JPH08101032A - 大型物体の表面の三次元測定方法及び装置 - Google Patents

大型物体の表面の三次元測定方法及び装置

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JPH08101032A
JPH08101032A JP7144225A JP14422595A JPH08101032A JP H08101032 A JPH08101032 A JP H08101032A JP 7144225 A JP7144225 A JP 7144225A JP 14422595 A JP14422595 A JP 14422595A JP H08101032 A JPH08101032 A JP H08101032A
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measuring means
measuring
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distance
measured
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JP7144225A
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Jean-Luc H R Maillart
アンリ ジャン−リューク マイヤール ラウール
Michel Lequime
ルキーム ミシェル
Pascale Bellamy
ベラミー パスカル
Smet Gabriel De
ドゥ スメ ガブリエル
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Sollac SA
Bertin Technologies SAS
Original Assignee
Bertin et Cie SA
Sollac SA
Lorraine de Laminage Continu SA SOLLAC
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Publication date
Application filed by Bertin et Cie SA, Sollac SA, Lorraine de Laminage Continu SA SOLLAC filed Critical Bertin et Cie SA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型物体の表面の三次元測定を早く性格に行
うことを目的とする。 【構成】 三次元測定の方法と装置とが、車両などの大
型物体(15)の高速高精度測定に利用される。本方法
は、形状測定センサ(3)の測定位置を近似的に決定す
る段階と、物体上の点であってセンサに関わる座標系内
で座標が表現される点によって表わされる表面部分の形
状を測定するため、測定位置に次々とセンサ(3)を位
置決めする段階と、所定の固定座標系内において、近似
的に決定された位置におけるセンサの位置を正確に標定
する段階と、センサの標定位置に応じて、センサに関わ
る座標系内で表現される表面部分の座標を固定座標系内
で表現される座標値に変換する段階とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体、より詳細には大型
物体の三次元測定方法、ならびに被測定物体に決して接
触することのない可動測定手段を含む三次元測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】多くの三次元測定機が知られている。測
定学においてはたとえば従来よりC形機械が使用されて
いる。この種の機械は良好な測定精度をもたらすが、典
型的には寸法が1m未満重量が100kg未満の小型軽
量被測定物体にしか使用できない。門形、T字形、ある
いは橋形の機械は大型物体の測定に適しているが、その
構造の不均質性とそれが含む可動部品点数が故に、精度
はあまりすぐれていない。
【0003】他方、たとえば長さが5〜10mの大型物
体の場合、たとえば被測定物体の周囲を移動可能な2つ
のセオドライトを含む交差測定システムを使用すること
が知られている。セオドライトを移動し位置決めを行う
度毎に、固定基準点およびもう一方のセオドライトに対
する各セオドライトの方向を必ず決定しなければならな
い。次に一点ずつ測定が行われる。交差測定システムに
よって実現される測定精度はC形三次元測定機によって
得られる精度と同程度である。しかしながら2つのセオ
ドライトの実施には技巧が必要であり、物体の測定には
長時間を要する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、先行技術に
よるよりもより高速でより精度が高く、大型物体の形状
が正確に測定できる三次元測定方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のため、形状測
定手段による物体の表面の三次元測定方法は、 −形状測定手段の測定位置を近似的に決定する段階と、 −形状測定手段に関わる座標系内で座標が表現される物
体上の点である被測定物体の表面部分の形状を測定する
ため、決められた測定位置に次々と形状測定手段を位置
決めする段階と、 −所定の固定座標系内において、基準点合わせ手段によ
り形状測定手段の各前記位置の正確な位置を求める段階
と −形状測定手段に関わる座標系内で表現される表面部分
の座標を、固定座標系内で決められる形状測定手段の位
置に応じて固定座標系内で表現される前記位置の座標に
変換する段階とを含むことを特徴とする。
【0006】本発明の意味においては測定手段の位置
は、位置決定すなわちある座標系内での測定手段の座標
だけでなく、測定手段の方位すなわちこの方位について
の方向パラメータによっても定義される。
【0007】測定位置を近似的に決定するという予備段
階は、物体の概略形状を把握し後の位置測定段階を支援
する学習である。前記予備段階は、 −被測定物体の表面を表面ワイヤーフレーム処理する段
階と、 −各ワイヤーフレーム上において少なくとも1つの点を
選択する段階と、 −前記の少なくとも1つの点を通過するワイヤーフレー
ムに対しほぼ直角な軸を定義する段階と、 −ほぼ前記軸上に位置する測定位置を決定する段階とを
含む。
【0008】第1実施様態によれば、ワイヤーフレーム
化の段階は、 −距離測定手段を、測定空間内に分布し連続している所
定の位置に位置決めする段階と −距離測定手段の所定の各位置について、被測定物体か
らの距離測定手段の距離を測定する段階と、 −測定された距離に応じて被測定物体のワイヤーフレー
ムを決定する段階とを含む。
【0009】より詳細には、ワイヤーフレーム化の段階
は、 −少なくとも1つの距離測定手段を、物体が静置されて
