JPH08104704A - 塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法 - Google Patents
塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法Info
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- JPH08104704A JPH08104704A JP26204994A JP26204994A JPH08104704A JP H08104704 A JPH08104704 A JP H08104704A JP 26204994 A JP26204994 A JP 26204994A JP 26204994 A JP26204994 A JP 26204994A JP H08104704 A JPH08104704 A JP H08104704A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】凝集物を生じることなく塩化ゴム製造用ポリイ
ソプレン系ゴムラテックスを製造することができる方法
を提供する。 【構成】イソプレン、またはイソプレンと他の共重合可
能な単量体を、HLBが12以上のポリエチレングリコ
ール型脂肪族ノニオン系界面活性剤の存在下に重合する
ことを特徴とする塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴム
ラテックスの製造法。 【効果】凝集物を生じることなく塩化ゴム製造用ポリイ
ソプレン系ゴムラテックスを製造することができ、それ
を塩素化することにより有機溶剤に溶け易い高品質の塩
化ゴムを得ることができる。
ソプレン系ゴムラテックスを製造することができる方法
を提供する。 【構成】イソプレン、またはイソプレンと他の共重合可
能な単量体を、HLBが12以上のポリエチレングリコ
ール型脂肪族ノニオン系界面活性剤の存在下に重合する
ことを特徴とする塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴム
ラテックスの製造法。 【効果】凝集物を生じることなく塩化ゴム製造用ポリイ
ソプレン系ゴムラテックスを製造することができ、それ
を塩素化することにより有機溶剤に溶け易い高品質の塩
化ゴムを得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ゴム製造用ポリイ
ソプレン系ゴムラテックスの製造法及び塩化ゴムの製造
法に関する。
ソプレン系ゴムラテックスの製造法及び塩化ゴムの製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然ゴムや合成ポリイソプレンなどのポ
リイソプレン系ゴムを塩素化した塩化ゴムは、耐酸性、
耐アルカリ性、耐薬品性、耐燃性、絶縁性等に優れてお
り、かつ、皮膜形成能を有するため、ワニス、ペイン
ト、印刷インキ用ビヒクル、包装用フィルム、接着剤等
に使用されている。特に、塩素含有量(塩素濃度)が5
5重量%以上の高塩素化物は、乾燥性に優れた防食用塗
料の原料として広く使用されている。ポリイソプレン系
ゴムの塩素化法は鋭意検討されているが、近年の地球環
境保護の観点からは、ポリイソプレン系ゴムを水中に分
散ないしは乳化させたポリイソプレン系ゴムラテックス
を塩素化する方法が注目されている。しかし、この方法
では均一な塩素化が困難で、しかも塩素化反応中にゴム
粒子の凝集が起こり易く、得られた塩化ゴムはトルエン
などの通常の有機溶剤に溶けにくいという問題があっ
た。この問題点を解決する方法として、ポリイソプレン
系ゴムラテックスと高濃度の酸水溶液とを混合して高酸
性のポリイソプレン系ゴムラテックスを調製し、それを
塩素化する方法が開発されている(特開平5−2021
01号公報)。この方法では、ゴムラテックスと酸水溶
液を混合する場合、ゴム微粒子の分散性を向上させるた
めに界面活性剤を存在させることが好ましいとされ、具
体的には、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸エステルのようなノニオンアニオン系界面活性剤
の存在下にイソプレンモノマーを重合させて得たポリイ
ソプレン系ラテックスを、酸水溶液と混合し、次いで塩
素化して塩化ゴムを製造している。しかし、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステルのよう
なノニオンアニオン系界面活性剤の存在下に重合を行っ
た場合は、凝集物が副生するので効率よくポリイソプレ
ン系ゴムラテックスを得ることができない、また、凝集
物をろ過する工程が必要となり操作性に劣る、さらに塩
素化反応時にダイオキシンのような有害な塩素含有化合
物を生成する懸念があるなどの問題点があった。
リイソプレン系ゴムを塩素化した塩化ゴムは、耐酸性、
耐アルカリ性、耐薬品性、耐燃性、絶縁性等に優れてお
り、かつ、皮膜形成能を有するため、ワニス、ペイン
ト、印刷インキ用ビヒクル、包装用フィルム、接着剤等
に使用されている。特に、塩素含有量(塩素濃度)が5
5重量%以上の高塩素化物は、乾燥性に優れた防食用塗
料の原料として広く使用されている。ポリイソプレン系
ゴムの塩素化法は鋭意検討されているが、近年の地球環
境保護の観点からは、ポリイソプレン系ゴムを水中に分
散ないしは乳化させたポリイソプレン系ゴムラテックス
を塩素化する方法が注目されている。しかし、この方法
では均一な塩素化が困難で、しかも塩素化反応中にゴム
粒子の凝集が起こり易く、得られた塩化ゴムはトルエン
などの通常の有機溶剤に溶けにくいという問題があっ
た。この問題点を解決する方法として、ポリイソプレン
系ゴムラテックスと高濃度の酸水溶液とを混合して高酸
性のポリイソプレン系ゴムラテックスを調製し、それを
塩素化する方法が開発されている(特開平5−2021
01号公報)。この方法では、ゴムラテックスと酸水溶
液を混合する場合、ゴム微粒子の分散性を向上させるた
めに界面活性剤を存在させることが好ましいとされ、具
体的には、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸エステルのようなノニオンアニオン系界面活性剤
の存在下にイソプレンモノマーを重合させて得たポリイ
ソプレン系ラテックスを、酸水溶液と混合し、次いで塩
素化して塩化ゴムを製造している。しかし、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステルのよう
なノニオンアニオン系界面活性剤の存在下に重合を行っ
た場合は、凝集物が副生するので効率よくポリイソプレ
ン系ゴムラテックスを得ることができない、また、凝集
物をろ過する工程が必要となり操作性に劣る、さらに塩
素化反応時にダイオキシンのような有害な塩素含有化合
物を生成する懸念があるなどの問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は前
記問題点を解決するため鋭意検討した結果、界面活性剤
として特定なノニオン系界面活性剤を使用すれば、凝集
物を生じることなく塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴ
ムラテックスを製造することができること、塩素化時に
ダイオキシンの発生が起きる心配がなく安全に塩化ゴム
を得ること、得られる塩化ゴムは有機溶剤に溶け易いこ
とを見い出し、かかる知見に基づいて本発明を完成する
に到った。
記問題点を解決するため鋭意検討した結果、界面活性剤
として特定なノニオン系界面活性剤を使用すれば、凝集
物を生じることなく塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴ
ムラテックスを製造することができること、塩素化時に
ダイオキシンの発生が起きる心配がなく安全に塩化ゴム
を得ること、得られる塩化ゴムは有機溶剤に溶け易いこ
とを見い出し、かかる知見に基づいて本発明を完成する
に到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、イソプレン、またはイソプレンと他の共重合可能な
単量体を、HLB(Hydrophilic Lypophilic Balance)
が12以上のポリエチレングリコール型脂肪族ノニオン
系界面活性剤の存在下に重合することを特徴とする塩化
ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法が
提供される。また、上記方法で得られたポリイソプレン
系ゴムラテックスを塩素化することを特徴とする塩化ゴ
ムの製造法が提供される。
ば、イソプレン、またはイソプレンと他の共重合可能な
単量体を、HLB(Hydrophilic Lypophilic Balance)
が12以上のポリエチレングリコール型脂肪族ノニオン
系界面活性剤の存在下に重合することを特徴とする塩化
ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法が
提供される。また、上記方法で得られたポリイソプレン
系ゴムラテックスを塩素化することを特徴とする塩化ゴ
ムの製造法が提供される。
【0005】本発明の塩化ゴム製造用ポリイソプレン系
ゴムラテックスは、分子鎖中にイソプレン単位を含有す
るポリマーから構成されるものであり、具体的にはイソ
プレンのホモポリマー、またはイソプレンと他の共重合
可能な単量体とのコポリマーから成る。イソプレンと共
重合可能な単量体としては、(メタ)アクリル酸エステ
ル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチルなどのエチレ
ン性不飽和カルボン酸エステル;1,3−ブタジエン、
クロロプレンなどの他のジエン系モノマー;(メタ)ア
クリル酸、イタコン酸、マレイン酸などのエチレン性不
飽和カルボン酸;(メタ)アクリルアミドなどのエチレ
ン性不飽和カルボン酸アミド;などが挙げられる。
ゴムラテックスは、分子鎖中にイソプレン単位を含有す
るポリマーから構成されるものであり、具体的にはイソ
プレンのホモポリマー、またはイソプレンと他の共重合
可能な単量体とのコポリマーから成る。イソプレンと共
重合可能な単量体としては、(メタ)アクリル酸エステ
ル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチルなどのエチレ
ン性不飽和カルボン酸エステル;1,3−ブタジエン、
クロロプレンなどの他のジエン系モノマー;(メタ)ア
クリル酸、イタコン酸、マレイン酸などのエチレン性不
飽和カルボン酸;(メタ)アクリルアミドなどのエチレ
ン性不飽和カルボン酸アミド;などが挙げられる。
【0006】これらイソプレンと共重合可能な単量体の
使用量は、イソプレン100重量部に対して、通常、3
0重量部以下、好ましくは25重量部以下、さらに好ま
しくは10重量部以下である。30重量部を超えると、
得られたポリイソプレン系ゴムラテックスを塩素化して
得られた塩化ゴムが溶剤へ溶解し難くなり好ましくな
い。
使用量は、イソプレン100重量部に対して、通常、3
0重量部以下、好ましくは25重量部以下、さらに好ま
しくは10重量部以下である。30重量部を超えると、
得られたポリイソプレン系ゴムラテックスを塩素化して
得られた塩化ゴムが溶剤へ溶解し難くなり好ましくな
い。
【0007】本発明では、イソプレン、またはイソプレ
ンと他の共重合可能な単量体の重合を、HLBが12以
上のポリエチレングリコール型脂肪族ノニオン系界面活
性剤の存在下に重合を行うことが特徴である。つまり、
ノニオンアニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤
または芳香族基を有するノニオン系界面活性剤を用いた
場合や、HLBが上記範囲を外れるポリエチレングリコ
ール型脂肪族ノニオン系界面活性剤を用いた場合は、本
願発明の目的は達成できないのである。本発明で用いら
れるHLBが12以上のポリエチレングリコール型脂肪
族ノニオン系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの
ポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレン縮合物;ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエ
チレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル;ポリエチレングリコール脂
肪酸エステルなどが挙げられる。これらの中でも、重合
を安定に行う点で、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルやポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物が
好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが特に
好ましい。
ンと他の共重合可能な単量体の重合を、HLBが12以
上のポリエチレングリコール型脂肪族ノニオン系界面活
性剤の存在下に重合を行うことが特徴である。つまり、
ノニオンアニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤
または芳香族基を有するノニオン系界面活性剤を用いた
場合や、HLBが上記範囲を外れるポリエチレングリコ
ール型脂肪族ノニオン系界面活性剤を用いた場合は、本
願発明の目的は達成できないのである。本発明で用いら
れるHLBが12以上のポリエチレングリコール型脂肪
族ノニオン系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチル
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの
ポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレン縮合物;ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエ
チレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル;ポリエチレングリコール脂
肪酸エステルなどが挙げられる。これらの中でも、重合
を安定に行う点で、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ルやポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物が
好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが特に
好ましい。
【0008】本発明で用いられる界面活性剤のHLBは
12以上、好ましくは13〜19の範囲にある。HLB
が12未満の場合は、安定した重合を行うことができ
ず、大量の凝集物が発生したり重合反応が進行しなかっ
たりする。一方、HLBが19を越える場合は、得られ
たポリイソプレン系ラテックスを用いて製造される塩化
ゴムが溶剤に溶解しにくく白濁を生じたりして好ましく
ない。
12以上、好ましくは13〜19の範囲にある。HLB
が12未満の場合は、安定した重合を行うことができ
ず、大量の凝集物が発生したり重合反応が進行しなかっ
たりする。一方、HLBが19を越える場合は、得られ
たポリイソプレン系ラテックスを用いて製造される塩化
ゴムが溶剤に溶解しにくく白濁を生じたりして好ましく
ない。
【0009】本発明においては、これらのポリエチレン
グリコール型脂肪族ノニオン系界面活性剤を複数種類用
いることも可能である。ポリエチレングリコール型脂肪
族ノニオン系界面活性剤性剤の使用割合は、ポリイソプ
レン系ゴムラテックスの重合安定性及び分散安定性を確
保する最少量の範囲とすることが好ましく、通常、ポリ
イソプレン系ゴムラテックスを得るために用いる全単量
体100重量部に対して20重量部以下、好ましくは
0.5〜15重量部、より好ましくは3〜10重量部の
範囲である。界面活性剤の使用割合が過大であると、塩
素化に悪影響を与える場合がある。
グリコール型脂肪族ノニオン系界面活性剤を複数種類用
いることも可能である。ポリエチレングリコール型脂肪
族ノニオン系界面活性剤性剤の使用割合は、ポリイソプ
レン系ゴムラテックスの重合安定性及び分散安定性を確
保する最少量の範囲とすることが好ましく、通常、ポリ
イソプレン系ゴムラテックスを得るために用いる全単量
体100重量部に対して20重量部以下、好ましくは
0.5〜15重量部、より好ましくは3〜10重量部の
範囲である。界面活性剤の使用割合が過大であると、塩
素化に悪影響を与える場合がある。
【0010】重合に際し、エマルジョン安定剤として、
例えば、アクリル酸ポリマー、ナフテン酸ソーダ、ステ
アリン酸ソーダなどを併用してもよい。その他、消泡剤
など塩素化工程の安定化のための添加剤を適宜添加する
ことができる。
例えば、アクリル酸ポリマー、ナフテン酸ソーダ、ステ
アリン酸ソーダなどを併用してもよい。その他、消泡剤
など塩素化工程の安定化のための添加剤を適宜添加する
ことができる。
【0011】本発明では、前記界面活性剤の存在下にイ
ソプレン単独、またはイソプレンと他の共重合可能な単
量体を乳化重合して製造する。具体的には、イソプレ
ン、またはイソプレンと他の共重合可能な単量体を前記
界面活性剤の溶解した水溶液に乳化分散した後、重合開
始剤を添加して重合する方法;重合開始剤及び界面活性
剤を溶解した水溶液にイソプレン、またはイソプレンと
他の共重合可能な単量体を添加して重合する方法;重合
開始剤を溶解した水溶液に、イソプレン、またはイソプ
レンと他の共重合可能な単量体を前記界面活性剤の溶解
した水溶液に乳化分散して得られる乳化物を添加して重
合する方法などいずれでもよい。
ソプレン単独、またはイソプレンと他の共重合可能な単
量体を乳化重合して製造する。具体的には、イソプレ
ン、またはイソプレンと他の共重合可能な単量体を前記
界面活性剤の溶解した水溶液に乳化分散した後、重合開
始剤を添加して重合する方法;重合開始剤及び界面活性
剤を溶解した水溶液にイソプレン、またはイソプレンと
他の共重合可能な単量体を添加して重合する方法;重合
開始剤を溶解した水溶液に、イソプレン、またはイソプ
レンと他の共重合可能な単量体を前記界面活性剤の溶解
した水溶液に乳化分散して得られる乳化物を添加して重
合する方法などいずれでもよい。
【0012】乳化重合において使用する重合開始剤とし
ては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナ
トリウムなどの過硫酸塩;ジイソプロピルベンゼンハイ
ドロパーオキサイド、過酸化水素などの過酸化物;アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾビス−2−メチルブチロ
ニトリルなどのアゾ系化合物などが挙げられ、さらには
レドックス系とすることもできる。また、必要に応じ
て、連鎖移動剤、キレート化剤、無機塩などを使用する
ことができる。
ては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナ
トリウムなどの過硫酸塩;ジイソプロピルベンゼンハイ
ドロパーオキサイド、過酸化水素などの過酸化物;アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾビス−2−メチルブチロ
ニトリルなどのアゾ系化合物などが挙げられ、さらには
レドックス系とすることもできる。また、必要に応じ
て、連鎖移動剤、キレート化剤、無機塩などを使用する
ことができる。
【0013】重合方法は公知の方法で行うことができ、
回分重合法、半連続重合法、連続重合法のいずれでもよ
い。また、粒子径を制御するなどの目的で、シードを用
いる播種重合法を用いることもできる。さらには単量体
を段階的に重合系に加えるステージ・フィード法や添加
する単量体が時間とともに変化するパワーフィード法を
用いることもできる。また、重合系に添加する成分を分
割して、単独または組み合わせて重合系に添加する方法
を用いることもできる。重合温度は低温でも高温でも良
く、一般的には0〜100℃の範囲である。
回分重合法、半連続重合法、連続重合法のいずれでもよ
い。また、粒子径を制御するなどの目的で、シードを用
いる播種重合法を用いることもできる。さらには単量体
を段階的に重合系に加えるステージ・フィード法や添加
する単量体が時間とともに変化するパワーフィード法を
用いることもできる。また、重合系に添加する成分を分
割して、単独または組み合わせて重合系に添加する方法
を用いることもできる。重合温度は低温でも高温でも良
く、一般的には0〜100℃の範囲である。
【0014】本発明では、このようにして得られたポリ
イソプレン系ゴムラテックスを塩素化することにより塩
化ゴムを得ることができる。塩素化の方法は常法に従え
ばよく、例えばポリイソプレン系ゴムラテックスに塩素
ガスを作用させる方法が挙げられる。塩素化反応を行う
に当たっては、ポリイソプレン系ゴムラテックスのpH
を3未満の酸性領域に調整することにより、ゴム粒子を
凝集させることなく高塩素化を可能にすることができ
る。ポリイソプレン系ゴムラテックスのpHを調整する
には、通常、酸水溶液とポリイソプレン系ゴムラテック
スを混合し攪拌することにより行われる。酸水溶液に使
用する酸としては、塩酸、硫酸、硝酸などの強酸を挙げ
ることができる。これらの中でも塩酸または塩酸とその
他の強酸との併用が、塩素化を円滑に進める上で好まし
い。本発明で使用する酸水溶液における酸の濃度は、通
常5重量%以上、好ましくは10重量%以上である。例
えば、15重量%の塩酸水の場合、そのpHは、ほぼ0
となり、小割合のポリイソプレン系ゴムラテックスを添
加しても、1よりははるかに小さく、少なくとも約0.
5以下となる。従って、ポリイソプレン系ゴムラテック
スと酸水溶液とを混合して調製したものは、非常に高酸
性のものとなる。酸濃度の上限は、通常40重量%、好
ましくは36重量%程度である。
イソプレン系ゴムラテックスを塩素化することにより塩
化ゴムを得ることができる。塩素化の方法は常法に従え
ばよく、例えばポリイソプレン系ゴムラテックスに塩素
ガスを作用させる方法が挙げられる。塩素化反応を行う
に当たっては、ポリイソプレン系ゴムラテックスのpH
を3未満の酸性領域に調整することにより、ゴム粒子を
凝集させることなく高塩素化を可能にすることができ
る。ポリイソプレン系ゴムラテックスのpHを調整する
には、通常、酸水溶液とポリイソプレン系ゴムラテック
スを混合し攪拌することにより行われる。酸水溶液に使
用する酸としては、塩酸、硫酸、硝酸などの強酸を挙げ
ることができる。これらの中でも塩酸または塩酸とその
他の強酸との併用が、塩素化を円滑に進める上で好まし
い。本発明で使用する酸水溶液における酸の濃度は、通
常5重量%以上、好ましくは10重量%以上である。例
えば、15重量%の塩酸水の場合、そのpHは、ほぼ0
となり、小割合のポリイソプレン系ゴムラテックスを添
加しても、1よりははるかに小さく、少なくとも約0.
5以下となる。従って、ポリイソプレン系ゴムラテック
スと酸水溶液とを混合して調製したものは、非常に高酸
性のものとなる。酸濃度の上限は、通常40重量%、好
ましくは36重量%程度である。
【0015】ポリイソプレン系ゴムラテックスと酸水溶
液との混合は、通常、酸水溶液中にポリイソプレン系ゴ
ムラテックスを少量づつ滴下するか、あるいは噴霧など
で行う。ポリイソプレン系ゴムラテックスの固形分濃度
は、塩素化反応の開始時点で、通常、1重量%以上、好
ましくは2〜10重量%程度とする。塩素化反応を制御
するためには、固形分濃度は小さい程よいが、生産性と
のバランスからみて、2〜10重量%が適当である。ま
た、この固形分濃度範囲とすることにより、高酸性条件
を安定して保持することができる。
液との混合は、通常、酸水溶液中にポリイソプレン系ゴ
ムラテックスを少量づつ滴下するか、あるいは噴霧など
で行う。ポリイソプレン系ゴムラテックスの固形分濃度
は、塩素化反応の開始時点で、通常、1重量%以上、好
ましくは2〜10重量%程度とする。塩素化反応を制御
するためには、固形分濃度は小さい程よいが、生産性と
のバランスからみて、2〜10重量%が適当である。ま
た、この固形分濃度範囲とすることにより、高酸性条件
を安定して保持することができる。
【0016】塩素化は、pHを調整したポリイソプレン
系ゴムラテックスに塩素ガスを吹き込む方法、もしくは
酸水溶液中に塩素ガスを吹き込みながらポリイソプレン
系ゴムラテックスを滴下する方法により行う。これら塩
素化方法のうち、後者の方法は塩素化時の凝集物の生成
が少なく好適である。
系ゴムラテックスに塩素ガスを吹き込む方法、もしくは
酸水溶液中に塩素ガスを吹き込みながらポリイソプレン
系ゴムラテックスを滴下する方法により行う。これら塩
素化方法のうち、後者の方法は塩素化時の凝集物の生成
が少なく好適である。
【0017】塩素化反応を開始し進行させるために、通
常、ラジカル開始剤の使用、紫外線などの活性光線の照
射、あるいは両者の併用を行う。反応温度は、一般に、
0〜90℃の範囲とすることが好ましい。0℃未満で
は、媒体の凍結などの問題を生じ、逆に、90℃を越え
ると、ゴム粒子の融着が生じ易い。塩素化反応の初期に
は、約40℃以下の低温とし、後段で昇温することが好
ましい。反応時間は、塩素化の程度にもよるが、通常、
2〜20時間程度である。塩素ガスの供給は、フィード
式、密閉式のいずれでもよく、また、常圧下で行って
も、あるいは加圧下に行ってもよい。
常、ラジカル開始剤の使用、紫外線などの活性光線の照
射、あるいは両者の併用を行う。反応温度は、一般に、
0〜90℃の範囲とすることが好ましい。0℃未満で
は、媒体の凍結などの問題を生じ、逆に、90℃を越え
ると、ゴム粒子の融着が生じ易い。塩素化反応の初期に
は、約40℃以下の低温とし、後段で昇温することが好
ましい。反応時間は、塩素化の程度にもよるが、通常、
2〜20時間程度である。塩素ガスの供給は、フィード
式、密閉式のいずれでもよく、また、常圧下で行って
も、あるいは加圧下に行ってもよい。
【0018】塩素化の程度は、所望により適宜定めるこ
とができるが、通常、塩化ゴム中の塩素濃度(塩素量)
が55〜75重量%の範囲となるまで行う。塩素濃度が
低すぎると、得られた塩化ゴムがトルエンなどの有機溶
剤に溶解しにくくなり、可塑剤や他の樹脂との相溶性も
低下する。逆に、塩素濃度が大きすぎると、塩化ゴムが
有機溶剤に溶解し難くなる。
とができるが、通常、塩化ゴム中の塩素濃度(塩素量)
が55〜75重量%の範囲となるまで行う。塩素濃度が
低すぎると、得られた塩化ゴムがトルエンなどの有機溶
剤に溶解しにくくなり、可塑剤や他の樹脂との相溶性も
低下する。逆に、塩素濃度が大きすぎると、塩化ゴムが
有機溶剤に溶解し難くなる。
【0019】以下に本発明の好ましい態様を記載する。 (1)イソプレンをHLBが12以上のポリエチレング
リコール型脂肪族ノニオン系界面活性剤の存在下に重合
することを特徴とする本発明の塩化ゴム製造用ポリイソ
プレン系ゴムラテックスの製造法。 (2)イソプレン及びエチレン性不飽和カルボン酸類を
HLBが12以上のポリエチレングリコール型脂肪族ノ
ニオン系界面活性剤の存在下に重合することを特徴とす
る本発明の塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテッ
クスの製造法。 (3)ポリエチレングリコール型脂肪族ノニオン系界面
活性剤のHLBが13〜19である本発明の塩化ゴム製
造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法。 (4)HLBが12以上のポリエチレングリコール型脂
肪族ノニオン系界面活性剤がポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルまたはポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レン縮合物である本発明の塩化ゴム製造用ポリイソプレ
ン系ゴムラテックスの製造法。 (5)ポリエチレングリコール型脂肪族ノニオン系界面
活性剤性剤の使用量が、全単量体100重量部に対して
0.5〜15重量部である本発明の塩化ゴム製造用ポリ
イソプレン系ゴムラテックスの製造法。 (6)ポリイソプレン系ゴムラテックスに塩素ガスを作
用させて塩素化する本発明の塩化ゴムの製造法。 (7)ポリイソプレン系ゴムラテックスのpHを3未満
に調製して塩素化する本発明の塩化ゴムの製造法。
リコール型脂肪族ノニオン系界面活性剤の存在下に重合
することを特徴とする本発明の塩化ゴム製造用ポリイソ
プレン系ゴムラテックスの製造法。 (2)イソプレン及びエチレン性不飽和カルボン酸類を
HLBが12以上のポリエチレングリコール型脂肪族ノ
ニオン系界面活性剤の存在下に重合することを特徴とす
る本発明の塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテッ
クスの製造法。 (3)ポリエチレングリコール型脂肪族ノニオン系界面
活性剤のHLBが13〜19である本発明の塩化ゴム製
造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法。 (4)HLBが12以上のポリエチレングリコール型脂
肪族ノニオン系界面活性剤がポリオキシエチレンアルキ
ルエーテルまたはポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レン縮合物である本発明の塩化ゴム製造用ポリイソプレ
ン系ゴムラテックスの製造法。 (5)ポリエチレングリコール型脂肪族ノニオン系界面
活性剤性剤の使用量が、全単量体100重量部に対して
0.5〜15重量部である本発明の塩化ゴム製造用ポリ
イソプレン系ゴムラテックスの製造法。 (6)ポリイソプレン系ゴムラテックスに塩素ガスを作
用させて塩素化する本発明の塩化ゴムの製造法。 (7)ポリイソプレン系ゴムラテックスのpHを3未満
に調製して塩素化する本発明の塩化ゴムの製造法。
【0020】
【発明の効果】かくして本発明によれば、凝集物を生じ
ることなくポリイソプレン系ゴムラテックスを製造する
ことができ、さらに塩素化時にダイオキシン発生の心配
がなく安全に塩化ゴムを得ることができる。また、得ら
れる塩化ゴムは有機溶剤に対し溶解度の高い高品質のも
のであり、防食用塗料の原料、インキ用ビヒクル、接着
剤の原料などとして好適に使用することができる。
ることなくポリイソプレン系ゴムラテックスを製造する
ことができ、さらに塩素化時にダイオキシン発生の心配
がなく安全に塩化ゴムを得ることができる。また、得ら
れる塩化ゴムは有機溶剤に対し溶解度の高い高品質のも
のであり、防食用塗料の原料、インキ用ビヒクル、接着
剤の原料などとして好適に使用することができる。
【0021】
【実施例】以下に実施例、比較例および製造例を挙げ
て、本発明についてさらに具体的に説明するが、本発明
は、これらの実施例のみに限定されるものではない。な
お、以下の例において、部および%は、特に断りのない
限り重量基準である。
て、本発明についてさらに具体的に説明するが、本発明
は、これらの実施例のみに限定されるものではない。な
お、以下の例において、部および%は、特に断りのない
限り重量基準である。
【0022】実施例1 (1)ポリイソプレンラテックスの製造 軟水140部、表1に示す所定量の単量体、界面活性
剤、ターシャリードデシルメルカプタン0.5部、炭酸
カリウム1.2部を内容積1000cm3の耐圧性ボト
ルに投入した。ボトル中の空気を窒素で置換した後、王
冠で封をした。次に、軟水5部に溶解したナトリウムハ
イドロサルファイト0.01部を添加した後、ソジウム
ホルムアルデヒド・スルホキシレート0.1部、フロス
トFe(還元剤、第一化成社製品)0.01部、キレス
ト400G(キレート化剤、キレスト化学社製品)0.
01部、及びピロ燐酸ナトリウム0.03部を軟水5部
に溶解して添加した。反応系の温度を60℃に保った
後、過硫酸カリウム0.3部を軟水9部に溶解させたも
のを添加して反応を開始させた。転化率が80%となっ
たときにターシャリードデシルメルカプタン0.25部
を添加し、転化率が93%になったときにジエチルジチ
オカルバミン酸ナトリウム0.4部を添加して反応を停
止させた。次いで、エバポレーターを使用して減圧下に
未反応モノマーを除去して、固形分濃度35%、粘度7
5センチポイズ、pH10のポリイソプレンラテックス
を得た。このポリイソプレンラテックス500グラムを
100メッシュ金網でろ過し、金網上の凝集物の固形分
量を求めた。ポリイソプレンラテックスの固形分量(グ
ラム)に対する金網上の凝集物の固形分量(グラム)の
割合を百分率で表し、凝集物発生割合(%)として表1
に示した。
剤、ターシャリードデシルメルカプタン0.5部、炭酸
カリウム1.2部を内容積1000cm3の耐圧性ボト
ルに投入した。ボトル中の空気を窒素で置換した後、王
冠で封をした。次に、軟水5部に溶解したナトリウムハ
イドロサルファイト0.01部を添加した後、ソジウム
ホルムアルデヒド・スルホキシレート0.1部、フロス
トFe(還元剤、第一化成社製品)0.01部、キレス
ト400G(キレート化剤、キレスト化学社製品)0.
01部、及びピロ燐酸ナトリウム0.03部を軟水5部
に溶解して添加した。反応系の温度を60℃に保った
後、過硫酸カリウム0.3部を軟水9部に溶解させたも
のを添加して反応を開始させた。転化率が80%となっ
たときにターシャリードデシルメルカプタン0.25部
を添加し、転化率が93%になったときにジエチルジチ
オカルバミン酸ナトリウム0.4部を添加して反応を停
止させた。次いで、エバポレーターを使用して減圧下に
未反応モノマーを除去して、固形分濃度35%、粘度7
5センチポイズ、pH10のポリイソプレンラテックス
を得た。このポリイソプレンラテックス500グラムを
100メッシュ金網でろ過し、金網上の凝集物の固形分
量を求めた。ポリイソプレンラテックスの固形分量(グ
ラム)に対する金網上の凝集物の固形分量(グラム)の
割合を百分率で表し、凝集物発生割合(%)として表1
に示した。
【0023】(2)塩化ゴムの製造 撹拌機、滴下ロート、温度計、冷却管および塩素ガス導
入管を取り付けた内容積1リットルの円筒状反応槽に3
5重量%の塩酸水550gを仕込み、氷バスで10℃に
冷却した。水銀灯照射下に撹拌しながら塩素ガスを導入
しつつ、ポリイソプレンラテックス(固形分濃度=35
重量%)57gを、反応系の温度を20℃以下に保ちな
がら20分間で滴下した。その後、10〜20℃の温度
で2時間塩素化した後、氷バスを温水バスに取り替え2
0〜40℃で2時間、その後さらに40〜70℃で6時
間塩素化を継続し、塩素ガス120gを導入した。塩素
化反応時、反応系内の凝集物発生の有無を目視観察し、
表1に示した。反応終了後、窒素ガスを導入して残存塩
素ガスを追い出した後、濾過によって微粒子状の塩素化
ポリイソプレンを分離し、水洗後、減圧下に50℃で乾
燥した。乾燥した白色粉末状の塩素化ポリイソプレンの
塩素量は69重量%であった。この塩素化ポリイソプレ
ンを濃度20重量%になるようにトルエン溶液し透明性
を目視観察した。また、このトルエン溶液の25℃にお
ける粘度は12センチポイズであった。この溶液をガラ
ス板に塗布して乾燥させた塗膜も完全に透明であった。
入管を取り付けた内容積1リットルの円筒状反応槽に3
5重量%の塩酸水550gを仕込み、氷バスで10℃に
冷却した。水銀灯照射下に撹拌しながら塩素ガスを導入
しつつ、ポリイソプレンラテックス(固形分濃度=35
重量%)57gを、反応系の温度を20℃以下に保ちな
がら20分間で滴下した。その後、10〜20℃の温度
で2時間塩素化した後、氷バスを温水バスに取り替え2
0〜40℃で2時間、その後さらに40〜70℃で6時
間塩素化を継続し、塩素ガス120gを導入した。塩素
化反応時、反応系内の凝集物発生の有無を目視観察し、
表1に示した。反応終了後、窒素ガスを導入して残存塩
素ガスを追い出した後、濾過によって微粒子状の塩素化
ポリイソプレンを分離し、水洗後、減圧下に50℃で乾
燥した。乾燥した白色粉末状の塩素化ポリイソプレンの
塩素量は69重量%であった。この塩素化ポリイソプレ
ンを濃度20重量%になるようにトルエン溶液し透明性
を目視観察した。また、このトルエン溶液の25℃にお
ける粘度は12センチポイズであった。この溶液をガラ
ス板に塗布して乾燥させた塗膜も完全に透明であった。
【0024】比較例1 表1に示す所定量の単量体及び界面活性剤を用いること
以外は、実施例1(1)と同様に操作して、ポリイソプ
レンラテックスを得、凝集物の発生割合を算出した。結
果を表1に示した。次いで、実施例1(2)と同様に操
作して塩素化ポリイソプレンを得た。塩素化反応時の凝
集物の発生有無を観察し表1に示した。また、塩素化ポ
リイソプレンのの20重量%トルエン溶液の透明性を観
察し、表1に示した。
以外は、実施例1(1)と同様に操作して、ポリイソプ
レンラテックスを得、凝集物の発生割合を算出した。結
果を表1に示した。次いで、実施例1(2)と同様に操
作して塩素化ポリイソプレンを得た。塩素化反応時の凝
集物の発生有無を観察し表1に示した。また、塩素化ポ
リイソプレンのの20重量%トルエン溶液の透明性を観
察し、表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】表1より、本発明例は凝集物の発生が殆ど
なくポリイソプレンラテックスを製造することができ、
それを塩素化して得られる塩化ゴムは有機溶剤に対し溶
解性の高いものであることがわかる。これに対し、HL
Bが9.6のポリエチレンラウリルエーテルの存在下に
重合を行った場合は、重合が進行せずポリイソプレンラ
テックスを製造することができなかった(比較例、実験
番号8)。HLBが15.5のポリエチレンノニルフェ
ニルエーテルの存在下に重合を行った場合は、ポリイソ
プレンラテックスの凝集物発生割合が高くなってしま
い、それを塩素化して塩化ゴムを得る際に凝集物が発生
し、得られた塩化ゴムは有機溶剤に対し溶解性の低いも
のであった(比較例、実験番号9)。ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウムの存在下に
重合を行った場合は、ポリイソプレンラテックスの凝集
物発生割合が高くなってしまった(比較例、実験番号1
0)。オレイン酸カリ石鹸の存在下に重合を行った場合
は、ポリイソプレンラテックスの凝集物発生割合が高く
なってしまい、また、それを塩素化して塩化ゴムを得る
際に凝集物が発生しまった(比較例、実験番号11)
なくポリイソプレンラテックスを製造することができ、
それを塩素化して得られる塩化ゴムは有機溶剤に対し溶
解性の高いものであることがわかる。これに対し、HL
Bが9.6のポリエチレンラウリルエーテルの存在下に
重合を行った場合は、重合が進行せずポリイソプレンラ
テックスを製造することができなかった(比較例、実験
番号8)。HLBが15.5のポリエチレンノニルフェ
ニルエーテルの存在下に重合を行った場合は、ポリイソ
プレンラテックスの凝集物発生割合が高くなってしま
い、それを塩素化して塩化ゴムを得る際に凝集物が発生
し、得られた塩化ゴムは有機溶剤に対し溶解性の低いも
のであった(比較例、実験番号9)。ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウムの存在下に
重合を行った場合は、ポリイソプレンラテックスの凝集
物発生割合が高くなってしまった(比較例、実験番号1
0)。オレイン酸カリ石鹸の存在下に重合を行った場合
は、ポリイソプレンラテックスの凝集物発生割合が高く
なってしまい、また、それを塩素化して塩化ゴムを得る
際に凝集物が発生しまった(比較例、実験番号11)
Claims (2)
- 【請求項1】 イソプレン、またはイソプレンと他の共
重合可能な単量体を、HLBが12以上のポリエチレン
グリコール型脂肪族ノニオン系界面活性剤の存在下に重
合することを特徴とする塩化ゴム製造用ポリイソプレン
系ゴムラテックスの製造法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法で得られた塩化ゴム
製造用ポリイソプレン系ゴムラテックスを塩素化するこ
とを特徴とする塩化ゴムの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26204994A JPH08104704A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26204994A JPH08104704A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08104704A true JPH08104704A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17370330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26204994A Pending JPH08104704A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 塩化ゴム製造用ポリイソプレン系ゴムラテックスの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08104704A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005511904A (ja) * | 2001-12-07 | 2005-04-28 | トーマス・スワン・アンド・カンパニー・リミテツド | 繊維をゴムに接着するための方法および組成物 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP26204994A patent/JPH08104704A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005511904A (ja) * | 2001-12-07 | 2005-04-28 | トーマス・スワン・アンド・カンパニー・リミテツド | 繊維をゴムに接着するための方法および組成物 |
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