JPH08108554A - カラー感熱プリンタ - Google Patents

カラー感熱プリンタ

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JPH08108554A
JPH08108554A JP7002694A JP269495A JPH08108554A JP H08108554 A JPH08108554 A JP H08108554A JP 7002694 A JP7002694 A JP 7002694A JP 269495 A JP269495 A JP 269495A JP H08108554 A JPH08108554 A JP H08108554A
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JP
Japan
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color
thermal
recording paper
film
thermal head
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JP7002694A
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English (en)
Inventor
Masamichi Sato
正倫 佐藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー感熱記録紙に対するサーマルヘッドの
摩擦力を少なくして、負荷変動に起因するプリントムラ
やレジズレの発生を防止する。 【構成】 カラー感熱記録紙14とイエロー用サーマル
ヘッド26,マゼンタ用サーマルヘッド27,シアン用
サーマルヘッド28との間に、フイルム32が介在され
る。このフイルム32は、各サーマルヘッド26〜28
の熱エネルギーにより変形しない耐熱性と、紫外線透過
性とを有するとともに、少なくともカラー感熱記録紙1
4よりも摩擦係数が低い性質を備えている。プリント時
には、フイルム32をカラー感熱記録紙14と一体的に
搬送しながら、各サーマルヘッド26〜28でフイルム
32を介してカラー感熱記録紙14に熱記録する。 【効果】 サーマルヘッドによるカラー感熱記録紙の搬
送への負荷変動は僅かとなるから、プリントムラやレジ
ズレは発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー感熱プリンタに
関し、更に詳しくは、複数個のサーマルヘッドを用い、
カラー感熱記録紙を一方向へ搬送しながらフルカラー画
像を熱記録するカラー感熱プリンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フルカラー画像をカラー感熱記録紙に直
接に熱記録するカラー感熱プリンタが知られている。こ
のカラー感熱記録紙は、シアン感熱発色層,マゼンタ感
熱発色層,イエロー感熱発色層,保護層が順に層設され
ており、プリント時には、サーマルヘッドをカラー感熱
記録紙に圧接させた状態で相対移動させ、発色熱エネル
ギが最も低いイエロー感熱発色層にイエロー画像を1ラ
インずつ熱記録してから、イエロー感熱発色層を光定着
する。そして、発色熱エネルギが中程度のマゼンタ感熱
発色層にマゼンタ画像を熱記録してから、マゼンタ感熱
発色層を光定着する。最後に、発色熱エネルギが最も高
いシアン感熱発色層にシアン画像を熱記録する。
【0003】このカラー感熱記録紙は、サーマルヘッド
に対する摩擦抵抗が、図4において符号2で示すよう
に、印加される熱エネルギが高くなるほど低くなるとい
う性質がある。したがって、イエロー感熱発色層(Y)
への熱記録に比べ、マゼンタ感熱発色層(M)への熱記
録の方がサーマルヘッドとの摩擦抵抗が小さくなり、シ
アン感熱発色層(C)への熱記録では摩擦抵抗がさらに
小さくなる。
【0004】また、カラー感熱プリンタには、1個のサ
ーマルヘッドで記録紙を3回通して熱記録を行う3パス
1ヘッド方式や、3個のサーマルヘッドで記録紙を1回
通して行なう1パス3ヘッド方式等がある。1パス3ヘ
ッド方式のカラー感熱プリンタでは、カラー感熱記録紙
のイエロー,マゼンタ,シアンの各感熱発色層に対応し
たイエロー用,マゼンタ用,シアン用の各サーマルヘッ
ドが設けられており、イエロー用サーマルヘッドがイエ
ロー感熱発色層に熱記録を行っている間に、マゼンタ用
サーマルヘッドもカラー感熱記録紙に圧接してマゼンタ
感熱発色層に熱記録を行い、同様にシアン用サーマルヘ
ッドもカラー感熱記録紙に圧接してシアン感熱発色層に
熱記録を行う。
【0005】そして、最初に熱記録が終了したイエロー
用サーマルヘッドがカラー感熱記録紙から退避し、次に
マゼンタ用サーマルヘッドが退避し、最後にシアン用サ
ーマルヘッドが退避したときに、カラー感熱記録紙には
フルカラー画像が熱記録されている。このように1パス
3ヘッド方式は、3パス1ヘッド方式に比べ、サーマル
ヘッドを3個用いることにより部品点数が増加するが、
カラー感熱記録紙を1回通過させるだけでよく、プリン
ト時間が短縮されるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】カラー感熱記録紙表面
の摩擦係数は、温度によって異なるので、イエロー用サ
ーマルヘッドの摩擦係数が最も大きく、そして、シアン
用サーマルヘッドの摩擦係数が最も小さい、このよう
に、各サーマルヘッドによる摩擦力が異なるため、1パ
ス3ヘッド方式では、熱記録中のサーマルヘッドとは別
のサーマルヘッドのカラー感熱記録紙への圧接及び退避
により、カラー感熱記録紙の搬送に大きな負荷変動を与
えてしまう。搬送負荷が変化すると、この変化に応じて
プラテンローラの歪み、回転軸の捻じれ等が増大又は減
少する。また、カラー感熱記録紙の搬送の動力源として
パルスモータを使用している場合には、ロータの脱調ま
でに到らないが、ステップ送りした後に正規の位置から
僅かにずれて、磁力と搬送負荷とがバランスした位置に
停止する。これら搬送系の歪みの変化量に応じて記録紙
の搬送速度が一時的に変化するから、スジ状の濃度ムラ
やレジズレが発生する。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、サーマルヘッドとカラー感熱記録紙表面の摩擦抵
抗の変化による濃度ムラ及びレジズレの発生を防止した
カラー感熱プリンタを提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のカラー感熱プリンタは、各サーマ
ルヘッドとカラー感熱記録紙との間に、サーマルヘッド
の熱エネルギにより変形しない耐熱性と紫外線透過性と
を有するとともに、少なくともカラー感熱記録紙の表面
よりも表面の摩擦係数が低いフイルムを介在させ、この
フイルムをカラー感熱記録紙と一体的に搬送し、このフ
イルムを介して各サーマルヘッドでカラー感熱記録紙に
熱記録するようにしたものである。
【0009】また、請求項2記載のカラー感熱プリンタ
は、エンドレスのフイルムを用い、サーマルヘッドとカ
ラー感熱記録紙との間に繰り返して介在させるようにし
たものである。
【0010】更に、請求項3記載のカラー感熱プリンタ
は、カラー感熱記録紙が直線状の搬送路を一方向に移動
されるタイプのカラー感熱プリンタに、フイルムを用い
たものであり、請求項4記載のカラー感熱プリンタは、
カラー感熱記録紙が曲線状の搬送路を一方向に移動され
るタイプのカラー感熱プリンタにフイルムを用いたもの
である。このように、様々な記録紙搬送形態のカラー感
熱プリンタにもフイルムを用いて濃度ムラやレジズレを
防止することができる。
【0011】また、請求項5記載のカラー感熱プリンタ
は、プラテンドラムに巻き付けられたカラー感熱記録紙
に複数のサーマルヘッドを圧接させて熱記録するカラー
感熱プリンタにおいて、各サーマルヘッドとカラー感熱
記録紙との間に、サーマルヘッドの熱エネルギにより変
形しない耐熱性と紫外線透過性とを有するとともに、少
なくともカラー感熱記録紙の表面よりも表面の摩擦係数
が低いフイルムを介在させ、このフイルムをカラー感熱
記録紙と一体的に搬送し、このフイルムを介して各サー
マルヘッドでカラー感熱記録紙に熱記録するようにした
ものである。
【0012】
【作用】プリント開始とともにカラー感熱記録紙は、フ
イルムに重ねられて一緒に搬送される。カラー感熱記録
紙の記録エリアの先端が最初のサーマルヘッドに到達す
ると、最初のサーマルヘッドはフイルムを介してカラー
感熱記録紙に圧接して熱記録を行う。このフイルムは、
サーマルヘッドに対する摩擦係数がかなり小さいので、
サーマルヘッドをカラー感熱記録紙に直接に圧接する場
合に比べて、負荷がかなり小さい。また、フイルムは紫
外線を透過するので、光定着器の紫外線はカラー感熱記
録紙に照射され、最初に熱記録された感熱発色層を光定
着する。カラー感熱記録紙の記録エリアの先端が次のサ
ーマルヘッドに到達すると、次のサーマルヘッドは最初
のサーマルヘッドと同様にフイルムを介してカラー感熱
記録紙に圧接する。この場合も、フイルムの摩擦係数が
かなり小さいため、カラー感熱記録紙の搬送の負荷変動
は少なくなる。また、各サーマルヘッド部分での摩擦抵
抗も同じとなる。これにより、濃度ムラやレジズレの発
生が減少する。また、ループ状のフイルムを用いた場合
には、フイルムが繰り返しサーマルヘッドとカラー感熱
記録紙との間に介在されるので交換の必要がない。
【0013】
【実施例】カラー感熱記録紙の層構造の一例を示す図2
において、カラー感熱記録紙14は、シアン感熱発色層
17,マゼンタ感熱発色層18,イエロー感熱発色層1
9,保護層20が支持体16上に順次層設されている。
これらの各感熱発色層17〜19は、熱記録される順番
に層設されているが、例えばマゼンタ,イエロー,シア
ンの順番に熱記録する場合には、イエロー感熱発色層1
9とマゼンタ感熱発色層18とが入れ換えられる。な
お、各感熱発色層の間には、感熱発色層の熱感度を調整
するための中間層が形成されているが、図面では省略し
ている。
【0014】また、各感熱発色層17〜19の発色特性
を示す図3において、発色熱エネルギは、イエロー感熱
発色層Yが最も低く、シアン感熱発色層Cが最も高い。
これにより、サーマルヘッドにより印加される熱エネル
ギを変えることにより、3色の感熱発色層を選択的に発
色させることができるようになっている。
【0015】カラー感熱プリンタの概略を示す図1にお
いて、直線状の搬送路を形成するように、ほぼ一定の間
隔を保って搬送ローラ対10,11,12,13が配置
されている。これらの搬送ローラ対10〜13により、
カラー感熱記録紙14が一定速度で右方に搬送される。
搬送ローラ対10〜13の間には、硬質ゴム製の3個の
プラテンローラ22,23,24が回転自在に配置され
ている。これらのプラテンローラ22〜24は、そのプ
ラテン軸22a,23a,24aに連結されたパルスモ
ータによって一定速度で回転される。カラー感熱記録紙
14は、搬送ローラ対10〜13によって、これらプラ
テンローラ22〜24の上を搬送される。
【0016】また、これらのプラテンローラ22〜24
の上方には、カラー感熱記録紙14の搬送方向の上流側
からイエロー用サーマルヘッド26,マゼンタ用サーマ
ルヘッド27,シアン用サーマルヘッド28が順に設け
られており、これらは縦型に構成されている。各サーマ
ルヘッド26〜28の下端には、複数個の発熱素子をラ
イン状に配列した発熱素子アレイ26a,27a,28
aが設けられている。これら発熱素子アレイ26a〜2
8aは、カラー感熱記録紙14の搬送方向に直行する方
向に長く形成されている。また、各サーマルヘッド26
〜28は、ソレノイドやカム等によって、カラー感熱記
録紙14に圧接する熱記録位置と、カラー感熱記録紙1
4から離れる退避位置との間で移動自在とされている。
【0017】イエロー用サーマルヘッド26とマゼンタ
用サーマルヘッド27との間には、イエロー層用光定着
器36が、マゼンタ用サーマルヘッド27とシアン用サ
ーマルヘッド28との間には、マゼンタ層用光定着器3
7が配設されている。イエロー層用光定着器36は、発
光ピークがほぼ420nmの棒状をした紫外線ランプ3
6aとランプハウス36bとからなり、マゼンタ層用光
定着器37は発光ピークが約365nmの紫外線ランプ
37aとランプハウス37bとから構成されている。
【0018】搬送ローラ対10〜13と、カラー感熱記
録紙14の搬送経路の上方に配置された補助ローラ3
0,31とには、ループ状に形成されたフイルム32が
掛けられており、カラー感熱記録紙14と同じ速度で矢
線方向に搬送される。このフイルム32は、ポリフッ化
エチレン(テフロン)、ポリイミド等を約1〜10μの
厚みに成形したものであり、カラー感熱記録紙14の記
録エリアの幅よりも広い幅とされている。
【0019】また、フイルム32は、図3に示すシアン
感熱発色層に印加される熱エネルギ以上の熱エネルギが
加えられても熱変形しない耐熱性を有している。これに
より、フイルム32を介して各サーマルヘッド26〜2
8でカラー感熱記録紙14に熱記録を行っても、フイル
ム32は変形することはなく、またフイルム32はルー
プ状とされているので繰り返し使用することができ、交
換等の煩わしい作業を行う必要がない。また、フイルム
32は紫外線を透過するので、イエロー層用光定着器3
6とマゼンタ層用光定着器37とから照射された紫外線
を、そのままカラー感熱記録紙14に照射することがで
きる。
【0020】更に、図4の符号34に示すように、フイ
ルム32の表面の摩擦係数は、符号2で示すシアン感熱
発色層17への熱記録時のカラー感熱記録紙14の表面
の摩擦係数よりも低くなっている。これにより、各サー
マルヘッド26〜28がカラー感熱記録紙14に圧接し
たときの、摩擦抵抗によるカラー感熱記録紙14の搬送
への負荷変動が減少される。更に、各サーマルヘッド2
6〜28の部分での摩擦抵抗は、フイルム32との摩擦
抵抗となるので全て等しくなり、各サーマルヘッド26
〜28部分でのカラー感熱記録紙14の搬送速度等の不
揃いは発生しない。なお、各サーマルヘッド26〜28
の熱エネルギは、フイルム32を介してカラー感熱発色
層14に印加されるため、各サーマルヘッド26〜28
の熱エネルギは、フイルム32の熱伝達特性を考慮して
定められている。
【0021】次に、上記実施例の作用について説明す
る。図1に示すように、搬送ローラ対10の搬送により
カラー感熱記録紙14の記録エリアの先端がイエロー用
サーマルヘッド26に到達すると、イエロー用サーマル
ヘッド26は、カムやソレノイド等により熱記録位置に
向けて下降され、発熱素子アレイ26aをカラー感熱記
録紙14と同じ速度で搬送されているフイルム32を介
して、カラー感熱記録紙14に押圧する。
【0022】イエロー用サーマルヘッド26の発熱素子
アレイ26aは、図3に示すイエロー感熱発色層19の
発色特性に応じて、これより僅かに大きい熱エネルギを
発生して、イエロー画像を1ラインずつ熱記録する。こ
の熱記録されたイエロー感熱発色層19がイエロー用層
光定着器36に達すると、紫外線ランプ36aからほぼ
420nm付近の近紫外線がカラー感熱記録紙14に照
射され、次のマゼンタ感熱発色層18の熱記録時にイエ
ロー感熱発色層19が発色しない程度に定着される。
【0023】カラー感熱記録紙14の記録エリアの先端
がマゼンタ用サーマルヘッド27に到達すると、マゼン
タ用サーマルヘッド27はイエロー用サーマルヘッド2
6と同様に、カムやソレノイド等によって熱記録位置に
下降され、カラー感熱記録紙14と同速度で搬送された
フイルム32を介してカラー感熱記録紙14に圧接す
る。フイルム32の表面の摩擦係数は、図4に符号34
で示すように低いので、マゼンタ用サーマルヘッド27
との摩擦抵抗は小さい。そのため、カラー感熱記録紙1
4の搬送の負荷変動は僅かとなり、カラー感熱記録紙1
4の搬送速度は大きく変化しないので、イエロー用サー
マルヘッド26による濃度ムラやレジズレが発生するこ
とはない。
【0024】マゼンタ用サーマルヘッド26の発熱素子
アレイ26aは、図3に示すマゼンタ感熱発色層18の
発色特性に応じて、これより僅かに高い温度で発熱し、
マゼンタ画像を1ラインずつ熱記録する。この熱記録さ
れたマゼンタ感熱発色層18がマゼンタ層用光定着器3
7に達すると、紫外線ランプ37aからはほぼ365n
m付近の紫外線がカラー感熱記録紙14に照射され、次
のシアン感熱発色層17の熱記録時にマゼンタ感熱発色
層18が発色しない程度に定着される。
【0025】カラー感熱記録紙14の記録エリアの先端
がシアン用サーマルヘッド28に到達すると、シアン用
サーマルヘッド28はイエロー用サーマルヘッド26及
びマゼンタ用サーマルヘッド27と同様に、カムやソレ
ノイド等により熱記録位置に下降され、カラー感熱記録
紙14と同速度で搬送されたフイルム32を介してカラ
ー感熱記録紙14を押圧する。このときも、フイルム3
2の低い摩擦係数により、カラー感熱記録紙14の搬送
には僅かな負荷変動しか与えないので、搬送速度も大き
く変化せず、したがって、イエロー用サーマルヘッド2
6及びマゼンタ用サーマルヘッド27による濃度ムラや
レジズレが発生することはない。
【0026】シアン用サーマルヘッド28の発熱素子ア
レイ28aは、図3に示すシアン感熱発色層17の発色
特性に応じて、これより僅かに大きい熱エネルギを発生
させ、シアン画像を1ラインずつ熱記録する。このシア
ン感熱発色層17は、発色熱エネルギが通常の保管状態
では発色しない値になっているので、シアン感熱発色層
17に対しては光定着性が与えられていない。
【0027】また、マゼンタ感熱発色層18及びシアン
感熱発色層17が熱記録されている最中に、イエロー感
熱発色層19は全てのイエロー画像の熱記録が終了し、
イエロー用サーマルヘッド26は退避位置に移動するこ
とになる。フイルム32とイエロー用サーマルヘッド2
6との摩擦抵抗は小さいので、イエロー用サーマルヘッ
ド26が退避位置に移動してもカラー感熱記録紙14の
搬送に大きな負荷変動を与えることはなく、搬送速度の
変化も僅かとなるので、マゼンタ用サーマルヘッド27
及びシアン用サーマルヘッド28による濃度ムラやレジ
ズレが発生することはない。また、イエロー用サーマル
ヘッド26が退避位置に移動すると、イエロー層用光定
着器36が消灯される。
【0028】次に、マゼンタ感熱発色層18への熱記録
が終了すると、マゼンタ用サーマルヘッド27は、イエ
ロー用サーマルヘッド26と同様に、カムやソレノイド
等により退避位置に移動する。この場合も、フイルム3
2とマゼンタ用サーマルヘッド27との摩擦抵抗は小さ
いので、カラー感熱記録紙14の搬送に大きな負荷の変
動を与えることはなく、搬送速度の変化も僅かで済むの
で、シアン用サーマルヘッド28による濃度ムラやレジ
ズレが発生することはない。また、マゼンタ用サーマル
ヘッド27が退避位置に移動すると、マゼンタ層用光定
着器37が消灯する。
【0029】シアン感熱発色層17への熱記録が終了す
ると、シアン用サーマルヘッド28はフイルム32から
退避し、カラー感熱記録紙14は搬送ローラ対13によ
り排紙トレイ等に排出される。
【0030】図5に示すように、フイルム32を支持体
とし、このフイルム32の上にシリコン等の滑剤層40
を設けると、よりサーマルヘッドとの摩擦抵抗が少なく
なり、カラー感熱記録紙の搬送への負荷変動を減少させ
ることができる。
【0031】また、図6に示すように、搬送ローラ対4
5,46,47,48と、各プラテンローラ49,5
0,51とが曲線を描くように配置され、カラー感熱記
録紙52を曲線状に搬送するカラー感熱プリンタにも、
フイルム53を用いることができ、イエロー用サーマル
ヘッド54,マゼンタ用サーマルヘッド55,シアン用
サーマルヘッド56の圧接時の負荷変動を減らして濃度
ムラやレジズレを防止することができる。このようなカ
ラー感熱プリンタは、直線状の搬送路をもつカラー感熱
プリンタに比べて、高さ方向の寸法をほとんど変えず
に、カラー感熱記録紙52の搬送方向の寸法を短くでき
るので、小型化に効果がある。
【0032】更に、図7に示すように、カラー感熱記録
紙60を大径のプラテンドラム61に巻き付け、プラテ
ンドラム61を図中反時計方向に回転させながら、プラ
テンドラム61の外周に配置されたイエロー用サーマル
ヘッド62,マゼンタ用サーマルヘッド63,シアン用
サーマルヘッド64を順次カラー感熱記録紙60に圧接
させてフルカラー画像を熱記録するカラー感熱プリンタ
にも、フイルム65を用いて濃度ムラやレジズレを防止
することができる。なお、このようなカラー感熱プリン
タでは、フイルム65をループ状にして使用することが
難しいため、プラテンドラム61の近傍に、フイルム6
5がロール状に巻かれた供給用ロール66と、カラー感
熱記録紙60と一緒に搬送された後に巻き付けられる回
収用ロール67とを配置することになる。しかしなが
ら、フイルム65は繰り返し使用することができるの
で、全てのフイルム65が回収用ロール67に巻き付け
られた後に、その回収用ロール67を供給用ロールとし
てセットして再使用することができる。これにより、フ
イルムにかかるコストを最小限に抑えることができる。
【0033】上記実施例では感熱記録タイプのカラー感
熱ラインプリンタについて説明したが、本発明は、カラ
ー感熱記録紙を使用するシリアルプリンタにも適用する
ことができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー感
熱プリンタは、各サーマルヘッドとカラー感熱記録紙と
の間に、サーマルヘッドに対する摩擦係数が小さいフイ
ルムを介在し、このフイルムとしては、サーマルヘッド
の熱エネルギにより変形しない耐熱性と、紫外線透過性
とを備えたものを用いることにより、サーマルヘッドに
よるカラー感熱記録紙の搬送への負荷変動が僅かとな
り、プリントムラやレジズレが発生しない。また、各サ
ーマルヘッド部での摩擦抵抗は全て等しくなるので、各
サーマルヘッド部でのカラー感熱記録紙の搬送速度の不
揃い等が発生しなくなり、濃度ムラやレジズレが発生し
ない。また、フイルムはループ状とした場合には、繰り
返しサーマルヘッドと感熱記録紙との間に介在させると
ができ、フイルムの交換等の面倒な作業を行わなくても
済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した1パス3ヘッド方式のカラー
感熱プリンタの概略図である。
【図2】カラー感熱記録紙の層構造の一例を示す説明図
である。
【図3】各感熱発色層の発色特性を示すグラフである。
【図4】カラー感熱記録紙及びフイルムの摩擦係数を示
すグラフである。
【図5】フイルムの別の実施例を示す説明図である。
【図6】曲線状搬送路をもつ1パス3ヘッド方式のカラ
ー感熱プリンタの概略図である。
【図7】プラテンドラムタイプの1パス3ヘッド方式の
カラー感熱プリンタの概略図である。
【符号の説明】
14 カラー感熱記録紙 26 イエロー用サーマルヘッド 27 マゼンタ用サーマルヘッド 28 シアン用サーマルヘッド 32 フイルム 40 滑剤層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7416−2H B41M 5/26 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の感熱発色層が支持体上に層設され
    たカラー感熱記録紙を用い、このカラー感熱記録紙の搬
    送方向に沿って複数のサーマルヘッドと、光定着用の紫
    外線を照射する光定着器とを配置し、カラー感熱記録紙
    が移動する間に、各サーマルヘッドをカラー感熱記録紙
    に圧接させて、カラー感熱記録紙にフルカラー画像を熱
    記録するカラー感熱プリンタにおいて、 前記各サーマルヘッドとカラー感熱記録紙との間に、サ
    ーマルヘッドの熱エネルギにより変形しない耐熱性と紫
    外線透過性とを有するとともに、少なくともカラー感熱
    記録紙の表面よりも表面の摩擦係数が低いフイルムを介
    在させ、このフイルムをカラー感熱記録紙と一体的に搬
    送しながら、各サーマルヘッドでカラー感熱記録紙に熱
    記録することを特徴とするカラー感熱プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記フイルムはループ状をしており、サ
    ーマルヘッドとカラー感熱記録紙との間に繰り返して介
    在されることを特徴とする請求項1記載のカラー感熱プ
    リンタ。
  3. 【請求項3】 前記カラー感熱記録紙は、直線状の搬送
    路に沿って配置された複数の搬送ローラ対によって一方
    向に移動され、前記各サーマルヘッドは、複数の搬送ロ
    ーラ対の間に適当な間隔を保って配置された複数のプラ
    テンローラに対向するように配置されていることを特徴
    とする請求項1記載のカラー感熱プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記カラー感熱記録紙は、曲線状の搬送
    路に沿って配置された複数の搬送ローラ対によって一方
    向に移動され、前記各サーマルヘッドは、複数の搬送ロ
    ーラ対の間に適当な間隔を保って配置された複数のプラ
    テンローラに対向するように配置されていることを特徴
    とする請求項1記載のカラー感熱プリンタ。
  5. 【請求項5】 複数の感熱発色層が支持体上に層設され
    たカラー感熱記録紙を用い、このカラー感熱記録紙が巻
    き付けられる大径のプラテンドラムの外周に複数のサー
    マルヘッドと、光定着用の紫外線を照射する光定着器と
    を配置し、プラテンドラムが1回転する間に、各サーマ
    ルヘッドをカラー感熱記録紙に圧接させて、カラー感熱
    記録紙にフルカラー画像を熱記録するカラー感熱プリン
    タにおいて、 前記各サーマルヘッドとカラー感熱記録紙との間に、サ
    ーマルヘッドの熱エネルギにより変形しない耐熱性と紫
    外線透過性とを有するとともに、少なくともカラー感熱
    記録紙の表面よりも表面の摩擦係数が低いフイルムを介
    在させ、このフイルムをカラー感熱記録紙と一体的に搬
    送しながら、各サーマルヘッドでカラー感熱記録紙に熱
    記録することを特徴とするカラー感熱プリンタ。
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