いる支持体に平行な面内に分布し連続している所定の第
1位置に位置決めし、所定の各第1位置について物体か
らの距離測定手段の第1距離を測定する段階と、 −第2位置が、所定の間隔内に含まれる物体からの第2
距離になるよう、第1位置および第1距離に応じて第2
位置を計算する段階と、 −距離測定手段を第2位置に次々に位置決めし、所定の
各第2位置について、物体からの距離測定手段の第2距
離を測定する段階と、 −測定された第2距離に応じて被測定物体のワイヤーフ
レームを決定する段階とを含む。
【0010】さらにワイヤーフレーム化の段階は、形状
測定手段の測定位置が全く存在しない少なくとも1つの
空間区域を決定する段階を含む。
【0011】ワイヤーフレーム化の段階に含まれる諸段
階は、位置決めおよび測定の精度を要求しないので高速
で実行される。決定されたワイヤーフレームは被測定物
体の近似モデリングである。変形として、これらの段階
をたとえば前記モデリングによる被測定物体の先験的知
識に置き換えることが可能である。
【0012】本発明の別の実施様態によれば、位置標定
段階は、 −形状測定手段に連結された位置標定手段を、固定座標
系内において所定の少なくとも3つの点に次々と向ける
段階と、 −位置標定手段を連続して目的点に向けるため、固定座
標系内において位置標定手段の方位を決定する段階と、 −3点と方位とによって、位置標定手段に関わる固定座
標系を定める段階と −固定座標系において位置標定座標系の第1変換行列を
求める段階とを含む。また、変換段階は、 −位置標定座標系において、形状測定手段に関わる座標
系の第2変換行列を求める段階と、 −第1および第2行列に基づき、固定座標系において形
状測定手段に関わる座標系の第3変換行列を求める段階
とを含む。
【0013】測定手段の位置を決める段階と測定結果を
変換する段階とは、最終測定結果の精度が確保されるよ
う高い精度で実施されることが好ましい。
【0014】本発明は、被測定物体に決して接触するこ
とのない可動測定手段を含む、本発明による測定方法を
実施するための三次元測定装置にも関する。本発明によ
れば、同装置は、 −距離測定手段の所定の測定位置について、被測定物体
からの距離測定手段の距離を測定するための距離測定手
段と、 −距離測定手段を所定の位置に次々に位置決めし、次い
で、可動形状測定手段が所定の位置において被測定物体
の表面部分の形状を測定するようにするため、所定の位
置測定手段の位置と測定距離とに応じて形状測定手段を
所定の位置に位置決めする手段と、 −所定の固定座標系内における形状測定手段の位置を求
める手段とを含む。
【0015】距離測定手段は、少なくとも1つの超音波
変換器か、超音波変換器台か、超音波変換器を各々坦持
するほぼ直角な2つの台を含む。
【0016】別の特徴によれば、形状測定手段は被測定
物体の表面部分の形状測定用光学センサを含む。
【0017】位置標定手段は、方向とは無関係な方法で
測定手段に連結されるビデオカメラと、固定座標系にお
いて座標値がわかっている位置標定目標が前面にあるよ
うな位置標定用固定パネルとを含むことが好ましい。
【0018】位置標定手段が、被測定物体を取り囲む支
持構造上にある横断材および/または可動ラックなどの
要素である場合、形状測定手段はその移動時に障害物が
近くにあることを検出する手段を含むことが好ましい。
たとえば、障害物は支持構造の支柱である。
【0019】本発明の他の特徴と長所とは、図面を参照
して行う以下の好ましい諸実施様態の説明を読むことに
より、よりよく理解されよう。
【0020】
【実施例】図1について説明する。三次元測定装置は、
図示されていないコンピュータによって制御される橋型
測定フレーム1を含む。フレームは、被測定物体を支承
するため地面に支持される台11の上方および周囲にた
とえば立方体などの平行六面体空間を形成する支柱およ
び梁12の固定構造を含む。
【0021】平行六面体空間の上側の2つの長辺を形成
する水平平行梁はそれぞれレール121を支持してい
る。2つの平行レール121の上では、前記空間の上面
を形成する水平面内を移動することが可能な横断材13
の端部を構成する、駆動と従動の2つの送り台が案内さ
れる。横断材13は、垂直面内においてラック14を横
断材13の長手方向および対角線方向に同時に移動する
手段を支持する送り台140のための案内レールを構成
している。ラック14の下端には、後で詳細に説明する
特に測定センサなどの器具の把握用の把握器具141が
固定されている。その結果ラック14の下端は、前記平
行六面体空間の内部の多くの位置間での移動が可能であ
る。横断材13とラック14の移動は、コンピュータに
よって制御される、図示されていない直流駆動モータユ
ニットにより実現される。フレームはまた、可動要素す
なわち横断材およびラックの移動によって生じる振動を
緩衝するため、図示されていない振動緩衝器を含むか、
あるいは図示されていない浮き床の上に設置される。
【0022】フレームの寸法は被測定物体の大きさに依
存する。たとえば長さが約10m、幅が約8m、高さが
5mのフレームは大型物体の測定用とされる。図1にお
いては、被測定物体はたとえば車両もしくは自動車15
の車体、または変更をうけた車体部品、または機械の外
装であって、台11上に静置され、あるいは測定時間中
動かないようにするため場合によっては同台に固定され
る。
【0023】変形例においては、フレームの代わりに、
T字形構造物、またはレール上を案内される関節ロボッ
トが使用される。
【0024】フレーム1は、原点0と0に集まる3つの
軸X、Y、Zとを含む直交座標系をもっている。原点0
はフレームの短辺上にあり、X軸は水平でフレームの長
辺に対し平行であり、Y軸は水平でフレームの短辺に対
し平行であり、Z軸は垂直で前記短辺内に含まれる。座
標系(0、X、Y、Z)の位置と方位は任意に決めら
れ、決められた後は一定である。実際には座標系(0、
X、Y、Z)は、測定センサの較正または検定が可能な
固定式で水平なテーブルまたは大理石で実現される。
【0025】測定装置はさらに標点パネル161 〜16
E を含む。その役割については後述するが、Eはたとえ
ば10などの正の整数を示す。各標点パネル161 〜1
Eは、測定空間の外側の床面に配設され測定空間の周
囲に分布する、垂直棒をもつ堅固な支持体1611 〜1
61E 上に固定されている。垂直棒1611 〜161E
は諸パネルが異なった高さになるようそれぞれ長さが異
なっている。パネル16e の面のうちの1つであって測
定空間側に向いている面は、同面上に一様に配分された
標的162e,1 〜161e,F を含む。ここで指数eは1
からEまで変化する。指数fは1から数十程度の整数F
まで変化するが、各標的162e,f はたとえば円盤、リ
ングなど、小型の分散平面である。変形例においては、
標的162e,f は、全方向に一様に分布するようにして
光を分散する特徴をもつ分散球である。標的は、各標点
パネルにつき1つまたは2つの光源というように、図示
されていない光源によって照明される。パネル161
16E は定置されており、各標的162e,f の位置は、
各標的が固定座標系(0、X、Y、Z)の座標点によっ
て標定されるようたとえばセオドライトを用いた測定に
より標定される。
【0026】図2を参照しながら三次元測定方法につい
て説明する。同方法は、コンピュータにおいてプログラ
ムされた4つの主な段階E10〜E40を含むアルゴリ
ズムの形態で実現されている。
【0027】段階E10では、被測定物体の全体の表面
包絡線を近似的に決定する。この段階が終了すると被測
定物体の近似ワイヤフレームモデルが生成される。主段
階E10は4つの段階E11〜E14を含む。これにつ
いては図3を参照しながら説明を行う。
【0028】主段階E20では、段階10で決められた
物体のワイヤフレームにしたがって、被測定物体の周囲
における形状測定センサの経路を決定する。主段階E2
0は6つの段階E21〜E26を含む。これについては
図7を参照しながら説明を行う。
【0029】主段階E30は、前記で定めた経路にした
がいセンサにより行う、本来の意味での、物体の表面部
分の三次元測定に関する。同段階は、センサの移動と、
物体の表面部分の形状の測定と、センサ位置の標定とを
含む。これについては図10を参照しながら段階E31
〜E37で説明を行う。段階E30が終了すると、被測
定物体の表面の測定点の正確な座標値が得られる。
【0030】主段階E40では、物体の数学的モデルで
あってたとえばCAD(コンピュータ支援設計)ソフト
ウェアによって活用されるためのモデルを決めるため、
段階E30で得られた測定点の全部を処理する。このモ
デルはとくに、物体とCADソフトウェアによって作成
されたそのモデルとの比較、物体とそれを実現するため
に使用した型打ち機器のモデルとの比較、さらには形状
クレイモデルなどのプロトタイプのモデリングのための
ものである。
【0031】主段階E40は、実施された三次元測定の
所望の用途によって異なる段階である、ワイヤフレーム
化と、補間と、スムージングの段階を含む。
【0032】図3について説明する。測定台11上に静
置されている物体15の全体の表面包絡線を決定する段
階E10は、超音波変換器という形態の距離測定手段を
フレーム上に取り付ける第1段階E11を含む。
【0033】次に図4について説明する。変換器台2
は、N個の変換器221 〜22N が取り付けられている
H型支持ビーム21を含む。ここでNは被測定物体とフ
レームの寸法によって決まる整数であり、ここに説明す
るフレームの場合Nはたとえば24である。台2はさら
に、変換器221 〜22N と図示されていないコンピュ
ータとの間の信号の成形とやりとりのための電子回路2
3と、変換器と回路23とに電源を供給する電源回路2
4と、フレームのラック14の把握装置141によって
把握される把握端25とを含む。
【0034】変換器221 〜22N はH型ビーム21に
そって規則正しく一列に配置され同一の方向に向けられ
ているため、変換器の放射円錐261 〜26N が全てH
型ビーム21に対し直交する同一の方向に向いている。
変形例においては、H型ビーム21の片方の端部または
両端に位置する変換器は、H型ビーム21に対し直交す
る方向に対し、軸が若干の角度を成しH型ビーム21の
中心に向かう図4の面内に向けられている放射円錐をも
つので、被測定物体15のほぼ垂直な縁は後述する移動
および測定サイクル時に端部の変換器により「掃査」さ
れる。別の変形例によれば、変換器は、H型ビーム21
に対し直交する方向に対し、軸が若干の角度を成すが今
度は図4の面の前方または後方に向けられる放射円錐を
もつ。
【0035】いずれの場合も、超音波変換器はおよそ
0.5〜5mの測定範囲内において1cm程度の分解能
と、およそ15°〜30°の放射円錐をもつ。
【0036】変換器台2は、ラック14の把握器具14
1に連結された台の把握端25を介してラック14に固
定される。取り付けは作業者の手作業によって行われる
か、制御されている器具交換装置によって自動的に行わ
れる。台2がラック14の下端に取り付けられると、台
2は横断材13に対し平行となり、フレームの支柱の間
の、フレーム1の下側の平行六面体空間の幅全体を占め
る。
【0037】変換器の放射円錐は垂直に下に向けられ
る。別の変形例の場合、幾つかの放射円錐が若干フレー
ムの中心側に向けられるか、若干、図4の面の前方また
は後方に向けられる。
【0038】図5について説明する。段階E12は、台
2がフレームの最も高い端部に来るような位置PR0
の台2の移動を含む。この位置はたとえば、原点0と台
2の中心27との一致に相当する。その時台の長軸は軸
Yに一致する。
【0039】段階E12は、軸Xに沿った変換器台の移
動サイクルを含む。その際、台は軸Z上において寸法が
一定であり軸Yに平行である。この移動サイクル中、台
2はフレームの軸X上の全寸法に分布する横座標X1
M にそれぞれ対応する、複数の連続する第1位置PR
1 〜PRM に移動し位置決めされる。このようにして台
2は、被測定物体15が静置されている水平台11に平
行な水平面に広がっている。第1位置の数Mと、隣接す
る2つの第1位置間の距離とは一定であるか、被測定物
体の寸法に応じて作業者が選択できる。隣接する2つの
測定位置間の距離は、図9を参照して詳細に説明する段
階E30において使用される測定センサの作用域の寸法
よりも小さいことが好ましい。
【0040】mを1からMまでの整数の指数とした時、
変換器221 〜22N の作動を開始することにより台2
の各第1位置PRm (Xm )において一連の測定が行わ
れる。nを1からNまでの整数の指数とした時、作動を
開始した変換器22n は下方に超音波束を発信し、反射
エコーの受信時間に応じて束が走った距離を評価する。
【0041】複数の変換器によって受信されるエコー間
の干渉を防止するため、変換器221 〜22N は順次作
動を開始させることが好ましい。台2が位置PRm にあ
る時の変換器22n による測定の結果は第1三重項(X
m 、Yn 、Zm,n )である。ここでXm は軸X上の台2
の第1位置PRm の横座標であり、Yn は軸Y上の変換
器22n の第1位置であり、Zm,n は、台の寸法に対す
る物体からの垂直方向の第1距離で表わされる、変換器
22n による測定の結果である。三重項(Xm、Yn
m,n )はコンピュータに記憶される。台2が軸X上の
フレームの全寸法を移動した後には、M×N個の第1三
重項(X1 、Y1 、Z1,1 )〜(XM 、YN 、ZM,N
が記憶される。
【0042】近接する寸法Zm-1,n 、Zm+1,n 、Z
m,n-1 、Zm,n+1 に対するしきい値と最も異なる寸法値
m,n などの異常値を選別し排除するため、三重項に対
し一貫性についての検証が行われる。一貫性についての
検証の結果は修正三重項集合(Xm 、Yn 、Zm,n )で
あり、以下に説明する段階E13の移動サイクルの経路
を決定するのに使用される。
【0043】段階E13は、横座標XM からX1 までの
台2の移動サイクルを含みやはり軸Yの移動は行わない
が、ここでは、前に測定された第1位置Zm,n に応じて
決定された第2寸法ZPM 〜ZP1 にて実行される。
【0044】この移動サイクルの目的は被測定物体をよ
り正確に測定することである。この目的のため、台2
が、被測定物体からの第2測定距離DMであって典型的
にはおよそ0.6〜1mの所定の間隔になるような距離
に位置するよう、台2の垂直位置ZPm が計算される。
たとえばZPm という値は、距離DMが加算された測定
値Zm,1 〜Zm,N のうちの最大値に等しい。変形例にお
いては値ZPm は、距離DMが加算された測定値Zm,1
〜Zm,N の平均値と、DMより少ない最小測定距離であ
って超音波変換器の場合およそ0.4mに等しい距離が
加算された測定値Zm,1 〜Zm,N のうちの最大値の両者
のうちの最大値に等しい。いずれの場合にも、衝突を防
止するため台2と被測定物体15の間には最小安全間隔
が設けられている。
【0045】台2の第2寸法ZPm が求められると、台
2は、横座標Xm と寸法ZPm とで決められる各第2位
置に次々と位置決めされ、段階E12における一連の測
定と同様の方法で一連の第2測定位置の測定が行われ
る。対応する変換器と物体15との垂直方向の距離であ
る各第2測定距離は、全ての第2距離が前に設定した座
標系(0、X、Y、Z)における値として示されるよ
う、台2の寸法の値だけ補正される。変形例において
は、第2寸法ZPm の計算後すぐ、座標値Xm とZPm
とで決められる位置への台の位置決めが行われ、次いで
変換器221 〜22Nより次々と測定が行われる。次
に、次の第2位置に対応する第2寸法が計算される。以
下は同様である。いずれの場合も、台が軸X上のフレー
ムの全寸法を移動した後は、台は再度位置PR0 に位置
決めされ把握器具141から分離される。固定座標系内
で数値が示されるM×N秒の三重項(X11 、Y11
Z11,1 )〜(X1M 、Y1N 、Z1M,N )は記憶され
るが、X11 からX1M までは台の横座標値を意味し、
Y11 からY1N までは変換器221 〜22N の縦座標
値を意味し、Z11,1 からZ1M,N までは、相次いで測
定を行った物体15の寸法である。三重項(X1m 、Y
n 、Z1m,n )は被測定物体15の近似である。フレ
ーム1の梁および支柱の位置決めおよび寸法が不正確で
あることと、フレーム1に対する台2の位置が不正確で
あること、超音波変換器の分解能の理由から、この近似
は精度が低い。しかしながらこの近似は高速で実行され
る。第1変形例によれば、隣接する2つの変換器の間隔
よりも少ない軸Y上の測定ピッチを作業者が選択できる
よう、台2は隣接する2つの変換器の間隔以下の移動量
で軸Yを移動することができる。より高速だが精度は劣
る第2の変形例によれば、段階E13は行われず、三重
項(X1m 、Y1n 、Z1m,n )の代わりにE12で求
められた三重項(Xm 、Yn 、Zm,n )が行われる。こ
れら2つの変形例のうちどちらを選択するかは速度と精
度のどちらに重きを置くかによるので、物体の形状の複
雑さの程度と物体の要求再現精度とに応じて作業者が選
択することが好ましい。
【0046】変形例においては、台2の代わりに、水平
に横断材13に固定された第1変換器台と、横断材13
の端部に垂直すなわち第1台に対しほぼ直角に固定され
た第2変換器台とを使用する。第1台の変換器は下方に
向けられ第2台の変換器は水平にフレームの中心に向け
られる。複数の台によって支持される2組合計約40個
の変換器は、軸Xを横断材13の全行程にわたって移動
する。その際、軸YおよびZの座標値は一定である。最
初の移動の際、垂直台はたとえば横断材13の片方の端
に固定され、次に2回目の移動の際にはもう一方の端に
固定され、図1において被測定物体15の長辺である2
つの対向する辺を走査する。
【0047】別の変形例によれば、変換器台2の代わり
に、ラック14の把握器具141に連結された支持体に
取り付けられた5個の超音波変換器が使用される。支持
体の移動時の衝突を防止するため、5個の超音波変換器
のうちの4個が水平面の4方向に向けられ、支持体の移
動時、障害物が近くにあることを検出する。5番目の変
換器は垂直に下に向けられ測定に使用される。変換器支
持体は、連続する2つの移動・測定サイクルにしたがい
移動する。第1移動・測定サイクルは不変の最大高さで
実行され、5番目の変換器が先に定めた座標点(Xm
n )に次々と位置決めされるよう変換器支持体を軸X
およびYの複数の位置に位置決めする。第2移動・測定
サイクルは、第1サイクルの測定に応じて異なる高さで
実行される。測定値について一貫性の検証が行われる。
【0048】さらに別の変形例によれば、距離測定手段
が、超音波変換器ではなくたとえばレーザセンサか物体
15の高速測定が可能な別の測定手段である。
【0049】いずれの場合も、被測定物体の「単純」ワ
イヤーフレームを求めるため段階E14においてM×N
個の第1三重項(X1m 、Y1n 、Z1m,n )が使用さ
れる。このワイヤーフレーム化処理は四辺形または三辺
形表面である表面ワイヤーフレームM1 〜MK を含む。
ここでKは整数である。ワイヤーフレームは、寸法値Z
m,n に対する平滑化により平面とすることが好まし
い。各ワイヤーフレームMk の表面積は、図9を参照し
て詳細に説明する段階E30で使用される測定センサの
作用域よりも小さい。整数の指数であるkは1とKの間
にある。
【0050】ワイヤーフレームはコンピュータによって
自動的に生成され、あるいは作業者との対話によって生
成される。その場合、中間点が生成される区域と、たと
えば測定寸法が水平台11の寸法に対応する区域と被測
定物体15の寸法には対応しない区域などワイヤーフレ
ーム化を行わない区域とを作業者が選択する。
【0051】図6について説明する。各々座標値が(X
m-1 、Y1n-1 、Z1m-1,n-1 )、(X1m-1 、Y1
n 、Z1m-1n )、(X1m-1 、Y1n+1 、Z1
m-1,n+1)、(X1m 、Y1n-1 、Z1m,n-1 )、(X
m 、Y1n 、Z1m,n )、(X1m 、Y1n+1 、Z1
m,n+1 )、(X1m+1 、Y1n 、Z1m+1,n )であるよ
うな点Pm-1,n-1 、Pm-1,n 、Pm-1,n+1 、Pm,n-1
m,n 、Pm,n+1 、Pm+1, n からワイヤーフレームの一
部が生成される。1つのワイヤーフレームMk の表面積
が所定の所望の値よりも確実に少ないようにするために
は、隣接点の寸法値を比較しなければならない。実際、
点の横座標と縦座標は、段階E13における台2の隣接
する2つの測定位置と、台2上の隣接する変換器間の距
離との間隔によって決定され、この状態においては点の
