JPH079851A - 車両用ドアのアシストグリップ - Google Patents

車両用ドアのアシストグリップ

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JPH079851A
JPH079851A JP14638693A JP14638693A JPH079851A JP H079851 A JPH079851 A JP H079851A JP 14638693 A JP14638693 A JP 14638693A JP 14638693 A JP14638693 A JP 14638693A JP H079851 A JPH079851 A JP H079851A
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JP
Japan
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door
assist grip
opening
grip
assist
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Application number
JP14638693A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nakano
哲 中野
Shin Sasaki
伸 佐々木
Tadashi Uto
正 宇戸
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗車状態時及びドア開閉操作時のいずれの場
合においても、アシストグリップをその機能上最適な位
置に設定する。 【構成】 ドア1の内面側に配置されるアシストグリッ
プ5を該ドア1の前後方向に移動可能に支持するととも
に、該ドア1の開閉動作に連動して、該ドア1の開閉動
作時には上記アシストグリップ5をドア後方寄りの後退
位置に位置させ、またドア1の閉状態時には上記アシス
トグリップ5をドア前方寄りの前進位置にそれぞれ移動
させるようにしたもの。かかる構成とすることで、ドア
の開閉操作時にはアシストグリップ5が後退位置に設定
されることでより小さな操作力で軽快に開閉操作を行う
ことができ、逆にドア1が閉状態にある場合にはアシス
トグリップ5が前進位置に設定されることで乗員は自然
な着座姿勢のまま確実にアシストグリップ5を把持して
自己の姿勢を確保することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ドア前後方向に移動
可能とされた車両用ドアのアシストグリップに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、走行時における乗員
の安定性確保の観点から、アシストグリップを配置する
ことが広く行なわれている。この場合、アシストグリッ
プの取付位置としては乗員による把持性を考慮してシー
トの斜め上方に位置するルーフレール部分に設定するの
が通例であり、さらに乗員の体格あるいは車体に対する
シートの前後方向設定位置の変化等に対応すべく上記ア
シストグリップを車体前後方向に移動可能とすることも
提案されている(例えば、実開平4ー50532号公報
参照)。
【0003】一方、アシストグリップを単なる乗員の安
定性を確保する目的にのみ使用することなく、これをド
ア開閉時の把持部材としても兼用し得るようにすること
で部材の有効利用を図るという観点から、アシストグリ
ップを従来のようにルーフレール側ではなくドア側に設
けるという考えもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
アシストグリップをドア側に配置する構成とする場合、
該アシストグリップのドアに対する取付位置が問題とな
る。即ち、乗車状態(従って、ドア閉状態)においてはア
シストグリップは専ら旋回走行時等における乗員の安定
性確保のために使用されるものであり、従って、シート
に着座した乗員が楽な姿勢でこれを把持し且つ自己の体
の安定性を確保し得るようにするためには該アシストグ
リップはドアの比較的車体前方寄り位置に取り付けられ
ていることが望ましい。
【0005】これに対して、アシストグリップをドアの
開閉操作時の把持部として機能させるためには、ドアの
軽快な開閉操作を実現するという観点から該ドアの回動
支点となるドアヒンジから比較的遠く離れ、小さな操作
力で大きな開閉モーメントを確保できる位置、即ち、ド
アの車体後方寄り位置にアシストグリップが取り付けら
れていることが望ましい。
