JPH0810683Y2 - 燃料油供給装置 - Google Patents

燃料油供給装置

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JPH0810683Y2
JPH0810683Y2 JP1990112259U JP11225990U JPH0810683Y2 JP H0810683 Y2 JPH0810683 Y2 JP H0810683Y2 JP 1990112259 U JP1990112259 U JP 1990112259U JP 11225990 U JP11225990 U JP 11225990U JP H0810683 Y2 JPH0810683 Y2 JP H0810683Y2
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JP
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fuel oil
fuel
oil
tank
supply system
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JP1990112259U
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正時 宇都宮
利幸 中島
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、低質油を用いるエンジンの燃料油供給装
置に関し、特に、舶用主機ディーゼルエンジンにおい
て、油清浄機による燃料油の清浄後にスラッジを再凝集
させること無く清浄係から燃料供給系(燃料サービス
係)に供給できるようにしたものである。
[従来の技術] 低質油を用いるエンジンの一つに舶用主機ディーゼル
エンジンがあり、C重油などのスラッジを除去した後、
エンジンに供給して燃焼するようにしている。
このため燃料油供給装置は、燃料油の清浄系と燃料供
給系とで構成されており、第2図に示すように、燃料油
の清浄系Aとして燃料油澄タンク1及び油清浄機2,3が
設けられ、燃料油を燃料油澄タンク1に入れて12時間程
度放置して固形分を沈降分離した後、油清浄機2,3に送
って遠心分離によりスラッジを除去し、これを燃料油常
用タンク4に一旦溜め、この燃料油常用タンク4から燃
料供給ポンプ5及び圧力調整弁6を介して燃料供給系B
に送るようにしている。
この燃料供給系Bでは、清浄な燃料油を所定の圧力及
び粘度に調整してエンジン7の各シリンダに設けられた
燃料噴射ポンプ(図示せず)等で構成された燃料噴射系
Cに燃料油を供給するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] このような燃料油供給装置では、油清浄機2,3に異常
が発生した場合でも引き続き主機であるエンジン7を運
転できるようにするため、燃料油常用タンク4は8〜12
時間分の容量を持っている。
ところが、一旦油清浄機2,3で清浄とされた燃料油で
あっても燃料油常用タンク4に長時間滞留されると、燃
料油中の不安定粒子が再凝集し、再びスラッジを形成し
てしまい、燃料供給系Bに送られるときには、スラッジ
を含んだ状態となる。
このため、燃料供給系Bや燃料噴射系Cでのフィルタ
の目詰まりが生じたり、エンジン7内やターボチャージ
ャの汚れを招くなどの問題がある。
そこで、従来は燃料油常用タンク4の上部の清浄な燃
料油を燃料供給系Bに供給するとともに、底部のスラッ
ジを多く含む余分な燃料油をオーバーフロー管8で燃料
油澄タンク1に戻すようにしているが、上記の問題を完
全に解消することは出来ない。
この考案は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされた
もので、スラッジの再凝集を防止して燃料油を供給する
ことができる燃料油供給装置を提供しようとするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 上記従来技術が有する課題を解決するため、この考案
の燃料油供給装置は、燃料油の清浄系で燃料油澄タンク
内の燃料油を油清浄機を介して清浄し、エンジンの燃料
供給系に供給する燃料油供給装置において、油清浄機で
清浄された燃料油を余剰に燃料供給系に直接供給する供
給配管を設け、この供給配管に仕切弁を介装する一方、
この仕切弁の上流側と非常用タンクとを圧力調整弁を介
して余剰燃料油を戻す戻し配管で連通するとともに、前
記非常用タンクと前記仕切弁の下流側の燃料供給系との
間に非常用燃料供給ポンプ,圧力調整弁および仕切弁を
介して油清浄機異常時に前記非常用タンクから清浄燃料
油を燃料供給系に供給可能に連通する配管を設けたこと
を特徴とするものである。
[作用] この燃料油供給装置によれば、燃料油の清浄系の油清
浄機と燃料供給系とを供給配管で直接連通させるように
しており、清浄な燃料油を直接エンジンに供給すること
で、スラッジの再凝集を防止し、フィルタの目づまりや
エンジン内などの汚れを防止するようにしている。
したがって、通常は、油清浄機から直接燃料油を燃料
供給系に供給してスラッジの再凝集を防止する一方、油
清浄機から余剰に供給される清浄な燃料油を非常用タン
クに供給して古い燃料油をオーバーフローさせて戻すよ
うにしたので、油清浄機の異常時には、従来の常用タン
クからの供給の場合と同じ清浄度で非常用タンクから燃
料油をエンジンに供給して運転を続けることができるよ
うにしている。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図はこの考案の燃料油供給装置の一実施例にかか
る概略構成図である。
この燃料油供給装置10は、例えば低質油としてのC重
油を用いる舶用主機ディーゼルエンジンに適用されるも
のであり、燃料油の清浄系Aと燃料供給系Bで構成され
るが、燃料供給系B及び燃料噴射系Cについては、例え
ば第2図で説明した構成と同一で良く、その説明は省略
する。
この燃料油供給装置10の燃料油の清浄系Aでは、燃料
油澄タンク11を備えており、船底のタンク等から移送さ
れた燃料油が12時間程度放置されて固形分を沈降分離で
きるようになっている。
この燃料油澄タンク11には、ポンプ12,13及び加熱器1
4,15を介して2台併設された油清浄機16,17がそれぞれ
接続されている。
2台の油清浄機16,17は交互に運転され、燃料油澄タ
ンク11で固形分が分離された燃料油を送って遠心分離に
より燃料油中のスラッジを除去するようになっている。
これら油清浄機16,17の出口配管18には、スラッジが
除去された燃料油を燃料供給系Bに直接供給することが
できるように供給配管19が連通されて燃料供給系Bと接
続されている。
そして、それぞれの油清浄機16,17を交互に運転する
ことで連続して燃料油の遠心分離を行い、清浄な燃料油
を出口配管18から供給配管19に連続して供給する。
したがって、このような供給配管19で油清浄機16,17
の出口配管18と燃料供給系Bとを接続することで、油清
浄機16,17でスラッジが除去された直後の燃料油を燃料
供給系Bに供給することができ、スラッジの再凝集を防
止することができるとともに、燃料供給系Bや燃料噴射
系Cのフィルタの目詰まりやエンジン及びターボチャー
ジャの汚れ等を防止することができる。
さらに、2台の油清浄機16,17に異常が生じた場合に
も対応できるようにするため、供給配管19に仕切弁20が
介装してあり、仕切弁20の上流側の供給配管19に圧力制
御弁21を介して戻し配管22が接続され、従来の燃料油常
用タンクに相当する非常用タンク23と連通している。
この非常用タンク23には、非常用の燃料供給ポンプ
(非常用ポンプ)24及び圧力調整弁25を介して非常用配
管26が接続され、さらに仕切弁27を介して供給配管19の
仕切弁20の下流側に連通するようになっている。
また。、この非常用タンク23には、オーバーフロー管
28が設けられ、余分な燃料油を燃料油澄タンク11に戻す
ようにしてある。
このように構成された燃料供給装置10の燃料油の清浄
系Aでは、次のようにしてスラッジが除去された清浄な
燃料油が燃料供給系Bに供給される。
(1) 2台もしくは1台の油清浄機16,17が正常に
運転されている場合。
この場合には、油清浄機16,17でスラッジが除去され
た清浄な燃料油を直接燃料供給系Bに供給するため供給
配管19の仕切弁20を開いた状態とし、非常用配管26の仕
切弁27を閉じた状態とする。また、戻し配管22の圧力調
整弁21は作動状態とし、1次圧力を一定に保持するよう
にし、油清浄機16,17から供給される燃料油の圧力を一
定に保つとともに、余剰の燃料油を戻し配管22を通して
非常用タンク23に溜めるようにする。
このような状態で所定の圧力に保持された清浄な燃料
油は、供給配管19の仕切弁20を介して直接燃料供給系B
に供給される。
したがって、従来のように燃料油常用タンクに8時間
程度放置すること無く供給でき、スラッジの再凝集を招
くこと無く清浄な状態で燃料油を供給することができ
る。
また、油清浄機16,17で清浄された余剰の燃料油は圧
力調整弁21および戻し管22を介して非常用タンク23に溜
められ、溢れる燃料油がタンク底部に開口するオーバー
フロー管28を介して燃料油澄タンク11に古い燃料油から
戻される。
この結果、主機ディーゼルエンジンの運転に伴って消
費される燃料油は、最終的には燃料油澄タンク11の貯蔵
量の変化として現れる。
(2) 2台の油清浄機16,17に異常が生じて運転で
きない場合。
この場合には、従来の燃料油常用タンクに相当する非
常用タンク23から燃料油の供給を行うようにする。
このため、供給配管19の仕切弁20を閉じるとともに、
非常用配管26の仕切弁27を開く。
なお、圧力調整弁21については、油清浄機16,17が停
止して1次側の圧力がないので、全閉状態となる。
このような状態で非常用タンク23内の燃料油が燃料供
給ポンプ24及び圧力調整弁25で所定の圧力に調整されて
非常用配管26の仕切弁27を介して燃料供給系Bに供給さ
れる。
この非常用タンク23から供給される燃料油は、既に説
明したように、油清浄機16,17が清浄に運転されている
間、常に清浄な燃料油が供給され、古い燃料油を燃料油
澄タンク11に戻すようにしているので、従来の燃料油常
用タンクからの燃料油の清浄度と同じ状態で供給するこ
とができ、何等問題がない。
このように従来の燃料油常用タンクの系統を非常用と
して使用することで、2台の油清浄機16,17の異常時に
も簡単に対応することができる。
このような燃料油供給装置10によれば、油清浄機16,1
7でスラッジなどを除去した後の燃料油を、即座に燃料
供給系Bに供給し消費することができる。
これにより、従来の燃料油常用タンクに滞留させてい
る間に微細スラッジが再凝集することを防止することが
でき、フィルタの目詰まりを極力減らすことができると
ともに、エンジンやターボチャージャの汚れを大巾に減
少できる。
また、従来の燃料油常用タンク系統をそのまま利用す
るようにすれば、油清浄機16,17の異常時にも対応する
ことができ、船舶の安全運航に寄与する。
さらに、油清浄機16,17から直接清浄な燃料油を燃料
供給系Bに供給する場合、既存船に対して、少なくとも
供給配管19を増設し、さらに仕切弁20,27、圧力調整弁2
1を増設するだけで良く、簡単に対応することができ
る。
なお、この考案は、上記実施例に限定するものでな
く、要旨を変更しない範囲で各構成要素に変更を加えて
も良いことは言うまでもない。
[考案の効果] 以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの
考案の燃料油供給装置によれば、燃料油の清浄系の油清
浄機と燃料供給系とを供給配管で直接連通させるように
したので、清浄な燃料油を直接エンジンに供給すること
ができ、これにより、スラッジの再凝集を防止し、フィ
ルタの目づまりやエンジン内などの汚れを防止すること
ができる。
したがって、通常は、油清浄機から直接燃料油を燃料
供給系に供給してスラッジの再凝集を防止する一方、油
清浄機から余剰に供給される清浄な燃料油を非常用タン
クに供給して古い燃料油をオーバーフローさせて戻すよ
うにしたので、油清浄機の異常時には、従来の常用タン
クからの供給の場合と同じ清浄度で非常用タンクから燃
料油をエンジンに供給して運転を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の燃料油供給装置の一実施例にかかる
概略構成図である。 第2図は従来の燃料油供給装置の一例にかかる概略構成
図である。 10:燃料油供給装置、11:燃料油澄タンク、16,17:油清浄
機、19:供給配管、20:仕切弁、21:圧力調整弁、22:戻し
配管、23:非常用タンク、24:燃料供給ポンプ(非常用ポ
ンプ)、25:圧力調整弁、27:仕切弁。A:燃料油の清浄
系、B:燃料供給系、C:燃料噴射系。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料油の清浄系で燃料油澄タンク内の燃料
    油を油清浄機を介して清浄し、エンジンの燃料供給系に
    供給する燃料油供給装置において、油清浄機で清浄され
    た燃料油を余剰に燃料供給系に直接供給する供給配管を
    設け、この供給配管に仕切弁を介装する一方、この仕切
    弁の上流側と非常用タンクとを圧力調整弁を介して余剰
    燃料油を戻す戻し配管で連通するとともに、前記非常用
    タンクと前記仕切弁の下流側の燃料供給系との間に非常
    用燃料供給ポンプ,圧力調整弁および仕切弁を介して油
    清浄機異常時に前記非常用タンクから清浄燃料油を燃料
    供給系に供給可能に連通する配管を設けたことを特徴と
    する燃料油供給装置。
JP1990112259U 1990-10-26 1990-10-26 燃料油供給装置 Expired - Lifetime JPH0810683Y2 (ja)

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