JPH08102456A - 電子材料洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

電子材料洗浄方法及び洗浄装置

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JPH08102456A
JPH08102456A JP23773494A JP23773494A JPH08102456A JP H08102456 A JPH08102456 A JP H08102456A JP 23773494 A JP23773494 A JP 23773494A JP 23773494 A JP23773494 A JP 23773494A JP H08102456 A JPH08102456 A JP H08102456A
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JP
Japan
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electrode
potential
cleaning
silicon wafer
cleaning liquid
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Application number
JP23773494A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiro Yasaka
龍広 八坂
Tsutomu Watabe
勉 渡部
Hiroichi Ueda
博一 上田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導波路の形状を高精度で制御できて特性が安
定していると共に、導波光を幅方向に強く閉じこめるこ
とができて小型化及び集積化に適し、更に低電圧で大き
な屈折率変化が得られる導波路型光制御素子を提供す
る。 【構成】 基板1上に形成され基板1より屈折率が高い
高屈折率層2と、この高屈折率層2に設けられ光導波路
3を画定する溝4とを有する。この溝に導電体を埋め込
んで電極を形成し、この電極に電圧を印加して導波光の
分岐・合流又は変調を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造プロセスにお
いて、シリコンウェハ等の電子材料を枚葉方式で洗浄す
る電子材料洗浄方法及び洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいて、シリコン
ウェハの表面に付着した微粒子等の表面汚染物は、デバ
イス特性の劣化を招来し、最終的に製品が不良となる大
きな原因になっている。従って、半導体デバイスの信頼
性を向上させるためには、製造プロセスにおいてシリコ
ンウェハの表面を可及的に清浄に保つことが必要であ
る。シリコンウェハの表面を清浄化する方法の一つに、
ウェット洗浄法がある。このウェット洗浄法においては
種々の溶液でシリコンウェハをエッチングし、又は超純
水で洗浄する。このウェット洗浄法は、更に複数のシリ
コンウェハを一括して洗浄液で処理するバッチ方式と、
一枚づつ処理する枚葉方式とに分類される。現状では、
製品スループット向上の観点から、バッチ方式が主流で
あるが、この方式には以下に示す欠点がある。即ち、汚
染したシリコンウェハを投入することにより洗浄液が汚
染されると共に、近接するシリコンウェハに汚染が転写
される。また、洗浄装置が大型になるという欠点もあ
る。
【0003】このため、半導体製造プロセスにおいて
は、枚葉方式によるウェット洗浄法も実施されている。
例えば、フォトリソグラフィー工程及びウェットエッチ
ング工程においては、枚葉方式によるウェット洗浄法が
使用されている。
【0004】即ち、フォトリソグラフィー工程において
は、レジストと呼ばれる感光性高分子膜でシリコンウェ
ハを被覆して、レジストを乾燥させた後、ガラス製マス
ク上に描かれたゲート電極、コンタクト窓及び金属配線
等の回路パターンを紫外線等によりシリコンウェハ上に
転写し、その後、枚葉式ウェット洗浄によりシリコンウ
ェハを洗浄して現像処理する。
【0005】また、ウェットエッチング工程において
は、エッチング性溶液にシリコンウェハを曝すことによ
り、シリコンウェハの表面上又は裏面上に形成された酸
化膜及び多結晶シリコン等の堆積物又は汚染物を選択的
に除去し、その後、シリコンウェハを超純水を使用して
枚葉式ウェット洗浄により洗浄する。
【0006】図10は、従来の枚葉式シリコンウェハ洗
浄装置を示す模式図である。試料台31は水平に配置さ
れており、適宜の回転手段により駆動されて任意の速度
で垂直軸の周りに回転可能になっている。この試料台3
1の上には洗浄すべき部材としてのシリコンウェハ32
を固定するチャック34が設けられている。また、試料
台31の回転中心の上方には、洗浄液を供給するノズル
37がその噴出方向を下方に向けて配置されている。
【0007】以下、このように構成された従来の洗浄装
置の動作について説明する。先ず、洗浄すべきシリコン
ウェハ32を試料台31上にチャック34により固定す
る。その後、このシリコンウェハ32を試料台31と共
に回転させる。また、ノズル37から洗浄液を吐出させ
る。このノズル37から吐出された洗浄液は、シリコン
ウェハ32の表面に噴出され、シリコンウェハ32表面
の堆積物及び汚染物を洗浄する。そして、この洗浄液
は、試料台31の回転によりシリコンウェハ32の外側
へ流れ落ち、更に試料台31からも流れ落ちて、装置下
部より排出される。
【0008】このような洗浄装置においては、洗浄液が
常に洗浄すべきシリコンウェハ32表面に供給されるた
め、シリコンウェハ32表面の洗浄液による汚染を低減
させることができる。また、試料台31が回転すること
により、シリコンウェハ32と洗浄液との分離を容易に
している。
【0009】しかし、上述した洗浄装置においては、洗
浄液にパーティクル等の汚染物が混入していると、この
汚染物がシリコンウェハ表面上に付着する虞れがある。
また、装置外部からの汚染物が洗浄液中に混入し、シリ
コンウェハ表面上に付着する虞れもある。更に、洗浄過
程で一旦シリコンウェハの表面から除去された汚染物
が、シリコンウェハ表面から洗浄液が排液される途中で
シリコンウェハに再付着する虞れもある。
【0010】このような難点を解決するために、従来、
特に純水洗浄工程において、負の直流電圧を発生させる
装置をチャックに接続し、シリコンウェハ表面に負電圧
を印加することにより、純水中で負に帯電したパーティ
クルを静電気的反発力を利用して除去する方法が公知で
ある(特開平3−49223号)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た洗浄方法には以下に示す問題点がある。即ち、純水中
で正に帯電した汚染物は除去することができず、逆にシ
リコンウェハに付着しやすい。また、洗浄液は純水だけ
とは限らず、酸性又はアルカリ性等の溶液が使用される
こともあり、溶液によって汚染物が帯電する極性及びそ
の帯電量が変化する。このため、洗浄液中の汚染物を効
果的に除去することが難しい。更に、シリコンウェハと
洗浄液との反応によって生じた生成物はいずれの極性に
帯電するかわからないため、除去しにくい。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、洗浄すべき部材から効果的に汚染物を除去
することができると共に、除去された汚染物及び洗浄液
中の汚染物が部材に再付着することを抑制し、部材の表
面をより一層清浄にすることができる電子材料洗浄方法
及び洗浄装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明に係る電
子材料洗浄方法は、洗浄すべき部材に第1電位を印加す
ると共に、前記部材に対向して配置された電極に前記第
1電位と同極性で且つ絶対値が前記第1電位より大きい
第2電位を印加しつつ洗浄液により前記部材を洗浄する
ことを特徴とする。
【0014】本願の第2発明に係る電子材料洗浄装置
は、洗浄すべき部材を支持する導電性の支持部材と、前
記部材に対向する位置に電極を配置する電極支持部材
と、前記部材及び電極に同一極性であって前記電極の方
が絶対値が大きい電圧を印加する電圧印加手段と、前記
部材に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを有すること
を特徴とする。
【0015】本願の第3発明に係る電子材料洗浄方法
は、洗浄すべき部材を接地電位に維持すると共に、前記
部材に対向して配置された第1電極に第1電位を印加し
つつ洗浄液により前記部材を洗浄する第1洗浄工程と、
前記部材を接地電位に維持すると共に、前記部材に対向
して配置した第2電極に前記第1電位と逆極性の第2電
位を印加しつつ洗浄液により前記部材を洗浄する第2洗
浄工程とを有することを特徴とする。
【0016】本願の第4発明に係る電子材料洗浄装置
は、洗浄すべき部材を支持する導電性の支持部材と、前
記部材に対向する位置とそれから外れる位置に第1電極
を配置することができる第1電極支持部材と、前記部材
に対向する位置とそれから外れる位置に第2電極を配置
することができる第2電極支持部材と、前記部材に接地
電位を印加し前記第1電極及び第2電極に選択的に正極
性又は負極性の電圧を印加する電圧印加手段と、前記部
