JPH08113113A - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

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Publication number
JPH08113113A
JPH08113113A JP25093594A JP25093594A JPH08113113A JP H08113113 A JPH08113113 A JP H08113113A JP 25093594 A JP25093594 A JP 25093594A JP 25093594 A JP25093594 A JP 25093594A JP H08113113 A JPH08113113 A JP H08113113A
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JP
Japan
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vehicle
input
identification code
mode
theft
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Application number
JP25093594A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yamazaki
剛 山崎
Mitsuru Ota
充 太田
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作者が携行する入力手段の識別コードが車
両に固有の識別コードと一致しないときには車両の走行
を不可能として盗難防止動作を行う車両制御装置におい
て、車両の盗難でないにも拘わらず車両の走行が不可能
となったときに、車両の走行を可能とするフェイルセー
フ動作を実現する。 【構成】 内燃機関制御部3のメモリ18には、予め定
める手順での第1の操作によって書込みモードが設定さ
れた後、自動変速機4のシフトノブ53を用いた第2の
操作によって入力された暗証コードが記憶される。入力
手段55に入力された識別コードと、車両毎に記憶され
る識別コードとが一致せず、車両の走行が不可能となっ
た後、読出しモードが設定されて、自動変速機4のシフ
トノブ53を用いた第3の操作によって入力された暗証
コードは、前記メモリ18に記憶された暗証コードと比
較され、両者が一致したときには車両の走行が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の盗難を検知する
盗難検知手段による検知結果に基づいて車両の走行を制
御する車両制御装置に関し、特に、盗難防止機能の解除
が不可能となったときであっても、車両を走行させるフ
ェイルセーフ動作が可能な車両制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の不正解錠による盗難を防止するた
めの車両用キー装置が、特公平4−15141号公報に
開示されている。図5は、前記公報に開示されている車
両用キー装置の構成を示す断面図である。また図6は、
前記車両用キー装置が有する環状コア107の構成を示
す斜視図である。さらに図7は、前記車両用キー装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【0003】図5を参照して、錠前101にはキー挿入
孔102が形成されており、錠前101のキー挿入孔1
02の入口側には、円環状のロータケース103が固定
されている。ロータケース103の内側には、円筒状の
ロータ104が回動自在に装着されている。このロータ
104には、キー挿入孔102と連通するキー挿入孔1
05が形成されている。このキー挿入孔105は、平板
状のキー106の先端部106aが挿入可能に形成され
ている。また、ロータ104の外周部には、図6に示さ
れるような環状コア107が配置されている。この環状
コア107の一端部107aはテーパ状に形成され、キ
ー挿入孔105の入口端部に露出するようになってい
る。環状コア107には、ロータコイル108,109
が同一方向に巻回されている。すなわち、各ロータコイ
ル108,109による磁束が相殺されるように、ロー
タコイル108,109が環状コア107に互いに対向
して巻回されている。各ロータコイル108,109
は、図7に示されるように抵抗110を介して周波数可
変発振器111に接続されている。
【0004】周波数可変発振器111は、マイクロコン
ピュータ112からの指示に基づいてロータコイル10
8,109へ情報検出用の信号を供給する。すなわち、
周波数可変発振器111は、信号発生手段として機能し
ている。また、ロータコイル108,109は、増幅器
113、ダイオード114、コンデンサ115およびA
/D(アナログ/デジタル)変換器116を介してマイ
クロコンピュータ112に接続されている。ロータコイ
ル108,109で受信した信号の情報は、抵抗110
の電圧降下として検出され、この検出出力が増幅器11
3、ダイオード114およびA/D変換器116を介し
てマイクロコンピュータ112へ供給される。すなわ
ち、抵抗110、増幅器113、ダイオード114およ
びA/D変換器116は、ロータコイル108,109
へ伝送される信号を検出する信号検出手段として機能す
る。制御手段としてのマイクロコンピュータ112は、
前記A/D変換器116からの情報を基に、エンジン駆
動部の駆動を制御する。すなわち、A/D変換器116
からの信号による情報と、ROMに予め格納された判定
情報とを比較して、両者の内容が一致したときにのみエ
ンジン駆動部へエンジン駆動許可信号を送出する。
【0005】また、キー106のグリップ106bの先
端部106cは、環状コア107のテーパ面と係合可能
なテーパ状に形成されている。先端部106cの中ほど
には、軸状コア117が装着される。この軸状コア11
7は、キー106がキー挿入孔105内に挿入されたと
きに、環状コア107と2箇所で接触して1組の磁気回
路を形成するようになっている。この軸状コア117に
は、キー106がキー挿入孔105内に挿入されたとき
に、ロータコイル108,109と磁気結合されるキー
コイル118が巻回されている。キーコイル118は、
共振回路を形成するコイルL1、コンデンサC1に接続
されるとともに、同じく共振回路を形成するコイルL
2、コンデンサC2に接続される。各共振回路の共振周
波数がそれぞれ異なるように、コイルL1,L2、コン
デンサC1,C2の容量が定められる。周波数可変発振
器111からロータコイル108,109へ情報検出用
の信号が供給されてキーコイル118に電圧が誘起され
る。コイルL1,L2、コンデンサC1,C2は、キー
コイル118に誘起された電圧に応答して特定の情報を
含む信号をキーコイル118から発生させる情報発生手
段として機能する。信号が、それぞれ増幅器113、ダ
イオード114、およびA/D変換器116を介してマ
イクロコンピユータ112へ供給されると、これらの情
報が順次マイクロコンピユータ112によって読取ら
れ、判定用情報と比較される。この信号が判定用情報と
一致したときにのみエンジン駆動許可信号を出力するよ
うに構成すれば、所定のキー106をキー挿入孔105
内に挿入したときにのみエンジン駆動を可能とすること
ができる。これによって、特定のキー106がキー挿入
孔105に挿入されたときにのみエンジンの駆動が可能
となり、不正解錠による車両の盗難を防止することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記公報の例によれ
ば、操作者が携行するキー106からの情報(識別コー
ド)と、車両側に予め格納された判定情報(識別コー
ド)とが一致したときにのみ車両の走行を可能とするの
で、車両が盗難に遭う確率を低減させることができる。
しかしながら、たとえばキー106が電気的に破損した
ときには、盗難でないにも拘わらず盗難防止機能の解除
ができず、走行が不可能となる恐れがある。キー106
が物理的に破損したときも同様である。またこの場合、
キー106が挿入できなくなり、識別コードの比較が不
可能となる恐れもある。さらに、キー106を紛失して
しまったときにも、識別コードの比較が不可能となる。
このような場合における対策は、前記公報には記載され
ておらず、したがって車両を走行させたくても走行させ
ることができないという不都合が生じる。
【0007】本発明の目的は、車両の盗難防止機能が解
除不能となっても、車両の走行を可能とするフェイルセ
ーフ動作を行うことができる車両制御装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、操作者が携行
し、予め定める識別コードが入力される入力手段からの
前記識別コードと、車両毎に記憶される識別コードとを
比較し、両者が一致しないときに盗難に遭ったことを検
知する盗難検知手段を備え、盗難が検知されないときに
車両の駆動・伝達系を制御して車両の走行を可能とし、
前記盗難が検知されたときに前記走行を不可能とする車