【0006】従って、アシストグリップをドアに対して
固定的に取り付けた場合には、上記した二つの異なる要
求のいずれか一方を犠牲にするが、あるいはこの二つの
要求をともに幾分づつ犠牲にするかのいずれかを選択し
なければならず、いずれにしてもアシストグリップをド
ア側に取り付けるという当初の趣旨が十分に反映されな
い不満の残るものとなる。
【0007】そこで本願発明は、ドア側に配置されるア
シストグリップにおいて、乗車状態時及びドア開閉操作
時のいずれの場合においてもアシストグリップの位置を
その機能上最適な位置に設定し得るようにせんとしてな
されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、ドアの内面側に配置されるアシストグリップを
該ドアの前後方向に移動可能に支持する支持手段と、ド
アの開閉動作に連動して作動し該ドアの開閉動作時には
上記アシストグリップをドア後方寄りの後退位置に位置
させ、またドアの閉状態時には上記アシストグリップを
ドア前方寄りの前進位置にそれぞれ移動させる駆動手段
を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
車両用ドアのアシストグリップにおいて、上記駆動手段
を、上記ドアの開閉動作時における変位を受けて作動す
る変位伝達機構で構成したことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
車両用ドアのアシストグリップにおいて、上記駆動手段
を、上記ドアの開閉動作に関連して出力される制御信号
を受けて発停制御される電動機構で構成したことを特徴
としている。
【0011】請求項4記載の発明では、ドアの内面側に
配置されるアシストグリップを該ドアの前後方向に移動
可能に支持する支持手段と、該アシストグリップをその
移動方向に駆動する駆動手段と、上記アシストグリップ
の移動経路の近傍位置に配置された人為操作手段と、上
記アシストグリップを上記人為操作手段を車室側から覆
う位置において停止させる如く上記駆動手段に停止信号
を出力する停止制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項5記載の発明では、ドアの内面側に
配置されるアシストグリップを該ドアの前後方向に移動
可能に支持する支持手段と、ドアの開閉動作に関連して
出力される制御信号を受けて発停制御される電動機構で
構成され、該ドアの開閉動作時には上記アシストグリッ
プをドア後方寄りの後退位置に位置させ、またドアの閉
状態時には上記アシストグリップをドア前方寄りの前進
位置にそれぞれ移動させる駆動手段と、上記アシストグ
リップの前進位置と後退位置との間における移動経路の
近傍位置に配置された人為操作手段と、上記アシストグ
リップを上記人為操作手段を車室側から覆う位置におい
て停止させる如く上記駆動手段に停止信号を出力する停
止制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明では、請求項4及び5
記載の車両用ドアのアシストグリップにおいて、上記停
止制御手段を、特定操作用スイッチの操作を規制する操
作規制スイッチで構成したことを特徴としている。
【0014】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることによって
それぞれ次のような作用が得られる。
【0015】 請求項1記載の発明では、ドアが開閉
操作される場合にはこれに連動してアシストグリップが
後退位置に設定されることで該ドアの回動中心となるド
アヒンジから操作力の入力点となるアシストグリップま
での距離が長くなり、それだけ乗員はより小さな操作力
で且つ軽快にドアの開閉操作を行うことができる。これ
に対して、ドアが閉状態にある場合には、上記アシスト
グリップが前進位置に設定されるため、乗員はシートに
着座した自然な姿勢のままアシストグリップを確実に把
持して自己の姿勢保持を行うことができるものである。
【0016】 請求項2記載の発明では、上記記載
の作用に加えて、アシストグリップをその前進位置と後
退位置との間で移動させる駆動手段をドアの開閉操作時
における変位を受けて作動する変位伝達機構で構成して
いることから、該ドアの開閉動作とアシストグリップの
移動動作との連動が確実ならしめられるものである。 請求項3記載の発明では、上記記載の作用に加え
て、駆動手段をドアの開閉動作に関連して出力される制
御信号を受けて発停制御される電動機構で構成している
ことから、該電動機構の作動制御により上記アシストグ
