施例を
説明する。
【0047】すなわち、NAVI−CU20はステップ
S12で自車が隣接する2つの車線の内で左側車線を走
行しているか否かを判定する。なお、この判定は図1の
制御システムで示した車線検出センサ25からの信号に
基づいて行われる。そして、NAVI−CU20は、自
車が左側車線を走行していると判定したときには、ステ
ップS13に進んで経路誘導データに基づいて次の分岐
点を右折誘導するか否かを判定すると共に、YESと判
定したときにはステップS14を実行して報知位置を分
岐点から離反する方向に延伸した後、上記図4のフロー
チャートにおけるステップS6にリターンし、またNO
と判定したときには上記ステップS14をスキップして
リターンする。
【0048】一方、NAVI−CU20は上記ステップ
S12においてNOと判定したとき、つまり右側の車線
を走行していると判定したときには、ステップS15に
移って次の分岐点を今度は左折誘導するか否かを判定し
て、YESと判定したときには上記ステップS14を実
行して報知位置を分岐点から離反する方向に延伸した後
リターンし、またNOと判定したときには上記ステップ
S14をスキップしてリターンする。
【0049】これによれば、次のような得られる。
【0050】今、図8に示すように、当該自動車Cが2
車線あるうちの左側の走行車線6aを走行している状態
で、左折すべき交差点に対して接近しているものとする
と、点Pg’に到達した時点から誘導メッセージが報知
されることになる。したがって、この場合においても、
右折時と同様に針路変更を行う地点から所定距離Lsだ
け離れたところから誘導メッセージが報知されることに
なって、上記距離Lsを短めに設定したとしても、交差
点(もしくは分岐点)の直前あるいは通過中に誘導案内
が開始されることがなく、この場合においても経路誘導
精度が向上することになる。
【0051】一方、右折するように誘導経路が設定され
ている場合には、右側の追越し車線6bを走行している
状態において本報知が開始される点Pgよりも交差点か
ら離れた点Pg”で誘導メッセージの報知が開始される
ことになり、その分だけ車線変更を行う時間的余裕が確
保されることになって、運転者の負担が軽減される。
【0052】なお、3車線以上の道路についても、同様
なロジックで報知位置を補正するようにすれば、同様な
効果が期待される。
【0053】次に、図9のフローチャートを用いてNA
VI−CU20が行う報知位置補正処理の更に別の実施
例を説明する。
【0054】すなわち、NAVI−CU20はステップ
S16でABS−CU50から取り込んだ路面摩擦係数
を示す情報が低μに相当するか否かを判定して、NOと
判定したときには視界センサ26から取り込んだ前方視
界の程度を示す情報が視界不良に相当するか否かを判定
し、YESと判定したときにはステップS18を実行し
て報知位置を分岐点から離反する方向に延伸した後、上
記図4のフローチャートにおけるステップS6にリター
ンし、またNOと判定したときには上記ステップS18
をスキップしてリターンする。
【0055】一方、NAVI−CU20は上記ステップ
S16においてYESと判定したときには、ステップS
17を実行することなくステップS18に進んで、報知
位置を分岐点から離反する方向に延伸する。
【0056】したがって、路面がスリップしやすかった
り、良好な視界が確保されない走行環境の下では、通常
よりも早めに針路変更を促す誘導メッセージが報知され
ることになって、運転者の負担が軽減されることにな
る。
【0057】もちろん、上記3種の報知位置補正処理を
同時に行うようにしてもよい。
【0058】次に、NAVI−CU20が行う最終誘導
案内処理の別の実施例を説明する。
【0059】すなわち、NAVI−CU20は、自車の
推測位置を誘導経路を構成する道路データに照らし合わ
せて、次の交差点が直進か否かを判定して、NOと判定
したときには左折か否かを判定する(ステップT1,T
2)。左折と判定したときには、ステップT3で上記各
実施例と同様に本報知を行う位置を算出するための基準
位置を変更すると共に、ステップT4で自車の平均車速
を算出した上で、ステップT5を実行することにより、
その平均車速に基づいて自車が変更した基準位置に到達
するまでの時間を予測する。そして、ステップT6を実
行して予測した時間に基づいて本報知を行う報知開始時
間を設定する。この場合、例えば到達予測時間から逆算
して所定時間(例えば5約秒)前に報知が開始されるよ
うに報知開始時間が設定されることになる。
【0060】次に、NAVI−CU20はステップT7
を実行して、上記設定時間が経過したか否かを判定し、
YESと判定するステップT8で本報知を開始すると共
に、ステップT9を実行して交差点を通過したか否かを
判定して、YESと判定したときにステップT10を実
行して本報知を終了する。
【0061】一方、NAVI−CU20は、上記ステッ
プT2においてNOと判定したとき、すなわち右折であ
ると判定したときには、ステップT3をスキップしてス
