JPH08109165A - 一酸化窒素合成酵素阻害作用を有するアミノ酸誘導体 - Google Patents
一酸化窒素合成酵素阻害作用を有するアミノ酸誘導体Info
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- JPH08109165A JPH08109165A JP24228995A JP24228995A JPH08109165A JP H08109165 A JPH08109165 A JP H08109165A JP 24228995 A JP24228995 A JP 24228995A JP 24228995 A JP24228995 A JP 24228995A JP H08109165 A JPH08109165 A JP H08109165A
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構 成】
式(1)(式中、R1、R2は、各々独立に水素原子を
表し;R3は、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6の低級アルキル基、置換基を有し
ていてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6の低級
アルケニル基を表し;R4は、水素原子を表し;また
は、R3、R4は一緒になって、置換基を有していても
よい5〜7員環を形成してもよい;nは、2〜4の整数
を表し;ただし、R3がメチル基であるときに同時にn
が3であることはないものとする)で表される化合物ま
たは医薬として許容されるその塩。 【効 果】 上記化合物は強力な一酸化窒素合成酵素阻
害作用を有し、脳血管障害治療剤、敗血症における低血
圧治療剤として有用である。
表し;R3は、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6の低級アルキル基、置換基を有し
ていてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6の低級
アルケニル基を表し;R4は、水素原子を表し;また
は、R3、R4は一緒になって、置換基を有していても
よい5〜7員環を形成してもよい;nは、2〜4の整数
を表し;ただし、R3がメチル基であるときに同時にn
が3であることはないものとする)で表される化合物ま
たは医薬として許容されるその塩。 【効 果】 上記化合物は強力な一酸化窒素合成酵素阻
害作用を有し、脳血管障害治療剤、敗血症における低血
圧治療剤として有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミノ酸誘導体、
さらに詳しくは一酸化窒素合成酵素(Nitric O
xide Synthase、以下NOSと略す)阻害
作用を有し、一酸化窒素(Nitric Oxide、
以下NOと略す)生成を抑制することにより、NO或い
はNOの代謝産物の関与が考えられている脳血管障害、
特に、閉塞性脳血管障害の急性期の病態ならびに敗血症
における低血圧に対して有用な一般式(I)で表される
化合物または医薬として許容されるその塩とこれらを有
効成分として含有することを特徴とする予防及び治療剤
に関する。
さらに詳しくは一酸化窒素合成酵素(Nitric O
xide Synthase、以下NOSと略す)阻害
作用を有し、一酸化窒素(Nitric Oxide、
以下NOと略す)生成を抑制することにより、NO或い
はNOの代謝産物の関与が考えられている脳血管障害、
特に、閉塞性脳血管障害の急性期の病態ならびに敗血症
における低血圧に対して有用な一般式(I)で表される
化合物または医薬として許容されるその塩とこれらを有
効成分として含有することを特徴とする予防及び治療剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】脳血流の途絶した領域では、まず、細胞
性の脳浮腫が起こり、続いて血管性の脳浮腫が起こって
くる。血管性の脳浮腫は脳虚血後数時間後に出現し、発
症1週間後までその進行が続く。その後、脳浮腫は次第
に減少し、梗塞巣の範囲にもよるが、1ヶ月から3ヶ月
の間に梗塞巣病変として固定する。脳は固い頭蓋に被わ
れているため、脳浮腫は脳の容量増大を引き起こす。脳
浮腫がある程度を越えると急激な組織圧及び頭蓋内圧の
上昇を引き起こし、しばしば致命的なヘルニアを招来
し、結果的に脳障害を増悪し、その後の梗塞巣病変の範
囲を決定してしまう 。この様に、患者の生命予後を左右する脳浮腫の治療
は、臨床上極めて重要な課題である。現在のところ、脳
浮腫に対する治療法は、過呼吸や脳脊髄液ドレナージと
平行して高張液やステロイド剤等の使用が主流である
が、これらの効果はほとんどの場合一過性であり、最終
的な治療効果にそれ程大きな期待は持てない( 。従って、虚血性脳血管障害に対する治療法として従来
とは異なる全く新しい作用機序の薬剤を開発することが
望まれる。
性の脳浮腫が起こり、続いて血管性の脳浮腫が起こって
くる。血管性の脳浮腫は脳虚血後数時間後に出現し、発
症1週間後までその進行が続く。その後、脳浮腫は次第
に減少し、梗塞巣の範囲にもよるが、1ヶ月から3ヶ月
の間に梗塞巣病変として固定する。脳は固い頭蓋に被わ
れているため、脳浮腫は脳の容量増大を引き起こす。脳
浮腫がある程度を越えると急激な組織圧及び頭蓋内圧の
上昇を引き起こし、しばしば致命的なヘルニアを招来
し、結果的に脳障害を増悪し、その後の梗塞巣病変の範
囲を決定してしまう 。この様に、患者の生命予後を左右する脳浮腫の治療
は、臨床上極めて重要な課題である。現在のところ、脳
浮腫に対する治療法は、過呼吸や脳脊髄液ドレナージと
平行して高張液やステロイド剤等の使用が主流である
が、これらの効果はほとんどの場合一過性であり、最終
的な治療効果にそれ程大きな期待は持てない( 。従って、虚血性脳血管障害に対する治療法として従来
とは異なる全く新しい作用機序の薬剤を開発することが
望まれる。
【0003】本発明者らは、NOS阻害剤として知られ
るNG−nitro−L−arginine(L−NN
A)が、脳虚血後に発症する脳浮腫、脳梗塞(Naga
fuji et al.,Neurosci.Let
t.,147,159−162,1992)、神経細胞
壊死(Nagafuji et al.,Eur.J.
Pharmacol.Env.Tox.,248,32
5−328,1993)を改善する作用を有することを
見いだした。しかしながら、比較的高用量のNOS阻害
剤は、虚血性脳損傷に対して無効であるばかりか場合に
よってはかえって増悪させることも報告されている(I
adecola et al.,J.Cereb.Bl
ood Flow Metab.,14,175−19
2,1994)。
るNG−nitro−L−arginine(L−NN
A)が、脳虚血後に発症する脳浮腫、脳梗塞(Naga
fuji et al.,Neurosci.Let
t.,147,159−162,1992)、神経細胞
壊死(Nagafuji et al.,Eur.J.
Pharmacol.Env.Tox.,248,32
5−328,1993)を改善する作用を有することを
見いだした。しかしながら、比較的高用量のNOS阻害
剤は、虚血性脳損傷に対して無効であるばかりか場合に
よってはかえって増悪させることも報告されている(I
adecola et al.,J.Cereb.Bl
ood Flow Metab.,14,175−19
2,1994)。
【0004】NOSのアイソフォームは少なくとも三種
類存在するという説が、遺伝子DNA解析から現在のと
ころ有力である。即ち、神経細胞中に恒久的に存在する
N−cNOS、血管内皮細胞中に恒久的に存在するE−
cNOS、そしてマクロファージやその他多くの細胞で
サイトカインや生体内微量毒素により誘導合成されるi
NOSである。この中でN−cNOS、E−cNOSは
カルシウム依存性であり、iNOSはカルシウム非依存
性である(Nathan et al.,FASEB
J.16,3051−3064,1992)。
類存在するという説が、遺伝子DNA解析から現在のと
ころ有力である。即ち、神経細胞中に恒久的に存在する
N−cNOS、血管内皮細胞中に恒久的に存在するE−
cNOS、そしてマクロファージやその他多くの細胞で
サイトカインや生体内微量毒素により誘導合成されるi
NOSである。この中でN−cNOS、E−cNOSは
カルシウム依存性であり、iNOSはカルシウム非依存
性である(Nathan et al.,FASEB
J.16,3051−3064,1992)。
【0005】脳虚血に伴う脳組織障害の有力な機序とし
て、細胞外グルタミン酸濃度の上昇、シナプス後部に存
在するグルタミン酸受容体の過剰な活性化、細胞内カル
シウム濃度の上昇、カルシウム依存性酵素の異常な活性
化という一連の経路が提唱さ 0,883−908,1984;Choi,Trend
s Neurosci. n,J.Cereb.Blood Flow Meta
b.9,127−140,1989)。前述した様に、
N−cNOSはカルシウム依存性であるので、このタイ
プのNOSアイソフォームの異常な活性化を阻害するこ
とが、NOS阻害剤による神経細胞の保護作用を発揮し
ているものと考えられている(Dawson et a
l.,Annals Neurol.32,297−3
11,1992)。
て、細胞外グルタミン酸濃度の上昇、シナプス後部に存
在するグルタミン酸受容体の過剰な活性化、細胞内カル
シウム濃度の上昇、カルシウム依存性酵素の異常な活性
化という一連の経路が提唱さ 0,883−908,1984;Choi,Trend
s Neurosci. n,J.Cereb.Blood Flow Meta
b.9,127−140,1989)。前述した様に、
N−cNOSはカルシウム依存性であるので、このタイ
プのNOSアイソフォームの異常な活性化を阻害するこ
とが、NOS阻害剤による神経細胞の保護作用を発揮し
ているものと考えられている(Dawson et a
l.,Annals Neurol.32,297−3
11,1992)。
【0006】一方、NOは血管内皮由来弛緩因子(en
dothelium−derived relaxin
g factor;EDRF)の本体の一つであるた
め、E−cNOSを必要以上に阻害した場合、脳血流量
の低下と体血圧の上昇が生じ、微小循環動態が悪化し、
最終的には虚血病変が拡大してしまうことが考えられ
る。
dothelium−derived relaxin
g factor;EDRF)の本体の一つであるた
め、E−cNOSを必要以上に阻害した場合、脳血流量
の低下と体血圧の上昇が生じ、微小循環動態が悪化し、
最終的には虚血病変が拡大してしまうことが考えられ
る。
【0007】従って、虚血性脳疾患治療剤の場合、E−
cNOSに対しての阻害作用が弱く、N−cNOSを強
く阻害するNOS阻害剤が望ましいと考えられている
(Nowicki et al.,Eur.J.Pha
rmacol.,204,339−340,1991;
Dawson et al.,Proc.Natl.A
cad.Sci.USA,88,6368−6371,
1991)。これまでに知られているNOS阻害剤で、
前述した様にE−cNOSに対する阻害作用との比較に
おいて、N−cNOSに対して選択性を示すという報告
は未だ無い。
cNOSに対しての阻害作用が弱く、N−cNOSを強
く阻害するNOS阻害剤が望ましいと考えられている
(Nowicki et al.,Eur.J.Pha
rmacol.,204,339−340,1991;
Dawson et al.,Proc.Natl.A
cad.Sci.USA,88,6368−6371,
1991)。これまでに知られているNOS阻害剤で、
前述した様にE−cNOSに対する阻害作用との比較に
おいて、N−cNOSに対して選択性を示すという報告
は未だ無い。
【0008】また、ある種のサイトカインや生体内微量
毒素によってマクロファージやグリア細胞等の免疫担当
細胞やその他の細胞中にiNOSが誘導合成される結
果、発生する大量のNOにより致命的な血圧低下が生し
る。従って、iNOSに対して選択的な阻害剤は敗血症
における低血圧等に有効ではないかと考えられている
(Kilbourn and Griffith,J.
Natl.Cncer Inst.84,827−83
1,1992;Cobb et al.,Crit.C
are Med.21,1261−1263,199
3;Lorenteet al.,Crit.Care
Med.21,1287−1295,1993)。
毒素によってマクロファージやグリア細胞等の免疫担当
細胞やその他の細胞中にiNOSが誘導合成される結
果、発生する大量のNOにより致命的な血圧低下が生し
る。従って、iNOSに対して選択的な阻害剤は敗血症
における低血圧等に有効ではないかと考えられている
(Kilbourn and Griffith,J.
Natl.Cncer Inst.84,827−83
1,1992;Cobb et al.,Crit.C
are Med.21,1261−1263,199
3;Lorenteet al.,Crit.Care
Med.21,1287−1295,1993)。
【0009】これまでに唯一、Aminoguanid
ine(AG)が、E−cNOSに対する阻害作用との
比較においてi−NOSに対して選択性を示すことが報
告されている(Griffith et al.,B
r.J.Pharmacol.110,963−96
8,1993)が、阻害作用自体は、敗血症における低
血圧に対して有用な治療剤としては、十分なものではな
い。
ine(AG)が、E−cNOSに対する阻害作用との
比較においてi−NOSに対して選択性を示すことが報
告されている(Griffith et al.,B
r.J.Pharmacol.110,963−96
8,1993)が、阻害作用自体は、敗血症における低
血圧に対して有用な治療剤としては、十分なものではな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特定
のNOSアイソフォームを選択的に阻害し、過剰なNO
またはNO代謝産物の関与が示唆される疾病に対して有
用な化合物を提供することにある。即ち、E−cNOS
に対しての阻害作用が弱く、N−cNOSを強く阻害す
る、脳血管障害治療剤として有用なNOS阻害剤を提供
するものである。また、iNOSに対して選択的な阻害
作用を有する、敗血症における低血圧に対して有用なN
OS阻害剤を提供するものである。
のNOSアイソフォームを選択的に阻害し、過剰なNO
またはNO代謝産物の関与が示唆される疾病に対して有
用な化合物を提供することにある。即ち、E−cNOS
に対しての阻害作用が弱く、N−cNOSを強く阻害す
る、脳血管障害治療剤として有用なNOS阻害剤を提供
するものである。また、iNOSに対して選択的な阻害
作用を有する、敗血症における低血圧に対して有用なN
OS阻害剤を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、一般式(I)で
表される化合物の中で特にR3がハロゲン原子で置換さ
れた直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基で
あるものまたはそれらの塩が既存のNOS阻害剤に比し
格段に優る脳内N−cNOS選択的阻害作用を有し、脳
血管障害治療剤として有用であることを見い出し、本発
明を完成するに到った。また、一般式(I)で表される
化合物の中で特にR3がアリル基であるものまたはそれ
らの塩が既存のNOS阻害剤に比し格段に優るiNOS
選択的阻害作用を有し、敗血症治療剤として有用である
ことを見い出し、本発明を完成するに到った。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、一般式(I)で
表される化合物の中で特にR3がハロゲン原子で置換さ
れた直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基で
あるものまたはそれらの塩が既存のNOS阻害剤に比し
格段に優る脳内N−cNOS選択的阻害作用を有し、脳
血管障害治療剤として有用であることを見い出し、本発
明を完成するに到った。また、一般式(I)で表される
化合物の中で特にR3がアリル基であるものまたはそれ
らの塩が既存のNOS阻害剤に比し格段に優るiNOS
選択的阻害作用を有し、敗血症治療剤として有用である
ことを見い出し、本発明を完成するに到った。
【0012】すなわち、本発明は、以下の(1)〜
(6)に記載の化合物または医薬として許容されるその
塩を提供するものである。
(6)に記載の化合物または医薬として許容されるその
塩を提供するものである。
【0013】(1)一般式(I)
【化5】 (式中、R1は、水素原子、アルキル部分が置換基を有
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、置
換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1
〜6のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖また
は分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基を表し;R4
は、水素原子を表し;または、R3、R4は一緒になっ
て、置換基を有していてもよい5〜7員環を形成しても
よい;nは、2〜4の整数を表す。ただし、R3がメチ
ル基であるときに同時にnが3であるものは除く)で表
される化合物または医薬として許容されるその塩。
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、置
換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1
〜6のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖また
は分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基を表し;R4
は、水素原子を表し;または、R3、R4は一緒になっ
て、置換基を有していてもよい5〜7員環を形成しても
よい;nは、2〜4の整数を表す。ただし、R3がメチ
ル基であるときに同時にnが3であるものは除く)で表
される化合物または医薬として許容されるその塩。
【0014】(2)一般式(I)
【化6】 (式中、R1は、水素原子、アルキル部分が置換基を有
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、ハ
ロゲン原子で置換された直鎖または分岐鎖状の炭素数1
〜6のアルキル基を表し;R4は、水素原子を表し;n
は、2〜4の整数を表す。)で表される(1)記載の化
合物または医薬として許容されるその塩。
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、ハ
ロゲン原子で置換された直鎖または分岐鎖状の炭素数1
〜6のアルキル基を表し;R4は、水素原子を表し;n
は、2〜4の整数を表す。)で表される(1)記載の化
合物または医薬として許容されるその塩。
【0015】(3)一般式(I)
【化7】 (式中、R1は、水素原子、アルキル部分が置換基を有
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、2
−フルオロエチル基を表し;R4は、水素原子を表し;
nは、2〜4の整数を表す。)で表される(1)記載の
化合物または医薬として詐容されるその塩。
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、2
−フルオロエチル基を表し;R4は、水素原子を表し;
nは、2〜4の整数を表す。)で表される(1)記載の
化合物または医薬として詐容されるその塩。
【0016】(4)一般式(1)
【化8】 (式中、R1、R2は、各々独立に水素原子を表し;R
3は、置換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の
炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基を表
し;R4は、水素原子を表し;または、R3、R4は一
緒になって、置換基を有していてもよい5〜7員環を形
成してもよい;nは、2〜4の整数を表す。ただし、R
3がメチル基であるときに同時にnが3であることはな
いものとする)で表される(1)記載の化合物または医
薬として許容されるその塩。
3は、置換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の
炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基を表
し;R4は、水素原子を表し;または、R3、R4は一
緒になって、置換基を有していてもよい5〜7員環を形
成してもよい;nは、2〜4の整数を表す。ただし、R
3がメチル基であるときに同時にnが3であることはな
いものとする)で表される(1)記載の化合物または医
薬として許容されるその塩。
【0017】(5)δ−(S−(2−フルオロエチル)
イソチオウレイド)−L−ノルバリン、δ−(S−エチ
ルイソチオウレイド)−L−ノルバリン、および、δ−
(S−(3−クロロプロピル)イソチオウレイド)−L
−ノルバリンからなる化合物群から選択される(1)記
載の化合物または医薬として許容されるその塩。 (6)δ−(S−アリルイソチオウレイド)−L−ノル
バリンである(1)記載の化合物または医薬として許容
されるその塩。
イソチオウレイド)−L−ノルバリン、δ−(S−エチ
ルイソチオウレイド)−L−ノルバリン、および、δ−
(S−(3−クロロプロピル)イソチオウレイド)−L
−ノルバリンからなる化合物群から選択される(1)記
載の化合物または医薬として許容されるその塩。 (6)δ−(S−アリルイソチオウレイド)−L−ノル
バリンである(1)記載の化合物または医薬として許容
されるその塩。
【0018】特に、δ−(S−(2−フルオロエチル)
イソチオウレイド)−L−ノルバリンおよびδ−(S−
エチルイソチオウレイド)−L−ノルバリンは、既存の
NOS阻害剤に比し格段に優る脳内N−cNOS選択的
阻害作用を有し、しかもE−cNOSに対する阻害作用
が弱く、脳血管障害治療剤として有用である。
イソチオウレイド)−L−ノルバリンおよびδ−(S−
エチルイソチオウレイド)−L−ノルバリンは、既存の
NOS阻害剤に比し格段に優る脳内N−cNOS選択的
阻害作用を有し、しかもE−cNOSに対する阻害作用
が弱く、脳血管障害治療剤として有用である。
【0019】また、δ−(S−アリルイソチオウレイ
ド)−L−ノルバリンは、既存のNOS阻害剤に比し格
段に優るiNOS選択的阻害作用を有し、敗血症治療剤
として有用である。
ド)−L−ノルバリンは、既存のNOS阻害剤に比し格
段に優るiNOS選択的阻害作用を有し、敗血症治療剤
として有用である。
【0020】
【発明の実施の形態】一般式(I)で表される本発明化
合物は、文献未記載の新規化合物であり、例えば以下の
ようにして製造することができる。
合物は、文献未記載の新規化合物であり、例えば以下の
ようにして製造することができる。
【0021】
【化9】 一般式(II)(式中、R1は、アルキル部分が置換基
を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6
のアルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;
R2は置換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の
炭素数1〜6のアルキル基を表し;nは2〜4の整数を
表す。)で表される化合物を一般式(III)(式中、
R3は置換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の
炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基を表
す。ただし、一般式(II)においてnが3のときに、
R3はメチル基であることはない;Xはハロゲン原子を
表す。)で表される化合物とアセトニトリル、アセト
ン、1,4−ジオキサン、メタノール、エタノール等の
溶媒中、室温から反応混合物の沸点までの温度で反応さ
せて得ることができる。好ましくは、アセトニトリル中
で反応混合物を加熱還流して行う。次いで、加水分解ま
たは脱保護剤で直接処理して脱保護することにより、一
般式(IV)(式中、R1およびR2は水素原子を表
し;nは2〜4の整数を表す。)で表される化合物また
はその塩が得られる。
を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6
のアルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;
R2は置換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の
炭素数1〜6のアルキル基を表し;nは2〜4の整数を
表す。)で表される化合物を一般式(III)(式中、
R3は置換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の
炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基を表
す。ただし、一般式(II)においてnが3のときに、
R3はメチル基であることはない;Xはハロゲン原子を
表す。)で表される化合物とアセトニトリル、アセト
ン、1,4−ジオキサン、メタノール、エタノール等の
溶媒中、室温から反応混合物の沸点までの温度で反応さ
せて得ることができる。好ましくは、アセトニトリル中
で反応混合物を加熱還流して行う。次いで、加水分解ま
たは脱保護剤で直接処理して脱保護することにより、一
般式(IV)(式中、R1およびR2は水素原子を表
し;nは2〜4の整数を表す。)で表される化合物また
はその塩が得られる。
【0022】また、一般式(II)(式中、R1は、ア
ルキル部分が置換基を有していてもよい直鎖または分岐
鎖状の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、置換基
を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜9
のアシル基を表し;R2は置換基を有していてもよい直
鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;
nは2〜4の整数を表す。)で表される化合物を一般式
(V)(式中、R5は置換基を有していてもよい炭素数
2〜4のアルキレン基を表し;Xはハロゲン原子を表
し;Yはハロゲン原子または炭素数1〜6のアルコキシ
カルボニル基を表す。で表される化合物とアセトニトリ
ル、アセトン、1,4−ジオキサン、メタノール、エタ
ノール等の溶媒中、室温から反応混合物の沸点までの温
度で反応させて得ることができる。好ましくは、アセト
ニトリル中で反応混合物を加熱還流して行う。次いで、
加水分解または脱保護剤で直接処理して脱保護すること
により、一般式(VI)(式中、R1およびR2は水素
原子を表し;R5は置換基を有していてもよい炭素数2
〜4のアルキレン基またはこのアルキレン基の末端にカ
ルボニル基が結合したものを表し;nは2〜4の整数を
表す。)で表される化合物または、一般式(VII)
(式中、R1、R2、R5、nは前記と同一のものを表
す。)で表される化合物またはこれらの塩が得られる。
ルキル部分が置換基を有していてもよい直鎖または分岐
鎖状の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基、置換基
を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜9
のアシル基を表し;R2は置換基を有していてもよい直
鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;
nは2〜4の整数を表す。)で表される化合物を一般式
(V)(式中、R5は置換基を有していてもよい炭素数
2〜4のアルキレン基を表し;Xはハロゲン原子を表
し;Yはハロゲン原子または炭素数1〜6のアルコキシ
カルボニル基を表す。で表される化合物とアセトニトリ
ル、アセトン、1,4−ジオキサン、メタノール、エタ
ノール等の溶媒中、室温から反応混合物の沸点までの温
度で反応させて得ることができる。好ましくは、アセト
ニトリル中で反応混合物を加熱還流して行う。次いで、
加水分解または脱保護剤で直接処理して脱保護すること
により、一般式(VI)(式中、R1およびR2は水素
原子を表し;R5は置換基を有していてもよい炭素数2
〜4のアルキレン基またはこのアルキレン基の末端にカ
ルボニル基が結合したものを表し;nは2〜4の整数を
表す。)で表される化合物または、一般式(VII)
(式中、R1、R2、R5、nは前記と同一のものを表
す。)で表される化合物またはこれらの塩が得られる。
【0023】脱保護反応は、保護基の種類に応じて通常
使用される条件で行なわれ、例えば、R1がベンジルオ
キシカルボニル基、R2がベンジル基の場合は、室温
下、酢酸エチル、メタノール、エタノール等の溶媒中パ
ラジウム−炭素の存在下の接触還元反応が挙げられる。
R1がt−ブトキシカルボニル基、R2がt−ブチル基
の場合、反応に悪影響を及ぼさない溶媒例えば、塩化メ
チレン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、1,4
−ジオキサン、水中または無溶媒で0℃から室温の条件
下でトリフルオロ酢酸、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸
等の脱保護剤を用いて行うのが好ましく、特に室温下無
水条件でトリフルオロ酢酸を用いるのが好ましい。
使用される条件で行なわれ、例えば、R1がベンジルオ
キシカルボニル基、R2がベンジル基の場合は、室温
下、酢酸エチル、メタノール、エタノール等の溶媒中パ
ラジウム−炭素の存在下の接触還元反応が挙げられる。
R1がt−ブトキシカルボニル基、R2がt−ブチル基
の場合、反応に悪影響を及ぼさない溶媒例えば、塩化メ
チレン、酢酸エチル、メタノール、エタノール、1,4
−ジオキサン、水中または無溶媒で0℃から室温の条件
下でトリフルオロ酢酸、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸
等の脱保護剤を用いて行うのが好ましく、特に室温下無
水条件でトリフルオロ酢酸を用いるのが好ましい。
【0024】一般式(I)、(II)、(III)、
(IV)、(V)、(VI)、(VII)の定義中、ア
ルキル部分が置換基を有していてもよい直鎖または分岐
鎖状の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基とは、例
えばベンジルオキシカルボニル基、t−ブトキシカルボ
ニル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル基等
が挙げられ、置換基を有していてもよい直鎖または分岐
鎖状の炭素数1〜9のアシル基とは、例えば、アセチル
基等が挙げられる。R1としては、特にt−ブトキシカ
ルボニル基が好ましい。置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基における直
鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基とは、メ
チル基、エチル基、t−ブチル基等が挙げられる。置換
基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜
6のアルキル基および置換基を有していてもよい直鎖ま
たは分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基における置
換基とは、例えば、ハロゲン、アルキル基、アリール基
等が挙げられ、フッ素原子、シクロプロピル基等が好ま
しい。R2としては、特にt−ブチル基が好ましい。R
3としては、例えば、2−フルオロエチル基、シクロプ
ロピルメチル基、フェニル基等が挙げられ、特に2−フ
ルオロエチル基が好ましい。置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基と
は、例えば、1−プロペニル基が挙げられる。Xとして
は、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子が好ましい。
Yとしては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メトキ
シカルボニル基またはエトキシカルボニル基が好まし
い。置換基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキレ
ン基としては、例えば、エチレン基、プロピレン基等が
挙げられる。R5としては、エチレン基、プロピレン基
が好ましい。
(IV)、(V)、(VI)、(VII)の定義中、ア
ルキル部分が置換基を有していてもよい直鎖または分岐
鎖状の炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基とは、例
えばベンジルオキシカルボニル基、t−ブトキシカルボ
ニル基、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル基等
が挙げられ、置換基を有していてもよい直鎖または分岐
鎖状の炭素数1〜9のアシル基とは、例えば、アセチル
基等が挙げられる。R1としては、特にt−ブトキシカ
ルボニル基が好ましい。置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基における直
鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基とは、メ
チル基、エチル基、t−ブチル基等が挙げられる。置換
基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜
6のアルキル基および置換基を有していてもよい直鎖ま
たは分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基における置
換基とは、例えば、ハロゲン、アルキル基、アリール基
等が挙げられ、フッ素原子、シクロプロピル基等が好ま
しい。R2としては、特にt−ブチル基が好ましい。R
3としては、例えば、2−フルオロエチル基、シクロプ
ロピルメチル基、フェニル基等が挙げられ、特に2−フ
ルオロエチル基が好ましい。置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基と
は、例えば、1−プロペニル基が挙げられる。Xとして
は、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子が好ましい。
Yとしては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メトキ
シカルボニル基またはエトキシカルボニル基が好まし
い。置換基を有していてもよい炭素数2〜4のアルキレ
ン基としては、例えば、エチレン基、プロピレン基等が
挙げられる。R5としては、エチレン基、プロピレン基
が好ましい。
【0025】本発明化合物(I)の医薬として許容され
る塩は、例えば、酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メ
タンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、蟻酸塩、p
−トルエンスルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩等の有機
酸塩、例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、燐酸塩
等の無機酸塩が挙げられ、二塩酸塩が好ましい。
る塩は、例えば、酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メ
タンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、蟻酸塩、p
−トルエンスルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩等の有機
酸塩、例えば、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、燐酸塩
等の無機酸塩が挙げられ、二塩酸塩が好ましい。
【0026】以下に本発明の化合物の製造について実施
例に基づき、さらに詳細に説明するが、本発明はこれら
の例によって何ら制限されるものではない。また、本発
明の有用性を示すために、一般式(I)で示される化合
物の各種NOSに対する選択的阻害作用を試験例に示
す。
例に基づき、さらに詳細に説明するが、本発明はこれら
の例によって何ら制限されるものではない。また、本発
明の有用性を示すために、一般式(I)で示される化合
物の各種NOSに対する選択的阻害作用を試験例に示
す。
【0027】
【実施例1】α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−エチルイ
ソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステ
ル・ヨウ化水素酸塩の合成 Paul L.Feldermanの方法(Tetra
hedron Lett.,32,7,875−87
8,1991)に従って合成したα−N−t−ブトキシ
カルボニル−δ−チオウレイド−L−ノルバリン−t−
ブチルエステル(0.48g)およびアセトニトリル
(5ml)の混合物にヨウ化エチル(0.17ml)を
加え、2時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮した
後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開液、塩化メチレン:メタノール=95:5)で精製
し、α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−エチ
ルイソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−ブチルエ
ステル・ヨウ化水素酸塩0.67gを得た。1 H=NMR(CDCl3) δ:1.39−1.47(12H,m),1.48(9
H,s),1.63−1.97(4H,m),3.36
−3.62(4H,m),4.07−4.19(1H,
m),5.22−5.41(1H,m) FAB−MS(m/z)376(M++1)
ソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステ
ル・ヨウ化水素酸塩の合成 Paul L.Feldermanの方法(Tetra
hedron Lett.,32,7,875−87
8,1991)に従って合成したα−N−t−ブトキシ
カルボニル−δ−チオウレイド−L−ノルバリン−t−
ブチルエステル(0.48g)およびアセトニトリル
(5ml)の混合物にヨウ化エチル(0.17ml)を
加え、2時間加熱還流した。反応液を減圧下濃縮した
後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開液、塩化メチレン:メタノール=95:5)で精製
し、α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−エチ
ルイソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−ブチルエ
ステル・ヨウ化水素酸塩0.67gを得た。1 H=NMR(CDCl3) δ:1.39−1.47(12H,m),1.48(9
H,s),1.63−1.97(4H,m),3.36
−3.62(4H,m),4.07−4.19(1H,
m),5.22−5.41(1H,m) FAB−MS(m/z)376(M++1)
【0028】
【実施例2】δ−(S−エチルイソチオウレイド)−L−ノルバリン
の合成 α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−エチルイ
ソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステ
ル・ヨウ化水素酸塩(0.67g)およびトリフルオロ
酢酸(5ml)の混合物を室温下2時間攪拌した後、減
圧下濃縮した。残留物をエタノールに溶解した後、塩化
水素の1,4−ジオキサン溶液(4規定、1ml)を室
温下加え、反応液を減圧下濃縮した。残留物をイオン交
換クロマトグラフィー(DOWEX、50W−X8,H
+フォーム)で精製し、δ−(S−エチルイソチオウレ
イド)−L−ノルバリン0.25gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.30−1.35(3H,m),1.56−1.
89(4H,m),3.03−3.10(2H,m),
3.35−3.38(2H,m),3.43−3.50
(1H,m) FAB−MS(m/z)220(M++1)
の合成 α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−エチルイ
ソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステ
ル・ヨウ化水素酸塩(0.67g)およびトリフルオロ
酢酸(5ml)の混合物を室温下2時間攪拌した後、減
圧下濃縮した。残留物をエタノールに溶解した後、塩化
水素の1,4−ジオキサン溶液(4規定、1ml)を室
温下加え、反応液を減圧下濃縮した。残留物をイオン交
換クロマトグラフィー(DOWEX、50W−X8,H
+フォーム)で精製し、δ−(S−エチルイソチオウレ
イド)−L−ノルバリン0.25gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.30−1.35(3H,m),1.56−1.
89(4H,m),3.03−3.10(2H,m),
3.35−3.38(2H,m),3.43−3.50
(1H,m) FAB−MS(m/z)220(M++1)
【0029】
【実施例3】α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−(2−フ
ルオロエチル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン−
t−ブチルエステル・臭化水素酸塩の合成 実施例1と同様に、反応剤として臭化2−フルオロエタ
ンを用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニ
ル−δ−(S−(2−フルオロエチル)イソチオウレイ
ド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステル・臭化水素
酸塩0.29gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.48(9H,s),
1.62−1.96(4H,m),3.38−3.61
(2H,m),3.77(2H,destorted
dt,J=25.1Hz,4.95−5.28Hz),
4.03−4.19(1H,m),4.75(2H,d
estorted dt,J=46.9Hz,4.95
−5.28Hz),5.24−5.37(1H,m) FAB−MS(m/z)394(M++1)
ルオロエチル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン−
t−ブチルエステル・臭化水素酸塩の合成 実施例1と同様に、反応剤として臭化2−フルオロエタ
ンを用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニ
ル−δ−(S−(2−フルオロエチル)イソチオウレイ
ド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステル・臭化水素
酸塩0.29gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.48(9H,s),
1.62−1.96(4H,m),3.38−3.61
(2H,m),3.77(2H,destorted
dt,J=25.1Hz,4.95−5.28Hz),
4.03−4.19(1H,m),4.75(2H,d
estorted dt,J=46.9Hz,4.95
−5.28Hz),5.24−5.37(1H,m) FAB−MS(m/z)394(M++1)
【0030】
【実施例4】δ−(S−(2−フルオロエチル)イソチオウレイド)
−L−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例3で得られた化合物とトリフルオロ酢酸(10m
l)の混合物を室温下2時間攪拌した後、減圧下濃縮し
た。残留物をエタノール(5ml)に溶解後、塩化水素
の1,4−ジオキサン溶液(4規定、0.6ml)を室
温下加え、反応液を減圧下濃縮した。残留物を水に溶解
後、凍結乾燥してδ−(S−(2−フルオロエチル)イ
ソチオウレイド)−L−ノルバリン・二塩酸塩0.17
gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.76−2.06(4H,m),3.43−3.
56(4H,m),4.05−4.09(1H,m),
4.80(2H,destorted dt,J=4
6.5Hz,4.95−5.61Hz) FAB−MS(m/z)238(M++1)
−L−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例3で得られた化合物とトリフルオロ酢酸(10m
l)の混合物を室温下2時間攪拌した後、減圧下濃縮し
た。残留物をエタノール(5ml)に溶解後、塩化水素
の1,4−ジオキサン溶液(4規定、0.6ml)を室
温下加え、反応液を減圧下濃縮した。残留物を水に溶解
後、凍結乾燥してδ−(S−(2−フルオロエチル)イ
ソチオウレイド)−L−ノルバリン・二塩酸塩0.17
gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.76−2.06(4H,m),3.43−3.
56(4H,m),4.05−4.09(1H,m),
4.80(2H,destorted dt,J=4
6.5Hz,4.95−5.61Hz) FAB−MS(m/z)238(M++1)
【0031】
【実施例5】α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−(2−プ
ロペニル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−
ブチルエステル・臭化水素酸塩の合成 実施例1と同様に反応剤として臭化アリルを用いて反応
を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−
(2−プロペニル)イソチオウレイド)−L−ノルバリ
ン−t−ブチルエステル・臭化水素酸塩0.51gを得
た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.47(9H,s),
1.67−1.99(4H,m),3.32−3.63
(4H,m),3.81−3.91(1H,m),3.
99−4.18(2H,m),5.35−5.44(1
H,m) FAB−MS(m/z)388(M++1)
ロペニル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−
ブチルエステル・臭化水素酸塩の合成 実施例1と同様に反応剤として臭化アリルを用いて反応
を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−
(2−プロペニル)イソチオウレイド)−L−ノルバリ
ン−t−ブチルエステル・臭化水素酸塩0.51gを得
た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.47(9H,s),
1.67−1.99(4H,m),3.32−3.63
(4H,m),3.81−3.91(1H,m),3.
99−4.18(2H,m),5.35−5.44(1
H,m) FAB−MS(m/z)388(M++1)
【0032】
【実施例6】δ−(S−(2−プロペニル)イソチオウレイド)−L
−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例5で得られた化合物を出発原料として実施例4と
同様に脱保護反応を行いδ−(S−(2−プロペニル)
イソチオウレイド)−L−ノルバリン・二塩酸塩0.3
3gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.72−2.09(4H,m),3.41−3.
46(2H,m),3.78(2H,d,J=6.8H
z),4.07−4.12(1H,m),5.26−
5.40(2H,m),5.85−5.99(1H,
m) FAB−MS(m/z)232(M++1)
−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例5で得られた化合物を出発原料として実施例4と
同様に脱保護反応を行いδ−(S−(2−プロペニル)
イソチオウレイド)−L−ノルバリン・二塩酸塩0.3
3gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.72−2.09(4H,m),3.41−3.
46(2H,m),3.78(2H,d,J=6.8H
z),4.07−4.12(1H,m),5.26−
5.40(2H,m),5.85−5.99(1H,
m) FAB−MS(m/z)232(M++1)
【0033】
【実施例7】α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(2,3−デヒ
ドロチアゾリン−2−イル)アミノ−L−ノルバリン−
t−ブチルエステル・臭化水素酸塩の合成 実施例1と同様に反応剤として1,2−ジブロモエタン
を用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル
−δ−(2,3−デヒドロチアゾリン−2−イル)アミ
ノ−L−ノルバリン−t−ブチルエステル・臭化水素酸
塩0.23gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.47(9H,s),
1.67−1.99(4H,m),3.32−3.63
(4H,m),3.81−3.91(1H,m),3.
99−4.18(2H,m),5.35−5.44(1
H,m) FAB−MS(m/z)374(M++1)
ドロチアゾリン−2−イル)アミノ−L−ノルバリン−
t−ブチルエステル・臭化水素酸塩の合成 実施例1と同様に反応剤として1,2−ジブロモエタン
を用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル
−δ−(2,3−デヒドロチアゾリン−2−イル)アミ
ノ−L−ノルバリン−t−ブチルエステル・臭化水素酸
塩0.23gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.47(9H,s),
1.67−1.99(4H,m),3.32−3.63
(4H,m),3.81−3.91(1H,m),3.
99−4.18(2H,m),5.35−5.44(1
H,m) FAB−MS(m/z)374(M++1)
【0034】
【実施例8】δ−(2,3−デヒドロチアゾリン−2−イル)アミノ
−L−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例7で得られた化合物を出発原料として実施例4と
同様に脱保護反応を行いδ−(2,3−デヒドロチアゾ
リン−2−イル)アミノ−L−ノルバリン・二塩酸塩
0.11gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.68−1.89(4H,m),3.28−3.
49(4H,m),3.98−4.04(1H,m),
4.69−4.78(2H,m) FAB−MS(m/z)218(M++1)
−L−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例7で得られた化合物を出発原料として実施例4と
同様に脱保護反応を行いδ−(2,3−デヒドロチアゾ
リン−2−イル)アミノ−L−ノルバリン・二塩酸塩
0.11gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.68−1.89(4H,m),3.28−3.
49(4H,m),3.98−4.04(1H,m),
4.69−4.78(2H,m) FAB−MS(m/z)218(M++1)
【0035】
【実施例9】α−N−t−ブトキシカルボニル−ε−(S−メチルイ
ソチオウレイド)−L−ノルロイシン−t−ブチルエス
テル・ヨウ化水素酸塩の合成 K.Narayananの方法(J.Med.Che
m.,37,885−887,1994)に従って合成
したα−N−t−ブトキシカルボニル−ε−チオウレイ
ド−L−ノルロイシン−t−ブチルエステル(0.19
g)を反応剤としてヨウ化メチルを用いて実施例1と同
様に反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−ε
−(S−メチルイソチオウレイド)−L−ノルロイシン
−t−ブチルエステル・ヨウ化水素酸塩0.29gを得
た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.47(9H,s),
1.67−1.85(6H,m),2.81(3H,
s),3.32−3.53(2H,m),4.05−
4.18(1H,m),5.16−5.27(1H,
m) FAB−MS(m/z)376(M++1)
ソチオウレイド)−L−ノルロイシン−t−ブチルエス
テル・ヨウ化水素酸塩の合成 K.Narayananの方法(J.Med.Che
m.,37,885−887,1994)に従って合成
したα−N−t−ブトキシカルボニル−ε−チオウレイ
ド−L−ノルロイシン−t−ブチルエステル(0.19
g)を反応剤としてヨウ化メチルを用いて実施例1と同
様に反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−ε
−(S−メチルイソチオウレイド)−L−ノルロイシン
−t−ブチルエステル・ヨウ化水素酸塩0.29gを得
た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.47(9H,s),
1.67−1.85(6H,m),2.81(3H,
s),3.32−3.53(2H,m),4.05−
4.18(1H,m),5.16−5.27(1H,
m) FAB−MS(m/z)376(M++1)
【0036】
【実施例10】ε−(S−メチルイソチオウレイド)−L−ノルロイシ
ン・二塩酸塩の合成 実施例9で得られた化合物を出発原料として実施例4と
同様に脱保護反応を行いε−(S−メチルイソチオウレ
イド)−L−ノルロイシン・二塩酸塩0.15gを得
た。1 H−NMR(D2O) δ:1.42−1.64(2H,m),1.68−1.
81(2H,m)1.90−2.10(2H,m),
2.60(3H,s),3.38−3.43(2H,
m),4.09(1H,t,J=6.3Hz) FAB−MS(m/z)220(M++1)
ン・二塩酸塩の合成 実施例9で得られた化合物を出発原料として実施例4と
同様に脱保護反応を行いε−(S−メチルイソチオウレ
イド)−L−ノルロイシン・二塩酸塩0.15gを得
た。1 H−NMR(D2O) δ:1.42−1.64(2H,m),1.68−1.
81(2H,m)1.90−2.10(2H,m),
2.60(3H,s),3.38−3.43(2H,
m),4.09(1H,t,J=6.3Hz) FAB−MS(m/z)220(M++1)
【0037】
【実施例11】α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−(n−プ
ロピル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−ブ
チルエステル・ヨウ化水素酸塩の合成 実施例1と同様に反応剤としてヨウ化n−プロピルを用
いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−δ
−(S−(n−プロピル)イソチオウレイド)−L−ノ
ルバリン−t−ブチルエステル・ヨウ化水素酸塩0.7
5gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.09(3H,t,J=7.3Hz)1.44
(9H,s),1.48(9H,s),I.77−1.
92(6H,m),3.33−3.38(2H,m),
3.39−3.72(2H,m),4.05−4.17
(1H,m),5.20−5.52(1H,m)
ロピル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン−t−ブ
チルエステル・ヨウ化水素酸塩の合成 実施例1と同様に反応剤としてヨウ化n−プロピルを用
いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−δ
−(S−(n−プロピル)イソチオウレイド)−L−ノ
ルバリン−t−ブチルエステル・ヨウ化水素酸塩0.7
5gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.09(3H,t,J=7.3Hz)1.44
(9H,s),1.48(9H,s),I.77−1.
92(6H,m),3.33−3.38(2H,m),
3.39−3.72(2H,m),4.05−4.17
(1H,m),5.20−5.52(1H,m)
【0038】
【実施例12】δ−(S−(n−プロピル)イソチオウレイド)−L−
ノルバリンの合成 実施例11で得られた化合物を出発原料とし、実施例2
と同様にしてδ−(S−(n−プロピル)イソチオウレ
イド)−L−ノルバリン0.31gを得た。1 H−NMR(DMSO−d6) δ:0.95(3H,t,J=7.3Hz),1.54
−1.67(6H,m),1.92〜2.02(2H,
m),3.13−3.30(2H,m),4.17−
4.27(1H,m) FAB−MS(m/z)234(M++1)
ノルバリンの合成 実施例11で得られた化合物を出発原料とし、実施例2
と同様にしてδ−(S−(n−プロピル)イソチオウレ
イド)−L−ノルバリン0.31gを得た。1 H−NMR(DMSO−d6) δ:0.95(3H,t,J=7.3Hz),1.54
−1.67(6H,m),1.92〜2.02(2H,
m),3.13−3.30(2H,m),4.17−
4.27(1H,m) FAB−MS(m/z)234(M++1)
【0039】
【実施例13】 α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(4H−5,6
−ジヒドロ−1,3−チアジン−2−イル)アミノ−L
−ノルバリン−t−ブチルエステル・臭化水素酸塩の合
成 実施例1と同様に反応剤として1、3−ジブロモプロパ
ンを用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニ
ル−δ−(4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン
−2−イル)アミノ−L−ノルバリン−t−ブチルエス
テル・臭化水素酸塩0.19gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.46(9H,s),
1.55−1.91(4H,m),2.06−2.18
(2H,m),2.96−3.00(2H,m),3.
29(2H,t,J=5.6Hz),4.11−4.2
3(1H,m),5.39−5.48(1H,m) FAB−MS(m/z)388(M++1)
−ジヒドロ−1,3−チアジン−2−イル)アミノ−L
−ノルバリン−t−ブチルエステル・臭化水素酸塩の合
成 実施例1と同様に反応剤として1、3−ジブロモプロパ
ンを用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニ
ル−δ−(4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン
−2−イル)アミノ−L−ノルバリン−t−ブチルエス
テル・臭化水素酸塩0.19gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.46(9H,s),
1.55−1.91(4H,m),2.06−2.18
(2H,m),2.96−3.00(2H,m),3.
29(2H,t,J=5.6Hz),4.11−4.2
3(1H,m),5.39−5.48(1H,m) FAB−MS(m/z)388(M++1)
【0040】
【実施例14】δ−(4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン−2
−イル)アミノ−L−ノルバリンの合成 実施例13で得られた化合物を出発原料とし、実施例2
と同様にしてδ−(4H−5,6−ジヒドロ−1,3−
チアジン−2−イル)アミノ−L−ノルバリン0.13
gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.69−1.81(6H,m),2.20−2.
28(2H,m),3.17−3.30(2H,m),
3.55−3.73(3H,m) FAB−MS(m/z)232(M++1)
−イル)アミノ−L−ノルバリンの合成 実施例13で得られた化合物を出発原料とし、実施例2
と同様にしてδ−(4H−5,6−ジヒドロ−1,3−
チアジン−2−イル)アミノ−L−ノルバリン0.13
gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.69−1.81(6H,m),2.20−2.
28(2H,m),3.17−3.30(2H,m),
3.55−3.73(3H,m) FAB−MS(m/z)232(M++1)
【0041】
【実施例15】α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(2,3−デヒ
ドロ−4−オキソチアゾリン−2−イル)アミノ−L−
ノルバリン−t−ブチルエステルの合成 実施例1と同様に反応剤としてブロモ酢酸メチルを用い
て反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−
(2,3−デヒドロ−4−オキソチアゾリン−2−イ
ル)アミノ−L−ノルバリン−t−ブチルエステル0.
28gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.46(9H,s),
1.61−1.78(4H,m),3.35−3.40
(2H,m),3.86(2H,s),4.11−4.
26(1H,m) FAB−MS(m/z)388(M++1)
ドロ−4−オキソチアゾリン−2−イル)アミノ−L−
ノルバリン−t−ブチルエステルの合成 実施例1と同様に反応剤としてブロモ酢酸メチルを用い
て反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−
(2,3−デヒドロ−4−オキソチアゾリン−2−イ
ル)アミノ−L−ノルバリン−t−ブチルエステル0.
28gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.44(9H,s),1.46(9H,s),
1.61−1.78(4H,m),3.35−3.40
(2H,m),3.86(2H,s),4.11−4.
26(1H,m) FAB−MS(m/z)388(M++1)
【0042】
【実施例16】δ−(2,3−デヒドロ−4−オキソチアゾリン−2−
イル)アミノ−L−ノルバリンの合成 実施例15で得られた化合物を出発原料とし、実施例2
と同様にしてδ−(2,3−デヒドロ−4−オキソチア
ゾリン−2−イル)アミノ−L−ノルバリン0.12g
を得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.74−1.93(4H,m),3.42−3.
57(2H,m),3.72−3.76(1H,m),
4.06(2H,s) FAB−MS(m/z)232(M++1)
イル)アミノ−L−ノルバリンの合成 実施例15で得られた化合物を出発原料とし、実施例2
と同様にしてδ−(2,3−デヒドロ−4−オキソチア
ゾリン−2−イル)アミノ−L−ノルバリン0.12g
を得た。1 H−NMR(D2O) δ:1.74−1.93(4H,m),3.42−3.
57(2H,m),3.72−3.76(1H,m),
4.06(2H,s) FAB−MS(m/z)232(M++1)
【0043】
【実施例17】α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−(シクロ
プロピルメチル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン
−t−ブチルエステル・臭化水素酸塩の合成 実施例1と同様に反応剤として臭化シクロプロピルメチ
ルを用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニ
ル−δ−(S−(シクロプロピルメチル)イソチオウレ
イド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステル・臭化水
素酸塩0.54gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:0.38−0.49(2H,m),0.63−0.
75(2H,m),1.00−1.18(1H,m),
1.48(9H,s),1.76(9H,s),1.6
2−1.96(4H,m),3.34(2H,d,J=
7.6Hz),3.36−3.53(2H,m),4.
07−4.21(1H,m),5.20−5.33(1
H,m) FAB−MS(m/z)402(M++1)
プロピルメチル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン
−t−ブチルエステル・臭化水素酸塩の合成 実施例1と同様に反応剤として臭化シクロプロピルメチ
ルを用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニ
ル−δ−(S−(シクロプロピルメチル)イソチオウレ
イド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステル・臭化水
素酸塩0.54gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:0.38−0.49(2H,m),0.63−0.
75(2H,m),1.00−1.18(1H,m),
1.48(9H,s),1.76(9H,s),1.6
2−1.96(4H,m),3.34(2H,d,J=
7.6Hz),3.36−3.53(2H,m),4.
07−4.21(1H,m),5.20−5.33(1
H,m) FAB−MS(m/z)402(M++1)
【0044】
【実施例18】δ−(S−(シクロプロピルメチル)イソチオウレイ
ド)−L−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例17で得られた化合物を出発原料として実施例4
と同様に脱保護反応を行いδ−(S−(シクロプロピル
メチル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン・二塩酸
塩0.36gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:0.33−0.36(2H,m),0.64−0.
66(2H,m)1.09−1.14(2H,m),
1.76−2.07(4H,m),3.10(2H,
d,J=7.3Hz),3.42−3.47(2H,
m),4.09−4.13(1H,m) FAB−MS(m/z)246(M++1)
ド)−L−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例17で得られた化合物を出発原料として実施例4
と同様に脱保護反応を行いδ−(S−(シクロプロピル
メチル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン・二塩酸
塩0.36gを得た。1 H−NMR(D2O) δ:0.33−0.36(2H,m),0.64−0.
66(2H,m)1.09−1.14(2H,m),
1.76−2.07(4H,m),3.10(2H,
d,J=7.3Hz),3.42−3.47(2H,
m),4.09−4.13(1H,m) FAB−MS(m/z)246(M++1)
【0045】
【実施例19】α−N−t−ブトキシカルボニル−2−(2−S−メチ
ルイソチオウレイドエチル)グリシン−t−ブチルエス
テル・ヨウ化水素酸塩の合成 α−N−t−ブトキシカルボニル−2−(2−チオウレ
イドエチル)グリシン−t−ブチルエステルを出発原料
とし、反応剤としてヨウ化メチルを用いて実施例1と同
様に反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−2
−(2−S−メチルイソチオウレイドエチル)グリシン
−t−ブチルエステル・ヨウ化水素酸塩0.32gを得
た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.45(9H,s),1.49(9H,s),
1.77−2.06(1H,m),2.21−2.38
(1H,m),2.79(3H,s),3.38−3.
56(2H,m),4.06−4.20(1H,m),
5.30−5.67(1H,m) FAB−MS(m/z)348(M++1)
ルイソチオウレイドエチル)グリシン−t−ブチルエス
テル・ヨウ化水素酸塩の合成 α−N−t−ブトキシカルボニル−2−(2−チオウレ
イドエチル)グリシン−t−ブチルエステルを出発原料
とし、反応剤としてヨウ化メチルを用いて実施例1と同
様に反応を行い、α−N−t−ブトキシカルボニル−2
−(2−S−メチルイソチオウレイドエチル)グリシン
−t−ブチルエステル・ヨウ化水素酸塩0.32gを得
た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.45(9H,s),1.49(9H,s),
1.77−2.06(1H,m),2.21−2.38
(1H,m),2.79(3H,s),3.38−3.
56(2H,m),4.06−4.20(1H,m),
5.30−5.67(1H,m) FAB−MS(m/z)348(M++1)
【0046】
【実施例20】2−(2−S−メチルイソチオウレイドエチル)グリシ
ン・二塩酸塩の合成 実施例19で得られた化合物を出発原料として実施例4
と同様に脱保護反応を行い2−(2−S−メチルイソチ
オウレイドエチル)グリシン・二塩酸塩0.18gを得
た。1 H−NMR(D2O) δ:2.23−2.35(2H,m),2.60(3
H,s),3.60−3.65(2H,m),4.04
−4.09(1H,m) FAB−MS(m/z)192(M++1)
ン・二塩酸塩の合成 実施例19で得られた化合物を出発原料として実施例4
と同様に脱保護反応を行い2−(2−S−メチルイソチ
オウレイドエチル)グリシン・二塩酸塩0.18gを得
た。1 H−NMR(D2O) δ:2.23−2.35(2H,m),2.60(3
H,s),3.60−3.65(2H,m),4.04
−4.09(1H,m) FAB−MS(m/z)192(M++1)
【0047】
【実施例21】α−N−t−ブトキシカルボニル−δ−(S−(3−ク
ロロプロピル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン−
t−ブチルエステル・ヨウ化水素酸塩の合成 実施例1と同様に、反応剤として1−クロロ−3−ヨー
ドプロピルを用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシ
カルボニル−δ−(S−(3−クロロプロピル)イソチ
オウレイド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステル・
ヨウ化水素酸塩0.475gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.45(9H,s),1.49(9H,s),
1.60−2.03(4H,m),2.18−2.32
(2H,m),3.35(2H,t,J=6.6H
z),3.46−3.65(2H,m),3.71−
3.76(2H,m),3.99−4.22(2H,
m),5.16(1H,m)
ロロプロピル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン−
t−ブチルエステル・ヨウ化水素酸塩の合成 実施例1と同様に、反応剤として1−クロロ−3−ヨー
ドプロピルを用いて反応を行い、α−N−t−ブトキシ
カルボニル−δ−(S−(3−クロロプロピル)イソチ
オウレイド)−L−ノルバリン−t−ブチルエステル・
ヨウ化水素酸塩0.475gを得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.45(9H,s),1.49(9H,s),
1.60−2.03(4H,m),2.18−2.32
(2H,m),3.35(2H,t,J=6.6H
z),3.46−3.65(2H,m),3.71−
3.76(2H,m),3.99−4.22(2H,
m),5.16(1H,m)
【0048】
【実施例22】δ−(S−(3−クロロプロピル)イソチオウレイド)
−L−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例21で得られた化合物を出発原料として実施例4
と同様に脱保護反応を行い、δ−(S−(3−クロロプ
ロピル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン・二塩酸
塩を得た。1 H−NMR(DMSO−d6) δ:1.54−1.95(4H,m),1.98−2.
13(2H,m),3.22−3.65(4H,m),
3.69−3.78(2H,m),3.85−3.98
(1H,m)
−L−ノルバリン・二塩酸塩の合成 実施例21で得られた化合物を出発原料として実施例4
と同様に脱保護反応を行い、δ−(S−(3−クロロプ
ロピル)イソチオウレイド)−L−ノルバリン・二塩酸
塩を得た。1 H−NMR(DMSO−d6) δ:1.54−1.95(4H,m),1.98−2.
13(2H,m),3.22−3.65(4H,m),
3.69−3.78(2H,m),3.85−3.98
(1H,m)
【0049】
【表1】 表1〜3に実施例化合物の化学構造式を示す。
【0050】
【試験例】本発明化合物のNOSアイソフォームに対す
る阻害作用を、既存のNOS阻害剤と比較検討した。各
NOSアイソフォームの粗酵素画分として、N−cNO
Sはラット大脳皮質可溶性分画、E−cNOSはウシ肺
動脈血管内皮細胞株(CPAE)のホモジネート、iN
OSはラットにLPS(10mg/kg,i.p.)を
投与し、6時間後に摘出した肺の可溶性分画をそれぞれ
用いた。
る阻害作用を、既存のNOS阻害剤と比較検討した。各
NOSアイソフォームの粗酵素画分として、N−cNO
Sはラット大脳皮質可溶性分画、E−cNOSはウシ肺
動脈血管内皮細胞株(CPAE)のホモジネート、iN
OSはラットにLPS(10mg/kg,i.p.)を
投与し、6時間後に摘出した肺の可溶性分画をそれぞれ
用いた。
【0051】対照化合物として、以下のNOS阻害剤を
使用した。NG−nitro−L−arginine
(L−NNA),NG−cyclopropyl−L−
arginine(L−CPA),NG−nitro−
L−arginine methyl ester(L
−NAME),NG−amino−L−arginin
e(L−AA),NG−iminoethyl−orn
ithine(L−NIO),NG−monometh
yl−L−arginine(L−NMMA),NG−
allyl−L−arginine(L−ALA),7
−nitroindazole(7−NI)、およびa
minoguanidine(AG)。
使用した。NG−nitro−L−arginine
(L−NNA),NG−cyclopropyl−L−
arginine(L−CPA),NG−nitro−
L−arginine methyl ester(L
−NAME),NG−amino−L−arginin
e(L−AA),NG−iminoethyl−orn
ithine(L−NIO),NG−monometh
yl−L−arginine(L−NMMA),NG−
allyl−L−arginine(L−ALA),7
−nitroindazole(7−NI)、およびa
minoguanidine(AG)。
【0052】N−cNOSの粗酵素標品は以下の手順で
調製した。無処置の雄性SD系ラット(体重300−4
00g)を断頭し、素早く全脳を取り出し、氷上で大脳
皮質を分取した。次いで、5倍量の50mM Tris
−HCl,1mM DTT(pH7.4)溶液を加え、
3分間ホモゲナイズし、これを1,000xgで10分
間遠心した。得られた上清を、100,000xgで6
0分間遠心し、最終的に得られた上清の可溶性細胞質画
分をN−cNOSの粗酵素標品とした。
調製した。無処置の雄性SD系ラット(体重300−4
00g)を断頭し、素早く全脳を取り出し、氷上で大脳
皮質を分取した。次いで、5倍量の50mM Tris
−HCl,1mM DTT(pH7.4)溶液を加え、
3分間ホモゲナイズし、これを1,000xgで10分
間遠心した。得られた上清を、100,000xgで6
0分間遠心し、最終的に得られた上清の可溶性細胞質画
分をN−cNOSの粗酵素標品とした。
【0053】E−cNOSの粗酵素標品は以下の手順で
調製した。ウシ肺動脈血管内皮細胞株(CPAE)を2
0%FBS含有のMEM倍地中で培養した。数日後、こ
れを0.25%tripsin,1mM EDTA溶液
でフラスコから剥離し、生理食塩水で希釈した0.1M
リン酸緩衝溶液(phosphate−buffere
d saline;PBS)(pH7.4)を加え、
1,000rpmで5分間遠心した。次に上清を捨て、
PBSを適当量加え、1,000rpmで5分間遠心す
ることによって細胞を洗浄した。さらに、50mM T
ris−HCl,1mM DTT(pH7.4)でもう
一度同様な操作を行い細胞を洗浄した。沈査の細胞に適
当量の50mM Tris−HCl,1mM DTT
(pH7.4)溶液を加え、3分間ホモゲナイズしたも
のをE−cNOSの粗酵素標品とした。
調製した。ウシ肺動脈血管内皮細胞株(CPAE)を2
0%FBS含有のMEM倍地中で培養した。数日後、こ
れを0.25%tripsin,1mM EDTA溶液
でフラスコから剥離し、生理食塩水で希釈した0.1M
リン酸緩衝溶液(phosphate−buffere
d saline;PBS)(pH7.4)を加え、
1,000rpmで5分間遠心した。次に上清を捨て、
PBSを適当量加え、1,000rpmで5分間遠心す
ることによって細胞を洗浄した。さらに、50mM T
ris−HCl,1mM DTT(pH7.4)でもう
一度同様な操作を行い細胞を洗浄した。沈査の細胞に適
当量の50mM Tris−HCl,1mM DTT
(pH7.4)溶液を加え、3分間ホモゲナイズしたも
のをE−cNOSの粗酵素標品とした。
【0054】iNOSの粗酵素標品は以下の手順で調製
した。リポポリサッカライド(lipopolysac
charide,LPS)(10mg/kg)をラット
に腹腔内投与し、6時間後に経心的に10U/mlのヘ
パリン含有の生理食塩水でかん流した後、肺を摘出し
た。次いで、5倍量の50mM Tris−HCl,1
mM DTT(pH7.4)溶液を加え、3分間ホモゲ
ナイズし、これを1,000xgで10分間遠心した。
得られた上清を、100,000xgで60分間遠心
し、最終的に得られた上清の可溶性細胞質画分をiNO
Sの粗酵素標品とした。
した。リポポリサッカライド(lipopolysac
charide,LPS)(10mg/kg)をラット
に腹腔内投与し、6時間後に経心的に10U/mlのヘ
パリン含有の生理食塩水でかん流した後、肺を摘出し
た。次いで、5倍量の50mM Tris−HCl,1
mM DTT(pH7.4)溶液を加え、3分間ホモゲ
ナイズし、これを1,000xgで10分間遠心した。
得られた上清を、100,000xgで60分間遠心
し、最終的に得られた上清の可溶性細胞質画分をiNO
Sの粗酵素標品とした。
【0055】NOS活性の測定は、基本的に本発明者ら
の報告した方法に従い、基質の一つであるL−[3H]
arginineから反応産物の一つであるL−
[3H]citrullineへの変換量を定量するこ
とによって求めた(Nagafuji et al.,
in Brain Edema IX(Ito et
al.eds.)60,pp.285−288,199
4,Acta Neurochir.,Springe
r−Verlag)。
の報告した方法に従い、基質の一つであるL−[3H]
arginineから反応産物の一つであるL−
[3H]citrullineへの変換量を定量するこ
とによって求めた(Nagafuji et al.,
in Brain Edema IX(Ito et
al.eds.)60,pp.285−288,199
4,Acta Neurochir.,Springe
r−Verlag)。
【0056】反応液は、100μM L−[3H]ar
ginine,可溶性分画(6−20μg/ml蛋
白),1.25mM CaCl2,1mM EDTA,
10μg/ml calmodulin,1mM NA
DPH,100μM tetrahydrobiopt
erine,10μM FAD,10μM FMN,5
0mM Tris−HCl(pH7.4)から構成さ
れ、これに、本発明の化合物、あるいは対照化合物を加
えた。
ginine,可溶性分画(6−20μg/ml蛋
白),1.25mM CaCl2,1mM EDTA,
10μg/ml calmodulin,1mM NA
DPH,100μM tetrahydrobiopt
erine,10μM FAD,10μM FMN,5
0mM Tris−HCl(pH7.4)から構成さ
れ、これに、本発明の化合物、あるいは対照化合物を加
えた。
【0057】L−[3H]arginineを加えて反
応を開始し、37℃で10分間インキュベーションした
後、50mM Tris−HCl(pH5.5),1m
MEDTAを2ml加え、氷中に置いて反応を停止させ
た。反応溶液を陽イオン交換樹脂カラム(Dowex
AG50WX−8,Na+form,3.2ml)に通
して、未反応で残存する基質L−[3H]argini
neと反応産物であるL−[3H]citrullin
eを分離した。この溶出液と、さらに蒸留水3mlをカ
ラムに通して得た溶出液をミニバイアルに入れ、L−[
3H]citrullineを回収した。その後、5m
lのシンチレーターを加え、放射能を液体シンチレーシ
ョンカウンターで計測し、L−[3H]citrull
ineを定量した。粗酵素標品中の蛋白濃度は、バイオ
ラッド社のマイクロアッセイキットを用いて決定した。
応を開始し、37℃で10分間インキュベーションした
後、50mM Tris−HCl(pH5.5),1m
MEDTAを2ml加え、氷中に置いて反応を停止させ
た。反応溶液を陽イオン交換樹脂カラム(Dowex
AG50WX−8,Na+form,3.2ml)に通
して、未反応で残存する基質L−[3H]argini
neと反応産物であるL−[3H]citrullin
eを分離した。この溶出液と、さらに蒸留水3mlをカ
ラムに通して得た溶出液をミニバイアルに入れ、L−[
3H]citrullineを回収した。その後、5m
lのシンチレーターを加え、放射能を液体シンチレーシ
ョンカウンターで計測し、L−[3H]citrull
ineを定量した。粗酵素標品中の蛋白濃度は、バイオ
ラッド社のマイクロアッセイキットを用いて決定した。
【0058】表4に、全ての試験化合物の各NOSアイ
ソフォームに対するIC50値(50%活性阻害に必要
な濃度)と、選択性を示す指標としてN−cNOSに対
するIC50値のE−cNOSとiNOSに対するIC
50値の割合をそれぞれ示した。表中の値は、全て平均
値±標準誤差で表示し、例数を括弧内に表示した。
ソフォームに対するIC50値(50%活性阻害に必要
な濃度)と、選択性を示す指標としてN−cNOSに対
するIC50値のE−cNOSとiNOSに対するIC
50値の割合をそれぞれ示した。表中の値は、全て平均
値±標準誤差で表示し、例数を括弧内に表示した。
【0059】表4より、 1.実施例2、4の化合物は、既存のNOS阻害剤より
強いN−cNOS阻害作用を有する。 2.実施例2、4の化合物は、N−cNOSとE−cN
OSに対する選択性において、既存のNOS阻害剤より
高いN−cNOS選択性を示す。 3.実施例2の化合物は、N−cNOSとiNOSに対
する選択性において、既存のNOS阻害剤より格段に高
いN−cNOS選択性を示す。 4.実施例6の化合物は、既存のNOS阻害剤より格段
に強いiNOS阻害作用を有する。 5.実施例6の化合物は、N−cNOSとiNOSに対
する選択性において極めて高いiNOS選択性を示す。 ことが明らかである。
強いN−cNOS阻害作用を有する。 2.実施例2、4の化合物は、N−cNOSとE−cN
OSに対する選択性において、既存のNOS阻害剤より
高いN−cNOS選択性を示す。 3.実施例2の化合物は、N−cNOSとiNOSに対
する選択性において、既存のNOS阻害剤より格段に高
いN−cNOS選択性を示す。 4.実施例6の化合物は、既存のNOS阻害剤より格段
に強いiNOS阻害作用を有する。 5.実施例6の化合物は、N−cNOSとiNOSに対
する選択性において極めて高いiNOS選択性を示す。 ことが明らかである。
【0060】
【発明の効果】本発明化合物は、既存のNOS阻害剤に
比し格段に優る脳内N−cNOS選択的阻害作用を有
し、脳血管障害治療剤(特に閉塞性脳血管障害の急性期
に於ける治療剤)として有用である。特に、実施例2、
4の化合物は、強い脳内N−cNOS阻害作用を有する
と同時に、N−cNOSとE−cNOSに対する選択性
において、格段に高い脳内N−cNOS選択性を有し、
脳血管障害治療剤(特に閉塞性脳血管障害の急性期に於
ける治療剤)として有用である。また、既存のNOS阻
害剤に比し格段に優るiNOS選択的阻害作用を有し、
敗血症における低血圧治療剤として有用である。特に、
実施例6の化合物は、強いiNOS阻害作用を有すると
同時に、N−cNOSとiNOSに対する選択性におい
て、高いiNOS選択性を有し、敗血症における低血圧
治療剤として有用である。
比し格段に優る脳内N−cNOS選択的阻害作用を有
し、脳血管障害治療剤(特に閉塞性脳血管障害の急性期
に於ける治療剤)として有用である。特に、実施例2、
4の化合物は、強い脳内N−cNOS阻害作用を有する
と同時に、N−cNOSとE−cNOSに対する選択性
において、格段に高い脳内N−cNOS選択性を有し、
脳血管障害治療剤(特に閉塞性脳血管障害の急性期に於
ける治療剤)として有用である。また、既存のNOS阻
害剤に比し格段に優るiNOS選択的阻害作用を有し、
敗血症における低血圧治療剤として有用である。特に、
実施例6の化合物は、強いiNOS阻害作用を有すると
同時に、N−cNOSとiNOSに対する選択性におい
て、高いiNOS選択性を有し、敗血症における低血圧
治療剤として有用である。
【表2】
【表3】
【表4】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/425 31/54 ABV 31/55
Claims (6)
- 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、R1は、水素原子、アルキル部分が置換基を有
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、置
換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1
〜6のアルキル基、置換基を有していてもよい直鎖また
は分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基を表し;R4
は、水素原子を表し;または、R3、R4は一緒になっ
て、置換基を有していてもよい5〜7員環を形成しても
よい;nは、2〜4の整数を表す。ただし、R3がメチ
ル基であるときに同時にnが3であるものは除く)で表
される化合物または医薬として許容されるその塩。 - 【請求項2】一般式(I) 【化2】 (式中、R1は、水素原子、アルキル部分が置換基を有
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、ハ
ロゲン原子で置換された直鎖または分岐鎖状の炭素数1
〜6のアルキル基を表し;R4は、水素原子を表し;n
は、2〜4の整数を表す。)で表される請求項1記載の
化合物または医薬として許容されるその塩。 - 【請求項3】一般式(I) 【化3】 (式中、R1は、水素原子、アルキル部分が置換基を有
していてもよい直鎖または分岐鎖状の炭素数1〜6のア
ルコキシカルボニル基、置換基を有していてもよい直鎖
または分岐鎖状の炭素数1〜9のアシル基を表し;R2
は、水素原子、置換基を有していてもよい直鎖または分
岐鎖状の炭素数1〜6のアルキル基を表し;R3は、2
−フルオロエチル基を表し;R4は、水素原子を表し;
nは、2〜4の整数を表す。)で表される請求項1記載
の化合物または医薬として許容されるその塩。 - 【請求項4】一般式(I) 【化4】 (式中、R1、R2は、各々独立に水素原子を表し;R
3は、置換基を有していてもよい直鎖または分岐鎖状の
炭素数1〜6のアルキル基、置換基を有していてもよい
直鎖または分岐鎖状の炭素数2〜6のアルケニル基を表
し;R4は、水素原子を表し;または、R3、R4は一
緒になって、置換基を有していてもよい5〜7員環を形
成してもよい;nは、2〜4の整数を表す。ただし、R
3がメチル基であるときに同時にnが3であるものは除
く)で表される請求項1記載の化合物または医薬として
許容されるその塩。 - 【請求項5】δ−(S−(2−フルオロエチル)イソチ
オウレイド)−L−ノルバリン、δ−(S−エチルイソ
チオウレイド)−L−ノルバリン、および、δ−(S−
(3−クロロプロピル)イソチオウレイド)−L−ノル
バリンからなる化合物群から選択される請求項1記載の
化合物または医薬として許容されるその塩。 - 【請求項6】δ−(S−アリルイソチオウレイド)−L
−ノルバリンである請求項1記載の化合物または医薬と
して許容されるその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24228995A JPH08109165A (ja) | 1994-08-18 | 1995-08-16 | 一酸化窒素合成酵素阻害作用を有するアミノ酸誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22858594 | 1994-08-18 | ||
| JP6-228585 | 1994-08-18 | ||
| JP24228995A JPH08109165A (ja) | 1994-08-18 | 1995-08-16 | 一酸化窒素合成酵素阻害作用を有するアミノ酸誘導体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109165A true JPH08109165A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=26528343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24228995A Pending JPH08109165A (ja) | 1994-08-18 | 1995-08-16 | 一酸化窒素合成酵素阻害作用を有するアミノ酸誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109165A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997045107A1 (en) * | 1996-05-24 | 1997-12-04 | Wakunaga Pharmaceutical Co., Ltd. | Remedies for brain diseases |
| WO1999046242A1 (en) * | 1998-03-09 | 1999-09-16 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Cycloalkene derivatives, process for producing the same, and use |
-
1995
- 1995-08-16 JP JP24228995A patent/JPH08109165A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997045107A1 (en) * | 1996-05-24 | 1997-12-04 | Wakunaga Pharmaceutical Co., Ltd. | Remedies for brain diseases |
| WO1999046242A1 (en) * | 1998-03-09 | 1999-09-16 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Cycloalkene derivatives, process for producing the same, and use |
| EP1524263A1 (en) * | 1998-03-09 | 2005-04-20 | Takeda Pharmaceutical Company Limited | prodrugs containing cycloalkene derivatives |
| CN100432049C (zh) * | 1998-03-09 | 2008-11-12 | 武田药品工业株式会社 | 环烯衍生物、其制造方法和用途 |
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