JPH0810338A - 心臓ペースメーカ用電極リード - Google Patents

心臓ペースメーカ用電極リード

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JPH0810338A
JPH0810338A JP14605594A JP14605594A JPH0810338A JP H0810338 A JPH0810338 A JP H0810338A JP 14605594 A JP14605594 A JP 14605594A JP 14605594 A JP14605594 A JP 14605594A JP H0810338 A JPH0810338 A JP H0810338A
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JP
Japan
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polymer
electrode lead
insulating coating
hydrophilic polymer
film
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Pending
Application number
JP14605594A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Shirakawa
勝啓 白川
Kenichi Shimura
賢一 志村
Naoki Ishii
直樹 石井
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KAAGEO P-SHINGU RES LAB KK
Terumo Corp
Original Assignee
KAAGEO P-SHINGU RES LAB KK
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正常な心拍活動を喚起するために、通常患者
の胸部皮下に植え込まれるパルス発生器としてのペース
メーカー本体と電気的に接続され、経静脈的にペースメ
ーカー本体からの電気的刺激信号を心臓の所定部位に導
くための電極リードを提供すること。 【構成】 先端電極部と導体部および基端コネクタ部か
らなる心臓ペースメーカー用電極リードにおいて、該導
体部の高分子絶縁被膜の表面に親水性高分子をコーティ
ングした心臓ペースメーカー用の電極リード。また、特
に高分子絶縁被膜がシリコーンゴムであること、親水性
高分子が化学的結合により高分子絶縁被膜表面にコーテ
ィングされたもの。 【効果】 本発明によれば、シリコーン絶縁被膜の摺動
性が向上するため、電極リードの径血管的な心腔内への
挿入操作が容易になり、かつ、絶縁被膜への親水性高分
子膜のコーティングが化学的結合により得られ、絶縁被
膜と親水性高分子膜の結合が強固となり、挿入操作時間
や長時間の植え込み使用中にコーティング膜が剥がれる
ことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血管への挿入性を改良
した心臓ペースメーカ用の電極リードに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、代表的な心臓ペースメーカ用の電
極リードはリード本体を形成するシリコーンゴムあるい
はポリウレタン製の高分子絶縁材料によって被覆される
コバルト、クロムおよびモリブデン等の合金からなる1
つ以上の導体ワイヤコイルで形成され、ペースメーカ本
体に接続されるコネクタを有する基端部と心臓組織を刺
激し、かつ心臓活動の電気信号を検出するための末端電
極部を有しているのが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の心臓ペースメーカ用の電極リードにあって
は、前述のように高分子絶縁材料にポリウレタンを使用
した場合、シリコーンゴムと比較して機械的強度に優れ
るためリードの細径化が可能であり、また、血管内での
摺動性が良好である。しかし、ポリウレタンは導体ワイ
ヤコイルに用いられているコバルト、クロムおよびモリ
ブデンとの接触により酸化性劣化を生じることが経験よ
り分かっており、生体内での数年の使用期間中に受ける
繰り返しの屈曲ストレス等によって亀裂の発生や体液の
浸入が起こる。
【0004】また、高分子絶縁材料にシリコーンゴムを
用いた場合は、十年以上の長期の生体内植え込みに対し
ても化学的に安定なため、機械的強度を補うよう被覆に
肉厚を厚くしてやればポリウレタンのような致命的なト
ラブルの発生確率は低いが、素材そのものの動摩擦係数
が比較的高いため、植え込み時の血管壁との摩擦により
摺動抵抗が大きく、電極リードの血管から心腔内へのア
プローチに手間取ることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な問題を解消するため、発明者らは鋭意開発を進めた結
果、徐脈性不整脈等の疾患を有する患者の心臓の心房ま
たは心室、もしくはこれらの両者にタイミングの良い電
気的刺激信号を与えることによって性状な心拍活動を喚
起するために、通常患者の胸部皮下に植え込まれるパル
ス発生器としてのペースメーカ本体と電気的に接続さ
れ、経静脈的にペースメーカ本体からの電気的刺激信号
を心臓の前記所定部位に導くための電極リードを提供す
ることにある。その発明の要旨とするところは、先端電
極部と導体部および基端コネクタ部からなる心臓ペース
メーカ用電極リードにおいて、該導体部の高分子絶縁被
膜の表面に親水性高分子をコーティングしたものであ
る。また、特に高分子絶縁被膜が加硫ゴム、好ましくは
シリコーンゴムであり、さらには親水性高分子が化学的
結合により高分子絶縁被膜表面にコーティングされた心
臓ペースメーカ用の電極リードである。
【0006】以下、本発明について図面に従って詳細に
説明する。図1は本発明に係る心臓ペースメーカ用電極
リードの概略図である。この図に示すように、先端電極
部1と導体部2及び基端コネクタ部3より構成され、先
端電極部1には、例えば関電極4及び不関電極5の2つ
の電極が使用され、従って拡大部6のように導体部2に
は、この関電極リードと不関電極リードの2つのリード
線を通し、このリード線を絶縁材料による被膜によって
絶縁された構成からなっている。この導体部の高分子絶
縁被膜としては加硫ゴムが使用される。特に、本発明に
使用されるものとしてはシリコーン、フルオロシリコー
ン及びフッ素系エラストマー等を掲げることが出来る。
【0007】これらの材料は従来のポリウレタン等に比
較して耐久性や安定性が高いことで優れているが、潤滑
性が従来のポリウレタン等に比較して劣ることから、本
発明においては、この絶縁被膜の表面に親水性高分子を
コーティングすることによって血管への挿入性を改善し
たものである。すなわち、親水性高分子として、例えば
アクリル酸系ポリマーを使用することにより、シリコー
ンとの相互作用によってシリコーン表面に潤滑性を付与
するものである。その手段としては、 (1)基材であるシリコーンにプラズマ開始グラフト重
合法により潤滑性を有するポリマーを固定化させる。 (2)基材であるシリコーンにプラズマ開始グラフト重
合法により反応性基を有するポリマーを導入し、該反応
性基と潤滑性を有するポリマーとを反応させ潤滑性を発
現させる、のいずれかによって行われる。 このようにして潤滑性を有するポリマーが固定化されれ
ば、アクリル酸系ポリマーに拘らず、いかなるポリマー
であっても、特に限定されるものではない。ただし、基
材との相溶性及び操作性の観点からはアクリル酸系ポリ
マーが好ましい。
【0008】図2はシャフトの潤滑性を評価するための
実験装置の概念図である。すなわち、図2は本発明の実
施例と比較例におけるシャフトの潤滑性を評価するため
の実験装置であって、オートグラフ7を用いシャフト8
をチャック9で吊り下げた状態において、このシャフト
8をパイプ10内で繰り返し水槽11中を上下に移動さ
せたときの抵抗値を記録するものである。
【0009】
【作用】上述したような構成によれば、生体内における
十年以上の長期間の植え込み使用に耐久性を有し、かつ
経血管的な心腔内への挿入操作が容易な心臓ペースメー
カ用の電極リードの実現が可能となった。
【0010】
【実施例】以下、本発明について実施例に従って具体的
に説明する。 実施例1 外径2mmのシリコーンシャフト(Silastic
Q7−4750:Dow Corning社製)の表面
に低温プラズマ(Ar:0.1torr)を10秒間照
射した後、ジメチルアクリルアミドモノマーを気相にて
供給し、288Kの温度で表面グラフト重合を行なっ
た。該シャフトはジメチルアクリルアミドモノマー及び
ポリジメチルアクリルアミドの良溶媒にて1日間洗浄し
た後乾燥させた。得られたシャフトは生理食塩水または
水で湿潤させると優れた潤滑性を示した。潤滑性判定の
指標として、図2に示すような実験装置で摺動抵抗の評
価を行った。具体的には、オートグラフAGS−100
A(島津製作所製)を用い、水中において内径2.2m
mのパイプ内で該シャフトを繰り返し上下に移動(10
0回程度)させたときの抵抗値を記録した。その結果を
表1に示す。
【0011】実施例2〜4 実施例1と同様のシリコーンシャフトの表面に低温プラ
ズマ(Ar:0.1torr)を10秒間照射した後、
表1に示すモノマーを気相にて供給し、288Kの温度
で表面グラフト重合を行なった。該シャフトは良溶媒に
て1日間洗浄した後乾燥させ、5%、1,4−ジアミノ
ブタンアセトン溶液中で40℃、6時間反応させた(基
材表面へのアミノ基の導入)、乾燥後無水マレイン酸2
%アセトン溶液(触媒ピリジン1%を含む)中に浸し、
40℃、2時間反応させ、更に炭酸水素ナトリウムによ
り中和し、潤滑性を有するシャフトを得た。潤滑性判定
の指標として、実施例1と同様の試験を行った。そのと
きの抵抗値を表1に示す。
【0012】比較例1 未処理のシリコーンシャフトにて、実施例1と同様の試
験を行った。そのときの抵抗値を表1に示す。 比較例2 外径2mmのポリウレタンシャフト(Pelletha
ne 80AE:Daw Chemical社製)に
て、実施例1と同様の試験を行った。そのときの抵抗値
を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、心臓
ペースメーカ用の電極リードの絶縁被膜表面に親水性高
分子膜をコーティングすることにより、シリコーン絶縁
被膜の摺動性が向上するため、電極リードの経血管的な
心腔内への挿入操作が容易になる。さらに、絶縁被膜表
面への親水性高分子膜のコーティングが化学的結合によ
り得られることにより、絶縁被膜と親水性高分子膜の結
合が強固であるため、挿入操作時間や長期間の植え込み
使用中にコーティング膜が剥がれて肺塞栓症の要因とな
ることもない優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る心臓ペースメーカ用の電極リード
の概略図、
【図2】シャフトの潤滑性を評価するための実験装置の
概念図である。
【符号の説明】
1 先端電極部 2 導体部 3 基端コネクタ部 4 関電極 5 不関電極 6 導体部の拡大部 7 オートグラフ 8 シャフト 9 チャック 10 パイプ 11 水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志村 賢一 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (72)発明者 石井 直樹 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端電極部と導体部および基端コネクタ
    部からなる心臓ペースメーカ用電極リードにおいて、該
    導体部の高分子絶縁被膜の表面に親水性高分子をコーテ
    ィングしたことを特徴とする心臓ペースメーカ用の電極
    リード。
JP14605594A 1994-06-28 1994-06-28 心臓ペースメーカ用電極リード Pending JPH0810338A (ja)

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JP14605594A JPH0810338A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 心臓ペースメーカ用電極リード

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JP14605594A JPH0810338A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 心臓ペースメーカ用電極リード

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1314449A2 (en) 2001-11-26 2003-05-28 Terumo Kabushiki Kaisha Implantable electrode lead
US7187981B2 (en) 2003-08-12 2007-03-06 Terumo Kabushiki Kaisha Implantable electrode lead
JP2013500765A (ja) * 2009-09-02 2013-01-10 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 溶剤を用いずに医療用電気リード本体にコーティングを形成する方法

Cited By (5)

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US6985777B2 (en) 2001-11-26 2006-01-10 Terumo Kabushiki Kaisha Implantable electrode lead
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