テップT4に移り、以下の各ステップを実行する。した
がって、この場合には、報知開始時間が交差点の位置を
基準として設定されることになる。
【0062】この実施例によれば、次のような作用が得
られる。
【0063】つまり、当該自動車が左折すべき交差点に
対して接近しているものとすると、右折時に比べて相対
的に早めに誘導メッセージが報知されることになる。し
たがって、交差点(もしくは分岐点)の直前あるいは通
過中に誘導案内が開始されることがなく、経路誘導精度
が向上することになる。
【0064】特に、当該自動車の平均車速が著しく低下
した状態においては、それに対応して報知開始時間も遅
くなるので、その分だけ分岐点に近接したところから誘
導案内が開始されることになって、誤誘導が確実に防止
されることになる。
【0065】なお、画面表示によって誘導案内を行うよ
うにしたものにおいても、本発明を実施することは可能
である。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、目的地へ
の誘導経路を構成する分岐点での針路変更に際して、当
該自動車が現在走行中の道路の一方の路側に対して分岐
点の角部を介して連続した道路の路側に沿って針路変更
を行うような針路変更時においては、針路変更の報知を
行うタイミングが早められることになるので、分岐点の
直近もしくは分岐点の途中で上記報知が行われることが
なく、これによって近距離での誘導案内を針路変更方向
に応じて適切に行うことが可能となる。
【0067】特に、第2発明によれば、上記報知位置を
針路変更方向の道路の幅に応じて変更するようにしてい
るので、当該自動車の左折時と右折時とで実際に曲がる
地点から針路変更の報知を行う地点までの距離がほぼ等
しくなり、近距離での誘導案内を針路変更方向に応じて
より精度よく行うことが可能となる。
【0068】しかも、第3発明よれば、当該自動車の車
速に応じて針路変更の報知を行う位置が補正されること
になるので、例えば比較的高速での走行時においては分
岐点よりも手前側の位置から早めに誘導案内が行われる
ことになり、針路変更に備えて余裕のある状態で車速を
低下させることが可能になって、分岐点における当該自
動車のコーナリング操作を安定して行わせることができ
る。
【0069】また、第4発明によれば、当該自動車が走
行中の車線と針路変更方向とに応じて報知を行う位置が
補正されることになるので、例えば当該自動車を走行車
線と追越し車線の2車線が設けられた道路の左側の走行
車線を走行させている場合において、例えば右折方向の
針路変更が指示される場合には、追越し車線の走行時に
右折方向の針路変更が指示される場合に比べて早めに誘
導案内が行われることになり、追越し車線への車線変更
のための時間が確保されることになる。
【0070】さらに、第5発明によれば、当該自動車の
走行環境、例えば走行路面の路面状態や視界に応じて報
知を行う位置が補正されることになるので、例えば低μ
路のようにスリップしやすい路面を走行しているときに
は、通常時に比べて早めに誘導案内が行われることにな
って、余裕をもってコーナリング操作を行うことが可能
となる。
【0071】一方、第6発明によれば、誘導経路におけ
る分岐点に関する所定の基準位置を誘導経路を構成する
道路データに基づいて設定して、設定された基準位置に
到達するまでの時間を当該自動車の車速に基づいて予測
すると共に、その予測時間に基づいて針路変更の報知を
行う時間を設定するようにしているので、例えば当該自
動車の平均車速が著しく低下したとしても、それに対応
させて報知時間を遅らせるようにすれば、分岐点に近接
したところから誘導案内が行われることになって、誤誘
導が確実に防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るナビゲーション装置が組み込ま
れたマルチインフォメーションシステムの一部を示すシ
ステム構成図である。
【図2】 ナビゲーション用のメニュー画面を示す模式
図である。
【図3】 地図画面の表示例を示す模式図である。
【図4】 実施例に係る最終誘導案内処理のメインルー
チンを示すフローチャート図である。
【図5】 実施例の作用を示す説明図である。
【図6】 上記誘導案内処理における報知位置補正処理
のサブルーチンの一例を示すフローチャート図である。
【図7】 上記報知位置補正処理の別の実施例に関する
サブルーチンを示すフローチャート図である。
【図8】 該実施例の作用を示す説明図である。
【図9】 上記報知位置補正処理の更に別の実施例に関
するサブルーチンを示すフローチャート図である。
【図10】 上記最終誘導案内処理の別の実施例を示す
フローチャート図である。
【符号の説明】
3 CD−ROM 20 NAVI−CU 22 車速センサ 23 方位センサ 24 GPS受信アンテナ 25 車線検出センサ 26 視界センサ 27 音声合成ユニット 28 スピーカ 50 ABS−CU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 恭宣 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データを予め記憶させた地図データ
