JPH0798594A - 振動低減装置 - Google Patents
振動低減装置Info
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- JPH0798594A JPH0798594A JP6105493A JP10549394A JPH0798594A JP H0798594 A JPH0798594 A JP H0798594A JP 6105493 A JP6105493 A JP 6105493A JP 10549394 A JP10549394 A JP 10549394A JP H0798594 A JPH0798594 A JP H0798594A
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- transfer characteristic
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン4の回転次数に相当する周波数成分
の振動とは逆位相の反転振動をスピーカ14から該スピ
ーカ14と振動低減箇所にあるマイクロフォン13との
間の振動の伝達特性に応じて発生させて、振動低減箇所
での振動を低減する場合、本来の振動低減制御を行いつ
つ、スピーカ14からマイクロフォン13までの振動の
伝達特性の同定を行い、その振動の伝達特性が変化して
も効果的な振動低減制御を確保できるようにする。 【構成】 低減しようとするエンジン騒音の周波数成分
以外の周波数成分を有するテスト音を生成し、この生成
されたテスト音に基づいて、スピーカ14とマイクロフ
ォン13との間の振動の伝達特性を同定する。
の振動とは逆位相の反転振動をスピーカ14から該スピ
ーカ14と振動低減箇所にあるマイクロフォン13との
間の振動の伝達特性に応じて発生させて、振動低減箇所
での振動を低減する場合、本来の振動低減制御を行いつ
つ、スピーカ14からマイクロフォン13までの振動の
伝達特性の同定を行い、その振動の伝達特性が変化して
も効果的な振動低減制御を確保できるようにする。 【構成】 低減しようとするエンジン騒音の周波数成分
以外の周波数成分を有するテスト音を生成し、この生成
されたテスト音に基づいて、スピーカ14とマイクロフ
ォン13との間の振動の伝達特性を同定する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動源からの振動とは
逆位相の反転振動をスピーカ等の加振手段から発生させ
て振動を所定の振動低減箇所にて低減するための振動低
減装置に関し、特に、加振手段と振動低減箇所との間の
振動の伝達特性を同定するようにしたものに関する。
尚、「音」も「振動」の一種であり、この発明では「振
動」という記載は「音」も含むものとする。
逆位相の反転振動をスピーカ等の加振手段から発生させ
て振動を所定の振動低減箇所にて低減するための振動低
減装置に関し、特に、加振手段と振動低減箇所との間の
振動の伝達特性を同定するようにしたものに関する。
尚、「音」も「振動」の一種であり、この発明では「振
動」という記載は「音」も含むものとする。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種能動型の振動低減装置
として、例えば特表平1−501344号公報に開示さ
れるように、車載エンジンで発生する騒音(振動)に対
応したリファレンス信号を発生させるリファレンス信号
発生器と、このリファレンス信号発生器で発生したリフ
ァレンス信号に対し逆位相でかつ同振幅の反転音信号を
生成する適応型フィルタと、この適応型フィルタで生成
された反転音信号を受けて車室内に反転音を発生するス
ピーカと、車室内において騒音を低減すべき箇所に配置
され、該箇所での空気の振動を検出するマイクロフォン
と、このマイクロフォンにより検出される音が低減され
るよう上記適応型フィルタのフィルタ係数を逐次更新す
るLMS(Least Mean Square Method(=最小自乗
法))アルゴリズム演算手段とを備えたものが知られて
いる。
として、例えば特表平1−501344号公報に開示さ
れるように、車載エンジンで発生する騒音(振動)に対
応したリファレンス信号を発生させるリファレンス信号
発生器と、このリファレンス信号発生器で発生したリフ
ァレンス信号に対し逆位相でかつ同振幅の反転音信号を
生成する適応型フィルタと、この適応型フィルタで生成
された反転音信号を受けて車室内に反転音を発生するス
ピーカと、車室内において騒音を低減すべき箇所に配置
され、該箇所での空気の振動を検出するマイクロフォン
と、このマイクロフォンにより検出される音が低減され
るよう上記適応型フィルタのフィルタ係数を逐次更新す
るLMS(Least Mean Square Method(=最小自乗
法))アルゴリズム演算手段とを備えたものが知られて
いる。
【0003】すなわち、上記リファレンス信号発生器に
おいて、エンジン振動に対応するイグニッションパルス
信号を検出し、このイグニッションパルス信号からデジ
タル信号としてのリファレンス信号を発生させる。この
リファレンス信号は適応型フィルタに入力され、この適
応型フィルタにおいてリファレンス信号のゲインや位相
等が調整されて、エンジン騒音とスピーカから発生した
音とがマイクロフォンの配置位置で互いに打ち消しあう
ような反転音信号が生成され、この反転音信号はスピー
カに出力されて該スピーカから上記反転音が出力され
る。
おいて、エンジン振動に対応するイグニッションパルス
信号を検出し、このイグニッションパルス信号からデジ
タル信号としてのリファレンス信号を発生させる。この
リファレンス信号は適応型フィルタに入力され、この適
応型フィルタにおいてリファレンス信号のゲインや位相
等が調整されて、エンジン騒音とスピーカから発生した
音とがマイクロフォンの配置位置で互いに打ち消しあう
ような反転音信号が生成され、この反転音信号はスピー
カに出力されて該スピーカから上記反転音が出力され
る。
【0004】また、上記リファレンス信号はLMSアル
ゴリズム演算手段にも入力され、この演算手段におい
て、マイクロフォンから出力される信号のレベルが低く
なるように上記適応型フィルタのフィルタ係数を逐次更
新して最適化するようになっている。
ゴリズム演算手段にも入力され、この演算手段におい
て、マイクロフォンから出力される信号のレベルが低く
なるように上記適応型フィルタのフィルタ係数を逐次更
新して最適化するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
振動低減装置では、スピーカ等の加振手段から振動低減
箇所にあるマイクロフォン等の振動検出手段までの振動
の伝達特性を利用するので、常に良好な振動低減効果を
得るには、種々に変化する状況下で上記伝達特性を同定
しておく必要がある。
振動低減装置では、スピーカ等の加振手段から振動低減
箇所にあるマイクロフォン等の振動検出手段までの振動
の伝達特性を利用するので、常に良好な振動低減効果を
得るには、種々に変化する状況下で上記伝達特性を同定
しておく必要がある。
【0006】しかるに、この伝達特性の同定は、通常、
振動のない状況下で行われており、そのため、伝達特性
が変化してその同定を行う都度、本来の振動の低減制御
を中断する必要がある。
振動のない状況下で行われており、そのため、伝達特性
が変化してその同定を行う都度、本来の振動の低減制御
を中断する必要がある。
【0007】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、制御系の構成を改良することによ
り、本来の振動低減制御を行いつつ、スピーカ等の加振
手段から振動低減箇所にあるマイクロフォン等の振動検
出手段までの振動の伝達特性の同定を行い得るように
し、その振動の伝達特性が変化しても効果的な振動低減
制御を確保できるようにすることにある。
あり、その目的は、制御系の構成を改良することによ
り、本来の振動低減制御を行いつつ、スピーカ等の加振
手段から振動低減箇所にあるマイクロフォン等の振動検
出手段までの振動の伝達特性の同定を行い得るように
し、その振動の伝達特性が変化しても効果的な振動低減
制御を確保できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1〜4の発明では、振動低減制御の実行中
に、低減すべき周波数成分以外のテスト振動を加振手段
から発生させて加振手段と振動低減箇所との間の振動の
伝達特性を検出するようにした。
め、請求項1〜4の発明では、振動低減制御の実行中
に、低減すべき周波数成分以外のテスト振動を加振手段
から発生させて加振手段と振動低減箇所との間の振動の
伝達特性を検出するようにした。
【0009】具体的には、請求項1の発明では、図1に
示すように、振動を発生させるスピーカ等の加振手段1
4と、所定の振動低減箇所に配設され、該振動低減箇所
での振動を検出するマイクロフォンや振動センサ等の振
動検出手段13と、該振動検出手段13により検出され
た、振動源からの振動の所定周波数成分の振動信号のデ
ータから該振動信号とは逆位相の振動低減信号を上記加
振手段14及び振動検出手段13間の振動伝達特性デー
タに基づいて生成する振動低減信号生成手段36とを備
え、振動低減信号生成手段36で生成された振動低減信
号を加振手段14に出力して反転振動を加振手段14か
ら発生させることにより、振動検出手段13で検出され
る振動を低減するようにした振動低減装置が前提であ
る。
示すように、振動を発生させるスピーカ等の加振手段1
4と、所定の振動低減箇所に配設され、該振動低減箇所
での振動を検出するマイクロフォンや振動センサ等の振
動検出手段13と、該振動検出手段13により検出され
た、振動源からの振動の所定周波数成分の振動信号のデ
ータから該振動信号とは逆位相の振動低減信号を上記加
振手段14及び振動検出手段13間の振動伝達特性デー
タに基づいて生成する振動低減信号生成手段36とを備
え、振動低減信号生成手段36で生成された振動低減信
号を加振手段14に出力して反転振動を加振手段14か
ら発生させることにより、振動検出手段13で検出され
る振動を低減するようにした振動低減装置が前提であ
る。
【0010】そして、上記低減しようとする振動の周波
数成分以外の周波数成分を有するテスト振動を生成する
テスト振動生成手段38と、このテスト振動生成手段3
8で生成されたテスト振動に基づいて、加振手段14と
振動低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する伝達特
性同定手段43とを設ける。
数成分以外の周波数成分を有するテスト振動を生成する
テスト振動生成手段38と、このテスト振動生成手段3
8で生成されたテスト振動に基づいて、加振手段14と
振動低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する伝達特
性同定手段43とを設ける。
【0011】請求項2の発明では、上記テスト振動生成
手段38は、略全ての周波数成分を有する振動から、低
減すべき振動の周波数成分を除去してテスト振動を生成
するように構成する。
手段38は、略全ての周波数成分を有する振動から、低
減すべき振動の周波数成分を除去してテスト振動を生成
するように構成する。
【0012】請求項3の発明では、請求項1の発明と同
様に、振動を発生させる加振手段14と、所定の振動低
減箇所に配設され、該振動低減箇所での振動を検出する
振動検出手段13と、該振動検出手段13により検出さ
れた、振動源からの振動の所定周波数成分の振動信号の
データから該振動信号とは逆位相の振動低減信号を上記
加振手段14及び振動検出手段13間の振動伝達特性デ
ータに基づいて生成する振動低減信号生成手段36とを
備え、振動低減信号生成手段36で生成された振動低減
信号を加振手段14に出力して反転振動を加振手段14
から発生させることにより、振動検出手段13で検出さ
れる振動を低減するようにした振動低減装置において、
上記振動低減箇所でのエラー振動から、低減すべき振動
の周波数成分を除去するエラー振動抽出手段47と、こ
のエラー振動抽出手段47により低減すべき振動の周波
数成分が除去されたエラー振動に基づいて、加振手段と
振動低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する伝達特
性同定手段43とを設ける。
様に、振動を発生させる加振手段14と、所定の振動低
減箇所に配設され、該振動低減箇所での振動を検出する
振動検出手段13と、該振動検出手段13により検出さ
れた、振動源からの振動の所定周波数成分の振動信号の
データから該振動信号とは逆位相の振動低減信号を上記
加振手段14及び振動検出手段13間の振動伝達特性デ
ータに基づいて生成する振動低減信号生成手段36とを
備え、振動低減信号生成手段36で生成された振動低減
信号を加振手段14に出力して反転振動を加振手段14
から発生させることにより、振動検出手段13で検出さ
れる振動を低減するようにした振動低減装置において、
上記振動低減箇所でのエラー振動から、低減すべき振動
の周波数成分を除去するエラー振動抽出手段47と、こ
のエラー振動抽出手段47により低減すべき振動の周波
数成分が除去されたエラー振動に基づいて、加振手段と
振動低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する伝達特
性同定手段43とを設ける。
【0013】請求項4の発明では、上記振動源は自動車
に搭載されるエンジンとし、振動低減装置は、このエン
ジン回転と同期した周波数成分を有する振動を低減する
ものとする。
に搭載されるエンジンとし、振動低減装置は、このエン
ジン回転と同期した周波数成分を有する振動を低減する
ものとする。
【0014】そして、さらに、請求項5の発明では、上
記振動低減箇所での振動源からの振動レベルが基準値を
越えたことを検出する振動レベル検出手段49と、この
振動レベル検出手段49の出力を受け、振動レベルが基
準値を越えたときに、テスト振動生成手段38及び伝達
特性同定手段43に加振手段14と振動低減箇所との間
の振動の伝達特性の同定を開始させる同定開始制御手段
50とを設ける。
記振動低減箇所での振動源からの振動レベルが基準値を
越えたことを検出する振動レベル検出手段49と、この
振動レベル検出手段49の出力を受け、振動レベルが基
準値を越えたときに、テスト振動生成手段38及び伝達
特性同定手段43に加振手段14と振動低減箇所との間
の振動の伝達特性の同定を開始させる同定開始制御手段
50とを設ける。
【0015】請求項6の発明では、振動源からの振動の
周波数特性が所定範囲を越えて変動したことを検出する
周波数変動検出手段51と、この周波数変動検出手段5
1の出力を受け、振動の周波数特性が所定範囲を越えて
変動したとき、テスト振動生成手段38及び伝達特性同
定手段43に加振手段14と振動低減箇所との間の振動
の伝達特性の同定を停止させる同定停止制御手段52と
を設ける。
周波数特性が所定範囲を越えて変動したことを検出する
周波数変動検出手段51と、この周波数変動検出手段5
1の出力を受け、振動の周波数特性が所定範囲を越えて
変動したとき、テスト振動生成手段38及び伝達特性同
定手段43に加振手段14と振動低減箇所との間の振動
の伝達特性の同定を停止させる同定停止制御手段52と
を設ける。
【0016】請求項7の発明では、上記伝達特性同定手
段43により同定された周波数成分の振動の伝達特性を
基に、該周波数成分以外の周波数成分の振動について加
振手段14と振動低減箇所との間の振動の伝達特性を推
定する伝達特性推定手段54を設ける。
段43により同定された周波数成分の振動の伝達特性を
基に、該周波数成分以外の周波数成分の振動について加
振手段14と振動低減箇所との間の振動の伝達特性を推
定する伝達特性推定手段54を設ける。
【0017】請求項8の発明では、上記加振手段14か
ら振動低減箇所までの振動の応答遅れ時間を算定する遅
れ時間算定手段55と、上記伝達特性同定手段43によ
り同定された加振手段14と振動低減箇所との間の振動
の伝達特性を、上記遅れ時間算定手段55により算定さ
れた応答遅れ時間に応じて補正する伝達特性補正手段5
6とを設ける。
ら振動低減箇所までの振動の応答遅れ時間を算定する遅
れ時間算定手段55と、上記伝達特性同定手段43によ
り同定された加振手段14と振動低減箇所との間の振動
の伝達特性を、上記遅れ時間算定手段55により算定さ
れた応答遅れ時間に応じて補正する伝達特性補正手段5
6とを設ける。
【0018】請求項9の発明では、加振手段14から出
力されたテスト振動が振動低減箇所の基準位置まで到達
する時間に基づいて振動の伝播速度を検出する振動速度
検出手段57と、上記伝達特性同定手段43により同定
された加振手段14と振動低減箇所との間の振動の伝達
特性を、上記振動速度検出手段57により検出された振
動の伝播速度に応じて補正する伝達特性補正手段56と
を設ける。
力されたテスト振動が振動低減箇所の基準位置まで到達
する時間に基づいて振動の伝播速度を検出する振動速度
検出手段57と、上記伝達特性同定手段43により同定
された加振手段14と振動低減箇所との間の振動の伝達
特性を、上記振動速度検出手段57により検出された振
動の伝播速度に応じて補正する伝達特性補正手段56と
を設ける。
【0019】請求項10の発明では、請求項8及び9の