両制御装置において、前記車両制御装置に接続される複
数の機器または操作手段への予め定める手順での第1の
操作によって設定される動作モードが、書込みモードお
よび読出しモードのいずれであるかを検知するモード検
知手段と、前記モード検知手段によって書込みモードが
検知された後、前記複数の機器または操作手段を用いた
第2の操作によって入力された暗証コードを記憶する記
憶手段と、前記識別コードが一致せず、車両の走行が不
可能となった後、前記モード検知手段によって読出しモ
ードが検知されると、前記複数の機器または操作手段を
用いた第3の操作によって入力される暗証コードと、前
記記憶手段に記憶された暗証コードとを比較し、両者が
一致したときには、車両の走行を可能とする比較手段と
を含むことを特徴とする車両制御装置である。また本発
明の前記第2および第3の操作では、当該操作の繰返し
回数に基づいて暗証コードが決定されることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明に従えば、車両制御装置は、盗難検知手
段と、モード検知手段と、記憶手段と、比較手段とを有
する。前記盗難検知手段は、操作者が携行し、予め定め
る識別コードが入力される入力手段からの前記識別コー
ドと、車両毎に記憶される識別コードとを比較し、両者
が一致しないときに盗難に遭っていると判定する。車両
制御装置は、盗難検知手段で盗難が検知されないときに
は、車両の駆動・伝達系を制御して車両の走行を可能と
し、盗難が検知されたときには内燃機関の点火をカット
するなどして車両の走行を不可能とし、こうして盗難防
止動作が実現される。
【0010】一方、上述のような車両制御装置に接続さ
れる複数の機器、たとえば空調機や電気負荷および操作
手段、たとえばシフトノブへの操作はモード検知手段に
よって検知されており、前記複数の機器または操作手段
が予め定める手順によって第1の操作が行われると、モ
ード検知手段は前記記憶手段を書込みモードとし、前記
機器または操作手段を繰返し操作する第2の操作によっ
て入力された暗証コードが記憶される。
【0011】このようにして暗証コードが記憶されてい
る状態で前記比較手段は、前記盗難検知手段によって盗
難が検知されて車両の走行が不可能となり、さらに前記
モード検知手段で読出しモードが検知された後に、前記
機器または操作手段の第3の操作によって入力された暗
証コードと、前記記憶手段に記憶されている暗証コード
とを比較し、両者が一致したときには車両の走行を再び
可能とする。
【0012】したがって、盗難検知のための識別コード
を入力する入力手段が破損して識別コードが不一致とな
ったとき、または前記入力手段を紛失して識別コードの
比較が不可能となって車両の走行が不可能となったとき
など車両の盗難防止機能が解除不能となったときであっ
ても、予め記憶された暗証コードと所定の操作によって
入力された暗証コードとが一致したときには、車両の走
行を再び可能として、フェイルセーフ動作を行うことが
できる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である車両制御装
置1の電気的構成を示すブロック図である。車両制御装
置1は、大略的に、内燃機関2を制御する内燃機関制御
部3、自動変速機4を制御する自動変速機制御部5およ
び盗難検知回路6を含んで構成される。内燃機関制御部
3、自動変速機制御部5および盗難検知回路6には、定
電圧回路21,40,54がそれぞれ設けられており、
定電圧回路21,40へはイグニションキースイッチ7
がIG接点またはST接点に導通されると、バッテリ8
からの電力が供給され、また定電圧回路54へはバッテ
リ8からの電力が常時供給され、盗難検知回路6内の各
回路が電力付勢される。
【0014】前記内燃機関制御部3は、大略的に、吸気
圧検出器22によって検出された内燃機関2の吸気圧、
およびクランク角検出器23によって検出された内燃機
関2の回転速度などに基づいて燃料噴射量および点火時
期を演算し、燃料噴射弁30およびイグナイタ29を駆
動する。内燃機関制御部3は、入力インタフェイス回路
9〜15と、アナログ/デジタル変換器16と、マイク
ロコンピュータなどで実現される処理回路17と、消去
再書込み可能ないわゆるEEPROM(Erasable and E
lectrically Programmable Read Only Memory)などで
実現されるメモリ18と、出力インタフェイス回路1
9,20と、前記定電圧回路21とを含んで構成され
る。
【0015】前記吸気圧検出器22からの出力は、アナ
ログ/デジタル変換器16でデジタル値に変換されて、
処理回路17に読込まれる。また、クランク角検出器2
3からのクランクパルスは、入力インタフェイス回路9
で波形整形された後、前記処理回路17に入力される。
【0016】処理回路17にはまた、ニュートラルスイ
ッチ24およびスタート検出器25からの出力が、入力
インタフェイス回路10,11でそれぞれ波形整形され
て入力される。ニュートラルスイッチ24は、自動変速
機の変速段がパーキングまたはニュートラル位置となる
と導通する。また、スタート検出器25は、イグニショ
ンキースイッチ7がスタート接点STに導通されている
ことを検出する。
【0017】処理回路17にはさらに、アイドルスイッ
チ26、A/C(エアーコンディショニング)スイッチ
27および、テスト端子28からの出力が入力される。
アイドルスイッチ26およびA/Cスイッチ27からの
出力は、入力インタフェイス回路12,13でそれぞれ
波形整形されて入力される。テスト端子28からの出力
は、そのまま入力される。アイドルスイッチ26は、ア
クセルペダルが踏込まれていない状態で導通する。ま
た、A/Cスイッチ27は、車両内の環境を快適な状態
に保持するために設けられる空気調和器が作動したとき
に導通する。さらに、テスト端子28は、ダイアグノー
シスなどと称される車両の電子制御装置の自己診断機能
によって記録されたデータを、所定のチェッカによって
読出す際などに導通される。
【0018】なお、前記電子制御装置の自己診断機能と
は、電子制御装置の一部、たとえばセンサまたはアクチ
ュエータに異常が発生した場合、その異常を検出して走
行に影響を与えるか否かなどを判断し、異常箇所の記憶
および必要に応じて操作者へ警告を行う機能であり、異
常検出のためにセンサやアクチュエータなどからの出力
信号が常時監視され、たとえば所定の時間分のデータが
メモリ18に記憶される。
【0019】入力インタフェイス回路14は、盗難検知
回路6からの信号を受信するために設けられ、また入力
インタフェイス回路15は、自動変速機制御部5からの
信号を受信するために設けられる。
【0020】処理回路17は、前記スイッチ24,2
6,27、検出器22,23,25、およびテスト端子
28の検出結果などに基づいて、メモリ18に記憶され
ているマップデータなどを参照しながら、前記燃料噴射
量および点火時期などを演算し、パワートランジスタな
どで実現される出力インタフェイス回路19を介して、
燃料噴射弁30の開弁時間を制御するとともに、イグナ
イタ29を介して、点火プラグ31の点火時期および点
火時間などを制御する。
【0021】また、前記処理回路17は、内燃機関制御
部3に接続されるイグニションキースイッチ7、検出器
22,23,25、スイッチ24,26,27およびテ
スト端子28を用いた操作者の予め定める手順での第1
の操作によって設定される動作モードが、書込みモード
であるかあるいは読出しモードであるかを検知し、検知
結果を出力インタフェイス回路20を介して自動変速機
制御部5に与える。
【0022】自動変速機制御部5は、大略的に、スロッ
トル弁開度センサ41および車速センサ42ならびにシ
フト位置センサ43の検出結果に対応して、自動変速機
4のソレノイドバルブ44を選択的に駆動し、内燃機関
2からの駆動力を所望とする減速比で減速して車輪45
に伝達させる。この自動変速機制御部5は、入力インタ
フェイス回路32〜34と、アナログ/デジタル変換器
35と、処理回路36と、メモリ37と、出力インタフ
ェイス回路38,39と、前記定電圧回路40とを含ん
で構成されている。
【0023】前記車速センサ42は、プロペラシャフト
46の回転速度を検出しており、この車速センサ42か
らの速度パルスは、入力インタフェイス回路32で波形
整形された後、マイクロコンピュータなどで実現される
処理回路36に入力される。また、自動変速機4の変速
段は、シフト位置センサ43によって読取られ、入力イ
ンタフェイス回路33を介して前記処理回路36に入力
される。さらにまた処理回路36には、ポテンションメ
ータなどで実現されるスロットル弁開度センサ41の検
出結果が、アナログ/デジタル変換器35でデジタル値
に変換された後に入力されている。
【0024】処理回路36は、シフト位置センサ43に
よって検出されたシフトノブ53の操作位置ならびにス
ロットル弁開度センサ41によって検出されたスロット
ル弁開度および車速センサ42によって検出された車体
速度に基づいて、リードオンリメモリなどで実現される
メモリ37に記憶されている変速線図から最適な変速段
を読出し、その変速段となるように、パワートランジス
タなどで実現される出力インタフェイス回路38を介し
てソレノイドバルブ44を切換え制御する。
【0025】また処理回路36からは、出力インタフェ
イス回路39を介して、内燃機関制御部3の前記入力イ
ンタフェイス回路15へ、車体速度や変速タイミングを
表す信号が与えられている。内燃機関制御部3は、前記
変速タイミングに対応して、たとえば点火時期を一時的
に遅らせるなどして、変速ショックを低減している。
【0026】また、入力インタフェイス回路34は、内
燃機関制御部3からの信号を受信するために設けられて
いる。処理回路17での動作モードの検知結果が後述す
る書込みモードであった場合、処理回路36は、自動変
速機4のシフトノブ53を用いた第2の操作によって入
力された暗証コードを出力インタフェイス回路39から
出力する。この暗証コードは、内燃機関制御部3のメモ
リ18に記憶される。一方、処理回路17での動作モー
ドの検知結果が読出しモードであった場合、処理回路3
6は、自動変速機4のシフトノブ53を用いた第3の操
作によって入力された暗証コードを出力インタフェイス
回路39から出力する。内燃機関制御部3の処理回路1
7は、第3の操作によって入力された暗証コードと、前
記メモリ18に記憶された前記暗証コードとを比較し、
両者が一致したときには、車両の走行を可能とする走行
可能信号を、出力インタフェイス回路39を介して内燃
機関制御部3に与える。
【0027】盗難検知回路6は、大略的に、操作者が携
行する入力手段55に予め入力されている識別コード
と、車両毎に記憶される識別コードとを比較し、比較結
果に対応して、車両の走行を制御する制御信号を内燃機
関制御部3に与える。このような盗難検知回路6は、入
力インタフェイス回路47、挿入検知器48、発振・検
知回路49、処理回路50、メモリ51、出力インタフ
ェイス回路52および前記定電圧回路54を含んで構成
されている。
【0028】挿入検知器48は、挿入孔56への入力手
段55の挿入を検知し、検知結果は入力インタフェイス
回路47を介して処理回路50に入力される。盗難検知
回路6は、前記挿入孔56の挿入口付近に配置された円
環状のコア57において、一直径線上に対向配置された
一対のコイル58a,58bに発振・検知回路49から
周波数を走査した高周波信号が与えられ、この高周波信
号に対する入力手段55の共振信号を前記コイル58
a,58bで検知することによって、前記共振周波数を
入力手段55に固有の識別コードとして読取る。したが
って、発振・検知回路49は、周波数を走査して発振を
行う発振回路とともに、コイル58a,58bを流れる
電流レベルを読取るための電流/電圧変換用抵抗および
アナログ/デジタル変換器などを備えている。発振・検
知回路49の検知結果は、処理回路50に入力されてい
る。
【0029】また、入力手段55には、前記挿入孔56
に挿入されるべき本体55aの基端部付近に、前記コア
57と磁気結合する軸状のコア59が設けられており、
このコア59の外周面にはコイル60が巻回されてい
る。コイル60の両端子は、当該入力手段55に固有の
共振周波数を有する共振回路61に接続されている。
【0030】したがって、入力手段55が挿入孔56に
差込まれたことが挿入検知器48によって検知される
と、発振・検知回路49はコイル58a,58bに周波
数を走査した発振電流を与える。これによってコア57
に磁気結合したコア59に巻回されているコイル60に
起電流が生じ、生じた起電流に対して共振回路61が共
振すると、コイル58a,58bを流れる電流も変化
し、こうして前記共振周波数を検出することが可能とな
る。
【0031】処理回路50は、こうして検出された共振
周波数と、メモリ51に記憶されている共振周波数とが
一致しているときには、車両の走行を可能とする走行可
能信号を出力インタフェイス回路52を介して内燃機関
制御部3に与える。
【0032】一方、処理回路50は、検出された共振周
波数と、メモリ51に記憶されている共振周波数とが一
致していないときには、車両の走行を禁止する走行不可
信号を出力インタフェイス回路52を介して内燃機関制
御部3に与える。走行不可信号を受信した内燃機関制御
部3は、内燃機関2の点火をカットするなどして車両の
走行を不可能とする。
【0033】内燃機関制御部3に接続されるスイッチ
7,24,26,27、検出器22,23,25および
テスト端子28を用いた操作者による第1の操作によっ
て書込みモードが設定されると、内燃機関制御部3のメ
モリ18には、自動変速機4のシフトノブ53を用いた
第2の操作によって入力された暗証コードが記憶され
る。このように暗証コードが記憶されている状態で、上
述したようにして盗難検知回路6で盗難が検知されて車
両の走行が不可能となり、さらに内燃機関制御部3に接
続されるスイッチ7,24,26,27、検出器22,
23,25およびテスト端子28を用いた操作者による
第1の操作によって読出しモードが設定された後に、自
動変速機4のシフトノブ53を用いた第3の操作によっ
て暗証コードが入力されると、入力された暗証コードは
前記メモリ18に記憶された暗証コードと比較され、両
者が一致したときには車両の走行が再び可能となる。
【0034】図2は、本発明に基づく車両制御動作の一
例を示すフローチャートである。ステップa1では、内
燃機関制御部3に接続されるスイッチ7,24,26,
27、検出器22,23,25,およびテスト端子28
のうちのいずれかの操作手段からの入力が受付けられ
る。ステップa2では、前記操作手段からの入力信号が
フィルタ処理されて処理回路17に与えられる。ステッ
プa3では、入力が完了したか否かが判断される。完了
した場合はステップa4に移り、完了していない場合は
ステップa1に戻る。
【0035】ステップa4では、前記ステップa1〜a
3での入力で設定される動作モードが登録モードである
か否かが判断される。登録モードである場合はステップ
a5に移り、登録モードでない場合はステップa8に移
る。本実施例では、ステップa1〜a3の操作で、イグ
ニションキースイッチ7をIGオンとし、テスト端子2
8をオンとし、A/Cスイッチ27をオンとし、アイド
ルスイッチ26をオンとすることによって、登録モード
に設定される。なお、この操作は、上述した順で行われ
る。このような操作が、登録モード(すなわち書込みモ
ード)とする場合の第1の操作である。登録モードの設
定は、上述した操作に限らず、内燃機関制御部3に接続
される複数の機器または操作手段のいずれを用いて行っ
ても構わない。
【0036】前記ステップa4で登録モードであると判
断されると、ステップa5で、後述するようなシフト入
力操作が受付けられる。これによって、暗証コードが入
力される。この操作が第2の操作である。ステップa6
では、エラーフラグがオフであるか否かが判断される。
オフである場合にはステップa7に移り、当該ステップ
a7では、入力された暗証コードがメモリ18に記憶さ
れる。
【0037】前記ステップa4で登録モードでないと判
断されると、ステップa8で、入力手段55に設定され
る識別コードと、車両毎に設定される識別コードとが一
致しているか否かが判断される。一致していた場合には
ステップa22に進む。一致していなかった場合にはス
テップa9に移り、当該ステップa9では、イグニショ
ンキースイッチ7がIGオンであるか否かが判断され
る。オンである場合にはステップa10に移り、当該ス
テップa10では、タイマの計時が開始される。ステッ
プa11では、アイドルスイッチ26がオンであるか否
かが判断される。オンである場合にはステップa14に
移り、オンでない場合にはステップa12に移る。ステ
ップa12では、前記タイマによって計測される時間が
予め定める時間T1以上となったか否かが判断される。
T1以上である場合には、ステップa13に移り、当該
ステップa13では、アイドルスイッチ26の入力が無
効とされる。
【0038】前記ステップa11でアイドルスイッチ2
6がオンであると判断されると、ステップa14で、ア
イドルスイッチ26の入力が、所定の入力であるか否か
が判断される。たとえば、ステップa11でオンとした
後、再度オフからオンとしたか否かが判断される。所定
の入力であった場合にはステップa15に移り、所定の
入力でなかった場合にはステップa16に移る。ステッ
プa15およびステップa16では、ともにタイマが初
期化される。ステップa15の動作が終了すると、ステ
ップa17に移る。
【0039】ステップa17では、A/Cスイッチ27
の入力操作が受付けられる。これは、アイドルスイッチ
26の場合と同様であり、前記ステップa10〜a16
と同様の入力判定が行われる。ステップa14と同様の
判断では、たとえばA/Cスイッチ27をオンとした
後、オフからオンとしたか否かが判断される。
【0040】ステップa18では、テスト端子28の入
力操作が受付けられる。これも、アイドルスイッチ26
の場合と同様であり、前記ステップa10〜a16と同
様の入力判定が行われる。ステップa14と同様の判断
では、たとえばテスト端子28をオンとした後、オフか
らオンとしたか否かが判断される。前記ステップa10
〜a18の動作が読出しモードとする場合の第1の操作
による動作である。
【0041】ステップa19では、後述するようなシフ
ト入力操作が受付けられる。これによって、暗証コード
が入力される。この操作が、第3の操作である。ステッ
プa20では、エラーフラグがオフであるか否かが判断
される。オフである場合にはステップa21に移り、当
該ステップa21では、前記ステップa7でメモリ18
に記憶された暗証コードと、前記ステップa19で入力
された暗証コードとが一致しているか否かが判断され
る。一致している場合にはステップa22に移り、一致
していない場合にはステップa23に移る。ステップa
22では、走行可能信号が送出され、ステップa23で
は走行不可信号が送出される。
【0042】図3は、前記ステップa5,a19で行わ
れる前記シフト入力操作を示すフローチャートである。
また、図4は、シフト入力操作を示すタイミングチャー
トである。ステップb1〜b4では、シフト入力操作が
予め定める条件どおりに行われているときにはオフであ
り、前記条件どおりに行われなかったときにオンとなる
エラーフラグ、カウンタのカウント値である暗証コード
が記憶されるメモリ、シフト入力の間隔を計時するタイ
マおよびシフト入力がある毎にカウントを行うカウンタ
がそれぞれ初期化される。ステップb5では、タイマに
よる計時が開始される。ステップb6では、シフト入力
が受付けられる。シフト入力とは、前記自動変速機4の
シフトノブ53への操作のことである。ステップb7で
は、シフト入力信号がフィルタ処理されて処理回路36
に入力される。ステップb8では、シフト入力があった
か否かが判断される。入力があった場合にはステップb
9に移り、入力がなかった場合にはステップb16に移
る。
【0043】ステップb9では、シフト入力が「N」か
ら「D」への入力であるか否かが判断される。すなわ
ち、図4に示される信号の立上がりであるか否かが判断
される。前記入力であった場合にはステップb10に移
り、前記入力でなかった場合にはステップb12に移
る。ステップb10では、カウンタのカウント値nがn
=n+1と加算される。ステップb11では、タイマの
計測値が初期化され、再び計時動作が開始される。ステ
ップb11の動作が終了すると、ステップb6に戻る。
【0044】前記ステップb9で「N」から「D」への
シフト入力でなかった場合、すなわち図4に示される信
号の立下がりであった場合、ステップb12で、信号の
立下がりを検出した後の時間が予め定める時間T4以上
経過したか否かが判断される。T4以上経過した場合に
はステップb13に移り、T4以上経過していない場合
にはステップb11からステップb6に戻る。ステップ
b13では、カウンタのカウント値nが記憶される。ス
テップb14では、記憶される暗証コードの桁が1桁繰
上げられる。ステップb15では、4桁分の入力が終了
したか否かが判断される。終了していない場合には、前
記ステップb11からステップb6に戻る。
【0045】前記ステップb8でシフト入力がなかった
と判断された場合のステップb16では、予め定める時
間T2以上が経過したか否かが判断される。T2以上経
過した場合にはステップb17に移り、T2以上経過し
ていない場合にはステップb6に戻る。ステップb17
では、エラーフラグがオンとされる。
【0046】たとえば、図4に示されるように、「N」
から「D」への操作を時間T3の間隔で3回繰返し、時
間T4(>T3)をあけて1回、さらに時間T4をあけ
て4回繰返し、さらに時間T4をあけて2回繰返すと、
「3142」が暗証コードとなる。
【0047】以上のように本実施例によれば、たとえば
入力手段55が電気的に破損して識別コードが一致しな
いと判断され、車両の走行が不可能となったときなど車
両の盗難防止機能が解除不能となったときであっても、
予め記憶された暗証コードと同一の暗証コードを入力す
ることによって車両の走行を可能とし、フェイルセーフ
動作を実現することができる。また、入力手段55が物
理的に破損したときも同様であり、入力手段55を紛失
したときも同様である。
【0048】また、内燃機関制御部3に接続された機器
または操作手段を用いてもその繰返し回数によって暗証
コードを入力することができる。なお、本実施例では、
第2および第3の操作を内燃機関制御部3に接続される
スイッチ7,24,26,27、検出器22,23,2
5およびテスト端子28を用いて行う例について説明し
たけれども、前記操作は、内燃機関制御部3に接続され
る機器または操作手段のいずれを用いて行ってもよく、
たとえば前記スイッチ7,24,26,27、検出器2
2,23,25およびテスト端子28以外の機器や操作
手段を用いて行うことも本発明の範囲に属するものであ
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力手段
が破損したときまたは入力手段を紛失したときなど車両
の盗難防止機能が解除不能となったときであっても、予
め記憶手段に記憶した暗証コードと同じ暗証コードを所
定の操作によって入力することで、車両の走行が可能と
なり、フェイルセーフ動作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両制御装置1の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に基づく車両制御動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図3】前記車両制御動作におけるシフト入力操作を詳
細に示すフローチャートである。
【図4】前記シフト入力操作を示すタイミングチャート
である。
【図5】従来の車両用キー装置の構成を示す断面図であ
る。
【図6】前記車両用キー装置が有する環状コア107の
構成を示す斜視図である。
【図7】前記車両用キー装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 車両制御装置 2 内燃機関 3 内燃機関制御部 4 自動変速機 5 自動変速機制御部 6 盗難検知回路 7 イグニションキースイッチ 17,36,50 処理回路 18,37,51 メモリ 26 アイドルスイッチ 27 A/C スイッチ 28 テスト端子 49 発振・検知回路 55 入力手段 57,59 コア 58a,58b,60 コイル 61 共振回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者が携行し、予め定める識別コード
    が入力される入力手段からの前記識別コードと、車両毎
    に記憶される識別コードとを比較し、両者が一致しない
    ときに盗難に遭ったことを検知する盗難検知手段を備
    え、盗難が検知されないときに車両の駆動・伝達系を制
    御して車両の走行を可能とし、前記盗難が検知されたと
    きに前記走行を不可能とする車両制御装置において、 前記車両制御装置に接続される複数の機器または操作手
    段への予め定める手順での第1の操作によって設定され
    る動作モードが、書込みモードおよび読出しモードのい
    ずれであるかを検知するモード検知手段と、 前記モード検知手段によって書込みモードが検知された
    後、前記複数の機器または操作手段を用いた第2の操作
    によって入力された暗証コードを記憶する記憶手段と、 前記識別コードが一致せず、車両の走行が不可能となっ
    た後、前記モード検知手段によって読出しモードが検知
    されると、前記複数の機器または操作手段を用いた第3
    の操作によって入力される暗証コードと、前記記憶手段
    に記憶された暗証コードとを比較し、両者が一致したと
    きには、車両の走行を可能とする比較手段とを含むこと
    を特徴とする車両制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2および第3の操作では、当該操
    作の繰返し回数に基づいて暗証コードが決定されること
    を特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
JP25093594A 1994-10-17 1994-10-17 車両制御装置 Withdrawn JPH08113113A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003097416A1 (en) * 2002-05-15 2003-11-27 Yugengaisha Cawdie Vehicle stealing prevention apparatus and vehicle stealing prevention method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003097416A1 (en) * 2002-05-15 2003-11-27 Yugengaisha Cawdie Vehicle stealing prevention apparatus and vehicle stealing prevention method

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