JPH081092U - 摩擦式無段変速機 - Google Patents

摩擦式無段変速機

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JPH081092U
JPH081092U JP009784U JP978495U JPH081092U JP H081092 U JPH081092 U JP H081092U JP 009784 U JP009784 U JP 009784U JP 978495 U JP978495 U JP 978495U JP H081092 U JPH081092 U JP H081092U
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lubricating oil
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double cone
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達夫 川瀬
義明 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース内潤滑油の漏洩及び損失の発生がない
摩擦式無段変速機を提供する。 【解決手段】 入力軸11の回転をダブルコーンを介し
て出力軸12に伝達し、ダブルコーンの移動により出力
軸の回転を変速させるようにした摩擦式無段変速機にお
いて、ケース31の上部に接続した取出用配管32を液
化器33の入口に接続し、液化器33の出口をケース3
1の下部に戻し配管34で接続し、ケース31内で気化
あるいは噴霧化した潤滑油を液化器33で液化してケー
ス31内に戻すことにより、潤滑油の漏洩及び損失を防
止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ダブルコーンを用いた摩擦式無段変速機、更に詳しくは、ケース 内潤滑油の漏洩及び損失を防ぎ、潤滑油の補給を長期間不要にすることができる ようにした摩擦式無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3はダブルコーン(複合円錐形転子)を用いた無段変速機を示しており、同 軸心状に配置した入力軸1と出力軸2の間の周囲に複数個のダブルコーン3を配 置し、入力軸1に取付けられたドライブコーン4をダブルコーン3の一方円錐面 3aに適正な圧力で接触させ、出力軸2に設けたアウターリング5をダブルコー ン3の他方円錐面3bに接触させ、入力軸1の回転をドライブコーン4からダブ ルコーン3を介して出力軸2のアウターリング5へと伝達している。
【0003】 上記ダブルコーン3を回動自在に支持するコーンスピンドル6は、入力軸1及 び出力軸2の軸方向に移動自在となるよう配置された一対の支持体7、8によっ て保持され、一方の支持体7と連動した移動手段9でダブルコーン3をコーンス ピンドル6と共に入力軸1の軸方向に移動させることにより、出力軸2の回転を 変速する。
【0004】 なお、図3上半部は出力軸2の回転数を小さくし、同図下半部は出力軸2の回 転数を大きくしたときのダブルコーン3の位相を各々示している。
【0005】 上記のような無段変速機においては、各構成部品の摺接部分及びダブルコーン 3を回動自在に支持するため、コーンスピンドル6との間に組込んだニードルロ ーラ10に対して潤滑油の供給が必要である。
【0006】 従来の潤滑油供給手段は、変速機のケース内に潤滑油を収納し、この潤滑油に 浸っているアウターリング5等の回転による飛沫給油によって行なっていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、摩擦式無段変速機は、高速あるいは高馬力で運転すると、各摩擦面 において生じる損失が熱となり、潤滑油が高温となる。実験例によると、入力軸 あるいは出力軸が60000rpmになると、潤滑油の温度は100℃を越える 。
【0008】 このような場合、潤滑油が気化あるいは噴霧状となり、ケース内部が高圧とな って隙間から外部に吹き出すことがあり、このような状態が続くと短時間のうち に大量の潤滑油が失われてしまい、潤滑油の補給を頻繁に行なわなければならな いという問題がある。
【0009】 そこで、この考案の課題は、ケース内で気化あるいは噴霧化した潤滑油を液化 してケース内に戻すことにより、潤滑油の漏洩及び損失の発生を防ぎ、潤滑油の 補給が長期間不要になる摩擦式無段変速機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、入力軸の回転をダブルコーン を介して出力軸に伝達し、ダブルコーンを移動させることにより出力軸の回転を 変速させるようにした摩擦式無段変速機において、摩擦式無段変速機のケースの 上部に気化あるいは噴霧化した潤滑油の取出用配管を接続し、この配管を液化器 の入口に接続すると共に、液化器の出口をケースの下部に戻し配管で接続した構 成を採用したものである。
【0011】
【作用】
摩擦式無段変速機の運転により気化あるいは噴霧化したケース内の潤滑油は、 ケースの上部に接続した取出用配管で液化器に導いて速やかに液化し、戻し配管 で液化した潤滑油をケース内に戻すことにより、潤滑油の漏洩及び損失を防ぐこ とができる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面の図1と図2に基づいて説明する。
【0013】 図1は、この考案に係る摩擦式無段変速機の全体構造を示し、図2は該変速機 の内部構造を示している。
【0014】 先ず、図2の内部構造において、入力軸11と出力軸12を同軸心状に配置し 、入力軸11の周囲に複数個のダブルコーン13を設け、入力軸11の先端に設 けたドライブコーン14をダブルコーン13の一方円錐面13aに接触させ、出 力軸12に設けたアウターリング15をダブルコーン13の他方円錐面13bに 接触させ、入力軸11の回転をドライブコーン14でダブルコーン13に伝え、 このダブルコーン13とアウターリング15で出力軸12に伝達するようになっ ている。
【0015】 上記ダブルコーン13は、キャリア16に設けた支持軸17に軸受18を介し て回動自在に支持され、公転せず自転するようになっている。
【0016】 このキャリア16は入力軸11の軸方向に沿って移動自在となり、図示省略し たが移動手段によるキャリア16の移動により、出力軸12の回転を自由に変速 させることができる。
【0017】 軸受18は、二列のローラ19と、各ローラ19の端部及び両ローラ19間に 配置したスラストリング20によって形成されている。
【0018】 前記キャリア16から支持軸17に、軸受18に対して潤滑油を強制的に供給 するため、主潤滑路21が設けられ、支持軸17には各ローラ19の転動面の両 端部エッジ近傍の位置に、主潤滑路21に送られた潤滑油を噴出するノズル孔2 2が設けられ、潤滑油でローラ19のサイドの滑り面を積極的に潤滑するように なっている。この潤滑油はローラ19の転動面にも入り、二次的にころがり面も 潤滑することになる。
【0019】 上記ダブルコーン13の両端部に余剰潤滑油を排出するための開口部23、2 4を形成し、軸受18を潤滑した余剰排油は、開口部23、24から外部に流出 し、入出力軸11、12とダブルコーン13の摩擦接触面の潤滑にも使用される 。従って、これら摩擦接触面に特別な給油をする必要がなくなる。
【0020】 上記のように、ダブルコーン13を支持する軸受18に対して強制潤滑を行な うことにより、潤滑油膜を確保し、かつ冷却効果によりダブルコーン13の高速 回転が可能になる。
【0021】 なお、図2は減速機として使用した例を示したが、入力軸11を出力軸とし、 出力軸12を入力軸とすれば増速機としても使用でき、また、軸受18は、ダブ ルコーン13の回転数が小さい場合、スラストリング20を省くことができる。
【0022】 次に、図1に示す摩擦式無段変速機の全体構造において、前記した内部構造を 収納するケース31の上部に、気化あるいは噴霧化した潤滑油の取出用配管32 を接続し、この配管32をケース31の外部に配置した液化器33の入口に接続 すると共に、液化器33の出口をケース31の下部に戻し配管34で接続してい る。
【0023】 上記液化器33はその性能によって種々の型式が適用できるが、例えば冷却タ ンク、サイクロン、多孔質物体、ワイヤメッシュ入りタンク、オイルミストセパ レータ等を例示でき、大容量で圧力ドロップを小さくするためには冷却タンクが 良い。
【0024】 小型化するためには多孔質物体、ワイヤメッシュ入りタンク、オイルミストセ パレータが良いが能力的には冷却タンクより劣り、サイクロンは流速が大きい場 合に有用であるが装置が大型化する。
【0025】 即ち、液化器33には種々のタイプのものが考えられるが、液化能力、装置の 大きさ等から最適なものを選べばよい。
【0026】 このように、ケース31内で気化あるいは噴霧化した潤滑油を液化器33に導 いて速やかに液化し、ケース31内に戻すようにすると、摩擦式変速機の内部圧 力の上昇による潤滑油の漏洩及び損失を防ぐことができ、定格回転数あるいは定 格馬力を下げる必要がなく、潤滑油の補給を長期間する必要もなくなるという利 点がある。
【0027】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、ダブルコーンを用いた摩擦式無段変速機に おいて、ケース内で気化あるいは噴霧化した潤滑油を液化してケース内に戻すよ うにしたので、ケース内潤滑油の漏洩及び損失を防ぎ、変速機の定格回転数ある いは定格馬力を下げる必要がなくなり、潤滑油の補給を長期間にわたって行なう 必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る摩擦式無段変速機の全体構造を
示す説明図
【図2】同上の内部機構を示す縦断面図
【図3】従来例として示した摩擦式無段変速機の断面図
【符号の説明】 11 入力軸 12 出力軸 13 ダブルコーン 14 ドライブコーン 15 アウターリング 16 キャリア 17 支持軸 18 軸受 21 主潤滑路 22 ノズル孔 23、24 開口部 31 ケース 32 取出用配管 33 液化器 34 戻し配管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸の回転をダブルコーンを介して出
    力軸に伝達し、ダブルコーンを移動させることにより出
    力軸の回転を変速させるようにした摩擦式無段変速機に
    おいて、摩擦式無段変速機のケースの上部に気化あるい
    は噴霧化した潤滑油の取出用配管を接続し、この配管を
    液化器の入口に接続すると共に、液化器の出口をケース
    の下部に戻し配管で接続したことを特徴とする摩擦式無
    段変速機。
JP1995009784U 1995-09-18 1995-09-18 摩擦式無段変速機 Expired - Lifetime JP2565085Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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Publications (2)

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JPH081092U true JPH081092U (ja) 1996-07-02
JP2565085Y2 JP2565085Y2 (ja) 1998-03-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62141299U (ja) * 1986-02-27 1987-09-05

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JPS62141299U (ja) * 1986-02-27 1987-09-05

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