JPH0799965A - 凍害保護剤および凍結保存方法 - Google Patents
凍害保護剤および凍結保存方法Info
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
することを特徴とする微生物または細胞のための凍害保
護剤並びにイヌリン型フルクタンを含む溶液中に微生物
または細胞を浸した後、凍結または凍結乾燥させること
を特徴とする微生物または細胞の凍結保存方法。 【効果】 本発明の凍害保護剤を用いれば、微生物や植
物、動物の細胞を凍結する際に、凍結障害を抑制し、そ
の生存率を向上させることができる。したがって、本発
明は食品工業,医薬品工業等の分野において有用性が高
い。
Description
を有効成分とする凍害保護剤および凍結保存方法に関す
る。さらに詳細には、ビフィズス菌,乳酸菌,大腸菌等
のような微生物または植物,動物の培養細胞を凍結する
ときに起こる凍結障害を抑制し、生存率を向上させる凍
害保護剤および凍結保存方法に関する。
物や細胞の貯蔵・保存は単に優れた系統の保存に用いら
れるのみならず、その利用範囲が拡大しつつある。例え
ば、微生物では、ビフィズス菌や乳酸菌等は、その凍結
乾燥菌体が整腸効果をもつ食品素材として繁用されてい
る。また、特定の遺伝子を導入された大腸菌等の保存は
遺伝子工学上重要な課題となっている。
貯蔵・保存のために凍結保存が行われている。従来、こ
のような凍結保存においては、生理学的に受容可能な凍
害保護剤で希釈した後、凍結貯蔵・保存する方法が殆ど
である。しかしながら、凍結は生物にとって苛酷であ
り、凍結および融解工程で生ずる熱的衝撃や結晶生成の
ために、その生存率を低下させることが多い。従って、
凍結保存後の生存率をより高める凍害保護剤と凍結保存
方法の開発が切望されていた。
理的に受容可能な保護剤で希釈する方法が検討され、グ
リセロールが有効であることが見出された(Polge,ネイ
チャー(Nature),164巻,666頁,1949
年]。その後も凍害を抑制するための保護剤の開発が行
われている。例えば、ビフィズス菌や乳酸菌の凍結乾燥
製剤化において、生存率を向上させるために添加する保
護剤としてラクチュロース(特開昭52−151787
号公報)、ビタミンE類(特公昭53−5747号公
報)、コーンスティープリカー(特開昭58−1047
87号公報)、生澱粉(特開昭58−149675号公
報)およびサイクロデキストリン(特開昭63−251
080号公報)を用いる方法が知られている。しかし、
これらの方法は、該保護剤を大量に使用するにはその物
質が高価であったり、嗜好性が好ましくない等の問題点
があった。また、動物細胞を凍結保存する場合、その凍
結培地中に血清の添加を必要とするか、あるいは血清の
代わりに保護剤として、メチルセルロースやトレハロー
ス(特表平4−501112号公報)あるいはトレハロ
ースとゼラチン(特開平5−7489号公報)を添加す
る方法も確立されている。しかしながら、これらの方法
も生存率の向上が課題となっている。
過程における微生物や細胞の死滅を抑制するため種々検
討した結果、イヌリン型フルクタンを希釈液中の凍害保
護剤として使用することにより、凍結保存時または凍結
乾燥時においても微生物や細胞の死滅を著しく抑制でき
ることを見出し、本発明を完成させた。
分として含有することを特徴とする微生物または細胞の
ための凍害保護剤並びにイヌリン型フルクタンを含む溶
液中に微生物または細胞を浸した後、凍結または凍結乾
燥させることを特徴とする微生物または細胞の凍結保存
方法を提供するものである。
ものがあり、例えばビフィドバクテリウム・アドレスセ
ンテス,ビフィドバクテリウム・インファンテス,ビフ
ィドバクテリウム・ビフィダム,ビフィドバクテリウム
・ロンガム,ビフィドバクテリウム・ブレーベ等のビフ
ィズス菌、ストレプトコッカス・フェーカリス,ラクト
バチルス・アシドフィラス等の乳酸菌、エッシェリシア
・コリK−12のような大腸菌、バチルス・ズブチリス
・マルブルグ168株のような枯草菌、サッカロミセス
・セレビシェのような酵母を挙げることができる。
山羊,羊,兎,ハムスター,ラット,マウスの胚,癌細
胞,T−cell白血病細胞,ハイブリドーマ,繊維芽
細胞,血管構成細胞,骨髄細胞,分散膵島細胞,魚類の
培養細胞等が挙げられる。植物細胞としては、イネ,コ
ムギ,ニチニチソウ,トウモロコシ,サトウキビ,タバ
コ,ラベンダー,リンゴ,ニンジン,ダイズ,ゼニゴ
ケ,イチゴ,バレイショ,カーネーション,エンドウ,
アスパラガス,メキャベツ,ナシ等の培養細胞やプロト
プラスト,茎頂および不定胚などを挙げることができ
る。
離等により集菌し、適当な洗浄液で洗浄を行った湿菌体
が利用され、細胞は振盪培養などの任意の方法で培養し
た細胞を用いることができる。得られた微生物または細
胞は、そのままもしくは少量の緩衝液を加えた懸濁液と
して用い、予め殺菌したイヌリン型フルクタンを含む希
釈液中に懸濁させる。
効成分として含み、他の成分としてはスキムミルク,ジ
メチルスルフォキシド,グリセリン,ブドウ糖,ショ
糖,乳糖,ビタミン類などを単独で、もしくは適宜組み
合わせ、必要に応じて同時にまたは付加的に添加して用
いることができる。
の濃度は、凍結する微生物や細胞に適した濃度で使用す
ればよく、好ましくは1〜40重量%の範囲で用いる。
また、本発明のイヌリン型フルクタンは、凍害保護剤の
組成の一部または全部として使用することができる。イ
ヌリン型フルクタンはショ糖にフルクトースが直鎖的に
結合している重合度3以上のフルクタンであり、通常は
重合度3〜15、好ましくは重合度3〜6のものが単独
で、あるいは2種以上の混合物として使用される。
混合物は、チコリーやキクイモ等から抽出することによ
り、あるいはショ糖にフルクトース転移能力を持つ酵素
を作用させることにより得ることができる。具体的なイ
ヌリン型フルクタンを例示すると以下のものが挙げられ
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。例え
ばキクイモの抽出により得られるイヌリン型フルクタン
は、重合度3〜6のもの(30〜50重量%)、重合度
7以上のもの(20〜50重量%)、単糖および2糖
(10〜30重量%)の糖組成を有し、ショ糖にアスペ
ルギルス・ニガー由来の酵素を作用させて得られるイヌ
リン型フルクタン(商品名:メイオリゴG;明治製菓社
製)は重合度3〜6のもの(55〜60重量%)、単糖
および2糖(40〜45重量%)の糖組成を有する。さ
らに、上記混合物をカラムクロマトグラフィーまたは膜
等を用いて部分精製することにより重合度3〜6の糖を
主成分とするフルクタン混合物を得ることができる。例
えば上記メイオリゴGをカラムクロマトグラフィーを用
いて部分精製することにより重合度3〜6のものを95
重量%以上の割合で含有するイヌリン型フルクタン(商
品名:メイオリゴP)を得ることができ、キクイモ抽出
物からも重合度3〜6(70重量%以上)のイヌリン型
フルクタンを得ることができる。さらに、カラムクロマ
トグラフィーや晶析等を組み合わせることにより、単一
重合度を主成分とするイヌリン型フルクタン、例えば重
合度4(ニストース)、重合度5(フラクトシルニスト
ース)を得ることができる。
有することを特徴とする微生物または細胞のための本発
明凍害保護剤は、従来知られている有効成分を含む既知
凍害保護剤に比べて、凍結保存後に微生物や細胞が生き
残る比率(生存率)の大幅な向上を示しており、微生物
または細胞の凍結過程における死滅を有効に防止するこ
とができる。
までも例示であって、本発明はこれに限定されるもので
はない。 実施例1 ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ロンガム)をB
