JPH079911A - 車両のヘッドライト装置 - Google Patents

車両のヘッドライト装置

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JPH079911A
JPH079911A JP14800593A JP14800593A JPH079911A JP H079911 A JPH079911 A JP H079911A JP 14800593 A JP14800593 A JP 14800593A JP 14800593 A JP14800593 A JP 14800593A JP H079911 A JPH079911 A JP H079911A
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boosting
discharge lamp
discharge
voltage
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JP14800593A
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English (en)
Inventor
Keiichi Tateishi
敬一 立石
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点灯装置の故障やランプの寿命等による放電
灯の異常消灯時にも、安全な走行が行えるようにする。 【構成】 直流電源1を昇圧制御手段4の制御下で昇圧
する直流昇圧手段3と、すれ違いビーム用の放電灯13
の始動放電にもとづく直流昇圧手段3の出力電圧の低下
を検出する始動放電検出手段9と、矩形波交流電圧を上
記放電灯13に印加して点灯させるインバータ手段8
と、上記放電灯13の異常消灯時に、保護回路12に、
直流昇圧手段3の制御を停止させるとともに、上記直流
電源1に接続された走行ビーム14を自動点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、点灯中のすれ違いビ
ームの放電灯が消灯した際に走行ビームを自動点灯する
車両のヘッドライト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば実開平1−146496号
公報に示された従来の放電灯点灯装置を示す回路図であ
り、図において、D1は交流電源の整流ブリッジ、C1
はこの整流ブリッジD1の出力端子間に接続されたコン
デンサ、La1は放電灯、L1はこの放電灯La1に接
続された安定器のインダクタ、C2は放電灯La1の両
電極間に接続されたコンデンサである。
【0003】また、Aは放電灯La1を高周波点灯する
インバータ、N1はその単巻トランスの巻線、C3はこ
の巻線N1に並列のコンデンサ、Qはスイッチングする
ことにより巻線N1から高周波出力を生ずるスイッチン
グトランジスタである。
【0004】また、このスイッチングトランジスタQの
ベースはコンデンサC4とインダクタL2を介して上記
放電灯回路のインダクタL1に設けられた2次巻線N2
の一端に接続され、エミッタは2次巻線N2の他端に接
続されている。
【0005】D2はこのスイッチングトランジスタQの
コレクタ,エミッタ間に接続されたダイオード、D3,
R1はスイッチングトランジスタQのベース回路のコン
デンサC4、インダクタL2に並列に接続されたダイオ
ードと抵抗である。
【0006】一方、Bは放電灯La1の寿命末期や異常
時にインバータAの動作を停止させる保護回路であり、
これはアノードがスイッチングトランジスタQのベース
側の接続点に接続され、カソードがエミッタ側の接続
点に接続されたSCRと、そのゲートに接続されたツ
ェナーダイオードZD、コンデンサC5とこれに並列さ
れた抵抗R2を備え、このコンデンサC5の両端を、ダ
イオードD4を介して上記インダクタL1に設けた2次
巻線N2に接続したものである。La2は予備電球であ
り、保護回路BのサイリスタSCRと直列に接続され
て、電源整流ブリッジD1の出力端子間に接続される。
【0007】次に動作について説明する。まず、上記イ
ンバータAは、通常の状態においては、インダクタL1
に設けた2次巻線N2の出力がコンデンサC4−接続点
−インダクタL2−ベースを経てスイッチングトラン
ジスタQを駆動し、そのスイッチングにより、巻線N
1、コンデンサC3,C2、インダクタL1の共振回路
に高周波高電圧を発生させて放電灯La1を点灯する。
【0008】一方、上記保護回路Bは、放電灯La1が
