JPH08113441A - エレベーターの異常振動検出装置 - Google Patents
エレベーターの異常振動検出装置Info
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- JPH08113441A JPH08113441A JP24952094A JP24952094A JPH08113441A JP H08113441 A JPH08113441 A JP H08113441A JP 24952094 A JP24952094 A JP 24952094A JP 24952094 A JP24952094 A JP 24952094A JP H08113441 A JPH08113441 A JP H08113441A
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- elevator
- vibrations
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 別途振動を検出するための装置を設けたり、
面倒な調整作業の必要のない安価なエレベーターの異常
振動検出装置を提供する。 【構成】 速度検出装置4aは巻上機1の回転軸に直結
された回転式エンコーダー4bから出力されるパルス信
号を40ms毎に計数し、演算装置4cはエレベーターが
定常走行した時に、計数値の差分ΔPL を演算して、計
数値の時間に対する極大値を与える時刻と後続の極大値
を与える時刻との間の期間を振動周期として求め、予め
定められた設定周期の範囲内にあるか否かを判定し、振
動判定装置4fは振動周期を求めた両振動の振幅が判定
値発生器4eから出力された基準値より大きいか否かを
判定し、大きければ両振動を乗かごに発生した人為的な
異常振動と判定するようにした。
面倒な調整作業の必要のない安価なエレベーターの異常
振動検出装置を提供する。 【構成】 速度検出装置4aは巻上機1の回転軸に直結
された回転式エンコーダー4bから出力されるパルス信
号を40ms毎に計数し、演算装置4cはエレベーターが
定常走行した時に、計数値の差分ΔPL を演算して、計
数値の時間に対する極大値を与える時刻と後続の極大値
を与える時刻との間の期間を振動周期として求め、予め
定められた設定周期の範囲内にあるか否かを判定し、振
動判定装置4fは振動周期を求めた両振動の振幅が判定
値発生器4eから出力された基準値より大きいか否かを
判定し、大きければ両振動を乗かごに発生した人為的な
異常振動と判定するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベーターの定常走行
時に、乗かごに発生した人為的な異常振動を検出するエ
レベーターの異常振動検出装置に関する。
時に、乗かごに発生した人為的な異常振動を検出するエ
レベーターの異常振動検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターには乗客の安全確保のため
に各種の保護機構が設けられている。例えば、走行路の
異常や地震の発生等により乗かごが異常振動すると、こ
の異常振動をガバナロープを介してガバナ装置が検出し
てエレベーターを非常停止させる保護装置が設けられて
いる。ところで、子供や酔客等が乗かご内でふざけたり
暴れたりすると、ガバナ装置がこの振動を検知してエレ
ベーターに異常がないにも拘らずエレベーターを非常停
止させることがある。かかる不都合を回避するために、
ガバナ装置が人為的な振動を検知しないように緩衝装置
を取り付けて、人為的な振動を途中で吸収してしまうよ
うにした保護装置が既に提案されている。しかしなが
ら、大きな振動が与えられた時は、これを効果的に阻止
することができない。そこで、特公平3−8693号公
報には乗かごの上下方向に直角な方向に回動軸を設け、
この回動軸に一端が係合し、他端がバネを介して乗かご
に対して吊り下げられた検知棒を配置して、乗かごに振
動が発生すると、バネの伸縮により検知棒が回動軸に対
して上下方向に振動するように構成し、検知棒の振動を
調べて乗かごに生じた振動が人為的なものか否かを判定
するエレベーターの振動判定装置の発明が開示されてい
る。
に各種の保護機構が設けられている。例えば、走行路の
異常や地震の発生等により乗かごが異常振動すると、こ
の異常振動をガバナロープを介してガバナ装置が検出し
てエレベーターを非常停止させる保護装置が設けられて
いる。ところで、子供や酔客等が乗かご内でふざけたり
暴れたりすると、ガバナ装置がこの振動を検知してエレ
ベーターに異常がないにも拘らずエレベーターを非常停
止させることがある。かかる不都合を回避するために、
ガバナ装置が人為的な振動を検知しないように緩衝装置
