JPH0799220A - プローブカード、プローブカード用同軸プローブ針、及びその製造方法 - Google Patents

プローブカード、プローブカード用同軸プローブ針、及びその製造方法

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JPH0799220A
JPH0799220A JP6182092A JP18209294A JPH0799220A JP H0799220 A JPH0799220 A JP H0799220A JP 6182092 A JP6182092 A JP 6182092A JP 18209294 A JP18209294 A JP 18209294A JP H0799220 A JPH0799220 A JP H0799220A
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JP
Japan
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conductor
holder
coaxial
dielectric
probe
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JP6182092A
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Hiroshi Marumo
博 丸茂
Nobuyuki Negishi
伸行 根岸
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Junkosha Co Ltd
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
Original Assignee
Junkosha Co Ltd
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テスタ側とのインピーダンス整合が図れて信
号反射の低減やクロストークなど誘導ノイズの抑制効果
が大きく、優れたテスティング特性が得られ、垂直針タ
イプの超高密度プローブカードへの実装針として最適と
なるプローブカード用同軸針を提供することにある。 【構成】 互いに絶縁されたプリント基板およびアース
基板を有する基板アッセンブリと、この基板アッセンブ
リに支持され、その先端が被検査回路のパッドに対して
実質的に垂直に接触される同軸プローブ針アッセンブリ
と、を備え、前記同軸プローブ針アッセンブリは、被検
査回路のパッドに接触される先端部を含む中心導体と、
この中心導体の先端部を除く部分を覆い、中心導体と導
通するホルダ導体と、このホルダ導体を取り囲む誘電体
と、この誘電体を介して前記ホルダ導体と同軸に設けら
れた周囲導体と、この周囲導体を覆うシースと、を有
し、前記ホルダ導体の端末部はプリント基板の回路に電
気的に接続され、前記周囲導体の端末部はアース基板の
回路に電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイス等の電
気的特性を検査するプローブ装置に用いられるプローブ
カード、プローブカード用同軸プローブ針、及びその製
造方法に関する。とくに垂直針タイプの多ピン用高密度
プローブカード(以下、VTPCという)に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なプローブ装置は、例えば特開昭
64−73632号公報に記載されている。この装置の
プローブカードは、テスト対象パッドに対して斜めに接
触するプローブ針(probe )を有している。しかし、近
年の半導体デバイスの高集積化に伴い、チップ1個当た
りのパッド数が増加するとともに、パッドの縮小化およ
びパッド相互間隔の縮小化が進み、斜針タイプのプロー
ブカードでは対処できなくなってきている。
【0003】そこで、最近では、斜針タイプのプローブ
カードに代わって、例えば特公平2−28828号や特
公昭63−28862号公報に開示されているVTPC
が実用化されつつある。このVTPCでは、前述の斜針
タイプのものよりプローブ針の実装本数の大幅な増加、
即ち実装針の狭ピッチ化及び多数本化が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VTP
Cにおいては、プローブ針を極細にして多数本微細ピッ
