JPH08109688A - 吸音板 - Google Patents

吸音板

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JPH08109688A
JPH08109688A JP6331337A JP33133794A JPH08109688A JP H08109688 A JPH08109688 A JP H08109688A JP 6331337 A JP6331337 A JP 6331337A JP 33133794 A JP33133794 A JP 33133794A JP H08109688 A JPH08109688 A JP H08109688A
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JP
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sound absorbing
absorbing plate
holes
ribs
sound
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JP6331337A
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English (en)
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Kyoji Fujiwara
恭司 藤原
Shinta Yamamura
信太 山村
Naoyuki Furuta
直行 古田
Tadanori Mizukami
忠則 水上
Yutaka Tazaki
豊 田崎
Takashi Mikami
貴 三神
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Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内の音響設計、屋外の騒音防止等の用途と
しての吸音板に関し、特に低周波数域における高い吸音
率を備えた吸音構造を形成するために使用できると共に
不快感のない良好な外観を備え、貫通孔の汚れや詰まり
の生じにくい吸音板を提供する。 【構成】 全体がほぼ平板状の部材である吸音板本体2
の一方の面に、複数のリブ2aを有すると共に、該リブ
2a間の基底部2bに複数の貫通孔3を設けた有孔構造
をなし、更に吸音板本体2は、各リブ2aの間に、貫通
孔3を隠蔽するように設けられた隠蔽材5を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の天井及び壁面用
途の音響設計、屋外の騒音防止としての防音壁及びトン
ネル内装等の用途において表面材として用いる吸音板に
関し、特に低周波数域(低音域)において高い吸音率を
示す吸音構造の表面に配置する吸音板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井や壁面等に設ける吸音板とし
て、岩綿やガラスウール等の繊維マット板が使用されて
いる。しかしながら、これらの繊維マット板では中高音
域の吸音効果は有るものの、低周波数域での吸音特性に
劣るという欠点がある。そこで、低周波数域での吸音特
性に優れた吸音構造として、空気室の前に、平板に多数
の貫通孔を設けて有孔構造とした吸音板を配置したもの
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の有孔
構造の吸音板は、平面に多数の孔を開口させた形状であ
るので、これを天井や壁面の表面に配置すると、平面に
開口した多数の孔が見えてしまい、壁表面に視点が合わ
なくなり、ちらちらして不快感を与えるという問題があ
った。また、平面に多数の孔を開口しただけの単純な形
状であるため、意匠的な限界があった。更に、多数の孔
が汚れて外観を悪くするとか、吸音特性を劣化させると
いう問題もあった。
【0004】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、空気室の前に配置して良好な吸音特性を備
えた吸音構造を形成するために使用でき、しかも良好な
外観を与えることの可能な有孔構造の吸音板を提供する
ことを目的とする。
【0005】更に、本発明は多数の貫通孔を備えた有孔
構造でありながら、その孔の汚れや詰まりを防止できる
吸音板を提供することも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明は、
上記問題点を解決するため、全体がほぼ板状をなした部
材の少なくとも一方の面に複数のリブを形成すると共に
該リブの間の基底部に複数の貫通孔を形成して吸音板を
構成したことを特徴とするものである。
【0007】請求項2の発明は、上記の吸音板におい
て、前記リブを設けている側の面に、前記貫通孔を隠蔽
する隠蔽材を設けたことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3の発明は、全体がほぼ板状
をなした部材の少なくとも一方の面に、先端側が拡がっ
た断面形状の複数のリブを形成すると共に、該リブの根
本の前記リブ先端で隠蔽される部分に他方の面に通じる
複数の貫通孔を形成して吸音板を構成したことを特徴と
するものである。
【0009】更に、本願請求項4の発明は、全体がほぼ
板状をなした部材に、複数列の貫通孔を形成すると共
に、少なくとも一方の面に各列の貫通孔をそれぞれ隠蔽
する複数の隠蔽材を設けて吸音板を構成したことを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】本願請求項1の発明の吸音板は、少なくとも一
方の面に複数のリブを形成しているので、この吸音板を
空気室の前面に取り付けて吸音構造を形成する際に、そ
のリブを形成した面が外側となるように取り付けること
により、多数のリブが並んだ外観となり、多数の孔が形
成されているにもかかわらず、その孔によるちらつきが
なく、不快感を与えることがない。また、吸音板は多数
の貫通孔を備えた有孔構造であるので、空気室との組み
合わせにより低周波数域での吸音特性の良い吸音構造を
形成できる。更に、リブの間隔や幅を適宜変えることに
より、種々な外観を与えることができ、種々な意匠に変
更できる。また、複数のリブは補強の作用も果たしてお
り、吸音板の強度を向上できる。
【0011】請求項2の発明では、貫通孔を隠蔽する隠
蔽材を設けたことにより、外部から貫通孔が見えず、多
数の孔によるちらつきが一層無くなり、良好な外観を与
えることができる。また、この隠蔽材は貫通孔を保護し
てその中にごみやほこりが付着することを防止でき、長
期間に渡って、貫通孔の詰まりを防止できる。
【0012】請求項3の発明の吸音板も、少なくとも一
方の面に複数のリブを形成しており、且つ多数の貫通孔
を備えた有孔構造であるので、この吸音板を空気室の前
面に取り付けて低周波数域での吸音特性の良い吸音構造
を形成することができ、且つその際に、そのリブを形成
した面を外側とすることにより、好ましい外観を与える
ことができる。しかも、多数の貫通孔はリブで隠された
位置に形成されるので、外部からあまり見えず、このた
め多数の孔によるちらつきが無く、不快感を与えること
がない。
【0013】請求項4の発明の吸音板も、複数列の貫通
孔を有した有孔構造であるので、この吸音板を空気室の
前面に取り付けて低周波数域での吸音特性の良い吸音構
造を形成することができ、且つその際に、各列の貫通孔
を隠蔽するように隠蔽材を設けた面を外側とすることに
より、貫通孔を隠して複数の隠蔽材の並んだ外観とする
ことができ、貫通孔によるちらつきを無くして好ましい
外観を与えることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。図
1は本発明の一実施例による吸音板の概略斜視図、図2
はその吸音板を図1のA−A方向に見た概略断面図であ
る。全体を参照符号1で示す吸音板は、全体がほぼ平板
状の部材である吸音板本体2を備えている。この吸音体
本体2は、一方の面に、互いに平行に設けられた複数の
リブ2aを有すると共に該リブ2aの間の基底部2bに
複数の貫通孔3を設けた有孔構造のものである。更に吸
音板1は、各リブ2aの間に、貫通孔3を隠蔽するよう
に設けられた隠蔽材5を有している。この隠蔽材5は表
面の長い隠蔽部5aと、その隠蔽部5aを貫通孔3を設
けていない位置で基底部2bに接続させるための脚部5
bを備えている。
【0015】図3はこの吸音板1を用いて構成した吸音
構造の1例を示す概略断面図であり、7はこの吸音構造
を取り付ける壁面、8は空気室、9はその空気室8の前
面に配置されたグラスウール等の吸音材であり、吸音板