L培地で37℃,24時間嫌気培養し、培養後直ちに遠
心分離により培養液より菌体を分離した。集菌した菌体
を嫌気性リン酸緩衝液(pH7.0)で洗浄し、これを再び
遠心分離、集菌した。得られた湿菌体を等量3分し、以
下の実験に供した。 (イ)得られた湿菌体をニストース(重合度4のイヌリ
ン型フルクタン)6.7重量%のみを含む希釈液に均一に
懸濁させた後、−25℃で凍結させ、24時間保存後、
凍結・融解(−25℃で凍結、30℃で急速融解)を3
回繰り返した。その結果、凍結保存菌の生菌数は2.08
×108 /mlで、生存率は41.6%であった。
ルクタン(組成:重合度3〜10のもの52%、重合度
11以上のもの34%)6.7重量%のみを含む希釈液に
湿菌体を均一に懸濁させた後、前記(イ)と同様の操作
を行った。その結果、凍結保存菌の生菌数は1.25×1
08 /mlで、生存率は25.5%であった。 (ハ)対照例としてショ糖6.7重量%(モル濃度0.1
M)のみを含む希釈液に湿菌体を均一に懸濁させた後、
前記(イ)と同様の操作を行ったところ、凍結保存菌の
生菌数は6.30×107 /mlで、生存率は12.9%で
あった。
ス)をBL培地で37℃、24時間嫌気培養し、培養後
直ちに遠心分離により培養液より菌体を分離した。集菌
した菌体を嫌気性リン酸緩衝液(pH7.0)で洗浄し、こ
れを再び遠心分離、集菌した。得られた湿菌体を等量4
分し、以下の実験に供した。 (イ)得られた湿菌体を、ニストース(重合度4のイヌ
リン型フルクタン)3重量%およびスキムミルク10重
量%を含む希釈液に重量比1:1で混合し、pH7.0(5
規定水酸化ナトリウム溶液)に調整した。混合液をシャ
ーレに分注し、−20℃で凍結乾燥した。凍結乾燥後の
生菌数は1.18×1011/gであり、生存率は33.5%
であった。
るメイオリゴP(商品名、明治製菓社製、組成:重合度
3のもの44.4%、重合度4のもの42.9%、重合度5
のもの8.9%、重合度6のもの0.6%)3重量%および
スキムミルク10重量%を含む希釈液と湿菌体を重量比
1:1で混合した後、前記(イ)と同様の操作を行っ
た。凍結乾燥後の生菌数は1.08×1011/gであり、
生存率は30.6%であった。 (ハ)フラクトシルニストース(重合度5のイヌリン型
フルクタン)3重量%およびスキムミルク10重量%を
含む希釈液と湿菌体を重量比1:1で混合した後、前記
(イ)と同様の操作を行ったところ、凍結乾燥後の生菌
数は1.09×1011/gであり、生存率は30.8%であ
った。 (ニ)対照例として乳糖3重量%およびスキムミルク1
0重量%を含む希釈液に湿菌体を重量比1:1で混合し
た後、前記(イ)と同様の操作を行った。その結果、凍
結乾燥後の生菌数は5.88×1010/gであり、生存率
は16.7%であった。
37℃、24時間培養し、培養後直ちに遠心分離により
培養液より菌体を分離した。集菌した菌体をリン酸緩衝
液(pH7.0)で洗浄し、これを再び遠心分離、集菌し
た。得られた湿菌体を等量3分し、以下の実験に供し
た。 (イ)得られた湿菌体をニストース(重合度4のイヌリ
ン型フルクタン)10重量%のみを含む希釈液に均一に
懸濁し、−25℃で凍結した。24時間保存後、凍結・
融解(−25℃で凍結、30℃で急速融解)を3回繰り
返した。その結果、凍結保存菌の生菌数は3.99×10
8 /mlで生存率は41.6%であった。
ン型フルクタン)10重量%のみを含む希釈液に湿菌体
を均一に懸濁させ、前記(イ)と同様の操作を行ったと
ころ、凍結保存菌の生菌数は2.47×108 /mlで、
生存率は25.8%であった。 (ハ)対照例としてトレハロース10重量%のみを含む
希釈液に湿菌体を均一に懸濁させ、前記(イ)と同様の
操作を行ったところ、凍結保存菌の生菌数は1.86×1
06 /mlで生存率は20.2%であった。 (ニ)対照例としてショ糖10重量%のみを含む希釈液
に湿菌体を均一に懸濁させ、前記(イ)と同様の操作を
行った。その結果、凍結保存菌は生菌数1.77×108
/mlで生存率は18.3%であった。
地で37℃、24時間培養し、培養後直ちに遠心分離に
よって培養液より菌体を分離した。集菌した菌体をリン
酸緩衝液(pH7.0)で洗浄し、これを再び遠心分離、集
菌した。得られた湿菌体を等量2分し、以下の実験に供
した。
ヌリン型フルクタン)6.7重量%のみを含む希釈液に均
一に懸濁し、−25℃で凍結した。24時間保存後、凍
結・融解(−25℃で凍結、30℃で急速融解)を3回
繰り返した。凍結保存菌の生菌数は4.0×108 /ml
で生存率は47.6%であった。 (ロ)対照例としてショ糖6.7重量%のみを含む希釈液
に湿菌体を均一に懸濁させ、前記(イ)と同様の操作を
行った。その結果、凍結保存菌の生菌数は1.32×10
8 /mlで生存率は15.7%であった。
胎児血清を添加したMEM培地で37℃で培養した後、
0.25%トリプシン液で処理して細胞を剥した。これを
遠心管に入れ、500〜600rpmで5〜10分間遠
心して細胞を採集した。得られた細胞を等量3分し、以
下の実験に供した。 (イ)ニストース(重合度4のイヌリン型フルクタン)
を最終濃度10重量%になるように血清を含む増殖培地
に加えてよく撹拌して凍結用培地を調製した。冷温状態
で、凍結用培地に細胞を加えて懸濁し1〜2時間静置
し、凍害保護剤を細胞内に浸透させた後、アンプルに封
入した。このアンプルを−80℃で凍結し9日間保存し
た。37℃の恒温槽で融解後、増殖培地で10〜20倍
程度希釈し、500〜600rpmで5〜10分間遠心
して細胞を採集した。融解した細胞は、トリパンブルー
染色を用いて生死を確認し、生存率を算出した結果93
%生存していた。
10重量%になるように血清を含む増殖培地に加えてよ
く撹拌して凍結用培地を調製した。これを前記(イ)と
同様の操作を行ったところ、凍結・融解後の生存率は6
5%であった。 (ハ)対照例としてグルコースを最終濃度10重量%に
なるように血清を含む増殖培地に加えてよく撹拌して凍
結用培地を調製した。これを前記(イ)と同様の操作を
行ったところ、凍結・融解後の生存率は62%であっ
た。
O−K1細胞を用い、10%牛胎児血清を添加したHa
m's F12培地にて37℃で培養した後、0.25%ト
リプシン液で処理して細胞を剥した。これを遠心管に入
れ、500〜600rpmで5〜10分間遠心して細胞
を採集した。得られた細胞を等量3分し以下の実験に供
した。 (イ)ニストース(重合度4のイヌリン型フルクタン)
を最終濃度10重量%になるように血清を含む増殖培地
に加えてよく撹拌して凍結用培地を調製した。冷温状態
で、凍結用培地に細胞を加えて懸濁し1〜2時間静置
し、凍害保護剤を細胞内に浸透させた後、アンプルに封
入した。このアンプルを−80℃で凍結し9日間保存し
た。37℃の恒温槽で融解後、増殖培地で10〜20倍
程度希釈し、500〜600rpmで5〜10分間遠心
して細胞を採集した。融解した細胞は、トリパンブルー
染色を用いて生死を確認し、生存率を算出した結果、8
8%生存していた。
10重量%になるように血清を含む増殖培地に加えてよ
く撹拌して凍結用培地を調製した。これを前記(イ)と
同様の操作を行ったところ、凍結・融解後の生存率は6
1%であった。 (ハ)対照例としてグルコースを最終濃度10重量%に
なるように血清を含む増殖培地に加えてよく撹拌して凍
結用培地を調製した。これを前記(イ)と同様の操作を
行ったところ、凍結・融解後の生存率は48%であっ
た。 (ニ)対照例としてジメチルスルフォキシドを最終濃度
10重量%になるように血清を含む増殖培地に加えてよ
く撹拌して凍結用培地を調製した。これを前記(イ)と
同様の操作を行った。その結果、凍結・融解後の生存率
は78%であった。
培養し、0.7Mマンニトール中でメイセラーゼP−1
(商品名、明治製菓社製)で処理し、濾過・遠心・洗浄
し、プロトプラスト懸濁液を得た。得られたプロトプラ
ストを等量3分し以下の実験に供した。 (イ)ニストース(重合度4のイヌリン型フルクタン)
を最終濃度20重量%、ジメチルスルフォキシドを最終
濃度10%になるよう上記培地に加えてよく撹拌して濾
過・滅菌して凍結用培地とした。プロトプラスト懸濁液
に冷温状態で、この凍結用培地を少量ずつ穏やかに撹拌
しながら加えた。30分〜1時間程度静置し、凍害保護
剤をプロトプラスト内に浸透させた後、液体窒素中−1
96℃で凍結し9日間保存した。37℃の恒温槽で急速
融解後、氷中で0.4Mマンニトールを含む液体培地で希
釈し、遠心してプロトプラストを採集した。融解したプ
ロトプラストは、エバンズブルー染色を用いて生死を確
認し、生存率を算出した結果52%生存していた。
20重量%、ジメチルスルフォキシドを最終濃度10%
になるよう上記培地に加えてよく撹拌して濾過・滅菌
し、凍結用培地とした。これを前記(イ)と同様の操作
を行ったところ、凍結・融解後の生存率は42%であっ
た。 (ハ)対照例としてシュークロースを最終濃度20重量
%、ジメチルスルフォキシドを最終濃度10%になるよ
う上記培地に加えてよく撹拌して濾過・滅菌し、凍結用
培地とした。これを前記(イ)と同様の操作を行ったと
ころ、凍結・融解後の生存率は28%であった。
や植物、動物の細胞を凍結する際に、凍結障害を抑制
し、その生存率を向上させることができる。したがっ
て、本発明は食品工業,医薬品工業等の分野において有
用性が高い。
Claims (8)
- 【請求項1】 イヌリン型フルクタンを有効成分として
含有することを特徴とする微生物または細胞のための凍
害保護剤。 - 【請求項2】 イヌリン型フルクタンが重合度3〜6の
混合物である請求項1記載の凍害保護剤。 - 【請求項3】 イヌリン型フルクタンが重合度3,4お
よび5のいずれかである請求項1記載の凍害保護剤。 - 【請求項4】 微生物または細胞がビフィズス菌,乳酸
菌,大腸菌,枯草菌,酵母または植物,動物の培養細胞
である請求項1記載の凍害保護剤。 - 【請求項5】 イヌリン型フルクタンを含む溶液中に微
生物または細胞を浸した後、凍結または凍結乾燥させる
ことを特徴とする微生物または細胞の凍結保存方法。 - 【請求項6】 イヌリン型フルクタンが重合度3〜6で
ある請求項5記載の凍結保存方法。 - 【請求項7】 イヌリン型フルクタンが重合度3,4お
よび5のいずれかである請求項5記載の凍結保存方法。 - 【請求項8】 微生物または細胞がビフィズス菌,乳酸
菌,大腸菌,枯草菌,酵母または植物,動物の培養細胞
である請求項5記載の凍結保存方法。
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|---|---|---|---|
| JP27482793A JP3509148B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 凍害保護剤および凍結保存方法 |
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|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
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| JP27482793A Expired - Lifetime JP3509148B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 凍害保護剤および凍結保存方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3509148B2 (ja) |
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