JPH08100180A - コークス収縮量の測定方法 - Google Patents
コークス収縮量の測定方法Info
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- JPH08100180A JPH08100180A JP23743894A JP23743894A JPH08100180A JP H08100180 A JPH08100180 A JP H08100180A JP 23743894 A JP23743894 A JP 23743894A JP 23743894 A JP23743894 A JP 23743894A JP H08100180 A JPH08100180 A JP H08100180A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザ変位計により乾留中のコークス面まで
の距離変位を熱線および有色ガスにより阻害されること
なく測定する。 【構成】 試験コークス炉10のレトルト12内に装入され
た石炭7が乾留中に非接触なレーザ変位計からレーザ光
を照射してコークスの収縮量を測定するに際し、センサ
ボックス18の背部に臨ませたパージ用ガス供給管21から
N2 ガスを供給してセンサボックス18を冷却すると共
に、鉄皮ボックス16の開口部からN2 ガスを吹き出して
レーザ光の行程から乾留中に発生する有色ガスを排除す
る。またコークスから反射するレーザ光の熱線を受光部
に設けた熱線吸収フィルタ3により削除して距離変位の
測定を可能にする。
の距離変位を熱線および有色ガスにより阻害されること
なく測定する。 【構成】 試験コークス炉10のレトルト12内に装入され
た石炭7が乾留中に非接触なレーザ変位計からレーザ光
を照射してコークスの収縮量を測定するに際し、センサ
ボックス18の背部に臨ませたパージ用ガス供給管21から
N2 ガスを供給してセンサボックス18を冷却すると共
に、鉄皮ボックス16の開口部からN2 ガスを吹き出して
レーザ光の行程から乾留中に発生する有色ガスを排除す
る。またコークスから反射するレーザ光の熱線を受光部
に設けた熱線吸収フィルタ3により削除して距離変位の
測定を可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試験コークス炉で石炭
乾留時に生成するコークスの収縮量を経時的に測定する
方法に関する。
乾留時に生成するコークスの収縮量を経時的に測定する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コークスケーキの炉幅方向(水平方向)
の収縮特性は、コークスケーキ面と加熱壁間およびコー
クス炭芯のクリアランス(隙間)に影響を及ぼすため、
収縮量が不十分な場合コークスの押出し不良を生じる恐
れがある。押出し不良により生産性が低下するのはもち
ろんのことだが、プッシャーロッドからの過大な横圧に
より加熱壁が大きなダメージを受けることになる。この
ような現象はコークス炉の安定操業の阻害および炉寿命
の短命化を引き起こす原因となる。そこでコークス炉操
業の安定化および炉体延命の面から石炭配合条件(石炭
性状)と乾留条件(乾留温度、乾留時間、装入嵩密度
等)がコークスの収縮量におよぼす影響を調べる必要が
ある。
の収縮特性は、コークスケーキ面と加熱壁間およびコー
クス炭芯のクリアランス(隙間)に影響を及ぼすため、
収縮量が不十分な場合コークスの押出し不良を生じる恐
れがある。押出し不良により生産性が低下するのはもち
ろんのことだが、プッシャーロッドからの過大な横圧に
より加熱壁が大きなダメージを受けることになる。この
ような現象はコークス炉の安定操業の阻害および炉寿命
の短命化を引き起こす原因となる。そこでコークス炉操
業の安定化および炉体延命の面から石炭配合条件(石炭
性状)と乾留条件(乾留温度、乾留時間、装入嵩密度
等)がコークスの収縮量におよぼす影響を調べる必要が
ある。
【0003】一般にコークスの炉幅方向の収縮量調査は
小型の試験炉(2kg〜500kg )を用いて行われている。
コークスケーキ面と加熱壁間のクリアランスとしては、
熱間と冷間がある。熱間クリアランスはコークスおよび
加熱壁がまだ高温状態(1000℃以上)のままのクリアラ
ンスのことで、冷間クリアランスは室温で測られるクリ
アランスのことであり、実操業に反映させるためには熱
