JPH0811244A - 段ボールシートのトリミング装置および蛇行防止方法 - Google Patents

段ボールシートのトリミング装置および蛇行防止方法

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JPH0811244A
JPH0811244A JP6173543A JP17354394A JPH0811244A JP H0811244 A JPH0811244 A JP H0811244A JP 6173543 A JP6173543 A JP 6173543A JP 17354394 A JP17354394 A JP 17354394A JP H0811244 A JPH0811244 A JP H0811244A
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corrugated board
trim
cut
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直樹 志村
Hiroshi Saito
斎藤  博
Kiyonori Sasao
清則 笹尾
Motohiko Nagafune
元彦 長船
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Rengo Co Ltd
Isowa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段ボールシートの生産能率を低下させること
なく、不要部分を確実に自動処理する。 【構成】 スリッタ・スコアラ装置10のスリッタは、
上下で対をなすカッタ18,18により、段ボールシー
ト14の両端縁部を流れ方向に切断するようになってい
る。スコアラの下流には、カッタ18,18により切断
されたトリム片26aを吸引して、段ボールシート14
から分離除去するトリムダクト24が配設される。スリ
ッタ・スコアラ装置10の上流側に、前処理装置28が
配置される。前処理装置28は、段ボールシート14の
幅方向両端縁部を流れ方向に切断するカッタ46,46
を2組備えている。カッタ46,46により切断された
トリム片26bは、下流側に配設したトリムダクト58
により吸引され、段ボールシート14から分離除去され
るよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば連続する段ボ
ールシートから複数丁取りを行なう場合に、該シートの
幅方向における両端縁部に生ずる不要部分を確実に処理
することができ、併せて段ボールシートの蛇行を防止し
得るようにしたトリミング装置および蛇行防止方法に関
するものである。
【0002】
【従来技術】コルゲータラインで連続的に製造される段
ボールシートは、当該ラインの最終工程付近でスリッタ
により流れ方向に複数の丁取りがなされると共に、必要
に応じて横罫線加工(スコアリング)が行なわれる。そし
て丁取りされた各段ボールシートは、ロータリーカッタ
により流れ方向に対し直角(幅方向)に断裁されて所要寸
法長のシート材となり、これらシート材は下流側に設け
たスタッカに積層貯留される。連続する段ボールシート
から複数丁取りを行なう場合、該シートの幅方向におけ
る両端縁部には、シート材の仕上寸法に応じて大小の不
要部分が生じ、該部分はスリッタにより切断(トリミン
グ)されるようになっている。そしてトリミングされた
不要部分(トリム片)は、下流側に設けた吸引手段により
吸引されて段ボールシートから分離除去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記トリム片は無駄と
なる部分であるので、その幅寸法を少なくするため、丁
取り時に必要となる段ボールシートの幅寸法に応じて、
原紙自体を交換することが行なわれていた。しかし、原
紙の交換時にはコルゲータの運転速度が低下するため、
オーダ変更毎に原紙の交換を行なっていると生産能率が
著しく低下し、多品種小ロット生産に対応し得ないもの
であった。また、幅寸法の異なる多数の原紙を用意する
必要があり、その保管管理が煩雑となる難点もあった。
【0004】そこで、多品種小ロット生産に対応する手
段として、段ボールシートから生ずるトリム片の寸法
が、オーダ変更により大きく変わらなければ、原紙を交
換することなく同一の原紙を使用して段ボールシートの
生産を継続することが行なわれている。前記段ボールシ
ートから生ずるトリム片を吸引する吸引手段では、該ト
リム片を確実に吸引して段ボールシートから分離除去し
得る寸法には限度があるが、生産能率の向上を図るため
に原紙を交換することなく段ボールシートの生産を行な
っていると、前記吸引手段によりトリム片を段ボールシ
ートから確実に分離除去し得ない大きな寸法のものを生
ずることがある。このときには、段ボールシートから分
離されていないトリム片を、シート材がスタッカに積層
貯留された際に手作業により取除いているのが現状であ
り、作業者の負担となっていた。
【0005】また、段ボールシートからトリミングされ
るトリム片の幅寸法が極めて細くなるオーダの際には、
連続する段ボールシートが幅方向に蛇行すると、左右何
れか一方のトリム片が途中で切断されなくなるトリミン
グ不良を生ずることがある。また、段ボールシートが正
規の位置に戻ったとしても、トリミングする幅が極めて
細いために、シートの両端縁部が円滑に切断されないま
ま走行する問題があった。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した段ボールシートの
不要部分の処理に内在している課題に鑑み、これを好適
に解決するべく提案されたものであって、段ボールシー
トの生産能率を低下させることなく、不要部分を確実に
自動処理し得るトリミング装置およびシートの蛇行によ
るトリミング不良を防止し得る蛇行防止方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る段ボールシートの
トリミング装置は、コルゲータラインから供給される段
ボールシートを流れ方向に切断すると共に、該シートの
幅方向における両端縁部の不要部分をトリミングするこ
とのできるスリッタと、前記スリッタにより段ボールシ
ートをトリミングする前に、該シートの幅方向における
両端縁部の不要部分を、予め所要寸法だけトリミングす
る前処理装置とから構成したことを特徴とする。
【0008】また前記目的を達成するため、本願の別の
発明に係る段ボールシートの蛇行防止方法は、コルゲー
タラインから供給される段ボールシートを流れ方向に切
断すると共に、該シートの幅方向における両端縁部の不
要部分をトリミングすることのできるスリッタの配設位
置よりシート流れ方向上流側に、前記段ボールシートの
幅方向に一対のスリッタナイフを離間して配設し、この
スリッタナイフを段ボールシートの幅寸法に合わせて位
置決めすることにより、該シートの幅方向の蛇行を防止
するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る段ボールシートのトリミ
ング装置および蛇行防止方法につき、好適な実施例を挙
げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】本発明に係る装置では、基本的構成として
要求されるのはスリッタであるが、実際の生産ラインで
は丁取りした段ボールシートに併せて罫線加工(スコア
リング)を施す必要が多く、従って図1の実施例では、
スリッタ単独機ではなく、スリッタおよびスコアラを直
列に併設したスリッタ・スコアラ装置を2基設けた構成
としてある。このように同一のスリッタ・スコアラ装置
を2基設ける理由は、段ボールシートの丁取り数その他
丁取り幅を変更する際に、次のオーダ変更を非稼動中の
スリッタ・スコアラ装置で予めセットアップしておき、
両装置の切替えを瞬時に行なって生産ラインの停止を回
避するためである。なお、スリッタ・スコアラ装置1
0,12の構成は同一であるので、段ボールシート14
の流れ方向上流側に位置するスリッタ・スコアラ装置1
0の構成につき説明し、下流側のスリッタ・スコアラ装
置12の同一部材には同一の符号を付すものとする。
【0011】スリッタ・スコアラ装置10を構成するス
リッタ16は、段ボールシート14のパスラインPLを
挟んで上下の関係で、相互に反対方向に回転する対をな
す円盤状のスリッタナイフ18,18からなるスリッタ
ナイフ組を、段ボールシート14の幅方向に複数組備え
ている(図2参照)。そして、各対応のスリッタナイフ1
8,18の間に段ボールシート14を供給することによ
り、該シート14は流れ方向に切断される。各スリッタ
ナイフ組は、幅方向に相互に移動自在に配設され、オー
ダ変更による丁取り数や丁取り幅の変更に応じて位置決
め調整されるよう構成される。またスリッタ・スコアラ
装置10を構成するスコアラ20は、段ボールシート1
4のパスラインPLを挟んで上下の関係で、相互に反対
方向に回転する対をなす罫線ロール22,22からなる
第1ロール組を、段ボールシート14の幅方向に複数組
備えている。そして各ロール組は、スリッタ16のスリ
ッタナイフ組と同様に段ボールシート14の幅方向に移
動調整されるようになっている。なおスコアラ20は、
第1ロール組群と段ボールシート14の流れ方向に直列
の関係で、同一の構成に係る第2ロール組群を備えてい
る。また、スリッタ16およびスコアラ20のスリッタ
ナイフ18,18および罫線ロール22,22は、幅方向
への移動調整時には、パスラインPLから上下に離間す
る位置に移動するよう構成されている。
【0012】前記スリッタ・スコアラ装置10の下流側
には、図示しない吸引源に接続する一対のトリムダクト
24,24が配設され、スリッタ16により切断されて
段ボールシート14から生ずるトリム片26,26を吸
引して該シート14から分離除去するようになってい
る。このトリムダクト24,24は、段ボールシート1
4の丁取り数その他丁取り幅が変更された際に、前記ス
リッタナイフ18,18の移動調整と同期して移動調整
され、トリム片26,26を確実に吸引し得る位置に位
置決めされるよう構成される。
【0013】前記スリッタ・スコアラ装置10の上流側
に、独立したユニットとして構成された前処理装置28
が直列に配置されている。該装置28の操作側および駆
動側に離間して配設したフレーム30,30の間には、
図3に示す如く、前記段ボールシート14のパスライン
PLを挟む上下に所定間隔離間して一対のガイドレール
32,34が平行に架設されている。上側のガイドレー
ル32には、該レール32の延在方向に離間して一対の
上部ナイフ支持ユニット36,38が移動自在に配設さ
れている。両ユニット36,38の構成は対称であるの
で、一方(図3において左側)のユニット36の構成につ
いてのみ説明し、他方の同一部材には同一の符号を付し
て示すこととする。
【0014】上側のガイドレール32に移動部材40が
移動自在に配設され、この移動部材40には、左右逆方
向のねじが形成されたねじ軸42の一方のねじ部が螺挿
されている。また他方のナイフ支持ユニット38の移動
部材40に他方のねじ部が螺挿されており、ねじ軸42
を図示しない作動機構により正逆回転させることによ
り、移動部材40,40が相互に近接および離間移動す
るよう構成されている。なお、移動部材40の移動手段
としては、ねじ軸を回転不能に配設すると共に、このね
じ軸に回転可能に螺挿したナットを夫々独立に回転させ
ることで、移動部材40を移動させる構成を採用するこ
とも可能である。移動部材40には、図4に示す如く、
ホルダ44が傾動自在に配設され、該ホルダ44に円盤
状のスリッタナイフ46が回転自在に配設されている。
このスリッタナイフ46は、前記フレーム30に配設し
たモータ48により回転駆動される駆動軸50によっ
て、コルゲータの運転速度と比例して回転駆動されるよ
うになっている。
【0015】前記移動部材40にシリンダ52が傾動可
能に配設され、該シリンダ52のピストンロッド52a
を、ホルダ44に突設した突片44aに枢支してある。
そして、シリンダ52を正逆方向に付勢してホルダ44
を傾動させることにより、前記スリッタナイフ46を、
段ボールシート14の切断位置と、パスラインPLから
上方に離間する退避位置とに位置決めし得るよう構成さ
れる。すなわち、スリッタナイフ46を退避位置に位置
決めした状態で、移動部材40を段ボールシート14の
幅方向に移動させることにより、スリッタナイフ46が
段ボールシート14に干渉しないようになっている。
【0016】前記下側のガイドレール34には、図3に
示す如く、上側のガイドレール32に配設した各上部ナ
イフ支持ユニット36,38と対応して上下に対称とな
る構成の下部ナイフ支持ユニット54,56が配設され
ている。そして、対応する上下のユニット36,54(3
8,56)における切断位置に位置決めしたスリッタナイ
フ46,46(46,46)の間に段ボールシート14を供
給することにより、該シート14を流れ方向に切断する
よう構成されている。また、下部ナイフ支持ユニット5
4,56を移動する際には、スリッタナイフ46,46
を、段ボールシート14のパスラインPLから下方の退
避位置に位置決めするようになっている。なお、下部ナ
イフ支持ユニット54,56の各部材については、上部
ナイフ支持ユニット36,38の対応する同一部材と同
じ符号を付してある。
【0017】前記前処理装置28の下流側には、図4に
示す如く、段ボールシート14のパスラインPLより下
側において、下側の各スリッタナイフ46,46と対応
する位置にトリムダクト58が夫々配置され、両ダクト
58,58は、例えばナットとねじ軸との組合わせから
なる移動機構(図示せず)により、前記移動部材40,4
0と対応して移動するよう構成される。トリムダクト5
8は、図示しない吸引源に接続され、前記上下のスリッ
タナイフ46,46により切断されたトリム片26を吸
引するようになっている。なお、トリムダクト58で吸
引された長尺なトリム片26は、図示しないカッタ装置
により短尺な片に切断された後に廃棄される。
【0018】
【実施例の作用】次に、実施例に係る装置の作用につき
説明する。なお、図1に示す装置において、上流側のス
リッタ・スコアラ装置10を使用して段ボールシート1
4の丁取りを行ない、下流側のスリッタ・スコアラ装置
12は次のオーダ変更に対応するセットアップがなされ
た状態で待機しているものとする。また説明の便宜上、
スリッタ・スコアラ装置10のスリッタ16により段ボ
ールシート14が切断されて生ずるトリム片の符号を2
6aとし、前処理装置28により段ボールシート14が
切断されて生ずるトリム片の符号を26bとする。
【0019】前記スリッタ・スコアラ装置10では、図
5に示す如く、5組のスリッタナイフ組により、コルゲ
ータラインから供給されている段ボールシート14を、
幅寸法Hで4丁取りするよう設定されているものとす
る。この場合において、コルゲータラインから供給され
る段ボールシート14の幅寸法をL、丁取りに必要とな
る段ボールシート14の幅寸法をM(Hの4倍)とすれ
ば、(L−M)/2=Nが段ボールシート14における片
方の端縁部における不要部分(トリム片26)の幅寸法と
なる。そして、前記トリムダクト24により確実に処理
し得るトリム片26の最大幅寸法をKとした場合、N<
Kであれば、スリッタ・スコアラ装置10のみで、段ボ
ールシート14から生ずるトリム片26a,26aを確
実に処理することができる。
【0020】すなわち、前処理装置28の各スリッタナ
イフ46を退避位置に位置決めし、段ボールシート14
を素通りさせてスリッタ・スコアラ装置10に供給す
る。該装置10に供給された段ボールシート14は、5
組のスリッタナイフ組により幅寸法Hで4丁取りされる
と共に、幅方向両端に位置するスリッタナイフ組により
幅寸法Nでトリム片26a,26aが切断される。そし
て各トリム片26aは、スコアラ20の下流に位置する
対応のトリムダクト24により段ボールシート14から
吸引除去される。
【0021】これに対して、N>Kとなっている場合
は、スリッタ・スコアラ装置10のスリッタ16で切断
されたトリム片26a,26aの幅寸法が大きくなっ
て、トリムダクト24,24により確実に分離除去する
ことができなくなる。従ってこのときには、前記前処理
装置28により予め段ボールシート14の幅方向におけ
る両端縁部をトリミングする。すなわち、前処理装置2
8における上下の各ナイフ支持ユニット36,38,5
4,56をシート14の幅方向の両端部から、N−K=
nの幅だけ内側に臨ませる。これにより、コルゲータラ
インから供給されて前処理装置28を通過した段ボール
シート14の両端縁部からは、幅寸法nのトリム片26
b,26bが切断される(図6参照)。そしてこのトリム
片26b,26bは、対応のトリムダクト58,58を介
して吸引除去される。前処理装置28を通過して両端縁
部が所要寸法だけトリミングされた段ボールシート14
は、スリッタ16を通過する際に、その両端縁部から幅
寸法N−nのトリム片26a,26aが切断される。そ
してこのトリム片26a,26aは、スコアラ20の下
流に位置する対応のトリムダクト24,24により確実
に分離除去される。
【0022】ここで、段ボールシート14の両端縁部の
不要部分の幅寸法Nが、N<Kの関係であれば、前述し
たようにスリッタ・スコアラ装置10のみで対処するこ
とができる。この場合において、切断されるトリム片2
6aが極めて細くなるオーダの際に、連続する段ボール
シート14が幅方向に蛇行すると、左右何れか一方のト
リム片26aを切断しているスリッタナイフ18,18
の位置から段ボールシート14の端縁部が離間してしま
い、トリム片26aが途中で切断されなくなることがあ
る。また、段ボールシート14が正規の位置に戻ったと
しても、スリッタナイフ18,18により切断する幅が
極めて細いために、シート14が円滑に切断されなくな
ると云う問題があった。
【0023】そこで実施例の装置では、スリッタ・スコ
アラ装置10のみを使用している場合で、段ボールシー
ト14の蛇行によりトリム片26a,26aの確実な切
断に支障を来たすおそれのあるときには、前処理装置2
8により段ボールシート14の蛇行を防止し得るように
なっている。すなわち、前処理装置28における上部ナ
イフ支持ユニット36,38における各スリッタナイフ
46,46を、段ボールシート14の切断位置に臨ませ
た状態で、下部ナイフ支持ユニット54,56における
各スリッタナイフ46,46を、段ボールシート14の
パスラインPLから下方の退避位置に移動させる。そし
て、上部支持ユニット36,38における各スリッタナ
イフ46,46を、図7に示す如く、コルゲータライン
から供給される段ボールシート14の幅寸法に合わせて
位置調整する。これにより、前処理装置28を通過する
段ボールシート14は、一対のスリッタナイフ46,4
6により幅方向への蛇行が防止される。すなわち、スリ
ッタ・スコアラ装置10の直前で段ボールシート14の
蛇行が防止されているので、スリッタ16により極めて
細いトリム片26a,26aを確実に切断処理すること
ができる。なお、段ボールシート14の蛇行防止は、前
処理装置28における下部ナイフ支持ユニット54,5
6により行なうことも可能である。
【0024】コルゲータラインから供給される段ボール
シート14の幅寸法Lに対し、オーダ変更により丁取り
に必要となる段ボールシート14の幅寸法Mが変更され
て、トリム片26の幅寸法Nが、トリムダクト24によ
り確実に処理し得る最大幅寸法Kの約2倍以上となった
場合は、原紙自体を交換する必要がある。この場合にお
いて、紙幅替えの先頭オーダを、前処理装置28を使用
することなくスリッタ・スコアラ装置10のみにより確
実にトリミングし得る寸法のものとなるよう生産予定を
立てることにより、一基の前処理装置28により連続オ
ーダでの処理が可能となる。
【0025】すなわち、例えば図8に示すように、同一
幅寸法の段ボールシート14で、流れ方向にNO.10,
NO.20,NO.30のオーダが設定され、NO.10に
おける不要部分の幅寸法N1がN1<K、NO.20で生
ずる不要部分の幅寸法N2がK<N2<2K、NO.30
で生ずる不要部分の幅寸法N3がK<N3<2Kの関係と
なっているものとする。そして、NO.30のオーダか
ら次のオーダのために原紙の交換を行なった場合に、そ
の先頭のオーダであるNO.40として、不要部分の幅
寸法N4がN4<Kの範囲のものに設定する。
【0026】前述したようにオーダが設定された段ボー
ルシートの処理につき説明する。先ず、NO.10のオ
ーダを処理する際には、コルゲータラインから供給され
た段ボールシート14を、前処理装置28を素通しし
て、スリッタ・スコアラ装置10に供給する。そして、
スリッタ16により幅寸法N1のトリム片26aを切断
してトリムダクト24により吸引除去する。
【0027】そして、上流側のスリッタ・スコアラ装置
10によりNO.10のオーダで段ボールシート14を
処理している間に、下流側のスリッタ・スコアラ装置1
2のスリッタ16やスコアラ20を、NO.20のオー
ダに対応するようセッティングする。また前処理装置2
8においては、該装置28でトリミングされた段ボール
シート14の残りの不要部分の幅寸法が、トリムダクト
24で処理し得る最大寸法K以下となるように、予め幅
寸法n1のトリム片26bを切断処理する位置に、前記
上下のナイフ支持ユニット36,38,54,56の調整
を行なう。従って、NO.10のオーダが終了してNO.
20のオーダに切替った際には、前処理装置28により
段ボールシート14の両端縁部を、予め幅寸法n1だけ
トリミングし、そのトリム片26bをトリムダクト58
により吸引除去する。そして、この段ボールシート14
は、下流側のスリッタ・スコアラ装置12に供給され、
スリッタ16により幅寸法N2−n1=n2のトリム片2
6aが切断処理される。
【0028】次に、NO.20のオーダが終了してNO.
30のオーダに切替った際には、非稼動中にセッティン
グが行なわれたスリッタ・スコアラ装置10による段ボ
ールシート14の処理が行なわれる。この場合に、N
O.30で生ずる不要部分の幅寸法N3から前記前処理装
置28において切断処理するトリム片26bの幅寸法n
1を差し引いた値n3が、K>n3であれば、前処理装置
28の調整を行なうことなく該装置28を引続いて使用
することができる。すなわち、スリッタ・スコアラ装置
10,12のみで段ボールシート14を確実にトリミン
グすることのできないオーダが連続する場合(NO.2
0,NO.30)は、前処理装置28でトリミングした後
の段ボールシート14の不要部分の幅寸法が、常にトリ
ムダクト24により処理し得る最大寸法K以下となるよ
うに、前記n1の値を設定することが必要となる。
【0029】次いで、紙幅替えの先頭オーダとなるN
O.40のオーダでは、前述した如く前処理装置28を
使用することなくスリッタ・スコアラ装置10,12の
みで処理し得るよう設定されているので、NO.30の
オーダからNO.40のオーダに切替った際には、前処
理装置28に段ボールシート14を素通しさせて、非稼
動中にセッティングが行なわれたスリッタ・スコアラ装
置12に供給する。そして、段ボールシート14をN
O.40のオーダで処理中に、前処理装置28およびス
リッタ・スコアラ装置10は、NO.50のオーダに対
応するセッティングを行なうことができる。
【0030】なお実施例では、前処理装置28をスリッ
タ・スコアラ装置10とは独立したユニットとして構成
した場合につき説明したが、図9に示すように、スリッ
タ・スコアラ装置10に前処理装置28を一体に組付け
る構成であってもよい。また、図9に示すように、スリ
ッタ16を上流側に、スリッタ20を下流側に配列して
もよい。またトリムダクト58は、下部ナイフ支持ユニ
ット54,56に一体的に配設して、該ユニット54,5
6と一体的に移動させることもできる。更に、トリムダ
クト58を段ボールシート14のパスラインPLより上
方に配置する構成を採用することも可能である。更にま
た、トリムダクト58を設けないで、トリム片26b,
26bをトリム片26a,26aと一緒にトリムダクト
24で吸引除去してもよい。また、前処理装置28では
上下のスリッタナイフ46,46により段ボールシート
14を切断する構成としたが、例えば段ボールシート1
4を挟んで上側にスリッタナイフを配設すると共に下側
に受け台を配設する1枚刃の構成を採用することもでき
る。またスリッタナイフ46,46でトリミングされた
トリム片26b,26bは、適宜の規制部材や偏向部材
により段ボールシート14から分離させることも可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る段ボー
ルシートのトリミング装置および蛇行防止方法によれ
ば、スリッタによるトリミングで生ずるトリム片の処理
が確実に行ない得ないおそれのある場合は、上流側で予
め段ボールシートの両端縁部を所要幅でトリミングして
おくことにより、スリッタで生ずるトリム片の幅を小さ
くして確実な処理を行なうことができる。これにより、
後工程で作業者が手作業によりシート材からトリム片を
取除く等の作業を無くすことができ、労働の軽減を図る
ことが可能となる。また、オーダ変更に伴う原紙自体の
交換を低減して生産能率を向上することができると共
に、多品種小ロットに対応し得る利点を有する。更に、
用意する原紙の種類を少なくして、その保管管理を容易
にする効果を奏する。
【0032】また、段ボールシートの両端縁部の不要部
分を予め所要寸法だけトリミングする一対のスリッタナ
イフにより、段ボールシートの幅方向の蛇行を防止し得
るので、スリッタによるトリミング幅が極めて小さくて
も確実に処理することができ、常に正確な幅寸法のシー
ト材を提供し得る。しかも専用の蛇行防止装置を設ける
のではないので、コストが嵩んだり機構が複雑になるこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るトリミング装置を
示す概略正面図である。
【図2】実施例に係るトリミング装置の要部を示す概略
平面図である。
【図3】実施例に係る前処理装置の概略側面図である。
【図4】実施例に係る前処理装置の概略縦断正面図であ
る。
【図5】段ボールシートを複数丁取りする場合の説明図
である。
【図6】段ボールシートを複数丁取りする場合の別の説
明図である。
【図7】前処理装置のカッタにより段ボールシートの蛇
行を防止する状態を示す説明図である。
【図8】段ボールシートから複数の異なるオーダの複数
丁取りを行なう場合の説明図である。
【図9】本発明の好適な別の実施例に係るトリミング装
置を示す概略正面図である。
【符号の説明】
14 段ボールシート 16 スリッタ 26 トリム片 46 スリッタナイフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹尾 清則 大阪府大阪市中央区平野町3丁目5番12号 レンゴー株式会社本社事務所内 (72)発明者 長船 元彦 大阪府大阪市中央区平野町3丁目5番12号 レンゴー株式会社本社事務所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲータラインから供給される段ボー
    ルシート(14)を流れ方向に切断すると共に、該シート(1
    4)の幅方向における両端縁部の不要部分をトリミングす
    ることのできるスリッタ(16)と、 前記スリッタ(16)により段ボールシート(14)をトリミン
    グする前に、該シート(14)の幅方向における両端縁部の
    不要部分(26,26)を、予め所要寸法だけトリミングする
    前処理装置(28)とから構成したことを特徴とする段ボー
    ルシートのトリミング装置。
  2. 【請求項2】 前記前処理装置(28)は、スリッタ(16)の
    上流側に独立したユニットとして配置される請求項1記
    載の段ボールシートのトリミング装置。
  3. 【請求項3】 前記前処理装置(28)は、スリッタ(16)に
    一体的に組込まれる請求項1記載の段ボールシートのト
    リミング装置。
  4. 【請求項4】 コルゲータラインから供給される段ボー
    ルシート(14)を流れ方向に切断すると共に、該シート(1
    4)の幅方向における両端縁部の不要部分をトリミングす
    ることのできるスリッタ(16)の配設位置よりシート流れ
    方向上流側に、前記段ボールシート(14)の幅方向に一対
    のスリッタナイフ(46,46)を離間して配設し、 このスリッタナイフ(46,46)を段ボールシート(14)の幅
    寸法に合わせて位置決めすることにより、該シート(14)
    の幅方向の蛇行を防止するようにしたことを特徴とする
    段ボールシートの蛇行防止方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326187A (ja) * 2001-04-26 2002-11-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd コルゲートマシンのトリム処理装置及びトリム処理方法
CN104553080A (zh) * 2014-12-24 2015-04-29 河北工程大学 一种具有消除瓦楞纸板折叠剪刀叉机构整形装置
JP2017105592A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 コニカミノルタ株式会社 光学フィルムの製造方法

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