JPH08109200A - 抗C5aレセプター抗体、その製造法および用途 - Google Patents
抗C5aレセプター抗体、その製造法および用途Info
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- JPH08109200A JPH08109200A JP7166731A JP16673195A JPH08109200A JP H08109200 A JPH08109200 A JP H08109200A JP 7166731 A JP7166731 A JP 7166731A JP 16673195 A JP16673195 A JP 16673195A JP H08109200 A JPH08109200 A JP H08109200A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ヒトC5aレセプターの免疫学的測定法におい
て有用な抗C5aレセプターモノクローナル抗体を提供
する。 【構成】C5aレセプターのリガンドとの結合を阻害す
るが、リガンド結合により生じる生物活性を中和しない
抗C5aレセプターモノクローナル抗体、該抗体を産生
するハイブリドーマ、該抗体を免疫学的に反応させるこ
とを特徴とするC5aレセプターの測定法。 【効果】本発明抗体は、C5aレセプターとリガンドと
の結合を阻害するが、リガンド結合により生じる生物活
性を中和しないことから、各種疾病におけるC5aの働
き、あるいはC5aレセプターの発現の推移を探るうえ
で、極めて有用である。
て有用な抗C5aレセプターモノクローナル抗体を提供
する。 【構成】C5aレセプターのリガンドとの結合を阻害す
るが、リガンド結合により生じる生物活性を中和しない
抗C5aレセプターモノクローナル抗体、該抗体を産生
するハイブリドーマ、該抗体を免疫学的に反応させるこ
とを特徴とするC5aレセプターの測定法。 【効果】本発明抗体は、C5aレセプターとリガンドと
の結合を阻害するが、リガンド結合により生じる生物活
性を中和しないことから、各種疾病におけるC5aの働
き、あるいはC5aレセプターの発現の推移を探るうえ
で、極めて有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細胞上に発現されてい
るヒトC5aレセプターの免疫学的測定法およびその測
定に用いるモノクローナル抗体、さらにはそのモノクロ
ーナル抗体を産生するハイブリドーマに関する。
るヒトC5aレセプターの免疫学的測定法およびその測
定に用いるモノクローナル抗体、さらにはそのモノクロ
ーナル抗体を産生するハイブリドーマに関する。
【0002】
【従来の技術】生体には病原微生物その他の異物の侵入
を阻止する防御機能として、抗体や感作リンパ球の関与
する特異的防御機能と免疫の関与しない非特異的防御が
ある。非特異的防御機能として重要なものに補体があ
る。補体系は9つの蛋白質(詳しくは約20種)から成
り、それぞれの成分は肝細胞やマクロファージによって
作られ、正常な状態では体液中に不活性状態で個別に存
在するが、抗原抗体複合体、細菌細胞壁その他により活
性化され、生体防御因子として機能する。補体系の活性
化が起こると、体液中の補体系タンパクが酵素分解さ
れ、種々の生物活性を有する断片が産生される。これら
の補体タンパク断片のうち、C3a、C4a、C5aの
3つは、アナフィラトキシンと総称され、アナフィラキ
シーショックを含む色々な炎症反応を引き起こす化学媒
体である。またこれらは、免疫調節物質としての作用も
有していることが明らかにされている。これら3つのア
ナフィラトキシンのうち最も強い炎症作用を引き起こす
物質であるC5aは、補体第5成分C5が、C5転換酵
素によって切断され産生される2断片のうち小さい方の
断片すなわち、C5α鎖のN末端74個のアミノ酸残基
から構成される分子量11,000の糖タンパク質である。C
5aは、白血球遊走作用、血管透過性こう進作用、平滑
筋収縮作用を持ち、単球に作用してサイトカインを産生
させることにより免疫反応を調節する作用も有する。こ
のため、敗血症、成人呼吸窮迫症候群、喘息、粥状動脈
硬化症、心筋梗塞、脳梗塞等の虚血性疾患、乾せん、腎
炎、さらには外傷や火傷など致死率の高い多くの疾患の
原因物質となっている。
を阻止する防御機能として、抗体や感作リンパ球の関与
する特異的防御機能と免疫の関与しない非特異的防御が
ある。非特異的防御機能として重要なものに補体があ
る。補体系は9つの蛋白質(詳しくは約20種)から成
り、それぞれの成分は肝細胞やマクロファージによって
作られ、正常な状態では体液中に不活性状態で個別に存
在するが、抗原抗体複合体、細菌細胞壁その他により活
性化され、生体防御因子として機能する。補体系の活性
化が起こると、体液中の補体系タンパクが酵素分解さ
れ、種々の生物活性を有する断片が産生される。これら
の補体タンパク断片のうち、C3a、C4a、C5aの
3つは、アナフィラトキシンと総称され、アナフィラキ
シーショックを含む色々な炎症反応を引き起こす化学媒
体である。またこれらは、免疫調節物質としての作用も
有していることが明らかにされている。これら3つのア
ナフィラトキシンのうち最も強い炎症作用を引き起こす
物質であるC5aは、補体第5成分C5が、C5転換酵
素によって切断され産生される2断片のうち小さい方の
断片すなわち、C5α鎖のN末端74個のアミノ酸残基
から構成される分子量11,000の糖タンパク質である。C
5aは、白血球遊走作用、血管透過性こう進作用、平滑
筋収縮作用を持ち、単球に作用してサイトカインを産生
させることにより免疫反応を調節する作用も有する。こ
のため、敗血症、成人呼吸窮迫症候群、喘息、粥状動脈
硬化症、心筋梗塞、脳梗塞等の虚血性疾患、乾せん、腎
炎、さらには外傷や火傷など致死率の高い多くの疾患の
原因物質となっている。
【0003】C5aがこれらの生物活性を現すには、そ
の特異的レセプター、C5aレセプター(C5aR)に
結合して細胞内に情報刺激が伝達される必要がある。ミ
エロイド細胞株HL60およびU937のcDNAから
遺伝子クローニングがなされた結果、C5aRは350個
のアミノ酸残基より構成される糖タンパク質で、7回膜
貫通型の構造を有しており、細胞内のGタンパクと結合
してその細胞内情報伝達を行うロドプシンレセプターの
一員であることが明らかになっている(Gerard,N. P.
および Gerard, C., ネイチヤー(Nature)第349巻:61
4頁, (1991);Boulay, F. ら バイオケミストリー(Bio
chemistry)第30巻:2993頁, 1991)。C5aRを特異
的に認識する抗体は、モノクローナル抗体(Oppermann,
M. ら, ジャーナル オブ イムノロジー(The Journa
l of Immunology)第151巻:3794頁,1993)およびポリ
クローナル抗体(Morgan, E. L. ら, 同誌 377頁)のい
ずれも1993年になって、はじめて作製された。Oppe
rmann らによって作製されたモノクローナル抗体S5/
1は、C5aRのN末端1番目から31番目までのアミ
ノ酸配列を有するペプチドを牛アルブミンに結合させた
タンパク質を免疫原として作製された。この抗体は、C
5aRとリガンドC5aとの結合を競合的に阻害しリガ
ンド結合によっておこる好中球の生物活性を中和するも
ので、レセプターのN末端より数えて15番目から21
番目のアミノ酸配列の部位を認識している。
の特異的レセプター、C5aレセプター(C5aR)に
結合して細胞内に情報刺激が伝達される必要がある。ミ
エロイド細胞株HL60およびU937のcDNAから
遺伝子クローニングがなされた結果、C5aRは350個
のアミノ酸残基より構成される糖タンパク質で、7回膜
貫通型の構造を有しており、細胞内のGタンパクと結合
してその細胞内情報伝達を行うロドプシンレセプターの
一員であることが明らかになっている(Gerard,N. P.
