JPH081067A - 回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造 - Google Patents
回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造Info
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- JPH081067A JPH081067A JP14200894A JP14200894A JPH081067A JP H081067 A JPH081067 A JP H081067A JP 14200894 A JP14200894 A JP 14200894A JP 14200894 A JP14200894 A JP 14200894A JP H081067 A JPH081067 A JP H081067A
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Landscapes
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- Coating Apparatus (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薬液処理装置を分解することなく、確実にか
つ迅速に内部を洗浄することができるようにする。 【構成】 上面開口に着脱自在のフード3が設けられ、
かつ、環状堰部22aに複数の薬液排出孔が設けられた
回転カップ2と、この回転カップ2を垂直軸の軸心回り
に共回り可能に支持する軸受体と、回転カップ2の環状
堰部22aおよび環状堰部22aの底面部を囲繞し、か
つ、薬液排出孔に対応した環状の薬液回収通路を有する
ケーシング4とを備え、ケーシング4内には、環状堰部
22aの外側の薬液排出孔近傍に洗浄液を供給する上部
洗浄液通路43aと下部洗浄液通路43bとが設けられ
ている。
つ迅速に内部を洗浄することができるようにする。 【構成】 上面開口に着脱自在のフード3が設けられ、
かつ、環状堰部22aに複数の薬液排出孔が設けられた
回転カップ2と、この回転カップ2を垂直軸の軸心回り
に共回り可能に支持する軸受体と、回転カップ2の環状
堰部22aおよび環状堰部22aの底面部を囲繞し、か
つ、薬液排出孔に対応した環状の薬液回収通路を有する
ケーシング4とを備え、ケーシング4内には、環状堰部
22aの外側の薬液排出孔近傍に洗浄液を供給する上部
洗浄液通路43aと下部洗浄液通路43bとが設けられ
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体の素子およびマ
スク、並びに液晶パネル等の製造工程において、ウエ
ハ、マスクあるいは液晶パネル等の表面に薄膜を形成さ
せたり、あるいは同表面を現像したりエッチングする遠
心力を利用した回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造に
関するものである。
スク、並びに液晶パネル等の製造工程において、ウエ
ハ、マスクあるいは液晶パネル等の表面に薄膜を形成さ
せたり、あるいは同表面を現像したりエッチングする遠
心力を利用した回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程においては、ウエハ等の
基盤の上に、感光液等の薬液が均一に塗布された塗膜が
形成される。このような塗膜に所定の処理が施されて半
導体製品が製造される。塗膜の厚みは通常数ミクロンあ
るいはそれ以下と極めて薄く、また均一な厚みが要求さ
れることから、上記要求を満足させることが可能な図6
に示すような薬液処理装置10が利用される。
基盤の上に、感光液等の薬液が均一に塗布された塗膜が
形成される。このような塗膜に所定の処理が施されて半
導体製品が製造される。塗膜の厚みは通常数ミクロンあ
るいはそれ以下と極めて薄く、また均一な厚みが要求さ
れることから、上記要求を満足させることが可能な図6
に示すような薬液処理装置10が利用される。
【0003】この図に示すように、薬液処理装置10
は、回転カップ20と、この回転カップ20の上面を被
覆するフード30と、回転カップ20を軸心回りに回転
可能に支持しかつ外周部を被覆するケーシング40とを
備えた構成を有している。上記回転カップ20の上面に
基盤Bを吸着配置し、その上に薬液を滴下した後、フー
ド30で覆って回転カップ20を高速回転させることに
よって、遠心力で回転中心から径方向に薬液を拡散させ
て基盤B上に均一な塗膜を形成させるようになってい
る。
は、回転カップ20と、この回転カップ20の上面を被
覆するフード30と、回転カップ20を軸心回りに回転
可能に支持しかつ外周部を被覆するケーシング40とを
備えた構成を有している。上記回転カップ20の上面に
基盤Bを吸着配置し、その上に薬液を滴下した後、フー
ド30で覆って回転カップ20を高速回転させることに
よって、遠心力で回転中心から径方向に薬液を拡散させ
て基盤B上に均一な塗膜を形成させるようになってい
る。
【0004】回転カップ20の外周縁部には、フード3
0と回転カップ20との間に形成される基盤載置空間S
と外部とを連通する複数の排出孔201が穿設され、余
分な薬液がこれらの排出孔201を介してケーシング4
0に設けられた回収通路401内に放出されるようにな
っている。
0と回転カップ20との間に形成される基盤載置空間S
と外部とを連通する複数の排出孔201が穿設され、余
分な薬液がこれらの排出孔201を介してケーシング4
0に設けられた回収通路401内に放出されるようにな
っている。
【0005】ところで、基盤Bの表面に滴下される薬液
は、通常非常に粘稠な液体であることから、回転カップ
20内で順次基盤Bに上記のような所定の薬液処理を施
したままで放置しておくと回転カップ20内に薬液が残
留する。この残留した薬液が乾燥して粉塵となり、つぎ
に処理する基盤Bに悪影響を与える等の不都合が生じる
ため、通常所定枚数の基盤Bが処理されるたびに回転カ
ップ20内の洗浄処理が施される。
は、通常非常に粘稠な液体であることから、回転カップ
20内で順次基盤Bに上記のような所定の薬液処理を施
したままで放置しておくと回転カップ20内に薬液が残
留する。この残留した薬液が乾燥して粉塵となり、つぎ
に処理する基盤Bに悪影響を与える等の不都合が生じる
ため、通常所定枚数の基盤Bが処理されるたびに回転カ
ップ20内の洗浄処理が施される。
【0006】上記洗浄処理は、フード30を上方に退避
させ、かつ、回転カップ20を回転させた状態で移動式
の洗浄ノズルの先端を回転カップ20内に臨ませ、洗浄
液を洗浄ノズルから噴射するのが一般的である。こうす
ることによって、回転カップ20内に供給された洗浄液
は、回転カップ20の高速回転による遠心力によって拡
散しながら径方向に移動し、内部に付着していた薬液が
洗い流される。薬液を溶解した洗浄液は排出孔201か
ら回収通路401内に排出される。
させ、かつ、回転カップ20を回転させた状態で移動式
の洗浄ノズルの先端を回転カップ20内に臨ませ、洗浄
液を洗浄ノズルから噴射するのが一般的である。こうす
ることによって、回転カップ20内に供給された洗浄液
は、回転カップ20の高速回転による遠心力によって拡
散しながら径方向に移動し、内部に付着していた薬液が
洗い流される。薬液を溶解した洗浄液は排出孔201か
ら回収通路401内に排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような洗浄処理
によって回転カップ20内は常に清浄化されているが、
薬液の付着堆積はなにも回転カップ20内に限られるも
のではない。すなわち、通常の操業時に薬液は回転カッ
プ20の回転によって径方向に飛散し、排出孔201を
通って回収通路401に回収されるため、薬液は回転カ
ップ20の外周面や、回収通路401の内壁面にも付着
して成長する。このような薬剤の付着堆積を放置する
と、回収薬液の通路の各所を閉塞してしまうことがあ
る。
によって回転カップ20内は常に清浄化されているが、
薬液の付着堆積はなにも回転カップ20内に限られるも
のではない。すなわち、通常の操業時に薬液は回転カッ
プ20の回転によって径方向に飛散し、排出孔201を
通って回収通路401に回収されるため、薬液は回転カ
ップ20の外周面や、回収通路401の内壁面にも付着
して成長する。このような薬剤の付着堆積を放置する
と、回収薬液の通路の各所を閉塞してしまうことがあ
る。
【0008】また、回転カップ20の回転変化に伴う回
転カップ20の外周付近の圧力変動によって回収通路4
01から回転カップ20の裏面に向かう気流が生じる。
そして、この気流に同伴して回収薬液が回転カップ20
の狭隘な裏面部分に入り込むため、この部分にも薬液が
付着し、回転カップ20の正常な回転を妨害するように
なる。また、この部分に付着した薬液が乾燥して粉塵と
なり、回転カップ20の回転変化やフード30の昇降に
伴う回転カップ20内の圧力変動に乗じて上記粉塵が回
転カップ20内に流入し、基板Bに悪影響を及ぼすこと
がある。
転カップ20の外周付近の圧力変動によって回収通路4
01から回転カップ20の裏面に向かう気流が生じる。
そして、この気流に同伴して回収薬液が回転カップ20
の狭隘な裏面部分に入り込むため、この部分にも薬液が
付着し、回転カップ20の正常な回転を妨害するように
なる。また、この部分に付着した薬液が乾燥して粉塵と
なり、回転カップ20の回転変化やフード30の昇降に
伴う回転カップ20内の圧力変動に乗じて上記粉塵が回
転カップ20内に流入し、基板Bに悪影響を及ぼすこと
がある。
【0009】そこで、従来定期的に薬液処理装置10を
分解して狭隘な部分を洗浄することが行われるが、一々
分解掃除をするのは面倒であり、非常に多くの人手と時
間とが消費されるという問題点を有していた。
分解して狭隘な部分を洗浄することが行われるが、一々
分解掃除をするのは面倒であり、非常に多くの人手と時
間とが消費されるという問題点を有していた。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、薬液処理装置を分解することなく、
薬液処理装置の狭隘な部分に付着した薬液を確実にかつ
迅速に洗浄することが可能な回転カップ式薬液処理装置
の洗浄構造を提供することを目的としている。
されたものであり、薬液処理装置を分解することなく、
薬液処理装置の狭隘な部分に付着した薬液を確実にかつ
迅速に洗浄することが可能な回転カップ式薬液処理装置
の洗浄構造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造は、軸受体に支持
された垂直軸の軸心回りに共回り可能に支持され、か
つ、外周壁部に複数の薬液排出孔が設けられた回転カッ
プと、上記回転カップの外周壁部を囲繞し、かつ、上記
薬液排出孔に対応した環状の薬液回収通路を有するケー
シングとを備えた回転カップ式薬液処理装置において、
上記ケーシング内には、先端開孔が上記薬液排出孔に臨
んだ洗浄液通路が設けられていることを特徴とするもの
である。
回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造は、軸受体に支持
された垂直軸の軸心回りに共回り可能に支持され、か
つ、外周壁部に複数の薬液排出孔が設けられた回転カッ
プと、上記回転カップの外周壁部を囲繞し、かつ、上記
薬液排出孔に対応した環状の薬液回収通路を有するケー
シングとを備えた回転カップ式薬液処理装置において、
上記ケーシング内には、先端開孔が上記薬液排出孔に臨
んだ洗浄液通路が設けられていることを特徴とするもの
である。
【0012】本発明の請求項2記載の回転カップ式薬液
処理装置の洗浄構造は、軸受体に支持された垂直軸の軸
心回りに共回り可能に支持され、かつ、外周壁部に複数
の薬液排出孔が設けられた回転カップと、上記回転カッ
プの外周壁部および外周壁部の底面部を囲繞し、かつ、
上記薬液排出孔に対応した環状の薬液回収通路を有する
ケーシングとを備えた回転カップ式薬液処理装置におい
て、上記回転カップの外周壁部の底面部に対向したケー
シングには垂直軸の軸心を中心にした環状の洗浄液溝が
形成され、この洗浄液溝に洗浄液通路が接続されている
ことを特徴とするものである。
処理装置の洗浄構造は、軸受体に支持された垂直軸の軸
心回りに共回り可能に支持され、かつ、外周壁部に複数
の薬液排出孔が設けられた回転カップと、上記回転カッ
プの外周壁部および外周壁部の底面部を囲繞し、かつ、
上記薬液排出孔に対応した環状の薬液回収通路を有する
ケーシングとを備えた回転カップ式薬液処理装置におい
て、上記回転カップの外周壁部の底面部に対向したケー
シングには垂直軸の軸心を中心にした環状の洗浄液溝が
形成され、この洗浄液溝に洗浄液通路が接続されている
ことを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項3記載の回転カップ式薬液
処理装置の洗浄構造は、請求項2記載の回転カップ式薬
液処理装置の洗浄構造において、上記洗浄液溝の外方に
は上記薬液回収通路の上面に連通した洗浄孔が穿設され
ていることを特徴とするものである。
処理装置の洗浄構造は、請求項2記載の回転カップ式薬
液処理装置の洗浄構造において、上記洗浄液溝の外方に
は上記薬液回収通路の上面に連通した洗浄孔が穿設され
ていることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記請求項1記載の回転カップ式薬液処理装置
の洗浄構造によれば、ケーシング内には、先端開口が薬
液排出孔に臨んだ洗浄液通路が設けられているため、回
転カップを垂直軸の軸心回りに回転させた状態で、上記
洗浄液通路を介して洗浄液を供給すれば、この洗浄液は
外周壁部の外側の薬液排出孔に噴射され、孔やその周囲
に付着している薬液が洗浄液に溶解され、外周壁部が清
浄化されるとともに、洗浄液は遠心力によって回転カッ
プの径方向外方に飛散する。
の洗浄構造によれば、ケーシング内には、先端開口が薬
液排出孔に臨んだ洗浄液通路が設けられているため、回
転カップを垂直軸の軸心回りに回転させた状態で、上記
洗浄液通路を介して洗浄液を供給すれば、この洗浄液は
外周壁部の外側の薬液排出孔に噴射され、孔やその周囲
に付着している薬液が洗浄液に溶解され、外周壁部が清
浄化されるとともに、洗浄液は遠心力によって回転カッ
プの径方向外方に飛散する。
【0015】そして、この洗浄液の飛散によって、ケー
シングの薬液回収通路内に付着している薬液が洗い流さ
れ、薬液回収通路内が清浄化される。薬液を溶解した洗
浄液は薬液回収通路を通って系外に排出される。
シングの薬液回収通路内に付着している薬液が洗い流さ
れ、薬液回収通路内が清浄化される。薬液を溶解した洗
浄液は薬液回収通路を通って系外に排出される。
【0016】上記請求項2記載の回転カップ式薬液処理
装置の洗浄構造によれば、回転カップの外周壁部の底面
部に対向したケーシングには垂直軸の軸心を中心にした
環状の洗浄液溝が形成され、この洗浄液溝に洗浄液通路
が接続されているため、回転カップの回転状態において
洗浄液通路に送り込まれた洗浄液は、一旦環状の洗浄液
溝内に供給され、この溝内に満たされるとともに、回転
カップの回転に誘導されて溝内を回転方向に移動するよ
うになる。
装置の洗浄構造によれば、回転カップの外周壁部の底面
部に対向したケーシングには垂直軸の軸心を中心にした
環状の洗浄液溝が形成され、この洗浄液溝に洗浄液通路
が接続されているため、回転カップの回転状態において
洗浄液通路に送り込まれた洗浄液は、一旦環状の洗浄液
溝内に供給され、この溝内に満たされるとともに、回転
カップの回転に誘導されて溝内を回転方向に移動するよ
うになる。
【0017】そして、この溝に沿った円運動によって洗
浄液に遠心力が加わり、洗浄液は洗浄液溝の外側の壁を
乗り越えて径方向に向かう力を受けるため、この力によ
って洗浄液は回転カップの外周壁部の底面部と、これに
対向しているケーシングの上面との隙間から外方に向か
って飛散し、薬液回収通路に捕捉される。このような洗
浄液の飛散によって、上記隙間や、回転カップの薬液排
出孔付近、さらには回収通路内に付着している薬液が有
効に溶解除去される。
浄液に遠心力が加わり、洗浄液は洗浄液溝の外側の壁を
乗り越えて径方向に向かう力を受けるため、この力によ
って洗浄液は回転カップの外周壁部の底面部と、これに
対向しているケーシングの上面との隙間から外方に向か
って飛散し、薬液回収通路に捕捉される。このような洗
浄液の飛散によって、上記隙間や、回転カップの薬液排
出孔付近、さらには回収通路内に付着している薬液が有
効に溶解除去される。
【0018】また、回転カップが回転していなくても、
洗浄液溝より汪溢した洗浄液が、上記隙間を通って流れ
落ちるため、上記隙間やケーシング上面に付着している
薬液を溶解除去することができる。
洗浄液溝より汪溢した洗浄液が、上記隙間を通って流れ
落ちるため、上記隙間やケーシング上面に付着している
薬液を溶解除去することができる。
【0019】上記請求項3記載の回転カップ式薬液処理
装置の洗浄構造によれば、洗浄液溝の外方には上記薬液
回収通路の上面に連通した洗浄孔が穿設されているた
め、洗浄液溝から汪溢した洗浄液の一部はこの洗浄孔か
ら薬液回収通路内に排出され、同通路の内壁面を濡らし
ながら下降する。この洗浄液の平面的な拡散状態の内壁
面に沿った下降によって、薬液回収通路内の死角になり
易い部分が有効に洗浄される。
装置の洗浄構造によれば、洗浄液溝の外方には上記薬液
回収通路の上面に連通した洗浄孔が穿設されているた
め、洗浄液溝から汪溢した洗浄液の一部はこの洗浄孔か
ら薬液回収通路内に排出され、同通路の内壁面を濡らし
ながら下降する。この洗浄液の平面的な拡散状態の内壁
面に沿った下降によって、薬液回収通路内の死角になり
易い部分が有効に洗浄される。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の洗浄構造が適用される回転
カップ式薬液処理装置の一例を示す一部切欠き斜視図で
あり、図2はそのA−A線断面図である。これらの図に
示すように、薬液処理装置1は、円盤状の回転カップ
2、この回転カップ2の上面を覆うフード3、上記回転
カップ2が嵌装されるケーシング4、フード3の着脱を
行うフード着脱機構5、回転カップ2を回転させるカッ
プ回転機構6、および中径軸部21を昇降させる昇降機
構7とから構成されている。
カップ式薬液処理装置の一例を示す一部切欠き斜視図で
あり、図2はそのA−A線断面図である。これらの図に
示すように、薬液処理装置1は、円盤状の回転カップ
2、この回転カップ2の上面を覆うフード3、上記回転
カップ2が嵌装されるケーシング4、フード3の着脱を
行うフード着脱機構5、回転カップ2を回転させるカッ
プ回転機構6、および中径軸部21を昇降させる昇降機
構7とから構成されている。
【0021】上記回転カップ2は、中径軸部21と、環
状皿部22とから構成されている。上記環状皿部22の
上面は、上記中径軸部21の上面と面一、あるいはわず
かに低い面一状になるように寸法設定されており、この
面一の面に塗膜形成を施す基盤Bが中径軸部21の中心
軸に一致して載置されるようになっている。上記環状皿
部22の外周縁部には上方に突出した環状堰部(外周壁
部)22aが設けられており、環状堰部22aでフード
3を受けるようになっている。フード3が装着された状
態でこの環状堰部22aによって囲まれた部分に基盤載
置空間Sが形成される。
状皿部22とから構成されている。上記環状皿部22の
上面は、上記中径軸部21の上面と面一、あるいはわず
かに低い面一状になるように寸法設定されており、この
面一の面に塗膜形成を施す基盤Bが中径軸部21の中心
軸に一致して載置されるようになっている。上記環状皿
部22の外周縁部には上方に突出した環状堰部(外周壁
部)22aが設けられており、環状堰部22aでフード
3を受けるようになっている。フード3が装着された状
態でこの環状堰部22aによって囲まれた部分に基盤載
置空間Sが形成される。
【0022】上記環状堰部22aの下部の周面には基盤
載置空間Sから外方に向かって斜め下方に傾斜した小径
の排出孔201が所定間隔で複数個穿設されており、こ
の排出孔201を介して基盤載置空間S内の余分な薬液
を外部に排出するようになっている。
載置空間Sから外方に向かって斜め下方に傾斜した小径
の排出孔201が所定間隔で複数個穿設されており、こ
の排出孔201を介して基盤載置空間S内の余分な薬液
を外部に排出するようになっている。
【0023】上記中径軸部21の下部には同心の回転軸
(垂直軸)23が共回り可能に結合されている。中径軸
部21および回転軸23の軸心部分にはそれらを貫通し
た吸気通路23aが形成されており、図略の真空ポンプ
を作動することによって回転軸23の下端部に接続され
たチューブ23bを介して基盤Bを中径軸部21に吸引
するようになっている。
(垂直軸)23が共回り可能に結合されている。中径軸
部21および回転軸23の軸心部分にはそれらを貫通し
た吸気通路23aが形成されており、図略の真空ポンプ
を作動することによって回転軸23の下端部に接続され
たチューブ23bを介して基盤Bを中径軸部21に吸引
するようになっている。
【0024】回転カップ2は、中径軸部21の小径部が
筒状の大径軸部24の筒孔に嵌め込まれた状態で大径軸
部24に固定されている。この大径軸部24の上部には
フランジ部24aが形成され、このフランジ部24aに
上記回転カップ2の環状皿部22が固定されている。
筒状の大径軸部24の筒孔に嵌め込まれた状態で大径軸
部24に固定されている。この大径軸部24の上部には
フランジ部24aが形成され、このフランジ部24aに
上記回転カップ2の環状皿部22が固定されている。
【0025】大径軸部24の下部は、支持架台Pに穿設
された装着孔P1に嵌め込まれ、外周面にフランジ(軸
受体)25aを有する支持筒体25に、ベアリング26
を介して嵌装されている。従って、回転カップ2は、支
持架台Pに対して回転軸23の軸心回りに回転可能にな
っている。
された装着孔P1に嵌め込まれ、外周面にフランジ(軸
受体)25aを有する支持筒体25に、ベアリング26
を介して嵌装されている。従って、回転カップ2は、支
持架台Pに対して回転軸23の軸心回りに回転可能にな
っている。
【0026】上記フード3は、フード本体31、このフ
ード本体31の中心部が上方に突出した円柱状の把持部
32、およびフード本体31の外周縁部が上方に膨出し
た膨出縁部33から構成されている。この膨出縁部33
は上記環状堰部22aに対応して設けられているもの
で、膨出縁部33の底面部が環状堰部22aの上面部に
当接することによって回転カップ2を閉止するようにな
っている。上記把持部32の頂部には後述するフード着
脱機構5による着脱動作を可能にすべくその下の胴部3
2aよりも径の大きい鍔部32bが形成されている。
ード本体31の中心部が上方に突出した円柱状の把持部
32、およびフード本体31の外周縁部が上方に膨出し
た膨出縁部33から構成されている。この膨出縁部33
は上記環状堰部22aに対応して設けられているもの
で、膨出縁部33の底面部が環状堰部22aの上面部に
当接することによって回転カップ2を閉止するようにな
っている。上記把持部32の頂部には後述するフード着
脱機構5による着脱動作を可能にすべくその下の胴部3
2aよりも径の大きい鍔部32bが形成されている。
【0027】上記回転カップ2の外周部に形成された環
状堰部22aの上面部には、図3に示すように、環状で
あって断面矩形状の内側突起27と外側突起28とから
なる二条の突起が径方向に所定間隔を置いて設けられて
いる。そして、上記外側突起28の内周面の上部には内
側に突出した環状の抜け止め片28aが設けられてい
る。この抜け止め片28aは先細りに形成されその下面
部には斜めの上部傾斜壁28bが形成されている。
状堰部22aの上面部には、図3に示すように、環状で
あって断面矩形状の内側突起27と外側突起28とから
なる二条の突起が径方向に所定間隔を置いて設けられて
いる。そして、上記外側突起28の内周面の上部には内
側に突出した環状の抜け止め片28aが設けられてい
る。この抜け止め片28aは先細りに形成されその下面
部には斜めの上部傾斜壁28bが形成されている。
【0028】そして、内側突起27と外側突起28との
間であって上記抜け止め片28aに対向するように上部
傾斜壁28bに平行ないしは略平行な下部傾斜壁28c
が形成され、上部傾斜壁28bと下部傾斜壁28cとの
間にゴムなどの柔軟性を有する環状のOリング9の少な
くとも半分が入る断面形状を有した環状の嵌入溝29が
形成されている。この嵌入溝29にOリング9が嵌入さ
れ、シール構造が形成されている。
間であって上記抜け止め片28aに対向するように上部
傾斜壁28bに平行ないしは略平行な下部傾斜壁28c
が形成され、上部傾斜壁28bと下部傾斜壁28cとの
間にゴムなどの柔軟性を有する環状のOリング9の少な
くとも半分が入る断面形状を有した環状の嵌入溝29が
形成されている。この嵌入溝29にOリング9が嵌入さ
れ、シール構造が形成されている。
【0029】なお、本実施例においては、嵌入溝29は
水平、垂直面がそれぞれ平面状に形成されているが、平
面状に限定されるものではなく、Oリング9の断面形状
に沿って曲面にしてもよい。但し、嵌入溝29は貫入さ
れたOリング9の密度分布が一様になるように、少なく
ともOリング9の嵌入する部分の断面に等しいか、それ
より多少大きめの断面積を有する寸法形状に設定するこ
とが好ましい。
水平、垂直面がそれぞれ平面状に形成されているが、平
面状に限定されるものではなく、Oリング9の断面形状
に沿って曲面にしてもよい。但し、嵌入溝29は貫入さ
れたOリング9の密度分布が一様になるように、少なく
ともOリング9の嵌入する部分の断面に等しいか、それ
より多少大きめの断面積を有する寸法形状に設定するこ
とが好ましい。
【0030】一方、フード本体31の周縁上部に膨設さ
れた上記膨出縁部33の下面部には上記内側突起27に
対応した内側環状溝33aと、上記外側突起28に対応
した外側環状溝33bとが断面矩形状に凹設され、これ
ら内側環状溝33aと外側環状溝33bとの間に、環状
の嵌入突起(環状突起)33cが、内側突起27と外側
突起28との間隙部に嵌入されるようになっている。
れた上記膨出縁部33の下面部には上記内側突起27に
対応した内側環状溝33aと、上記外側突起28に対応
した外側環状溝33bとが断面矩形状に凹設され、これ
ら内側環状溝33aと外側環状溝33bとの間に、環状
の嵌入突起(環状突起)33cが、内側突起27と外側
突起28との間隙部に嵌入されるようになっている。
【0031】図3は図2の要部の部分拡大図であり、図
4は、ケーシングを示す斜視図である。これらの図なら
びに図1および図2に示すように、上記ケーシング4は
環状体で形成され、大径軸部24が嵌め込まれた状態で
フランジ25aに支持固定されている。具体的には、ケ
ーシング4は、回転カップ2の環状堰部22aを囲繞す
る上部中実部402と、ケーシング4の外周面を形成す
る外周中実部402aと、この外周中実部402aに引
き続いてケーシング4の下部を形成する下部中実部40
3と、ケーシング4の内周面を形成する内側中実部40
4とから構成されている。
4は、ケーシングを示す斜視図である。これらの図なら
びに図1および図2に示すように、上記ケーシング4は
環状体で形成され、大径軸部24が嵌め込まれた状態で
フランジ25aに支持固定されている。具体的には、ケ
ーシング4は、回転カップ2の環状堰部22aを囲繞す
る上部中実部402と、ケーシング4の外周面を形成す
る外周中実部402aと、この外周中実部402aに引
き続いてケーシング4の下部を形成する下部中実部40
3と、ケーシング4の内周面を形成する内側中実部40
4とから構成されている。
【0032】そして、ケーシング4の内部には、上部中
実部402、外周中実部402a、下部中実部403お
よび内側中実部404によって包囲された環状の回収通
路401が形成されている。上記内側中実部404の頂
部には回転カップ2の環状堰部22aの下面部に対向し
た環状上面部405が形成されている。この環状上面部
405には、径方向外方に向かった先下がりの環状庇部
405aが突設されており、この環状庇部405aの上
面部と上部中実部402の下面部との間に回収通路40
1に連通する環状の排出用帯孔41が設けられている。
実部402、外周中実部402a、下部中実部403お
よび内側中実部404によって包囲された環状の回収通
路401が形成されている。上記内側中実部404の頂
部には回転カップ2の環状堰部22aの下面部に対向し
た環状上面部405が形成されている。この環状上面部
405には、径方向外方に向かった先下がりの環状庇部
405aが突設されており、この環状庇部405aの上
面部と上部中実部402の下面部との間に回収通路40
1に連通する環状の排出用帯孔41が設けられている。
【0033】この排出用帯孔41の開口は上記環状堰部
22aに穿設された排出孔201に対向して設けられ、
回転カップ2の基盤載置空間Sから排出された不要物は
この排出用帯孔41を介して回収通路401内に導入さ
れるようになっている。回収通路401の周方向一部に
は下方に向かって垂直孔42が設けられ、回収通路40
1に溜った不要物はこの垂直孔42から外部に排出され
るようになっている。
22aに穿設された排出孔201に対向して設けられ、
回転カップ2の基盤載置空間Sから排出された不要物は
この排出用帯孔41を介して回収通路401内に導入さ
れるようになっている。回収通路401の周方向一部に
は下方に向かって垂直孔42が設けられ、回収通路40
1に溜った不要物はこの垂直孔42から外部に排出され
るようになっている。
【0034】また、薬液処理装置1には、フード3を回
転カップ2に対して着脱するために、フード着脱機構5
が設けられている。このフード着脱機構5は、ケーシン
グ4に囲繞され、フード3を閉止する蓋体51、水平腕
が蓋体51に固定されたL字アーム52、およびこのL
字アーム52を上下動させるシリンダ53から構成され
ている。このシリンダ53は縦置きとされ、その頂部に
出没可能に突設されたシリンダロッド54の上端部がL
字アーム52の垂直腕に固定されている。
転カップ2に対して着脱するために、フード着脱機構5
が設けられている。このフード着脱機構5は、ケーシン
グ4に囲繞され、フード3を閉止する蓋体51、水平腕
が蓋体51に固定されたL字アーム52、およびこのL
字アーム52を上下動させるシリンダ53から構成され
ている。このシリンダ53は縦置きとされ、その頂部に
出没可能に突設されたシリンダロッド54の上端部がL
字アーム52の垂直腕に固定されている。
【0035】上記蓋体51の中央部には上記把持部32
の胴部32aの外径より大径でかつ鍔部32bよりも小
径の嵌入孔51bが設けられ、また蓋体51の中央部に
は鍔部32bを内部に収容する伏せ椀部51aが設けら
れている。シリンダ53により蓋体51を上方に引き上
げると、上記嵌入孔51bの縁部が鍔部32bに係合し
て、フード3も上方に引き上げられる。
の胴部32aの外径より大径でかつ鍔部32bよりも小
径の嵌入孔51bが設けられ、また蓋体51の中央部に
は鍔部32bを内部に収容する伏せ椀部51aが設けら
れている。シリンダ53により蓋体51を上方に引き上
げると、上記嵌入孔51bの縁部が鍔部32bに係合し
て、フード3も上方に引き上げられる。
【0036】また、上記回転カップ2を回転軸23の軸
心回りに回転させるために、支持架台Pの下部にはカッ
プ回転機構6が設けられている。このカップ回転機構6
は、駆動モータ61、この駆動モータ61の駆動軸に共
回りするように設けられた駆動プーリ62、大径軸部2
4およびボールスプライン63aと共回りするように設
けられた従動プーリ63および駆動プーリ62と従動プ
ーリ63との間に張設されたベルト64から構成されて
いる。
心回りに回転させるために、支持架台Pの下部にはカッ
プ回転機構6が設けられている。このカップ回転機構6
は、駆動モータ61、この駆動モータ61の駆動軸に共
回りするように設けられた駆動プーリ62、大径軸部2
4およびボールスプライン63aと共回りするように設
けられた従動プーリ63および駆動プーリ62と従動プ
ーリ63との間に張設されたベルト64から構成されて
いる。
【0037】上記回転軸23の外周面にはスプラインが
形成されており、このスプラインに噛合するボールスプ
ライン63aが大径軸部24の筒孔の下部に嵌入固定さ
れている。上記従動プーリ63は大径軸部24およびボ
ールスプライン63aと共回りするように固定されてい
る。従って、上記駆動モータ61の回転力は駆動プーリ
62、ベルト64および従動プーリ63を介して大径軸
部24およびボールスプライン63aに伝達され、ま
た、上記ボールスプライン63aを介して回転軸23に
伝達され、中径軸部21および環状皿部22からなる回
転カップ2が回転するようになっている。
形成されており、このスプラインに噛合するボールスプ
ライン63aが大径軸部24の筒孔の下部に嵌入固定さ
れている。上記従動プーリ63は大径軸部24およびボ
ールスプライン63aと共回りするように固定されてい
る。従って、上記駆動モータ61の回転力は駆動プーリ
62、ベルト64および従動プーリ63を介して大径軸
部24およびボールスプライン63aに伝達され、ま
た、上記ボールスプライン63aを介して回転軸23に
伝達され、中径軸部21および環状皿部22からなる回
転カップ2が回転するようになっている。
【0038】また、回転軸23の下部には昇降機構7が
設けられている。この昇降機構7は、回転軸23の下端
部近傍に縦置き状態で設けられた第二シリンダ71、こ
の第二シリンダ71のシリンダロッド72の上端部に結
合された昇降ブロック73およびこの昇降ブロック73
の上下動をガイドするための上下方向に延びたガイドレ
ール74から構成されている。
設けられている。この昇降機構7は、回転軸23の下端
部近傍に縦置き状態で設けられた第二シリンダ71、こ
の第二シリンダ71のシリンダロッド72の上端部に結
合された昇降ブロック73およびこの昇降ブロック73
の上下動をガイドするための上下方向に延びたガイドレ
ール74から構成されている。
【0039】上記昇降ブロック73は、ベアリング73
aを介して回転軸23の下部に結合されており、第二シ
リンダ71を作動させてシリンダロッド72を上下動さ
せることにより回転軸23を上下動させるようになって
いる。回転軸23が第二シリンダ71の作動によって上
昇させられると、その頂部に設けられた回転カップ2の
中径軸部21と大径軸部24との結合状態が解除され、
中径軸部21のみが環状皿部22に対して上方に移動
し、基盤Bの載置や取り上げ動作が容易に行い得るよう
になる。
aを介して回転軸23の下部に結合されており、第二シ
リンダ71を作動させてシリンダロッド72を上下動さ
せることにより回転軸23を上下動させるようになって
いる。回転軸23が第二シリンダ71の作動によって上
昇させられると、その頂部に設けられた回転カップ2の
中径軸部21と大径軸部24との結合状態が解除され、
中径軸部21のみが環状皿部22に対して上方に移動
し、基盤Bの載置や取り上げ動作が容易に行い得るよう
になる。
【0040】本発明の洗浄構造が適用される回転カップ
式薬液処理装置は以上のように構成されているので、基
盤Bの表面に塗膜を形成させるには、まず、図2の二点
鎖線で示すように、シリンダ53を作動させてシリンダ
ロッド54、L字アーム52および伏せ椀部51aを介
して蓋体51を上昇させる。そうすると、伏せ椀部51
aが把持部32の鍔部32bを摘んだ状態でフード3を
上方に持ち上げ、回転カップ2の基盤載置空間Sが外部
に露出した状態になる。
式薬液処理装置は以上のように構成されているので、基
盤Bの表面に塗膜を形成させるには、まず、図2の二点
鎖線で示すように、シリンダ53を作動させてシリンダ
ロッド54、L字アーム52および伏せ椀部51aを介
して蓋体51を上昇させる。そうすると、伏せ椀部51
aが把持部32の鍔部32bを摘んだ状態でフード3を
上方に持ち上げ、回転カップ2の基盤載置空間Sが外部
に露出した状態になる。
【0041】この状態でさらに第二シリンダ71を作動
させて昇降ブロック73を上昇させれば、この上昇によ
って回転軸23を介して中径軸部21は上昇し、その上
面部が基盤載置空間Sから外部に突出した状態になる。
この状態で中径軸部21の上面に図略のロボットアーム
等あるいはマニュアル操作で基盤Bを正確に載置し、さ
らに基盤Bの表面に所定量の薬液を滴下する。そして、
あるいは載置直後に吸気通路23aを介して真空吸着を
行う。その後第二シリンダ71を上記と逆に作動させて
中径軸部21を下降させ、再度環状皿部22と面一状態
にする。
させて昇降ブロック73を上昇させれば、この上昇によ
って回転軸23を介して中径軸部21は上昇し、その上
面部が基盤載置空間Sから外部に突出した状態になる。
この状態で中径軸部21の上面に図略のロボットアーム
等あるいはマニュアル操作で基盤Bを正確に載置し、さ
らに基盤Bの表面に所定量の薬液を滴下する。そして、
あるいは載置直後に吸気通路23aを介して真空吸着を
行う。その後第二シリンダ71を上記と逆に作動させて
中径軸部21を下降させ、再度環状皿部22と面一状態
にする。
【0042】そして、シリンダ53を上記と逆に作動さ
せてフード3を下降させ、基盤載置空間Sを閉止する。
なお、基盤Bの吸引はフード3の閉止後すなわち回転カ
ップ2の回転開始までに行うようにしてもよい。
せてフード3を下降させ、基盤載置空間Sを閉止する。
なお、基盤Bの吸引はフード3の閉止後すなわち回転カ
ップ2の回転開始までに行うようにしてもよい。
【0043】この状態でカップ回転機構6の駆動モータ
61を駆動させれば、その回転駆動は駆動プーリ62、
ベルト64、従動プーリ63およびボールスプライン6
3aを介して回転軸23および大径軸部24に伝達さ
れ、これにらに接続された回転カップ2は所定の速度で
回転する。この回転カップ2の回転による遠心力で基盤
B上に滴下された薬液は径方向に薄く拡散し、基盤Bの
表面に塗膜が形成される。基盤B上から振り切られた余
分な薬液は、回転カップ2の環状堰部22aに穿設され
た排出孔201から排出され、ケーシング4の排出用帯
孔41を介して回収通路401内に導入され、垂直孔4
2から外部に導出される。
61を駆動させれば、その回転駆動は駆動プーリ62、
ベルト64、従動プーリ63およびボールスプライン6
3aを介して回転軸23および大径軸部24に伝達さ
れ、これにらに接続された回転カップ2は所定の速度で
回転する。この回転カップ2の回転による遠心力で基盤
B上に滴下された薬液は径方向に薄く拡散し、基盤Bの
表面に塗膜が形成される。基盤B上から振り切られた余
分な薬液は、回転カップ2の環状堰部22aに穿設され
た排出孔201から排出され、ケーシング4の排出用帯
孔41を介して回収通路401内に導入され、垂直孔4
2から外部に導出される。
【0044】そして、所定時間経過後、駆動モータ61
の回転駆動を停止し、シリンダ53を駆動させてシリン
ダロッド54を上方に移動させることによってフード3
は持ち上げられ、回転カップ2上の塗膜が形成された直
後の基盤Bが露出した状態になる。この状態で、第二シ
リンダ71の作動によってシリンダロッド72が上昇
し、このシリンダロッド72に結合された回転軸23を
介して回転カップ2の中径軸部21は上昇し、その上に
載置された基盤Bは基盤載置空間Sから外部に押し出さ
れる。そして、基盤Bは同様にロボットアーム等によっ
て回転カップ2から取り出され、つぎの工程に移送され
ることになる。以上の操作を繰り返すことによって順次
基盤Bの表面に薬液の均一な塗膜が形成されることにな
る。
の回転駆動を停止し、シリンダ53を駆動させてシリン
ダロッド54を上方に移動させることによってフード3
は持ち上げられ、回転カップ2上の塗膜が形成された直
後の基盤Bが露出した状態になる。この状態で、第二シ
リンダ71の作動によってシリンダロッド72が上昇
し、このシリンダロッド72に結合された回転軸23を
介して回転カップ2の中径軸部21は上昇し、その上に
載置された基盤Bは基盤載置空間Sから外部に押し出さ
れる。そして、基盤Bは同様にロボットアーム等によっ
て回転カップ2から取り出され、つぎの工程に移送され
ることになる。以上の操作を繰り返すことによって順次
基盤Bの表面に薬液の均一な塗膜が形成されることにな
る。
【0045】そして、本発明においては、上記のような
薬液処理装置1のケーシング4内に、図1〜図5に示す
ような上部洗浄液通路43aおよび下部洗浄液通路43
bからなる洗浄液通路43が設けられている。上部洗浄
液通路43aは、ケーシング4の回収通路401よりも
上部の中実部分(上部中実部402)に水平方向に穿設
されている。そしてこの上部洗浄液通路43aは、ケー
シング4の外周面に一方の開口を有し、回転カップ2の
環状堰部22aの外周面であって、排出孔201の上部
に臨んだ部分に他方の開口を有している。
薬液処理装置1のケーシング4内に、図1〜図5に示す
ような上部洗浄液通路43aおよび下部洗浄液通路43
bからなる洗浄液通路43が設けられている。上部洗浄
液通路43aは、ケーシング4の回収通路401よりも
上部の中実部分(上部中実部402)に水平方向に穿設
されている。そしてこの上部洗浄液通路43aは、ケー
シング4の外周面に一方の開口を有し、回転カップ2の
環状堰部22aの外周面であって、排出孔201の上部
に臨んだ部分に他方の開口を有している。
【0046】また、下部洗浄液通路43bは、ケーシン
グ4の下部の外周面に一方の開口を有し、この開口から
回収通路401よりも下部の中実部分(下部中実部40
3)において中心方向に向かって水平に延ばされ、さら
にケーシング4の回収通路401よりも内側の中実部分
(内側中実部404)において上方に延ばされ、その上
端部に環状堰部22aの堰部底面22bに対向した他方
の開口を有している。
グ4の下部の外周面に一方の開口を有し、この開口から
回収通路401よりも下部の中実部分(下部中実部40
3)において中心方向に向かって水平に延ばされ、さら
にケーシング4の回収通路401よりも内側の中実部分
(内側中実部404)において上方に延ばされ、その上
端部に環状堰部22aの堰部底面22bに対向した他方
の開口を有している。
【0047】これらの洗浄液通路43のケーシング4の
外周面側の開口には、ジョイント44が螺着され、図4
に示すように、このジョイント44に接続された洗浄液
配管45を介して洗浄液ポンプ46の駆動により洗浄液
層47内の洗浄液が洗浄液通路43内に供給されるよう
になっている。
外周面側の開口には、ジョイント44が螺着され、図4
に示すように、このジョイント44に接続された洗浄液
配管45を介して洗浄液ポンプ46の駆動により洗浄液
層47内の洗浄液が洗浄液通路43内に供給されるよう
になっている。
【0048】上記洗浄液ポンプ46の代わりに、洗浄液
が密閉された容器に窒素やヘリウム等の不活性ガスを圧
入して洗浄液を洗浄液通路43内に送り出す、いわゆる
圧送装置を用いるようにしてもよい。
が密閉された容器に窒素やヘリウム等の不活性ガスを圧
入して洗浄液を洗浄液通路43内に送り出す、いわゆる
圧送装置を用いるようにしてもよい。
【0049】なお、図1、図2および図3においては、
上記下部洗浄液通路43bが下部中実部403から内側
中実部404を上方に延びるように設けられた例を示し
ているが、図4および図5には、下部洗浄液通路43b
が一旦下部中実部403の中心側で水平方向に分岐さ
れ、それぞれの先の部分が上方に延びるようにした例が
示されている。
上記下部洗浄液通路43bが下部中実部403から内側
中実部404を上方に延びるように設けられた例を示し
ているが、図4および図5には、下部洗浄液通路43b
が一旦下部中実部403の中心側で水平方向に分岐さ
れ、それぞれの先の部分が上方に延びるようにした例が
示されている。
【0050】一方、ケーシング4の内側中実部404の
環状上面部405には、環状の洗浄液溝406が設けら
れている。そして、この洗浄液溝406の底部に下部洗
浄液通路43bの先端側の開口が設けられており、この
開口から洗浄液溝406内に洗浄液が供給されるように
なっている。また、上記洗浄液溝406の外方の堰部に
は上記環状庇部405aの下部の回収通路401に連通
した洗浄液を回収通路401に逃すための洗浄孔406
aが穿設されている。
環状上面部405には、環状の洗浄液溝406が設けら
れている。そして、この洗浄液溝406の底部に下部洗
浄液通路43bの先端側の開口が設けられており、この
開口から洗浄液溝406内に洗浄液が供給されるように
なっている。また、上記洗浄液溝406の外方の堰部に
は上記環状庇部405aの下部の回収通路401に連通
した洗浄液を回収通路401に逃すための洗浄孔406
aが穿設されている。
【0051】この洗浄孔406aの下端開口は、断面視
が円弧形状の回収通路401の天井面最頂部に位置して
いる。従って、洗浄孔406aを通った洗浄液は、表面
張力の作用によって洗浄孔406aの径方向の内方およ
び外方に形成された回収通路401の天井部の傾斜面4
01aにそって拡散しながら下降する。
が円弧形状の回収通路401の天井面最頂部に位置して
いる。従って、洗浄孔406aを通った洗浄液は、表面
張力の作用によって洗浄孔406aの径方向の内方およ
び外方に形成された回収通路401の天井部の傾斜面4
01aにそって拡散しながら下降する。
【0052】本発明の回転カップ式薬液処理装置の洗浄
構造は以上のように、ケーシング4の中実部分に洗浄液
を流通させるための上部洗浄液通路43aおよび下部洗
浄液通路43bからなる洗浄液通路43を形成させ、そ
の先端開口を廃液によって薬液処理装置1内部の汚染さ
れ易い被洗浄対象部位に対向させた構成を備えてなるも
のであるため、洗浄に際しては回転カップ2を回転軸2
3回りに回転させた状態で、洗浄液ポンプ46を稼働さ
せ、洗浄液層47内の洗浄液を送り出せば、洗浄液は洗
浄液配管45を通ってケーシング4内の洗浄液通路43
に導入され、この洗浄液通路43の先端部の開口から汚
染部分に供給されて洗浄が行われる。
構造は以上のように、ケーシング4の中実部分に洗浄液
を流通させるための上部洗浄液通路43aおよび下部洗
浄液通路43bからなる洗浄液通路43を形成させ、そ
の先端開口を廃液によって薬液処理装置1内部の汚染さ
れ易い被洗浄対象部位に対向させた構成を備えてなるも
のであるため、洗浄に際しては回転カップ2を回転軸2
3回りに回転させた状態で、洗浄液ポンプ46を稼働さ
せ、洗浄液層47内の洗浄液を送り出せば、洗浄液は洗
浄液配管45を通ってケーシング4内の洗浄液通路43
に導入され、この洗浄液通路43の先端部の開口から汚
染部分に供給されて洗浄が行われる。
【0053】そして、上記洗浄液通路43の内の上部洗
浄液通路43aに導入された洗浄液は、上部洗浄液通路
43aの先端開口から回転している回転カップ2の環状
堰部22aの外周面(エッジ部)に向けて噴射されるた
め、このエッジ部に供給された洗浄液は、回転カップ2
の回転の遠心力によって径方向にふき飛ばされ、排出用
帯孔41の上部中実部402側の内壁面に衝突する。こ
の洗浄液の衝突によって、薬液処理装置1の操業運転時
に回転カップ2の排出孔201から排出されて内壁面に
付着堆積した粘稠な薬液の付着層は洗浄液に溶解し上記
内壁面は洗浄される。
浄液通路43aに導入された洗浄液は、上部洗浄液通路
43aの先端開口から回転している回転カップ2の環状
堰部22aの外周面(エッジ部)に向けて噴射されるた
め、このエッジ部に供給された洗浄液は、回転カップ2
の回転の遠心力によって径方向にふき飛ばされ、排出用
帯孔41の上部中実部402側の内壁面に衝突する。こ
の洗浄液の衝突によって、薬液処理装置1の操業運転時
に回転カップ2の排出孔201から排出されて内壁面に
付着堆積した粘稠な薬液の付着層は洗浄液に溶解し上記
内壁面は洗浄される。
【0054】また、上記下部洗浄液通路43bに導入さ
れた洗浄液は、先端開口からケーシング4の環状上面部
405に凹設された環状の洗浄液溝406に供給され
る。そして、この洗浄液溝406に供給された洗浄液
は、溝内で満杯になると径方向外方の堰部を汪溢し、回
転カップ2の環状堰部22aとケーシング4の環状上面
部405との間の隙間を通って外部に移動する。
れた洗浄液は、先端開口からケーシング4の環状上面部
405に凹設された環状の洗浄液溝406に供給され
る。そして、この洗浄液溝406に供給された洗浄液
は、溝内で満杯になると径方向外方の堰部を汪溢し、回
転カップ2の環状堰部22aとケーシング4の環状上面
部405との間の隙間を通って外部に移動する。
【0055】そして、上記隙間を径方向外方に移動した
洗浄液の一部は、ケーシング4の環状庇部405aを流
れ落ち、この部分に付着している薬液を洗い落して回収
通路401内に落下するとともに、洗浄液の残部は、上
記環状上面部405の堰部に上下方向に穿設された洗浄
孔406aを通って垂下し、下部の開口から回収通路4
01の天井部の傾斜面401aを濡らしながら下降する
ため、回収通路401の死角部分である天井部も清浄に
洗浄される。洗浄後の洗浄液は、回収通路401を通っ
て垂直孔42から系外に排出される。
洗浄液の一部は、ケーシング4の環状庇部405aを流
れ落ち、この部分に付着している薬液を洗い落して回収
通路401内に落下するとともに、洗浄液の残部は、上
記環状上面部405の堰部に上下方向に穿設された洗浄
孔406aを通って垂下し、下部の開口から回収通路4
01の天井部の傾斜面401aを濡らしながら下降する
ため、回収通路401の死角部分である天井部も清浄に
洗浄される。洗浄後の洗浄液は、回収通路401を通っ
て垂直孔42から系外に排出される。
【0056】なお、下部洗浄液通路43bを通って洗浄
液溝406に供給された洗浄液は、環状上面部405の
洗浄液溝406より内側に突設された環状壁405bに
遮られるため、それより中心側に向けて流れ出ることは
なく、ケーシング4の中央部の環状穴に嵌め込まれた回
転カップ2の大径軸部24や回転軸23さらには従動プ
ーリ63等の回転機構が洗浄液で汚染されることはな
い。
液溝406に供給された洗浄液は、環状上面部405の
洗浄液溝406より内側に突設された環状壁405bに
遮られるため、それより中心側に向けて流れ出ることは
なく、ケーシング4の中央部の環状穴に嵌め込まれた回
転カップ2の大径軸部24や回転軸23さらには従動プ
ーリ63等の回転機構が洗浄液で汚染されることはな
い。
【0057】以上の実施例においては、ケーシング4に
は洗浄液通路43として上部洗浄液通路43aおよび下
部洗浄液通路43bが設けられているが、本発明の洗浄
構造は、ケーシング4内に上部洗浄液通路43aおよび
下部洗浄液通路43bの双方を設けることに限定される
ものではなく、いずれか一方のみを設けるようにしても
よい。
は洗浄液通路43として上部洗浄液通路43aおよび下
部洗浄液通路43bが設けられているが、本発明の洗浄
構造は、ケーシング4内に上部洗浄液通路43aおよび
下部洗浄液通路43bの双方を設けることに限定される
ものではなく、いずれか一方のみを設けるようにしても
よい。
【0058】というのは、上部洗浄液通路43aのみを
設けた場合には、回収通路401の天井面への洗浄液の
供給は行われなくなるが、この部分は薬液が最も付着堆
積し難い部分であるため、特に頻繁に洗浄する必要はな
く、定期的な分解整備のときに洗浄すれば足るからであ
る。なお、本実施例においては、回収通路401の上部
に環状庇部405aが設けられおり、この環状庇部40
5aの存在によって回収通路401の天井部が上部洗浄
液通路43aからの洗浄液の供給上死角になっている
が、環状庇部405aが設けられていない場合には、上
記死角部分がなくなるため、特に下部洗浄液通路43b
を設けなくても回収通路401の内面全体に洗浄液をい
きわたらせることが可能になる。
設けた場合には、回収通路401の天井面への洗浄液の
供給は行われなくなるが、この部分は薬液が最も付着堆
積し難い部分であるため、特に頻繁に洗浄する必要はな
く、定期的な分解整備のときに洗浄すれば足るからであ
る。なお、本実施例においては、回収通路401の上部
に環状庇部405aが設けられおり、この環状庇部40
5aの存在によって回収通路401の天井部が上部洗浄
液通路43aからの洗浄液の供給上死角になっている
が、環状庇部405aが設けられていない場合には、上
記死角部分がなくなるため、特に下部洗浄液通路43b
を設けなくても回収通路401の内面全体に洗浄液をい
きわたらせることが可能になる。
【0059】また、下部洗浄液通路43bのみを設けた
場合には、洗浄液は回転カップ2の環状堰部22aとケ
ーシング4の環状上面部405との間の隙間を通って外
部に移動するため、一部はケーシング4の環状庇部40
5aを流れ落ち、残部は上記環状上面部405の堰部に
上下方向に穿設された洗浄孔406aを通って垂下し、
回収通路401内のすべての部分をカバーするため特に
不都合はない。
場合には、洗浄液は回転カップ2の環状堰部22aとケ
ーシング4の環状上面部405との間の隙間を通って外
部に移動するため、一部はケーシング4の環状庇部40
5aを流れ落ち、残部は上記環状上面部405の堰部に
上下方向に穿設された洗浄孔406aを通って垂下し、
回収通路401内のすべての部分をカバーするため特に
不都合はない。
【0060】なお、上記実施例のように上部洗浄液通路
43aおよび下部洗浄液通路43bの双方を設ければ、
より完全な洗浄効果が得られる。また、これらの洗浄液
通路は、ケーシング4内に放射状に複数通路を設けるよ
うにしてもよい。このように構成すれば、複数の通路か
ら同時に被洗浄部分に洗浄液が供給されるようになり、
洗浄液供給部位の偏りが解消するとともに、洗浄液の供
給量を増加させることができ、より効果的かつ迅速に薬
液処理装置の内部を洗浄することが可能になる。
43aおよび下部洗浄液通路43bの双方を設ければ、
より完全な洗浄効果が得られる。また、これらの洗浄液
通路は、ケーシング4内に放射状に複数通路を設けるよ
うにしてもよい。このように構成すれば、複数の通路か
ら同時に被洗浄部分に洗浄液が供給されるようになり、
洗浄液供給部位の偏りが解消するとともに、洗浄液の供
給量を増加させることができ、より効果的かつ迅速に薬
液処理装置の内部を洗浄することが可能になる。
【0061】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の回転カップ式薬
液処理装置の洗浄構造は、環状の薬液回収通路を有する
ケーシング内に、先端開口を上記薬液排出孔に臨ませた
洗浄液通路を設けてなるものである。
液処理装置の洗浄構造は、環状の薬液回収通路を有する
ケーシング内に、先端開口を上記薬液排出孔に臨ませた
洗浄液通路を設けてなるものである。
【0062】従って、従来行われていたような薬液処理
装置を一々分解して洗浄する面倒な洗浄操作を行うこと
なく、回転カップを回転させた状態で上記洗浄液通路に
洗浄液を送りこむことによって、簡単にかつ迅速に薬液
処理装置の洗浄操作を行うことが可能になり、薬液処理
装置のメンテナンスの省力化上極めて有効である。
装置を一々分解して洗浄する面倒な洗浄操作を行うこと
なく、回転カップを回転させた状態で上記洗浄液通路に
洗浄液を送りこむことによって、簡単にかつ迅速に薬液
処理装置の洗浄操作を行うことが可能になり、薬液処理
装置のメンテナンスの省力化上極めて有効である。
【0063】上記請求項2記載の回転カップ式薬液処理
装置の洗浄構造によれば、回転カップの外周壁部の底面
部に対向したケーシングには垂直軸の軸心を中心にした
環状の洗浄液溝が形成され、この洗浄液溝に洗浄液通路
が接続されているため、回転カップの回転状態において
洗浄液通路に送り込まれた洗浄液は、一旦環状の洗浄液
溝内に供給され、この溝内に満たされるとともに、回転
カップの回転に誘導されて溝内を回転方向に移動するよ
うになる。
装置の洗浄構造によれば、回転カップの外周壁部の底面
部に対向したケーシングには垂直軸の軸心を中心にした
環状の洗浄液溝が形成され、この洗浄液溝に洗浄液通路
が接続されているため、回転カップの回転状態において
洗浄液通路に送り込まれた洗浄液は、一旦環状の洗浄液
溝内に供給され、この溝内に満たされるとともに、回転
カップの回転に誘導されて溝内を回転方向に移動するよ
うになる。
【0064】そして、この溝に沿った円運動によって洗
浄液に遠心力が加わり、洗浄液は洗浄液溝の外側の壁を
乗り越えて径方向に向かう力を受けるため、この力によ
って洗浄液は回転カップの外周壁部の底面部と、これに
対向しているケーシングの上面との隙間から外方に向か
って飛散し、薬液回収通路に捕捉される。このような洗
浄液の飛散によって、上記隙間や、回転カップの薬液排
出孔付近、さらには回収通路内に付着している薬液が有
効に溶解除去される。
浄液に遠心力が加わり、洗浄液は洗浄液溝の外側の壁を
乗り越えて径方向に向かう力を受けるため、この力によ
って洗浄液は回転カップの外周壁部の底面部と、これに
対向しているケーシングの上面との隙間から外方に向か
って飛散し、薬液回収通路に捕捉される。このような洗
浄液の飛散によって、上記隙間や、回転カップの薬液排
出孔付近、さらには回収通路内に付着している薬液が有
効に溶解除去される。
【0065】また、回転カップが回転していなくても、
洗浄液溝より汪溢した洗浄液が、上記隙間を通って流れ
落ちるため、上記隙間やケーシング上面に付着している
薬液を溶解除去することができる。
洗浄液溝より汪溢した洗浄液が、上記隙間を通って流れ
落ちるため、上記隙間やケーシング上面に付着している
薬液を溶解除去することができる。
【0066】上記請求項3記載の回転カップ式薬液処理
装置の洗浄構造によれば、洗浄液溝の外方には上記薬液
回収通路の上面に連通した洗浄孔が穿設されているた
め、洗浄液溝から汪溢した洗浄液の一部はこの洗浄孔か
ら薬液回収通路内に排出され、同通路の内壁面を濡らし
ながら下降する。この洗浄液の平面的な拡散状態の内壁
面に沿った下降によって、薬液回収通路内の死角になり
易い部分が有効に洗浄される。
装置の洗浄構造によれば、洗浄液溝の外方には上記薬液
回収通路の上面に連通した洗浄孔が穿設されているた
め、洗浄液溝から汪溢した洗浄液の一部はこの洗浄孔か
ら薬液回収通路内に排出され、同通路の内壁面を濡らし
ながら下降する。この洗浄液の平面的な拡散状態の内壁
面に沿った下降によって、薬液回収通路内の死角になり
易い部分が有効に洗浄される。
【図1】本発明に係る洗浄構造が適用された回転カップ
式薬液処理装置の一例を示す一部切欠き斜視図である。
式薬液処理装置の一例を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2の要部の部分拡大図である。
【図4】本発明に係る洗浄構造を例示する斜視図であ
る。
る。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】従来の回転カップ式薬液処理装置を説明するた
めの断面視の説明図である。
めの断面視の説明図である。
1 薬液処理装置 2 回転カップ 21 中径軸部 22 環状皿部 22a 環状堰部(外周壁部) 201 排出孔 23 回転軸(垂直軸) 23a 吸気通路 23b チューブ 24 大径軸部 25 支持筒体 25a フランジ(軸受体) 26 ベアリング 27 内側突起 28 外側突起 29 嵌入溝 3 フード 31 フード本体 32 把持部 33 膨出縁部 4 ケーシング 41 排出用帯孔 401 回収通路 402 上部中実部 402a 外周中実部 403 下部中実部 404 内側中実部 405 環状上面部 405a 環状庇部 406 洗浄液溝 406a 洗浄孔 42 垂直孔 43 洗浄液通路 43a 上部洗浄液通路 43b 下部洗浄液通路 44 ジョイント 45 洗浄液配管 46 洗浄液ポンプ 47 洗浄液層 5 フード着脱機構 51 蓋体 52 L字アーム 53 シリンダ 54 シリンダロッド 6 カップ回転機構 61 駆動モータ 62 駆動プーリ 63 従動プーリ 7 昇降機構 71 第二シリンダ 72 シリンダロッド 73 昇降ブロック73 9 Oリング
Claims (3)
- 【請求項1】 軸受体に支持された垂直軸の軸心回りに
共回り可能に支持され、かつ、外周壁部に複数の薬液排
出孔が設けられた回転カップと、上記回転カップの外周
壁部を囲繞し、かつ、上記薬液排出孔に対応した環状の
薬液回収通路を有するケーシングとを備えた回転カップ
式薬液処理装置において、上記ケーシング内には、先端
開孔が上記薬液排出孔に臨んだ洗浄液通路が設けられて
いることを特徴とする回転カップ式薬液処理装置の洗浄
構造。 - 【請求項2】 軸受体に支持された垂直軸の軸心回りに
共回り可能に支持され、かつ、外周壁部に複数の薬液排
出孔が設けられた回転カップと、上記回転カップの外周
壁部および外周壁部の底面部を囲繞し、かつ、上記薬液
排出孔に対応した環状の薬液回収通路を有するケーシン
グとを備えた回転カップ式薬液処理装置において、上記
回転カップの外周壁部の底面部に対向したケーシングに
は垂直軸の軸心を中心にした環状の洗浄液溝が形成さ
れ、この洗浄液溝に洗浄液通路が接続されていることを
特徴とする回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造。 - 【請求項3】 上記洗浄液溝の外方には上記薬液回収通
路の上面に連通した洗浄孔が穿設されていることを特徴
とする請求項2記載の回転カップ式薬液処理装置の洗浄
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14200894A JPH081067A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14200894A JPH081067A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH081067A true JPH081067A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15305237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14200894A Pending JPH081067A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 回転カップ式薬液処理装置の洗浄構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081067A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014049565A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置および基板処理方法 |
| US9449807B2 (en) | 2012-08-09 | 2016-09-20 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Substrate processing apparatus and substrate processing method |
| CN107938226A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-04-20 | 广东溢达纺织有限公司 | 染杯自动拆洗装置 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14200894A patent/JPH081067A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9449807B2 (en) | 2012-08-09 | 2016-09-20 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Substrate processing apparatus and substrate processing method |
| US10204777B2 (en) | 2012-08-09 | 2019-02-12 | SCREEN Holdings Co., Ltd. | Substrate processing apparatus and substrate processing method |
| JP2014049565A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 基板処理装置および基板処理方法 |
| CN107938226A (zh) * | 2017-12-25 | 2018-04-20 | 广东溢达纺织有限公司 | 染杯自动拆洗装置 |
| CN107938226B (zh) * | 2017-12-25 | 2023-10-13 | 广东溢达纺织有限公司 | 染杯自动拆洗装置 |
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