JPH08109384A - メチルナフタレンと共沸剤の分離方法 - Google Patents

メチルナフタレンと共沸剤の分離方法

Info

Publication number
JPH08109384A
JPH08109384A JP24522994A JP24522994A JPH08109384A JP H08109384 A JPH08109384 A JP H08109384A JP 24522994 A JP24522994 A JP 24522994A JP 24522994 A JP24522994 A JP 24522994A JP H08109384 A JPH08109384 A JP H08109384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methylnaphthalene
distillation
azeotropic
oil
rich
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24522994A
Other languages
English (en)
Inventor
嘉 則 ▲高▼木
Yoshinori Takagi
Tatsuya Nobusawa
澤 達 也 信
Toshihide Suzuki
木 利 英 鈴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP24522994A priority Critical patent/JPH08109384A/ja
Publication of JPH08109384A publication Critical patent/JPH08109384A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Working-Up Tar And Pitch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】共沸蒸留でのメチルナフタレン回収率および蒸
留で得られたメチルナフタレンとエチレングリコールと
の分離速度・回収歩留を高めて、連続的な液−液分離操
作等を可能にすることを目的とする。 【構成】メチルナフタレン含有油を共沸蒸留後、得られ
たメチルナフタレン含有共沸混合物中にβ−メチルナフ
タレン含有油を添加して液−液分離することを特徴とす
るメチルナフタレンと共沸剤の分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コールタールから、医
薬、農薬、その他各種誘導体などの原料として有用なメ
チルナフタレンを共沸蒸留法により回収するときの、共
沸混合物中における共沸剤とメチルナフタレンの分離方
法に関するものである。共沸蒸留法は不純物である窒素
化合物の除去効率が高く、製品への窒素化合物の混入を
避ける場合にとくに有効な方法である。
【0002】
【従来の技術】メチルナフタレンはおもにコールタール
を蒸留して得られる沸点220℃以上の吸収油留分を原
料に製造されている。吸収油の一般的な組成は、α−メ
チルナフタレン10〜20重量%、β−メチルナフタレ
ン20〜40重量%であり、ほかに比較的沸点の近いキ
ノリン、メチルキノリン、イソキノリン、インドールな
どの窒素化合物を5〜20重量%含有する。これらの窒
素化合物は、製品としたときに0.1重量%以下の微量
でも含まれると製品の品質を著しく低下させるほか、触
媒反応の原料とした場合に、触媒が被毒する可能性がき
わめて高い。したがって、これらを深度に除去すること
が重要である。
【0003】現在、窒素化合物の除去には硫酸で塩基性
成分を抽出する方法が工業的にもっとも多く利用されて
いる。しかし、硫酸抽出法では、塩基性でないインドー
ルは分離できない。また、硫酸を使用した後の硫酸を含
む廃液の処理も重大な問題となる。この問題を解決する
ため、特公昭63−6531号公報では、適当な共沸剤
を吸収油またはそれに由来する混合メチルナフタレン油
に添加して蒸留を行う共沸蒸留法が提案されている。
【0004】この技術で用いる共沸剤としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、エタノールアミ
ンなどが挙げられ、これらと吸収油との混合油を蒸留す
ることにより、メチルナフタレンとの共沸混合物を低沸
点成分として、窒素化合物類を高沸点成分として分離す
ることができる。共沸蒸留法では、メチルナフタレンの
回収歩留りは90%以上で、窒素化合物濃度は10pp
m以下とすることが可能となっている。上記の共沸剤の
