JPH08113872A - 液体柔軟仕上剤組成物 - Google Patents

液体柔軟仕上剤組成物

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JPH08113872A
JPH08113872A JP24911594A JP24911594A JPH08113872A JP H08113872 A JPH08113872 A JP H08113872A JP 24911594 A JP24911594 A JP 24911594A JP 24911594 A JP24911594 A JP 24911594A JP H08113872 A JPH08113872 A JP H08113872A
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宇一郎 西本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Greasy 感を呈することなく、布に優れた柔軟
性を付与することができる、洗濯槽におけるすすぎ浴中
で使用する液体柔軟仕上剤組成物の提供。 【構成】 化合物(I)と、化合物(II)とを、重量比
にて、(I)/(II)=2/1〜1/9の割合で含有す
る液体柔軟仕上剤組成物。 【化1】 【化2】 〔式中、R1, R2, R3はC7-23 のアルキル基等、R4, R5
C1-4のアルキル基、M はC2-3のアルキレン基、m, nは0
以上の数で m+n は0〜4、X-はハロゲンイオン等を示
す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種繊維に対し、優れ
た柔軟性及び帯電防止性を付与することができる、洗濯
すすぎ浴中で使う衣料用の液体柔軟仕上剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】衣料は
着用及び洗濯を繰り返し行う間に、繊維処理剤が洗い落
とされたり、あるいは繊維自体の劣化によって硬くなっ
たりして、好ましくない風合いを生じる。そのため、近
年、多くの家庭において、繊維に柔軟性、帯電防止性を
付与することができる柔軟仕上剤が使用されている。こ
れら柔軟仕上剤による柔軟効果は、繊維表面上に吸着し
た基剤分子中の親油性部位による潤滑効果によって繊維
表面の摩擦係数が下がり、発現するものであるが、優れ
た柔軟効果を有する柔軟基剤は、どうしても処理衣料布
にGreasyな感じを与えてしまう。このGreasy感の程度
は、繊維の種類とか編み方等により異なるが、直接肌に
接するアンダーウェアー、例えば木綿メリヤス編肌着、
ナイロン・トリコット・スリップ、あるいは手が直接触
れ、その風合いが敏感に感じとられるタオルなどでは、
柔軟処理によりGreasyになる、あるいはべたついた感じ
がするなどといった問題があった。また、柔軟仕上剤の
処理濃度が高くなると柔軟効果は増すものの、このGrea
sy感が一層増してきてしまい、従来の柔軟仕上剤組成物
では柔軟効果とGreasy感は相関関係にあるものと考えら
れてきた。
【0003】このような状況のもとで、脂肪酸のトリエ
タノールアミンエステルの4級化物と脂肪酸ジアルカノ
ールアミドと水を含む衣料用柔軟仕上剤(東独特許公開
公報第270638号);第4級アンモニウム塩と脂肪
酸ジアルカノールアミドと水を含む衣料用水系柔軟仕上
剤(特開昭60−231868号公報、西独特許公開公
報第1469497号);第4級アンモニウム塩と脂肪
酸ジアルカノールアミドを含み、洗濯すすぎ浴中で使用
される衣料用柔軟仕上剤組成物(東独特許公開公報第2
22893号、東独特許公開公報第154712号);
特定の第4級アンモニウム塩と、脂肪酸ジアルカノール
アミドを含む衣料用柔軟仕上剤組成物(特開昭58−1
86673号公報、特公昭60−14146号公報);
特定の第4級アンモニウム塩と、脂肪酸ジアルカノール
アミドを含む衣料もしくは毛髪用の柔軟仕上剤組成物
(特開昭58−186674号公報);第4級アンモニ
ウム塩と脂肪酸誘導体アルキレンオキシド付加物と、脂
肪酸ジアルカノールアミドと水を含む衣料用柔軟剤組成
物(特開昭60−231866号公報、特開昭59−1
30369号公報)等が提案されている。しかしなが
ら、これらの柔軟仕上剤組成物で布を処理すると、優れ
た柔軟性が認められない場合と、柔軟性は優れている
が、好ましからざるGreasy感を呈する場合があり、満足
できる柔軟仕上剤は得られていない。
【0004】従って、本発明が解決しようとする課題
は、Greasy感を呈することなく、布に優れた柔軟性を付
与することができる、洗濯槽におけるすすぎ浴中で使用
する液体柔軟仕上剤組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討の結果、極めて選択された成分を
組み合わせることにより、上記目的を達成し得ることを
見出し、本発明を完成した。即ち本発明は、下記(A)
成分及び(B)成分を含有し、これらの配合割合が重量
比にて、〔(A)成分〕/〔(B)成分〕=2/1〜1
/9である液体柔軟仕上剤組成物を提供するものであ
る。 〔(A)成分〕下記一般式(I)で表される化合物。
【0006】
【化3】
【0007】〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。 M :炭素数2〜3のアルキレン基を示す。 m,n:0以上の数を示し、m+nは平均値として0〜
4である。〕 〔(B)成分〕下記一般式(II)で表される化合物。
【0008】
【化4】
【0009】〔式中、 R2, R3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数7
〜23のアルキル基又はアルケニル基を示す。 R4, R5:同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基
を示す。 X-:ハロゲンイオン又は R4SO4 - を示す。ここでR4は前
記の意味を示す。〕 以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】〔(A)成分〕本発明において、(A)成
分として上記一般式(I)で表される化合物が使用され
る。一般式(I)において、m+nは平均値として0〜
4である。m+nが4を超える場合、高い柔軟効果が得
られない。m及びnが0であるものが特に好ましい。ま
た、(A)成分の代わりに、(A)成分と化学構造が類
似している脂肪酸モノエタノールアミド又はそのエチレ
ンオキシド付加物を使用した場合、貯蔵安定性の良好な
組成物は得られない。一般式(I)において、R1基とし
ては、ヤシ油脂肪酸由来のアルキル基、パーム核油脂肪
酸由来のアルキル基、パーム油脂肪酸由来のアルキル
基、パームステアリン酸由来のアルキル基、硬化パーム
ステアリン酸由来のアルキル基、牛脂脂肪酸由来のアル
キル基、及び硬化牛脂脂肪酸由来のアルキル基からなる
群より選ばれる少なくとも1種が例示される。ここで、
(A)成分を以下に例示する。
【0011】
【化5】
【0012】〔(B)成分〕本発明における(B)成分
として、上記一般式(II)で表される化合物が使用され
る。一般式(II)において、 X- としては、ハロゲンイ
オン(Cl- , Br- 等) 又はCH3SO4 -、C2H5SO4 - 、C3H7SO
4 - 等が例示される。(B)成分として使用される第4
級アンモニウム塩(II)は、例えば次の反応式によって
製造される。
【0013】
【化6】
【0014】〔上記式中、 R2, R3, R4, R5及び X- :前記の意味を示す。 E :ハロゲン原子又はR5-SO4 - を示す。ここで R5 は前
記の意味を示す。〕 即ち、先ずN−(2−アミノエチル)エタノールアミン
(III) と脂肪酸 (IV)とを反応させイミダゾリン(V)
を得る。この場合において、N−(2−アミノエチル)
エタノールアミン(III) /脂肪酸 (IV) のモル比は 1.0
〜2.0 、好ましくは 1.1〜1.5 であり、反応温度は 150
〜250 ℃、好ましくは 180〜230 ℃であり、脱水効率を
高めるため反応系を常圧から5Torr程度まで徐々に真空
にすることが望ましい。ここで使用される脂肪酸 (IV)
としては、ヤシ油、パーム油、牛脂、ナタネ油、魚油等
の天然油脂由来のものが一般的であるが、化学的に合成
した炭素数8〜24の脂肪酸でも良い。
【0015】このようにして得られたイミダゾリン
(V)を、触媒として例えばNaOHを用い、又は無触媒
で、水/エタノール等の混合溶媒中又は水中で加水分解
し、開環物(VI) を得る。この場合において水はイミダ
ゾリン(V)に対し1〜10倍モル、好ましくは2〜5倍
モル、エタノールはイミダゾリン(V)と水の合計重量
の0〜50重量%、好ましくは10〜30重量%程度使用す
る。NaOHはイミダゾリン(V)に対し0〜10モル%、好
ましくは0〜5モル%使用する。このようにして得られ
た開環物 (VI) について通常の条件にてホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド等のアルデヒド(VII) を使用して
Leukart(ロイカルト)反応、又は還元アルキル化反応
(開環物 (VI) とアルデヒド(VII) とを反応させた後、
水素化触媒存在下、水素化する)を行い、アミド化第3
級アミン(VIII)を得る。ついでこのアミド化第3級アミ
ン(VIII)について、脂肪酸 (IX) によりエステル化反応
を行ない、アミドエステル化第3級アミン(X)を得
る。ここで使用される脂肪酸 (IX) としては、ヤシ油、
パーム油、牛脂、ナタネ油、魚油等の天然油脂由来のも
のが一般的であるが、化学的に合成した炭素数8〜24の
脂肪酸でも良い。
【0016】このようにして得られた、アミドエステル
化第3級アミン(X)を公知の方法により、4級化剤
(XI) により第4級化反応を行ない、第4級アンモニウ
ム塩を得、必要に応じその対イオンを交換し、第4級ア
ンモニウム塩(II)を得る。4級化剤 (XI) としては、
アルキルハライド(例えばメチルクロリド、エチルクロ
リド、メチルブロミド等)、ジアルキル硫酸(例えばジ
メチル硫酸、ジエチル硫酸等)等が用いられる。4級化
反応のとき、溶剤として、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノールなどの低級アルコールや、本発明の
(A)成分、及びそれらの混合物を用いてもよい。この
ようにして得られた第4級アンモニウム塩(II)は必要に
応じてイオン交換樹脂等を用いてその対イオンを交換す
ることができる。ここで、(B)成分を以下に例示す
る。
【0017】
【化7】
【0018】〔上記一連の式中、 R2-1及びR3-1:硬化牛脂脂肪酸由来のアルキル基を示
す。 R2-2及びR3-2:硬化パーム油脂肪酸由来のアルキル基を
示す。〕 〔柔軟仕上剤組成物〕本発明組成物は、(A)成分及び
(B)成分を含有する。(A)成分と(B)成分の配合
割合は重量比で、〔(A)成分〕/〔(B)成分〕=2
/1〜1/9、好ましくは1/1〜1/9、さらに好ま
しくは1/2〜1/9である。該比率が2/1を超える
場合は、本発明が所望する柔軟効果が得られず、一方、
1/9未満の場合は該組成物で処理した衣料は、消費者
にとって好ましくないGreasy感を呈する。
【0019】(A)成分と(B)成分の合計配合量は、
3〜40重量%、好ましくは5〜30重量%、更に好ましく
は5〜25重量%である。(A)成分と(B)成分の合計
配合量が3重量%未満の場合、本発明が所望する柔軟効
果が得られず、40重量%を超える場合、組成物の粘度が
増大し、ボトルから出にくい等の不都合が生じる。更に
本発明の柔軟仕上剤組成物において、(A)成分及び
(B)成分を高濃度に配合した場合における組成物の保
存時における増粘傾向抑制のため、更に(C)成分とし
て、活性水素を3個以上有する化合物への炭素数2〜3
のアルキレンオキシド付加体(但し、(C)成分の分子
中、オキシエチレン基部分の合計重量が55重量%以上で
ある)であり、平均分子量が 5,000〜2,000,000 のポリ
エーテル化合物又はその誘導体を配合することができ
る。
【0020】(C)成分を得るための出発物質である活
性水素を3個以上有する化合物としては次のものが例示
される。多価アルコールとして、トリメチロールプロパ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリ
セリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、蔗糖、
ポリグリセリン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ルの部分ケン化物等が例示される。多価フェノール類と
して、フェノール樹脂やアルキルフェノールのホルマリ
ン縮合物等が例示される。ポリアミン化合物として、エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン等のポリエチレンイミン等が例示される。
またこれらのポリアミン化合物の誘導体である部分アミ
ド化物やN−アルキル化物も、活性水素の数が3個以上
残存するものであれば使用し得る。
【0021】(C)成分の製造は、活性水素を3個以上
有する化合物に通常の方法によりエチレンオキシドを必
須として含むアルキレンオキシドを付加することにより
得られる。そのうち、特にエチレンオキシド単独又はエ
チレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロック又は
一部ブロック状の付加体が好ましく、その付加の順序は
いずれが先でも良いが、プロピレンオキシド(以下、P
Oと略記)を先に付加させた後、エチレンオキシド(以
下、EOと略記)を付加させたものが、組成物中(A)
及び(B)成分を高濃度に使用したときの組成物の保存
時における増粘傾向抑制のため好ましい。
【0022】(C)成分の分子量は 5,000〜2,000,000
であり、好ましくは10,000〜100,000の範囲である。ま
たオキシエチレン基(EO鎖)の部分の合計の重量は全
分子量の55重量%以上であり、好ましくは80重量%以上
である。この場合において、(C)成分の分子量が 5,0
00未満の場合、柔軟仕上剤組成物の保存時における増粘
を抑制する効果が低く、一方、2,000,000 を超える場
合、柔軟仕上剤組成物の粘度が著しく増大し、ボトルか
ら出しにくい等の不都合が生じる。また、(C)成分の
分子量中、オキシエチレン基の合計重量が55重量%未満
の場合、柔軟仕上剤組成物の保存時における増粘を抑制
する効果が低い。
【0023】(C)成分のポリエーテル化合物の誘導体
としてはイソシアネート基を有する化合物等による架橋
反応物やポリエーテル化合物の末端水酸基の硫酸化物、
リン酸化物、カルボキシアルキル化物、脂肪酸エステル
化物あるいは窒素原子の一部をカチオン化したものが挙
げられる。その中でも特に脂肪酸エステル化物とカチオ
ン化物が好ましい。脂肪酸エステル化物の場合、用いる
脂肪酸としては炭素数7〜23個であることが好ましい
が、二重結合の数、枝分かれなどは性能上大きい影響は
ない。カチオン化物としては、ポリエーテル化合物をジ
アルキル硫酸やハロゲン化アルキル等によりカチオン化
した化合物や酢酸、アルキルベンゼンスルホン酸等によ
り中和したカチオン化物が挙げられる。
【0024】かかる(C)成分の配合は、その配合量が
柔軟仕上剤組成物中、 0.5〜5重量%、好ましくは1〜
3重量%、(C)成分と(B)成分との配合割合が重量
比にて〔(C)成分〕/〔(B)成分〕=1/100 〜1
/2.5 、好ましくは1/50〜1/5、且つ(B)成分と
(C)成分の合計配合量が組成物中4〜50重量%、好ま
しくは11〜40重量%、更に好ましくは14〜32重量%とな
るように調整することが、本発明が所望する水準の柔軟
性能を達成し、同時に組成物保存時における増粘傾向を
抑制するために望ましい。
【0025】更に本発明の柔軟仕上剤組成物の柔軟性能
及び保存安定性を向上させるために、(D)成分とし
て、直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜24の飽和脂肪酸又は不
飽和脂肪酸を配合することができる。(D)成分の配合
量は、(D)成分と(B)成分の重量比にて〔(D)成
分〕/〔(B)成分〕= 0.5/100 〜1/1が好まし
く、1/100 〜1/2が更に好ましい。また、(B)成
分と(D)成分の合計配合量は組成物中4〜50重量%で
あることが好ましい。ここで用いられる脂肪酸の例とし
ては、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン
酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ヤシ油、パーム核油、未
硬化もしくは硬化の牛脂、豚脂、パーム油、菜種油、魚
油等から得られる脂肪酸等が挙げられる。更に本発明に
おいては、以下に示される一般式(XII-1) 〜(XII-3) で
表される柔軟仕上剤基剤を配合することができる。この
場合、柔軟仕上剤基剤の配合量は組成物中0〜15重量%
である。
【0026】
【化8】
【0027】〔式中、 R6, R7:炭素数1〜4のアルキル基を示す。 R8:直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。 Z-:ハロゲンイオン又はR9SO4 -基を示す。ここで、R9
炭素数1〜4のアルキル基を示す。尚、Z- は前記のX-
と同一でもよいし、又は異なっていてもよい。〕
【0028】
【化9】
【0029】〔式中、 R8:前記の意味を示す。 R10 :直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又は
アルケニル基を示す。〕
【0030】
【化10】
【0031】〔式中、 R8, R10 :前記の意味を示す。 R11 :直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又は
アルケニル基を示す。〕 また、本発明組成物は、本発明の目的を損なわない範囲
で、従来公知の柔軟基剤を使用することを妨げない。ま
た、本発明組成物において、組成物の粘度調整のため、
NaCl、CaCl2、MgCl2等の無機電解質を配合することがで
きる。この場合、無機電解質の配合量は組成物中0〜2
重量%、好ましくは0.01〜1重量%である。
【0032】本発明の柔軟仕上剤組成物において、更に
組成物のpHを調整するために酸又はアルカリ性の物質を
添加することができる。この場合、pHを 1.5〜6.5 の範
囲に調整することが組成物の粘度、保存安定性の点から
望ましい。本発明の柔軟仕上剤組成物は、長期保存に対
して安定性は高いが、更に過酷な保存条件下での安定化
のために、ポリオキシエチレン(5〜50モル)アルキル
又はアルケニル(C12 〜C24 )エーテルや、ポリオキシ
エチレン(5〜50モル)アルキル又はアルケニル(C12
〜C24 )アミン等のノニオン界面活性剤、エチレングリ
コールやプロピレングリコール、グリセリン又は尿素な
どのハイドロトロープ剤などを配合しても良い。また、
本発明の組成物の外観向上のために顔料または染料を、
すすぎ時の消泡のためにシリコーンを、使用時及び仕上
がり後の趣向を良くするために香料を配合することもで
きる。本発明の柔軟仕上剤組成物の必須成分及び任意成
分を除いた残部は水である。
【0033】本発明の柔軟仕上剤組成物を調製する方法
の一例を以下に述べるが、本発明はこの製法に限定され
るものではない。(A)成分及び(B)成分とその他の
成分(但し(C)成分を除く)との混合物を溶融し、こ
の溶融物を、攪拌下60℃に加温したイオン交換水の中に
徐々に滴下する。その後必要に応じて、このようにして
生成したエマルジョンの中へ(C)成分を添加してもよ
い。更にあらかじめ水中に非イオン性界面活性剤を添加
しておいてもよいし、(A)成分及び(B)成分とその
他の成分の添加の後に粘度を調節するために無機塩を添
加してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明の柔軟仕上剤組成物は、布に対し
てGreasy感を呈することなく、優れた柔軟性を付与する
ことができる。また、生分解性にも優れ、自然環境に対
し優しく、保存安定性(保存後ゲル化又は増粘しないこ
と)も極めて良好である。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を示し、本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。尚、例中の%は特記しない限り重量
基準である。
【0036】実施例1〜11 表1に示す(A)成分、表2に示す(B)成分、表3に
示す(C)成分、表4に示す(D)成分及び表5に示す
その他の成分を用いて、表6に示す組成の本発明の液体
柔軟仕上剤組成物を調製した。
【0037】比較例1〜4 表1に示す(A)成分、表2に示す(B)成分、及び表
5に示すその他の成分を用いて、表6に示す組成の液体
柔軟仕上剤組成物を調製した。
【0038】実施例1〜11及び比較例1〜4で得られ
た液体柔軟仕上剤組成物を用いて、以下の方法により柔
軟性、Greasy感の評価を行った。また、以下の方法によ
り保存安定性の評価を行った。結果を表6に示す。
【0039】〔柔軟性及びGreasy感の評価〕市販の木綿
タオル、アクリル繊維、ポリエステル繊維を市販洗剤
“アタック”(花王株式会社製、登録商標)にて5回繰
り返し洗濯をし、布についている洗剤を除去した後、上
記で調製した液体柔軟仕上剤組成物を布の重量の 0.5%
投入し、25℃、浴比1/30で3分間攪拌下で処理した
後、室内で風乾後、20℃、65%RHの恒温恒湿室にて24
時間放置した。これらの布について柔軟性及びGreasy感
の評価を行った。
【0040】柔軟性及びGreasy感の評価は、比較例2の
柔軟仕上剤組成物で処理した布を対照にして一対比較を
行った。評価は次のように表す。 柔軟性: +2 対照より柔らかい +1 対照よりやや柔らかい 0 対照と同じ −1 対照の方がやや柔らかい −2 対照の方が柔らかい Greasy感: +2 対照の方がGreasyである +1 対照の方がややGreasyである 0 対照と同じ −1 対照よりややGreasyである −2 対照よりGreasyである <保存安定性の評価方法>上記で調製した液体柔軟仕上
剤組成物を密封して、20℃、40℃にて20日間保存し、密
閉条件での外観及び流動性を目視にて観察した。その結
果、外観及び流動性において変化が認められなかったも
のを良好とし、状態の変化が認められたものはその旨明
記した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】注) *1:R30 は硬化牛脂脂肪酸由来のアルキル基を示す。 *2:EOはエチレンオキシドを意味する。 *3:下記の式(E-6-1) で表される化合物20重量%、式(E
-6-2) で表される化合物45重量%、式(E-6-3) で表され
る化合物35重量%の混合物。
【0047】
【化11】
【0048】(式中、R31 は硬化牛脂脂肪酸由来のアル
キル基と未硬化牛脂脂肪酸由来のアルキル基の混合基で
あり、重量比にて〔前者〕/〔後者〕=25/75である基
を示す。)
【0049】
【表6】
【0050】注)表6中、( )内の数字は組成物中の配
合量を示し、単位は重量%である。またバランスは水で
ある。
【0051】以上の結果より、本発明の柔軟仕上剤組成
物は、布に対してGreasy感を呈することなく、優れた柔
軟性を付与することができ、保存安定性も良好であるこ
とがわかる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)成分及び(B)成分を含有
    し、これらの配合割合が重量比にて、〔(A)成分〕/
    〔(B)成分〕=2/1〜1/9である液体柔軟仕上剤
    組成物。 〔(A)成分〕下記一般式(I)で表される化合物。 【化1】 〔式中、 R1:直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又はア
    ルケニル基を示す。 M :炭素数2〜3のアルキレン基を示す。 m,n:0以上の数を示し、m+nは平均値として0〜
    4である。〕 〔(B)成分〕下記一般式(II)で表される化合物。 【化2】 〔式中、 R2, R3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数7
    〜23のアルキル基又はアルケニル基を示す。 R4, R5:同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基
    を示す。 X-:ハロゲンイオン又は R4SO4 - を示す。ここでR4は前
    記の意味を示す。〕
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、m及びnが0で
    ある、請求項1記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、R1基がヤシ油脂
    肪酸由来のアルキル基、パーム核油脂肪酸由来のアルキ
    ル基、パーム油脂肪酸由来のアルキル基、パームステア
    リン酸由来のアルキル基、硬化パームステアリン酸由来
    のアルキル基、牛脂脂肪酸由来のアルキル基、及び硬化
    牛脂脂肪酸由来のアルキル基からなる群より選ばれる少
    なくとも1種である、請求項1又は2記載の液体柔軟仕
    上剤組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分と(B)成分の合計配合量
    が、組成物中3〜40重量%である請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  5. 【請求項5】 下記(C)成分を更に含有し、(C)成
    分の配合量が組成物中 0.5〜5重量%であり、(C)成
    分と(B)成分との配合割合が重量比にて〔(C)成
    分〕/〔(B)成分〕=1/100 〜1/2.5 で、且つ
    (B)成分と(C)成分の合計配合量が組成物中4〜50
    重量%である請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体
    柔軟仕上剤組成物。 〔(C)成分〕活性水素を3個以上有する化合物への炭
    素数2〜3のアルキレンオキシド付加体(但し、(C)
    成分の分子中、オキシエチレン基部分の合計重量が55重
    量%以上である)であり、平均分子量が 5,000〜2,000,
    000 のポリエーテル化合物又はその誘導体。
  6. 【請求項6】 (D)成分として、直鎖又は分岐鎖の炭
    素数8〜24の飽和又は不飽和の脂肪酸を更に含有し、
    (D)成分と(B)成分の配合割合が重量比にて
    〔(D)成分〕/〔(B)成分〕= 0.5/100 〜1/1
    で、且つ(B)成分と(D)成分の合計配合量が組成物
    中4〜50重量%である請求項1〜5のいずれか一項に記
    載の液体柔軟仕上剤組成物。
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