JPH081117U - 陰極線管用電子銃の陰極構造体 - Google Patents
陰極線管用電子銃の陰極構造体Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 陰極線管用電子銃の陰極構造体は、起動時、
電子放出の過度現象を改善するための装置を提供するこ
とである。 【構成】 陰極線管用電子銃の陰極構造体は円筒形状の
スリーブと、スリーブ内に組み込まれるヒーターと、ス
リーブの上部に設けられるキャップと、キャップの上面
に塗布された電子放射物質層と、スリーブの内径に比べ
て13.5〜15.5%の大きさを有するようにスリー
ブ及びヒーターの間に形成された空隙を有することを特
徴とする。
電子放出の過度現象を改善するための装置を提供するこ
とである。 【構成】 陰極線管用電子銃の陰極構造体は円筒形状の
スリーブと、スリーブ内に組み込まれるヒーターと、ス
リーブの上部に設けられるキャップと、キャップの上面
に塗布された電子放射物質層と、スリーブの内径に比べ
て13.5〜15.5%の大きさを有するようにスリー
ブ及びヒーターの間に形成された空隙を有することを特
徴とする。
Description
【0001】
本考案は陰極線管(Cathode Ray Tube)に使用される電子銃に関するものであ って、特に陰極(Cathode )のスリーブとそのスリーブ内に組み込まれるヒータ ーとの空隙を最適化して電子放出の過度現象(Overshoot )を改善することがで きる陰極線管用電子銃の陰極構造体に関するものである。
【0002】
一般的に、電子銃は陰極線管の後方に位置したネック部に設けられて陰極線管 の前方に位置した蛍光面に電子ビームを走査する装置であって、電子ビームを発 生するための陰極構造体を備えている。この陰極構造体はヒーターとスリーブと の間の空隙を適宜に維持することによって起動時に電子放出過度現象を許容範囲 内で押えることができる。
【0003】 しかし、従来の陰極構造体は、ヒーターとスリーブとの間の空隙が小さいので 、許容範囲を超える電子放出過度現象を有している。このような問題点を図1に 示す従来の電子銃の陰極構造体を参照して説明する。 図1において、スリーブ(3)は円筒形状であって、前記スリーブ(3)の内 部にはヒーター(5)が組み込まれている。前記ヒーター(5)はコイル形状の 発熱導線をスプリング状に巻き付けたものであって、所定の外径(D1)及び高 さ(L)を有している。そして、前記スリーブ(3)の上部にはキャップ(2) が被着される。
【0004】 前記キャップ(2)の背面には炭酸塩酸化物から成る電子放射物質層が塗布さ れている。また、前記スリーブ(3)の下部にはホルダー(4)が設けられてお り、前記ホルダー(4)の下面を貫通して前記ヒーター(5)に接続される一対 のヒータータブ(5a,5b)が前記ホルダー(4)に設けられている。前記ヒ ーター(5)の外径は前記スリーブ(3)の内径の約79〜85%を有している 。
【0005】 図1の作動において、一対のヒータータブ(5a,5b)に駆動電圧(約6. 3V)が印加される時、ヒーター(5)は前記駆動電圧によって約800℃程度 まで発熱され、発生された熱をスリーブ(3)及びキャップ(2)に印加する。 キャップ(2)は前記ヒーター(5)からの熱を電子放射物質層(1)に伝達す る。すると、電子放射物質層(1)は前記ヒーター(5)から前記キャップ(2 )を経て印加される熱によって熱電子を放出する。この時、電子放射物質層(1 )から放出される放出電子量は、起動時には図2に示したように定常時に比べて ほぼ140〜127%程度になり、且つ駆動電圧が一対のヒータータブ(5a, 5b)に印加された時から電子放出量が最高となる迄の時間が比較的に長くなる 。これは前記ヒーター(5)から前記キャップ(4)に伝えられる熱量が熱の伝 導に依る熱量が含まれるためである。ここで、熱の伝導に依る伝達熱量の発生は スリーブ(3)の内面とヒーター(5)の外面間に存在する空隙が小さくなるこ とに因る。
【0006】 そして、前記空隙が小さくなる理由はヒーター(5)が急激に発熱することに 依ってヒーター(5)及びスリーブ(3)が急激に膨脹するためであり、前記空 隙はヒーター(5)が定常の温度の熱が発生される時に定常の大きさを有する。
【0007】 結果的に、起動時(即ち、ヒーターが急激に発熱する時)、従来の電子銃の陰 極構造はヒーター(5)とスリーブ(3)との間の空隙の大きさがスリーブ(3 )及びヒーター(5)の熱膨脹によって過度に減少する問題点を有している。前 記空隙の大きさの過度の減少に因って、従来の電子銃の陰極構造体は起動時、電 子放射物質層(1)から放出される放出電子量を許容範囲である定常時の放射電 子量の100〜120%に維持することができない問題点がある。
【0008】
従って、本考案の目的は電子放射物質層から放射される、起動時の放射電子量 の過度現象を改善することができる陰極線管用電子銃の陰極構造体を提供するこ とである。
【0009】
前記の目的を達成するために、本考案の陰極線管用電子銃の陰極構造体は円筒 形状のスリーブと、前記スリーブの上部に設けられるキャップと、前記キャップ の上面に塗布されて熱電子を放射する電子放射物質層と、前記スリーブの内径の 13.5〜15.5%の幅を有する空隙を形成するように前記スリーブ内に組み 込まれるヒーターとを備えることを特徴とする。
【0010】
前記構成により、ヒーターを起動する時、ヒーター及びスリーブが膨脹しても ヒーターとスリーブとの間の空隙を十分な大きさを維持することができる。
【0011】
図3に於いて、スリーブ(3)は円筒形状を呈している。前記スリーブ(3) の上部にはキャップ(2)が設けられており、そして前記キャップ(2)の上面 には炭酸塩酸化物から成る電子放射物質層(1)が塗布されている。 ヒーター(5)は一定間隔の空隙を有して、前記スリーブ(3)内に組み込ま れており、前記空隙は前記スリーブ(3)の内径(D2 ′)に比べて約13.5 〜15.5%の幅を有している。
【0012】 そして、前記ヒーター(5)はコイル状の発熱導線を適切な外径(D1 ′)及 び高さ(L)を有するスプリング状に巻き付けて形成する。 前記スリーブ(3)の下部にホルダー(4)が設けられており、前記ホルダー (4)はその下面に一対のヒータータブ(5a,5b)を有している。前記一対 のヒータータブ(5a,5b)は前記ホルダー(4)を貫通して前記ヒーター( 5)に接続されておりヒーターを駆動するための駆動電圧を外部から供給される 。
【0013】 前記のように図3に示した陰極線管用電子銃の陰極構造体は図1に示した陰極 線管用電子銃の陰極構造体と同一形状及び構造を有している。しかし、図3に示 した陰極構造体に於けるスリーブ(3)の内径に対するヒーター(5)の外径の 比は図1に示した陰極構造体に於けるスリーブ(3)の内径に対するヒーター( 5)の外径の比の約79〜85%より小さい約69〜73%を有している。故に 、図3のヒーター(5)とスリーブとの間の間隙は図1の空隙に比べてその大き さが大きくなる。図3の空隙の大きさはスリーブ(3)の内径に比べて13.5 〜15.5%であり、図1の空隙の大きさはスリーブ(3)の内径に比べて
【0014】
【数1】 7.5〜10.5=((D2 ′−D1 ′)÷(2D2 ′)×100)%である。
【0015】 陰極構造体においてスリーブ(3)とヒーター(5)との間の空隙を大きくす る場合、ヒーター(5)を起動する時(即ち、ヒーター(5)が急激に発熱する 時)ヒーター(5)及びスリーブ(3)が膨脹してもヒーター(5)とスリーブ (3)との間の空隙は十分に確保される。故に、ヒーター(5)からスリーブ( 3)を経てキャップ(2)に伝わる熱量を減少させて電子放出の過度現象を改善 することができる。
【0016】 本考案は、ヒーター(5)の外径を減少させるとともに、高さ(L)を減少さ せ、単位長さ当りの発熱線の捲線比を大きくさせており、ホルダー(4)からヒ ーターとの距離を大きくした。ヒーター(5)とホルダー(4)との離間距離を 大きくする理由はヒーター(5)から発熱される熱量の損失を減少させるためで ある。尚、発熱線の捲線比を増加させる理由はヒーター(5)が定常的に発熱す る間、直径の減少による発熱量の減少を補償するために発熱量を増加させること にある。
【0017】 このようにヒーター(5)の直径を減少させ、発熱線の捲線数を従来と同一に 維持させた状態でヒーター(5)の長さを減少させた図3に示した如き陰極構造 体は図4に示したような電子放出特性を有している。図4において、起動時(一 対のヒータータブ(5a,5b)に駆動電圧(6.3V)を印加し始めた時)の 電子放出量は急激に増加して最高、定常時の電子放出量の約120%を有し、電 子放出量の増加速度も約5〜7秒を有することになる。その結果本考案の陰極構 造体は起動時の過度電子放出量を正常時の電子放出量の120%に規定された許 容範囲内に維持することができ、起動時に電子放出上昇速度を許容範囲の電子放 出上昇速度である6〜8秒以内で維持することができる。
【0018】
以上の説明のように、本考案は陰極構造体に於いて、スリーブの内径に対する ヒーターの発熱部の外径比が69〜73%になるように空隙を形成して、起動時 の電子放出量の過度現象を改善することができ、尚、ヒーターに於いて発熱線の 単位長さ当たりの捲線比を大きくして電子放出増加速度を改善することができる 利点を有する。そして、電子放出量の過度現象を改善して陰極線管の寿命を向上 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の陰極線管用電子銃の陰極構造体の縦断面
図である。
図である。
【図2】図1に示した陰極線管用電子銃の陰極構造体の
電子放出特性を示す図面である。
電子放出特性を示す図面である。
【図3】本考案による陰極線管用電子銃の陰極構造体の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図4】図3に示した陰極線管用電子銃の陰極構造体の
電子放出特性を示す図面である。
電子放出特性を示す図面である。
1 電子放射物質層 2 キャップ 3 スリーブ 4 ホルダー 5 ヒーター
【手続補正書】
【提出日】平成8年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
Claims (2)
- 【請求項1】 陰極線管用電子銃の陰極構造体に於い
て、円筒形状を有するスリーブと、前記スリーブの上部
に設けられるキャップと、前記キャップの上面に塗布さ
れて熱電子を放射する電子放射物質層と、前記スリーブ
の内径の13.5〜15.5%の大きさの幅を有する空
隙を形成するように前記スリーブ内に組み込まれ、前記
電子放射物質を加熱するヒーターとを備えることを特徴
とする陰極線管用電子銃の陰極構造体。 - 【請求項2】 前記電子放射物質層が炭酸塩酸化物から
なることを特徴とする請求項1記載の陰極線管用電子銃
の陰極構造体。 【0001】
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| KR100447658B1 (ko) * | 2002-09-04 | 2004-09-07 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 음극선관용 음극구조체 |
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