を取り付けて、人為的な振動を途中で吸収してしまうよ
うにした保護装置が既に提案されている。しかしなが
ら、大きな振動が与えられた時は、これを効果的に阻止
することができない。そこで、特公平3−8693号公
報には乗かごの上下方向に直角な方向に回動軸を設け、
この回動軸に一端が係合し、他端がバネを介して乗かご
に対して吊り下げられた検知棒を配置して、乗かごに振
動が発生すると、バネの伸縮により検知棒が回動軸に対
して上下方向に振動するように構成し、検知棒の振動を
調べて乗かごに生じた振動が人為的なものか否かを判定
するエレベーターの振動判定装置の発明が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、バネを用いた振動判定装置を別途、エレベーターの
乗かごに取り付けなければならないばかりでなく、バネ
の弾性係数に応じて検知棒の取付け位置を調整しなけれ
ばならず、余分な設置空間と設置費用が必要になると共
に、検知棒の取付け位置の調整作業が困難で手間が掛か
る作業となっていた。本発明の目的は別途振動を検出す
るための装置を設けたり、面倒な調整作業の必要のない
安価なエレベーターの異常振動検出装置を提供すること
にある。
は、バネを用いた振動判定装置を別途、エレベーターの
乗かごに取り付けなければならないばかりでなく、バネ
の弾性係数に応じて検知棒の取付け位置を調整しなけれ
ばならず、余分な設置空間と設置費用が必要になると共
に、検知棒の取付け位置の調整作業が困難で手間が掛か
る作業となっていた。本発明の目的は別途振動を検出す
るための装置を設けたり、面倒な調整作業の必要のない
安価なエレベーターの異常振動検出装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、乗かごの走行中の走行速度を刻々測定する
走行速度測定手段と、該走行速度測定手段が測定したエ
レベーターの定常走行時の刻々の乗かごの走行速度の変
動を演算して、走行速度の時間に対する極大値を与える
時刻と後続の極大値を与える時刻との間の期間を振動周
期として求める振動周期演算手段と、該振動周期演算手
段が求めた振動周期が予め定められた設定周期の範囲内
にあり、かつ、前記振動周期を求めた時の1周期内の走
行速度の時間に対する最大値と最小値の差を両振動の振
幅とし、該両振動の振幅と予め定められた基準振幅を比
較して、両振動の振幅が基準振幅より大きい時に前記振
動周期演算手段が振動周期を求めた両振動を乗かごに発
生した人為的な異常振動と判定する異常振動判定手段と
を有したものである。
するために、乗かごの走行中の走行速度を刻々測定する
走行速度測定手段と、該走行速度測定手段が測定したエ
レベーターの定常走行時の刻々の乗かごの走行速度の変
動を演算して、走行速度の時間に対する極大値を与える
時刻と後続の極大値を与える時刻との間の期間を振動周
期として求める振動周期演算手段と、該振動周期演算手
段が求めた振動周期が予め定められた設定周期の範囲内
にあり、かつ、前記振動周期を求めた時の1周期内の走
行速度の時間に対する最大値と最小値の差を両振動の振
幅とし、該両振動の振幅と予め定められた基準振幅を比
較して、両振動の振幅が基準振幅より大きい時に前記振
動周期演算手段が振動周期を求めた両振動を乗かごに発
生した人為的な異常振動と判定する異常振動判定手段と
を有したものである。
【0005】
【作用】走行速度測定手段は乗かごの走行中の走行速度
を刻々測定する。振動周期演算手段は走行速度測定手段
が測定したエレベーターが定常走行した時の刻々の乗か
ごの走行速度の変動を演算して、走行速度の時間に対す
る極大値を与える時刻と後続の極大値を与える時刻との
間の期間を振動周期として求める。異常振動判定手段は
振動周期演算手段が求めた振動周期が予め定められた設
定周期の範囲内にあり、かつ、振動周期を求めた時の1
周期内の走行速度の時間に対する最大値と最小値の差を
両振動の振幅とし、該両振動の振幅と予め定められた基
準振幅を比較して、両振動の振幅が基準振幅より大きい
時に振動周期演算手段が振動周期を求めた両振動を乗か
ごに発生した人為的な異常振動と判定する。
を刻々測定する。振動周期演算手段は走行速度測定手段
が測定したエレベーターが定常走行した時の刻々の乗か
ごの走行速度の変動を演算して、走行速度の時間に対す
る極大値を与える時刻と後続の極大値を与える時刻との
間の期間を振動周期として求める。異常振動判定手段は
振動周期演算手段が求めた振動周期が予め定められた設
定周期の範囲内にあり、かつ、振動周期を求めた時の1
周期内の走行速度の時間に対する最大値と最小値の差を
両振動の振幅とし、該両振動の振幅と予め定められた基
準振幅を比較して、両振動の振幅が基準振幅より大きい
