JPH08107640A - 同期電動機のロータ - Google Patents

同期電動機のロータ

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JPH08107640A
JPH08107640A JP6238931A JP23893194A JPH08107640A JP H08107640 A JPH08107640 A JP H08107640A JP 6238931 A JP6238931 A JP 6238931A JP 23893194 A JP23893194 A JP 23893194A JP H08107640 A JPH08107640 A JP H08107640A
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JP
Japan
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rotor
core member
hole
core
end plate
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JP6238931A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Uchida
裕之 内田
Hidetoshi Uematsu
秀俊 植松
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 含浸工程におけるロータ内の個々の間隙への
含浸剤の残留量を所望量に調整できる同期電動機のロー
タを提供する。 【構成】 ロータ10は、回転軸12の周囲に放射状に
配置される複数の永久磁石14と、各永久磁石14を周
方向へ挟持して回転軸12の周囲に配設される複数のコ
ア部材16と、各コア部材16の軸方向両端に配置され
て回転軸12に固定される端板部材20とを備える。各
コア部材16は、ロータのイナーシャを低減する目的
で、ロッド部材26を収容する貫通孔から独立して軸方
向へ延びる複数の第2貫通孔30を備える。各端板部材
20は、各コア部材16の第2貫通孔30に重畳可能な
位置にそれぞれ設けられた複数の連通孔32を備える。
連通孔32は、各コア部材16の第2貫通孔30とロー
タ10の周囲大気とを流体の流通が可能なように連通す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同期電動機のロータに関
し、特に、回転軸と、回転軸の周囲に放射状に配置され
る複数の永久磁石と、永久磁石の各々を周方向へ挟持し
て回転軸の周囲に配設される複数のコア部材と、コア部
材の軸方向両端に配置され、回転軸に固定連結される端
板部材と、コア部材を軸方向へ貫通する貫通孔に収容さ
れ、両端で端板部材の各々に固定されるロッド部材とを
具備し、コア部材が、ロッド部材を収容する貫通孔から
独立して軸方向へ延びる第2貫通孔を備える同期電動機
のロータに関する。
【0002】
【従来の技術】回転軸の周囲に放射状に配置される複数
の永久磁石と、永久磁石の各々を周方向へ挟持して回転
軸の周囲に配設される複数のコア部材とを備えてなる同
期電動機のロータは知られている。各コア部材の軸方向
両端には、回転軸に固定連結される環状の端板部材が配
置され、各コア部材を軸方向に貫通して配置される複数
のロッド部材をその両端で各端板部材に固定することに
より、各コア部材がロータ内の所定位置に固定的に支持
される。また各永久磁石は、例えば隣接するロータコア
側面の外周部及び内周部にそれぞれ突設した外フック及
び内フックにより、半径方向へ位置決めできる。このよ
うな構造は、特にコア部材が複数の磁性薄板の積層体か
らなる場合に有効であるが、磁性材料のブロック体から
なるコア部材を用いる場合にも採用できる。
【0003】上記構造のロータは、複数のコア部材と複
数の永久磁石との間の強固な固定を確保するために、各
部材を一体に組合せた後に含浸剤に含浸される。一例と
して図14に示すようにこの含浸工程では、まず組上が
ったロータ1が槽2内の含浸剤3に浸漬され、槽2内を
真空状態にすることによりロータ1内の全ての間隙に含
浸剤3が浸透される(図14(a))。次いでロータ1
を槽2から取出し、例えば回転軸4を中心に高速回転さ
せることにより余分な含浸剤5を除去する(図14
(b))。その後、ロータ1を高温環境下に置いてロー
タ内間隙に残った含浸剤を熱硬化させ、各部材間を強固
に固定する。
【0004】このような構成を有するロータは、略円筒
状の1つのコア部材の外周面にそれ自体が磁極を形成す
る複数の永久磁石を貼付してなるロータに比べ、各コア
部材に磁束を集中できるのでステータ/ロータ間の空隙
の磁束密度を拡大できる利点を有するが、組立強度にや
や劣り、また電機子反作用の影響を受け易いという課題
を有する。そこで、ロータのイナーシャを低減するとと
もに電機子反作用に対する磁気抵抗を増加させる目的
で、各コア部材に、ロッド部材を収容する貫通孔から独
立して軸方向へ延びる第2の貫通孔を設けたロータが既
に提案されている(例えば特開平4−147509号公
報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コア部材に第2貫通孔
を設けたロータにおいて、端板部材は、各コア部材に設
けたロッド部材用の貫通孔に整合する位置に、ロッド部
材を支持するための開口を備えるが、第2貫通孔はその
両端で一般に端板部材によって閉鎖される。このような
構成でも、含浸工程において槽内を真空状態にすること
により含浸剤は第2貫通孔内に確実に浸透する。第2貫
通孔に浸透した含浸剤は、本質的には部材間の固定に関
与しない余分なものであるが、第2貫通孔が両端で端板
部材により閉鎖されていると次の高速回転による余剰含
浸剤の除去段階において容易には除去されず、第2貫通
孔内に残ってしまう。
【0006】次の熱硬化段階において、含浸剤は一時そ
の粘性が低下するが、第2貫通孔のような比較的大きな
間隙に残留した含浸剤は、粘性の低下とともに第2貫通
孔内に保持しきれなくなり、例えばコア部材と端板との
間の間隙からロータ外部に流出する場合がある。特に含
浸剤がロータ外周面に流出した状態で硬化すると、ロー
タの外径寸法が増えてしまうのでそのままでは使用でき
ず、研削等の後加工が必要となる。このような不都合を
回避するために、余剰含浸剤の除去段階においてロータ
の回転速度を上昇させる等によって除去量を増加させる
と、部材間の固定に必要な含浸剤までを除去してしまう
危惧が生じる。
【0007】本発明の目的は、コア部材にイナーシャ低
減等の目的で第2貫通孔を設けたロータにおいて、ロー
タの含浸工程におけるロータ内間隙への含浸剤の残留量
を所望量に調整でき、以て優れた機械的強度が付与され
る同期電動機のロータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、回転軸と、回転軸の周囲に放射状に配置
され、周方向へ着磁される複数の永久磁石と、永久磁石
の各々を周方向へ挟持して回転軸の周囲に配設され、隣
接する永久磁石間でそれぞれがロータの磁極を形成する
複数のコア部材と、コア部材の軸方向両端に配置され、
回転軸に固定連結される端板部材と、コア部材を軸方向
へ貫通する貫通孔に収容され、両端で端板部材の各々に
固定されるロッド部材とを具備し、コア部材が、貫通孔
から独立して軸方向へ延びる第2貫通孔を備える同期電
動機のロータにおいて、コア部材の各々の第2貫通孔と
ロータの周囲大気とを流体の流通が可能なように連通す
る開口手段を備えることを特徴とする同期電動機のロー
タを提供する。
【0009】
【作用】開口手段により、各コア部材の第2貫通孔とロ
ータの周囲大気とが流体の流通が可能なように連通され
るので、ロータの含浸工程において各コア部材の第2貫
通孔に浸透した含浸剤は、ロータを含浸槽から取り出し
たときに開口手段を介してロータ外部に少なくとも一部
分が自然流出する。さらに、余剰含浸剤の除去段階にお
いてロータを例えば回転軸中心に高速回転させると、各
コア部材の第2貫通孔に残留する含浸剤は開口手段を介
してロータ外部に強制的に排出される。このとき回転速
度を適正に調整することにより、ロータの構成部材間の
固定に必要な含浸剤までを除去することなく第2貫通孔
内の残留含浸剤を略完全に排出することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明をその実
施例に基づきさらに詳細に説明する。全図を通して、同
一の構成要素には同じ参照番号を付す。図1〜図3は、
本発明の第1実施例による同期電動機のロータ10を示
す。ロータ10は、回転軸12と、回転軸12の周囲に
放射状に配置される複数(図示の例では6個)の永久磁
石14と、各永久磁石14を周方向へ挟持して回転軸1
2の周囲に配設される複数(図示の例では6個)のコア
部材16とを備える。永久磁石14は、コア部材16の
略全長に亙って軸方向へ延びる略矩形断面の板形状を有
する。各永久磁石14は回転軸12の周囲で周方向へ交
互的に着磁され、隣接する永久磁石14間で各コア部材
16がロータ10の磁極を交互的に形成する。各コア部
材16は、珪素鋼板等の略扇形の磁性薄板を軸方向へ積
層して形成されるか、又は断面略扇形の磁性材料のブロ
ック体からなり、半径方向に延びるそれぞれの側面で永
久磁石14に密接する。また、コア部材16の弧状外周
面の両側端には、両側面から周方向に突出するフック1
8が形成され、隣接するコア部材16のフック18によ
って各永久磁石14が半径方向へ位置決めされる。
【0011】永久磁石14及びコア部材16の軸方向両
端には、環状の端板部材20がそれぞれ配置される。各
端板部材20は、その軸方向一端面にて永久磁石14及
びコア部材16の軸方向両端面に当接され、その中心部
に設けた軸穴22にて回転軸10に、例えば焼嵌めによ
り固定される。各コア部材16は、それぞれの略中心位
置に軸方向へ貫通する1つの貫通孔24を備え、この貫
通孔24内にそれぞれロッド部材26が挿入される。各
ロッド部材26はその両端で、各貫通孔24に整合する
位置に各端板部材20に設けられたロッド孔28を貫通
して各端板部材20に固定される。
【0012】ロータ10は、イナーシャを低減するとと
もに電機子反作用に対する磁気抵抗を増加させる目的
で、各コア部材16に、ロッド部材26を収容する貫通
孔24から独立して軸方向へ延びる複数の第2貫通孔3
0をそれぞれ設けている。第2貫通孔30は、コア部材
16の弧状外周面に近接して形成された断面略長円形の
一対の第2貫通孔30aと、コア部材16の内周面に近
接して形成された断面略三角形の1つの第2貫通孔30
bとからなる。いずれの第2貫通孔30a、30bも、
コア部材16内で相互に交差することなく軸方向へ直線
状に延び、コア部材16の軸方向両端面で開口する。
【0013】各端板部材20は、各コア部材16の第2
貫通孔30a、30bに重畳可能な位置にそれぞれ設け
られた複数の連通孔32を備える。これらの連通孔32
は本発明の開口手段を構成し、各コア部材16の第2貫
通孔30a、30bとロータ10の周囲大気とを流体の
流通が可能なように連通する。連通孔32は、端板部材
20の剛性を著しくは低減させない範囲内で、含浸剤が
容易に流通できるような寸法を有する。なお端板部材2
0は、例えば磁性又は非磁性の金属材料や硬質樹脂材料
の原板から打抜き加工及び孔明け加工によって形成でき
る。
【0014】上記構成を有するロータ10によれば、含
浸工程において、各コア部材16の第2貫通孔30a、
30bに浸透した含浸剤は、ロータ10を含浸槽から取
り出したときに各端板部材20の連通孔32を介してロ
ータ10の外部に一部分が自然流出する。さらに、余剰
含浸剤の除去段階においてロータ10を例えば回転軸1
2を中心に高速回転させると、各コア部材16の第2貫
通孔30a、30bに残留する含浸剤が各端板部材20
の連通孔32を介してロータ10の外部に強制的に排出
される。このとき、ロータ10の構成部材間(例えば各
永久磁石14と各コア部材16との間)の固定に必要な
含浸剤までは除去されないが第2貫通孔30a、30b
内の残留含浸剤が略完全に排出されるように、回転速度
を適正に調整する。このようにロータ10では、含浸工
程においてロータ内の個々の間隙に残留する含浸剤の量
を所望量に調整できるので、熱硬化段階における余剰含
浸剤の望ましくない流出が防止され、研削等の後加工に
よる外寸調整を行なうことなく優れた機械的強度を有し
たロータが容易に得られる。
【0015】なお余剰含浸剤の除去段階においては、例
えば外径80〜106mm、長さ50〜300mmの有効部
分(コア部材を含む部分)を備えた出力1〜4kwのロー
タに対し、100〜200rpm で5〜10秒間の回転が
行なわれる。回転時のロータの姿勢は水平及び直立のい
ずれでもよい。この場合、端板部材の厚みは例えば1.
2〜1.5mm、また連通孔の直径は例えば2〜3mmであ
る。
【0016】図4は、本発明の第2実施例による同期電
動機のロータ34を示す。ロータ34は、図1のロータ
10の軸方向寸法を拡大したものであり、高出力電動機
に使用できる。ロータ34は、ロータ10と同様に回転
軸12の周囲に放射状に配置される6個の永久磁石14
と、各永久磁石14を周方向へ挟持して回転軸12の周
囲に配設される6個のコア部材16とをそれぞれに備え
た2つのロータ部分36を、円板部材38を介在させつ
つ軸方向へ連結して形成される。このとき両ロータ部分
36は、それぞれの各永久磁石14及び各コア部材16
が周方向へずれることなく整合配置されるように連結さ
れる。或いは周知のように、ロータ作動時の回転むらを
低減するために、それぞれの各永久磁石14及び各コア
部材16を周方向へ所定角度ずらして両ロータ部分36
を連結することもできる。さらにロータ34では、円板
部材38から離れた側の各ロータ部分36の軸方向端面
に、ロータ10と同様の端板部材20が配置される。
【0017】図5に示すように円板部材38は、回転軸
12を挿入するための軸穴40を中心部に備え、かつロ
ッド部材26を挿通可能な6個のロッド孔42を各コア
部材16の貫通孔24(図3)に整合する位置に備え
る。軸穴40の内径は回転軸12の外径に実質的に等し
いか、又はやや大きく設定される。それにより円板部材
38は、長尺化したロータ34に回転時に生じ得る半径
方向の撓みを防止する。回転軸10と円板部材38とが
接触する場合や、両ロータ部分36を所定角度ずらして
連結する場合は、円板部材38はステンレス等の非磁性
材料からなることが好ましい。
【0018】さらに円板部材38は、各コア部材16の
第2貫通孔30a、30bに重畳可能な位置にそれぞれ
設けられた複数の連通孔44を備える。これらの連通孔
44は本発明の開口手段を構成し、両ロータ部分36の
各コア部材16の第2貫通孔30a、30b同士を流体
の流通が可能なように連通する。円板部材38に設けた
連通孔44は、両ロータ部分36の各コア部材16の第
2貫通孔30a、30bに浸透した含浸剤の、各端板部
材20の連通孔32からの排出を促進する。なお円板部
材38は、例えば磁性又は非磁性の金属材料や硬質樹脂
材料の原板から打抜き加工及び孔明け加工によって形成
できる。
【0019】上記のロータ34において、円板部材38
の連通孔44は省略してもよい。また、各コア部材16
の第2貫通孔30aに対応する連通孔44を、円板部材
38の外周面に開口する切欠き状(図8参照)に形成し
て、円板部材38の領域からの含浸剤の排出をも可能に
することができる。その場合は、第2貫通孔30aに対
応する端板部材20の連通孔32を省略することもでき
る。
【0020】本発明による同期電動機のロータは、上記
以外の様々な寸法及び形状を有することができる。例え
ば図6〜図9に示すロータ46は、図4のロータ34の
変形例であり、端板部材20及び円板部材38とは異な
る形状の端板部材48及び円板部材50を備える。ま
た、各コア部材16の第2貫通孔30bの形状もやや変
形されている。それ以外のロータ46の構成は、ロータ
34に実質的に同一であるので、説明は省略する。
【0021】端板部材48は、外周面と、軸穴52を画
定する内周面とのそれぞれに、各コア部材16の第2貫
通孔30a、30bに少なくとも部分的に重畳可能な位
置にそれぞれ設けられた複数の連通切欠き54を備え
る。同様に円板部材50は、外周面と、軸穴56を画定
する内周面とのそれぞれに、各コア部材16の第2貫通
孔30a、30bに重畳可能な位置にそれぞれ設けられ
た複数の連通切欠き58を備える。これらの連通切欠き
54、58は本発明の開口手段を構成し、各コア部材1
6の第2貫通孔30a、30bとロータ46の周囲大気
とを流体の流通が可能なように連通する。
【0022】上記のロータ46では、端板部材48及び
円板部材50の外周面上及び内周面上に連通切欠き5
4、58を配置したので、端板部材48及び円板部材5
0を形成するプレス工程において、打抜き加工によって
それらの外周面及び内周面の輪郭形成と同時に連通切欠
き54、58を形成できる。図4のロータ34では、端
板部材20及び円板部材38に連通孔32、44を形成
するための専用のポンチとダイとが必要であるのに対
し、ロータ46では端板部材48及び円板部材50の型
が単純になるので製造コストを削減できる。
【0023】図10〜図13に示すロータ60は、図4
のロータ34の他の変形例であり、端板部材20及び円
板部材38とはさらに異なる形状の端板部材62及び円
板部材64を備える。また各コア部材16は、第2貫通
孔30aに略平行に延びる追加の第2貫通孔30cを備
える。それ以外のロータ60の構成は、ロータ34に実
質的に同一であるので、説明は省略する。
【0024】端板部材62は、ロータ60の有効部分
(コア部材16を含む部分)の最大外径よりも小さな寸
法の外径を有し、それにより各コア部材16の第2貫通
孔30a、30cが端板部材62の外周面の外側で部分
的に開口する。さらに端板部材62は、軸穴66を画定
する内周面に沿って配置された複数の連通切欠き68を
備える。連通切欠き68は、図示のようにコア部材16
の第2貫通孔30bに重畳しなくてもよい。
【0025】円板部材64は、ロータ60の有効部分の
最大外径よりも小さな寸法の外径と、ロータ60の有効
部分の最小内径よりも大きな寸法の内径とを有する。そ
れにより、各コア部材16の第2貫通孔30a、30c
が円板部材64の外周面の外側で部分的に開口するとと
もに、各コア部材16の第2貫通孔30bが軸穴70を
画定する円板部材64の内周面の内側で部分的に開口す
る。
【0026】このようにロータ60では、端板部材62
の小寸法の外径及び連通切欠き68、並びに円板部材6
4の小寸法の外径及び大寸法の内径が本発明の開口手段
を構成し、各コア部材16の第2貫通孔30a、30
b、30cとロータ60の周囲大気とを流体の流通が可
能なように連通する。このような構成によれば、端板部
材62及び円板部材64の型をさらに単純化できるの
で、製造コストの削減に多大に寄与する。
【0027】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は特に開口手段に関してそれら実施例の
記載に限定されることなく様々な変形及び修正を行なう
ことができる。例えば端板部材及び円板部材は、上記以
外の様々な形状及び組合せが可能である。また、コア部
材が薄板コアの積層体からなる場合は、コア部材の第2
貫通孔を形成する薄板コアの第2貫通孔要素を、積層コ
ア部材の中の1枚の薄板コアのみにつきその外周面及び
内周面に開口する切欠きとして形成することによって
も、各コア部材の第2貫通孔とロータの周囲大気とを流
体の流通が可能なように連通することができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、コア部材にイナーシャ低減等の目的で第2貫通孔を
設けたロータにおいて、各コア部材の第2貫通孔とロー
タの周囲大気とを流体の流通が可能なように連通する開
口手段を備えることにより、ロータの含浸工程において
各コア部材の第2貫通孔に浸透した含浸剤をロータ外部
に容易に排出できる構成としたので、含浸工程の余剰含
浸剤除去段階でロータの構成部材間の固定に必要な含浸
剤までを除去することなく第2貫通孔内の残留含浸剤を
略完全に除去することができる。したがって本発明によ
れば、研削等の後加工による寸法調整を行なうことなく
安価に製造可能な、機械的強度及び作動信頼性に優れた
同期電動機のロータが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるロータの一部切欠き
斜視図であり、第2貫通孔及び連通孔を破線で示す。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図であり、永久磁
石及びコア部材を破線で示す。
【図3】図1の線 III−III に沿った断面図である。
【図4】本発明の第2実施例によるロータの一部切欠き
斜視図であり、第2貫通孔及び連通孔を破線で示す。
【図5】図4の線V−Vに沿った断面図であり、永久磁
石及びコア部材を破線で示す。
【図6】図4のロータの変形例の斜視図であり、第2貫
通孔を破線で示す。
【図7】図6の線 VII−VII に沿った断面図であり、永
久磁石及びコア部材を破線で示す。
【図8】図6の線VIII−VIIIに沿った断面図であり、永
久磁石及びコア部材を破線で示す。
【図9】図6の線IX−IXに沿った断面図である。
【図10】図4のロータの他の変形例の斜視図である。
【図11】図10の線XI−XIに沿った断面図であり、永
久磁石及びコア部材を破線で示す。
【図12】図10の線 XII−XII に沿った断面図であ
り、永久磁石及びコア部材を破線で示す。
【図13】図10の線XIII−XIIIに沿った断面図であ
る。
【図14】ロータの含浸工程を示す図で、(a)含浸剤
浸漬段階、及び(b)余剰含浸剤除去段階をそれぞれ概
略で示す。
【符号の説明】
12…回転軸 14…永久磁石 16…コア部材 20、48、62…端板部材 26…ロッド部材 30a、30b、30c…第2貫通孔 32、44…連通孔 38、50、64…円板部材 54、58、68…連通切欠き

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、該回転軸の周囲に放射状に配
    置され、周方向へ着磁される複数の永久磁石と、該永久
    磁石の各々を周方向へ挟持して該回転軸の周囲に配設さ
    れ、隣接する該永久磁石間でそれぞれがロータの磁極を
    形成する複数のコア部材と、該コア部材の軸方向両端に
    配置され、該回転軸に固定連結される端板部材と、該コ
    ア部材を軸方向へ貫通する貫通孔に収容され、両端で該
    端板部材の各々に固定されるロッド部材とを具備し、該
    コア部材が、該貫通孔から独立して軸方向へ延びる第2
    貫通孔を備える同期電動機のロータにおいて、 前記コア部材の各々の前記第2貫通孔とロータの周囲大
    気とを流体の流通が可能なように連通する開口手段を備
    えることを特徴とする同期電動機のロータ。
JP6238931A 1994-10-03 1994-10-03 同期電動機のロータ Pending JPH08107640A (ja)

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