リップの移動を自動制御することが可能となるものであ
る。
【0017】 請求項4記載の発明では、停止制御手
段によりアシストグリップを人為操作手段を覆う位置位
置において停止させることで、該人為操作手段の操作が
阻止されることから、該人為操作手段の不必要な操作あ
るいは誤操作を確実に防止することができるものであ
る。
【0018】 請求項5記載の発明では、ドアの開閉
状態に対応してアシストグリップが、ドア開閉操作に都
合の良い後退位置とドア閉状態での自己の姿勢保持に都
合の良い前進位置とに選択的に設定されるとともに、停
止制御手段の作動時にはドアの開閉状態の如何に拘わら
ずアシストグリップが人為操作手段を覆う位置に移動し
該人為操作手段の操作を阻止するものである。
【0019】 請求項6記載の発明では、アシストグ
リップを人為操作手段を覆う位置で停止させる停止制御
手段が特定操作用スイッチの操作を規制する操作規制ス
イッチで構成されているので、運転者が例えば、安全確
保のために操作規制スイッチを操作すれば、これに連動
してアシストグリップが移動し、例えば、安全を阻害す
るような人為操作手段の操作が阻止され、走行上の安全
性が確保されるものである。
【0020】
【発明の効果】従って、本願各発明の車両用ドアのアシ
ストグリップによればそれぞれ次のような効果が得られ
る。
【0021】(a) 請求項1,2及び3記載の車両用ドア
のアシストグリップによれば、乗員による軽快なドア開
閉操作と、ドア閉状態でのアシストグリップによる姿勢
保持とが両立され、車両の操作性及び安全性のより一層
の向上が図れるものである。 (b) 請求項4,5及び6記載の車両用ドアのアシストグ
リップによれば、上記(a)記載の効果に加えて、アシス
トグリップにより人為操作手段の不必要な操作あるいは
誤操作が確実に防止されることで、車両操作上の信頼性
のより一層の向上が図れるものである。
【0022】
【実施例】以下、本願発明の車両用ドアのアシストグリ
ップを添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0023】第1実施例 図1には、本願の請求項1及び2記載の発明の実施例に
かかる後述のアシストグリップ5を備えた自動車のフロ
ントドアXが示されている。このドアXは、インナーパ
ネルとアウターパネルにより閉断面状に形成されたドア
本体1の内面側にドアトリム2を取り付けて構成され、
上記ドア本体1の前端面1aに設けた上下一対のドアヒ
ンジ3,3により車体側のドア開口(図示省略)の前端面
に枢支される。
【0024】上記ドアトリム2には、アームレスト部4
がドア前後方向(車体前後方向)に向けて形成されるとと
もに、該アームレスト部4の直上方位置には本願発明の
対象たるアシストグリップ5がドア前後方向に移動可能
に取付られている。そして、このアシストグリップ5
は、後述する支持手段P及び駆動手段Qにより、図1に
実線図示するようにドア前端寄りに位置する前進位置
(即ち、ドア閉状態において乗員が把持するのに最適な
位置)と、ドア後端寄りに位置する後退位置(即ち、ドア
開閉操作時に乗員が操作するに最適な位置)の前後に二
位置間で移動可能とされ、且つドアの開閉状態に応じて
自動的に上記二位置のいずれかの位置に選択設定され
る。以下、このアシストグリップ5の具体的構造を図2
及び図3を参照して詳述する。
【0025】上記アシストグリップ5は、図2及び図3
に示すように、略三角枠状に形成されるものであって、
その一辺をドア本体1側への取付部となる基端部5aと
し、また他の一辺を乗員が把持するための把持部5bと
している。また、このアシストグリップ5は、上記基端
部5a側に、該基端部5aの上下両端近くから突出し且つ
その先端部をスライダー15とした上下一対の支持アー
ム14,14と、該各支持アーム14,14の中間位置か
ら突出するベルト連結ブラケット13とを設けている。
【0026】そして、このアシストグリップ5は、上記
ドアトリム2にドア前後方向に向けて形成された上下一
対の凹溝16,16内に収容配置された上下一対のガイ
ドレール12,12に上記支持アーム14,14のスライ
ダー15,15を係入させることで、該ガイドレール1
2,12に沿ってドア前後方向に移動可能に支持されて
いる(即ち、この実施例においては、この一対のガイド
レール12,12とアシストグリップ5側に形成した一
対のスライダー15,15とで特許請求の範囲中の支持
手段Pが構成されている)。
【0027】一方、アシストグリップ5の上記ベルト連
結ブラケット13は、ドア本体1側にドア前後方向に張
設されたベルト11の所定位置に固定されている。そし
て、このベルト11は、上記ドア本体1の前端寄りに配
置されたベルトプーリ9と後端寄りに配置されたベルト
プーリ10との間に張設されるとともに、該ベルトプー
リ9はこれと同軸上に配置したギヤ8を介して、上記ド
アヒンジ3のヒンジピン6(このヒンジピン6は非回動
とされる)に取付られたギヤ7に連動連結されている。
従って、ドアXが開閉操作され、車体側に固定されたギ
ヤ7に対してこれに噛合するギヤ8がその回りで遊星運
動することにより該ギヤ8と同軸に取り付けられたベル
トプーリ9が回転し、該ベルトプーリ9の回転に伴って
上記ベルト11が走行することで該ベルト11に取り付
けられた上記アシストグリップ5が図2に白抜き矢印で
示すようにドア前後方向に駆動されるものである。即
ち、この実施例においては、上記一対のギヤ7,8と一
対のベルトプーリ9,10及びベルト11によって特許
請求の範囲中の駆動手段Q及び変位伝達手段Rが構成さ
れている。
【0028】このようにドアXの開閉操作に連動して上
記アシストグリップ5がドア前後方向に移動する訳であ
るが、その場合、該ドアXの状態とアシストグリップ5
の設定位置との関係は次のようになっている。即ち、ド
アXが閉状態にある場合を基準とし、且つこの基準状態
においては上記アシストグリップ5が前進位置に設定さ
れるように該アシストグリップ5のベルト11に対する
取付位置を設定している。従って、ドアXが閉状態から
開操作される場合には、ベルト11が矢印a方向に走行
し、アシストグリップ5は前進位置から後退位置側に移
動せしめられ、該ドアXの全開状態において後退位置に
達する。一方、ドアXがその全開位置から閉操作される
場合には、上記ベルト11が矢印b方向に走行すること
でアシストグリップ5は後退位置から前進位置側に移動
せしめられ、該ドアXが全閉となった時点で前進位置に
設定される。
【0029】このように、ドアXの開閉状態に連動して
アシストグリップ5が後退位置と中間位置の間で移動す
ることで、ドア開操作あるいは閉操作時にはアシストグ
リップ5がドア操作に連動して後退位置に設定されるこ
とで、乗員は軽快にドア操作を行うことができその操作
性が良好に維持され、逆にドアXが閉状態にある場合に
はアシストグリップ5が前進位置に設定され、乗員はシ
ートに着座した自然な姿勢のままドア側の腕を斜め前方
に延ばしてアシストグリップ5を確実に把持し、例えば
旋回走行時等において自己の姿勢を確実に保持すること
ができその乗車安定性が高められるものである。
【0030】第2実施例 図4及び図5には、上記第1実施例の変形例の一つであ
って本願の請求項1及び2記載の発明の実施例にかかる
アシストグリップ5及びこれを装置したドアXを示して
いる。
【0031】この実施例のものは、上記第1実施例のも
のがドアXの開閉操作に伴う車体との相対変位をベルト
11の走行変位に変換し、該ベルト11に取り付けたア
シストグリップ5を移動させるようにしていたのに対し
て、上記ドアXの開閉に伴う車体との相対変位を後述す
るスライドバー20の進退変位に変換し、さらにこれを
リンク機構を介してアシストグリップ5に伝達してこれ
を前進位置と後退位置との間で移動可能としたものであ
って、その具体的構造は次の通りである。
【0032】上記アシストグリップ5は、図5に示すよ
うにドア本体1側にその前後方向に向けて配置した上下
一対のガイドレール12,12によりドア前後方向に移
動可能に支持されている(尚、このアシストグリップ5
の支持機構は上記第1実施例の場合と同様である)。
【0033】一方、ドア本体1側には、該ドア本体1側
に配置された前後一対のガイド部材30,31により進
退変位可能に支持されるとともに、その一端20aが該
ドア本体1の前端面1aから前方へ突出せしめられたス
ライドバー20が配置されている。そして、このスライ
ドバー20は、その一端20aがブラケット19を介し
て枢動可能に車体側に連結される一方、その他端20b
には、連結ピン23を介してリンクバー21の一端21
aが連結され、さらに該リンクバー21の他端21bは連
結ピン24を介して揺動バー22の一端22aに連結さ
れている。また、この揺動バー22は、その中間位置2
2cを支点ピン25により回転自在に支承せしめるとと
もに、その他端22bには係合ピン26を突設し、該係
合ピン26を上記アシストグリップ5の把持部5bの裏
面側に形成した係合長孔27に係入せしめている。
【0034】かかる構成とすることにより、ドアXの開
閉操作に伴ってスライドバー20が矢印cーd方向に進退
すると、このスライドバー20の進退変位がリンクバー
21を介して揺動バー22に伝達され、該揺動バー22
が矢印eーf方向に揺動することで上記アシストグリップ
5が前進位置と後退位置との間で移動せしめられるもの
である。従って、この実施例のものにおいても上記第1
実施例のものと同様に、ドア開操作あるいは閉操作時に
はアシストグリップ5がドア操作に連動して後退位置に
設定されることで、乗員は軽快にドア操作を行うことが
できその操作性が良好に維持され、逆にドアXが閉状態
にある場合にはアシストグリップ5が前進位置に設定さ
れ、乗員はシートに着座した自然な姿勢のままドア側の
腕を斜め前方に延ばしてアシストグリップ5を確実に把
持し、例えば旋回走行時等において自己の姿勢を確実に
保持することができその乗車安定性が高められるもので
ある。
【0035】尚、この実施例では、上記ガイドレール1
2,12で特許請求の範囲中の支持手段Pが、また上記
スライドバー20とリンクバー21と揺動バー22とで
特許請求の範囲中の駆動手段Qが構成されている。
【0036】第3実施例 図3〜図5には、上記第2実施例と同様に上記第1実施
例の変形例の一つであって本願の請求項1及び2記載の
発明の実施例にかかる車両用ドアのアシストグリップ5
の要部が示されている。この実施例のアシストグリップ
5は、上記各図に示すように、ドアXの開閉変位を、車
体側に固定されるドアヒンジ3のヒンジピン6に取り付
けられた非回動のベベルギヤ33に対して、ドア本体1
側に回転自在に支承された回動軸35に取り付けたベベ
ルギヤ34を噛合させるとともに、該回動軸35には螺
旋溝37を有するガイド軸部36を同軸状に設けてい
る。さらに、このガイド軸部36の外側に、その内周面
上に上記螺旋溝37に係入可能な係合ピン40を、また
その外周面に係合周溝41を、それぞれ形成したスライ
ダー39を嵌挿し、該スライダー39の係合ピン40を
上記ガイド軸部36の螺旋溝37に係入せしめている。
また、このスライダー39の外側に、ドア本体1側に固
定配置されるとともにその外周面の一側にその軸方向に
延びるガイド溝43を形成した固定筒部材42を嵌挿す
るとともに、該固定筒部材42のガイド溝43を通して
その内側へ上記アシストグリップ5の基端部5aに突設
した支持軸44を挿入し、該支持軸44の先端に形成し
た係合爪45を上記スライダー39の係合周溝41に係
入せしめている。
【0037】かかる構成とすると、ドアXが開閉操作さ
れる場合、ドア本体1の開閉時の変位が回動軸35を介
してガイド軸部36にその回転変位として伝達される。
そして、このガイド軸部36が回転変位することで、そ
の螺旋溝37に係合ピン40を介して係合したスライダ
ー39が軸方向に移動するとともに、該スライダー39
の軸方向への移動変位が直接アシストグリップ5のドア
前後方向への移動として現れるものである。従って、こ
の実施例のものにおいても、上記ガイド軸部36の回転
位置と上記アシストグリップ5の移動位置との関係を適
正に設定することで、上記各実施例のものと同様に、ド
ア開操作あるいは閉操作時にはアシストグリップ5が後
退位置に設定され、またドアXが閉状態にある場合には
アシストグリップ5が前進位置に設定されるものであ
る。
【0038】尚、この実施例においては、上記スライダ
ー39と固定筒部材42とで特許請求の範囲中の支持手
段Pが構成され、また上記ガイド軸部36とスライダー
39とで特許請求の範囲中の駆動手段Qが構成されてい
る。
【0039】第4実施例 図9には本願の請求項1,2,4〜6記載の発明の実施例
にかかるのアシストグリップ5を備えたドアYが示され
ている(尚、この実施例ではリヤドアに適用している
が、フロントドアにも適用し得ることは勿論である)。
この実施例のアシストグリップ5は、上記各実施例にお
けるそれとは次の二点において異なっている。その一つ
は、この実施例のアシストグリップ5は、図9に実線図
示する前進位置と、鎖線図示(符号5′)する後退位置の
他に、これらの中間に位置する中間位置(符号5″で示
す)にも位置設定し得るようになっている。そして、特
にこの中間位置においては、ドアY側に設けた後部座席
用スイッチアセンブリ51を車室側から覆ってそのスイ
ッチ操作を阻止し得るようになっている。尚、このスイ
ッチアセンブリ51には、後部座席において操作される
パワーウィンドスイッチ等が配置されている。
【0040】他の一点は、上記各実施例のものが直接ド
アYの開閉状態に伴う変位力をアシストグリップ5の移
動力として利用するのに対して、この実施例においては
ドアYの開閉とは直接関係しないモーター61(図10
参照)によってアシストグリップ5を駆動するようにす
るとともに、このモーター61の作動をドアYの開閉操
作等に関連する制御信号に基づいて制御することで上記
アシストグリップ5の設定位置を決定するようにした点
である。
【0041】先ず、このアシストグリップ5の支持機構
及び駆動機構を説明すると、このアシストグリップ5は
図10及び図11に示すように、その基端部5aに突設
したコ字状の支持アーム52を、ドア本体側に設けた上
下一対のスライドガイド57,57によりドア前後方向
にスライド可能とされたラックギヤ部材55に締着固定
することでドアY側に支持されている。尚、この場合、
上記支持アーム52は、ドアトリム54に形成したスリ
ット53,53を通して配置される。また、この実施例
では上記スライドガイド57が特許請求の範囲中の支持
手段Pに該当する。
【0042】一方、上記ラックギヤ部材55にはラック
ギヤ56が形成されている。そして、このラックギヤ5
6には駆動ギヤ58が噛合され、さらにこの駆動ギヤ5
8は中間ギヤ59を介してモーター61に取り付けられ
たピニオンギヤ60と連動連結されている。尚、このモ
ーター61は可逆運転可能とされている。従って、上記
モーター61が正転運転(矢印g方向に回転)される場合
には、上記ラックギヤ部材55が矢印i方向に移動し、
上記アシストグリップ5は前進位置側から後退位置側に
向けて移動する。逆に、上記モーター61が逆転運転
(矢印h方向に回転)される場合には、上記ラックギヤ部
材55が矢印j方向に移動し、上記アシストグリップ5
は後退位置側から前進位置側に向けて移動することにな
る。
【0043】尚、このラックギヤ部材55には、上記ア
シストグリップ5が前進位置と後退位置と中間位置の各
位置に設定された状態においてそのスライドを規制する
例えば電磁式のロック機構66(図12参照。但し、具
体的構造の図示は省略する)が設けられている。また、
この実施例においては上記モーター61が特許請求の範
囲中の駆動手段Qに該当する。
【0044】続いて、このアシストグリップ5の位置制
御の具体的方法を説明すると、先ず図12に示すように
この実施例においては、上記モーター61とロック機構
66とをコントロールユニット65からの制御信号に基
づいて制御するようになっている。そのために、このコ
ントロールユニット65には、上記アシストグリップ5
の移動位置を検出する三つの位置センサ、即ち、前進位
置に設定されたことを検出する第1位置センサ67と後
退位置に設定されたことを検出する第2位置センサ68
と中間位置に設定されたことを検出する第3位置センサ
69と、ドアYの開閉状態を検出する(具体的にはドア
Yが閉状態にあるかそれ以外の上記、即ち、開作動上記
及び閉作動状態にあるかを検出する)ドア開閉センサ7
0と、ドライバーがドアYの開閉状態とは別に任意にア
シストグリップ5の位置設定を行うためのグリップ位置
選択スイッチ71とを備え、これら各センサ及びスイッ
チからの信号がコントロールユニット65に制御要素信
号として入力されるようになっている。
【0045】以下、このコントロールユニット65によ
るアシストグリップ5の位置制御を図13に示すフロ−
チャ−トに基づいて説明する。
【0046】制御開始後、先ず、ステップS1におい
て、現在のドア状態、即ち、閉状態にあるのか、それと
も開作動状態あるいは閉作動状態にあるのかを判定す
る。ここで、現在は閉状態以外の状態、即ち、開閉作動
状態にあると判断された場合には、このドアの開閉操作
をより小さな操作力で且つ軽快に行わしめるべくアシス
トグリップ5を後退位置に設定する。即ち、先ず、ステ
ップS2において、現在アシストグリップ5は後退位置
にあるかどうかを判定し、すでに後退位置に設定されて
いる場合はそれ以上の制御を行うことなくそのまま制御
をリターンさせる。一方、現在のアシストグリップ位置
が後退位置以外である場合、即ち、前進位置あるいは中
間位置である場合には、先ずステップS3においてロッ
ク機構を解除(lock−off)してモーター61の運転を可
能とし、さらにステップS4において該モーター61を
正転作動させる。尚、この場合、各位置の相対位置関係
からして、前進位置あるいは中間位置のいずれの位置か
らの移動であっても常にモーター61は正転運転され
る。
【0047】そして、このモーター61の作動は、第2
位置センサ68によりアシストグリップ5が後退位置に
設定されたことが確認されるまで継続され、これが確認
された時点でモーター61を停止させるとともにロック
機構を作動(lock−on)させてアシストグリップ5の位置
保持を図る(ステップS5〜ステップS7)。
【0048】一方、ステップS1において、現在ドアY
