JPH08108261A - 加圧鋳造方法 - Google Patents
加圧鋳造方法Info
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Abstract
の前進速度を変化させることによって溶湯全体に十分な
加圧効果が得られる加圧鋳造方法を提供する。 【構成】 加圧鋳造装置2を用いた加圧鋳造では、充填
された溶湯が凝固する段階で加圧ピン10がキャビティ
方向へ前進して溶湯が加圧されるが、この際に加圧ピン
10が溶湯から受ける反発力が圧力センサ46で測定さ
れ、この反発力に応じて加圧ピン10の前進速度が流量
調整弁40の開度制御によって変化させられる。反発力
が大きく溶湯の凝固が進行している部分では、加圧ピン
10の前進速度が大きくなるように流量調整弁40が開
けられて大きな加圧力が加えられ、反発力が小さく溶湯
の凝固が遅れている部分では前進速度が小さく調節され
て、溶湯が凝固するまで加圧力が加わらないように制御
される。このように速度調節されながら加圧ピン10が
前進して、全ストロークの加圧が完了する。
Description
された溶湯が凝固する段階において加圧ピンを前進させ
て溶湯を加圧する加圧鋳造方法に関する。
溶湯の凝固収縮に伴って発生する引け,巣等の欠陥の発
生を防止するために、キャビティ内に充填された溶湯が
凝固する段階において溶湯を加圧する加圧鋳造が行われ
る。かかる加圧鋳造において効果的な加圧を行うために
は、加圧ピン等の加圧手段を作動させるタイミングを適
切に設定することが極めて重要である。そこで、加圧ピ
ンによる加圧のタイミングを適切に設定するための方法
が開発されており、その一例が特開平4−182053
号公報に開示されている。この公報に記載された技術に
おいては、溶湯の充填後に加圧ピン駆動用油圧シリンダ
によって、まず加圧ピンを微速度で前進させる。そし
て、加圧ピンの受ける反発力が所定の圧力に達したとき
に溶湯が所定の凝固状態になったものと判定して、予め
設定された高速度で加圧ピンを前進させて溶湯の加圧を
行う。このように、微速前進する加圧ピンの受ける反発
力によって加圧のタイミングを検知して、加圧鋳造が行
われる。
術においては、微速前進する加圧ピンの先端近傍にある
溶湯の凝固状態のみを検出して加圧のタイミングを決定
しており、加圧ピンが高速度で前進する時点で所定の凝
固状態になっているのは加圧ピンの先端近傍の溶湯のみ
である。このため、加圧ピンの先端に近い部分は適切な
凝固状態のときに加圧されて十分な加圧効果が得られる
が、それより前方のキャビティの中心部分においては加
圧ピンが到達した時点では適切な凝固状態になっていな
いという事態が生ずる。すなわち、加圧ピンの前進速度
に対して溶湯の冷却速度(凝固速度)が遅い場合には、
加圧時点における凝固が不十分となって加圧効果が得ら
れない。逆に加圧ピンの前進速度に対して溶湯の凝固速
度が速い場合には、凝固が進行し過ぎて加圧ピンの加圧
力が伝達されなくなる。このように、従来の加圧鋳造装
置においては、溶湯の一部分についての凝固状態検出結
果に基づいて、予め決められた速度で加圧ピンの全スト
ロークを一度に加圧してしまうため、加圧しようとする
溶湯の全体にわたって十分な加圧効果を得ることができ
ないという問題点があった。
請求項3に係る発明においては、溶湯の凝固状態に応じ
て加圧の際の加圧ピンの前進速度を変化させることによ
って、加圧しようとする溶湯全体にわたって十分な加圧
効果を得ることができる加圧鋳造方法を提供することを
目的とする。また、請求項2に係る発明においては、加
圧ピン状態量に応じて加圧ピンの前進速度を補正するこ
とによって、加圧しようとする溶湯全体にわたってより
適切な加圧を行うことができる加圧鋳造方法を提供する
ことを目的とする。また、請求項3に係る発明において
は、微速前進による凝固状態の測定に要した時間から加
圧の際の加圧ピンの前進速度を決定することによって、
容易かつ確実に溶湯全体にわたって十分な加圧効果が得
られる加圧鋳造方法を提供することを目的とする。
するために、請求項1に係る発明においては、キャビテ
ィ内に充填された溶湯が凝固する段階で加圧ピンを前記
キャビティ方向へ前進させて前記溶湯を加圧する加圧鋳
造方法において、前記加圧ピンが前進する際に前記溶湯
から受ける反発力を測定して該測定された反発力に応じ
て前記加圧ピンの前進速度を変化させることを特徴とす
る加圧鋳造方法を創出した。ここで、加圧ピンを前進さ
せる手段としては、エアシリンダ,油圧シリンダ等の流
