JPH08111006A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JPH08111006A
JPH08111006A JP24797294A JP24797294A JPH08111006A JP H08111006 A JPH08111006 A JP H08111006A JP 24797294 A JP24797294 A JP 24797294A JP 24797294 A JP24797294 A JP 24797294A JP H08111006 A JPH08111006 A JP H08111006A
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JP
Japan
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layer
magnetoresistive element
magnetic head
shield
magnetic
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JP24797294A
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Norio Yamamoto
憲郎 山本
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MR型ヘッドのMR素子部引出導体層の段差
にもとづくライトギャップ層のねじれのために記録特性
が低下することを防止すること。 【構成】 下部シールド上に所定幅の磁気抵抗素子膜を
有し、該下部シールド上から該磁気抵抗素子膜の頂面両
端部上の延在する1対の引出導体層を有し、該磁気抵抗
素子膜及び該引出導体層上に上部シールドとライトギャ
ップ層を有し、かつ該上部シールドの該磁気抵抗素子膜
上方に書込み用上部磁極を有する磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドにおいて、前記ライトギャップ頂面の段差部の角度
が水平に対して5°以下であることを特徴とする磁気ヘ
ッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドとその製造方
法に係り、より詳しくは磁気抵抗効果型磁気ヘッド(M
R型ヘッド)とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜磁気ヘッド又はインダクティ
ブヘッド(巻線型複合ヘッド)に対し、MR型ヘッドは
磁気抵抗効果を利用するので再生出力が周速に依存せ
ず、センス電流を大きくすると出力を大きくできるの
で、インダクティブヘッドの2〜5倍の再生出力が期待
でき、また書込みヘッドと再生ヘッドが別になるので書
き込みヘッドのコイルのターン数を減らすことができる
などの特徴を有し、近時注目されている。
【0003】このMR型ヘッドの典型的な構造を図15
を参照して説明すると、基材101上にセンダストなど
の下部シールド102を形成後、パーマロイ(軟磁性
膜)/Ta(磁界分離)/NiFe(磁気抵抗素子膜)
の積層構造103(パーマロイはSAL(soft a
djustment layer)と呼ばれる)を所定
幅(リードコア巾)で成膜し、その両端部上へ延在する
CoCrPtやFeMnからなるBCS(bounda
ry control stalilization)
膜104及びWなどからなる引出導体層106を形成す
る。その後、全面にAl2 3 などからなる絶縁層間を
介してNiCrなどの上部シールド108、Al2 3
などからなるライトギャップ層109を成膜し、その上
にNiFeなどの上部磁性110が形成される。このよ
うな磁気ヘッドに対して磁気ヘッドのトラックは上下方
向に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のMR型ヘッドの
構造では、磁気抵抗素子部103とその両端部上へ延在
する引出電極106との段差がそのままライトギャップ
層109に反映するため、ライトギャップ層109にう
ねりが生じて書き込みの位相がずれて書き込み特性を劣
化させる。
【0005】それでも、記録密度が低くコア巾が大きい
場合には、図16(A)の如くライトギャップ層のうね
り部分(W2 −W1 )がコア巾に占める割合が小さいの
であまり問題にならなかったが、記録密度が向上し、コ
ア巾を小さくする必要が生じてくると、図16(B)の
如くコア巾に対するライトギャップのうねり部分(W 4
−W3 )が占める割合が大きくなり、ライトギャップの
うねりが書き込み性能に影響する度合も大きくなり、ラ
イトギャップのうねりが無視できなくなった。そのた
め、ライトギャップのうねりが書込み密度の向上を防げ
ている。
【0006】そこで、本発明はこのようなライトギャッ
プのうねりにもとづく書込み性能への影響のない磁気ヘ
ッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、摺動面近傍において下部シールド上に所
定幅の磁気抵抗素子膜を有し、該下部シールド上から該
磁気抵抗素子膜の頂面両端部上へ延在する1対の引出電
極層を有し、該磁気抵抗素子膜及び該引出電極上に上部
シールドとライトギャップ層を有し、かつ該上部シール
ドの該磁気抵抗素子膜上方に書き込み用上部磁極を有す
る磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいて、前記ライトギャ
ップ頂面の段差部の角度が水平に対して5°以下、好ま
しくは2°以下であることを特徴とする磁気ヘッドを提
供する。
【0008】同様に、本発明によれば、下部シールド上
に所定幅の磁気抵抗素子膜を形成し、該下部シールド上
から該磁気抵抗素子膜の頂面両端部上へ延在する1対の
引出電極を形成し、該磁気抵抗素子膜及び該引出電極上
に上部シールドを形成し、その後該上部シールド上にラ
イトギャップ層及び書込み用上部磁極を形成する磁気抵
抗効果型磁気ヘッドの製造方法において、前記上部シー
ルドを電解めっき法で形成し、および(または)形成し
た上部シールドの頂面に平坦化処理、例えば全面エッチ
バック(イオンミリング、電解エッチなど)、スピンオ
ングラス(SOG)膜形成、平面研削(ラップなど)な
どを施こすことを特徴とする磁気抵抗素子型磁気ヘッド
の製造方法も提供される。
【0009】
【作用】本発明によれば、磁気抵抗素子膜部に段差が存
在しても書込み用上部磁極のライトギャップのうねりの
形成を抑制し、書き込み特性の低下を防止できる。ま
た、そのようなMR型ヘッドの製造方法が提供される。
【0010】
【実施例】図1は磁気ディスク装置の内部構造の全容を
示す平面図であり、磁気ディスクDが高速回転している
状態で、その半径方向に磁気ヘッド1が移動してシーク
動作し、情報の記録/再生が行なわれる。図中、2はス
ピンドル、3はサスペンション、4は駆動アーム、5は
ボイスコイルモータである。この磁気ヘッド1の位置で
磁気ディスクD切断し拡大すると、図2のようになる。
【0011】薄膜型の磁気ディスクDにおいて、11は
アルミニウムやガラスなどの非磁性体からなる基板であ
り、その表面に、機械的強度を上げるためにNiPめっ
き層12を形成した状態で、Co合金の水平配向性を高
めるためのCr下地層13を1000Å程度スパッタ成
膜してある。そして、CoCrTaまたはCoNiCr
などの磁性材を500Å程度スパッタして薄膜磁性膜1
4を形成した後、保護膜15としてカーボンなどを30
0Å程度スパッタし、最後にパーフロロポリエーテルな
どのようなフッ素系の潤滑層16を数十Å程度塗布し
て、完成する。
【0012】この磁気ディスクDを矢印a1 方向に高速
回転させ、風力によって磁気ヘッドスライダ1が微小量
浮上した状態で、ヘッド素子部18によって、磁気ディ
スクDに情報の記録/再生を行なう。磁気ヘッドのスラ
イダ1は、ジンバル20を介してサスペンジョン(スプ
リングアーム)3に取り付けられ、キャリッジ22の駆
動アーム4でシーク動作が行なわれる。このように、機
構の簡便さから、装置の起動・停止時にはコアスライダ
が浮上せず摺動するCSS(Cotact Start
Stop)方式が普及している。
【0013】図3の磁気ヘッドはMR型ヘッドであり、
ヘッド素子部24が薄膜技術で形成され、かつAl2
3 などの保護膜で覆われている。スライダ1は、摺動面
の左右に浮上レール25,26を有しており、そのヘッ
ド素子部24と反対側に、空気流を取り込む流入斜面2
5s,26sが形成されている。図4に、複合薄膜磁気
ヘッドを使用した場合の説明図を示す。図4(A)は切
截斜面図、図4(B)は(X−Xで切断した)断面図で
ある。
【0014】図4(A),(B)は、電磁変換ヘッド
(記録ヘッド)と磁気抵抗効果型(MR)ヘッド(再生
ヘッド)の複合薄膜磁気ヘッド40を示したもので、図
において、磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッド)41
は、非磁性基板42上に形成した長方形の磁気抵抗効果
素子(MR素子)43と、MR素子43の引出し導体層
44と、上、下磁気シールド層45a,45bとで構成
されている。
【0015】引出し導体層44は、MR素子43の長手
方向に対して所定幅で切除されてMR素子43のMR層
(後述する)の両端に接続されている。MR素子33及
び引出し導体層44は磁気シールド素子層45bとの間
にあって非磁性絶縁層36で電気的に接続されている。
一方、磁気ディスクDに情報の記録を行うための電磁変
換型ヘッド(インダクティブヘッド)は、MRヘッド4
1の上磁気シールド素子45aを下部磁極(第1磁極)
とし、その上面に順にアルミナ(Al2 3 )を介在し
た記録ギャップを介して熱硬化樹脂からなる層間絶縁層
49、薄膜コイル導体層(Cu)50及び上部磁極51
を積層し、上部磁極(第2磁極)51と下部磁極(上磁
気シールド層)45aとで形成した記録ギャップ48に
よって情報の水平記録を行う。また、上部磁極51上に
は保護絶縁層52が形成される。これらはスパッタ又は
真空蒸着メッキ法等により形成される。
【0016】図中、6が水素含有炭素(ダイヤモンド様
カーボン)層からなる保護層であり、その上に任意に潤
滑保護層としてフッ素化物層17が形成され塗布する。
図5、図6は、薄膜磁気ヘッドの製造方法を説明する図
であり、図5は基板上に多数のヘッド素子部をマトリッ
クス状に形成する方法を示し、図6(A),(B)は1
列のスライダブロックからスライダを1個ずつ分離し仕
上げる方法を示す。
【0017】図5に示すように、フェライトやAl2
3 −TiCなどの基板1w上に多数のヘッド素子部24
…をマトリックス状に薄膜技術で一斉に作製した後、最
終的には切断線28,29に示す位置から1個ずつ分離
すると、薄膜磁気ヘッドが完成する。しかしながら、作
製順序としては、まず横方向の切断線28の位置で切断
分離して、ヘッド素子部24が1列に並んだコアスライ
ダブロック30を形成する。
【0018】スライダブロック切りだし後、表面洗浄を
実施し、CVD法にて水素含有炭素層を上記磁気ディス
クの場合と同様に成膜した。磁気ヘッドの下地密着層と
して、保護膜形成前にSiC膜をCVD法で形成してお
いてもよい。CVD装置では、焼結熱処理で作成される
ため不純物が混入し易いスパッタターゲットを使用せ
ず、化学反応で行う為、成膜時に腐食をひき起こす物質
が混入するのを防止できる。
【0019】こうして製膜されたコアスライダブロック
30を、1本ずつ研削加工することで、図6(A)に示
すように、浮上レール25,26を形成する。すなわ
ち、左右の浮上レール25,26間や、隣接するスライ
ダ間の溝を形成する。スライダレールはイオンミルで形
成する。次いで、溝の中心の切断線29の位置で1個ず
つ切断分離した状態で、図6(B)のように治具33に
一定間隔で貼り付け、ゴム定盤34に貼り付けたラッピ
ングテープ35に押しつけて移動させ、浮上レール2
5,26の周縁のエッジを研摩しR面取りする。R面取
りの後、治具33からはがして、1個ずつ従来どおり図
2のように、スプリングアーム3先端のジンバル20に
接着固定すると、磁気ディスクDが高速回転したときの
風力でスライダ7が微小量Gだけ浮上した状態で、情報
の記録/再生が行なわれる。
【0020】図7は従来の薄膜型の磁気ディスクの製造
方法を工程順に示す断面図であり、本発明の出願人が先
に出願した特願平3−336495号においても開示さ
れている。工程(1)において、11はアルミニウムな
どの非磁性体からなるドーナツ状の基板であり、作製し
ようとする磁気ディスクと同じサイズに形成されてい
る。例えば、2.5インチの小径磁気ディスクを製造す
る場合は、非磁性円板11も2.5インチのものを用い
る。
【0021】そして、工程(2)において、非磁性円板
11の両面に、NiPメッキ下地層12を形成し、その
上に工程(3)において、回転している非磁性基板の板
面に研摩テープを押し当てて、円周方向に微細なテクス
チャーTを形成する。次に、工程(4)において、テク
スチャーTの上に、Co合金の水平配向性を高めるため
のCr下地層3を1000Å程度成膜し、その上に工程
(5)において、例えばCo合金などから成る磁性膜1
4が500Å程度成膜される。この磁性膜14の上に、
工程(6)のように、保護膜として水素含有炭素膜15
を300Å程度形成し、最後にフッ素系の潤滑層16が
塗布される。Cr層13、薄膜型の磁性膜14およびカ
ーボン膜15は、スパッタなどの薄膜技術で成膜され
る。
【0022】工程(3)で形成したテクスチャーTは、
情報を記録/再生する際の電磁変換特性が向上するよう
に、磁気異方性を付与するためのものである。また、テ
クスチャーTに沿ってカーボン膜15も凹凸となるた
め、潤滑剤で磁気ヘッドが磁気ディスク面に吸着される
のを抑制でき、かつ磁気ヘッドと磁気ディスク面との間
の摩擦を小さくすることができる。
【0023】上記の如く、従来の磁気記録媒体は、Ni
−Pメッキ処理を施したアルミニウム基板或いはガラス
基板上に数千Å程度の下地層(Cr)、数百Åの記録層
及びカーボン保護層が順次形成された構造となってい
る。しかしながら、近年、高硬度保護膜としてダイヤモ
ンドライクカーボン膜(DLC)の開発が進められてい
る。
【0024】図8〜14を参照して本発明に従う磁気ヘ
ッドとその製造方法を具体的に説明する。図8〜12は
磁気ヘッドの浮上面近くの断面である。工程(1)にお
いて、アルチック基板などの非磁性基板51上に下部シ
ールド52としてセンダストを厚さ3μmにスパッタ
し、イオンミリングによりパターニングする。
【0025】工程(2)において、下部シールド52上
にAl2 3 の絶縁層を形成したものにレジスト54を
MR素子形成部を除くパターン状に形成してから全面に
SAL(NiFeCo)/磁具分離層(Ta)/MR素
子層(NiFe)の積層構造55をそれぞれ180Å/
100Å/100Åの厚さに成膜し、レジスト54をそ
の上の積層構造55ごと除去するリフトオフ法でMR素
子部55′を形成する。MR素子部55′の幅は約3μ
mである(工程(3))。
【0026】工程(4)において、今後はMR素子部5
5′上にほぼMR素子部55′の寸法でかつアンダーカ
ットのあるレジスト56をマスクとして全面に厚さ30
0ÅのCoCrPtからなるBCS(Boundary
Control Stalilization)層5
7および厚さ1000ÅのWからなる引出導体層58を
アンダーカットの下部にまわり込むスパッタ方法で成膜
し、レジスト56を除去するリフトオフ法で、BCS層
57及び引出導体層58をMR素子部55′の頂面の両
端部上へ延在する形で成膜する。
【0027】こうして得られたMR素子部55′上の引
出導体層58によって段差(A部)が発生する(工程
(5))。工程(6)において、全面にスパッタ法でA
2 3 を2000Å成膜して非磁性絶縁層59とす
る。このAl2 3 層の頂面はA部の段差が引き続がれ
る。そこで、本発明に従うと、工程(7)において、先
ずTi(500Å)/NiFe(1000Å)を蒸着
し、次いでNiFeを厚さ3μm程度になるまで電解め
っきする。Ti層60はAl2 3 上へのNiFeの付
着成長を促進する下地層であり、また蒸着NiFe層6
1−1は電解めっきNiFe層61−2のための下地層
である。本発明の方法の特徴は、ここでNiFeからな
る上部シールド61を電解めっき法で形成することによ
り、上部シールド61の頂面を平坦化することにある。
すなわち、電解めっき法によればMR素子部55′上の
段差にもかかわらず、電解めっき層表面は段差がなくな
るようにめっきの析出が起きる。従って、電解めっきN
iFe層61の表面の段差はMR素子部55′上の段差
をなくしはしないが著しく少なくする(B部)。
【0028】次いで、工程(8)において、全面イオン
ミリングで厚さ約1μmをエッチバックすると、段差は
さらに小さくされる(C部)。さらに、工程(9)にお
いて、NiFe層61上にシリコーン樹脂その他のケイ
素化合物をスピンコート法で1000Åほど塗布し、焼
成してシリカに転換する。SOG層63はスピンコート
法で成膜されるので頂面が完全に平坦である。SOG層
62は全面に拡がってもよいが、段差のみを埋める程度
以下が望ましい。
【0029】従って、工程(10)において、SOG層
63を有するNiFe上部シールド61上に、Al2
3 を厚さ1000Å程度にスパッタしてライトギャップ
層63を形成する。このライトギャップ層63の頂面は
ほぼ完全に平坦である。なお、上記では上部シールドの
平坦化法として、上部シールドの電解めっき、イオンミ
リングによる全面エッチバック、SOG形成を行なった
が、その他に平面研削、平面ラップなどを行なったり、
あるいはこれらのうち特定の処理のみを行なっても、そ
れ相応の効果が得られることは明白である。
【0030】工程(11)を参照すると、Ti(100
Å)/NiFe(1000Å)64を蒸着後、上部磁極
形成領域を除くパターンのレジスト65を形成してから
全面にNiFeめっきを行ない、約3.5μmのNiF
e層を形成し、そしてレジスト65を除去して上部磁極
66のパターン(コア)を形成する。こうして、図12
に示されるMR型磁気ヘッドが完成する。このMR型磁
気ヘッドにおいてライトギャップ層63は完全に平坦で
あり、段差を有していない。
【0031】ここで、図13を参照すると、ライトギャ
ップ層63上に上部磁極63を形成した場合、ライトギ
ャップ層61の段差は、その段差部が水平面となす角度
θで表わすことができる。この角度θをここではライト
ギャップ角度と呼ぶことにすると、上記と同様の構成の
MR型磁気ヘッドを、従来の如く行う上部シールドの平
坦化処理(電解めっきを含む)を行なわないで製造した
場合、また平坦化処理として、電解めっき法のみを採用
した場合、上部シールドをイオンミリングでエッチバッ
クのみ行なった場合、SOG層形成のみを行った場合、
上記実施例の如くこれら3つの平坦化処理を組合せて実
施した場合について、それぞれライトギャップ角θを測
定した結果を図14に示す。平坦化の効果は明白であ
る。
【0032】また、上記のMR型ヘッドについてMR再
生特性(D50)を評価した。D50とは記録密度を低
周波から高周波に上げてゆき、再生出力が低周波のとき
の50%の出力になるときの周波数(記録密度−ここで
はflux changeper inch(fc
i))を指称する。この結果も図14に示す。図14に
はライトギャップ角θと再生出力の改良の関係が明らか
に示されている。
【0033】
【発明の効果】MR型ヘッドを微細化に伴なうライトギ
ャップのねじれにもとづく記録特性の劣化が防止される
ので、記録密度の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気ディスク装置の全容を示す。
【図2】磁気ディスク上の磁気ヘッドを示す。
【図3】磁気ヘッドの全容を示す。
【図4】(A)(B)は複合磁気ヘッドの内容構造を示
す。
【図5】薄膜磁気ヘッドの量産方法を示す。
【図6】(A)(B)はスライダブロックの製造を示
す。
【図7】(1)〜(6)は磁気ディスクの製造工程を示
す。
【図8】実施例のMR型ヘッドの製造工程(1)〜
(3)を示す。
【図9】実施例のMR型ヘッドの製造工程(4)〜
(6)を示す。
【図10】実施例のMR型ヘッドの製造工程(7)〜
(9)を示す。
【図11】実施例のMR型ヘッドの製造工程(10)〜
(11)を示す。
【図12】実施例のMR型ヘッドの完成品を示す。
【図13】ライトギャップ角度θを説明する。
【図14】ライトギャップ角θと再生出力の関係を示
す。
【図15】従来のMR型ヘッドを示す。
【図16】(A)(B)は従来のMR型ヘッドのライト
ギャップ層のねじれを示す。
【符号の説明】
51…基板 52…下部シールド 54,56,65…レジスト 55′…MR素子部 58…引出導体層 59…Al2 3 61…上部シールド 62…SOG 63…ライトギャップ層 66…上部磁極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部シールド上に所定幅の磁気抵抗素子
    膜を有し、該下部シールド上から該磁気抵抗素子膜の頂
    面両端部上の延在する1対の引出導体層を有し、該磁気
    抵抗素子膜及び該引出導体層上に上部シールドとライト
    ギャップ層を有し、かつ該上部シールドの該磁気抵抗素
    子膜上方に書込み用上部磁極を有する磁気抵抗効果型磁
    気ヘッドにおいて、前記ライトギャップ頂面の段差部の
    角度が水平に対して5°以下であることを特徴とする磁
    気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記角度が2°以下である請求項1記載
    の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 下部シールド上に所定幅の磁気抵抗素子
    膜を形成し、該下部シールド上から該磁気抵抗素子膜の
    頂面の両端部上へ延在する1対の引出導体層を形成し、
    該磁気抵抗素子膜及び該引出導体層上に上部シールドを
    形成し、その後該上部シールド上にライトギャップ層及
    び書込み用上部磁極を形成する磁気抵抗効果型磁気ヘッ
    ドの製造方法において、前記上部シールドを電解めっき
    法で形成し、および(または)形成した上部シールドの
    頂面に平坦化処理を施こすことを特徴とする磁気抵抗素
    子型磁気ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記平坦化処理として前記上部シールド
    頂面の全面エッチングバックと、前記上部シールド上へ
    のスピンオングラス(SOG)膜の形成、前記上部シー
    ルド頂面の平面研削の少なくとも一種を行なう請求項3
    記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282776B1 (en) 1998-06-30 2001-09-04 Fujitsu Limited Magnetic head and method of manufacturing the same
US6510024B2 (en) 1998-06-30 2003-01-21 Fujitsu Limited Magnetic head and method of manufacturing the same

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US6282776B1 (en) 1998-06-30 2001-09-04 Fujitsu Limited Magnetic head and method of manufacturing the same
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