JPH0799523A - 通信方法 - Google Patents

通信方法

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JPH0799523A
JPH0799523A JP6153108A JP15310894A JPH0799523A JP H0799523 A JPH0799523 A JP H0799523A JP 6153108 A JP6153108 A JP 6153108A JP 15310894 A JP15310894 A JP 15310894A JP H0799523 A JPH0799523 A JP H0799523A
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JP
Japan
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signal
analog
phase
data
signals
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Pending
Application number
JP6153108A
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English (en)
Inventor
Gordon Bremer
ブレマー ゴードン
Kenneth D Ko
デビッド コー ケンネス
Luke J Smithwick
ジェイ. スミスウィック ルーク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
AT&T Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by American Telephone and Telegraph Co Inc, AT&T Corp filed Critical American Telephone and Telegraph Co Inc
Publication of JPH0799523A publication Critical patent/JPH0799523A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/345Modifications of the signal space to allow the transmission of additional information
    • H04L27/3461Modifications of the signal space to allow the transmission of additional information in order to transmit a subchannel
    • H04L27/3483Modifications of the signal space to allow the transmission of additional information in order to transmit a subchannel using a modulation of the constellation points
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J7/00Multiplex systems in which the amplitudes or durations of the signals in individual channels are characteristic of those channels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ信号と同時に伝送されるアナログ信号
に対する位相耐性を与え、受信した信号点の誤認の可能
性を低減し、ホワイトスペクトルに漸近するチャネルス
ペクトルを維持する。 【構成】 アナログ信号に対する第一の位相の変化がデ
ータ信号によって規定されたシンボルに基づいて導入さ
れる。このシンボルは、シンボルコンステレーションに
属する。アナログ信号416はデータ信号408に付加
されて組合せ信号417が構成され、この信号が前記ア
ナログおよびデータ信号に対して位相の変化を与える通
信チャネルを介して送信される。通信チャネルを介した
伝送の後には、組合せ信号は位相変化アナログ信号と位
相変化データ信号とから構成される。受信シンボルは、
位相変化データ信号によって規定され、位相シフトが位
相変化アナログ信号に対して前記受信されたシンボルの
識別に基づいて導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル/アナログ同
時伝送に関し、特に、アナログ信号とデジタル信号とを
多重化せず同一周波数帯に共存するように同時に伝送す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声およびデータがあるチャネル
を介して同時に送出される場合には、周波数分割多重化
法あるいは時分割多重化法を用いて送出されている。周
波数分割多重化法においては、データチャネルおよび音
声チャネルが前記チャネルの帯域内の相異なったサブバ
ンドに割り当てられる。この種の方式の例としては、米
国特許第4,757,495号、同第4,672,60
2号、および同第4,546,212号などが挙げられ
る。時分割多重化装置においては、音声信号は、サンプ
リングされ、デジタイズされ、さらにデジタルデータの
間にインタリーブされて、利用可能なチャネルを介して
通信される単一の情報ストリームが形成される。実際に
は、(例えばT1キャリアシステムなどの)デジタルキ
ャリアシステムがこの種の方式を用いた例である。
【0003】1985年4月付けの米国特許第4,51
2,013号は、同時に音声およびデータを取り扱う、
周波数分割多重化装置に近い、興味深いアプローチを提
供している。この装置においては、音声信号が濾波さ
れ、それに変調された狭帯域信号が追加されて送出され
る信号が形成される。この狭帯域変調済み信号は、キャ
リアによって変調されて音声エネルギーがわずかしか存
在しない周波数スペクトル上の位置にシフトアップされ
た狭帯域デジタル入力信号から導出されたものである。
レシーバにおいては、変調済みデジタル信号によって占
められる狭帯域内においては音声パワーは低いという事
実に基づいて、デジタル信号が適切な復調により回復さ
れる。その後、回復されたデジタル信号はトランスミッ
タにおける操作と同様に再び変調され、チャネル特性に
対応するように濾波されて受信された信号から差し引か
れる。この結果が受信された音声である。以上に述べら
れているように、この装置の顕著な特徴は、第2カラム
の第13−18行に記述されているように、「データ信
号を通常の音声信号周波数帯内の音声信号が存在するが
そのパワー密度特性が低いような領域内でデータ信号を
多重化することによって、アナログ音声信号および変調
済みデータ信号のすべてが単一の通常のアナログチャネ
ルを介して伝送されうる」ということである。その外、
