JPH08109384A - メチルナフタレンと共沸剤の分離方法 - Google Patents
メチルナフタレンと共沸剤の分離方法Info
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- JPH08109384A JPH08109384A JP24522994A JP24522994A JPH08109384A JP H08109384 A JPH08109384 A JP H08109384A JP 24522994 A JP24522994 A JP 24522994A JP 24522994 A JP24522994 A JP 24522994A JP H08109384 A JPH08109384 A JP H08109384A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】共沸蒸留でのメチルナフタレン回収率および蒸
留で得られたメチルナフタレンとエチレングリコールと
の分離速度・回収歩留を高めて、連続的な液−液分離操
作等を可能にすることを目的とする。 【構成】メチルナフタレン含有油を共沸蒸留後、得られ
たメチルナフタレン含有共沸混合物中にβ−メチルナフ
タレン含有油を添加して液−液分離することを特徴とす
るメチルナフタレンと共沸剤の分離方法。
留で得られたメチルナフタレンとエチレングリコールと
の分離速度・回収歩留を高めて、連続的な液−液分離操
作等を可能にすることを目的とする。 【構成】メチルナフタレン含有油を共沸蒸留後、得られ
たメチルナフタレン含有共沸混合物中にβ−メチルナフ
タレン含有油を添加して液−液分離することを特徴とす
るメチルナフタレンと共沸剤の分離方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コールタールから、医
薬、農薬、その他各種誘導体などの原料として有用なメ
チルナフタレンを共沸蒸留法により回収するときの、共
沸混合物中における共沸剤とメチルナフタレンの分離方
法に関するものである。共沸蒸留法は不純物である窒素
化合物の除去効率が高く、製品への窒素化合物の混入を
避ける場合にとくに有効な方法である。
薬、農薬、その他各種誘導体などの原料として有用なメ
チルナフタレンを共沸蒸留法により回収するときの、共
沸混合物中における共沸剤とメチルナフタレンの分離方
法に関するものである。共沸蒸留法は不純物である窒素
化合物の除去効率が高く、製品への窒素化合物の混入を
避ける場合にとくに有効な方法である。
【0002】
【従来の技術】メチルナフタレンはおもにコールタール
を蒸留して得られる沸点220℃以上の吸収油留分を原
料に製造されている。吸収油の一般的な組成は、α−メ
チルナフタレン10〜20重量%、β−メチルナフタレ
ン20〜40重量%であり、ほかに比較的沸点の近いキ
ノリン、メチルキノリン、イソキノリン、インドールな
どの窒素化合物を5〜20重量%含有する。これらの窒
素化合物は、製品としたときに0.1重量%以下の微量
でも含まれると製品の品質を著しく低下させるほか、触
媒反応の原料とした場合に、触媒が被毒する可能性がき
わめて高い。したがって、これらを深度に除去すること
が重要である。
を蒸留して得られる沸点220℃以上の吸収油留分を原
料に製造されている。吸収油の一般的な組成は、α−メ
チルナフタレン10〜20重量%、β−メチルナフタレ
ン20〜40重量%であり、ほかに比較的沸点の近いキ
ノリン、メチルキノリン、イソキノリン、インドールな
どの窒素化合物を5〜20重量%含有する。これらの窒
素化合物は、製品としたときに0.1重量%以下の微量
でも含まれると製品の品質を著しく低下させるほか、触
媒反応の原料とした場合に、触媒が被毒する可能性がき
わめて高い。したがって、これらを深度に除去すること
が重要である。
【0003】現在、窒素化合物の除去には硫酸で塩基性
成分を抽出する方法が工業的にもっとも多く利用されて
いる。しかし、硫酸抽出法では、塩基性でないインドー
ルは分離できない。また、硫酸を使用した後の硫酸を含
む廃液の処理も重大な問題となる。この問題を解決する
ため、特公昭63−6531号公報では、適当な共沸剤
を吸収油またはそれに由来する混合メチルナフタレン油
に添加して蒸留を行う共沸蒸留法が提案されている。
成分を抽出する方法が工業的にもっとも多く利用されて
いる。しかし、硫酸抽出法では、塩基性でないインドー
ルは分離できない。また、硫酸を使用した後の硫酸を含
む廃液の処理も重大な問題となる。この問題を解決する
ため、特公昭63−6531号公報では、適当な共沸剤
を吸収油またはそれに由来する混合メチルナフタレン油
に添加して蒸留を行う共沸蒸留法が提案されている。
【0004】この技術で用いる共沸剤としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、エタノールアミ
ンなどが挙げられ、これらと吸収油との混合油を蒸留す
ることにより、メチルナフタレンとの共沸混合物を低沸
点成分として、窒素化合物類を高沸点成分として分離す
ることができる。共沸蒸留法では、メチルナフタレンの
回収歩留りは90%以上で、窒素化合物濃度は10pp
m以下とすることが可能となっている。上記の共沸剤の
なかでは、メチルナフタレンの共沸比が比較的小さく、
留出後メチルナフタレンと2液相に分離し、また毒性が
なく取り扱い容易などの理由でエチレングリコールが適
当とされている。
ングリコール、ジエチレングリコール、エタノールアミ
ンなどが挙げられ、これらと吸収油との混合油を蒸留す
ることにより、メチルナフタレンとの共沸混合物を低沸
点成分として、窒素化合物類を高沸点成分として分離す
ることができる。共沸蒸留法では、メチルナフタレンの
回収歩留りは90%以上で、窒素化合物濃度は10pp
m以下とすることが可能となっている。上記の共沸剤の
なかでは、メチルナフタレンの共沸比が比較的小さく、
留出後メチルナフタレンと2液相に分離し、また毒性が
なく取り扱い容易などの理由でエチレングリコールが適
当とされている。
【0005】エチレングリコールの共沸混合物は、液−
液系の静置分離が可能で、ジエチレングリコールやエタ
ノールアミンの場合と比較して分離が速かで、溶解平衡
的にも分離に有利である。しかし、流通式の分離層など
により短い滞留時間で連続的に処理する操作では分離速
度は十分とはいえない。とくに、メチルナフタレンの蒸
留の歩留りを高めようとしたとき、例えば、メチルナフ
タレンを回収した後の残油を再蒸留したり、回分蒸留の
メチルナフタレン分留末期の場合などに、これらの留分
から共沸剤を液−液分離するにはきわめて長い時間を要
する。また、エチレングリコール中へのメチルナフタレ
ンが溶解して、メチルナフタレンの回収ロスが生じるこ
ともある。この問題を解決するために、液−液系での静
置分離以外の方法も考えられているが、現状では、より
有効な方法は提示されていない。
液系の静置分離が可能で、ジエチレングリコールやエタ
ノールアミンの場合と比較して分離が速かで、溶解平衡
的にも分離に有利である。しかし、流通式の分離層など
により短い滞留時間で連続的に処理する操作では分離速
度は十分とはいえない。とくに、メチルナフタレンの蒸
留の歩留りを高めようとしたとき、例えば、メチルナフ
タレンを回収した後の残油を再蒸留したり、回分蒸留の
メチルナフタレン分留末期の場合などに、これらの留分
から共沸剤を液−液分離するにはきわめて長い時間を要
する。また、エチレングリコール中へのメチルナフタレ
ンが溶解して、メチルナフタレンの回収ロスが生じるこ
ともある。この問題を解決するために、液−液系での静
置分離以外の方法も考えられているが、現状では、より
有効な方法は提示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、エ
チレングリコール等を共沸剤とする共沸蒸留により窒素
化合物の濃度がきわめて低いメチルナフタレン共沸混合
物が高歩留りで得られるものの、留出後のエチレングリ
コールとメチルナフタレンとの分離が十分でなく、とく
にメチルナフタレンの蒸留歩留りを高めた場合にエチレ
ングリコールとの分離に長時間を要するか、回収ロスが
生じるという問題があった。本発明は、共沸蒸留でのメ
チルナフタレン回収率および蒸留で得られたメチルナフ
タレンとエチレングリコールとの分離速度および回収歩
留りを高めて、連続的な液−液分離操作等を可能にしよ
うとするものである。
チレングリコール等を共沸剤とする共沸蒸留により窒素
化合物の濃度がきわめて低いメチルナフタレン共沸混合
物が高歩留りで得られるものの、留出後のエチレングリ
コールとメチルナフタレンとの分離が十分でなく、とく
にメチルナフタレンの蒸留歩留りを高めた場合にエチレ
ングリコールとの分離に長時間を要するか、回収ロスが
生じるという問題があった。本発明は、共沸蒸留でのメ
チルナフタレン回収率および蒸留で得られたメチルナフ
タレンとエチレングリコールとの分離速度および回収歩
留りを高めて、連続的な液−液分離操作等を可能にしよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決して、共沸蒸留で得られたメチルナフタレンとエ
チレングリコールの効率的な分離方法を鋭意検討した。
その結果、メチルナフタレンとエチレングリコールとの
混合油の分離性は、意外にもメチルナフタレン中のα−
メチルナフタレンの比率が高くなる(すなわちαリッチ
となる)ほど低く、β−メチルナフタレンの比率が高く
なる(すなわちβリッチとなる)ほど高くなることを見
出した。また、αリッチのメチルナフタレンとエチレン
グリコールの混合油にβ−メチルナフタレンまたはβリ
ッチのメチルナフタレンを加えて共沸混合物中のメチル
ナフタレンをβリッチとすることにより、エチレングリ
コールとの分離性が向上するという結果を得るに至り、
本発明を完成した。
を解決して、共沸蒸留で得られたメチルナフタレンとエ
チレングリコールの効率的な分離方法を鋭意検討した。
その結果、メチルナフタレンとエチレングリコールとの
混合油の分離性は、意外にもメチルナフタレン中のα−
メチルナフタレンの比率が高くなる(すなわちαリッチ
となる)ほど低く、β−メチルナフタレンの比率が高く
なる(すなわちβリッチとなる)ほど高くなることを見
出した。また、αリッチのメチルナフタレンとエチレン
グリコールの混合油にβ−メチルナフタレンまたはβリ
ッチのメチルナフタレンを加えて共沸混合物中のメチル
ナフタレンをβリッチとすることにより、エチレングリ
コールとの分離性が向上するという結果を得るに至り、
本発明を完成した。
【0008】以下に、本発明について詳細に説明する。
すなわち、本発明は、メチルナフタレン含有油を共沸蒸
留後、得られたメチルナフタレン含有共沸混合物中にβ
−メチルナフタレン含有油を添加して、液−液分離する
ことを特徴とするメチルナフタレンと共沸剤の分離方法
である。本発明におけるメチルナフタレンとは、α−メ
チルナフタレン(1−メチルナフタレン)、β−メチル
ナフタレン(2−メチルナフタレン)であるモノメチル
ナフタレンを意味する。上記共沸蒸留に用いる共沸剤と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
エタノールアミン等が挙げられ、特に、エチレングリコ
ールが好ましい。メチルナフタレンの共沸比が比較的小
さく、留出後メチルナフタレンと2液相に分離し、また
毒性がなく取り扱い容易だからである。
すなわち、本発明は、メチルナフタレン含有油を共沸蒸
留後、得られたメチルナフタレン含有共沸混合物中にβ
−メチルナフタレン含有油を添加して、液−液分離する
ことを特徴とするメチルナフタレンと共沸剤の分離方法
である。本発明におけるメチルナフタレンとは、α−メ
チルナフタレン(1−メチルナフタレン)、β−メチル
ナフタレン(2−メチルナフタレン)であるモノメチル
ナフタレンを意味する。上記共沸蒸留に用いる共沸剤と
しては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
エタノールアミン等が挙げられ、特に、エチレングリコ
ールが好ましい。メチルナフタレンの共沸比が比較的小
さく、留出後メチルナフタレンと2液相に分離し、また
毒性がなく取り扱い容易だからである。
【0009】本発明は、上記β−メチルナフタレン含有
油添加後の共沸混合物中のα−メチルナフタレンの組成
比がメチルナフタレンに対し40重量%以下、好ましく
は、20重量%以上40重量%以下、より好ましくは、
20重量%以上30重量%以下である場合に、特に好ま
しく適用され、共沸油の分離速度を向上させることがで
きる。α−メチルナフタレン含有率を20重量%以下と
しても共沸剤の分離に問題はないが、際立った効果は得
られず、添加するβ−メチルナフタレンあるいはβリッ
チ留分のむだとなるので、20重量%未満にする必要は
ないと考えられる。この場合のα−メチルナフタレンの
メチルナフタレンに対する組成比は、重量比で〔α−メ
チルナフタレン/(α−メチルナフタレン+β−メチル
ナフタレン)〕と定義される。
油添加後の共沸混合物中のα−メチルナフタレンの組成
比がメチルナフタレンに対し40重量%以下、好ましく
は、20重量%以上40重量%以下、より好ましくは、
20重量%以上30重量%以下である場合に、特に好ま
しく適用され、共沸油の分離速度を向上させることがで
きる。α−メチルナフタレン含有率を20重量%以下と
しても共沸剤の分離に問題はないが、際立った効果は得
られず、添加するβ−メチルナフタレンあるいはβリッ
チ留分のむだとなるので、20重量%未満にする必要は
ないと考えられる。この場合のα−メチルナフタレンの
メチルナフタレンに対する組成比は、重量比で〔α−メ
チルナフタレン/(α−メチルナフタレン+β−メチル
ナフタレン)〕と定義される。
【0010】本発明においては、上記メチルナフタレン
含有油が、メチルナフタレンを5重量%以上含み、他の
成分としてメチルナフタレンの沸点(α:244℃、
β:241℃)より高い中性油あるいは沸点220℃以
上の窒素化合物を含む混合物、コールタールの蒸留で得
られる沸点220〜280℃の留分(吸収油)、または
該留分を蒸留して得られるメチルナフタレン留分、また
はその釜残でメチルナフタレンが5重量%以上残存する
高沸点油などであることが好ましい。メチルナフタレン
が5重量%未満の低濃度では、蒸留収率はきわめて低く
なり、原料として好ましくない。
含有油が、メチルナフタレンを5重量%以上含み、他の
成分としてメチルナフタレンの沸点(α:244℃、
β:241℃)より高い中性油あるいは沸点220℃以
上の窒素化合物を含む混合物、コールタールの蒸留で得
られる沸点220〜280℃の留分(吸収油)、または
該留分を蒸留して得られるメチルナフタレン留分、また
はその釜残でメチルナフタレンが5重量%以上残存する
高沸点油などであることが好ましい。メチルナフタレン
が5重量%未満の低濃度では、蒸留収率はきわめて低く
なり、原料として好ましくない。
【0011】本発明における液−液分離とは、液体の比
重の相違による分離(比重分離)を意味し、その具体的