材に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを有することを
特徴とする。
【0017】
【作用】本願第1及び第2発明においては、電極に電圧
(第2電位)を印加すると共に、洗浄すべき部材にも第
2電位と同極性の電圧(第1電位)を印加する。この第
2電位の絶対値は第1電位より大きい。洗浄液中の汚染
物質は、正又は負に帯電している。この汚染物質のう
ち、電極及び洗浄部材と逆極性に帯電した汚染物質は、
絶対値が大きな第2電位の電極に静電的に引かれて捕獲
される。また、電極及び洗浄部材と同極性に帯電した汚
染物質は、第2電位の電極からの静電的な反発力により
洗浄部材側に泳動する。しかし、この洗浄部材も同極性
であるため、汚染物質が洗浄部材の表面に付着すること
はない。
【0018】また、本願第3及び第4発明においては、
洗浄部材を接地すると共に、第1電極に正又は負の第1
電位を印加する(第1洗浄工程)。そうすると、この第
1電位と逆極性に帯電している汚染物質は第1電極に捕
獲されて除去される。一方、第1電位と同極性に帯電し
ている汚染物質は洗浄部材表面に付着する。そこで、そ
の後、第2電極に第1電位と逆極性の第2電位を印加す
る(第2洗浄工程)。そうすると、この第2電位と逆極
性、即ち第1電位と同極性に帯電している汚染物質は洗
浄部材表面から離脱し、洗浄液中の汚染物質と共に、第
2電極に捕獲される。このようにして、汚染物質が除去
される。この場合に、第2洗浄工程において、同時に、
前記第1電極に前記第2電位と同極性の電圧を印加する
と、前記第1洗浄工程で前記第1電極に付着した汚染物
質も除去することができる。
【0019】
【実施例】次に、本発明について更に詳細に説明する。
洗浄液中の汚染物には種々のものが考えられ、例えばシ
リコン、窒化シリコン及び二酸化シリコン等のシリコン
系の粒子は、実際、半導体デバイスの性能及び製品歩留
まりに影響を与えるものの代表である。これらの粒子間
に働く力は、ファンデルワールス分子間引力と静電気に
よる反発力との和で記述することができる。しかし、フ
ァンデルワールス分子間引力を制御することは困難であ
る。一方、静電気力は、粒子の表面電位と近似されるゼ
ータ電位と強い相関があるため、ファンデルワールス分
子間引力を一定であるとすれば、溶液中のゼータ電位を
コントロールすることにより、粒子間に働く力を制御す
ることができる。
【0020】なお、ゼータ電位とは物質固有の値ではな
く、溶液の媒体の性質、pH、電解質濃度及び種類に依
存し、粒子の粒子径に依存しない。例えば、シリコン粒
子のゼータ電位はシリコンウェハのそれと等価であると
考えられる。例えば、シリコンウェハを洗浄する場合
に、シリコンウェハ表面を正(プラス)に帯電させる
と、シリコンウェハ表面に同極性、つまり正のゼータ電
位を有する粒子はシリコンウェハ表面に付着しにくく、
異極性、つまり負のゼータ電位を有する粒子はシリコン
ウェハ表面に付着しやすい。
【0021】上述した知見を確かめるべく、本願発明者
等は模擬粒子として窒化シリコンを混入した酸性又はア
ルカリ性溶液にシリコンウェハを浸漬した場合におい
て、洗浄部材としてのシリコンウェハのゼータ電位と、
汚染物質としての窒化シリコンのゼータ電位との積と、
シリコンウェハの表面に付着する大きさが0.2μm以
上の異物数との関係を調べた。なお、粒子濃度は5×1
3 cm-3とする。
【0022】図1は横軸にシリコンウェハのゼータ電位
と窒化シリコンのゼータ電位との積をとり、縦軸にシリ
コンウェハ表面上の異物数をとって、両者の関係を表し
たグラフ図である。この図1から明らかなように、シリ
コンウェハのゼータ電位と窒化シリコンのゼータ電位と
の積が正の場合は、即ちシリコンウェハのゼータ電位と
窒化シリコンのゼータ電位とが同極性の場合は、シリコ
ンウェハ上の異物数が減少している。従って、シリコン
ウェハ表面を帯電させると、シリコンウェハ表面と同極
性に帯電した粒子はシリコンウェハに付着しにくいこと
が確認された。本発明はこのような観点にたってなされ
たものである。
【0023】以下、本発明の実施例について、添付の図
面を参照して具体的に説明する。図2は本発明の第1の
実施例に係る電子材料洗浄装置を示す模式図、図3及び
4は同じくこの洗浄装置を使用して洗浄する方法を示す
模式図である。この洗浄装置においては、試料台1上に
洗浄すべきシリコンウェハ2が配置される。この試料台
1は適宜の回転手段により、垂直の支持軸1aを中心と
して任意の速度で回転駆動されるようになっている。こ
の試料台1上にはシリコンウェハを固定するチャック4
が設けられている。このチャック4は導電性を有してお
り、可変電位発生装置5に接続されている。シリコンウ
ェハ2上には、電極3がシリコンウェハ2に対向するよ
うに相互に平行に設けられている。この電極3は、可変
電位発生装置6に接続されている。また、この電極3の
上方には、洗浄液の供給手段としての洗浄液供給ノズル
7が配置されている。これらの洗浄液供給ノズル7、電
極3及び試料台1は適宜のハウジング内に収納されてお
り、このハウジングの下部から排液が排出されるように
なっている。
【0024】なお、チャック4はシリコンウェハ2等の
試料に対して汚染源とならないことが望ましい。即ち、
チャック4は洗浄液に対して化学反応を起こさない材質
で構成されていると共に、シリコンウェハ2を傷つけな
いものであることが望ましい。このような材質として、
例えば、シリコン又はシリコンカーバイド等がある。ま
た、洗浄すべき部材が金属汚染に対して問題がなけれ
ば、アルミニウム等の加工しやすい金属を使用してチャ
ック4を形成しても良い。
【0025】次に、このように構成された電子材料洗浄
装置の動作について説明する。先ず、図3に示すよう
に、試料台1上にシリコンウェハ2を載置し、チャック
4によりこのシリコンウェハ2を固定する。そして、こ
のチャック4を介して、可変電位発生装置5からシリコ
ンウェハ2に正の第1電位を印加する。
【0026】また、電極3にも可変電位発生装置6から
第1電位と同極性の第2電位を印加する。この第2電位
の絶対値は第1電位のそれより大きい。そして、試料台
1を回転させると共に、洗浄液供給ノズル7から洗浄液
をシリコンウェハ2へ向けて供給する。そうすると、洗
浄液は電極3を通過してシリコンウェハ2の表面に達
し、シリコンウェハ2の表面が洗浄される。
【0027】シリコンウェハ2の表面に付着していた汚
染物は洗浄液中にて正又は負のゼータ電位に帯電してい
るため洗浄液中を泳動する。また、洗浄液中に予め混入
していた汚染物質も正又は負に帯電しているため泳動す
る。
【0028】この場合に、電極3に印加されている第2
電位がより高い正電位であるため、第2電位と逆極性の
負に帯電している汚染物質は電極3に静電的に吸引され
て電極3に付着し、捕獲される。一方、正に帯電してい
る汚染物質は電極3からシリコンウェハ2側に泳動する
が、このシリコンウェハ2の表面も同極性の正極性に帯
電しているため、この汚染物質がシリコンウェハ2の表
面に付着することはない。そして、試料台1と共にシリ
コンウェハ2は回転しているため、シリコンウェハ2の
表面上の洗浄液はシリコンウェハ2の外縁側へ向けて流
れ、更に試料台1からも流れ落ち、排液される。
【0029】そして、シリコンウェハ2の洗浄が終了す
ると、電極3は洗浄中に印加されていた電位と逆極性の
負の電位が印加されて洗浄され、吸着している汚染物質
が除去される。
【0030】このようにして、負に帯電した汚染物質は
電極3に付着してシリコンウェハ2に付着することがな
く、正に帯電した汚染物質もシリコンウェハ2に付着す
ることなく洗浄液と共に排液されるため、シリコンウェ
ハ2表面の汚染物を効果的に除去することができる。
【0031】また、図4に示したように、シリコンウェ
ハ2に負の第1電位を印加し、電極3に対し負極性で絶
対値が大きい第2電位を印加した場合も、同様の作用
で、汚染物質が除去される。即ち、正に帯電した汚染物
質は負極性で絶対値が大きい電極3に付着して除去さ
れ、負に帯電した汚染物はシリコンウェハ2表面に付着
することなくシリコンウェハ2上から流れ落ちて排液さ
れる。このため、シリコンウェハ2表面の汚染物を効果
的に除去することができる。
【0032】なお、可変電位発生装置5及び可変電位発
生装置6は一体化させてもよいことは勿論である。
【0033】図5,6は本発明の第2の実施例に係る電
子材料洗浄装置を示す模式図である。試料台11上に洗
浄すべきシリコンウェハ12が配置される。また、試料
台11は支持軸11aを中心に任意の速度で回転可能で
あり、その上にはシリコンウェハ12を固定するチャッ
ク4が設けられている。このチャック4は導電性であ
り、接地されている。シリコンウェハ12に対向した位
置には、シリコンウェハ12に対して平行に配置された
1対の第1電極13及び第2電極18が設けられてお
り、この電極13,18は夫々可変電位発生装置16,
15に接続されている。電極13、18はいずれもシリ
コンウェハ12の上方にてシリコンウェハ12に対向す
る位置と、この位置から外れた待避位置との間を移動す
ることができる。また、シリコンウェハ12の上方には
洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル17が配置されてい
る。更に、電極13,18が待避位置にいるときに、こ
れらの電極13、18を洗浄する洗浄液供給ノズル19
がその上方に配置されている。
【0034】次に、このように構成された電子材料洗浄
装置の動作について説明する。図5に示すように、試料
台11上にシリコンウェハ12を配置し、チャック4に
よりシリコンウェハ12を固定し、このチャック4を介
してシリコンウェハ12を接地する。また、一方の電極
13をシリコンウェハ12の上方に配置し、可変電位発
生装置16により電極13に正の電位を印加する。
【0035】そして、試料台11を回転させると共に、
洗浄液供給ノズル17から洗浄液をシリコンウェハ12
へ向けて供給する。そうすると、洗浄液はシリコンウェ
ハ12の表面に達し、シリコンウェハ12の表面に付着
している汚染物質を除去する。この汚染物質は洗浄液中
にて正又は負のゼータ電位を有しているため泳動する。
また、洗浄液中に予め混入していた汚染物も正又は負に
帯電しているため泳動する。
【0036】この場合に、洗浄液中の汚染物質は負に帯
電したものが第1電極13の正の電位により洗浄液中を
電極13に向けて泳動して電極13に付着する。一方、
正に帯電した汚染物はシリコンウェハ12に向けて泳動
し、シリコンウェハ12表面に再付着するか、又はシリ
コンウェハ12が回転しているため、洗浄液と共にシリ
コンウェハ12上から流れ落ちる。
【0037】この第1洗浄工程の後、第1電極13はシ
リコンウェハ12に対向した位置から図6に示すように
待避位置に移動する。そして、替わりに第2電極18が
シリコンウェハ12に対向した位置に配置される。この
第2電極18には、負の電位を印加する。その結果、シ
リコンウェハ12上に付着していた正に帯電した汚染物
質はシリコンウェハ12上から除去され、電極18に付
着する。また、第1電極13にも負の電位を印加し、洗
浄ノズル19から洗浄液を電極13に向けて供給し、電
極13に付着していた負の汚染物質を除去する。
【0038】このようにして、第1電極13に正電位を
印加する第1洗浄工程と、第2電極18に負電位を印加
する第2洗浄工程とにより、シリコンウェハ12に付着
していた汚染物質は、正に帯電するものと負に帯電する
ものとが順次除去される。
【0039】なお、上記実施例においては、第1電極1
3は上下に移動可能にしてシリコンウェハ12に対向し
た位置でシリコンウェハ12に近づけるようにしてもよ
い。
【0040】そして、別のシリコンウェハ12を試料台
11の上に設置し、再び第1電極13をこのシリコンウ
ェハが配置された試料台11の上方に配置し、第1電極
13に正電位を印加して次順の洗浄工程に移る。この場
合に、第2電極18も同様にして、ノズル19の下方に
て正電位を印加することにより、洗浄することができ
る。
【0041】このようにして、負に帯電した汚染物を第
1電極13に付着させてシリコンウェハ12上から取り
除き、次に、正に帯電した汚染物も第2電極18に付着
させて取り除くことにより、シリコンウェハ12表面の
汚染物を効果的に除去することができる。
【0042】なお、第1電極13に負の電位を印加し、
第2電極18に正の電位を印加することとしてもよいこ
とは勿論である。また、本実施例においては第1及び第
2電極13,18を移動させたが、シリコンウェハを第
1及び第2電極13,18に対向する位置に移動させる
ことにより、洗浄してもよい。
【0043】また、第1及び第2の実施例において電極
の大きさはシリコンウェハと同等かそれ以上であること
が好ましい。図7(a),(b)は電極の形状を示す平
面図である。図7(a)に示すように、電極は中心に開
口部が設けられたドーナツ状にすることもでき、図7
(b)に示すように、メッシュ状とすることもできる。
このような形状にすることにより、電極の上方から洗浄
液をシリコンウェハに供給することができる。
【0044】更に、図8はシリコンウェハ22上に洗浄
ノズル24から洗浄液を供給する方法の変形例を示す模
式図である。図8に示すように、試料台21にシリコン
ウェハ22を固定した後、試料台21及びこの試料台2
1に平行の電極23を相互に平行の状態を保持したまま
任意の角度で傾斜させ、ノズル24から電極23とシリ
コンウェハ22との間に洗浄液を供給することとしても
よい。
【0045】また、図9に示すように、試料台25上に
シリコンウェハ26を固定し、電極27をシリコンウェ
ハ26に平行に配置した後、洗浄ノズル28を下降させ
て、電極27とシリコンウェハ26との間隙から洗浄液
をシリコンウェハ26の表面に供給することにより洗浄
してもよい。
【0046】このような供給方法により洗浄液をシリコ
ンウェハ23,26上に淀みなく供給することができる
と共に、洗浄液がシリコンウェハ23,26上から容易
に離脱する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄すべき部材に電位を印加し、前記部材に対向して配
置された電極に前記電位と同極性で絶対値がより大きい
電位を電極に印加しつつ前記部材を洗浄するため、洗浄
液中の汚染物質が洗浄すべき部材へ付着することを効果
的に抑制することができ、部材の汚染物質を有効に除去
することができる。
【0048】また、洗浄すべき部材を接地し、第1電極
に第1電位を印加して洗浄し、次に同じく前記部材を接
地したまま、第2電極に前記第1電位と逆極性の第2電
位を前記部材に印加して洗浄することにより、前記部材
の汚染物質を有効に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリコンウェハのゼータ電位と窒化シリコンの
ゼータ電位との積に対するシリコンウェハに付着した窒
化シリコン粒子の数を示すグラフ図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る電子材料洗浄装置
を示す模式図である。
【図3】同じくその洗浄方法を示す模式図である。
【図4】同じくその洗浄方法を示す模式図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る電子材料洗浄装置
の動作における第1洗浄工程を示す模式図である。
【図6】同じくその動作における第2洗浄工程を示す模
式図である。
【図7】本発明の実施例に係る電子材料洗浄装置の電極
構造の一例を示す平面図である。
【図8】本発明の実施例に係る電子材料洗浄装置の洗浄
液の供給方法の変形例を示す模式図である。
【図9】同じく、洗浄液供給方法の他の変形例を示す模
式図である。
【図10】従来の枚葉式シリコンウェハ洗浄装置を示す
模式図である。
【符号の説明】
1,11,21,25,31;試料台 1a;支持軸 2,12,22,26,32;シリコンウェハ 3,27;電極 4,14,34;チャック 5,6,15,16;可変電位発生装置 7,17,19,24,28,37;洗浄液供給ノズル 13;第1電極 18;第2電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄すべき部材に第1電位を印加すると
    共に、前記部材に対向して配置された電極に前記第1電
    位と同極性で且つ絶対値が前記第1電位より大きい第2
    電位を印加しつつ洗浄液により前記部材を洗浄すること
    を特徴とする電子材料洗浄方法。
  2. 【請求項2】 次いで、前記部材に前記第1電位と逆極
    性の第3電位を印加すると共に、前記部材に対向して配
    置された電極に前記第3電位と同極性で且つ絶対値が前
    記第3電位より大きい第4電位を印加しつつ洗浄液によ
    り前記部材を洗浄することを特徴とする請求項1に記載
    の電子材料洗浄方法。
  3. 【請求項3】 洗浄すべき部材を支持する導電性の支持
    部材と、前記部材に対向する位置に電極を配置する電極
    支持部材と、前記部材及び電極に同一極性であって前記
    電極の方が絶対値が大きい電圧を印加する電圧印加手段
    と、前記部材に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを有
    することを特徴とする電子材料洗浄装置。
  4. 【請求項4】 洗浄すべき部材を接地電位に維持すると
    共に、前記部材に対向して配置された第1電極に第1電
    位を印加しつつ洗浄液により前記部材を洗浄する第1洗
    浄工程と、前記部材を接地電位に維持すると共に、前記
    部材に対向して配置した第2電極に前記第1電位と逆極
    性の第2電位を印加しつつ洗浄液により前記部材を洗浄
    する第2洗浄工程とを有することを特徴とする電子材料
    洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記第2洗浄工程において、同時に前記
    第1電極に前記第1電位と逆極性の電圧を印加しつつ、
    洗浄液により前記第1電極を洗浄することを特徴とする
    請求項4に記載の電子材料洗浄方法。
  6. 【請求項6】 洗浄すべき部材を支持する導電性の支持
    部材と、前記部材に対向する位置とそれから外れる位置
    に第1電極を配置することができる第1電極支持部材
    と、前記部材に対向する位置とそれから外れる位置に第
    2電極を配置することができる第2電極支持部材と、前
    記部材に接地電位を印加し前記第1電極及び第2電極に
    選択的に正極性又は負極性の電圧を印加する電圧印加手
    段と、前記部材に洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを
    有することを特徴とする電子材料洗浄装置。
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