JPH08108785A - スライド式の箱形物品用収納装置 - Google Patents

スライド式の箱形物品用収納装置

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JPH08108785A
JPH08108785A JP7240490A JP24049095A JPH08108785A JP H08108785 A JPH08108785 A JP H08108785A JP 7240490 A JP7240490 A JP 7240490A JP 24049095 A JP24049095 A JP 24049095A JP H08108785 A JPH08108785 A JP H08108785A
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JP
Japan
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lid
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Application number
JP7240490A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuzo Fukumoto
益三 福本
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々の箱形物品が取り出し易く、設置部材と
の一体感を向上させることのできるスライド式の箱形物
品用収納装置を提供する。 【解決手段】 前面が少なくとも開口13したケース本
体12と、ケース本体12に開口13を通じてスライド
可能に収納され、載置面14′,15′にカセットケー
ス11を載置可能な上段、下段スライドホルダ14,1
5と、上段、下段スライドホルダ14,15を前向きに
付勢する板ばね64と、板ばね64の付勢力に抗して上
段、下段スライドホルダ14,15を突出方向と逆方向
へ押圧することによって上段、下段スライドホルダ1
4,15をケース本体12内に収納された後退位置に係
留するとともに、この後退位置から上段、下段スライド
ホルダ14,15が突出方向と平行方向へさらに押し込
まれた際にその係止状態を解除可能なロック手段とを備
えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばカセット
ケース等の箱形物品のスライド式の収納装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記した収納装置としては、図13およ
び図14に示す車室内搭載タイプのカセットケース用の
収納装置が公知である。従来の収納装置は、前面が開口
した箱形のケース本体1と、このケース本体1の上壁
に、カセットケース2の厚さにほぼ等しい間隔で垂設さ
れた複数の縦仕切板3,3,・・・と、この縦仕切板3
の各間隔内にそれぞれ止着され、カセットケース2を下
向きに押圧する板ばね4とで構成され、ケース本体1が
車室内のセンタコンソールパネル5に開設された横穴6
内にスッポリと納めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の収納装
置では、ケース本体1内で相互に隣接するカセットケー
ス2間の間隔が非常に狭いため、隣に合ったカセットケ
ース2が邪魔になり、個々のカセットケース2が取り出
しにくいという不都合があった。また、カセットケース
2をケース本体1内に納めても、その一部がセンタコン
ソールパネル5の前面から常に突出しているため、セン
タコンソールパネル5との一体感に乏しかった。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、個々の箱形物品が取り出し
易く、設置部材との一体感を向上させることのできるス
ライド式の箱形物品用収納装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるスライ
ド式の箱形物品用収納装置は、前面が少なくとも開口し
たケース本体と、このケース本体に開口を通じてスライ
ド可能に収納され、その載置面に箱形物品を載置可能な
スライドホルダと、このスライドホルダを前向きに付勢
する板ばねと、この板ばねの付勢力に抗してスライドホ
ルダを突出方向と逆方向へ押圧することによってスライ
ドホルダをケース本体内に収納された後退位置に係留す
るとともに、この後退位置からスライドホルダが突出方
向と平行方向へさらに押し込まれた際にその係止状態を
解除可能なロック手段とを備えるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
に基づいて説明する。図において、10は収納装置の一
例を示すものであり、この収納装置10は車室内に搭載
され、コンパクトカセット用のカセットケース11を収
納するものである。収納装置10は、大別すると、図1
に示すように、前面が少なくとも開口13したケース本
体12と、このケース本体12内に開口13を通じて上
下二段にスライド可能に収納され、各載置面14′,1
5′にカセットケース11を横並びに2個ずつ載置可能
な二段の上段、下段スライドホルダ14,15と、下段
スライドホルダ15の前方端部の軸16,16に軸支さ
れ、この軸16,16を支点に前方へ倒れながら開き、
ケース本体12の開口13を開閉するリッド17とを備
えている。
【0007】上記したケース本体12は、前面以外に後
面も開口した上下に扁平な角筒形で、その高さのほぼ中
央に、ケース本体12の開口13からその奥へ向かって
途中まで延びた横仕切板18が設けられ、この横仕切板
18によって中空内部を上下二段に仕切られている。ま
た、ケース本体12の上壁の左右方向のほぼ中央に、上
面が開口したボックス型の凹室19が設けられ、この凹
室19の左右の側壁によって横仕切板18で仕切られた
上部空間をさらに左右に仕切り、それぞれにカセットケ
ース11を1個ずつ個別に挿入できるようにしている。
【0008】一方、ケース本体12の開口後面は、ほぼ
中央部から後ろ向きに突出した一対の上部、下部シリン
ダ部20,21を有するカバー材22によって塞がれて
いる(図2、図3および図9)。そして、ケース本体1
2とカバー材22との間に、互いに逆止的に係合する
凹、凸部23,24のいずれか一方がそれぞれ設けら
れ、凹、凸部23,24の係合によってケース本体12
の開口後面にカバー材22をワンタッチで装着できるよ
うになっている。もちろん、凹、凸部23,24の係合
状態を解除することにより、カバー材22を取り外すこ
ともできる。
【0009】上段スライドホルダ14は、図1に示すよ
うに、ほぼ中央の突状部14aと、この突状部14aか
ら左右横向きに張り出した枠形の左右一対のホルダ部1
4b,14bと、突状部14aから後ろ向きに突出する
中空なピストン部14cを一体的に有している。ピスト
ン部14cは、図3および図9に示すように、カバー材
22の上部シリンダ部20内に挿入され、上部シリンダ
部20とでエアダンパを構成する。
【0010】25はピストン部14cの先端の環状溝2
6に嵌着したOリング、27はピストン部14cと上部
シリンダ部20との間で圧縮される圧縮スプリング、2
8は上部シリンダ部20に開設されたオリフィス、29
はオリフィス28にねじ込んだ絞りねじを示す。環状溝
26は、Oリング25より幅広で、ピストン部14cの
後端部寄りにピストン部14cの中空内部に通じる排気
孔26′を有している。
【0011】一方、下段スライドホルダ15は、図1に
示すように、そのほぼ中央に前後面が開口した中空な筒
形部15aと、この筒形部15aから左右横向きに張り
出した枠形の左右一対のホルダ部15b,15bとを一
体的に有しており、筒形部15a中にピストンロッド3
0がスライド可能に挿入される。ピストンロッド30
は、後端部に中空なピストン部30aを一体的に有し、
このピストン部30aが下部シリンダ部21内に挿入さ
れ、下部シリンダ部21とピストン部30aとでエアダ
ンパを構成する(図3、図10)。
【0012】31はピストン部30aの中空内部に開設
された排気孔32を開閉する逆止弁、33はピストン部
30aの外周に嵌着したOリング、35は下部シリンダ
部21に開設されたオリフィスを示す。そして、ピスト
ンロッド30の前端部に、図1に示すように、左右一対
の軸を有する軸部30bが設けられ、ピストンロッド3
0の長さの途中の上面に、周知のハート形のカム溝30
cが刻設されている。
【0013】また、61はケース本体12の前端下側に
設けた凹部、62はピストンロッド30の中央側面に設
けた軸支部、63はカバー材22に設けた開口部を示
す。64は板ばねとしての定圧ばねを示し、軸支部62
に支持される支軸65に巻かれ、自由端には凹部61で
ケース本体12に係合するフック66が取り付けられて
いる。そして、定圧ばね64は、軸支部62で支持され
た支軸65から下段スライドホルダ15の下側を通って
凹部61に、フック66を介して係合することにより、
下段スライドホルダ15をケース本体12から突出させ
る前向きに付勢するものである。なお、軸支部52およ
び定圧ばね64は、開口部63に出入りし、カバー材2
2と衝合しないようになっている。
【0014】36はケース本体12の凹室19の底面に
開設された通孔37および筒形部15aのカム溝と内径
がほぼ同じ孔を通してカム溝30cに突入するロックピ
ン、38はロックピン36をカム溝30cに向かって押
し付ける押さえばね、39は止着ねじを示す。
【0015】一方、上段スライドホルダ14はピストン
部14cを介して圧縮スプリング27で、また、下段ス
ライドホルダ15はピストンロッド30を介して定圧ば
ね64で前に向かって押圧されるが、その際の両スライ
ドホルダ14,15の最前進位置を異ならせるストッパ
手段が設けられている。このストッパ手段は、図5およ
び図7に示すように、両スライドホルダ14,15のホ
ルダ部14b,14b、15b,15b乃至は載置面1
4′,14′、15′,15′に載ったカセットケース
11の一部がケース本体12の開口13から前方へ突出
し、かつ上段スライドホルダ14に載ったカセットケー
ス11の突出量が下段スライドホルダ15に載ったカセ
ットケース11の突出量よりも少なくなるように設定
し、上下のカセットケース11が階段状に突出するよう
にする。
【0016】ここでは、上段スライドホルダ14の最前
進位置を、ケース本体12の両側壁内面に設けた段差面
40および凹室19の後面で規制し、両面に対して前縁
14″が当接した位置で上段スライドホルダ14を停止
させる(図6、図7および図9)。また、下段スライド
ホルダ15の最前進位置も、段差面40で規制するが、
段差面40に対して当接するのは下段スライドホルダ1
5の後部に設けた立ち上がり端面15cとし、下段スラ
イドホルダ15は上段スライドホルダ14よりも多く突
出して停止する(図7、図8および図10)。
【0017】したがって、この一実施形態においては、
ストッパ手段は、ケース本体12の段差面40および凹
室19の後面、並びに上段スライドホルダ14の前縁1
4″、下段スライドホルダ15の立ち上がり端面15c
で構成されている。なお、ケース本体12内を上下に仕
切る横仕切板18の後端は、段差面40に一致する。
【0018】リッド17は、図1および図5に示すよう
に、厚板状であって、その内面の左右両端部に、三角形
状に隆起した左右一対のリブ41,41を突設し、両リ
ブ41の下端部の軸穴42,42で下段スライドホルダ
15の左右の軸16に枢着される。また、リッド17の
内面のほゞ中央に、左右に突出した一対の軸を有する軸
部43を突設し、この軸部43にピストンロッド30の
前端より少し後ろの軸部30bに一端を枢着したジョイ
ント44の他端を枢着することで、ピストンロッド30
とリッド17とを相互に連結する。
【0019】このジョイント44の下面に、斜め後ろ向
きに延びた板ばね45を突設し、リッド17が前向きに
倒れて開口13を開いたときに板ばね45を介してジョ
イント44がリッド17の内面17′に直接当らないよ
うにしている。なお、筒形部15aの前端部上面には、
ジョイント44が斜め上向きになったり、水平になった
りするのを許容するスリットが形成されている。
【0020】図1および図5において、46はジョイン
ト44に被せるジョイントカバーを示し、このジョイン
トカバー46を装着した状態で、その左右両側面とリッ
ド17の左右のリブ41の両内面との間隔がカセットケ
ース11の左右の横幅にほぼ等しくなるように設定され
ている。したがって、両リブ41とジョイントカバー4
6は、カセットケース11を出し入れする際、カセット
ケース11の方向を規制するガイド手段として機能す
る。なお、47はジョイントカバー46をリッド17に
対して引き付けておくコイルばねを示す。
【0021】また、図1、図11および図12におい
て、48は閉状態のリッド17の軸16より下側の一段
低い段面17″に臨む加圧体を示し、この加圧体48
は、ケース本体12の底面のほゞ中央に設けられたガイ
ド枠49によって前後へスライド可能に保持され、ガイ
ド枠49との間で圧縮される加圧スプリング50によっ
てガイド枠49から前向きに突出する方向へ付勢されて
いる(図11)。なお、図11および図12において、
51はガイド枠49の下壁に、加圧体48のスライド方
向へ長く設けた一対のガイド溝、52はこのガイド溝5
1に嵌り込む加圧体48の下面から突出した一対の爪部
を示す。
【0022】さらに、図4、図7および図10におい
て、53は下段スライドホルダ15の後壁に開設された
左右一対の穴54を通して下段スライドホルダ15の内
部へ突出し、下段スライドホルダ15内のカセットケー
ス11の後面に弾性的に当接して前向きに押す加圧ボタ
ンを示し、この加圧ボタン53は、カバー材22に固定
したシリンダ型のボタンホルダ55内にスライド可能に
保持され、ボタンホルダ55の後端との間で圧縮される
コイルスプリング56で付勢されている(図10)。
【0023】なお、加圧ボタン53の長さの途中に、穴
54の内径より径の太い環状隆起57を設け、下段スラ
イドホルダ15内にカセットケース11が収納されてい
ない場合、この環状隆起57を介して下段スライドホル
ダ15自身を前向きに付勢するようにしている。もちろ
ん、この加圧ボタン53は、図示のように、ボタンホル
ダ55の両側に前後方向に設けた切欠きに突入する爪を
後端両側に有し、この爪が切欠きの前端に受け止められ
てボタンホルダ55から前に抜けないようになってい
る。
【0024】次に、組み立てた状態の収納装置10の作
用を説明すると、まず、図2〜図4に示すように、閉じ
た状態のケース本体12を開くには、手でリッド17の
前面を僅かに押し込むと、ピストンロッド30がジョイ
ント44を介して押し込まれて後退する。このピストン
ロッド30の後退により、ハート形のカム溝30c中に
係止されていたロックピン36がカム溝30c中で移動
し、ロック状態を解除する。
【0025】こうして、ロック状態が解除されると、下
段スライドホルダ15が定圧ばね64の付勢力で前へ押
され、ピストンロッド30が前進する。このピストンロ
ッド30の前進で、図8に示したように、ジョイント4
4を介してリッド17は一旦ケース本体12の前面から
前に押し離され、これに伴いリッド17のリブ41にあ
る軸穴42に軸16を枢着した下段スライドホルダ15
は引っ張られるようにして前進する。
【0026】その後、リッド17は、軸16を中心に前
方に倒れながら徐々に開き、その最大開放角度は角度規
制手段により規制される。すなわち、一実施形態におい
ては、リッド17の内面17′の下部の一段低い段面1
7″が下段スライドホルダ15の底面15″に下から接
触した水平位置まで開いて停止する(図6および図
7)。この開放位置にあっては、リッド17の内面1
7′がスライドホルダ15の載置面15′とほぼ同一面
になる(図5)。
【0027】一方、下段スライドホルダ15は、両立ち
上がり端面15cがケース本体12内の段差面40に当
接した最前進位置で停止する(図6、図7および図10
の左側)。また、ピストンロッド30の前進により、下
部シリンダ部21はオリフィス35から制御された空気
を吸入するため、制動力が働き、ピストンロッド30お
よび下段スライドホルダ15はゆっくりと静かに前進
し、しかもリッド17もゆっくりと静かに開く。
【0028】さらに、リッド17が開くときに、ジョイ
ント44の板ばね45がリッド17の内面17′に弾性
的に接触し、クッションとしての作用を果たすため、リ
ッド17はさらに静粛に開く。一方、上段スライドホル
ダ14が、左右またはそのどちらかのホルダ部14bに
カセットケース11を収納しているときには、カセット
ケース11の前面が閉じているリッド17の内面17′
に圧縮スプリング27で押し付けられ、これによって上
段スライドホルダ14は後退位置にあるので、上述のよ
うにリッド17が開くと、圧縮スプリング27の復元力
によって上段スライドホルダ14はホルダ部14bにカ
セットケース11を載せた状態で同様に前進し、その前
縁14″がケース本体12内の段差面40および凹室1
9の後面に当接した最前進位置で停止する(図6、図7
および図9の破線)。
【0029】また、上段スライドホルダ14の前進に際
しては、ピストン部14cのOリング25はシリンダ部
20の内壁と摩擦して環状溝26中で後ろに動き、排気
孔26′を閉じてシールする。そして、密閉された上部
シリンダ部20は、オリフィス28から内部に空気を制
御して吸入するため、制動力が働き、上段スライドホル
ダ14もゆっくりと静かに前進する。
【0030】なお、上段スライドホルダ14内にカセッ
トケース11が収納されていないときには、上段スライ
ドホルダ14は圧縮スプリング27の復元力で前へ押さ
れ、前縁14″が段差面40や凹室19に当接した最前
進位置で停まっており、リッド17が開いてもその状態
のままである。こうして、リッド17が開いたならば、
ケース本体12の開口13より各カセットホルダ14,
15に向かってカセットケース11を挿入し、ここでは
合計4個のカセットケース11を装填することができ
る。
【0031】上段スライドホルダ14にカセットケース
11を装填するのであれば、ケース本体12の横仕切板
18の上面にカセットケース11の端を載せて、そのま
ま奥へ向かって押し込めばよい。カセットケース11を
押し込むと、カセットケース11は横仕切板18から上
段スライドホルダ14の載置面14′に一部載り移っ
て、その後面が上段スライドホルダ14の後壁に突き当
った位置で行き止る(図7)。
【0032】また、下段スライドホルダ15にカセット
ケース11を装填するのであれば、リッド17の内面1
7′が下段スライドホルダ15の載置面15′とほゞ同
一面なので、リッド17の内面17′上を滑らせながら
カセットケース11を奥へ向かって押し込めばよい。そ
の際に、カセットケース11をリッド17のリブ41と
ジョイントカバー46の間に位置させ、カセットケース
11を押し込むと、リブ41とジョイントカバー46で
カセットケース11の挿入方向が整合され、その下面が
リッド17の内面17′とほゞ同一平面をなす下段スラ
イドホルダ15の載置面15′に乗り移り、その後面が
下段スライドホルダ15の後壁に突き当った位置で行き
止る(図7)。
【0033】こうして各スライドホルダ14,15にカ
セットケース11を装填した状態では、上下のカセット
ケース11の前端部は階段状に突出する(図5、7
図)。次いで、カセットケース11をケース本体12に
納めるには、リッド17を手で引き上げながらリッド1
7全体をケース本体12へ向かって押し込めばよい。す
なわち、リッド17を手で引き上げると、リッド17が
軸16を支点に上へ回動して直立することにより、まず
ピストンロッド30が少し後退し、次にリッド17を押
し込むことで、下段スライドホルダ15とピストンロッ
ド30とがともに後退し、次いで上段スライドホルダ1
4に装填されているカセットケース11の前面がリッド
17の内面17′に押されて上段スライドホルダ14と
そのピストン部14cも同様に後退する。
【0034】こうしてリッド17の内面17′がケース
本体12の前縁に当接すると、リッド17をもはや押し
込めなくなるので、リッド17から手を離すと、ピスト
ンロッド30に作用する定圧ばね64の付勢力でリッド
17は押し戻される。しかし、僅かに戻ると、ロックピ
ン36がピストンロッド30のカム溝30c中に係止さ
れて、リッド17を押し戻そうとするピストンロッド3
0の前進を停めるので、リッド17はケース本体12の
開口13から前へ僅かに離れて直立状態になる(図3、
図4および図11)。
【0035】こうしてリッド17を閉じて押し込む行程
では、各シリンダ部20,21には制動力が働かず、リ
ッド17を余分な力を要せずに押し込むことができる。
すなわち、上段スライドホルダ14のピストン部14c
の後退行程では、そのOリング25が環状溝26中で前
進して排気孔26′を開くので、上部シリンダ部20内
の空気は排気孔26′から外に排気されるため、環状溝
26を構成する前後の鍔の外径を上部シリンダ部20の
内径よりも僅かに小さくしておくことが好ましい。
【0036】また、ピストンロッド30のピストン部3
0aの後退行程にあっても、逆止弁31から下部シリン
ダ部21内の空気が外へ排気されるため、リッド17の
閉じるときや、リッド17を押し込む際には、制動作用
が働かない。一方、リッド17の直立状態では、その内
面17′の軸16より下側を加圧体48が前向きに押圧
するため、各スライドホルダ14,15にカセットケー
ス11が装填されているときは、リッド17の内面1
7′は各カセットケース11の前面に当接し、また、カ
セットケース11が装填されていないときは前進位置に
押し付けられた下段スライドホルダ15の前端にリッド
17の内面17′より一段低い段面17″が当接する。
【0037】したがって、リッド17に外部振動が伝わ
っても、リッド17がガタ付くことはない(図3、図1
1)。これは、リッド17とケース本体12の前縁との
間に次にカセットケース11を取り出すためにリッド1
7を押し込む僅かな隙間があり、この隙間によってリッ
ド17が軸16を支点に開こうとして、リッド17の内
面17′がケース本体12の前縁に当るの阻止するから
である。
【0038】また、収納装置10に外部振動が加わって
も、内部でカセットケース11がガタ付くことはない。
すなわち、上段スライドホルダ14内のカセットケース
11は、ピストン部14cを介して上段スライドホルダ
14に作用する圧縮スプリング27でリッド17の内面
17′へ向かって常に押し付けられ、前後の動きが阻止
されるからである(図3)。
【0039】また、下段スライドホルダ15では、カセ
ットケース11の後面が穴54を通して内部に突入する
加圧ボタン53により前向きに押圧され、カセットケー
ス11の前面がリッド17の内面17′より一段低い段
面17″に押し付けられるので、前後の動きが同じよう
に阻止されるからである(図8)。さらに、両スライド
ホルダ14,15内にカセットケース11が装填されて
いないときにも、両スライドホルダ14,15自身がケ
ース本体12内でガタ付くことがない。
【0040】すなわち、上段スライドホルダ14内にカ
セットケース11がないときは、上段スライドホルダ1
4は圧縮スプリング27によって前進し、図9に破線で
示す最前進位置に押し付けられて前後動できないため、
外部振動が伝わってもガタ付けないからである。また、
下段スライドホルダ15内にカセットケース11がない
と、加圧ボタン53の環状隆起57により下段スライド
ホルダ15自身が前向きに押圧され、その先端部がリッ
ド17の内面17′より一段低い段面17″に押し付け
られて前後動できないため、外部振動が伝わった際にも
ガタ付かない。
【0041】一方、カセットケース11を取り出す際に
は、前述した手順で、ケース本体12の前縁から前に僅
かに離れて直立するリッド17を手で少し押し込んでや
ればよい。これにより、リッド17は前進しながら前向
きに倒れて開き、カセットケース11の前部が開口13
から階段状に突出するので、カセットケース11の突出
部分を摘んで簡単に抜き取ることができる。また、空い
ている箇所にカセットケース11を装填することも容易
に行える。
【0042】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、収納した状態においては、カセットケース11
がケース本体12内にスッポリと収まっているので、ス
マートで、かつ体裁もよく、また、カセットケース11
を取り出す際にも、収納状態のカセットケース11を、
リッド17を介して単に押し込むだけで、取り出し易い
ように突出させることができるので、カセットケース1
1の挿脱も極めて簡便で、かつ容易な箱形物品用収納装
置を提供することができる。また、定圧ばね64で下段
スライドホルダ15を前向きに付勢したので、下段スラ
イドホルダ15を前向きに付勢する定圧ばね64を作業
性よく組み付けることができるとともに、定圧ばね64
の配設スペースが少なくて済み、小形化を図ることがで
きる。
【0043】なお、上記した各実施形態では、箱形物品
をコンパクトカセット用のカセットケース11として説
明したが、箱形物品としてはカセットハーフ自身であっ
てもよいし、また、ビデオ用やDAT(ディジタル・オ
ーディオ・テープレコーダ)用のカセットケースの他、
コンパクトディスクやフロッピィディスク用のディスク
ケースであってもよい。また、収納装置10も車室内搭
載タイプのものだけに限られず、オーディオラックやO
A機器に組み込むようなものであってもよいし、あるい
は一般的な家具調のものであってもよい。
【0044】さらに、リッド17を使用しないものであ
ってもよいし、また、スライドホルダはその段数や横
型,縦型の別を問わない。そして、ピストンロッド30
のハート形のカム溝30cと、このカム溝30cをトレ
ースするロックピン36とで解除可能なロック手段を構
成したが、同様に機能をするフック体とロックピンとで
ロック手段を構成してもよい。
【0045】また、上段スライドホルダ14も下段スラ
イドホルダ15と同様に、定圧ばねでケース本体12か
ら突出する前向きに付勢させてもよく、凹部61は開口
としてもよい。さらに、加圧ボタン53、穴54、ボタ
ンホルダ55、コイルスプリング56および環状隆起5
7は、設けなくともよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、収納
した状態においては、箱形物品がケース本体内にスッポ
リと収まっているので、スマートで、かつ体裁もよく、
また、取り出す際にも、収納状態の箱形物品を単に押し
込むだけで、取り出し易いように突出させることができ
るので、箱形物品の挿脱も極めて簡便で、かつ容易な箱
形物品用収納装置を提供することができる。さらに、板
ばねでスライドホルダを前向きに付勢したので、スライ
ドホルダを前向きに付勢する板ばねを作業性よく組み付
けることができるとともに、板ばねの配設スペースが少
なくて済み、小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分解状態の斜視図である。
【図2】開口を閉じた状態の斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】開口が開いた状態の斜視図である。
【図6】図5のC−C線に沿う断面図である。
【図7】図5のD−D線に沿う断面図である。
【図8】リッドが開閉する状態の動作説明図である。
【図9】上段スライドホルダとケース本体の関係を示す
一部を断面にした平面図である。
【図10】下段スライドホルダ(左側は前進状態、右側
は後退状態)とケース本体の関係を示す一部を断面にし
た平面図である。
【図11】加圧体の組立て状態の縦断面図である。
【図12】図11を裏返して見た分解状態の斜視図であ
る。
【図13】従来例の斜視図である。
【図14】従来例の組み付けた状態の縦断面図である。
【符号の説明】
10 収納装置 11 カセットケース 12 ケース本体 13 開口 14 上段スライドホルダ 14′ 載置面 15 下段スライドホルダ 15′ 載置面 27 圧縮スプリング 30 ピストンロッド 30c カム溝 36 ロックピン 64 定圧ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が少なくとも開口したケース本体
    と、 このケース本体に前記開口を通じてスライド可能に収納
    され、その載置面に箱形物品を載置可能なスライドホル
    ダと、 このスライドホルダを前向きに付勢する板ばねと、 この板ばねの付勢力に抗して前記スライドホルダを突出
    方向と逆方向へ押圧することによって前記スライドホル
    ダを前記ケース本体内に収納された後退位置に係留する
    とともに、この後退位置から前記スライドホルダが前記
    突出方向と平行方向へさらに押し込まれた際にその係止
    状態を解除可能なロック手段と、 を備えるスライド式の箱形物品用収納装置。
JP7240490A 1995-08-28 1995-08-28 スライド式の箱形物品用収納装置 Pending JPH08108785A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755876A (en) * 1980-07-30 1982-04-03 Hansuierugu Shiyubua Edouaruto Vessel with stacking of article at inside
JPS60250184A (ja) * 1984-05-26 1985-12-10 株式会社 ニフコ 車室内収納箱の開放速度の調速方法

Patent Citations (2)

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