JPH0798420B2 - 光学式情報記録媒体 - Google Patents
光学式情報記録媒体Info
- Publication number
- JPH0798420B2 JPH0798420B2 JP61206380A JP20638086A JPH0798420B2 JP H0798420 B2 JPH0798420 B2 JP H0798420B2 JP 61206380 A JP61206380 A JP 61206380A JP 20638086 A JP20638086 A JP 20638086A JP H0798420 B2 JPH0798420 B2 JP H0798420B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- teox
- optical
- recording medium
- information recording
- Prior art date
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、光ディスクや光カードなどの呼称、形態で
実用化される光学式情報記録媒体に関し、特に、追記型
と称されるものの記録材料の改良に関する。
実用化される光学式情報記録媒体に関し、特に、追記型
と称されるものの記録材料の改良に関する。
従来の技術 光ディスクには、再生専用型と、ユーザレベルで一度だ
け書き込みが行なえる追記型と、ユーザが自由に消去し
再書き込みできる書き換え可能型の3種類がある。この
発明の対象は追記型である。
け書き込みが行なえる追記型と、ユーザが自由に消去し
再書き込みできる書き換え可能型の3種類がある。この
発明の対象は追記型である。
この種の光ディスクの基本構成を第4図に示している。
プラスチックまたはガラス透明基板1の片面にトラック
案内溝とトラックアドレス用ピットとしての凹凸を予め
形成しておく、この凹凸面に所定の記録材料からなる薄
膜2、すなわち記録層2を形成する。この記録層2の上
に保護層を形成したり、これと同じものを2枚、互いの
記録層2を向い合わせて接合したりして、光ディスクの
形に仕上げる。
プラスチックまたはガラス透明基板1の片面にトラック
案内溝とトラックアドレス用ピットとしての凹凸を予め
形成しておく、この凹凸面に所定の記録材料からなる薄
膜2、すなわち記録層2を形成する。この記録層2の上
に保護層を形成したり、これと同じものを2枚、互いの
記録層2を向い合わせて接合したりして、光ディスクの
形に仕上げる。
記録および再生は、いずれも透明基板1側からここを透
過すレーザ光によって行なう。再生は、光ヘッド(光ピ
ックアップ)からの再生用レーザ光を透明基板1を通し
て記録層2に照射し、そこからの反射光の強弱を光ヘッ
ドで検出することで行なう。
過すレーザ光によって行なう。再生は、光ヘッド(光ピ
ックアップ)からの再生用レーザ光を透明基板1を通し
て記録層2に照射し、そこからの反射光の強弱を光ヘッ
ドで検出することで行なう。
情報の記録は、光ヘッドからの出力の大きな記録用レー
ザ光を記録層2に照射し、照射点の反射率を変えること
によって行なう。
ザ光を記録層2に照射し、照射点の反射率を変えること
によって行なう。
追記型光ディスクの記録材料としては各種のものが開発
されており(記録メカニズムも一種類ではない)、それ
ぞれについて高性能化、特性の安定化、長寿命化、信頼
性向上を実現すべく、活発に研究を進められているのが
現状である。
されており(記録メカニズムも一種類ではない)、それ
ぞれについて高性能化、特性の安定化、長寿命化、信頼
性向上を実現すべく、活発に研究を進められているのが
現状である。
追記型の1つに、テルルの低酸化物TeOx(0<x<2)
を主成分とする薄膜を用いた、相転移型と呼ぶ記録メカ
ニズムのもがある。これが本発明の直接的な対象であ
る。
を主成分とする薄膜を用いた、相転移型と呼ぶ記録メカ
ニズムのもがある。これが本発明の直接的な対象であ
る。
TeOxとは、化学組成上の表現で、具体的にはTeとO(酸
素原子)の記録膜中の原子パーセント比である。TeとTe
O2は化学的相容性がほとんどなく、2相分離している。
この相容性の悪い物質を非平衡状態で強制的に混合する
ことから、特異な性質が発現する。
素原子)の記録膜中の原子パーセント比である。TeとTe
O2は化学的相容性がほとんどなく、2相分離している。
この相容性の悪い物質を非平衡状態で強制的に混合する
ことから、特異な性質が発現する。
TeとTeO2を共蒸着して作製したTeOx膜は、初期状態では
アモルファスTeO2マトリックス中に数Å程度のTe微粒子
が均一に分散した構造である。このTeOx膜にレーザ光を
照射して局部加熱した後急冷すると、その部分の消衰係
数、屈折率等の光学定数が大きく変化する。
アモルファスTeO2マトリックス中に数Å程度のTe微粒子
が均一に分散した構造である。このTeOx膜にレーザ光を
照射して局部加熱した後急冷すると、その部分の消衰係
数、屈折率等の光学定数が大きく変化する。
レーザ光の照射により、その部分の温度がTeの融点(45
0℃)を超えているものと考えられる。TeOxは融解する
とTeとTeO2に分相してしまう。一度熔けてしまうと、光
学的性状が固定の場合とは一変する。
0℃)を超えているものと考えられる。TeOxは融解する
とTeとTeO2に分相してしまう。一度熔けてしまうと、光
学的性状が固定の場合とは一変する。
このようにしてTeOx膜に情報が記録される。この膜の反
射率が大小が、出力の小さい再生用レーザ光によって検
出される。
射率が大小が、出力の小さい再生用レーザ光によって検
出される。
発明が解決しようとする問題点 TeOx膜について、記録用レーザ光を照射した直後の記録
特性を時間変化で測定した場合、照射後数秒から数十秒
間にわたってCN比(ノイズに対するキャリアのレベル
比)が増加する現象が認められる。つまり、レーザ光の
照射によるTeOx膜の光学定数の変化が、照射後数秒から
数十秒もたたないと安定しない(飽和しない)のであ
る。要するに、記録時の応答が遅いのである。
特性を時間変化で測定した場合、照射後数秒から数十秒
間にわたってCN比(ノイズに対するキャリアのレベル
比)が増加する現象が認められる。つまり、レーザ光の
照射によるTeOx膜の光学定数の変化が、照射後数秒から
数十秒もたたないと安定しない(飽和しない)のであ
る。要するに、記録時の応答が遅いのである。
光ディスクの実際の運用においては、情報を記録しなが
ら直後にそれを再生し、情報が正しく記録されたか否か
を確認する。記録膜の応答が遅いと、記録時点から再生
確認時点までに長い待ち時間を挾まなければならず、実
質的な記録時間が長くなってしまう。
ら直後にそれを再生し、情報が正しく記録されたか否か
を確認する。記録膜の応答が遅いと、記録時点から再生
確認時点までに長い待ち時間を挾まなければならず、実
質的な記録時間が長くなってしまう。
レーザ光の照射後に長時間にわたってCN比が増加すると
いう現象について、その正確なメカニズムは今のところ
完全には解明されていないが、次のような2つの見方が
有力である。
いう現象について、その正確なメカニズムは今のところ
完全には解明されていないが、次のような2つの見方が
有力である。
1つは、加熱急冷後、屈折率の大半を荷っているTe粒子
が結晶成長し、その粒径が増大するという考え方である
(粒径変化説)。もう1つは、Teの結晶粒子の大きさは
変らず、結晶粒内で構造の緩和現象が生じているという
考え方である(緩和現象説)。
が結晶成長し、その粒径が増大するという考え方である
(粒径変化説)。もう1つは、Teの結晶粒子の大きさは
変らず、結晶粒内で構造の緩和現象が生じているという
考え方である(緩和現象説)。
いずれの説をとるにせよ、速い応答性を示す材料を探索
する上では、同一の結論に達する。粒径変化説をとるな
らば、Teの粒径が大きくならないよう、小さい粒子が多
数できるように枝形成元素をTeOxに添加すればよい。ま
た緩和現象説をとるとすると、Te結晶の鎖構造がその原
因であるので、Teと安定な結晶構造を形成する元素をTe
Oxに添加すればよいことになる。
する上では、同一の結論に達する。粒径変化説をとるな
らば、Teの粒径が大きくならないよう、小さい粒子が多
数できるように枝形成元素をTeOxに添加すればよい。ま
た緩和現象説をとるとすると、Te結晶の鎖構造がその原
因であるので、Teと安定な結晶構造を形成する元素をTe
Oxに添加すればよいことになる。
このような考え方に基づいて本発明がなされたもので、
その目的は、TeOxに対して適当な元素を適当量添加する
ことで、記録膜としての特性向上を実現することにあ
る。
その目的は、TeOxに対して適当な元素を適当量添加する
ことで、記録膜としての特性向上を実現することにあ
る。
問題点を解決するための手段 様々な添加元素について実験を行なった結果、この発明
では、TeOx(0<x<2)に対して10%以上の銅を添加
すると、良好な特性が得られることを見い出した。
では、TeOx(0<x<2)に対して10%以上の銅を添加
すると、良好な特性が得られることを見い出した。
作用 前述した粒径変化説と緩和現象説のように、問題となる
現象そのものが完全に解明されていないので、10%以上
添加した銅の作用メカニズムについて正確に説明するこ
とは今のところできない。ただし、2つの考え方につい
ては既に説明したとおりである。また、10%という数値
の臨界的な意味については次の実施例の項で説明する。
現象そのものが完全に解明されていないので、10%以上
添加した銅の作用メカニズムについて正確に説明するこ
とは今のところできない。ただし、2つの考え方につい
ては既に説明したとおりである。また、10%という数値
の臨界的な意味については次の実施例の項で説明する。
実 施 例 主成分としてのTeO1.1に対し、銅の添加量を様々に変化
させた多数の種類の記録材料を用い、その他の条件を同
じにして第4図に示す基本構造の光ディスクを作製し
た。そして、それら光ディスクの記録特性を同一条件で
測定した。
させた多数の種類の記録材料を用い、その他の条件を同
じにして第4図に示す基本構造の光ディスクを作製し
た。そして、それら光ディスクの記録特性を同一条件で
測定した。
この試験の代表例として、銅の添加率が3%、6%、10
%の3例について、その結果を第1図、第2図、第3図
に示している。
%の3例について、その結果を第1図、第2図、第3図