および Gerard, C., ネイチヤー(Nature)第349巻:61
4頁, (1991);Boulay, F. ら バイオケミストリー(Bio
chemistry)第30巻:2993頁, 1991)。C5aRを特異
的に認識する抗体は、モノクローナル抗体(Oppermann,
M. ら, ジャーナル オブ イムノロジー(The Journa
l of Immunology)第151巻:3794頁,1993)およびポリ
クローナル抗体(Morgan, E. L. ら, 同誌 377頁)のい
ずれも1993年になって、はじめて作製された。Oppe
rmann らによって作製されたモノクローナル抗体S5/
1は、C5aRのN末端1番目から31番目までのアミ
ノ酸配列を有するペプチドを牛アルブミンに結合させた
タンパク質を免疫原として作製された。この抗体は、C
5aRとリガンドC5aとの結合を競合的に阻害しリガ
ンド結合によっておこる好中球の生物活性を中和するも
ので、レセプターのN末端より数えて15番目から21
番目のアミノ酸配列の部位を認識している。
【0004】これらの抗体は、リガンドの結合を阻害
し、またレセプターの細胞表面での発現を蛍光抗体をも
ちいてFACS解析をすることを可能にした。その結
果、好中球、好酸球、単球上にC5aRが発現している
ことが明らかになった。しかしリガンドと競合阻害する
故にいくつかの不利な点があった。すなわち血小板上に
C5aRが存在するのかどうかは、モルモットの場合に
は、発現が証明されているもののヒトでは、議論の分か
れるところである。中和抗体S5/1は、リガンドの結
合部位と同じ部位に結合するため、少しの刺激で簡単に
活性化されてしまう血小板を扱う実験には、使用できな
い。そのためヒト血小板上のC5aR発現については、
いまだに結論が得られていない。さらに、細胞上のC5
aR発現量は、疾病などにより変化があるものと予想さ
れる。現存する中和抗体では、高感度なC5aRの定量
化には、誰も成功していないのが現状である。さらにC
5aRとリガンドとの結合には、1カ所だけではなくい
くつかの部位の相互作用が関与しているといわれてい
る。最近では、N末端以外にも細胞膜貫通部分によって
取り囲まれた、芯(core)とよばれる部分も結合に関与
しているという事実が示された(Siciliano, S.J.ら,
プロシーディングス オブ ナショナル アカデミーオブ
サイエンス(PNAS)第91巻:1214頁,199
4年。N末端15から21番の配列をもつペプチドを認
識するモノクロナール抗体が、C5aRとそのリガンド
C5aとの結合を阻害し、リガンド結合によってもたら
される細胞の生物活性を阻止することが明らかにされて
いるが、これと異なるペプチドを免疫原としてモノクロ
ーナル抗体を得、これがC5aとレセプターとの結合を
阻害するかどうか、またC5a結合によって惹起される
細胞の生物活性を阻止するかを調べることによって、リ
ガンド結合部位の詳細な構造を解析し、レセプターによ
るシグナル伝達方法を明らかにしていく必要がある。
し、またレセプターの細胞表面での発現を蛍光抗体をも
ちいてFACS解析をすることを可能にした。その結
果、好中球、好酸球、単球上にC5aRが発現している
ことが明らかになった。しかしリガンドと競合阻害する
故にいくつかの不利な点があった。すなわち血小板上に
C5aRが存在するのかどうかは、モルモットの場合に
は、発現が証明されているもののヒトでは、議論の分か
れるところである。中和抗体S5/1は、リガンドの結
合部位と同じ部位に結合するため、少しの刺激で簡単に
活性化されてしまう血小板を扱う実験には、使用できな
い。そのためヒト血小板上のC5aR発現については、
いまだに結論が得られていない。さらに、細胞上のC5
aR発現量は、疾病などにより変化があるものと予想さ
れる。現存する中和抗体では、高感度なC5aRの定量
化には、誰も成功していないのが現状である。さらにC
5aRとリガンドとの結合には、1カ所だけではなくい
くつかの部位の相互作用が関与しているといわれてい
る。最近では、N末端以外にも細胞膜貫通部分によって
取り囲まれた、芯(core)とよばれる部分も結合に関与
しているという事実が示された(Siciliano, S.J.ら,
プロシーディングス オブ ナショナル アカデミーオブ
サイエンス(PNAS)第91巻:1214頁,199
4年。N末端15から21番の配列をもつペプチドを認
識するモノクロナール抗体が、C5aRとそのリガンド
C5aとの結合を阻害し、リガンド結合によってもたら
される細胞の生物活性を阻止することが明らかにされて
いるが、これと異なるペプチドを免疫原としてモノクロ
ーナル抗体を得、これがC5aとレセプターとの結合を
阻害するかどうか、またC5a結合によって惹起される
細胞の生物活性を阻止するかを調べることによって、リ
ガンド結合部位の詳細な構造を解析し、レセプターによ
るシグナル伝達方法を明らかにしていく必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】炎症が起こったとき好
中球などの多核白血球は細胞表面上のC5aRの発現を
増やし、炎症部位への遊走を速め、また血管外への透過
を亢進さらには、顆粒の放出等による生体防御をすると
想像が出来る。これらの多核白血球に加え血小板は、刺
激をうけて多くの生物活性を持つ分子を含む大量の顆粒
を放出し、刺激からの生体反応としては、もっとも迅速
な応答を行っている。そしてその結果血小板自身は、凝
集をおこし死に至る。しかしC5aRの定量化が、可能
にされていない現状では、C5aの刺激を受けた細胞が
このような現象をおこしているということは、想像の域
を越えることは無い。C5aRが正確に定量出来るよう
になれば、疾患の経過を知り、病因および病態の解明の
ために非常に有用な情報を与えることはまちがいない。
一方、リガンド結合部位を認識する抗体は、多くの場合
レセプターに結合することによってリガンドと同じ効
果、すなわちレセプタ-を介したシグナルを与えてしま
う。この結果細胞が活性化され、細胞凝集、レセプター
の内在化ひいては、細胞死に至ることにもなる。従って
抗体の結合による細胞の活性化を引き起こさない抗体を
用いての、レセプターの定量が望まれる。また上述した
ように、C5aR上のリガンド結合部位を特定し、複雑
なリガンド結合に続くレセプター構造変化、さらにはシ
グナル伝達法を明らかにしていくためにも現存する中和
抗体以外のモノクローナル抗体の使用が望まれる。
中球などの多核白血球は細胞表面上のC5aRの発現を
増やし、炎症部位への遊走を速め、また血管外への透過
を亢進さらには、顆粒の放出等による生体防御をすると
想像が出来る。これらの多核白血球に加え血小板は、刺
激をうけて多くの生物活性を持つ分子を含む大量の顆粒
を放出し、刺激からの生体反応としては、もっとも迅速
な応答を行っている。そしてその結果血小板自身は、凝
集をおこし死に至る。しかしC5aRの定量化が、可能
にされていない現状では、C5aの刺激を受けた細胞が
このような現象をおこしているということは、想像の域
を越えることは無い。C5aRが正確に定量出来るよう
になれば、疾患の経過を知り、病因および病態の解明の
ために非常に有用な情報を与えることはまちがいない。
一方、リガンド結合部位を認識する抗体は、多くの場合
レセプターに結合することによってリガンドと同じ効
果、すなわちレセプタ-を介したシグナルを与えてしま
う。この結果細胞が活性化され、細胞凝集、レセプター
の内在化ひいては、細胞死に至ることにもなる。従って
抗体の結合による細胞の活性化を引き起こさない抗体を
用いての、レセプターの定量が望まれる。また上述した
ように、C5aR上のリガンド結合部位を特定し、複雑
なリガンド結合に続くレセプター構造変化、さらにはシ
グナル伝達法を明らかにしていくためにも現存する中和
抗体以外のモノクローナル抗体の使用が望まれる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記事情
を鑑み研究した結果、C5aRのN末端1番より20番
のアミノ酸よりなるポリペプチドをキャリヤー蛋白キー
ホール リンペットヘモシアニン(KLH)とコンジュ
ゲートしたKLH−C5aR1-20を免疫原としてモノク
ローナル抗体を作成し、これを用いて細胞上に発現され
ているC5aRを安定に定量することを可能にした。こ
の知見に基づき、さらに鋭意研究し、本発明を完成し
た。即ち本発明は、(1)C5aレセプターのリガンド
との結合を阻害するが、リガンド結合により生じる生物
活性を中和しない抗C5aレセプターモノクローナル抗
体、(2)認識部位がC5aレセプターのN末端20ア
ミノ酸残基からなる領域に存する上記(1)記載の抗
体、(3)モノクローナル抗体MH1/20である上記
(1)記載の抗体、(4)C5aレセプターのリガンド
との結合を阻害するが、リガンド結合により生じる生物
活性を中和しない抗C5aレセプターモノクローナル抗
体を産生するハイブリドーマ、(5)C5aレセプター
のN末端20アミノ酸残基からなるペプチド断片で免疫
感作されたマウス脾臓細胞とマウス骨髄腫細胞とを融合
してなる上記(4)記載のハイブリドーマ、(6)上記
(4)記載のハイブリドーマを液体培地または動物腹腔
内で培養し、培養上清または腹水より抗体を採取するこ
とを特徴とする上記(1)記載の抗体の製造法、(7)
マウスハイブリドーマMH1/20である上記(4)記
載のハイブリドーマ、(8)C5aレセプターに上記
(1)記載の抗体を免疫学的に反応させることを特徴と
するC5aレセプターの測定法、(9)フローサイトメ
トリー法である上記(8)記載の測定法および(10)
上記(1)記載の抗体を含有するC5aレセプター測定
用試薬に関するものである。
を鑑み研究した結果、C5aRのN末端1番より20番
のアミノ酸よりなるポリペプチドをキャリヤー蛋白キー
ホール リンペットヘモシアニン(KLH)とコンジュ
ゲートしたKLH−C5aR1-20を免疫原としてモノク
ローナル抗体を作成し、これを用いて細胞上に発現され
ているC5aRを安定に定量することを可能にした。こ
の知見に基づき、さらに鋭意研究し、本発明を完成し
た。即ち本発明は、(1)C5aレセプターのリガンド
との結合を阻害するが、リガンド結合により生じる生物
活性を中和しない抗C5aレセプターモノクローナル抗
体、(2)認識部位がC5aレセプターのN末端20ア
ミノ酸残基からなる領域に存する上記(1)記載の抗
体、(3)モノクローナル抗体MH1/20である上記
(1)記載の抗体、(4)C5aレセプターのリガンド
との結合を阻害するが、リガンド結合により生じる生物
活性を中和しない抗C5aレセプターモノクローナル抗
体を産生するハイブリドーマ、(5)C5aレセプター
のN末端20アミノ酸残基からなるペプチド断片で免疫
感作されたマウス脾臓細胞とマウス骨髄腫細胞とを融合
してなる上記(4)記載のハイブリドーマ、(6)上記
(4)記載のハイブリドーマを液体培地または動物腹腔
内で培養し、培養上清または腹水より抗体を採取するこ
とを特徴とする上記(1)記載の抗体の製造法、(7)
マウスハイブリドーマMH1/20である上記(4)記
載のハイブリドーマ、(8)C5aレセプターに上記
(1)記載の抗体を免疫学的に反応させることを特徴と
するC5aレセプターの測定法、(9)フローサイトメ
トリー法である上記(8)記載の測定法および(10)
上記(1)記載の抗体を含有するC5aレセプター測定
用試薬に関するものである。
【0007】本発明の抗C5aRモノクローナル抗体
(mAb)は、公知の遺伝子工学的手法によっても作成
できるが、通常、ハイブリドーマ法によって作成され
る。該抗体産生ハイブリドーマの作製は常法に従って実
施される。すなわち、C5aRまたはその部分ポリペプ
チドキャリヤーコンジュゲートあるいは、C5aR発現
細胞を動物に免疫し、抗体産生を確認する。ここで、免
疫原としては、C5aR部分ポリペプチド、特にN末端
20アミノ酸残基からなる部分ポリペプチドのキャリヤ
ーとのコンジュゲートを用いることが好ましいが、目的
の抗体が得られる限り、特にこれに限定されない。次に
免疫動物より採取した抗体産生細胞、例えば脾臓細胞や
リンパ節細胞などを骨髄種細胞(例、マウスの場合、N
Sー1、P3U1、Sp2/0)と融合し、得られたハ
イブリドーマの中からC5aR部分配列ポリペプチドコ
ンジュゲートに特異的に結合し、C5aR発現細胞に結
合可能な抗体を産生する細胞をスクリーニングする。本
発明において抗原として用いるC5aレセプターフラグ
メントペプチドキャリヤー蛋白結合体は、通常の方法に
よって作成される。すなわち(1)キャリヤー蛋白溶液
(1mg/mlないし20mg/mlの濃度に調製しpH7ない
し8のもの)と(2)m−マレイミドベンゾイル−N−ヒ
ドロキシスクシミドエステル(3mg/mlの濃度ジメチル
ホルマミド中に調製したもの)(3)抗原ペプチド溶液
(1mg/mlから10mg/mlの濃度に調製したもの)を用
意し、蛋白溶液(1)に(2)をゆっくり加える。室温にて
30分撹拌後、ゲルろ過カラムにて蛋白画分を集めこれ
を(3)のペプチド溶液に加え、室温でさらに3時間反応
させる。この方法以外にたとえばグルタルアルデヒドに
よる重合法でもペプチド蛋白結合体を作ることが出来
る。
(mAb)は、公知の遺伝子工学的手法によっても作成
できるが、通常、ハイブリドーマ法によって作成され
る。該抗体産生ハイブリドーマの作製は常法に従って実
施される。すなわち、C5aRまたはその部分ポリペプ
チドキャリヤーコンジュゲートあるいは、C5aR発現
細胞を動物に免疫し、抗体産生を確認する。ここで、免
疫原としては、C5aR部分ポリペプチド、特にN末端
20アミノ酸残基からなる部分ポリペプチドのキャリヤ
ーとのコンジュゲートを用いることが好ましいが、目的
の抗体が得られる限り、特にこれに限定されない。次に
免疫動物より採取した抗体産生細胞、例えば脾臓細胞や
リンパ節細胞などを骨髄種細胞(例、マウスの場合、N
Sー1、P3U1、Sp2/0)と融合し、得られたハ
イブリドーマの中からC5aR部分配列ポリペプチドコ
ンジュゲートに特異的に結合し、C5aR発現細胞に結
合可能な抗体を産生する細胞をスクリーニングする。本
発明において抗原として用いるC5aレセプターフラグ
メントペプチドキャリヤー蛋白結合体は、通常の方法に
よって作成される。すなわち(1)キャリヤー蛋白溶液
(1mg/mlないし20mg/mlの濃度に調製しpH7ない
し8のもの)と(2)m−マレイミドベンゾイル−N−ヒ
ドロキシスクシミドエステル(3mg/mlの濃度ジメチル
ホルマミド中に調製したもの)(3)抗原ペプチド溶液
(1mg/mlから10mg/mlの濃度に調製したもの)を用
意し、蛋白溶液(1)に(2)をゆっくり加える。室温にて
30分撹拌後、ゲルろ過カラムにて蛋白画分を集めこれ
を(3)のペプチド溶液に加え、室温でさらに3時間反応
させる。この方法以外にたとえばグルタルアルデヒドに
よる重合法でもペプチド蛋白結合体を作ることが出来
る。
【0008】免疫動物としては、例えばウサギ、ラッ
ト、マウス、ハムスター、モルモット等が用いられる
が、マウスが特に好ましくもちいられる。接種方法とし
ては、通常実施される方法に従えばよく、例えばC5a
R部分配列ポリペプチドコンジュゲートの場合、マウス
に1回0.05−30μg、好ましくは0.1−5μ
g、C5aR発現細胞の場合、マウスに1回105−1
07細胞数を、等容量の生理食塩水及びフロイントの完
全アジュバントで乳化して、背部、腹部の皮下あるいは
腹腔内に2−3週毎に3−6回接種する方法が採られ
る。これらの免疫動物、例えばマウスから抗体価の高い
個体を選択し、最終免疫3−5日後に脾臓及び/あるい
は、リンパ節を採取し、それらに含まれる抗体産生細胞
を骨髄腫細胞と融合させる。融合操作は既知の方法に従
って実施できるが、融合促進剤としては、ポリエチレン
グリコール(PEG)やセンダイウイルスなどが挙げら
れ、好ましくはPEGが繁用される。骨髄腫細胞として
は、NS−1、P3U1、Sp2/0などが挙げられ、
特にP3U1が好ましく用いられる。脾臓細胞と骨髄腫
細胞との好ましい比率は1:1−10:1で、これに平
均分子量約1000−8000のPEGが、10−80
%の濃度で添加され、20−37℃で3−10分間反応
するのがよい。
ト、マウス、ハムスター、モルモット等が用いられる
が、マウスが特に好ましくもちいられる。接種方法とし
ては、通常実施される方法に従えばよく、例えばC5a
R部分配列ポリペプチドコンジュゲートの場合、マウス
に1回0.05−30μg、好ましくは0.1−5μ
g、C5aR発現細胞の場合、マウスに1回105−1
07細胞数を、等容量の生理食塩水及びフロイントの完
全アジュバントで乳化して、背部、腹部の皮下あるいは
腹腔内に2−3週毎に3−6回接種する方法が採られ
る。これらの免疫動物、例えばマウスから抗体価の高い
個体を選択し、最終免疫3−5日後に脾臓及び/あるい
は、リンパ節を採取し、それらに含まれる抗体産生細胞
を骨髄腫細胞と融合させる。融合操作は既知の方法に従
って実施できるが、融合促進剤としては、ポリエチレン
グリコール(PEG)やセンダイウイルスなどが挙げら
れ、好ましくはPEGが繁用される。骨髄腫細胞として
は、NS−1、P3U1、Sp2/0などが挙げられ、
特にP3U1が好ましく用いられる。脾臓細胞と骨髄腫
細胞との好ましい比率は1:1−10:1で、これに平
均分子量約1000−8000のPEGが、10−80
%の濃度で添加され、20−37℃で3−10分間反応
するのがよい。
【0009】抗C5aRmAb産生ハイブリドーマのス
クリーニングには種々の方法が使用できる。例えば、マ
イクロプレート上にC5aRまたは免疫を用いたC5a
R部分ポリペプチドとBSA(牛血清アルブミン)のコ
ンジュゲート(例えば、BSA−C5aR1-20)を常法
に従って固定化し、抗原感作プレートを作成する。次い
でハイブリドーマ培養上清をこの抗原感作プレートに添
加し、プレート上に結合した抗C5aR抗体を検出す
る、酵素免疫測定法(ELISA)により培養上清中の
抗体価を測定する。HAT(ヒポキサンチン、アミノプ
テリン、チミジン)添加培地で選別、育種された抗体活
