JPH0810611A - 吸油剤 - Google Patents
吸油剤Info
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- JPH0810611A JPH0810611A JP14908194A JP14908194A JPH0810611A JP H0810611 A JPH0810611 A JP H0810611A JP 14908194 A JP14908194 A JP 14908194A JP 14908194 A JP14908194 A JP 14908194A JP H0810611 A JPH0810611 A JP H0810611A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水/油混合系から油を選択的に吸着除去する
ことができ、加えて、優れた耐水性、乳化油吸着性、耐
洗剤性、揮発性油性物質吸着後の徐放抑制性、吸油能、
耐熱性を有する吸油剤を提供する。 【構成】 シリカを有機ケイ素化合物で被覆してその表
面を完全な撥水性としたBET比表面積30〜450m
2/g、水分10%以下、pH(4%分散液)3.5〜1
2、嵩密度40〜320g/L、平均粒子径0.001
〜200μm、吸油率100〜350%である疎水性シ
リカ。
ことができ、加えて、優れた耐水性、乳化油吸着性、耐
洗剤性、揮発性油性物質吸着後の徐放抑制性、吸油能、
耐熱性を有する吸油剤を提供する。 【構成】 シリカを有機ケイ素化合物で被覆してその表
面を完全な撥水性としたBET比表面積30〜450m
2/g、水分10%以下、pH(4%分散液)3.5〜1
2、嵩密度40〜320g/L、平均粒子径0.001
〜200μm、吸油率100〜350%である疎水性シ
リカ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水/油混合系から油を
選択的に吸着することができ、加えて、優れた耐水性、
乳化油吸着性、耐洗剤性、揮発性油性物質吸着後の徐放
抑制性、吸油能、耐熱性を有する吸油剤に関する。
選択的に吸着することができ、加えて、優れた耐水性、
乳化油吸着性、耐洗剤性、揮発性油性物質吸着後の徐放
抑制性、吸油能、耐熱性を有する吸油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】工業用排水の中には、不可避的に工業用
油が含まれ、そのまま工場外へ排出されて、川や海を汚
染している。また家庭からも無視できない量の油が排出
されやはり河川の汚染の原因となっている。しかもこれ
らの汚染は近年ますます増加の一途をたどっている。更
にタンカーの座礁や海上石油採掘基地の破損による原油
流出により大規模な海洋汚染がしばしば発生している。
これらによる環境汚染は人類および地球のとって極めて
深刻な問題となっている。このため、工場や家庭の各排
水段階、および湖沼や海での水中からの油の分離回収は
焦眉の課題となっている。ここに高効率に油を吸着する
吸油剤が強く求められている。
油が含まれ、そのまま工場外へ排出されて、川や海を汚
染している。また家庭からも無視できない量の油が排出
されやはり河川の汚染の原因となっている。しかもこれ
らの汚染は近年ますます増加の一途をたどっている。更
にタンカーの座礁や海上石油採掘基地の破損による原油
流出により大規模な海洋汚染がしばしば発生している。
これらによる環境汚染は人類および地球のとって極めて
深刻な問題となっている。このため、工場や家庭の各排
水段階、および湖沼や海での水中からの油の分離回収は
焦眉の課題となっている。ここに高効率に油を吸着する
吸油剤が強く求められている。
【0003】吸油剤としてはこれまで、シリカ、クレ
ー、パーライト等の無機系吸油剤や、ポリオレフィン繊
維、アルキルアクリレートの架橋重合体、ポリノルボル
ネンゴムのような有機系吸油剤が知られている。しかし
ながら、無機系吸油剤は元来親水性を有するものであ
り、水と油の混合系では油を吸収せず、水を優先的に吸
収する。また一旦吸油させたものを水中へ投ずると水を
吸収して油を放出してしまう。さらに、洗剤等により乳
化した油を吸収する能力は低く、また油を吸着した後洗
剤で処理すると吸着した油を放出してしまう。このよう
に、無機系吸油剤は単に油を吸着するだけに過ぎず、選
択的吸油性、耐水性、耐洗剤性、乳化油吸着性に欠けて
いた。また揮発性油性物質吸着後の徐放抑制性にも欠け
ていた。有機系吸油剤は、水と油の混合系で選択的に油
を吸油することができ、一旦吸油した吸油剤を水中へ投
じても水中へ油を放出せず、選択的吸油性、耐水性を有
するものの、一方で乳化油吸着性、耐洗剤性に欠けてい
た。また、揮発性油性物質吸着後の徐放抑制性、吸油後
の取り扱い性、および耐熱性にも欠けていた。
ー、パーライト等の無機系吸油剤や、ポリオレフィン繊
維、アルキルアクリレートの架橋重合体、ポリノルボル
ネンゴムのような有機系吸油剤が知られている。しかし
ながら、無機系吸油剤は元来親水性を有するものであ
り、水と油の混合系では油を吸収せず、水を優先的に吸
収する。また一旦吸油させたものを水中へ投ずると水を
吸収して油を放出してしまう。さらに、洗剤等により乳
化した油を吸収する能力は低く、また油を吸着した後洗
剤で処理すると吸着した油を放出してしまう。このよう
に、無機系吸油剤は単に油を吸着するだけに過ぎず、選
択的吸油性、耐水性、耐洗剤性、乳化油吸着性に欠けて
いた。また揮発性油性物質吸着後の徐放抑制性にも欠け
ていた。有機系吸油剤は、水と油の混合系で選択的に油
を吸油することができ、一旦吸油した吸油剤を水中へ投
じても水中へ油を放出せず、選択的吸油性、耐水性を有
するものの、一方で乳化油吸着性、耐洗剤性に欠けてい
た。また、揮発性油性物質吸着後の徐放抑制性、吸油後
の取り扱い性、および耐熱性にも欠けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】水と油の混合系で選択
的に油を吸油することができ、一旦吸油した吸油剤を水
中へ投じても水中へ油を放出せず、選択的吸油性、耐水
性を有し、且つ乳化油吸着性、耐洗剤性、揮発性油性物
質吸着後の徐放抑制性、吸油後の取り扱い性、および耐
熱性をも備えた新規な吸油剤を提供するものことを目的
とする。
的に油を吸油することができ、一旦吸油した吸油剤を水
中へ投じても水中へ油を放出せず、選択的吸油性、耐水
性を有し、且つ乳化油吸着性、耐洗剤性、揮発性油性物
質吸着後の徐放抑制性、吸油後の取り扱い性、および耐
熱性をも備えた新規な吸油剤を提供するものことを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、BET比表
面積30〜450m2/g、水分10%以下、pH(4
%分散液)3.5〜12、嵩密度40〜320g/L、
平均粒径0.001〜200μm、吸油率100〜35
0%の疎水性シリカ吸油剤である。
面積30〜450m2/g、水分10%以下、pH(4
%分散液)3.5〜12、嵩密度40〜320g/L、
平均粒径0.001〜200μm、吸油率100〜35
0%の疎水性シリカ吸油剤である。
【0006】この発明で使用する疎水性シリカは、その
表面を有機ケイ素化合物で被覆して完全な撥水性表面と
したシリカで、それにより大量の油を吸着できるばかり
でなく、水中の油を吸着し、また一旦油を吸着した吸油
剤を水中へ投じても油を水中へ放出することはない。こ
の発明で使用する疎水性シリカは、シリカの強力な吸着
性能と表面における疎水層とが相俟って、有機系吸油剤
よりも強い油の吸着保持力を持つため、乳化油を多量に
吸着保持でき、洗剤処理による吸着油の脱落があまりな
く、揮発性油を吸着した場合は徐放性が抑制される。ま
た、疎水性シリカは有機系吸油剤より耐熱温度が500
〜600℃と高いため、例えば吸着油を上記温度以下で
処理し、油を揮散させれば、再度吸油剤として使用する
ことができる。
表面を有機ケイ素化合物で被覆して完全な撥水性表面と
したシリカで、それにより大量の油を吸着できるばかり
でなく、水中の油を吸着し、また一旦油を吸着した吸油
剤を水中へ投じても油を水中へ放出することはない。こ
の発明で使用する疎水性シリカは、シリカの強力な吸着
性能と表面における疎水層とが相俟って、有機系吸油剤
よりも強い油の吸着保持力を持つため、乳化油を多量に
吸着保持でき、洗剤処理による吸着油の脱落があまりな
く、揮発性油を吸着した場合は徐放性が抑制される。ま
た、疎水性シリカは有機系吸油剤より耐熱温度が500
〜600℃と高いため、例えば吸着油を上記温度以下で
処理し、油を揮散させれば、再度吸油剤として使用する
ことができる。
【0007】次に、吸油能の点では、有機系吸油剤は吸
着油の種類により吸油率が上下するのが欠点である。更
に、大程飽和近くまで吸油させると膨潤し、取り扱いが
困難な高粘性のゼリー状の塊になり、また外力により吸
着した油が滲出することもある。よって取り扱い易い状
態(例えば粉体)に維持するには吸油率を極端に低下さ
せなければならない。しかし、疎水性シリカは油の種類
によらず一定の吸油率であり、取り扱い易い粉体の状態
を維持できるレベルでの吸油率は有機系吸油剤よりも高
い。しかも外力による油の滲出がない。このように本発
明の疎水性シリカは選択的吸油性、耐水性、乳化油吸着
性、耐洗剤性、揮発性油性物質吸着時の徐放抑制性、吸
油能、耐熱性に優れた吸油剤である。
着油の種類により吸油率が上下するのが欠点である。更
に、大程飽和近くまで吸油させると膨潤し、取り扱いが
困難な高粘性のゼリー状の塊になり、また外力により吸
着した油が滲出することもある。よって取り扱い易い状
態(例えば粉体)に維持するには吸油率を極端に低下さ
せなければならない。しかし、疎水性シリカは油の種類
によらず一定の吸油率であり、取り扱い易い粉体の状態
を維持できるレベルでの吸油率は有機系吸油剤よりも高
い。しかも外力による油の滲出がない。このように本発
明の疎水性シリカは選択的吸油性、耐水性、乳化油吸着
性、耐洗剤性、揮発性油性物質吸着時の徐放抑制性、吸
油能、耐熱性に優れた吸油剤である。
【0008】更に、揮発性油性物質(例えば、芳香性、
抗菌性、殺虫性、忌避性等機能性のあるもの)を吸着し
た疎水性シリカは優れた徐放抑制性、耐水性、耐洗剤性
を有するため、例えば、これを用いて、芳香性、抗菌
性、殺虫性、忌避性等が長期間持続可能という機能性を
持たせた繊維・樹脂・紙加工が可能である。従来の揮発
性油性物質の徐放剤として、例えば尿素・ホルムアルデ
ヒド樹脂等の合成樹脂からなるマイクロカプセルに前記
油性物質を内包させたものや、サイクロデキストリンに
内包させた包接化合物、シリカ、アルミナ等のセラミッ
クカプセルに内包させたものが知られている。しかしな
がら、合成樹脂よりなる油性物質内包マイクロカプセル
の場合、圧力、摩擦等の衝撃によって殻が破れないこと
には内部の油性物質が放出されず、その機能は得られな
かった。また、例えば、この内包マイクロカプセルを繊
維に付着させた場合、2〜3回の洗濯によってほとんど
のマイクロカプセルの殻が破れてしまうという問題があ
った。サイクロデキストリン包接化合物では、包接でき
る油性物質の割合が10重量%程度と極めて少なく、徐
放抑制性が低く、更にはサイクロデキストリン自身水溶
性のため耐水性がなかった。シリカ、アルミナ等のセラ
ミックカプセルに内包されたものも、単に油性物質が吸
着されているだけにすぎず、耐水性、耐洗剤性がなく、
徐放抑制性も低かった。上記のことから、芳香性、抗菌
性、殺虫性、忌避性等の機能性のある揮発性油性物質を
吸着させた疎水性シリカは、徐放抑制性、耐水性、耐洗
剤性に優れており、繊維・樹脂・紙等の加工に対し新規
な改善された加工剤といえる。
抗菌性、殺虫性、忌避性等機能性のあるもの)を吸着し
た疎水性シリカは優れた徐放抑制性、耐水性、耐洗剤性
を有するため、例えば、これを用いて、芳香性、抗菌
性、殺虫性、忌避性等が長期間持続可能という機能性を
持たせた繊維・樹脂・紙加工が可能である。従来の揮発
性油性物質の徐放剤として、例えば尿素・ホルムアルデ
ヒド樹脂等の合成樹脂からなるマイクロカプセルに前記
油性物質を内包させたものや、サイクロデキストリンに
内包させた包接化合物、シリカ、アルミナ等のセラミッ
クカプセルに内包させたものが知られている。しかしな
がら、合成樹脂よりなる油性物質内包マイクロカプセル
の場合、圧力、摩擦等の衝撃によって殻が破れないこと
には内部の油性物質が放出されず、その機能は得られな
かった。また、例えば、この内包マイクロカプセルを繊
維に付着させた場合、2〜3回の洗濯によってほとんど
のマイクロカプセルの殻が破れてしまうという問題があ
った。サイクロデキストリン包接化合物では、包接でき
る油性物質の割合が10重量%程度と極めて少なく、徐
放抑制性が低く、更にはサイクロデキストリン自身水溶
性のため耐水性がなかった。シリカ、アルミナ等のセラ
ミックカプセルに内包されたものも、単に油性物質が吸
着されているだけにすぎず、耐水性、耐洗剤性がなく、
徐放抑制性も低かった。上記のことから、芳香性、抗菌
性、殺虫性、忌避性等の機能性のある揮発性油性物質を
吸着させた疎水性シリカは、徐放抑制性、耐水性、耐洗
剤性に優れており、繊維・樹脂・紙等の加工に対し新規
な改善された加工剤といえる。
【0009】この発明の疎水性シリカは、シリカと有機
ケイ素化合物とを化学的に反応させて得ることができ
る。反応に用いるシリカには、ヒュームドシリカ、乾式
シリカ、湿式シリカ、溶射シリカ、非晶質シリカ、結晶
質シリカ等を用いることができ、その性状は、BET比
表面積が、例えば、30〜500m2/g、好ましくは
50〜400m2/g、で平均粒径が例えば0.001〜
200μm、好ましくは0.01〜100μmのものを
用いることができる。
ケイ素化合物とを化学的に反応させて得ることができ
る。反応に用いるシリカには、ヒュームドシリカ、乾式
シリカ、湿式シリカ、溶射シリカ、非晶質シリカ、結晶
質シリカ等を用いることができ、その性状は、BET比
表面積が、例えば、30〜500m2/g、好ましくは
50〜400m2/g、で平均粒径が例えば0.001〜
200μm、好ましくは0.01〜100μmのものを
用いることができる。
【0010】有機ケイ素化合物としては既存のシランカ
ップリング剤、例えばトリメチルクロロシラン、ジメチ
ルジクロロシラン、モノメチルトリクロロシラン等が挙
げられる。有機ケイ素化合物の量は、使用する有機ケイ
素化合物の種類およびシリカの種類とその表面積にもよ
るが、シリカ1重量部に対し0.005重量部以上、好
ましくは0.05〜0.2重量部を用いて反応させること
ができる。
ップリング剤、例えばトリメチルクロロシラン、ジメチ
ルジクロロシラン、モノメチルトリクロロシラン等が挙
げられる。有機ケイ素化合物の量は、使用する有機ケイ
素化合物の種類およびシリカの種類とその表面積にもよ
るが、シリカ1重量部に対し0.005重量部以上、好
ましくは0.05〜0.2重量部を用いて反応させること
ができる。
【0011】疎水性シリカは、例えば、西独特許第16
3,784号に記載されているように、乾式熱分解法に
より得られるシリカを温度200〜800℃の高温で、
水蒸気の存在下に窒素のような不活性ガスのもと、ジメ
チルジクロロシランを用いて疎水化することにより得ら
れる。また特開平6−24729号公報に記載されてい
るように、疎水性化助剤としてメタノールを使用して、
上記シリカを温度60〜350℃で、水蒸気の存在下に
窒素のような不活性ガスのもと、ジメチルジクロロシラ
ンを用いて疎水化することにより得られる。一般的に
は、加熱乾燥したシリカをステンレス製の容器中、窒素
雰囲気下、撹拌しながら、有機ケイ素化合物および少量
のアミン等の塩基を添加し、温度60〜300℃で疎水
化させることができる。
3,784号に記載されているように、乾式熱分解法に
より得られるシリカを温度200〜800℃の高温で、
水蒸気の存在下に窒素のような不活性ガスのもと、ジメ
チルジクロロシランを用いて疎水化することにより得ら
れる。また特開平6−24729号公報に記載されてい
るように、疎水性化助剤としてメタノールを使用して、
上記シリカを温度60〜350℃で、水蒸気の存在下に
窒素のような不活性ガスのもと、ジメチルジクロロシラ
ンを用いて疎水化することにより得られる。一般的に
は、加熱乾燥したシリカをステンレス製の容器中、窒素
雰囲気下、撹拌しながら、有機ケイ素化合物および少量
のアミン等の塩基を添加し、温度60〜300℃で疎水
化させることができる。
【0012】本発明の疎水性シリカは、BET比表面積
30〜450m2/g、好ましくは50〜350m2/g
であり、水分10%以下、好ましくは5%以下、pH
(4%分散液)3.5〜12、好ましくは4.0〜8.
0、嵩比重40〜320g/L、好ましくは50〜23
0g/L、平均粒子径0.001〜200μm、好まし
くは0.01〜100μm、吸油率100〜350%、
好ましくは200〜350%であるものが好適に用いら
れる。この疎水性シリカを吸油剤として使用するにおい
ては、上記疎水性シリカは粉体のままで使用することも
できるが、その特性を失うことなく造粒したり、または
成形することにより、より取り扱い易い形で使用するこ
とができる。例えば、ポリビニルアルコールのような有
機系バインダーを用いて造粒したり、または成形した
り、ある担体に付着させたりすることができる。この疎
水性シリカを用いて水/油混合系から油を選択的に吸油
するために、本発明の疎水性シリカを水/油混合系中に
投入して、撹拌後、油を吸着した疎水性シリカを、沈
殿、濾過等により分離してもよいし、疎水性シリカの層
に水/油混合液を通してもよい。また回収の対象となる
油は、原油、石油、重油、機械油、食用油、揮発油等、
疎水性シリカを侵すものでなければ、特に制限はない。
30〜450m2/g、好ましくは50〜350m2/g
であり、水分10%以下、好ましくは5%以下、pH
(4%分散液)3.5〜12、好ましくは4.0〜8.
0、嵩比重40〜320g/L、好ましくは50〜23
0g/L、平均粒子径0.001〜200μm、好まし
くは0.01〜100μm、吸油率100〜350%、
好ましくは200〜350%であるものが好適に用いら
れる。この疎水性シリカを吸油剤として使用するにおい
ては、上記疎水性シリカは粉体のままで使用することも
できるが、その特性を失うことなく造粒したり、または
成形することにより、より取り扱い易い形で使用するこ
とができる。例えば、ポリビニルアルコールのような有
機系バインダーを用いて造粒したり、または成形した
り、ある担体に付着させたりすることができる。この疎
水性シリカを用いて水/油混合系から油を選択的に吸油
するために、本発明の疎水性シリカを水/油混合系中に
投入して、撹拌後、油を吸着した疎水性シリカを、沈
殿、濾過等により分離してもよいし、疎水性シリカの層
に水/油混合液を通してもよい。また回収の対象となる
油は、原油、石油、重油、機械油、食用油、揮発油等、
疎水性シリカを侵すものでなければ、特に制限はない。
【0013】
【実施例】以下、この発明を実施例により更に詳細に説
明する。 実施例1 乾式非晶質シリカ(BET比表面積約130m2/g、
水分1%以下、pH(4%分散液)4.0〜4.5、嵩密
度約50g/L、平均粒径0.016μm、吸油率35
0%)100gを加熱乾燥後、ステンレス製の容器に仕
込み、窒素雰囲気下、撹拌しながら、ジメチルジクロロ
シラン5gおよびジエチルアミン少量を添加した。その
後250℃で2時間撹拌後、室温まで放冷し、ジエチル
シリル化された疎水性シリカ約100gを得た。
明する。 実施例1 乾式非晶質シリカ(BET比表面積約130m2/g、
水分1%以下、pH(4%分散液)4.0〜4.5、嵩密
度約50g/L、平均粒径0.016μm、吸油率35
0%)100gを加熱乾燥後、ステンレス製の容器に仕
込み、窒素雰囲気下、撹拌しながら、ジメチルジクロロ
シラン5gおよびジエチルアミン少量を添加した。その
後250℃で2時間撹拌後、室温まで放冷し、ジエチル
シリル化された疎水性シリカ約100gを得た。
【0014】実施例2 乾式非晶質シリカ(BET比表面積約140m2/g、
水分1%以下、pH(4%分散液)4.0〜4.5、嵩密
度約50g/L、平均粒径0.01μm、吸油率350
%)100gを加熱乾燥後、ステンレス製の容器に仕込
み、窒素雰囲気下、撹拌しながら、モノメチルトリクロ
ロシラン5gおよびジエチルアミン少量を添加した。そ
の後250℃で2時間撹拌後、室温まで放冷し、モノメ
チルシリル化された疎水性シリカ約100gを得た。
水分1%以下、pH(4%分散液)4.0〜4.5、嵩密
度約50g/L、平均粒径0.01μm、吸油率350
%)100gを加熱乾燥後、ステンレス製の容器に仕込
み、窒素雰囲気下、撹拌しながら、モノメチルトリクロ
ロシラン5gおよびジエチルアミン少量を添加した。そ
の後250℃で2時間撹拌後、室温まで放冷し、モノメ
チルシリル化された疎水性シリカ約100gを得た。
【0015】この発明の疎水性シリカを含む次の4種類
の吸油剤について、実施例3〜10で性能比較試験を行
った。 疎水性シリカ(実施例1):BET比表面積約110
m2/g、水分1%以下、pH(4%分散液)
4.0〜5.0、嵩密度約50g/L、平均粒径0.0
16μm 疎水性シリカ(実施例2) BET比表面積約120m2/g、水分1%以下、pH
(4%分散液) 4.0〜5.5、嵩密度約50
g/L、平均粒径0.01μm シリカ:湿式法による含水ケイ酸 BET比表面積約200m2/g、水分9%以下、pH
(4%分散液) 5.5〜6.5、嵩密度約70
g/L、平均粒径0.018μm 高吸油性樹脂:アルキルアクリレートの架橋重合体 水分5%以下、pH(1%分散液)5.0〜6.0、嵩密
度約400g/L、平均粒径0.3〜2mm
の吸油剤について、実施例3〜10で性能比較試験を行
った。 疎水性シリカ(実施例1):BET比表面積約110
m2/g、水分1%以下、pH(4%分散液)
4.0〜5.0、嵩密度約50g/L、平均粒径0.0
16μm 疎水性シリカ(実施例2) BET比表面積約120m2/g、水分1%以下、pH
(4%分散液) 4.0〜5.5、嵩密度約50
g/L、平均粒径0.01μm シリカ:湿式法による含水ケイ酸 BET比表面積約200m2/g、水分9%以下、pH
(4%分散液) 5.5〜6.5、嵩密度約70
g/L、平均粒径0.018μm 高吸油性樹脂:アルキルアクリレートの架橋重合体 水分5%以下、pH(1%分散液)5.0〜6.0、嵩密
度約400g/L、平均粒径0.3〜2mm
【0016】実施例3:吸油率測定試験 各試料10gに、粉体の形状を維持できる限界まで食用
油を吸油させた。その結果、各試料の吸油率は表1に示
した。吸油率は各吸油剤の吸油による重量増加率として
表した。
油を吸油させた。その結果、各試料の吸油率は表1に示
した。吸油率は各吸油剤の吸油による重量増加率として
表した。
【0017】実施例4:選択的吸油試験 食用油10gが分散された水200ml中に各試料10
gを添加し、30分間撹拌した。各試料の油吸着率を表
1に示した。油吸着率は、存在する油のうち吸油剤に吸
着された割合を意味する。
gを添加し、30分間撹拌した。各試料の油吸着率を表
1に示した。油吸着率は、存在する油のうち吸油剤に吸
着された割合を意味する。
【0018】実施例5:耐水性試験 各試料10gに食用油10gを吸油後、それを水中に投
じ5分間撹拌した。結果の各試料の油残存率は表1に示
した通りである。
じ5分間撹拌した。結果の各試料の油残存率は表1に示
した通りである。
【0019】実施例6:乳化油吸着性試験 食器用洗剤10gと食用油10gを含む乳化した水30
0ml中に、各試料を20g添加し、5分間撹拌した。
各試料の油吸着率は表1の通りであった。
0ml中に、各試料を20g添加し、5分間撹拌した。
各試料の油吸着率は表1の通りであった。
【0020】実施例7:耐洗剤性試験 各試料10gに食用油10gを吸油後、0.2%の洗濯
用洗剤水溶液を600ml添加し、5分間撹拌した。各
試料の油残存率は表1に示す通りであった。
用洗剤水溶液を600ml添加し、5分間撹拌した。各
試料の油残存率は表1に示す通りであった。
【0021】実施例8:揮発性油吸着時の徐放性試験 各試料10gに液体香料(グリーン系)10gを吸油
後、それをビーカーにとり、60日間室温で放置した。
その結果各試料の香料徐放率は表1の通りであった。
後、それをビーカーにとり、60日間室温で放置した。
その結果各試料の香料徐放率は表1の通りであった。
【0022】実施例9:耐熱性試験 各試料を少量薬さじにとり、ガスバーナーで1分間加熱
した。各試料の耐熱性の結果を表1に示した。
した。各試料の耐熱性の結果を表1に示した。
【0023】実施例10:吸油率測定試験(吸着油変
更) 各試料10gに、粉体の形状を維持できる限界まで大豆
油を吸油させた。各試料の吸油率を表1に示した。吸油
率は各吸油剤の吸油による重量増加率として表した。
更) 各試料10gに、粉体の形状を維持できる限界まで大豆
油を吸油させた。各試料の吸油率を表1に示した。吸油
率は各吸油剤の吸油による重量増加率として表した。
【0024】
【表1】
【0025】実施例11:機能性付与繊維加工 下記試料を用意した。 試料:グリーン系香料を吸着させた実施例2の疎水性
シリカ 平均粒径 0.01μm 試料:グリーン系香料を内包した尿素・ホルムアルデ
ヒド樹脂カプセル 平均粒径 10μm 試料:グリーン系香料を内包したβ-サイクロデキス
トリン 平均粒径 20〜30μm 試料:グリーン系香料を内包したシリカカプセル 平均粒径 10μm 上記試料は、香料:担体の重量割合が1:1であ
り、試料は香料:担体が1:9であり、試料を繊維に
加工する際、試料の添加量は試料の添加量の5
倍量用いた。表2の配合の加工液を用いて、綿ニット布
をDIP−NIP法により加工した。なお、加工液は布
の重量と同量含浸させ、100℃×3分の予備乾燥後、
130℃×3分でバインダーを熱硬化させた。
シリカ 平均粒径 0.01μm 試料:グリーン系香料を内包した尿素・ホルムアルデ
ヒド樹脂カプセル 平均粒径 10μm 試料:グリーン系香料を内包したβ-サイクロデキス
トリン 平均粒径 20〜30μm 試料:グリーン系香料を内包したシリカカプセル 平均粒径 10μm 上記試料は、香料:担体の重量割合が1:1であ
り、試料は香料:担体が1:9であり、試料を繊維に
加工する際、試料の添加量は試料の添加量の5
倍量用いた。表2の配合の加工液を用いて、綿ニット布
をDIP−NIP法により加工した。なお、加工液は布
の重量と同量含浸させ、100℃×3分の予備乾燥後、
130℃×3分でバインダーを熱硬化させた。
【0026】
【表2】
【0027】その後、各加工液で処理した繊維がグリー
ン系香料の香りが残っているかどうか評価したところ表
3のような結果となった。
ン系香料の香りが残っているかどうか評価したところ表
3のような結果となった。
【0028】
【表3】
【0029】評価:○ ・・・・・・・よく香りがする △ ・・・・・・・かすかに香りがする × ・・・・・・・ほとんど香りがしない なお、加工液Bで処理した布は、手でよくもむと香りが
した。このように、担体が疎水性シリカのものは、サイ
クロデキストリンおよびシリカカプセルと異なり、加工
液中でも香料を離さず、耐水性があり、100〜130
℃という高温にさらしても徐放性が抑制されるため、繊
維加工中に香料をほとんど揮発しないことがわかる。サ
イクロデキストリンおよびシリカカプセルは加工液中に
香料を放出してしまい、その後の高温処理中に、香料の
大部分が揮発してしまったため布に残る香りがかすかに
なったといえる。また各処理布を3回選択した後に布に
残る香りをみたところ、疎水性シリカのもの(加工液A
で加工したもの)はまだ香りがしていたが、それ以外の
ものはほとんど香りがしなかった。尿素・ホルムアルデ
ヒド樹脂カプセルのものも、手でよくもんだが、香りが
なかった。このことから、疎水性シリカのもの以外は耐
洗剤性(耐洗濯性)がないといえる。
した。このように、担体が疎水性シリカのものは、サイ
クロデキストリンおよびシリカカプセルと異なり、加工
液中でも香料を離さず、耐水性があり、100〜130
℃という高温にさらしても徐放性が抑制されるため、繊
維加工中に香料をほとんど揮発しないことがわかる。サ
イクロデキストリンおよびシリカカプセルは加工液中に
香料を放出してしまい、その後の高温処理中に、香料の
大部分が揮発してしまったため布に残る香りがかすかに
なったといえる。また各処理布を3回選択した後に布に
残る香りをみたところ、疎水性シリカのもの(加工液A
で加工したもの)はまだ香りがしていたが、それ以外の
ものはほとんど香りがしなかった。尿素・ホルムアルデ
ヒド樹脂カプセルのものも、手でよくもんだが、香りが
なかった。このことから、疎水性シリカのもの以外は耐
洗剤性(耐洗濯性)がないといえる。
【0030】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、こ
の発明の疎水性シリカ吸油剤はすぐれた吸油特性を有
し、水/油混合系から油を選択的に除去することがで
き、加えて疎水性シリカは優れた耐水性、乳化油吸着
性、耐洗剤性、揮発性油性物質吸着後の徐放抑制性、吸
油能、耐熱性を有する。
の発明の疎水性シリカ吸油剤はすぐれた吸油特性を有
し、水/油混合系から油を選択的に除去することがで
き、加えて疎水性シリカは優れた耐水性、乳化油吸着
性、耐洗剤性、揮発性油性物質吸着後の徐放抑制性、吸
油能、耐熱性を有する。
Claims (1)
- 【請求項1】 BET比表面積30〜450m2/g、
水分10%以下、pH(4%分散液)3.5〜12、嵩
密度40〜320g/L、平均粒径0.001〜200
μm、吸油率100〜350%である疎水性シリカ吸油
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14908194A JPH0810611A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 吸油剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14908194A JPH0810611A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 吸油剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0810611A true JPH0810611A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15467285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14908194A Pending JPH0810611A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 吸油剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0810611A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100692212B1 (ko) * | 2005-07-06 | 2007-03-14 | 주식회사 태성환경연구소 | 다공성 유·무기 혼성 실리카 겔을 유효성분으로 하는 공기중 휘발성 유기화합물 혹은 수중 오일 성분 흡착제 |
| WO2011013169A1 (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-03 | 株式会社 東芝 | 油分吸着材および油分吸着材の製造方法 |
| JP2013208595A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Toshiba Corp | 油分吸着材と水処理方法 |
| RU2496721C1 (ru) * | 2012-07-13 | 2013-10-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Казанский государственный энергетический университет" (ФГБОУ ВПО "КГЭУ") | Способ получения гидрофобного адсорбента для очистки природных и сточных вод от нефтепродуктов |
| JP2015024407A (ja) * | 2014-09-12 | 2015-02-05 | 株式会社東芝 | 油分吸着材および油分吸着材の製造方法 |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP14908194A patent/JPH0810611A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100692212B1 (ko) * | 2005-07-06 | 2007-03-14 | 주식회사 태성환경연구소 | 다공성 유·무기 혼성 실리카 겔을 유효성분으로 하는 공기중 휘발성 유기화합물 혹은 수중 오일 성분 흡착제 |
| WO2011013169A1 (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-03 | 株式会社 東芝 | 油分吸着材および油分吸着材の製造方法 |
| JP5658666B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2015-01-28 | 株式会社東芝 | 油分吸着材 |
| JP2013208595A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Toshiba Corp | 油分吸着材と水処理方法 |
| RU2496721C1 (ru) * | 2012-07-13 | 2013-10-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Казанский государственный энергетический университет" (ФГБОУ ВПО "КГЭУ") | Способ получения гидрофобного адсорбента для очистки природных и сточных вод от нефтепродуктов |
| JP2015024407A (ja) * | 2014-09-12 | 2015-02-05 | 株式会社東芝 | 油分吸着材および油分吸着材の製造方法 |
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