JPH08100434A - 地下室付き建物 - Google Patents

地下室付き建物

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JPH08100434A
JPH08100434A JP6238822A JP23882294A JPH08100434A JP H08100434 A JPH08100434 A JP H08100434A JP 6238822 A JP6238822 A JP 6238822A JP 23882294 A JP23882294 A JP 23882294A JP H08100434 A JPH08100434 A JP H08100434A
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Japan
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basement
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Akira Kishi
明 岸
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現場での作業が容易となり、コストを安くで
きる地下室付き建物を提供する。 【構成】 建物1における地下室2の擁壁を複数のPC
壁部材10で形成し、擁壁を除く建物1の基礎3を、P
C壁部材10よりも高さ寸法が低い複数のPC基礎材2
0を組み合わせて形成する。そして、このような地下室
2と基礎3とをPC連結部材4で連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下室付き建物に関す
る。
【0002】
【背景技術】新しい居住方式の実現、自然条件を克服す
る快適な住居の確保、効率的な居住システムの実現等の
観点から、地下室を備えた住宅等の建物が注目されてき
ている。このような建物の地下室には擁壁が備えられ、
この擁壁は建設現場で製造される場合と、予め工場で型
枠にコンクリートスラリーを打設して製造したプレキャ
ストコンクリート(以下PCという)製の擁壁を設置す
る場合とがある。また、地下室を除く建物の基礎は、建
設現場で基礎用型枠にコンクリートスラリーを打設して
製造する場合と、PC基礎材を設置する場合とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような建物にお
いて、費用や工期等の諸条件により、例えば基礎を現場
で製造し、地下室の擁壁をPC壁部材で製造する場合、
あるいは、基礎をPC基礎材で製造し、地下室の擁壁を
現場で製造する場合がある。しかし、上記いずれの場合
でも、基礎と地下室との工法が異なるため、現場での作
業が煩雑となり、これにより、コストが高くなるという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、現場での作業が容易とな
り、コストを安くできる地下室付き建物を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る地下室付き
建物は、地下室を備えた建物であって、地下室の周囲の
擁壁はPC壁部材で形成されるとともに、基礎はPC基
礎材で形成されていることを特徴とするものである。
【0006】この地下室付き建物において、地下室と基
礎とをPC連結部材で連結し、このPC連結部材の下部
に基礎側から地下室側に下り勾配となる傾斜部を形成し
てもよい。
【0007】本発明において、PC製壁部材、PC製基
礎材およびPC製連結部材の長さ方向両端部に、それぞ
れコンクリート充填部を形成してもよい。
【0008】
【作用】このような本発明では、建物における地下室と
基礎の施工が、同一工法のPC製の擁壁と基礎材とを使
用しての同一種類の作業となっているため、現場での作
業が容易となり、これにより、コストを安くできる。
【0009】また、地下室と基礎とを連結するPC連結
部材の下部に、基礎側から地下室側に下り勾配となる傾
斜部が形成されている場合には、PC連結部材を設ける
際に傾斜部を地下室用の縦穴に沿わせることができ、こ
の結果、地下室と基礎の間においては地下室用縦穴の埋
め戻しを行わなくてもよくなり、その分の手間を省略で
き、工期の短縮化が図られる。
【0010】さらに、PC壁部材、PC基礎材およびP
C連結部材の長さ方向両端部にそれぞれコンクリート充
填部が形成されている場合には、このコンクリート充填
部にコンクリートスラリーを打設することにより、それ
ぞれのPC部材同士および異なるPC部材同士の接合が
容易となる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1,2には本実施例の建物1が示されてお
り、この建物1は地下室2を備えている。地下室2は、
擁壁となる複数のPC壁部材10を四方周囲に設けて形
成された空間を、適宜PC仕切り壁11で仕切って形成
されている。これらのPC壁部材10およびPC仕切り
壁11はほぼ長方形状に形成され、それぞれの両端部1
0A、11Aは断面コ字状となっており、その内部がコ
ンクリート充填部10S,11Sとなっている。また、
PC壁部材10およびPC仕切り壁11の側面には人通
孔10B,11Bが明けられ、作業者はこの人通孔10
B,11Bから入れるようになっている。なお、PC壁
部材10とPC仕切り壁11とは構造はまったく同じで
ある。また、図1中PC壁部材10の大きさ等は異なっ
ているが、構造的には同じであるため符号は同じとして
ある。
【0012】また、建物1の基礎3は、複数のPC基礎
材20を建物1の形状に対応させて組み合わされてい
る。これらのPC基礎材20は、前記PC壁部材10の
高さ寸法より低く形成されるとともに、両端部20Aは
断面コ字状となっており、その内部がコンクリート充填
部20Sとなっている。また、側面には適宜人通孔20
Bが明けられ、下部にはフーチン20Cが形成されてい
る。なお、図1中基礎3のPC基礎材20の大きさ等は
異なっているが、構造的には同じであるため符号は同じ
としてある。
【0013】このような地下室2と基礎3とは連結部材
であるPC連結板4で連結されている。すなわち、PC
連結板4は、一端部4AがPC基礎材20の高さ寸法と
同一高さ寸法となり、他端部4BはPC連結部材10と
同一高さ寸法となっている。そして、PC連結板4の下
部は一端部4Aから他端部4Bを結ぶ傾斜部4C、言い
換えれば、基礎3側から地下室2側に下り勾配となる傾
斜部となっており、いわゆるハンチ状に形成されてい
る。PC連結板4の長さ方向両端部4Dは、断面コ字状
となっており、その内部がコンクリート充填部4Sとな
っている。また、側面には人通孔4Eが明けられてい
る。このようなPC連結部材20は地下室2と基礎3と
の間に4枚配置され、コンクリート充填部4Dにコンク
リートスラリーを打設することにより、PC連結部材2
0で地下室2と基礎3とを連結するようになっている。
【0014】このような地下室2、基礎3、PC連結部
材4は次のように設けられる。すなわち、図2に示すよ
うに、地下室2の縦穴13の底部には砂利等の上に多数
本の鉄筋14が縦横に配置されており、その上にPCレ
ベル板15を介して上記PC壁部材10、PC仕切り壁
11を設ける。そして、鉄筋14から所定寸法厚さとな
るようにコンクリートスラリー16を打設し、これによ
り、地下室2の床面2Aを形成する。なお、縦穴13は
PC壁部材10およびPC仕切り壁11を設置して地下
室2を形成した後、埋め戻し部17に土を入れ埋め戻し
作業を行う。このとき、地下室2と基礎3との間の空間
18は、本来は埋め戻し部であるが埋め戻し作業を行わ
ない。
【0015】PC基礎材20は根切り部21内にフーチ
ン20Cを設置して取り付け、適宜捨てコンを打設した
後、PC基礎材20と根切り部21の埋め戻し部22に
土を入れ、埋め戻し作業を行う。なお、PC基礎材20
の両端下部は、PCレベル板23の上に載せる。また、
PC連結板4の取り付けは、前記空間18における縦穴
13の傾斜にPC連結板4の傾斜部4Cを沿わせるよう
にして行う。そして、このPC連結板4の傾斜部4Cの
下部にコンクリートスラリー19を打設し、これによ
り、このコンクリートスラリー19の部分でPC連結板
4のフーチンを形成する。
【0016】このようなPC基礎材20の上に、例えば
パネル工法による地上建物6が載せられ、地下室2の上
にも同様の地上建物7を載せ、これにより、前記地下室
付き建物1が建てられる。なお、地下室2は図示しない
階段等で地上建物7と出入りできるようにして例えば居
室等として使用してもよく、あるいは地上からスロープ
を形成して地下室2に行けるようにして車庫等に利用し
てもよい。
【0017】前述のような本実施例によれば次のような
効果がある。すなわち、地下室2は複数のPC壁部材1
0とPC仕切り壁11とで形成され、また、基礎3はP
C基礎材20で、これら地下室2と基礎3とを連結する
連結部材4は複数のPC連結板4でそれぞれ形成されて
いる。これらの部材10,11,20,4はすべてPC
製の同一種類のため、工場から搬入し現場で据え付ける
だけでよく、作業が煩雑とならないため、作業効率がよ
くなり、これにより、コストも安くなる。
【0018】また、PC連結板4には傾斜部4Cが形成
