JPH0799619A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0799619A
JPH0799619A JP5253459A JP25345993A JPH0799619A JP H0799619 A JPH0799619 A JP H0799619A JP 5253459 A JP5253459 A JP 5253459A JP 25345993 A JP25345993 A JP 25345993A JP H0799619 A JPH0799619 A JP H0799619A
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JP
Japan
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level
brightness
conversion curve
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image processing
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JP5253459A
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Inventor
Kanta Yasuda
幹太 安田
Masami Ogata
昌美 緒形
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 所定の画像処理単位毎のアナログ輝度信号が
A/D変換器5でディジタル記録信号に変換され、フレ
ームメモリ30に記憶されると共に、累積分布作成器1
0で輝度信号に対する画素の累積分布が算出される。マ
イクロコンピュータ20内のCPU22は、上記画素の
累積分布から輝度の基本変換曲線を算出し、RAM21
内に輝度変換テーブルを作成する。上記フレームメモリ
30から出力させる輝度信号は、輝度レベル変換器40
で上記輝度変換テーブルに基づいて変換された後、D/
A変換器50でアナログ輝度信号に変換される。 【効果】 画像を適切な輝度で出力し、画面上のちらつ
きを抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョンモ
ニタやカラープリンタ等のカラー画像を出力する画像処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビジョンの従来の輝度変換方
式としては、図13に示すような入出力特性を有するオ
ートペデスタル回路がある。このオートペデスタル回路
は、入力輝度信号Yの最も黒いレベルを検出し、そのレ
ベルをペデスタルレベルにまで引き込む(レベルを下げ
る)ようなフィードバックをかけるものである。この引
込みの度合いは、最も黒いレベルに応じて図13の矢印
で示されるように変化する。このように黒部を伸張する
ことにより主観的に好ましい画像を得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13にお
いて入力輝度信号レベルY0 は固定されており、従来の
オートペデスタル回路では、輝度を下げるレベルの範囲
が固定されているため、入力画像に対して真に適応的な
処理ができない。例えば、平均的な輝度レベルの小さい
(暗い)画像が入力された場合、このような画像では本
来は黒部の階調が必要とされるのであるが、従来のオー
トペデスタル回路では黒つぶれが生じてしまう。
【0004】また、中間部からハイライト部にかけて
は、入力輝度信号を変換しないのでダイナミックレンジ
を有効に使用していない。
【0005】さらに、時間的な連続性については特に考
慮していないので、前の画像と現在の画像は同じである
にもかかわらず、最も黒いレベルが急に変化すると、入
出力特性が急激に変化するため、それに応じて画面全体
にフリッカのようなちらつきが生じてしまい画質の劣化
を引き起こす。
【0006】そこで、上述の如き従来の実情に鑑み、本
発明の目的は、画像が劣化することなく、適切な輝度変
換を行うことができる画像処理装置を提供することにあ
る。さらに、本発明の他の目的は、時間的な連続性を確
保した適応的輝度変換を行うことができる画像処理装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の発明は、量子化された入力画像データに
基づいて表示のための画像データを求めて出力する画像
処理装置において、上記入力画像データの所定の画像処
理単位毎に輝度レベルに対する画素の累積分布を算出す
る累積分布算出手段と、上記累積分布算出手段により算
出された累積分布を用いて出力輝度レベルを表す輝度変
換曲線を求める輝度変換曲線算出手段と、上記輝度変換
曲線算出手段により求められた輝度変換曲線の値に基づ
いて輝度信号の輝度レベルを変換して出力する輝度レベ
ル変換手段とを有して成ることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、第2の発明は、第1の発明に係る画
像処理装置において、上記輝度変換曲線算出手段により
求められる輝度変換関数を用い、前の画像に作用させた
輝度変換曲線と現在の画像から求まる輝度変換曲線とに
所定の重み付けをして足し合わせた値を算出し、この算
出された値を用いて出力輝度レベルを表す輝度変換曲線
を求めることを特徴とするものである。
【0009】また、第3の発明は、第1の発明に係る画
像処理装置において、上記累積分布算出手段により求め
られる前の画像の累積分布と現在の画像の累積分布との
変化量に応じて、上記輝度変換曲線を切り換えるか否か
を判別することを特徴とするものである。
【0010】また、第4の発明は、第3の発明に係る画
像処理装置において、上記変化量を所定の閾値で別弁す
ることにより上記輝度変換曲線の切り換えを行うことを
特徴とするものである。
【0011】また、第5の発明は、第1の発明に係る画
像処理装置において、上記累積分布算出手段により算出
された累積分布から白レベルと中間レベルと黒レベルを
算出するレベル算出手段を備え、上記輝度変換曲線算出
手段は上記レベル算出手段により算出された各レベルか
ら輝度変換曲線を求めることを特徴とするものである。
【0012】また、第6の発明は、第5の発明に係る画
像処理装置において、上記レベル算出手段により算出さ
れた白レベルと中間レベルと黒レベルをそれぞれ時間的
に平滑化する平滑化手段を備え、上記輝度変換曲線算出
手段は上記平滑化手段により平滑化された各レベルから
輝度変換曲線を求めることを特徴とするものである。
【0013】さらに、第7の発明は、第6の発明に係る
画像処理装置において、上記累積分布算出手段により算
出された累積分布について、時間的に隣接する画像間の
差分を検出し、その差分値が所定の閾値よりも大きいと
きに上記平滑化手段の動作を停止させる制御手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】第1の発明に係る画像処理装置では、量子化さ
れた入力画像データについて、累積分布算出手段により
所定の画像処理単位毎に輝度レベルに対する画素の累積
分布を算出し、その累積分布に基づいて輝度変換曲線算
出手段により出力輝度レベルを表す輝度変換曲線を求
め、輝度レベル変換手段により上記輝度変換曲線の値に
基づいて出力輝度信号の輝度レベルを変換する。
【0015】また、第2の発明に係る画像処理装置で
は、第1の発明に係る画像処理装置において、上記輝度
変換曲線算出手段により前の画像に作用させた輝度変換
曲線と現在の画像から求まる輝度変換曲線とに所定の重
み付けをして足し合わせた値を用いて出力輝度レベルを
表す輝度変換曲線を求める。
【0016】また、第3の発明に係る画像処理装置で
は、第1の発明に係る画像処理装置において、上記累積
分布算出手段により求められる前の画像の累積分布と現
在の画像の累積分布との変化量に応じて、上記輝度変換
曲線を切り換えるか否かを判別する。
【0017】また、第4の発明に係る画像処理装置で
は、第3の発明に係る画像処理装置において、上記変化
量を所定の閾値で別弁することにより上記輝度変換曲線
の切り換えを行う。
【0018】また、第5の発明に係る画像処理装置で
は、第1の発明に係る画像処理装置において、上記累積
分布算出手段により算出された累積分布からレベル算出
手段により白レベルと中間レベルと黒レベルを算出し、
算出された各レベルから上記輝度変換曲線算出手段によ
り輝度変換曲線を求める。
【0019】また、第6の発明に係る画像処理装置で
は、第5の発明に係る画像処理装置において、上記レベ
ル算出手段により算出された白レベルと中間レベルと黒
レベルを平滑化手段によりそれぞれ時間的に平滑化し、
平滑化された各レベルから上記輝度変換曲線算出手段に
より輝度変換曲線を求める。
【0020】さらに、第7の発明に係る画像処理装置で
は、第6の発明に係る画像処理装置において、上記累積
分布算出手段により算出された累積分布について、制御
手段により、時間的に隣接する画像間の差分を検出し、
その差分値が所定の閾値よりも大きいときに上記平滑化
手段の動作を停止させる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図
面を参照しながら説明する。図1には、本発明に係る画
像処理装置の概略的な構成を示す。
【0022】この図1において、画像の1フレーム(又
は1フィールド)を画像処理単位とし、入力画像を構成
するアナログ輝度信号YはA/D(アナログ/ディジタ
ル)変換器5でディジタル輝度信号Lに変換、即ち量子
化される。上記ディジタル輝度信号Lは、累積分布作成
器10及びフレームメモリ30に送られる。
【0023】上記累積分布作成器10では、上記ディジ
タル輝度信号Lを一定間隔でサンプリングし、このサン
プリングされたディジタル輝度信号Lに対する画素の低
輝度(黒)側からの累積分布を算出する。即ち、各輝度
毎の頻度(画素の個数)を取り、低輝度側から累算して
いくことにより累積分布を得る。上記算出されたディジ
タル輝度信号Lに対する画素の累積分布は、マイクロコ
ンピュータ20内のRAM(ランダムアクセスメモリ)
21に送られ、記憶される。また、上記フレームメモリ
30は、上記ディジタル輝度信号Lを順に蓄える。
【0024】上記マイクロコンピュータ20は、CPU
(中央処理装置)22、このCPU22により用いられ
るプログラム及びデータが予め格納されたROM(リー
ドオンリメモリ)23、上記CPU22のワークエリア
として用いられるRAM21から構成されている。上記
マイクロコンピュータ20は、上記RAM21に記憶さ
れたディジタル輝度信号Lに対する画素の累積分布を受
取り、輝度の変換曲線を算出し、上記RAM21内に輝
度変換テーブルZ(L)を作成する。この輝度変換テー
ブルZ(L)は輝度レベル変換器40に送られる。
【0025】上記輝度レベル変換器40では、上記輝度
変換テーブルZ(L)を参照し、上記フレームメモリ3
0から出力されるディジタル輝度信号Lを変換する。こ
の輝度変換されたディジタル輝度信号L´は、必要なら
ばD/A(ディジタル/アナログ)変換器50によりア
ナログ輝度信号Y´に変換される。
【0026】上記マイクロコンピュータ20では、例え
ば図2のフローチャートに示すような処理を行う。
【0027】上記マイクロコンピュータ20は、上記累
積分布作成器10により、上記RAM21内に入力画像
の1フレーム(又は1フィールド)分の累積分布の値が
作成、記憶された後に割り込みがかかり、図2のフロー
チャートに示す処理を開始する。
【0028】ここで、上記累積分布は図3のaの実線で
示されるものとする。最初にステップS11で、上記累
積分布より、累積度数が予め決められた度数NS
M ,N H を越える入力輝度レベルLS ,LM ,LH
見出す。これらのレベルLS ,L M ,LH は、それぞれ
各画像の黒レベル,中間レベル,白レベルに対応する。
【0029】次のステップS12では、上記ステップS
10で算出された各レベルLS ,L M ,LH を用いて、
全ての量子化レベルに対する(1)式で示す輝度変換関
数X(L)の値を算出し、輝度変換曲線による変換テー
ブルZ(L)を上記RAM21に書き込む。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、出力輝度レベルL´S ,L´
H は、次の(2)式、(3)式で定義される。
【0032】
【数2】L´S =LS −ΔLS ・・・(2)
【0033】
【数3】L´H =LH +ΔLH ・・・(3)
【0034】但し、上記輝度レベルL´S が0を下回っ
たときはL´S =0とし、上記輝度レベルL´H がL
MAX を上回ったときはL´H =LMAX とする。また、上
記累積度数NS ,NM ,NH 及び定数ΔLS ,ΔLH
予め決められているのに対し、上記入力輝度レベル
S ,LM ,LH は上記累積度数NS ,NM ,NH に対
応して入力画像から算出される値である。
【0035】上記(1)式による輝度変換は、累積分布
を算出するときにサンプリングを全画素に対して行った
場合には、暗いほうから累積度数NS ピクセルが占める
入力輝度レベルの範囲0≦L≦LS 、及び明るいほうか
ら(全画素数−累積度数NH)ピクセルが占める入力輝
度レベルの範囲LH ≦L≦LMAX を圧縮し、その中間部
である(累積度数NH −累積度数NS )ピクセルの占め
る入力輝度レベルの範囲LS ≦L≦LH を、入力輝度レ
ベルLM を固定して伸長する処理となっている。ここ
で、累積度数NM は、伸長の中心である入力輝度レベル
M を決定するものである。また、上記定数ΔLS は入
力輝度レベルLS をどの程度下げるかを決めるものであ
り、上記定数ΔLH は入力輝度レベルLH をどの程度上
げるか決めるものである。図3のaで示される累積分布
は、上記(1)式で示す輝度変換変換X(L)により与
えられる図4に実線で示すような輝度変換曲線を用いる
ことにより図3のbで示すような累積分布に変換され
る。
【0036】また、上記マイクロコンピュータ20で
は、例えば図5のフローチャートに示すような処理を行
うようにしても良い。
【0037】上記マイクロコンピュータ20は、上記累
積分布作成器10により、上記RAM21内に入力画像
の1フレーム(又は1フィールド)分の累積分布の値が
作成、記憶された後に割り込みがかかり、図5のフロー
チャートに示す処理を開始する。
【0038】最初のステップS21では、上記累積分布
作成器10により作成された累積分布について、累積度
数が予め決められた度数NS ,NM ,NH を越える入力
輝度レベルLS ,LM ,LH を見出す。これらのレベル
S ,LM ,LH は、それぞれ各画像の黒レベル,中間
レベル,白レベルに対応する。
【0039】次のステップS22では、時間的な不連続
性が起こらないように各レベルLS,LM ,LH を次の
(4)式に従い時間的に平滑化する。
【0040】
【数4】 LX ←k・LX +(1−k)・LX OLD (X=S,M,H)・・・(4)
【0041】ただし、LX OLD (X=S,M,H)は、
前の1フレーム(又は1フィールド)の輝度変換曲線を
構成する黒レベル,中間レベル及び白レベルである。こ
のようなパラメータLS ,LM ,LH から輝度変換曲線
を構成することにより、階調変換に過去の履歴を反映さ
せることができ、時間的な変動の大きさを緩和すること
ができる。ここで、kは0から1の間の値をとるパラメ
ータであるが、1に近づくにしたがい過去の変換曲線の
寄与が大きくなり、変換曲線の時間的な変動は緩慢にな
る。
【0042】そして、次のスッテプS23では、上記ス
ッテプS21において上述のようにして時間的に平滑化
されたレベルLS ,LM ,LH を用いて、上記(1)式
によって輝度変換関数X(L)の値を計算し、輝度変換
曲線による変換テーブルZ(L)を上記RAM21に書
き込む。
【0043】ここで、図6、図7はある同一シーン中の
連続する2フレームに対してこのような時間的平滑化を
行なわずに輝度変換曲線を求めた例である。aが累積分
布、bが輝度変換曲線を表わしているが、累積分布には
ほとんど差が見られないのに対し、白レベルLH が不連
続的に変化するため変換曲線は急激に変わっている。こ
のような変換曲線の時間的な不連続性は、画面全体にフ
リッカのようなちらつきを引き起こし画質の劣化をまね
く。図8のaはこの同一シーンの累積分布から求めた白
レベルの履歴であるが、90フレーム付近で不連続に変
化している。これに対し図8のbは上記(4)式によっ
て時間的平滑化を施した白レベルの履歴であり、aに比
べ時間的な連続性が保たれているのがわかる。このよう
に時間的平滑化を施した黒レベル・中間レベル・白レベ
ルを用いて輝度変換曲線を構成することにより、フリッ
カの問題を解決できる。
【0044】そして、最後にステップ24で、黒,中
間,白レベルLS ,LM ,LH をLS OLD ,LM OLD
H OLD に保存して1フレーム(1フィールド)分の処
理を終了する。
【0045】また、上記マイクロコンピュータ20で
は、例えば図9のフローチャートに示すような処理を行
うようにしても良い。
【0046】上記マイクロコンピュータ20は、上記累
積分布作成器10により、上記RAM21内に入力画像
の1フレーム(又は1フィールド)分の累積分布の値が
作成、記憶された後に割り込みがかかり、図9のフロー
チャートに示す処理を開始する。
【0047】最初のステップS31では、上記累積分布
作成器10により作成された累積分布について、累積度
数が予め決められた度数NS ,NM ,NH を越える入力
輝度レベルLS ,LM ,LH を見出す。これらのレベル
S ,LM ,LH は、それぞれ各画像の黒レベル,中間
レベル,白レベルに対応する。
【0048】次のステップS32では、現在のフレーム
(又はフィールド)と1つ前のフレーム(又はフィール
ド)における累積分布の差の絶対値を輝度レベルごとに
足し合わせた量ΔAを次の(5)式の演算により求め
る。
【0049】
【数5】
【0050】ここで、A(L)は現在のフレーム(フィ
ールド)の累積分布のテーブルであり、AOLD (L)は
1つ前のフレーム(フィールド)の累積分布のテーブル
である。上記足し合わせた量ΔAはシーンの変わり目を
検出するためのものであり、次のステップS33では、
所定の閾値TH より小さいならば同一シーンであり、上
記閾値TH より大きいならばシーンの変わり目と判断さ
れる。このようにシーンの変わり目(シーンチェンジ)
を検出して処理を分けるのは、シーンが変わった時に、
変換の時間的な平滑化によって前のシーンの影響を後ろ
のシーンが受けないようにするためである。
【0051】すなわち、上記ステップS33において同
一シーンと判定された場合は、時間的な不連続性が起こ
らないように、次のステップS34では各レベルLS
M,LH を上記(4)式に従い時間的に平滑化する。
ここで(4)式のパラメータkは定数である必要はな
く、例えばシーンチェンジの度合いに応じて(上記ΔA
の大きさに応じて)変えてもよい。
【0052】次のステップS35では、このようにして
算出された各レベルLS ,LM ,L H を用いて、上記
(1)式によって輝度変換関数X(L)の値を計算し、
輝度変換曲線による変換テーブルZ(L)を上記RAM
21に書き込む。
【0053】そして、最後にステップS36で黒・中間
・白レベルLS ,LM ,LH 及び累積分布A(L)をL
OLD S ,LOLD M ,LOLD H ,AOLD (L)に保存して
1フレーム(フィールド)分の処理を終了する。
【0054】さらに、上記マイクロコンピュータ20で
は、例えば図10のフローチャートに示すような処理を
行うようにしても良い。
【0055】上記マイクロコンピュータ20は、累積分
布作成器10により、上記RAM21内に入力画像の1
フレーム(又は1フィールド)分の累積分布の値が作
成、記憶された後に割り込みがかかり、図10のフロー
チャートに示す処理を開始する。
【0056】ここで、上記累積分布は上述の図3のaの
実線で示されるものとする。最初にステップS41で、
上記累積分布より、予め決められた一定の累積度数
S ,N M ,NH に対応する入力輝度レベルLS
M ,LH を求めるとともに、上記(2)式、(3)式
で定義される出力輝度レベルL´S ,L´H を求める。
【0057】但し、上記輝度レベルL´S が0を下回っ
たときはL´S を0とし、上記輝度レベルL´H がL
MAX を上回ったときはL´H をLMAX とする。また、上
記累積度数NS ,NM ,NH 及び定数ΔLS ,ΔLH
予め決められているのに対し、上記入力輝度レベル
S ,LM ,LH は上記累積度数NS ,NM ,NH に対
応して入力画像から算出される値である。
【0058】例えば、上記累積度数NS が1であるなら
ば、上記入力輝度レベルLS は上記入力画像の1フレー
ム(フィールド)分の中で最も暗い輝度レベル(黒レベ
ル)に相当し、同様に、上記累積度数NH が上記入力画
像1フレーム(フィールド)分の全画素数であるなら
ば、上記入力輝度レベルLH は上記入力画像中で最も明
るい輝度レベル(白レベル)に相当することになる。但
し、実際には、上記累積度数NS は1より大きい所定の
値となり、上記累積度数NH は全画素数よりも小さい所
定の値となっている。
【0059】次に、ステップS42において、全ての量
子化レベルに対する輝度変換関数X(L)の値を算出す
る。この輝度変換関数X(L)は以下に示す上記(1)
式の輝度変換式により求められ、これにより、図4のa
の輝度変換曲線が得られる。
【0060】上記(1)式による輝度変換は、累積分布
を算出するときにサンプリングを全画素に対して行った
場合には、暗いほうから累積度数NS ピクセルが占める
入力輝度レベルの範囲0≦L≦LS 、及び明るいほうか
ら(全画素数−累積度数NH)ピクセルが占める入力輝
度レベルの範囲LH ≦L≦LMAX を圧縮し、その中間部
である(累積度数NH −累積度数NS )ピクセルの占め
る入力輝度レベルの範囲LS ≦L≦LH を、入力輝度レ
ベルLM を固定して伸長する処理となっている。ここ
で、累積度数NM は、伸長の中心である入力輝度レベル
M を決定するものである。また、上記定数ΔLS は入
力輝度レベルLS をどの程度下げるかを決めるものであ
り、上記定数ΔLH は入力輝度レベルLH をどの程度上
げるか決めるものである。図3のaで示される累積分布
は、上記輝度変換曲線を用いることにより図3のbで示
すような累積分布に変換される。
【0061】さらに、ステップS43に進んで、上述の
(5)式により現在のフレーム(フィールド)の累積分
布と1つ前のフレーム(フィールド)の累積分布との差
分の絶対値を輝度レベルごとに足し合わせた量ΔAを算
出する。
【0062】次のステップ44では、上記足し合わせた
量ΔAが所定の閾値TH より小さいか否かの判定を行
う。上記足し合わせた量ΔAが所定の閾値TH より小さ
いならば同一シーンであり、所定の閾値TH より大きい
ならばシーンの変わり目と判断され、シーンの変わり目
が検出される。このようにシーンの変わり目を検出して
処理を分けるのは、シーンが変わった時に、変換の時間
的な平滑化によって前のシーンの影響を後ろのシーンが
受けないようにするためである。
【0063】次に、実際に画像に作用させる関数F
(L)を算出する。この関数F(L)は時間的な変換の
平滑化を図るために用いている。シーンが変わった場合
又は一番最初のフレーム(フィールド)である場合に
は、上記ステップS44において上記足し合わせた量Δ
Aが所定の閾値TH より大きいと判別され、ステップS
45に進んで、上記輝度変換関数X(L)の値を上記実
際に画像に作用させる関数F(L)にそのままコピーす
る。また、同一シーンの場合には、上記ステップS44
において上記足し合わせた量ΔAが所定の閾値TH より
小さいと判別され、ステップS46に進んで、以下に示
す(6)式に基づいて上記実際に画像に作用させる関数
F(L)を更新する。
【0064】
【数6】 F(L)←k・X(L)+(1−k)・F(L)・・・(6)
【0065】上記(6)式は、あるフレーム(フィール
ド)に対する上記実際に作用させる関数F(L)が、そ
のフレーム(フィールド)から上記(1)式によって算
出される輝度変換関数X(L)と1つ前のフレーム(フ
ィールド)に実際に作用させた関数F(L)との重み付
き加算によって生成されるということを示している。こ
のような変換曲線の作り方をすれば過去の履歴を反映さ
せることができ、時間的な変動の大きさを緩和すること
ができる。
【0066】上記パラメータkは、上記実際に画像に作
用させる関数F(L)に対して、どの程度そのフレーム
から計算された輝度変換関数X(L)を反映させるかを
表すものである。上記パラメータkは定数である必要は
なく、例えばシーンチェンジの度合いに応じて(上記足
し合わせた量ΔAの大きさに応じて)変化させてもよ
い。
【0067】ここで、動画像の同一シーンであって自然
に変化している隣接する2つのフレーム(フィールド)
の出力輝度レベルを求める場合を考える。
【0068】例えば、上述の図6、図7に示した同一シ
ーン中の連続する2フレームの各累積分布について、時
間的平滑化を行なわずに求めた前フレームの輝度変換曲
線は図11のaのようになり、この輝度変換曲線を上記
(6)式により時間的に積分した変換曲線は図11のb
のようになる。また、時間的平滑化を行なわずに求めた
後フレームの輝度変換曲線は図12のaのようになり、
この輝度変換曲線を上記(7)式により時間的に積分し
た変換曲線を図12のbのようになる。上記図11及び
図12から、輝度変換曲線aの急激な変化に対して変換
曲線bは緩慢に変化していることがわかる。このよう
に、時間的に積分した変換曲線bを用いることにより、
時間的な連続性が保たれ、フリッカの問題を解決でき
る。
【0069】以上の各計算式においては、桁落ちを防ぐ
ために固定小数点演算を用いて行うが、最後に、ステッ
プS47で上記実際に画像に作用させる関数F(L)の
小数部を丸めて最終的な変換テーブルZ(L)を上記R
AM21に書き込む。
【0070】そして、上記輝度レベル変換器40は上記
変換テーブルZ(L)を参照し、フレームメモリ30内
の輝度信号を順に変換することにより、1フレーム(フ
ィールド)分の処理が完了する。
【0071】なお、上述の実施例は本発明の一例であ
り、例えばビデオカメラやカラープリンターに対しても
適用することができる。また、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲でその他の様々な構成が取り得ることは勿論であ
る。
【0072】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、第1
の発明に係る画像処理装置では、量子化された入力画像
データについて、累積分布算出手段により所定の画像処
理単位毎に輝度レベルに対する画素の累積分布を算出
し、その累積分布に基づいて輝度変換曲線算出手段によ
り出力輝度レベルを表す輝度変換曲線を求め、輝度レベ
ル変換手段により上記輝度変換曲線の値に基づいて出力
輝度信号の輝度レベルを変換するので、輝度変換に入力
画像の特徴を動的に取り入れることができ、対象画像に
対して適応的な処理をすることができる。また、輝度レ
ベル全域を考慮しているので、ダイナミックレンジを有
効に使用することができ、より適切なコントラストを表
現することが可能となる。
【0073】また、第2の発明に係る画像処理装置で
は、第1の発明に係る画像処理装置において、上記輝度
変換曲線算出手段により前の画像に作用させた輝度変換
曲線と現在の画像から求まる輝度変換曲線とに所定の重
み付けをして足し合わせた値を用いて出力輝度レベルを
表す輝度変換曲線を求めるので、時間方向に変換の平滑
化を行うことによって時間的な不連続性の問題を解決す
ることができる。
【0074】また、第3の発明に係る画像処理装置で
は、第1の発明に係る画像処理装置において、上記累積
分布算出手段により求められる前の画像の累積分布と現
在の画像の累積分布との変化量に応じて、上記輝度変換
曲線を切り換えるか否かを判別して、シーンの変わり目
を検出し、異なるシーンにまたがって不必要な平滑化が
行われないようにすることができる。
【0075】また、第4の発明に係る画像処理装置で
は、第3の発明に係る画像処理装置において、上記変化
量を所定の閾値で別弁することにより上記輝度変換曲線
の切り換えを行うことにより、異なるシーンにまたがっ
て不必要な平滑化が行われないようにすることができ
る。
【0076】また、第5の発明に係る画像処理装置で
は、第1の発明に係る画像処理装置において、上記累積
分布算出手段により算出された累積分布からレベル算出
手段により白レベルと中間レベルと黒レベルを算出し、
算出された各レベルから上記輝度変換曲線算出手段によ
り輝度変換曲線を求めることにより、輝度レベル全域を
考慮して、ダイナミックレンジを有効に使用することが
でき、より適切なコントラストを表現することが可能と
なる。
【0077】また、第6の発明に係る画像処理装置で
は、第5の発明に係る画像処理装置において、上記レベ
ル算出手段により算出された白レベルと中間レベルと黒
レベルを平滑化手段によりそれぞれ時間的に平滑化し、
平滑化された各レベルから上記輝度変換曲線算出手段に
より輝度変換曲線を求めるので、時間方向に変換の平滑
化を行うことによって時間的な不連続性の問題を解決す
ることができる。
【0078】さらに、第7の発明に係る画像処理装置で
は、第6の発明に係る画像処理装置において、上記累積
分布算出手段により算出された累積分布について、制御
手段により、時間的に隣接する画像間の差分を検出し、
その差分値が所定の閾値よりも大きいときに上記平滑化
手段の動作を停止させることにより、異なるシーンにま
たがって不必要な平滑化が行われないようにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の概略的な構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る画像処理装置により画像を処理す
る手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】入力輝度レベルと本発明に係る画像処理装置に
より処理された輝度レベルの一例を示す図である。
【図4】本発明に係る画像処理装置による輝度変換曲線
の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る画像処理装置により画像を処理す
る手順の他の例を示すフローチャートである。
【図6】ある画像の入力輝度レベルと本発明に係る画像
処理装置により図2のフローチャートに示した手順で処
理された輝度レベルとを比較して示す図である。
【図7】図6に示した画像の次の画像の入力輝度レベル
と本発明に係る画像処理装置により図2のフローチャー
トに示した手順で処理された輝度レベルとを示す図であ
る。
【図8】図2及び図5のフローチャートに示した各手順
で処理された白レベルの変化状態を比較して示す図であ
る。
【図9】本発明に係る画像処理装置により画像を処理す
る手順の他の例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る画像処理装置により画像を処理
する手順の他の例を示すフローチャートである。
【図11】図10のフローチャートに示した手順で処理
する場合に、図6に示す画像の輝度変換曲線及び実際に
画像に作用させる関数を示す図である。
【図12】図10のフローチャートに示した手順で処理
する場合に、図7に示す画像の輝度変換曲線及び実際に
画像に作用させる関数を示す図である。
【図13】入力輝度信号と出力輝度信号との関係を示す
図である。
【符号の説明】
5・・・・・・・・・・A/D変換器 10・・・・・・・・・累積分布作成器 20・・・・・・・・・マイクロコンピュータ 21・・・・・・・・・RAM 22・・・・・・・・・CPU 23・・・・・・・・・ROM 30・・・・・・・・・フレームメモリ 40・・・・・・・・・輝度レベル変換器 50・・・・・・・・・D/A変換器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化された入力画像データに基づいて
    表示のための画像データを求めて出力する画像処理装置
    において、 上記入力画像データの所定の画像処理単位毎に輝度レベ
    ルに対する画素の累積分布を算出する累積分布算出手段
    と、 上記累積分布算出手段により算出された累積分布を用い
    て出力輝度レベルを表す輝度変換曲線を求める輝度変換
    曲線算出手段と、 上記輝度変換曲線算出手段により求められた輝度変換曲
    線の値に基づいて輝度信号の輝度レベルを変換して出力
    する輝度レベル変換手段とを有して成ることを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記輝度変換曲線算出手段により求めら
    れる輝度変換関数を用い、前の画像に作用させた輝度変
    換曲線と現在の画像から求まる輝度変換曲線とに所定の
    重み付けをして足し合わせた値を算出し、この算出され
    た値を用いて出力輝度レベルを表す輝度変換曲線を求め
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記累積分布算出手段により求められる
    前の画像の累積分布と現在の画像の累積分布との変化量
    に応じて、上記輝度変換曲線を切り換えるか否かを判別
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記変化量を所定の閾値で別弁すること
    により上記輝度変換曲線の切り換えを行うことを特徴と
    する請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記累積分布算出手段により算出された
    累積分布から白レベルと中間レベルと黒レベルを算出す
    るレベル算出手段を備え、 上記輝度変換曲線算出手段は上記レベル算出手段により
    算出された各レベルから輝度変換曲線を求めることを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記レベル算出手段により算出された白
    レベルと中間レベルと黒レベルをそれぞれ時間的に平滑
    化する平滑化手段を備え、 上記輝度変換曲線算出手段は上記平滑化手段により平滑
    化された各レベルから輝度変換曲線を求めることを特徴
    とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記累積分布算出手段により算出された
    累積分布について、時間的に隣接する画像間の差分を検
    出し、その差分値が所定の閾値よりも大きいときに上記
    平滑化手段の動作を停止させる制御手段を設けたことを
    特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
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