間のクリアランスを計測する必要がある。
小型の試験炉(2kg〜500kg )を用いて行われている。
コークスケーキ面と加熱壁間のクリアランスとしては、
熱間と冷間がある。熱間クリアランスはコークスおよび
加熱壁がまだ高温状態(1000℃以上)のままのクリアラ
ンスのことで、冷間クリアランスは室温で測られるクリ
アランスのことであり、実操業に反映させるためには熱
間のクリアランスを計測する必要がある。
【0004】従来、試験コークス炉で石炭を乾留して生
成するコークスの収縮量を熱間で測定する方法として
は、Ironmaking Proceedings,45(1986),p.453(図13参
照)やIronmaking Conferrence Proceedings, p.303,1
993 (図14参照)などに示してあるように、炉壁Aの開
口部Bから装入したロッドCをシリンダDを用いて直接
コークスEの面に押し当て、そのロッドCの変位を差動
変圧式距離計Fにより読み取るものであった。この場
合、コークスEの収縮にロッドCの先端が追随するよう
にロッドCにある程度の押力をかけている。この押力が
不適切で大きくなり過ぎた場合には、軟化溶融層および
石炭層への圧密やコークス層の破壊(亀裂増大)等の現
象が起こり、石炭乾留中のコークスの収縮現象に影響を
与え、コークスの真の収縮量を測ることができない。押
力が小さい場合はロッドが収縮していくコークス面に追
随できずにコークスの真の収縮量を測ることができな
い。コークスの真の収縮量を測るためにはロッドにかけ
る押力を適切にする必要があるが、石炭乾留中のコーク
ス層(コークス層表面)にかかる力は経時的に変化する
ので押力を最適に制御するのは難しい。
成するコークスの収縮量を熱間で測定する方法として
は、Ironmaking Proceedings,45(1986),p.453(図13参
照)やIronmaking Conferrence Proceedings, p.303,1
993 (図14参照)などに示してあるように、炉壁Aの開
口部Bから装入したロッドCをシリンダDを用いて直接
コークスEの面に押し当て、そのロッドCの変位を差動
変圧式距離計Fにより読み取るものであった。この場
合、コークスEの収縮にロッドCの先端が追随するよう
にロッドCにある程度の押力をかけている。この押力が
不適切で大きくなり過ぎた場合には、軟化溶融層および
石炭層への圧密やコークス層の破壊(亀裂増大)等の現
象が起こり、石炭乾留中のコークスの収縮現象に影響を
与え、コークスの真の収縮量を測ることができない。押
力が小さい場合はロッドが収縮していくコークス面に追
随できずにコークスの真の収縮量を測ることができな
い。コークスの真の収縮量を測るためにはロッドにかけ
る押力を適切にする必要があるが、石炭乾留中のコーク
ス層(コークス層表面)にかかる力は経時的に変化する
ので押力を最適に制御するのは難しい。
【0005】したがって、コークスの収縮量を測定方法
の影響を与えずに測定するためには非接触で測定するの
が望ましい。非接触の測定法としてマイクロ波、赤外
線、レーザ、超音波等の波動を用いた計測法がよく知ら
れているが、熱間(1000℃以上)でしかも精密(測定精
度0.1mm 以下)にコークスの収縮量を測定するためには
レーザ変位計が最も適していた。しかし、レーザ変位計
を用いても石炭乾留時に発生するガスや生成した赤熱コ
ークス面から発せられる熱線の影響を受け、測定が出来
なかったり、出来ても正確な収縮量を得られなかった。
の影響を与えずに測定するためには非接触で測定するの
が望ましい。非接触の測定法としてマイクロ波、赤外
線、レーザ、超音波等の波動を用いた計測法がよく知ら
れているが、熱間(1000℃以上)でしかも精密(測定精
度0.1mm 以下)にコークスの収縮量を測定するためには
レーザ変位計が最も適していた。しかし、レーザ変位計
を用いても石炭乾留時に発生するガスや生成した赤熱コ
ークス面から発せられる熱線の影響を受け、測定が出来
なかったり、出来ても正確な収縮量を得られなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コークス収
縮量測定法が収縮量に対して影響を与えるという問題を
解決し、石炭乾留時に発生するガスや生成した赤熱コー
クス面から発せられる熱線の影響を受けずにコークス収