体シリンダ機構や油圧モータ等、あるいは電動モータ等
の電気的な駆動機構等が含まれる。また、加圧ピンの受
ける反発力を測定する手段としては、上記のエアシリン
ダ,油圧シリンダやその配管系に取り付けられた圧力セ
ンサ,温度センサ,超音波センサ等や、上記の油圧モー
タ,電動モータ等の回転駆動機構に設けられたトルク計
等、さらに電気回路に取り付けられた電力計,電流計等
が含まれる。さらに、加圧鋳造において溶湯をキャビテ
ィ内に充填する方式としては、重力鋳造,減圧鋳造,差
圧鋳造,ダイカスト鋳造等の種々の鋳造法が含まれる。
ャビティ内に充填された溶湯が凝固する段階で加圧ピン
を前記キャビティ方向へ前進させて前記溶湯を加圧する
加圧鋳造方法において、前記加圧ピンが前進する際に前
記溶湯から受ける反発力を測定して該測定された反発力
を加圧ピン状態量で補正した値に応じて前記加圧ピンの
前進速度を変化させることを特徴とする加圧鋳造方法を
創出した。ここで、加圧ピン状態量とは、加圧ピンの前
進に伴ってあるいは時間とともに変化する種々の物理量
をいう。
ャビティ内に充填された溶湯が凝固する段階で加圧ピン
を前記キャビティ方向へ微速で前進させて該微速前進に
伴って前記加圧ピンの受ける反発力を測定する微速前進
工程と、前記反発力が所定の値に達した時点で前記加圧
ピンを前記キャビティ方向へ高速で前進させて前記溶湯
の加圧を行う加圧工程とを有する加圧鋳造方法におい
て、前記加圧ピンの微速前進開始から前記反発力が前記
所定の値に達するまでの時間に応じて前記加圧工程にお
ける前記加圧ピンの前進速度を決定することを特徴とす
る加圧鋳造方法を創出した。
キャビティ内に充填された溶湯が凝固する段階で加圧ピ
ンをキャビティ方向へ前進させて溶湯を加圧する加圧鋳
造方法である。ここで、加圧ピンが溶湯の各部分を前進
する際に受ける反発力を測定して、その反発力に応じて
各部分における加圧ピンの前進速度が変化させられる。
すなわち、反発力が大きい部分においては溶湯の凝固が
進行していることから、加圧ピンの前進速度が大きく調
節されて大きな加圧力が加えられる。また、反発力が小
さい部分においては溶湯の凝固が遅れていることから、
加圧ピンの前進速度が小さく調節されて、溶湯が凝固す
るまで加圧力が加わらないように制御される。このよう
にして、速度が調節されながら加圧ピンが前進して、全
ストロークの加圧が完了する。これによって、溶湯の各
部分の凝固状態に応じた前進速度で溶湯の各部分が加圧
されるため、加圧ピンの加圧ストロークの各部分につい
て確実に加圧効果が得られる。かかる制御が加圧ピンの
全ストロークにわたって行われるため、加圧しようとす
る溶湯全体について十分な加圧効果を得ることができ
る。
においては、溶湯が凝固する段階で加圧ピンをキャビテ
ィ方向へ前進させて溶湯を加圧するに際して、加圧ピン
が受ける反発力だけでなく、これを加圧ピン状態量で補
正した値に応じて各部分における加圧ピンの前進速度が
変化させられる。ここで、加圧ピン状態量とは、加圧ピ
ンの前進に伴ってあるいは時間とともに変化する物理量
であり、加圧ピンによる溶湯の加圧に影響を及ぼす種々
の物理量が含まれる。かかる加圧ピン状態量で反発力を
補正して加圧ピンの前進速度を決定することによって、
より精密に前進速度が制御される。そして、溶湯の各部
分の凝固状態により精密に応じた前進速度で溶湯の各部
分が加圧されるため、加圧ピンの加圧ストロークの各部
分についてより確実かつ適切な加圧効果が得られる。か
かる制御が加圧ピンの全ストロークにわたって行われる
ため、加圧しようとする溶湯全体についてより適切な加
圧を行うことができる。
は、微速前進工程と加圧工程とを有する加圧鋳造方法で
ある。微速前進工程においては、キャビティ内に充填さ
れた溶湯が凝固する段階で加圧ピンがキャビティ方向へ
微速で前進させられて、この微速前進に伴って加圧ピン
の受ける反発力が測定される。これによって、加圧ピン
の前方にある溶湯の凝固状態が検出される。また、加圧
工程においては、測定された反発力が所定の値に達した
時点で加圧ピンがキャビティ方向へ高速で前進させられ
て、溶湯の加圧が行われる。ここで、加圧時の加圧ピン
の前進速度は予め設定されておらず、微速前進工程にお
ける加圧ピンの微速前進開始から反発力が所定の値に達
するまでの時間に応じて、加圧工程における加圧ピンの
前進速度が決定される。すなわち、当該時間が長い場合
には溶湯の凝固速度が遅いのであるから、加圧ピンの前
進速度を小さく設定して加圧ピンから離れた溶湯の領域
が加圧効果のない状態のうちに加圧されないようにす
る。また、当該時間が短い場合には溶湯の凝固速度が速
いのであるから、加圧ピンの前進速度を大きく設定して
加圧ピンから離れた溶湯の領域が凝固してしまう前に加
圧できるようにする。これによって、加圧工程における
加圧ピンの前進速度が溶湯の凝固速度に応じて適切に設
定され、加圧しようとする溶湯全体について十分な加圧
効果を得ることができる。また、本発明の方法において
は加圧速度を決定する工程と加圧工程とを分けて、一様
な速度で加圧を行う方式としているため、処理速度がそ
れほど速くなくても良く、簡単な制御系の構成によって
実施することができる。このようにして、容易かつ確実
に溶湯全体にわたって十分な加圧効果が得られる加圧鋳
造方法となる。
2を参照して説明する。本実施例は、主として請求項1
の発明に対応するものである。まず、本実施例の加圧鋳
造方法に用いられる加圧鋳造装置の全体構成を、図1を
参照して説明する。図1に示されるように、本実施例に
おける加圧鋳造装置2は加圧ピン10を有し、加圧ピン
10の先端は図示しないキャビティに臨んでいる。この
加圧ピン10の後端は加圧用油圧シリンダ4の油圧ピス
トン8に固定されており、油圧系の作動によって油圧ピ
ストン8と一体に前後進する。加圧鋳造装置2の油圧系
は、油圧発生源20,電磁方向弁30,流量調整弁40
及びこれらを接続する油圧配管等から構成されている。
油圧発生源20の圧力油は、油圧配管22A,電磁方向
弁30,油圧配管22B,流量調整弁40,油圧配管2
2Dを介して、加圧用油圧シリンダ4の後室6Aに導か
れる。
Bからは油圧配管22Cが分岐しており、油圧配管22
Cの途中には逆流防止弁44が設けられている。この油
圧配管22Cは、流量調整弁40と油圧シリンダ4の後
室6Aとを結ぶ油圧配管22Dに合流している。一方、
加圧用油圧シリンダ4の前室6Bには油圧配管24が接
続されており、前記電磁方向弁30,油圧配管26を介
して、油タンク28に戻る油圧経路が構成されている。
流量調整弁40の開度と電磁方向弁30の弁室位置は、
それぞれ制御信号線56及び制御信号線58を通じて制
御コンピュータ50から送られる制御信号によって制御
される。
B,34Cを有しており、電磁ソレノイド32の非作動
時には、スプリング36の付勢力によって弁室34Cが
各配管に接続される。すなわち配管22Aと配管24、
配管22Bと配管26が連通した状態となり、配管22
A,24を経て加圧用油圧シリンダ4の前室6Bに油圧
が供給される。この結果、油圧ピストン8が後退し、後
室6A内の油は配管22D,逆流防止弁44,配管22
C,22B,26を経て油タンク28に戻される。一
方、制御コンピュータ50によって電磁ソレノイド32
が低い励磁力の状態に制御されると、各弁室がスプリン
グ36の付勢力に抗して移動し、中央の弁室34Bが各
配管に接続された図1の状態となる。すなわち、各配管
22A,22B,24,26はいずれも閉状態のポート
に接続され、加圧用油圧シリンダ4が油圧発生源20か
ら遮断されるため、油圧ピストン8は停止する。さら
に、電磁ソレノイド32が高い励磁力の状態に制御され
ると、弁室34Aが各配管に接続され、油圧配管22
A,22Bから流量調整弁40を経て加圧用油圧シリン
ダ4の後室6Aに油圧が供給される。これによって、油
圧ピストン8が前進し、前室6B内の油は配管24,2
6を経て油タンク28に戻される。
ン10)の前進速度は、加圧用油圧シリンダ4の後室6
Aに供給される圧力油の流量によって決まる。圧力油の
流量は、流量調整弁40の開度によって調節される。前
述の如く、流量調整弁40の開度は、制御信号線56を
通じて制御コンピュータ50から電磁ソレノイド42に
送られる制御信号によって制御される。さらに、油圧配
管22Dには圧力センサ46が取り付けられており、こ
の圧力センサ46によって加圧用油圧シリンダ4の後室
6Aに加わる油圧の大きさ、すなわち加圧ピン10の受
ける圧力が測定される。圧力センサ46による測定デー
タは、測定信号線54によって制御コンピュータ50に
入力される。また、加圧用油圧シリンダ4には位置セン
サとしての差動トランス12が設けられており、この差
動トランス12によって、油圧ピストン8の移動量すな
わち加圧ピン10の移動量が正確に測定される。この移
動量の測定データも、測定信号線52によって制御コン
ピュータ50に入力される。
装置2を用いた加圧鋳造の手順について、図1を参照し
つつ図2のフローチャートに従って説明する。図2は、
本実施例の加圧鋳造装置2における加圧鋳造の手順を示
すフローチャートである。加圧鋳造の開始時点において
は、加圧用油圧シリンダ4の油圧ピストン8は後退位置
にある。また、電磁方向弁30は弁室34Bが各配管に
接続された全閉状態になっており(図1に示される状
態)、流量調整弁40の開度は、圧力油の流量が油圧ピ
ストン8を微速度で前進させる流量になるように調節さ
れている。ステップS10で制御が開始されると、加圧
鋳造装置2の図示しない射出プランジャが前進して、鋳
造金型の湯口,ランナ,ゲートを通じてキャビティ内に
溶湯が充填される。(ステップS12)。溶湯の充填完
了から設定時間が経過した後に、溶湯の凝固状態の検出
動作が開始される(ステップS14)。すなわち、電磁
方向弁30が開かれ、流量調整弁40を経て微少量の圧
力油が加圧用油圧シリンダ4の後室6Aに供給されて、
加圧ピン10が微速前進を開始する。
る圧力センサ46の測定値から、加圧ピン10が溶湯か
ら受ける反発力が制御コンピュータ50において演算さ
れる。そして、この反発力に応じた加圧ピン10の前進
速度が制御コンピュータ50の演算によって決定され、
この前進速度になるように流量調整弁40の開度が調節
される。このようにして、溶湯の反発力に応じた速度で
加圧ピン10が前進する(ステップS16)。続いて、
差動トランス12で測定される加圧ピン10の移動量が
設定されたストロークL1に達したか否かが判定される
(ステップS18)。この設定ストロークL1は加圧ピ
ンによる加圧ストロークの大きさであり、予め制御コン
ピュータ50のメモリ装置に記憶されている。ステップ
S18の判定がNOであれば、ステップS16に戻り、
同様の制御に従ってさらに加圧ピン10が前進する。ス
テップS18の判定がYESになったら、電磁方向弁3
0の弁室34Bが各配管に接続されて加圧ピン10が停
止する。さらに一定時間経過後に弁室34Cが各配管に
接続された状態に切り替えられ、加圧ピン10が後退し
て原位置に戻され(ステップS20)、加圧制御が終了
する(ステップS22)。溶湯が十分に冷却凝固した後
に鋳造金型が開かれ、キャビティ内の鋳造品が取り出さ
れて、一回の鋳造工程が完了する。
おいては、加圧ピン10が前進する際に溶湯から受ける
反発力を測定して、測定された反発力に応じて加圧ピン
10の前進速度が変化させられる。こうして速度が適宜
変化させられながら加圧ピン10が前進して、全ストロ
ークL1の加圧が完了する。これによって、溶湯の各部
分の凝固状態に応じた前進速度で加圧されるため、加圧
ピン10の加圧ストロークL1の各部分について常に十
分な加圧効果が得られる。かかる操作が加圧ピン10の
全ストロークL1にわたって行われるため、加圧しよう
とする溶湯全体について十分な加圧効果を得ることがで
きる。このように、溶湯の凝固状態に応じて加圧の際の
加圧ピン10の前進速度を決定することによって、加圧
しようとする溶湯全体にわたって十分な加圧効果を得る
ことができる加圧鋳造方法となる。
量を測定するための位置センサとして差動トランス12
を用いているが、加圧ピンの移動量を測定する手段とし
ては、ポテンショメータ,リニアエンコーダ,レーザ計
測機等の他の測定手段を用いることもできる。また、加
圧ピン10の前進速度の制御は、予め求められた圧力油
の流量と油圧ピストンの前進速度との関係を用いて行っ
ているが、実際の加圧ピン10の前進速度を測定して、
この測定値に対してフィードバック制御を行う構成とす
ることもできる。これによって、加圧ピンの速度制御を
さらに精密に行うことが可能になる。この際の速度測定
方法としては、差動トランス12による移動量と時間か
ら制御コンピュータ50によって前進速度を算出する方
法を採ることもでき、また回転速度計等の直接速度を計
る手段を付加しても良い。
4を参照して説明する。本実施例は、主として請求項2
の発明に対応するものである。本実施例の加圧鋳造方法
に用いられる加圧鋳造装置の全体構成は、実施例1と同
様であるため、必要に応じて図1を参照することとして
説明を省略する。まず、本実施例の加圧鋳造方法におけ
る加圧鋳造の手順について、図3を参照して説明する。
図3は、本実施例の加圧鋳造方法における加圧鋳造の手
順を示すフローチャートである。図3に示されるよう
に、本実施例における加圧鋳造の手順は、実施例1とほ
ぼ同様である。図2の実施例1と異なるのは、ステップ
S14の加圧ピン10の微速前進による加圧タイミング
の測定を行う代わりに、溶湯の射出充填(ステップS5
2)後、予め設定された時間T0が経過した後に直ちに
加圧ピン10を前進させて加圧を開始する(ステップS
54)点である。
前進する際の溶湯の反発力に応じて加圧ピン10の前進
速度を制御する(ステップS56)が、この際に加圧ピ
ン状態量に応じて加圧ピンの前進速度を補正する点でも
異なっている。ここで、加圧ピン状態量とは、加圧ピン
の前進に伴ってあるいは時間とともに変化する種々の物
理量をいう。具体的な加圧ピン状態量としては、加圧ピ
ンの加速度,加圧ピンの前進速度,加圧ピンと金型との
摺動抵抗,加圧ピンの先端の温度,さらには金型温度,
油圧系の圧力油の温度,溶湯の射出温度,金型の冷却水
の温度等が挙げられる。
発力をxとすると、加圧ピン10の前進速度を決定する
ための油圧系のバルブ(流量調整弁40)の開度vは、
次式(1)によって決定される。 v=f(x) …(1) ここで、f(x)は反発力xの関数であり、xについて
の一次関数,二次関数を始めとして、鋳造加圧系の特性
に応じて種々の関数が用いられる。これに対して、本実
施例のステップS56においては、上述した種々の加圧
ピン状態量を用いて、バルブの開度vを補正する点に特
徴がある。一例としては、加圧ピン10の加速度をu,
加圧ピン10の前進速度をw,加圧ピン10と金型との
摺動抵抗をy,加圧ピン10の先端の温度をzとする
と、バルブ開度vは次式(2)によって決定される。 v={f(x),f(u),f(w),f(y),f(z)} …(2) f(u),f(w),f(y),f(z)もそれぞれ
u,w,y,zの関数であり、u,w,y,zについて
の一次関数,二次関数を始めとして、鋳造加圧系の特性
に応じて種々の関数が用いられる。ここに例示した式
(2)の他にも、加圧鋳造系の特性に応じて、必要な加
圧ピン状態量を組み合わせて補正を行い、最適なバルブ
開度vを求められるようにする。これによって、加圧ピ
ン10の前進速度を最も適切な値に制御できる。
ップS52)、設定時間T0が経過した後に加圧ピン1
0が前進を開始するが(ステップS54)、この時の前
進速度はこの時点で加圧ピン10が溶湯から受けている
圧力(射出圧力)に応じて、ステップS56と同様にし
て求められる。続いて、式(2)等の式に基づいて求め
られたバルブ開度vに流量調整弁40が調整されて、適
切な速度で加圧ピン10が前進して加圧が実行される
(ステップS56)。この際、後で図4について説明す
るように、加圧ピン10が前進を開始すると同時に溶湯
から大きな反発力を受けるため、加圧ピン10の前進速
度は急激に上昇する。従って、実際には、加圧ピン10
は前進を開始すると同時に高速で前進して加圧が実行さ
れる。このようなステップS56の制御に続いて、加圧
ピン10の移動量が設定されたストロークL1に達した
か否かが判定される(ステップS58)。この判定がN
Oの場合にば、ステップS56に戻って、同様の制御に
従ってさらに加圧ピン10が前進する。ステップS58
の判定がYESになったら油圧系の作動によって加圧ピ
ン10が停止し、さらに一定時間経過後に加圧ピン10
が後退して原位置に戻され(ステップS60)、加圧制
御が終了する(ステップS62)。
について、図4を参照して説明する。図4(A)は、本
実施例の加圧鋳造方法における加圧の様子を示す断面図
である。また、図4(B)は本実施例の加圧鋳造方法に
おける加圧ピンのストロークの経時変化を示す図であ
り、図4(C)は加圧ピンが受ける圧力の経時変化を示
す図である。図4(A)に示されるように、加圧ピン1
0が実線で示される後退位置(原位置)に停止した状態
でキャビティ14内に溶湯が射出されると、キャビティ
14の壁面に接した部分から順次冷却固化していく。従
って、図3のステップS54で設定時間T0が経過した
時点では、キャビティ14及び加圧ピン10の近傍の溶
湯16は凝固が進んだ状態にあり、一方キャビティ14
の内部の溶湯18は未凝固状態となっている。すなわ
ち、加圧ピン10のストロークのうちA1の範囲では溶
湯の凝固が進んでおり、A2の範囲では未凝固状態であ
る。
うに、溶湯が射出されてから設定時間T0の経過後に加
圧ピン10が前進を開始すると、凝固が進んだ溶湯16
から大きな反発力を受けるため、加圧ピン10は直ちに
高速で前進してA1の範囲が加圧される。加圧ピン10
がさらに前進してA2の範囲に入ると、溶湯18は未凝
固状態であるため加圧ピン10の受ける反発力は小さく
なり、前進速度も小さく制御される。低速度で加圧ピン
10がA3の範囲を前進する間に、内部の溶湯18の凝
固が進み、加圧ピン10の受ける反発力も次第に大きく
なっていく。これによって、加圧ピン10は次第に速度
を上げながらA4の範囲を前進して、想像線で示される
ようにストローク端に達する。このようにして、加圧ピ
ン10の受ける反発力を前述した加圧ピン状態量で補正
した値に応じた速度で加圧ピン10が前進して、全スト
ロークの加圧が完了する。このように、溶湯の凝固状態
及び加圧ピン状態量に応じて加圧の際の加圧ピン10の
前進速度を決定することによって、加圧しようとする溶
湯全体にわたってより適切な加圧を行うことができる。
を参照して説明する。本実施例は、主として請求項3の
発明に対応するものである。まず、本実施例の加圧鋳造
方法に用いられる加圧鋳造装置の全体構成を、図5を参
照して説明する。図5に示されるように、本実施例にお
ける加圧鋳造装置72の構成は、実施例1とほぼ同様で
ある。すなわち、加圧鋳造装置72の加圧ピン80は、
加圧用油圧シリンダ74に供給される油圧によって油圧
ピストン78と一体に前後進し、油圧系は、油圧発生源
90,電磁方向弁100,流量調整弁110及びこれら
を接続する油圧配管等から構成されている。また流量調
整弁110の開度と電磁方向弁100の弁室位置は、そ
れぞれ制御信号線126及び制御信号線128を通じて
制御コンピュータ120から送られる制御信号によって
制御される。実施例1と異なるのは、制御コンピュータ
120のメモリ装置122に設定圧力Pa,設定時間T
1,検知時間T2,設定速度V1,加圧速度V2の各デ
ータの記憶領域が設けられており、これらのデータに基
づいて加圧ピン80の前進速度(すなわち流量調整弁1
10の開度)が制御されることである。また、本実施例
の加圧用油圧シリンダ74には、加圧ピンの移動量を測
定するための差動トランスが設けられていない。
態が加圧開始に適した状態のときに加圧ピン80の受け
る反発力に相当する圧力である。この設定圧力Paのデ
ータと、信号線124から入力される圧力センサ116
による測定圧力とが制御コンピュータ120で比較され
て、設定圧力Paに達したか否かが判定される。設定時
間T1は、溶湯の充填が完了してから加圧ピン80が微
速前進して凝固状態の検出を開始するまでの待機時間で
あり、この値T1は予め定められている。設定時間T1
が経過したことの判定は、制御コンピュータ120内の
カウンタによって行われる。また、検知時間T2は、加
圧ピン80の微速前進による凝固状態検出(すなわち微
速前進工程)を開始してから加圧ピン80の受ける反発
力が設定圧力Paに達するまでの時間である。検知時間
T2は加圧鋳造を実施する際に測定される値であり、こ
の測定にも制御コンピュータ120内のカウンタが用い
られる。
ための微速前進工程における加圧ピン80の微速前進速
度であり、この値V1は予め定められている。さらに、
加圧速度V2は加圧工程における加圧ピン80の前進速
度である。本発明においては、この加圧速度V2を従来
技術のように予め定められた値とせず、加圧鋳造を実施
する度に溶湯の凝固状態を考慮して毎回決定する点に特
徴がある。具体的には加圧速度V2の値は、以下に述べ
るように、検知時間T2の大きさに応じて制御コンピュ
ータ120における演算によって決定される。
装置72を用いた鋳造工程について、図5を参照しつつ
図6のフローチャートに従って説明する。図6は、本実
施例の加圧鋳造方法の手順を示すフローチャートであ
る。ステップS30で制御が開始されると、加圧鋳造装
置72の射出プランジャが前進して、鋳造金型の湯口,
ランナ,ゲートを通じてキャビティ内に溶湯が充填され
る。(ステップS32)。溶湯の充填完了から設定時間
T1が経過した後(ステップS34)に、溶湯の凝固状
態の検出動作が行われる(ステップS36)。すなわ
ち、加圧ピン80が設定速度V1で微速前進を開始す
る。これと同時に、制御コンピュータ120内のカウン
タが作動して、検知時間T2の測定が開始される(ステ
ップS38)。続いて、加圧ピン80の受ける圧力(圧
力センサ116による測定値)が設定圧力Paに達した
か否かの判定が行われる(ステップS40)。この判定
がYESになるまで加圧ピン80は微速前進を続け、設
定圧力Paに達した時点で溶湯の加圧が開始される(ス
テップS42)。すなわち、加圧用油圧シリンダ4の後
室6Aに多量の圧力油が供給され、加圧ピン80が設定
速度V2で高速前進して溶湯の加圧が行われる。
圧力Paに達した時点で検知時間T2の測定(ステップ
S38)が終了し、測定された検知時間T2の値が制御
コンピュータ120のメモリ装置122に格納される。
制御コンピュータ120においては、この検知時間T2
の値から、適切な加圧速度V2の値が演算によって決定
される。具体的には、検知時間T2が長い場合には、キ
ャビティ形状,溶湯温度等の鋳造条件によって、キャビ
ティ内部の溶湯の凝固速度が遅くなっていると考えられ
る。そこで、加圧ピン80の前進速度V2を小さく設定
して、加圧ピン80から離れた溶湯の領域が加圧効果の
ない状態のうちに加圧されないようにする。また、検知
時間T2が短い場合には溶湯の凝固速度が速くなってい
ると考えられるから、加圧ピン80の前進速度V2を大
きく設定して、加圧ピン80から離れた溶湯の領域が凝
固してしまう前に加圧できるようにする。
なるように制御コンピュータ120によって流量調整弁
110の開度が制御されて、加圧ピン80が高速で前進
して加圧が開始される(ステップS42)。そして、一
定時間が経過した後に、電磁方向弁100の弁室104
Bが各配管に接続されて加圧ピン80が停止する。さら
に一定時間経過後に、弁室104Cが各配管に接続され
た状態に切り替えられ、油圧ピストン78とともに加圧
ピン80が後退して原位置に戻され(ステップS4
4)、加圧制御が終了する(ステップS46)。溶湯が
十分に冷却凝固した後に鋳造金型が開かれ、キャビティ
内の鋳造品が取り出されて、一回の鋳造工程が完了す
る。このように本実施例の加圧鋳造方法においては、微
速前進による凝固状態測定に要した時間T2から加圧工
程における加圧ピン80の前進速度V2を決定すること
によって、加圧速度が溶湯の凝固速度に応じて適切に設
定される。これによって、容易かつ確実に加圧しようと
する溶湯全体にわたって十分な加圧効果を得ることがで
きる加圧鋳造方法となる。
について、図7を参照して説明する。図7(A)は本実
施例の加圧鋳造方法における加圧ピン80のストローク
の経時変化を示す図であり、図7(B)は加圧ピン80
が受ける圧力の経時変化を示す図である。図7(A),
(B)においては、鋳造条件が異なるために溶湯の凝固
速度が異なる三種類のケースa,b,c,について示し
ている。さて、溶湯の射出充填が完了してから設定時間
T1が経過した後に、加圧ピン80が微速V1で前進し
て、凝固状態の検知がスタートする。図7(A)におい
て、直線の傾斜は加圧ピン80の前進速度に対応する。
ケースa,b,cのいずれについても、図7(A)にお
けるこの段階の直線の傾斜はV1である。これに対し
て、図7(B)に示されるように、加圧ピン80が受け
る圧力の経時変化は、各ケースa,b,cによって異な
った曲線となる。すなわち、溶湯の凝固速度が速いケー
スaの場合には、加圧ピン80が受ける圧力が最も早く
設定圧力Paに到達する(検知時間T2=Ta)。一
方、溶湯の凝固速度が遅いケースcの場合には、加圧ピ
ン80が受ける圧力が設定圧力Paに到達するのが最も
遅く(検知時間T2=Tc)、中間の凝固速度のケース
bの場合には、これらの中間の曲線を描く(検知時間T
2=Tb)。
凝固状態になったものと判定して、加圧ピン80が微速
前進状態から高速前進状態に切り替えられ、加圧が行わ
れる。上述の如く、制御コンピュータ120において
は、それぞれの検知時間T2の値Ta,Tb,Tcに応
じて、加圧速度V2が設定される。すなわち、図7
(A)に示されるように、短い検知時間Taの場合には
大きい加圧速度V2=Vaに設定され、中間の検知時間
Tbの場合には中間の加圧速度Vbに、また長い検知時
間Tcの場合には小さい加圧速度Vcに設定される。
湯の各部分において反発力(凝固状態)の測定を行って
これに応じて加圧ピンの前進速度を各部分ごとに変化さ
せていた。これによって、加圧ピンのストロークの各部
分についてきめ細かい速度制御が行われ、より優れた加
圧効果をストローク全体にわたって得ることができると
いう長所がある。しかし、その一方、かかる制御は極め
て迅速な処理が要求されるため、制御コンピュータの処
理速度も高速でなければならず、また複雑な処理ソフト
ウェアが必要となるという短所をも有する。これに対し
て、本実施例の加圧鋳造方法においては、従来の加圧鋳
造方法と同様に、反発力を測定する微速前進工程と、加
圧ピンを高速で前進させて溶湯の加圧を行う加圧工程と
に分けて、微速前進工程の測定時間に応じて加圧工程に
おける前進速度を決定する方式としている。従って、制
御コンピュータの処理速度もそれほど高速でなくとも良
く、従来技術とほぼ同様な構成で簡単かつ確実に、溶湯
全体にわたって十分な加圧効果を得ることができるとい
う利点がある。
圧駆動手段として加圧用油圧シリンダ及び油圧ピストン
を使用しているが、エアシリンダ,油圧モータ,電動モ
ータ等の他の油圧駆動手段を用いることも可能である。
また、加圧ピンの受ける圧力を測定する方法として油圧
配管に圧力センサを取り付けているが、その他の圧力測
定手段を用いたり、加圧用油圧シリンダに直接圧力測定
手段を取り付ける等の方式を用いても構わない。加圧鋳
造方法のその他の工程の内容や、加圧鋳造装置のその他
の部分の構成,形状,大きさ,材料,数,接続関係等に
ついても、上記の各実施例に限定されるものではない。
凝固状態に応じて加圧の際の加圧ピンの前進速度を決定
する加圧鋳造方法を創出したため、溶湯の各部分の凝固
状態に応じた前進速度で加圧されることによって、加圧
ピンの加圧ストロークの各部分について常に十分な加圧
効果が得られる。これによって、加圧しようとする溶湯
全体について十分な加圧効果を得ることができ、溶湯の
凝固収縮に伴う引け,巣等の欠陥のない高品質の鋳造品
が安定して得られる実用的な加圧鋳造方法となる。さら
に本発明の波及的な効果として、鋳造条件の変化に応じ
て加圧速度を設定しており、金型温度や溶湯温度等の鋳
造条件の変動を吸収できるため、鋳造品の不良率が低減
され、捨て打ち数も少なくできる。また、温度管理が不
要になるため、周辺設備を低コスト化できるという優れ
た利点を有する。さらに、従来の予め加圧速度を設定す
る方式においては、キャビティ形状等を考慮して適切な
加圧速度としなければならないためにかなりの工数を必
要としたが、本発明においては加圧ピンのストロークの
各部分において最適な加圧速度を設定しつつ前進させる
ため、かかる工数を全く必要としない。
圧ピンが溶湯から受ける反発力を加圧ピン状態量で補正
した値に応じて加圧の際の加圧ピンの前進速度を決定す
る加圧鋳造方法を創出したため、溶湯の各部分の凝固状
態にさらに精密に応じたより適切な前進速度で加圧さ
れ、加圧ピンの加圧ストロークの各部分についてより適
切な加圧を行うことができる。これによって、加圧しよ
うとする溶湯全体についてさらに適切な加圧を行うこと
ができ、溶湯の凝固収縮に伴う引け,巣等の欠陥のない
高品質の鋳造品がより安定して得られる実用的な加圧鋳
造方法となる。
速前進による凝固状態測定に要した時間から加圧の際の
加圧ピンの前進速度を決定する加圧鋳造方法を創出した
ために、加圧時の加圧ピンの前進速度が溶湯の凝固状態
に応じて適切に設定され、加圧しようとする溶湯全体に
ついて十分な加圧効果を得ることができる。これによっ
て、簡単な構成で確実に溶湯全体を十分に加圧でき、引
け,巣等の欠陥のない高品質の鋳造品が安定してしかも
効率よく得られる。さらに本発明の波及的な効果とし
て、請求項1に係る発明と同様に、金型温度や溶湯温度
等の鋳造条件の変動を吸収できるため鋳造品の不良率が
低減されて捨て打ち数も少なくなり、温度管理が不要に
なるため周辺設備を低コスト化できるという優れた利点
を有し、極めて実用的な加圧鋳造方法となる。
れる加圧鋳造装置の全体構成を示す図である。
順を示すフローチャートである。
順を示すフローチャートである。
示す断面図及び加圧鋳造の結果を示す図である。
れる加圧鋳造装置の全体構成を示す図である。
順を示すフローチャートである。
を示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 キャビティ内に充填された溶湯が凝固す
る段階で加圧ピンを前記キャビティ方向へ前進させて前
記溶湯を加圧する加圧鋳造方法において、 前記加圧ピンが前進する際に前記溶湯から受ける反発力
を測定して該測定された反発力に応じて前記加圧ピンの
前進速度を変化させることを特徴とする加圧鋳造方法。 - 【請求項2】 キャビティ内に充填された溶湯が凝固す
る段階で加圧ピンを前記キャビティ方向へ前進させて前
記溶湯を加圧する加圧鋳造方法において、 前記加圧ピンが前進する際に前記溶湯から受ける反発力
を測定して該測定された反発力を加圧ピン状態量で補正
した値に応じて前記加圧ピンの前進速度を変化させるこ
とを特徴とする加圧鋳造方法。 - 【請求項3】 キャビティ内に充填された溶湯が凝固す
る段階で加圧ピンを前記キャビティ方向へ微速で前進さ
せて該微速前進に伴って前記加圧ピンの受ける反発力を
測定する微速前進工程と、前記反発力が所定の値に達し
た時点で前記加圧ピンを前記キャビティ方向へ高速で前
進させて前記溶湯の加圧を行う加圧工程とを有する加圧
鋳造方法において、 前記加圧ピンの微速前進開始から前記反発力が前記所定
の値に達するまでの時間に応じて前記加圧工程における
前記加圧ピンの前進速度を決定することを特徴とする加
圧鋳造方法。
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