1はその吸音材9の更に前面に、リブ2aを外側として
配置されている。従って、吸音板1は吸音構造の最表面
に配置されており、リブ2aを設けた側の表面が見られ
得る状態となっている。なお、吸音材9としては、グラ
スウールの他に、ロックウール、繊維マット材等の多孔
質材、帆布等の膜材等でもよい。
【0016】かかる構成の吸音構造は、吸音板1のリブ
2a及び隠蔽材5が並んだ表面が外観となり、多数の貫
通孔3が形成されているにもかかわらず、その貫通孔3
は見えず、従って貫通孔3によるちらつきはなく、リブ
2a及び隠蔽材5が並んだ縞状の好ましい外観となる。
このため、見る人に不快感を与えることがなく、好印象
を与えることができる。また、複数のリブ2aは補強の
作用を果たすので、単に平板状の吸音板に比べて強度が
大きく、このため、壁7に対して空気室8を形成するよ
う間隔を開けて吸音板1を取り付けるための支持部材
(図示せず)を簡略化できる。更に、隠蔽材5は貫通孔
3に対して汚れやごみの付着を防止できるので、貫通孔
3が塞がることを長期間に渡って防止できる。
【0017】図3に示す吸音構造では、外部からの音波
が表面の吸音板2にぶつかり、その貫通孔3を通って背
後の吸音材9及び空気室8に入り、その吸音材9及び空
気室8による、熱伝達によって等温変化又は断熱変化に
より吸音される。この際、貫通孔3と空気室8との組み
合わせにより、主として低周波数域の吸音効果が得ら
れ、吸音材9は中高音域の吸音に効果がある。かくし
て、この吸音構造は低周波数域から高周波数域まで優れ
た吸音効果を発揮する。
【0018】上記実施例の吸音板1において、吸音板本
体2に形成する多数の貫通孔3は、空気室8への音の進
入を容易とするために設けたものであり、この開口率、
孔径、ピッチ等は、空気室との組み合わせによる吸音の
周波数特性を考慮して定めればよい。一般的には、開口
率としては2〜20%程度が好ましく、更には5〜10
%程度が好ましい。また、孔径としては、3〜15mm
程度が好ましく、更には5〜7mm程度が好ましい。な
お、孔ピッチは上記した開口率及び孔径の範囲に一致す
るように適当に定めればよい。
【0019】吸音板本体2に形成するリブ2aの幅や間
隔は、上記した貫通孔3の孔ピッチを考慮して、且つ好
ましい外観を与えるように定めればよい。また、リブ2
aの高さはリブ2aによる補強効果や、隠蔽材5の高さ
を考慮して定めればよく、通常、基底部2bの厚さに対
して0.5〜2倍程度に、好ましくは1倍前後に定めら
れる。リブ2aの断面形状は、図示実施例に示すような
底部が広くなった台形状に限らず、矩形状或いは逆台形
状等としてもよい。これらの形状も、好ましい外観が得
られるよう適宜変更可能である。
【0020】隠蔽材5は、多数の貫通孔3を隠蔽するた
めに設けるものであり、通常その幅は貫通孔3の孔径よ
りも大きく設定されている。なお、この隠蔽材5の断面
形状、寸法等も図示実施例のものに限定されるものでな
く、貫通孔3への音波進入を遮断しない限り種々変更可
能である。例えば、図4は断面がT字状の隠蔽材の例を
示すもので、(a)に示す隠蔽材5Aは、リブ2aより
も低い高さに作られたもの、(b)に示す隠蔽材5B
は、リブ2aよりも高い高さに作られたもの、(c)に
示す隠蔽材5Cは、リブ2aよりも高い高さで、且つリ
ブ2a、2a間の溝幅よりも広い幅に作られたものであ
る。また、図5は断面形状の異なる隠蔽材の例を示すも
ので、(a)に示す隠蔽材5Dは、半円形断面の隠蔽部
を有するもの、(b)に示す隠蔽材5Eは、三角形断面
の隠蔽部を有するもの、(c)に示す隠蔽材5Fは、円
弧状断面の隠蔽部を有するもの、(d)に示す隠蔽材5
Gは、円形断面のものである。
【0021】上記したように、隠蔽材5(及び5A〜5
G等)は貫通孔3を隠蔽するためのものではあるが、貫
通孔3への音波進入は遮断しないように設けられる。こ
のため、通常、隠蔽材5と吸音板本体2との間に形成さ
れる通路の断面積が、貫通孔3の断面積よりも大きく設
定される。このようにすると、吸音板1の開口率が貫通
孔3の開口率によって定まり、従って隠蔽材5を設けた
ことによる吸音特性への影響があまり生じない。このた
め、貫通孔3の設計(開口率、孔径、孔ピッチ等の設
計)によって、吸音板の吸音特性を定めることができ、
隠蔽材5は外観を考慮してその形状、寸法等を任意に定
めることができ、意匠を所望のように変えることができ