なかでは、メチルナフタレンの共沸比が比較的小さく、
留出後メチルナフタレンと2液相に分離し、また毒性が
なく取り扱い容易などの理由でエチレングリコールが適
当とされている。
【0005】エチレングリコールの共沸混合物は、液−
液系の静置分離が可能で、ジエチレングリコールやエタ
ノールアミンの場合と比較して分離が速かで、溶解平衡
的にも分離に有利である。しかし、流通式の分離層など
により短い滞留時間で連続的に処理する操作では分離速
度は十分とはいえない。とくに、メチルナフタレンの蒸
留の歩留りを高めようとしたとき、例えば、メチルナフ
タレンを回収した後の残油を再蒸留したり、回分蒸留の
メチルナフタレン分留末期の場合などに、これらの留分
から共沸剤を液−液分離するにはきわめて長い時間を要
する。また、エチレングリコール中へのメチルナフタレ
ンが溶解して、メチルナフタレンの回収ロスが生じるこ
ともある。この問題を解決するために、液−液系での静
置分離以外の方法も考えられているが、現状では、より
有効な方法は提示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、エ
チレングリコール等を共沸剤とする共沸蒸留により窒素
化合物の濃度がきわめて低いメチルナフタレン共沸混合
物が高歩留りで得られるものの、留出後のエチレングリ
コールとメチルナフタレンとの分離が十分でなく、とく
にメチルナフタレンの蒸留歩留りを高めた場合にエチレ
ングリコールとの分離に長時間を要するか、回収ロスが
生じるという問題があった。本発明は、共沸蒸留でのメ
チルナフタレン回収率および蒸留で得られたメチルナフ
タレンとエチレングリコールとの分離速度および回収歩
留りを高めて、連続的な液−液分離操作等を可能にしよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決して、共沸蒸留で得られたメチルナフタレンとエ
チレングリコールの効率的な分離方法を鋭意検討した。
その結果、メチルナフタレンとエチレングリコールとの
混合油の分離性は、意外にもメチルナフタレン中のα−
メチルナフタレンの比率が高くなる(すなわちαリッチ
となる)ほど低く、β−メチルナフタレンの比率が高く
なる(すなわちβリッチとなる)ほど高くなることを見
出した。また、αリッチのメチルナフタレンとエチレン
グリコールの混合油にβ−メチルナフタレンまたはβリ
ッチのメチルナフタレンを加えて共沸混合物中のメチル
ナフタレンをβリッチとすることにより、エチレングリ
コールとの分離性が向上するという結果を得るに至り、
本発明を完成した。
【0008】以下に、本発明について詳細に説明する。
すなわち、本発明は、メチルナフタレン含有油を共沸蒸
留後、得られたメチルナフタレン含有共沸混合物中にβ
−メチルナフタレン含有油を添加して、液−液分離する
ことを特徴とするメチルナフタレンと共沸剤の分離方法
である。本発明におけるメチルナフタレンとは、α−メ
チルナフタレン(1−メチルナフタレン)、β−メチル
ナフタレン(2−メチルナフタレン)であるモノメチル
ナフタレンを意味する。上記共沸蒸留に用いる共沸剤と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
エタノールアミン等が挙げられ、特に、エチレングリコ
ールが好ましい。メチルナフタレンの共沸比が比較的小
さく、留出後メチルナフタレンと2液相に分離し、また
毒性がなく取り扱い容易だからである。
【0009】本発明は、上記β−メチルナフタレン含有
油添加後の共沸混合物中のα−メチルナフタレンの組成
比がメチルナフタレンに対し40重量%以下、好ましく
は、20重量%以上40重量%以下、より好ましくは、
20重量%以上30重量%以下である場合に、特に好ま
しく適用され、共沸油の分離速度を向上させることがで
きる。α−メチルナフタレン含有率を20重量%以下と
しても共沸剤の分離に問題はないが、際立った効果は得
られず、添加するβ−メチルナフタレンあるいはβリッ
チ留分のむだとなるので、20重量%未満にする必要は
ないと考えられる。この場合のα−メチルナフタレンの
メチルナフタレンに対する組成比は、重量比で〔α−メ
チルナフタレン/(α−メチルナフタレン+β−メチル
ナフタレン)〕と定義される。
【0010】本発明においては、上記メチルナフタレン
含有油が、メチルナフタレンを5重量%以上含み、他の
成分としてメチルナフタレンの沸点(α:244℃、
β:241℃)より高い中性油あるいは沸点220℃以
上の窒素化合物を含む混合物、コールタールの蒸留で得
られる沸点220〜280℃の留分(吸収油)、または
該留分を蒸留して得られるメチルナフタレン留分、また
はその釜残でメチルナフタレンが5重量%以上残存する
高沸点油などであることが好ましい。メチルナフタレン
が5重量%未満の低濃度では、蒸留収率はきわめて低く
なり、原料として好ましくない。
【0011】本発明における液−液分離とは、液体の比
重の相違による分離(比重分離)を意味し、その具体的
方法としては静置分離(連続式静置分離をも含む)、遠
心分離等が例示されるが、液体の比重分離であれば、こ
れらに特に限定されるものではない。エチレングリコー
ルと分離し回収したβ−リッチのメチルナフタレンは、
そのままでも溶剤などとしての用途があり、また、通常
の蒸留によって高純度のα−メチルナフタレンとβ−メ
チルナフタレンに分離することができる。
【0012】
【作用】本発明のメチルナフタレンの共沸蒸留は、図
1、2および3に示すように蒸留装置10を用いる連続
蒸留で行ってもよく、図4に示すように回分蒸留で行っ
てもよい。また、連続蒸留の場合、共沸蒸留を行った後
に蒸留を行ってもよく、逆に、蒸留を行った後に共沸蒸
留を行ってもよい。
【0013】図1に示すように、上述の原料油に、エチ
レングリコールなどの共沸剤をメチルナフタレン含有油
と共沸比(エチレングリコールではメチルナフタレン重
量の約1.4倍)で混合した原料油+共沸剤2を蒸留装
置10に供給して、共沸蒸留を行う。蒸留装置10は図
4に示すように回分式のものでもよい。
【0014】蒸留装置10より蒸留され留出したメチル
ナフタレンと共沸剤とを含む共沸油は、還流槽12に送
られ所定の還流比で蒸留装置10へその一部が還流さ
れ、他は静置分離槽4へ送られる。共沸剤とともに静置
分離槽4に送られたメチルナフタレン留分がαリッチで
ある場合は、静置分離槽4へβリッチのメチルナフタレ
ンまたはβ−メチルナフタレンが添加され、静置分離槽
4中のα−メチルナフタレンの組成比を、好ましくは4
0重量%以下とする。静置分離槽4中で、共沸剤SAと
メチルナフタレンMFとが比重の差によって分離され
る。このときの分離速度は、共沸油の温度や量あるいは
分離槽の規模や形状にもよるが、メチルナフタレン中に
含まれるα−メチルナフタレンとβ−メチルナフタレン
の組成比(α/β組成比)でも異なり、βリッチの場合
には、共沸剤と比較的速やかに分離するが、αリッチの
場合には分離が遅くなる。
【0015】具体的には、メチルナフタレン中のα−メ
チルナフタレン含有率(以下、〔α−メチルナフタレン
重量/(α−メチルナフタレン重量+β−メチルナフタ
レン重量)〕×100(重量%)、〔α/(α+β)〕
×100(重量%)と略す)が40重量%を超えると共
沸剤の分離に支障が生じ、60重量%以上になると連続
操作はほとんど困難となる。一方、〔α/(α+β)〕
×100(重量%)が40重量%以下のβリッチとなる
と分離が容易になる。
【0016】この現象を利用して、αリッチの状態で留
出した共沸油にβ−メチルナフタレンまたはβリッチの
メチルナフタレン、すなわち、β−メチルナフタレン含
有油を添加して、共沸油をβリッチの状態にし、メチル
ナフタレンMFと共沸剤SAとを分離する。なお、本発
明においてメチルナフタレン含有共沸混合物中に添加す
るβ−メチルナフタレン含有油における上記βリッチの
メチルナフタレン留分としては、β−メチルナフタレン
含有量が50重量%以上、より好ましくは60重量%以
上のものが好ましい。
【0017】また、図2に示すような連続蒸留を行う場
合、原料油と共沸剤2を共沸蒸留を行う蒸留装置10に
供給し、蒸留装置10で共沸蒸留してβ−リッチのメチ
ルナフタレン留分bを分離した後に、蒸留装置14で蒸
留を行って高沸点留分hとαリッチのメチルナフタレン
留分aを分離し、αリッチのメチルナフタレン留分aは
静置分離槽4に送られる。このようにして得られたαリ
ッチのメチルナフタレン留分にβ−メチルナフタレン含
有油を添加し、静置分離槽4中のα−メチルナフタレン
の組成比を好ましくは40重量%以下として、メチルナ
フタレンMFと共沸剤SAとを静置して比重の差によっ
て分離する。
【0018】また、図3に示すように連続蒸留を行って
もよい。原料油3を蒸留装置14に供給し、蒸留装置1
4で蒸留して高沸点留分hと濃縮メチルナフタレンcと
を分離した後、この濃縮メチルナフタレンcに共沸剤S
Aを添加して蒸留装置10を用いて共沸蒸留を行い、β
リッチのメチルナフタレン留分bおよびαリッチのメチ
ルナフタレン留分aを分離する。得られたαリッチのメ
チルナフタレン留分aを静置分離槽4に送り、β−メチ
ルナフタレン含有油を添加して、α−メチルナフタレン
の組成比を下げて共沸剤SAとメチルナフタレンMFを
比重の差によって分離する。
【0019】さらに、図4に示すように、回分蒸留装置
10に原料油と共沸剤11を入れて共沸蒸留を行っても
よい。α−メチルナフタレンとβ−メチルナフタレンと
は沸点が異なるため、蒸留前半では沸点の低いβリッチ
のメチルナフタレン留分が得られ、蒸留末期には沸点の
高いαリッチのメチルナフタレン留分が得られる。この
ようにして得たαリッチメチルナフタレン留分は静置分
離槽4に送られ、βメチルナフタレン含有油を添加し
て、α−メチルナフタレンの組成比を下げて共沸剤とメ
チルナフタレンを比重の差によって分離する。
【0020】上述のように共沸油中のメチルナフタレン
がαリッチである場合には、βリッチのメチルナフタレ
ンまたはβ−メチルナフタレンを加え、βリッチの場合
にはそのまま静置分離槽中で共沸剤との分離を行えばよ
い。共沸油の組成がαリッチであることは、オンライン
分析を行う、あるいは蒸留装置の塔頂温度でも判断でき
るが、ほかに原料組成と操作条件、回分蒸留では蒸留曲
線などからも判断できる。
【0021】共沸剤と分離後のβリッチのメチルナフタ
レンからは精留操作により、高純度のα−メチルナフタ
レン、β−メチルナフタレンが得られる。また、そのま
までも窒素化合物を含まない良質の有機溶剤などとして
用いられる。さらに、本発明で分離槽中の共沸油に添加
するβリッチのメチルナフタレンとして使用することも
できる。
【0022】
【実施例】次に具体例を挙げて本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明の請求範囲は以下の実施例に制約され
るものではない。なお、本文と同様に、実施例中の〔α
/(α+β)〕×100(重量%)は、メチルナフタレ
ン中のα−メチルナフタレンの含有率(重量%)を示
す。
【0023】(実施例1)コールタールから蒸留により
得た表1に示す組成(〔α/(α+β)〕×100=6
5(重量%))の原料油250gとエチレングリコール
280gを理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕
込み、還流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5c
c/分(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:
6)となるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽と
して用いた留出槽に〔α/(α+β)〕×100=20
(重量%)のβリッチのメチルナフタレンを6cc/分
で供給し、α−メチルナフタレンの組成比を32重量%
とした。このとき、上記留出槽中でメチルナフタレンと
エチレングリコールは速やかに分離した。
【0024】(実施例2)コールタールから得た表1に
示す組成(〔α/(α+β)〕×100=65(重量
%))の原料油250gとエチレングリコール280g
を理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕込み、還
流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5cc/分
(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:6)と
なるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽として用
いた留出槽には〔α/(α+β)〕×100=0(重量
%)のβ−メチルナフタレンを2.5cc/分で供給
し、α−メチルナフタレンの組成比を32重量%とし
た。このとき、上記留出槽中でメチルナフタレンとエチ
レングリコールは速やかに分離した。
【0025】(実施例3)〔α/(α+β)〕×100
=40,30,20,0(重量%)の4種類のメチルナ
フタレン200gとエチレングリコール300gとをそ
れぞれ1Lのガラスビーカーに仕込み、2液相の境界の
位置に印を付けた。同一の攪拌条件で1分間で攪拌を停
止し、2液相が印の位置で再び境界を形成するまでの時
間を測定した。各メチルナフタレンでの結果は、それぞ
れ、〔α/(α+β)〕×100=40(重量%)で5
3秒、30(重量%)で38秒、20(重量%)で29
秒、0(重量%)で24秒であった。
【0026】(比較例1)コールタールから蒸留により
得た表1に示す組成(〔α/(α+β)〕×100=6
5(重量%))の原料油250gとエチレングリコール
280gを理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕
込み、還流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5c
c/分(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:
6)となるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽と
して用いた留出槽へのβ−メチルナフタレンの供給は行
わず、静置分離槽中のα−メチルナフタレンの組成比を
58重量%とした。このとき上記留出槽中ではメチルナ
フタレンとエチレングリコールは完全に分離せず、混相
の乳濁状態となった。
【0027】(比較例2)〔α/(α+β)〕×100
=90,70,50(重量%)の3種類のメチルナフタ
レン200gとエチレングリコール300gとをそれぞ
れ1Lのガラスビーカーに仕込み、2液相の境界の位置
に印を付けた。同一の攪拌条件で1分間で攪拌を停止
し、2液相が印の位置で再び境界を形成するまでの時間
を測定した。各メチルナフタレンでの結果は、それぞ
れ、〔α/(α+β)〕×100=90(重量%)で2
05秒、70(重量%)で119秒、50(重量%)で
72秒であった。
【0028】
【0029】
【発明の効果】メチルナフタレンと共沸性をもつ共沸剤
の存在下で、メチルナフタレンの蒸留を行ったとき塔頂
から得られる共沸油において、メチルナフタレン中のα
−メチルナフタレンの組成比が高い場合には静置分離槽
などでの共沸剤とメチルナフタレンとの分離速度が低い
という問題があったが、共沸油にβリッチのメチルナフ
タレンを添加してメチルナフタレン中のβ−メチルナフ
タレンの組成比を高めることにより、共沸剤とメチルナ
フタレンの分離速度を向上できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 メチルナフタレン含有油と共沸剤との分離に
使用する蒸留工程を示す図である。
【図2】 連続蒸留によるメチルナフタレンと共沸剤を
分離する工程を示す図である。
【図3】 連続蒸留によるメチルナフタレンと共沸剤を
分離する異なる工程を示す図である。
【図4】 回分共沸蒸留によるメチルナフタレンと共沸
剤とを分離する工程を示す図である。
【符号の説明】
MF メチルナフタレン SA 共沸剤 a αリッチのメチルナフタレン留分(α−メチルナフ
タレンを多く含むメチルナフタレン+共沸剤) b βリッチのメチルナフタレン留分(β−メチルナフ
タレンを多く含むメチルナフタレン+共沸剤) c 濃縮メチルナフタレン d1 蒸留前半(β−リッチのメチルナフタレン留分) d2 蒸留後半(α−リッチのメチルナフタレン留分) h 高沸点留分 2 原料油+共沸剤 3 原料油 4 静置分離槽 8 β−メチルナフタレン含有油 10 蒸留装置(共沸蒸留) 11 原料+共沸剤 12 還流槽 14 蒸留装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10C 1/18 6958−4H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メチルナフタレン含有油を共沸剤の存在下
    に共沸蒸留し、得られたメチルナフタレン含有共沸混合
    物中にβ−メチルナフタレン含有油を添加して液−液分
    離することを特徴とするメチルナフタレンと共沸剤の分
    離方法。
  2. 【請求項2】前記共沸剤がエチレングリコールである請
    求項1に記載のメチルナフタレンと共沸剤の分離方法。
  3. 【請求項3】前記β−メチルナフタレン含有油添加後の
    共沸混合物中のα−メチルナフタレンのメチルナフタレ
    ンに対する組成比が40重量%以下である請求項1また
    は2記載のメチルナフタレンと共沸剤の分離方法。
  4. 【請求項4】前記メチルナフタレン含有油が、コールタ
    ールの蒸留で得られる沸点220〜280℃の留分、ま
    たは該留分を蒸留して得られるメチルナフタレン留分、
    またはその釜残でメチルナフタレンが5重量%以上残存
    する高沸点油である請求項1〜3いずれかに記載のメチ
    ルナフタレンと共沸剤の分離方法。
JP24522994A 1994-10-11 1994-10-11 メチルナフタレンと共沸剤の分離方法 Withdrawn JPH08109384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24522994A JPH08109384A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 メチルナフタレンと共沸剤の分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24522994A JPH08109384A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 メチルナフタレンと共沸剤の分離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08109384A true JPH08109384A (ja) 1996-04-30

Family

ID=17130581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24522994A Withdrawn JPH08109384A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 メチルナフタレンと共沸剤の分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08109384A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1314780C (zh) * 2005-07-27 2007-05-09 中钢集团鞍山热能研究院 低温焦油加工工艺

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1314780C (zh) * 2005-07-27 2007-05-09 中钢集团鞍山热能研究院 低温焦油加工工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4076948A (en) Process for treatment of adipic acid mother liquor
US20070027342A1 (en) Process for separating and recovering 3-hydroxypropionic acid and acrylic acid
KR100591625B1 (ko) 포름 알데히드 함유 혼합물의 처리
JPS60204738A (ja) 無水酢酸の回収方法
JP3684197B2 (ja) 主成分の酢酸およびギ酸からなる水性混合物を分離および精製するための方法
US4623447A (en) Breaking middle phase emulsions
JPH08109384A (ja) メチルナフタレンと共沸剤の分離方法
US3725257A (en) Process of separating aromatic hydrocarbons from hydrocarbon mixtures
US3725255A (en) Process for separating aromatic hydrocarbons from mixtures containingthem by liquid-liquid extraction and azeotropic distillation
CA2059203A1 (en) Solvent extraction of i-365 from i-i4ib
JP2505836B2 (ja) 粗イソプロピルアルコ―ルの精製方法
JPH1143451A (ja) 共沸混合物と分離方法
JP2924563B2 (ja) 酢酸エチルの精製方法
US3624145A (en) Purification of terephthalic acid by liquid-liquid extraction
JPS6236022B2 (ja)
JPH0517780A (ja) キノリン、イソキノリンおよびインドール混合物の回収方法
WO1995017366A1 (fr) Procede de purification de 1,1,1,3,3-pentafluoro-2,3-dichloropropane
US2386755A (en) Purification of hydrocarbons by azeotropic distillation
JPH0441441A (ja) 水和反応用シクロヘキセンの精製方法
JP3085467B2 (ja) アセトン除去方法
JP4276349B2 (ja) インデンの製造方法
JPS5976093A (ja) クロロシランの分離方法
JP3823721B2 (ja) 重合防止剤の抽出回収方法
JP3455772B2 (ja) フェノール及びその誘導体の回収方法
JPH0378853B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115