JPH08101222A - 磁気式回転センサ装置 - Google Patents
磁気式回転センサ装置Info
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- JPH08101222A JPH08101222A JP23753994A JP23753994A JPH08101222A JP H08101222 A JPH08101222 A JP H08101222A JP 23753994 A JP23753994 A JP 23753994A JP 23753994 A JP23753994 A JP 23753994A JP H08101222 A JPH08101222 A JP H08101222A
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- magnet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少ない部品点数で感度が良く、高い加工およ
び組み付け精度を必要としない磁気式回転センサ装置を
提供する 【構成】 磁石24aと、磁極軸が磁石24aの磁極軸
と90度の角度で交差するように配置された磁石24b
と、磁石24aの磁力線を検知するホールIC25と、
ホールIC25により回転状態を検出されるロータ20
とを備え、ロータ20には磁石24aおよび24bのそ
れぞれの磁力線が重なり合う部分において、ホールIC
25を通過する磁力線が減少するように磁石24aおよ
び24bの各々の磁力線を反発させる状態にする凹部2
2(非磁性部223)と、ホールIC25を通過する磁
力線が増加するように磁石24aおよび24bの各々の
磁力線を集磁する凸部21(磁性部)とを設ける一方、
磁石24aおよび24bのいずれか一方の磁極軸を、ロ
ータ20に対しほぼ垂直に配置する。
び組み付け精度を必要としない磁気式回転センサ装置を
提供する 【構成】 磁石24aと、磁極軸が磁石24aの磁極軸
と90度の角度で交差するように配置された磁石24b
と、磁石24aの磁力線を検知するホールIC25と、
ホールIC25により回転状態を検出されるロータ20
とを備え、ロータ20には磁石24aおよび24bのそ
れぞれの磁力線が重なり合う部分において、ホールIC
25を通過する磁力線が減少するように磁石24aおよ
び24bの各々の磁力線を反発させる状態にする凹部2
2(非磁性部223)と、ホールIC25を通過する磁
力線が増加するように磁石24aおよび24bの各々の
磁力線を集磁する凸部21(磁性部)とを設ける一方、
磁石24aおよび24bのいずれか一方の磁極軸を、ロ
ータ20に対しほぼ垂直に配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気式回転センサ装
置、特に自動車のアンチスキッドブレーキシステムに用
いられる車輪の回転センサとして好適な磁気式回転セン
サ装置に関する。
置、特に自動車のアンチスキッドブレーキシステムに用
いられる車輪の回転センサとして好適な磁気式回転セン
サ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11および図12に、この種の磁気式
回転センサ装置の従来例を示す。図11は磁気式回転セ
ンサ装置の第1の従来例であり、1は凹部1aと凸部1
bとを有する磁性材からなるロータである。2はホール
IC、3は磁石であり、ホールIC2と磁石3は、回転
軸4に平行な軸上に沿って配置される。ホールIC2は
ロータ1の下方に、磁石3はロータ1の上方にそれぞれ
配置され、磁石3のS極およびN極のいずれか一方(図
11ではN極)がロータ1に対向している。図のよう
に、ホールIC2と磁石3との間に凸部1bが位置する
と、磁気遮蔽効果によって磁性材からなる凸部1b内に
磁力線が集中し、凹部1aが位置する場合に比べ、ホー
ルIC2における磁束密度が小さくなる。このように、
磁束密度の大小をホールIC2により検知して、ロータ
1の回転速度を計測する。
回転センサ装置の従来例を示す。図11は磁気式回転セ
ンサ装置の第1の従来例であり、1は凹部1aと凸部1
bとを有する磁性材からなるロータである。2はホール
IC、3は磁石であり、ホールIC2と磁石3は、回転
軸4に平行な軸上に沿って配置される。ホールIC2は
ロータ1の下方に、磁石3はロータ1の上方にそれぞれ
配置され、磁石3のS極およびN極のいずれか一方(図
11ではN極)がロータ1に対向している。図のよう
に、ホールIC2と磁石3との間に凸部1bが位置する
と、磁気遮蔽効果によって磁性材からなる凸部1b内に
磁力線が集中し、凹部1aが位置する場合に比べ、ホー
ルIC2における磁束密度が小さくなる。このように、
磁束密度の大小をホールIC2により検知して、ロータ
1の回転速度を計測する。
【0003】図11の磁気式回転センサ装置では、1つ
の磁石によって形成される磁束密度の大小変化をホール
IC2で検出するタイプであるため、ホールIC2以外
の部分を通るもれ磁束が大きくなり、磁束密度の大小変
化が小さく感度が低くなるという問題があった。これを
改善する磁気式回転センサ装置の一例として、特開平3
−73863号に開示されているものがあり、図12は
その概略構成を示す図である。
の磁石によって形成される磁束密度の大小変化をホール
IC2で検出するタイプであるため、ホールIC2以外
の部分を通るもれ磁束が大きくなり、磁束密度の大小変
化が小さく感度が低くなるという問題があった。これを
改善する磁気式回転センサ装置の一例として、特開平3
−73863号に開示されているものがあり、図12は
その概略構成を示す図である。
【0004】図において、磁性材からなるロータ5およ
び6には、それぞれ同一形状の凹部5aおよび6aと凸
部5bおよび6bとが設けられ、凹部5aと凸部6bと
が対向するようにロータ5および6互いに所定距離だけ
離れて軸7に一体に取り付けられている。ロータ5とロ
ータ6との間にはホールIC10が設けられ、ロータ5
の上方に磁石8が、ロータ6の下方に磁石9が互いに同
種の磁極を対向してホールIC10を挟むようにそれぞ
れ配置されている。
び6には、それぞれ同一形状の凹部5aおよび6aと凸
部5bおよび6bとが設けられ、凹部5aと凸部6bと
が対向するようにロータ5および6互いに所定距離だけ
離れて軸7に一体に取り付けられている。ロータ5とロ
ータ6との間にはホールIC10が設けられ、ロータ5
の上方に磁石8が、ロータ6の下方に磁石9が互いに同
種の磁極を対向してホールIC10を挟むようにそれぞ
れ配置されている。
【0005】軸7が回転するとロータ5および6は一体
に回転し、凸部5bが磁石8とホールIC10との間に
位置する場合は磁石9とホールIC10との間には凹部