性陽性のハイブリドーマは直ちにクローニングに供され
るが、通常このクローニング操作は限界希釈法などで容
易に実施される。クローン化されたハイブリドーマの培
養上清を上記のELISAに供し、抗体活性陽性示すも
ののうち、C5aR発現細胞(例えば好中球など)に結
合し蛍光標識二次抗体を用いて検出される抗体産生ハイ
ブリドーマを選別し、目的とする抗C5aモノクローナ
ル抗体産生ハイブリドーマを取得する事が出来る。以上
のような製造法に従って作成した抗C5aRmAb産生
ハイブリドーマの例として、後述の実施例1−(3)に
示すハイブリドーマMH1/20が挙げられる。上記し
た本発明のハイブリドーマの培養は通常、液体培地中ま
たは動物腹腔内(例えば、マウスなど哺乳類を使用)で
公知の方法により実施出来る。培養液および腹水液中の
抗体の精製についても公知の生化学的手法を組み合わせ
て実施出来る。例えば、細胞培養液あるいは腹水液を遠
心分離後、塩析(通常硫酸アンモニウムもしくは硫酸ナ
トリウムを使用)し、得られた蛋白沈澱物を適当な溶液
に溶解し透析する。次いでカラムクロマトグラフィー
(イオン交換カラム、ゲル濾過カラム、プロテインAカ
ラム、プロテインGカラム、ヒドロキシアパタイトカラ
ムなど)に供し、目的とする抗体を分離精製出来る。以
上のような分離精製操作により、例えば蛋白質として9
0%以上の純度のmAbを、1Lの細胞培養上清から約
5−20mg、20mlの腹水液からは約20−100mg得
られる。
クリーニングには種々の方法が使用できる。例えば、マ
イクロプレート上にC5aRまたは免疫を用いたC5a
R部分ポリペプチドとBSA(牛血清アルブミン)のコ
ンジュゲート(例えば、BSA−C5aR1-20)を常法
に従って固定化し、抗原感作プレートを作成する。次い
でハイブリドーマ培養上清をこの抗原感作プレートに添
加し、プレート上に結合した抗C5aR抗体を検出す
る、酵素免疫測定法(ELISA)により培養上清中の
抗体価を測定する。HAT(ヒポキサンチン、アミノプ
テリン、チミジン)添加培地で選別、育種された抗体活
性陽性のハイブリドーマは直ちにクローニングに供され
るが、通常このクローニング操作は限界希釈法などで容
易に実施される。クローン化されたハイブリドーマの培
養上清を上記のELISAに供し、抗体活性陽性示すも
ののうち、C5aR発現細胞(例えば好中球など)に結
合し蛍光標識二次抗体を用いて検出される抗体産生ハイ
ブリドーマを選別し、目的とする抗C5aモノクローナ
ル抗体産生ハイブリドーマを取得する事が出来る。以上
のような製造法に従って作成した抗C5aRmAb産生
ハイブリドーマの例として、後述の実施例1−(3)に
示すハイブリドーマMH1/20が挙げられる。上記し
た本発明のハイブリドーマの培養は通常、液体培地中ま
たは動物腹腔内(例えば、マウスなど哺乳類を使用)で
公知の方法により実施出来る。培養液および腹水液中の
抗体の精製についても公知の生化学的手法を組み合わせ
て実施出来る。例えば、細胞培養液あるいは腹水液を遠
心分離後、塩析(通常硫酸アンモニウムもしくは硫酸ナ
トリウムを使用)し、得られた蛋白沈澱物を適当な溶液
に溶解し透析する。次いでカラムクロマトグラフィー
(イオン交換カラム、ゲル濾過カラム、プロテインAカ
ラム、プロテインGカラム、ヒドロキシアパタイトカラ
ムなど)に供し、目的とする抗体を分離精製出来る。以
上のような分離精製操作により、例えば蛋白質として9
0%以上の純度のmAbを、1Lの細胞培養上清から約
5−20mg、20mlの腹水液からは約20−100mg得
られる。
【0010】以上のようにして得られたmAbはタンパ
ク質として均一であり、蛋白分解酵素処理などにより、
C5aRに対する結合能を保持したままF(ab')2や
Fab断片などを調製でき、これらは本発明のmAb全
IgG分子と同様の目的に用いられるものであり、本発
明でいう「抗ヒトC5aRモノクローナル抗体」に含ま
れる。またこれらのハイブリドーマがマウスIgGmA
bを産生する場合には、該抗C5aRmAbの抗原認識
部位をふくむ可変領域あるいは超可変領域をコードする
DNAを取得し、これに遺伝子操作技術(Z. Steplewsk
i ら.、プロシーディングス オブ ナショナル アカ
デミー オブ サイエンス(Proc. Natl. Acad. Sc
i.),第85巻:4852頁、1988;L .Reichmann
ら.、ネイチヤー(Nature),第332巻:323頁、198
8)を用いてヒトIgGの定常領域あるいは/および可
変領域フレームワークをコードする遺伝子を結合させ、
マウスーヒト・キメラ抗体あるいはヒト型化抗体を作成
する事もできる。
ク質として均一であり、蛋白分解酵素処理などにより、
C5aRに対する結合能を保持したままF(ab')2や
Fab断片などを調製でき、これらは本発明のmAb全
IgG分子と同様の目的に用いられるものであり、本発
明でいう「抗ヒトC5aRモノクローナル抗体」に含ま
れる。またこれらのハイブリドーマがマウスIgGmA
bを産生する場合には、該抗C5aRmAbの抗原認識
部位をふくむ可変領域あるいは超可変領域をコードする
DNAを取得し、これに遺伝子操作技術(Z. Steplewsk
i ら.、プロシーディングス オブ ナショナル アカ
デミー オブ サイエンス(Proc. Natl. Acad. Sc
i.),第85巻:4852頁、1988;L .Reichmann
ら.、ネイチヤー(Nature),第332巻:323頁、198
8)を用いてヒトIgGの定常領域あるいは/および可
変領域フレームワークをコードする遺伝子を結合させ、
マウスーヒト・キメラ抗体あるいはヒト型化抗体を作成
する事もできる。
【0011】上記により得られた本発明精製抗体は、放
射性同位元素、酵素、発光物質、蛍光色素等で常法に従
って標識化されて各種の免疫測定法に試薬として用いら
れる。放射性同位元素としては、たとえば125I、
131I、3H、14Cなどが、酵素としては、安定で比活性
が大きなものが好ましく、例えば、(1)カルボヒドラー
ゼ〔例、グリコシダーゼ(例、β−ガラクトシダーゼ、
β−グリコシダーゼ、β−グルクロシダーゼ、β−フル
クトシダーゼ、α−ガラクトシダーゼ、α−グルコシダ
ーゼ、α−マンノシダーゼ、アミラーゼ(例、α−アミ
ラーゼ、β−アミラーゼ、イソアミラーゼ、グルコアミ
ラーゼ、タカアミラーゼA)、セルラーゼ、リゾチー
ム)〕、(2)アミラーゼ(例、ウレアーゼ、アスパラギ
ナーゼ)、(3)エステラーゼ〔例、コリンエステラーゼ
(例、アセチルコリンエステラーゼ)、ホスファターゼ
(例、アルカリホスファターゼ)、スルファターゼ、リ
パーゼ〕、(4)ヌクレアーゼ(例、デオキシリボヌクレ
アーゼ、リボヌクレアーゼ)、(5)鉄・ポルフィリン酵
素(例、カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、チトクローム
オキシターゼ)、(6)銅酵素(例、チロシナーゼ、アス
コルビン酸オキシターゼ)、(7)脱水素酵素(例、アル
コール脱水素酵素、リンゴ酸脱水素酵素、乳酸脱水素酵
素、イソクエン酸脱水素酵素)などが、発光物質として
はルミノール、ルミノール誘導体、ルシフェリン、ルシ
ゲニンなどがそれぞれ挙げられる。蛍光色素としては、
フルオレセイン、ローダミン、フィコエリスリン、フル
オレスカミン、フルオレッセンスイソチオシアネートな
どが挙げられる。上記の標識試薬のなかでも、蛍光試薬
がより好ましく用いられる。以下に細胞上に発現されて
いるヒトC5aRの本発明抗体を用いた免疫学的測定法
の操作について具体的に説明するが、これに限定される
ものでないことは言うまでもない。
射性同位元素、酵素、発光物質、蛍光色素等で常法に従
って標識化されて各種の免疫測定法に試薬として用いら
れる。放射性同位元素としては、たとえば125I、
131I、3H、14Cなどが、酵素としては、安定で比活性
が大きなものが好ましく、例えば、(1)カルボヒドラー
ゼ〔例、グリコシダーゼ(例、β−ガラクトシダーゼ、
β−グリコシダーゼ、β−グルクロシダーゼ、β−フル
クトシダーゼ、α−ガラクトシダーゼ、α−グルコシダ
ーゼ、α−マンノシダーゼ、アミラーゼ(例、α−アミ
ラーゼ、β−アミラーゼ、イソアミラーゼ、グルコアミ
ラーゼ、タカアミラーゼA)、セルラーゼ、リゾチー
ム)〕、(2)アミラーゼ(例、ウレアーゼ、アスパラギ
ナーゼ)、(3)エステラーゼ〔例、コリンエステラーゼ
(例、アセチルコリンエステラーゼ)、ホスファターゼ
(例、アルカリホスファターゼ)、スルファターゼ、リ
パーゼ〕、(4)ヌクレアーゼ(例、デオキシリボヌクレ
アーゼ、リボヌクレアーゼ)、(5)鉄・ポルフィリン酵
素(例、カタラーゼ、ペルオキシダーゼ、チトクローム
オキシターゼ)、(6)銅酵素(例、チロシナーゼ、アス
コルビン酸オキシターゼ)、(7)脱水素酵素(例、アル
コール脱水素酵素、リンゴ酸脱水素酵素、乳酸脱水素酵
素、イソクエン酸脱水素酵素)などが、発光物質として
はルミノール、ルミノール誘導体、ルシフェリン、ルシ
ゲニンなどがそれぞれ挙げられる。蛍光色素としては、
フルオレセイン、ローダミン、フィコエリスリン、フル