に示している。
記録用レーザ光のパワーを8mW、記録信号の周波数を3MH
zとした。グラフ中のRFは再生信号のレベルであり、CN
比はノイズレベルで相対化した再生信号レベルである。
また各図中の(A)は記録直後の特性であり、(B)は
相当時間経過後の特性である(時間軸の単位に注意)。
zとした。グラフ中のRFは再生信号のレベルであり、CN
比はノイズレベルで相対化した再生信号レベルである。
また各図中の(A)は記録直後の特性であり、(B)は
相当時間経過後の特性である(時間軸の単位に注意)。
第1図は銅の添加率3%のものである。この場合、記録
後20秒〜40秒の期間にC比の増加現象が見られる。この
傾向は、先に説明したTeOxだけのものと同じで、銅の添
加による特性向上は認め難い。
後20秒〜40秒の期間にC比の増加現象が見られる。この
傾向は、先に説明したTeOxだけのものと同じで、銅の添
加による特性向上は認め難い。
第2図は銅の添加率6%のものである。この場合、添加
率3%の場合のようなCN比の増加はない。しかし記録後
数10秒を過ぎたあたりから、CN比はどんど減小してい
き、反対にRFは増加する。この現象の原因は解らない
が、この特性では、長時間を経過すると記録情報の信頼
性は著しく低いものとなる。
率3%の場合のようなCN比の増加はない。しかし記録後
数10秒を過ぎたあたりから、CN比はどんど減小してい
き、反対にRFは増加する。この現象の原因は解らない
が、この特性では、長時間を経過すると記録情報の信頼
性は著しく低いものとなる。
第3図は銅の添加率10%のものである。この場合、記録
直後も、また長期間にも、記録特性は極めて安定してい
る。つまり、応答性がよく、しかも保存性もよい。
直後も、また長期間にも、記録特性は極めて安定してい
る。つまり、応答性がよく、しかも保存性もよい。
発明の効果 以上詳細に説明したように、この発明の光学式情報記録
媒体は、TeOxに10%以上の銅を添加したものを記録膜材
料とすることで、記録時の応答性が高くなり、TeOx系材
料の実用性が大幅に向上する。
媒体は、TeOxに10%以上の銅を添加したものを記録膜材
料とすることで、記録時の応答性が高くなり、TeOx系材
料の実用性が大幅に向上する。
第1図は銅添加率3%のものの特性図、第2図は銅添加
率6%のものの特性図、第3図は銅添加率10%のものの
特性図、第4図は光ディスクの基本構造を示す断面図で
ある。 1……透明基板、2……記録層。
率6%のものの特性図、第3図は銅添加率10%のものの
特性図、第4図は光ディスクの基本構造を示す断面図で
ある。 1……透明基板、2……記録層。
Claims (1)
- 【請求項1】テルル低酸化物TeOx(0<x<2)を主成
分とし、10%以上の銅を含んだ材料の薄膜を記録層とす
る光学式情報記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61206380A JPH0798420B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 光学式情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61206380A JPH0798420B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 光学式情報記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6361433A JPS6361433A (ja) | 1988-03-17 |
| JPH0798420B2 true JPH0798420B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=16522380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61206380A Expired - Fee Related JPH0798420B2 (ja) | 1986-09-02 | 1986-09-02 | 光学式情報記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0798420B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5677942B2 (ja) | 2009-04-28 | 2015-02-25 | 株式会社ブリヂストン | 有機繊維コード用接着剤組成物、並びにそれを用いたゴム補強材、タイヤおよび接着方法 |
| CN116601253A (zh) | 2020-12-15 | 2023-08-15 | 株式会社普利司通 | 粘合剂组合物、橡胶-有机纤维帘线复合体和轮胎 |
-
1986
- 1986-09-02 JP JP61206380A patent/JPH0798420B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6361433A (ja) | 1988-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |