JPH081027B2 - 布地のコンディショニング方法 - Google Patents

布地のコンディショニング方法

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JPH081027B2
JPH081027B2 JP63223359A JP22335988A JPH081027B2 JP H081027 B2 JPH081027 B2 JP H081027B2 JP 63223359 A JP63223359 A JP 63223359A JP 22335988 A JP22335988 A JP 22335988A JP H081027 B2 JPH081027 B2 JP H081027B2
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ウイリアム・フレデリツク・スーター・ニーリー
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ユニリ−バ−・ナ−ムロ−ゼ・ベンノ−トシヤ−プ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、布地のコンディショニング方法、特に、洗
濯プロセスの洗浄段階後に洗浄機内で行なう布地のコン
ディショニング方法に係る。
布地洗濯のために従来の洗剤組成物を使用した場合、
洗濯後に布地の風合いが損なわれる。これを防止するた
めの布地柔軟剤による処理は従来から行なわれている。
多くの布地柔軟剤は洗剤組成物と適合性をもたないた
め、通常の柔軟化処理では、洗濯段階後に濯ぎ水に布地
柔軟剤を添加する。該柔軟剤はまた帯電防止剤及び香料
のごとき別の布地コンディショニング剤をしばしば含ん
でいる。
欧州における普及型洗濯機、即ち槽に濯ぎ水を充填し
十分な濯ぎを行なうために撹拌し次に排水するように設
計された洗濯機を使用するときは、人手または自動振り
出し装置によって槽の濯ぎ水に布地コンディショニン剤
を添加するのは極めて容易である。このような使用に適
した製品は、水性媒体中の布地柔軟剤の分散液から成
る。しかしながら、ある種の洗濯機は布地を流水で濯ぐ
ように設計されている。濯ぎ開始のときに添加するよう
に調製され濯ぎ終了間際に添加するようには調製されて
いない従来の布地コンディショニング組成物はこのよう
な流水濯ぎ型洗濯機には向かない。何故ならば、例えば
コンディショニング組成物が液体または粉末の形態のと
き、該組成物の大部分は、布地と接触してコンディショ
ニング効果を発揮する機会をもたずに濯ぎ用流水に伴っ
て洗濯機から流失する。また濯ぎ継続中にコンディショ
ニング剤がある程度布地から脱着することもある。
布地コンディショニング組成物中の布地柔軟剤として
カチオン性物質を使用することはよく知られている。代
表的なカチオン性柔軟剤はジアルキル(例えば二硬化牛
脂(di−hardened tallow))ジメチルアンモニウム塩
である。かかるカオチン性物質と電解質例えば塩化ナト
リウムとを含む組成物を、(例えばサッシェまたはタブ
レット形の)圧縮された形態に形成する。かかる組成物
は、20℃より高温の濯ぎ用流水に添加されたときは、あ
る程度の組成物が濯ぎ用流水と共に流失することを許容
する限り、従来の水性液体製品を使用して溜め濯ぎで得
られる柔軟効果と同等の柔軟効果を発揮する。しかしな
がら、例えば20℃を下回る低温の濯ぎ用流水に添加され
たときは、特に圧縮された形態の固体カチオン性物質の
柔軟効果は従来の水性液体製品の効果を大幅に下回る。
本発明者等は、流水濯ぎを行なうように設計された洗
濯機において布地を低温でコンディショニングできしか
も洗濯機から流失する組成物の量を最小限に抑制し、同
時に布地コンディショニング物質の水中分散を向上させ
柔軟効果を改良する方法を知見した。この方法は、コン
ディショニング製品の特殊物理的形状に基づいており、