方法としては静置分離(連続式静置分離をも含む)、遠
心分離等が例示されるが、液体の比重分離であれば、こ
れらに特に限定されるものではない。エチレングリコー
ルと分離し回収したβ−リッチのメチルナフタレンは、
そのままでも溶剤などとしての用途があり、また、通常
の蒸留によって高純度のα−メチルナフタレンとβ−メ
チルナフタレンに分離することができる。
重の相違による分離(比重分離)を意味し、その具体的
方法としては静置分離(連続式静置分離をも含む)、遠
心分離等が例示されるが、液体の比重分離であれば、こ
れらに特に限定されるものではない。エチレングリコー
ルと分離し回収したβ−リッチのメチルナフタレンは、
そのままでも溶剤などとしての用途があり、また、通常
の蒸留によって高純度のα−メチルナフタレンとβ−メ
チルナフタレンに分離することができる。
【0012】
【作用】本発明のメチルナフタレンの共沸蒸留は、図
1、2および3に示すように蒸留装置10を用いる連続
蒸留で行ってもよく、図4に示すように回分蒸留で行っ
てもよい。また、連続蒸留の場合、共沸蒸留を行った後
に蒸留を行ってもよく、逆に、蒸留を行った後に共沸蒸
留を行ってもよい。
1、2および3に示すように蒸留装置10を用いる連続
蒸留で行ってもよく、図4に示すように回分蒸留で行っ
てもよい。また、連続蒸留の場合、共沸蒸留を行った後
に蒸留を行ってもよく、逆に、蒸留を行った後に共沸蒸
留を行ってもよい。
【0013】図1に示すように、上述の原料油に、エチ
レングリコールなどの共沸剤をメチルナフタレン含有油
と共沸比(エチレングリコールではメチルナフタレン重
量の約1.4倍)で混合した原料油+共沸剤2を蒸留装
置10に供給して、共沸蒸留を行う。蒸留装置10は図
4に示すように回分式のものでもよい。
レングリコールなどの共沸剤をメチルナフタレン含有油
と共沸比(エチレングリコールではメチルナフタレン重
量の約1.4倍)で混合した原料油+共沸剤2を蒸留装
置10に供給して、共沸蒸留を行う。蒸留装置10は図
4に示すように回分式のものでもよい。
【0014】蒸留装置10より蒸留され留出したメチル
ナフタレンと共沸剤とを含む共沸油は、還流槽12に送
られ所定の還流比で蒸留装置10へその一部が還流さ
れ、他は静置分離槽4へ送られる。共沸剤とともに静置
分離槽4に送られたメチルナフタレン留分がαリッチで
ある場合は、静置分離槽4へβリッチのメチルナフタレ
ンまたはβ−メチルナフタレンが添加され、静置分離槽
4中のα−メチルナフタレンの組成比を、好ましくは4
0重量%以下とする。静置分離槽4中で、共沸剤SAと
メチルナフタレンMFとが比重の差によって分離され
る。このときの分離速度は、共沸油の温度や量あるいは
分離槽の規模や形状にもよるが、メチルナフタレン中に
含まれるα−メチルナフタレンとβ−メチルナフタレン
の組成比(α/β組成比)でも異なり、βリッチの場合
には、共沸剤と比較的速やかに分離するが、αリッチの
場合には分離が遅くなる。
ナフタレンと共沸剤とを含む共沸油は、還流槽12に送
られ所定の還流比で蒸留装置10へその一部が還流さ
れ、他は静置分離槽4へ送られる。共沸剤とともに静置
分離槽4に送られたメチルナフタレン留分がαリッチで
ある場合は、静置分離槽4へβリッチのメチルナフタレ
ンまたはβ−メチルナフタレンが添加され、静置分離槽
4中のα−メチルナフタレンの組成比を、好ましくは4
0重量%以下とする。静置分離槽4中で、共沸剤SAと
メチルナフタレンMFとが比重の差によって分離され
る。このときの分離速度は、共沸油の温度や量あるいは
分離槽の規模や形状にもよるが、メチルナフタレン中に
含まれるα−メチルナフタレンとβ−メチルナフタレン
の組成比(α/β組成比)でも異なり、βリッチの場合
には、共沸剤と比較的速やかに分離するが、αリッチの
場合には分離が遅くなる。
【0015】具体的には、メチルナフタレン中のα−メ
チルナフタレン含有率(以下、〔α−メチルナフタレン
重量/(α−メチルナフタレン重量+β−メチルナフタ
レン重量)〕×100(重量%)、〔α/(α+β)〕
×100(重量%)と略す)が40重量%を超えると共
沸剤の分離に支障が生じ、60重量%以上になると連続
操作はほとんど困難となる。一方、〔α/(α+β)〕
×100(重量%)が40重量%以下のβリッチとなる
と分離が容易になる。
チルナフタレン含有率(以下、〔α−メチルナフタレン
重量/(α−メチルナフタレン重量+β−メチルナフタ
レン重量)〕×100(重量%)、〔α/(α+β)〕
×100(重量%)と略す)が40重量%を超えると共
沸剤の分離に支障が生じ、60重量%以上になると連続
操作はほとんど困難となる。一方、〔α/(α+β)〕
×100(重量%)が40重量%以下のβリッチとなる
と分離が容易になる。
【0016】この現象を利用して、αリッチの状態で留
出した共沸油にβ−メチルナフタレンまたはβリッチの
メチルナフタレン、すなわち、β−メチルナフタレン含
有油を添加して、共沸油をβリッチの状態にし、メチル
ナフタレンMFと共沸剤SAとを分離する。なお、本発
明においてメチルナフタレン含有共沸混合物中に添加す
るβ−メチルナフタレン含有油における上記βリッチの
メチルナフタレン留分としては、β−メチルナフタレン
含有量が50重量%以上、より好ましくは60重量%以
上のものが好ましい。
出した共沸油にβ−メチルナフタレンまたはβリッチの
メチルナフタレン、すなわち、β−メチルナフタレン含
有油を添加して、共沸油をβリッチの状態にし、メチル
ナフタレンMFと共沸剤SAとを分離する。なお、本発
明においてメチルナフタレン含有共沸混合物中に添加す
るβ−メチルナフタレン含有油における上記βリッチの
メチルナフタレン留分としては、β−メチルナフタレン
含有量が50重量%以上、より好ましくは60重量%以
上のものが好ましい。
【0017】また、図2に示すような連続蒸留を行う場
合、原料油と共沸剤2を共沸蒸留を行う蒸留装置10に
供給し、蒸留装置10で共沸蒸留してβ−リッチのメチ
ルナフタレン留分bを分離した後に、蒸留装置14で蒸
留を行って高沸点留分hとαリッチのメチルナフタレン
留分aを分離し、αリッチのメチルナフタレン留分aは
静置分離槽4に送られる。このようにして得られたαリ
ッチのメチルナフタレン留分にβ−メチルナフタレン含
有油を添加し、静置分離槽4中のα−メチルナフタレン
の組成比を好ましくは40重量%以下として、メチルナ
フタレンMFと共沸剤SAとを静置して比重の差によっ
て分離する。
合、原料油と共沸剤2を共沸蒸留を行う蒸留装置10に
供給し、蒸留装置10で共沸蒸留してβ−リッチのメチ
ルナフタレン留分bを分離した後に、蒸留装置14で蒸
留を行って高沸点留分hとαリッチのメチルナフタレン
留分aを分離し、αリッチのメチルナフタレン留分aは
静置分離槽4に送られる。このようにして得られたαリ
ッチのメチルナフタレン留分にβ−メチルナフタレン含
有油を添加し、静置分離槽4中のα−メチルナフタレン
の組成比を好ましくは40重量%以下として、メチルナ
フタレンMFと共沸剤SAとを静置して比重の差によっ
て分離する。
【0018】また、図3に示すように連続蒸留を行って
もよい。原料油3を蒸留装置14に供給し、蒸留装置1
4で蒸留して高沸点留分hと濃縮メチルナフタレンcと
を分離した後、この濃縮メチルナフタレンcに共沸剤S
Aを添加して蒸留装置10を用いて共沸蒸留を行い、β
リッチのメチルナフタレン留分bおよびαリッチのメチ
ルナフタレン留分aを分離する。得られたαリッチのメ
チルナフタレン留分aを静置分離槽4に送り、β−メチ
ルナフタレン含有油を添加して、α−メチルナフタレン
の組成比を下げて共沸剤SAとメチルナフタレンMFを
比重の差によって分離する。
もよい。原料油3を蒸留装置14に供給し、蒸留装置1
4で蒸留して高沸点留分hと濃縮メチルナフタレンcと
を分離した後、この濃縮メチルナフタレンcに共沸剤S
Aを添加して蒸留装置10を用いて共沸蒸留を行い、β
リッチのメチルナフタレン留分bおよびαリッチのメチ
ルナフタレン留分aを分離する。得られたαリッチのメ
チルナフタレン留分aを静置分離槽4に送り、β−メチ
ルナフタレン含有油を添加して、α−メチルナフタレン
の組成比を下げて共沸剤SAとメチルナフタレンMFを
比重の差によって分離する。
【0019】さらに、図4に示すように、回分蒸留装置
10に原料油と共沸剤11を入れて共沸蒸留を行っても
よい。α−メチルナフタレンとβ−メチルナフタレンと
は沸点が異なるため、蒸留前半では沸点の低いβリッチ
のメチルナフタレン留分が得られ、蒸留末期には沸点の
高いαリッチのメチルナフタレン留分が得られる。この
ようにして得たαリッチメチルナフタレン留分は静置分
離槽4に送られ、βメチルナフタレン含有油を添加し
て、α−メチルナフタレンの組成比を下げて共沸剤とメ
チルナフタレンを比重の差によって分離する。
10に原料油と共沸剤11を入れて共沸蒸留を行っても
よい。α−メチルナフタレンとβ−メチルナフタレンと
は沸点が異なるため、蒸留前半では沸点の低いβリッチ
のメチルナフタレン留分が得られ、蒸留末期には沸点の
高いαリッチのメチルナフタレン留分が得られる。この
ようにして得たαリッチメチルナフタレン留分は静置分
離槽4に送られ、βメチルナフタレン含有油を添加し
て、α−メチルナフタレンの組成比を下げて共沸剤とメ
チルナフタレンを比重の差によって分離する。
【0020】上述のように共沸油中のメチルナフタレン
がαリッチである場合には、βリッチのメチルナフタレ
ンまたはβ−メチルナフタレンを加え、βリッチの場合
にはそのまま静置分離槽中で共沸剤との分離を行えばよ
い。共沸油の組成がαリッチであることは、オンライン
分析を行う、あるいは蒸留装置の塔頂温度でも判断でき
るが、ほかに原料組成と操作条件、回分蒸留では蒸留曲
線などからも判断できる。
がαリッチである場合には、βリッチのメチルナフタレ
ンまたはβ−メチルナフタレンを加え、βリッチの場合
にはそのまま静置分離槽中で共沸剤との分離を行えばよ
い。共沸油の組成がαリッチであることは、オンライン
分析を行う、あるいは蒸留装置の塔頂温度でも判断でき
るが、ほかに原料組成と操作条件、回分蒸留では蒸留曲
線などからも判断できる。
【0021】共沸剤と分離後のβリッチのメチルナフタ
レンからは精留操作により、高純度のα−メチルナフタ
レン、β−メチルナフタレンが得られる。また、そのま
までも窒素化合物を含まない良質の有機溶剤などとして
用いられる。さらに、本発明で分離槽中の共沸油に添加
するβリッチのメチルナフタレンとして使用することも
できる。
レンからは精留操作により、高純度のα−メチルナフタ
レン、β−メチルナフタレンが得られる。また、そのま
までも窒素化合物を含まない良質の有機溶剤などとして
用いられる。さらに、本発明で分離槽中の共沸油に添加
するβリッチのメチルナフタレンとして使用することも
できる。
【0022】
【実施例】次に具体例を挙げて本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明の請求範囲は以下の実施例に制約され
るものではない。なお、本文と同様に、実施例中の〔α
/(α+β)〕×100(重量%)は、メチルナフタレ
ン中のα−メチルナフタレンの含有率(重量%)を示
す。
明するが、本発明の請求範囲は以下の実施例に制約され
るものではない。なお、本文と同様に、実施例中の〔α
/(α+β)〕×100(重量%)は、メチルナフタレ
ン中のα−メチルナフタレンの含有率(重量%)を示
す。
【0023】(実施例1)コールタールから蒸留により
得た表1に示す組成(〔α/(α+β)〕×100=6
5(重量%))の原料油250gとエチレングリコール
280gを理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕
込み、還流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5c
c/分(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:
6)となるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽と
して用いた留出槽に〔α/(α+β)〕×100=20
(重量%)のβリッチのメチルナフタレンを6cc/分
で供給し、α−メチルナフタレンの組成比を32重量%
とした。このとき、上記留出槽中でメチルナフタレンと
エチレングリコールは速やかに分離した。
得た表1に示す組成(〔α/(α+β)〕×100=6
5(重量%))の原料油250gとエチレングリコール
280gを理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕
込み、還流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5c
c/分(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:
6)となるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽と
して用いた留出槽に〔α/(α+β)〕×100=20
(重量%)のβリッチのメチルナフタレンを6cc/分
で供給し、α−メチルナフタレンの組成比を32重量%
とした。このとき、上記留出槽中でメチルナフタレンと
エチレングリコールは速やかに分離した。
【0024】(実施例2)コールタールから得た表1に
示す組成(〔α/(α+β)〕×100=65(重量
%))の原料油250gとエチレングリコール280g
を理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕込み、還
流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5cc/分
(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:6)と
なるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽として用
いた留出槽には〔α/(α+β)〕×100=0(重量
%)のβ−メチルナフタレンを2.5cc/分で供給
し、α−メチルナフタレンの組成比を32重量%とし
た。このとき、上記留出槽中でメチルナフタレンとエチ
レングリコールは速やかに分離した。
示す組成(〔α/(α+β)〕×100=65(重量
%))の原料油250gとエチレングリコール280g
を理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕込み、還
流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5cc/分
(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:6)と
なるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽として用
いた留出槽には〔α/(α+β)〕×100=0(重量
%)のβ−メチルナフタレンを2.5cc/分で供給
し、α−メチルナフタレンの組成比を32重量%とし
た。このとき、上記留出槽中でメチルナフタレンとエチ
レングリコールは速やかに分離した。
【0025】(実施例3)〔α/(α+β)〕×100
=40,30,20,0(重量%)の4種類のメチルナ
フタレン200gとエチレングリコール300gとをそ
れぞれ1Lのガラスビーカーに仕込み、2液相の境界の
位置に印を付けた。同一の攪拌条件で1分間で攪拌を停
止し、2液相が印の位置で再び境界を形成するまでの時
間を測定した。各メチルナフタレンでの結果は、それぞ
れ、〔α/(α+β)〕×100=40(重量%)で5
3秒、30(重量%)で38秒、20(重量%)で29
秒、0(重量%)で24秒であった。
=40,30,20,0(重量%)の4種類のメチルナ
フタレン200gとエチレングリコール300gとをそ
れぞれ1Lのガラスビーカーに仕込み、2液相の境界の
位置に印を付けた。同一の攪拌条件で1分間で攪拌を停
止し、2液相が印の位置で再び境界を形成するまでの時
間を測定した。各メチルナフタレンでの結果は、それぞ
れ、〔α/(α+β)〕×100=40(重量%)で5
3秒、30(重量%)で38秒、20(重量%)で29
秒、0(重量%)で24秒であった。
【0026】(比較例1)コールタールから蒸留により
得た表1に示す組成(〔α/(α+β)〕×100=6
5(重量%))の原料油250gとエチレングリコール
280gを理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕
込み、還流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5c
c/分(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:
6)となるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽と
して用いた留出槽へのβ−メチルナフタレンの供給は行
わず、静置分離槽中のα−メチルナフタレンの組成比を
58重量%とした。このとき上記留出槽中ではメチルナ
フタレンとエチレングリコールは完全に分離せず、混相
の乳濁状態となった。
得た表1に示す組成(〔α/(α+β)〕×100=6
5(重量%))の原料油250gとエチレングリコール
280gを理論段数20段の回分蒸留装置の蒸留釜に仕
込み、還流比5で常圧蒸留を行った。留出量が7.5c
c/分(メチルナフタレン:エチレングリコール=4:
6)となるように蒸留釜の温度を調整し、静置分離槽と
して用いた留出槽へのβ−メチルナフタレンの供給は行
わず、静置分離槽中のα−メチルナフタレンの組成比を
58重量%とした。このとき上記留出槽中ではメチルナ
フタレンとエチレングリコールは完全に分離せず、混相
の乳濁状態となった。
【0027】(比較例2)〔α/(α+β)〕×100
=90,70,50(重量%)の3種類のメチルナフタ
レン200gとエチレングリコール300gとをそれぞ
れ1Lのガラスビーカーに仕込み、2液相の境界の位置
に印を付けた。同一の攪拌条件で1分間で攪拌を停止
し、2液相が印の位置で再び境界を形成するまでの時間
を測定した。各メチルナフタレンでの結果は、それぞ
れ、〔α/(α+β)〕×100=90(重量%)で2
05秒、70(重量%)で119秒、50(重量%)で
72秒であった。
=90,70,50(重量%)の3種類のメチルナフタ
レン200gとエチレングリコール300gとをそれぞ
れ1Lのガラスビーカーに仕込み、2液相の境界の位置
に印を付けた。同一の攪拌条件で1分間で攪拌を停止
し、2液相が印の位置で再び境界を形成するまでの時間
を測定した。各メチルナフタレンでの結果は、それぞ
れ、〔α/(α+β)〕×100=90(重量%)で2
05秒、70(重量%)で119秒、50(重量%)で
72秒であった。
【0028】
【0029】
【発明の効果】メチルナフタレンと共沸性をもつ共沸剤
の存在下で、メチルナフタレンの蒸留を行ったとき塔頂
から得られる共沸油において、メチルナフタレン中のα
−メチルナフタレンの組成比が高い場合には静置分離槽
などでの共沸剤とメチルナフタレンとの分離速度が低い
という問題があったが、共沸油にβリッチのメチルナフ
タレンを添加してメチルナフタレン中のβ−メチルナフ
タレンの組成比を高めることにより、共沸剤とメチルナ
フタレンの分離速度を向上できるようになった。
の存在下で、メチルナフタレンの蒸留を行ったとき塔頂
から得られる共沸油において、メチルナフタレン中のα
−メチルナフタレンの組成比が高い場合には静置分離槽
などでの共沸剤とメチルナフタレンとの分離速度が低い
という問題があったが、共沸油にβリッチのメチルナフ
タレンを添加してメチルナフタレン中のβ−メチルナフ
タレンの組成比を高めることにより、共沸剤とメチルナ
フタレンの分離速度を向上できるようになった。
【図1】 メチルナフタレン含有油と共沸剤との分離に
使用する蒸留工程を示す図である。
使用する蒸留工程を示す図である。
【図2】 連続蒸留によるメチルナフタレンと共沸剤を
分離する工程を示す図である。
分離する工程を示す図である。
【図3】 連続蒸留によるメチルナフタレンと共沸剤を
分離する異なる工程を示す図である。
分離する異なる工程を示す図である。
【図4】 回分共沸蒸留によるメチルナフタレンと共沸
剤とを分離する工程を示す図である。
剤とを分離する工程を示す図である。
MF メチルナフタレン SA 共沸剤 a αリッチのメチルナフタレン留分(α−メチルナフ
タレンを多く含むメチルナフタレン+共沸剤) b βリッチのメチルナフタレン留分(β−メチルナフ
タレンを多く含むメチルナフタレン+共沸剤) c 濃縮メチルナフタレン d1 蒸留前半(β−リッチのメチルナフタレン留分) d2 蒸留後半(α−リッチのメチルナフタレン留分) h 高沸点留分 2 原料油+共沸剤 3 原料油 4 静置分離槽 8 β−メチルナフタレン含有油 10 蒸留装置(共沸蒸留) 11 原料+共沸剤 12 還流槽 14 蒸留装置
タレンを多く含むメチルナフタレン+共沸剤) b βリッチのメチルナフタレン留分(β−メチルナフ
タレンを多く含むメチルナフタレン+共沸剤) c 濃縮メチルナフタレン d1 蒸留前半(β−リッチのメチルナフタレン留分) d2 蒸留後半(α−リッチのメチルナフタレン留分) h 高沸点留分 2 原料油+共沸剤 3 原料油 4 静置分離槽 8 β−メチルナフタレン含有油 10 蒸留装置(共沸蒸留) 11 原料+共沸剤 12 還流槽 14 蒸留装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10C 1/18 6958−4H
Claims (4)
- 【請求項1】メチルナフタレン含有油を共沸剤の存在下
に共沸蒸留し、得られたメチルナフタレン含有共沸混合
物中にβ−メチルナフタレン含有油を添加して液−液分
離することを特徴とするメチルナフタレンと共沸剤の分
離方法。 - 【請求項2】前記共沸剤がエチレングリコールである請
求項1に記載のメチルナフタレンと共沸剤の分離方法。 - 【請求項3】前記β−メチルナフタレン含有油添加後の
共沸混合物中のα−メチルナフタレンのメチルナフタレ
ンに対する組成比が40重量%以下である請求項1また
は2記載のメチルナフタレンと共沸剤の分離方法。 - 【請求項4】前記メチルナフタレン含有油が、コールタ
ールの蒸留で得られる沸点220〜280℃の留分、ま
たは該留分を蒸留して得られるメチルナフタレン留分、
またはその釜残でメチルナフタレンが5重量%以上残存
する高沸点油である請求項1〜3いずれかに記載のメチ
ルナフタレンと共沸剤の分離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24522994A JPH08109384A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | メチルナフタレンと共沸剤の分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24522994A JPH08109384A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | メチルナフタレンと共沸剤の分離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08109384A true JPH08109384A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17130581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24522994A Withdrawn JPH08109384A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | メチルナフタレンと共沸剤の分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08109384A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1314780C (zh) * | 2005-07-27 | 2007-05-09 | 中钢集团鞍山热能研究院 | 低温焦油加工工艺 |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP24522994A patent/JPH08109384A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1314780C (zh) * | 2005-07-27 | 2007-05-09 | 中钢集团鞍山热能研究院 | 低温焦油加工工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |