JPH0810278A - スプリントとそれを備えた履物 - Google Patents
スプリントとそれを備えた履物Info
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- JPH0810278A JPH0810278A JP7102656A JP10265695A JPH0810278A JP H0810278 A JPH0810278 A JP H0810278A JP 7102656 A JP7102656 A JP 7102656A JP 10265695 A JP10265695 A JP 10265695A JP H0810278 A JPH0810278 A JP H0810278A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 機能性のみならず装着感・外観に優れた足部
矯正に使用する矯正具,即ち,スプリントと,それを備
えた履物,及び足部保護物を提供すること。 【構成】 少なくとも一部が形状記憶合金線材からな
り,土踏まず部15を持ち上げ,更に足部13の両側面
から圧迫を加えて,前記足部13の縦アーチ及び横アー
チの形態を維持し,前記足部13の開張現象を防止及び
矯正する。このような,スプリント11,23におい
て,前記形状記憶合金線材は,メッシュ17を含む織品
及び不織布板内の一方の形状を有する。一方,前記形状
記憶合金線材は常用温度で超弾性を示すTiNi系合金
からなる。
矯正に使用する矯正具,即ち,スプリントと,それを備
えた履物,及び足部保護物を提供すること。 【構成】 少なくとも一部が形状記憶合金線材からな
り,土踏まず部15を持ち上げ,更に足部13の両側面
から圧迫を加えて,前記足部13の縦アーチ及び横アー
チの形態を維持し,前記足部13の開張現象を防止及び
矯正する。このような,スプリント11,23におい
て,前記形状記憶合金線材は,メッシュ17を含む織品
及び不織布板内の一方の形状を有する。一方,前記形状
記憶合金線材は常用温度で超弾性を示すTiNi系合金
からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,篇平足及び外反拇趾等
の予防・治療の為に用いる足部の補強または矯正するた
めの矯正方法及びスプリントとそれを備えた履物に関す
るものである。
の予防・治療の為に用いる足部の補強または矯正するた
めの矯正方法及びスプリントとそれを備えた履物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】外反拇趾は,足の内側縦アーチ,即ち,
土踏まずが降下すると,5本の趾が左右に広がる開張現
象が現れることによって,拇趾のつけ根の関節が前内側
へ突出する疾患である。この突出部分が履物を履いたと
き当たって疼痛を生じる。この疾患は,足に合っていな
い履物を用いることによって,更に生じる。
土踏まずが降下すると,5本の趾が左右に広がる開張現
象が現れることによって,拇趾のつけ根の関節が前内側
へ突出する疾患である。この突出部分が履物を履いたと
き当たって疼痛を生じる。この疾患は,足に合っていな
い履物を用いることによって,更に生じる。
【0003】そこで,この開張現象を抑える目的で,土
踏まずを持ち挙げるアーチサポートが外反拇趾の治療に
用いられ,サポーターや靴のインソールの形で使用され
ている。
踏まずを持ち挙げるアーチサポートが外反拇趾の治療に
用いられ,サポーターや靴のインソールの形で使用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの治療具又は矯
正具の材料には,布・皮革・プラスチック・鋼等が用い
られている。しかし,これらの材料は弾力性と保形性と
に問題があった。
正具の材料には,布・皮革・プラスチック・鋼等が用い
られている。しかし,これらの材料は弾力性と保形性と
に問題があった。
【0005】また,これらの治療具又は矯正具は,足趾
が左右に広がる開張現象を抑止する機能としては不十分
であった。
が左右に広がる開張現象を抑止する機能としては不十分
であった。
【0006】そこで,本発明の一技術的課題は,機能性
のみならず装着感・外観に優れた足部矯正に使用する矯
正具,即ち,スプリントを提供することにある。
のみならず装着感・外観に優れた足部矯正に使用する矯
正具,即ち,スプリントを提供することにある。
【0007】また,本発明のもう一つの技術的課題は,
前記スプリントを備えた履物を提供することにある。
前記スプリントを備えた履物を提供することにある。
【0008】さらに,本発明のさらにもう一つの技術的
課題は,前記スプリントを備えた足部保護物を提供する
ことにある。
課題は,前記スプリントを備えた足部保護物を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,篇平足
及び外反拇趾等の予防・治療の為に用いる足部の補強ま
たは矯正具であって,少なくとも一部が形状記憶合金線
材を含む薄層又は板材からなり,取り付けられる所望す
る形状に形成されていることを特徴とするスプリントが
得られる。
及び外反拇趾等の予防・治療の為に用いる足部の補強ま
たは矯正具であって,少なくとも一部が形状記憶合金線
材を含む薄層又は板材からなり,取り付けられる所望す
る形状に形成されていることを特徴とするスプリントが
得られる。
【0010】ここで,本発明において,前記薄層又は板
材は,メッシュを含み,前記メッシュの縦糸及び横糸の
内の少なくとも一方は,前記形状記憶合金線材を含むこ
とができ,また,前記メッシュの縦糸及び横糸の内の一
方を,前記形状記憶合金線材とし,他方を合成高分子線
材で構成しても良い。又,前記メッシュの縦糸及び横糸
の内の両方は,前記形状記憶合金線材から構成しても良
い。その場合,前記メッシュを合成高分子で覆っても良
い。
材は,メッシュを含み,前記メッシュの縦糸及び横糸の
内の少なくとも一方は,前記形状記憶合金線材を含むこ
とができ,また,前記メッシュの縦糸及び横糸の内の一
方を,前記形状記憶合金線材とし,他方を合成高分子線
材で構成しても良い。又,前記メッシュの縦糸及び横糸
の内の両方は,前記形状記憶合金線材から構成しても良
い。その場合,前記メッシュを合成高分子で覆っても良
い。
【0011】ここで,本発明の形状記憶合金線材に用い
る形状記憶合金は,TiNi合金およびTiNiX合金
(X:Fe,Cu,Cr,V,Co等の内から選択され
た少なくとも一種)が最も好ましいが,Cu基合金,F
e基合金等であってもよい。
る形状記憶合金は,TiNi合金およびTiNiX合金
(X:Fe,Cu,Cr,V,Co等の内から選択され
た少なくとも一種)が最も好ましいが,Cu基合金,F
e基合金等であってもよい。
【0012】これらのTiNi合金,TiNiX合金,
CuZnAl合金等の形状記憶合金は,マルテンサイト
の逆変態に付随して顕著な形状記憶効果を示すことが良
く知られている。また,これらの合金の中で,TiNi
合金及びTiNiX合金は,形状記憶効果及び超弾性特
性に特に優れるために,喚気口,電子レンジ,及びエア
コン等のアクチュエータ用形状記憶素子,また,カテー
テルガイドワイヤ,ブラジャー,コルセット,及びアン
テナ等の芯金用超弾性素子に幅広く用いられている。
CuZnAl合金等の形状記憶合金は,マルテンサイト
の逆変態に付随して顕著な形状記憶効果を示すことが良
く知られている。また,これらの合金の中で,TiNi
合金及びTiNiX合金は,形状記憶効果及び超弾性特
性に特に優れるために,喚気口,電子レンジ,及びエア
コン等のアクチュエータ用形状記憶素子,また,カテー
テルガイドワイヤ,ブラジャー,コルセット,及びアン
テナ等の芯金用超弾性素子に幅広く用いられている。
【0013】また,本発明において,前記合成高分子と
して,ナイロン系,ポリウレタン系,テフロン系等弾性
に富むものが好ましい。
して,ナイロン系,ポリウレタン系,テフロン系等弾性
に富むものが好ましい。
【0014】ところで,TiNi系形状記憶合金の記憶
温度(形状回復温度)は合金配合,冷間加工率および熱
処理温度で決定されるが,本発明の要件は,少なくとも
常用温度で形状回復し,回復後の超弾性で土踏まず部を
