JPH0810677B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0810677B2
JPH0810677B2 JP4142504A JP14250492A JPH0810677B2 JP H0810677 B2 JPH0810677 B2 JP H0810677B2 JP 4142504 A JP4142504 A JP 4142504A JP 14250492 A JP14250492 A JP 14250492A JP H0810677 B2 JPH0810677 B2 JP H0810677B2
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和夫 前田
徳 徳増
裕子 西本
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株式会社半導体プロセス研究所
アルキヤンテック株式会社
キヤノン販売株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】〔目次〕 ・産業上の利用分野 ・従来の技術 ・発明が解決しようとする課題 ・課題を解決するための手段 ・作用(図3〜図7) ・実施例 本発明の第1の実施例 (イ)本発明の実施例に用いられるCVD装置(第9
図) (ロ)本発明の実施例に用いられるプラズマ処理装置
(第8図) (ハ)本発明の第1の実施例の層間絶縁膜の形成方法
(第1図) 本発明の第2の実施例(第2図) ・発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、更に詳しく言えば、低温CVD法により形成さ
れた絶縁膜の改質方法を含む半導体装置の製造方法に関
する。
【0003】
【従来の技術】近年、CVD(Chemical Vapor Deposit
ion )法による絶縁膜の形成方法には多くの方式がある
が、主として熱的CVD法,プラズマCVD法が用いら
れている。ところで、VLSI(Very Large Scale Int
egrated Circuit )、特にDRAMにおいては一層の微
細化及び高密度化が要望されている。従って、絶縁膜を
プラズマCVD法により形成するのは、ステップカバレ
ージが劣り、また形成された絶縁膜中にカーボン(C)
等不純物を含むため好ましくない。このため、微細化及
び高密度化されるDRAMの作成にはステップカバレー
ジの優れた熱的CVD法、特に熱的に他に影響を及ぼさ
ないように低温で膜形成の可能な熱的CVD法の適用が
注目されているが、更に膜質の改良が望まれている。
【0004】従来、低温で膜形成の可能な熱的CVD法
として次のような条件、 反応ガス:モノシラン(SiH4 )/酸素(O2 )混
合ガス,温度:350 〜450 ℃ 反応ガス:有機シラン(TEOS)/オゾン(O3
混合ガス,温度:350〜450 ℃で行う方法がある。これ
らはいずれも形成温度が低温であるため、熱歪みを抑制
でき、周辺へ及ぼす影響が小さいので、Al配線層上の
パシベーション膜の形成等に用いられることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デバイスのデ
ザインルールが1μm以下の場合、層間絶縁膜などの膜
質の善し悪しがデバイス特性に大きな影響を及ぼし、熱
的CVD法により作成された層間絶縁膜にも新たに次の
ような問題が生じてきている。即ち、 形成された絶縁膜の密度が小さい 形成された絶縁膜中に水分(H2O)やSi-OH のような結
合を含んでいる Si-H等のような結合を含んでいる場合があるために、 絶縁耐圧の低下 リーク電流の増大 Al膜等のコロージョン 等による信頼性にかかわる問題を引き起こすことがあ
る。
【0006】この問題を解決するためには、 できるだけ高温下で膜形成を行う できるだけ成長速度を小さくして膜形成を行う TEOSを用いた方法ではO3 濃度をできるだけ高め
る 成膜後、できるかぎり高温で膜をアニールする 等が行われる必要があるが、それぞれ限界がある。例え
ば、下部Al配線層を被覆する層間絶縁膜を形成する場
合にはSi基板へのAlの拡散やヒロックの発生などの観
点から温度を450 ℃以上にすることは望ましくない。ま
た、量産性を確保するため成長速度を余り小さくできな
い。
【0007】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、低温の熱的CVD法により形成された絶
縁膜の膜質の改良を行うことができる半導体装置の製造
方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、第1に、化
学気相成長法により被形成体上にシリコンを含有する層
間絶縁膜又はカバー絶縁膜を形成した後、前記層間絶縁
膜又はカバー絶縁膜の窒化温度未満の温度で該被形成体
を加熱し、前記層間絶縁膜をアンモニア(NH3 )のプ
ラズマガスに曝すことを特徴とする半導体装置の製造方
法によって達成され、第2に、前記プラズマ処理時の前
記被形成体の温度は350℃〜450℃の範囲にあるこ
とを特徴とする第1の発明に記載の半導体装置の製造方
法によって達成され、第3に、前記層間絶縁膜又はカバ
ー絶縁膜は、 反応ガス:モノシラン(SiH4 )/酸素(O2 )混合
ガス 温度:350〜450℃ の条件で形成されたものであることを特徴とする第1又
は第2の発明に記載の半導体装置の製造方法によって達
成され、第4に、前記層間絶縁膜又はカバー絶縁膜は、 反応ガス:有機シラン(TEOS)/オゾン(O3 )混
合ガス 温度:350〜450℃ の条件で形成されたものであることを特徴とする第1又
は第2の発明に記載の半導体装置の製造方法によって達
成され、第5に、前記化学気相成長法により形成された
層間絶縁膜又はカバー絶縁膜は、不純物がドープされた
シリコンを含有する絶縁膜であることを特徴とする第1
又は第2の発明に記載の半導体装置の製造方法によって
達成され、第6に、前記不純物がドープされたシリコン
を含有する絶縁膜は、PSG膜,BSG膜或いはBPS
G膜のいずれかであることを特徴とする第5の発明に記
載の半導体装置の製造方法によって達成され、第7に、
前記化学気相成長法は常圧下で行われるものであること
を特徴とする第1乃至第6の発明のいずれかに記載の半
導体装置の製造方法によって達成され、第8に、前記化
学気相成長法は減圧下で行われるものであることを特徴
とする第1乃至第6の発明のいずれかに記載の半導体装
置の製造方法によって達成され、第9に、第1の発明に
記載の製造方法を2回以上繰り返して行うことにより前
記被形成体上に前記層間絶縁膜又はカバー絶縁膜を形成
することを特徴とする半導体装置の製造方法によって達
成される。
【0009】
【作用】本発明の作用について本願発明者の行った実験
に基づいて説明する。図4(a),(b),図5
(c),図6(a),(b),図7(c),(d)は本
願発明者の行った実験結果である。また、図8(a)
は、本願発明者の行った実験に用いたプラズマ処理装置
の構成等を示す図である。
【0010】この実験に用いた試料は、図3(a),
(b)に示すようにして作成された。即ち、図9に示す
ようなCVD装置により、 反応ガス:有機シラン(TEOS)/オゾン(O3
混合ガス(O3 濃度:5% in O2 ) ウエハ温度:400 ℃ 形成速度:800 〜1000Å/分 のような条件で、膜厚6000〜8000ÅのCVDSiO2膜11
を、Si基板(ウエハ)9上の、熱酸化により形成された
SiO2膜10の上に形成する(図3(a))。
【0011】次いで、このウエハ9を、例えば図8
(a)に示すような平行平板型のプラズマ処理装置のチ
ャンバ12内のウエハ載置台16に載置した後、ヒータ
で加熱し、ウエハ温度を一定温度に保持し、続いて、ア
ンモニア(NH3 )ガスをガス導入口13からチャンバ
12内に導入した後、RF電源18により周波数13.56
MHzの電力を印加してアンモニアガスを活性化・プラ
ズマ化し、所定の時間保持する。ここで、印加電力,プ
ラズマ処理時間及びウエハ温度については以下に示すよ
うに種々の条件で行った。
【0012】印加電力:100 ,200 ,300 W プラズマ処理時間:1,2,5分 ウエハ温度:200 ,300 ,400 ℃ 次に、このようにして処理されたCVDSiO2膜11aにつ
いて、 電気化学的方法による膜中の含有水分量の調査 赤外吸収スペクトルによる膜の組成の調査 を行った。なお、比較のため、プラズマ処理を行わない
CVDSiO2膜や熱酸化により形成された熱酸化膜につい
ても同様に調査を行った。また、上記と同じCVDSiO2
膜等についてアンモニアのプラズマガスの代わりに、酸
素ガス又は窒素ガスのプラズマガスを用いて処理を行っ
た場合についても同様に調査を行った。その結果を図7
(d)に示す。
【0013】上記の2種類の調査の結果について、それ
ぞれ図4(a),(b),図5(c)、及び図6
(a),(b),図7(c),(d)に示す。最初に、
電気化学的方法による膜中の含有水分量の調査結果につ
いて説明する。図4(a)はウエハ温度400 ℃,プラズ
マ処理時間1分一定の条件での印加電力に対する膜中の
含有水分量(wt%)の変化について示すものであり、
含有水分量はプラズマ処理を行わない試料と比較して半
分程度に減少している。
【0014】また、図4(b) はウエハ温度400 ℃,印
加電力200 W一定の条件でのプラズマ処理時間に対する
膜中の含有水分量(wt%)の変化について示すもので
あり、含有水分量はプラズマ処理を行わない試料と比較
して半分程度に減少している。
【0015】更に、図5(c) は印加電力200 W,プラ
ズマ処理時間1分一定の条件でのウエハ温度に対する膜
中の含有水分量(wt%)の変化について示すものであ
り、含有水分量はプラズマ処理を行わない試料と比較し
て半分程度に減少している。
【0016】以上の結果によれば、プラズマ処理を行う
ことより水分含有量が減少しているので、CVDSiO2
11aはより緻密になっていると考えられる。次に、赤外
吸収スペクトルによる膜の組成の調査結果について説明
する。図6(a)は、プラズマ処理時間1分,ウエハ温
度400 ℃一定の条件で、処理した試料についてのH2O の
存在を調査した結果で、波数(nm -1 )に対する吸収
度の変化を印加電力をパラメータとして表示している。
なお、縦軸の吸収度は各パラメータに対応する各ライン
についてそれぞれ任意にとってある。その結果によれ
ば、プラズマ処理しないものは水分の結合等のない場合
に相当する点線からはずれてピーク(膨らみ)を有する
が、プラズマ処理を行ったものは、印加電力に関係な
く、H2O の結合を示すピークが消失している。
【0017】更に、図6(b)は、印加電力200 W,ウ
エハ温度400 ℃一定の条件でプラズマ処理時間をパラメ
ータとして処理した試料についてのH2O の存在の調査結
果を示すものである。その結果、プラズマ処理時間に関
係なく、プラズマ処理を行ったものは、H2O の結合を示
すピークが消失している。
【0018】また、図7(c)は、印加電力200 W,プ
ラズマ処理時間1分一定の条件で、ウエハ温度をパラメ
ータとして処理した試料についてのH2O の存在の調査結
果を示すものである。その結果、ウエハ温度が高くなる
に従い、H2O の結合を示すピークが次第に小さくなって
消失している。
【0019】なお、図7(d)は、比較例として、上記
と同じCVDSiO2膜等についてアンモニアのプラズマガ
スの代わりに、酸素,窒素又はアルゴンのプラズマガス
を用いて処理を行ったものであるが、プラズマ処理時間
が長くなるに従い、H2O の結合を示すピークが次第に小
さくなっている。しかし、アンモニアのプラズマガスの
場合と異なり、実験の範囲内ではプラズマ処理時間が最
大の30分の場合にもそのピークが僅かに認められた。
この結果により、アンモニアのプラズマガスの方が酸
素,窒素又はアルゴンのプラズマガスよりも効果が大き
いことが認められる。
【0020】以上の2種の異なる調査結果によれば、プ
ラズマ処理を行うことにより、H2Oの結合が消失し、C
VDSiO2膜11aがより緻密になってくる。これは、プラ
ズマ中の活性ラジカル粒子がCVDSiO2膜11の表面に
衝突することにより、また放電によって発生する紫外光
によりCVDSiO2膜11表面及び内部が照射を受けるこ
とにより、H2O 等がCVDSiO2膜11の外に排出される
ためと考えられる。
【0021】以上のように、本発明のプラズマ処理によ
れば、水分(H2O )等の結合を消失させて、低温で形成
されたCVDSiO2膜11aの緻密性を増しているので、
CVDSiO2膜11aの内部から水分等の生成の原因とな
る要因を取り除くとともに、CVDSiO2膜11aの外部
からの水分等の侵入を防止することができる。また、窒
化温度未満の低温でのプラズマ照射が可能なので、CV
DSiO2膜11aを層間絶縁膜やカバー絶縁膜として用い
た場合、拡散層の再分布を抑制し、また層間絶縁膜等に
より被覆されたAlからなる配線層の溶融やAlのマイ
グレーション等を防止することが出来る。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 本発明の製造方法の第1の実施例 図1(a)〜(d)は本発明の第1の実施例の層間絶縁
膜の形成方法を説明する断面図である。
【0023】また、図9は層間絶縁膜の形成に用いられ
るCVD装置、図8(a)は、本発明の第1の実施例に
係る、図9のCVD装置により形成された層間絶縁膜の
プラズマ処理に用いられるプラズマ処理装置の構成図で
ある。
【0024】まず、このようなCVD装置及びプラズマ
処理装置について説明する。 (イ)実施例に用いられるCVD装置 図9はTEOS/O3 混合ガスを用いた熱的CVD法に
よりSiO2膜を形成するCVD装置である。
【0025】同図において、26はチャンバ、27はチ
ャンバ26内に反応ガスを導入するための反応ガス導入
口、28はチャンバ12内を減圧したり、処理済のガス
等をチャンバ26から排出したりするための排気口、3
0は被形成体としてのウエハ1が載置され、ウエハ1を
加熱するヒータが内蔵されているウエハ載置台、31は
反応ガスをウエハ1上に降り注せるガスシャワーであ
る。
【0026】また、32aは反応ガスをチャンバ26に送
るガス配管で、オゾン(O3 )ガスやTEOS溶液を含
む窒素ガスその他を流すガス配管32b,32c,32e,32
gが接続されている。32bは酸素(O2 )ガス、又はオ
ゾン発生装置33により形成されたオゾンガスを流すガ
ス配管、32cはTEOS溶液を含む窒素(N2 )ガスを
流すガス配管、32eはTMPO又はTMOP(Tri Mety
l Phosphate :PO(OCH 3)3 ;以下、TMPOと称す。)
溶液を含む窒素ガスを流すガス配管、32gはTEB(Tr
i Etyl Borate )溶液を含む窒素ガスを流すガス配管
で、それぞれのガス配管32b,32c,32e,32gに、通
流/停止を調整するバルブ35a〜35c,35e,35gが設
けられている。更に、32d,32f及び32hはそれぞれ窒
素ガスをTEOS溶液,TMPO溶液及びTEB溶液に
送るガス配管で、それぞれのガス配管32d,32f,32h
に、通流/停止を調整するバルブ35d,35f,35hが設
けられている。
【0027】また、33はガス配管32bと接続されてい
るオゾン発生装置、34a〜34cはそれぞれTEOS溶
液,TMPO溶液及びTEB溶液を加熱・保温するヒー
タ、36a〜36dは酸素ガスやキャリアガスとしての窒素
ガスの流量を調整するマスフローコントローラである。
【0028】なお、TMPO溶液はPSG(リンガラ
ス) 膜を形成する際に用いられ、TEB溶液はBSG
(ボロンガラス)膜を形成する際に用いられ、更にBP
SG(ボロン−リンガラス)膜を形成する際にはこれら
の溶液が両方用いられる。 (ロ)実施例に用いられるプラズマ処理装置 また、図8(a)は平行平板型のプラズマ処理装置で、
図中符号12はチャンバ、13は処理ガスとしてのアン
モニア(NH3 )ガスをチャンバ12内に導入するガス
導入口、14はチャンバ12内を減圧したり、処理済等
のガスを排出したりするための排気口、16はウエハ1
を加熱するヒータが内蔵されたウエハ載置台、17はガ
スをプラズマ化するための一方の電極で、この電極17
に接続されているRF電源18により、この電極17
と、アースされているウエハ載置台16との間に交流の
電圧を印加し、チャンバ12内に導入された処理ガスを
プラズマ化する。
【0029】更に、図8(b)はバッチ処理が可能なホ
ットウオール型の他のプラズマ処理装置で、図中符号1
9は石英管からなるチャンバ、20は処理ガスとしての
アンモニアガスをチャンバ19内に導入するガス導入
口、21はチャンバ19内を減圧したり、処理済等のガ
スを排出したりするための排気口、23はガスをプラズ
マ化するための一対の放電用電極で、一方の電極に接続
されているRF電源24により、一方の電極と、アース
されている他方の電極との間に交流の電圧を印加し、チ
ャンバ19内に導入された処理ガスをプラズマ化する。 (ハ)本発明の第1の実施例の層間絶縁膜の形成方法 次に、図9のCVD装置と図8(a)のプラズマ処理装
置とを用いて、半導体基板上に層間絶縁膜を形成する本
発明の実施例について図1(a)〜(d)を参照しなが
ら説明する。
【0030】まず、図1(a)に示すように、Si基板
(ウエハ:半導体基板)1上に熱酸化によりSiO2膜2を
形成した後、SiO2膜2上にAl配線3a〜3cを形成す
る。以上が被形成体を構成する。
【0031】次いで、図9のCVD装置のチャンバ26
内のウエハ載置台30にウエハ1を載置した後、ウエハ
1をヒータにより加熱し、温度約400 ℃に保持するとと
もに、バルブ35a,35bを開放して酸素ガスをオゾン発
生器33に通流させ、マスフローコントローラ36aを調
整しながら、酸素ガス中のオゾンガス濃度が約1%にな
るようにしてガス配管32に導く。また、このとき同時
にバルブ35c,35dを開放し、マスフローコントローラ
36bを調整しながら、TEOS溶液を含む所定の流量の
窒素ガスをガス配管32に導く。更に、このようにして
ガス配管32に導かれたTEOS/O3 の混合ガスはチ
ャンバ26のガス導入口27を通過してチャンバ26内
に導入される。その結果、ウエハ1上で反応が起こり、
CVDSiO2膜4が形成され始める。この状態を所定時間
保持し、ウエハ1上のAl配線3a〜3cを被覆して膜
厚約8000ÅのCVDSiO2膜(絶縁膜)4を形成する(図
1(b))。
【0032】次に、ウエハ1をCVD装置のチャンバ2
6内から取出し、CVDSiO2膜4を改質するため、図8
(a)に示す平行平板型のプラズマ処理装置のチャンバ
12内のウエハ載置台16に載置する。
【0033】その後、ウエハ載置台16に内蔵されたヒ
ータによりウエハ1を加熱し、ウエハ温度を約400℃
に保持するとともに、排気口14からチャンバ12内を
排気し、所定の圧力に達したら、ガス導入口13からア
ンモニアガスを導入し、チャンバ12内の圧力を約1To
rrに保持する。
【0034】次いで、RF電源18により、電極17と
ウエハ載置台16間に周波数13.56MHzの高周波電力
約200Wを印加し、アンモニアガスをプラズマ化す
る。そして、この状態で1分間保持すると、CVDSiO2
膜4の改質が終了する(図1(c),(d))。
【0035】以上のようにして形成されたCVDSiO2
4は、 電気化学的方法による膜中の含有水分量の調査(図4
(a),(b),図5(c)参照) 赤外吸収スペクトルによる膜の組成の調査(図6
(a),(b),図7(c),(d)参照) を行った結果によれば、プラズマ処理を行うことより、
図4(a),(b),図5(c)に示すように、処理し
ない場合と比較して含有水分量が約半分程度に減少し、
図6(a),(b),図7(c)に示すように、水分
(H2O)の結合を示すピーク(膨らみ)が消失する。従っ
て、CVDSiO2膜11aはより緻密になっていると考えら
れる。いま、このCVDSiO2膜4を大気中に一週間放置
したが、CVDSiO2膜4中の含有水分量には変化がなか
った。このことは、CVDSiO2膜4aの内部から水分の
生成の原因になる要因が取り除かれており、かつCVD
SiO2膜4の外部からの新たな水分の侵入が阻止されてい
ることを示し、CVDSiO2膜11aがより緻密になってい
ることを示している。これは、プラズマ中の活性ラジカ
ル粒子がCVDSiO2膜11の表面に衝突することによ
り、また放電によって発生する紫外光によりCVDSiO2
膜11表面及び内部が照射を受けることにより、H2O 等
がCVDSiO2膜11の外に排出されるためと考えられ
る。
【0036】なお、図7(d)は、比較例として、上記
と同じCVDSiO2膜等についてアンモニアのプラズマガ
スの代わりに、酸素,窒素又はアルゴンのプラズマガス
を用いて処理を行ったものであるが、プラズマ処理時間
が長くなるに従い、H2O の結合を示すピークが次第に小
さくなっている。しかし、アンモニアのプラズマガスの
場合と異なり、実験の範囲内ではプラズマ処理時間が最
大の30分の場合にもそのピークが僅かに認められた。
この結果により、アンモニアのプラズマガスの方が酸
素,窒素又はアルゴンのプラズマガスよりも効果が大き
いことが認められる。
【0037】以上のように、本発明の第1の実施例の層
間絶縁膜の形成方法によれば、低温でCVDSiO2膜4の
形成を行っているので、Al配線3a〜3cのヒロック
等の発生を防止することができる。
【0038】また、プラズマ処理を行っているので、低
温形成であるために形成時に多くの水分(H2O)やSi-OH
,Si-H等のような結合を含んでいるCVDSiO2膜4a
からこれらが除去され、CVDSiO2膜4aが緻密化する
ので、CVDSiO2膜4aの内部から水分の生成の原因に
なる要因が取り除かれるとともに、CVDSiO2膜4aの
外部からの水分等の浸入を防止することができる。
【0039】これにより、CVDSiO2膜4a自体の絶縁
耐圧の低下,後にCVDSiO2膜4a上に形成される上部
のAl配線と下部のAl配線3a〜3cとの間のリーク
電流の増大,Al配線3a〜3c等のコロージョン等に
よる信頼性の低下を防止することができる。
【0040】なお、第1の実施例では、CVDSiO2膜4
としてTEOS−O3 混合ガス,温度:400 ℃の条件で
形成されたものを用いているが、温度条件として350 〜
450℃の範囲で形成することができる。また、反応ガ
ス:シラン(SiH4)/酸素(O 2)混合ガス,温度:350
〜450 ℃の条件で形成されたものを用いることもでき
る。
【0041】更に、プラズマ処理の際、ウエハ温度を4
00℃としているが、200〜400℃の範囲でも可能
である。また、プラズマ化のための高周波電力を200
Wとしているが、100〜300W程度でも可能であ
る。 本発明の製造方法の第2の実施例 図2(a)〜(d)は、本発明の製造方法の第2の実施
例の層間絶縁膜の形成方法を説明する断面図である。
【0042】第1の実施例と異なるところは、一度に所
定の膜厚8000Åを形成するのではなくて、膜厚2000Å毎
に本発明の製造方法を適用して最終的に所定の膜厚8000
Åを形成するようにしたものである。
【0043】まず、図2(a)に示すように、Si基板
(ウエハ:半導体基板)1上に熱酸化によりSiO2膜2を
形成した後、Al配線3a〜3cを形成する。なお、以
上が被形成体を構成する。
【0044】次いで、図9のCVD装置を用い、TEO
S/O3 の混合ガスにより、第1の実施例と同様にして
膜厚約2000Åの第1のCVD膜SiO2膜(絶縁膜)5を形
成する。
【0045】次いで、図8(a)のプラズマ処理装置を
用いて第1のCVD膜SiO2膜5をウエハ温度約400 ℃の
条件で、約1分間プラズマ化されたアンモニアガスに曝
す。このとき、図4(a),図5(c),図6(a),
(b),図7(c),(d)(以下、図4(a)等と称
す。)に示すように、第1のCVD膜SiO2膜5は膜厚が
充分に薄いので、全膜厚にわたり膜質が改良される。
【0046】次に、図2(a)に示す工程と同様にして
膜厚約2000Åの第2のCVDSiO2膜(絶縁膜)6を形成
し、プラズマ化されたアンモニアガスによりプラズマ処
理する(図2(b))。このとき、図4(a)等に示す
ように、第2のCVD膜SiO2膜6も膜厚が充分に薄いの
で、全膜厚にわたり膜質が改良される。
【0047】次いで、上記と同様にして膜厚約2000Åの
第3のCVDSiO2膜(絶縁膜)7を形成し、プラズマ処
理する(図2(c))。続いて、第4のCVDSiO2
(絶縁膜)8を形成し、プラズマ処理する(図2
(d))。このとき、図4(a)等に示すように、第3
及び第4のCVD膜SiO2膜7,8もそれぞれ膜厚が充分
に薄いので、それぞれの全膜厚にわたり膜質が改良され
る。
【0048】以上のように、本発明の第2の実施例によ
れば、充分に薄い膜厚2000Å毎に本発明の製造方法を適
用して最終的に所定の膜厚8000Åを形成しているので、
第1の実施例に比較して、全体としてのCVDSiO2膜5
〜8の膜質を一層改良することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置の製
造方法によれば、低温で形成されたCVDSiO2膜をアン
モニアガスを用いてプラズマ処理することにより、CV
DSiO2膜の形成後に膜中に含まれていたH2O やSi-OH ,
Si-H等のような結合を消失させ、CVDSiO2膜をより緻
密にすることができる。
【0050】これにより、CVDSiO2膜自体の絶縁耐圧
の低下,後にCVDSiO2膜上に形成される上部のAl配
線と下部のAl配線との間のリーク電流の増大,Al配
線のコロージョン等による信頼性の低下を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の製造方法について説明
する断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の製造方法について説明
する断面図である。
【図3】本発明の製造方法の実験用試料断面図である。
【図4】本発明の製造方法により形成されたCVDSiO2
膜の含有水分量の調査結果についての比較説明図(その
1)である。
【図5】本発明の製造方法により形成されたCVDSiO2
膜の含有水分量の調査結果についての比較説明図(その
2)である。
【図6】本発明の製造方法により形成されたCVDSiO2
膜の赤外吸収スペクトルの調査結果についての比較説明
図(その1)である。
【図7】本発明の製造方法により形成されたCVDSiO2
膜の赤外吸収スペクトルの調査結果についての比較説明
図(その2)である。
【図8】本発明の実施例に係るプラズマ処理装置の概略
構成図である。
【図9】本発明の実施例に係るCVD膜形成装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
1,9 Si基板(ウエハ;半導体基板)、 2,10 SiO2膜、 3a〜3c Al配線、 4,4a,11,11a CVDSiO2膜(絶縁膜)、 5 第1のCVDSiO2膜(絶縁膜)、 6 第2のCVDSiO2膜(絶縁膜)、 7 第3のCVDSiO2膜(絶縁膜)、 8 第4のCVDSiO2膜(絶縁膜)、 12,19,26 チャンバ、 13,20,27 ガス導入口、 14,21,28 排気口、 16,30 ウエハ載置台(ヒータ)、 17,23 電極、 18,24 RF電源、 25,34a〜34c ヒータ、 31 ガスシャワー、 32a〜32h ガス配管、 33 オゾン発生器、 35a〜35h バルブ、 36a〜36d マスフローコントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳増 徳 東京都港区港南2ー13ー29 株式会社半導 体プロセス研究所内 (72)発明者 西本 裕子 東京都港区港南2ー13ー29 株式会社半導 体プロセス研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−103357(JP,A) 特開 昭54−163679(JP,A) 特公 昭58−11729(JP,B1)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学気相成長法により被形成体上にシリコ
    ンを含有する層間絶縁膜又はカバー絶縁膜を形成した
    後、前記層間絶縁膜又はカバー絶縁膜の窒化温度未満の
    温度で該被形成体を加熱した状態で、前記層間絶縁膜又
    はカバー絶縁膜をアンモニア(NH3 )のプラズマガス
    に曝すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記プラズマ処理時の前記被形成体の温度
    は350℃〜450℃の範囲にあることを特徴とする請
    求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記層間絶縁膜又はカバー絶縁膜は、 反応ガス:モノシラン(SiH4 )/酸素(O2 )混合
    ガス 温度:350〜450℃ の条件で形成されたものであることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記層間絶縁膜又はカバー絶縁膜は、 反応ガス:有機シラン(TEOS)/オゾン(O3 )混
    合ガス 温度:350〜450℃ の条件で形成されたものであることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記化学気相成長法により形成された層間
    絶縁膜又はカバー絶縁膜は、不純物がドープされたシリ
    コンを含有する絶縁膜であることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記不純物がドープされたシリコンを含有
    する絶縁膜は、PSG膜,BSG膜或いはBPSG膜の
    いずれかであることを特徴とする請求項5に記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記化学気相成長法は常圧下で行われるも
    のであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記化学気相成長法は減圧下で行われるも
    のであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいず
    れかに記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の製造方法を2回以上繰り
    返して行うことにより前記被形成体上に前記層間絶縁膜
    又はカバー絶縁膜を形成することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
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