発明を組み合わせたものである。具体的には、請求項8
の発明において、加振手段14から出力されたテスト振
動が振動低減箇所の基準位置まで到達する時間に基づい
て振動の伝播速度を検出する振動速度検出手段57を設
ける。そして、伝達特性補正手段56は、伝達特性同定
手段43により同定された加振手段14と振動低減箇所
との間の振動の伝達特性を、上記振動速度検出手段57
により検出された振動の伝播速度と遅れ時間算定手段5
5により算定された応答遅れ時間とに応じて補正するよ
うに構成する。
発明を組み合わせたものである。具体的には、請求項8
の発明において、加振手段14から出力されたテスト振
動が振動低減箇所の基準位置まで到達する時間に基づい
て振動の伝播速度を検出する振動速度検出手段57を設
ける。そして、伝達特性補正手段56は、伝達特性同定
手段43により同定された加振手段14と振動低減箇所
との間の振動の伝達特性を、上記振動速度検出手段57
により検出された振動の伝播速度と遅れ時間算定手段5
5により算定された応答遅れ時間とに応じて補正するよ
うに構成する。
【0020】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、振動
低減箇所での振動低減時、該振動低減箇所の振動が振動
検出手段13により検出され、振動低減信号生成手段3
6において、上記振動検出手段13により検出された振
動源からの振動の所定周波数成分の振動信号のデータか
ら該振動信号とは逆位相の振動低減信号が加振手段14
及び振動検出手段13間の振動伝達特性データに基づい
て生成され、この振動低減信号生成手段36で生成され
た振動低減信号が加振手段14に出力されて反転振動が
加振手段14から発生される。このことにより、上記振
動検出手段13で検出される振動が低減されて、振動低
減箇所での振動を低減することができる。
低減箇所での振動低減時、該振動低減箇所の振動が振動
検出手段13により検出され、振動低減信号生成手段3
6において、上記振動検出手段13により検出された振
動源からの振動の所定周波数成分の振動信号のデータか
ら該振動信号とは逆位相の振動低減信号が加振手段14
及び振動検出手段13間の振動伝達特性データに基づい
て生成され、この振動低減信号生成手段36で生成され
た振動低減信号が加振手段14に出力されて反転振動が
加振手段14から発生される。このことにより、上記振
動検出手段13で検出される振動が低減されて、振動低
減箇所での振動を低減することができる。
【0021】そして、上記加振手段14と振動低減箇所
との間の振動の伝達特性を同定する場合、上記の如き振
動低減箇所での振動を低減する本来の振動低減制御中、
その低減しようとする振動の周波数成分以外の周波数成
分を有するテスト振動がテスト振動生成手段38により
生成され、伝達特性同定手段43において、このテスト
振動生成手段38で生成されたテスト振動に基づいて、
加振手段14と振動低減箇所との間の振動の伝達特性が
同定される。すなわち、このように振動源で発生してい
る実際の振動に基づいてテスト振動が生成され、このテ
スト振動の加振手段14からの発生により該加振手段1
4から振動低減箇所までの振動の伝達特性を同定するの
で、この伝達特性の同定を本来の振動低減制御を実行し
つつ行うことができ、振動の伝達特性が変化しても効果
的な振動低減制御を確保できる。
との間の振動の伝達特性を同定する場合、上記の如き振
動低減箇所での振動を低減する本来の振動低減制御中、
その低減しようとする振動の周波数成分以外の周波数成
分を有するテスト振動がテスト振動生成手段38により
生成され、伝達特性同定手段43において、このテスト
振動生成手段38で生成されたテスト振動に基づいて、
加振手段14と振動低減箇所との間の振動の伝達特性が
同定される。すなわち、このように振動源で発生してい
る実際の振動に基づいてテスト振動が生成され、このテ
スト振動の加振手段14からの発生により該加振手段1
4から振動低減箇所までの振動の伝達特性を同定するの
で、この伝達特性の同定を本来の振動低減制御を実行し
つつ行うことができ、振動の伝達特性が変化しても効果
的な振動低減制御を確保できる。
【0022】請求項2の発明では、上記テスト振動生成
手段38により、略全ての周波数成分を有する振動か
ら、低減すべき振動の周波数成分を除去してテスト振動
が生成されるので、既存の振動を利用してテスト振動を
容易に生成できる。
手段38により、略全ての周波数成分を有する振動か
ら、低減すべき振動の周波数成分を除去してテスト振動
が生成されるので、既存の振動を利用してテスト振動を
容易に生成できる。
【0023】請求項3の発明では、加振手段14と振動
低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する場合、エラ
ー振動抽出手段47により上記振動低減箇所でのエラー
振動から、低減すべき振動の周波数成分が除去され、伝
達特性同定手段43において、この低減すべき振動の周
波数成分が除去されたエラー振動に基づいて、加振手段
14と振動低減箇所との間の振動の伝達特性が同定され
る。従って、請求項1の発明と同様に、加振手段14か
ら振動低減箇所までの振動の伝達特性を本来の振動低減
制御を行いつつ同定することができる。
低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する場合、エラ
ー振動抽出手段47により上記振動低減箇所でのエラー
振動から、低減すべき振動の周波数成分が除去され、伝
達特性同定手段43において、この低減すべき振動の周
波数成分が除去されたエラー振動に基づいて、加振手段
14と振動低減箇所との間の振動の伝達特性が同定され
る。従って、請求項1の発明と同様に、加振手段14か
ら振動低減箇所までの振動の伝達特性を本来の振動低減
制御を行いつつ同定することができる。
【0024】請求項4の発明では、自動車に搭載される
振動源としてのエンジンで発生し、そのエンジン回転と
同期した周波数成分の振動を低減する場合に、その振動
低減制御を行いながら加振手段14と振動低減箇所との
間の振動の伝達特性の同定を行うことができる。
振動源としてのエンジンで発生し、そのエンジン回転と
同期した周波数成分の振動を低減する場合に、その振動
低減制御を行いながら加振手段14と振動低減箇所との
間の振動の伝達特性の同定を行うことができる。
【0025】請求項5の発明では、振動低減箇所での振
動源からの振動レベルが基準値を越えたときに、そのこ
とが振動レベル検出手段49により検出され、同定開始
制御手段50により、テスト振動生成手段38及び伝達
特性同定手段43による振動の伝達特性の同定が開始さ
れる。このため、振動低減効果が不十分になって振動レ
ベルが大きくなると、自動的に伝達特性の同定が行われ
て振動低減効果が回復することとなり、良好な振動低減
効果が安定して得られる。
動源からの振動レベルが基準値を越えたときに、そのこ
とが振動レベル検出手段49により検出され、同定開始
制御手段50により、テスト振動生成手段38及び伝達
特性同定手段43による振動の伝達特性の同定が開始さ
れる。このため、振動低減効果が不十分になって振動レ
ベルが大きくなると、自動的に伝達特性の同定が行われ
て振動低減効果が回復することとなり、良好な振動低減
効果が安定して得られる。
【0026】請求項6の発明では、振動源からの振動の
周波数特性が所定範囲を越えて変動したとき、そのこと
が周波数変動検出手段51により検出され、同定停止制
御手段52により、テスト振動生成手段38及び伝達特
性同定手段43による伝達特性の同定が停止する。すな
わち、振動の周波数特性の変動が所定範囲を越えるまで
伝達特性の同定が継続されることになり、各周波数成分
に応じてそれぞれ伝達特性を同定でき、全ての周波数成
分について良好な振動低減効果を得ることができる。
周波数特性が所定範囲を越えて変動したとき、そのこと
が周波数変動検出手段51により検出され、同定停止制
御手段52により、テスト振動生成手段38及び伝達特
性同定手段43による伝達特性の同定が停止する。すな
わち、振動の周波数特性の変動が所定範囲を越えるまで
伝達特性の同定が継続されることになり、各周波数成分
に応じてそれぞれ伝達特性を同定でき、全ての周波数成
分について良好な振動低減効果を得ることができる。
【0027】請求項7の発明では、伝達特性推定手段5
4により、上記伝達特性同定手段43にて同定された周
波数成分の振動の伝達特性を基に、該周波数成分以外の
周波数成分の振動について加振手段14と振動低減箇所
との間の振動の伝達特性が推定される。従って、伝達特
性同定手段43にて同定される周波数帯に伝達特性の同
定データに欠落があっても、その欠落を補うことがで
き、全ての周波数成分の伝達特性を簡単にかつ良好に同
定することができる。
4により、上記伝達特性同定手段43にて同定された周
波数成分の振動の伝達特性を基に、該周波数成分以外の
周波数成分の振動について加振手段14と振動低減箇所
との間の振動の伝達特性が推定される。従って、伝達特
性同定手段43にて同定される周波数帯に伝達特性の同
定データに欠落があっても、その欠落を補うことがで
き、全ての周波数成分の伝達特性を簡単にかつ良好に同
定することができる。
【0028】請求項8の発明では、加振手段14から振
動低減箇所までの振動の応答遅れ時間が遅れ時間算定手
段55により算定され、伝達特性補正手段56におい
て、伝達特性同定手段43にて同定された加振手段14
と振動低減箇所との間の振動の伝達特性が上記算定され
た応答遅れ時間に応じて補正される。また、請求項9の
発明では、振動速度検出手段57により、加振手段14
から出力されたテスト振動の振動低減箇所の基準位置へ
の到達時間に基づいて振動の伝播速度が検出され、伝達
特性補正手段56により、伝達特性同定手段43にて同
定された加振手段14と振動低減箇所との間の振動の伝
達特性が上記検出された振動の伝播速度に応じて補正さ
れる。さらに、請求項10の発明では、加振手段14か
ら振動低減箇所までの応答遅れ時間が遅れ時間算定手段
55により算定されるとともに、加振手段14から出力
されたテスト振動の振動低減箇所の基準位置への到達時
間に基づいて振動の伝播速度が振動速度検出手段57に
より検出され、伝達特性補正手段56において、伝達特
性同定手段43にて同定された加振手段14と振動低減
箇所との間の振動の伝達特性が上記応答遅れ時間及び振
動の伝播速度に応じて補正される。従って、これら発明
では、請求項7の発明と同様に、既に同定されている周
波数帯に伝達特性の同定データに欠落があっても、その
欠落を補うことができる。
動低減箇所までの振動の応答遅れ時間が遅れ時間算定手
段55により算定され、伝達特性補正手段56におい
て、伝達特性同定手段43にて同定された加振手段14
と振動低減箇所との間の振動の伝達特性が上記算定され
た応答遅れ時間に応じて補正される。また、請求項9の
発明では、振動速度検出手段57により、加振手段14
から出力されたテスト振動の振動低減箇所の基準位置へ
の到達時間に基づいて振動の伝播速度が検出され、伝達
特性補正手段56により、伝達特性同定手段43にて同
定された加振手段14と振動低減箇所との間の振動の伝
達特性が上記検出された振動の伝播速度に応じて補正さ
れる。さらに、請求項10の発明では、加振手段14か
ら振動低減箇所までの応答遅れ時間が遅れ時間算定手段
55により算定されるとともに、加振手段14から出力
されたテスト振動の振動低減箇所の基準位置への到達時
間に基づいて振動の伝播速度が振動速度検出手段57に
より検出され、伝達特性補正手段56において、伝達特
性同定手段43にて同定された加振手段14と振動低減
箇所との間の振動の伝達特性が上記応答遅れ時間及び振
動の伝播速度に応じて補正される。従って、これら発明
では、請求項7の発明と同様に、既に同定されている周
波数帯に伝達特性の同定データに欠落があっても、その
欠落を補うことができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0030】(実施例1)図6において、1は自動車の
車体で、その前部にはエンジンルーム2が、また前後中
央部には車室3がそれぞれ設けられ、上記エンジンルー
ム2内には振動源としての直列4気筒エンジン4が配置
され、このエンジン4は複数のマウント(図示せず)に
より車体1に支持されている。車室3内の前部には左右
の前座席5,5が、また後部には左右の後座席6,6が
それぞれ設置されており、これらの座席5,6に着座し
た乗員の耳の近傍が騒音低減箇所(振動低減箇所)とさ
れている。
車体で、その前部にはエンジンルーム2が、また前後中
央部には車室3がそれぞれ設けられ、上記エンジンルー
ム2内には振動源としての直列4気筒エンジン4が配置
され、このエンジン4は複数のマウント(図示せず)に
より車体1に支持されている。車室3内の前部には左右
の前座席5,5が、また後部には左右の後座席6,6が
それぞれ設置されており、これらの座席5,6に着座し
た乗員の耳の近傍が騒音低減箇所(振動低減箇所)とさ
れている。
【0031】上記車室3内の所定位置には、空気の振動
(音)を検出する振動検出手段としての8個のマイクロ
フォン13,13,…と、空気に振動を発生させる加振
手段としての5個のスピーカ14,14,…とがそれぞ
れ配置されている。マイクロフォン13,13,…は、
前座席5及び後座席6に着座している乗員の耳の近傍に
該座席5,6に埋め込まれた格好で設置されており、こ
の各マイクロフォン13によりその設置箇所の振動とし
ての騒音を検出する。
(音)を検出する振動検出手段としての8個のマイクロ
フォン13,13,…と、空気に振動を発生させる加振
手段としての5個のスピーカ14,14,…とがそれぞ
れ配置されている。マイクロフォン13,13,…は、
前座席5及び後座席6に着座している乗員の耳の近傍に
該座席5,6に埋め込まれた格好で設置されており、こ
の各マイクロフォン13によりその設置箇所の振動とし
ての騒音を検出する。
【0032】一方、5個のスピーカ14,14,…のう
ちの2個は前座席5,5近くの左右のドア7,7に、ま
た他の2個は後座席6,6後方に、つまり後座席6,6
にいる乗員の耳の近傍にそれぞれ設置されている。ま
た、残り1個のスピーカ14は車室3前端のインストル
メントパネル8に設置されており、これらスピーカ1
4,14,…から振動としての音、詳しくは反転音又は
オーディオ音を発生させて車室3内に流すようになって
いる。
ちの2個は前座席5,5近くの左右のドア7,7に、ま
た他の2個は後座席6,6後方に、つまり後座席6,6
にいる乗員の耳の近傍にそれぞれ設置されている。ま
た、残り1個のスピーカ14は車室3前端のインストル
メントパネル8に設置されており、これらスピーカ1
4,14,…から振動としての音、詳しくは反転音又は
オーディオ音を発生させて車室3内に流すようになって
いる。
【0033】上記各スピーカ14は、インストルメント
パネル8に配置したコントローラ21に接続されてい
る。このコントローラ21は騒音の低減制御を行うため
のもので、該コントローラ21には、上記8つのマイク
ロフォン13,13,…からの出力信号と、エンジンル
ーム2内に配置されてエンジン4の各気筒の点火プラグ
4a,4a,…にディストリビュータ9aを介して点火
電圧を送るIGコイル9の1次側からの点火信号と、イ
ンストルメントパネル8に配置したオーディオユニット
15からのオーディオ信号とが入力されており、コント
ローラ21により、基本的に、振動源としてのエンジン
4における所定周波数成分の騒音とは逆位相の反転音を
各スピーカ14から該スピーカ14と騒音低減箇所にあ
る各マイクロフォン13との間の音の伝達特性に応じて
発生させて、騒音低減箇所での騒音を低減するようにし
ている。
パネル8に配置したコントローラ21に接続されてい
る。このコントローラ21は騒音の低減制御を行うため
のもので、該コントローラ21には、上記8つのマイク
ロフォン13,13,…からの出力信号と、エンジンル
ーム2内に配置されてエンジン4の各気筒の点火プラグ
4a,4a,…にディストリビュータ9aを介して点火
電圧を送るIGコイル9の1次側からの点火信号と、イ
ンストルメントパネル8に配置したオーディオユニット
15からのオーディオ信号とが入力されており、コント
ローラ21により、基本的に、振動源としてのエンジン
4における所定周波数成分の騒音とは逆位相の反転音を
各スピーカ14から該スピーカ14と騒音低減箇所にあ
る各マイクロフォン13との間の音の伝達特性に応じて
発生させて、騒音低減箇所での騒音を低減するようにし
ている。
【0034】尚、10は車室3内前部に位置するステア
リングホイールである。また、11は騒音低減制御のO
N/OFFや騒音低減制御とオーディオユニット15の
作動との切換えを行う切換スイッチである。
リングホイールである。また、11は騒音低減制御のO
N/OFFや騒音低減制御とオーディオユニット15の
作動との切換えを行う切換スイッチである。
【0035】上記コントローラ21の構成を図5に示
す。同図において、22はIGコイル9からの点火信号
を波形整形する波形整形器、23は上記各マイクロフォ
ン13からのマイク信号を設定ゲインで増幅する増幅
器、24は該各増幅器23で増幅されたマイク信号の低
周波成分を濾波するローパスフィルタ、25は該各ロー
パスフィルタ24で濾波されたアナログ値のマイク信号
をデジタル値の信号に変換するA/D変換器である。3
4は上記波形整形器22からの出力信号及び各A/D変
換器25からの信号が入力される制御ブロックで、この
制御ブロック34において、各マイクロフォン13によ
り検出される騒音を低減させるように上記各スピーカ1
4を駆動制御するスピーカ出力信号を生成する。
す。同図において、22はIGコイル9からの点火信号
を波形整形する波形整形器、23は上記各マイクロフォ
ン13からのマイク信号を設定ゲインで増幅する増幅
器、24は該各増幅器23で増幅されたマイク信号の低
周波成分を濾波するローパスフィルタ、25は該各ロー
パスフィルタ24で濾波されたアナログ値のマイク信号
をデジタル値の信号に変換するA/D変換器である。3
4は上記波形整形器22からの出力信号及び各A/D変
換器25からの信号が入力される制御ブロックで、この
制御ブロック34において、各マイクロフォン13によ
り検出される騒音を低減させるように上記各スピーカ1
4を駆動制御するスピーカ出力信号を生成する。
【0036】また、26は上記制御ブロック34にて生
成される各スピーカ出力信号をデジタル値からアナログ
値に変換するD/A変換器、27は該各D/A変換器2
6からのスピーカ出力信号の低周波成分を濾波するロー
パスフィルタ、28は該各ローパスフィルタ27で濾波
されたスピーカ出力信号を設定ゲインで増幅する増幅器
であって、該各増幅器28で増幅されたスピーカ出力信
号はそれぞれ各スピーカ14に出力される。
成される各スピーカ出力信号をデジタル値からアナログ
値に変換するD/A変換器、27は該各D/A変換器2
6からのスピーカ出力信号の低周波成分を濾波するロー
パスフィルタ、28は該各ローパスフィルタ27で濾波
されたスピーカ出力信号を設定ゲインで増幅する増幅器
であって、該各増幅器28で増幅されたスピーカ出力信
号はそれぞれ各スピーカ14に出力される。
【0037】また、29は上記オーディオユニット15
からのオーディオ信号の低周波成分を濾波するローパス
フィルタ、30は該ローパスフィルタ29で濾波された
アナログ値のオーディオ信号をデジタル値の信号に変換
して制御ブロック34に出力するA/D変換器である。
また、31はオーディオユニット15からのオーディオ
信号の高周波成分を濾波するハイパスフィルタで、この
ハイパスフィルタ31で濾波されたアナログ値のオーデ
ィオ信号は上記各ローパスフィルタ27を通過した後の
スピーカ出力信号に加えられる。
からのオーディオ信号の低周波成分を濾波するローパス
フィルタ、30は該ローパスフィルタ29で濾波された
アナログ値のオーディオ信号をデジタル値の信号に変換
して制御ブロック34に出力するA/D変換器である。
また、31はオーディオユニット15からのオーディオ
信号の高周波成分を濾波するハイパスフィルタで、この
ハイパスフィルタ31で濾波されたアナログ値のオーデ
ィオ信号は上記各ローパスフィルタ27を通過した後の
スピーカ出力信号に加えられる。
【0038】さらに、32は所定の周波数のクロック信
号を発生するサンプリングクロック発生器で、このクロ
ック信号は上記各A/D変換器25,30、各D/A変
換器26及び制御ブロック34に出力されている。
号を発生するサンプリングクロック発生器で、このクロ
ック信号は上記各A/D変換器25,30、各D/A変
換器26及び制御ブロック34に出力されている。
【0039】上記制御ブロック34の内部構成を図4に
示す。35は波形整形器22からの点火信号に基づいて
エンジン回転の周期を測定するエンジン回転周期計測回
路、36は本発明の振動低減信号生成手段を構成するA
NCブロック(アクティブノイズキャンセラブロック)
で、このANCブロック36において、上記エンジン回
転周期計測回路35からの回転周期信号と、各マイクロ
フォン13により検出されたエンジン4からの騒音の所
定周波数成分の騒音信号のデータとから該騒音信号とは
逆位相の騒音低減用スピーカ出力信号(振動低減信号)
を上記各スピーカ14及び各マイクロフォン13間の振
動伝達特性データに基づいて生成するようになってお
り、上記スピーカ出力信号の生成のアルゴリズムとして
は例えばLMSの適応アルゴリズムが用いられる。そし
て、上記ANCブロック36で生成された騒音低減用ス
ピーカ出力信号を各スピーカ14に出力して該各スピー
カ14から反転音を発生させることにより、各マイクロ
フォン13にて検出される振動としての騒音を低減する
ようにしている。
示す。35は波形整形器22からの点火信号に基づいて
エンジン回転の周期を測定するエンジン回転周期計測回
路、36は本発明の振動低減信号生成手段を構成するA
NCブロック(アクティブノイズキャンセラブロック)
で、このANCブロック36において、上記エンジン回
転周期計測回路35からの回転周期信号と、各マイクロ
フォン13により検出されたエンジン4からの騒音の所
定周波数成分の騒音信号のデータとから該騒音信号とは
逆位相の騒音低減用スピーカ出力信号(振動低減信号)
を上記各スピーカ14及び各マイクロフォン13間の振
動伝達特性データに基づいて生成するようになってお
り、上記スピーカ出力信号の生成のアルゴリズムとして
は例えばLMSの適応アルゴリズムが用いられる。そし
て、上記ANCブロック36で生成された騒音低減用ス
ピーカ出力信号を各スピーカ14に出力して該各スピー
カ14から反転音を発生させることにより、各マイクロ
フォン13にて検出される振動としての騒音を低減する
ようにしている。
【0040】また、37は、上記エンジン回転周期計測
回路35からのエンジン回転周期信号と上記各マイクロ
フォン13からのマイク信号とを基に上記各スピーカ1
4からマイクロフォン13までの音の伝達特性を同定す
るための同定ブロックで、この同定ブロック37の出力
信号は上記ANCブロック36からのスピーカ出力信号
に加えられて各スピーカ14に出力される。
回路35からのエンジン回転周期信号と上記各マイクロ
フォン13からのマイク信号とを基に上記各スピーカ1
4からマイクロフォン13までの音の伝達特性を同定す
るための同定ブロックで、この同定ブロック37の出力
信号は上記ANCブロック36からのスピーカ出力信号
に加えられて各スピーカ14に出力される。
【0041】上記同定ブロック37の内部構成を図2に
より説明すると、図2において、38は、上記エンジン
回転周期計測回路35からの回転周期信号に基づき各ス
ピーカ14から各マイクロフォン13までの音の伝達特
性の同定のためのテスト音の信号を生成するテスト振動
生成手段としてのテスト音信号生成器、43はテスト音
信号生成器38にて生成されたテスト音信号に基づいて
伝達特性をLMSアルゴリズム演算により同定する伝達
特性同定手段としての伝達特性同定部である。
より説明すると、図2において、38は、上記エンジン
回転周期計測回路35からの回転周期信号に基づき各ス
ピーカ14から各マイクロフォン13までの音の伝達特
性の同定のためのテスト音の信号を生成するテスト振動
生成手段としてのテスト音信号生成器、43はテスト音
信号生成器38にて生成されたテスト音信号に基づいて
伝達特性をLMSアルゴリズム演算により同定する伝達
特性同定手段としての伝達特性同定部である。
【0042】上記テスト音信号生成器38は、図3に詳
示するように、各周波数成分の音を一定レベル含んだい
わゆるホワイトノイズ(図7(a)参照)を発生させる
ホワイトノイズ発生器39と、このホワイトノイズ発生
器39からのホワイトノイズ信号を上記エンジン回転周
期計測回路35からの回転周期tの信号によりエンジン
回転の次数1/t,2/t,…,m/t間に相当する周
波数成分のみを通過させるm個(複数個)のバンドパス
フィルタ40,40,…と、これらバンドパスフィルタ
40,40,…をそれぞれ通過した信号を合成する加算
器41とを有し、この加算器41から出力される信号
は、図7(b)に示す如く、エンジン回転の次数に相当
する周波数成分を含まない周波数成分、換言すれば上記
低減しようとするエンジン騒音の周波数成分以外の周波
数成分を有するテスト音とされている。
示するように、各周波数成分の音を一定レベル含んだい
わゆるホワイトノイズ(図7(a)参照)を発生させる
ホワイトノイズ発生器39と、このホワイトノイズ発生
器39からのホワイトノイズ信号を上記エンジン回転周
期計測回路35からの回転周期tの信号によりエンジン
回転の次数1/t,2/t,…,m/t間に相当する周
波数成分のみを通過させるm個(複数個)のバンドパス
フィルタ40,40,…と、これらバンドパスフィルタ
40,40,…をそれぞれ通過した信号を合成する加算
器41とを有し、この加算器41から出力される信号
は、図7(b)に示す如く、エンジン回転の次数に相当
する周波数成分を含まない周波数成分、換言すれば上記
低減しようとするエンジン騒音の周波数成分以外の周波
数成分を有するテスト音とされている。
【0043】一方、上記伝達特性同定部43は、図2に
示す如く各マイクロフォン13からのマイク信号に所定
の収束係数を乗算する収束係数乗算回路44と、この収
束係数乗算回路44で収束係数が乗算されたマイク信号
に上記テスト音信号生成器38からのテスト音信号を乗
算する乗算器45と、該乗算器45の出力毎にその出力
値に基づいてフィルタ係数を逐次更新し、その更新後の
フィルタ係数に基づいてテスト音信号を加工し、伝達特
性を同定するデジタルフィルタ46とで構成されてお
り、この伝達特性同定部43において、上記テスト音信
号生成器38で生成されたテスト音に基づいて、各スピ
ーカ14と騒音低減箇所での各マイクロフォン13との
間の音の伝達特性を同定するようにしている。
示す如く各マイクロフォン13からのマイク信号に所定
の収束係数を乗算する収束係数乗算回路44と、この収
束係数乗算回路44で収束係数が乗算されたマイク信号
に上記テスト音信号生成器38からのテスト音信号を乗
算する乗算器45と、該乗算器45の出力毎にその出力
値に基づいてフィルタ係数を逐次更新し、その更新後の
フィルタ係数に基づいてテスト音信号を加工し、伝達特
性を同定するデジタルフィルタ46とで構成されてお
り、この伝達特性同定部43において、上記テスト音信
号生成器38で生成されたテスト音に基づいて、各スピ
ーカ14と騒音低減箇所での各マイクロフォン13との
間の音の伝達特性を同定するようにしている。
【0044】したがって、上記実施例においては、車室
3内の切換スイッチ11を騒音低減制御状態に切り換え
ると、エンジン4の点火信号がコントローラ21に入力
され、そのエンジン回転周期計測回路35でエンジン回
転に対応するエンジン回転周期信号が発生して、この回
転周期信号は制御ブロック34に入力される。また、車
室3内の各マイクロフォン13により車室3内の乗員の
耳近くでの騒音が検出され、この各マイクロフォン13
の出力信号も制御ブロック34に入力される。この制御
ブロック34のANCブロック36では、各マイクロフ
ォン13により検出される騒音を低減させるためのスピ
ーカ出力信号が生成され、このスピーカ出力信号は各ス
ピーカ14に出力されて該各スピーカ14から、エンジ
ン回転の次数に相当する周波数成分を有するエンジン騒
音とは逆位相で同じ振幅の反転音が発生され、このスピ
ーカ14からの反転音と上記エンジン騒音とが乗員の耳
近くの騒音低減箇所で互いに打ち消し合い、このことで
騒音低減箇所で各マイクロフォン13により検出される
騒音が低減される。
3内の切換スイッチ11を騒音低減制御状態に切り換え
ると、エンジン4の点火信号がコントローラ21に入力
され、そのエンジン回転周期計測回路35でエンジン回
転に対応するエンジン回転周期信号が発生して、この回
転周期信号は制御ブロック34に入力される。また、車
室3内の各マイクロフォン13により車室3内の乗員の
耳近くでの騒音が検出され、この各マイクロフォン13
の出力信号も制御ブロック34に入力される。この制御
ブロック34のANCブロック36では、各マイクロフ
ォン13により検出される騒音を低減させるためのスピ
ーカ出力信号が生成され、このスピーカ出力信号は各ス
ピーカ14に出力されて該各スピーカ14から、エンジ
ン回転の次数に相当する周波数成分を有するエンジン騒
音とは逆位相で同じ振幅の反転音が発生され、このスピ
ーカ14からの反転音と上記エンジン騒音とが乗員の耳
近くの騒音低減箇所で互いに打ち消し合い、このことで
騒音低減箇所で各マイクロフォン13により検出される
騒音が低減される。
【0045】そして、このような騒音低減制御の実行
中、各スピーカ14と騒音低減箇所にある各マイクロフ
ォン13との間の音の伝達特性が同定される。すなわ
ち、上記制御ブロック34の同定ブロック37における
テスト音信号生成器38により、上記騒音低減制御によ
って低減しようとする周波数成分つまりエンジン回転の
次数に相当する周波数成分を含まないテスト音信号(図
8の破線参照)が生成され、このテスト音が図8に示す
ように上記反転音と共に各スピーカ14から出力され
て、同定ブロック37の伝達特性同定部43においてス
ピーカ14と各マイクロフォン13との間の音の伝達特
性が同定される。このようにエンジン回転の次数に相当
する周波数成分を有するエンジン騒音に対し、該周波数
成分以外の周波数成分を有するテスト音を生成し、この
テスト音の各スピーカ14からの発生により各スピーカ
14から各マイクロフォン13までの音の伝達特性を同
定するので、本来のエンジン騒音低減制御を行いなが
ら、各スピーカ14から各マイクロフォン13までの音
の伝達特性の同定を行うことができ、音の伝達特性が変
化しても効果的な騒音低減制御を実行することができ
る。
中、各スピーカ14と騒音低減箇所にある各マイクロフ
ォン13との間の音の伝達特性が同定される。すなわ
ち、上記制御ブロック34の同定ブロック37における
テスト音信号生成器38により、上記騒音低減制御によ
って低減しようとする周波数成分つまりエンジン回転の
次数に相当する周波数成分を含まないテスト音信号(図
8の破線参照)が生成され、このテスト音が図8に示す
ように上記反転音と共に各スピーカ14から出力され
て、同定ブロック37の伝達特性同定部43においてス
ピーカ14と各マイクロフォン13との間の音の伝達特
性が同定される。このようにエンジン回転の次数に相当
する周波数成分を有するエンジン騒音に対し、該周波数
成分以外の周波数成分を有するテスト音を生成し、この
テスト音の各スピーカ14からの発生により各スピーカ
14から各マイクロフォン13までの音の伝達特性を同
定するので、本来のエンジン騒音低減制御を行いなが
ら、各スピーカ14から各マイクロフォン13までの音
の伝達特性の同定を行うことができ、音の伝達特性が変
化しても効果的な騒音低減制御を実行することができ
る。
【0046】(実施例2)図9〜図13は本発明の実施
例2を示す。尚、以下の各実施例での基本構成は実施例
1と同じであるので、実施例1の各図と同じ部分につい
ては同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
例2を示す。尚、以下の各実施例での基本構成は実施例
1と同じであるので、実施例1の各図と同じ部分につい
ては同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0047】この実施例では、テスト音をオーディオユ
ニット15からのオーディオ信号に基づいて生成するよ
うになっている。すなわち、図9に示す如く、制御ブロ
ック34の同定ブロック37は、上記実施例1と同様に
テスト音信号生成器38及び伝達特性同定部43で構成
されているが、上記テスト音信号生成器38には、エン
ジン回転周期計測回路35からのエンジン回転周期信号
のみならずオーディオユニット15からのオーディオ信
号も入力されている。そして、テスト音信号生成器38
では、オーディオユニット15からのオーディオ音から
エンジン騒音(エンジン回転の次数に相当する周波数成
分からなる音)と同じ周波数成分を除去することによ
り、エンジン騒音の持つ周波数成分以外の周波数成分を
有するテスト音を生成するようにしている。
ニット15からのオーディオ信号に基づいて生成するよ
うになっている。すなわち、図9に示す如く、制御ブロ
ック34の同定ブロック37は、上記実施例1と同様に
テスト音信号生成器38及び伝達特性同定部43で構成
されているが、上記テスト音信号生成器38には、エン
ジン回転周期計測回路35からのエンジン回転周期信号
のみならずオーディオユニット15からのオーディオ信
号も入力されている。そして、テスト音信号生成器38
では、オーディオユニット15からのオーディオ音から
エンジン騒音(エンジン回転の次数に相当する周波数成
分からなる音)と同じ周波数成分を除去することによ
り、エンジン騒音の持つ周波数成分以外の周波数成分を
有するテスト音を生成するようにしている。
【0048】上記テスト音信号生成器38でオーディオ
音からエンジン騒音と同じ周波数成分を除去する処理
は、リング状データ構造上での移動平均処理により行
う。すなわち、リング状データ構造とは、図12(a)
に示す如く、予め音の時間波形データがリング分で決定
されていてこれを周期的に繰り返すように使用されるも
のであり、図12(b)に示すように、このデータ構造
を切って引き延ばした後、エンジン騒音の各次数成分を
抽出すると、図12(c)に示すようになり、各次数成
分の1次の波長に相当する区間のデータの平均をとる
と、各次数成分は全て0になる。従って、図13の上部
に示すように、オーディオ音の信号を、エンジン回転周
期の整数倍の長さを持つリング状データ構造にストアし
ておき、このオーディオ音信号に対し上記平均区間で所
定値ずつ移動しながらテータの平均をとることで、図1
3下部に示すようにオーディオ音からエンジン回転周期
の整数倍の成分のみを除去することができる。
音からエンジン騒音と同じ周波数成分を除去する処理
は、リング状データ構造上での移動平均処理により行
う。すなわち、リング状データ構造とは、図12(a)
に示す如く、予め音の時間波形データがリング分で決定
されていてこれを周期的に繰り返すように使用されるも
のであり、図12(b)に示すように、このデータ構造
を切って引き延ばした後、エンジン騒音の各次数成分を
抽出すると、図12(c)に示すようになり、各次数成
分の1次の波長に相当する区間のデータの平均をとる
と、各次数成分は全て0になる。従って、図13の上部
に示すように、オーディオ音の信号を、エンジン回転周
期の整数倍の長さを持つリング状データ構造にストアし
ておき、このオーディオ音信号に対し上記平均区間で所
定値ずつ移動しながらテータの平均をとることで、図1
3下部に示すようにオーディオ音からエンジン回転周期
の整数倍の成分のみを除去することができる。
【0049】さらに、上記移動平均処理動作のフローに
ついて図10及び図11により詳細に示すと、まず、図
10に示すステップP1においてエンジン回転周期r
(秒)を入力し、ステップP2で、上記エンジン回転周
期rとサンプリングクロック発生器32で決定されるサ
ンプリング周波数sf(Hz)とからリングデータの個
数lを求めた後、ステップP3〜P6でリングデータR
(i)を更新する。まず、ステップP3では上記データ
個数lを変数iにした後、ステップP4でリングデータ
R(i−1)をR(i)に置換し、ステップP5で変数
iにi−1を置き換え、しかる後、ステップP6で変数
iがi=1かどうかを判定する。この判定がi≠1のN
Oのときには上記ステップP4に戻ってステップP4,
P5を繰り返すが、判定がi=1のYESのときにはス
テップP7に進み、オーディオ信号R(0)を入力す
る。
ついて図10及び図11により詳細に示すと、まず、図
10に示すステップP1においてエンジン回転周期r
(秒)を入力し、ステップP2で、上記エンジン回転周
期rとサンプリングクロック発生器32で決定されるサ
ンプリング周波数sf(Hz)とからリングデータの個
数lを求めた後、ステップP3〜P6でリングデータR
(i)を更新する。まず、ステップP3では上記データ
個数lを変数iにした後、ステップP4でリングデータ
R(i−1)をR(i)に置換し、ステップP5で変数
iにi−1を置き換え、しかる後、ステップP6で変数
iがi=1かどうかを判定する。この判定がi≠1のN
Oのときには上記ステップP4に戻ってステップP4,
P5を繰り返すが、判定がi=1のYESのときにはス
テップP7に進み、オーディオ信号R(0)を入力す
る。
【0050】次いで、図11に示すステップP8〜P1
6において、データR(j)の(l/2)回の和により
i=0〜lまで移動平均処理を行う。まず、ステップP
8で変数iをi=0とし、ステップP9でデータR′
(i)をR′(i)=0に、また変数jをj=iに、さ
らに変数kをk=0にそれぞれ設定する。次のステップ
P10では、上記変数jがデータ個数lよりも大きいか
どうかを判定し、この判定がNOのときにはそのまま、
また判定がj>lのYESのときにはステップP11で
変数jをj=0に設定した後、それぞれステップP12
に進む。このステップP12では、データR′(i)に
R(j)を加えて新たなデータR′(i)を演算し、ス
テップP13では変数jをj=j+1に、また変数kを
k=k+1にそれぞれ更新した後、ステップP14で上
記変数kが(l/2)よりも大きいかどうかを判定す
る。この判定がNOのときには、上記ステップP10に
戻ってステップP11,P12,…を繰り返すが、判定
がk>(l/2)のYESのときにはステップP15に
進み、変数iにi+1を更新した後、ステップP16に
進む。このステップP16では、変数iがデータ個数l
よりも大きいかどうかを判定し、この判定がNOのとき
には、ステップP9に戻ってステップP10,P11,
…を繰り返すが、判定がi>lのYESのときにはステ
ップP17に進み、データ(i)に2R′(i)/lを
設定した後、ステップP18に進み、オーディオ信号R
(0)を出力する。
6において、データR(j)の(l/2)回の和により
i=0〜lまで移動平均処理を行う。まず、ステップP
8で変数iをi=0とし、ステップP9でデータR′
(i)をR′(i)=0に、また変数jをj=iに、さ
らに変数kをk=0にそれぞれ設定する。次のステップ
P10では、上記変数jがデータ個数lよりも大きいか
どうかを判定し、この判定がNOのときにはそのまま、
また判定がj>lのYESのときにはステップP11で
変数jをj=0に設定した後、それぞれステップP12
に進む。このステップP12では、データR′(i)に
R(j)を加えて新たなデータR′(i)を演算し、ス
テップP13では変数jをj=j+1に、また変数kを
k=k+1にそれぞれ更新した後、ステップP14で上
記変数kが(l/2)よりも大きいかどうかを判定す
る。この判定がNOのときには、上記ステップP10に
戻ってステップP11,P12,…を繰り返すが、判定
がk>(l/2)のYESのときにはステップP15に
進み、変数iにi+1を更新した後、ステップP16に
進む。このステップP16では、変数iがデータ個数l
よりも大きいかどうかを判定し、この判定がNOのとき
には、ステップP9に戻ってステップP10,P11,
…を繰り返すが、判定がi>lのYESのときにはステ
ップP17に進み、データ(i)に2R′(i)/lを
設定した後、ステップP18に進み、オーディオ信号R
(0)を出力する。
【0051】したがって、この実施例においては、各ス
ピーカ14と騒音低減箇所の各マイクロフォン13との
間の音の伝達特性を同定する場合、騒音低減箇所での騒
音を低減する本来の騒音低減制御中、オーディオユニッ
ト15から出力されかつ略全ての周波数帯域を有するオ
ーディオ音からデータの移動平均処理により、低減すべ
きエンジン騒音の周波数成分が除去されてテスト音が生
成され、このテスト音に基づいて、各スピーカ14と各
マイクロフォン13との間の音の伝達特性が同定され
る。それ故、上記実施例1と同様に、各スピーカ14か
ら各マイクロフォン13までの音の伝達特性を、本来の
騒音低減制御を行いつつ同定することができ、音の伝達
特性が変化しても効果的な騒音低減制御を確保できる。
ピーカ14と騒音低減箇所の各マイクロフォン13との
間の音の伝達特性を同定する場合、騒音低減箇所での騒
音を低減する本来の騒音低減制御中、オーディオユニッ
ト15から出力されかつ略全ての周波数帯域を有するオ
ーディオ音からデータの移動平均処理により、低減すべ
きエンジン騒音の周波数成分が除去されてテスト音が生
成され、このテスト音に基づいて、各スピーカ14と各
マイクロフォン13との間の音の伝達特性が同定され
る。それ故、上記実施例1と同様に、各スピーカ14か
ら各マイクロフォン13までの音の伝達特性を、本来の
騒音低減制御を行いつつ同定することができ、音の伝達
特性が変化しても効果的な騒音低減制御を確保できる。
【0052】また、略全ての周波数帯域を有するオーデ
ィオ音から低減すべきエンジン騒音の周波数成分を除去
してテスト音が生成されるので、既存のオーディオ音を
利用してテスト音を容易に生成できる。
ィオ音から低減すべきエンジン騒音の周波数成分を除去
してテスト音が生成されるので、既存のオーディオ音を
利用してテスト音を容易に生成できる。
【0053】尚、この実施例では、オーディオ音からエ
ンジン騒音と同じ周波数成分を除去して、エンジン騒音
の持つ周波数成分以外の周波数成分を有するテスト音を
生成するようにしているが、オーディオ音に代えて上記
実施例1のようなホワイトノイズを使用してもよく、同
様の作用効果が得られる。
ンジン騒音と同じ周波数成分を除去して、エンジン騒音
の持つ周波数成分以外の周波数成分を有するテスト音を
生成するようにしているが、オーディオ音に代えて上記
実施例1のようなホワイトノイズを使用してもよく、同
様の作用効果が得られる。
【0054】(実施例3)図14は実施例3を示し、上
記実施例2では、オーディオ音からエンジン騒音と同じ
周波数成分を除去してテスト音を生成するようにしてい
るのに対し、各マイクロフォン13が検出したエラー音
を基にテスト音を生成するようにしたものである。
記実施例2では、オーディオ音からエンジン騒音と同じ
周波数成分を除去してテスト音を生成するようにしてい
るのに対し、各マイクロフォン13が検出したエラー音
を基にテスト音を生成するようにしたものである。
【0055】すなわち、この実施例では、図示の如く、
制御ブロック34の同定ブロック37は、テスト音信号
生成器38及び伝達特性同定部43に加えエラー音信号
抽出器47が設けられている。このエラー音信号抽出器
47は、エンジン回転周期計測回路35からの回転周期
信号に基づき、各マイクロフォン13で検出されたエラ
ー音(マイク信号)からエンジン騒音と同じ周波数成分
を除去するためのもので、上記エラー音からのエンジン
騒音と同じ周波数成分の除去は、上記実施例2で説明し
た移動平均処理或いはバンドパスフィルタを利用して行
う。尚、テスト音信号生成器38に入力される信号は上
記実施例2のオーディオ音又はホワイトノイズの信号が
使用される。
制御ブロック34の同定ブロック37は、テスト音信号
生成器38及び伝達特性同定部43に加えエラー音信号
抽出器47が設けられている。このエラー音信号抽出器
47は、エンジン回転周期計測回路35からの回転周期
信号に基づき、各マイクロフォン13で検出されたエラ
ー音(マイク信号)からエンジン騒音と同じ周波数成分
を除去するためのもので、上記エラー音からのエンジン
騒音と同じ周波数成分の除去は、上記実施例2で説明し
た移動平均処理或いはバンドパスフィルタを利用して行
う。尚、テスト音信号生成器38に入力される信号は上
記実施例2のオーディオ音又はホワイトノイズの信号が
使用される。
【0056】したがって、この実施例では、上記実施例
1と同様の騒音低減制御が行われ、その騒音低減制御の
実行中に、各スピーカ14と騒音低減箇所にある各マイ
クロフォン13との間の音の伝達特性が同定される。こ
の伝達特性を同定する場合、エラー音信号抽出器47に
より、上記騒音低減箇所で各マイクロフォン13が検出
したエラー音から低減すべきエンジン騒音の周波数成分
が除去され、伝達特性同定部43において上記エラー音
信号抽出器47を通過したエラー音により各スピーカ1
4と各マイクロフォン13との間の音の伝達特性が同定
される。この実施例でも上記実施例1と同様の作用効果
を奏することができる。
1と同様の騒音低減制御が行われ、その騒音低減制御の
実行中に、各スピーカ14と騒音低減箇所にある各マイ
クロフォン13との間の音の伝達特性が同定される。こ
の伝達特性を同定する場合、エラー音信号抽出器47に
より、上記騒音低減箇所で各マイクロフォン13が検出
したエラー音から低減すべきエンジン騒音の周波数成分
が除去され、伝達特性同定部43において上記エラー音
信号抽出器47を通過したエラー音により各スピーカ1
4と各マイクロフォン13との間の音の伝達特性が同定
される。この実施例でも上記実施例1と同様の作用効果
を奏することができる。
【0057】(実施例4)図15〜図19は本発明の実
施例4を示し、各スピーカ14と各マイクロフォン13
との間の音の伝達特性の同定の開始条件及び終了条件を
設定するようにしたものである。
施例4を示し、各スピーカ14と各マイクロフォン13
との間の音の伝達特性の同定の開始条件及び終了条件を
設定するようにしたものである。
【0058】この実施例では、図16に示すように、制
御ブロック34にはエンジン回転周期計測回路35、A
NCブロック36及び同定ブロック37に加え、各マイ
ク信号と上記エンジン回転周期計測回路35により計測
されたエンジン回転周期信号とに基づいて伝達特性の同
定のON/OFF(同定の開始及び終了)を判定する同
定ON/OFF判定回路48が設けられ、この同定ON
/OFF判定回路48は同定のON条件と判定したとき
には同定開始信号を、また同定のOFF条件と判定した
ときには同定終了信号をそれぞれ同定ブロック37に出
力する。
御ブロック34にはエンジン回転周期計測回路35、A
NCブロック36及び同定ブロック37に加え、各マイ
ク信号と上記エンジン回転周期計測回路35により計測
されたエンジン回転周期信号とに基づいて伝達特性の同
定のON/OFF(同定の開始及び終了)を判定する同
定ON/OFF判定回路48が設けられ、この同定ON
/OFF判定回路48は同定のON条件と判定したとき
には同定開始信号を、また同定のOFF条件と判定した
ときには同定終了信号をそれぞれ同定ブロック37に出
力する。
【0059】ここで、上記同定ON/OFF判定回路4
8にて行われる同定ON/OFFの判定動作を具体的に
フローチャート図により説明する。まず、同定ON判定
動作は図15に示すフローにより行われる。まず、ステ
ップQ1で各マイクロフォン13が出力するマイク信号
から騒音レベルL(振動レベル)を算出した後、ステッ
プQ2で上記騒音レベルLが基準値L0 よりも大きいか
どうかを判定する。この判定がL≦L0 のNOのときに
はステップQ3に進み、所定時間Δtをカウントするタ
イマをセットした後、リターンする。
8にて行われる同定ON/OFFの判定動作を具体的に
フローチャート図により説明する。まず、同定ON判定
動作は図15に示すフローにより行われる。まず、ステ
ップQ1で各マイクロフォン13が出力するマイク信号
から騒音レベルL(振動レベル)を算出した後、ステッ
プQ2で上記騒音レベルLが基準値L0 よりも大きいか
どうかを判定する。この判定がL≦L0 のNOのときに
はステップQ3に進み、所定時間Δtをカウントするタ
イマをセットした後、リターンする。
【0060】上記ステップQ2でL>L0 のYESと判
定されると、ステップQ4において上記タイマのタイマ
値が0になったかどうかを判定し、この判定が「タイマ
値≠0」のNOのときには、ステップQ5でタイマ値か
ら「1」を引いてその値を新たなタイマ値に設定した
後、リターンする。そして、上記タイマ値が0になる
と、ステップQ6に進み、同定ブロック37に同定の開
始信号を出力した後、リターンする。
定されると、ステップQ4において上記タイマのタイマ
値が0になったかどうかを判定し、この判定が「タイマ
値≠0」のNOのときには、ステップQ5でタイマ値か
ら「1」を引いてその値を新たなタイマ値に設定した
後、リターンする。そして、上記タイマ値が0になる
と、ステップQ6に進み、同定ブロック37に同定の開
始信号を出力した後、リターンする。
【0061】一方、同定OFF判定動作は図18に示す
とおりである。まず、ステップR1で上記伝達特性の同
定開始時のエンジン回転数r0 を検出し、ステップR2
で現在のエンジン回転数rを入力させる。次いで、ステ
ップR3で上記両エンジン回転数の差の絶対値|r−r
0 |を算出してそれを変動値Δr(=|r−r0 |)と
して記憶させ、ステップR4で前回のエンジン回転数の
変動値の最大値Δr′を入力させる。次のステップR5
では上記変動値Δrが最大値Δr′よりも大きいか否か
を判定し、この判定がΔr≦Δr′のNOのときにはそ
のまま、またΔr>Δr′のYESのときにはステップ
R6で該変動値Δrを最大値Δr′として更新した後、
それぞれステップR7に進む。このステップR7では、
上記最大値Δr′の所定値Δr0 との大小を判定し、こ
の判定がΔr′≦Δr0 のNOのときにはそのままリタ
ーンするが、Δr′>Δr0 のYESのときにはステッ
プR8で同定ブロック37に同定の終了を指令した後、
リターンする。
とおりである。まず、ステップR1で上記伝達特性の同
定開始時のエンジン回転数r0 を検出し、ステップR2
で現在のエンジン回転数rを入力させる。次いで、ステ
ップR3で上記両エンジン回転数の差の絶対値|r−r
0 |を算出してそれを変動値Δr(=|r−r0 |)と
して記憶させ、ステップR4で前回のエンジン回転数の
変動値の最大値Δr′を入力させる。次のステップR5
では上記変動値Δrが最大値Δr′よりも大きいか否か
を判定し、この判定がΔr≦Δr′のNOのときにはそ
のまま、またΔr>Δr′のYESのときにはステップ
R6で該変動値Δrを最大値Δr′として更新した後、
それぞれステップR7に進む。このステップR7では、
上記最大値Δr′の所定値Δr0 との大小を判定し、こ
の判定がΔr′≦Δr0 のNOのときにはそのままリタ
ーンするが、Δr′>Δr0 のYESのときにはステッ
プR8で同定ブロック37に同定の終了を指令した後、
リターンする。
【0062】この実施例では、上記ステップQ1,Q2
により、騒音低減箇所でのエンジン4からの騒音レベル
L(振動レベル)が基準値L0 を越えたことを検出する
振動レベル検出手段49が構成されている。
により、騒音低減箇所でのエンジン4からの騒音レベル
L(振動レベル)が基準値L0 を越えたことを検出する
振動レベル検出手段49が構成されている。
【0063】また、ステップQ3〜Q6により、上記振
動レベル検出手段49の出力を受け、騒音レベルLが基
準値L0 を越えかつその状態がタイマのカウントする所
定時間Δtだけ連続したときに、同定ブロック37のテ
スト音信号生成器38及び伝達特性同定部43に各スピ
ーカ14と騒音低減箇所にある各マイクロフォン13と
の間の音の伝達特性の同定を開始させる同定開始制御手
段50が構成されている。
動レベル検出手段49の出力を受け、騒音レベルLが基
準値L0 を越えかつその状態がタイマのカウントする所
定時間Δtだけ連続したときに、同定ブロック37のテ
スト音信号生成器38及び伝達特性同定部43に各スピ
ーカ14と騒音低減箇所にある各マイクロフォン13と
の間の音の伝達特性の同定を開始させる同定開始制御手
段50が構成されている。
【0064】さらに、ステップR1〜R7により、エン
ジン回転数rが所定値Δr0 にて設定される一定範囲だ
け変化してエンジン騒音の周波数特性が所定範囲を越え
て変動したことを検出する周波数変動検出手段51が構
成される。
ジン回転数rが所定値Δr0 にて設定される一定範囲だ
け変化してエンジン騒音の周波数特性が所定範囲を越え
て変動したことを検出する周波数変動検出手段51が構
成される。
【0065】また、ステップR8により、上記周波数変
動検出手段51の出力を受け、騒音の周波数特性が所定
範囲を越えて変動したとき、同定ブロック37のテスト
音信号生成器38及び伝達特性同定部43(伝達特性同
定手段)に各スピーカ14と各マイクロフォン13との
間の音の伝達特性の同定を停止させる同定停止制御手段
52が構成されている。
動検出手段51の出力を受け、騒音の周波数特性が所定
範囲を越えて変動したとき、同定ブロック37のテスト
音信号生成器38及び伝達特性同定部43(伝達特性同
定手段)に各スピーカ14と各マイクロフォン13との
間の音の伝達特性の同定を停止させる同定停止制御手段
52が構成されている。
【0066】したがって、この実施例においては、制御
ブロック34の同定ON/OFF判定回路48でエンジ
ン騒音のレベルLが検出され、図17に示すように、こ
の検出された騒音レベルLが基準値L0 を越えかつその
状態が所定時間Δtだけ続くと、騒音低減制御の効果が
悪化したと見做され、同定ON/OFF判定回路48か
ら同定ブロック37のテスト音信号生成器38及び伝達
特性同定部43に同定開始信号が出力されて、スピーカ
14とマイクロフォン13との間の音の伝達特性の同定
が開始される。こうすることで、騒音低減効果が不十分
になって騒音レベルが大きくなると、自動的に伝達特性
の同定が行われて騒音低減効果が回復するので、良好な
騒音低減効果が安定して得られる。
ブロック34の同定ON/OFF判定回路48でエンジ
ン騒音のレベルLが検出され、図17に示すように、こ
の検出された騒音レベルLが基準値L0 を越えかつその
状態が所定時間Δtだけ続くと、騒音低減制御の効果が
悪化したと見做され、同定ON/OFF判定回路48か
ら同定ブロック37のテスト音信号生成器38及び伝達
特性同定部43に同定開始信号が出力されて、スピーカ
14とマイクロフォン13との間の音の伝達特性の同定
が開始される。こうすることで、騒音低減効果が不十分
になって騒音レベルが大きくなると、自動的に伝達特性
の同定が行われて騒音低減効果が回復するので、良好な
騒音低減効果が安定して得られる。
【0067】そして、このような伝達特性の同定の開始
後、エンジン回転数rの変動がモニタされ、図19に示
す如く、そのエンジン回転数rが同定開始時の回転数r
0 から所定値Δr0 にて設定される一定範囲だけ変化し
てエンジン騒音の周波数特性が所定範囲を越えて変動し
たときには、同定ON/OFF判定回路48から同定ブ
ロック37のテスト音信号生成器38及び伝達特性同定
部43に同定停止信号が出力されて、スピーカ14とマ
イクロフォン13との間の音の伝達特性の同定が終了す
る。このようにエンジン騒音の周波数特性の変動が所定
範囲を越えるまで伝達特性の同定を継続させることで、
たとえ上記実施例1〜3のように伝達特性がエンジン回
転の次数に相当する周波数成分以外の周波数でのみしか
同定できない場合であっても、エンジン回転数の変動に
応じた騒音の周波数特性の変動により、全ての周波数域
で同定できるようになり、騒音の各周波数帯に応じてそ
れぞれ伝達特性を同定して、全周波数帯について良好な
騒音低減効果を得ることができる。
後、エンジン回転数rの変動がモニタされ、図19に示
す如く、そのエンジン回転数rが同定開始時の回転数r
0 から所定値Δr0 にて設定される一定範囲だけ変化し
てエンジン騒音の周波数特性が所定範囲を越えて変動し
たときには、同定ON/OFF判定回路48から同定ブ
ロック37のテスト音信号生成器38及び伝達特性同定
部43に同定停止信号が出力されて、スピーカ14とマ
イクロフォン13との間の音の伝達特性の同定が終了す
る。このようにエンジン騒音の周波数特性の変動が所定
範囲を越えるまで伝達特性の同定を継続させることで、
たとえ上記実施例1〜3のように伝達特性がエンジン回
転の次数に相当する周波数成分以外の周波数でのみしか
同定できない場合であっても、エンジン回転数の変動に
応じた騒音の周波数特性の変動により、全ての周波数域
で同定できるようになり、騒音の各周波数帯に応じてそ
れぞれ伝達特性を同定して、全周波数帯について良好な
騒音低減効果を得ることができる。
【0068】(実施例5)図20〜図22は実施例5を
示し、上記実施例1〜3のようにエンジン回転の次数に
相当する周波数成分で伝達特性が同定できない場合に、
この周波数成分での伝達特性の同定を可能としたもので
ある。
示し、上記実施例1〜3のようにエンジン回転の次数に
相当する周波数成分で伝達特性が同定できない場合に、
この周波数成分での伝達特性の同定を可能としたもので
ある。
【0069】この実施例では、図21に示すように、制
御ブロック34にエンジン回転周期計測回路35、AN
Cブロック36及び同定ブロック37に加え、同定デー
タ補正ブロック53が設けられている。この同定データ
補正ブロック53は、エンジン回転周期計測回路35か
らのエンジン回転周期tの信号と同定ブロック37から
の同定データとを入力し、同定データのうちエンジン回
転の次数に相当する周波数成分で欠落している振幅及び
位相のデータを補間処理により補充するようになされて
いる。
御ブロック34にエンジン回転周期計測回路35、AN
Cブロック36及び同定ブロック37に加え、同定デー
タ補正ブロック53が設けられている。この同定データ
補正ブロック53は、エンジン回転周期計測回路35か
らのエンジン回転周期tの信号と同定ブロック37から
の同定データとを入力し、同定データのうちエンジン回
転の次数に相当する周波数成分で欠落している振幅及び
位相のデータを補間処理により補充するようになされて
いる。
【0070】上記同定データ補正ブロック53にて行わ
れる信号処理動作を具体的に図20に示すフローチャー
ト図により説明する。まず、ステップS1で同定ブロッ
ク37から伝達特性の同定結果を入力する。この同定結
果は時間データ(インパルス応答データ)であるので、
次のステップS2では、この同定結果をフーリエ変換に
より周波数データに変換する。その後、ステップS3に
進み、図22に示すように、上記周波数データ(生のデ
ータ)においてエンジン回転の次数に相当する周波数部
分をデータの欠落している部分と見做して、その欠落部
分の振幅及び位相のデータを補間処理し、カーブフィッ
トを施す。次いで、ステップS4において上記補間処理
された周波数データを逆フーリエ変換により元の時間デ
ータに変換し、ステップS5で、この補正された同定結
果をANCブロック36に出力する。
れる信号処理動作を具体的に図20に示すフローチャー
ト図により説明する。まず、ステップS1で同定ブロッ
ク37から伝達特性の同定結果を入力する。この同定結
果は時間データ(インパルス応答データ)であるので、
次のステップS2では、この同定結果をフーリエ変換に
より周波数データに変換する。その後、ステップS3に
進み、図22に示すように、上記周波数データ(生のデ
ータ)においてエンジン回転の次数に相当する周波数部
分をデータの欠落している部分と見做して、その欠落部
分の振幅及び位相のデータを補間処理し、カーブフィッ
トを施す。次いで、ステップS4において上記補間処理
された周波数データを逆フーリエ変換により元の時間デ
ータに変換し、ステップS5で、この補正された同定結
果をANCブロック36に出力する。
【0071】この実施例では、上記ステップS5によ
り、同定ブロック37の伝達特性同定部43(伝達特性
同定手段)により同定された、エンジン回転の次数に相
当する周波数成分以外の音の伝達特性を基に、該周波数
成分についてスピーカ14とマイクロフォン13との間
の音の伝達特性を推定する伝達特性推定手段54が構成
されている。
り、同定ブロック37の伝達特性同定部43(伝達特性
同定手段)により同定された、エンジン回転の次数に相
当する周波数成分以外の音の伝達特性を基に、該周波数
成分についてスピーカ14とマイクロフォン13との間
の音の伝達特性を推定する伝達特性推定手段54が構成
されている。
【0072】この実施例の場合、各スピーカ14と各マ
イクロフォン13との間の音の伝達特性が同定ブロック
37で同定されると、この伝達特性の同定データは同定
データ補正ブロック53においてフーリエ変換により時
間データ(インパルス応答データ)から図22に示す周
波数データに変換される。そして、この周波数データに
おいてエンジン回転の次数に相当する周波数部分がデー
タ欠落部分とされ、該欠落部分の振幅及び位相のデータ
が補間処理されて周波数全体に対し曲線が外挿され、こ
の補間処理された周波数データが逆フーリエ変換により
元の時間データに変換され、この補正された同定データ
がANCブロック36に出力される。従って、伝達特性
同定部43で同定された同定データにエンジン回転の次
数に相当する周波数成分でデータの欠落部分があっても
それを補うことができ、全ての周波数成分の伝達特性を
簡単にかつ良好に同定することができる。
イクロフォン13との間の音の伝達特性が同定ブロック
37で同定されると、この伝達特性の同定データは同定
データ補正ブロック53においてフーリエ変換により時
間データ(インパルス応答データ)から図22に示す周
波数データに変換される。そして、この周波数データに
おいてエンジン回転の次数に相当する周波数部分がデー
タ欠落部分とされ、該欠落部分の振幅及び位相のデータ
が補間処理されて周波数全体に対し曲線が外挿され、こ
の補間処理された周波数データが逆フーリエ変換により
元の時間データに変換され、この補正された同定データ
がANCブロック36に出力される。従って、伝達特性
同定部43で同定された同定データにエンジン回転の次
数に相当する周波数成分でデータの欠落部分があっても
それを補うことができ、全ての周波数成分の伝達特性を
簡単にかつ良好に同定することができる。
【0073】(実施例6)図23〜図26は実施例6を
示す。この実施例では、前座席5,5の姿勢変化や移動
により前座席側の各マイクロフォン13の位置が変化し
たときに各スピーカ14からマイクロフォン13までの
インパルス応答の伝達むだ時間が大きく変化することに
着目し、この伝達むだ時間に基づき、既に伝達特性が同
定されている一部の周波数成分の伝達特性を利用して他
の周波数成分の伝達特性の同定データを補正するように
したものである。
示す。この実施例では、前座席5,5の姿勢変化や移動
により前座席側の各マイクロフォン13の位置が変化し
たときに各スピーカ14からマイクロフォン13までの
インパルス応答の伝達むだ時間が大きく変化することに
着目し、この伝達むだ時間に基づき、既に伝達特性が同
定されている一部の周波数成分の伝達特性を利用して他
の周波数成分の伝達特性の同定データを補正するように
したものである。
【0074】すなわち、この実施例では、図25に示す
ように、制御ブロック34における同定ブロック37
は、テスト音信号生成器38と、各スピーカ14から騒
音低減箇所にある移動可能な前座席側マイクロフォン1
3までの伝達特性の伝達むだ時間t0 (応答遅れ時間)
を算定する遅れ時間算定手段としての伝達むだ時間算定
部55と、この伝達むだ時間算定部55で算定された伝
達むだ時間に基づいて伝達特性を補正し、その補正信号
をANCブロック36に出力する伝達特性補正手段とし
ての伝達特性補正部56とを備えている。
ように、制御ブロック34における同定ブロック37
は、テスト音信号生成器38と、各スピーカ14から騒
音低減箇所にある移動可能な前座席側マイクロフォン1
3までの伝達特性の伝達むだ時間t0 (応答遅れ時間)
を算定する遅れ時間算定手段としての伝達むだ時間算定
部55と、この伝達むだ時間算定部55で算定された伝
達むだ時間に基づいて伝達特性を補正し、その補正信号
をANCブロック36に出力する伝達特性補正手段とし
ての伝達特性補正部56とを備えている。
【0075】上記伝達むだ時間算定部55で行われる伝
達むだ時間の算定処理動作を図23により説明する。ス
タート後のステップT1において、テスト音信号生成器
38で生成されるテスト音信号と前座席5,5側の各マ
イクロフォン13から出力されるマイク信号との相関関
数S(t)を計算し、ステップT2では相関関数S
(t)が最大となるむだ時間t0 を求め、ステップT3
で上記むだ時間t0 を伝達特性補正部56に出力した
後、リターンする。
達むだ時間の算定処理動作を図23により説明する。ス
タート後のステップT1において、テスト音信号生成器
38で生成されるテスト音信号と前座席5,5側の各マ
イクロフォン13から出力されるマイク信号との相関関
数S(t)を計算し、ステップT2では相関関数S
(t)が最大となるむだ時間t0 を求め、ステップT3
で上記むだ時間t0 を伝達特性補正部56に出力した
後、リターンする。
【0076】また、伝達特性補正部56で行われる伝達
特性の補正処理動作を図24により説明するに、まず、
ステップU1において、上記伝達むだ時間算定部55か
らむだ時間t0 を入力し、ステップU2で現在の伝達特
性データのむだ時間t0 ′を求める。次いで、ステップ
U3で、上記両むだ時間t0 ,t0 ′の差Δt(=t0
−t0 ′)を求めるとともに、その差Δtをサンプリン
グ周波数sfと乗じてむだ時間の差Δt内のデータ数n
を求める。そして、ステップU4で上記むだ時間の差Δ
tの正負を判定し、この判定がΔt>0のYESのとき
には、ステップU5に進み、伝達特性データの先頭にn
個のデータ(データ値は0)を追加した後、またΔt≦
0のNOのときには、ステップU6において、伝達特性
データの先頭からn個のデータを削除した後、それぞれ
リターンする。
特性の補正処理動作を図24により説明するに、まず、
ステップU1において、上記伝達むだ時間算定部55か
らむだ時間t0 を入力し、ステップU2で現在の伝達特
性データのむだ時間t0 ′を求める。次いで、ステップ
U3で、上記両むだ時間t0 ,t0 ′の差Δt(=t0
−t0 ′)を求めるとともに、その差Δtをサンプリン
グ周波数sfと乗じてむだ時間の差Δt内のデータ数n
を求める。そして、ステップU4で上記むだ時間の差Δ
tの正負を判定し、この判定がΔt>0のYESのとき
には、ステップU5に進み、伝達特性データの先頭にn
個のデータ(データ値は0)を追加した後、またΔt≦
0のNOのときには、ステップU6において、伝達特性
データの先頭からn個のデータを削除した後、それぞれ
リターンする。
【0077】したがって、この実施例の場合、同定ブロ
ック37の伝達むだ時間算定部55において、各スピー
カ14から前座席5,5にある各マイクロフォン13ま
での伝達むだ時間t0 (応答遅れ時間)が算定され、図
26に示すように前座席5,5の姿勢変化や移動により
各マイクロフォン13の位置が変って各スピーカ14か
ら各マイクロフォン13までのインパルス応答の伝達む
だ時間t0 が変化したときに(図26(a)はむだ時間
t0 が短い場合を、図26(b)はむだ時間t0 が長い
場合をそれぞれ示す)、伝達特性補正部56において、
既に同定されているスピーカ14と各マイクロフォン1
3との間の音の伝達特性が上記各スピーカ14から各マ
イクロフォン13までのインパルス応答の伝達むだ時間
t0 の変化に応じて補正される。このため、既に同定さ
れている周波数帯に伝達特性の同定データに欠落があっ
ても、その欠落を補うことができ、全周波数帯の伝達特
性を簡単にかつ良好に同定することができる。
ック37の伝達むだ時間算定部55において、各スピー
カ14から前座席5,5にある各マイクロフォン13ま
での伝達むだ時間t0 (応答遅れ時間)が算定され、図
26に示すように前座席5,5の姿勢変化や移動により
各マイクロフォン13の位置が変って各スピーカ14か
ら各マイクロフォン13までのインパルス応答の伝達む
だ時間t0 が変化したときに(図26(a)はむだ時間
t0 が短い場合を、図26(b)はむだ時間t0 が長い
場合をそれぞれ示す)、伝達特性補正部56において、
既に同定されているスピーカ14と各マイクロフォン1
3との間の音の伝達特性が上記各スピーカ14から各マ
イクロフォン13までのインパルス応答の伝達むだ時間
t0 の変化に応じて補正される。このため、既に同定さ
れている周波数帯に伝達特性の同定データに欠落があっ
ても、その欠落を補うことができ、全周波数帯の伝達特
性を簡単にかつ良好に同定することができる。
【0078】(実施例7)図27〜図34は実施例7を
示し、上記実施例6では各スピーカ14から各マイクロ
フォン13までのインパルス応答の伝達むだ時間t0 に
基づき、エンジン騒音の周波数成分の伝達特性の同定デ
ータを補正するようにしているのに対し、後座席6,6
等に設置されている各マイクロフォン13等、殆ど位置
の変化のないマイクロフォン13からのマイク信号を利
用して音速を測定し、この音速に基づいてエンジン騒音
の周波数成分の伝達特性の同定データを補正するように
したものである。
示し、上記実施例6では各スピーカ14から各マイクロ
フォン13までのインパルス応答の伝達むだ時間t0 に
基づき、エンジン騒音の周波数成分の伝達特性の同定デ
ータを補正するようにしているのに対し、後座席6,6
等に設置されている各マイクロフォン13等、殆ど位置
の変化のないマイクロフォン13からのマイク信号を利
用して音速を測定し、この音速に基づいてエンジン騒音
の周波数成分の伝達特性の同定データを補正するように
したものである。
【0079】この実施例では、図33に示すように、同
定ブロック37は、テスト音信号生成器38と、各スピ
ーカ14から騒音低減箇所にある固定された後座席側マ
イクロフォン13(基準位置)までの距離D、及び該各
スピーカ14から出力されたテスト音がマイクロフォン
13まで到達する伝達時間tに基づいて音速vを検出す
る振動速度検出手段としての音速算定部57と、この音
速算定部57で算定された音速vに基づいて伝達特性を
補正し、その補正信号をANCブロック36に出力する
伝達特性補正手段としての伝達特性補正部56とを備え
ている。
定ブロック37は、テスト音信号生成器38と、各スピ
ーカ14から騒音低減箇所にある固定された後座席側マ
イクロフォン13(基準位置)までの距離D、及び該各
スピーカ14から出力されたテスト音がマイクロフォン
13まで到達する伝達時間tに基づいて音速vを検出す
る振動速度検出手段としての音速算定部57と、この音
速算定部57で算定された音速vに基づいて伝達特性を
補正し、その補正信号をANCブロック36に出力する
伝達特性補正手段としての伝達特性補正部56とを備え
ている。
【0080】上記音速算定部57で行われる音速vの算
定処理動作を図27により説明するに、スタート後のス
テップV1において、テスト音信号生成器38で生成さ
れるテスト音信号と後座席6,6側の各マイクロフォン
13から出力されるマイク信号との相関関数S(t)を
計算し、ステップV2では相関関数S(t)が最大とな
る伝達時間t(秒)を求め、ステップV3ではスピーカ
14から後座席側のマイクロフォン13までの距離D
(m)を上記伝達時間tで割って音速v=D/t(m/
秒)を求め、ステップV4で上記音速vを伝達特性ブロ
ックに出力した後、リターンする。
定処理動作を図27により説明するに、スタート後のス
テップV1において、テスト音信号生成器38で生成さ
れるテスト音信号と後座席6,6側の各マイクロフォン
13から出力されるマイク信号との相関関数S(t)を
計算し、ステップV2では相関関数S(t)が最大とな
る伝達時間t(秒)を求め、ステップV3ではスピーカ
14から後座席側のマイクロフォン13までの距離D
(m)を上記伝達時間tで割って音速v=D/t(m/
秒)を求め、ステップV4で上記音速vを伝達特性ブロ
ックに出力した後、リターンする。
【0081】また、伝達特性補正部56で行われる伝達
特性の補正処理動作は図28に示すとおりである。ステ
ップW1において、現在の伝達特性データの長さl0 及
び音速v0 を入力し、次のステップW2では、上記音速
算定部57からの音速vを基に、新しいデータ長lをl
=l0 ×(v/v0 )として求める。次いで、ステップ
W3で、上記新旧のデータ長l,l0 の大小を判定し、
この判定がl>l0 のYESのときには、ステップW4
でデータ長がlとなるようにデータを引き伸ばした後、
また判定がl≦l0 のNOのときには、ステップW5で
データ長がlとなるようにデータを圧縮した後、それぞ
れステップW6に進んでANCブロック36にデータを
出力し、しかる後にリターンする。
特性の補正処理動作は図28に示すとおりである。ステ
ップW1において、現在の伝達特性データの長さl0 及
び音速v0 を入力し、次のステップW2では、上記音速
算定部57からの音速vを基に、新しいデータ長lをl
=l0 ×(v/v0 )として求める。次いで、ステップ
W3で、上記新旧のデータ長l,l0 の大小を判定し、
この判定がl>l0 のYESのときには、ステップW4
でデータ長がlとなるようにデータを引き伸ばした後、
また判定がl≦l0 のNOのときには、ステップW5で
データ長がlとなるようにデータを圧縮した後、それぞ
れステップW6に進んでANCブロック36にデータを
出力し、しかる後にリターンする。
【0082】上記ステップW4でのデータの伸長処理及
びステップW5の圧縮処理について図29により説明す
ると、最初のステップX1で元のデータ長l0 を新デー
タ長lで割ってデータの間隔Δl(=l0 /l)を求め
るとともに、変数iをi=0とする初期設定を行う。次
のステップX2では、上記間隔Δlに変数iを掛けて旧
スケール上での新データの位置k(=Δl×i)を計算
する。さらに、ステップX3では、変数k以下の最大の
整数を与える関数int(k)を変数jとし、次のステ
ップX4で上記変数jがデータ位置kと等しいかどうか
を判定する。この判定がj=kのYESのときにはステ
ップX5に進み、インパルス応答データの元の各データ
値h(j)を新しいデータ値h′(i)に設定した後、
ステップX8に進む。一方、判定がj≠kのNOのとき
にはステップX6,X7に進み、1次補間処理により新
データ値h′(i)を設定する。まず、ステップX6に
おいて、元のデータ値h(j+1),h(j)間の差Δ
h=h(j+1)−h(j)と、データ位置k及び変数
jの差a=k−jとを求め、次のステップX7では、上
記差Δh,aから新データ値h′(i)をh′(i)=
h(j)+Δh・(a/1)として設定し(図30参
照)、このステップX7の後は上記ステップX8に進
む。
びステップW5の圧縮処理について図29により説明す
ると、最初のステップX1で元のデータ長l0 を新デー
タ長lで割ってデータの間隔Δl(=l0 /l)を求め
るとともに、変数iをi=0とする初期設定を行う。次
のステップX2では、上記間隔Δlに変数iを掛けて旧
スケール上での新データの位置k(=Δl×i)を計算
する。さらに、ステップX3では、変数k以下の最大の
整数を与える関数int(k)を変数jとし、次のステ
ップX4で上記変数jがデータ位置kと等しいかどうか
を判定する。この判定がj=kのYESのときにはステ
ップX5に進み、インパルス応答データの元の各データ
値h(j)を新しいデータ値h′(i)に設定した後、
ステップX8に進む。一方、判定がj≠kのNOのとき
にはステップX6,X7に進み、1次補間処理により新
データ値h′(i)を設定する。まず、ステップX6に
おいて、元のデータ値h(j+1),h(j)間の差Δ
h=h(j+1)−h(j)と、データ位置k及び変数
jの差a=k−jとを求め、次のステップX7では、上
記差Δh,aから新データ値h′(i)をh′(i)=
h(j)+Δh・(a/1)として設定し(図30参
照)、このステップX7の後は上記ステップX8に進
む。
【0083】ステップX8では変数iをi=i+1に更
新し、次のステップX9で上記変数iとデータ長lとの
大小を比較判定する。この判定がi≦lのNOのときに
は上記ステップX2に戻り、新データ値h′(0)〜
h′(l)が全て設定されるまでステップX2〜X8を
繰り返す。新データ値h′(0)〜h′(l)が全て設
定されてステップX9の判定がYESになるとリターン
する。
新し、次のステップX9で上記変数iとデータ長lとの
大小を比較判定する。この判定がi≦lのNOのときに
は上記ステップX2に戻り、新データ値h′(0)〜
h′(l)が全て設定されるまでステップX2〜X8を
繰り返す。新データ値h′(0)〜h′(l)が全て設
定されてステップX9の判定がYESになるとリターン
する。
【0084】すなわち、このようなデータの伸縮処理を
図面で例示すると図31及び図32に示すようになり、
伸長処理では、図31(a)に示す元のインパルス応答
データのデータ値h(0),h(1),…,h(l0 )
に対し1次補間を行うことで、図31(b)に示す如く
新データのデータ値h′(0),h′(1),…,h′
(l0 )を生成する。一方、データの圧縮処理では、図
32(a)に示す元のインパルス応答データのデータ値
h(0),h(1),…,h(l0 )に対し1次補間を
行うことで、図32(b)に示す如く新データのデータ
値h′(0),h′(1),…,h′(l0 )を生成す
る。尚、これらの図中、黒点及び実線は旧データを、ま
た白丸点及び破線は新データをそれぞれ示す。
図面で例示すると図31及び図32に示すようになり、
伸長処理では、図31(a)に示す元のインパルス応答
データのデータ値h(0),h(1),…,h(l0 )
に対し1次補間を行うことで、図31(b)に示す如く
新データのデータ値h′(0),h′(1),…,h′
(l0 )を生成する。一方、データの圧縮処理では、図
32(a)に示す元のインパルス応答データのデータ値
h(0),h(1),…,h(l0 )に対し1次補間を
行うことで、図32(b)に示す如く新データのデータ
値h′(0),h′(1),…,h′(l0 )を生成す
る。尚、これらの図中、黒点及び実線は旧データを、ま
た白丸点及び破線は新データをそれぞれ示す。
【0085】したがって、この実施例においては、同定
ブロック37の音速算定部57において、各スピーカ1
4から騒音低減箇所にある後座席6,6側の各マイクロ
フォン13までの伝達時間t及び予め判っている距離D
に基づいて音速vが算定され、図34に示すように室温
等の変化によりインパルス応答持続時間が変り、それに
伴って音速vが変化したときに(図34(a)は音速v
が遅い場合を、図34(b)は同速い場合をそれぞれ示
す)、伝達特性補正部56において、スピーカ14と各
マイクロフォン13との間の音の伝達特性が音速vの変
化に応じて補正される。このため、既に同定されている
周波数帯に伝達特性の同定データに欠落があっても、そ
の欠落を補うことができる。
ブロック37の音速算定部57において、各スピーカ1
4から騒音低減箇所にある後座席6,6側の各マイクロ
フォン13までの伝達時間t及び予め判っている距離D
に基づいて音速vが算定され、図34に示すように室温
等の変化によりインパルス応答持続時間が変り、それに
伴って音速vが変化したときに(図34(a)は音速v
が遅い場合を、図34(b)は同速い場合をそれぞれ示
す)、伝達特性補正部56において、スピーカ14と各
マイクロフォン13との間の音の伝達特性が音速vの変
化に応じて補正される。このため、既に同定されている
周波数帯に伝達特性の同定データに欠落があっても、そ
の欠落を補うことができる。
【0086】(実施例8)図35及び図36は実施例8
を示し、上記実施例6及び実施例7の考え方を組み合わ
せ、各スピーカ14からマイクロフォン13までのイン
パルス応答の伝達むだ時間t0 と音速vとに基づき、エ
ンジン騒音の周波数成分の伝達特性の同定データを補正
するようにしたものである。
を示し、上記実施例6及び実施例7の考え方を組み合わ
せ、各スピーカ14からマイクロフォン13までのイン
パルス応答の伝達むだ時間t0 と音速vとに基づき、エ
ンジン騒音の周波数成分の伝達特性の同定データを補正
するようにしたものである。
【0087】この実施例では、図35に示すように、同
定ブロック37には、テスト音信号生成器38と、各ス
ピーカ14から移動可能な前座席側マイクロフォン13
までの伝達特性の伝達むだ時間t0 (応答遅れ時間)を
算定する伝達むだ時間算定部55と、各スピーカ14か
ら固定された後座席側マイクロフォン13までの距離
D、及び該各スピーカ14から出力されたテスト音がマ
イクロフォン13まで到達する伝達時間tに基づいて音
速vを検出する音速算定部57と、上記伝達むだ時間算
定部55で算定された伝達むだ時間t0 及び音速算定部
57で算定された音速vに基づいて伝達特性を補正し、
その補正信号をANCブロック36に出力する伝達特性
補正手段としての伝達特性補正部56とが設けられてい
る。尚、上記伝達むだ時間算定部55での伝達むだ時間
の算定は実施例6と同様であり、また音速算定部57で
の音速vの算定は実施例7と同じであるので、その詳細
な説明は省略する。
定ブロック37には、テスト音信号生成器38と、各ス
ピーカ14から移動可能な前座席側マイクロフォン13
までの伝達特性の伝達むだ時間t0 (応答遅れ時間)を
算定する伝達むだ時間算定部55と、各スピーカ14か
ら固定された後座席側マイクロフォン13までの距離
D、及び該各スピーカ14から出力されたテスト音がマ
イクロフォン13まで到達する伝達時間tに基づいて音
速vを検出する音速算定部57と、上記伝達むだ時間算
定部55で算定された伝達むだ時間t0 及び音速算定部
57で算定された音速vに基づいて伝達特性を補正し、
その補正信号をANCブロック36に出力する伝達特性
補正手段としての伝達特性補正部56とが設けられてい
る。尚、上記伝達むだ時間算定部55での伝達むだ時間
の算定は実施例6と同様であり、また音速算定部57で
の音速vの算定は実施例7と同じであるので、その詳細
な説明は省略する。
【0088】したがって、この実施例では、同定ブロッ
ク37の伝達むだ時間算定部55において、各スピーカ
14から前座席5,5にある各マイクロフォン13まで
の伝達むだ時間t0 (応答遅れ時間)が算定され、また
音速算定部57において、各スピーカ14から後座席
6,6にある各マイクロフォン13までの伝達時間tと
予め判っている距離Dとに基づいて音速vが算定され
る。そして、図36に示すように、前座席5,5の姿勢
変化や移動により各マイクロフォン13の位置が変って
各スピーカ14からマイクロフォン13までのインパル
ス応答の伝達むだ時間t0 が変化し、また、室温等の変
化によりインパルス応答持続時間が変り、それに伴って
音速vが変化したときに(図36(a)は伝達むだ時間
t0 が短くかつ音速vが遅い場合を、図36(b)は伝
達むだ時間t0 が長くかつ音速vが速い場合をそれぞれ
示す)、伝達特性補正部56において、スピーカ14と
各マイクロフォン13との間の音の伝達特性が上記伝達
むだ時間t0 の変化及び音速vの変化の双方に応じて補
正される。よって、この実施例では、上記実施例6,7
の作用効果を相乗的に得ることができる。
ク37の伝達むだ時間算定部55において、各スピーカ
14から前座席5,5にある各マイクロフォン13まで
の伝達むだ時間t0 (応答遅れ時間)が算定され、また
音速算定部57において、各スピーカ14から後座席
6,6にある各マイクロフォン13までの伝達時間tと
予め判っている距離Dとに基づいて音速vが算定され
る。そして、図36に示すように、前座席5,5の姿勢
変化や移動により各マイクロフォン13の位置が変って
各スピーカ14からマイクロフォン13までのインパル
ス応答の伝達むだ時間t0 が変化し、また、室温等の変
化によりインパルス応答持続時間が変り、それに伴って
音速vが変化したときに(図36(a)は伝達むだ時間
t0 が短くかつ音速vが遅い場合を、図36(b)は伝
達むだ時間t0 が長くかつ音速vが速い場合をそれぞれ
示す)、伝達特性補正部56において、スピーカ14と
各マイクロフォン13との間の音の伝達特性が上記伝達
むだ時間t0 の変化及び音速vの変化の双方に応じて補
正される。よって、この実施例では、上記実施例6,7
の作用効果を相乗的に得ることができる。
【0089】(実施例9)図37〜図39は実施例9を
示す。以上の各実施例では、振動検出手段をマイクロフ
ォン13とし、加振手段をスピーカ14としているのに
対し、この実施例9では、振動検出手段を加速度センサ
とし、加振手段をエンジンマウントとしたものである。
示す。以上の各実施例では、振動検出手段をマイクロフ
ォン13とし、加振手段をスピーカ14としているのに
対し、この実施例9では、振動検出手段を加速度センサ
とし、加振手段をエンジンマウントとしたものである。
【0090】この実施例では、上記各実施例と同様に、
図37に示す如く、エンジン4は車体1に対し複数のマ
ウント60,60,…(1つのみ図示する)により支持
されている。上記各マウント60は、図38に拡大詳示
するように、上端にフランジ61aを有していて車体1
側に固定される下側のカップ状のベース部材61と、エ
ンジン4側に取り付けられる上側の円筒状の取付部材6
2と、この取付部材62の上端を封閉する蓋部材63
と、上記ベース部材61のフランジ61a上に下端のフ
ランジ64aにて連結固定される截頭円錐状の仕切板6
4と、この仕切板64の外周面を上記取付部材62の下
端部に液密状に結合する逆傘状の弾性部材65とを備え
てなり、上記ベース部材61の底部には車体1のフレー
ムに貫通固定される取付ボルト66が固定されている。
また、ベース部材61のフランジ61aと仕切板64の
フランジ64aとの間には、ベース部材61と仕切板6
4との間の空間を上側のダイアフラム室67と下側の室
68とに区画するダイアフラム69が挟持されている。
また、仕切板64の中心部には上記ダイアフラム室67
と、円筒状取付部材62及び弾性部材65で囲まれる主
室70とを連通するオリフィス71が形成され、上記ダ
イアフラム室67及び主室70には作動液が充填されて
いる。
図37に示す如く、エンジン4は車体1に対し複数のマ
ウント60,60,…(1つのみ図示する)により支持
されている。上記各マウント60は、図38に拡大詳示
するように、上端にフランジ61aを有していて車体1
側に固定される下側のカップ状のベース部材61と、エ
ンジン4側に取り付けられる上側の円筒状の取付部材6
2と、この取付部材62の上端を封閉する蓋部材63
と、上記ベース部材61のフランジ61a上に下端のフ
ランジ64aにて連結固定される截頭円錐状の仕切板6
4と、この仕切板64の外周面を上記取付部材62の下
端部に液密状に結合する逆傘状の弾性部材65とを備え
てなり、上記ベース部材61の底部には車体1のフレー
ムに貫通固定される取付ボルト66が固定されている。
また、ベース部材61のフランジ61aと仕切板64の
フランジ64aとの間には、ベース部材61と仕切板6
4との間の空間を上側のダイアフラム室67と下側の室
68とに区画するダイアフラム69が挟持されている。
また、仕切板64の中心部には上記ダイアフラム室67
と、円筒状取付部材62及び弾性部材65で囲まれる主
室70とを連通するオリフィス71が形成され、上記ダ
イアフラム室67及び主室70には作動液が充填されて
いる。
【0091】各マウント60は該マウント60を振動さ
せるアクチュエータ72を内蔵している。すなわち、こ
のアクチュエータ72は磁性円板からなる加振板73を
備え、この加振板73は、上記取付部材62の内周面上
部において蓋部材63の下面から所定の距離を隔てた位
置にリング状弾性材74を介して上下動可能に気密状に
取付支持されており、円筒状取付部材62、蓋部材63
及び弾性部材65で囲まれる空間が加振板73によりそ
の下側の主室70と上側の室75とに区画されている。
せるアクチュエータ72を内蔵している。すなわち、こ
のアクチュエータ72は磁性円板からなる加振板73を
備え、この加振板73は、上記取付部材62の内周面上
部において蓋部材63の下面から所定の距離を隔てた位
置にリング状弾性材74を介して上下動可能に気密状に
取付支持されており、円筒状取付部材62、蓋部材63
及び弾性部材65で囲まれる空間が加振板73によりそ
の下側の主室70と上側の室75とに区画されている。
【0092】また、蓋部材63の下面には加振板73に
対向して磁性板76が配設され、この磁性板76周囲の
蓋部材63には磁性板76を励消磁させる電磁コイル7
7が埋設されている。この電磁コイル77はコントロー
ラ21に接続されており、コントローラ21から電磁コ
イル77にアクチュエータ出力信号を供給することによ
り、加振板73をエンジン4からマウント60に入力さ
れる振動に対し逆位相で同じ振幅にて振動させて、作動
液に振動を発生させ、マウント60を振動させるように
している。
対向して磁性板76が配設され、この磁性板76周囲の
蓋部材63には磁性板76を励消磁させる電磁コイル7
7が埋設されている。この電磁コイル77はコントロー
ラ21に接続されており、コントローラ21から電磁コ
イル77にアクチュエータ出力信号を供給することによ
り、加振板73をエンジン4からマウント60に入力さ
れる振動に対し逆位相で同じ振幅にて振動させて、作動
液に振動を発生させ、マウント60を振動させるように
している。
【0093】また、図37に示す如く、車体1の所定位
置には、その所定方向の振動を加速度として検出する振
動検出手段としての複数の加速度センサ80,80,…
(1つのみ図示する)が設置され、この各加速度センサ
80の出力信号はコントローラ21に入力されている。
置には、その所定方向の振動を加速度として検出する振
動検出手段としての複数の加速度センサ80,80,…
(1つのみ図示する)が設置され、この各加速度センサ
80の出力信号はコントローラ21に入力されている。
【0094】上記コントローラ21の構成は上記実施例
1と同様であり、図39に示すように、IGコイル9か
らの点火信号を波形整形する波形整形器22と、上記各
加速度センサ80からのセンサ信号を増幅する増幅器2
3と、該各増幅器23で増幅されたセンサ信号の低周波
成分を濾波するローパスフィルタ24と、各ローパスフ
ィルタ24で濾波されたセンサ信号をデジタル信号に変
換するA/D変換器25と、上記波形整形器22からの
出力信号及び各A/D変換器25からの信号が入力され
て、各加速度センサ80により検出される振動を低減さ
せるように上記各マウント60のアクチュエータ72を
駆動制御するアクチュエータ出力信号を生成する制御ブ
ロック34と、この制御ブロック34にて生成される各
アクチュエータ出力信号をアナログ値に変換するD/A
変換器26と、該各D/A変換器26からのアクチュエ
ータ出力信号の低周波成分を濾波するローパスフィルタ
27と、該各ローパスフィルタ27で濾波されたアクチ
ュエータ出力信号を増幅する増幅器28とを備え、各増
幅器28で増幅されたアクチュエータ出力信号はそれぞ
れ各マウント60のアクチュエータ72に出力される。
その他の構成は実施例1と同様である。
1と同様であり、図39に示すように、IGコイル9か
らの点火信号を波形整形する波形整形器22と、上記各
加速度センサ80からのセンサ信号を増幅する増幅器2
3と、該各増幅器23で増幅されたセンサ信号の低周波
成分を濾波するローパスフィルタ24と、各ローパスフ
ィルタ24で濾波されたセンサ信号をデジタル信号に変
換するA/D変換器25と、上記波形整形器22からの
出力信号及び各A/D変換器25からの信号が入力され
て、各加速度センサ80により検出される振動を低減さ
せるように上記各マウント60のアクチュエータ72を
駆動制御するアクチュエータ出力信号を生成する制御ブ
ロック34と、この制御ブロック34にて生成される各
アクチュエータ出力信号をアナログ値に変換するD/A
変換器26と、該各D/A変換器26からのアクチュエ
ータ出力信号の低周波成分を濾波するローパスフィルタ
27と、該各ローパスフィルタ27で濾波されたアクチ
ュエータ出力信号を増幅する増幅器28とを備え、各増
幅器28で増幅されたアクチュエータ出力信号はそれぞ
れ各マウント60のアクチュエータ72に出力される。
その他の構成は実施例1と同様である。
【0095】したがって、この実施例の場合、振動低減
制御状態では、エンジン4による車体1の振動が各加速
度センサ80により検出され、この各加速度センサ80
の出力信号はコントローラ21の制御ブロック34に入
力される。この制御ブロック34のANCブロック36
(図4参照)では、各加速度センサ80により検出され
る振動を低減させるためのアクチュエータ出力信号が生
成され、このアクチュエータ出力信号は各マウント60
のアクチュエータ72に出力されて該各マウント60か
ら、エンジン回転の次数に相当する周波数成分を有する
エンジン振動とは逆位相で同じ振幅の反転振動が発生
し、このマウント60の反転振動と上記エンジン振動と
が互いに打ち消し合い、このことで各加速度センサ80
により検出されるエンジン振動が低減される。
制御状態では、エンジン4による車体1の振動が各加速
度センサ80により検出され、この各加速度センサ80
の出力信号はコントローラ21の制御ブロック34に入
力される。この制御ブロック34のANCブロック36
(図4参照)では、各加速度センサ80により検出され
る振動を低減させるためのアクチュエータ出力信号が生
成され、このアクチュエータ出力信号は各マウント60
のアクチュエータ72に出力されて該各マウント60か
ら、エンジン回転の次数に相当する周波数成分を有する
エンジン振動とは逆位相で同じ振幅の反転振動が発生
し、このマウント60の反転振動と上記エンジン振動と
が互いに打ち消し合い、このことで各加速度センサ80
により検出されるエンジン振動が低減される。
【0096】そして、このような振動低減制御の実行
中、各マウント60と各加速度センサ80との間の振動
の伝達特性が同定される。すなわち、図2〜図4に示す
如く、上記制御ブロック34の同定ブロック37におけ
るテスト音信号生成器38により、上記振動低減制御に
よって低減しようとする周波数成分つまりエンジン回転
の次数に相当する周波数成分を含まないテスト振動信号
が生成され、このテスト振動が上記反転振動と共に各マ
ウント60のアクチュエータ72から出力されて、同定
ブロック37の伝達特性同定部43において各マウント
60と各加速度センサ80との間の振動の伝達特性が同
定される。よって、実施例1と同様に、本来のエンジン
振動低減制御を行いながら、各マウント60から各加速
度センサ80までの振動の伝達特性の同定を行うことが
でき、その伝達特性が変化しても効果的な振動低減制御
を実行できる。
中、各マウント60と各加速度センサ80との間の振動
の伝達特性が同定される。すなわち、図2〜図4に示す
如く、上記制御ブロック34の同定ブロック37におけ
るテスト音信号生成器38により、上記振動低減制御に
よって低減しようとする周波数成分つまりエンジン回転
の次数に相当する周波数成分を含まないテスト振動信号
が生成され、このテスト振動が上記反転振動と共に各マ
ウント60のアクチュエータ72から出力されて、同定
ブロック37の伝達特性同定部43において各マウント
60と各加速度センサ80との間の振動の伝達特性が同
定される。よって、実施例1と同様に、本来のエンジン
振動低減制御を行いながら、各マウント60から各加速
度センサ80までの振動の伝達特性の同定を行うことが
でき、その伝達特性が変化しても効果的な振動低減制御
を実行できる。
【0097】尚、この実施例9において、図40に示す
ように、加速度センサ80に代えて、上記各実施例のマ
イクロフォン13を使用してもよく、同様の作用効果を
奏することができる。
ように、加速度センサ80に代えて、上記各実施例のマ
イクロフォン13を使用してもよく、同様の作用効果を
奏することができる。
【0098】また、以上の各実施例では、振動源を自動
車のエンジン4としているが、本発明は、自動車におけ
るロードノイズやエンジン4の排気音等のその他の騒音
を低減する場合にも適用でき、さらには自動車以外の他
の振動源からの騒音を能動的に低減制御する場合にも適
用することができる。
車のエンジン4としているが、本発明は、自動車におけ
るロードノイズやエンジン4の排気音等のその他の騒音
を低減する場合にも適用でき、さらには自動車以外の他
の振動源からの騒音を能動的に低減制御する場合にも適
用することができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、振動源における所定周波数成分の振動とは逆位
相の反転振動を加振手段から該加振手段と振動低減箇所
との間の振動の伝達特性に応じて発生させて、振動低減
箇所での振動を低減する場合において、低減しようとす
る振動の周波数成分以外の周波数成分を有するテスト振
動を生成し、この生成されたテスト振動に基づいて、加
振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性を同定す
るようにしたことにより、本来の振動低減制御を行いつ
つ、加振手段から振動低減箇所までの振動の伝達特性の
同定を行うことができ、振動の伝達特性が変化しても効
果的な振動低減制御を確保することができる。
よれば、振動源における所定周波数成分の振動とは逆位
相の反転振動を加振手段から該加振手段と振動低減箇所
との間の振動の伝達特性に応じて発生させて、振動低減
箇所での振動を低減する場合において、低減しようとす
る振動の周波数成分以外の周波数成分を有するテスト振
動を生成し、この生成されたテスト振動に基づいて、加
振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性を同定す
るようにしたことにより、本来の振動低減制御を行いつ
つ、加振手段から振動低減箇所までの振動の伝達特性の
同定を行うことができ、振動の伝達特性が変化しても効
果的な振動低減制御を確保することができる。
【0100】請求項2の発明によると、略全ての周波数
成分を有する振動から、低減すべき振動の周波数成分を
除去してテスト振動を生成するようにしたことにより、
既存の振動を利用してテスト振動を容易に生成できる。
成分を有する振動から、低減すべき振動の周波数成分を
除去してテスト振動を生成するようにしたことにより、
既存の振動を利用してテスト振動を容易に生成できる。
【0101】請求項3の発明によると、加振手段と振動
低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する場合、振動
低減箇所でのエラー振動から、低減すべき振動の周波数
成分を除去し、この低減すべき周波数成分が除去された
エラー振動に基づいて、加振手段と振動低減箇所との間
の振動の伝達特性を同定するようにしたことにより、請
求項1の発明と同様に、加振手段から振動低減箇所まで
の振動の伝達特性の同定を本来の振動低減制御を行いつ
つ行うことができる。
低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する場合、振動
低減箇所でのエラー振動から、低減すべき振動の周波数
成分を除去し、この低減すべき周波数成分が除去された
エラー振動に基づいて、加振手段と振動低減箇所との間
の振動の伝達特性を同定するようにしたことにより、請
求項1の発明と同様に、加振手段から振動低減箇所まで
の振動の伝達特性の同定を本来の振動低減制御を行いつ
つ行うことができる。
【0102】請求項4の発明によれば、上記振動源を自
動車に搭載されるエンジンとしたことにより、この車載
エンジンの回転と同期した周波数成分を有する振動を低
減する場合に、その振動低減制御を行いながら加振手段
と振動低減箇所との間の振動の伝達特性の同定を行うこ
とができる。
動車に搭載されるエンジンとしたことにより、この車載
エンジンの回転と同期した周波数成分を有する振動を低
減する場合に、その振動低減制御を行いながら加振手段
と振動低減箇所との間の振動の伝達特性の同定を行うこ
とができる。
【0103】請求項5の発明によれば、振動低減箇所で
の振動源からの振動レベルが基準値を越えると、上記加
振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性の同定を
開始させるようにしたことにより、振動低減効果が不十
分になると、自動的に伝達特性の同定を行って振動低減
効果を回復させることができ、良好な振動低減効果の安
定確保を図ることができる。
の振動源からの振動レベルが基準値を越えると、上記加
振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性の同定を
開始させるようにしたことにより、振動低減効果が不十
分になると、自動的に伝達特性の同定を行って振動低減
効果を回復させることができ、良好な振動低減効果の安
定確保を図ることができる。
【0104】請求項6の発明によると、振動源からの振
動の周波数特性が所定範囲を越えて変動するまで、加振
手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性の同定を継
続させるようにしたことにより、振動の各周波数成分に
応じてそれぞれ伝達特性を同定でき、全ての周波数成分
について良好な振動低減効果を得ることができる。
動の周波数特性が所定範囲を越えて変動するまで、加振
手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性の同定を継
続させるようにしたことにより、振動の各周波数成分に
応じてそれぞれ伝達特性を同定でき、全ての周波数成分
について良好な振動低減効果を得ることができる。
【0105】請求項7の発明によると、上記同定された
周波数成分の振動の伝達特性を基に、その他の周波数成
分の振動について加振手段と振動低減箇所との間の振動
の伝達特性を推定するようにしたことにより、同定され
る周波数帯に生じた伝達特性の同定データの欠落を補う
ことができ、全周波数帯の伝達特性を簡単にかつ良好に
同定することができる。
周波数成分の振動の伝達特性を基に、その他の周波数成
分の振動について加振手段と振動低減箇所との間の振動
の伝達特性を推定するようにしたことにより、同定され
る周波数帯に生じた伝達特性の同定データの欠落を補う
ことができ、全周波数帯の伝達特性を簡単にかつ良好に
同定することができる。
【0106】請求項8の発明では、加振手段から振動低
減箇所までの振動の応答遅れ時間を算定し、この算定さ
れた応答遅れ時間に応じて加振手段と振動低減箇所との
間の振動の伝達特性を補正するようにした。また、請求
項9の発明では、加振手段から出力されたテスト振動が
振動低減箇所の基準位置へ到達する時間に基づいて振動
伝播速度を検出し、この検出された振動伝播速度に応じ
て加振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性を補
正するようにした。さらに、請求項10の発明では、上
記加振手段から振動低減箇所までの応答遅れ時間を算定
するとともに、加振手段から出力されたテスト振動の振
動低減箇所の基準位置への到達時間に基づいて振動伝播
速度を検出し、これら応答遅れ時間及び振動伝播速度に
応じて加振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性
を補正するようにした。従って、これら発明によると、
既に同定されている周波数帯に伝達特性の同定データに
欠落があっても、その欠落を補うことができ、全周波数
帯の伝達特性を簡単にかつ良好に同定することができ
る。
減箇所までの振動の応答遅れ時間を算定し、この算定さ
れた応答遅れ時間に応じて加振手段と振動低減箇所との
間の振動の伝達特性を補正するようにした。また、請求
項9の発明では、加振手段から出力されたテスト振動が
振動低減箇所の基準位置へ到達する時間に基づいて振動
伝播速度を検出し、この検出された振動伝播速度に応じ
て加振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性を補
正するようにした。さらに、請求項10の発明では、上
記加振手段から振動低減箇所までの応答遅れ時間を算定
するとともに、加振手段から出力されたテスト振動の振
動低減箇所の基準位置への到達時間に基づいて振動伝播
速度を検出し、これら応答遅れ時間及び振動伝播速度に
応じて加振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性
を補正するようにした。従って、これら発明によると、
既に同定されている周波数帯に伝達特性の同定データに
欠落があっても、その欠落を補うことができ、全周波数
帯の伝達特性を簡単にかつ良好に同定することができ
る。
【図1】本発明の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例1における同定ブロックの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】実施例1におけるテスト音信号生成器の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図4】実施例1における制御ブロックの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図5】実施例1におけるコントローラの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】実施例1における振動低減装置の全体構成を概
略的に示す平面図である。
略的に示す平面図である。
【図7】テスト音信号生成器において生成されるホワイ
トノイズ及びテスト音の周波数特性を示す特性図であ
る。
トノイズ及びテスト音の周波数特性を示す特性図であ
る。
【図8】伝達特性の同定時に各スピーカで発生する音の
周波数特性を示す特性図である。
周波数特性を示す特性図である。
【図9】実施例2における同定ブロックの構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図10】実施例2における移動平均処理動作の前半部
を示すフローチャート図である。
を示すフローチャート図である。
【図11】実施例2における移動平均処理動作の後半部
を示すフローチャート図である。
を示すフローチャート図である。
【図12】実施例2における移動平均処理の原理の一部
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図13】実施例2における移動平均処理の原理の残部
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図14】実施例3における同定ブロックの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図15】実施例4における同定ON判定処理動作を示
すフローチャート図である。
すフローチャート図である。
【図16】実施例4における制御ブロックの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図17】実施例4において騒音レベルの変化に応じた
同定開始時期を示す説明図である。
同定開始時期を示す説明図である。
【図18】実施例4における同定OFF判定処理動作を
示すフローチャート図である。
示すフローチャート図である。
【図19】実施例4においてエンジン回転数の変動に応
じた同定終了時期を示す説明図である。
じた同定終了時期を示す説明図である。
【図20】実施例5における同定データ補正処理動作を
示すフローチャート図である。
示すフローチャート図である。
【図21】実施例5における制御ブロックの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図22】実施例5においてデータの欠落部分に対する
データ補充の概念を示す説明図である。
データ補充の概念を示す説明図である。
【図23】実施例6における伝達むだ時間算定処理動作
を示すフローチャート図である。
を示すフローチャート図である。
【図24】実施例6における伝達特性補正処理動作を示
すフローチャート図である。
すフローチャート図である。
【図25】実施例6における同定ブロックの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図26】伝達むだ時間の概念を示す説明図である。
【図27】実施例7における音速算定処理動作を示すフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
【図28】実施例7における伝達特性補正処理動作を示
すフローチャート図である。
すフローチャート図である。
【図29】データの圧縮及び伸長動作処理動作を示すフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
【図30】データ値の一次補間処理の概念を示す説明図
である。
である。
【図31】インパルス応答データの伸長処理の概念を示
す説明図である。
す説明図である。
【図32】インパルス応答データの圧縮処理の概念を示
す説明図である。
す説明図である。
【図33】実施例7における同定ブロックの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図34】インパルス応答持続時間の概念を示す説明図
である。
である。
【図35】実施例8における同定ブロックの構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図36】実施例8における伝達むだ時間及びインパル
ス応答持続時間の概念を示す説明図である。
ス応答持続時間の概念を示す説明図である。
【図37】実施例9における振動低減装置の全体構成を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図38】マウントの拡大断面図である。
【図39】実施例9を示す図5相当図である。
【図40】実施例9の変形例を示す図37相当図であ
る。
る。
3 車室 4 エンジン(振動源) 13 マイクロフォン(振動検出手段) 14 スピーカ(加振手段) 21 コントローラ 34 制御ブロック 35 エンジン回転周期計測回路 36 ANCブロック(振動低減信号生成手段) 37 同定ブロック 38 テスト音信号生成器(テスト振動生成手段) 43 伝達特性同定部(伝達特性同定手段) 47 エラー音信号抽出器(エラー振動抽出手段) 48 同定ON/OFF判定回路 49 振動レベル検出手段 50 同定開始制御手段 51 周波数変動検出手段 52 同定停止制御手段 53 同定データ補正ブロック 54 伝達特性推定手段 55 伝達むだ時間算定部(遅れ時間算定手段) 56 伝達特性補正部(伝達特性補正手段) 57 音速算定部(振動速度検出手段) 60 マウント 72 アクチュエータ(加振手段) 80 加速度センサ(振動検出手段) L 騒音レベル(振動レベル) t0 伝達むだ時間 v 音速(振動伝播速度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16 // G01H 3/00 A 8117−2G
Claims (10)
- 【請求項1】 振動を発生させる加振手段と、所定の振
動低減箇所に配設され、該振動低減箇所での振動を検出
する振動検出手段と、該振動検出手段により検出され
た、振動源からの振動の所定周波数成分の振動信号のデ
ータから該振動信号とは逆位相の振動低減信号を上記加
振手段及び振動検出手段間の振動伝達特性データに基づ
いて生成する振動低減信号生成手段とを備え、振動低減
信号生成手段で生成された振動低減信号を加振手段に出
力して反転振動を加振手段から発生させることにより、
振動検出手段で検出される振動を低減するようにした振
動低減装置において、 上記低減しようとする振動の周波数成分以外の周波数成
分を有するテスト振動を生成するテスト振動生成手段
と、 上記テスト振動生成手段で生成されたテスト振動に基づ
いて、加振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性
を同定する伝達特性同定手段とを設けたことを特徴とす
る振動低減装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の振動低減装置において、 テスト振動生成手段は、略全ての周波数成分を有する振
動から、低減すべき振動の周波数成分を除去してテスト
振動を生成するように構成されていることを特徴とする
振動低減装置。 - 【請求項3】 振動を発生させる加振手段と、所定の振
動低減箇所に配設され、該振動低減箇所での振動を検出
する振動検出手段と、該振動検出手段により検出された
振動源からの振動の所定周波数成分の振動信号のデータ
から該振動信号とは逆位相の振動低減信号を上記加振手
段及び振動検出手段間の振動伝達特性データに基づいて
生成する振動低減信号生成手段とを備え、振動低減信号
生成手段で生成された振動低減信号を加振手段に出力し
て反転振動を加振手段から発生させることにより、振動
検出手段で検出される振動を低減するようにした振動低
減装置において、 上記振動低減箇所でのエラー振動から、低減すべき振動
の周波数成分を除去するエラー振動抽出手段と、 上記エラー振動抽出手段により低減すべき振動の周波数
成分が除去されたエラー振動に基づいて、加振手段と振
動低減箇所との間の振動の伝達特性を同定する伝達特性
同定手段とを設けたことを特徴とする振動低減装置。 - 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の振動低減装置
において、 振動源は自動車に搭載されるエンジンであり、 該エンジン回転と同期した周波数成分の振動を低減する
ように構成されていることを特徴とする振動低減装置。 - 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の振動低減
装置において、 振動低減箇所での振動源からの振動レベルが基準値を越
えたことを検出する振動レベル検出手段と、 上記振動レベル検出手段の出力を受け、振動レベルが基
準値を越えたときに、テスト振動生成手段及び伝達特性
同定手段に加振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達
特性の同定を開始させる同定開始制御手段とを設けたこ
とを特徴とする振動低減装置。 - 【請求項6】 請求項1、2、3又は4記載の振動低減
装置において、 振動源からの振動の周波数特性が所定範囲を越えて変動
したことを検出する周波数変動検出手段と、 上記周波数変動検出手段の出力を受け、振動の周波数特
性が所定範囲を越えて変動したとき、テスト振動生成手
段及び伝達特性同定手段に加振手段と振動低減箇所との
間の振動の伝達特性の同定を停止させる同定停止制御手
段とを設けたことを特徴とする振動低減装置。 - 【請求項7】 請求項1、2、3又は4記載の振動低減
装置において、 伝達特性同定手段により同定された周波数成分の振動の
伝達特性を基に、該周波数成分以外の周波数成分の振動
について加振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特
性を推定する伝達特性推定手段を設けたことを特徴とす
る振動低減装置。 - 【請求項8】 請求項1、2、3又は4記載の振動低減
装置において、 加振手段から振動低減箇所までの振動の応答遅れ時間を
算定する遅れ時間算定手段と、 伝達特性同定手段により同定された加振手段と振動低減
箇所との間の振動の伝達特性を、上記遅れ時間算定手段
により算定された応答遅れ時間に応じて補正する伝達特
性補正手段とを設けたことを特徴とする振動低減装置。 - 【請求項9】 請求項1、2、3又は4記載の振動低減
装置において、 加振手段から出力されたテスト振動が振動低減箇所の基
準位置まで到達する時間に基づいて振動の伝播速度を検
出する振動速度検出手段と、 伝達特性同定手段により同定された加振手段と振動低減
箇所との間の振動の伝達特性を、上記振動速度検出手段
により検出された振動伝播速度に応じて補正する伝達特
性補正手段とを設けたことを特徴とする振動低減装置。 - 【請求項10】 請求項8記載の振動低減装置におい
て、 加振手段から出力されたテスト振動が振動低減箇所の基
準位置まで到達する時間に基づいて振動の伝播速度を検
出する振動速度検出手段を設け、 伝達特性補正手段は、伝達特性同定手段により同定され
た加振手段と振動低減箇所との間の振動の伝達特性を、
上記振動速度検出手段により検出された振動の伝播速度
と遅れ時間算定手段により算定された応答遅れ時間とに
応じて補正するように構成されていることを特徴とする
振動低減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6105493A JPH0798594A (ja) | 1993-05-19 | 1994-05-19 | 振動低減装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-116752 | 1993-05-19 | ||
| JP11675293 | 1993-05-19 | ||
| JP6105493A JPH0798594A (ja) | 1993-05-19 | 1994-05-19 | 振動低減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0798594A true JPH0798594A (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=26445768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6105493A Pending JPH0798594A (ja) | 1993-05-19 | 1994-05-19 | 振動低減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0798594A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014182303A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Osaka Gas Co Ltd | 能動型消音システム |
| CN113532630A (zh) * | 2021-06-24 | 2021-10-22 | 哈尔滨工程大学 | 船用振动噪声快速测试评估装置 |
| EP4383247A1 (en) * | 2022-12-07 | 2024-06-12 | Volvo Truck Corporation | Noise emission reduction system |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP6105493A patent/JPH0798594A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014182303A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Osaka Gas Co Ltd | 能動型消音システム |
| CN113532630A (zh) * | 2021-06-24 | 2021-10-22 | 哈尔滨工程大学 | 船用振动噪声快速测试评估装置 |
| CN113532630B (zh) * | 2021-06-24 | 2023-04-07 | 哈尔滨工程大学 | 船用振动噪声快速测试评估装置 |
| EP4383247A1 (en) * | 2022-12-07 | 2024-06-12 | Volvo Truck Corporation | Noise emission reduction system |
| US12466340B2 (en) | 2022-12-07 | 2025-11-11 | Volvo Truck Corporation | Noise emission reduction system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20031225 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040727 |