オレスカミン、フルオレッセンスイソチオシアネートな
どが挙げられる。上記の標識試薬のなかでも、蛍光試薬
がより好ましく用いられる。以下に細胞上に発現されて
いるヒトC5aRの本発明抗体を用いた免疫学的測定法
の操作について具体的に説明するが、これに限定される
ものでないことは言うまでもない。
【0012】1)間接染色法 105−106個の細胞を遠心分離によって細胞ペレット
とし、これに0.01%アジ化ナトリウムと1%BSA
あるいは、1%FCSを含む適当な緩衝液で希釈したm
Abを20μl添加する。該抗体の濃度は1−100μ
g/ml、好ましくは、5−50μg/mlである。緩衝液
はハンクスバランスドソルトソルーション(HBSS)
あるいは、RPMI 1640などの培地等が用いられ
る。細胞のかわりに血小板を用いるときは、これらの緩
衝液に10%の容量の日局クエン酸ナトリウムの3.8
%水溶液を加える。細胞と抗体との反応は、約0℃−3
0℃にて20分〜1時間行う。反応終了後、反応液に抗
体希釈に用いた緩衝液を1ml加え遠心分離する。遠心上
清を取り除き、細胞ペレットに標識したF(ab')2抗
マウスIgG抗体を適当に希釈して20μl加える。該
標識抗体の濃度は、標識の強さあるいは、抗体価によっ
てことなるが、通常0.1−50ug/mlで用いられ
る。同様の反応条件で20分から1時間反応させた後緩
衝液を加えて洗浄する。標識抗体により標識された細胞
などは適当な解析装置を用いて測定すればよい。例え
ば、蛍光染色された細胞あるいは、血小板などはFAC
Starなどの解析装置にて解析する。 2)直接染色法 1)の方法の第1段階に反応させる抗C5aR抗体を蛍
光色素などの標識剤で標識しておく方法であり、反応は
1段階のみである。希釈液、反応時間、などの条件は、
1)の方法と同じである。
とし、これに0.01%アジ化ナトリウムと1%BSA
あるいは、1%FCSを含む適当な緩衝液で希釈したm
Abを20μl添加する。該抗体の濃度は1−100μ
g/ml、好ましくは、5−50μg/mlである。緩衝液
はハンクスバランスドソルトソルーション(HBSS)
あるいは、RPMI 1640などの培地等が用いられ
る。細胞のかわりに血小板を用いるときは、これらの緩
衝液に10%の容量の日局クエン酸ナトリウムの3.8
%水溶液を加える。細胞と抗体との反応は、約0℃−3
0℃にて20分〜1時間行う。反応終了後、反応液に抗
体希釈に用いた緩衝液を1ml加え遠心分離する。遠心上
清を取り除き、細胞ペレットに標識したF(ab')2抗
マウスIgG抗体を適当に希釈して20μl加える。該
標識抗体の濃度は、標識の強さあるいは、抗体価によっ
てことなるが、通常0.1−50ug/mlで用いられ
る。同様の反応条件で20分から1時間反応させた後緩
衝液を加えて洗浄する。標識抗体により標識された細胞
などは適当な解析装置を用いて測定すればよい。例え
ば、蛍光染色された細胞あるいは、血小板などはFAC
Starなどの解析装置にて解析する。 2)直接染色法 1)の方法の第1段階に反応させる抗C5aR抗体を蛍
光色素などの標識剤で標識しておく方法であり、反応は
1段階のみである。希釈液、反応時間、などの条件は、
1)の方法と同じである。
【0013】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明するが、これらが本発明の範囲を制限するもの
でないことは言うまでもない。なお、実施例で得られた
ハイブリドーマMH1/20は、平成6年8月5日より
財団法人発酵生物研究所(IFO)に受託番号IFO
50443として、また、平成6年8月23日より通商
産業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)
に、受託番号FERM BP−4784として寄託され
ている。 実施例1 マウス抗C5aRmAb産生ハイブリドー
マの作製 (1)免疫 C5aRN末端1−20番目の配列(NH2−MNSF
NYTTPDYGHYDDKDTL−COOH)〔配列
番号1〕をもつポリペプチドをキャリヤー蛋白KLHに
コンジュゲートしたKLH−C5aR1-20をフロイント
完全アジュバントと等量混ぜ合わせて乳化しBALB/
cマウスの腹腔内に1回5μg、3週間の間隔をおいて
5回免疫した。なお初回以外は、フロイントの不完全ア
ジュバントを用いた。各免疫後2週間目に採血し血中の
抗体価を、BSA−C5aR1-20(C5aRN末端1−
20番目のポリペプチドをキャリヤー蛋白BSAにコン
ジュゲートしたもの)を抗原としたELISAで測定し
た。すなわちBSA−C5aR1-20を20μg/ml、各
ウエル50μlずつコートし、1%BSAを含むPBS
でブロックした。そこへ、希釈した免疫マウス血清を5
0μlずつ加え、37℃で1時間反応させた。ウエルを
0.01% Tween 20を含むPBSでよく洗った後、
西洋ワサビパーオキシダーゼ標識ヤギ抗マウスIgG抗
体を添加し1時間反応させた。洗浄後、酵素基質として
o−フェニレンジアミンおよびH2O2を含む0.1Mク
エン酸緩衝液(pH4.5)を加えて室温で酵素反応を
実施した。1N硫酸で反応を停止後、490nmの吸光度
を測定した。5回目の免疫で抗体価が最高値を示した個
体について、さらにKLH−C5aR1-20溶液を静脈内
投与した。
的に説明するが、これらが本発明の範囲を制限するもの
でないことは言うまでもない。なお、実施例で得られた
ハイブリドーマMH1/20は、平成6年8月5日より
財団法人発酵生物研究所(IFO)に受託番号IFO
50443として、また、平成6年8月23日より通商
産業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)
に、受託番号FERM BP−4784として寄託され
ている。 実施例1 マウス抗C5aRmAb産生ハイブリドー
マの作製 (1)免疫 C5aRN末端1−20番目の配列(NH2−MNSF
NYTTPDYGHYDDKDTL−COOH)〔配列
番号1〕をもつポリペプチドをキャリヤー蛋白KLHに
コンジュゲートしたKLH−C5aR1-20をフロイント
完全アジュバントと等量混ぜ合わせて乳化しBALB/
cマウスの腹腔内に1回5μg、3週間の間隔をおいて
5回免疫した。なお初回以外は、フロイントの不完全ア
ジュバントを用いた。各免疫後2週間目に採血し血中の
抗体価を、BSA−C5aR1-20(C5aRN末端1−
20番目のポリペプチドをキャリヤー蛋白BSAにコン
ジュゲートしたもの)を抗原としたELISAで測定し
た。すなわちBSA−C5aR1-20を20μg/ml、各
ウエル50μlずつコートし、1%BSAを含むPBS
でブロックした。そこへ、希釈した免疫マウス血清を5
0μlずつ加え、37℃で1時間反応させた。ウエルを
0.01% Tween 20を含むPBSでよく洗った後、
西洋ワサビパーオキシダーゼ標識ヤギ抗マウスIgG抗
体を添加し1時間反応させた。洗浄後、酵素基質として
o−フェニレンジアミンおよびH2O2を含む0.1Mク
エン酸緩衝液(pH4.5)を加えて室温で酵素反応を
実施した。1N硫酸で反応を停止後、490nmの吸光度
を測定した。5回目の免疫で抗体価が最高値を示した個
体について、さらにKLH−C5aR1-20溶液を静脈内
投与した。
【0014】(2)細胞融合 最終免疫後3日で脾臓を摘出し、脾臓細胞懸濁液を常法
により調製した(約108個)。次いでマウス骨髄腫細
胞P3U1(2×107個)を添加し、ポリエチレング
リコールPEG6000をもちいて融合した(ケーラー
とミルスタインネイチヤー(Nature)第256巻:495頁,
1975年)。融合終了後、細胞混液をヒポキサンチン、ア
ミノプテリン及びチミヂンを含む、いわゆるHAT培地
中に懸濁し10日間培養した。以後は親細胞株の選択除
去が終了次第HAT培地からアミノプテリンを除いたH
T培地に変え培養を続けた。 (3)ハイブリドーマの選択およびクローニング 融合10−20日後にハイブリドーマの出現を認めたの
で、(1)で記述したBSA−C5aR1-20を抗原とす
るELISAにより、ハイブリドーマ培養上清中の抗体
価を測定した。強い抗体活性を示したハイブリドーマに
ついては、限界希釈法によるクローニングを行った。こ
れらのハイブリドーマにつき末梢血から分離した好中球
への抗体結合をフローサイトメトリー解析で検定を行っ
た。すなわち好中球にハイブリドーマ培養上清を加え、
0℃30分間反応させた。次いで、1回洗浄後、2次抗
体としてFITC標識ヤギ抗マウスIgG抗体と反応さ
せた。30分反応後FACStar(ベクトンディキン
ソン社)に供した。MH1/20抗体のみが好中球に結
合した。MH1/20抗体は、IgG1,κサブクラス
であることをサブクラス確認キットで決定した。 (4)MH1/20抗体の精製 予め0.5ml鉱油を腹腔内投与したBALB/cマウス
に、ハイブリドーマ細胞MH1/20 2×106個を
腹腔内投与した。約10−15日後に腹水を採取しプロ
テインGを用いるアフィニティクロマトグラフィーによ
り常法通りMH1/20抗体を精製した。
により調製した(約108個)。次いでマウス骨髄腫細
胞P3U1(2×107個)を添加し、ポリエチレング
リコールPEG6000をもちいて融合した(ケーラー
とミルスタインネイチヤー(Nature)第256巻:495頁,
1975年)。融合終了後、細胞混液をヒポキサンチン、ア
ミノプテリン及びチミヂンを含む、いわゆるHAT培地
中に懸濁し10日間培養した。以後は親細胞株の選択除
去が終了次第HAT培地からアミノプテリンを除いたH
T培地に変え培養を続けた。 (3)ハイブリドーマの選択およびクローニング 融合10−20日後にハイブリドーマの出現を認めたの
で、(1)で記述したBSA−C5aR1-20を抗原とす
るELISAにより、ハイブリドーマ培養上清中の抗体
価を測定した。強い抗体活性を示したハイブリドーマに
ついては、限界希釈法によるクローニングを行った。こ
れらのハイブリドーマにつき末梢血から分離した好中球
への抗体結合をフローサイトメトリー解析で検定を行っ
た。すなわち好中球にハイブリドーマ培養上清を加え、
0℃30分間反応させた。次いで、1回洗浄後、2次抗
体としてFITC標識ヤギ抗マウスIgG抗体と反応さ
せた。30分反応後FACStar(ベクトンディキン
ソン社)に供した。MH1/20抗体のみが好中球に結
合した。MH1/20抗体は、IgG1,κサブクラス
であることをサブクラス確認キットで決定した。 (4)MH1/20抗体の精製 予め0.5ml鉱油を腹腔内投与したBALB/cマウス
に、ハイブリドーマ細胞MH1/20 2×106個を
腹腔内投与した。約10−15日後に腹水を採取しプロ
テインGを用いるアフィニティクロマトグラフィーによ
り常法通りMH1/20抗体を精製した。
【0015】実施例2 C5a惹起好中球活性化阻止
試験 (1)P39(+)細胞の分化 P39(+)細胞は、骨髄腫患者の細胞より樹立された
ミエロイド細胞株P39細胞から補体第3成分(C3)
を結合し凝集能をもつサブラインとして樹立された細胞
株である(Matsumoto, M. ら, ヨーロピアン ジャーナ
ル オブ イムノロジー(Eur. J. Immunol.)第21巻:
1787頁, 1991年)。この細胞は、ジブチリル cAMP)を添
加して培養すると細胞質内に顆粒をもち多型核化して好
中球様の細胞に分化する。分化の指標の1つとしてC5
aRの発現があり、分化した細胞にC5aを添加すると
反応液中に顆粒を放出する。従って顆粒中の酵素の1つ
N−アセチル−D−グルコサミニダーゼを定量する事に
よって分化の度合いを調べることができる。この原理を
用いP39(+)細胞の分化を観察した。その方法は次
のとおりである。分化した細胞を2回洗浄した後107
/ml HBSSに調製し終濃度5μg/mlの Cytochalas
in Bで15分間反応させた。この細胞懸濁液100μ
lに希釈したC5a100μlを加え37℃で1時間反
応させた。反応混液を1500回転にて10分間遠心し
上清100μlを96穴プレートに移し、これに基質p
−ニトロフェニル−N−アセチル−β−D−グルコサミ
ドを50mM クエン酸緩衝液(pH4.5)中で1時
間反応し0.4Mグリシン緩衝液(pH10.5)を添
加して反応を停止、405nmで吸光度を測定した。この
結果は〔図1〕に示すとおりP39(+)細胞(●)
は、2日間で分化しその後は、急速に細胞死に到った。
なお、対照としてジブチルcAMP非測定(□)および
C5a非添加(○)P39(+)細胞の酵素活性を同様
の方法で測定した。 (2) 抗体によるC5aRの機能阻害試験 上記実施例1−(1)で示したP39(+)細胞分化の
条件すなわち0.5mM ジブチリル−cAMP 中で2日
間分化させた細胞をもちいて0.1,0.3,1および3
nMのC5a刺激による酵素の放出を同様の方法で測定
した。このときMH1/20抗体(20μg/ml)が存
在しても放出される酵素の量には殆ど差は見られなかっ
た〔図2〕。なお、図中、□は抗体共存下の酵素量を○
は抗体非存在下(対照)の酵素量を示す。
試験 (1)P39(+)細胞の分化 P39(+)細胞は、骨髄腫患者の細胞より樹立された
ミエロイド細胞株P39細胞から補体第3成分(C3)
を結合し凝集能をもつサブラインとして樹立された細胞
株である(Matsumoto, M. ら, ヨーロピアン ジャーナ
ル オブ イムノロジー(Eur. J. Immunol.)第21巻:
1787頁, 1991年)。この細胞は、ジブチリル cAMP)を添
加して培養すると細胞質内に顆粒をもち多型核化して好
中球様の細胞に分化する。分化の指標の1つとしてC5
aRの発現があり、分化した細胞にC5aを添加すると
反応液中に顆粒を放出する。従って顆粒中の酵素の1つ
N−アセチル−D−グルコサミニダーゼを定量する事に
よって分化の度合いを調べることができる。この原理を
用いP39(+)細胞の分化を観察した。その方法は次
のとおりである。分化した細胞を2回洗浄した後107
/ml HBSSに調製し終濃度5μg/mlの Cytochalas
in Bで15分間反応させた。この細胞懸濁液100μ
lに希釈したC5a100μlを加え37℃で1時間反
応させた。反応混液を1500回転にて10分間遠心し
上清100μlを96穴プレートに移し、これに基質p
−ニトロフェニル−N−アセチル−β−D−グルコサミ
ドを50mM クエン酸緩衝液(pH4.5)中で1時
間反応し0.4Mグリシン緩衝液(pH10.5)を添
加して反応を停止、405nmで吸光度を測定した。この
結果は〔図1〕に示すとおりP39(+)細胞(●)
は、2日間で分化しその後は、急速に細胞死に到った。
なお、対照としてジブチルcAMP非測定(□)および
C5a非添加(○)P39(+)細胞の酵素活性を同様
の方法で測定した。 (2) 抗体によるC5aRの機能阻害試験 上記実施例1−(1)で示したP39(+)細胞分化の
条件すなわち0.5mM ジブチリル−cAMP 中で2日
間分化させた細胞をもちいて0.1,0.3,1および3
nMのC5a刺激による酵素の放出を同様の方法で測定
した。このときMH1/20抗体(20μg/ml)が存
在しても放出される酵素の量には殆ど差は見られなかっ
た〔図2〕。なお、図中、□は抗体共存下の酵素量を○
は抗体非存在下(対照)の酵素量を示す。
【0016】実施例3 C5a結合阻害活性試験 C5aのC5aRへの結合は、125I−C5aを用い、
好中球、単球、あるいは、株化した細胞などへの結合を
30分から1時間反応させ、未結合分を遠心分離で除い
た後、放射活性を測定することによって定量できる。こ
の結合を阻害する物質を探索する場合などは、多くのサ
ンプルを同時に定量する必要があるが、こういう場合に
は、細胞膜を調製し、125I−C5aの膜への結合を調
べる方法を用いることができる。 (1)膜画分の調製 分化P39(+)細胞をHBSSで洗浄し、0.25M
ショ糖,0.04M NaCl,0.1M KCl,0.00
5M MgCl2,0.02Mトリス塩酸緩衝液(pH7.
6)にインヒビターカクテル{10μM ロイペプチ
ン, 10μM ペプスタチン,50μM 0−フエナン
スロリン,100KIU アプロチニン,100μM
p−アミジノフェニル−メタンスルホニル フルオリド
塩酸(p−APMSF)}を加えたものに懸濁した。
テフロンホモゲナイザーに細胞懸濁液をいれて、氷上1
0−40ストローク破砕を行う。顕微鏡で細胞膜が破砕
され、核膜は保持されているのを確認した。3000回
転10分間遠心し、核及び破砕されなかった細胞を除
き、上清に5mM EDTAを加えて、100,000回
転20分間遠心して得られた沈澱をPBSに上記のイン
ヒビターカクテルと5mMEDTAを加えた溶液に懸濁
し、これを膜画分として用いた。 (2)C5a結合試験 上記(1)で調製した膜画分106個細胞相当に125I−
C5a(10,000cpm)を加え、氷上60分間反応
後、グラスフィルター(Whatmann GF/B)上で吸引
濾過し3回洗浄した。フィルターにトラップされた放射
活性を測定した。この結合反応の特異性を示すため、放
射ラベルしていないコールドC5aを量を変化させて反
応系に加えたところコールドC5aの濃度依存性の結合
阻害がみられ、結合がレセプター/リガンド特異的に起
こっていることが示された〔図3〕。この反応系にモノ
クローナル抗体MH1/20を加えた時、抗体濃度依存
的に125I−C5a結合阻害がみられた〔図4〕。上記
実施例(2)において、MH1/20がC5a惹起P3
9(+)細胞の機能阻害はしないことと合わせ、C5a
RとC5aの結合様式が2箇所以上であることを示して
いる。
好中球、単球、あるいは、株化した細胞などへの結合を
30分から1時間反応させ、未結合分を遠心分離で除い
た後、放射活性を測定することによって定量できる。こ
の結合を阻害する物質を探索する場合などは、多くのサ
ンプルを同時に定量する必要があるが、こういう場合に
は、細胞膜を調製し、125I−C5aの膜への結合を調
べる方法を用いることができる。 (1)膜画分の調製 分化P39(+)細胞をHBSSで洗浄し、0.25M
ショ糖,0.04M NaCl,0.1M KCl,0.00
5M MgCl2,0.02Mトリス塩酸緩衝液(pH7.
6)にインヒビターカクテル{10μM ロイペプチ
ン, 10μM ペプスタチン,50μM 0−フエナン
スロリン,100KIU アプロチニン,100μM
p−アミジノフェニル−メタンスルホニル フルオリド
塩酸(p−APMSF)}を加えたものに懸濁した。
テフロンホモゲナイザーに細胞懸濁液をいれて、氷上1
0−40ストローク破砕を行う。顕微鏡で細胞膜が破砕
され、核膜は保持されているのを確認した。3000回
転10分間遠心し、核及び破砕されなかった細胞を除
き、上清に5mM EDTAを加えて、100,000回
転20分間遠心して得られた沈澱をPBSに上記のイン
ヒビターカクテルと5mMEDTAを加えた溶液に懸濁
し、これを膜画分として用いた。 (2)C5a結合試験 上記(1)で調製した膜画分106個細胞相当に125I−
C5a(10,000cpm)を加え、氷上60分間反応
後、グラスフィルター(Whatmann GF/B)上で吸引
濾過し3回洗浄した。フィルターにトラップされた放射
活性を測定した。この結合反応の特異性を示すため、放
射ラベルしていないコールドC5aを量を変化させて反
応系に加えたところコールドC5aの濃度依存性の結合
阻害がみられ、結合がレセプター/リガンド特異的に起
こっていることが示された〔図3〕。この反応系にモノ
クローナル抗体MH1/20を加えた時、抗体濃度依存
的に125I−C5a結合阻害がみられた〔図4〕。上記
実施例(2)において、MH1/20がC5a惹起P3
9(+)細胞の機能阻害はしないことと合わせ、C5a
RとC5aの結合様式が2箇所以上であることを示して
いる。
【0017】実施例4 フローサイトメトリー (1)多核白血球細胞 末梢血から分離した好中球、および分化P39(+)細
胞についてMH1/20抗体の結合をフローサイトメト
リー解析によって定量した。106個の細胞をFITC
標識したMH1/20抗体(20μg/ml)と0.01
%アジ化ナトリウム、1%FCSの存在下氷上で30分
間反応させた。同緩衝液で1回洗浄しFACStarに
供した。結果は、〔図5〕〜〔図7〕に示すとおり、好
中球〔図5〕P39(+)〔図6〕ともにほとんどすべ
ての細胞が強く染色されておりC5aRを大量に発現し
ていることが分かる。一方、未分化のP39(+)は、
全くMH1/20抗体を結合していなかった〔図7〕。
なお、図中点線は、MH1/20抗体、直線は対照であ
るOKT3抗体との反応を示す。 (2)血小板および巨核芽球細胞MEG01 1.血小板の分離 血小板は、わずかな刺激で簡単に活性化され凝集してし
まうため、次のような方法で分離しできるだけ活性化を
抑えた。すなわち10%容量のチトラール(日本薬局方
クエンサンナトリウムの3.8%水溶液)中へ静かに採
血し、ただちに3000回転で遠心した。3000回転
到達後5秒間で遠心を止め、上清を血小板濃縮血漿(P
RP)として用いた。ここで血小板を洗浄する必要のあ
るときは、5mM EDTAを含む Tyrode 緩衝液を用
い、9000回転2秒間の遠心を行った。 2.血小板へのMH1/20抗体の結合 血小板上には、C5aRが発現していても少数であると
予想できるので、(1)でもちいた直接染色法ではなく
間接染色法を用いて、コントロール抗体によるバックグ
ラウンドをより正確に比較した。すなわちPRP100
μlにMH1/20抗体あるいはコントロール抗体とし
てT細胞とのみ反応するOKT3抗体(ATCC CR
L8001細胞培養上清より取得)を10μl加え、氷
上30分間反応させた。5mM EDTAを含むTyr
ode緩衝液1mlを加えて、9000回転到達後2秒間
遠心した。上清を除きペレットに2次抗体FITC標識
ヤギ抗マウスIgGを加えて、氷上30分間反応させ
た。この反応混液に1%BSAと5mM EDTAを含
むPBSを1ml加えてFACStarに供した。正常人
6名の血小板について調べた結果いずれも有意な抗体結
合は見られなかった。コントロールとして、血小板の表
面抗原マーカーであるGIIb/IIIaに対する抗体(ニ
チレイ)を用いると強い結合がみられた〔図8〕。な
お、図中、破線は、GPIIb/IIIa、直線はC5のレ
セプター点線はOKT3抗原の発現を示す。 3.巨核芽球細胞MEG01の分化とMH1/20抗体
の結合性 血小板の前駆細胞とされている巨核芽球細胞株MEG0
1(IFO 50151)は、適当な刺激を与えると分
化して血小板様の粒子を放出するようになる。そこで、
MEG01に0.5mMジブチリル cAMPを添加し
て、経時的にMH1/20抗体の結合性を実施例4−
(1)と同じ方法で調べたところ、5日目をピークに抗
体結合が見られた。未分化のMEG01にも抗体が結合
している細胞が見られた〔図9〕〜〔図15〕。図中、
直線はMH1/20抗体、点線は対照であるOKT3抗
体による染色を示す。
胞についてMH1/20抗体の結合をフローサイトメト
リー解析によって定量した。106個の細胞をFITC
標識したMH1/20抗体(20μg/ml)と0.01
%アジ化ナトリウム、1%FCSの存在下氷上で30分
間反応させた。同緩衝液で1回洗浄しFACStarに
供した。結果は、〔図5〕〜〔図7〕に示すとおり、好
中球〔図5〕P39(+)〔図6〕ともにほとんどすべ
ての細胞が強く染色されておりC5aRを大量に発現し
ていることが分かる。一方、未分化のP39(+)は、
全くMH1/20抗体を結合していなかった〔図7〕。
なお、図中点線は、MH1/20抗体、直線は対照であ
るOKT3抗体との反応を示す。 (2)血小板および巨核芽球細胞MEG01 1.血小板の分離 血小板は、わずかな刺激で簡単に活性化され凝集してし
まうため、次のような方法で分離しできるだけ活性化を
抑えた。すなわち10%容量のチトラール(日本薬局方
クエンサンナトリウムの3.8%水溶液)中へ静かに採
血し、ただちに3000回転で遠心した。3000回転
到達後5秒間で遠心を止め、上清を血小板濃縮血漿(P
RP)として用いた。ここで血小板を洗浄する必要のあ
るときは、5mM EDTAを含む Tyrode 緩衝液を用
い、9000回転2秒間の遠心を行った。 2.血小板へのMH1/20抗体の結合 血小板上には、C5aRが発現していても少数であると
予想できるので、(1)でもちいた直接染色法ではなく
間接染色法を用いて、コントロール抗体によるバックグ
ラウンドをより正確に比較した。すなわちPRP100
μlにMH1/20抗体あるいはコントロール抗体とし
てT細胞とのみ反応するOKT3抗体(ATCC CR
L8001細胞培養上清より取得)を10μl加え、氷
上30分間反応させた。5mM EDTAを含むTyr
ode緩衝液1mlを加えて、9000回転到達後2秒間
遠心した。上清を除きペレットに2次抗体FITC標識
ヤギ抗マウスIgGを加えて、氷上30分間反応させ
た。この反応混液に1%BSAと5mM EDTAを含
むPBSを1ml加えてFACStarに供した。正常人
6名の血小板について調べた結果いずれも有意な抗体結
合は見られなかった。コントロールとして、血小板の表
面抗原マーカーであるGIIb/IIIaに対する抗体(ニ
チレイ)を用いると強い結合がみられた〔図8〕。な
お、図中、破線は、GPIIb/IIIa、直線はC5のレ
セプター点線はOKT3抗原の発現を示す。 3.巨核芽球細胞MEG01の分化とMH1/20抗体
の結合性 血小板の前駆細胞とされている巨核芽球細胞株MEG0
1(IFO 50151)は、適当な刺激を与えると分
化して血小板様の粒子を放出するようになる。そこで、
MEG01に0.5mMジブチリル cAMPを添加し
て、経時的にMH1/20抗体の結合性を実施例4−
(1)と同じ方法で調べたところ、5日目をピークに抗
体結合が見られた。未分化のMEG01にも抗体が結合
している細胞が見られた〔図9〕〜〔図15〕。図中、
直線はMH1/20抗体、点線は対照であるOKT3抗
体による染色を示す。
【0018】
【発明の効果】本発明抗体は、C5aレセプターのリガ
ンドとの結合を阻害するが、リガンド結合により生じる
生物活性を中和しないことから、各種疾病における、C
5aの働き、あるいはC5aレセプターの発現の推移を
探るうえで、極めて有用であり、このことは現存の抗C
5a抗体を用いた系では結論が得られていなかった血小
板上のC5aの存在の有無を本実施例において明瞭に確
認していることからも明らかである。
ンドとの結合を阻害するが、リガンド結合により生じる
生物活性を中和しないことから、各種疾病における、C
5aの働き、あるいはC5aレセプターの発現の推移を
探るうえで、極めて有用であり、このことは現存の抗C
5a抗体を用いた系では結論が得られていなかった血小
板上のC5aの存在の有無を本実施例において明瞭に確
認していることからも明らかである。
【0019】
【配列表】配列番号(SEQ ID NO):1 配列の長さ(SEQUENCE LENGTH):20 配列の型(SEQUENCE TYPE):アミノ酸 配列の種類(MOLECULE TYPE):ペプチド 配列: Met Asn Ser Phe Asn Tyr Thr Thr Pro Asp Tyr Gly His Tyr Asp Asp 1 5 10 15 Lys Asp Tyr Leu 20
【図1】は、ミエロイド細胞P39(+)の分化を示
す。
す。
【図2】は、抗体共存時の分化P39(+)細胞のC5
a刺激によるN−アセチル−β−D−グルコサミニダー
ゼ放出反応を示す。
a刺激によるN−アセチル−β−D−グルコサミニダー
ゼ放出反応を示す。
【図3】コールドC5a添加による分化P39(+)細
胞膜画分に対する標識C5aの結合阻害を示す。
胞膜画分に対する標識C5aの結合阻害を示す。
【図4】MH1/20抗体添加による分化P39(+)
細胞膜画分に対するC5aの結合阻害を示す。
細胞膜画分に対するC5aの結合阻害を示す。
【図5】末梢血中より分離した多核白血球表面でのC5
aRの発現の解析。
aRの発現の解析。
【図6】分化P39(+)D細胞でのC5aRの発現の
解析。
解析。
【図7】未分化P39(+)細胞でのC5aRの発現の
解析。
解析。
【図8】ヒト正常血小板上でのC5aRの発現の解析。
【図9】巨核芽球細胞の分化に併うC5aRの発現の推
移。ジブチルcAMP添加後(0日)
移。ジブチルcAMP添加後(0日)
【図10】巨核芽球細胞の分化に併うC5aRの発現の
推移。ジブチルcAMP添加後(2日)
推移。ジブチルcAMP添加後(2日)
【図11】巨核芽球細胞の分化に併うC5aRの発現の
推移。ジブチルcAMP添加後(3日)
推移。ジブチルcAMP添加後(3日)
【図12】巨核芽球細胞の分化に併うC5aRの発現の
推移。ジブチルcAMP添加後(4日)
推移。ジブチルcAMP添加後(4日)
【図13】巨核芽球細胞の分化に併うC5aRの発現の
推移。ジブチルcAMP添加後(5日)
推移。ジブチルcAMP添加後(5日)
【図14】巨核芽球細胞の分化に併うC5aRの発現の
推移。ジブチルcAMP添加後(7日)
推移。ジブチルcAMP添加後(7日)
【図15】巨核芽球細胞の分化に併うC5aRの発現の
推移。ジブチルcAMP添加後(9日)
推移。ジブチルcAMP添加後(9日)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/08 9358−4B G01N 33/577 // A61K 39/395 N (C12P 21/08 C12R 1:91)
Claims (10)
- 【請求項1】C5aレセプターのリガンドとの結合を阻
害するが、リガンド結合により生じる生物活性を中和し
ない抗C5aレセプターモノクローナル抗体。 - 【請求項2】認識部位がC5aレセプターのN末端20
アミノ酸残基からなる領域に存する請求項1記載の抗
体。 - 【請求項3】モノクローナル抗体MH1/20である請
求項1記載の抗体。 - 【請求項4】C5aレセプターのリガンドとの結合を阻
害するが、リガンド結合により生じる生物活性を中和し
ない抗C5aレセプターモノクローナル抗体を産生する
ハイブリドーマ。 - 【請求項5】C5aレセプターのN末端20アミノ酸残
基からなるペプチド断片で免疫感作されたマウス脾臓細
胞とマウス骨髄腫細胞とを融合してなる請求項4記載の
ハイブリドーマ。 - 【請求項6】請求項4記載のハイブリドーマを液体培地
または動物腹腔内で培養し、培養上清または腹水より抗
体を採取することを特徴とする請求項1記載の抗体の製
造法。 - 【請求項7】マウスハイブリドーマMH1/20である
請求項4記載のハイブリドーマ。 - 【請求項8】C5aレセプターに請求項1記載の抗体を
免疫学的に反応させることを特徴とするC5aレセプタ
ーの測定法。 - 【請求項9】フローサイトメトリー法である請求項8記
載の測定法。 - 【請求項10】請求項1記載の抗体を含有するC5aレ
セプター測定用試薬。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7166731A JPH08109200A (ja) | 1994-08-19 | 1995-07-03 | 抗C5aレセプター抗体、その製造法および用途 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19562494 | 1994-08-19 | ||
| JP6-195624 | 1994-08-19 | ||
| JP7166731A JPH08109200A (ja) | 1994-08-19 | 1995-07-03 | 抗C5aレセプター抗体、その製造法および用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109200A true JPH08109200A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=26491003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7166731A Withdrawn JPH08109200A (ja) | 1994-08-19 | 1995-07-03 | 抗C5aレセプター抗体、その製造法および用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109200A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8071096B2 (en) | 2002-01-25 | 2011-12-06 | G2 Therapies Ltd | Anti-C5aR antibodies and uses thereof |
| EP2468295A1 (en) | 2010-12-21 | 2012-06-27 | Affiris AG | Vaccines based on peptides of the complement protein C5a |
| US8268972B2 (en) | 2008-02-20 | 2012-09-18 | G2 Inflammation Pty Ltd | Humanized anti-C5aR antibodies |
| US8337852B2 (en) | 2006-08-22 | 2012-12-25 | G2 Inflammation Pty Ltd | Anti-C5aR antibodies with improved properties |
| US8613926B2 (en) | 2011-06-06 | 2013-12-24 | Novo Nordisk A/S | Anti-C5a receptor antibodies |
| WO2017142055A1 (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 国立大学法人 東京医科歯科大学 | 動脈硬化性疾患の発症の予測因子および検査方法 |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP7166731A patent/JPH08109200A/ja not_active Withdrawn
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8673305B2 (en) | 2002-01-25 | 2014-03-18 | G2 Therapies Ltd | Methods of treatment with antibodies against the extracellular loops of C5aR |
| US8071096B2 (en) | 2002-01-25 | 2011-12-06 | G2 Therapies Ltd | Anti-C5aR antibodies and uses thereof |
| US8221757B2 (en) | 2002-01-25 | 2012-07-17 | G2 Therapies Ltd | Monoclonal antibodies against extracellular loops of C5aR |
| US8337852B2 (en) | 2006-08-22 | 2012-12-25 | G2 Inflammation Pty Ltd | Anti-C5aR antibodies with improved properties |
| US8361468B2 (en) | 2008-02-20 | 2013-01-29 | G2 Inflammation Pty Ltd | Humanized anti-C5aR antibodies |
| US8268972B2 (en) | 2008-02-20 | 2012-09-18 | G2 Inflammation Pty Ltd | Humanized anti-C5aR antibodies |
| US8808701B2 (en) | 2008-02-20 | 2014-08-19 | G2 Inflammation Pty Ltd | Methods of inhibiting the interaction of C5aR with C5a with anti-C5aR antibodies |
| WO2012085090A1 (en) | 2010-12-21 | 2012-06-28 | Affiris Ag | Vaccines based on peptides of the complement protein c5a |
| EP2468295A1 (en) | 2010-12-21 | 2012-06-27 | Affiris AG | Vaccines based on peptides of the complement protein C5a |
| US8613926B2 (en) | 2011-06-06 | 2013-12-24 | Novo Nordisk A/S | Anti-C5a receptor antibodies |
| US8846045B2 (en) | 2011-06-06 | 2014-09-30 | Novo Nordisk A/S | Anti-C5a receptor antibodies |
| US10323097B2 (en) | 2011-06-06 | 2019-06-18 | Novo Nordisk A/S | Anti-C5a receptor antibodies |
| US10882916B2 (en) | 2011-06-06 | 2021-01-05 | Novo Nordisk A/S | Anti-C5a receptor antibodies |
| WO2017142055A1 (ja) * | 2016-02-17 | 2017-08-24 | 国立大学法人 東京医科歯科大学 | 動脈硬化性疾患の発症の予測因子および検査方法 |
| JPWO2017142055A1 (ja) * | 2016-02-17 | 2018-12-20 | 国立大学法人 東京医科歯科大学 | 動脈硬化性疾患の発症の予測因子および検査方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |