JPH08112911A - インクジェット記録装置における廃インク吸収体 - Google Patents

インクジェット記録装置における廃インク吸収体

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JPH08112911A
JPH08112911A JP27698494A JP27698494A JPH08112911A JP H08112911 A JPH08112911 A JP H08112911A JP 27698494 A JP27698494 A JP 27698494A JP 27698494 A JP27698494 A JP 27698494A JP H08112911 A JPH08112911 A JP H08112911A
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JP
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waste ink
porous member
absorber
holding power
ink
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Takeshi Suzuki
武司 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、上記のように廃インクの滴下サイク
ルをのばすことなく、廃インクを速みやかに吸収体の隅
々にまで浸透させると共に、高い保持力によって廃イン
クを吸収保持するようにしたインクジェット記録装置に
おける廃インク吸収体の提供を目的とするものである。 【構成】本発明は、インクジェット記録装置における廃
インク吸収体において、保持力の高い多孔質部材の間に
拡散性の高い多孔質部材を配し、この拡散性の高い多孔
質部材に滴下.拡散させた廃インクを、前記保持力の高
い多孔質部材に吸収させるようにしたことを主たる特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置において記録に用いられなかった廃インクを吸収体に
よって吸収保持させるようにしたインクジェット記録装
置における廃インク吸収体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のものにおいては、図8に示される
ようにキャリアテーブル17が、ヘッド回復動作位置に
到達すると、回復系ポンプ9が作動し、カートリッジ7
のヘッド面8に接した廃インク流出口10から廃インク
を矢印のように流出され、回復系ポンプ9を経て終端部
に設けられた吸収体12に廃インク吐出口11から廃イ
ンクを送り込み、この吸収体によって廃インクを吸収保
持させ、この廃インクを吸収体内に時間と共に滲みわた
らせ、乾燥させるというものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例の吸収体は、保持力は高いが拡散性が低いため、滴
下された吸収体近傍でインクが溜り、連続的に吸収され
た場合、インクが吸収体から溢れ出るという不具合があ
った。この問題を解決する為、インクの滴下サイクルを
のばす手段が当然考えられたが、そうするとインクの回
復動作に制限が生じ回復動作に時間がかかるという問題
が生じていた。また、他の解決手段として、インク吸収
体の材質を保持力が高く、且つ拡散性の高いものにする
ことも考えられたが、両性能を満足する吸収体は無く、
どちらかの性質が犠牲となってしまうという問題があっ
た。このようなことから、特開平4−211963号公
報に開示された技術では、廃インク吸収体とは別部材の
非吸収シートによって廃インクの吸収体全体へのまわり
込みを良好にするよう工夫されたものがある。しかし、
これによっても廃インクを速みやかに吸収体の隅々にま
で浸透させることには限界があった。
【0004】そこで、本発明は、上記のように廃インク
の滴下サイクルをのばすことなく、廃インクを速みやか
に吸収体の隅々にまで浸透させると共に、高い保持力に
よって廃インクを吸収保持するようにしたインクジェッ
ト記録装置における廃インク吸収体の提供を目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、保持力の高い多孔質部材の間に拡散性の
高い多孔質部材を配し、この拡散性の高い多孔質部材に
廃インクを滴下し、その隅々にまで廃インクを拡散さ
せ、しかる後、前記保持力の高い多孔質部材で速やかに
廃インク吸収保持させるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0006】前記保持力の高い多孔質部材の間に拡散性
の高い多孔質部材を配する構成としては、保持力の高い
多孔質部材によって、拡散性の高い多孔質部材を挟持す
るか、保持力の高い多孔質部材に拡散性の高い多孔質部
材を埋設する構成を採ることが望ましい。
【0007】また、拡散性の高い多孔質部材と保持力の
高い多孔質部材との対接面には凹凸を設けてその接触面
積を増やすように構成することが好ましい。その際、凹
凸を拡散性の高い多孔質部材にのみ設けて毛細管力を向
上させる構成を採ることができる。
【0008】さらに、廃インクを拡散性の高い多孔質部
材に滴下させる構成としては、保持力の高い多孔質部材
に設けた廃インクの滴下部から直接に廃インクを拡散性
の高い多孔質部材に滴下させるようにした構成を採るこ
とができる。
【0009】
【作用】本発明は上記のように構成された廃インク吸収
体において、回復系ポンプの作動に伴い廃インク吐出口
から廃インクが、拡散性の高い多孔質部材に直接滴下さ
れると、廃インクはその高い拡散性により多孔質部材全
体の隅々にまで速やかに滲みわたる。そして、このよう
にして拡散性部材で飽和状態とっなた廃インクは、拡散
性の高い多孔質部材と接している保持力の高い多孔質部
材に、速やかにその毛細管力により吸収され、その高い
保持力によって保持される。つまり、廃インクは保持力
の高い多孔質部に比してその多孔質部の密度がより粗で
ある拡散性の高い多孔質部材から、それがより密である
保持力の高い多孔質部材に、毛細管力により移動し、保
持力の高い多孔質部材に吸収され保持される。
【0010】また、保持力の高い多孔質部材に拡散性の
高い多孔質部材を埋設した場合には、この拡散性部材の
気密性が向上すると共に、その全面が保持力の高い多孔
質部材に接触して廃インクの伝達効率が高められる。
【0011】さらに、拡散性の高い多孔質部材と保持力
の高い多孔質部材との対接面に、凹凸を設けることによ
ってその接触面積を増やして、拡散された廃インクを保
持力の高い多孔質部材の隅々にまで、迅速、且つ確実に
吸収させ、保持させることが可能となる。
【0012】そして、この凹凸を先端が先細となるよう
に形成し、それを拡散性の高い多孔質部材にのみ設けて
保持力の高い多孔質部材と対接させれば、この吸収体を
インクジェット記録装置の廃インクタンク部等への組み
込み時に、その先端部全体が保持力の高い多孔質部材と
の対接面に圧縮され、その先細の先端部に行く程大きく
圧縮変形して、その密度がより密となり毛細管力を増す
ことができるから、この圧縮部を介して拡散性の高い多
孔質部材に吸収された廃インクが保持力の高い多孔質部
材の方に伝達される効率が一層向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 [実施例1]図1は本発明の実施例1に係る廃インク吸
収体を備えたインクジェット記録装置を示す断面図であ
る。図に於て、インクジェット記録装置のケースは下ケ
ース1と上ケース2とで構成されている。そしてケース
内部にはインクジェットプリンタが固着されている。ま
た、給紙される記録媒体を保持案内する為の給紙トレイ
3が前記ケースの一方端に、さらに排紙される記録媒体
を案内する排紙トレイ4がその他方端に設けられてい
る。5はその給紙口、6はその排紙口である。7は前記
ケース内部に配されたインクジェットプリンタのカート
リッジ、8はカートリッジのヘッド面、9は回復系ポン
プ、10は回復系の廃インク流出口、11は回復系の廃
インク吐出管の廃インク吐出口を各々示している。図
中、リブ13は下ケース1の底面に一体成形で設けら
れ、リブに囲まれたスペースに廃インク吸収体が配置さ
れている。
【0014】本実施例の廃インク吸収体は、3層構造に
なっており、第1、第3層はインク保持力の高い多孔質
部材からなる吸収体12、18(例えば、林フエルト
(株)のハトシート等)を配置し、中間の第2層は、イ
ンク拡散性の高い多孔質部材からなる吸収体14(例え
ば、林フエルト(株)のオプセルLC300#2等)が
設けられている。すなわち、多孔質部の密度がより密で
ある保持力の高い吸収体によって、多孔質部の密度が前
者に比してより粗である拡散性の高い吸収体が挟持され
た構成となっている。本実施例では第1層の吸収体12
に吐出口よりも若干大きめの貫通穴が開けられ該貫通穴
の位置に吐出口11が挿入されるように配置されてい
る。
【0015】次に、その作動を説明すると、インクジェ
ットプリンタには、カートリッジ7がキヤリア軸19に
キヤリアテーブル17を介して保持され、記録媒体の横
幅方向に摺動する構造になっており、ヘッド回復動作時
は、キヤリアテーブル17がヘッド回復動作位置に到達
して、回復系ポンプ9が作動し、カートリッジ7のヘッ
ド面8に接した廃インク流出口10からインクが矢印の
方向に流出し、回復系ポンプ9を経て吐出口11に送ら
れ、吸収体に滴下される。その吸収体の廃インクが拡
散、保持される状態が図2から図4に示されている。図
に於て回復系から吐出された廃インク15は、第2層の
吸収体14に直接滴下されると図3の如く、吸収体14
の水平方向に素早く拡散される。この第2層の吸収体1
4の吸収量は、実用上の連続回復動作に対して十分に廃
インク溜まりを起こさない吸収量を有するように構成さ
れており、第2層の吸収体14に拡散した廃インク15
は、その後、図4のごとく、第1、3層の吸収体12、
18に浸透し保持される。つまり、廃インクはその密度
の粗い第2層から、それより密な第1、第3層へと毛細
管力により移動し、その第1、第3層に吸収され保持さ
れる。
【0016】また、各吸収体層間の接触面は図5、6で
示すごとく、凹凸を設け、拡散性の高い吸収体から保持
力の高い吸収体へのインク浸透の効率を上げることがで
きる。この凹凸は図5に示すように、吸収体12、1
4、18の双方の接面に凹凸を設ける構成を採用するこ
とにより、拡散性の高い吸収体14と保持力の高い吸収
体12、18の境界部における接触面積を増やすことが
できる。さらに、図6に示すように、この凹凸を先端が
先細となるように形成し、それを拡散性の高い多孔質部
材にのみ設けて保持力の高い多孔質部材と対接させれ
ば、この吸収体をインクジェット記録装置の廃インクタ
ンク部等への組み込み時に、その先端部全体が保持力の
高い多孔質部材との対接面に圧縮され、その先細の先端
部に行く程大きく圧縮変形して、その多孔質部材の密度
がより密となり毛細管力を増すから、保持力の高い多孔
質部材へのインク伝達効果を上げることができる。 [実施例2]図7は上記実施例1とは別の実施例2を示
す断面図である。図に於て、インク保持力の高い吸収体
18の上面を凹状にくり抜き、拡散性の高い吸収体14
を埋め込み、その上に吐出口11より若干大きめの貫通
穴を設けた保持力の高い吸収体12を設け蓋をする形態
をとった。ここでインクジェットプリンタの回復系から
吐出されたインク(矢印)は、その蓋を構成する保持力
の高い吸収体12に設けられた貫通穴を通り、内部の拡
散性の高い吸収体14に滴下され拡散後、周囲をとりま
く保持力の高い吸収体12、18に吸収保持される。本
実施例は、第1実施例に比べて散性の高い吸収体の気密
性を向上させ、且つ、周囲をとりまく保持力の高い吸収
体12、18と全面(6面)で接触することができ、イ
ンクの伝達効果を高めることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、保持力の高い多孔質部
材の間に配された拡散性の高い多孔質部材によって、滴
下された吸収体近傍でインクが溜まるという不都合もな
く、廃インクを隅々にまで拡散させることができるか
ら、この拡散させた廃インクを速やかに保持力の高い多
孔質部材に吸収させ、その高い保持力により廃インクを
それに吸収保持することができる。
【0018】また、保持力の高い多孔質部材に拡散性の
高い多孔質部材を埋設した構成を採用した場合には、拡
散性部材の気密性が向上すると共に、その全面が保持力
の高い多孔質部材に接触させることができ、拡散された
廃インクがその全面から保持力の高い多孔質部材に吸収
され、一層速やかに吸収保持することができる。
【0019】さらに、拡散性の高い多孔質部材と保持力
の高い多孔質部材との対接面に、凹凸を設けることによ
ってその接触面積を増やすことができ、拡散された廃イ
ンクを保持力の高い多孔質部材の隅々にまで、迅速、且
つ確実に吸収させ、保持させることができる。
【0020】そして、この凹凸を先端が先細となるよう
に形成し、それを拡散性の高い多孔質部材にのみ設けて
保持力の高い多孔質部材と対接させる構成を採用すれ
ば、この吸収体をインクジェット記録装置の廃インクタ
ンク部等への組み込み時に、その先端部全体が保持力の
高い多孔質部材との対接面に圧縮され、その先細の先端
部に行く程大きく圧縮変形して、その密度がより密とな
り毛細管力を増すことができ、この圧縮部を介して拡散
性の高い多孔質部材に吸収された廃インクが保持力の高
い多孔質部材の方に伝達される効率を一層向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における廃インク吸収体を備えたイン
クジェット記録装置を示す断面図
【図2】実施例1に用いた吸収体の拡散状態を示す図
【図3】実施例1に用いた吸収体の拡散状態を示す図
【図4】実施例1に用いた吸収体の拡散状態を示す図
【図5】実施例1における廃インク吸収体の断面図
【図6】実施例1における廃インク吸収体の断面図
【図7】実施例2における廃インク吸収体を備えたイン
クジェット記録装置を示す断面図
【図8】従来例における廃インク吸収体を備えたインク
ジェット記録装置を示す断面図
【符号の説明】
1.下ケース 2.上ケース 3.給紙トレイ 4.排紙トレイ 5.給紙口 6.排紙口 7.カートリッジ 8.ヘッド面 9.回復系ポンプ 10.インク流出口 11.廃インク吐出管の吐出口 12.保持力の高い吸収体 13.リブ 14.拡散性の高い吸収体 15.インク 16.凹凸部 17.キヤリアテーブル 18.保持力の高い吸収体 19.キヤリア軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持力の高い多孔質部材の間に拡散性の高
    い多孔質部材を配し、この拡散性の高い多孔質部材に滴
    下.拡散させた廃インクを、前記保持力の高い多孔質部
    材に吸収させるようにしたことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置における廃インク吸収体。
  2. 【請求項2】前記保持力の高い多孔質部材に拡散性の高
    い多孔質部材が挟持されていることを特徴とする請求項
    1に記載のインクジェット記録装置における廃インク吸
    収体。
  3. 【請求項3】前記保持力の高い多孔質部材に拡散性の高
    い多孔質部材が埋設されていることを特徴とする請求項
    1に記載のインクジェット記録装置における廃インク吸
    収体。
  4. 【請求項4】前記保持力の高い多孔質部材と拡散性の高
    い多孔質部材との対接面に凹凸を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置における廃
    インク吸収体。
  5. 【請求項5】前記凹凸を拡散性の高い多孔質部材にのみ
    設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録装置における廃インク吸収体。
  6. 【請求項6】前記拡散性の高い多孔質部材への廃インク
    の滴下を、保持力の高い多孔質部材に設けた廃インク吐
    出部から行うようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のインクジェット記録装置における廃インク吸収体。
JP27698494A 1994-10-17 1994-10-17 インクジェット記録装置における廃インク吸収体 Pending JPH08112911A (ja)

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