    記憶手段と、当該自動車の現在位置を検出する自車位置
    検出手段とを備え、該検出手段により検出された当該自
    動車の現在位置と上記記憶手段に記憶された地図データ
    に含まれる道路データとを比較することにより、該道路
    データに基づいて設定された目的地までの誘導経路に従
    って当該自動車を誘導すると共に、上記誘導経路におけ
    る分路点での針路変更に際して、当該自動車が分路点に
    到達する前に針路変更方向を報知するようにした自動車
    のナビゲーション装置であって、上記道路データが示す
    分岐点の位置を基準として、該分岐点の手前側に針路変
    更の報知を行う報知位置を設定する報知位置設定手段
    と、該設定手段で設定された報知位置に当該自動車が到
    達したときに針路変更の報知を実行する報知制御手段
    と、現在走行中の道路の一方の路側に対して分岐点の角
    部を介して連続した道路の路側に沿って針路変更を行う
    ような針路変更時において、上記報知位置を該分岐点の
    手前側に変更する報知位置変更手段とが設けられている
    ことを特徴とする自動車のナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 報知位置変更手段は、分岐点の手前で針
    路変更の報知を行う報知位置を、該分岐点に接続した針
    路変更方向の道路の幅に応じて該分岐点の手前側に変更
    するように構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の自動車のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 当該自動車の車速を検出する車速検出手
    段と、該検出手段で検出された車速に基づいて針路変更
    の報知を行う報知位置を補正する報知位置補正手段とが
    設けられていることを特徴とする請求項1もしくは請求
    項2のいずれかに記載の自動車のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 当該自動車が走行中の車線を検出する車
    線検出手段と、該検出手段で検出された車線と分岐点で
    の針路変更方向とに基づいて、針路変更の報知を行う報
    知位置を補正する報知位置補正手段とが設けられている
    ことを特徴とする請求項1もしくは請求項2のいずれか
    に記載の自動車のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 当該自動車の走行環境を検出する走行環
    境検出手段と、該検出手段で検出された走行環境に応じ
    て針路変更の報知を行う報知位置を補正する報知位置補
    正手段とが設けられていることを特徴とする請求項1も
    しくは請求項2のいずれかに記載の自動車のナビゲーシ
    ョン装置。
  6. 【請求項6】 地図データを予め記憶させた地図データ
    記憶手段と、当該自動車の現在位置を検出する自車位置
    検出手段とを備え、該検出手段により検出された当該自
    動車の現在位置と上記記憶手段に記憶された地図データ
    とを比較することにより、該道路データに基づいて設定
    された目的地までの誘導経路に沿って当該自動車を誘導
    すると共に、上記誘導経路における分岐点での針路変更
    に際して、当該自動車が分岐点に到達する前に針路変更
    方向を報知するようにした自動車のナビゲーション装置
    であって、当該自動車の車速を検出する車速検出手段
    と、誘導経路における分岐点に関する所定の基準位置を
    上記道路データに基づいて設定する基準位置設定手段
    と、設定された基準位置に到達するまでの時間を当該自
    動車の車速に基づいて予測する到達時間予測手段と、該
    予測時間で予測された予測時間に基づいて針路変更の報
    知を行う時間を設定する報知時間設定手段と、該設定手
    段で設定した時間が経過したときに針路変更の報知を実
    行する報知制御手段とが設けられていると共に、上記基
    準位置設定手段が、上記道路データが示す分岐点の位置
    を基準位置とすると共に、現在走行中の道路の一方の路
    側に対して分岐点の角部を介して連続した道路の路側に
    沿って針路変更を行うような針路変更時においては、上
    記基準位置を該分岐点の手前側に変更するように構成さ
    れていることを特徴とする自動車のナビゲーション装
    置。
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Cited By (7)

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