されており、この傾斜部4Cを空間18における地下室
2用縦穴13の傾斜に沿わせるようにして配置できるの
で、縦穴13はそのままでよく、言い換えれば、地下室
2と基礎3との間の縦穴13での埋め戻しは行わなくて
もよくなり、その分の手間を省略できるため、工期の短
縮化が図れるようになる。
【0019】さらに、PC連結板4における傾斜部4C
の下部にはコンクリートスラリー19が打設されている
ので、そのコンクリートスラリー19の部分がPC連結
板4のフーチンとなり、これにより、PC連結板4の強
度が増す。
【0020】また、PC連結板4、PC基礎材20、P
C壁部材10の端部4A、20A、10Aには、それぞ
れコンクリート充填部4S、20S、10Sが形成され
ており、充填部4A等同士を当接させ、あるいは充填部
4A等をPC壁部材10等の壁面と当接させれば、接合
部にコンクリートスラリーを打設できるので、PC基礎
材20同士、PC壁部材10の接合が容易となり、ま
た、地下室2と基礎3との接合も容易となる。
【0021】また、PC壁部材10およびPC連結板4
にも、人通孔10B,4Eが形成されているので、作業
者はこれらの人通孔10B,5Eからも入れ、これによ
り、地下室2の内部の作業が可能となる。
【0022】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれば
次に示すような変形例を含むものである。例えば、前記
実施例では、地下室2は周囲をPC壁部材10で囲み、
内部をPC仕切り壁11で仕切って形成されているが、
これに限らず、PC仕切り壁11で仕切らず、一つの大
きな地下空間からなる地下室としてもよい。
【0023】また、前記実施例では、地下室2のPC壁
部材10を設置した後で基礎3を施工し、次いでこれら
2,10の間にPC連結板4を設けているが、これらの
設置順序はこれに限らず、例えば基礎3を施工し、次に
PC連結板4を配置し、最後に地下室2のPC壁部材1
0を設置してもよい。本発明では、要するに、基礎3と
地下室2の擁壁とがPC製とされ、これらがPC連結板
4で連結されるものであればよい。
【0024】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の地下室
付き建物では、建物における地下室と基礎の施工が、同
一工法のPC製の擁壁と基礎材とを使用しての作業とな
っているため、現場での作業が容易となり、これによ
り、コストを安くできる。
【0025】また、地下室と基礎とを連結するPC連結
部材の下部に、基礎側から地下室側に下り勾配となる傾
斜部が形成されているので、PC連結部材を設ける際に
傾斜部を地下室用の縦穴に沿わせることができ、この結
果、地下室と基礎の間においては地下室用縦穴の埋め戻
しを行わなくてもよくなり、その分の手間を省略でき、
工期の短縮化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る建物を示す平面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 建物 2 地下室 3 基礎 4 PC連結部材 4C 傾斜部 4S,10S,11S コンクリート充填部 10 擁壁であるPC壁部材 13 地下室の縦穴 20 PC基礎材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下室を備えた建物であって、前記地下
    室の周囲の擁壁はプレキャストコンクリート製壁部材で
    形成されるとともに、基礎はプレキャストコンクリート
    製基礎材で形成されていることを特徴とする地下室付き
    建物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の地下室付き建物におい
    て、前記地下室と基礎とはプレキャストコンクリート製
    連結部材で連結されるとともに、このプレキャストコン
    クリート製連結部材の下部には前記基礎側から地下室側
    に下り勾配となる傾斜部が形成されていることを特徴と
    する地下室付き建物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の地下室付き建
    物において、前記プレキャストコンクリート製壁部材、
    プレキャストコンクリート製基礎材およびプレキャスト
    コンクリート製連結部材の長さ方向両端部にはそれぞれ
    コンクリート充填部が形成されていることを特徴とする
    地下室付き建物。
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