6aが位置する。この配置では、ホールIC10におけ
る磁石8による磁束密度は凸部5bの磁気遮蔽効果によ
って小さくなり、ホールIC10の位置では上向きの磁
束密度が形成される。一方、磁石8とホールIC10と
の間に凹部5aが、磁石9とホールIC10との間に凸
部6bがそれぞれ位置する場合は、ホールIC10の位
置では下向きの磁束密度が形成される。このように、図
12に示す磁気式回転センサ装置では、方向が逆転する
磁束密度を検知することにより回転速度を計測すること
ができる。そのため、温度変化等によるホールIC10
や磁石8および9の出力変動の影響を受けにくくするこ
とができる。
に回転し、凸部5bが磁石8とホールIC10との間に
位置する場合は磁石9とホールIC10との間には凹部
6aが位置する。この配置では、ホールIC10におけ
る磁石8による磁束密度は凸部5bの磁気遮蔽効果によ
って小さくなり、ホールIC10の位置では上向きの磁
束密度が形成される。一方、磁石8とホールIC10と
の間に凹部5aが、磁石9とホールIC10との間に凸
部6bがそれぞれ位置する場合は、ホールIC10の位
置では下向きの磁束密度が形成される。このように、図
12に示す磁気式回転センサ装置では、方向が逆転する
磁束密度を検知することにより回転速度を計測すること
ができる。そのため、温度変化等によるホールIC10
や磁石8および9の出力変動の影響を受けにくくするこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に示す
磁気式回転センサ装置では、方向が逆転する磁束を形成
するために、図11に示す磁気式回転センサ装置にロー
タを1つ付け加えなければならず部品点数が増加する。
さらに、磁石8および9とホールIC10とは僅かなギ
ャップを保持して回転軸7方向に配置する必要があるた
め、ロータ5および6の回転軸方向の組み付け精度を高
くする必要がある。しかし、図12の磁気式回転センサ
装置を自動車のアンチスキッドブレーキシステムに使用
する場合、ロータを回転軸方向に圧入して軸に装着する
構造になるため、ロータの径方向の加工および組み付け
精度は比較的容易に確保されるのに対し、通常、ロータ
の回転軸方向の加工および組み付け精度は3mm程度の
誤差を許容しているのが実情である。そのため、ロータ
の回転軸方向の組み付け精度を確保するのは困難であ
り、図12の磁気式回転センサ装置をロータの回転軸方
向に移動可能な調整機構を付加しなければ図12の磁気
式回転センサ装置を適用するのは難しく、コスト上昇の
要因となる。また、図12のロータは、感度を向上する
ためには薄く、凹部を深く形成する必要があるが、自動
車のアンチブレーキシステムに使用する場合、石や草等
の異物のかみ込みや引っかかりにより、検出性能の低下
や、破損することが予想される。
磁気式回転センサ装置では、方向が逆転する磁束を形成
するために、図11に示す磁気式回転センサ装置にロー
タを1つ付け加えなければならず部品点数が増加する。
さらに、磁石8および9とホールIC10とは僅かなギ
ャップを保持して回転軸7方向に配置する必要があるた
め、ロータ5および6の回転軸方向の組み付け精度を高
くする必要がある。しかし、図12の磁気式回転センサ
装置を自動車のアンチスキッドブレーキシステムに使用
する場合、ロータを回転軸方向に圧入して軸に装着する
構造になるため、ロータの径方向の加工および組み付け
精度は比較的容易に確保されるのに対し、通常、ロータ
の回転軸方向の加工および組み付け精度は3mm程度の
誤差を許容しているのが実情である。そのため、ロータ
の回転軸方向の組み付け精度を確保するのは困難であ
り、図12の磁気式回転センサ装置をロータの回転軸方
向に移動可能な調整機構を付加しなければ図12の磁気
式回転センサ装置を適用するのは難しく、コスト上昇の
要因となる。また、図12のロータは、感度を向上する
ためには薄く、凹部を深く形成する必要があるが、自動
車のアンチブレーキシステムに使用する場合、石や草等
の異物のかみ込みや引っかかりにより、検出性能の低下
や、破損することが予想される。
【0007】本発明の目的は、低コストで性能を向上さ
せ、しかも少ない部品点数で感度が良く、高い加工およ
び組み付け精度を必要としない磁気式回転センサ装置を
提供することにある。
せ、しかも少ない部品点数で感度が良く、高い加工およ
び組み付け精度を必要としない磁気式回転センサ装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1に対応
付けて説明すると、請求項1の発明の磁気式回転センサ
装置は、第1の磁石24aと、磁極軸が第1の磁石24
aの磁極軸と所定の角度で交差するように配置された第
2の磁石24bと、第1の磁石24aの磁力線を検知す
る磁電変換素子25と、この磁電変換素子25により回
転状態を検出されるロータ20とを備え、そのロータ2
0には、第1の磁石24aおよび第2の磁石24bのそ
れぞれの磁力線が重なり合う部分において、磁電変換素
子25を通過する磁力線が減少するように第1の磁石2
4aおよび第2の磁石24bの各々の磁力線を反発させ
る状態にする非磁性部223と、磁電変換素子25を通
過する磁力線が増加するように第1の磁石24aおよび
第2の磁石24bの各々の磁力線を集磁する磁性部21
とを設ける一方、第1の磁石24aおよび第2の磁石2
4bのいずれか一方の磁極軸をロータ20に対しほぼ垂
直に配置して上述の目的を達成する。請求項2のよう
に、第1の磁石24aおよび第2の磁石24bは、それ
らの磁極軸の成す角度が約90度となるように配置され
てもよい。図8に対応付けて説明すると、請求項3によ
る磁気式回転センサ装置は、環状の基部61とその基部
61の周縁部で回転軸方向に突設し所定のピッチで円環
状に形成された複数の磁性部62とを有するロータと、
磁性部62を挟んで同じ磁極同士が対向するように配置
された一対の磁石24aおよび24bと、一対の磁石2
4aおよび24bのいずれか一方の磁石と磁性部62と
の間に設けられた磁電変換素子25とを備えて上述の目
的を達成する。
付けて説明すると、請求項1の発明の磁気式回転センサ
装置は、第1の磁石24aと、磁極軸が第1の磁石24
aの磁極軸と所定の角度で交差するように配置された第
2の磁石24bと、第1の磁石24aの磁力線を検知す
る磁電変換素子25と、この磁電変換素子25により回
転状態を検出されるロータ20とを備え、そのロータ2
0には、第1の磁石24aおよび第2の磁石24bのそ
れぞれの磁力線が重なり合う部分において、磁電変換素
子25を通過する磁力線が減少するように第1の磁石2
4aおよび第2の磁石24bの各々の磁力線を反発させ
る状態にする非磁性部223と、磁電変換素子25を通
過する磁力線が増加するように第1の磁石24aおよび
第2の磁石24bの各々の磁力線を集磁する磁性部21
とを設ける一方、第1の磁石24aおよび第2の磁石2
4bのいずれか一方の磁極軸をロータ20に対しほぼ垂
直に配置して上述の目的を達成する。請求項2のよう
に、第1の磁石24aおよび第2の磁石24bは、それ
らの磁極軸の成す角度が約90度となるように配置され
てもよい。図8に対応付けて説明すると、請求項3によ
る磁気式回転センサ装置は、環状の基部61とその基部
61の周縁部で回転軸方向に突設し所定のピッチで円環
状に形成された複数の磁性部62とを有するロータと、
磁性部62を挟んで同じ磁極同士が対向するように配置
された一対の磁石24aおよび24bと、一対の磁石2
4aおよび24bのいずれか一方の磁石と磁性部62と
の間に設けられた磁電変換素子25とを備えて上述の目
的を達成する。
【0009】
【作用】請求項1の発明の磁気式回転センサ装置では、
非磁性部223はそれぞれの磁極軸が所定の角度で交差
するように配置された第1の磁石24aおよび第2の磁
石24bの各々の磁力線を反発させ、磁電変換素子25
を通過する磁力線を減少させる。磁性部21は第1の磁
石24aおよび第2の磁石24bの各々の磁力線を集磁
して、磁電変換素子25を通過する磁力線を増加させ
る。磁電変換素子25は、磁電変換素子25を通過する
第1の磁石24aの磁力線を検知する。請求項3の発明
の磁気式回転センサ装置では、環状の基部61の周縁部
で回転軸方向に突設し所定のピッチで円環状に形成され
た磁性部62は、磁性部62を挟んで同じ磁極同士が対
向するように配置された一対の磁石24aおよび24b
の磁力線を集磁し、磁電変換素子25を通過する磁力線
を増加させる。磁電変換素子25は、磁電変換素子25
を通過する第1の磁石24aの磁力線を検知する。
非磁性部223はそれぞれの磁極軸が所定の角度で交差
するように配置された第1の磁石24aおよび第2の磁
石24bの各々の磁力線を反発させ、磁電変換素子25
を通過する磁力線を減少させる。磁性部21は第1の磁
石24aおよび第2の磁石24bの各々の磁力線を集磁
して、磁電変換素子25を通過する磁力線を増加させ
る。磁電変換素子25は、磁電変換素子25を通過する
第1の磁石24aの磁力線を検知する。請求項3の発明
の磁気式回転センサ装置では、環状の基部61の周縁部
で回転軸方向に突設し所定のピッチで円環状に形成され
た磁性部62は、磁性部62を挟んで同じ磁極同士が対
向するように配置された一対の磁石24aおよび24b
の磁力線を集磁し、磁電変換素子25を通過する磁力線
を増加させる。磁電変換素子25は、磁電変換素子25
を通過する第1の磁石24aの磁力線を検知する。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図10を参照して本発明の実施
例を説明する。 −第1実施例− 図1は本発明に係る磁気式回転センサ装置の第1実施例
を示す断面図であり、ロータと磁気式回転センサ装置と
の位置関係を表している。20は磁性材からなるロータ
であり、嵌合部20aにより不図示の軸に取り付けられ
る。ロータ20の外周部には、図3(b)に示すように
複数の凸部21および凹部22が回転方向に交互に設け
られており、凹部22には軸に平行な溝221と軸に対
して45度の角度を成す溝222とが形成されている。
223は凹部22の形成する空間であり、磁性材料から
なる凸部21より透磁率が小さい非磁性部としての機能
を有する。23は磁気式回転センサであり、稀土類コバ
ルト,ネオジウム鉄およびアルニコ等の材料からなる第
1の磁石24aおよび第2の磁石24bと磁電変換素子
であるホールIC25とが基板28上に設けられてい
る。磁極軸がロータ20の軸に直交するように設けられ
た磁石24aはその磁極軸が溝222に対向するように
配置され、一方、磁石24bは、磁極軸がロータ20の
厚さ方向となるように配置される。したがって、磁石2
4aと24bのそれぞれの磁力線はロータ20の凹凸部
で互いに直交する。そして、磁石24aとロータ20と
の間には、ホールIC25が磁石24aのN極と対向す
るように配置されている。
例を説明する。 −第1実施例− 図1は本発明に係る磁気式回転センサ装置の第1実施例
を示す断面図であり、ロータと磁気式回転センサ装置と
の位置関係を表している。20は磁性材からなるロータ
であり、嵌合部20aにより不図示の軸に取り付けられ
る。ロータ20の外周部には、図3(b)に示すように
複数の凸部21および凹部22が回転方向に交互に設け
られており、凹部22には軸に平行な溝221と軸に対
して45度の角度を成す溝222とが形成されている。
223は凹部22の形成する空間であり、磁性材料から
なる凸部21より透磁率が小さい非磁性部としての機能
を有する。23は磁気式回転センサであり、稀土類コバ
ルト,ネオジウム鉄およびアルニコ等の材料からなる第
1の磁石24aおよび第2の磁石24bと磁電変換素子
であるホールIC25とが基板28上に設けられてい
る。磁極軸がロータ20の軸に直交するように設けられ
た磁石24aはその磁極軸が溝222に対向するように
配置され、一方、磁石24bは、磁極軸がロータ20の
厚さ方向となるように配置される。したがって、磁石2
4aと24bのそれぞれの磁力線はロータ20の凹凸部
で互いに直交する。そして、磁石24aとロータ20と
の間には、ホールIC25が磁石24aのN極と対向す
るように配置されている。
【0012】図2(a)に示すように、磁石24aとホ
ールIC25は磁石24aの磁極軸とホールIC25の
磁束検知軸とが重なるように密着して配置され、この磁
石24aとホールIC25を覆うように樹脂で一体成型
されて磁石固定部材26aが形成される。27aは磁石
固定部材26aに形成された取付部であり、取付部27
aを用いて磁石固定部材26aが溶着により図1に示し
た基板28に取り付けられる。図2(b)において、磁
石固定部材26aと同様に磁石固定部材26bが磁石2
4bを覆うように樹脂で一体成型され、磁石固定部材2
6bには取付部27bが形成される。
ールIC25は磁石24aの磁極軸とホールIC25の
磁束検知軸とが重なるように密着して配置され、この磁
石24aとホールIC25を覆うように樹脂で一体成型
されて磁石固定部材26aが形成される。27aは磁石
固定部材26aに形成された取付部であり、取付部27
aを用いて磁石固定部材26aが溶着により図1に示し
た基板28に取り付けられる。図2(b)において、磁
石固定部材26aと同様に磁石固定部材26bが磁石2
4bを覆うように樹脂で一体成型され、磁石固定部材2
6bには取付部27bが形成される。
【0013】図3(a)は、図1に示す磁気式回転セン
サ23とその周辺の拡大図である。29aおよび29b