この米国特許第4,512,013号は半二重である。
【0004】モデムにおいては、デジタル情報は、アナ
ログ情報に変換されることによってチャネルを介して通
信されている。その最も基本的な形態においては、モデ
ムはデジタル信号を濾波し(すなわち、そのデジタル信
号を周波数軸上でシフトし)て帯域の制限された信号を
形成し、その信号が通信チャネルの透過帯域(パスバン
ド)内に位置するように変調する。例えば電話において
はパスバンドは300Hzから3500Hzの間であ
る。変調済み信号の情報伝送能力を向上させるために、
より高度化されたモデムにおいては直交変調が用いられ
ている。直交変調は2次元信号空間として書き表され
る。音声信号を送信するために信号空間を用いる例は、
1992年1月14日付けの米国特許第5,981,6
47号に記載されている。
【0005】データおよび音声を送信するために信号空
間を用いる例は、アジャシ(Ajashi)らによる、「単一の
電話チャネルを介した高速デジタル/アナログパラレル
送信技法」(アイ・トリプル・イー・トランザクション
ズ・オン・コミュニケーションズ(IEEE Transactions o
n Communications)誌第30巻第5号(1982年5
月)第1213〜1218ページ)という表題の論文に
記載されている。アナログおよびデータ信号が相異なっ
た時間スロット(TDM)あるいは相異なった周波数帯
(FDM)に分割配置されるような従来技法とは異な
り、この方法においてはデジタルおよびデータ信号がQ
AMシステムの相異なった2つのチャネルに分配されて
いる。すなわち、アジャシらは、同相チャネルをアナロ
グ信号で、それに直交するチャネルをデジタル信号で変
調することを提案している。その記述およびチャネル等
化に関連して、リム(Lim)らは、「同時アナログ/デジ
タルデータ送信における適応等化および位相追随」とい
う表題の論文(BSTJ第60巻第9号(1981年1
1月)第2039〜2063ページ)において、等化器
の性能を解析している(1981年のBSTJの記事に
おいては、1982年のIEEEの記事を「未発表の研
究」として引用している)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これまでのところ、Q
AMシステムの双方のチャネルを介してデータおよび音
声の双方を同時に送信することは出来ておらず、単一の
双方向帯域制限付き通信チャネルを介して全二重にデー
タおよびアナログ信号の双方を通信することは出来てい
ない。
【0007】
【課題を解決するための手段】アナログ信号およびデー
タ信号を同時に送信する際には、受信されたポイントの
誤認の可能性を低減し、信号全体の擬似乱数的性質を保
持するために、アナログ信号に対して位相に関する耐性
を与えることが望ましい。この耐性は、通信チャネルに
よって引き起こされた位相シフトがアナログ信号に影響
を与えないために望まれるものである。信号全体の擬似
乱数的性質は、チャネルのスペクトルがホワイトに漸近
するものである、ということを維持するために望まれる
ものである。ホワイトに近いチャネルスペクトルによ
り、チャネルの等化が容易になる。
【0008】データ信号に対して位相に対する耐性を与
える方法はモデムの分野においては公知であり、差動P
SK等の技法を用いて実行される。本発明は、データ信
号と同時に伝送されるアナログ信号に対する位相耐性を
与えるものであり、受信された信号ポイントの誤認の可
能性を低減し、ホワイトスペクトルに漸近するチャネル
スペクトルを維持する。これらの利点は、データ信号の
うちの少なくとも1つのコンポーネントに基づいてアナ
ログ信号を修正することにより得られる。
【0009】本発明の一実施例においては、複合アナロ
グ信号が、4信号ポイントコンステレーションにおける
信号ポイントを規定する離散値を有するデータ信号とと
もに伝送される。データ信号が第1、第2、第3、ある
いは第4象限における信号ポイントを規定する場合に
は、アナログ信号はそれぞれ0゜、90゜、180゜、
および270゜位相シフトされる。複合アナログ/デー
タ信号が受信されると、アナログ信号は受信された信号
ポイントが位置している象限に基づいて位相シフトされ
る。受信された信号ポイントが第1、第2、第3、ある
いは第4象限にある場合には、アナログ信号はそれぞれ
0゜、270゜、180゜、および90゜位相シフトさ
れる。このことにより、予め付加された位相シフトおよ
び通信チャネルによって導入されたあらゆる位相シフト
が補償される。
【0010】本発明に係る1つの利点として、前記位相
シフトによってアナログ信号が擬似乱数化されることが
挙げられる。このことは、トランスミッタ内のスクラン
ブラによって擬似乱数化されたデータ信号に基づいてア
ナログ信号が修正されるために生ずる。データ信号の擬
似乱数化は、モデムの分野では公知である。その結果、
ホワイトに近いチャネルスペクトルが維持され、チャネ
ルの等化が容易になる。
【0011】本発明は、シンボルコンステレーションに
属するシンボルを規定するM次元信号の特性に基づいて
N次元信号を修正する通信方法を提供する。このN次元
信号はM次元信号に追加されて複合信号が形成され、形
成された複合信号がレシーバに対して送信される。
【0012】
【実施例】図1は、直交変調技法によってデジタルデー
タを通信するモデムの非常に基本的なブロック図であ
る。セクション100はモデムのトランスミッタ部であ
り、セクション200はモデムのレシーバ部である。詳
細に述べれば、トランスミッタ部においては、デジタル
データが1−to−2マッパ110に供給され、マッパ
110は、通常同相サンプルおよび直交サンプルと呼称
される2つの出力を生成する。同相サンプルはローパス
フィルタ150を介して変調器120に供給され、変調
器120は供給された信号とキャリア、すなわち図1の
sinωt、との積を生成する。直交サンプルはローパ
スフィルタ160を介して変調器130に供給され、変
調器130は供給された信号と第2のキャリアとの積を
生成する。この第2のキャリアは第1のキャリアと直交
している、すなわちcosωtである。フィルタ150
および160は、エイリアシングを避けるために、ω未
満そして少なくともマッパ110の出力サンプルレート
の逆数の半分までに帯域を制限していなければならな
い。変調器120および130の出力信号は素子140
において加算されてモデムのトランスミッタ部のアナロ
グ信号が生成される。
【0013】実際の動作においては、図1の装置に対し
て供給されるデジタルデータはビットストリームであ
る。素子110は、入力信号を、各々所定の数の連続ビ
ットよりなるシンボルのストリームとしてみなし、各々
のシンボルを同相アナログサンプルと直交アナログサン
プルとにマッピングする。
【0014】当業者は、図1の装置において実行される
操作を、しばしば図2に示されているような信号空間ダ
イアグラムによって記述する。x軸は一方のキャリア信
号(例えばcosωt)に対応しており、y軸は他方の
キャリア信号(sinωt)に対応している。よって、
素子110によって供給される同相および直交サンプル
は、図2の信号空間内のある位置を規定することにな
る。従って、素子110が生成しうるサンプルの組は、
図2の信号空間描像においてはサンプルポイントの組
(すなわちポイントのコンステレーション)に対応す
る。図2においては、例として4ポイント信号コンステ
レーションが示されている。しかしながら、より多くの
信号ポイントを有する信号ポイントコンステレーション
を生成することが可能であることは公知である。
【0015】図2に示されているコンステレーションに
従って図1の装置によって変調された信号を受信するた
めには、受信した信号が信号空間内の第1、第2、第
3、あるいは第4象限のうちのいずれに位置するもので
あるかを識別することだけが必要である。このことは、
受信された信号に対する大きな許容度があることを意味
しており、正確な象限内に位置するあらゆる信号はその
象限内の正確なコンステレーション信号ポイントに対し
てマッピングされる。他の(おそらくより大きな)コン
ステレーションに拡張すると、信号空間はそれぞれ領域
に分割されており、レシーバ側の決定は受信された信号
が位置する領域に関してなされる。これらの領域は「隣
接領域」と呼称される。
【0016】図1のレシーバ部においては、変調済み信
号が復調器210に供給される。復調器210は同相お
よび直交成分を回復し、それらをスライサ220に供給
する。スライサ220は同相および直交成分をシンボル
に変換し、そのシンボルをデマッパ230に供給する。
デマッパ230は、シンボルをビットストリームにマッ
ピングしてデジタルデータストリームを回復する。
【0017】(チャネルにおいて付加される雑音に起因
するものなどの)信号歪が存在しない場合には、復調器
210によって受信された信号は加算器140によって
送出された信号と正確に同一のものであるはずであり、
(スライサ220による)信号が見い出された隣接領域
の決定は比較的単純でエラーフリーであるはずである。
しかしながら、送信された信号に対して追加された雑音
は受信された信号を前記信号空間内でシフトさせ、スラ
イサ220への入力を変化させる。言い換えれば、通信
チャネルを流れる信号に対して付加される雑音は、送信
されたサンプルポイントに対して付加される、図2の信
号空間内のベクトル信号に対応する。この付加されるベ
クトルは、未知の大きさおよび未知の位相を有してい
る。従って、追加された雑音によって、信号空間内の点
に対応する被送出信号が信号空間内の領域へと変換され
る。この現象は、図2内においては円11によって記述
されている。この円のことを、送出された信号を取り囲
む信号空間「雑音雲」と呼称する場合もある。
【0018】以上より、送出された信号をエラーなく検
出するためには、隣接領域が雑音雲を取り囲むのに充分
であるほど大きくなければならないことが明らかであ
る。送出された信号の平均出力は通常他の考察事項によ
って制限されているため、信号コンステレーションがx
軸およびy軸によって表現される無限の空間を覆う量も
制限されている。このことは、図2においては円12に
よって表現されている。円12によってなされる制限
は、雑音に関する考察によってなされる隣接領域の大き
さに関する制限とともに、コンステレーション内の送出
される信号ポイントの数を制限する。
【0019】既に示されているように、通常のモデムデ
ザインにおいては許容される信号強度とチャネルの忠実
度の期待値とが複合してコンステレーションサイズを制
御している。雑音の少ないチャネルにおいてはより大き
なコンステレーションが可能になり、より大きなコンス
テレーションはより高いデジタルデータスループットを
可能にする。このことから、利用可能な信号空間のすべ
て、すなわち実質的にすべてを情報伝送に利用するとい
う全く革新的なアイデアが生まれる。この革新的なアプ
ローチに従ったトランスミッタ信号空間が図3に示され
ている。図3においては、複数個の信号ポイントが信号
空間内でランダムに示されている。これらのポイント
は、トランスミッタが送出可能な種々のベクトルを表わ
している。ここにはもはやそれらの各々の間の決定がな
されなければならないような「ポイントのコンステレー
ション」というものは存在しない。信号空間全体が存在
するのみである。言い換えれば、信号空間内の固定され
たコンステレーションに対してマッピングされるような
デジタル信号を有する代わりに、図3においては信号空
間にマッピングされるアナログ信号が描かれている。同
相成分を構成するアナログ信号が直交成分を構成するア
ナログ信号とは独立である場合には、図3における存立
可能な信号空間は長方形である。
【0020】アナログ信号を図3の信号空間に従って送
出することの利点を認識した後の次なる革新は、図2お
よび図3の信号空間を交互に用いることである。すなわ
ち、この革新は、利用者のアナログ信号「あるいは」利
用者のデジタル信号をその必要が生じた場合に送出す
る、ということである。この様子は、図4に示されてい
る。
【0021】さらに、図4の信号空間に従ってアナログ
あるいはデジタル信号のいずれかを送出することの利点
を認識した後、全く相異なった通信方法が用いられ得る
こと、すなわちアナログおよびデジタル信号の「双方」
を通信することが組み合わせられた信号空間において同
時に「表現されうる」こと、が見い出された。この様子
は図5に示されており、4つの隣接領域が破線21およ
び22によって識別された境界線を用いて例示の目的で
識別されている。
【0022】図5の描像に従うと、各々のデジタルコン
ステレーションポイント(例えばポイント31)の周囲
に「信号雲」を形成するアナログ信号は、それが完全に
単一の隣接領域内に含まれているようにダイナミックレ
ンジに関して制限されることに留意されたい。よって、
この場合においてもコンステレーションサイズ(これは
デジタルスループットに直接影響する)と送出されるア
ナログ信号のダイナミックレンジ(ある場合には「分解
能」に対応する)との間にはトレードオフの関係が存在
する。
【0023】図6は、本発明の原理を基本的に例示する
装置を示した図である。当該装置には、ライン61上に
印加されたデジタル信号に応答する1−to−2次元マ
ッパ60が含まれている。マッパ60は、各々ライン6
1上に到達したデジタル信号に関連する、量子化された
振幅のパルスを有する2つの出力をライン62および6
3上に生成する。図6には、さらに、ライン51上に印
加されたアナログ信号に対して応答し、ライン51上の
アナログ信号に関連する連続振幅のパルスを有する2つ
の出力信号をライン52および53上に生成する。出力
52および62は加算器70内で組み合わせられ、出力
53および63は加算器80において組み合わせられ
る。加算器70および80の出力は、図5の信号空間に
よって表現される信号の成分を生成する。図1に示され
ているように、加算器70および80の出力はローパス
フィルタ150および160を介して変調器120およ
び130に供給され、加算器140においてその和が計
算されて、モデム分野においては公知の変調済み信号が
形成される。
【0024】図6においては、素子60は1−to−2
マッパとして描かれている。しかしながら、素子60は
M−to−Nマッパであってもよいことに留意された
い。すなわち、素子60は、複数(M)個のデジタル信
号に応答するものであって相異なった複数(N)個の出
力信号を生成するものであればよい。同様に、素子50
は、複数個のアナログ信号に応答するJ−to−Kエン
コーダでよい。さらに、素子50および60の後段に位
置するもの(すなわち、素子70、80、120、13
0、140、150および160)、つまり直交変調器
90を構成するものは、素子50および60が生成する
ように設計されている複数個の出力に応答するように構
成される。より詳細に述べれば、それらの素子は供給さ
れたすべての入力信号に対して応答しなければならず、
すなわちそれらの素子はK個あるいはN個のうちのより
大きい個数の信号を扱えなければならない。しかしなが
ら、このような状況においても、ユーザがこの二つ(K
あるいはN)のうちのより大きいほうをシステムの次元
とみなすことは可能であり、その場合にはある次元にお
いてはデジタルデータが無いあるいはアナログデータが
無いということになる。もちろん、デジタルデータもア
ナログデータも存在しない「次元」が存在する場合に
は、「側方」情報の等化のように、他の情報がそれらの
次元を介して送出されうる。
【0025】信号空間の概念においては、素子50およ
び60のN個(NがKよりも大きいと仮定する)の出力
信号は、多次元空間、すなわちN次元空間内のベクトル
の成分の集合に対応する。この多次元空間の座標は、直
交変調器90内の直交変調信号に対応する。図6におい
ては、2つの直交変調信号はcosωtおよびsinω
tであるが、他の変調信号、例えば符号分割多重化(C
DMA)テンプレートなども利用可能である。本発明に
関しては、直交変調信号とは、複数個のコンカレント要
素信号を含む送出される信号を生成し、かつレシーバが
受信した信号を前記変調信号の各々に応答して生成され
たそれぞれの要素信号に分割することを可能にするよう
な変調信号である。さらに、図5に関連して、直交変調
器90が素子60によって生成された成分によって表現
される「シンボルベクトル」と素子50によって生成さ
れた成分によって表現される「アナログ情報ベクトル」
とのベクトル和演算を実行することが理解される。この
様子は図7に示されている。
【0026】図1に関連して、本発明の原理は、加算器
70および80の出力信号が直交変調器90において組
み合わせられるという利点を有さずに直接通信される
(すなわち送出される)場合においても用いられること
に留意されたい。さらに、直交変調器90は、単なる帯
域シフト手段であってもよい。例えば加算器70の出力
が帯域制限されている場合には、加算器80の出力は加
算器70の帯域制限された出力信号を越えて帯域シフト
され、その後に加算器70の出力と組み合わせられう
る。この様子は、図8に示されている。デジタルストリ
ームが供給されないような状況下では、本発明の原理は
素子60を用いずに実現される。
【0027】以上の説明においては、図6の素子50に
対して供給される入力信号がアナログである。しかしな
がら、必ずしもこのようになっている必要はない。従来
技術に係る技法に従って、帯域制限されたアナログ信号
は(適切なナイキスト限界内で)サンプリングされう
る。ここで、素子50への入力信号はアナログサンプル
シーケンスであり得ることに留意されたい。さらに、サ
ンプリングされたアナログ信号は、量子化されてデジタ
ル形式で表現されうる。実際、サンプリングされてデジ
タル形式に変換されたアナログ信号は、さらに振幅量子
化パルス振幅変調(PAM)フォーマットに変換されう
る。これらの表現のすべてはアナログ信号の表現であ
る。例えば、振幅量子化PAMパルスの集合は、サンプ
リングおよび量子化(A/D変換およびその後のD/A
変換)プロセスによって導入された量子化誤差の範囲内
で元のアナログ信号と同一である。
【0028】素子50の入力においてアナログ信号のサ
ンプリングおよび振幅量子化が可能であるという事実は
多くの利点をもたらす。第1に、そのことによってアナ
ログ信号が素子50に対してデジタルフォーマットで提
供されうる。次に、相異なった情報源の単純な多重化が
可能になる。よって、例えば素子50、60および90
が今日のモデムが実現されている様式、すなわちストア
されたプログラムの制御下で機能する1つあるいは複数
個のマイクロプロセッサを有する形態、に従って実現さ
れうる。
【0029】入力信号の多重化の一例は、A/Dコンバ
ータバンク30とそれに引き続くマルチプレクサ40を
有する図9の実施例において示されている。コンバータ
バンク30は、回線33および34上などの複数個のア
ナログ信号をデジタルフォーマットに変換し、マルチプ
レクサ40はその入力信号を多重化してそれを素子50
に供給する。素子30および40は、それぞれ従来技術
に係るA/Dコンバータおよびマルチプレクサ素子であ
る。
【0030】素子30および40の組合せにより、複数
個の狭帯域アナログ信号を直交変調器90に印加するこ
とが可能になる。ここでの主たる制限は、キャリア周波
数およびチャネルの利用可能な伝送帯域である。この狭
帯域信号は、もちろんあらゆるソースからのものであ
る。例えば、救急車にインストールされたシステムにお
いては、血圧および心拍数の狭帯域テレメトリデータを
音声と同時に通信することを可能にするために、音声帯
域が幾分犠牲になることが有り得る。
【0031】さらに、米国特許第5,081,647号
に記載されているような、無音期間を検出してそれほど
緊急ではないテレメトリデータをその無音期間に送信す
るような、音声信号エネルギー検出器が含まれうる。こ
の様子は、図9においては素子31および32によって
示されている。
【0032】(素子50、60および90がデジタル方
式で実現されている場合に)素子50への入力がデジタ
ルであるという事実と素子60への入力もデジタルであ
るという事実とを混同してはならない。素子60へのデ
ジタル入力は、各々「等しく」重要な数字ストリームで
ある。よって、これらの数字はシンボルに変換され、こ
れらのシンボルはコンステレーションポイントに変換さ
れ、そしてこのコンステレーションポイントは、モデム
のレシーバ部においてスライサ(例えば図1のスライサ
220)によって識別される隣接領域内に存在する。こ
れに反して、素子50に供給されるデジタル信号は振幅
を表現するデジタルワードに対応しており、デジタルワ
ードの隣接ビット間の特定の相互関係は「維持されて」
いる。前述されているように、コンステレーション内の
信号点の周りの信号雲は、識別されるべき複数個の信号
点を表現している訳ではなく、基本的な区分である。
【0033】図10は、本発明の原理に従ったモデムの
レシーバ部の基本的なブロック図である。チャネルから
受信された変調済み入力信号は、同相および直交成分を
生成する復調器210に印加される。これら2つの成分
はシンボルを識別するスライサ220に供給され、シン
ボルはデマッパ230に供給される。これらすべては、
図1に示された従来技術に係るモデムにおけるアプロー
チに従ったものである。加えて、図10にはスライサ2
20によって生成されたシンボルに応答するマッパ24
0が含まれている。マッパ240の出力は、(図1の配
置においては素子150および160に対して印加され
ている)同相および直交成分の組の正確な推定値であ
る。マッパ240の出力は減算器250および260に
おいて復調器210の出力から減算される。減算器25
0および260の出力は2−to−1デマッパ270に
供給され、デマッパ270はアナログサンプルを再結合
して元のアナログ信号の推定値を生成する。デマッパ2
70はマッパ50の逆関数を実行する。
【0034】ここで、スライサ220が、マッパ240
が生成する出力信号を直接供給するように設計されてい
ることに留意されたい。さらに、デマッパ230は、こ
の種の入力信号に応答するように作製されうる。このた
め、図10は、スライサ220およびマッパ240が組
み合わせられて単一の素子を形成し、デマッパ230と
加算器250および260が当該組み合わせられた素子
に応答する、という意味で変更されうる。
【0035】本発明をアナログ方式で実現する(例えば
図6)場合には、マッパ50がアナログ信号に応答す
る。複数個の出力を生成する(図示されている素子50
の場合には2つの出力)ためには種々の方法が用いられ
うる。例えば、単一の帯域制限されたアナログ信号は、
単に濾波して選択されたサブバンドを変調することによ
り、複数個のベースバンド信号に分割されうる。あるい
は、素子50が複数個の帯域制限されたアナログ信号を
受容し、それぞれの帯域制限されたアナログ信号を素子
50の相異なった出力に対して割り当てることも可能で
ある。
【0036】本発明を(アナログ回路あるいはデジタル
回路による)時分割サンプリング方式で実現する場合に
は、素子50は、単一のアナログ信号の相異なったサン
プルを相異なった出力に単に導くか、あるいは複数個の
アナログ信号を多重化してそれらの信号よりなるサンプ
ルを何らかの簡便な方法により分配することが可能であ
る。
【0037】本発明の通信品質を向上させるために非線
型技法が用いられうるようにするために、シンボル間干
渉を最小化する目的のチャネルの等化を実現することが
重要である。この目的を達成するために従来技術に係る
モデム技法が用いられうる。
【0038】図11は、等化を用いた配置を示すブロッ
ク図である。詳細に述べれば、図11は、直後に等化ハ
ードウエアを有する復調器を示している(これら全体で
スーパーデモジュレータとみなされうる)。等化ハード
ウエアウエアは、復調器210とスライサ220との間
に配置された適応フィルタ280を有している。フィル
タ280の動作特性は、タップ更新ブロック290に−
修正可能な形態で−ストアされたフィルタ係数によって
制御される。タップ更新ブロック290は、減算器25
0および260の出力信号に応答する。フィルタ280
の適応動作は従来技術に係るモデム技法に従って実行さ
れる。減算器250および260の出力はデマルチプレ
クサ275にも供給され、デマルチプレクサ275の出
力はデマッパ276に供給される。デマッパ276は、
図10に示されたデマッパ270複数個よりなるデマッ
パバンクを有している。素子275および276は、複
数個のアナログ入力が多重化されているようなアプリケ
ーションに適合されたレシーバを例示するために含まれ
ている。もちろん、多重化が行なわれないようなアプリ
ケーションにおいてはデマッパ270は取り除かれる。
【0039】ある種の適応方法に従うと、アナログ信号
のパワーが小さい場合に適応動作を実行して対応する係
数の更新を行なうことが最も容易である。このプロセス
をパワーが小さい間に限定するために、図11において
は減算器250および260に応答する制御素子295
内にパワーデテクタが備えられている。ブロック295
も従来技術に係るものである。このブロックには、減算
器250および260の信号内に含まれるパワーを見積
もり、係数更新プロセスをイネーブル(あるいはディセ
ーブル)する制御信号をブロック290に対して供給す
るパワー検出回路が含まれている。もちろん、ブロック
295は、例えばトランスミッタからのサイド情報など
のアナログ信号以外から制御信号が導出されうるという
点で、より一般的なものである。
【0040】図11は、送信側モデムのトランスミッタ
部と受信側モデムのレシーバ部との間の伝送チャネルの
等化を、レシーバの復調器の後段で実現する1つの配置
を示している。しかしながら、等化は、チャネルに沿っ
たあらゆる場所、例えばモデムのトランスミッタ部にお
いてさえも実行されうる。
【0041】図12には、図9および図11に示された
ものに従って構成された全二重モデムの全体の構成図が
示されている。より詳細に述べれば、トランスミッタ部
(図9)がレシーバ部(図11)とハイブリッド300
および減算器310を介して接続されている。減算器3
10は、復調器210に印加される信号から不要な信号
を減算するために、従来技術に係る様式でエコーキャン
セラ320と協同で動作する。図を簡潔にするために、
エコーキャンセラ320は直交変調器90の出力に接続
されているように示されており、エコーキャンセラ32
0がアナログ方式である場合にはこれで充分である。し
かしながら、デジタル方式が用いられた場合に信号レー
トがかなり低い場合にはエコーキャンセラをマッパ60
の出力に応答させるようにすることによってより高効率
となることは公知である。本発明の原理を用いた改良方
式が図13に示されている。図13においては、いくつ
かの素子には、例えば変調器に対応するものに「ヒルベ
ルトパスバンドフィルタ」などというように相異なった
ラベルが付されていることに留意されたい。これらは、
いくらか異なった計算を通じて希望する結果を得る回路
であり、モデム分野の当業者には公知である。
【0042】すべてのモデムと同様、エコーのキャンセ
ルは、トレーニング期間に遠端信号源が無音状態であ
り、エコーキャンセラが減算器310の出力を最小化す
るように適応されているときに実行される。
【0043】図6に関して前述されているように、素子
50への入力はサンプリングされたアナログ信号でもサ
ンプリングされていないアナログ信号でもよい。さら
に、同様に前述されているように、素子50が(1−t
o−Nマッパではなく)1−to−2マッパであって素
子50の希望される出力がサンプリングされたアナログ
信号対である場合には、このアナログ信号対は、入力ア
ナログ信号を1/Bだけ遅延させて遅延信号と非遅延信
号の双方をレートBでサンプリングすることによって簡
潔に導出されうる。この方式により、レート1/2B秒
でサンプリングされた元のアナログ信号の隣接サンプル
に対応するサンプル対が得られる。実際、サンプルが互
いに隣接したものではない場合には通信のプライバシー
が向上し、図14には非隣接サンプルから対を導出する
1つのアプローチが示されている。この方法において
は、レート2Bで到達したK個のアナログサンプルをス
トアする入力レジスタ55、レジスタ55の出力をスク
ランブルしてK個の出力を生成するスクランブリングネ
ットワーク56、およびネットワーク56の出力に応答
するレジスタ57および58が基本的には用いられてい
る。レジスタ57および58はK/2B秒ごとにK/2
個のアナログサンプルをストアし、ストアされたサンプ
ルを1/2B秒のレートで出力する。スクランブリング
ネットワーク56は、単にクロス接続フィールドとする
ことが可能である。
【0044】上述の種々の実施例は本発明の原理を例示
するものである。もちろん、他の実施例も可能であり、
前記実施例の動作を向上させるために他の素子が含めら
れうる。例えば、直交変調器90に入力される「アナロ
グ」入力は高周波数成分をプリエンファサイズするため
に濾波されうるものであり、それに対応して減算器25
0および260の「アナログ」出力はプリエンファシス
を除去するために濾波される。このプリエンファシスは
例えばA/Dコンバータ30内あるいはそれ以前に図1
2にプリエンファシスフィルタ20として示されている
ものなどにおいて実行されうる。この濾波は、「アナロ
グ」信号が実際にアナログである間、あるいはトランス
ミッタ部およびレシーバ部がデジタルハードウエアなど
で実現されている場合などのように「アナログ」信号が
デジタル的に表現されている場合になされる。
【0045】他のコンフィグレーションも可能であり、
それらのコンフィグレーションの動作を向上させるため
に他の素子が含められうる。例えば、直交変調器90に
入力される「アナログ」入力は高周波数成分をプリエン
ファサイズするために濾波されうるものであり、それに
対応して減算器250および260の「アナログ」出力
はプリエンファシスを除去するために濾波される。この
プリエンファシスは例えばA/Dコンバータ30内ある
いはそれ以前に図12にプリエンファシスフィルタ20
として示されているものなどにおいて実行されうる。こ
の濾波は、「アナログ」信号が実際にアナログである
間、あるいはトランスミッタ部およびレシーバ部がデジ
タルハードウエアなどで実現されている場合などのよう
に「アナログ」信号がデジタル的に表現されている場合
になされる。
【0046】図15は、本発明に係るトランスミッタを
示すブロック図である。図15は、1−to−2エンコ
ーダすなわちマッパ50がエンコーダ/トランスフォー
マ300に置換されていることを除いて図6と同一であ
る。エンコーダ/トランスフォーマ300は、マッパ6
0によって供給される信号点すなわちシンボルに基づい
てアナログ信号に対して位相シフトを導入する。位相シ
フトの値は、マッパ60からのシンボルによってすなわ
ちマッパ60からのシンボルによって規定されるデータ
信号によってアドレスされるルックアップテーブル30
2から獲得される。図6に関して議論されているよう
に、トランスフォーマ300からの出力信号とマッパ6
0からの出力とは加算され、変調されて通信チャネルを
介して送出される。
【0047】図16は、本発明に係る通信システムのレ
シーバを示すブロック図である。図16のレシーバは、
デマルチプレクサ275が含まれておらず、2−to−
1デマッパすなわちデコーダ276がデコーダ/反転ト
ランスフォーマ320によって置換されている以外は、
図11のレシーバと同一である。図11のレシーバと同
様に、通信チャネルからの信号は復調され、受信された
信号によって規定される信号点の識別が決定される。信
号点の識別は、アナログおよびデータ信号を分離するた
めに用いられ、アナログ信号は反転トランスフォーマ3
20を通過する。反転トランスフォーマ320は参照ル
ックアップテーブル340によって規定される位相シフ
トを導入する。位相シフトは、スライサ220によって
供給される信号点すなわちシンボルの識別に基づいてい
る。マッパ240の出力をルックアップテーブル340
から位相シフトを得るために用いることも可能である。
ルックアップテーブル340はRAMあるいはROMを
用いて実現される。反転トランスフォーマ320は、ア
ナログ信号を生成するために2−to−1復号化も実行
する。2−to−1復号化は、図10のデマッパすなわ
ちデコーダ270によって実行されるものと同一であ
る。
【0048】図17は、ベクトルによって表現されるデ
ータ信号によって規定される4信号点を含む信号空間を
示した図である。信号点400、402、404および
406はそれぞれデータ信号408、410、412お
よび414によって規定されている。伝送の準備ステッ
プにおいては、アナログ信号416が位相シフトされて
マッパ60によって供給されるデータ信号に加算され
る。データ信号とアナログ信号416に対して加えられ
た位相シフトとの間の関係を例示するために、図17に
は4信号点コンステレーションを規定する4つのデータ
信号の各々に対して加算されたアナログ信号416が示
されている。データ信号が第1、第2、第3あるいは第
4象限における信号点を規定している場合には、アナロ
グ信号は、それぞれ0゜、90゜、180゜あるいは2
70゜だけ位相シフトされる。言い換えれば、アナログ
信号416がデータ信号408、414、412あるい
は410に対して追加される場合には、アナログ信号4
16はそれぞれ0゜、90゜、180゜あるいは270
゜だけ位相シフトされる。この加算によって信号41
7、422、420および418が生成され、(nx9
0゜)+ψという位相シフトを追加する通信チャネルを
介して送出される。
【0049】等化には、チャネルおよび適応フィルタに
よって導入される総位相シフト量が90゜の整数倍とな
るように受信された信号に対して追加されなければなら
ない位相シフト量(−ψ)を決定するステップが含まれ
る。このことは、データ信号をアナログ信号なしに送出
して受信された信号を最近接信号点に揃えるために必要
とされる位相シフト量を決定することによって実現され
る。通常の動作においては−ψの位相シフトが適応フィ
ルタ280によって受信された信号に対して追加され
る。受信された信号に対して総位相シフト量が90゜の
整数倍となるように位相シフトを追加する方法はモデム
分野で公知である。その結果、4信号点コンステレーシ
ョンを用いる場合には、0゜、90゜、180゜、およ
び270゜の位相シフトのみを補償するだけでよい。
【0050】例として、図18は、4つの相異なった通
信チャネルに対する、それらのチャネルを介して伝送し
て適応フィルタ280によって位相シフトされた後の信
号418の位相を示している。第1のチャネルは信号4
18を90+ψ度シフトしてデータ信号410cおよび
アナログ信号416cを生成する。第2のチャネルは信
号418を180+ψ度シフトしてデータ信号410b
およびアナログ信号416bを生成する。第3のチャネ
ルは信号418を270+ψ度シフトしてデータ信号4
10aおよびアナログ信号416aを生成する。第4の
チャネルは信号418を0+ψ度シフトしてデータ信号
410dおよびアナログ信号416dを生成する。
【0051】本発明は、受信されたアナログ信号に受信
されたデータ信号によって規定される受信された信号点
すなわちシンボルに基づいて受信したアナログ信号に位
相シフトを追加することによってこれらの位相シフトを
補償する。90゜、180゜、270゜、および0゜の
位相シフトがそれぞれ受信された信号点402、40
4、406および400を規定するデータ信号とともに
受信されたアナログ信号に対して追加される。言い換え
れば、90゜、180゜、270゜、および0゜の位相
シフトがそれぞれアナログ信号416d、416a、4
16bおよび416cに対して追加される。これらの位
相シフトを追加することにより、トランスフォーマ/エ
ンコーダ300によって追加された位相シフトおよび通
信チャネルによって追加された位相シフトの残存部分が
補償される。(チャネルの位相シフトのψ゜の部分は適
応フィルタ280が補償することに留意されたい。)
【0052】受信されたデータ信号408、412およ
び414、およびそれらに関連するアナログ信号は同様
に取り扱われる。受信されたデータ信号410に関して
議論されているように、90゜、180゜、270゜、
および0゜の位相シフトがそれぞれ受信された信号点4
02、404、406および400を規定するデータ信
号とともに受信されたアナログ信号に対して追加され
る。これらの位相シフトは、トランスフォーマ/エンコ
ーダ300によって追加された位相シフトおよび通信チ
ャネルによって追加された位相シフトの残存部分を補償
する。
【0053】トランスフォーマ300および反転トラン
スフォーマ320によるアナログ信号に対する修正によ
り、アナログ信号の位相および/あるいは振幅が変化す
る可能性がある。このアナログ信号の1つあるいは複数
個の成分を変更することも可能である。例えば、データ
信号によって規定される信号点すなわちシンボルに基づ
いて、アナログ信号のQ成分が一定に保たれたままI成
分がスケーリングされうる。アナログ信号の成分は、互
いに独立してあるいは互いに依存して変更されうる。ア
ナログ信号をデータ信号の特定の特性に基づいて修正す
ることも可能である。この種の特性には、データ信号の
振幅および/あるいは位相、あるいはデータ信号の特定
の成分の値などが含まれる。加えて、アナログ信号はア
ナログ信号の特性に基づいて、あるいはデータ信号とア
ナログ信号の特性の組合せに基づいて修正されうる。
【0054】ある状況下では、反転トランスフォーマ3
20がトランスフォーマ300によって実行された変換
の正確な逆変換を実行しない。反転トランスフォーマ3
20はスケーリングあるいはフィルタリングなどの信号
処理を行ないうる。
【0055】図19は、トランスフォーマ300の実施
例を示した図である。トランスフォーマ300は1−t
o−2エンコーダすなわちマッパ50および/あるいは
複合乗算器510とを有している。複合乗算器510
は、当業者には公知の様式で4つのデジタルあるいはア
ナログ乗算器を用いて構成されうる。複合乗算器510
は2−to−1マッパ50から2次元(IおよびQ成
分)アナログ信号を受信する。複合乗算器510はさら
にアナログ信号に対して付加される位相シフトの正弦お
よび余弦をルックアップテーブル302から受信する。
位相シフトされたアナログ信号は、複合乗算器510の
出力において生成される。
【0056】図20は反転トランスフォーマ320を示
している。受信された信号から回復された2次元アナロ
グ信号は、反転トランスフォーマ320の入力に供給さ
れる。回復されたアナログ信号は複合乗算器520の一
方の入力において受信され、回復されたアナログ信号に
追加される位相シフトの正弦および余弦は複合乗算器5
20の第2の入力においてルックアップテーブル340
から受信される。複合乗算器520はアナログ信号と位
相シフト角の正弦および余弦との積を計算し、トランス
フォーマ300および通信チャネルによってもたらされ
た位相シフトを補償する位相シフトを有するアナログ信
号を生成する。複合乗算器520は当業者には公知の様
式で4つのデジタルあるいはアナログ乗算器を用いて構
成されうる。この機能を適切にプログラミングされたマ
イクロプロセッサすなわちマイクロコンピュータを用い
て実行することも可能である。複合乗算器520の出力
におけるアナログ信号は2−to−1デコーダすなわち
デマッパ270を介して伝送され、出力アナログ信号が
生成される。
【0057】4点シンボルコンステレーションの場合に
は、トランスフォーマ300によって導入される位相シ
フトはΘT+ΘCによって表現される。ここで、ΘTはア
ナログ信号に関して加算されるデータ信号の位相であ
り、ΘCは任意の位相オフセット定数である。反転トラ
ンスフォーマ320によって導入される位相シフトは、
360゜−ΘR−ΘCとして表現される。ここで、ΘR
受信されたデータ信号の1つあるいは複数個の特性によ
って規定される信号点に関する位相であり、ΘCは任意
の位相オフセット定数である。
【0058】より複雑なコンステレーションに属する信
号点を規定する信号に対して付加されたアナログ信号を
修正することも可能である。例えば、図21は16信号
点コンステレーションを示している。この場合、トラン
スフォーマ300によって導入された位相シフトはΘT
+ΘCによって表現される。ここでΘTは、アナログ信号
との総和が取られるデータ信号が第1、第2、第3ある
いは第4象限にある場合にそれぞれ0゜、90゜、18
0゜、および270゜であり、ΘCは任意の位相オフセ
ット定数である。反転トランスフォーマ320によって
導入される位相シフトは、360゜−ΘR−ΘCとして表
現される。ここでΘRは、受信されたデータ信号によっ
て規定されるデータ点が第1、第2、第3あるいは第4
象限にある場合にそれぞれ0゜、270゜、180゜あ
るいは90゜であり、ΘCは任意の位相オフセット定数
である。この際、いずれの4つの象限のうちのいずれが
第1象限とされても上記議論には影響はなく、また、第
2象限から第4象限までが第1象限に対して時計方向に
あるいは反時計方向に順次定義されていればよい、とい
うことに留意されたい。しかしながら、これらの象限は
通信チャネルの受信端においても同一の様式で定義され
ていなければならない。また、ΘCはすべての信号点に
対して同一の値である必要はない。しかしながら、それ
らはそれぞれの信号点グループA1−D1、A2−D2、A
3−D3およびA4−D4内においては同一でなければなら
ない。
【0059】本発明は、信号点の誤認の可能性を組み合
わせられたアナログおよびデータ信号の配置を改善する
ことによって低減する。アナログ信号のIおよびQ成分
が音声信号の隣接時間サンプルである場合には、それぞ
れの成分には相関がある。その結果、組み合わせられた
データおよびアナログ信号は、信号コンステレーション
の各々のデータ点の周りで楕円形のパターンを形成す
る。図22は、組み合わせられた音声およびデータ信号
が時間に関して積分された場合に形成される楕円形のパ
ターンを示している。送信された信号点の識別に基づい
て信号が配置されるような象限を用いる場合には、図2
2から、第1および第3象限に関連する信号点が第にお
よび第4象限に関連する信号点よりも誤認されにくいと
いうことが明らかになる。既に議論されているように、
信号点400、406、404および402を規定する
データ信号に対して付加されるアナログ信号は、それぞ
れ0゜、90゜、180゜および270゜だけ位相シフ
トされる。図23には、これらの位相シフトの結果得ら
れる、組み合わせられたアナログおよびデータ信号の改
善された配置が示されている。この改善された配置によ
り、第におよび第4象限内の楕円形パターンの配置が変
更され、第2および第4象限に関連する信号点の誤認の
可能性が低減される。
