JPH08108345A - Nc工作機械の工具の切削経路作成方法および切削シミュレーション方法 - Google Patents
Nc工作機械の工具の切削経路作成方法および切削シミュレーション方法Info
- Publication number
- JPH08108345A JPH08108345A JP24121794A JP24121794A JPH08108345A JP H08108345 A JPH08108345 A JP H08108345A JP 24121794 A JP24121794 A JP 24121794A JP 24121794 A JP24121794 A JP 24121794A JP H08108345 A JPH08108345 A JP H08108345A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- cutting
- dimensional array
- created
- grid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 要求形状を削り込む虞れなく、荒加工時に格
子間隔を大きくとって、計算時間を短縮する。 【構成】 各格子の単位正方形領域毎に要求形状表面の
z座標値の最大値を求め、この最大値を要素とする2次
元配列SH を作成する(処理11)。各格子の単位正方
形領域毎に工具先端形状表面のz座標値の最小値を求
め、この最小値を要素とする2次元配列HL を作成する
(処理12)。この作成した2次元配列SHとHL とか
ら、各格子の単位正方形領域内の全ての点で要求形状を
削り込むことなく工具を通過させ得る工具先端中心の下
限z座標値を求め、この下限z座標値を要素とする2次
元配列LI を削り込み限界面として作成する(処理1
3)。この作成した削り込み限界面LI から工具経路p
を作成する(処理14)。
子間隔を大きくとって、計算時間を短縮する。 【構成】 各格子の単位正方形領域毎に要求形状表面の
z座標値の最大値を求め、この最大値を要素とする2次
元配列SH を作成する(処理11)。各格子の単位正方
形領域毎に工具先端形状表面のz座標値の最小値を求
め、この最小値を要素とする2次元配列HL を作成する
(処理12)。この作成した2次元配列SHとHL とか
ら、各格子の単位正方形領域内の全ての点で要求形状を
削り込むことなく工具を通過させ得る工具先端中心の下
限z座標値を求め、この下限z座標値を要素とする2次
元配列LI を削り込み限界面として作成する(処理1
3)。この作成した削り込み限界面LI から工具経路p
を作成する(処理14)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、NCフライス盤やマ
シニングセンタ等のNC工作機械の制御方法に関し、特
に不規則あるいは複雑な3次元形状を切削加工する場合
の工具の切削経路作成方法および切削シミュレーション
方法に関するものである。
シニングセンタ等のNC工作機械の制御方法に関し、特
に不規則あるいは複雑な3次元形状を切削加工する場合
の工具の切削経路作成方法および切削シミュレーション
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、通常のCADデータとして適合し
にくいような不規則あるいは複雑な3次元形状(例え
ば、自由曲面形状,生物の形状,フラクタル形状など)
を要求形状とし、この要求形状をNC工作機械を用いて
切削加工する場合、工具の切削経路を簡単に作成する方
法として、要求形状,被削材の形状,工具の先端形状の
全てを格子点での高さを示す2次元配列で表現し、格子
点毎に干渉計算を行うことにより、工具の切削経路(以
下、工具経路と略す)の作成や切削シミュレーションを
実現する方法が提案されている(特願平2−32947
3号「NC工作機械における工具制御方法」,T.Saito,
T.Takahashi:"NC Machining with G-bufferMethod",Pro
c.SIGGRAPH'91,pp.207-216,他)。
にくいような不規則あるいは複雑な3次元形状(例え
ば、自由曲面形状,生物の形状,フラクタル形状など)
を要求形状とし、この要求形状をNC工作機械を用いて
切削加工する場合、工具の切削経路を簡単に作成する方
法として、要求形状,被削材の形状,工具の先端形状の
全てを格子点での高さを示す2次元配列で表現し、格子
点毎に干渉計算を行うことにより、工具の切削経路(以
下、工具経路と略す)の作成や切削シミュレーションを
実現する方法が提案されている(特願平2−32947
3号「NC工作機械における工具制御方法」,T.Saito,
T.Takahashi:"NC Machining with G-bufferMethod",Pro
c.SIGGRAPH'91,pp.207-216,他)。
【0003】〔工具経路の作成〕この従来手法で工具
経路を求めるためには、先ず、x,y,z座標系のz軸
を工具の回転軸にとり、x,y座標上に正方格子を設定
し、その各格子点における要求形状のz座標値(複数の
面が重なっている場合は最上面のz座標値)を要素とす
る2次元配列S(x,y)を作成する。また、工具先端
形状についても、各格子点におけるz座標値を要素とす
る2次元配列H(i,j)を作成する。ここで、H
(i,j)は、工具先端中心を座標原点としたときのx
=i,y=jの位置での工具先端形状表面のz座標値で
ある(ただし、格子間隔をx,y,zの単位長さとす
る)。
経路を求めるためには、先ず、x,y,z座標系のz軸
を工具の回転軸にとり、x,y座標上に正方格子を設定
し、その各格子点における要求形状のz座標値(複数の
面が重なっている場合は最上面のz座標値)を要素とす
る2次元配列S(x,y)を作成する。また、工具先端
形状についても、各格子点におけるz座標値を要素とす
る2次元配列H(i,j)を作成する。ここで、H
(i,j)は、工具先端中心を座標原点としたときのx
=i,y=jの位置での工具先端形状表面のz座標値で
ある(ただし、格子間隔をx,y,zの単位長さとす
る)。
【0004】このとき、要求形状を削り込まないための
工具先端中心の下限z座標値zI の条件は、図10から
分かるように、工具先端表面の全ての点(i,j)が要
求形状より上方に位置すること、すなわち、 zI +H(i,j)≧S(x+i,y+j) ・・・(1) である。したがって、削り込み限界面は、下記(2)式
により求められる。
工具先端中心の下限z座標値zI の条件は、図10から
分かるように、工具先端表面の全ての点(i,j)が要
求形状より上方に位置すること、すなわち、 zI +H(i,j)≧S(x+i,y+j) ・・・(1) である。したがって、削り込み限界面は、下記(2)式
により求められる。
【0005】
【数1】
【0006】これにより、削り込み限界面上の点L
I (x,y)を何らかの順序で読み出して、後述するよ
うに走査工具経路あるいは等高線工具経路により、工具
経路pは求められる。 〔切削シミュレーション〕切削シミュレーションについ
ては、各格子点における切削前形状のz座標値を要素と
する2次元配列R(x,y)と、工具先端形状の2次元
配列H(i,j)と、工具経路pとから、各格子点での
切削後形状のz座標値を要素とする2次元配列F(x,
y)を作成する。
I (x,y)を何らかの順序で読み出して、後述するよ
うに走査工具経路あるいは等高線工具経路により、工具
経路pは求められる。 〔切削シミュレーション〕切削シミュレーションについ
ては、各格子点における切削前形状のz座標値を要素と
する2次元配列R(x,y)と、工具先端形状の2次元
配列H(i,j)と、工具経路pとから、各格子点での
切削後形状のz座標値を要素とする2次元配列F(x,
y)を作成する。
【0007】先ず、工具経路pを前記格子上の格子点列
として近似する。その中の1点(xp ,yp ,zp )を
工具先端中心が通過して被削材を切削するとき、その時
点での被削材の表面形状の2次元配列W(xp ,yp )
とすると、図11に示すように、切削された部分の被削
材形状は以下のように変化する。 W(xp +i,yp +j):=zp +H(i,j) ・・・(3) ただし、i2 +j2 ≦r2 、rは工具半径。また、記
号:=は、切削によって左辺の変数が更新されることを示
す。
として近似する。その中の1点(xp ,yp ,zp )を
工具先端中心が通過して被削材を切削するとき、その時
点での被削材の表面形状の2次元配列W(xp ,yp )
とすると、図11に示すように、切削された部分の被削
材形状は以下のように変化する。 W(xp +i,yp +j):=zp +H(i,j) ・・・(3) ただし、i2 +j2 ≦r2 、rは工具半径。また、記
号:=は、切削によって左辺の変数が更新されることを示
す。
【0008】実際には、被削材表面が工具より下方にあ
る部分は切削されず、形状は変化しない。結局、被削材
形状の変化は、以下のようになる。 W(xp +i,yp +j):=min(W(xp +i,yp +j),zp +H( i,j)) ・・・(4) ただし、i2 +j2 ≦r2 、rは工具半径。 ここで、min((式),(式))は、(式)と
(式)との最小値をとる演算である。W(x,y)の
初期値をR(x,y)とし、この処理を工具経路pの格
子点列内の全ての点に対して実行したとき、最終的にW
(x,y)は切削後形状の2次元配列F(x,y)に一
致する。なお、F(x,y)を求める場合の処理の実行
順序は、工具経路pの格子点列の順序に依存しない。
る部分は切削されず、形状は変化しない。結局、被削材
形状の変化は、以下のようになる。 W(xp +i,yp +j):=min(W(xp +i,yp +j),zp +H( i,j)) ・・・(4) ただし、i2 +j2 ≦r2 、rは工具半径。 ここで、min((式),(式))は、(式)と
(式)との最小値をとる演算である。W(x,y)の
初期値をR(x,y)とし、この処理を工具経路pの格
子点列内の全ての点に対して実行したとき、最終的にW
(x,y)は切削後形状の2次元配列F(x,y)に一
致する。なお、F(x,y)を求める場合の処理の実行
順序は、工具経路pの格子点列の順序に依存しない。
【0009】〔工具経路の作成〕さらに、上記手法の
組み合わせによって、工具上部の刃のない部分と被削材
との衝突を回避するような工具経路を作成することもで
きる。そのためには、各格子点における工具上部形状
(図12参照)のz座標値を要素とする2次元配列U
(i,j)を作成する。なお、図12において、1−1
は工具の刃の部分、1−2は工具上部の刃のない部分を
示している。ここで、配列U(i,j)は、工具先端中
心を座標原点としたときのx=i,y=jの位置での工
具上部形状表面のz座標値である。このとき、被削材と
衝突しないための工具先端中心のz座標値zC の条件
は、工具上部表面の全ての点(i,j)が切削前形状よ
り上方に位置すること、すなわち、 zC +U(i,j)≧R(x+i,y+j) ・・・(5) である。したがって、衝突限界面は、下記(6)式によ
り求められる。
組み合わせによって、工具上部の刃のない部分と被削材
との衝突を回避するような工具経路を作成することもで
きる。そのためには、各格子点における工具上部形状
(図12参照)のz座標値を要素とする2次元配列U
(i,j)を作成する。なお、図12において、1−1
は工具の刃の部分、1−2は工具上部の刃のない部分を
示している。ここで、配列U(i,j)は、工具先端中
心を座標原点としたときのx=i,y=jの位置での工
具上部形状表面のz座標値である。このとき、被削材と
衝突しないための工具先端中心のz座標値zC の条件
は、工具上部表面の全ての点(i,j)が切削前形状よ
り上方に位置すること、すなわち、 zC +U(i,j)≧R(x+i,y+j) ・・・(5) である。したがって、衝突限界面は、下記(6)式によ
り求められる。
【0010】
【数2】
【0011】この衝突限界面LC (x,y)と前記削り
込み限界面LI (x,y)とを各格子点毎に比較し、上
方の点をとることによって得られる複合限界面上の点を
何らかの方法で走査することにより、衝突を回避するよ
うな工具経路pは求められる。このように、各形状をz
座標値(z値)の2次元配列で表現することにより、形
状や工具の種類に拘らず、統一的かつ簡易な方法で工具
経路作成や切削シミュレーションを行うことができる。
込み限界面LI (x,y)とを各格子点毎に比較し、上
方の点をとることによって得られる複合限界面上の点を
何らかの方法で走査することにより、衝突を回避するよ
うな工具経路pは求められる。このように、各形状をz
座標値(z値)の2次元配列で表現することにより、形
状や工具の種類に拘らず、統一的かつ簡易な方法で工具
経路作成や切削シミュレーションを行うことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術を用いた場合、以下の2つの問題が生じる。 〔問題1〕太い工具を用いる荒加工の工具経路作成や切
削シミュレーションにより多くの時間がかかる。なぜな
ら、格子点毎に干渉計算を行う場合の計算量は、被削材
の格子点数と工具先端形状の格子点数との積に比例す
る。したがって、工具を変更すると、工具径の2乗に比
例した計算時間が必要である。しかるに、本来なら計算
精度を要求されないはずの荒加工の計算のために、仕上
げ加工よりも多くの計算時間がかかる、このことが全体
の処理時間を短縮する上でボトルネックとなる。
来技術を用いた場合、以下の2つの問題が生じる。 〔問題1〕太い工具を用いる荒加工の工具経路作成や切
削シミュレーションにより多くの時間がかかる。なぜな
ら、格子点毎に干渉計算を行う場合の計算量は、被削材
の格子点数と工具先端形状の格子点数との積に比例す
る。したがって、工具を変更すると、工具径の2乗に比
例した計算時間が必要である。しかるに、本来なら計算
精度を要求されないはずの荒加工の計算のために、仕上
げ加工よりも多くの計算時間がかかる、このことが全体
の処理時間を短縮する上でボトルネックとなる。
【0013】荒加工だけを考えれば、格子間隔を大きく
とって格子点数を削減すれば、計算時間は短縮される。
しかしながら、削減した格子点での高さを無視すること
になるため、この部分で要求形状を削り込む危険性があ
る。また、その後の仕上げ加工では、精度を要求される
ために、格子間隔を小さくしなければならない。このと
き、荒加工後の被削材のシミュレーション形状を仕上げ
加工前の形状として用いる必要があるが、格子間隔を小
さくすると、データに抜けが生じ、仕上げ加工時に正し
いシミュレーションができない。
とって格子点数を削減すれば、計算時間は短縮される。
しかしながら、削減した格子点での高さを無視すること
になるため、この部分で要求形状を削り込む危険性があ
る。また、その後の仕上げ加工では、精度を要求される
ために、格子間隔を小さくしなければならない。このと
き、荒加工後の被削材のシミュレーション形状を仕上げ
加工前の形状として用いる必要があるが、格子間隔を小
さくすると、データに抜けが生じ、仕上げ加工時に正し
いシミュレーションができない。
【0014】〔問題2〕切削シミュレーションにおいて
は、格子点での切削状況のみを評価しているに過ぎず、
格子点間でいかなる誤差があっても無視されてしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、要求形状を削り込む虞れ
なく、荒加工時に格子間隔を大きくとって、計算時間を
短縮することの可能なNC工作機械の工具の切削経路作
成方法を提供することにある。また、荒加工後の被削材
のシミュレーション形状を仕上げ加工前の形状として用
いる場合、格子間隔を小さくしても、仕上げ加工時に正
しいシミュレーションを行うことの可能な、また誤差の
範囲を正確に求めることの可能なNC工作機械の工具の
切削シミュレーション方法を提供することにある。
は、格子点での切削状況のみを評価しているに過ぎず、
格子点間でいかなる誤差があっても無視されてしまう。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、要求形状を削り込む虞れ
なく、荒加工時に格子間隔を大きくとって、計算時間を
短縮することの可能なNC工作機械の工具の切削経路作
成方法を提供することにある。また、荒加工後の被削材
のシミュレーション形状を仕上げ加工前の形状として用
いる場合、格子間隔を小さくしても、仕上げ加工時に正
しいシミュレーションを行うことの可能な、また誤差の
範囲を正確に求めることの可能なNC工作機械の工具の
切削シミュレーション方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、x,
y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、x,y座標
上に正方格子を設定し、この各格子の単位正方形領域毎
に要求形状表面のz座標値の最大値を求め、この最大値
を要素とする2次元配列SH を作成し、また、各格子の
単位正方形領域毎に工具先端形状表面のz座標値の最小
値を求め、この最小値を要素とする2次元配列HL を作
成し、この作成した2次元配列SH とHL とから、各格
子の単位正方形領域内の全ての点で要求形状を削り込む
ことなく工具を通過させ得る工具先端中心の下限z座標
値を求め、この下限z座標値を要素とする2次元配列L
I を削り込み限界面として作成するものとし、この作成
した削り込み限界面LI から工具の切削経路pを作成す
るようにしたものである。
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、x,
y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、x,y座標
上に正方格子を設定し、この各格子の単位正方形領域毎
に要求形状表面のz座標値の最大値を求め、この最大値
を要素とする2次元配列SH を作成し、また、各格子の
単位正方形領域毎に工具先端形状表面のz座標値の最小
値を求め、この最小値を要素とする2次元配列HL を作
成し、この作成した2次元配列SH とHL とから、各格
子の単位正方形領域内の全ての点で要求形状を削り込む
ことなく工具を通過させ得る工具先端中心の下限z座標
値を求め、この下限z座標値を要素とする2次元配列L
I を削り込み限界面として作成するものとし、この作成
した削り込み限界面LI から工具の切削経路pを作成す
るようにしたものである。
【0016】また、第2発明(請求項2に係る発明)
は、x,y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、
x,y座標上に正方格子を設定し、この各格子の単位正
方形領域毎に工具先端形状表面のz座標値の最小値およ
び最大値を求め、この最小値および最大値を要素とする
2次元配列HL およびHH を作成し、この作成した2次
元配列HL およびHH と、各格子の単位正方形領域毎に
求められた切削加工前の被削材表面である切削前形状が
取り得るz座標値の下限値および上限値を構成要素とす
る2次元配列RL およびRH と、工具の切削経路pとか
ら、各格子の単位正方形領域毎に切削加工後の被削材表
面である切削後形状が取り得るz座標値の下限値および
上限値を求め、この下限値および上限値を構成要素とす
る2次元配列FL およびFH を作成するようにしたもの
である。
は、x,y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、
x,y座標上に正方格子を設定し、この各格子の単位正
方形領域毎に工具先端形状表面のz座標値の最小値およ
び最大値を求め、この最小値および最大値を要素とする
2次元配列HL およびHH を作成し、この作成した2次
元配列HL およびHH と、各格子の単位正方形領域毎に
求められた切削加工前の被削材表面である切削前形状が
取り得るz座標値の下限値および上限値を構成要素とす
る2次元配列RL およびRH と、工具の切削経路pとか
ら、各格子の単位正方形領域毎に切削加工後の被削材表
面である切削後形状が取り得るz座標値の下限値および
上限値を求め、この下限値および上限値を構成要素とす
る2次元配列FL およびFH を作成するようにしたもの
である。
【0017】また、第3発明(請求項3に係る発明)
は、x,y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、
x,y座標上に正方格子を設定し、この各格子の単位正
方形領域毎に要求形状表面のz座標値の最大値を求め、
この最大値を要素とする2次元配列SH を作成し、ま
た、各格子の単位正方形領域毎に工具先端形状表面のz
座標値の最小値を求め、この最小値を要素とする2次元
配列HL を作成し、この作成した2次元配列SH とHL
とから、各格子の単位正方形領域内の全ての点で要求形
状を削り込むことなく工具を通過させ得る工具先端中心
の下限z座標値を求め、この下限z座標値を要素とする
2次元配列LI を削り込み限界面として作成する一方、
各格子の単位正方形領域毎に工具上部の刃のない部分で
ある工具上部形状のz座標値の最小値を求め、この最小
値を要素とする2次元配列UL を作成し、この作成した
2次元配列UL と各格子の単位正方形領域毎に求められ
た切削加工前の被削材表面である切削前形状が取り得る
z座標値の上限値を構成要素とする2次元配列RH とか
ら、各格子の各単位正方形領域内の全ての点で被削材と
工具上部とが衝突することなく工具を通過させ得る工具
先端中心の下限z座標値を求め、この下限z座標値を要
素とする2次元配列LC を衝突限界面として作成し、こ
の作成した衝突限界面LC と削り込み限界面LI とから
工具の切削経路pを作成するようにしたものである。
は、x,y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、
x,y座標上に正方格子を設定し、この各格子の単位正
方形領域毎に要求形状表面のz座標値の最大値を求め、
この最大値を要素とする2次元配列SH を作成し、ま
た、各格子の単位正方形領域毎に工具先端形状表面のz
座標値の最小値を求め、この最小値を要素とする2次元
配列HL を作成し、この作成した2次元配列SH とHL
とから、各格子の単位正方形領域内の全ての点で要求形
状を削り込むことなく工具を通過させ得る工具先端中心
の下限z座標値を求め、この下限z座標値を要素とする
2次元配列LI を削り込み限界面として作成する一方、
各格子の単位正方形領域毎に工具上部の刃のない部分で
ある工具上部形状のz座標値の最小値を求め、この最小
値を要素とする2次元配列UL を作成し、この作成した
2次元配列UL と各格子の単位正方形領域毎に求められ
た切削加工前の被削材表面である切削前形状が取り得る
z座標値の上限値を構成要素とする2次元配列RH とか
ら、各格子の各単位正方形領域内の全ての点で被削材と
工具上部とが衝突することなく工具を通過させ得る工具
先端中心の下限z座標値を求め、この下限z座標値を要
素とする2次元配列LC を衝突限界面として作成し、こ
の作成した衝突限界面LC と削り込み限界面LI とから
工具の切削経路pを作成するようにしたものである。
【0018】
【作用】したがってこの発明によれば、第1発明では、
要求形状表面の各格子の単位正方形領域でのz座標値の
最大値を要素とする2次元配列SH と、工具先端形状表
面の各格子の単位正方形領域でのz座標値の最小値を要
素とする2次元配列HLとから、削り込み限界面LI が
作成され、この作成された削り込み限界面LI から工具
の切削経路pが作成される。
要求形状表面の各格子の単位正方形領域でのz座標値の
最大値を要素とする2次元配列SH と、工具先端形状表
面の各格子の単位正方形領域でのz座標値の最小値を要
素とする2次元配列HLとから、削り込み限界面LI が
作成され、この作成された削り込み限界面LI から工具
の切削経路pが作成される。
【0019】第2発明では、工具先端形状表面の各格子
の単位正方形領域でのz座標値の最小値および最大値を
要素とする2次元配列HL およびHH と、切削前形状の
各格子の単位正方形領域でのz座標値が取り得る下限値
および上限値を構成要素とする2次元配列RL およびR
H と、工具の切削経路pとから、切削後形状の各格子の
単位正方形領域でのz座標値が取り得る下限値および上
限値を構成要素とする2次元配列FL およびFH が作成
される。
の単位正方形領域でのz座標値の最小値および最大値を
要素とする2次元配列HL およびHH と、切削前形状の
各格子の単位正方形領域でのz座標値が取り得る下限値
および上限値を構成要素とする2次元配列RL およびR
H と、工具の切削経路pとから、切削後形状の各格子の
単位正方形領域でのz座標値が取り得る下限値および上
限値を構成要素とする2次元配列FL およびFH が作成
される。
【0020】また、第3発明では、要求形状表面の各格
子の単位正方形領域でのz座標値の最大値を要素とする
2次元配列SH と、工具先端形状表面の各格子の単位正
方形領域でのz座標値の最小値を要素とする2次元配列
HL とから、削り込み限界面LI が作成される一方、工
具上部形状の各格子の単位正方形領域でのz座標値の最
小値を要素とする2次元配列UL と、切削前形状の各格
子の単位正方形領域でのz座標値が取り得る上限値を構
成要素とする2次元配列RH とから、衝突限界面LC が
作成され、この作成された衝突限界面LC と削り込み限
界面LI とから工具の切削経路pが作成される。
子の単位正方形領域でのz座標値の最大値を要素とする
2次元配列SH と、工具先端形状表面の各格子の単位正
方形領域でのz座標値の最小値を要素とする2次元配列
HL とから、削り込み限界面LI が作成される一方、工
具上部形状の各格子の単位正方形領域でのz座標値の最
小値を要素とする2次元配列UL と、切削前形状の各格
子の単位正方形領域でのz座標値が取り得る上限値を構
成要素とする2次元配列RH とから、衝突限界面LC が
作成され、この作成された衝突限界面LC と削り込み限
界面LI とから工具の切削経路pが作成される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき図面を参照し
ながら説明する。なお、以下の説明では、工具の回転軸
をz軸方向として上方(z軸正方向)から切削するよう
な、x,y,zの3軸制御のNCフライス盤もしくはマ
シニングセンタを例にとって説明する。また、図2に示
すように、各正方形領域での値を要素とする2次元配列
においては、添字が(a,b)の要素が、格子点(a,
b)をx,yの最小値に持つような正方形領域、すなわ
ちa≦x<a+1,b≦y<b+1に対応するものとす
る。すなわち、x,y座標上に正方格子を設定し、格子
点(a,b)の単位正方形領域を正方形領域(a,b)
とする。
ながら説明する。なお、以下の説明では、工具の回転軸
をz軸方向として上方(z軸正方向)から切削するよう
な、x,y,zの3軸制御のNCフライス盤もしくはマ
シニングセンタを例にとって説明する。また、図2に示
すように、各正方形領域での値を要素とする2次元配列
においては、添字が(a,b)の要素が、格子点(a,
b)をx,yの最小値に持つような正方形領域、すなわ
ちa≦x<a+1,b≦y<b+1に対応するものとす
る。すなわち、x,y座標上に正方格子を設定し、格子
点(a,b)の単位正方形領域を正方形領域(a,b)
とする。
【0022】〔工具経路の作成:第1発明〕図1に第
1発明の実施例としてその工具経路作成方法の処理の流
れを示す。この実施例では、先ず、処理11において、
各格子の単位正方形領域毎に、要求形状表面のz座標値
(複数の面が上下方向に重なっている場合は最上面のz
座標値)の最小値および最大値を求め、この最小値およ
び最大値を要素とする2次元配列SL (x,y)および
SH (x,y)を作成する。
1発明の実施例としてその工具経路作成方法の処理の流
れを示す。この実施例では、先ず、処理11において、
各格子の単位正方形領域毎に、要求形状表面のz座標値
(複数の面が上下方向に重なっている場合は最上面のz
座標値)の最小値および最大値を求め、この最小値およ
び最大値を要素とする2次元配列SL (x,y)および
SH (x,y)を作成する。
【0023】今、仮に、各単位正方形領域内の1点(例
えば、中心点)での要求形状表面のz座標値を要素とす
る2次元配列S(x,y)を考えると、この配列S
(x,y)は、CG(コンピュータグラフィックス)で
平行投影画像を生成する場合に使用されるzバッファ
(視点から対象物体表面までの距離を画素毎に蓄えた2
次元配列)に他ならない。したがって、配列S(x,
y)の作成には、CGにおいて広く一般的に使われてい
る手法(zバッファ法,レイトレーシング法など)が適
用できる。本実施例では、各単位正方形領域内の一点だ
けでなく、全ての点に対する最小値,最大値が必要であ
り、これらを求めるために、例えば次のような方法を用
いる。
えば、中心点)での要求形状表面のz座標値を要素とす
る2次元配列S(x,y)を考えると、この配列S
(x,y)は、CG(コンピュータグラフィックス)で
平行投影画像を生成する場合に使用されるzバッファ
(視点から対象物体表面までの距離を画素毎に蓄えた2
次元配列)に他ならない。したがって、配列S(x,
y)の作成には、CGにおいて広く一般的に使われてい
る手法(zバッファ法,レイトレーシング法など)が適
用できる。本実施例では、各単位正方形領域内の一点だ
けでなく、全ての点に対する最小値,最大値が必要であ
り、これらを求めるために、例えば次のような方法を用
いる。
【0024】第1の方法は、単位正方形領域内に規則的
もしくは不規則に複数個のサンプル点をとり、それらの
各サンプル点でのz座標値を一般的なCG手法を用いて
算出し、単位正方形領域毎にその内部のサンプル点での
z座標値の最小値および最大値を求めるものである。こ
の場合、サンプル点間の形状変化には対応できないた
め、最小値,最大値は厳密なものではないが、サンプル
点の数を充分多くとれば、多くの対象で必要な精度を出
すことができる。
もしくは不規則に複数個のサンプル点をとり、それらの
各サンプル点でのz座標値を一般的なCG手法を用いて
算出し、単位正方形領域毎にその内部のサンプル点での
z座標値の最小値および最大値を求めるものである。こ
の場合、サンプル点間の形状変化には対応できないた
め、最小値,最大値は厳密なものではないが、サンプル
点の数を充分多くとれば、多くの対象で必要な精度を出
すことができる。
【0025】第2の方法は、CG法としてクロススキャ
ンライン法を応用するものである。クロススキャンライ
ン法で画像生成を行う場合、図3に示すように、画素を
単位正方形領域と考え、多角形の面の組み合わせとして
構成された対象物の各単位正方形領域内に投影される全
ての可視面を多角形領域として算出し、それぞれの領域
の輝度を多角形の面積で重み付けして足し合わせること
により、各画素の輝度を求める。NC工作機械で切削す
る場合は、輝度と面積を算出するかわりに、各単位正方
形領域毎に、内部の全ての多角形領域の頂点でのz値を
算出し、その中の最小値および最大値を求めれば、それ
が単位正方形領域内の全ての点での最小値および最大値
に一致する。図3の例では、斜めに置かれた直方体を切
削することに対応するが、図3に示した単位正方形領域
の場合、黒丸で示した点でのz値を求め、その中の最小
値と最大値を求めればよい。z軸正方向から投影してい
るものとすると、この例では、最も奥の点Aが最小値
に、最も手前の点Bが最大値に対応する。
ンライン法を応用するものである。クロススキャンライ
ン法で画像生成を行う場合、図3に示すように、画素を
単位正方形領域と考え、多角形の面の組み合わせとして
構成された対象物の各単位正方形領域内に投影される全
ての可視面を多角形領域として算出し、それぞれの領域
の輝度を多角形の面積で重み付けして足し合わせること
により、各画素の輝度を求める。NC工作機械で切削す
る場合は、輝度と面積を算出するかわりに、各単位正方
形領域毎に、内部の全ての多角形領域の頂点でのz値を
算出し、その中の最小値および最大値を求めれば、それ
が単位正方形領域内の全ての点での最小値および最大値
に一致する。図3の例では、斜めに置かれた直方体を切
削することに対応するが、図3に示した単位正方形領域
の場合、黒丸で示した点でのz値を求め、その中の最小
値と最大値を求めればよい。z軸正方向から投影してい
るものとすると、この例では、最も奥の点Aが最小値
に、最も手前の点Bが最大値に対応する。
【0026】次に、処理12において、工具先端形状の
2次元配列HL (i,j),HH (i,j)を作成す
る。一般に、工具先端の形状は、平面,球面,円錐面な
どの単純な形状であるから、中心点(回転軸)と各単位
正方形領域の四隅との距離から容易に求められる。一例
として、r=3のボールエンドミルに対する2次元配列
HL (i,j),HH (i,j)を、図4(b),
(c)に示す。工具先端中心のz座標値を0とした場
合、中心から距離dだけ離れた点でのz座標値hは(図
4(a)参照)、下記(7)式により求められる。
2次元配列HL (i,j),HH (i,j)を作成す
る。一般に、工具先端の形状は、平面,球面,円錐面な
どの単純な形状であるから、中心点(回転軸)と各単位
正方形領域の四隅との距離から容易に求められる。一例
として、r=3のボールエンドミルに対する2次元配列
HL (i,j),HH (i,j)を、図4(b),
(c)に示す。工具先端中心のz座標値を0とした場
合、中心から距離dだけ離れた点でのz座標値hは(図
4(a)参照)、下記(7)式により求められる。
【0027】
【数3】
【0028】例えば、HL (0,1),HH (0,1)
を求める場合(図4(b),(c)中の二重丸で記した
部分)、(0,1),(0,2),(1,1),(1,
2)を四隅とする単位正方形領域の内、工具中心と最も
近い点の距離がd=1(座標値(0,1))、最も遠い
点の距離がd=√5、となる。したがって、z座標値の
最小値および最大値は、次のようなる。なお、+∞は、
該当する点が工具形状の外側にあることを意味する。
を求める場合(図4(b),(c)中の二重丸で記した
部分)、(0,1),(0,2),(1,1),(1,
2)を四隅とする単位正方形領域の内、工具中心と最も
近い点の距離がd=1(座標値(0,1))、最も遠い
点の距離がd=√5、となる。したがって、z座標値の
最小値および最大値は、次のようなる。なお、+∞は、
該当する点が工具形状の外側にあることを意味する。
【0029】
【数4】
【0030】次に、処理13において、削り込み限界面
の2次元配列LI (x,y)を算出する。この場合の配
列LI (x,y)の算出方法は、従来手法に示した「要
求形状S(x,y)と工具先端形状H(i,j)からの
配列LI (x,y)の算出方法」と同様である。ただ
し、本実施例では、単位正方形領域内の全ての点で要求
形状を削り込まないことを保証するため、図5に太線形
状で示すように、要求形状として最大z値の2次元配列
SH (x,y)を、工具先端形状として最小z値の2次
元配列HL (i,j)を、それぞれ用いる。したがっ
て、配列LI (x,y)は次式で得られる。
の2次元配列LI (x,y)を算出する。この場合の配
列LI (x,y)の算出方法は、従来手法に示した「要
求形状S(x,y)と工具先端形状H(i,j)からの
配列LI (x,y)の算出方法」と同様である。ただ
し、本実施例では、単位正方形領域内の全ての点で要求
形状を削り込まないことを保証するため、図5に太線形
状で示すように、要求形状として最大z値の2次元配列
SH (x,y)を、工具先端形状として最小z値の2次
元配列HL (i,j)を、それぞれ用いる。したがっ
て、配列LI (x,y)は次式で得られる。
【0031】
【数5】
【0032】そして、最後に、工具経路pを求めるため
に、工具経路作成処理14を行う。この処理14では、
以下のような用法を用いて、工具経路pを求める。 (1)走査工具経路 工具をxもしくはy座標一定で移動させる方法である。
配列LI (x,y)の要素を縦もしくは横方向に順次読
み出すことにより得られる。 (2)等高線工具経路 工具をある水平面上(z座標一定)で移動させる方法で
ある。配列LI (x,y)上で、このz座標をもつ点を
追跡して行くことにより、経路は得られる。
に、工具経路作成処理14を行う。この処理14では、
以下のような用法を用いて、工具経路pを求める。 (1)走査工具経路 工具をxもしくはy座標一定で移動させる方法である。
配列LI (x,y)の要素を縦もしくは横方向に順次読
み出すことにより得られる。 (2)等高線工具経路 工具をある水平面上(z座標一定)で移動させる方法で
ある。配列LI (x,y)上で、このz座標をもつ点を
追跡して行くことにより、経路は得られる。
【0033】〔切削シミュレーション:第2発明〕図6
に第2発明の実施例としてその切削シミュレーション方
法の処理の流れを示す。先ず、切削前形状および工具先
端形状のそれぞれについて、各単位正方形領域でのz座
標値の最小値および最大値を要素とする2次元配列を準
備する。工具先端形状の2次元配列HL (i,j)およ
びHH (i,j)については、前述した処理12(図1
参照)によって作成する。
に第2発明の実施例としてその切削シミュレーション方
法の処理の流れを示す。先ず、切削前形状および工具先
端形状のそれぞれについて、各単位正方形領域でのz座
標値の最小値および最大値を要素とする2次元配列を準
備する。工具先端形状の2次元配列HL (i,j)およ
びHH (i,j)については、前述した処理12(図1
参照)によって作成する。
【0034】切削前形状の2次元配列RL (x,y)お
よびRH (x,y)については、切削加工の最初の工程
(荒加工等)の場合は被削材の初期形状から求める。す
なわち、各格子の単位正方形領域毎に、切削加工前の被
削材表面である切削前形状が取り得るz座標値の下限値
および上限値(範囲)を求め、この下限値および上限値
を構成要素とする2次元配列RL (x,y)およびRH
(x,y)を求める。2番目以降の工程(仕上げ加工
等)の場合は、前工程の切削シミュレーションを行い、
その結果である切削後形状の2次元配列を用いる。
よびRH (x,y)については、切削加工の最初の工程
(荒加工等)の場合は被削材の初期形状から求める。す
なわち、各格子の単位正方形領域毎に、切削加工前の被
削材表面である切削前形状が取り得るz座標値の下限値
および上限値(範囲)を求め、この下限値および上限値
を構成要素とする2次元配列RL (x,y)およびRH
(x,y)を求める。2番目以降の工程(仕上げ加工
等)の場合は、前工程の切削シミュレーションを行い、
その結果である切削後形状の2次元配列を用いる。
【0035】そして、処理21において、工具先端形状
の2次元配列HL (i,j)およびHH (i,j)と、
切削前形状の2次元配列RL (x,y)およびR
H (x,y)と、工具経路pとから、切削後形状を算出
する。処理21での切削後形状の算出は次のようにして
行う。先ず、工具経路pをx,y平面上で前記格子に重
ね、p上の格子点、pと格子を構成する直線との交点、
およびp上の屈曲点を要素とする点列Q={Q1 ,
Q2 ,Q3 ,・・・}に変換する。
の2次元配列HL (i,j)およびHH (i,j)と、
切削前形状の2次元配列RL (x,y)およびR
H (x,y)と、工具経路pとから、切削後形状を算出
する。処理21での切削後形状の算出は次のようにして
行う。先ず、工具経路pをx,y平面上で前記格子に重
ね、p上の格子点、pと格子を構成する直線との交点、
およびp上の屈曲点を要素とする点列Q={Q1 ,
Q2 ,Q3 ,・・・}に変換する。
【0036】図7に工具経路pと点列Qとの関係の例を
示す。今、工具中心が点列Qの各点を通過して行くと
き、各時点における被削材表面形状の各単位正方形領域
でのz座標値の最小値および最大値の2次元配列を、そ
れぞれWL (x,y),WH (x,y)とする。工具中
心が格子点A=(xA ,yA )の近傍を通過する場合、
xA −1<x<xA +1,yA −1<y<yA +1の範
囲内(図8に点々で示す領域)に含まれる点列Qの点
が、Qa ,Qa+1 ,Qa+2 ,…Qb であったとすると、
先ずこれらの点および隣接する2点、すなわちQa-1 ,
Qa ,Qa+1 ,…Qb ,Qb+1 の合わせて(b−a+
3)個の点の中でのz座標の最小値zqminを求める。例
えば、図8の格子点Aの場合、zqminは白丸の5点の中
での最小値となる。このとき、格子点Aの近傍を工具中
心が通過したの後の被削材形状の下限値,上限値は以下
のようになる。
示す。今、工具中心が点列Qの各点を通過して行くと
き、各時点における被削材表面形状の各単位正方形領域
でのz座標値の最小値および最大値の2次元配列を、そ
れぞれWL (x,y),WH (x,y)とする。工具中
心が格子点A=(xA ,yA )の近傍を通過する場合、
xA −1<x<xA +1,yA −1<y<yA +1の範
囲内(図8に点々で示す領域)に含まれる点列Qの点
が、Qa ,Qa+1 ,Qa+2 ,…Qb であったとすると、
先ずこれらの点および隣接する2点、すなわちQa-1 ,
Qa ,Qa+1 ,…Qb ,Qb+1 の合わせて(b−a+
3)個の点の中でのz座標の最小値zqminを求める。例
えば、図8の格子点Aの場合、zqminは白丸の5点の中
での最小値となる。このとき、格子点Aの近傍を工具中
心が通過したの後の被削材形状の下限値,上限値は以下
のようになる。
【0037】
【数6】
【0038】特に、格子点A上を工具中心が通過した場
合は、上記の処理に加えて、被削材形状の上限値は以下
のようになる。 WH (xA +i,yA +j):=min(WH (xA +i,yA +j),z+HH (i,j)) ・・・(14) ただし、i2 +j2 ≦r2 、rは工具半径。 WL (x,y),WH (x,y)の初期値をそれぞれR
L (x,y),RH (x,y)とし、この処理を工具経
路の格子点列内の全ての点に対して実行したとき、最終
的にWL (x,y),WH (x,y)は、求める切削後
形状の2次元配列FL (x,y),FH (x,y)に一
致する。
合は、上記の処理に加えて、被削材形状の上限値は以下
のようになる。 WH (xA +i,yA +j):=min(WH (xA +i,yA +j),z+HH (i,j)) ・・・(14) ただし、i2 +j2 ≦r2 、rは工具半径。 WL (x,y),WH (x,y)の初期値をそれぞれR
L (x,y),RH (x,y)とし、この処理を工具経
路の格子点列内の全ての点に対して実行したとき、最終
的にWL (x,y),WH (x,y)は、求める切削後
形状の2次元配列FL (x,y),FH (x,y)に一
致する。
【0039】上記の処理を工具経路pに沿った順序で行
う場合、各点でのWL (x,y),WH (x,y)の変
化量から、切削量や工具にかかる負荷を求めることがで
きる。一方、最終的な切削後形状を求めることが目的の
場合、点列qをどのような順序で処理しても差し支えな
い。切削後形状の2次元配列FL (x,y),F
H (x,y)は、要求形状の2次元配列SL (x,
y),SH (x,y)と比較することにより、削り残し
量および削り込み量のチェックに用いることができる。
この場合、各単位正方形領域の削り残し量あるいは削り
込み量は、 下限値:DL (x,y)=FL (x,y)−SH (x,
y) 上限値:DH (x,y)=FH (x,y)−SL (x,
y) でおさえることができる。ここで、DL (x,y)およ
びDH (x,y)は、正のとき削り残し量,負のとき削
り込み量を表す。
う場合、各点でのWL (x,y),WH (x,y)の変
化量から、切削量や工具にかかる負荷を求めることがで
きる。一方、最終的な切削後形状を求めることが目的の
場合、点列qをどのような順序で処理しても差し支えな
い。切削後形状の2次元配列FL (x,y),F
H (x,y)は、要求形状の2次元配列SL (x,
y),SH (x,y)と比較することにより、削り残し
量および削り込み量のチェックに用いることができる。
この場合、各単位正方形領域の削り残し量あるいは削り
込み量は、 下限値:DL (x,y)=FL (x,y)−SH (x,
y) 上限値:DH (x,y)=FH (x,y)−SL (x,
y) でおさえることができる。ここで、DL (x,y)およ
びDH (x,y)は、正のとき削り残し量,負のとき削
り込み量を表す。
【0040】切削後形状の2次元配列FL (x,y),
FH (x,y)は、次工程の切削前形状の2次元配列R
L (x,y),RH (x,y)として用いることができ
る。もし、工程間で格子間隔に変更がなければ、それぞ
れの2次元配列はそのままの形で利用できる。格子間隔
に変更がある場合、後工程での各単位正方形領域の最小
z値RL (x,y)は、前工程での格子との対応位置を
調べ、重なりのある全ての単位正方形領域の最小z値F
L (x,y)の最小値を計算することにより求められ
る。後工程の最大z値RH (x,y)についても同様
に、前工程での対応する領域の最大z値FH (x,y)
の最大値として求められる。これにより、荒加工時に格
子間隔を大きくとり、仕上げ加工時に格子間隔を小さく
するものとしても、正しいシミュレーションを行うこと
ができる。
FH (x,y)は、次工程の切削前形状の2次元配列R
L (x,y),RH (x,y)として用いることができ
る。もし、工程間で格子間隔に変更がなければ、それぞ
れの2次元配列はそのままの形で利用できる。格子間隔
に変更がある場合、後工程での各単位正方形領域の最小
z値RL (x,y)は、前工程での格子との対応位置を
調べ、重なりのある全ての単位正方形領域の最小z値F
L (x,y)の最小値を計算することにより求められ
る。後工程の最大z値RH (x,y)についても同様
に、前工程での対応する領域の最大z値FH (x,y)
の最大値として求められる。これにより、荒加工時に格
子間隔を大きくとり、仕上げ加工時に格子間隔を小さく
するものとしても、正しいシミュレーションを行うこと
ができる。
【0041】〔工具経路の作成:第3発明〕図9に第
3発明の実施例としてその工具経路作成方法の処理の流
れを示す。この実施例では、処理31において、工具上
部形状の2次元配列UL (i,j)を求める。この処理
31での配列UL (i,j)の作成は、図1に示した処
理12と同様の方法で行う。処理32では衝突限界面の
2次元配列LC (x,y)の算出を行う。この処理32
での配列LC (x,y)の作成は、従来手法に示した
「切削前形状R(x,y)と工具上部形状U(x,y)
から配列LC (x,y)を算出する方法」と同様であ
る。ただし、単位正方形領域の全ての点で切削前形状と
工具上部とが衝突しないことを保証するため、切削前形
状として上限z値の2次元配列RH (x,y)を、工具
上部形状として最小z値の2次元配列UL (x,y)
を、それぞれ用いる。したがって、配列LC (x,y)
は、次式で与えられる。
3発明の実施例としてその工具経路作成方法の処理の流
れを示す。この実施例では、処理31において、工具上
部形状の2次元配列UL (i,j)を求める。この処理
31での配列UL (i,j)の作成は、図1に示した処
理12と同様の方法で行う。処理32では衝突限界面の
2次元配列LC (x,y)の算出を行う。この処理32
での配列LC (x,y)の作成は、従来手法に示した
「切削前形状R(x,y)と工具上部形状U(x,y)
から配列LC (x,y)を算出する方法」と同様であ
る。ただし、単位正方形領域の全ての点で切削前形状と
工具上部とが衝突しないことを保証するため、切削前形
状として上限z値の2次元配列RH (x,y)を、工具
上部形状として最小z値の2次元配列UL (x,y)
を、それぞれ用いる。したがって、配列LC (x,y)
は、次式で与えられる。
【0042】
【数7】
【0043】なお、切削前形状の2次元配列RH (x,
y)は、前切削工程について切削シミュレーションを行
っていれば、その結果を用いることができる。衝突を回
避する工具経路pを算出するための工具経路作成処理3
3については、前記従来手法と同様である。すなわち、
削り込み限界面LI (x,y)と衝突限界面LC (x,
y)とを各格子点毎に比較し、上方の点をとることによ
って、複合限界面の2次元配列LH (x,y)を作成す
る。図1に示した処理14において、配列LI (x,
y)のかわりに配列LH (x,y)を用いれば、同様の
工具経路pは作成できる。
y)は、前切削工程について切削シミュレーションを行
っていれば、その結果を用いることができる。衝突を回
避する工具経路pを算出するための工具経路作成処理3
3については、前記従来手法と同様である。すなわち、
削り込み限界面LI (x,y)と衝突限界面LC (x,
y)とを各格子点毎に比較し、上方の点をとることによ
って、複合限界面の2次元配列LH (x,y)を作成す
る。図1に示した処理14において、配列LI (x,
y)のかわりに配列LH (x,y)を用いれば、同様の
工具経路pは作成できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、要求形状表面の各格子の
単位正方形領域でのz座標値の最大値を要素とする2次
元配列SH と、工具先端形状表面の各格子の単位正方形
領域でのz座標値の最小値を要素とする2次元配列HL
とから、削り込み限界面LI が作成され、この作成され
た削り込み限界面LI から工具の切削経路pが作成され
るるものとなり、各格子の単位正方形領域内の全ての点
で要求形状への削り込み回避を保証するものとして、要
求形状を削り込む虞れなく、荒加工時に格子間隔を大き
くとって、工具の切削経路pを作成するに際しての計算
時間を短縮することが可能となる。
発明によれば、第1発明では、要求形状表面の各格子の
単位正方形領域でのz座標値の最大値を要素とする2次
元配列SH と、工具先端形状表面の各格子の単位正方形
領域でのz座標値の最小値を要素とする2次元配列HL
とから、削り込み限界面LI が作成され、この作成され
た削り込み限界面LI から工具の切削経路pが作成され
るるものとなり、各格子の単位正方形領域内の全ての点
で要求形状への削り込み回避を保証するものとして、要
求形状を削り込む虞れなく、荒加工時に格子間隔を大き
くとって、工具の切削経路pを作成するに際しての計算
時間を短縮することが可能となる。
【0045】第2発明では、工具先端形状表面の各格子
の単位正方形領域でのz座標値の最小値および最大値を
要素とする2次元配列HL およびHH と、切削前形状の
各格子の単位正方形領域でのz座標値が取り得る下限値
および上限値を構成要素とする2次元配列RL およびR
H と、工具の切削経路pとから、切削後形状の各格子の
単位正方形領域でのz座標値が取り得る下限値および上
限値を構成要素とする2次元配列FL およびFH が作成
されるものとなり、荒加工時に格子間隔を大きくとり、
仕上げ加工時に格子間隔を小さくするものとしても、仕
上げ加工時に正しいシミュレーションを行うことが可能
となる。
の単位正方形領域でのz座標値の最小値および最大値を
要素とする2次元配列HL およびHH と、切削前形状の
各格子の単位正方形領域でのz座標値が取り得る下限値
および上限値を構成要素とする2次元配列RL およびR
H と、工具の切削経路pとから、切削後形状の各格子の
単位正方形領域でのz座標値が取り得る下限値および上
限値を構成要素とする2次元配列FL およびFH が作成
されるものとなり、荒加工時に格子間隔を大きくとり、
仕上げ加工時に格子間隔を小さくするものとしても、仕
上げ加工時に正しいシミュレーションを行うことが可能
となる。
【0046】すなわち、荒加工時の各格子の単位正方形
領域でのz座標値が取り得る下限値および上限値が判明
しているため、仕上げ加工時の新しい各格子の単位正方
形領域でのz座標値が取り得る下限値および上限値を知
ることができ、これにより仕上げ加工時に正しいシミュ
レーションを行うことが可能となる。また、第2発明で
は、各格子の単位正方形領域内での被削材の切削後形状
の上限値および下限値として切削形状がシミュレートさ
れ、切削シミュレーション時に誤差の範囲を正確に求め
ることが可能となる。
領域でのz座標値が取り得る下限値および上限値が判明
しているため、仕上げ加工時の新しい各格子の単位正方
形領域でのz座標値が取り得る下限値および上限値を知
ることができ、これにより仕上げ加工時に正しいシミュ
レーションを行うことが可能となる。また、第2発明で
は、各格子の単位正方形領域内での被削材の切削後形状
の上限値および下限値として切削形状がシミュレートさ
れ、切削シミュレーション時に誤差の範囲を正確に求め
ることが可能となる。
【0047】第3発明では、要求形状表面の各格子の単
位正方形領域でのz座標値の最大値を要素とする2次元
配列SH と、工具先端形状表面の各格子の単位正方形領
域でのz座標値の最小値を要素とする2次元配列HL と
から、削り込み限界面LI が作成される一方、工具上部
形状の各格子の単位正方形領域でのz座標値の最小値を
要素とする2次元配列UL と、切削前形状の各格子の単
位正方形領域でのz座標値が取り得る上限値を構成要素
とする2次元配列RH とから、衝突限界面LCが作成さ
れ、この作成された衝突限界面LC と削り込み限界面L
I とから工具の切削経路pが作成されるものとなり、各
格子の単位正方形領域内の全ての点で要求形状への削り
込み回避を保証するものとして、また各格子の単位正方
形領域内の全ての点で工具上部と被削材との衝突回避を
保証するものとして、要求形状を削り込む虞れなく、荒
加工時に格子間隔を大きくとって、工具の切削経路pを
作成するに際しての計算時間を短縮することが可能とな
る。
位正方形領域でのz座標値の最大値を要素とする2次元
配列SH と、工具先端形状表面の各格子の単位正方形領
域でのz座標値の最小値を要素とする2次元配列HL と
から、削り込み限界面LI が作成される一方、工具上部
形状の各格子の単位正方形領域でのz座標値の最小値を
要素とする2次元配列UL と、切削前形状の各格子の単
位正方形領域でのz座標値が取り得る上限値を構成要素
とする2次元配列RH とから、衝突限界面LCが作成さ
れ、この作成された衝突限界面LC と削り込み限界面L
I とから工具の切削経路pが作成されるものとなり、各
格子の単位正方形領域内の全ての点で要求形状への削り
込み回避を保証するものとして、また各格子の単位正方
形領域内の全ての点で工具上部と被削材との衝突回避を
保証するものとして、要求形状を削り込む虞れなく、荒
加工時に格子間隔を大きくとって、工具の切削経路pを
作成するに際しての計算時間を短縮することが可能とな
る。
【図1】 本発明(第1発明)の実施例としてその工具
経路作成方法の処理の流れを示す図である。
経路作成方法の処理の流れを示す図である。
【図2】 2次元配列の添字と正方形領域との関係を説
明する図である。
明する図である。
【図3】 クロススキャンライン法を説明する図であ
る。
る。
【図4】 工具先端形状の2次元配列の算出法を説明す
る図である。
る図である。
【図5】 最大z値と最小z値とを用いた削り込み限界
面の算出法を説明する図である。
面の算出法を説明する図である。
【図6】 本発明(第2発明)の実施例としてその切削
シミュレーション方法の処理の流れを示す図である。
シミュレーション方法の処理の流れを示す図である。
【図7】 工具経路pと点列qとの関係を示す図であ
る。
る。
【図8】 切削後形状算出の対象となる点を説明する図
である。
である。
【図9】 本発明(第3発明)の実施例としてその工具
経路作成方法の処理の流れを示す図である。
経路作成方法の処理の流れを示す図である。
【図10】 従来の削り込み限界面の算出法を説明する
図である。
図である。
【図11】 従来の切削後形状算出を説明する図であ
る。
る。
【図12】 工具上部形状を説明する図である。
11…要求形状の2次元配列の作成処理、12…工具先
端形状の2次元配列の作成処理、13…削り込み限界面
の2次元配列の作成処理、14…工具経路作成処理、2
1…切削後形状算出処理、31…工具上部形状の2次元
配列の作成処理、32…衝突限界面の2次元配列の作成
処理、33…衝突回避の工具経路作成処理。
端形状の2次元配列の作成処理、13…削り込み限界面
の2次元配列の作成処理、14…工具経路作成処理、2
1…切削後形状算出処理、31…工具上部形状の2次元
配列の作成処理、32…衝突限界面の2次元配列の作成
処理、33…衝突回避の工具経路作成処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/4068
Claims (3)
- 【請求項1】 NC工作機械を用いて要求形状を切削加
工する場合の工具の切削経路を作成する切削経路作成方
法であって、 x,y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、x,y
座標上に正方格子を設定し、この各格子の単位正方形領
域毎に要求形状表面のz座標値の最大値を求め、この最
大値を要素とする2次元配列SH を作成する第1の処理
工程と、 前記各格子の単位正方形領域毎に工具先端形状表面のz
座標値の最小値を求め、この最小値を要素とする2次元
配列HL を作成する第2の処理工程と、 前記第1の処理工程により作成された2次元配列SH と
前記第2の処理工程により作成された2次元配列HL と
から、前記各格子の単位正方形領域内の全ての点で要求
形状を削り込むことなく工具を通過させ得る工具先端中
心の下限z座標値を求め、この下限z座標値を要素とす
る2次元配列LI を削り込み限界面として作成する第3
の処理工程とを備え、 この第3の処理工程により作成された削り込み限界面L
I から工具の切削経路pを作成するようにしたことを特
徴とするNC工作機械の工具の切削経路作成方法。 - 【請求項2】 NC工作機械を用いて要求形状を切削加
工する場合の工具の切削経路から実際に切削を行うこと
なく切削後の形状を求める切削シミュレーション方法で
あって、 x,y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、x,y
座標上に正方格子を設定し、この各格子の単位正方形領
域毎に工具先端形状表面のz座標値の最小値および最大
値を求め、この最小値および最大値を要素とする2次元
配列HL およびHH を作成する第1の処理工程と、 前記各格子の単位正方形領域毎に求められた切削加工前
の被削材表面である切削前形状が取り得るz座標値の下
限値および上限値を構成要素とする2次元配列RL およ
びRH と、工具の切削経路pと、前記第1の処理工程に
て作成された2次元配列HL およびHH とから、前記各
格子の単位正方形領域毎に切削加工後の被削材表面であ
る切削後形状が取り得るz座標値の下限値および上限値
を求め、この下限値および上限値を構成要素とする2次
元配列FL およびFH を作成する第2の処理工程とを備
えたことを特徴とするNC工作機械の工具の切削シミュ
レーション方法。 - 【請求項3】 NC工作機械を用いて要求形状を切削加
工する場合の工具の切削経路を作成する切削経路作成方
法であって、 x,y,z座標系のz軸を工具の回転軸にとり、x,y
座標上に正方格子を設定し、この各格子の単位正方形領
域毎に要求形状表面のz座標値の最大値を求め、この最
大値を要素とする2次元配列SH を作成する第1の処理
工程と、 前記各格子の単位正方形領域毎に工具先端形状表面のz
座標値の最小値を求め、この最小値を要素とする2次元
配列HL を作成する第2の処理工程と、 前記第1の処理工程により作成された2次元配列SH と
前記第2の処理工程により作成された2次元配列HL と
から、前記各格子の単位正方形領域内の全ての点で要求
形状を削り込むことなく工具を通過させ得る工具先端中
心の下限z座標値を求め、この下限z座標値を要素とす
る2次元配列LI を削り込み限界面として作成する第3
の処理工程と、 前記各格子の単位正方形領域毎に工具上部の刃のない部
分である工具上部形状のz座標値の最小値を求め、この
最小値を要素とする2次元配列UL を作成する第4の処
理工程と、 前記各格子の単位正方形領域毎に求められた切削加工前
の被削材表面である切削前形状が取り得るz座標値の上
限値を構成要素とする2次元配列RH と、前記第4の処
理工程により作成された2次元配列UL とから、前記各
格子の単位正方形領域内の全ての点で被削材と工具上部
とが衝突することなく工具を通過させ得る工具先端中心
の下限z座標値を求め、この下限z座標値を要素とする
2次元配列LC を衝突限界面として作成する第5の処理
工程とを備え、 この第5の処理工程により作成された衝突限界面LC と
前記第3の処理工程により作成された削り込み限界面L
I とから工具の切削経路pを作成するようにしたことを
特徴とするNC工作機械の工具の切削経路作成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24121794A JPH08108345A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | Nc工作機械の工具の切削経路作成方法および切削シミュレーション方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24121794A JPH08108345A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | Nc工作機械の工具の切削経路作成方法および切削シミュレーション方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08108345A true JPH08108345A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17070944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24121794A Pending JPH08108345A (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | Nc工作機械の工具の切削経路作成方法および切削シミュレーション方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08108345A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014115991A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Palo Alto Research Center Inc | 機械加工される部品の加工性の分析および工程計画の実行 |
| JP2017144502A (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 株式会社ジェイテクト | 歯車の歯形のシミュレーション装置及び方法並びに加工用工具の刃面のシミュレーション装置及び方法 |
| WO2023062756A1 (ja) * | 2021-10-13 | 2023-04-20 | ファナック株式会社 | シミュレーション装置、及びコンピュータが読み取り可能な記録媒体 |
-
1994
- 1994-10-05 JP JP24121794A patent/JPH08108345A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014115991A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Palo Alto Research Center Inc | 機械加工される部品の加工性の分析および工程計画の実行 |
| JP2017144502A (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 株式会社ジェイテクト | 歯車の歯形のシミュレーション装置及び方法並びに加工用工具の刃面のシミュレーション装置及び方法 |
| WO2023062756A1 (ja) * | 2021-10-13 | 2023-04-20 | ファナック株式会社 | シミュレーション装置、及びコンピュータが読み取り可能な記録媒体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Oliver et al. | Direct dimensional NC verification | |
| US9046888B2 (en) | Method and system for detouring around features cut from sheet materials with a laser cutter according to a pattern | |
| Drysdale et al. | Discrete simulation of NC machining | |
| CN101894176B (zh) | 在采样点重建扫过容积的距离场的方法 | |
| JP5666013B2 (ja) | 物体のモデルの表面の欠陥を判断するための方法およびシステム | |
| US8532812B2 (en) | System and method for identifying defects of surfaces due to machining processes | |
| KR20120089707A (ko) | 기계가공 시뮬레이션과 그 시뮬레이션을 시각적으로 제공하기 위한 방법, 컴퓨터 시스템, 그리고 컴퓨터 프로그램 제품 | |
| US6862560B1 (en) | Machining simulation method and apparatus | |
| JPH05266216A (ja) | ボリュームレンダリングを行う方法及び装置 | |
| US9248525B2 (en) | Method and system for cutting features from sheet materials with a laser cutter according to a pattern | |
| KR890002959B1 (ko) | 물체 묘사법 | |
| EP0727764A1 (en) | 3D graphics apparatus | |
| JP3571564B2 (ja) | 表示方法及び表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び表示装置 | |
| JP6742520B2 (ja) | 工作物の機械加工をシミュレートするシステム及び方法 | |
| JP4209129B2 (ja) | グラフィックスモデルを表す複数のポリゴンを含むメッシュをレンダリングする方法 | |
| Inui et al. | Using a GPU to accelerate die and mold fabrication | |
| JPH08153205A (ja) | 多角形描画装置 | |
| Yau et al. | Generating NC tool paths from random scanned data using point-based models | |
| JP2006244067A (ja) | 工作機械の干渉判定方法 | |
| JPH08263124A (ja) | 加工プログラム作成方法及びその装置 | |
| JP2822194B2 (ja) | 計算機を用いて3次元形状モデルの2次元投影線図を作成する方法及び装置 | |
| JP4390574B2 (ja) | 複数のポリゴンから構成される3次元モデルを2次元平面に投影する際の陰線を消去する陰線処理方法 | |
| JP3535442B2 (ja) | 工具参照面計算方法、工具参照面計算プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び工具参照面計算装置 | |
| JP2005056307A (ja) | 工具干渉検出方法及び工具干渉検出装置 | |
| JP2005292914A (ja) | 加工経路の生成方法、加工残りの判定方法、加工経路の生成用プログラム、加工残り判定用プログラムおよび記憶媒体 |