JPH08109004A - 移送部分酸化処理装置ならびに低価値の炭化水素の低温での転化法 - Google Patents
移送部分酸化処理装置ならびに低価値の炭化水素の低温での転化法Info
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- JPH08109004A JPH08109004A JP7233987A JP23398795A JPH08109004A JP H08109004 A JPH08109004 A JP H08109004A JP 7233987 A JP7233987 A JP 7233987A JP 23398795 A JP23398795 A JP 23398795A JP H08109004 A JPH08109004 A JP H08109004A
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Abstract
合成ガス生成物を転化する方法であって、あらゆる種類
の低価値の炭化水素供給物を、工程をほとんど混乱させ
ることなく連続的に処理する融通性を有する方法、なら
びにこの転化方法において有用な移送反応器を提供す
る。 【解決手段】 本移送反応器においては、生成する炭素
は循環する粒状化された不活性な担持体上に沈積され
る。移送反応器を出る反応流出物は粒状物質、硫黄化合
物、および酸性ガスを除去し、水蒸気を凝縮させ、そし
て水素を一酸化炭素から分離して精製された水素および
(または)合成ガス生成物を生むように処理することが
できる。
Description
を水素または合成ガスへと転化するために、比較的低い
温度において化学量論を下回る酸化条件で運転される移
送反応器を使用する方法および装置に関する。
価値の低いあるいはマイナスの価値の廃棄物流および
(または)残渣物流は一般に再使用または処分に関して
問題を生む。普通に言われているのは、廃棄物流の燃焼
熱を求めて燃焼工程で使用することである。廃棄物流の
例には、炭化水素、二酸化炭素、一酸化炭素および水蒸
気を含有する排気ガス;金属を含有するスラッジおよび
ガム;水中炭化水素乳濁液流(例えば石油乳濁液の分解
および脱水からくるもの);芳香族溶媒を含有する流
れ;廃苛性(caustic)流;炭塵スラリー;ディ
コーキングオフガス;コーク固体;およびこれらに類す
るものがある。しかしながらこのような流れは典型的に
は危険廃棄物に分類される。このように分類される流れ
の処分には、環境への悪影響を最低にするための広汎な
管理がしばしば必要になる。従って、このような流れを
燃焼することによって得られる利益には、管理の必要に
よりかかる費用のため限界がある。
かかる廃棄物流から清浄で、環境からみて許容できる燃
焼熱を得るための高温燃焼プロセスが知られている。こ
の高温プロセスにおいては、高温の火炎への供給物がほ
とんど化学量論的な量の酸素と混合されそして燃焼帯内
に注入され、そこで供給物中の炭化水素が燃焼されて、
温度3000°Fにおいて主として二酸化炭素と水とが
生成される。生成される熱は次いで用役(ユーティリィ
ティ)を製造するために回収される。
くつかの欠点が認められている。例えば工場での廃棄流
の生成はその流量および組成に関して一般に広範囲に変
化する。炭化水素と酸素との比が急速に変動する場合、
炭化水素が多すぎると煤が発生することとなり、一方炭
化水素が少なすぎると火炎を消滅させる。供給物のこの
変動をならすため、複雑な手段、通常は精巧な配合系と
冗長的な供給系とを一般に設けねばならない。
て(又は)アンモニア製造、水素化および他の用途のた
めに水素を含有する合成ガスへと炭化水素供給物を転化
するのはこの分野で周知である。炭化水素流は通常水蒸
気の存在で高温で転化されて、一酸化炭素と水素とが生
成される。シフト反応(shift reactio
n)において一酸化炭素は高温で水蒸気と反応して追加
的な水素を生成することも知られている。
流を、水素および(または)合成ガス(H2 +CO)の
ような価値のある一つ以上の製品流に転化して廃棄物流
の生成を回避できるならば好都合であろう。さらに、転
化工程が組成の変動する供給物を乱調することなく連続
操作で処理する融通性をもつならば好都合であろう。さ
らに、比較的低い温度において少ない酸素消費でまたよ
り高い効率で移送転化反応器を運転することは有利であ
ろう。
これが得られるプロセスに循環されることができる、貴
重な合成ガスおよび(または)水素生成物を生成するた
めに、低温での化学量論を下回る(substoich
iometric)酸化条件の下で運転される移送転化
反応器を包含するプロセス内で閉回路をなす処理装置に
おいて効率的に処理される。プロセス内にある低価値の
流れを利用することにより、プロセス外への処分を必要
とする廃棄物流の量を顕著に削減できる。水蒸気熱分解
およびCOシフトのような吸熱反応を推進するための熱
を供給するために、循環する粒子上に沈積される炭素が
部分的に酸化される移送反応器を使用することにより、
炭化水素組成と水含有率とが変動する供給物を受けいれ
ながらも、部分酸化反応を混乱させることがなく、反応
器は連続運転のための融通性を有する。加えて、この反
応器は、従来の廃棄物流燃焼技術と比較すると、より低
い温度においてより少ない酸素供給によってより良い効
率で運転することができる。
にわたる汚染源の減少ならびに例えばデコーキング操作
において生成されるオフガスと液体流との削減が特に含
まれる。本願方法は水素および(または)合成ガスのよ
うな有用な生成物に低価値の炭化水素流を転化し、この
生成物は低価値の炭化水素流が得られたプロセス中で削
減され、使用されることができる。結果として、生成さ
れる二酸化炭素の量が減少する。さらに、重金属の揮発
が顕著に減少する(反応器の運転温度が著るしくより低
いため)。
化水素流を水素または合成ガスへと転化するための部分
酸化移送処理装置を提供する。この装置は酸素の富化さ
れた流れをつくるための空気設備を包含する。この酸素
流と原料炭化水素流とを、(1)循環する粒子上に沈積
した炭素を化学量論を下回って酸化するための部分酸化
帯、(2)原料炭化水素流と部分酸化帯からの生成物と
の混合物を受容し、水素、軽質炭化水素、一酸化炭素、
および二酸化炭素を含む流出物を生成させ、そして上昇
管流出物からの粒子上に炭素を沈積させるための上昇
管、および(3)部分酸化帯に再循環するためにこの粒
子を回収し、そして粒子を実質的に含まないガス生成物
をつくるための分離帯、を包含する部分酸化移送反応器
に供給する管(例えばパイプまたは導管)が設けられ
る。移送反応器からの熱を回収し且つこの反応器からの
ガス生成物を冷却するための廃熱ボイラーが設けられ
る。
し、粒状物を実質的に含まないガス生成物をつくるため
のフィルターが設けられる。粒状物を実質的に含まない
ガス生成物を急冷するために、水を塔に循環するための
再循環管が設けられる。急冷されたガス生成物を、富化
された水素流と軽質炭化水素とに分離するための水素分
離装置が設けられる。部分酸化帯への酸素流の供給量を
調節し、また原料炭化水素流の流量の変化および炭素組
成の変化に呼応して上昇管流出物の温度を実質的に約8
70℃(約1600°F)〜約1090℃(約2000
°F)に保ち、循環する粒子上に沈積する炭素の滞留量
を循環粒子の約0.5〜約40重量%に実質的に保つた
めの制御器が設けられる。
その重量の実質的に0〜約40%にわたる水含有率の変
動、乾燥基準でその重量の実質的に約75〜約95%に
わたる炭素含有率の変動および実質的に約0.5〜約
4.0にわたるH:C原子比の変動を受けることができ
る。原料炭化水素流は、乾燥基準でのH:Cの全体的な
原子比が約1〜2である排気炭化水素ガス、残留する液
状炭化水素流、製油所固形物またはこれらの組合わせを
含むのが好ましい。望ましい態様において本装置は、排
気炭化水素ガスのための、部分酸化反応器への第1の供
給管と、液状炭化水素および何らかの固形成分のための
第2の供給管を包含する。本装置においては、水蒸気中
および原料炭化水素流中の水の全体と原料炭化水素流中
の炭化水素との重量比が約0.3〜約0.5であるよう
な流量で水蒸気を上昇管に供給する管を設けるのが好ま
しい。
沈積した炭素を化学量論を下回って供給される酸素流で
酸化して、反応性酸素を実質的に含まない部分酸化生成
物流を生成するのに適合しているのが好ましい。供給物
注入帯は、原料炭化水素流を部分酸化生成物流に連続的
に導入してこれとの混合物をつくるのに適合しているの
が好ましくまた上昇管は供給物注入帯からこの混合物を
受容するのに適合しているのが好ましい。反応器は、そ
の上に沈積した炭素を有する粒子を回収したものを受容
するための粒状物保持帯、この保持帯から部分酸化帯へ
と粒子を搬送するための移送管、及び酸化帯および供給
物注入帯の実質的に連続的な操作を維持するのに十分な
量の、粒状物保持帯中にあって上昇管、分離帯および移
送管を通って再循環する炭素をその上に沈積して含む粒
子の装入物、を包含するのが好ましい。部分酸化移送反
応器の分離帯から回収される粒子の一部を排出するため
の管を設けるのが好ましい。排出された粒子を処理しそ
して固体の生成物または金属が固定された生成物をつく
るために、金属をリーチング(leaching)しま
たは固定する系を使用できる。
素流を水素または合成ガスに低温で転化する方法を提供
する。工程(a)としては、微細化された粒子を含む部
分酸化生成物の連続流に原料炭化水素物流を導入する。
工程(b)としては、移送条件下にある実質的に断熱的
な熱分解帯に工程(a)から得られる混合物を送入し
て、水素、軽質炭化水素、一酸化炭素および二酸化炭素
を含む流出物を生成させ、かつ粒子上に炭素を沈積させ
る。工程(c)においては、工程(b)の生成物から炭
素で覆われた粒子を回収して、粒子を実質的に含まない
合成ガスを得る。工程(d)においては、回収された粒
子の主な部分と化学量論を下回る量の反応性酸素とを部
分酸化帯に連続的に供給して、炭化水素を導入する工程
(a)のための部分酸化生成物流を生成させる。工程
(e)においては、工程(b)の加熱分解帯の出口温度
を実質的に約870℃(約1600°F)〜約1090
℃(約2000°F)に保持し、また沈積炭素の平均含
有率が実質的に0.5〜40重量%である粒子を回収工
程(c)から得るために、原料炭化水素の重量流量、水
含有率、炭素含有率、炭化水素中のH:Cの原子比およ
びこれらの組合わせから選ばれる、原料炭化水素流にお
けるかなりな(substantial)変動に呼応し
て、部分酸化帯に供給される反応性酸素の量を調整す
る。
離器または空気浮遊タンクからの乳濁液を含んでよい。
原料炭化水素流は金属を含んでよく、この金属は工程
(b)において粒子上に収着され、工程(c)からの合
成ガスは金属を実質的に含まない。
量流量の約10〜約250倍の流量で、工程(d)の部
分酸化帯に供給されるのが好ましい。窒素を実質的に含
まない酸素が工程(d)の部分酸化帯に供給される。部
分酸化帯に供給される粒子上の炭素に関する化学量論の
約5%未満の量の反応性酸素が、工程(d)の部分酸化
帯に供給されるのが好ましい。別な工程として、工程
(b)において水素へとシフト転化(shift co
nversion)するとともにいくらかの炭素をガス
化するための熱分解帯に水蒸気を供給する。原料炭化水
素流が約0〜約40重量%の水含有率を有し、乾燥基準
で75〜95%の炭素を含有し、また乾燥基準のH:C
原子比0.5〜4、望ましくは1〜2を有する。水蒸気
と原料炭化水素とからの水と、原料炭化水素流中の炭化
水素との重量比を約0.3〜約0.5とする量の水蒸気
を熱分解帯への流入口に供給することができる。工程
(a)に導入される炭化水素は芳香族環を含んでよく、
また工程(c)の合成ガスおよび無機粒子上に沈積した
炭素は芳香族環化合物を実質的に含まない。工程(a)
の粒子は流動接触分解の廃触媒または他の好適な流動可
能な粒子を含んでよい。工程(b)における混合物は少
量の苛性(caustic)を含有してよい。別な工程
として、工程(c)からの合成ガスはタールの生成を実
質的に防止するために急冷するのが好ましい。
炭化水素を連続的に導入し、そこでこの炭化水素を分解
ならびに熱分解させ、そして固体炭素を生成させかつ反
応器内で循環する粒状担体上に沈積させることにより、
固定、液体もしくはガスまたはこれらいずれかの組合わ
せであるにせよ低価値の炭化水素流が合成ガスおよび
(または)水素へと転化される。吸熱的分解反応および
熱分解反応に必要なエネルギーは、沈積された炭素の化
学量論を下回る部分酸化により得られる。本発明の転化
反応器は、例えば、低価値の炭化水素流がそこから得ら
れる製造工場(例えば製油所)そのものにおいて使用す
るのに好適な合成ガスおよび(または)水素生成物を生
成させるためのプロセス内で閉回路をなす方法を構成す
るように、反応流出物の精製装置と連係して運転でき
る。このような仕方で、低価値の炭化水素流を貴重な生
成物へとクリーンに転化できる。同時に、プロセス内で
閉回路をなす転化方法を採用することにより、工場全体
にわたる汚染源の削減が実施できる。
移送状態において運転される本発明の反応器10は混合
帯14の上方に上昇管12を包含する。混合帯14は下
方にある部分酸化帯16を包含し、ここでは、循環する
粒状担体上に沈積した炭素の少くとも一部分が酸化され
て、化学量論を下回る燃焼の生成物(主として一酸化炭
素)と微細化された粒子との高流速の流れが形成され
る。
導入される。供給酸素は、部分酸化帯16および上昇管
12の温度を制御するのに好適な流量で一般に供給さ
れ、また空気、酸素に富む空気、酸素と不活性ガス例え
ば窒素またはアルゴンとの混合物、純酸素あるいはこれ
らに類するものからなってよい。部分酸化帯内で二酸化
炭素を上回るように一酸化炭素を生成するのを促進する
ために、循環する粒子上に沈積される炭素に対する酸素
のモル比を化学量論を下回る割合に保つ。供給する酸素
は、化学量論を下回る燃焼から得られる生成物が未反応
の酸化剤を実質的に含有しないように、部分酸化帯16
に供給される炭素のすべてを二酸化炭素へと完全燃焼す
るのに必要である化学量論的な酸素量の5%未満が好ま
しい。
化帯16の上方に配置されるのが好ましい。炭化水素供
給物は管22を経て供給物注入帯20内に注入され、そ
して部分酸化帯16からの流出物および粒子の高速の流
れと混合される。部分酸化帯16内で発生した熱は、混
合帯14および上昇管12において供給物中の高分子量
の炭化水素を、低級炭化水素および炭素を含めての分子
量がより低い生成物へと分解するために用いられる。さ
らに、水蒸気との反応により、水素、一酸化炭素、二酸
化炭素および炭素を含む熱分解生成物もまた生成され
る。本発明の特質によって、分解反応および熱分解反応
によって生成される炭素の大部分は、部分酸化帯16か
らの不活性粒子上に沈積する。
炭化水素液体、製油所固形物およびこれらの組合わせか
らなってよい。本発明の別な特質として、供給物流22
は、転化すべき残渣流および(または)低価値流の種類
および利用程度に依り、水含有率、炭素含有率および水
素対炭素比が変動しうる。供給物流22は0〜約40重
量%の濃度の水と約75〜約95重量%の濃度の炭素と
を含んでよい。供給物流22は約0.5〜約4:1、望
ましくは1〜2:1の水素:炭素の重量原子比(乾燥基
準)を有してよい。
物流の好適な例には、石油生産工場の脱水装置によって
つくられる水中石油乳濁液;石油化学工場からの芳香族
溶媒、塔底液およびガム固形物;製油所で生成する排気
ガス、デコーキングオフガス、スラッジおよび塔底液な
らびにコーク固体が含まれる。使用可能な残渣たるまた
は低価値の炭化水素流の追加的な例には、油母頁岩、タ
ール、アスファルト、石炭取扱工場およびプラスチック
製造工場からの粉塵、廃苛性流などが含まれる。
流の状態に依り、固体、液体およびガスの溶液、スラリ
ー、乳濁液、懸濁液として導入されてよい。一般に、固
体およびガスの成分は、取扱いおよびポンプ送りを容易
とするために、炭化水素搬送液中に溶解されそして(ま
たは)懸濁されよう。別法として、ガス状成分は別個の
供給管(図示せず)を経て別に導入されてよい。炭化水
素供給物22は、供給物の組成、反応からの流出ガスの
組成および反応器の円滑な運転を確保するための反応器
10のプロセス変数に依存しつつ、所望なら複数の段階
で反応器の混合帯14に導入されてよい。
の上方において混合帯14内に注入するのが好ましい。
水蒸気は、上昇管12内の実質的に断熱的である熱分解
帯30への入口近くにおいて、部分酸化生成物と部分的
に分解された生成物との高速の上昇流と混合する。特
に、原料供給物が揮発性および(または)ガス状の炭化
水素成分からなる場合、別法としてそして(または)追
加的に、水蒸気を炭化水素供給物とともに注入すること
ができる。水蒸気は酸化剤流18とともに注入すること
もできる。水蒸気注入管26および炭化水素供給物流2
2の水の全体と炭化水素供給物流22中の炭化水素との
重量比は0.3〜0.5である。
熱反応プロセスが起きる上昇管12を経て還元条件下で
送り出される。供給物中に存在する揮発性炭化水素は揮
発される。分子量がより大きい炭化水素はメタンおよび
エタンのような分子量がより小さい(C1 〜C4 )炭化
水素へと分解され、また気体状態を脱した炭素は循環す
る粒子上に沈積する。水蒸気は炭素および炭化水素と反
応して水素と一酸化炭素を生成し、また周知のシフト転
化反応に従って一酸化炭素と反応してさらなる水素と二
酸化炭素を生成する。供給炭化水素は燃焼過程におかれ
ないので、軽質炭化水素の生成が増大する。
担持粒子の急速な内部循環流を誘発し、この粒子は、そ
れが発熱的な酸化反応によって加熱される部分酸化帯1
6から、反応器10内で起きる吸熱的分解、ガス化およ
びシフト反応のための熱を供給するための断熱的な熱分
解帯30へと熱を効率的に移動するために熱的フライホ
イールのように働く。部分酸化帯16へと再循環される
担持粒子の重量流量は、管22を経由する混合帯14へ
の供給物の重量流量の約10〜約250倍であるのが好
ましい。反応器10内で循環する担持粒子として使用す
るのに好適な物質は、大きな表面積を有しまた本プロセ
スの反応条件において一般に不活性である微細化された
耐熱性物質である。例としては、粒状化されたアルミナ
およびシリカ、ならびに流動接触分解(FCC)反応器
からの廃触媒がある。
物(揮発性分)の代りに、担持粒子上に沈積した炭素を
酸化することにより熱供給されるので、反応流出物中の
軽質炭化水素および一酸化炭素の濃度は、先行技術によ
る方法と比べて増加している。さらに、反応器10は工
程を混乱することなく広い範囲の供給物および供給物組
成を連続して受けいれる融通性が高められている。循環
する粒子上に沈積している炭素の滞留量は全体として担
持体の全重量の約0.5〜約40%である。
応流出物は上昇管12から分離帯32へと入り、そこで
炭素で覆われた粒子が反応生成物から回収されて、粒状
物を実質的に含まない水素および(または)合成ガス流
が得られる。分離帯32は一つ以上の高効率のサイクロ
ンによる分離段階を包含するのが好ましい。上昇管12
からの粒子の少ないガスは管36を経てサイクロン34
に供給される。必要なら追加的な2次サイクロン分離器
(図示せず)を使用してよい。
子の滞留時間を増加するための粒子保持帯40を有する
ディップレッグ(dipleg)38と、部分酸化帯1
6と供給物注入帯20との連続運転を持続させるのに十
分な流量で部分酸化帯16に粒子を搬送するための移送
管42とがある。分離帯32には、固体上の金属の濃度
を所望の最大値に保つために、保持帯40からの粒子の
部分を反応器10からそれを通って排出することのでき
る排出管44が包含される。運転上の水力学的な要求を
満足するように、最初管48を経て不活性の担持体が床
に装填される。担持体上の金属濃度を所望に保ちかつ循
環担持体の系からの全体的な損耗を補給するために、補
給用の不活性担持体が運転中に添加される。粒状物の含
有率が低下したガスが管46を経てサイクロン34から
回収される。
器10は循環する担持体の接触活性を何ら必要とせず
に、熱分解、ガス化およびシフト反応を促進するのに適
する温度で運転される。このような反応は典型的には7
88℃(1450°F)もの低い温度で開始可能であ
る。反応器10は、上昇管12の出口で測定するとして
約870℃(約1600°F)〜約1090℃(約20
00°F)の範囲の温度で運転するのが好ましい。先行
技術のプロセスと比較すると、本発明はその運転温度が
より低いので、揮発される金属の量が減少する代りに、
担持粒子上に金属が収着する。このことにより、工程の
装置および配管の壁に金属が沈積しそして蓄積すること
が回避され、また循環する固体からの回収により金属回
収が容易となる。
化剤の供給量と担持体の循環量とを規定することによ
り、一般に制御される。さらに、必要ならば、保持帯4
0において担持体から熱を除去できる。炭化水素流22
の供給量および炭素組成に呼応して、上昇管温度および
炭素沈積量(つまり炭素の滞留量)が変動することがあ
りうるので、上昇管12の運転温度を所望の設定点に保
ちそして反応器10内の炭素の滞留量を適当に維持する
ために、部分酸化帯16への酸素流18の供給量を調整
するための調節器(図示せず)を使用することができ
る。
大するために、移送反応器は約4.0MPa(約600
psig)までの高い圧力で運転するように設計するこ
とができる。
における使用あるいは例えばメタノールまたはアンモニ
ア設備への移送に先立って下流にある精製装置(図2参
照)内で精製されるのが好ましい。粗生成ガスは変化す
る濃度の硫化水素を含有する可能性がある。下流での精
製には熱回収、微量の粒状物の除去、タール生成の防
止、脱硫、および成分蒸溜が包含されてよい。
で閉回路をなす炭化水素転化工程100が示される。こ
の工程100は上記した本発明の低温移送反応器102
に炭化水素を供給するための、上流工程流出物/残渣流
を集積する装置Aを包含してよい。反応器102への酸
化剤供給物は、空気分離設備Bによってもたらされ、ま
た反応器流出ガスは脱硫されそして精製装置Cにより精
製され、合成ガスおよび(または)水素の生成物流が得
られる。
出物流、残渣油流および他の製油所固形物からそれぞれ
なる低価値の液体および(または)固形物の複数の炭化
水素流を受けいれる一組以上の保留タンク104a、1
04bからなる。炭化水素供給物流106、108、1
10は、本発明に従って部分酸化条件で運転される反応
器102にポンプ112により管114を経てポンプ送
入される。供給物の粘度を適当に保つためにタンク10
4a、104b、ポンプ112および管114を加熱す
るのが好ましい。排気ガスのようなガス状である低価値
の炭化水素流は管116を経て反応器102に直接導入
するのが好ましい。必要に応じて管117を経て不活性
の担持粒子が装入される。
れる空気を技術上既知の慣用的な方法により空気を構成
するN2 およびO2 成分へと分離する。種々雑多な製油
所工程に供給するために管120を経て抜き出すことが
できる。実質的に純粋な酸素流が反応器102への酸化
剤供給物として管122を経て抜き出される。反応器1
02内の熱分解、ガス化およびシフト反応によって必要
な水蒸気は、管124を経て供給される。所望ならば、
水蒸気供給物は管122を経由して供給するための酸素
供給物と一緒にされてよい。
に担持粒子を分離するために頂部から粒状物離脱装置
(図示せず)から送出される。粒状物質を実質的に含ま
ない高温のガス状流出物は、廃熱回収装置126に供給
するために離脱装置から送出される。熱回収装置126
において、反応器102に供給される熱は、水蒸気を製
造するためにボイラー給水を加熱することを含めて、用
役の発生のために部分的に回収することができる。冷却
された反応流出物流は、ガス状流128から同伴される
粒子をさらに分離するために、管128を経て高効率の
濾過装置へと送入される。好適な濾過手段の例には、サ
イクロン、セラミックフィルター、慣性分離器、静電集
塵器などがある。濾過装置130から回収される固体は
以下に述べるようにさらに処理するために管132を経
て抜き出される。固体流132は、製油所塔底流から非
可燃性残渣(灰分)として一般に回収される、原油中に
存在する非揮発製の種々な無機化合物を含む。固体流1
32は、炭素沈積用基材として使用される廃FCC触
媒、アルミナまたは他の好適な粒子も含んでよい。
は、反応流出物をさらに冷却しそしてタールの生成を実
質的に防止するために、急冷回路133に送入される。
この急冷回路133は、水性急冷液の入っている急冷塔
134を包含する。急冷塔134から管136を経て抜
き出される急冷水と熱交換することにより固体流132
を冷却するための熱交換器(図示せず)を設けるのが好
ましい。固体熱交換器(図示せず)からの加熱された急
冷水流は、吸収した熱を放散するために管138を経て
急冷タンク140に送入される。急冷タンク140から
出る冷却された急冷水流142は必要に応じて管144
からの補給水と一緒にされて、管146を経て急冷塔1
34に循環される。
された流出物流は必要に応じて含硫黄(sour)シフ
ト装置150に送入されてよい。この含硫黄シフト装置
150は、硫化物の存在下で一酸化炭素と水とを反応し
て追加的な水素を生成するのに好適な触媒を有する。水
素の富化された流出物流は、管152を経て酸性ガス除
去装置153に送入される。ここでは二酸化炭素と硫化
水素とを流出物流から吸収するために慣用的な手段が用
いられる。分離された硫化物は管154を経て還元装置
(図示せず)に供給するために抜き出され、そこで硫化
物が元素状硫黄へと還元される。粗流出物流から分離さ
れた二酸化炭素はさらに使用するためあるいは排気する
ために管156を経て抜き出される。
清浄な流出物流は管156を経て水素分離装置158に
送入される。この装置においては、流出物流中の他の成
分、主として一酸化炭素から水素生成物を分離するため
に慣用的な圧力切換え(pressure swin
g)吸収手段または隔膜分離手段が用いられる。精製さ
れた水素生成物流は、例えば製油所の水素化装置内でま
たは多数の化学品の製造において使用するのに好適な精
製された生成物流として、管160を経て水素分離装置
158から抜き出される。一酸化炭素および(または)
軽質炭化水素から実質的になる副生物流は、例えばメタ
ノール製造において使用するためあるいは用役製造での
燃料ガスとして管162を経て抜き出される。
物などからなる工程100の固体残渣分は排出管164
を経て反応器102から排出され、そして高効率フィル
ター130内で粗流出ガスから分離される固体は管16
6中で一緒にされる。一緒にされた固体流166は次い
で急冷水と熱交換することにより前述のように冷却さ
れ、そして必要に応じて金属をリーチングしそして(ま
たは)固体を固定する装置168へと抜き出される。こ
の装置168においては金属で被覆された担持粒子、灰
分および無機化合物中の金属は慣用的なリーチング法に
よって管170を経て金属生成物として回収することが
できる。石油塔底物流中に存在する普通の金属のうちに
は、ニッケル、バナジウム、鉄およびこれらに類する遷
移元素がある。固体廃棄物には、処分のために管172
から取り出される危険のない固体も含まれることがあり
うる。
合成ガス生成物へと転化するための本発明の方法の移送
反応器の適用可能性と性能とを示すために以下の実施例
においては、研究用規模の移送流動床反応器試験装置
(TRTU)を使用した。研究した因子のうちには、炭
素沈積速度、吸熱的熱分解反応を維持するのに必要な炭
素の滞留量、生成する生成物の分析値および芳香族化合
物が供給される場合の芳香族環の消費割合が含まれる。
0℃の温度で強固で耐久性のある固体形状のFCCタイ
プのアルミナ/シリカ廃触媒からなった。
す。研究用規模の操作のために設計された本発明の移送
反応器200は、内部反応帯204を有する中央上昇管
(riser pipe)202を包含する。上昇管2
02は、円環状の空間に担持体の集積帯208を形成す
る垂直管(standpipe)206によって取り巻
かれていた。上昇管202の出口にある担持体の離脱帯
210によって、流動化された担持体が生成物ガスから
離脱する。離脱帯210には慣性衝撃板212がある。
分析のために、生成物ガスを管214を経て離脱帯21
0から取り出す。
18によって粒子の流動化床が形成させた。粒子を、ス
パージ(sparge)ガス管224の出口にあるスパ
ージャ(sparger)220によって流動床218
中にスパージされた流動ガスにより流動化させた。流動
化された粒子をエダクター226によって上昇管202
の入口に噴入させた。出口に可変円錐弁230を有する
入口管228により炭化水素供給物を蒸気として装置2
00に供給した。供給蒸気もエダクター(educto
r)226への排気ガスとして役立った。エダクター2
26は上昇管202を通過するガスの速度を調節するよ
うに調整できた。この装置には垂直管206を取り巻く
電気加熱器238と、上昇管202上にある冷却水ジャ
ケット(図示せず)が包含されていた。
Y)800HTから製作された。上昇管202は高さが
9.14m(30フィート)であり、また1.95cm
2 (0.0021平方フィート)の流動面積を有した。
垂直管206の円環状の流動面積は41.99cm
2 (0.0452平方フィート)であった。反応器20
0には遊休流れ管(idle flow line)
(図示せず)があるが、円環部の閉鎖弁はなかった。加
熱ジャケット238には6区画の加熱要素があった。パ
ージガスおよび流動ガスは圧縮窒素であった。
た芳香族のゴム溶媒であった。ゴム溶媒をタンク242
からポンプ240により送入した。次いで溶媒流244
を管246を経て導入された水蒸気と混合し、この合併
流を溶媒を蒸発させるために加熱器248に通過させ
た。蒸気を管250を経て導入される窒素により稀釈
し、そして稀釈された蒸気を管252を経て反応器20
0に供給した。
であるかを知るために反応器200から流出物ガスを取
り出した。生成物ガスから粒状物質を分離するために、
粉塵フィルター216を使用した。タールの生成を防止
するために、高温分離器252内で、濾過された生成物
ガスを急冷した。急冷された蒸気をジャケットのついた
管254の内部で冷水と熱交換することによりさらに冷
却し、そして生成物流中の水性の成分を凝縮させるため
に低温分離器256に送入した。低温分離器256から
管258を経てガス状の出口流を抜き出した。出口ガス
258の一部分を管260を経てガスクロマトグラフ
(GC)(図示せず)に供給した。出口ガス258の残
りは管262を経てフレア(図示せず)に導いた。上記
した水蒸気熱分解反応の後、反応器200を冷却しそし
て担持体上に沈積した炭化水素供給物からの炭素の重量
百分率を知るために担持媒体を回収した。
a(ゲージ)(50psig)において、反応器200
内でゴム溶媒を水蒸気熱分解した。反応熱は加熱ジャケ
ット238により供給した。沈積した炭素の滞留物を含
有する担持粒子は分析のために後で集積した。上昇管の
接触時間は2秒より短かった。操作温度900℃の循環
媒体として、水蒸気で失活されたFCCの平衡触媒を使
用した。窒素稀釈剤は得られた非凝縮性の生成物を75
容積%含有していた。ガス状生成物のGC分析値、担持
体上に沈積した炭素の重量百分率、および算出された炭
素の物質収支を表に示す。
分的に酸化するために、900℃(1650°F)およ
び0.34MPa(ゲージ)(50psig)において
反応器200を操作した(加熱ジャケット238はなか
った)。追加的な炭化水素供給物は供給しなかった。管
246を経て水蒸気の代りに空気を反応器200に供給
した。次に実施例1におけるようにGCにより部分酸化
反応の生成物を分析した。部分酸化反応の結果は上記の
表に見ることができる。
が、ただしゴム溶媒供給物には20重量%の混合キシレ
ンを添加し、水蒸気熱分解反応は950〜980℃(1
750〜1800°F)および0.34MPa(ゲー
ジ)(50psig)で実施し、また実施例2の炭素を
実質的に含まない、水蒸気で失活させたFCC触媒を担
持媒体として使用した。結果を表に示す。その結果、炭
化水素の水蒸気熱分解反応(実施例1および3)におい
て生成した炭素のほとんどすべてが循環する担持体上に
沈積した。さらに、芳香族環は分解され、また炭素の滞
留物は酸化される時に、吸熱反応に必要な熱を補給する
のに十分な熱を供給した。従って870〜1100℃
(1600〜2000°F)での断熱的な操作が可能な
ことが示された。
応器は上記の記載および実施例により例解される。上記
の記載は、これを読む当業者にとって多くの変形が明ら
かになるように、非限定的なものである。特許請求の範
囲の範囲及び趣旨内にあるこのような改変はすべて特許
請求の範囲に包含されるものである。
る。
法の流れ線図である。
用する本発明の小型の移送反応器の概略図である。
Claims (23)
- 【請求項1】 富化された酸素流をつくる空気設備;こ
の酸素流と原料炭化水素流とを、(1)循環する粒子上
に沈積した炭素を化学量論を下回って(substoi
chiometrically)酸化するための部分酸
化帯、(2)原料炭化水素流と部分酸化帯からの生成物
との混合物を受容し、水素、軽質炭化水素、一酸化炭
素、および二酸化炭素を含む流出物を生成させ、そして
上昇管流出物からの粒子上に炭素を沈積させるための上
昇管、および(3)部分酸化帯に再循環するためにこの
粒子を回収し、そして粒子を実質的に含まないガス生成
物をつくるための分離帯からなる部分酸化移送反応器に
供給する管;この移送反応器からのガス生成物から熱を
回収してこれを冷却するための廃熱ボイラー;冷却され
たガス生成物から粒状物を回収し、粒状物を実質的に含
まないガス生成物をつくるためのフィルター;粒状物を
実質的に含まないガス生成物を急冷するために、水を塔
に循環するための再循環管;急冷されたガス生成物を、
富化された水素流と軽質炭化水素流とに分離するための
水素分離装置;循環する粒子上に沈積する炭素の滞留量
を循環粒子の約0.5〜約40重量%に実質的に保つた
めに、部分酸化帯への酸素流の供給量を調節し、また原
料炭化水素流の流量の変化および炭素組成の変化に呼応
して上昇管流出物の温度を実質的に約870℃〜約10
90℃に保つための制御器からなる、価値の低い炭化水
素流を水素又は合成ガスに転化するための移送部分酸化
処理装置。 - 【請求項2】 原料炭化水素流が、その重量の実質的に
0〜約40%にわたる水含有率の変動、乾燥基準でその
重量の実質的に約75〜約95%にわたる炭素含有率の
変動および実質的に約0.5〜約4.0にわたるH:C
原子比の変動を受ける請求項1記載の処理装置。 - 【請求項3】 液状の原料炭化水素流が、排気炭化水素
ガス、残留する液状炭化水素流、製油所固形物またはこ
れらの組合わせを含む請求項2記載の処理装置。 - 【請求項4】 部分酸化反応器への排気炭化水素ガスの
ための第1の供給管と、液状炭化水素と何らかの固形成
分とのための第2の供給管とを包含する請求項3記載の
処理装置。 - 【請求項5】 水蒸気中および原料炭化水素流中の水の
全体と原料炭化水素流中の炭化水素との重量比が約0.
3〜約0.5になるような流量で水蒸気を上昇管に供給
する管を包含する請求項2記載の処理装置。 - 【請求項6】 部分酸化移送反応器が、 その上に沈積した炭素を有する粒子を化学量論を下回っ
て供給される酸素流で酸化して、反応性酸素を実質的に
含まない部分酸化生成物流を生成するのに適合した部分
酸化帯;原料炭化水素流を部分酸化生成物流に連続的に
導入してその混合物をつくるのに適合した供給物注入
帯;この供給物注入帯から混合物を受容するのに適合し
た上昇管;その上に沈積した炭素を有する粒子を回収し
たものを受容するための固体の保持帯;この保持帯から
部分酸化帯へと粒子を搬送するための移送管;および部
分酸化帯および供給物注入帯の実質的に連続的な操作を
維持するのに十分な量の、固形物保持帯中にありそして
上昇管、分離帯および移送管を通って再循環する、炭素
をその上に沈積して含む粒子の装入物からなる請求項2
記載の処理装置。 - 【請求項7】 原料炭化水素流が乾燥基準でのH:Cの
全体的な原子比約1〜2を有する液状炭化水素を含む請
求項6記載の処理装置。 - 【請求項8】 部分酸化移送反応器の分離帯から回収さ
れる粒子の一部分を排出するための管を包含する請求項
1記載の処理装置。 - 【請求項9】 排出された粒子を処理して固体の生成物
または金属が固定された生成物をつくるための金属をリ
ーチング(leaching)または固定する系を包含
する請求項8記載の処理装置。 - 【請求項10】 (a)微細化された粒子を含む、化学
量論を下回る酸化の生成物の連続流中に原料炭化水素流
を導入し; (b)移送条件下にある実質的に断熱的な熱分解帯に工
程(a)から得られる混合物を送入して、水素、軽質炭
化水素、一酸化炭素および二酸化炭素からなる流出物を
生成しかつ粒子上に炭素を沈積し; (c)工程(b)の流出物から炭素で覆われた粒子を回
収して、粒子を実質的に含まない合成ガスを得; (d)回収された粒子の主な部分と化学量論を下回る量
の反応性酸素とを部分酸化帯に連続的に供給して、炭化
水素を導入する工程(a)のための部分酸化生成物流を
生成し;そして (e)工程(b)の熱分解帯の出口温度を実質的に約8
70℃〜約1090℃に保持し、また沈積炭素の平均含
有率が実質的に0.5〜40重量%である粒子を回収工
程(c)から得るために、炭化水素の重量流量、水含有
率、炭素含有率、炭化水素中のH:Cの原子比およびこ
れらの組合わせから選ばれる、原料炭化水素流における
かなりの(substantial)変動に呼応して、
部分酸化帯に供給される反応性酸素の量を調整する工程
を包含する、低価値の炭化水素流を水素または合成ガス
に低温度で転化する方法。 - 【請求項11】 原料炭化水素流が油−水分離器または
空気浮游タンクからの乳濁液を含む請求項10記載の方
法。 - 【請求項12】 原料炭化水素流が金属を含有し、工程
(b)において金属が粒子上に収着されそして工程
(c)からの合成ガスが金属を実質的に含まない請求項
10記載の方法。 - 【請求項13】 工程(a)の原料炭化水素流の重量流
量の約10〜約250倍の流量で、粒子が工程(d)の
部分酸化帯に供給される請求項10記載の方法。 - 【請求項14】 窒素を実質的に含まない酸素が工程
(d)の部分酸化帯に供給される請求項10記載の方
法。 - 【請求項15】 部分酸化帯に供給される粒子上の炭素
に関する化学量論の約5%未満の量の反応性酸素が、工
程(d)の部分酸化帯に供給される請求項10記載の方
法。 - 【請求項16】 工程(b)において水素へとシフト
(shift)転化するための熱分解帯に水蒸気を供給
することをさらに包含する請求項10記載の方法。 - 【請求項17】 原料炭化水素流が約0〜約40重量%
の水含有率を有し、炭化水素が乾燥基準で75〜95%
の炭素を含有し、また炭化水素が乾燥基準でH:C原子
比0.5〜4を有する請求項10記載の方法。 - 【請求項18】 水蒸気と原料炭化水素とからの水と、
原料炭化水素流中の炭化水素との重量比を約0.3〜約
0.5とする量の水蒸気を熱分解帯への流入口に供給す
ることをさらに包含する請求項17記載の方法。 - 【請求項19】 原料炭化水素流中の炭化水素が乾燥基
準のH:Cの原子比1〜2を有する請求項16記載の方
法。 - 【請求項20】 工程(a)に導入される炭化水素が芳
香族環を含み、また工程(c)の合成ガスおよび無機粒
子上に沈積した炭素が芳香族環化合物を実質的に含まな
い請求項10記載の方法。 - 【請求項21】 工程(a)の粒子が流動接触分解の廃
触媒を含む請求項10記載の方法。 - 【請求項22】 工程(b)の混合物が少量の苛性(c
austic)を含有する請求項10記載の方法。 - 【請求項23】 タールの生成を実質的に防止するため
に工程(c)からの合成ガスを急冷する工程をさらに包
含する請求項10記載の方法。
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