寸法値のみが、生成するワイヤーフレームの表面に影響
を及ぼす。寸法値が若干異なる点を含む区域の場合、ワ
イヤーフレーム化とは、四辺ワイヤーフレームMk と4
つの隣接する点Pm-1,n-1 、Pm-1,n 、Pm,n-1 、P
m,n との結合である。所定のしきい値以上に異なる寸法
値をもつ点を含む区域の場合、これら点の間に中間点が
生成される。
【0052】隣接する点の寸法値の差異に応じて、寸法
値の異なる2つの点の間に単数または複数の中間点が生
成され、寸法値の異なる2つの点の間の直線上に等間隔
で配置される。たとえば中間点PIm-1,n およびPI
m,n は各々、Pm-1,n とPm-1, n+1 との間の点、Pm,n
とPm,n+1 との間の点で生成される。2つの四辺ワイヤ
ーフレームMk+1 およびMk+2 は各々、4つの隣接点を
結合することにより生成される。
【0053】段階E14におけるワイヤーフレーム化
は、形状測定センサの種々の測定位置PM1 〜PMR
同センサの経路TCとを決定するため段階E20におい
て使用される。
【0054】さらに、測定位置PM1 〜PMR がその中
に存在してはならない「禁止」区域を決め、形状測定セ
ンサの移動時の衝突の危険性をなくすようにするため、
M×N個の第1三重項(X1m 、Y1n 、Z1m,n )が
用られる。禁止区域とは、たとえばセンサにとって障害
物となり得る障害物を包含する四辺形であり、障害物の
周囲に安全のための余裕を設けたものである。
【0055】変形例においては、たとえば、点Pm,n
類似した点またはワイヤーフレームMk に類似した点に
よる物体のモデリングが、段階E20ですでに記憶され
使用可能な時、主段階E10または段階E11〜E14
の一部をなくしてしまうことが可能である。
【0056】図7について説明する。主段階E20は、
各ワイヤーフレームM1 〜Mk において次々と実行され
る一連の処理を含む。段階E21は最初のワイヤーフレ
ームM1 のための処理の初期化である。段階E22で
は、ワイヤーフレームMk の中心Ck が決められる。こ
こでkは1から段階E14で決められたワイヤーフレー
ム数Kまでの数であって、ワイヤーフレームMk が図6
に例示するような四辺形である時その頂点を通過する直
線の線分の交点の幾何学計算によって決まる数である。
一般的に、中心Ck はワイヤーフレームMk の重心であ
る。変形例においては、段階E22が、ワイヤーフレー
ム1つあたり少なくとも1つの点が投影されるよう、所
定の点のグリッドをワイヤーフレームM1 〜Mk に投影
する段階に代えられる。その結果、その後の中心Ck
投影点に置き換えられる。段階E23は、ワイヤーフレ
ームMk に対しほぼ直角であって中心Ck を通る軸AP
k を決定する段階である。
【0057】段階E24では、ワイヤーフレームMk
ついての測定位置PMk が決められる。測定位置PMk
は、下記に詳細に説明する手段3の光学センサである形
状測定手段が位置決めされる空間内の点である。測定位
置PMk の決定にあたっては以下のような条件が課せら
れる。 −測定位置PMk とワイヤーフレームMk の中心Ck
の間の距離は、たとえば1250mm±150mm等、
測定センサに依存する最良測定位置である所定の値DO
Mに等しいこと。 −撮影のための光学軸がワイヤーフレームMk の表面に
対し「直角」になるようにするか、機械的な理由からセ
ンサをワイヤーフレームMk に対し直角に位置決めする
ことができない場合ワイヤーフレームの垂線に対し若干
傾斜するようにするため、測定位置が中心Ck を通過す
る軸APk 上に位置すること。 −測定位置からセンサにとって少なくとも3つの位置標
定パネル16e 、16h、16i が見えること。ここで
hとiの指数は、eとは異なり1からEまでの数値であ
る。 −被測定物体15上でセンサによって測定された表面部
分は、測定された隣接する表面部分を部分的に覆わなけ
ればならない。
【0058】ある測定点においてこれらの条件が相対す
る場合、作業者によってこれら条件に優先順位が与えら
れるか、作業者がある条件を除外するか、ある1つのみ
のワイヤーフレームについて、ワイヤーフレームMk
ついて少なくとも1つの測定位置を決めるため各条件が
前記の条件を満たすような複数の測定位置が決定され
る。
【0059】測定位置PMk は記憶され、 −固定座標系(0、X、Y、Z)内で表現される座標値
(XMk 、YMk 、ZMk )であらわされるセンサ位置 −水平面(0、X、Y)に対する光学軸の位置SMk
と、たとえば軸Xなど座標系の3軸のうちのいずれかに
対するセンサの光学軸の方位GMk とで表わされる、セ
ンサの向きを含む。
【0060】段階E25は、測定位置PM1 〜PMK
決定するためにワイヤーフレームM1 〜Mk が全て選択
されたかどうかを確認する段階である。未選択のワイヤ
ーフレームがある場合、新しいワイヤーフレームについ
て段階E22〜E24が実行される。ワイヤーフレーム
がすべて処理されると、R個の測定位置PM1 〜PM R
が記憶される。ここでRはK以上の整数である。
【0061】段階E26は、測定位置PM1 〜PMR
接続するための形状測定センサの経路TCを求める段階
である。一連の位置間における追尾が可能な限り一方向
になり経路全体にわたりセンサの移動量を最小にするよ
う、経路内の位置の順序が選択される。記号を複雑にし
ないようにするため、以下の説明においては、経路内に
配置された位置を、経路内の順序による連続番号PM1
〜PMR に名称を変えると仮定する。
【0062】経路TCは、連続する2つの位置PMk
PMk+1 との間において、最良の測定距離DOMにおい
て物体のワイヤーフレームにしたがうが、センサが所定
の安全距離DS以下に接近することはない。図6に示す
ように、特に凸部をはじめ経路全体にわたり安全距離D
Sが確実に確保されるようにするため、2つの測定位
置、PMk とPMk+1 、の間の経路中間点PITk,1
PITk,J の座標値が計算される。
【0063】経路を完全に決定するということは、2つ
の測定位置間の移動について、 −軸X上の横断材13か −横断材13または軸Zに沿った軸Y上のラックか −以下に説明する、回転中の測定センサかのうちのいず
れか1つの少なくとも1つの移動を決めることである。
【0064】前記移動には、振動を最小化するために選
択された速度と加速度が結び付けられる。この経路の決
定はロボット化技術において従来の方法で行われ、特に
測定位置PM1 〜PMR へのセンサの移動に対応する横
断材、可動ラック、測定センサの駆動モータの制御パラ
メータの決定を含む。
【0065】被測定物体のワイヤーフレームと経路TC
とは、表示画面上に線で表示されることが好ましい。そ
の場合作業者はたとえば、ある特定の区域において経路
を変更することが可能である。
【0066】図8について説明する。概略的に言って形
状測定センサ3は、関節をもちモータで駆動される第1