チで実装することを優先しているので、各プローブ針の
特性インピーダンスやシールド性などが考慮されていな
い。このため、プローブ針とテスタ側とのインピーダン
ス不整合により、そのプローブ針に信号の反射が起きた
り、隣り合うプローブ針の相互間でクロストーク(ノイ
ズの一種)が生じたりする。その結果、伝送信号に異常
な波形(リンギング)が生じて、プロービングテストに
悪影響を与えることがある。
【0005】同軸ケーブルは、伝送信号に入り込むノイ
ズが少ないこと、特性インピーダンスが安定しているこ
と等の長所を有する。このため、同軸ケーブルをプロー
ブカード内の配線に用いると種々の利点を生むことが予
想されている。しかしながら、同軸ケーブルでは周囲導
体をアースする必要があるが、高密度化に伴ない周囲導
体をアース接続するためのスペースをプリント基板上に
とることが困難となる。
【0006】つまり、同軸ケーブル状にしたプローブ針
の外径寸法はほぼ0.8mm程度となるが、通常のVTP
Cのプリント基板を用いた場合は、スペース的な制約を
受けて、各プローブ針のホルダ導体の基板側端末をハン
ダ付けする各電極パターンは、プリント基板上に1mm〜
1.5mm程度の狭ピッチで配列する必要がある。その狭
ピッチの電極パターンの相互間に、電極パターンと同一
平面上で絶縁距離を確保して、各プローブ針の周囲導体
の端末をハンダ付けするアース用導電層(グランド)を
設けることはスペース的にほとんど不可能である。
【0007】また、テスト信号の周波数が高周波領域に
ある場合は、テスタ側の特性インピーダンスと異なる特
性インピーダンスをもつ伝送路を信号が通過するとき
に、信号が反射され、ノイズを生じる。このため、信号
伝送路となるプローブ針の特性インピーダンスをテスタ
側の特性インピーダンスに整合させる(インピーダンス
・マッチング)必要がある。
【0008】本発明の目的とするところは、テスタ側か
らの伝送信号の反射を低減することができると共に、ク
ロストークなど誘導ノイズの抑制効果が大きく、優れた
テスティング特性を得ることができるVTPC及びその
製造方法を提供することにある。また、本発明の目的
は、上記利点を有するVTPC用の同軸プローブ針及び
その製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプローブカ
ードは、テスタに電気的に接続されるとともに、被検査
回路に電気的に接触導通し、テスタと被検査回路との間
でテスト信号を伝送するために用いられるプローブカー
ドであって、互いに絶縁されたプリント基板およびアー
ス基板を有する基板アッセンブリと、この基板アッセン
ブリに支持され、その先端が被検査回路のパッドに対し
て実質的に垂直に接触される同軸プローブ針アッセンブ
リと、を備え、前記同軸プローブ針アッセンブリは、被
検査回路のパッドに接触導通される先端部を含む中心導
体と、この中心導体の先端部を除く部分を覆い、中心導
体と導通するホルダ導体と、このホルダ導体を取り囲む
誘電体と、この誘電体を介して前記ホルダ導体と同軸に
設けられた周囲導体と、この周囲導体を覆うシースと、
を有し、前記ホルダ導体の端末部はプリント基板の回路
に電気的に接続され、前記周囲導体の端末部はアース基
板の回路に電気的に接続されることを特徴とする。
【0010】本発明に係るプローブカード用同軸プロー
ブ針は、テスタと被検査回路との間でテスト信号を伝送
するために用いられる同軸プローブ針であって、被検査
回路のパッドに実質的に垂直に接触される先端部を含む
中心導体と、この中心導体の先端部を除く部分を覆い、
中心導体と導通するホルダ導体と、このホルダ導体を取
り囲む誘電体と、この誘電体を介して前記ホルダ導体と
同軸に設けられた周囲導体と、この周囲導体を覆うシー
スと、を有し、前記ホルダ導体の端末部はプリント基板
の回路に電気的に接続され、前記周囲導体の端末部はア
ース基板の回路に電気的に接続されることを特徴とす
る。
【0011】本発明に係るプローブカード用同軸プロー
ブ針の製造方法は、同軸ケーブルの特性インピーダンス
を求める数式を利用して、テスタ側の特性インピーダン
スより小さめの特性インピーダンスをもつ第1の同軸ケ
ーブルを設計し、ダミー芯線を誘電体層で被覆し、この
誘電体層を導電メッシュで被覆し、この導電メッシュを
シースで被覆し、テスタ側の特性インピーダンスより小
さめの特性インピーダンスをもつ第1の同軸ケーブルを
形成し、この第1の同軸ケーブルから前記ダミー芯線を
引き抜くことにより、第1の同軸ケーブルに中心孔を形
成し、被検査回路のパッドに接触導通される先端部を含
む中心導体を、この中心導体の先端部を除く部分をホル
ダ導体で被覆して、ホルダ導体を中心導体と導通させ、
ホルダ導体の末端部が第1の同軸ケーブルから突出する
ようにホルダ導体を前記中心孔に挿入して、第2の同軸
ケーブルを形成し、このホルダ導体の径は前記ダミー芯
線の径より小さいことを特徴とする。
【0012】
【作用】通常一般の技法により同軸ケーブルを作成し、
この同軸ケーブルからダミー芯線を抜き取り、このダミ
ー芯線の抜き取り跡(孔)に別途成形したプローブ針部
材(ホルダ導体)を挿入するが、この際、その実装用の
ホルダ導体はダミー芯線より小径であるので抜き取り跡
にスムーズに挿入できる。しかも、このプローブ針部材
は後から挿入するので、予め剛性強度並びに導体抵抗を
考慮した所要の外径寸法で且つ座屈する先端側部が一段
小径となる形態に別途単独で楽に成形できる。こうした
ことから所要のプローブ針部材を中心に有した同軸プロ
ーブ針の製作が非常に簡単となり、面倒な後加工が不要
となる。
【0013】また、実装用のプローブ針部材を基準に
し、これが抜き換え易いように少し大径なダミー芯線を
用いて同軸ケーブルを作成する際、高周波同軸ケーブル
の特性インピーダンスの計算式を基に、誘電体の材質や
厚み等を選定して所望の特性インピーダンスより小さめ
の同軸ケーブルを作成し、この同軸ケーブルのダミー芯
線を前記実装用のプローブ針部材と差し換えるので、テ
スタ側と出来るだけ整合する所望の特性インピーダンス
を持つ同軸プローブ針が容易に得られる。
【0014】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の種々の
実施例について説明する。図1に示すように、自動プロ
ーブ装置の基台(図示せず)の略中央にメインステージ
としてウエハ載置台1が設けられている。ウエハ載置台
1はX−Y−Z−θ移動テーブル(図示せず)上に設け
られ、X軸,Y軸,Z軸に沿って直線移動しうるととも
に、θ軸まわりに回転しうるようになっている。ウエハ
載置台1は真空チャック機構(図示せず)を有してお
り、載置台1の上に1枚の半導体ウエハWが吸着保持さ
れるようになっている。
【0015】ウエハ載置台1の上面にはVTPC2が対
面している。VTPC2はカードホルダー(図示せず)
に保持され、カードホルダーはヘッドプレート(図示せ
ず)及びインサートリング(図示せず)によって固定支
持されている。さらに上方にはコンタクトリング3及び
テストヘッド4が設けられている。コンタクトリング3
はパフォーマンスボード(図示せず)及びインターフェ
イスブロック(図示せず)を含んでいる。パフォーマン
スボードは、テスタのピンエレクトロニクスの割り振り
や、電源グランド等の配線をするためのボードである。
インターフェイスブロックは、VTPC2とパフォーマ
ンスボードとを接続するためのケーブル及びポゴピンを
有している。
【0016】コンタクトリング3は、ケーブルやポゴピ
ンからなるメジャリング・インターフェイスによってテ
ストヘッド4に電気的に接続されている。また、コンタ
クトリング3及びテストヘッド4は、ケーブルやポゴピ
ンによって外部テスタ5と電気的にそれぞれ接続されて
いる。
【0017】次に、図1及び図2を参照しながらVTP
C2について説明する。VTPC2は、プリント基板2
1、アース基板22、固定ブロック23,24,25,
26、分配板(固定板)27、ガイド板28,29、並
びに多数本の同軸プローブ針31を組立ててなるアッセ
ンブリである。プリント基板21には同軸プローブ針3
1に対応する回路が多数形成されている。プリント基板
21の中央には同軸プローブ針31を通すための開口2
1aが形成されている。多数の電極パターン21bがプ
リント基板21の表裏面の回路に接続されている。各電
極パターン21bにはプローブ針部材33を挿入するた
めの貫通孔21cが形成されている。貫通孔21cの径
は250〜500μmである。電極パターン21bは1
mm〜1.5mm程度の狭ピッチ間隔に配列されている。
【0018】アース基板22はプリント基板21の上に
重ねられ、両者はネジ22eにより締結されている。ア
ース基板22はプリント基板21から絶縁されている。
アース基板22の上面には薄い銅箔22cが張り付けら
れている。アース基板22の中央には同軸プローブ針3
1を通すための開口22aが形成されている。貫通孔2
2bが、プリント基板21の貫通孔21cと対応するよ
うにアース基板22に形成されている。
【0019】リング状の固定ブロック23,24,2
5,26は、プリント基板21の下側に次々と位置決め
ピンや締結ねじ(図示せず)等により同心的に締結され
ている。上部固定ブロック24は分配板27をリング中
央に保持している。下部固定ブロック26は2枚のガイ
ド板28,29をリング中央に保持している。分配板2
7及びガイド板28,29は互いに平行に設けられてい
る。分配板27及びガイド板28,29は絶縁性の樹脂
でつくられている。各板27,28,29には多数の貫
通孔27a,28a,29aが同じ配置パターンで形成
されている。
【0020】上部固定ブロック23,24のリング中央
領域はエポキシ樹脂系の接着剤32で満たされている。
同軸プローブ針31は接着剤32により分配板27及び
固定ブロック23,24に固定されている。なお、同軸
プローブ針31の撓み部33aはガイド板28,29に
固定されていないので、先端33bをパッドPに強く押
し付けると、撓み部33aが弾性変形するようになって
いる。
【0021】こうしたプローブカード2にプローブ針と
しての本発明の同軸プローブ針31が多数本が実装され
ている。プローブ針部材33の中心導体33gは、接触
抵抗の低減と耐久性とを図るべく金と銅(Au−Cu)
の合金製である。撓み部33aは略10mm程度とされ、
針先(先端)33bが下側のガイド板29より略250
μm 程度下方に突出されている。
【0022】誘電体(内部絶縁体)34は、厚さが0.
158mmで外径が0.57mm程度のFEP製である。周
囲導体(シールド等)35は、錫めっき軟銅製の編組シ
ールド素線よりなる。シース(外部絶縁被覆)36は、
厚さ0.025mmの仕上げ標準外径0.8mm程度のポリ
エステル系樹脂製である。これらの材質及びサイズの組
み合せにより、同軸プローブ針31の特性インピーダン
ス(約50Ω程度)はテスタ5側の特性インピーダンス
と整合性をもつようになる。
【0023】半導体ウェハW上のチップをプロービング
テストする場合について説明する。ウエハ載置台1上に
ウエハWを載置し、そのウエハ載置台1をX−Y−Z−
θ方向に移動し、各チップのパッドPに各プローブ針の
針先33bをそれぞれ接触させる。このときオーバード
ライブをかけて、針先33bとパッドPとの相互接触状
態を確実にする。コンタクトリング3及びテストヘッド
4を介して外部テスタ5から各プローブ針31へテスト
信号を伝送する。
【0024】次に、図3及び図4を参照しながらプロー
ブカードの製造方法について説明する。まず、図1に示
すように固定ブロック23より下方部の形状に、ガイド
板28,29及びプローブ針部材33等を組み立てる。
プローブ針部材33は平均直径70μmの中心導体33
gの外側に外径200μmのホルダチューブ33hを被
覆した形状になっている。撓み部33aは長さ約10m
mであり、その先端33bは直径が約15μmに形成さ
れている。分配板27及び2枚のガイド板28,29を
互いに離して平行にセットする。各板27,28,29
はプローブカード2の構成部品である。各板27,2
8,29には多数の貫通孔27a,28a,29aが形
成されており、これら貫通孔27a,28a,29aの
中心軸は一致している。プローブ針部材の先端部分33
aを貫通孔27a,28a,29aに次々に挿通させ
る。先端部分33aをガイド板29から所定長だけ突出
させる。プローブ針部材33ごとに短絡テストする。貫
通孔27aに接着剤を充填して、プローブ針部材33を
分配板27に仮固定する(工程S6)。
【0025】次に、図5〜図7及び図3の工程S7〜工
程S12を参照しながら第1の同軸ケーブル31Aの製
造方法について説明する。ダミー芯線33Aに剥離剤を
塗布する(工程S7)。このダミー芯線33Aを溶融F
EP(弗化エチレンプロピレンfluorinated ethylene p
ropylene)のなかに通過させ、冷却する。これによりダ
ミー芯線33Aが誘電体34で被覆される(工程S
8)。誘電体34は、平均厚さが0.158mm、平均外
径が0.57mmである。
【0026】さらに、誘電体34を導体メッシュ(周囲
導体)35で被覆する(工程S9)。導体メッシュ35
は、錫メッキした0.05mm径の銅線を編み込んだ編組
体である。
【0027】さらに、導体メッシュ35を平均厚さ0.
025mmのシース36で被覆すると、図5に示すような
中間品としての第1の同軸ケーブル31Aになる(工程
S10)。シース36はポリエステル系フィルム(商標
ミレンmil-ene )でできている。シース36は塩化ビニ
ル系接着剤で導体メッシュ35に接着されている。な
お、第1の同軸ケーブル31Aの平均外径は0.8mmで
ある。
【0028】第1の同軸ケーブル31Aのシース36を
部分除去し、ダミー芯線33Aの端部を露出させる(工
程S11)。次いで、ダミー芯線33Aをケーブル31
Aから引き抜くと、図6に示すような中心孔31cを持
つケーブル31Aになる(工程S12)。中心孔31c
の平均径は254μmである。
【0029】上述のプローブ針部材33の大径部は分配
板27から上方へ突出している。プローブ針部材33の
大径部をケーブル31Aの中心孔31cに挿入する(工
程S13)。これにより図6に示すように、完成品とし
て第2の同軸ケーブル31が得られる。
【0030】次いで、同軸ケーブル31の末端処理方法
について説明する。同軸ケーブル31が分配板27の上
方に50〜70mm長さ突出するように、同軸ケーブル3
1の末端側を切り揃える。シース36を部分除去し、ケ
ーブル末端部の導体メッシュ35を露出させる。さら
に、導体メッシュ35及び誘電体34を部分除去し、ケ
ーブル末端部のプローブ針部材33を露出させる。プロ
ーブ針部材33の露出長さは10〜20mmである。ま
た、導体メッシュ35の露出長さは10〜20mmであ
る。
【0031】同軸ケーブル31を曲げてUターンさせ、
ケーブル末端部をアース基板22の孔22bに挿入す
る。さらに、露出したプローブ針部材33をプリント基
板21の電極パターン21bの孔21cに挿通させ、プ
リント基板21からプローブ針部材33を適当な長さだ
け突出させる。そして、導体メッシュ35はアース基板
22の上面導電層22cにハンダ付けする(工程S1
4)。一方、プローブ針部材の末端部33eは電極パタ
ーン21bにハンダ付けする(工程S15)。
【0032】図7に示すように、導体メッシュ35の側
はアース側となる。プローブ針部材33の側は信号線側
となる。ここで、各プローブ針における伝送信号の反射
を防ぐためには、プローブ針側の特性インピーダンスZ
2 をテスタ側の特性インピーダンスZとできるだけ等し
くなるようにすればよい(工程16)。
【0033】インピーダンス・マッチングにおいては、
インピーダンスZ2 を測定し、インピーダンス比Z2
Zが0.9から1.1までの範囲内(0.9<Z2 /Z
<1.1)にあれば実用上よい効果が得られるとして、
これを採用する。インピーダンス比Z2 /Zの値が0.
9以下か又は1.1以上となって上記の適正範囲を外れ
る場合は、第1の同軸ケーブル31Aを他のものと交換
する。
【0034】次に、下記の数式1,数式2,数式3を用
いてインピーダンス・マッチングについて説明する。数
式1は一般的な高周波同軸ケーブルの特性インピーダン
スZo (Ω)を求める計算式である。数式1に基づき誘
電体34の誘電率や材質や厚み等を選定して所望の特性
インピーダンス(50Ω)より小さめ(約37Ω)の第
1の同軸ケーブル31Aを作成する。
【0035】
【数1】
【0036】
【数2】
【0037】
【数3】
【0038】但し、数式1において、 d :中心導体
外径〔mm〕 K1 :中心導体実効径係数 D :誘電体外径〔mm〕 Er :誘電体の誘電率 dw :編組シールド素線径 である。
【0039】ダミー芯線33Aは、錫めっきされた軟銅
製であり、外径d2 =0.254mm、中心導体実効径係
数K1 =1である。誘電体(内部絶縁体)34は、誘電
率Er =2.1のFEP製であり、内径が0.254m
m、厚さが0.158mm、外径D=0.57mmである。
【0040】外部導体(シールド等)35は、錫めっき
された軟銅製の編組シールド素線35本で構成されてい
る。素線径dwは0.05mmであり、これに密度90%以
上の錫めっきされ、平均外径が0.67mmとなってい
る。
【0041】シース(外部絶縁被覆)36は、厚さ0.
025mmの仕上げ標準外径0.72mmのミレン材製とす
る。これで、第1の同軸ケーブル31Aの特性インピー
ダンスZ1 は、数式2により求まる。
【0042】図6に示すように、このように約37Ωの
インピーダンスを持つ状態に製作した第1の同軸ケーブ
ル31Aからダミー芯線33Aを抜き取り、その抜き跡
の孔31cに、これより少し小径d1 =200μm のプ
ローブ針部材33を挿入して得た第2の同軸プローブ針
31の特性インピーダンスZ2 は、数式3のように、ま
ず、誘電体34の実行誘電率Eeを求める。これを数式
2に代入して特性インピーダンスZ2 を求める。
【0043】以上のように、テスタ側の特性インピーダ
ンスZと整合する特性インピーダンスZ2 を持つ同軸プ
ローブ針31が得られる。このような同軸プローブ針3
1をプローブカード2に多数本実装して用いれば、伝送
信号の反射が低減する。また、微細ピッチで配列したプ
ローブ針部材33であってもクロストークが抑えられ、
異常なリンギングの発生を防止でき、優れたテスティン
グ特性が得られる。
【0044】また、プローブ針部材33はダミー芯線3
3Aより小径であるので、これを中心孔31cにスムー
ズに挿入できる。しかも、プローブ針部材33を同軸ケ
ーブル31Aとは別個独立に製造できるので、針先部3
3bを容易に研磨加工することができる。このため、組
立加工が比較的容易であり、面倒な後加工が不要とな
る。
【0045】まず最初に目標の特性インピーダンス(5
0Ω)より小さめの特性インピーダンス(37Ω)をも
つ同軸ケーブル31Aを作成し、次にダミー芯線33A
をプローブ針部材33と交換するので、目標の特性イン
ピーダンス(50Ω)を持つ同軸プローブ針31が容易
に得られる。
【0046】上記実施例によれば、同軸プローブ針31
の末端をアース基板22のところで処理し、プリント基
板21の上面スペースを有効に活用することができるの
で、多数ピンを有するVTPCを容易に製作することが
できる。
【0047】また、上記実施例によれば、伝送路におけ
る信号の反射を低減でき、かつ、クロストークなど誘導
ノイズの抑制効果が大きく、優れたテスティング特性が
得られる。
【0048】
【発明の効果】本発明のプローブカード用同軸針は、前
述の如く構成したので、テスタ側とのインピーダンス整
合が図れて電気的反射を低減すると共に、クロストーク
など誘導ノイズの抑制効果が大きく、優れたテスティン
グ特性が得られ、垂直針タイプの超高密度プローブカー
ドへの実装針として最適となる。本発明のプローブカー
ド用同軸針の製造方法によれば、前述の如く優れたプロ
ーブカード用同軸針を非常に簡単に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプローブカードを示す横
断面図。
【図2】プローブカードの一部を拡大して示す縦断面
図。
【図3】プローブカードの製造方法を示す工程図。
【図4】プローブカードの製造方法を示す工程図(続
き)。
【図5】ダミー芯線を含む同軸ケーブル(中間品)の横
断面図。
【図6】ダミー芯線を除いた同軸ケーブルの横断面図。
【図7】中心導体を含む同軸ケーブル(完成品)の横断
面図。
【図8】インピーダンス・マッチングを説明するために
プローブカードの信号伝送回路を簡略化して示す回路図
である。
【符号の説明】
2…プローブカード、 21…プリント基板、 21a
…基板中央開口、27、32…針接着固定部(27…固
定板、30…接着剤)、31…第2の同軸ケーブル、
31A…第1の同軸ケーブル、 33…プローブ針部
材、 33a…撓み部、 33b…先端(針先)、 3
3e…基端(端末)、 33g…中心導体、33h…ホ
ルダ導体、 34…誘電体、35…周囲導体、 36…
シース、W…被検査体(半導体ウエハ)。
フロントページの続き (72)発明者 根岸 伸行 東京都世田谷区宮坂2丁目25番25号 株式 会社潤工社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスタに電気的に接続されるとともに、
    被検査回路に電気的に接触導通し、テスタと被検査回路
    との間でテスト信号を伝送するために用いられるプロー
    ブカードであって、 互いに絶縁されたプリント基板およびアース基板を有す
    る基板アッセンブリと、 この基板アッセンブリに支持され、その先端が被検査回
    路のパッドに対して実質的に垂直に接触される同軸プロ
    ーブ針アッセンブリと、を備え、 前記同軸プローブ針アッセンブリは、 被検査回路のパッドに接触導通される先端部を含む中心
    導体と、 この中心導体の先端部を除く部分を覆い、中心導体と導
    通するホルダ導体と、 このホルダ導体を取り囲む誘電体と、 この誘電体を介して前記ホルダ導体と同軸に設けられた
    周囲導体と、 この周囲導体を覆うシースと、を有し、 前記ホルダ導体の端末部はプリント基板の回路に電気的
    に接続され、前記周囲導体の端末部はアース基板の回路
    に電気的に接続されることを特徴とするプローブカー
    ド。
  2. 【請求項2】 誘電体は弗化エチレンプロピレンでつく
    られていることを特徴とする請求項1記載のプローブカ
    ード。
  3. 【請求項3】 シースはポリエステル系樹脂でつくられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のプローブカー
    ド。
  4. 【請求項4】 ホルダ導体の平均外径は誘電体の平均内
    径より小さく、ホルダ導体と誘電体との間に間隙が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のプローブカ
    ード。
  5. 【請求項5】 ホルダ導体は、平均外径が200±20
    μmであることを特徴とする請求項5記載のプローブカ
    ード。
  6. 【請求項6】 誘電体の平均内径が254±20μmで
    あることを特徴とする請求項5記載のプローブカード。
  7. 【請求項7】 アース基板はプリント基板の上に重ね合
    わせられ、アース基板の貫通孔はプリント基板の貫通孔
    に対応する位置に形成され、これらの貫通孔にホルダ導
    体が挿入され、ホルダ導体の末端部はプリント基板から
    突出していることを特徴とする請求項1記載のプローブ
    カード。
  8. 【請求項8】 テスタと被検査回路との間でテスト信号
    を伝送するために用いられる同軸プローブ針であって、 被検査回路のパッドに実質的に垂直に接触される先端部
    を含む中心導体と、 この中心導体の先端部を除く部分を覆い、中心導体と導
    通するホルダ導体と、 このホルダ導体を取り囲む誘電体と、 この誘電体を介して前記ホルダ導体と同軸に設けられた
    周囲導体と、 この周囲導体を覆うシースと、を有し、 前記ホルダ導体の端末部はプリント基板の回路に電気的
    に接続され、前記周囲導体の端末部はアース基板の回路
    に電気的に接続されることを特徴とする同軸プローブ
    針。
  9. 【請求項9】 同軸プローブ針の製造方法は、 同軸ケーブルの特性インピーダンスを求める数式を利用
    して、テスタ側の特性インピーダンスより小さめの特性
    インピーダンスをもつ第1の同軸ケーブルを設計し、 ダミー芯線を誘電体層で被覆し、 この誘電体層を導電メッシュで被覆し、 この導電メッシュをシースで被覆し、テスタ側の特性イ
    ンピーダンスより小さめの特性インピーダンスをもつ第
    1の同軸ケーブルを形成し、 この第1の同軸ケーブルから前記ダミー芯線を引き抜く
    ことにより、第1の同軸ケーブルに中心孔を形成し、 被検査回路のパッドに接触導通される先端部を含む中心
    導体を、この中心導体の先端部を除く部分をホルダ導体
    で被覆して、ホルダ導体を中心導体と導通させ、 ホルダ導体の末端部が第1の同軸ケーブルから突出する
    ようにホルダ導体を前記中心孔に挿入して、第2の同軸
    ケーブルを形成し、このホルダ導体の径は前記ダミー芯
    線の径より小さいことを特徴とする同軸プローブ針の製
    造方法。
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