は抵抗、30aおよび30bはコンデンサであり、それ
ぞれ基板28に取り付けられている。基板28はケース
台座31に設けられたコネクタ32に取り付けられた
後、非磁性体であるステンレス鋼のケース33を被せ封
止される。この時、ケース33内部にはモールド材が充
填される。なお、ケース33の外周部とケース台座31
との間には、気密性を確保するためにOリング34が装
着される。図3(b)は図3(a)に示すDD断面図で
あり、前述したように磁石固定部材26aが取付部27
aにより基板28に取り付けられている。ロータ20が
図の矢印の方向に回転すると、磁石固定部材26aに収
容された磁石24aおよびホールIC25は凸部21お
よび凹部22の空間である非磁性部223と交互に対向
する。同様に、図3(a)に示す磁石24bも凸部21
および非磁性部223と交互に対向する。
サ23とその周辺の拡大図である。29aおよび29b
は抵抗、30aおよび30bはコンデンサであり、それ
ぞれ基板28に取り付けられている。基板28はケース
台座31に設けられたコネクタ32に取り付けられた
後、非磁性体であるステンレス鋼のケース33を被せ封
止される。この時、ケース33内部にはモールド材が充
填される。なお、ケース33の外周部とケース台座31
との間には、気密性を確保するためにOリング34が装
着される。図3(b)は図3(a)に示すDD断面図で
あり、前述したように磁石固定部材26aが取付部27
aにより基板28に取り付けられている。ロータ20が
図の矢印の方向に回転すると、磁石固定部材26aに収
容された磁石24aおよびホールIC25は凸部21お
よび凹部22の空間である非磁性部223と交互に対向
する。同様に、図3(a)に示す磁石24bも凸部21
および非磁性部223と交互に対向する。
【0014】図4および図5を用いて、ロータ20の回
転に伴うホールIC25における磁束密度の変化を説明
する。図4は、ロータ20の非磁性部223が磁石24
aおよびホールIC25と対向した場合を示す。図4
(a)は、従来の磁気式回転センサ装置のように磁石が
1つだけ、すなわち磁石24aだけがある場合の磁力線
の様子を、図4(b)は本発明の磁気式回転センサ装置
の磁力線の様子をそれぞれ磁束密度に比例して模式的に
表わしたものである。図4(a)において、241〜2
45は磁石24aのN極からS極に向う磁力線であり、
3本の磁力線241,243および244がホールIC
25を通過している。一方、図4(b)では、磁石24
bおよび磁石24aは90度の角度でN極同士が対向す
るように設けられているため、磁石24aの磁力線24
1〜245と磁石24bの磁力線246および247と
が重なり合う部分において、互いに反発する。そのた
め、磁力線241〜247は図のようになり、ホールI
C25を通過する磁力線は0本となる。
転に伴うホールIC25における磁束密度の変化を説明
する。図4は、ロータ20の非磁性部223が磁石24
aおよびホールIC25と対向した場合を示す。図4
(a)は、従来の磁気式回転センサ装置のように磁石が
1つだけ、すなわち磁石24aだけがある場合の磁力線
の様子を、図4(b)は本発明の磁気式回転センサ装置
の磁力線の様子をそれぞれ磁束密度に比例して模式的に
表わしたものである。図4(a)において、241〜2
45は磁石24aのN極からS極に向う磁力線であり、
3本の磁力線241,243および244がホールIC
25を通過している。一方、図4(b)では、磁石24
bおよび磁石24aは90度の角度でN極同士が対向す
るように設けられているため、磁石24aの磁力線24
1〜245と磁石24bの磁力線246および247と
が重なり合う部分において、互いに反発する。そのた
め、磁力線241〜247は図のようになり、ホールI
C25を通過する磁力線は0本となる。
【0015】次に、ロータ20の凸部21が、磁石24
aおよびホールIC25と対向した場合を図5に示す。
従来の磁気式回転センサ装置を示す図5(a)では、磁
石24aのN極に対向して磁性材からなる凸部21が位
置するため、凸部21の集磁作用のためにN極から出た
磁力線は透磁率の大きい凸部21に引き寄せられ、5本
の磁力線241〜245がホールIC25を通過するよ
うになる。一方、本発明の磁気式回転センサ装置を示す
図5(b)では、磁石24bのN極が凸部21に対向す
るようになり、磁石24bの磁力線246および247
は集磁作用によって凸部21に引き寄せられる。そのた
め、磁力線246および247と磁石24aの磁力線2
41〜245との間に働く反発作用が弱められる。さら
に、磁力線241〜245には、図5(a)の場合と同
様に凸部21による集磁作用が働く。そのため、5本の
磁力線241〜245がホールIC25を通過するよう
になる。
aおよびホールIC25と対向した場合を図5に示す。
従来の磁気式回転センサ装置を示す図5(a)では、磁
石24aのN極に対向して磁性材からなる凸部21が位
置するため、凸部21の集磁作用のためにN極から出た
磁力線は透磁率の大きい凸部21に引き寄せられ、5本
の磁力線241〜245がホールIC25を通過するよ
うになる。一方、本発明の磁気式回転センサ装置を示す
図5(b)では、磁石24bのN極が凸部21に対向す
るようになり、磁石24bの磁力線246および247
は集磁作用によって凸部21に引き寄せられる。そのた
め、磁力線246および247と磁石24aの磁力線2
41〜245との間に働く反発作用が弱められる。さら
に、磁力線241〜245には、図5(a)の場合と同
様に凸部21による集磁作用が働く。そのため、5本の
磁力線241〜245がホールIC25を通過するよう
になる。
【0016】図6はホールIC25の出力電圧の変化の
様子を示す図であり、横軸はロータの回転角を、縦軸は
各回転角でのホールICの出力電圧をそれぞれ示してい
る。なお、xは凹部22がホールIC25に対向したと
きの回転角であり、yは凸部21がホールIC25に対
向したときの回転角を示す。図6(a)は図4(a)お
よび図5(a)に示した従来の磁気式回転センサ装置の
出力電圧であり、回転角xでのホールIC25を通過す
る磁力線の数(3本)と、回転角yでのホールIC25
を通過する磁力線の数(5本)とに対応して出力電圧の
大きさが示されている。一方、図6(b)は本発明の磁
気式回転センサ装置の出力電圧であり、回転角xの場合
はホールIC25を通過する磁力線が0本であるため出
力電圧が0で、回転角yの場合は従来のものと同様にホ
ールIC25を通過する磁力線が5本であるため、出力
電圧は図6(a)の場合と同じ大きさである。このよう
に、本発明の磁気式回転センサ装置では、ホールIC2
5の出力電圧の大小変化を大きくすることができる。
様子を示す図であり、横軸はロータの回転角を、縦軸は
各回転角でのホールICの出力電圧をそれぞれ示してい
る。なお、xは凹部22がホールIC25に対向したと
きの回転角であり、yは凸部21がホールIC25に対
向したときの回転角を示す。図6(a)は図4(a)お
よび図5(a)に示した従来の磁気式回転センサ装置の
出力電圧であり、回転角xでのホールIC25を通過す
る磁力線の数(3本)と、回転角yでのホールIC25
を通過する磁力線の数(5本)とに対応して出力電圧の
大きさが示されている。一方、図6(b)は本発明の磁
気式回転センサ装置の出力電圧であり、回転角xの場合
はホールIC25を通過する磁力線が0本であるため出
力電圧が0で、回転角yの場合は従来のものと同様にホ
ールIC25を通過する磁力線が5本であるため、出力
電圧は図6(a)の場合と同じ大きさである。このよう
に、本発明の磁気式回転センサ装置では、ホールIC2
5の出力電圧の大小変化を大きくすることができる。
【0017】図7は本発明の磁気式回転センサ装置の回
路構成および2線式信号伝達方式を示す図であり、Aで
示す領域がホールIC25、Bで示す領域がセンサ部、
Cで示す領域がコントロールユニットを示す領域であ
る。コントロールユニットCよりECU端子40a,ケ
ーブル芯線41aおよび信号端子42aを経由してホー
ルIC25のVcc端子43に+5(V)の電圧が供給
され、定電流源44により一定の電流がホール素子45
に供給される。ホール素子45の2つの端子46aおよ
び46bからの出力は差動増幅器47に供給され、差動
増幅器47によって2つの差が所定の増幅率に電圧増幅
された後に、端子48を経て基板28に設けられたコン
デンサ30bで直流成分がカットされ、さらに端子49
を経て再びホールIC25に導かれ、ヒステリシスコン
パレータ50に入力される。
路構成および2線式信号伝達方式を示す図であり、Aで
示す領域がホールIC25、Bで示す領域がセンサ部、
Cで示す領域がコントロールユニットを示す領域であ
る。コントロールユニットCよりECU端子40a,ケ
ーブル芯線41aおよび信号端子42aを経由してホー
ルIC25のVcc端子43に+5(V)の電圧が供給
され、定電流源44により一定の電流がホール素子45
に供給される。ホール素子45の2つの端子46aおよ
び46bからの出力は差動増幅器47に供給され、差動
増幅器47によって2つの差が所定の増幅率に電圧増幅
された後に、端子48を経て基板28に設けられたコン
デンサ30bで直流成分がカットされ、さらに端子49
を経て再びホールIC25に導かれ、ヒステリシスコン
パレータ50に入力される。
【0018】その後、ヒステリシスコンパレータ50
は、入力電圧が0(V)より高いときにハイレベル信号
(+5(V))を、0(V)より低いときにローレベル
信号(0(V))をそれぞれ出力する。この信号はトラ
ンジスタにより構成されるスイッチング素子51のベー
スに入力される。スイッチング素子51は、Vcc端子
43に接続されるコレクタと出力端子52に接続される
エミッタとを有し、ベース電圧に応じてこのスイッチン
グ素子51がオンオフされる。抵抗29bはホールIC
25の出力端子52とGND端子53との間に、抵抗2
9aはホールIC25のVcc端子43とGND端子5
3との間にそれぞれ接続され、また、Vcc端子43の
サージ電圧変動を低減するコンデンサ30aはVcc端
子43とGND端子53との間にそれぞれ設けられる。
は、入力電圧が0(V)より高いときにハイレベル信号
(+5(V))を、0(V)より低いときにローレベル
信号(0(V))をそれぞれ出力する。この信号はトラ
ンジスタにより構成されるスイッチング素子51のベー
スに入力される。スイッチング素子51は、Vcc端子
43に接続されるコレクタと出力端子52に接続される
エミッタとを有し、ベース電圧に応じてこのスイッチン
グ素子51がオンオフされる。抵抗29bはホールIC
25の出力端子52とGND端子53との間に、抵抗2
9aはホールIC25のVcc端子43とGND端子5
3との間にそれぞれ接続され、また、Vcc端子43の
サージ電圧変動を低減するコンデンサ30aはVcc端
子43とGND端子53との間にそれぞれ設けられる。
【0019】スイッチング素子51のオンオフに伴っ
て、信号端子42aおよび42b間を流れる電流は抵抗
29aおよび29bの分圧比に応じて変化する。そのた
め、スイッチング素子51の状態を確認しながら電圧を
供給でき、コントロールユニットCとセンサ部Bとの間
はケーブル芯線41aおよび41bによる2線構成が可
能となる。ECU端子40bを通してコントロールユニ
ットCに流入する電流の変化は抵抗54により電圧の変
化に変換されて電圧検出器55で検出される。
て、信号端子42aおよび42b間を流れる電流は抵抗
29aおよび29bの分圧比に応じて変化する。そのた
め、スイッチング素子51の状態を確認しながら電圧を
供給でき、コントロールユニットCとセンサ部Bとの間
はケーブル芯線41aおよび41bによる2線構成が可
能となる。ECU端子40bを通してコントロールユニ
ットCに流入する電流の変化は抵抗54により電圧の変
化に変換されて電圧検出器55で検出される。
【0020】本実施例では、第1の磁石をその磁極軸が
ロータの軸と直交する方向に配置し、第2の磁石をその
磁極軸がロータの軸方向に配置し、かつ、第1の磁石の
磁力線を検知するホールICを第1の磁石とロータ周縁
との間に配置したので、ホールICとロータとのギャッ
プを小さく、かつ精度良く組み付けることが可能となる
ため、ホールICにおける磁束密度の大小変化を大きく
することができ、感度の良い磁気式回転センサ装置が可
能となる。また、溝222は従来のロータ加工法で成型
が可能なため、新たな加工設備が不要でロータ加工コス
トが低い。
ロータの軸と直交する方向に配置し、第2の磁石をその
磁極軸がロータの軸方向に配置し、かつ、第1の磁石の
磁力線を検知するホールICを第1の磁石とロータ周縁
との間に配置したので、ホールICとロータとのギャッ
プを小さく、かつ精度良く組み付けることが可能となる
ため、ホールICにおける磁束密度の大小変化を大きく
することができ、感度の良い磁気式回転センサ装置が可
能となる。また、溝222は従来のロータ加工法で成型
が可能なため、新たな加工設備が不要でロータ加工コス
トが低い。
【0021】なお、本実施例において、磁電変換素子は
ホールICに限らず磁気抵抗素子等を用いてもよい。ま
た、第1の磁石24aおよびホールIC25を上述の通
りロータ20の軸に直交するように、つまり90度の角
度で配置したが、磁石24aと磁石24bのそれぞれの
磁極軸の交差角度は90度に限らない。また、S極同士
を対向させてもよい。さらに、ロータ20を磁性材料か
ら形成することとしたが、凸部21のみを磁性材で形成
してもよく、また、凹部22に相当する空間に透磁率の
充分小さな物質、例えば合成樹脂等が充填され、凹部が
ないロータとしてもよい。なお、第1の磁石24aおよ
びホールIC25の配置と、第2の磁石の配置とを入れ
替えてもよい。また、溝222はなくてもよい。
ホールICに限らず磁気抵抗素子等を用いてもよい。ま
た、第1の磁石24aおよびホールIC25を上述の通
りロータ20の軸に直交するように、つまり90度の角
度で配置したが、磁石24aと磁石24bのそれぞれの
磁極軸の交差角度は90度に限らない。また、S極同士
を対向させてもよい。さらに、ロータ20を磁性材料か
ら形成することとしたが、凸部21のみを磁性材で形成
してもよく、また、凹部22に相当する空間に透磁率の
充分小さな物質、例えば合成樹脂等が充填され、凹部が
ないロータとしてもよい。なお、第1の磁石24aおよ
びホールIC25の配置と、第2の磁石の配置とを入れ
替えてもよい。また、溝222はなくてもよい。
【0022】−第2実施例− 図8は本発明に係る磁気式回転センサ装置の第2実施例
を示す断面図であり、磁性材からなるロータ60と磁気
式回転センサ23との位置関係を表わしている。図8で
は、図1および図3と同一の部分には同一の符号を付し
て相違点を主に説明する。嵌合部60aにより不図示の
軸に取り付けられたロータ60の基部61は円環状に形
成され、その周縁部にはロータ60の軸方向に延在する
複数の凸部62と凹部63とが回転方向に交互に設けら
れている。631は凹部63によって形成される空間で
あり、磁性材からなる凸部62より透磁率が小さい非磁
性部を成す。磁気式回転センサ23の磁石24aおよび
24bは凸部62および凹部63を挟み互いにN極が対
向するように基板28に設けられ、磁電変換素子である
ホールIC25が磁石24aに接するように磁石24a
と凸部62および凹部63との間に配置される。
を示す断面図であり、磁性材からなるロータ60と磁気
式回転センサ23との位置関係を表わしている。図8で
は、図1および図3と同一の部分には同一の符号を付し
て相違点を主に説明する。嵌合部60aにより不図示の
軸に取り付けられたロータ60の基部61は円環状に形
成され、その周縁部にはロータ60の軸方向に延在する
複数の凸部62と凹部63とが回転方向に交互に設けら
れている。631は凹部63によって形成される空間で
あり、磁性材からなる凸部62より透磁率が小さい非磁
性部を成す。磁気式回転センサ23の磁石24aおよび
24bは凸部62および凹部63を挟み互いにN極が対
向するように基板28に設けられ、磁電変換素子である
ホールIC25が磁石24aに接するように磁石24a
と凸部62および凹部63との間に配置される。
【0023】図9は図8の磁気式回転センサ23の拡大
図であり、磁石24aと磁石24bとの間に凸部62が
位置する場合を示す。磁気式回転センサ23のその他の
構成については第1実施例で述べた磁気式回転センサ装
置と同様であり、説明を省略する。図9(b)は図9
(a)に示すEE断面図であり、磁石24aおよび24
bを収容した磁石固定部材26aおよび26bは、取付
部27aおよび27bによって基板28に取り付けられ
る。図8に示したロータ60が図9(b)の矢印の方向
に回転すると、磁石24aとホールIC25との間を凸
部62および凹部63(非磁性部631)が交互に通過
する。
図であり、磁石24aと磁石24bとの間に凸部62が
位置する場合を示す。磁気式回転センサ23のその他の
構成については第1実施例で述べた磁気式回転センサ装
置と同様であり、説明を省略する。図9(b)は図9
(a)に示すEE断面図であり、磁石24aおよび24
bを収容した磁石固定部材26aおよび26bは、取付
部27aおよび27bによって基板28に取り付けられ
る。図8に示したロータ60が図9(b)の矢印の方向
に回転すると、磁石24aとホールIC25との間を凸
部62および凹部63(非磁性部631)が交互に通過
する。
【0024】図10はロータ60の回転に伴うホールI
C25における磁束密度の変化を説明する図であり、図
10(a)は磁石24aおよび24b間に非磁性部63
1が位置する場合を示し、図10(b)は凸部62が位
置する場合を示す。図10(a)において、磁石24a
および24bは同磁極同士が対向しているため、磁石2
4aの磁力線241〜245は磁石24bの磁力線24
6および247と反発し、ホールIC25を通過する磁
力線の数は0本である。一方、図10(b)では、磁性
材からなる凸部62の集磁作用のために、磁力線241
〜247は凸部62に引き寄せられる。その結果、磁力
線241〜245はホールIC25を通過するようにな
り、ホールIC25を通過する磁力線の数は5本にな
る。そのため、ホールIC25の出力電圧は、図6
(b)と同様の変化を示す。
C25における磁束密度の変化を説明する図であり、図
10(a)は磁石24aおよび24b間に非磁性部63
1が位置する場合を示し、図10(b)は凸部62が位
置する場合を示す。図10(a)において、磁石24a
および24bは同磁極同士が対向しているため、磁石2
4aの磁力線241〜245は磁石24bの磁力線24
6および247と反発し、ホールIC25を通過する磁
力線の数は0本である。一方、図10(b)では、磁性
材からなる凸部62の集磁作用のために、磁力線241
〜247は凸部62に引き寄せられる。その結果、磁力
線241〜245はホールIC25を通過するようにな
り、ホールIC25を通過する磁力線の数は5本にな
る。そのため、ホールIC25の出力電圧は、図6
(b)と同様の変化を示す。
【0025】本実施例では、第1および第2の磁石とホ
ールICとをロータの軸に直交して配置したため、ホー
ルICとロータとのギャップを小さく、かつ精度良く組
み付けることが可能となるため、磁気式回転センサのロ
ータ軸方向への調整機構が不要で、コストが低い。さら
に、第1の磁石と第2の磁石を同一磁極が対向するよう
に同一軸上に配置したため、ホールICにおける磁束密
度の大小変化を大きくすることができ、感度の良い磁気
式回転センサ装置が可能となる。また、ロータの凸凹部
を回転径方向ではなく、回転軸方向に屈曲して形成した
ため、石,草等異物のかみ込み、引っかかりが極めて少
なく、性能低下や破損の恐れが少ない。また、ロータの
断面形状がコの字状に形成されるため、同じ板厚でも平
板に比べ強度が高く、破損の恐れが少ない。
ールICとをロータの軸に直交して配置したため、ホー
ルICとロータとのギャップを小さく、かつ精度良く組
み付けることが可能となるため、磁気式回転センサのロ
ータ軸方向への調整機構が不要で、コストが低い。さら
に、第1の磁石と第2の磁石を同一磁極が対向するよう
に同一軸上に配置したため、ホールICにおける磁束密
度の大小変化を大きくすることができ、感度の良い磁気
式回転センサ装置が可能となる。また、ロータの凸凹部
を回転径方向ではなく、回転軸方向に屈曲して形成した
ため、石,草等異物のかみ込み、引っかかりが極めて少
なく、性能低下や破損の恐れが少ない。また、ロータの
断面形状がコの字状に形成されるため、同じ板厚でも平
板に比べ強度が高く、破損の恐れが少ない。
【0026】なお、本実施例において、磁電変換素子は
ホールICに限らず磁気抵抗素子等を用いてもよい。ま
た、第1の磁石24aおよび第2の磁石24bをS極同
士を対向させて配置してもよい。さらに、ロータ60を
磁性材料で形成するものとしたが、凸部62のみを磁性
材で形成してもよく、また、凹部63に相当する空間に
透磁率の充分小さな物質、例えば合成樹脂等が充填さ
れ、凹部のないロータとしてもよい。
ホールICに限らず磁気抵抗素子等を用いてもよい。ま
た、第1の磁石24aおよび第2の磁石24bをS極同
士を対向させて配置してもよい。さらに、ロータ60を
磁性材料で形成するものとしたが、凸部62のみを磁性
材で形成してもよく、また、凹部63に相当する空間に
透磁率の充分小さな物質、例えば合成樹脂等が充填さ
れ、凹部のないロータとしてもよい。
【0027】以上説明した実施例と請求の範囲との対応
において、凸部21および62は磁性部を構成してい
る。
において、凸部21および62は磁性部を構成してい
る。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気式回
転センサ装置によれば、磁電変換素子の位置において、
それぞれの磁石の磁力線が互いに反発するように一対の
磁石を配置し、ロータに設けられた非磁性部が磁電変換
素子に対向した時は磁電変換素子を通過する磁力線が少
なく、ロータに設けられた磁性部が磁電変換素子に対向
した時は磁性部が磁力線を集磁して磁電変換素子を通過
する磁力線が多くなるようにしたため、1つのロータを
用いて従来よりも磁電変換素子における磁束密度の大小
変化を大きくすることができ、ロータの数を増やすこと
なく感度の良い磁気式回転センサ装置が得られる。請求
項2の発明の磁気式回転センサ装置では、第1の磁石を
その磁極軸がロータの軸と直交するように配置し、第2
の磁石をその磁極軸がロータの軸方向に配置し、かつ、
第1の磁石の磁力線を検知する磁電変換素子を第1の磁
石とロータ周縁との間に配置したので、磁電変換素子と
ロータとのギャップを小さく、かつ精度良く組み付ける
ことが可能となるため、磁電変換素子における磁束密度
の大小変化を大きくすることができ、感度の良い磁気式
回転センサ装置が可能となる。また、新たなロータ加工
設備が不要で、低コストである。請求項3の発明の磁気
式回転センサ装置では、第1および第2の磁石と磁電変
換素子とをロータの軸に直交するように配置したため、
磁電変換素子とロータとのギャップを小さく、かつ精度
良く組み付けることが可能となる。さらに、第1の磁石
と第2の磁石を同一磁極が対向するように同一軸上に配
置したため、磁電変換素子における磁束密度の大小変化
を大きくすることができ、感度の良い磁気式回転センサ
装置が可能となる。また、位置調整機構が不要で、異物
のかみ込みによる性能低下、破損の恐れがない。
転センサ装置によれば、磁電変換素子の位置において、
それぞれの磁石の磁力線が互いに反発するように一対の
磁石を配置し、ロータに設けられた非磁性部が磁電変換
素子に対向した時は磁電変換素子を通過する磁力線が少
なく、ロータに設けられた磁性部が磁電変換素子に対向
した時は磁性部が磁力線を集磁して磁電変換素子を通過
する磁力線が多くなるようにしたため、1つのロータを
用いて従来よりも磁電変換素子における磁束密度の大小
変化を大きくすることができ、ロータの数を増やすこと
なく感度の良い磁気式回転センサ装置が得られる。請求
項2の発明の磁気式回転センサ装置では、第1の磁石を
その磁極軸がロータの軸と直交するように配置し、第2
の磁石をその磁極軸がロータの軸方向に配置し、かつ、
第1の磁石の磁力線を検知する磁電変換素子を第1の磁
石とロータ周縁との間に配置したので、磁電変換素子と
ロータとのギャップを小さく、かつ精度良く組み付ける
ことが可能となるため、磁電変換素子における磁束密度
の大小変化を大きくすることができ、感度の良い磁気式
回転センサ装置が可能となる。また、新たなロータ加工
設備が不要で、低コストである。請求項3の発明の磁気
式回転センサ装置では、第1および第2の磁石と磁電変
換素子とをロータの軸に直交するように配置したため、
磁電変換素子とロータとのギャップを小さく、かつ精度
良く組み付けることが可能となる。さらに、第1の磁石
と第2の磁石を同一磁極が対向するように同一軸上に配
置したため、磁電変換素子における磁束密度の大小変化
を大きくすることができ、感度の良い磁気式回転センサ
装置が可能となる。また、位置調整機構が不要で、異物
のかみ込みによる性能低下、破損の恐れがない。
【図1】本発明に係る磁気式回転センサ装置の第1実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図2】図1に示す磁気式回転センサ装置の磁石部分の
詳細図であり、(a)は磁石24aに関し、(b)は磁
石24bに関する。
詳細図であり、(a)は磁石24aに関し、(b)は磁
石24bに関する。
【図3】図1に示す磁気式回転センサ装置のセンサ部分
の拡大図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のD
D断面図である。
の拡大図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のD
D断面図である。
【図4】図1に示す磁気式回転センサ装置のホールIC
25を通過する磁力線を説明する図であり、(a)は従
来の磁気式回転センサ装置、(b)は本発明の第1実施
例の磁気式回転センサ装置である。
25を通過する磁力線を説明する図であり、(a)は従
来の磁気式回転センサ装置、(b)は本発明の第1実施
例の磁気式回転センサ装置である。
【図5】図1に示す磁気式回転センサ装置のホールIC
25を通過する磁力線を説明する図であり、(a)は従
来の磁気式回転センサ装置、(b)は本発明の第1実施
例の磁気式回転センサ装置である。
25を通過する磁力線を説明する図であり、(a)は従
来の磁気式回転センサ装置、(b)は本発明の第1実施
例の磁気式回転センサ装置である。
【図6】図1に示す磁気式回転センサ装置のホールIC
25の出力電圧を示す図であり、(a)は従来の磁気式
回転センサ装置、(b)は本発明の第1実施例の磁気式
回転センサ装置である。
25の出力電圧を示す図であり、(a)は従来の磁気式
回転センサ装置、(b)は本発明の第1実施例の磁気式
回転センサ装置である。
【図7】図1に示す磁気式回転センサ装置の回路構成お
よび2線式信号伝達方式示す図である。
よび2線式信号伝達方式示す図である。
【図8】本発明に係る磁気式回転センサ装置の第2実施
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図9】図8に示す磁気式回転センサ装置のセンサ部分
の拡大図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のE
E断面図である。
の拡大図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のE
E断面図である。
【図10】図8に示す磁気式回転センサ装置のホールI
C25を通過する磁力線を説明する図であり、(a)は
ホールIC25に非磁性部633が対向した場合、
(b)はホールIC25に磁性部62が対向した場合で
ある。
C25を通過する磁力線を説明する図であり、(a)は
ホールIC25に非磁性部633が対向した場合、
(b)はホールIC25に磁性部62が対向した場合で
ある。
【図11】従来の磁気式回転センサ装置の第1の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図12】従来の磁気式回転センサ装置の第2の例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1,5,6,20,60 ロータ 1a,5a,6a,22,63 凹部 1b,5b,6b,21,62 凸部 2,10,25 ホールIC 3,8,9,24a,24b 磁石 20a,60a 嵌合部 23 磁気式回転センサ 61 基部 223,631 非磁性部 241,242,243,244,245,246,2
47 磁力線
47 磁力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜多 徹 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の磁石と、 磁極軸が前記第1の磁石の磁極軸と所定の角度で交差す
るように配置された第2の磁石と、 前記第1の磁石の磁力線を検知する磁電変換素子と、 この磁電変換素子により回転状態を検出されるロータと
を備え、 そのロータには、前記第1の磁石および第2の磁石のそ
れぞれの磁力線が重なり合う部分において、前記磁電変
換素子を通過する磁力線が減少するように前記第1の磁
石および第2の磁石の各々の磁力線を反発させる状態に
する非磁性部と、前記磁電変換素子を通過する磁力線が
増加するように前記第1の磁石および第2の磁石の各々
の磁力線を集磁する磁性部とを設ける一方、前記第1の
磁石および第2の磁石のいずれか一方の磁極軸を、前記
ロータに対しほぼ垂直に配置したことを特徴とする磁気
式回転センサ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気式回転センサ装置
において、 前記第1の磁石および第2の磁石は、それらの磁極軸の
成す角度が約90度となるように配置されることを特徴
とする磁気式回転センサ装置。 - 【請求項3】 環状の基部とその基部の周縁部で回転軸
方向に突設し所定のピッチで円環状に形成された複数の
磁性部とを有するロータと、 前記磁性部を挟んで同じ磁極同士が対向するように配置
された一対の磁石と、 前記一対の磁石のいずれか一方の磁石と前記磁性部との
間に設けられた磁電変換素子とを備えることを特徴とす
る磁気式回転センサ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23753994A JPH08101222A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気式回転センサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23753994A JPH08101222A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気式回転センサ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08101222A true JPH08101222A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17016838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23753994A Pending JPH08101222A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 磁気式回転センサ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08101222A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009139252A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Tokai Rika Co Ltd | ポジションセンサ |
| JP2013003037A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Nsk Ltd | トルクセンサ及び電動パワーステアリング装置 |
| JP2016118456A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | アイシン精機株式会社 | 磁気センサユニット |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP23753994A patent/JPH08101222A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009139252A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Tokai Rika Co Ltd | ポジションセンサ |
| JP2013003037A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Nsk Ltd | トルクセンサ及び電動パワーステアリング装置 |
| JP2016118456A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | アイシン精機株式会社 | 磁気センサユニット |
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