ハンドル31を含み、その端部には測定用光学センサ3
3と、関節をもちモータで駆動される第2ハンドル34
であってその上に位置標定ビデオカメラ35が取り付け
られているハンドルとのための支持体32が固定されて
いる。
【0067】第1ハンドル31は、自由度が3であると
呼称される従来のロボットハンドルであって、図1に例
示するような把握器具141に連結されるよう機械的に
適合され、例示しない電気的接続部および情報処理接続
部を含むハンドルである。変形例においては、ハンドル
31が、前記に説明した台2のみに使用する把握器具1
41に近接するラック14の下端に取り外し不可能な状
態で連結されている。
【0068】有関節第1ハンドル31によって、水平面
(0、X、Y)に対する位置と、軸Xに対する光学セン
サ33の方位が決められる。
【0069】光学センサ33は物体の表面部分を次々に
測定し、位相符号化輪郭形状測定技術により被測定物体
の三次元形状が導かれる。図9について説明する。セン
サ33(FR-A-2 664 377)は概略的には、自らの方向に
対し直角な方向に光度の空間変化を示す縞または平行線
332をもつ照準331を照明する光源330を含む。
照準331を横断する光線は光学システム333を通し
て既知の方法で投影され、被測定物体15の表面部分に
照準の像が形成される。2π/Pの位相ずれピッチをも
つ縞のP個の域は、照準341の横送りによって次々と
投影されることが好ましい。ここでPはたとえば4また
は8である。平らで長方形の支持体上に配置された光検
出器334により、光学システム335を通過する照準
の像が検出される。光検出器334上の線332の像は
被測定物体の表面部分を表わしている。
【0070】センサ33についての局部座標系(0S、
XS、YS、ZS)において軸ZSは光検出器334の
面に直交するので、被測定物体15の表面部分の点の寸
法値は各光検出器334が受け取る光信号の位相を分析
することにより求められる。たとえばP=4の場合、光
検出器から発射される信号は以下のような形態である。 S0 =a+b.cosφ S1 =a+b.sinφ S2 =a−b.cosφ S3 =a−b.sinφ
【0071】これら式において、aとbは、各々、周囲
光度15と物体の表面部分の反射能に依存する未知の係
数であり、φは光検出器の信号の2πを法とする位相で
あり、次式によって得られる。
【0072】
【数1】
【0073】位相φは2πの精度で求められる。第1照
準の縞のピッチとは異なるピッチをもつP個の縞の域で
あって、ある域から次の域までの間に2π/Pだけ位相
がずれる域を第2照準を用いて投影し、光検出器の信号
に関して同様な計算を行うことにより、この位相の不確
定性は取り除かれる。
【0074】センサ33の局部座標系(0S、XS、Y
S、ZS)において、被測定物体15の表面部分の点の
寸法値は光検出器の出力信号の位相の絶対値より求めら
れる。物体の表面の諸点の横座標と縦座標とは、従来の
方法によるセンサ33の較正によって所定の関係による
光検出器の横座標と縦座標とに依存する。
【0075】センサ33の有効測定体積はたとえば、軸
XS上で600mm、軸YS上で400mm、軸ZS上
で300mmであり、光検出器は軸XSおよびYS上で
おおむね1.5mmを適用範囲とし、軸ZSで0.10
mm程度の精度をもつ。軸XSおよびYS上のセンサの
測定寸法は光検出器334の平らで長方形の支持体の寸
法に等しく、それによりセンサ33の作用域が決まる。
【0076】再度図8について説明する。有関節第2ハ
ンドル34により、支持体32すなわち光学センサ33
に対するカメラ35の方位が決められる。有関節アーム
34は、±5μ程度の高精度の不連続の位置決めを採用
するためモータによって駆動される。可能な方位数は典
型的には、数百から千の間である。
【0077】位置標定カメラ35は、位置標定座標系
(0R、XR、YR、ZR)をもつCCDカメラであ
る。特にフレーム1の構造の理由から十分な精度では知
りえなかった、固定座標系(0、X、Y、Z)における
測定位置PMr の座標値(XMrYMr 、ZMr )が、
カメラ35によって正確に決定される。
【0078】前記で説明したように、センサ3の1つの
測定位置PMr には、フレームの座標系(0、X、Y、
Z)において座標値が完全にわかっている標的によって
物理的に示されている点を含む少なくとも3つの位置標
定パネル16e 、16h 、16i が、関連づけられてい
る。
【0079】カメラ35は3つの位置標定パネルに次々
と向けられる。カメラ35の光軸と各パネルとの交点
は、座標系(0、X、Y、Z)における標的の座標値が
わかっているため、座標系(0、X、Y、Z)における
この交点の座標値により正確に求められる。
【0080】カメラ35が3つのパネルに向けられた時
の3つの交点とカメラの方位により、3つのセカント直
線が決まる。実験の結果、カメラ35と3つの位置標定
パネル16e 、16h 、16i とが、パネルの高さが種
々であることにより実現される同一の面内にない場合、
これら3つの直線がより高い精度で決められることがわ
かった。
【0081】これら3つの直線の交点は、後に設定する
位置標定座標系の中心0Rである。軸ZRは、交点のい
ずれか1つと中心0Rとを通る直線上にある。軸XR、
YRは、位置標定直交座標系の第2、第3軸を形成する
ため回転することにより求められる。センサの位置PM
r については、このようにして位置標定座標系から固定
座標系への第1変換行列TRが完璧に確立される。
【0082】他方、センサ33の座標系(0S、XS、
YS、ZS)から位置標定座標系(0R、XR、YR、
ZR)への第2変換行列TRSは、有関節ハンドル34
の方位によって確立される。
【0083】変換行列TRおよびTRSにより、センサ
の座標系において表わされる座標値であって、被測定物
体の表面部分の任意の点の座標値(Xs 、Ys 、Zs
を、固定座標系において表わされる点の座標値(XF
F 、ZF )に変換することができる。
【0084】
【数2】
【0085】上式においては、行列TRSと行列TRと
の乗算により、センサ33の座標系から固定座標系への
変換の第3行列が得られる。
【0086】変形例においては、支持体32がラック1
4に堅固に連結され、センサ33がハンドル34と同様
の関節をもったハンドルを介して支持体32に接続さ
れ、カメラ35がハンドル34を介して支持体32に接
続されている。別の変形例においては、測定センサ3は
節をもったハンドルも位置標定カメラ35も含まない。
センサ3の位置の標定は測定センサ33により前記と同
様の方法で行われる。この場合、測定センサ33は交互
に位置標定と被測定物体の測定とに使われる。
【0087】さらに別の変形例においては、測定センサ
3は、少なくとも5つの超音波変換器であってうち4つ
が2つずつ反対方向に向けられる等水平面内で異なる方
向に向けられ、1つが垂直に下に向けられているような
超音波変換器により、センサ3の移動時に障害物の接近
を検出する衝突防止装置を含む。衝突防止装置は、セン
サ3が障害物から充分な距離を保つよう、測定時間中常
時監視する。衝突防止装置は禁止区域の決定を補完する
もので、段階E10では存在しなかったがここでは存在
する障害物がセンサ3の経路上に来る可能性がある場合
には非常に有用である。
【0088】図10について説明する。主段階E30
は、フレームのラック14の把握器具141にセンサ3
を取り付ける第1段階E31を含む。この段階はセンサ
と把握器具との物理的接続と電気的接続、情報処理的接
続を含む。センサ3が取り外しが不可能な方法でラック
14に連結されている場合には、取り付け段階は実行さ
れない。
【0089】段階E32は測定の初期化である。センサ
33についての座標系の中心0Sが測定位置PM1 と一
致し、センサと座標系(0S、XS、YS、ZS)の方
位が固定座標系(0、X、Y、Z)に対する第1位置P
1 の位置SM1 と方位GM1 によって決められる方位
となるよう、測定センサ3は取り付け位置から移動し、
経路TC上の第1測定位置PM1 に位置決めされる。
【0090】次に経路TC上の各測定位置PM1 〜PM
R について段階E33〜E36が実行される。
【0091】段階E33では、測定センサ3が位置PM
r-1 から位置PMr まで移動する。既に説明したよう
に、この移動は経路TCによって決まり、横断材13
と、ラック14と、有関節ハンドル31との同時または
逐次移動によって実現される。
【0092】センサ3が測定位置PMr に達すると、お
よそ10〜20秒というように所定の時間の経過後、表
面部分の位置標定と測定とが行われる。その際、センサ
は前記時間の経過後もその位置は変わっていないとみな
す。
【0093】段階E34は、図9を参照して説明したよ
うな物体15の表面部分の測定を行う段階である。
【0094】段階E35は、前記で説明したように位置
標定カメラ35を順次3つのパネル16e 、16h 、1
i に向けることにより、フレーム1についての固定座
標系(0、X、Y、Z)におけるセンサ33の位置の標
定を行う段階である。
【0095】変形例においては測定段階と位置標定段階
とが同時に行われ、また別の変形例においては測定の前
に位置標定が行われる。
【0096】段階E36は、段階E34で測定された座
標値の座標系をセンサの座標系に変換し、フレームにつ
いての固定座標系(0、X、Y、Z)において前記座標
値を表わす段階である。この段階は、既に説明したよう
に、測定センサの座標系と、位置標定座標系と、固定座
標系との間の変換の行列計算により行われる。その後、
固定座標系(0、X、Y、Z)において表わされる座標
値が記憶される。
【0097】段階E37は、センサが経路TC上の全て
の位置PM1 〜PMR を走査したかどうかを確認する段
階である。走査が未完の場合には、未完位置について段
階E33〜E37が実行される。経路TC全体の走査が
終わると、測定を行う主段階E30は終了する。
【0098】作業者が介入して段階E32〜E36に変
更を施すことができることが好ましい。その場合、作業
者はとくに、ある表面区域において測定を行わないよう
にするため、幾つかの位置測定をとりやめることができ
る。また、経路TCを、それぞれが被測定物体の一部に
相当する部分経路に分割することも可能である。部分経
路はセンサによって順次走査される。また作業者は、被
測定物体の一部をより正確に測定するため追加の測定位
置を設定することができる。追加測定位置は経路上の2
つの測定位置間に挿入され経路を修正する役目を果たす
か、変形例においては追加経路を形成し本来の経路TR
の後走査される。
【0099】すでに説明したように、主段階E30の結
果は段階E40で処理され物体15の数学的モデルが決
められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】形状測定センサを具備する、本発明による三次
元測定装置の斜視図である。
【図2】本発明による三次元測定方法の主な段階のブロ
ックダイアグラムである。
【図3】本発明による物体表面ワイヤーフレームの決定
アルゴリズムである。
【図4】本発明による超音波変換器台の略図である。
【図5】固定座標系内の超音波変換器台の位置を示す、
超音波変換器台の斜視略図である。
【図6】本発明による形状測定センサの表面ワイヤーフ
レームと経路の一部の略図である。
【図7】本発明による形状測定センサの経路の決定アル
ゴリズムである。
【図8】本発明による形状測定センサの略図である。
【図9】測定する物体の表面部分の上方にある形状測定
センサの概略線図である。
【図10】本発明による形状測定アルゴリズムである。
フロントページの続き (71)出願人 595089075 ソラック SOLLAC フランス国, 92070 ラ デファンス, ラ デファンス 7, クール ヴァル ミー 11−13番地, イムーブル パシフ ィック (72)発明者 ラウール アンリ ジャン−リューク マ イヤール フランス国, 13320 ブーク ベル エ ール, ドメーヌ ドゥ ラ サル 601 番地 (72)発明者 ミシェル ルキーム フランス国, 13510 エギユ, リュ デ スーリー 6番地 (72)発明者 パスカル ベラミー フランス国, 60300 サンリス, ロン プワン ドゥ マルジェネスト 8番地 (72)発明者 ガブリエル ドゥ スメ フランス国, 95880 アンギャン レ バン, ブールバール デュ ラーク 30 番地

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −形状測定手段(3)の測定位置(PM
    1 〜PMR )を近似的に決定する段階(E20)と、 −形状測定手段に関わる座標系内(0S、XS、YS、
    ZS)で座標が表現される物体上の点である被測定物体
    (15)の表面部分の形状を測定する(E33、E3
    4)ため、決められた測定位置に次々と形状測定手段
    (3)を位置決めする段階と、 −所定の固定座標系(0、X、Y、Z)内において、基
    準点合わせ手段(35)により形状測定手段(3)の各
    前記位置の正確な位置を求める段階(E35)と −形状測定手段に関わる前記座標系(0、X、Y、Z)
    内で表現される表面部分の座標を、固定座標系内で決め
    られる形状測定手段の位置に応じて固定座標系内で表現
    される前記位置の座標に変換する段階(E36)とを含
    むことを特徴とする、形状測定手段(3)による物体
    (15)の表面の三次元測定方法。
  2. 【請求項2】 測定位置を近似的に決定するという段階
    (E20)が、 −被測定物体(15)の表面を表面ワイヤーフレーム
    (Mk )処理する段階(E10)と、 −各ワイヤーフレーム(Mk )上において少なくとも1
    つの点(Ck )を選択する段階(E22)と、 −前記の少なくとも1つの点(Ck )を通過するワイヤ
    ーフレーム(Mk )に対しほぼ直角な軸(APk )を定
    義する段階(E23)と、 −ほぼ(APk )前記軸上に位置する測定位置(PM
    k )を決定する段階(E24)とを含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の測定方法。
  3. 【請求項3】 ワイヤーフレーム化の段階(E10)
    が、 −距離測定手段(2)を、測定空間(1)内に分布し連
    続している所定の位置(PRm )に位置決めする段階
    (E12、E13)と −距離測定手段の所定の各位置について、被測定物体
    (15)からの前記距離測定手段(22n )の距離(Z
    m,n 、Z1m,n )を測定する段階(E12、E13)
    と、 −測定された距離に応じて被測定物体(15)のワイヤ
    ーフレーム(Mk )を決定する段階(E14)とを含む
    ことを特徴とする、請求項2に記載の測定方法。
  4. 【請求項4】 ワイヤーフレーム化の段階(E10)
    が、 −少なくとも1つの距離測定手段(22n )を、物体
    (15)が静置されている支持体(11)に平行な面内
    に分布し連続している所定の第1位置(PRm )に位置
    決め(E12)し、所定の各第1位置について物体から
    の距離測定手段の第 1距離(Zm,n )を測定する段階(E12)と、−第2
    位置が、所定の間隔内に含まれる物体からの第2距離
    (DM+max(Zm,1 〜Zm,n )になるよう、第1位
    置(PRm )および第1距離に応じて第2位置(ZP
    m )を計算する段階(E13)と、 −距離測定手段(22n )を第2位置(ZPm )に位置
    決め(E13)し、所定の各第2位置について、物体か
    らの距離測定手段の第2距離(Z1m,n)を測定する段階
    (E13)と、 −測定された第2距離に(Z1m,n)応じて被測定物体
    (15)のワイヤーフレーム(Mk )を決定する段階
    (E14)とを含むことを特徴とする、請求項2に記載
    の測定方法。
  5. 【請求項5】 さらにワイヤーフレーム化の段階(E1
    0)が、形状測定手段(3)の測定位置(PM1 〜PM
    R )が全く存在しない少なくとも1つの空間区域を決定
    する段階を含むことを特徴とする、請求項3または4に
    記載の測定方法。
  6. 【請求項6】 位置標定段階(E35)が、 −形状測定手段(3)に連結された位置標定手段(3
    5)を、固定座標系(0、X、Y、Z)内において所定
    の少なくとも3つの点に次々と向ける段階と、 −位置標定手段を連続して目的点に向けるため、固定座
    標系(0、X、Y、Z)内において位置標定手段(3
    5)の方位を決定する段階と、 −3点と方位とによって、位置標定に関わる固定座標系
    (0R、XR、YR、ZR)を定める段階と −固定座標系(0、X、Y、Z)において位置標定座標
    系の第1変換行列(TR)を求める段階とを含むことを
    特徴とする、前記請求項1から5のいずれか一項に記載
    の測定方法。
  7. 【請求項7】 変換段階(E36)が、 −位置標定座標系(0R、XR、YR、ZR)におい
    て、形状測定手段(3)に関わる座標系(0S、XS、
    YS、ZS)の第2変換行列(TRS)を求める段階
    と、 −前記第1および第2行列に基づき、位置標定座標系
    (0R、XR、YR、ZR)において形状測定手段
    (3)に関わる座標系(0S、XS、YS、ZS)の第
    3変換行列(TRS×TR)を求める段階とを含むこと
    を特徴とする、前記請求項1から6のいずれか一項に記
    載の測定方法。
  8. 【請求項8】 −所定の距離測定手段の測定位置(PR
    m )について、被測定物体(15)からの距離測定手段
    の距離(Zm,n 、Z1m,n)を測定するための距離測定手
    段(2)と、 −前記距離測定手段(2)を所定の位置(PRm )に次
    々に位置決めし、次いで、可動形状測定手段(3)が所
    定の位置において被測定物体(15)の表面部分の形状
    を測定するようにするため、所定の位置測定手段の位置
    (PRm )と測定距離(Zm,n 、Z1m,n)とに応じて前
    記形状測定手段(3)を所定の位置(PMr )に位置決
    めする手段(12、13、14;31)と、 −所定の座標系(0、X、Y、Z)内における形状測定
    手段(3)の位置を求める手段(161 〜16E 、3
    5)とを含むことを特徴とする、被測定物体に決して接
    触することのない物体の可動測定手段(3)を含む、本
    発明による測定方法を実施するための、物体(15)の
    三次元測定装置。
  9. 【請求項9】 距離測定手段(2)が、少なくとも1つ
    の超音波変換器(22n )を含むことを特徴とする、請
    求項8に記載の測定装置。
  10. 【請求項10】 距離測定手段が、超音波変換器(22
    n )を担持する1つの台(2)か、超音波変換器を各々
    坦持するほぼ直角な2つの台を含むことを特徴とする、
    請求項8に記載の測定装置。
  11. 【請求項11】 形状測定手段(3)が、被測定物体
    (15)の表面部分の形状測定用光学センサ(33)を
    含むことを特徴とする、請求項8から10のいずれか一
    項に記載の測定装置。
  12. 【請求項12】 光学センサ(33)が、平行縞照準
    (331)を照明し物体(15)の各表面部分に次々と
    照準の像を形成させるための光源(330)と照準の像
    を検出するための光検出器(334)とを含むことを特
    徴とする、請求項11に記載の測定装置。
  13. 【請求項13】 位置標定手段が、方向とは無関係な方
    法で測定手段(3)に連結されるビデオカメラ(35)
    と、固定座標系(0、X、Y、Z)において座標値がわ
    かっている位置標定目標(162e,f )が前面にあるよ
    うな位置標定用固定パネル(161 〜16E )とを含む
    ことを特徴とする、請求項8から12のいずれか一項に
    記載の測定装置。
  14. 【請求項14】 距離測定手段(2)と形状測定手段
    (3)の少なくとも一方が、前記の、距離測定手段と形
    状測定手段(3)の少なくとも一方の移動時に障害物が
    近くにあることを検出する手段を含むことを特徴とす
    る、請求項8から13のいずれか一項に記載の測定装
    置。
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