流水濯ぎの終了間際にコンディショニング製品を添加す
る必要がなくまた柔軟剤のゲル化を最小量に抑制する。
即ち本発明により提供される (i)布地を濯ぎ槽に入れる段階、及び (ii)カチオン性固体布地柔軟剤とアルカリ金属炭酸水
素塩とを含む布地コンディショニング製品の存在下に濯
ぎ水を槽に連続的に流出入せしめて布地と接触させる段
階を含む布地コンディショニング製品による布地のコン
ディショニング方法は、前記布地コンディショニング製
品が1.0cmより大きい寸法を少なくとも1つ有するよう
な物理的形態を有しており且つカチオン性固体布地柔軟
剤とアルカリ金属炭酸水素塩が該製品を水に放置したと
きの柔軟剤の放出を抑制する手段により包囲されている
ことを特徴とする。
布地柔軟製品は1cmを上回る寸法を少なくとも1つ有
する限り多くのいかなる形態でもよい。製品が該寸法よ
り小さいと、流水と共に洗濯機から流失することが判明
した。製品はコンディショニング組成物から構成されて
もよく、またはコンディショニング組成物を含有しても
よい。製品がコンディショニング組成物から構成される
とき、液体または微粉は1cmより大きい寸法をもつとい
う要件を充足することができないため、組成物が液体ま
たは微粉の形態であり得ないことは明らかである。しか
しながら、組成物が所望の寸法をもつブロックまたはタ
ブレットの形態、例えば直径2〜10cmの円板状または球
状ブロックの形態をもつことは可能である。
布地コンディショニング製品の利点の1つは、例えば
20℃未満の低温濯ぎ水で使用できることである。アルカ
リ金属炭酸水素塩の存在は、圧縮された形態のカチオン
性物質の分散を補助し従って布地コンディショニング製
品の柔軟効果を改良する。しかしながら放出抑制手段の
存在はカチオン性物質の分散を遅らせる。意外な知見で
はあったが、アルカリ金属炭酸水素塩の形態の分散助剤
と放出抑制手段とを併用することによって柔軟化物質の
放出がコントロールされ柔軟効果が改良されることが判
明した。
本発明の布地コンディショニング方法によれば、濯ぎ
水が連続流水であるときにもコンディショニング組成物
を槽に保留でき、濯ぎ段階で布地のコンディショニング
効果を達成し、コンディショニング剤の槽からの流失を
最小限に抑制し得る。
通常は洗濯機の同じ槽で布地を予め洗浄してもよく、
または単にコンディショニングの目的で布地を槽に入れ
てもよい。予め洗浄したときは、布地は吸着またはその
他の作用によって布地に結合した活性洗浄剤含有の洗液
を少なくともある程度含浸しており、流水は布地からこ
の洗液を除去する作用をもつ。槽に流入する濯ぎ水は活
性洗浄剤を実質的に全く含まない。いかなる種類の布地
の処理も可能であるが、コンディショニング剤が布地柔
軟剤のときは木綿のごとき天然繊維を含む布地の処理が
特に適当であり、コンディショニング剤が帯電防止剤の
ときにはナイロンのごとき合成繊維を含む布地の処理が
特に適当である。
流水の流速は、洗濯機の設計によって決定されるが、
容量約35の槽で毎時約5〜約50杯に相当する低い流速
で本発明方法を実施すると好結果が得られることが判明
した。この流速は3.5〜30/分に等しい。いかなる水
温の使用も可能である。温度0℃〜30℃の冷水が適当で
あることが判明した。濯ぎ時間は洗濯機の設計、即ちそ
の濯ぎ効率と所定の濯ぎ程度とによって決定されるが、
20分以内、例えば5〜15分の濯ぎ時間で好結果が得られ
ることが判明した。
布地コンディショニング製品は、流水濯ぎの開始と同
時即ち槽に濯ぎ水を導入する前に添加されてもよく、ま
たは濯ぎサイクルの途中で槽内の布地に添加されてもよ
い。または、通常の流水サイクルの終了時に製品を添加
しその後槽の流水を短時間例えば5分間継続してもよ
い。しかしながら使い易さの面で、濯ぎサイクル開始の
ときに布地コンディショニング製品を槽に添加するのが
好ましい。
布地コンディショニング組成物に使用できる適当なカ
チオン性布地柔軟剤は、水不溶性カチオン性布地柔軟剤
である。水不溶性カチオン性布地柔軟剤は、pH2.5及び
温度20℃の水に10g/未満の溶解度をもち布地に直接浸
透性の(fabric−substative)いかなるカチオン性化合
物でもよい。特に好ましい物質は、未置換または−OH、
−O−、−CONH−、−COO−等のごとき官能基で置換も
しくは中断された2つのC12〜C24アルキルまたはアルケ
ニル鎖をもつ第四級アンモニウム塩である。
公知種類の実質的に水不溶性の第四級アンモニウム化
合物は式 〔式中、R1及びR2は、炭素原子約12個〜約24個を含むヒ
ドロカルビル基、R3及びR4は炭素原子1個〜約4個を含
むヒドロカルビル基、Xは好ましくはハロゲン化メチル
スルフェート基及びハロゲン化エチルスルフェート基か
ら選択されたアニオン〕で示される。これらの第四級柔
軟剤の代表例は、ジタロウジメチルアンモニウムクロリ
ド、ジタロウジメチルアンモニウムメチルスルフェー
ト、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジ
(水素添加タロウアルキル)ジメチルアンモニウムクロ
リド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、
ジエイコシルジメチルアンモニウムクロリド、ジドコシ
ルジメチルアンモニウムクロリド、ジ(水素添加タロ
ウ)ジメチルアンモニウムメチルスルフェート、ジヘキ
サデシルエチルアンモニウムクロリド、ジ(ココナッツ
アルキル)ジメチルアンモニウムクロリドである。ジタ
ロウメチルアンモニウムクロリド及びジ(水素添加タロ
ウアルキル)ジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ココ
ナッツアルキル)ジメチルアンモニウムクロリド及びジ
(ココナッツアルキル)ジメチルアンモニウムメトスル
フェートが好ましい。
別の種類の好ましい水不溶性カチオン性物質は式 〔式中、R6は炭素原子1個〜4個、好ましくは1個また
は2個を含むアルキルまたはヒドロキシアルキル基、R7
は炭素原子8個〜25個を含むアルキルまたはアルケニル
基、R8は炭素原子8個〜25個を含むアルキルまたはアル
ケニル基、R9は水素または炭素原子1個〜4個を含むア
ルキル基、A-はアニオン、好ましくはハロゲン、メトス
ルフェートまたはエトスルフェート〕をもつと推定され
るアルキルイミダゾリニウム塩である。好ましいイミダ
ゾリニウ塩は、1−メチル−1−(タロウイルアミド)
−エチル−2−タロウイル−4,5−ジヒドロ−イミダゾ
リニウムメトスルフェート及び1−メチル−1−(パル
ミトイルアミド)−エチル−2−オクタデシル−4,5−
ジヒドロ−イミダゾリニウムクロリドである。その他の
有用なイミダゾリニウム物質は、2−ヘプタデシル−1
−メチル−1−(2−ステアリルアミド)−エチル−イ
ミダゾリニウムクロリド及び2−ラウリル−1−ヒドロ
キシエチル−1−オレイル−イミダゾリニウムクロリド
である。米国特許第4127489号に記載のイミダゾリニウ
ム系布地柔軟化成分の使用も適当である。該特許の開示
内容は本明細書に含まれるものとする。
布地コンディショニング組成物が非イオン性布地柔軟
剤を含有してもよい。
典型的な非イオン性布地柔軟剤は、1個〜8個の炭素
原子を含む一価または多価のアルコールまたはその無水
物の脂肪酸エステル、例えば、モノステアリン酸ソルビ
タンもしくはトリステアリン酸ソルビタンのごときソル
ビタンエステル類、モノステアリン酸エチレングリコー
ルのごときエチレングリコールエステル類、モノステア
リン酸グリセロールのごときグリセロールエステル類、
パームまたは牛脂のモノエタノールアミド及び牛脂のジ
エタノールアミドのごときアルキルモノ−またはジアル
カノールアミド類、並びに英国特許第1550206号に記載
のごときその他の物質である該英国特許の開示内容は本
明細書に含まれるものとする。
または非イオン性布地柔軟剤が、ラノリン、及びアセ
チル化ラノリンのごときラノリン状物質を含んでもよ
い。
布地コンディショニング製品はカチオン性布地柔軟剤
に加えて更に、別の布地コンディショニング剤を含み得
る。本文中の「布地コンディショニング剤」なる用語
は、柔軟性、帯電防止性、香料、ドレープ性、しわ防止
性、アイロン掛け適性または漂白度向上のごとき利点を
与えるすべての物質を包含する最も広い意味で使用され
ている。
本文中の「アルカリ金属炭酸水素塩」なる用語は、ア
ルカリ金属炭酸水素塩及び該アルカリ金属炭酸水素塩と
別の電解質との混合物(別の電解質に対するアルカリ金
属炭酸水素塩の比が1:1以上)を包含する広い意味で使
用されている。炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムと
の1:1混合物たるセスキ炭酸ナトリウムは布地コンディ
ショニング組成物中での使用に適している。
布地コンディショニング組成物中のアルカリ金属炭酸
水素塩は好ましくは炭酸水素ナトリウムまたは炭酸水素
カリウムである。
組成物中のこれらの物質のレベルは、炭酸水素塩に対
するカチオン性布地柔軟剤の比が1:0.5〜1:20の範囲、
特に好ましくは1:1.5〜1:10の範囲になるようなレベル
である。
布地コンディショニング製品はまた、カチオン性布地
柔軟剤と任意に存在するその他のコンディショニング剤
とのゲル化を阻止しながらそれらの水中放出を抑制する
手段を含む。該放出抑制手段は物理的手段でもよくまた
は化学的手段でもよい。カチオン性布地柔軟剤及び任意
に存在するコンディショニング剤の放出抑制手段は、実
質的に全部の柔軟剤/コンディショニング剤が濯ぎ期間
中に濯ぎ水に放出され柔軟剤/コンディショニング剤の
少なくとも30%好ましくは50%が濯ぎ期間の後半で放出
されることを確保するのが好ましい。
十分な抑制を達成する適当な方法の1つでは、カチオ
ン性布地柔軟剤とアルカリ金属炭酸水素塩と任意に存在
するコンディショニング剤とを、パラフィンワックス、
環式または非環式の一価または多価のアルコール、置換
または未置換の脂肪族カルボン酸、前記アルコール及び
酸のエステル、前記物質のC2〜C4のアルキレンオキシド
縮合物、及びそれらの混合物で被覆する。牛脂アルコー
ルが特に好ましい。その他の適当な物質は、1分子当た
り18個〜25個のエトキシレート基でエトキシル化した牛
脂アルコールと同程度の融点をもつ非イオン性物質であ
る。このような物質の詳細は米国特許第3936537号(Bas
kerville)に分散阻害剤として記載されている。
組成物中の放出阻害剤に対するカチオン性布地柔軟剤
と布地コンディショニング剤との割合は、製品の形態と
使用条件例えば予定の濯ぎ時間及び温度に依存する。前
記放出抑制物質の存在量は比較的少ないのが好ましい。
放出抑制物質に対するカチオン性布地コンディショニン
グ剤の重量比は好ましくは1:1〜50:1、より好ましくは
1:1〜15:1である。放出阻害剤の選択は濯ぎ用流水の温
度にも左右される。
放出抑制手段が布地コンディショニング製品の被膜と
して存在するのが好ましい。特に、放出抑制材料から成
る被膜層をもつブロックまたはタブレットの形態の布地
コンディショニング製品が好ましい。
十分な抑制を達成する別の適当な方法では、少なくと
も1つの寸法が1cmより大きい容器の形態の放出抑制ス
ペースに布地コンディショニング剤を収容する。容器
は、コンディショニング組成物を保留するように構成さ
れる必要がある。この場合、コンディショニング組成物
は液体及び粉末を含むいかなる物理的形態でもよい。
透水性材料から形成されたサッシェ、例えば側辺が少
なくとも3cmの長さをもつ短形サッシェの形態の容器が
特に適当である。適当なサッシェは欧州特許第18678号
及び本出願人の欧州特許出願第87 304526.6号、欧州特
許公開第236136号及び英国特許公開第2187728号に記載
されている。
布地コンディショニング物質の放出抑制のために容器
と被膜とを併用するのが特に好ましい。かる併用におい
ては、例えば牛脂アルコール25 E0で被覆されたサッシ
ェを使用する。
布地柔軟剤または布地コンディショニング剤が界面活
性剤であるときには濯ぎ中に発生する泡を消すために布
地コンディショニング組成物が更に消泡剤を含むのが有
利である。公知の任意の消泡剤を所望効果を発揮させる
に十分なレベルで使用し得る。顆粒の形態の適当な消泡
剤が本出願人の欧州特許公開第94250号に記載されてい
る。
次に本発明を非限定実施例に基づいて説明する。
参考例 Arosurf TA100(2g)と下記電解質(6g)とを含む粉
末状の布地コンディショニング配合物に対して、3cmの
ダイを使用し水圧ラムにより1トンの圧力を加えて圧縮
してブロックを製造した。各ブロックは約1cmの厚さを
有していた。
得られたブロックを容量約40のナショナルNA−W101
8二槽洗濯機に入れ、硬度6゜FH(1当たり6×10-4
モル濃度の遊離カルシウムイオン)の水を10分間流し続
けた。
10分間の流水濯ぎ後のブロックの重量減を測定した結
果は次の通りである。
これらの結果から、ブロックがセスキ炭酸ナトリウム
を含有するときは、25℃の水でブロックが完全に分散
し、ブロックが炭酸水素ナトリウムを含有するときは、
10℃の水でもブロックが完全に分散し、その他の電解質
は分散性に欠けることが明らかである。
実施例1及び比較例1〜3 実施例1 2gのAdogen 442−100 P(ex Rewo)と8gの炭酸水素ナ
トリウムとを含む粉末状の布地コンディショニング配合
物から参考例と同様にして調製したブロックを、0.3gの
牛脂アルコール25 E0で被覆した。
比較例1 2gのAdogen 442−100 P(ex Rewo)と8gの硫酸ナトリ
ウムとを含む粉末状の布地コンディショニング配合物か
ら参考例と同様にして調製したブロックを、0.3gの牛脂
アルコール25 E0で被覆した。
比較例2 2gのAdogen 442−100 P(ex Rewo)を含む粉末状の布
地コンディショニング配合物から参考例と同様にして調
製したブロックを、0.3gの牛脂アルコール25 E0で被覆
した。
比較例3 2gのAdogen 442−100 P(ex Rewo)と8gの炭酸水素ナ
トリウムとを含む粉末状の布地コンディショニング配合
物から参考例と同様にしてブロックを調製した。ただ
し、このブロックに牛脂アルコール25 E0の被覆を施さ
なかった。
こうして得られたブロックの分散性及び柔軟性を以下
のごとく試験した。各例のブロックにつき4回試験を繰
返した。
容量約40のナショナルNA−W1018二槽洗濯機を使用
し、硬度6゜FH(1当たり6×10-4モル濃度の遊離カ
ルシウムイオン)の10℃の水に日本製の市販粉末洗剤
「トップ」を洗液35当たり31gの量で使用して、1.3kg
の木綿布(テリータオル)を10分間洗浄した。洗浄後、
洗液を洗濯槽から排水し、布を取り出して遠心脱水機に
入れ1分間脱水した。次に布を洗濯槽に戻し、濯ぎサイ
クル開始のときにブロックを洗濯機に入れ流水で10分間
濯いだ。流水の流速は15/分であった。
各ブロックの分散性を肉眼で評価した結果は次の通り
である。
実施例1のブロックは、濯ぎサイクル中に徐々に分散
して完全に分散した。
比較例1のブロックは10分間の濯ぎサイクル中に完全
には分散しなかった。
比較例2のブロックは全く分散せず完全にゲル化した
だけである。
比較例3のブロックは完全に分散したが分散が余りに
も速く、カチオン性柔軟剤は排水に随伴するかまたは陰
イオンとの錯体形成によって完全に消失した。
濯ぎサイクル終了後布を再度脱水し、室温で広げライ
ン乾燥後、布の柔軟性を評価した。評価は対比比較法
(paired comparison procedure)に従った。すなわ
ち、4人の専門家が各例のブロックの存在下で濯いだ布
を2枚ずつ比較して、たとえば実施例1のブロックの存
在下で濯いだ布と比較例1のブロックの存在下で濯いだ
布とを比較して、より柔軟な(より手触りが良い)布を
判定した。結果は次の通りである。
実施例1vs比較例1:16−0 実施例1vs比較例2:16−0 実施例1vs比較例3:16−0 比較例1vs比較例2: 8−8 比較例1vs比較例3:16−0 比較例2vs比較例3:16−0 実施例1vs比較例1における16−0という結果は、4
人の専門家が全員実施例1のブロックの存在下で濯いだ
布が比較例1のブロックの存在下で濯いだ布よりも柔か
いと判定したことを意味する。その他の結果も同様に解
されたい。
更に、各例のブロックの存在下で濯いだ布の柔軟性を
2(非常に柔軟)〜14(非常にゴワゴワ)のスケールで
評価した。結果は次の通りである。
実施例1:4.75 比較例1:7.0 比較例2:7.0 比較例3:8.0 上記実施例1及び比較例1〜3の結果から、炭酸水素
ナトリウムと牛脂アルコール25 E0被覆との併用によっ
て驚異的に優れた効果が得られることが確認された。
実施例2〜3及び比較例4〜5 溶融吹込みによって成形された61g/cm2のポリプロピ
レンラミネート(Kimtex SMS ex Kimberley−Clark)か
らサッシェを製造した。サッシェは5cm×5cmの寸法を有
していた。このサッシェに粉未配合物を充填し、サッシ
ェを熱封止し、各面に直径0.7mmのピンホールを20個設
けた。
実施例2 2gのArosurf TA100と4gの炭酸水素ナトリウムとを充
填した。
実施例3 実施例2と同一の粉末配合物を充填し、サッシェの各
面にピンホールを設けた後に追加の放出抑制手段として
1gの牛脂アルコール25 E0で被覆した。
比較例4 2gのArosurf TA100を充填し、電解質を充填しなかっ
た。
比較例5 2gのArosurf TA100と4gの炭酸水素ナトリウムとを粉
末状で濯ぎ水に添加した。
こうして得られたサッシェを実施例1と同様の方法で
試験した。濯ぎサイクル開始のときにサッシェを洗濯槽
に入れ、1.3kgの木綿布(テリータオル)の存在下に10
℃の流水で10分間濯いだ。
布の柔軟性を対比比較法で評価した結果は次の通りで
ある。
実施例2vs実施例3: 0−16 実施例2vs比較例4:16−0 実施例2vs比較例5:15−1 実施例3vs比較例4:16−0 実施例3vs比較例5:16−0 比較例4vs比較例5: 0−16 布の柔軟性を2〜14のスケールで評価した結果は次の
通りである。
実施例2:6.25 実施例3:4.75 比較例4:8.25 比較例5:7.0 アルカリ金属炭酸水素塩を存在させなかった比較例4
の場合には柔軟剤がゲル化したために、サッシェを存在
させなかった比較例5の場合には柔軟剤が急速に分散す
るために、柔軟効果が悪かった。
実施例4及び比較例6〜8 実施例4 2gのAdogen 422−100 Pと6gの炭酸水素ナトリウムと
を含む混合物に対して、3cmのダイを使用して水圧ラム
により1.5トンの圧力を加えて圧縮してブロックを調製
した。次いで、ブロックを0.3gの獣脂アルコール35 E0
で被覆した。
比較例6 2gのAdogen 422−100 Pと6gの硫酸ナトリウムとを含
む混合物から実施例4と同様にして調製したブロック
を、0.3gの獣脂アルコール35 E0で被覆した。
比較例7 2gのAdogen 422−100 Pと6gの炭酸水素ナトリウムと
0.3gの獣脂アルコール35 E0とを含む混合物から実施例
4と同様にしてブロックを調製した。ただし、このブロ
ックには何の被覆も施さなかった。
比較例8 2gのAdogen 422−100 Pと6gの硫酸ナトリウムと0.3g
の獣脂アルコール35 E0とを含む混合物から実施例4と
同様にしてブロックを調製した。ただし、このブロック
には何の被覆も施さなかった。
こうして得られた各ブロックを容量40lの洗濯機に入
れ、25℃の水を15l/分の流速で15分間流し続けた。
15分間経過後、洗濯機からブロックを取り出しその重
量を測定した。
実施例4 0 g(完全に分散) 比較例6 7.0 比較例7 5.7 比較例8 6.5 これらの結果から、実施例4のように炭酸水素ナトリ
ウムを含むブロックを獣脂アルコール35 E0で被覆した
ときにのみ、ブロックが15分間の濯ぎ工程で完全に分散
し、よって布に柔軟効果が付与された。これに対して、
比較例7のように炭酸水素ナトリウムを含むブロックに
獣脂アルコール35 E0を結合剤として配合したときに
は、ブロックは15分間の濯ぎ工程で完全に分散し得なか
った(重量変化8.3g→5.7g)。
また、比較例6のようにブロックを獣脂アルコール35
E0で被覆するにせよブロックが炭酸水素ナトリウムの
代わりに硫酸ナトリウムを含むときには、ブロックは分
散性に欠けた(重量変化8.3g→7.0g)。比較例8のよう
にブロックを獣脂アルコール35 E0で被覆もせずブロッ
クが炭酸水素ナトリウムの代わりに硫酸ナトリウムを含
むときにも、ブロックは分散性に欠けた(重量変化8.3g
→6.5g)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−276896(JP,A) 特開 昭53−86895(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)布地を濯ぎ槽に入れる段階、及び (ii)カチオン性固体布地柔軟剤とアルカリ金属炭酸水
    素塩とを含む布地コンディショニング製品の存在下に濯
    ぎ水を槽に連続的に流出入せしめて布地と接触させる段
    階を含む布地コンディショニング製品による布地のコン
    ディショニング方法であって、前記布地コンディショニ
    ング製品は1.0cmより大きい寸法を少なくとも1つ有す
    るような物理的形態を有しており且つカチオン性固体布
    地柔軟剤とアルカリ金属炭酸水素塩が該製品を水に放置
    したときの柔軟剤の放出を抑制する手段により包囲され
    ていることを特徴とする、前記方法。
  2. 【請求項2】柔軟剤の水中放出を抑制する手段が布地コ
    ンディショニング製品の被膜であることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】放出抑制手段が、 (i) パラフィンワックス、 (ii) 環式または非環式の一価または多価のアルコー
    ル及びエステル並びにそのC2〜C4アルキレンオキシド縮
    合物、 (iii) 置換または未置換の脂肪族カルボン酸及びそ
    のエステル並びにそのC2〜C4アルキレンオキシド縮合
    物、及び (iv) 前記物質の混合物、 から選択されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】柔軟剤の放出抑制手段が、カチオン性布地
    柔軟剤とアルカリ金属炭酸水素塩とを収容したサッシェ
    であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】カチオン性固体布地柔軟剤とアルカリ金属
    炭酸水素塩と1.0cmより大きい寸法を少なくとも1つ有
    するサッシェとから成り、前記サッシェが前記柔軟剤と
    前記アルカリ金属炭酸水素塩とを収容していることを特
    徴とする請求項1の方法に使用するための布地コンディ
    ショニング製品。
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