る。なお、隠蔽材5と吸音板本体2との間に形成される
通路の断面積を、貫通孔3の断面積よりも小さく設定
し、吸音板1の開口率がこの隠蔽材5と吸音板本体2と
の間に形成される通路によって定まるようにすることも
可能であり、この構成とすると、隠蔽材5によって吸音
特性を変化させることができる。
【0022】上記の吸音板1の吸音板本体2の材質は、
特に限定されず、例えば、木材、プラスチック等のそれ
自体では吸音効果をあまり持たないものでもよいし、岩
綿、ガラスウール等のように繊維マット状の吸音効果を
有するものでもよい。また、隠蔽材5の材質としても、
吸音板本体2の材質と同様のものが使用できる。吸音板
本体2と隠蔽材5とは、同一材質で構成してもよいし、
異なる材質で構成してもよい。なお、吸音板本体2及び
/又は隠蔽材5の材質として吸音効果を備えた材料を用
いると、一層吸音特性が向上する利点が得られる。
【0023】上記実施例では、リブ2a、2a間に形成
した貫通孔3を隠蔽するために、隠蔽材5を配置してい
るが、隠蔽材5を省略することも可能である。図6はそ
の場合の実施例を示すもので、吸音板本体2のリブ2
a、2aの間の基底部2bに、多数の貫通孔3が隠蔽さ
れることなく形成されている。この実施例では、貫通孔
3が見える状態となっているが、リブ2aを設けている
ため、そのリブ2aが強調されて見え、そのリブ2a、
2aで形成される溝の底部にある貫通孔3はあまり目だ
たず、このため、多数の孔によって目がちらちらすると
いうことがなく、不快感を与えることがない。
【0024】図7〜図9は本発明の他の実施例を示すも
のである。この実施例の吸音板11は、全体がほぼ平板
状の吸音板本体12のみで構成されている。この吸音板
本体12は、一方の面に、互いに平行に設けられた複数
のリブ12aを有し、且つその根本の部分に複数の孔1
3を形成している。この複数のリブ12aは、先端側が
拡がった断面形状を有しており、前記孔13はリブ12
aの先端の幅よりも小さいがリブ12aの底部の幅より
も大きい直径を有している。従って、孔13の上端は、
リブ12aと基底部12bとの交点部分で且つリブ12
a先端で隠蔽される部分に開口しており、従って、吸音
板本体12の一方の面から他方の面に貫通した貫通孔を
形成している。ここで、孔13の、リブ12aと基底部
12bとの交点部分に開口した面積は、所望の吸音特性
に要求される開口率となるように定められている。な
お、孔13としては、図示したように一つのリブ12a
の両側に開口するような大きい直径のものに限らず、リ
ブ12aの片側のみに開口するような小さい直径のもの
としてもよく、その場合その小さい直径の孔はリブ12
aの片側のみに配置してもよいし、両側にそれぞれ配置
してもよい。
【0025】この実施例の吸音板11も、図3に示す構
成の吸音構造に、吸音板1に代えて使用され、低周波数
域での吸音特性の良い吸音構造を形成することができ
る。この際、リブ12aを外面側に配置することで、外
部からは孔13が見えず、平行なリブによる溝状の好ま
しい外観を与えることができる。
【0026】以上の各実施例ではリブ2a、12aが1
方向のみに延びる形状に配置された例であるが、更に、
このリブ2a、12aに直角方向に延びるリブを適当な
間隔で設けてもよい。また、上記の各実施例ではリブ2
a、12aを一方の面のみに設け、他方の面を平坦な面
としているが、他方の面は平坦な面に限らず、例えば、
リブを形成したものとしてもよい。その場合、リブの断
面形状、方向等は一方の面に形成しているリブ2a、1
2aと同じとしてもよいし、異なるものとしてもよい。
【0027】次に、図10、図11は本発明の更に他の
実施例を示すものである。この実施例の吸音板21は、
リブを備えていない単純な平板状の吸音板本体22を有
し、その吸音板本体に複数列となるように貫通孔23を
形成している。そして、その吸音板本体22の一方の面
に、その各列の貫通孔23をそれぞれ隠蔽するように複
数の隠蔽材25を取り付けている。この実施例の吸音板
21も、他の実施例の吸音板と同様に、図3に示す構成
の吸音構造に、吸音板1に代えて使用され、低周波数域
での吸音特性の良い吸音構造を形成することができる。
この際、隠蔽材25を外面側とすることで、外部からは
貫通孔23が見えず、平行な隠蔽材25による溝状の好
ましい外観を与えることができる。なお、吸音板本体2
2の隠蔽材25を設けた側とは反対側の面にも、隠蔽材