サポートすることにあり,該強化材の形状回復温度は常
用温度未満であれば良く,また,当該合金の再結晶温度
以上の温度で熱処理した時のマルテンサイト変態開始温
度が生体温度以下を示すTiNi合金であれば良い。
温度(形状回復温度)は合金配合,冷間加工率および熱
処理温度で決定されるが,本発明の要件は,少なくとも
常用温度で形状回復し,回復後の超弾性で土踏まず部を
サポートすることにあり,該強化材の形状回復温度は常
用温度未満であれば良く,また,当該合金の再結晶温度
以上の温度で熱処理した時のマルテンサイト変態開始温
度が生体温度以下を示すTiNi合金であれば良い。
【0015】即ち,本発明によるスプリントは,常用靴
内温度(30〜40℃)で形状回復し,回復後の超弾性
で土踏まず部分と足の両側面を圧迫サポート出来,且
つ,繰り返し変形に耐える形状記憶機能と歩行時の靴内
温度の上昇に伴い超弾性力が増加することで開張抑止力
は大きくなり,効果はより大きくなる。
内温度(30〜40℃)で形状回復し,回復後の超弾性
で土踏まず部分と足の両側面を圧迫サポート出来,且
つ,繰り返し変形に耐える形状記憶機能と歩行時の靴内
温度の上昇に伴い超弾性力が増加することで開張抑止力
は大きくなり,効果はより大きくなる。
【0016】そして,これらのTiNi系合金は,30
%以上の冷間加工後,400〜550℃未満で熱処理す
ることで,生体温度において超弾性を有する。
%以上の冷間加工後,400〜550℃未満で熱処理す
ることで,生体温度において超弾性を有する。
【0017】このスプリントの使用に際して,前記薄層
又は板材によって,土踏まず部を持ち上げ,更に前記足
部の両側面から圧迫を加えて,前記足部の縦アーチ及び
横アーチの形態を維持し,前記足部の開張現象を防止及
び矯正する。
又は板材によって,土踏まず部を持ち上げ,更に前記足
部の両側面から圧迫を加えて,前記足部の縦アーチ及び
横アーチの形態を維持し,前記足部の開張現象を防止及
び矯正する。
【0018】また,本発明によれば,前記スプリントを
備えていることを特徴とする足部保護物が得られる。こ
こで,本発明において,足部保護物とは,サポータ,靴
下,足袋,タイツ,ストッキング,等を呼び,スプリン
トの装着方法は,縫い付け,張り付け等固定できるもの
であれば,その固定方法に限定されない。
備えていることを特徴とする足部保護物が得られる。こ
こで,本発明において,足部保護物とは,サポータ,靴
下,足袋,タイツ,ストッキング,等を呼び,スプリン
トの装着方法は,縫い付け,張り付け等固定できるもの
であれば,その固定方法に限定されない。
【0019】さらに,本発明において,前記スプリント
を備えていることを特徴とする履物が得られる。
を備えていることを特徴とする履物が得られる。
【0020】ここで,本発明において,履物とは,靴,
ハイヒール,半長靴,長靴,草履及びサンダル,スリッ
パ,カジュアル,モカシン,及びつっかけ等の足に装着
する物を呼び,前記スプリントの装着方法は,靴の内蔵
や接着,鋲着,靴下への縫い付け,接着等があるが,こ
れらの固着方法には限定されない。
ハイヒール,半長靴,長靴,草履及びサンダル,スリッ
パ,カジュアル,モカシン,及びつっかけ等の足に装着
する物を呼び,前記スプリントの装着方法は,靴の内蔵
や接着,鋲着,靴下への縫い付け,接着等があるが,こ
れらの固着方法には限定されない。
【0021】
【実施例】以下,本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0022】まず,本発明の実施例1について,図1乃
至3を参照して説明する。図1は本発明の実施例1に係
るスプリントの一例を示す斜視図であり,土踏まず部に
用いるものの構成を示している。図2は図1のスプリン
トの断面図である。図3は図1及び図2に示したスプリ
ントの装着方法を示す図である。
至3を参照して説明する。図1は本発明の実施例1に係
るスプリントの一例を示す斜視図であり,土踏まず部に
用いるものの構成を示している。図2は図1のスプリン
トの断面図である。図3は図1及び図2に示したスプリ
ントの装着方法を示す図である。
【0023】図1及び図2を参照して,実施例1に係る
スプリント11を足部13の土踏まず部15に用いてい
る。スプリント11は,土踏まず部15を持ち上げ,更
に足部13の両側面から圧迫を加えて,足の縦アーチ・
横アーチの形態を維持し,足の開張現象を防止・矯正す
るものである。このスプリント11は,形状記憶合金製
のメッシュ17を,合成樹脂19で覆って構成されてい
る。尚,符号21は親指である。
スプリント11を足部13の土踏まず部15に用いてい
る。スプリント11は,土踏まず部15を持ち上げ,更
に足部13の両側面から圧迫を加えて,足の縦アーチ・
横アーチの形態を維持し,足の開張現象を防止・矯正す
るものである。このスプリント11は,形状記憶合金製
のメッシュ17を,合成樹脂19で覆って構成されてい
る。尚,符号21は親指である。
【0024】図1及び図2のスプリントは,以下のよう
に製造されている。Ti−51原子パーセントNi合金
線材を用いたメッシュ17を足部13の土踏まず部15
に対応する形状に裁断した。この合金線材のメッシュ1
7を,図示しない石膏等で形成された足型に密着・固定
した。固定された線材を400〜550℃の温度で熱処
理して形状の固定を行った。得られた線材を少なくとも
常用温度(30〜40℃)で超弾性を示す補強材とし
た。
に製造されている。Ti−51原子パーセントNi合金
線材を用いたメッシュ17を足部13の土踏まず部15
に対応する形状に裁断した。この合金線材のメッシュ1
7を,図示しない石膏等で形成された足型に密着・固定
した。固定された線材を400〜550℃の温度で熱処
理して形状の固定を行った。得られた線材を少なくとも
常用温度(30〜40℃)で超弾性を示す補強材とし
た。
【0025】次に,この補強材に合成樹脂(ウレタン)
をコーティングした。その後,図1に示すように裁断し
た。また,端部を更に合成樹脂で再コーティングを行い
スプリント11を形成した。
をコーティングした。その後,図1に示すように裁断し
た。また,端部を更に合成樹脂で再コーティングを行い
スプリント11を形成した。
【0026】次に,本発明の実施例2に係るスプリント
について,図4を参照して説明する。
について,図4を参照して説明する。
【0027】図4は本発明に係るスプリントの他の例を
示す斜視図であり,親指部に用いるものの装着状態を示
している。図4において,この実施例に係るスプリント
23は,足部13の土踏まず部15から親指部21にま
で延長して用いた以外は,先の実施例と同様である。こ
の実施例2において,親指部21のみを覆い,他の指部
25,27,29,及び31を露出させるような形状と
することもできる。また,この実施例のスプリントは先
の実施例と同様に,足型に合せてメッシュ17を成形
し,裁断して,先の実施例と同様に熱処理し,ウレタン
樹脂をコーティング後,端部の再コーティングを行いス
プリント23に製造されている。
示す斜視図であり,親指部に用いるものの装着状態を示
している。図4において,この実施例に係るスプリント
23は,足部13の土踏まず部15から親指部21にま
で延長して用いた以外は,先の実施例と同様である。こ
の実施例2において,親指部21のみを覆い,他の指部
25,27,29,及び31を露出させるような形状と
することもできる。また,この実施例のスプリントは先
の実施例と同様に,足型に合せてメッシュ17を成形
し,裁断して,先の実施例と同様に熱処理し,ウレタン
樹脂をコーティング後,端部の再コーティングを行いス
プリント23に製造されている。
【0028】次に,種々の形状記憶合金について,本発
明のスプリントに適するか否かを確かめるために,合金
組成,その特性と繰り返し寿命との関係について,調べ
てみた。
明のスプリントに適するか否かを確かめるために,合金
組成,その特性と繰り返し寿命との関係について,調べ
てみた。
【0029】まず,再結晶温度以上で熱処理した,マル
テンサイト変態開始温度(Ms)が異なる表1に示され
た合金を,冷間加工率およびその後の熱処理温度を変え
て,超弾性開始温度,繰り返し試験を行った。その結果
を下記表1に併せて示した。
テンサイト変態開始温度(Ms)が異なる表1に示され
た合金を,冷間加工率およびその後の熱処理温度を変え
て,超弾性開始温度,繰り返し試験を行った。その結果
を下記表1に併せて示した。
【0030】
【表1】 上記表1に示すように,Msが37℃を越える合金(試
料No.12,13,及び14)は,冷間加工後の熱処
理温度を低くすることで,例えば,試料No.14に示
すように,超弾性開始温度は生体温度よりも低くするこ
とができるが,熱処理不十分なために,形状の固定困難
である。また,形状固定を考慮した熱処理450℃で行
うと,超弾性は生体温度では示さなくなる(試料No.
12〜14)。
料No.12,13,及び14)は,冷間加工後の熱処
理温度を低くすることで,例えば,試料No.14に示
すように,超弾性開始温度は生体温度よりも低くするこ
とができるが,熱処理不十分なために,形状の固定困難
である。また,形状固定を考慮した熱処理450℃で行
うと,超弾性は生体温度では示さなくなる(試料No.
12〜14)。
【0031】Msが−10℃のTiNi合金(試料N
o.1〜8)においては,冷間加工が不十分であると,
試料No.1に示すように,繰り返し寿命が短い。ま
た,冷間加工が40%と十分であっても,熱処理温度6
00℃以上と高いと,試料No.7,及び8に示すよう
に,繰り返し寿命は同様に短い。従って,好ましい合金
は,試料No.2,3,5,及び6である。更に,Ms
点及び繰り返し寿命からみて,No.9,10,及び1
1の合金も好ましい。
o.1〜8)においては,冷間加工が不十分であると,
試料No.1に示すように,繰り返し寿命が短い。ま
た,冷間加工が40%と十分であっても,熱処理温度6
00℃以上と高いと,試料No.7,及び8に示すよう
に,繰り返し寿命は同様に短い。従って,好ましい合金
は,試料No.2,3,5,及び6である。更に,Ms
点及び繰り返し寿命からみて,No.9,10,及び1
1の合金も好ましい。
【0032】次に,本発明の形状記憶合金線材とテフロ
ンとの織布を作って以下の通り繰り返し寿命を調べてみ
た。
ンとの織布を作って以下の通り繰り返し寿命を調べてみ
た。
【0033】Ti−51at%Ni合金を30%の冷間
加工を行い,直径0.5mmの線材を縦糸,テフロン生
材(焼成前品)を横糸として混織シートを得た。これを
200〜600℃の温度で熱処理し,シートの成形性を
調べた。その結果を表2の試料No.15〜19に示
す。
加工を行い,直径0.5mmの線材を縦糸,テフロン生
材(焼成前品)を横糸として混織シートを得た。これを
200〜600℃の温度で熱処理し,シートの成形性を
調べた。その結果を表2の試料No.15〜19に示
す。
【0034】下記表2において,熱処理温度が400℃
未満の試料(No.15)では,実施例に係る線材と同
様に,形状固定が難しい。一方,熱処理温度が550℃
を越えた試料(No.19)では,テフロンが熱分解
し,使用不可能であった。
未満の試料(No.15)では,実施例に係る線材と同
様に,形状固定が難しい。一方,熱処理温度が550℃
を越えた試料(No.19)では,テフロンが熱分解
し,使用不可能であった。
【0035】
【表2】 図5は図4のスプリントを装着したハイヒールを示す斜
視図である。図6は図5のハイヒールの側面図である。
図7は図5の7−7線断面図である。図8は図5の8−
8線断面端面図である。
視図である。図6は図5のハイヒールの側面図である。
図7は図5の7−7線断面図である。図8は図5の8−
8線断面端面図である。
【0036】図5乃至図8を参照して,ハイヒール33
は皮部35と,底部37と,その外側下方のゴム底部3
9と,踵43とを備えている。図4に示すスプリント2
3が,ハイヒール33の内側に,底部37から中央部4
1が盛り上がるように装着されている。このように構成
すれば,ハイヒール33を装着するだけで,矯正するこ
とができ,他人からもスプリントを装着していることが
わからない。
は皮部35と,底部37と,その外側下方のゴム底部3
9と,踵43とを備えている。図4に示すスプリント2
3が,ハイヒール33の内側に,底部37から中央部4
1が盛り上がるように装着されている。このように構成
すれば,ハイヒール33を装着するだけで,矯正するこ
とができ,他人からもスプリントを装着していることが
わからない。
【0037】尚,上記実施例に述べられてはいないが,
本発明の外反拇趾矯正具,即ち,スプリントは,履物,
例えば,市販の靴にこれを内蔵させて使用することや,
足部保護物,例えば,靴下に張り付けて使用することも
可能である。
本発明の外反拇趾矯正具,即ち,スプリントは,履物,
例えば,市販の靴にこれを内蔵させて使用することや,
足部保護物,例えば,靴下に張り付けて使用することも
可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の外反拇趾
矯正のためのスプリントは,厚さが薄く,必ずしも紐や
皮のバンドが必要でなく装着が容易で,外観も良好で,
靴を履いていれば他人にもこれを装着していることがわ
からない。
矯正のためのスプリントは,厚さが薄く,必ずしも紐や
皮のバンドが必要でなく装着が容易で,外観も良好で,
靴を履いていれば他人にもこれを装着していることがわ
からない。
【図1】本発明の実施例1に係るスプリントの一例を示
す斜視図であり,土踏まず部に用いるものの構成を示し
ている。
す斜視図であり,土踏まず部に用いるものの構成を示し
ている。
【図2】図1のスプリントの断面図である。
【図3】図1及び図2に示したスプリントの装着方法を
示す図である。
示す図である。
【図4】本発明に係るスプリントの他の例を示す斜視図
であり,親指部に用いるものの装着状態を示している。
であり,親指部に用いるものの装着状態を示している。
【図5】図4のスプリントを装着したハイヒールを示す
平面図である。
平面図である。
【図6】図5のハイヒールのスプリントの主として示す
側面図である。
側面図である。
【図7】図5の7−7線断面図である。
【図8】図5の8−8線断面端面図である。
11 スプリント 13 足部 15 土踏まず部 17 メッシュ 21 親指部 25,27,29,31 他の指部 23 スプリント 33 ハイヒール 35 皮部 37 底部 39 ゴム底部 43 踵
Claims (13)
- 【請求項1】 篇平足及び外反拇趾等の予防・治療の為
に用いる足部の補強または矯正具であって,少なくとも
一部が形状記憶合金線材を含む薄層又は板材からなり,
取り付けられる所望する形状に形成されていることを特
徴とするスプリント。 - 【請求項2】 請求項1記載のスプリントにおいて,前
記薄層又は板材は,メッシュを含み,前記メッシュの縦
糸及び横糸の内の少なくとも一方は,前記形状記憶合金
線材を含むことを特徴とするスプリント。 - 【請求項3】 請求項2記載のスプリントにおいて,前
記形状記憶合金線材は,常用温度で超弾性を有するTi
Ni系合金からなることを特徴とするスプリント。 - 【請求項4】 請求項3記載のスプリントにおいて,前
記TiNi系合金は,当該合金の再結晶温度以上の温度
で熱処理した時のマルテンサイト変態開始温度が生体温
度以下を示すTiNi合金であることを特徴とするスプ
リント。 - 【請求項5】 請求項4記載のスプリントにおいて,前
記TiNi系合金は,30%以上の冷間加工後,400
〜550℃で熱処理することで,生体温度において超弾
性を有することを特徴とするスプリント。 - 【請求項6】 請求項5記載のスプリントにおいて,前
記メッシュは,前記形状記憶合金線材と合成高分子線材
との混合織材であることを特徴とするスプリント。 - 【請求項7】 請求項6記載のスプリントにおいて,前
記合成高分子は,ナイロン,ポリウレタン及びテフロン
から選択された少なくとも一種であることを特徴とする
スプリント。 - 【請求項8】 請求項7記載のスプリントにおいて,前
記薄層又は板材の前記メッシュの縦糸及び横糸の内の一
方は,前記形状記憶合金線材からなり,他方が合成高分
子線材からなることを特徴とするスプリント。 - 【請求項9】 請求項5記載のスプリントにおいて,前
記薄層又は板材は,メッシュを含み,前記メッシュの縦
糸及び横糸の内の両方は,前記形状記憶合金線材からな
ることを特徴とするスプリント。 - 【請求項10】 請求項9記載のスプリントにおいて,
前記薄層又は板材は,前記メッシュを合成樹脂で覆って
形成されていることを特徴とするスプリント。 - 【請求項11】 請求項10記載のスプリントにおい
て,前記合成樹脂は,ナイロン,ポリウレタン及びテフ
ロンから選択された少なくとも一種であることを特徴と
するスプリント。 - 【請求項12】 請求項1記載のスプリントを備えてい
ることを特徴とする足部保護具。 - 【請求項13】 請求項1記載のスプリントを備えてい
ることを特徴とする履物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7102656A JPH0810278A (ja) | 1994-04-28 | 1995-04-26 | スプリントとそれを備えた履物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9099194 | 1994-04-28 | ||
| JP6-90991 | 1994-04-28 | ||
| JP7102656A JPH0810278A (ja) | 1994-04-28 | 1995-04-26 | スプリントとそれを備えた履物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0810278A true JPH0810278A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=26432391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7102656A Pending JPH0810278A (ja) | 1994-04-28 | 1995-04-26 | スプリントとそれを備えた履物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0810278A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011086716A1 (ja) | 2010-01-15 | 2011-07-21 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 外反母趾矯正装具及び外反母趾矯正装具の製造方法 |
| CN112190390A (zh) * | 2020-10-09 | 2021-01-08 | 哈尔滨工业大学 | 一种形状记忆低温治疗颈套及其使用方法 |
| KR20240005619A (ko) * | 2021-03-30 | 2024-01-12 | 한국기계연구원 | Sma 스프링이 직조된 패브릭 및 이를 이용한 옷감형 유연구동기, 이를 포함하는 웨어러블 로봇 및 마사지 장치 |
-
1995
- 1995-04-26 JP JP7102656A patent/JPH0810278A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011086716A1 (ja) | 2010-01-15 | 2011-07-21 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 外反母趾矯正装具及び外反母趾矯正装具の製造方法 |
| CN112190390A (zh) * | 2020-10-09 | 2021-01-08 | 哈尔滨工业大学 | 一种形状记忆低温治疗颈套及其使用方法 |
| KR20240005619A (ko) * | 2021-03-30 | 2024-01-12 | 한국기계연구원 | Sma 스프링이 직조된 패브릭 및 이를 이용한 옷감형 유연구동기, 이를 포함하는 웨어러블 로봇 및 마사지 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040729 |
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