は閉状態にあると判断された場合には、先ずステップS
8において、グリップ位置選択スイッチ71が操作され
ているかどうかを判定し、これが操作されていない場合
(即ち、ドライバーが後席側のアシストグリップ5の位
置を自己の意思によって位置設定しようと欲していない
場合)には、後席に着座した乗員が容易に且つ自然な着
座姿勢でアシストグリップ5を確実に把持し得るように
すべく該アシストグリップ5を前進位置に設定する。即
ち、ステップS9において、現在アシストグリップ5は
前進位置にあるかどうかを判定し、前進位置にない場合
には、ステップS10においてロック機構を解除すると
ともに、ステップS11においてモーター61を逆転作
動させ、該アシストグリップ5を後退位置あるいは中間
位置から前進位置側へ移動させる。そして、第1位置セ
ンサ67によりアシストグリップ5が前進位置に設定さ
れたことが確認された時点で(ステップS12)、モータ
ー61を停止させるとともにロック機構を作動させてア
シストグリップ5を前進位置において位置保持する(ス
テップS13,ステップS14)。
【0049】これに対して、ステップS8において、ド
ライバーによりグリップ位置選択スイッチ71が操作さ
れたと判断される場合には、先ずステップS15におい
てその選択が前進位置の選択であるかどうかを判定し、
前進位置の選択である場合にはそのままステップS9〜
ステップS14の制御を実行してアシストグリップ位置
を前進位置に設定し且つ位置保持する。
【0050】また、その選択が後退位置である場合(ス
テップS16)には、上記ステップS2〜ステップS7
の制御を実行してアシストグリップ5を後退位置に設定
し且つ位置保持する。
【0051】一方、その選択が中間位置であった場合、
即ち、ドライバーが後席乗員による後席側のスイッチア
センブリ51の操作を禁止したいと考えた場合には、先
ずステップS17において、現在アシストグリップ5は
すでに中間位置に設定されているかどうかを判定し、す
でに中間位置に設定されている場合にはそれ以上の制御
を行うことなくそのまま制御をリターンさせる。しか
し、中間位置以外の位置に設定されていた場合には、先
ずステップS18において、現在のアシストグリップ位
置は前進位置であるかどうかを判定し、前進位置である
場合には、ロック機構を解除してモーター61を正転作
動させてアシストグリップ5を前進位置から中間位置側
に移動させる(ステップS19及びステップS20)。そ
して、アシストグリップ5が中間位置に設定されたこと
が確認された時点(ステップS21)でモーター61を停
止させるとともにロック機構を作動させ、アシストグリ
ップ5を中間位置で固定する(ステップS22及びステ
ップR23)。
【0052】これに対して、ステップS18において、
現在は後退位置であると判断された場合には、ステップ
S24においてロック機構を解除するとともに、ステッ
プS25にいてモーター61を逆転作動させてアシスト
グリップ5を後退位置から中間位置側に移動させる。そ
して、アシストグリップ5が中間位置に設定されたこと
が確認された時点でモーター61を停止させるとともに
ロック機構を作動させてアシストグリップ5を中間位置
に固定する(ステップS26,ステップS22,ステップ
S23)。
【0053】かかる制御が継続的に実行されることで、
ドアYの開閉操作状態時においてはアシストグリップ5
は後退位置に設定され、またドアYが閉状態にある場合
にはアシストグリップ5が前進位置に設定されることを
基本としながら、このような場合においてもグリップ位
置選択スイッチ71がドライバーによって選択操作され
た場合にはこれを優先して該グリップ位置選択スイッチ
71により選択された位置にアシストグリップ5は強制
的に位置設定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例にかかるアシストグリッ
プを備えた車両用ドアの斜視図である。
【図2】図1に示したアシストグリップ部分の構造を示
す斜視図である。
【図3】図2のIII-III拡大縦断面図である。
【図4】本願発明の第2実施例にかかるアシストグリッ
プを備えた車両用ドアの斜視図である。
【図5】図4に示したアシストグリップ部分の構造を示
す斜視図である。
【図6】本願発明の第3実施例にかかる車両用ドアのア
シストグリップの構造を示す斜視図である。
【図7】図6に示したアシストグリップ部分の分解斜視
図である。
【図8】図6のVIII-VIII縦断面図である。
【図9】本願発明の第4実施例にかかるアシストグリッ
プを備えた車両用ドアの側面図である。
【図10】図9に示したアシストグリップ部分の構造を
示す斜視図である。
【図11】図10のXI-XI拡大縦断面図である。
【図12】図9に示したアシストグリップの制御ブロッ
ク図である。
【図13】図9に示したアシストグリップの制御フロ−
チャ−ト図である。
【符号の説明】
1はドア、2はドアトリム、3はドアヒンジ、4はアー
ムレスト部、5はアシストグリップ、5aは基端部、5b
は把持部、6はヒンジピン、7はギヤ、8はギヤ、9は
ベルトプーリ、10はベルトプーリ、11はベルト、1
2はガイドレール、13はベルト連結ブラケット、14
は支持アーム、15はスライダー、16は凹溝、17は
スリット、19はブラケット、20はスライドバー、2
1はリンクバー、22は揺動バー、23は連結ピン、2
4は連結ピン、25は支点ピン、26は係合ピン、27
は係合長孔、30はガイド部材、31はガイド部材、3
3はベベルギヤ、34はベベルギヤ、35は回動軸、3
6はガイド軸部、37は螺旋溝38はピン受孔、39は
スライダー、40は係合ピン、41は係合周溝、42は
固定筒部材、43はガイド溝、44は支持軸、45は係
合爪、50はドア、51はスイッチアセンブリ、52は
支持アーム、53はスリット、55はラックギヤ部材、
56はラックギヤ、57はスライドガイド、58は駆動
ギヤ、59は中間ギヤ、60はピニオンギヤ、61はモ
ーター、X及びYはドアである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアの内面側に配置されるアシストグリ
    ップを該ドアの前後方向に移動可能に支持する支持手段
    と、 ドアの開閉動作に連動して作動し該ドアの開閉動作時に
    は上記アシストグリップをドア後方寄りの後退位置に位
    置させ、またドアの閉状態時には上記アシストグリップ
    をドア前方寄りの前進位置にそれぞれ移動させる駆動手
    段を備えたことを特徴とする車両用ドアのアシストグリ
    ップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記駆動手段が、上
    記ドアの開閉動作時における変位を受けて作動する変位
    伝達機構で構成されていることを特徴とする車両用ドア
    のアシストグリップ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記駆動手段が、上
    記ドアの開閉動作に関連して出力される制御信号を受け
    て発停制御される電動機構で構成されていることを特徴
    とする車両用ドアのアシストグリップ。
  4. 【請求項4】 ドアの内面側に配置されるアシストグリ
    ップを該ドアの前後方向に移動可能に支持する支持手段
    と、 該アシストグリップをその移動方向に駆動する駆動手段
    と、 上記アシストグリップの移動経路の近傍位置に配置され
    た人為操作手段と、 上記アシストグリップを上記人為操作手段を車室側から
    覆う位置において停止させる如く上記駆動手段に停止信
    号を出力する停止制御手段とを備えたことを特徴とする
    車両用ドアのアシストグリップ。
  5. 【請求項5】 ドアの内面側に配置されるアシストグリ
    ップを該ドアの前後方向に移動可能に支持する支持手段
    と、 ドアの開閉動作に関連して出力される制御信号を受けて
    発停制御される電動機構で構成され、該ドアの開閉動作
    時には上記アシストグリップをドア後方寄りの後退位置
    に位置させ、またドアの閉状態時には上記アシストグリ
    ップをドア前方寄りの前進位置にそれぞれ移動させる駆
    動手段と、 上記アシストグリップの前進位置と後退位置との間にお
    ける移動経路の近傍位置に配置された人為操作手段と、 上記アシストグリップを上記人為操作手段を車室側から
    覆う位置において停止させる如く上記駆動手段に停止信
    号を出力する停止制御手段とを備えたことを特徴とする
    車両用ドアのアシストグリップ。
  6. 【請求項6】 請求項4及び5において、上記停止制御
    手段が、特定操作用スイッチの操作を規制する操作規制
    スイッチで構成されていることを特徴とする車両用ドア
    のアシストグリップ。
JP14638693A 1993-06-17 1993-06-17 車両用ドアのアシストグリップ Pending JPH079851A (ja)

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