時に振動周期演算手段が振動周期を求めた両振動を乗か
ごに発生した人為的な異常振動と判定する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。図1は本発明の実施例に係る装置の概略
を示す構成図である。同図において、1はエレベーター
の巻上機、2は巻上機1の回転軸に直結され、巻上機1
の回転数に比例した、即ち、図示しない乗かごの移動距
離に比例したパルス信号を出力する回転式エンコーダ
ー、3は回転式エンコーダー2のパルス信号を受信して
エレベーターの運転および停止等の制御を行うエレベー
ター制御装置、4はやはり回転式エンコーダー2のパル
ス信号を受信して巻上機1の回転速度変動、即ち、乗か
ごの振動を調べて異常振動の有無を判定する異常振動判
定装置、5は異常振動判定装置4から出力された異常振
動のデータに基づいて乗かごに人為的な異常振動が発生
したことを知らせる異常信号を出力する異常信号出力装
置、6は乗かご内の乗客に各種の案内情報を放送するか
ご内放送装置、7は遠隔地にあって、電話回線を介して
送られる情報により複数のビルのエレベーターの状態を
監視する監視センターである。異常振動判定装置4は回
転式エンコーダー2から出力されたパルス信号を40ms
毎に計数する速度検出装置4aと、乗かごが定常走行し
ている時の巻上機1の回転速度の変換値を記憶する速度
メモリ4bと、定常走行時の巻上機1の回転速度の変動
を回転式エンコーダー2から出力されたパルス信号の計
数値の変化分として演算し、パルス信号の計数値の極大
値の間の周期が所定の周期内にあるか否かを判定する演
算装置4cと、周期が所定の周期内にあった時に、その
両振動を記憶する両振動メモリ4dと、所定の基準値デ
ータを出力する判定値発生器4eと、両振動メモリ4d
に記憶された両振動の振幅の大きさと判定値発生器4e
から出力された基準値データを比較して、両振動の振幅
が異常値か否かを判定する振動判定装置4fと、異常値
と判定された両振動の振幅を記憶する異常振動メモリ4
gとで構成されている。
細に説明する。図1は本発明の実施例に係る装置の概略
を示す構成図である。同図において、1はエレベーター
の巻上機、2は巻上機1の回転軸に直結され、巻上機1
の回転数に比例した、即ち、図示しない乗かごの移動距
離に比例したパルス信号を出力する回転式エンコーダ
ー、3は回転式エンコーダー2のパルス信号を受信して
エレベーターの運転および停止等の制御を行うエレベー
ター制御装置、4はやはり回転式エンコーダー2のパル
ス信号を受信して巻上機1の回転速度変動、即ち、乗か
ごの振動を調べて異常振動の有無を判定する異常振動判
定装置、5は異常振動判定装置4から出力された異常振
動のデータに基づいて乗かごに人為的な異常振動が発生
したことを知らせる異常信号を出力する異常信号出力装
置、6は乗かご内の乗客に各種の案内情報を放送するか
ご内放送装置、7は遠隔地にあって、電話回線を介して
送られる情報により複数のビルのエレベーターの状態を
監視する監視センターである。異常振動判定装置4は回
転式エンコーダー2から出力されたパルス信号を40ms
毎に計数する速度検出装置4aと、乗かごが定常走行し
ている時の巻上機1の回転速度の変換値を記憶する速度
メモリ4bと、定常走行時の巻上機1の回転速度の変動
を回転式エンコーダー2から出力されたパルス信号の計
数値の変化分として演算し、パルス信号の計数値の極大
値の間の周期が所定の周期内にあるか否かを判定する演
算装置4cと、周期が所定の周期内にあった時に、その
両振動を記憶する両振動メモリ4dと、所定の基準値デ
ータを出力する判定値発生器4eと、両振動メモリ4d
に記憶された両振動の振幅の大きさと判定値発生器4e
から出力された基準値データを比較して、両振動の振幅
が異常値か否かを判定する振動判定装置4fと、異常値
と判定された両振動の振幅を記憶する異常振動メモリ4
gとで構成されている。
【0007】次に、図2ないし図4を参照して本実施例
の動作を説明する。図2は異常振動検出処理の流れ図、
図3はエレベーターが起動してから停止するまでの巻上
機1の回転速度を測定した具体例を示した速度グラフ、
図4は図3の要部拡大グラフである。以下、図2の流れ
図を基本にして、その手順に従って動作を説明する。エ
レベーターが起動し、巻上機1が回転して回転式エンコ
ーダー2から出力されたパルス信号を受信すると、異常
振動検出処理が開始する。速度検出装置4aは回転式エ
ンコーダー2からのパルス信号を40ms毎に計数し、さ
らに、その差分ΔPL を演算する。そして、一定期間内
のパルス信号計数値PL の差分ΔPLの和ΣΔPL が正
ならば、エレベーターは加速運転中、負ならば減速運転
中と判断する。即ち、手順S1ではΣΔPL >0か否か
を判断する。ΣΔPL >0即ち、パルス信号計数値PL
が増大して乗かごが加速中であった時(期間T0 〜
T1)は、そのまま速度監視を継続する。判断結果がN
oで手順S2に移ってΣΔPL <0か否かの判断結果が
Yesならば、パルス信号計数値PL が減少している、
即ち、減速中(期間T4 〜T5 )であると判定して、速
度検出装置4aによるパルス信号の計数動作を停止し
(手順S12)、この処理を終了する。手順S2の判断
結果がNo、つまり、乗かごが加速中でも減速中でもな
い、即ち、定常走行中(期間T1 〜T4 )である時は、
以下の異常判定の処理に移る。速度検出装置4aは乗か
ごが定常走行中のパルス信号計数値PL (図4でP1 〜
Pn )を順次速度メモリ4bに記憶させる(手順S
3)。次に、演算装置4cは速度メモリ4bからパルス
信号計数値PL を読み出し、その差分ΔPL が正から負
に反転するパルス信号計数値PL の極大値PX を求める
(手順S4)。図3に示すように、定常走行中(期間T
1 〜T4 )に短周期振動UVが発生した時は、時刻T2
のパルス信号計数値PX1、時刻T3 のパルス信号計数値
PX2、……が極大値となる。そして、極大値PX1と極大
値PX2の間の期間T2 〜T3 を演算し、短周期振動UV
の1周期PDを求める(手順S5)。演算装置4cはこう
して求めた短周期振動UVの1周期PDが主索と乗りかご
の共振周波数である異常振動の周波数(3〜4Hz)に
対応した周期内にあるか否かを判断し(手順S6)、そ
の結果がYesならば、その両振動を両振動メモリ4d
に記憶させる(手順S7)。振動判定装置4fは両振動
メモリ4dから読み出した両振動の極大値(最大値)P
X1と極小値(最小値)PN からその差(PX1−PN )を
演算し、その値を両振動の振幅の大きさWとする(手順
S8)。そして、振幅Wと判定値発生器4eから出力さ
れた基準値データを比較して、両振動の振幅Wが基準値
データよりも大きいか否かをを判断することにより、定
常走行中に発生した短周期振動UVが異常振動か否かを
判定する(手順S9)。その結果がYesならば、短周
期振動UVの両振動を異常振動と判定し、その振幅Wを
異常振動メモリ4gに記憶させる(手順S10)。異常
振動メモリ4gに異常振動と判定された両振動の振幅W
が記憶されると、異常信号出力装置5は異常振動メモリ
4gから出力された異常振動と判定された両振動の振幅
Wに基づいてかご内放送装置6および監視センター7に
電話回線を介して異常信号を出力する(手順S11)。
かご内放送装置6は異常信号を受信すると、乗かご内の
乗客に激しい動作を止めるように促す案内放送を放送す
る。また、異常信号を受信した監視センター7では、当
該ビルのエレベーターで乗かごに人為的な異常振動が発
生したことを記録する。
の動作を説明する。図2は異常振動検出処理の流れ図、
図3はエレベーターが起動してから停止するまでの巻上
機1の回転速度を測定した具体例を示した速度グラフ、
図4は図3の要部拡大グラフである。以下、図2の流れ
図を基本にして、その手順に従って動作を説明する。エ
レベーターが起動し、巻上機1が回転して回転式エンコ
ーダー2から出力されたパルス信号を受信すると、異常
振動検出処理が開始する。速度検出装置4aは回転式エ
ンコーダー2からのパルス信号を40ms毎に計数し、さ
らに、その差分ΔPL を演算する。そして、一定期間内
のパルス信号計数値PL の差分ΔPLの和ΣΔPL が正
ならば、エレベーターは加速運転中、負ならば減速運転
中と判断する。即ち、手順S1ではΣΔPL >0か否か
を判断する。ΣΔPL >0即ち、パルス信号計数値PL
が増大して乗かごが加速中であった時(期間T0 〜
T1)は、そのまま速度監視を継続する。判断結果がN
oで手順S2に移ってΣΔPL <0か否かの判断結果が
Yesならば、パルス信号計数値PL が減少している、
即ち、減速中(期間T4 〜T5 )であると判定して、速
度検出装置4aによるパルス信号の計数動作を停止し
(手順S12)、この処理を終了する。手順S2の判断
結果がNo、つまり、乗かごが加速中でも減速中でもな
い、即ち、定常走行中(期間T1 〜T4 )である時は、
以下の異常判定の処理に移る。速度検出装置4aは乗か
ごが定常走行中のパルス信号計数値PL (図4でP1 〜
Pn )を順次速度メモリ4bに記憶させる(手順S
3)。次に、演算装置4cは速度メモリ4bからパルス
信号計数値PL を読み出し、その差分ΔPL が正から負
に反転するパルス信号計数値PL の極大値PX を求める
(手順S4)。図3に示すように、定常走行中(期間T
1 〜T4 )に短周期振動UVが発生した時は、時刻T2
のパルス信号計数値PX1、時刻T3 のパルス信号計数値