縮量を熱間でかつ非接触で精度よく測定することを目的
とするものである。
縮量測定法が収縮量に対して影響を与えるという問題を
解決し、石炭乾留時に発生するガスや生成した赤熱コー
クス面から発せられる熱線の影響を受けずにコークス収
縮量を熱間でかつ非接触で精度よく測定することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、試験コークス炉で乾留中のコークス面に非
接触なレーザ変位計からレーザ光を照射してコークスの
収縮量を測定するに際し、収縮量測定を阻害する熱線を
削除するための熱線吸収フィルタを使用し、さらに石炭
乾留によって発生する有色ガスを排除してレーザ光線の
行程を確保すると共に、レーザ変位計を冷却するために
レーザ変位計後背部からレーザ光線の行程に向かい不活
性ガスをパージすることを特徴とするコークス収縮量の
測定方法である。
の本発明は、試験コークス炉で乾留中のコークス面に非
接触なレーザ変位計からレーザ光を照射してコークスの
収縮量を測定するに際し、収縮量測定を阻害する熱線を
削除するための熱線吸収フィルタを使用し、さらに石炭
乾留によって発生する有色ガスを排除してレーザ光線の
行程を確保すると共に、レーザ変位計を冷却するために
レーザ変位計後背部からレーザ光線の行程に向かい不活
性ガスをパージすることを特徴とするコークス収縮量の
測定方法である。
【0008】
【作 用】本発明では、レーザ光線の受光部に熱線吸収
フィルタを設けると共に、レーザ光線の行程の確保とレ
ーザ変位計を冷却するために不活性ガスをパージするよ
うにしたので、コークス収縮量の測定精度を左右する赤
熱コークス面からの熱線および石炭乾留によって発生す
る有色ガスの影響をなくすことができる。
フィルタを設けると共に、レーザ光線の行程の確保とレ
ーザ変位計を冷却するために不活性ガスをパージするよ
うにしたので、コークス収縮量の測定精度を左右する赤
熱コークス面からの熱線および石炭乾留によって発生す
る有色ガスの影響をなくすことができる。
【0009】
【実施例】まず、(実施例1)に赤熱コークス面から発
せられる熱線の影響を受けないような熱線吸収フィルタ
ーを用いた距離測定の例を示す。また、石炭乾留時に発
生する有色ガスでレーザ光線が遮断されることにより測
定が阻害される状況を述べる。次に(実施例2)では熱
線吸収フィルターの使用と窒素ガスパージを行った時の
小型乾留炉(40kg)で行った石炭乾留時のコークス収縮
量測定実験の結果を示す。
せられる熱線の影響を受けないような熱線吸収フィルタ
ーを用いた距離測定の例を示す。また、石炭乾留時に発
生する有色ガスでレーザ光線が遮断されることにより測
定が阻害される状況を述べる。次に(実施例2)では熱
線吸収フィルターの使用と窒素ガスパージを行った時の
小型乾留炉(40kg)で行った石炭乾留時のコークス収縮
量測定実験の結果を示す。
【0010】(実施例1)図6に小型レトルト炉1でレ
ーザ変位計2に耐熱ガラス製の熱線吸収フィルタ3を付
けてレンガ台5上の測定物4としてコークス、レンガお
よびステンレス板を使用し、これら測定物4を加熱した
後、その表面にレーザ変位計2からレーザ光を照射して
測定物4までの距離を測定する実験装置を示している。
なお、17は耐熱ガラスを示す。
ーザ変位計2に耐熱ガラス製の熱線吸収フィルタ3を付
けてレンガ台5上の測定物4としてコークス、レンガお
よびステンレス板を使用し、これら測定物4を加熱した
後、その表面にレーザ変位計2からレーザ光を照射して
測定物4までの距離を測定する実験装置を示している。
なお、17は耐熱ガラスを示す。
【0011】また表1に、その実験結果をメジャーによ
り測定物4までの距離を実測した結果および熱吸収フィ
ルタを使用しない場合の測定結果とを比較して示してい
る。なお、測定温度は1050℃であった。表1に示すよう
にレーザ変位計に熱線吸収フィルタなしでは測定物とし
ての赤熱コークス、高温レンガおよび高温ステンレス板
のいずれもが熱線の影響で測定不可であった。これに対
し、レーザ変位計に熱線フィルタを用いることによって
赤熱コークス、高温レンガおよび高温ステンレス板まで
の測定距離はいずれの場合にもメジャーで実測した距離
に近く、正確に測定できたことを示している。
り測定物4までの距離を実測した結果および熱吸収フィ
ルタを使用しない場合の測定結果とを比較して示してい