を設けるとか、リブを形成する等の変更を行ってもよ
い。
【0028】図6〜図11に示す実施例においても、各
吸音板本体や隠蔽材を構成する材質や、貫通孔の開口率
等は、図1〜図5に示す実施例について説明したものと
同様である。
【0029】次に、吸音特性を測定した測定結果を示
す。 実施例1 図12(a)に示すように、空気室8の前面に吸音材9
及び吸音板1を配置した構成の吸音構造(構造A)を作
成した。ここで使用する吸音板1は、リブ2aを備えた
吸音板本体2と隠蔽材5からなるものであり、各部の寸
法は図示の通り(単位はmm)。吸音板本体2の材質は
岩綿板(密度37kg/m3 )、隠蔽材5の材質は木
材、貫通孔3の孔径は7mm、リブ2aに沿う方向のピ
ッチは22mmである。また、吸音材9はグラスウール
(密度32kg/m3 )である。
【0030】実施例2 図12(b)に示すように、実施例1と同一の吸音板本
体2のみを吸音板として用い、実施例1と同一構造の吸
音構造(構造B)を作成した。各部の寸法は、材質は実
施例1と同様である。
【0031】比較例1 図12(c)に示すように、貫通孔のない吸音板30の
みで吸音構造(構造C)を作成した。この吸音板30の
寸法、材質は貫通孔を備えていないことを除いては、実
施例1の吸音板本体2と同一である。
【0032】実施例3 実施例1と同一構造〔従って、図12(a)に示す構造
A〕、同一寸法ではあるが、吸音板本体2及び隠蔽材5
の材質を木材とした。
【0033】実施例4 実施例2と同一構造〔従って、図12(b)に示す構造
B〕、同一寸法ではあるが、吸音板本体2の材質を木材
とした。
【0034】比較例2 比較例1と同一構造〔従って、図12(c)に示す構造
C〕、同一寸法ではあるが、材質を木材とした。
【0035】比較例3 図12(d)に示すように、平板に多数の貫通孔33を
形成した構成の吸音板32を用いた以外は実施例1と同
一構造の吸音構造(構造D)を作成した。吸音板32の
材質は木材、厚さは9mm、貫通孔33の孔径は7m
m、ピッチは左右方向及びそれに直角な方向ともに22
mmである。
【0036】上記の実施例1〜4及び比較例1〜3につ
いて、垂直入射吸音率を測定し、表1、表2に示す結果
を得た。また、これを図示して図13、図14に示すグ
ラフを得た。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】表1、表2及び図13、図14から明らか
なように、貫通孔のない吸音板(比較例1、2)では吸
音率が低いが、吸音板に貫通孔を形成して有孔構造とす
ると、大幅に吸音率が向上し、特に低周波数域での吸音
特性が向上する。また、その際、吸音板にリブを設けた
場合(実施例2、実施例4)と、リブと隠蔽材を設けた
場合(実施例1、実施例3)と、平坦な有孔の吸音板3
2を用いた場合(比較例3)とは、吸音板の材質を同じ
とすると、吸音特性がほぼ等しくなっており、このこと
は、リブを設けたり、隠蔽材を設けても吸音特性を劣化
させることはないことを示している。従って、本願発明
によって、吸音特性を劣化させることなく、リブや隠蔽
材を設けて美観を改善することが可能である。更に、吸
音板の材質を、それ自体が吸音効果を有するものとした
場合(実施例1、実施例2)では、吸音効果の小さい木
材を使用した場合(実施例3、実施例4)に比べて吸音
特性が良好であることが判明した。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本願請求項1の
発明の吸音板は、複数の貫通孔を備えた板状の吸音板本
体の少なくとも一方の面に複数のリブを形成した構成で
あるので、空気室の前面に、リブを形成した側が外面と
なるように配置することにより低周波数域での吸音特性
の良い吸音構造を作ることができると共に、外面が多数
のリブの並んだ形状となり、複数の貫通孔が形成されて
いるにもかかわらず、その貫通孔によるちらつきがな
く、不快感を与えることがないという効果を有してい
る。また、リブの間隔や幅を適宜変えることにより、種
々な外観を与えることができ、種々な意匠に変更でき、
更にそのリブによる補強効果によって吸音板の強度を向
上できる等の効果も有している。
【0041】次に、請求項2の発明の吸音板は、更に貫
通孔を隠蔽する隠蔽材を設けたことにより、外部から貫
通孔が見えず、多数の孔によるちらつきが一層無くな
り、良好な外観を与えることができると共に、貫通孔に
ごみやほこりが付着することを防止でき、長期間に渡っ
て、貫通孔の詰まりを防止できるという効果を有してい
る。
【0042】請求項3の発明の吸音板は、少なくとも一
方の面に先端が拡がった断面形状の複数のリブを形成
し、その根本の部分に、リブ先端で隠蔽される部分に貫
通孔を形成した有効構造としているので、空気室の前面
に、リブを形成した側が外面となるように取り付けて低
周波数域での吸音特性の良い吸音構造を形成することが
できると共に、外面が多数のリブの並んだ形状となり、
しかも、多数の貫通孔はリブで隠された位置に形成され
るので、外部からあまり見えず、好ましい外観を与える
ことができるという効果を有している。
【0043】請求項4の発明の吸音板は、複数列の貫通
孔を有した有孔構造の板状の吸音板本体の少なくとも一
方の面に、各列の貫通孔を隠蔽するように隠蔽材を設け
た構成であるので、空気室の前面に、隠蔽材を設けた側
が外面となるように取り付けて低周波数域での吸音特性
の良い吸音構造を形成することができ、且つその際に、
各列の貫通孔が隠蔽材で隠されるため、複数の隠蔽材の
並んだ外観とすることができ、貫通孔によるちらつきを
無くして好ましい外観を与えることができるという効果
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による吸音板の概略斜視図
【図2】図1に示す吸音板を図1のA−A方向に見た概
略断面図
【図3】図1に示す吸音板を用いて構成した吸音構造の
1例を示す概略断面図
【図4】(a)、(b)、(c)はそれぞれ異なる形状
の隠蔽材を用いた吸音板を示す概略断面図
【図5】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ異
なる形状の隠蔽材を用いた吸音板を示す概略断面図
【図6】本発明の他の実施例による吸音板を示す概略斜
視図
【図7】本発明の更に他の実施例による吸音板を示す概
略斜視図
【図8】図7に示す吸音板を図7のB−B方向に見た概
略断面図
【図9】図7に示す吸音板の下面図
【図10】本発明の更に他の実施例による吸音板を示す
概略斜視図
【図11】図10に示す吸音板を図10のC−C方向に
見た概略断面図
【図12】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ
吸音特性を測定した吸音構造を示す概略断面図
【図13】岩綿からなる吸音板を用いた吸音構造の吸音
特性の測定結果を示すグラフ
【図14】木材からなる吸音板を用いた吸音構造の吸音
特性の測定結果を示すグラフ
【符号の説明】
1、11、21 吸音板 2、12、22 吸音板本体 2a、12a リブ 2b、12b 基底部 3、13、23 貫通孔 5、25 隠蔽材 5a 隠蔽部 5b 脚部 7 壁面 8 空気室 9 吸音材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水上 忠則 東京都府中市緑町3−17−11 ドーミー東 府中305 (72)発明者 田崎 豊 神奈川県中郡二宮町中里2−34−16 (72)発明者 三神 貴 埼玉県所沢市中新井1−41−2 日東紡績 株式会社日東寮

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体がほぼ板状をなし、少なくとも一方
    の面に複数のリブを有すると共に該リブの間の基底部に
    複数の貫通孔を設けたことを特徴とする吸音板。
  2. 【請求項2】 前記リブを設けている側の面に、前記貫
    通孔を隠蔽する隠蔽材を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の吸音板。
  3. 【請求項3】 全体がほぼ板状をなし、少なくとも一方
    の面に、先端側が拡がった断面形状の複数のリブを有す
    ると共に該リブの根本の前記リブ先端で隠蔽される部分
    に他方の面に通じる複数の貫通孔を設けたことを特徴と
    する吸音板。
  4. 【請求項4】 全体がほぼ板状をなし、複数列の貫通孔
    を有すると共に、少なくとも一方の面に、各列の貫通孔
    をそれぞれ隠蔽する複数の隠蔽材を設けたことを特徴と
    する吸音板。
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