JPH0799589A - カラー画像装置及びカラー画像調整方法 - Google Patents

カラー画像装置及びカラー画像調整方法

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JPH0799589A
JPH0799589A JP6107156A JP10715694A JPH0799589A JP H0799589 A JPH0799589 A JP H0799589A JP 6107156 A JP6107156 A JP 6107156A JP 10715694 A JP10715694 A JP 10715694A JP H0799589 A JPH0799589 A JP H0799589A
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JP
Japan
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color
image
adjustment
matrix
color information
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Application number
JP6107156A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Sato
恒夫 佐藤
Yoshihiro Nagata
良浩 永田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色調整の指示が、表示された色情報と対応す
るように設定され、かつ、操作性に優れた色調整可能な
カラー画像装置を得る。 【構成】 カラー画像入力部1、色調整部2、カラー画
像出力部3、外部装置インターフェース部4、画像表示
部5を備え、原画像と調整画像を同時に表示できる手
段、調整対象になる原画像および調整画像の色情報を表
示する手段を持ち、さらに、その色情報表示手段に設け
られた色調整量と色情報分布との対応が明確にである調
整指示手段、その調整指示に基づき色調整マトリクスを
設定する手段を設けたものである。 【効果】 カラー調整の指示、色情報グラフ、調整画像
との対応が明確になり、ヒューマンインターフェース面
の操作性が向上し、かつ、使用者が自ら色を簡単に調整
できる。さらに、外部装置の色の調整も容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気信号で表示され
ているカラー画像を編集する装置に関するものである。
特にその画像の色調整性を改良したカラー画像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.図25は例えば特開平4−352569号公
報に示された従来の色補正装置のブロックを示す図であ
る。図において、6は画像を読取るスキャナ、8は画像
を形成するプリンタ、7は従来例における色補正装置で
ある。この色補正装置7は、次の各ブロックから構成さ
れる。71は色補正を実行する色補正部、72は初期の
色補正の度合いを調整するパラメータを記憶する初期パ
ラメータメモリ部、73は初期パラメータメモリ部72
の内容を設定できるデータ入力部、74は修正用の色補
正の度合いを調整するパラメータを記憶する修正パラメ
ータメモリ部、75は使用者の操作から修正パラメータ
を導出するファジイ推論部、76は使用者の指示を入力
するための操作部である。
【0003】図26は、図25に示した色補正部71の
内部構成を示すブロック図である。本図において、71
1は入力画像データを修正する変換テーブルを記憶し修
正を行う色補正テーブルメモリ部、712は修正したい
色範囲の画像か否かを判定する色範囲判定部、713は
色範囲判定部712の判定結果に応じて出力を選択する
セレクタ、714はスキャナ6の信号系をプリンタ8の
信号系に変換する色変換部、715は入力信号を強度補
正する入力強度補正部、716は出力信号の強度を補正
する出力強度補正部である。
【0004】次に、従来の色補正装置の動作について説
明する。まず、使用者からの色修正の要求がない色状態
では、色補正装置7は色補正用の初期パラメータで設定
される色補正の状態にある。データ入力部73は前もっ
て求められた色補正の度合いから色補正用の初期パラメ
ータを求めて初期パラメータメモリ部72に記憶する。
初期パラメータメモリ部72は、色補正部71に初期パ
ラメータから導出される色補正の度合いをセットする。
初期パラメータメモリ部72が色補正テーブルメモリ部
711に色補正テーブルH(L、H、S)をセットし
(ここで、L、H、Sは、各明度、色相、彩度を表
す)、色範囲判定部712に色補正をしたい色範囲Si
をセットし、色変換部714にスキャナ6の信号からプ
リンタ8の信号に変換する各種の変換マトリクスMiお
よび関数fiをセットする。
【0005】この状態でスキャナ6より画像が入力され
ると、色補正部71の内部では入力信号が色補正テーブ
ルメモリ部711、色範囲判定部712とセレクタ71
3に供給され、色補正テーブルメモリ部では入力信号を
座標変換した(L、H、S)の値を用いてアドレスにデ
コードし、内部の色補正テーブルメモリ部に対してその
アドレスで読みだし、データを色補正した信号をセレク
タ713に供給する。
【0006】一方、色判定部712は入力信号が補正し
たい色範囲Siにあるか否かを判定し、その結果をセレ
クタ713に出力し、セレクタ713はその結果に応じ
て色補正された信号、または、入力信号を色変換部71
4に出力する。色変換部714は、入力信号または補正
された信号を前記マトリクスMiおよび関数fiを用い
プリンタ8の濃度信号に変換しプリンタ8に出力する。
以上の動作を前入力信号に対して行い、画像を形成す
る。
【0007】次に、使用者の色修正要求が操作部76か
ら入力された場合について説明する。この際、ファジイ
推論部75は色修正要求を解析推論し、色補正パラメー
タ、色補正テーブルH(L、H、S)や色補正を行いた
い色範囲Si、変換マトリクスMiおよび関数fiを求
め、修正パラメータメモリ部74に記憶する。修正パラ
メータメモリ部74は、色修正用パラメータから色補正
テーブルH(L、H、S)や色補正をしたい色範囲S
i、変換マトリクスMi、関数fiを導き、各色補正テ
ーブルメモリ部711、色範囲判定部712、色変換部
714にセットする。以下同様に入力信号を処理し、画
像を得る。
【0008】従来例2.図27〜図29は、例えばアド
ービ社のフォトショップ(PHOTOSHOPはアドー
ビ社の登録商標)のユーザガイドに示されたダイヤログ
ボックスを示す図である。
【0009】図27はグレースケールを持つイメージを
白黒で表示する場合のスレッシュホールドレベルを調整
するダイヤログボックスを示している。カーソルにより
マウスポインタを左右に移動させることにより、グレー
スケールで表示されているイメージの白と黒の境界をス
レッシュホールドレベルとして設定することが可能であ
る。
【0010】又、図28はブライトネスとコントラスト
を変更するためのダイヤログボックスである。マウスポ
インタを左右に移動させる事によりブライトネス及びコ
ントラストを変更することができる。
【0011】次に図29は、ブライトネスとコントラス
トを調整するダイヤログボックスを示している。この図
29に示すダイヤログボックスは赤とグリーンとブルー
を別々に指定して調整することが可能であると共に、赤
と緑と青を一緒にマスターモードとして同時に調整する
ことも可能である。シャドウを示すマウスポインタを移
動させることによりイメージの最低輝度を調整すること
ができる。又、ハイライトのマウスポインタを移動させ
る事により最大輝度を調整することができる。又、γを
示すマウスポインタを移動させることにより最大輝度と
最小輝度を変更することなく中間色の輝度を変更するこ
とができる。
【0012】図27及び図29に示すダイヤログボック
スにはヒストグラムが示されている。ヒストグラムは横
軸が明るさの値を示しており、縦軸が画素の数を示して
いる。これらのヒストグラムは白黒で表示されている。
このようにフォトショップはダイヤログボックスを用い
て原画像を調整するが、このフォトショップによる画像
表示は原画像を直接調整してしまうものである。即ち、
原画像に対しダイヤログボックスを用いて色の調整を指
定すると、原画像がその調整指示に基づいて調整される
ものである。従って調整後の画像しか表示されず、原画
像と調整画像を比較することが出来ない。
【0013】従来例3.図30はジャパンハードコピ
ー’89論文集のP.249〜252に示された「色空
間内の格子点補完によるカラー画像の選択的色調整」
(NIP−30、金森、川上、小寺)に示された色調整
の手順を示す図である。この図に示された手順は、ま
ず、濃度空間81をRGBの色空間に変換する。次に、
RGBの色空間からXYZの色空間を経由してL*a*
b*空間へ変換する。この、L*a*b*空間を用いて
調整量を指定する。そして、調整後の値を再びXYZの
色空間を経由してRGBの色空間に戻して、再び濃度空
間に戻すものである。このように従来の色調整を行う場
合には、色調整量を人間の認識にマッチした色調整を行
うために、色調整を指定するための色空間を画像データ
が構成されている色空間と変えて行うことがある。この
ような場合には画像データの色空間を一旦調整量の指定
に用いた色空間に変換し、変換した後のデータを再び画
像データが用いられている色空間に逆変換するという過
程を経ていた。このように変換及び逆変換を行うことを
各画素毎に行うため、色調整の処理速度が遅くなるとい
う問題点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来例1に示したカラ
ー画像装置の色補正部は以上のように構成されているの
で、色を修正または調整したい場合、例えば、「かなり
暗い部分を少し明るく」というような指示を操作部から
指示しなければならず、指示を的確な言葉に置き換える
必要があった。さらに、言葉の種類も限られているので
十分な調整を行うことが難しかった。また、複数の色を
調整したい場合、前記のような指示を複数あたえなけれ
ばならなかった。このような点において、従来のカラー
画像装置の色補正部は調整指示の方法に問題があった。
【0015】また、色を調整した際に色がどのように変
化したかを表示する機能もなく、使用者は最終出力画像
を見て色の調整を行っていたため、使用者の主観に頼る
あいまいな部分が多く、時間やコスト面で不都合な点が
多かった。
【0016】また、従来例2に示したカラー画像用調整
ソフトウェアはイメージを調整するためにヒストグラム
を表示し、スレッシュホールドレベルやコントラスト等
をマウスにより変更することができるが、その指定はそ
れぞれの指定を別々のダイヤログボックスで行う必要が
あり、全体としてどのような調整を行ったかを容易に知
ることが出来なかった。さらにダイヤログボックスの情
報は全て白黒で表示されているため、どのような変更が
なされるかを感覚的に想像しながら調整を行わなければ
ならなかった。また、調整前と調整後の画像及び、調整
前と調整後の色の情報が表示されないため、調整前と調
整後にどうのような変更があったかを比較することがで
きないという問題があった。
【0017】また、従来例3に示した色調整手順におい
ては、画像データを表す色空間と調整量を指定する色空
間が異なる場合に各画素データを画像データの色空間か
ら調整量を指定する色空間へ変換し、調整量を指定する
色空間を用いて調整を行ってから再び画像データを表わ
す色空間に逆変換を行うという手順を用いているため、
演算量が膨大になり処理速度が大幅に遅れるという問題
点があった。
【0018】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、色調整の指示が、表示された色
情報と対応するように設定され、かつ、操作性に優れた
色調整可能なカラー画像装置を得ることを目的としてお
り、さらに、この装置の色調整方法を提供することを目
的とする。また、本発明は画像データを表わす色空間と
調整量を指定する色空間が異なる場合でも、画像データ
から直接調整後の画像データが求められるカラー画像装
置を得ることを目的としており、さらにこの装置の色調
整方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わるカラ
ー画像装置は以下の要素を有するものである。(a)原
画像と調整画像を表示する画像表示手段、(b)上記原
画像の色情報を解析し、解析した色情報を表示する色情
報表示手段、(c)上記色情報表示手段により表示され
た色情報に対して色調整を指示する調整指示手段、
(d)上記調整指示手段の指示に基づき調整画像を生成
し、上記画像表示手段により調整画像を表示させる調整
手段。
【0020】第2の発明に係わるカラー画像装置は色情
報表示手段がさらに調整画像の色情報を解析し、解析し
た色情報を表示すること特徴とするものである。
【0021】第3の発明に係わるカラー画像装置は調整
手段が調整指示手段の指示による色調整量に基づき色調
整マトリクスを生成するマトリクス生成手段と、色調整
マトリクスを用いて原画像から調整画像を生成する調整
画像生成手段を備えたことを特徴とするものである。
【0022】第4の発明に係わるカラー画像装置はマト
リクス生成手段により生成された色調整マトリクスを記
憶する記憶手段を備えたことを特徴とするものである。
【0023】第5の発明に係わるカラー画像装置は色情
報表示手段が輝度、彩度、色相等の色の持つ属性毎に原
画像を解析すると共に、各属性毎の分布を色情報として
表示することを特徴とするものである。
【0024】第6の発明に係わるカラー画像装置は例え
ば、彩度と色相を混合させるように複数の属性の分布を
混合させて色情報として表示することを特徴とするもの
である。
【0025】第7の発明に係わるカラー画像装置は調整
指示手段が表示した色情報に対して調整量を指定するポ
インタを備え、彩度と色相が混合されたような複数の属
性の分布を混合した色情報の場合に、ポインタの移動方
向により調整すべき属性を選択し、ポインタの移動量に
より選択した属性の調整量を指示することを特徴とする
ものである。
【0026】第8の発明に係わるカラー画像装置は色情
報表示手段が表示する色情報にその色情報に対応する属
性を付して表示することを特徴とする。
【0027】第9の発明に係わるカラー画像装置は色情
報表示手段が輝度、彩度、色相のように複数の属性に関
する色情報を1つの画面に同時に表示し、色調整指示手
段はこれらの複数の属性に関する調整指示を行い、マト
リクス生成手段はこれらの複数の属性に関する調整指示
に対して1つの色調整マトリクスを生成することを特徴
とするものである。
【0028】第10の発明に係わるカラー画像装置は以
下の要素を有するものである。(a)原画像を入力して
原画像の色情報を解析し、解析した色情報を表示する色
情報表示手段、(b)上記色情報表示手段により表示さ
れた色情報に対して色の調整を指示する調整指示手段、
(c)上記調整指示手段の指示に基づいて色調整マトリ
クスを生成するマトリクス生成手段、(d)上記マトリ
クス生成手段により生成された色調整マトリクスを出力
する出力手段。
【0029】第11の発明に係わるカラー画像装置は原
画像が第1の色空間に基づく座標データで表わされ、色
情報表示手段は第2の色空間に基づく座標データを用い
て原画像の色情報を求めて表示すると共に、色調整指示
手段は第2の色空間に基づく座標データで、色調整量を
指定し、マトリクス生成手段は第2の色空間に基づく座
標データで指示された調整指示を含む色調整マトリクス
を生成することを特徴とするものであり、生成された色
調整マトリクスと原画像を表わしている第1の空間に基
づく座標データとの演算により調整後の調整画像を生成
することができるものである。
【0030】第12の発明に係わるカラー画像装置は色
調整マトリクスを用いて動作する周辺装置から色調整マ
トリクスを入力し、マトリクス生成手段は入力した色調
整マトリクスを用いて調整指示手段の指示に基づく新た
な色調整マトリクスを生成し、周辺装置がこの色調整マ
トリクスを用いて動作することを特徴とするものであ
る。
【0031】第13の発明に係わるカラー画像装置は調
整指示を行うための第2の色空間の種類はJIS等によ
り標準化された色空間を用いることが可能であると共に
マトリクス生成手段はこれら第2の色空間の種類によっ
て異なる方式を用いて色調整マトリクスを生成すること
を特徴とするものである。
【0032】第14の発明に係わるカラー画像装置は、
明度、彩度、色相に関する調整量の指定に対してマトリ
クス生成手段が先ず彩度に関する調整量を用いて色調整
マトリクスを生成し、次に色相に関する調整量を用いて
色調整マトリクスを生成し、最後に明度に関する調整量
を用いて色調整マトリクスを生成することを特徴とする
ものである。
【0033】第15の発明に係わるカラー画像調整方法
は以下の工程を有するものである。(a)原画像を表示
する画像表示工程、(b)上記原画像の色情報を解析
し、解析した色情報を表示する原画像用色情報表示工
程、(c)上記原画像用色情報表示工程により表示され
た色情報に対して色調整量を指示する調整指示工程、
(d)上記調整指示工程の指示に基づき調整画像を生成
し、上記画像を表示する調整画像表示工程。
【0034】第16のカラー画像調整方法はさらに調整
画像の色情報を解析し、解析した色情報を表示する調整
画像用色情報表示工程を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0035】第17の発明に係わるカラー画像調整方法
は以下の工程を有するものである。(a)上記原画像を
表わす第1の色空間に基づく座標データを第2の色空間
に基づく座標データに変換して色情報を求め表示する色
情報表示工程、(b)上記色情報表示工程により表示さ
れた色情報に対して第2の色空間に基づく座標データを
用いて色の調整を指示する調整指示工程、(c)上記調
整指示工程による指示に基づいて、原画像を調整する色
調整マトリクスを生成するマトリクス生成工程、(d)
上記マトリクス生成工程により生成された色調整マトリ
クスを用いて、調整画像を生成する調整画像生成工程。
【0036】第18の発明に係わるカラー画像調整方法
は調整画像生成工程が原画像を表す第1の色空間に基づ
く座標データと色調整マトリクスとの行列演算を実行し
て、原画像を調整画像へ直接変換をすることを特徴とす
る。
【0037】第19の発明に係わるカラー画像装置は電
気的に表現されたカラー画像に対して色を調整するカラ
ー画像装置において、原画像と調整画像を同時に表示で
きる画像表示手段と、原画像および調整画像の色情報を
表示する色情報表示手段と、色情報表示手段とともに設
けられ、色情報に対応して色調整量を指示する調整指示
手段と、調整指示に基づき色調整マトリクスを設定する
マトリクス設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0038】第20の発明に係わるカラー画像装置は色
情報表示手段が少なくとも画像データの色成分分布、輝
度分布、色相分布、彩度分布、色相彩度同時表示分布の
いずれか1つの分布を表示することを特徴とする。
【0039】第21の発明に係わるカラー画像装置は色
情報表示手段が色情報の各値の適した色を着色して頻度
を表示することを特徴とする。
【0040】第22の発明に係わるカラー画像装置は調
整指示手段が色情報表示手段により表示された色情報に
対応して設けられたポインタをポインタ指定手段で移動
させ、その移動方向が調整項目の種類を表し、その移動
量が調整量を表すことを特徴とする。
【0041】第23の発明に係わるカラー画像装置はマ
トリクス設定手段が色調整マトリクスを、輝度、色相、
彩度の各々の調整量に応じて変更できることを特徴とす
る。
【0042】第24の発明に係わるカラー画像装置は色
情報表示手段に使用する色空間が、画像信号そのものの
色空間、または、CIERGB、CIEXYZ、CIE
LAB、CIELUVのいずれかであることを特徴とす
る。
【0043】第25の発明に係わるカラー画像装置はマ
トリクス設定手段が画像信号そのものの座標、CIER
GB、CIEXYZとCIELAB、CIELUVとで
は色調整マトリクスの設定方法が異なることを特徴とす
る。
【0044】
【作用】この発明においては、原画像と調整画像と原画
像の色情報を表示し、原画像の色情報に対して色を調整
するようにしたので、調整画像を容易に生成できるとも
に調整前後にわたって画像を表示する。
【0045】また、この発明においては、更に、調整画
像の色情報を表示するので調整後の色情報を調整前の色
情報と比較することができる。
【0046】また、この発明においては、色調整マトリ
クスを作成することにより、調整画像をマトリクス演算
により生成する。
【0047】また、この発明においては、生成した色調
整マトリクスを記憶し、再利用することができる。
【0048】また、この発明においては、明度、色相、
彩度等の色の持つ属性毎に色情報を表示する。
【0049】また、この発明においては、例えば、色
相、彩度を混合させて色情報を表示する。
【0050】また、この発明においては、ポインタ操作
により調整量を指示する。
【0051】また、この発明においては、色情報を表示
する場合に明度、色相、彩度等の属性を付して表示す
る。
【0052】また、この発明においては、明度、色相、
彩度等の色情報に対してそれぞれ調整を指示された場合
でも1つの色調整マトリクスを生成して原画像から調整
画像を生成する。
【0053】また、この発明においては、色を調整する
ために色調整マトリクスを生成する。
【0054】また、この発明においては、この色調整マ
トリクスを用いることにより、色調整を容易に行うこと
ができる。
【0055】また、この発明においては、原画像が色調
整をしにくい第1の色空間で表されている場合に、色情
報表示手段が色調整のしやすい第2の色空間に変換した
色情報表示するので調整の指示がしやすくなる。また、
色調整マトリクスは、第1の色空間に基づく原画像に対
してマトリクス演算を行うことにより、第2の色空間へ
の変換を伴うことなく第1の色空間に基づく調整画像を
生成する。
【0056】また、この発明においては、プリンタやデ
ィスプレイ装置等の周辺装置から色調整マトリクスを入
力して新たな色調整マトリクスを生成し、再び周辺装置
に出力する。従って、周辺装置において取り扱われる画
像を本発明のカラー画像装置に基づいて、容易に変更す
ることが可能になる。
【0057】また、この発明においては、第2の色空間
の種類は複数種類存在し、色調整マトリクス第2の色空
間の種類に基づいて異なる方式により生成され、複数種
類の色空間が存在している場合でも色調整マトリクスを
生成することにより色調整を可能とする。
【0058】また、この発明においては、明度、彩度、
色相という色情報を用いて、調整量を指示するととも
に、色調整マトリクスは、彩度、色相、明度の順に色調
整されて生成される。
【0059】また、この発明においては、原画像と原画
像の色情報を表示し、原画像の色情報に対して調整量を
指示することにより調整画像を表示するカラー画像調整
方法を提供する。
【0060】また、この発明においては、調整画像の色
情報を表示する。
【0061】また、この発明においては、色調整指示の
しやすい第2の色空間に基づいて色情報を表示して、そ
の調整量を指示させるとともに色調整マトリクスを生成
して調整画像を生成する。
【0062】また、この発明においては、原画像を表す
第1の色空間に基づくデータと色調整マトリクスの行列
演算に基づいて調整画像を生成する。従って、原画像か
ら調整画像を生成する場合には、第2の色空間への変換
を一切伴う必要はない。
【0063】この発明においては、色情報をグラフを用
いて、しかも対応する色を用いて表示するため、使用者
がカラー調整が容易に行える。また原画像と調整画像及
び、原画像の色情報と調整画像の色情報が同時に表示さ
れるため、両者を比較しながら調整することが可能に成
る。また、この発明においては、色調整マトリクスを用
いる事により調整指示を行う色空間が異なる場合でも、
画像データの色空間を調整を指示する色空間に変換する
ことなく画像を調整することができる。
【0064】また、この発明においては、色情報表示手
段が1種類の属性に基づく色情報の分布、或は、複数種
類の属性に基づく分布を表示する。
【0065】また、この発明においては、分布を表示す
る場合に着色して表示する。
【0066】また、この発明においては、色調整を色情
報に対応して設けられたマウスポインタの移動により行
う。
【0067】また、この発明においては、色調整マトリ
クスは、色の属性の各々に応じて1つのマトリクスが設
定される。
【0068】また、この発明においては、色情報に用い
る色空間は複数存在しており、色情報表示手段はいずれ
かの種類の色空間に基づいて色情報を表示する。
【0069】また、この発明においては、色調整マトリ
クスは、画像信号の色空間に基づいて設定方法が異な
る。
【0070】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1は本実施例のカラー画像装置の構成を示す図で
ある。図1において、1はカラー画像入力部、2は色調
整部、3はカラー画像出力部、4は外部装置とのインタ
ーフェース部、5は画像表示と人とのインターフェース
を兼ね備えた画像表示部である。
【0071】ハードディスクなどの外部記憶装置やスキ
ャナなどの画像入力装置からのカラー画像(以下、原画
像ともいう)は、外部装置インターフェース部4より入
力される。カラー画像は、カラー画像入力部1において
適切なデータに変換され、色調整部2に送られる。色調
整部2では画像表示部5からの指示を受けながら色の調
整を行い、調整カラー画像(以下、調整画像ともい
う)、色調整マトリクス(以下、設定マトリクスともい
う)を作成する。調整カラー画像は、カラー画像出力部
3で外部装置に適したデータに変換され、外部装置イン
ターフェース部4に送られる。また、色調整マトリクス
は外部インターフェース部4にも送られる。
【0072】図22は、カラー画像装置の一例となるワ
ークステーション600を示す図である。図において、
5は情報を表示する画像表示部となるディスプレイ装
置、61は文字、数値を入力するキーボード、63はデ
ィスプレイ装置の任意の位置を指定することができるマ
ウス、62はマウスパッド、64はワークステーション
本体装置である。613はローカルエリアネットワーク
とのインターフェースとなるTCP/IPである。62
0はSCSI、621はRS232Cポート、622は
パラレルポートである。
【0073】次に、図23は、図22に示したワークス
テーションの内部ブロックである。図において、609
はワークステーション全体を制御するオペレーティング
システム、610はオペレーティングシステムの上で動
作するウィンドウシステム、611はウィンドウシステ
ムの上で動作するグラフィックユーザインターフェース
部(GUI)、612はグラフィックユーザインターフ
ェース部で動作してユーザに対してディスクトップ環境
を提供するディスクトップである。
【0074】図2は画像表示部5の詳細を示す図であ
る。50は画像の色情報表示部、51は原画像、52は
調整画像である。5000は原画像の輝度情報グラフ、
5001は調整画像の輝度情報グラフ、5010は原画
像の彩度情報グラフ、5011は調整画像の彩度情報グ
ラフ、5020は原画像の色相情報グラフ、5021は
調整画像の色相情報グラフである。503(503a、
503b、503c、503d。以下503a、503
b、503c、503dを区別しない場合は503を用
いる。)は色調整部2に調整情報を知らせるためのマウ
スポインタ、504は色調整部2に終了情報を知らせる
終了スイッチである。
【0075】次に、画像表示部5の動作を図3を参照し
て説明する。動作はS530の”始め”からスタートす
る。次に、S531で原画像51を表示し、さらに、S
532で原画像の色情報(5000、5010、502
0)を表示する。S533では、マウスポインタ503
が動いたかを判定する。マウスポインタ503が動作し
た場合は、S534でマウスポインタ503の動き量か
ら得られた調整情報を色調整部2に送信し、かつ、色調
整部2からの調整画像52に関する情報を受信する。次
いで、S535で調整画像52を表示し、S536で調
整画像52に関する色情報(5001、5011、50
21)を表示する。これらの処理が終わると、S533
に戻る。S533でマウスポインタ503が静止してい
る場合は、S537で終了スイッチ504の状態を調べ
る。終了の場合は、S538の”終わり”になる。続行
の場合は、S533に戻る。
【0076】次に、色情報表示部50の詳細表示とマウ
スポインタ503の動作について、図4を参照して説明
する。(a)は輝度情報グラフ5000を示している。
グラフは3つのブロックに分けられ、それぞれ、黒から
最も明るい原色(赤、緑、青)までの色で表示する。原
画像を構成する各画素の輝度情報を1バイト(8ビッ
ト)で保持する場合、輝度強度は0〜255の値をもち
この値に基づいて分布をとる。原画像51の各カラー成
分の輝度分布のグラフを、その輝度強度に応じた色をつ
けて表示する。この表示は、調整画像52の輝度情報グ
ラフ5001についても同様である。マウスポインタ5
03a、503bは各ブロックに2つ、合計6個設置す
る。いずれも、マウスポインタ503は正負両方の値が
とれるように個別にあるいは連動して左右に移動可能で
ある。マウスポインタ503aは輝度の最小値を設定す
る”基底”を調整する。マウスポインタ503bは輝度
の最大値を設定する”明るさ”を調整する。
【0077】(b)は彩度情報グラフ5010を示して
いる。グラフは3つのブロックに分けられ、それぞれ、
白から最も彩度の高い原色(赤、緑、青)までの色で表
示する。原画像を構成する各画素の彩度情報を1バイト
(8ビット)で保持する場合、彩度情報は0〜255の
値をもちこの値に基づいて分布をとる。原画像51の各
カラー成分の彩度分布のグラフを、その彩度強度に応じ
た色をつけて表示する。この表示は、調整画像52の彩
度情報グラフ5011についても同様である。マウスポ
インタ503cは各ブロックに1つ、合計3個設置す
る。いずれも、マウスポインタ503cは正負両方の値
がとれるように個別にあるいは連動して左右に移動可能
である。
【0078】(c)は色相情報グラフ5020を示して
いる。グラフは色相に応じた色、すなわち、マゼンタ、
赤、イエロー、緑、シアン、青、ふたたびマゼンタと連
続した彩度の最も高い色で表示する。具体的には、0度
から360度(0〜2π)の値を色相に応じた色に割当
て同一の角度を持つ値の分布を取る。そして原画像51
の各カラー成分の色相分布の棒グラフを、その色相に応
じた色をつけて表示する。この表示は、調整画像52の
色相情報グラフ5021についても同様である。マウス
ポインタ503dは3個設置する。いずれも、マウスポ
インタ503dは正負両方の値がとれるように個別にあ
るいは連動して移動可能である。
【0079】次に、輝度情報グラフ5000、彩度情報
グラフ5010、色相情報グラフ5020など、信号強
度に応じた色をつけてヒストグラムを表示する点につい
て述べる。図5は原画像の輝度情報グラフ5000と調
整画像の輝度情報グラフ5001を示す図である。基底
を示すマウスポインタ503aを矢印Aの方向にずら
し、明るさを示すマウスポインタ503bを矢印Bの方
向にずらすことにより、輝度情報を調整することが可能
である。マウスポインタ503a、503bの指定によ
り原画像の輝度情報は、この基底と明るさの範囲内に調
整される。従って輝度情報の分布が指定された基底と明
るさの範囲内にある調整画像52が表示される。また調
整画像52の輝度情報グラフ5001は図5(b)に示
すように基底と明るさの範囲内にある輝度情報グラフが
生成される。
【0080】次に、図6は原画像の彩度情報グラフ50
10と調整画像の彩度情報グラフ5011を示す図であ
る。マウスポインタ503cを図6(a)に示した矢印
Aの方向にずらすことにより、彩度を調整することがで
きる。この指定では彩度を赤により近づける調整を行
い、赤がより鮮やかになった調整画像52が表示され
る。また調整画像52の彩度情報グラフ5011の分布
は図6(b)に示すように分布が赤に近づいたものとな
る。
【0081】次に、図7に示すように色相情報グラフ5
020で、緑付近にピークPを持つ原画像51があると
する。このグラフ5020は例えば図7に示すように、
分布の中央部は緑系統の色で表示され、左の裾は黄緑系
統の色で、右の裾は青緑系統の色で表示される。これら
の色は連続して変化している。今、このピークPを真緑
に合わせたい場合は、中央のマウスポインタ503dを
図7に示した矢印Aの方向にずらす。こうすることによ
り、分布のピークPを真緑で表示することができる。さ
らに、調整画像52も色相情報で表示された分布の画像
となる。また、調整画像52の色相情報グラフ5021
の分布も変化し、分布のピークが真緑になった色相情報
グラフ5021が生成される。
【0082】次に、色調整部2の色調整の原理について
図8を用いて説明する。図8(a)は原画像を構成する
原画素と、調整画像を構成する調整画素の関係を示す図
である。今、原画素がRGB空間により表現されるもの
とする。調整画素も同様にRGB空間で表現されるもの
とする。一方画像表示部5に表示される色情報は輝度、
彩度、色相という属性を用いるものとする。このよう
に、色情報は、原画素や調整画素が用いている色空間と
は異なる空間を用いて表現されるものとする。図8
(a)に示す設定マトリクス(色調整マトリクスともい
う)は輝度、彩度、色相による調整指示を含む設定マト
リクスである。色調整部2はこの設定マトリクスを作成
する。作成された設定マトリクスと原画素とをマトリク
ス演算することにより、調整画素を求めることができ
る。設定マトリクスのもとになるマトリクスを原マトリ
クスという。図8(b)に示すように原マトリクスはマ
トリクスの対角成分のみが存在する対角行列である。こ
の原マトリクスに対して原画素のデータを演算すると、
図8(b)のように調整画素は原画素と全く同様のもの
となる。色調整部2は原マトリクスに対して、画像表示
部から指示された輝度、彩度、色相の調整指示を加える
ことにより、設定マトリクスを作成する。設定マトリク
スが作成されると、その後は原画素と設定マトリクスと
の演算により調整画素を生成することができる。すなわ
ち、画像表示部5から輝度、彩度、色相という異なる色
空間に基づくパラメータ入力がある場合でも、1度設定
マトリクスを作成してしまえば、RGB空間における原
画素に対して設定マトリクスを用いて演算を施す事によ
り調整画素を直接求めることが可能である。従来のよう
にRGB空間の原画素のデータを輝度、彩度、色相の色
空間のデータに1度変換し、変換したデータに対して輝
度、彩度、色相の調整を施し、調整後の輝度、彩度、色
相データを再びRGB空間に戻すという工程を経る必要
がない。このように、この実施例は設定マトリクスを作
成することにより、異なる色空間に基づいて指定された
パラメータであっても、単にマトリクス演算により自己
の色空間を用いたまま新たな調整画素を生成することに
大きな特徴がある。なお、原画素の色空間とパラメータ
を入力する色空間が同じであっても、設定マトリクスを
作成することにより調整画像を生成することが可能であ
るが、この実施例以降では原画素の色空間と異なる色空
間を用いてパラメータを入力する場合を説明する。
【0083】設定マトリクスの生成方法としては、 (I)変換前の座標系を変換後の座標系で表す方式 (II)変換後の座標系を変換前の座標系で表す方式 という2つの方式が考えられる。設定マトリクスは、変
換前の座標と変換後の座標の関係を表すものである。変
換前の座標を基礎にする方式と変換後の座標を基礎にす
る方式とは、表裏の関係にあり同一の関係を表すことが
できる。以下(I)変換前の座標系を変換後の座標系で
表す方式の設定マトリクスの生成について図9〜図10
を用いて説明する。(II)変換後の座標系を変換前の
座標系で表す方式については、図11〜図13を用いて
後に説明する。
【0084】次に、色調整部2の動作について図9を参
照して説明する。色調整部2は内部処理が中心であるの
で、フローチャートを用いて説明をする。色調整部2
は、S20の”始め”からスタートする。
【0085】次に、S22の原マトリクス作成に進む。
原マトリクスには例えば次のマトリクスを作成する。
【0086】
【数1】
【0087】以降の説明のために、原マトリクスを次の
ように書くこととする。
【0088】
【数2】
【0089】S24では画像表示部5からの指示を監視
する。指示があるまでS24はループ状態にあり、処理
は何も行わない。画像表示部5からの指示があると次の
四つの処理に分岐する。 (1)輝度のマウスポインタ503a,503bが移動
した場合 (2)彩度のマウスポインタ503cが移動した場合 (3)色相のマウスポインタ503dが移動した場合 (4)終了スイッチ504が押された場合 以下この各処理について説明する。なお、ここでは、説
明をわかりやすくするためマウスポインタの移動は上記
(1)、(2)、(3)のいずれかのみが実行された場
合について説明する。すなわち、輝度、彩度、色相の調
整が同時に指示されることなく、別々に指示されるもの
とする。
【0090】(1)輝度のマウスポインタ503a、5
03bが移動した場合−S25 図4で示したように、輝度情報グラフ5000の下には
合計6個のマウスポインタ503a、503bがある。
このマウスポインタ503a、503bは各カラー信号
成分の最大輝度、最小輝度に対応する。すなわち、カラ
ー信号がRGBの3成分で表せる場合は、R成分の最大
輝度Rmax、R成分の最小輝度Rmin、G成分の最
大輝度Gmax、G成分の最小輝度Gmin、B成分の
最大輝度Bmax、B成分の最小輝度Bminの6つで
ある。これらのマウスポインタ503が移動した場合、
この最大輝度、最小輝度の情報が、色調整部2に送られ
る。色調整部2では、これらの情報をもとにマトリクス
を設定する。調整信号の最大信号を(ARmax、AG
max、ABmax)、最小信号を(ARmin、AG
min、ABmin)として、
【0091】
【数3】
【0092】を満たすマトリクスKおよびJを求める。
このマトリクスKより設定マトリクスNを求める。 N=K・M ここで、マトリクスNは(I)変換前の座標系を変換後
の座標系で表す方式により生成された設定マトリクスで
ある。また、マトリクスJは(I)変換前の座標系を変
換後の座標系で表す方式により生成された定数として、
設定マトリクスNとともに内部に記憶しておく。
【0093】次に、具体例について説明する。入力した
カラー信号のR成分が最大輝度Rmin=30、最小輝
度Rmax=200、G成分が最大輝度Gmin=2
0、最小輝度Gmax=210、B成分が最大輝度Bm
in=10、最小輝度Bmax=220という値をとっ
ているものとする。このカラー信号を調整してR成分、
G成分、B成分とも全て最大輝度=255、最小輝度=
0とする。この調整は、3つのマウスポインタ503a
を全て左端まで移動し、3つのマウスポインタ503b
を全て右端まで移動することにより行われる。こうし
て、
【0094】
【数4】
【0095】とし、
【0096】
【数5】
【0097】とすれば、マトリクスMは単位マトリクス
だから数3を書き直して、
【0098】
【数6】
【0099】となる。この式を解くと、Kr=1.5,
Kg=1.342,Kb=1.214,Jr=−45,
Jg=−26.842,Jb=−12.143となる。
すなわち、設定マトリクスNは、
【0100】
【数7】
【0101】となり、マトリクスJは、
【0102】
【数8】
【0103】となる。これはR成分、G成分、B成分の
それぞれがRmin、Gmin、Bmin〜Rmax、
Gmax、Bmaxの間にあるカラー信号が各成分とも
0〜255の中に変換されることを示している。例え
ば、
【0104】
【数9】
【0105】では、
【0106】
【数10】
【0107】に変換される。
【0108】
【数11】
【0109】では、
【0110】
【数12】
【0111】に変換され、0〜255の中には入らな
い。
【0112】このように、設定マトリクスNとマトリク
スJが求められたならば、求められた設定マトリクスN
とマトリクスJを用いて入力したカラー信号の変換を行
う。カラー信号の全てのR成分はRmin≦R≦Rma
x、カラー信号の全てのG成分はGmin≦G≦Gma
x、カラー信号の全てのB成分はBmin≦B≦Bma
xであるから、全て、0〜255の値のいずれかに変換
できる。このように、マウスポインタ503の移動によ
り輝度を調整し調整画像を作成する。
【0113】(2)彩度のマウスポインタ503cが移
動した場合−S26 図4で示したように、彩度情報グラフ5010の下には
合計3個のマウスポインタがある。このマウスポインタ
は各カラー信号成分の彩度変化量に対応する。すなわ
ち、カラー信号がRGBの3成分で表せる場合は、R成
分の彩度変化量ΔCR、G成分の彩度変化量ΔCG、B
成分の彩度変化量ΔCBの3つである。これらのマウス
ポインタ503cが移動した場合、この彩度変化量の情
報が、色調整部2に送られる。色調整部2では、これら
の情報をもとにマトリクスを設定する。設定マトリクス
をNとして、
【0114】
【数13】
【0115】と求める。
【0116】次に、具体例について説明する。ここで
は、赤を鮮やかにしたい場合について説明する。マウス
ポインタ503cを移動させることにより得られた彩度
変化量をΔCR=−0.037,ΔCG=−0.03
7,ΔCB=−0.037とすれば、設定マトリクスN
は、
【0117】
【数14】
【0118】となる。今、(R,G,B)=(255,
255,255)の時、(AR,AG,AB)=(25
5,255,255)となるように正規化し、正規化さ
れた設定マトリクスをN’とすると、
【0119】
【数15】
【0120】となる。すなわち、
【0121】
【数16】
【0122】となることより、正規化されいることがわ
かる。ここで、(R,G,B)=(200,10,1
0)という値を代入して計算すると、
【0123】
【数17】
【0124】となる。この数値をみると、 R→AR で 200→215.5 G→AG で 10→ 2.2 B→AB で 10→ 2.2 と変化している。R成分が増してG,B成分が減るので
より純粋な赤色が得られる。
【0125】(3)色相のマウスポインタ503dが移
動した場合−S27 図4で示したように、彩度情報グラフ5020の下には
合計3個のマウスポインタ503がある。このマウスポ
インタ503は各カラー信号成分の色相変化量に対応す
る。すなわち、カラー信号がRGBの3成分で表せる場
合は、R成分の色相変化量ΔHR、G成分の色相変化量
ΔHG、B成分の色相変化量ΔHBの3つである。これ
らのマウスポインタ503が移動した場合、この色相変
化量の情報が、色調整部2に送られる。色調整部2で
は、これらの情報をもとにマトリクスを設定する。設定
マトリクスをNとして、色相変化量が負の場合は、
【0126】
【数18】
【0127】また、色相変化量が正の場合は、
【0128】
【数19】
【0129】と求める。
【0130】次に、具体例について説明する。R→B→
Gという向きに色を回転させたい場合について説明す
る。マウスポインタ503dを移動させることにより得
られた色相変化量をΔHR=−0.038,ΔHG=−
0.038,ΔHB=−0.038とすれば、設定マト
リクスNは、
【0131】
【数20】
【0132】となる。(R,G,B)=(255,25
5,255)の時、(AR,AG,AB)=(255,
255,255)になるように正規化し、正規化した設
定マトリクスをN’とすると、
【0133】
【数21】
【0134】となる。ここで、(R,G,B)=(20
0,10,10)とすれば、
【0135】
【数22】
【0136】となる。ここで、G−B平面を考えると、
(G,B)=(10,10)から(G,B)=(10,
−2)と変化するため、図8(c)に示すように色信号
が変化する。従って、よりグリーンがかった色となる。
ここで、AR=208となるが、この方法ではこれは無
視する。上記具体例からわかるように数値を与えて計算
し、計算した結果を解釈することはたやすいが、オペレ
ーション中に数値そのものを扱うのは困難である。そこ
で、この実施例に示したようなマンマシンインターフェ
ースを設けて、数値を扱わなくても色を換えられるよう
にした点がこのシステムの大きな特徴である。具体的に
は、マウスポインタの移動という簡単な操作から設定マ
トリクスを作成し、作成した設定マトリクスとカラー信
号の演算から色の調整が自由にできる点である。
【0137】上記(1)または(2)または(3)の処
理が終了すると、S28の調整画像の作成に移る。これ
は、画像表示部5に表示されている原画像51から調整
画像52を作成する処理である。ついで、S29の画像
表示部5への送信に移り、作成された調整画像は、画像
表示部5に送られ表示される。その後、S24の画像表
示部5からの指示を待つループ状態にはいる。これによ
り、色調整を何回でも行うことが可能になる。
【0138】(4)終了スイッチ504が押された場合 終了スイッチ504が押された場合は、色調整部2の動
作はS30の”終わり”となる。
【0139】上記、図9に示すフローチャートにおいて
は、説明を簡単にするために輝度と彩度と色相のマウス
ポインタのいずれか1つが移動した場合、それに対応し
てマトリクス設定を行う場合について説明した。
【0140】次に、輝度と彩度と色相が同時に調整され
る場合について図10と図24を用いて説明する。図1
0は、図24に示すS240に示した画像表示部5から
の指示を監視する処理を示すフローチャートである。こ
の図10のフローチャートは最小輝度、最大輝度、彩度
変化量、色相変化量を色調整パラメータとして設定する
ものである。まずS241のスタートから開始し、S2
42で基底を調整するマウスポインタ503aが移動し
たかどうかを判定する。マウスポインタ503aが移動
した場合にはS243で連動処理を行うかどうかを判定
する。連動処理とは3つのマウスポインタ503aのう
ち、いずれか1つを移動させた場合に、他の残りの2つ
のマウスポインタ503aを共に同じ方向に同じ距離だ
け移動させる処理をいう。連動処理を行うか、個別に移
動させるかは予め指定しておくものとし、S243では
その指定を参照して連動処理をするか、個別処理をする
かを判定する。S243で連動処理が行われているとい
うことが判定された場合には、S244で残りの2つの
マウスポインタ503aの移動を行う。
【0141】次に、S245においては移動したマウス
ポインタの方向と距離を判定し、新たな基底の設定を行
う。このS245の処理は、指示された値を最小輝度と
して記憶する。この時点では設定マトリクスは生成され
ない。連動処理を行わない個別処理の場合には移動した
マウスポインタそれぞれの基底を設定する。一方連動処
理を行う場合には3つのマウスポインタに対して同じ基
底の設定を行う。
【0142】次に、S246では明るさを示すマウスポ
インタ503bの移動が移動したかを判定する。もし移
動した場合にはS247で連動処理を行うかどうかを判
定する。連動処理を行う場合には、S248において残
りの他の2つのマウスポインタ503bも同様に移動さ
せる。S249においては移動したマウスポインタの方
向と距離から最大輝度を示す明るさを設定する。このS
249の処理は、指示された値を最大輝度として記憶す
る。この時点では設定マトリクスは生成されない。連動
処理を行わない個別処理の場合には、それぞれのマウス
ポインタの移動方向と距離を判定し、それぞれの明るさ
を設定する。連動処理を行う場合には、3つのマウスポ
インタに対して同様の明るさの設定を行う。
【0143】次に、S250においては彩度を調整する
マウスポインタ503cが移動したかどうかを判定す
る。移動した場合にはS251において連動処理かどう
かを判定する。S252においては、残りのマウスポイ
ンタに対して連動処理を行う。S253においては、移
動したマウスポインタに基づいて彩度の設定を行う。こ
のS253の処理は、指示された値を彩度変化量として
記憶する。この時点では設定マトリクスは生成されな
い。
【0144】次に、S254においては色相を調整する
マウスポインタ503dが移動したかどうかを判定す
る。移動した場合には、S255において連動処理かど
うかを判定し、連動処理の場合にはS256においては
連動するマウスポインタを移動させる。S257におい
ては、移動したマウスポインタに基づいて色相の設定を
行う。このS257の処理は、指示された値を色相変化
量として記憶する。この時点では設定マトリクスは生成
されない。
【0145】さらにS258においては、終了スイッチ
504が押されたかどうかを判定する。終了スイッチが
押されない場合には再びスタートにループする。終了ス
イッチ504が押された場合には図10のフローチャー
トが終了する。これは、図24のS240の処理を終了
したことを意味する。S240の処理が終了した時点で
は、最小輝度、最大輝度、彩度変化量、色相変化量が色
調整パラメータとして既に設定されている。S259で
は、これらの色調整パラメータを用いて設定マトリクス
を生成する。S259は、図9に示したS25〜S27
の処理を順に実行することにより、設定マトリクスを生
成する。
【0146】次に、S245で述べた基底の設定につい
てさらに説明する。図5で示すようにマウスポインタ5
03aが元々128の所に存在しており、矢印Aの方向
に移動した場合について説明する。ここでマウスポイン
タ503aを矢印Aの方向に−32動かした(左へ32
動かした)ものとする。この場合には基底(最小輝度)
=128−32=96となる。図10に示したS245
の基底設定は、このようにして新たな基底を基底パラメ
ータKnとして求める処理を行う。又マウスポインタ5
03bを矢印Bの方向に+32移動する(右へ32動か
す)ことにより、明るさ(最大輝度)=128+32=
160となる。図10に示したS249の明るさ設定
は、このようにして新たな明るさを明度パラメータLn
として求める処理を行う。
【0147】次に、S253に示した彩度の設定につい
て説明する。図6においてマウスポインタ503cを矢
印Aの方向に移動させることにより、+64移動させた
場合には彩度変化量は+64となる。S253の彩度設
定はこのようにして彩度変化量を彩度パラメータCnと
して設定する。
【0148】次に、S257の色相設定について説明す
る。図7に示すように色相を示すマウスポインタ503
dを矢印Aの方向に+10度移動させた場合には、色相
変化量は+10度となる。S257の色相設定はこのよ
うにして色相変化量を色相パラメータHnとして設定す
る。以上、(I)変換前の座標系を変換後の座標系で表
す方式の設定マトリクスを用いて色調整部2の動作を説
明した。
【0149】次に、(II)変換後の座標系を変換前の
座標系で表す方式の設定マトリクスを用いて色調整部2
の動作を説明する。図11は、変換後の座標系を変換前
の座標系で表す方式の設定マトリクスを生成するための
フローチャートを示す図である。図11のフローチャー
トは、図24のS259に示した設定マトリクスの生成
の処理に相当する。以下、S41からS43の順にマト
リクスを生成する手順について説明する。色調整マトリ
クスを求めるため、以下に述べるステップ1〜5の手順
をふむ。ここでは、図10に示したフローチャートに基
づいてユーザが色調整パラメータをを既に設定したもの
と仮定して色調整マトリクスを求める手順について述べ
る。ユーザが設定した色調整パラメータを次のように定
義する。 基底パラメータ Kn 明度パラメータ Ln 彩度パラメータ Cn 色相パラメータ Hn ここで、添え字nは原色の場合r,g,bまたは補色の
場合y,m,cに対応する。なお、以下マトリクス内に
用いる値“0.32”、“10”は変換のための係数で
ある。これらの係数は、変換前の座標系と変換後の座標
系によって異なる値が設定される。ここでは、“0.3
2”、“10”を用いる場合を説明する。ステップ1:
彩度パラメータより次のマトリクスを得る。この計算方
式は原色又は補色によらない。
【0150】
【数23】
【0151】ステップ2:色相パラメータを用いて上記
マトリクスを変更する。 ・色相パラメータの値が正の場合 原色計算
【0152】
【数24】
【0153】補色計算
【0154】
【数25】
【0155】・色相パラメータの値が負の場合 原色計算
【0156】
【数26】
【0157】補色計算
【0158】
【数27】
【0159】・色相パラメータの値に正、負が混在する
場合は上記2例に従い変更するマトリクス要素位置をか
える。たとえば、原色計算において赤の色相パラメータ
の値が正、緑の色相パラメータの値が負、青の色相パラ
メータの値が正の場合は、赤の色相パラメータに対して
数24が適用され、緑の色相パラメータに対して数26
が適用され、青の色相パラメータに対して数24が適用
されるので、以下のようになる。
【0160】
【数28】
【0161】ステップ3:上記ステップで求めた3×3
行列をマトリクスAとする。このマトリクスAの行列式
|A|、
【0162】
【数29】
【0163】を求める。ここで、余因数行列は、行列式
|A|におけるaijの余因数Aijを(j,i)成分
とする行列である。
【0164】ステップ4:基底パラメータKn、明度パ
ラメータLnより正規化因子(WmおよびBm:mは
r,g,b)を求める。これら正規化因子Wm及びBm
の値は、この値が入力された場合に最大輝度の値255
と最小輝度の値0を出力するよう設定される。明度パラ
メータは、Lm=255−Lnと変換し、 ・原色計算の場合 Wm=Km、Bm=Lm ・補色計算の場合 Wm=255−Lm、Bm=255−Km
【0165】ステップ5:行列式|A|、
【0166】
【数30】
【0167】より逆行列A-1を求め、正規化因子Wm,
Bmを入力した際に、0,255を出力するようにす
る。ステップ5の具体的手順を以下に示す。ここでは、
数28に相当するマトリクスをAとする。また、R,
G,Bを被調整画像データとし、AR,AG,ABを調
整画像データとする。この実施例の手順は、調整画像デ
ータ(AR,AG,AB)より被調整画像データ(R,
G,B)を求める。よって、式は次のようになる。
【0168】
【数31】
【0169】ここで、マトリクスPはまだ決っていな
い。この式を変形して以下のようにする。
【0170】
【数32】
【0171】ここで、A-1はマトリクスAの逆行列であ
る。|A|はステップ3で求めたマトリクスAの行列
式、
【0172】
【数33】
【0173】は、行列式|A|におけるaijの余因数
Aijを(j,i)成分とする余因数行列であり、ステ
ップ3で求めたものである。
【0174】
【数34】
【0175】の関係がある。このようにして、ステップ
3で求めた行列式|A|と余因数行列
【0176】
【数35】
【0177】から逆行列A-1を求めることができる。こ
こで、逆行列を求める理由について図11(b)を用い
て説明する。話を判り易くするため、2次元で説明す
る。図11(b)e1 ,e2 ,e1 ’,e2 ’は単位ベ
クトルである。今、
【0178】
【数36】
【0179】が変換前の座標系で、
【0180】
【数37】
【0181】と書かれるとする。つまり、変換前のPは
(m1 ,m2 )の値であるとする。一方、変換後の座標
系でも、
【0182】
【数38】
【0183】を表すことができるので、
【0184】
【数39】
【0185】と書くことにする。つまり、変換後のPは
(m1 ’,m2 ’)となる。この(m1 ,m2 )と(m
1 ’,m2 ’)の値を関連付けるものが設定マトリクス
である。
【0186】
【数40】
【0187】と同様に変換後の単位ベクトルe1 ’,e
2 ’もe1 ,e2 ,を使って書くことができる。即ち、 e1 ’=a11e1 +a12e2 (3) e2 ’=a21e1 +a22e2 (4) と表せる。(1),(2),(3),(4)をまとめ
て、m1 e1 +m2 e2 =m1 ’e1 ’+m2 ’e2 ’
=m1 ’(a11e1 +a12e2 )+m2 ’(a21e1 +
a22e2 )=(m1 ’a11+m2 ’a21)e1 +
(m1 ’a12+m2 ’a22)e2よって、 m1 =m1 ’a11+m2 ’a21 m2 =m1 ’a12+m2 ’a22 これを、マトリクスの形に書けば、
【0188】
【数41】
【0189】となる。これは、変換後の値(m1 ’,m
2 ’)を変換前の値(m1 ,m2 )に直す式である。従
って、逆の関係式を求めるには、逆行列を求めることに
なる。前述したステップ1〜4で求めているマトリクス
は、(5)のマトリクスに相当する。従って、逆行列を
求めて変換前の値を変換後の値に直す式をステップ5で
得る。上記(3),(4)では、変換後の単位ベクトル
を変換前の単位ベクトルで表した(すなわち、(II)
の方式で表した)が、変換前の単位ベクトルを変換後の
単位ベクトルで表す(すなわち、(I)の方式で表す)
こともできる。(I)と(II)の考え方は、表裏の考
え方であり、どちらの考え方を利用しても色変換の結果
は同じになる。(I)の立場に立った考え方が数3〜数
22に示されており、(II)の立場に立った考え方が
数23〜数28に示されている。これらの考え方の違い
は、どのようにインターフェースを作り上げるかによっ
て、見た目には違ったように見える。
【0190】ステップ5で正規化因子Wm及びBmを使
ってPを求める。正規化因子Wm及びBmによれば、
【0191】
【数42】
【0192】であるから、
【0193】
【数43】
【0194】となる。この2つの方式より、マトリクス
Pを求める。この際、マトリクスAはパラメータから直
接作ったマトリクスなので、正規化がなされていないの
で上記2式を使用して正規化も行う。このように、正規
化がなされた逆行列A-1が3×3マトリクスN1として
求められる。また、 J1=−A-1・P として、3×1マトリクスJ1を求める。
【0195】以上の手順をふむことにより、3×3マト
リクスN1と3×1マトリクスJ1が求まる。ここで、
マトリクスN1は、(II)変換後の座標系を変換前の
座標系で表す方式により生成された設定マトリクスであ
り、マトリクスJ1は、(II)変換後の座標系を変換
前の座標系で表す方式により生成された定数である。マ
トリクスN1とマトリクスJ1は、画像データの変換用
に記憶される。
【0196】次に、図12を用いて画像データの変換に
ついて説明する(S51)。図12の画像データの変換
処理は、図9及び図24のS28の処理に相当する。被
調整画像を調整画像に変換するにあたっては、γ補正の
選択値により変換方法が異なる。ここでは、この点につ
いて述べる。 ・濃度リニアの場合 濃度リニアを選択した場合、スキャナでは補色計算され
たデータがR,G,Bの形で出力される。この場合、色
調整マトリクスは、補色計算形式で求められたものを使
い、変換計算は次の式になる。
【0197】
【数44】
【0198】ここで、R,G,Bは被調整画像データ、
AR,AG,ABは調整画像データ、“〜”は8ビット
の反転を示す。 ・反射率リニアの場合 反射率リニアを選択した場合スキャナでは原色計算され
たデータが出力される。この場合色調整マトリクスは原
色計算形式で求められたものを使い、変換計算は次の式
になる。
【0199】
【数45】
【0200】ここで、R,G,Bは被調整画像データ、
AR,AG,ABは調整画像データを示す。図12のS
52においては、S51で作成された調整画像に基づい
て分布データを作成する。
【0201】次に、図13に基づいて変換画像データの
表示について説明する。図13の変換画像データの表示
処理は、図9及び図24のS29の処理に相当する。S
61においては、図12のS52で求められた分布デー
タを表示する。S62においては、S51において作成
された変換画像を表示するにあたり、すでに変換画像を
表示するウィンドウが画像表示部5に存在するかどうか
をチェックする。もし変換画像を表示するウィンドウが
ない場合には、S63において変換画像ウィンドウを作
成する。S64においては変換画像を画像表示部5に表
示する。
【0202】以上、説明したように輝度、彩度、色相の
3つのパラメータを同時に変更する場合であっても、ひ
とつの設定マトリクスを作成することが可能である。な
お、前述したステップ1からステップ5までの設定マト
リクスの手順は複雑なマトリクス計算を効率よく行うた
めの手法を含んでいる。従って、必ずしもステップ1か
らステップ5までの手順を経る必要はなく、その他の順
番、或いはその他の手法により設定マトリクスを生成す
るようにしても構わない。
【0203】次に、これまで述べた色調整部2の動作に
より、画像がどのように調整されるかを実験結果をもと
に、図14〜図16を参照して説明する。
【0204】まず、図14について説明する。図14
は、(1)の輝度のマウスポインタ503が移動した場
合の原画像51と調整画像52の輝度分布を示した図で
ある。(a)が原画像51の輝度分布、(b)が調整画
像52の輝度分布に対応する。一般に、色は輝度、彩
度、色相で表現されることはよく知られている。図14
はこのうちの輝度のグラフである。グラフの横軸は輝度
であり、0が暗い色、255が明るい色に対応するよう
に値を定めている。縦軸は、頻度を示していて任意スケ
ールである。この場合、輝度を下げるようにマウスポイ
ンタ503を移動させており、グラフが左側に延びてい
ることからこの事がよくわかる。また、他の彩度、色相
の分布の変化はほとんど無かった。このように、(1)
の処理(S25)により色の輝度相当量を調整すること
ができる。
【0205】次に、図15について説明する。図15
は、(2)の彩度のマウスポインタ503を移動させた
場合の原画像51と調整画像52の彩度分布を示した図
である。(a)が原画像51の彩度分布、(b)が調整
画像52の彩度分布に対応する。グラフの横軸は彩度で
あり、0が鈍い色、255が鮮やかな色に対応するよう
に値を定めている。縦軸は、頻度を示していて任意スケ
ールである。この場合、彩度が上がるようにマウスポイ
ンタ503を移動させており、グラフからこの事がよく
わかる。なお、原画像51の最も鮮やかな色(値25
5)は、調整画像52ではそれ以上に鮮やかさがないた
め最も鮮やかな色のまま(値255のまま)とする。ま
た、他の輝度、色相の分布の変化はほとんど無かった。
このように、(2)の処理により色の彩度相当量を調整
することができる。
【0206】次に、図16について説明する。図16で
は、(3)の色相のマウスポインタ503を移動させた
場合の原画像51と調整画像52の色相分布を示した図
である。(a)が原画像51の色相分布、(b)が調整
画像52の色相分布に対応する。グラフの横軸は色相で
あり、0が赤色、(2/3)πが青色、(4/3)πが
緑色に対応している。色相は循環しているため、2πで
ふたたび赤色に戻る。縦軸は、頻度を示していて任意ス
ケールである。この場合、色相が負の方向、すなわち、
青色が赤色に近づくようマウスポインタ503を移動さ
せており、グラフからこの事がよくわかる。原画像51
の赤色(値0、図中、P1で示す。)は、色が循環して
いるため、調整画像52では緑色と赤色の間の色、すな
わち、黄色に調整されている。また、他の輝度、彩度の
分布の変化はほとんど無かった。このように、(3)の
処理により色の色相相当量を調整することができる。
【0207】実施例2.次に、本発明の第2の実施例を
図17を参照して説明する。図17は画像表示部5の詳
細図である。図中、5050は原画像51の彩度色相情
報グラフ、5051は調整画像52の彩度色相情報グラ
フである。そのほかは、図2に示したものと同等である
ので省略する。
【0208】この実施例の動作は図3に示したものと同
等であるのでその説明を省略する。ただし、原画像51
の色情報は輝度情報グラフ5000、彩度色相情報グラ
フ5050に表示し、調整画像52の色情報は輝度情報
グラフ5001、彩度色相情報グラフ5051に表示す
る。
【0209】次に、彩度色相情報グラフ5050および
5051の詳細表示とマウスポインタ503の動作につ
いて、図18を参照して説明する。図18は彩度色相情
報グラフ5050、5051を示している。説明のた
め、右水平方向をx方向、上垂直方向をy方向とし、6
角形のグラフの中心をxy座標の原点とする。画像信号
(r、g、b)の彩度色相情報グラフの表示は次のよう
に行う。表示位置は、 x=(√3)×(b−g)/2 y=r−(b+g)/2 である点(x,y)とする。その点の表示色は、画像信
号(r、g、b)の3成分のうち最小値をminとし
て、 色=(r−min、g−min、b−min) とする。このようにすることにより、色の彩度の分布状
況と色相の分布状況を同時に表示できる。
【0210】次に、原画像51の彩度色相情報グラフ5
050上に設置してあるマウスポインタ503の動作に
ついて述べる。マウスポインタ503は、彩度色相情報
グラフ上に3個置かれており、それぞれ画像信号の各成
分に対応する。マウスポインタ503は、中心方向と周
方向に移動可能で、中心方向の移動量が彩度変化量Δc
r、Δcg、Δcbとなり、周方向の移動量が色相変化
量Δhr、Δhg、Δhbとなる。いずれのマウスポイ
ンタ503も正方向、負方向に移動可能である。このよ
うに、彩度情報と色相情報を同一グラフに表示すること
により、マウスポインタ503の数を減らすことがで
き、さらに、マウスポインタ503の2次元方向への移
動で彩度、色相の変化量を指示することができる。
【0211】以上の構成の画像表示部5を設けることに
より実施例1と同様の効果を奏する。
【0212】実施例3.上記実施例では、画像信号がr
gb、cmy、XYZで表現されている場合である。J
ISで定められている色空間CIELAB、CIELU
Vで表現されている場合は、色調整部2の動作は変更さ
れる。色調整部2の動作の流れは、図9で示したものと
同様になる。この場合、S25からS27のマトリクス
設定方法が次のようになる。
【0213】(1)輝度のマウスポインタ503が移動
した場合−S25 CIELAB、CIELUVでは輝度と、彩度および色
相が完全に分離されているために、設定マトリクスNが
変化する。画像表示部5から送られてくる最大輝度をL
max、最小輝度をLminとする。また、調整最大輝
度をALmax、調整最小輝度をALminとすると、
設定マトリクスNは、
【0214】
【数46】
【0215】また、マトリクスJに相当するものは、
【0216】
【数47】
【0217】である。
【0218】(2)彩度のマウスポインタ503が移動
した場合−S26 彩度変化量をΔC1、ΔC2として、マトリクスを設定
する。設定マトリクスをNとして、
【0219】
【数48】
【0220】と求める。
【0221】(3)色相のマウスポインタ503が移動
した場合−S27 色相変化量をΔH1、ΔH2として、マトリクスを設定
する。設定マトリクスをNとして、
【0222】
【数49】
【0223】と求める。
【0224】画像信号がCIELAB、CIELUVで
ある場合には、マトリクス設定を変更することにより、
前記実施例と同様の効果を奏する。
【0225】実施例4.次に、本発明の第4の実施例を
図19を参照して説明する。図19はこの実施例におけ
る色調整部2の動作を示すフローチャート図である。図
中、S31はマトリクス保存処理を示す作業部である。
そのほかは、図9に示したものと同一なので説明を省略
する。
【0226】次に動作について説明する。終了スイッチ
504が押された場合、S31のマトリクス保存処理を
行う。これは、調整されたマトリクスを記憶装置6に保
存する処理である。この作業の後、色調整部2の動作は
S30の”終わり”となる。このマトリクス保存処理
は、次回の調整作業を不要にするものである。すなわ
ち、次回調整時にこの保存されたマトリクスを用いれ
ば、実施例1で示した一連の調整作業を省くことがで
き、時間の効率化につながる。
【0227】実施例5.次に、第5の実施例を図20を
参照して説明する。図20において、9は色調整マトリ
クスが送受信可能な外部のカラー画像装置である。外部
カラー画像装置は具体的には、ディスプレイ、プリン
タ、複写機、スキャナなどである。そのほかは、図1に
示したものと同等なので説明を省略する。
【0228】外部カラー画像装置9は外部装置インター
フェース部4に接続される。色調整マトリクスは、両者
の間を送受信される。
【0229】次に、実施例5の動作を、色調整部2の動
作に即して説明する。図21は色調整部2の動作を示す
フローチャート図である。色調整部2は、S20の”始
め”からスタートする。ついで、S21において外部装
置インターフェース部4の情報を問い合わせ、外部カラ
ー画像装置9が接続されているか否かの判定を行う。
【0230】外部カラー画像装置9が接続されていない
場合、S22の原マトリクス作成に進む。原マトリクス
には例えば次のマトリクスを作成する。
【0231】
【数50】
【0232】外部カラー画像装置9が接続されている場
合は、S23の外部装置インターフェース4からのマト
リクス受信に進む。外部インターフェース4は、スキャ
ナや、プリンタ、ディスプレイといった外部カラー画像
装置9に対して、外部カラー画像装置9で使用している
マトリクスの受信を行い。色調整部2に送る。この受信
マトリクスを次のように書くこととする。
【0233】
【数51】
【0234】以降の説明のために、原マトリクスと受信
マトリクスを合わせて次のように書くこととする。
【0235】
【数52】
【0236】S24では画像表示部5からの指示を監視
していて、指示があるまで24はループ状態にあり、処
理は何も行わない。画像表示部5からの指示があると次
の四つの処理に分岐する。 (1)輝度のマウスポインタ503が移動した場合 (2)彩度のマウスポインタ503が移動した場合 (3)色相のマウスポインタ503が移動した場合 (4)終了スイッチ504が押された場合 以下この各処理について説明する。
【0237】(1)輝度のマウスポインタ503が移動
した場合−S25 S25は、実施例1および実施例2で示した処理と同等
なので説明を省略する。
【0238】(2)彩度のマウスポインタ503が移動
した場合−S26 S26も、実施例1および実施例2で示した処理と同等
なので説明を省略する。
【0239】(3)色相のマウスポインタ503が移動
した場合−S27 S27は、実施例1および実施例2で示した処理と同等
なので説明を省略する。
【0240】(1)または(2)または(3)の処理が
終了すると、S28の調整画像の作成に移る。これは、
画像表示部5に表示されている原画像51から調整画像
52を作成する処理である。ついで、S29の画像表示
部5への送信に移り、作成された調整画像は、画像表示
部5に送られ表示される。その後、S24の画像表示部
5からの指示を待つループ状態にはいる。これにより、
色調整を何回でも行うことが可能になる。
【0241】(4)終了スイッチ504が押された場合 終了スイッチ504が押された場合は、S31のマトリ
クス保存処理を行う。設定マトリクスを、記憶装置6に
保存する。これは、次回の調整作業を不要にするもの
で、次回調整時にはこの保存されたマトリクスを用いれ
ば一連の作業を省くことができる。ついで、S32の外
部インターフェース部4へのマトリクス送信に移る。こ
こでは、外部カラー画像装置9が接続されている場合、
設定マトリクスを外部カラー画像装置9に送信する処理
を行う。この処理により、外部カラー画像装置9内部の
色補正処理のマトリクスを変更することが可能になる。
これらの処理を終了した色調整部2の動作はS30の”
終わり”となる。
【0242】以上のような構成をとることにより、外部
カラー画像装置9の色調整装置として、本カラー画像装
置を使用することが可能となる。
【0243】実施例6.上記実施例では、画像表示部5
の色情報表示部50、原画像51、調整画像52を同一
の表示媒体上に表示するものを示したが、これは必ずし
も同一の表示媒体である必要はなく、例えば、色情報表
示部50をディスプレイ(図示せず)、原画像51およ
び調整画像52をプリンタ(図示せず)としてもよい。
【0244】実施例7.上記実施例では、画像表示部5
で色情報表示部50、原画像51、調整画像52を表示
する方法を示したが、これらの表示を行わず、色調整量
と色情報分布との対応が明確である調整指示だけをキー
ボードなどで行い、色調整を実施するカラー画像装置で
もよい。
【0245】実施例8.上記実施例2では、彩度色相情
報グラフ5050および5051を6角形で表示した
が、円形表示してもよい。この場合、画像信号を輝度、
彩度、色相に変換し、彩度を動経、色相を傾角として表
示する。
【0246】以上のように上記実施例では、電気的に表
現されたカラー画像に対して色を調整するカラー画像装
置において、原画像と調整画像を同時に表示できる画像
表示手段、原画像および調整画像の色情報を表示する色
情報表示手段、色調整量と色情報との対応が明確な色情
報表示手段上に設けられた調整指示手段、調整指示に基
づき色調整マトリクスを設定するマトリクス設定手段、
色調整マトリクスを記憶する記憶手段と、色調整マトリ
クスを送受信する色調整マトリクス送受信手段を備えた
ことを特徴とする。
【0247】本実施例に係わるカラー画像装置は、原画
像51と調整画像52を同時に表示できる画像表示手
段、調整対象になる原画像51および調整画像52の色
情報を表示する色情報表示手段を持ち、さらに、その色
情報表示手段に設けられた色調整量と色情報分布との対
応が明確にである調整指示手段、その調整指示に基づき
色調整マトリクスを設定するマトリクス設定手段、設定
マトリクスを記憶する記憶手段、色調整マトリクスを外
部装置と送受信する手段を設けたので、カラー調整の指
示、色情報グラフ、調整画像との対応が明確になり、色
調整指示の操作性が向上し、かつ、使用者が自ら色を簡
単に調整できる効果があり、さらに、外部カラー画像装
置の色の調整も容易にできる効果がある。
【0248】また、色情報表示手段は、画像データの色
成分分布、輝度分布、色相分布、彩度分布、色相彩度同
時表示分布のひとつであることを特徴とする。また、色
情報表示手段のグラフは、色情報の各値の適した色を着
色して頻度を表示することを特徴とする。また、調整指
示手段は、移動方向が調整項目の種類を、移動量が調整
量を表す、色情報表示手段上に設けられたポインタをマ
ウスで移動させることを特徴とする。さらに、色調整マ
トリクスを、輝度、色相、彩度の各々の調整量に応じて
変更できる色調整マトリクス設定手段を有することを特
徴とする。また、色情報表示手段に使用する色空間が、
画像信号そのものの色空間、または、CIERGB、C
IEXYZ、CIELAB、CIELUVのいずれかで
あることを特徴とする。また、調整マトリクス設定手段
が、画像信号そのものの座標、CIERGB、CIEX
YZとCIELAB、CIELUVとでは設定方法が異
なることを特徴とする。
【0249】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば色情報と
画像との対応が明確になり、色調整指示の操作性が向上
する。又、色調整マトリクスを用いる事により、異なる
色空間において調整量が指定される場合でも、画像デー
タの色空間を変更することなく色調整が可能になる。
【0250】また、この発明によれば、原画像と調整画
像と原画像の色情報を表示し、原画像の色情報に対して
色を調整するようにしたので、調整画像を容易に生成で
きるとともに調整前後にわたって画像を表示することが
できる。
【0251】また、この発明によれば、更に、調整画像
の色情報を表示するので調整後の色情報を調整前の色情
報と比較することができる。
【0252】また、この発明によれば、色調整マトリク
スを作成することにより、調整画像をマトリクス演算に
より生成することができる。
【0253】また、この発明によれば、生成した色調整
マトリクスを記憶し、再利用することができる。
【0254】また、この発明によれば、明度、色相、彩
度等の色の持つ属性毎に色情報を表示することができ
る。
【0255】また、この発明によれば、例えば、色相、
彩度を混合させて色情報を表示することができる。
【0256】また、この発明によれば、ポインタ操作に
より調整量を指示することができる。
【0257】また、この発明によれば、色情報を表示す
る場合に明度、色相、彩度等の属性を付して表示するこ
とができる。
【0258】また、この発明によれば、明度、色相、彩
度等の色情報に対してそれぞれ調整を指示された場合で
も1つの色調整マトリクスを生成して原画像から調整画
像を生成することができる。
【0259】また、この発明によれば、色を調整するた
めに色調整マトリクスを生成することができる。
【0260】また、この発明によれば、この色調整マト
リクスを用いることにより、色調整を容易に行うことが
できる。
【0261】また、この発明によれば、原画像が色調整
をしにくい第1の色空間で表されている場合に、色情報
表示手段が色調整のしやすい第2の色空間に変換した色
情報表示するので調整の指示がしやすくなる。また、色
調整マトリクスは、第1の色空間に基づく原画像に対し
てマトリクス演算を行うことにより、第2の色空間への
変換を伴うことなく第1の色空間に基づく調整画像を生
成することができる。
【0262】また、この発明によれば、プリンタやディ
スプレイ装置等の周辺装置から色調整マトリクスを入力
して新たな色調整マトリクスを生成し、再び周辺装置に
出力する。従って、周辺装置において取り扱われる画像
を本発明のカラー画像装置に基づいて、容易に変更する
ことが可能になる。
【0263】また、この発明によれば、第2の色空間の
種類は複数種類存在し、色調整マトリクス第2の色空間
の種類に基づいて異なる方式により生成され、複数種類
の色空間が存在している場合でも色調整マトリクスを生
成することにより色調整を可能とする。
【0264】また、この発明によれば、明度、彩度、色
相という色情報を用いて、調整量を指示するとともに、
色調整マトリクスは、彩度、色相、明度の順に色調整さ
れて生成される。
【0265】また、この発明によれば、原画像と原画像
の色情報を表示し、原画像の色情報に対して調整量を指
示することにより調整画像を表示するカラー画像調整方
法を提供する。
【0266】また、この発明によれば、調整画像の色情
報を表示することができる。
【0267】また、この発明によれば、色調整指示のし
やすい第2の色空間に基づいて色情報を表示して、その
調整量を指示させるとともに色調整マトリクスを生成し
て調整画像を生成することができる。
【0268】また、この発明によれば、原画像を表す第
1の色空間に基づくデータと色調整マトリクスの行列演
算に基づいて調整画像を生成することができる。従っ
て、原画像から調整画像を生成する場合には、第2の色
空間への変換を一切伴う必要はない。
【0269】また、この発明によれば、色情報をグラフ
を用いて、しかも対応する色を用いて表示するため、使
用者がカラー調整が容易に行える。また原画像と調整画
像及び、原画像の色情報と調整画像の色情報が同時に表
示されるため、両者を比較しながら調整することが可能
になる。また、この発明によれば、色調整マトリクスを
用いる事により調整指示を行う色空間が異なる場合で
も、画像データの色空間を調整を指示する色空間に変換
することなく画像を調整することができる。
【0270】また、この発明によれば、色情報表示手段
が1種類の属性に基づく色情報の分布、或は、複数種類
の属性に基づく分布を表示することができる。
【0271】また、この発明によれば、分布を表示する
場合に着色して表示することができる。
【0272】また、この発明によれば、色調整を色情報
に対応して設けられたマウスポインタの移動により行う
ことができる。
【0273】また、この発明によれば、色調整マトリク
スは、色の属性の各々に応じて1つのマトリクスが設定
される。
【0274】また、この発明によれば、色情報に用いる
色空間は複数存在しており、色情報表示手段はいずれか
の種類の色空間に基づいて色情報を表示する。
【0275】また、この発明によれば、色調整マトリク
スは、画像信号の色空間に基づいて設定方法が異なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるカラー画像装置の構成図であ
る。
【図2】 本発明の第1の実施例による画像表示部の詳
細図である。
【図3】 本発明の第1の実施例による画像表示部の動
作を説明する図である。
【図4】 本発明の第1の実施例による色情報表示部の
詳細と動作を説明する図である。
【図5】 本発明の第1の実施例による色情報表示部の
操作を説明する図である。
【図6】 本発明の第1の実施例による色情報表示部の
操作を説明する図である。
【図7】 本発明の第1の実施例による色情報表示部の
操作を説明する図である。
【図8】 本発明の第1の実施例による色調整部の調整
原理を説明する図である。
【図9】 本発明の第1の実施例による色調整部の動作
を説明する図である。
【図10】 本発明の第1の実施例による色調整部の動
作を説明する図である。
【図11】 本発明の第1の実施例による色調整部の動
作を説明する図である。
【図12】 本発明の第1の実施例による色調整部の動
作を説明する図である。
【図13】 本発明の第1の実施例による色調整部の動
作を説明する図である。
【図14】 本発明の第1の実施例による色調整の第1
実験結果を示す図である。
【図15】 本発明の第1の実施例による色調整の第2
実験結果を示す図である。
【図16】 本発明の第1の実施例による色調整の第3
実験結果を示す図である。
【図17】 本発明の第2の実施例による画像表示部の
詳細を示す図である。
【図18】 本発明の第2の実施例による色情報表示部
の詳細と動作を説明する図である。
【図19】 本発明の第4の実施例による色情報表示部
の操作を説明する図である。
【図20】 本発明の第5の実施例によるカラー画像装
置の構成図である。
【図21】 本発明の第5の実施例による色情報表示部
の操作を説明する図である。
【図22】 本発明によるシステム構成図である。
【図23】 本発明によるシステムブロック図である。
【図24】 本発明の第1の実施例による色調整部の動
作を説明する図である。
【図25】 従来の色補正装置の構成を示すブロック図
である。
【図26】 従来の色補正装置の色補正部の構成を示す
ブロック図である。
【図27】 従来の色調整のソフトウェアのダイアログ
ボックスを示す図である。
【図28】 従来の色調整のソフトウェアのダイアログ
ボックスを示す図である。
【図29】 従来の色調整のソフトウェアのダイアログ
ボックスを示す図である。
【図30】 従来のカラー画像の色調整方法方式を示す
図である。
【符号の説明】
1 カラー画像入力部、2 色調整部、3 カラー画像
出力部、4 外部装置インターフェース部、5 画像表
示部、50 色情報表示部、51 原画像、52 調整
画像、503 マウスポインタ、504 終了スイッ
チ、5000 原画像の輝度情報グラフ、5001 調
整画像の輝度情報グラフ、5010 原画像の彩度情報
グラフ、5011 調整画像の彩度情報グラフ、502
0 原画像の色相情報グラフ、5021 調整画像の色
相情報グラフ、5050 原画像の彩度色相情報グラ
フ、5051 調整画像の彩度色相情報グラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 8420−5L G06F 15/66 310 4226−5C H04N 1/46 Z

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有し、原画像と調整画像を
    用いて画像を調整するカラー画像装置 (a)原画像と調整画像を表示する画像表示手段、
    (b)上記原画像の色情報を解析し、解析した色情報を
    表示する色情報表示手段、(c)上記色情報表示手段に
    より表示された色情報に対して色調整を指示する調整指
    示手段、(d)上記調整指示手段の指示に基づき調整画
    像を生成し、上記画像表示手段により調整画像を表示さ
    せる調整手段。
  2. 【請求項2】 上記色情報表示手段は、さらに、調整画
    像の色情報を解析し、解析した色情報を表示することを
    特徴とする請求項1記載のカラー画像装置。
  3. 【請求項3】 上記調整手段は、調整指示手段の指示に
    よる色調整量に基づき、色調整マトリクスを生成するマ
    トリクス生成手段と、上記マトリクス生成手段により生
    成された色調整マトリクスを用いて原画像から調整画像
    を生成する調整画像生成手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のカラー画像装置。
  4. 【請求項4】 上記カラー画像装置は、さらに、上記マ
    トリクス生成手段により生成された色調整マトリクスを
    記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項3記
    載のカラー画像装置。
  5. 【請求項5】 上記色情報表示手段は、色のもつ属性ご
    とに、原画像を解析するとともに、各属性ごとの分布を
    色情報として表示することを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像装置。
  6. 【請求項6】 上記色情報表示手段は、複数の属性の分
    布を混合させて色情報として表示することを特徴とする
    請求項1記載のカラー画像装置。
  7. 【請求項7】 上記調整指示手段は、上記色情報表示手
    段により表示された複数の属性の分布を混合させた色情
    報に対して調整量を指定するポインタを備え、ポインタ
    の移動方向により調整すべきいずれかの属性を選択し、
    ポインタの移動量により選択した属性の調整量を指示す
    ることを特徴とする請求項6記載のカラー画像装置。
  8. 【請求項8】 上記色情報表示手段は、上記色情報を表
    示する場合に、表示する色情報にその色情報に対応する
    属性を付して表示することを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像装置。
  9. 【請求項9】 上記色情報表示手段は、複数の属性に関
    する色情報を同時に表示し、上記調整指示手段は、複数
    の属性に関する調整を指示し、上記マトリクス生成手段
    は、複数の属性に関する調整指示に応じてひとつの色調
    整マトリクスを生成することを特徴とする請求項3記載
    のカラー画像装置。
  10. 【請求項10】 以下の要素を有するカラー画像装置 (a)原画像を入力して原画像の色情報を解析し、解析
    した色情報を表示する色情報表示手段、(b)上記色情
    報表示手段により表示された色情報に対して色の調整を
    指示する調整指示手段、(c)上記調整指示手段の指示
    に基づいて色調整マトリクスを生成するマトリクス生成
    手段、(d)上記マトリクス生成手段により生成された
    色調整マトリクスを出力する出力手段。
  11. 【請求項11】 上記原画像は、第1の色空間に基づく
    座標データで表わされ、上記色情報表示手段は、第1の
    色空間に基づく座標データを第2の色空間に基づく座標
    データに変換し、変換した第2の色空間に基づく座標デ
    ータから原画像の色情報を求めるとともに、上記調整指
    示手段は、色調整量を第2の色空間に基づく座標データ
    で指示し、上記マトリクス生成手段は、上記調整指示手
    段により指示された第2の空間に基づく座標データを用
    いて色調整マトリクスを生成し、この色調整マトリクス
    は原画像を表わしている第1の色空間に基づく座標デー
    タとのマトリクス演算を行うことによって上記調整指示
    手段の指示に基づく調整後の第1の色空間に基づく座標
    データを生成するものであることを特徴とする請求項3
    又は10記載のカラー画像装置。
  12. 【請求項12】 上記カラー画像装置は、さらに、色調
    整マトリクスを用いて動作する周辺装置を備え、上記マ
    トリクス生成手段は、上記周辺装置から色調整マトリク
    スを入力し、入力した色調整マトリクスを用い、上記調
    整指示手段の指示に基づいて新たな色調整マトリクスを
    生成し、上記出力手段は、マトリクス生成手段が生成し
    た色調整マトリクスを上記周辺装置に出力することを特
    徴とする請求項10記載のカラー画像装置。
  13. 【請求項13】 上記色情報表示手段が使用する第2の
    色空間の種類は、第1の色空間及びCIERGB、CI
    EXYZ、CIELAB、CIELUVのいずれかであ
    るとともに、上記マトリクス生成手段は、第2の色空間
    の種類によって異なる方式を用いて色調整マトリクスを
    生成することを特徴とする請求項11記載のカラー画像
    装置。
  14. 【請求項14】 上記色情報表示手段は、明度、彩度、
    色相の色情報を表示し、上記調整指示手段は、明度、彩
    度、色相の色情報に対して調整量を指示し、上記マトリ
    クス生成手段は、彩度に関する調整量を用いて色調整マ
    トリクスを生成し、次に、色相に関する調整量を用いて
    色調整マトリクスを生成し、次に、明度に関する調整量
    を用いて色調整マトリクスを生成することを特徴とする
    請求項10、11又は12記載のカラー画像装置。
  15. 【請求項15】 以下の工程を有し、原画像と調整画像
    を用いて画像を調整するカラー画像調整方法 (a)原画像を表示する画像表示工程、(b)上記原画
    像の色情報を解析し、解析した色情報を表示する原画像
    用色情報表示工程、(c)上記原画像用色情報表示工程
    により表示された色情報に対して色調整量を指示する調
    整指示工程、(d)上記調整指示工程の指示に基づき調
    整画像を生成し、上記画像を表示する調整画像表示工
    程。
  16. 【請求項16】 上記カラー画像調整方法は、さらに、
    調整画像の色情報を解析し、解析した色情報を表示する
    調整画像用色情報表示工程を備えたことを特徴とする請
    求項15記載のカラー画像調整方法。
  17. 【請求項17】 以下の工程を有し、第1の色空間に基
    づく座標データで表わされる原画像と調整画像を用いて
    画像を調整するカラー画像調整方法 (a)上記原画像を表わす第1の色空間に基づく座標デ
    ータを第2の色空間に基づく座標データに変換して色情
    報を求め表示する色情報表示工程、(b)上記色情報表
    示工程により表示された色情報に対して第2の色空間に
    基づく座標データを用いて色の調整を指示する調整指示
    工程、(c)上記調整指示工程による指示に基づいて、
    原画像を調整する色調整マトリクスを生成するマトリク
    ス生成工程、(d)上記マトリクス生成工程により生成
    された色調整マトリクスを用いて、調整画像を生成する
    調整画像生成工程。
  18. 【請求項18】 上記調整画像生成工程は、原画像を表
    す第1の色空間に基づく座標データと色調整マトリクス
    との行列演算を実行して、原画像を調整画像へ直接変換
    をすることを特徴とする請求項17記載のカラー画像調
    整方法。
  19. 【請求項19】 電気的に表現されたカラー画像に対し
    て色を調整するカラー画像装置において、 原画像と調整画像を同時に表示できる画像表示手段と、 原画像および調整画像の色情報を表示する色情報表示手
    段と、 色情報表示手段とともに設けられ、色情報に対応して色
    調整量を指示する調整指示手段と、 調整指示に基づき色調整マトリクスを設定するマトリク
    ス設定手段とを備えたことを特徴とするカラー画像装
    置。
  20. 【請求項20】 上記色情報表示手段は、少なくとも画
    像データの色成分分布、輝度分布、色相分布、彩度分
    布、色相彩度同時表示分布のいずれか1つの分布を表示
    することを特徴とする請求項19記載のカラー画像装
    置。
  21. 【請求項21】 上記色情報表示手段は、上記分布を表
    示する場合に、色情報の各値の適した色を着色して頻度
    を表示することを特徴とする請求項20記載のカラー画
    像装置。
  22. 【請求項22】 上記調整指示手段は、色情報表示手段
    により表示された色情報に対応して設けられたポインタ
    をポインタ指定手段で移動させ、その移動方向が調整項
    目の種類を表し、その移動量が調整量を表すことを特徴
    とする請求項20記載のカラー画像装置。
  23. 【請求項23】 上記マトリクス設定手段は、色調整マ
    トリクスを、輝度、色相、彩度の各々の調整量に応じて
    変更できることを特徴とする請求項19記載のカラー画
    像装置。
  24. 【請求項24】 上記色情報表示手段に使用する色空間
    が、画像信号そのものの色空間、または、CIERG
    B、CIEXYZ、CIELAB、CIELUVのいず
    れかであることを特徴とする請求項19記載のカラー画
    像装置。
  25. 【請求項25】 マトリクス設定手段は、画像信号その
    ものの座標、CIERGB、CIEXYZとCIELA
    B、CIELUVとでは色調整マトリクスの設定方法が
    異なることを特徴とする請求項19記載のカラー画像装
    置。
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