る。なお、測定温度は1050℃であった。表1に示すよう
にレーザ変位計に熱線吸収フィルタなしでは測定物とし
ての赤熱コークス、高温レンガおよび高温ステンレス板
のいずれもが熱線の影響で測定不可であった。これに対
し、レーザ変位計に熱線フィルタを用いることによって
赤熱コークス、高温レンガおよび高温ステンレス板まで
の測定距離はいずれの場合にもメジャーで実測した距離
に近く、正確に測定できたことを示している。
【0012】
【表1】
【0013】石炭乾留時に発生する有色ガスでレーザ光
線が遮断されることにより測定が阻害される状況を調べ
るため、図7に示す実験装置を用いて発生ガスの影響を
調べた。図7に示すように、小型レトルト炉1内のレン
ガ台5上に載置したるつぼ6内に石炭7を装入し、1050
℃に加熱した。レトルト炉1の上面一端部に測定物4と
してステンレス板を配置し、これに対向する位置にレー
ザ変位計2を設け、加熱した石炭からの発生ガス(有色
ガス)8が、レーザ変位計2から照射されるレーザ光線
9の行程にあるときには、レーザ光線が透過せずに散乱
して測定不能となった。
線が遮断されることにより測定が阻害される状況を調べ
るため、図7に示す実験装置を用いて発生ガスの影響を
調べた。図7に示すように、小型レトルト炉1内のレン
ガ台5上に載置したるつぼ6内に石炭7を装入し、1050
℃に加熱した。レトルト炉1の上面一端部に測定物4と
してステンレス板を配置し、これに対向する位置にレー
ザ変位計2を設け、加熱した石炭からの発生ガス(有色
ガス)8が、レーザ変位計2から照射されるレーザ光線
9の行程にあるときには、レーザ光線が透過せずに散乱
して測定不能となった。
【0014】(実施例2)図3に示すように40kg容量の
試験コークス炉10の基台11上にレトルト12を設置し、こ
のレトルト12内に約40kgの石炭7を装入し、試験コーク
ス炉10内の側壁14に沿って配設してある発熱体(シリコ
ユニット)13を発熱させレトルト12内の石炭を乾留する
のである。25はレーザ変位計により測定した実験結果等
を記録するレコーダを示している。
試験コークス炉10の基台11上にレトルト12を設置し、こ
のレトルト12内に約40kgの石炭7を装入し、試験コーク
ス炉10内の側壁14に沿って配設してある発熱体(シリコ
ユニット)13を発熱させレトルト12内の石炭を乾留する
のである。25はレーザ変位計により測定した実験結果等
を記録するレコーダを示している。
【0015】図4および図5に示すように試験コークス
炉10の側壁14に水平に設けた貫通孔15内に鉄皮ボックス
16を固定し、この鉄皮ボックス16内にレーザ変位計2を
内蔵したセンサボックス18をセットする。鉄皮ボックス
16の炉内側前面に耐熱ガラス17を取付けてあり、またセ
ンサボックス18の炉内側前面には、レーザ光線の投光部
および受光部にそれぞれ耐熱ガラス17が取付けてある。
さらに前記レーザ光線の受光部には熱線吸収フィルタ3
が取付けてある。
炉10の側壁14に水平に設けた貫通孔15内に鉄皮ボックス
16を固定し、この鉄皮ボックス16内にレーザ変位計2を
内蔵したセンサボックス18をセットする。鉄皮ボックス
16の炉内側前面に耐熱ガラス17を取付けてあり、またセ
ンサボックス18の炉内側前面には、レーザ光線の投光部
および受光部にそれぞれ耐熱ガラス17が取付けてある。
さらに前記レーザ光線の受光部には熱線吸収フィルタ3
が取付けてある。
【0016】そして、レーザ変位計に接続するコードお
よび熱電対に接続するコード類を導入するステンレス管
19にN2 ガスを供給してこれらを冷却する。またレーザ
光の行程中に石炭7の乾留により発生した有色ガスが存
在するとコークス面までの距離(変位)が測定できない
ので、鉄皮ボックス16の炉内側前面上部にL字型多孔ノ
ズル20を水平に配設し、このL字型多孔ノズル20の一端
に接続したパージ用ガス供給管21からN2 ガスを供給
し、L字型多孔ノズル20より吹き出すN2 ガスによりレ
ーザ光の行程をパージしながら40kg試験コークス炉10を
用いて、石炭7の乾留中におけるコークス収縮量の熱間
実験を試みた。
よび熱電対に接続するコード類を導入するステンレス管
19にN2 ガスを供給してこれらを冷却する。またレーザ
光の行程中に石炭7の乾留により発生した有色ガスが存
在するとコークス面までの距離(変位)が測定できない
ので、鉄皮ボックス16の炉内側前面上部にL字型多孔ノ
ズル20を水平に配設し、このL字型多孔ノズル20の一端
に接続したパージ用ガス供給管21からN2 ガスを供給
し、L字型多孔ノズル20より吹き出すN2 ガスによりレ
ーザ光の行程をパージしながら40kg試験コークス炉10を
用いて、石炭7の乾留中におけるコークス収縮量の熱間
実験を試みた。
【0017】しかしながら図8に示すように鉄皮ボック
ス16の炉内側前面上部に配設したL字型多孔ノズル20か
らN2 ガスを吹き出してもすぐにすすやタールが付着し
て有色ガスをパージすることができず、センサボックス
18に内蔵したレーザ変位計により炉内コークス面までの
距離を測定することができなかった。図9に示すように
鉄皮ボックス16の前方にくの字型に形成したストレート
ノズル20Aを用いたり、図10に示すようにロングふたま
たノズル20Bを用いてN2 ガスによりパージするなどさ
まざまな方法を試みたが、図8の場合と同様にすすやタ
ールの付着などによりうまく測定できなかった。
ス16の炉内側前面上部に配設したL字型多孔ノズル20か
らN2 ガスを吹き出してもすぐにすすやタールが付着し
て有色ガスをパージすることができず、センサボックス
18に内蔵したレーザ変位計により炉内コークス面までの
距離を測定することができなかった。図9に示すように
鉄皮ボックス16の前方にくの字型に形成したストレート
ノズル20Aを用いたり、図10に示すようにロングふたま
たノズル20Bを用いてN2 ガスによりパージするなどさ
まざまな方法を試みたが、図8の場合と同様にすすやタ
ールの付着などによりうまく測定できなかった。
【0018】そして図1および図2に示すように鉄皮ボ
ックス16の炉内側前面に配設した耐熱ガラス17を取り除
き開口し、鉄皮ボックス16の背部にカバー24を被せ、こ
のカバー24を介して鉄皮ボックス16内にパージ用ガス供
給管21を臨ませ、センサボックス18の後背部からN2ガス
をパージして鉄皮ボックス16内の圧力を正圧(5mmH2O以
上)に保つ。
ックス16の炉内側前面に配設した耐熱ガラス17を取り除
き開口し、鉄皮ボックス16の背部にカバー24を被せ、こ
のカバー24を介して鉄皮ボックス16内にパージ用ガス供
給管21を臨ませ、センサボックス18の後背部からN2ガス
をパージして鉄皮ボックス16内の圧力を正圧(5mmH2O以
上)に保つ。
【0019】なお、センサボックス18にステンレス管19
からレーザ変位計に接続するコート線および熱電対に接
続するリード線を導いており、このステンレス管19にN
2 ガスを供給して冷却するのは前述の試験の場合と同様
である。図1および図2において、図3〜図5に示すも
のと同一のものは同一符号を付して説明が重複するのを
省略する。
からレーザ変位計に接続するコート線および熱電対に接
続するリード線を導いており、このステンレス管19にN
2 ガスを供給して冷却するのは前述の試験の場合と同様
である。図1および図2において、図3〜図5に示すも
のと同一のものは同一符号を付して説明が重複するのを
省略する。
【0020】本発明の作用について説明すると、試験コ
ークス炉10内に設置されたレトルト12内の石炭7の乾留
状況をセンサボックス18に内蔵したレーザ変位計(図示
せず)の投光部から投射されるレーザ光は、センサボッ
クス18の前面に取付けた耐熱ガラス17および鉄皮ボック
スの前面に取付けた耐熱ガラス17を透過したのち投射行
程を経由し、レトルト12に設けた開口22から石炭7の乾
留により生成したコークス面7aに照射される。
ークス炉10内に設置されたレトルト12内の石炭7の乾留
状況をセンサボックス18に内蔵したレーザ変位計(図示
せず)の投光部から投射されるレーザ光は、センサボッ
クス18の前面に取付けた耐熱ガラス17および鉄皮ボック
スの前面に取付けた耐熱ガラス17を透過したのち投射行
程を経由し、レトルト12に設けた開口22から石炭7の乾
留により生成したコークス面7aに照射される。
【0021】コークス面7aから反射したレーザ光は反
射行程を経由して鉄皮ボックス16の開口部を通過しセン
サボックス18の耐熱ガラス17を透過し、さらにセンサボ
ックス18の熱線吸収フィルタ3を透過してレーザ変位計
に受光され、投光時点から受光時点までの時間差からコ
ークスまでの距離(変位)が測定される。このとき本発
明では、コークス表面から反射した熱線を包含したレー
ザ光線がセンサボックス18の前面に設けた熱線吸収フィ
ルタ3を透過するときにコークス収縮量の測定を阻害す
る熱線が削除されてレーザ変位計に受光される。
射行程を経由して鉄皮ボックス16の開口部を通過しセン
サボックス18の耐熱ガラス17を透過し、さらにセンサボ
ックス18の熱線吸収フィルタ3を透過してレーザ変位計
に受光され、投光時点から受光時点までの時間差からコ
ークスまでの距離(変位)が測定される。このとき本発
明では、コークス表面から反射した熱線を包含したレー
ザ光線がセンサボックス18の前面に設けた熱線吸収フィ
ルタ3を透過するときにコークス収縮量の測定を阻害す
る熱線が削除されてレーザ変位計に受光される。
【0022】また本発明では、ステンレス管19から供給
されるN2 ガスによりセンサボックス18に導かれるコー
ドやリード線が冷却されると共に、カバー24を介して鉄
皮ボックス16内に、センサボックス18の後方位置になる
ようにして臨ませたパージ用ガス供給管21からN2 ガス
を供給する。パージ用ガス供給管21から供給されたN2
ガスはセンサボックス18を冷却した後、鉄皮ボックス16
の開口部から吹き出し、40kg試験コークス炉10の側壁14
に設けた貫通孔15からレトルト12に至るレーザ光線の行
程を効率よくパージすることができる。
されるN2 ガスによりセンサボックス18に導かれるコー
ドやリード線が冷却されると共に、カバー24を介して鉄
皮ボックス16内に、センサボックス18の後方位置になる
ようにして臨ませたパージ用ガス供給管21からN2 ガス
を供給する。パージ用ガス供給管21から供給されたN2
ガスはセンサボックス18を冷却した後、鉄皮ボックス16
の開口部から吹き出し、40kg試験コークス炉10の側壁14
に設けた貫通孔15からレトルト12に至るレーザ光線の行
程を効率よくパージすることができる。
【0023】このためレトルト12内に装入された石炭7
が乾留される時に発生する有色ガスがレーザ光線の行程
から完全に排除されるので、レーザ光線が有色ガスによ
り散乱されるのを確実に防止することができる。表2に
本発明の完成に至る実験結果を比較して示す。
が乾留される時に発生する有色ガスがレーザ光線の行程
から完全に排除されるので、レーザ光線が有色ガスによ
り散乱されるのを確実に防止することができる。表2に
本発明の完成に至る実験結果を比較して示す。
【0024】
【表2】
【0025】表2に示すように本発明に該当する変位計
後背部からのパージによれば、レーザ変位計により乾留
中のコークス面までの距離(変位)が乾留実験を行った
4.3時間測定可能であったのに対し、変位計センサボッ
クス前面でノズルによるパージでは乾留の途中に(
)内で示す短時間で測定不能になった。原因はすす、
タールの付着であった。
後背部からのパージによれば、レーザ変位計により乾留
中のコークス面までの距離(変位)が乾留実験を行った
4.3時間測定可能であったのに対し、変位計センサボッ
クス前面でノズルによるパージでは乾留の途中に(
)内で示す短時間で測定不能になった。原因はすす、
タールの付着であった。
【0026】本発明のレーザ変位計後背部からのパージ
は、何度実験を行ってもすす、タールの付着により測定
不能になることはなかった。本発明の方法で測定したコ
ークスの熱間での収縮によるレトルト壁とコークス面と
のクリアランス経時変化を石炭の嵩密度が 725kg/m3
および 770kg/m3 の場合について示している。実験条
件は、乾留温度:1050℃、乾留時間:4.3 時間、冷却用
窒素ガス流量:0.2Nm3/min 、レトルト幅:190mm であ
る。
は、何度実験を行ってもすす、タールの付着により測定
不能になることはなかった。本発明の方法で測定したコ
ークスの熱間での収縮によるレトルト壁とコークス面と
のクリアランス経時変化を石炭の嵩密度が 725kg/m3
および 770kg/m3 の場合について示している。実験条
件は、乾留温度:1050℃、乾留時間:4.3 時間、冷却用
窒素ガス流量:0.2Nm3/min 、レトルト幅:190mm であ
る。
【0027】図11に示すように本発明によれば、レーザ
変位計からコークス面に照射されるレーザ光線を用い
て、熱線および有色ガスに影響されることなく正確にク
リアランスを測定することができた。この時、レーザ変
位計の後背部からN2 ガスを供給したためセンサボック
ス内の温度は、図12に温度経時変化を示すように乾留全
期間において45℃以下になっており、冷却が効果的に行
われていることがわかった。
変位計からコークス面に照射されるレーザ光線を用い
て、熱線および有色ガスに影響されることなく正確にク
リアランスを測定することができた。この時、レーザ変
位計の後背部からN2 ガスを供給したためセンサボック
ス内の温度は、図12に温度経時変化を示すように乾留全
期間において45℃以下になっており、冷却が効果的に行
われていることがわかった。
【0028】
【発明の効果】試験コークス炉で乾留中のコークスの収
縮量を測定するに際し、コークス面に非接触であるレー
ザ変位計測定法において、収縮量測定を阻害する熱線を
削除するための熱線吸収フィルターを使用し、石炭乾留
によって有色ガスを排除しレーザ光線の行程を確保しか
つレーザ変位計を冷却するために、レーザ変位計後背部
から不活性ガスをパージすることによってコークスの収
縮量を熱間で経時的に正確に測定できる。
縮量を測定するに際し、コークス面に非接触であるレー
ザ変位計測定法において、収縮量測定を阻害する熱線を
削除するための熱線吸収フィルターを使用し、石炭乾留
によって有色ガスを排除しレーザ光線の行程を確保しか
つレーザ変位計を冷却するために、レーザ変位計後背部
から不活性ガスをパージすることによってコークスの収
縮量を熱間で経時的に正確に測定できる。
【図1】本発明に係る試験コークス炉の側壁に設置した
レーザ変位計によりコークス面までの距離測定する状況
を示す縦断面図である。
レーザ変位計によりコークス面までの距離測定する状況
を示す縦断面図である。
【図2】図1の水平断面図である。
【図3】試験コークス炉を示す縦断面図である。
【図4】図3のA部を示す拡大縦断面図である。
【図5】図4の水平断面図である。
【図6】熱線吸収フィルタの効果を調べる実験装置の概
要を示す説明図である。
要を示す説明図である。
【図7】石炭乾留時に発生する有色ガスのレーザ行程に
及ぼす影響を調べる実験装置の概要を示す説明図であ
る。
及ぼす影響を調べる実験装置の概要を示す説明図であ
る。
【図8】L字型多孔ノズルによるパージ状況を示す平面
図である。
図である。
【図9】ストレートノズルによるパージ状況を示す平面
図である。
図である。
【図10】ロングふたまたノズルによるパージ状況を示す
平面図である。
平面図である。
【図11】クリアランスの経時変化を示すグラフである。
【図12】センサボックス内温度の経時変化を示すグラフ
である。
である。
【図13】従来のロッドによる測定状況を示す断面図であ
る。
る。
【図14】従来の他のロッドによる測定状況を示す断面図
である。
である。
1 小型レトルト炉 2 レーザ変位計 3 熱線吸収フィルタ 4 測定物 5 レンガ台 6 るつぼ 7 石炭または生成コークス 8 発生ガス 9 レーザ光線 10 試験コークス炉 11 基台 12 レトルト 13 発熱体 14 側壁 15 貫通孔 16 鉄皮ボックス 17 耐熱ガラス 18 センサボックス 19 ステンレス管 20 L字型多孔ノズル 21 パージ用ガス供給管 22 開口 24 カバー 25 レコーダ
フロントページの続き (72)発明者 主代 晃一 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 井川 勝利 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 反町 健一 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内
Claims (1)
- 【請求項1】 試験コークス炉で乾留中のコークス面に
非接触なレーザ変位計からレーザ光を照射してコークス
の収縮量を測定するに際し、収縮量測定を阻害する熱線
を削除するための熱線吸収フィルタを使用し、さらに石
炭乾留によって発生する有色ガスを排除してレーザ光線
の行程を確保すると共に、レーザ変位計を冷却するため
にレーザ変位計後背部からレーザ光線の行程に向かい不
活性ガスをパージすることを特徴とするコークス収縮量
の測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23743894A JPH08100180A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | コークス収縮量の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23743894A JPH08100180A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | コークス収縮量の測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08100180A true JPH08100180A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17015365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23743894A Pending JPH08100180A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | コークス収縮量の測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08100180A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100384632B1 (ja) * | 1998-11-28 | 2003-07-16 | ||
| KR100488750B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2005-05-11 | 주식회사 포스코 | 석탄 장입조건과 건류조건을 이용한 코크스 수평수축추정방법 |
| WO2007099897A1 (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-07 | Kansai Coke And Chemicals Co., Ltd. | 炉幅測定装置およびそれを備えた押出ラム |
| KR100787590B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2007-12-21 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 코크스 오븐에서 석탄 건류시 수직수축 측정장치 |
| CN107607029A (zh) * | 2017-09-01 | 2018-01-19 | 吉林建筑大学 | 一种路面半刚性材料干燥收缩快速测定仪 |
| JP2023110215A (ja) * | 2022-01-28 | 2023-08-09 | 住友化学株式会社 | 測定装置および当該測定装置を用いる測定方法 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23743894A patent/JPH08100180A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007232471A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Kansai Coke & Chem Co Ltd | 炉幅測定装置およびそれを備えた押出ラム |
| US7630090B2 (en) | 2006-02-28 | 2009-12-08 | Kansai Coke And Chemicals Co., Ltd. | Oven width measurement instrument and push-out ram provided with the instrument |
| CN101389923B (zh) | 2006-02-28 | 2010-12-01 | 关西热化学株式会社 | 炉宽测定装置及具有该炉宽测定装置的推焦杆 |
| KR101029989B1 (ko) * | 2006-02-28 | 2011-04-20 | 간사이네쯔카가꾸가부시끼가이샤 | 노 폭 측정 장치 및 그것을 구비한 압출 램 |
| CN107607029A (zh) * | 2017-09-01 | 2018-01-19 | 吉林建筑大学 | 一种路面半刚性材料干燥收缩快速测定仪 |
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