【0060】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので,この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0061】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、ア
ナログ信号とデジタル信号とを非多重化かつ同一周波数
帯に共存するように同時に伝送する方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に係るモデムの基本的な構造を示す図
である。
【図2】図1のシステムに対する信号空間および信号コ
ンステレーションの一例を示す図である。
【図3】QAMアナログシステムの信号空間を示す図で
ある。
【図4】交互デジタル/アナログシステムの信号空間を
示す図である。
【図5】複合デジタル/アナログシステムの信号空間を
示す図である。
【図6】複合デジタル/アナログシステムのトランスミ
ッタ部の一実施例を示す図である。
【図7】直交変調法の一アプローチを示す図である。
【図8】図5に示された信号空間を形成するベクトル付
加を示す図である。
【図9】複数個のアナログ信号源からの信号が同時に送
出されることを許可する配置を示す図である。
【図10】レシーバ内の本発明の原理に従う主要な素子
を示す図である。
【図11】適応等化を含むレシーバを示すブロック図で
ある。
【図12】モデム全体を示すブロック図である。
【図13】図12に示されたモデムとわずかに異なった
実施例を示す図である。
【図14】アナログサンプリング信号をスクランブルす
るための構造の一例を示す図である。
【図15】アナログ信号に対する、改善された位相耐性
を実現する通信システムのトランスミッタを示すブロッ
ク図である。
【図16】アナログ信号に対する、改善された位相耐性
を実現する通信システムのレシーバを示すブロック図で
ある。
【図17】各々のポイントに対して位相シフトされたア
ナログ信号が付加された、送信された4つの信号ポイン
トすなわちシンボルコンステレーションを示す図であ
る。
【図18】各々のポイントに対して位相シフトされたア
ナログ信号が付加された、受信されたされた4つの信号
ポイントすなわちシンボルコンステレーションを示す図
である。
【図19】エンコーダ/トランスフォーマを示すブロッ
ク図である。
【図20】デコーダ/逆トランスフォーマを示すブロッ
ク図である。
【図21】16ポイント信号コンステレーションを示す
図である。
【図22】複合音声信号/データ信号が長時間にわたっ
て積分された場合に得られる楕円パターンを示す図であ
る。
【図23】位相シフトされた音声信号とデータ信号とよ
りなる複合信号が長時間にわたって積分された場合に得
られる楕円パターンを示す図である。
【符号の説明】
20 プリエンファシス回路 30 A/Dコンバータ 31 エネルギー検出器 32 スイッチ 40 マルチプレクサ 50 1−to−2マッパ 55 レジスタ 56 スクランブリングネットワーク 57 レジスタ 58 レジスタ 60 1−to−2マッパ 90 直交変調器 100 トランスミッタ 110 1−to−2マッパ 120 変調器 130 変調器 140 加算器 150 ローパスフィルタ 160 ローパスフィルタ 200 レシーバ 210 復調器 220 スライサ 230 デマッパ 240 マッパ 270 デマッパ 275 デマルチプレクサ 276 デマッパ 280 適応フィルタ 290 タップ更新ブロック 295 コントローラ 300 ハイブリッド 320 エコーキャンセラ 300 トランスフォーマ 302 ルックアップテーブル 320 反転トランスフォーマ 340 ルックアップテーブル 510 複合乗算器 520 複合乗算器
フロントページの続き (72)発明者 ケンネス デビッド コー アメリカ合衆国、フロリダ、クリアウォー ター、セイバー ドライブ 2956 (72)発明者 ルーク ジェイ. スミスウィック アメリカ合衆国、フロリダ、ニュー ポー ト リッチェイ、グリムズビィ レイン 7907

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンボルコンステレーションにおける複
    数個のシンボルのうちの1つを規定するm次元信号の特
    性に基づいてn次元信号を修正する修正ステップと、 組合せ信号を形成する目的で、前記n次元信号を前記m
    次元信号に付加するステップと、 前記組合せ信号を送出するステップとからなることを特
    徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 前記修正ステップが、前記m次元信号の
    成分のうちの少なくとも1つに基づいて、前記n次元信
    号の位相を修正するステップを有することを特徴とする
    請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記修正ステップが、前記m次元信号の
    成分のうちの少なくとも1つに基づいて前記n次元信号
    の振幅を修正するステップを有することを特徴とする請
    求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記修正ステップが、前記n次元信号の
    特性と前記m次元信号の特性とに基づいて前記n次元信
    号を修正するステップを有することを特徴とする請求項
    1の方法。
  5. 【請求項5】 前記修正ステップが、前記n次元信号の
    第1の成分を第1の方法で修正するステップおよび前記
    n次元信号の第2の成分を第1の方法とは異なる方法で
    修正するステップを有することを特徴とする請求項1の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記修正ステップが、前記m次元信号の
    振幅に基づいて、前記n次元信号の位相を修正するステ
    ップを有することを特徴とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 前記修正ステップが、前記m次元信号の
    位相に基づいて、前記n次元信号の位相を修正するステ
    ップを有することを特徴とする請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 前記修正ステップが、前記m次元信号の
    振幅に基づいて、前記n次元信号の振幅を修正するステ
    ップを有することを特徴とする請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 前記修正ステップが、前記m次元信号の
    位相に基づいて、前記n次元信号の振幅を修正するステ
    ップを有することを特徴とする請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 前記修正ステップが、前記m次元信号
    の位相に基づいて前記n次元信号の振幅および位相を修
    正するステップを有することを特徴とする請求項第1項
    に記載の通信方法。
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