寿命末期、もしくは異常になると、インバータの動作を
停止させると同時に、予備電球La2を点灯させるよう
に動作する。
【0009】すなわち、放電灯La1が寿命末期、もし
くは異常になって、放電灯回路のインダクタL1におけ
る電圧が平常時に比べて異常に高くなると、この異常高
電圧を2次巻線N2により検出して、寿命末期状態や異
常状態を検知する。2次巻線N2の検出出力電圧により
コンデンサC5の電圧が高くなると、サイリスタSCR
のゲートがトリガされるので、このサイリスタSCRが
ターンオンする。
【0010】このサイリスタSCRのターンオンにより
接続点−間が短絡されるので、スイッチングトラン
ジスタQがオフし、インバータが発振を停止して、放電
灯La1の点灯動作が停止され、消灯する。このとき、
コンデンサC4のチャージは2次巻線N2−ダイオード
D3−抵抗R1−インダクタL2を経て放電する。
【0011】また、上記のインバータ動作停止と同時
に、サイリスタSCRのターンオフにより予備電球La
2の回路が閉路されて点灯し、放電灯La1が消灯して
も暗くならず、光量が確保される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電灯点灯装置
は以上のように構成されているので、交流電源を用いた
一般的な照明灯の点灯に有効であるが、車両の走行を安
全に行うためのバッテリを電源とするヘッドライト照明
用には向かず、特に、前方照明をバッテリ電源を用いて
十分に行えないなどの問題点があった。
【0013】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたものであり、何らかの不具合、例
えば、点灯装置の故障や放電灯の寿命等によってすれ違
いビーム用の放電灯が消灯した場合においても、走行に
必要な光量を十分に確保し、車両の安全な走行を実現で
きる車両のヘッドライト装置を得ることを目的とする。
【0014】請求項2の発明は、すれ違いビームの放電
灯の異常消灯時に、消灯した側の走行ビームを自動点灯
させるか否かをユーザの意志により自由に選択できる車
両のヘッドライト装置を得ることを目的とする。
【0015】請求項3の発明は、すれ違いビームの放電
灯の異常消灯時に、ユーザに異常消灯を知らせることが
できる車両のヘッドライト装置を得ることを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る車
両のヘッドライト装置は、直流電源を昇圧制御手段の制
御下で昇圧する直流昇圧手段と、すれ違いビーム用の放
電灯の始動放電にもとづく直流昇圧手段の出力電圧の低
下を検出する始動放電検出手段と、矩形波交流電圧を上
記放電灯に印加して点灯させるインバータ手段と、上記
放電灯の異常消灯時に、保護回路に、直流昇圧手段の制
御を停止させるとともに、上記直流電源に接続された走
行ビームを自動点灯させるようにしたものである。
【0017】請求項2の発明に係る車両のヘッドライト
装置は、保護回路に、消灯した放電灯側の走行ビームを
自動点灯させるか否かを選択する選択手段を接続したも
のである。
【0018】請求項3の発明に係る車両のヘッドライト
装置は、放電灯の異常消灯時に警告を発生する警告手段
を設けたものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明における車両のヘッドライト装
置は、点灯中のすれ違いビームの放電灯が異常消灯した
場合に、走行ビームを自動点灯させることにより、走行
に必要な光量を確保し、より安全な走行が行えるように
なる。
【0020】請求項2の発明における車両のヘッドライ
ト装置は、点灯中のすれ違いビームの放電灯が異常消灯
した場合に、警告手段により異常消灯をユーザに知ら
せ、ユーザに警戒感を与える。
【0021】請求項3の発明における車両のヘッドライ
ト装置は、4灯式車両において点灯中のすれ違いビーム
の放電灯が異常消灯した場合に、消灯した側の走行ビー
ムを自動点灯させるか否かをユーザの意志により自由に
選択させる。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1において、1は直流電源、2は点灯スイッチ、
3は昇圧型チョッパ構成による直流(以下、DCとい
う)昇圧手段であり、これがコイル31,ダイオード3
2,コンデンサ33,およびスイッチング素子34から
構成される。
【0023】直流電源1は点灯スイッチ2を介して、D
C昇圧手段3の入力端子であるコイル31の一方の端子
に接続され、コイル31の他方の端子にはスイッチング
素子34のドレイン端子とダイオード32のアノード端
子が接続されている。
【0024】また、ダイオード32のカソード端子は、
コンデンサ33の一方の端子に接続され、DC昇圧手段
3の出力となり、コンデンサ33の他方の端子はスイッ
チング素子34のソース端子とともに直流電源1の接地
側に接続されている。
【0025】4は昇圧制御手段であり、2つの出力端子
4a,4bと4つの入力端子4c〜4fを持つ。出力端
子4aはDC昇圧手段3のスイッチング素子34のゲー
ト端子に接続され、入力端子4cはDC昇圧手段3の出
力に接続されている。
【0026】5は電流検出手段で、一方の端子は直流電
源1の接地側に接続され、他方の端子は昇圧制御手段4
の入力端子4dに接続されている。
【0027】6は電圧検出手段であり、抵抗61と6
2,コンデンサ63,ツェナーダイオード64,および
オペアンプ65からなる。上記抵抗61の一方の端子は
電圧検出手段6の入力端子となり、DC昇圧手段3の出
力端子に接続されている。
【0028】また、他方の端子は抵抗62を介して接地
されるとともに、コンデンサ63の一方の端子とツェナ
ーダイオード64のカソードに接続されて、オペアンプ
65の非反転入力端子に入力される。コンデンサ63と
ツェナーダイオード64の他方の端子はともに接地され
ている。
【0029】ツェナーダイオード64はオペアンプ65
の非反転入力に過電圧が印加されないよう保護すること
を主目的に挿入されている。このオペアンプ65の反転
入力端子はオペアンプ65の出力に接続され、電圧検出
手段6の出力となる。
【0030】7はランプ電流制御手段であり、電圧検出
手段6からの入力に基づいてすれ違いビーム(ロービー
ム)の放電灯13へ投入する電力、すなわち電流を指示
するもので、その指示信号は昇圧制御手段4の入力端子
4eに出力される。
【0031】8はスイッチング素子81〜84で構成さ
れているフルブリッジ構成のインバータ手段であり、ス
イッチング素子81と82のドレイン端子はDC昇圧手
段3の出力端子に接続され、ソース端子はそれぞれスイ
ッチング素子83,84のドレイン端子に接続されてい
る。
【0032】9は始動放電検出手段である。この始動放
電検出手段9は抵抗91と抵抗92がDC昇圧手段3の
出力と接地との間に直列に接続され、分圧された電圧が
比較器93の非反転入力端子に入力される。比較器93
の反転入力端子には、基準電源94が接続されている。
【0033】比較器93は分圧された電圧の立ち下がり
エッジを検出して、これをもって始動放電成功と判別し
て、信号をタイマ回路101とランプ電流制御手段7、
さらには保護回路12へ送出する。
【0034】10はドライバ手段であり、インバータ手
段8を構成するスイッチング素子81〜84をオン,オ
フするために、これらのゲートにそれぞれ接続される出
力端子10a〜10dを持つ。
【0035】このドライバ手段10はタイマ回路101
と駆動回路102を備え、駆動回路102は同一周波数
でスイッチング素子81と84が同位相、スイッチング
素子82と83が同位相、スイッチング素子81と82
が逆位相で、かつスイッチング素子81,84とスイッ
チング素子82,83が同時にオンしないような期間、
いわゆるデッドタイムを備えた信号を、端子10a〜1
0dに出力する。
【0036】また、タイマ回路101は比較器93から
の信号を入力してからの時間をカウントする。
【0037】11はトランス111,高電圧発生手段1
12,時定数回路113からなる始動放電手段であり、
始動放電手段11を構成するトランス111の1次側端
子は高電圧発生手段112に接続される。
【0038】また、上記トランス111の2次側の一方
の端子は、インバータ手段8を構成するスイッチング素
子81のソース端子に接続されるとともに、時定数回路
113を介して高電圧発生手段112に接続されてい
る。
【0039】トランス111の2次側の他方の端子は、
放電灯13の一方の端子に接続され、放電灯13の他方
の端子はインバータ手段8を構成するスイッチング素子
82のソース端子に接続される。
【0040】12は上記の保護回路である。122は比
較器で、これの非反転入力端子には、始動放電検出手段
9の比較器93の出力が抵抗121を介して入力される
とともに、スイッチング素子123のコレクタ端子が接
続されている。また、この比較器122の反転入力端子
には、基準電源125が接続されている。
【0041】また、上記スイッチング素子123のベー
ス端子は昇圧制御手段4の出力端子4bに接続され、エ
ミッタ端子は接地されている。比較器122の出力は、
昇圧制御手段4の入力端子4fおよびアンド回路126
の一方の入力端子に接続されるとともに、警告手段16
に接続されている。
【0042】アンド回路126の他方の入力端子は選択
手段17を介して基準電源18に接続され、アンド回路
126の出力端子は、リレー回路124に接続されてい
る。
【0043】また、14は走行ビーム(ハイビーム)の
白熱灯で、これが点灯スイッチ15を介して直流電源1
に接続されており、リレー回路124のリレー接点12
4aは点灯スイッチ15に並列に接続されている。
【0044】さらに、16は警告手段であり、これのス
イッチング素子161のベース端子には比較器122の
出力端子が接続され、コレクタ端子には基準電源163
が接続されている。また、スイッチング素子161のエ
ミッタ端子は警告灯162の一方の端子に接続され、警
告灯162の他方の端子は接地されている。なお、上記
DC昇圧手段3,昇圧制御手段4,電流検出手段5,電
圧検出手段6,インバータ手段8,始動放電検出手段
9,ドライバ手段10および始動放電手段11は放電灯
点灯装置を構成している。
【0045】以下、動作について、図2のタイムチャー
トを参照しながら説明する。図1において、点灯スイッ
チ2がオンされると、昇圧制御手段4が動作を開始し、
DC昇圧手段3のスイッチング素子34をオン,オフす
ることにより直流電源1の電圧を昇圧する。
【0046】スイッチング素子34のオン期間において
は、直流電源1,スイッチング素子34,コイル31の
ループが形成され、コイル31にはこの経路で直流電源
より流れ込む電流により、電磁エネルギーが蓄積され
る。
【0047】次に、スイッチング素子34のオフ期間に
おいては、コイル31,ダイオード32,コンデンサ3
3のループが形成され、スイッチング素子34のオン期
間中にコイル31に蓄積された電磁エネルギーが、ダイ
オード32を通してコンデンサ33に放出され、静電エ
ネルギーに変換されてコンデンサ33に蓄積される。
【0048】これにより、コンデンサ33の両端には、
これに相当する電圧が直流電源1の電圧に上乗せされて
現れる。そして、スイッチング素子34がデューティー
を変えながら周波数fでオン,オフを繰り返すことによ
り、コンデンサ33の電圧、すなわちDC昇圧手段3の
出力は徐々に昇圧される。ここで、DC昇圧手段3の出
力をVaとする。
【0049】昇圧制御手段4は、ある基準電源を分圧し
た固定電圧Vfと、DC昇圧手段3の出力Vaを分圧し
た電圧Veの差を増幅する。ここで、固定電圧Vfは、
電圧が例えば400V(以後、所定値E1)のときのV
eの値と等しくなるように設定しておく。
【0050】点灯スイッチをオンした時点においては、
DC昇圧手段3の出力Vaは所定値E1よりも低いた
め、昇圧制御手段4はスイッチング素子34へのゲート
信号出力のオンデューティーを広げ、DC昇圧手段3の
出力Vaの昇圧度を上げる。
【0051】そして、Vaが上昇して所定値E1に近づ
くにつれて、オンデューティーを狭めて上昇度を下げ、
所定値E1に達した時点(Vf=Ve)で、その電圧を
維持する。ここで、点灯スイッチがオンされてから所定
値1に達する時間をt1 とする。
【0052】このような昇圧動作と並列して、駆動回路
102はインバータ手段8のスイッチング素子81と8
4をオンし続け、逆にスイッチング素子82と83はオ
フし続ける。従って、放電灯13にはDC昇圧手段3の
出力Va(直流電圧)がそのまま印加されている。
【0053】また、DC昇圧手段3の出力Vaは接続点
11aを介して始動放電手段11の時定数回路113に
入力される。時定数回路113の出力が所定値E2に達
したとき、高電圧発生手段112からインパルス状の電
圧がトランス111に出力され、放電灯13に高電圧パ
ルスが印加され、始動放電される。
【0054】なお、時定数回路113の出力が所定値E
2に達する時間t2 と、DC昇圧手段3の出力Vaが所
定値E1に達する時間t1 はt2 ≧t1 の関係を備え
る。
【0055】こうして、放電灯13に電流が流れ、始動
放電を始めることにより、DC昇圧手段3の負荷(放電
灯13のインピーダンス)が無負荷状態から重負荷状態
に変わり、DC昇圧手段3の出力Vaは急激に低下す
る。
【0056】この急激な電圧降下は始動放電検出手段9
で検出されて、タイマ回路101と電流制御手段7、さ
らには保護回路12へ伝えられ、タイマ回路101は所
定時間t3 をカウントする。
【0057】そして、タイマ回路101が所定時間t3
をカウントした時点で、駆動回路102は周波数t2
(例えば、400Hz)デューティー比約50%で数μ
sec程度のデッドタイムを備えた信号を、スイッチン
グ素子81,84とスイッチング素子82,83を交互
にオン,オフするため逆位相で送出する。
【0058】しかして、放電灯13にはスイッチング素
子81〜84によるオンロスがあるものの、ゼローピー
クがほぼ電圧Vaである矩形波交流電圧が印加される。
図2はこのような動作状態を表わす図であり、上記回路
各部の動作波形を示している。
【0059】一方、電圧検出手段6は、電圧Vaを抵抗
61と62で分圧したランプ電圧相当の電圧VL をオペ
アンプ(バッファ)65を介してランプ電流制御手段7
へ送出する。コンデンサ63は電圧VL に重畳するDC
昇圧手段3のスイッチングノイズを吸収するために設け
ている。
【0060】ランプ電流制御手段7は、放電灯13を定
格光量に素早く安定して立ち上げるためのランプ電流制
御特性を記した指示電流テーブルを備え、入力されたラ
ンプ電圧相当の電圧VL の値に応じて、指示電流テーブ
ルから指示ランプ電流ILSを読み取り、この指示信号に
相当する電圧を昇圧制御手段4の入力端子4eへ送出す
る。
【0061】これに対し、放電灯13に実際に流れてい
るランプ電流IL は、電流検出手段5で電圧変換されて
昇圧制御手段4の入力端子4dに入力され、昇圧制御手
段4の入力端子4eに入力されたランプ電流制御手段7
が指示するランプ電流ILSに相当する電圧と比較され
る。
【0062】ここで、電流検出手段5の出力がランプ電
流制御手段7の出力により大きい(実際に流れているラ
ンプ電流IL が指示するランプ電流ILSより大きい)場
合、昇圧制御手段4は出力端子4aからの出力により、
スイッチング素子34のオンデューティーを狭めてDC
昇圧手段3の出力電圧を小さくし、ランプへ流れる電流
を減少させる。
【0063】これに対し、逆に電流検出手段5の出力が
ランプ電流制御手段7の出力より小さい(実際に流れて
いるランプ電流IL が指示するランプ電流ILSより小さ
い)場合、昇圧制御手段4は出力端子4aからの出力に
より、スイッチング素子34のオンデューティーを広げ
て、DC昇圧手段3の出力電圧を大きくし、ランプへ流
れる電流を増加させる。
【0064】昇圧制御手段4はこれを繰り返すことによ
り、実際に流れているランプ電流と指示するランプ電流
が等しくなるように動作する。このフィードバック系に
より放電灯13は速やかに定格光量に達する。
【0065】次に、保護回路12の動作について図3の
タイムチャートを参照しながら説明する。まず、点灯ス
イッチ2をオンすると同時に、昇圧制御手段4の出力端
子4bからスイッチング素子123のベースB点にハイ
レベルの信号が出力され、スイッチング素子123がオ
ンする。
【0066】そして、DC昇圧手段3の出力Vaが昇圧
されてある値(ここでは、Vgとする)以上になると、
比較器93の非反転入力端子の電圧が基準電源94の電
圧よりも高くなり、比較器93の出力端子A点の出力が
ハイレベルとなる。
【0067】しかし、このときスイッチング素子123
がオンしているため、比較器122の非反転入力端子の
電圧は基準電源125の電圧よりも低く、比較器122
の出力端子C点の出力はローレベルである。
【0068】その後、始動放電が始まると出力Vaの値
は再び下がり始め、上記値Vg以下になると、比較器9
3の非反転入力端子の電圧が基準電源94の電圧よりも
低くなり、A点はローレベルになる。昇圧制御手段4の
出力端子4bからB点へ出力される信号は、A点がロー
レベルになるまでハイレベルであり続けるように設定し
ており、この間、C点は常にローレベルである。
【0069】次に始動放電が終わり、定常点灯状態にな
ると、出力VaはVgよりも小さい一定の値を保ち続け
る。このとき、始動放電検出手段9の比較器93の非反
転入力端子に入力される電圧は基準電源94の電圧より
も常に低いため、A点はローレベルであり続ける。
【0070】従って、このとき比較器122の非反転入
力端子の電圧は、反転入力端子の基準電源125の電圧
より低く、C点も常にローレベルである。
【0071】ところが、このような定常点灯状態におい
て、点灯装置の故障やランプの寿命等により点灯中の放
電灯13が異常消灯した場合、放電灯13に電流が流れ
なくなるため、DC昇圧手段3の出力Vaが再び上昇し
始める。
【0072】そして、出力VaがVg以上になると、始
動放電検出手段9の比較器93の非反転入力端子に入力
される電圧が基準電源94の電圧よりも高くなり、A点
がハイレベルとなる。このときスイッチング素子123
はオンしていないため、このハイレベルの信号は比較器
122の非反転入力端子に入力される。
【0073】この入力電圧は、反転入力端子の基準電源
125の電圧よりも高いため、C点にハイレベルの信号
が出力され、これが昇圧制御手段4の入力端子4fに送
出され、この信号を入力した昇圧制御手段4はDC昇圧
手段3の動作を停止する。
【0074】また、C点のハイレベルの信号はアンド回
路126にも入力される。ここで、選択手段17がオン
している場合には、アンド回路126からハイレベルの
信号が出力され、この信号はリレー回路124に送出さ
れる。
【0075】このため、このハイレベルの信号を受信し
たリレー回路124は、リレー接点124aをオンする
ことにより白熱灯14を点灯させる。また、選択手段1
7がオフしている場合には、アンド回路126の出力は
ローレベルであり、リレー接点124aをオンしないた
め、白熱灯14は点灯しない。
【0076】従って、選択手段17をオン,オフするこ
とにより、放電灯13の異常消灯時に白熱灯14を点灯
させるか否かをユーザが選択できる。また、白熱灯14
は、放電灯13の異常消灯に関係なく点灯スイッチ15
によってもオン,オフすることができる。
【0077】また、放電灯13の異常消灯時における、
比較器122の出力であるC点のハイレベルの信号は、
警告手段16のスイッチング素子161のベース端子に
も送出される。この信号により、スイッチング素子16
1はオン状態となり、警告灯162が常時点灯して、ユ
ーザに警告を与える。また、この実施例ではユーザに警
告を与える手段として警告灯を用いたが、ブザー等を用
いても同様の効果がある。
【0078】実施例2.図4はこの発明の他の実施例を
示す。同図において、1は直流電源で、2はすれ違いビ
ームの放電灯13の点灯スイッチ、22は走行ビームの
放電灯19の点灯スイッチ、20,21は実施例1の放
電灯点灯装置と全く同じ構造をした放電灯点灯装置であ
り、それぞれ放電灯13,19を点灯制御するためのも
のである。
【0079】また、12は保護回路で、この中の比較器
122の非反転入力端子には、放電灯点灯装置20内の
始動放電検出手段9の出力が抵抗121を介して入力さ
れるとともに、スイッチング素子123のコレクタ端子
が接続されている。
【0080】さらに、比較器122の反転入力端子に
は、基準電源125が接続され、スイッチング素子12
3のベース端子は放電灯点灯装置20内の昇圧制御手段
4の出力端子に接続され、エミッタ端子は接地されてい
る。
【0081】そして、比較器122の出力は、昇圧制御
手段4の入力端子、およびアンド回路126の一方の入
力端子に接続されるとともに、警告手段16にも接続さ
れている。上記アンド回路126の他方の入力端子は選
択手段17を介して基準電源18に接続されている。
【0082】また、アンド回路126の出力端子は、リ
レー回路124に接続されており、リレー回路124の
リレー接点124aは放電灯19の点灯スイッチ22に
並列に接続されている。
【0083】さらに、16は警告手段であり、スイッチ
ング素子161のベース端子には比較器122の出力端
子が接続され、コレクタ端子には基準電源163が接続
されている。また、スイッチング素子161のエミッタ
端子は警告灯162の一方の端子に接続され、警告灯1
62の他方の端子は接地されている。
【0084】次に動作を説明する。まず、点灯スイッチ
2がオンされると、放電灯点灯装置20は実施例1の放
電灯点灯装置と全く同じ動作により、放電灯13を点灯
させる。ここで、点灯装置の故障やランプの寿命等によ
り点灯中の放電灯13が異常消灯した場合、放電灯13
に電流が流れなくなり、実施例1と同様、A点にハイレ
ベルの信号が出力される。
【0085】このとき、スイッチング素子123はオフ
状態であるため、このハイレベルの信号は比較器122
の非反転入力端子に入力される。この入力電圧は、反転
入力端子の基準電源125の電圧よりも高いため、C点
にハイレベルの信号が出力される。
【0086】さらに、このハイレベルの信号は昇圧制御
手段4の入力端子に送出され、この信号を入力した昇圧
制御手段4は昇圧動作を停止する。また、C点のハイレ
ベルの信号はアンド回路126にも入力される。
【0087】ここで、選択手段17がオンしている場合
には、アンド回路126からハイレベルの信号が出力さ
れ、この信号はリレー回路124に送出される。このハ
イレベルの信号を受信したリレー回路124は、リレー
接点124aをオンすることにより放電灯点灯装置21
を駆動し、放電灯19を点灯させる。
【0088】また、選択手段17がオフしている場合に
は、アンド回路126の出力はローレベルであり、リレ
ー接点124aはオンしないため、放電灯19は点灯し
ない。従って、選択手段17をオン,オフすることによ
り、放電灯13の異常消灯時に放電灯19を点灯させる
か否かを、ユーザが選択できる。また、放電灯19は、
放電灯13の異常消灯に関係なく点灯スイッチ22によ
ってもオン,オフすることができる。
【0089】放電灯13の異常消灯時における、比較器
122の出力であるC点のハイレベルの信号は、警告手
段16のスイッチング素子161のベース端子にも送出
される。この信号によりスイッチング素子161はオン
状態となり、警告灯162が点灯してユーザに警告を与
える。また、この実施例ではユーザに警告を与える手段
として警告灯を用いたが、ブザー等を用いても同様の効
果がある。
【0090】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、直流電源を昇圧制御手段の制御下で昇圧する直流昇
圧手段と、すれ違いビーム用の放電灯の始動放電にもと
づく直流昇圧手段の出力電圧の低下を検出する始動放電
検出手段と、矩形波交流電圧を上記放電灯に印加して点
灯させるインバータ手段と、上記放電灯の異常消灯時
に、保護回路に、直流昇圧手段の制御を停止させるとと
もに、上記直流電源に接続された走行ビームを自動点灯
させるよう構成したので、点灯中のすれ違いビームの放
電灯が異常消灯した場合に、その消灯を検出して走行ビ
ームを自動点灯させることができ、従って、走行に必要
な光量が確保され、より安全な走行が行えるものが得ら
れる効果がある。
【0091】また、請求項2の発明によれば、保護回路
に、消灯した放電灯側の走行ビームを自動点灯させるか
否かを選択する選択手段を接続するように構成したの
で、点灯中のすれ違いビームの放電灯が異常消灯した場
合に、警告手段により異常消灯をユーザに知らせること
ができ、ユーザに警告感を与えることができるものが得
られる効果がある。
【0092】さらに、請求項3の発明によれば、放電灯
の異常消灯時に警告を発生する警告手段を設けるように
構成したので、4灯式車両において点灯中のすれ違いビ
ームの放電灯が異常消灯した場合に、消灯した側の走行
ビームを自動点灯させるか否かを、ユーザの意志により
自由に選択させられるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による車両のヘッドライト
装置を示す回路図である。
【図2】図1における回路各部の始動放電時の信号波形
を示すタイムチャートである。
【図3】図1の回路各部の放電灯異常消灯時における信
号波形を示すタイムチャートである。
【図4】この発明の他の実施例による車両のヘッドライ
ト装置を示す回路図である。
【図5】従来の放電灯点灯装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源 3 DC昇圧手段(直流昇圧手段) 4 昇圧制御手段 8 インバータ手段 9 始動放電検出手段 10 ドライバ手段 12 保護回路 13 放電灯(すれ違いビーム) 14 白熱灯(走行ビーム) 16 警告手段 17 選択手段 19 放電灯(走行ビーム) 34 スイッチング素子 81〜84 スイッチング素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項2の発明における車両のヘッドライ
ト装置は、4灯式車両において点灯中のすれ違いビーム
の放電灯が異常消灯した場合に、消灯した側の走行ビー
ムを自動点灯させるか否かをユーザの意志により自由に
選択させる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】請求項3の発明における車両のヘッドライ
ト装置は、点灯中のすれ違いビームの放電灯が異常消灯
した場合に、警告手段により異常消灯をユーザに知ら
せ、ユーザに警戒感を与える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】また、請求項2の発明によれば、放電灯の
異常消灯時に警告を発生する警告手段を設けるように構
成したので、4灯式車両において点灯中のすれ違いビー
ムの放電灯が異常消灯した場合に、消灯した側の走行ビ
ームを自動点灯させるか否かを、ユーザの意志により自
由に選択させられるものが得られる効果がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】さらに、請求項3の発明によれば、保護回
路に、消灯した放電灯側の走行ビームを自動点灯させる
か否かを選択する選択手段を接続するように構成したの
で、点灯中のすれ違いビームの放電灯が異常消灯した場
合に、警告手段により異常消灯をユーザに知らせること
ができ、ユーザに警戒感を与えることができるものが得
られる効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05B 41/29 C 9249−3K

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇圧用のスイッチング素子のオン,オフ
    により直流電源を昇圧制御手段の制御下で昇圧する直流
    昇圧手段と、該直流昇圧手段で昇圧した電圧を受け、か
    つ始動放電用の高電圧パルスの印加により始動放電する
    すれ違いビーム用の放電灯と、上記始動放電にもとづく
    上記直流昇圧手段の出力電圧の低下を検出する始動放電
    検出手段と、上記出力電圧の低下後、ドライバ手段によ
    ってスイッチング素子をオン,オフして得た矩形波交流
    電圧を上記放電灯に印加して点灯させるインバータ手段
    と、上記放電灯の異常消灯による上記始動放電検出手段
    の出力変化にもとづき、上記昇圧制御手段による上記直
    流昇圧手段の制御を停止させるとともに、上記直流電源
    に接続された走行ビームを自動点灯させる保護回路とを
    備えた車両のヘッドライト装置。
  2. 【請求項2】 昇圧用のスイッチング素子のオン,オフ
    により直流電源を昇圧制御手段の制御下で昇圧する直流
    昇圧手段と、該直流昇圧手段で昇圧した電圧を受け、か
    つ始動放電用の高電圧パルスの印加により始動放電する
    すれ違いビーム用の放電灯と、上記始動放電にもとづく
    上記直流昇圧手段の出力電圧の低下を検出する始動放電
    検出手段と、上記出力電圧の低下後、ドライバ手段によ
    ってスイッチング素子をオン,オフして得た矩形波交流
    電圧を上記放電灯に印加して点灯させるインバータ手段
    と、上記放電灯の異常消灯による上記始動放電検出手段
    の出力変化にもとづき、上記昇圧制御手段による上記直
    流昇圧手段の制御を停止させるとともに、上記直流電源
    に接続された走行ビームを自動点灯させる保護回路と、
    上記消灯した放電灯側の走行ビームを自動点灯させるか
    否かを選択する選択手段とを備えた車両のヘッドライト
    装置。
  3. 【請求項3】 昇圧用のスイッチング素子のオン,オフ
    により直流電源を昇圧制御手段の制御下で昇圧する直流
    昇圧手段と、該直流昇圧手段で昇圧した電圧を受け、か
    つ始動放電用の高電圧パルスの印加により始動放電する
    すれ違いビーム用の放電灯と、上記始動放電にもとづく
    上記直流昇圧手段の出力電圧の低下を検出する始動放電
    検出手段と、上記出力電圧の低下後、ドライバ手段によ
    ってスイッチング素子をオン,オフして得た矩形波交流
    電圧を上記放電灯に印加して点灯させるインバータ手段
    と、上記放電灯の異常消灯による上記始動放電検出手段
    の出力変化にもとづき、上記昇圧制御手段による上記直
    流昇圧手段の制御を停止させるとともに、上記直流電源
    に接続された走行ビームを自動点灯させる保護回路と、
    上記放電灯の異常消灯時に警告を発生する警告手段とを
    備えた車両のヘッドライト装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265469A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯装置
US7919995B2 (en) 2007-12-12 2011-04-05 Yazaki Corporation Load controller

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JP2008265469A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Koito Mfg Co Ltd 車両用前照灯装置
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