PX2、……が極大値となる。そして、極大値PX1と極大
値PX2の間の期間T2 〜T3 を演算し、短周期振動UV
の1周期PDを求める(手順S5)。演算装置4cはこう
して求めた短周期振動UVの1周期PDが主索と乗りかご
の共振周波数である異常振動の周波数(3〜4Hz)に
対応した周期内にあるか否かを判断し(手順S6)、そ
の結果がYesならば、その両振動を両振動メモリ4d
に記憶させる(手順S7)。振動判定装置4fは両振動
メモリ4dから読み出した両振動の極大値(最大値)P
X1と極小値(最小値)PN からその差(PX1−PN )を
演算し、その値を両振動の振幅の大きさWとする(手順
S8)。そして、振幅Wと判定値発生器4eから出力さ
れた基準値データを比較して、両振動の振幅Wが基準値
データよりも大きいか否かをを判断することにより、定
常走行中に発生した短周期振動UVが異常振動か否かを
判定する(手順S9)。その結果がYesならば、短周
期振動UVの両振動を異常振動と判定し、その振幅Wを
異常振動メモリ4gに記憶させる(手順S10)。異常
振動メモリ4gに異常振動と判定された両振動の振幅W
が記憶されると、異常信号出力装置5は異常振動メモリ
4gから出力された異常振動と判定された両振動の振幅
Wに基づいてかご内放送装置6および監視センター7に
電話回線を介して異常信号を出力する(手順S11)。
かご内放送装置6は異常信号を受信すると、乗かご内の
乗客に激しい動作を止めるように促す案内放送を放送す
る。また、異常信号を受信した監視センター7では、当
該ビルのエレベーターで乗かごに人為的な異常振動が発
生したことを記録する。
【0008】このように、本実施例では子供や酔客等が
乗かご内でふざけたり暴れたりして、乗かごに人為的な
異常振動が発生した時には、それを迅速に検知して、乗
客に激しい動作を直ちに止めるように促す案内放送を放
送するようになっているから、乗かごに発生した人為的
な異常振動によりガバナ装置が動作してエレベーターを
非常停止させることを防止して、無駄なエレベーターの
復旧作業を未然に回避でき、エレベーターの円滑な運行
を確保できる。また、この人為的な異常振動によりエレ
ベーターが非常停止した場合でも、監視センター7では
その原因を予め認識できるから、迅速かつ適切な対応を
採ることができる。
乗かご内でふざけたり暴れたりして、乗かごに人為的な
異常振動が発生した時には、それを迅速に検知して、乗
客に激しい動作を直ちに止めるように促す案内放送を放
送するようになっているから、乗かごに発生した人為的
な異常振動によりガバナ装置が動作してエレベーターを
非常停止させることを防止して、無駄なエレベーターの
復旧作業を未然に回避でき、エレベーターの円滑な運行
を確保できる。また、この人為的な異常振動によりエレ
ベーターが非常停止した場合でも、監視センター7では
その原因を予め認識できるから、迅速かつ適切な対応を
採ることができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、乗かごの走行中の走行速度を刻々測定し、エ
レベーターの定常走行時の走行速度の変動を演算して、
走行速度の時間に対する極大値を与える時刻と後続の極
大値を与える時刻との間の期間を振動周期として求め、
該振動周期が予め定められた設定周期の範囲内にあり、
かつ、1周期内の走行速度の時間に対する最大値と最小
値の差の両振動の振幅と予め定められた基準振幅を比較
して、両振動の振幅が基準振幅より大きい時に、両振動
を乗かごに発生した人為的な異常振動と判定するように
したので、別途振動を検出するための装置を設けたり、
面倒な調整作業の必要のない安価で確実なエレベーター
の異常振動検出装置を提供することことができる。請求
項2記載の発明によれば、エレベーターの巻上機の回転
軸の回転数に比例したパルス信号を出力する回転式エン
コーダーから出力される所定の短期間内のパルス信号を
計数することにより、乗かごの走行中の走行速度を刻々
測定するようにしたので、通常のエレベーターが具える
回転式エンコーダーを利用することにより、新たな装置
を全く設置せずに容易にエレベーターの異常振動を検出
することことができる。
によれば、乗かごの走行中の走行速度を刻々測定し、エ
レベーターの定常走行時の走行速度の変動を演算して、
走行速度の時間に対する極大値を与える時刻と後続の極
大値を与える時刻との間の期間を振動周期として求め、
該振動周期が予め定められた設定周期の範囲内にあり、
かつ、1周期内の走行速度の時間に対する最大値と最小
値の差の両振動の振幅と予め定められた基準振幅を比較
して、両振動の振幅が基準振幅より大きい時に、両振動
を乗かごに発生した人為的な異常振動と判定するように
したので、別途振動を検出するための装置を設けたり、
面倒な調整作業の必要のない安価で確実なエレベーター
の異常振動検出装置を提供することことができる。請求
項2記載の発明によれば、エレベーターの巻上機の回転
軸の回転数に比例したパルス信号を出力する回転式エン
コーダーから出力される所定の短期間内のパルス信号を
計数することにより、乗かごの走行中の走行速度を刻々
測定するようにしたので、通常のエレベーターが具える
回転式エンコーダーを利用することにより、新たな装置
を全く設置せずに容易にエレベーターの異常振動を検出
することことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るエレベーターの異常振動
検出装置の概略を示す構成図
検出装置の概略を示す構成図
【図2】異常振動検出処理の流れ図
【図3】起動してから停止するまでの巻上機の回転速度
を測定した具体例を示した速度グラフ
を測定した具体例を示した速度グラフ
【図4】図3の要部拡大グラフ
1 巻上機 2 回転式エンコーダー 3 エレベーター制御装置 4 異常振動判定装置 4a 速度検出装置 4b 速度メモリ 4c 演算装置 4d 両振動メモリ 4e 判定値発生器 4f 振動判定装置 4g 異常振動メモリ 5 異常信号出力装置 6 かご内放送装置 7 監視センター
フロントページの続き (72)発明者 岡 高明 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 河野 賢治 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内
Claims (2)
- 【請求項1】 エレベーターの定常走行時に、乗かごに
発生した人為的な異常振動を検出するエレベーターの異
常振動検出装置において、乗かごの走行中の走行速度を
刻々測定する走行速度測定手段と、該走行速度測定手段
が測定したエレベーターの定常走行時の刻々の乗かごの
走行速度の変動を演算して、該走行速度の時間に対する
極大値を与える時刻と後続の極大値を与える時刻との間
の期間を振動周期として求める振動周期演算手段と、該
振動周期演算手段が求めた前記振動周期が予め定められ
た設定周期の範囲内にあり、かつ、前記振動周期を求め
た時の1周期内の前記走行速度の時間に対する最大値と
最小値の差を両振動の振幅とし、該両振動の振幅と予め
定められた基準振幅を比較して、前記両振動の振幅が前
記基準振幅より大きい時に前記振動周期演算手段が前記
振動周期を求めた前記両振動を乗かごに発生した人為的
な異常振動と判定する異常振動判定手段とを有したこと
を特徴とするエレベーターの異常振動検出装置。 - 【請求項2】 走行速度測定手段はエレベーターの巻上
機の回転軸の回転数に比例したパルス信号を出力する回
転式エンコーダーから出力される所定の短期間内のパル
ス信号を計数するものであることを特徴とする請求項1
記載のエレベーターの異常振動検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24952094A JPH08113441A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | エレベーターの異常振動検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24952094A JPH08113441A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | エレベーターの異常振動検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08113441A true JPH08113441A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17194203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24952094A Pending JPH08113441A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | エレベーターの異常振動検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08113441A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-10-14 JP JP24952094A patent/JPH08113441A/ja active Pending
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