JPH08114131A - 内燃機関のバルブタイミング調整装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング調整装置

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JPH08114131A
JPH08114131A JP6250445A JP25044594A JPH08114131A JP H08114131 A JPH08114131 A JP H08114131A JP 6250445 A JP6250445 A JP 6250445A JP 25044594 A JP25044594 A JP 25044594A JP H08114131 A JPH08114131 A JP H08114131A
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hydraulic
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブタイミング調整装置において、制御弁
の製品バラツキとはかかわりなく、制御弁のソレノイド
への制御信号に対するガード値を制御弁の開度を最大に
する値に設定し、バルブタイミング調整の応答速度を高
める。 【構成】 マイクロコンピュータ48が、学習保持電流
に基づき、電流制御回路49に出力する制御信号のガー
ド値をスプール弁30の開度を最大にし得るように設定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の運転条件に
応じて吸気弁や排気弁の開閉タイミング(バルブタイミ
ング)を調整するためのバルブタイミング調整装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平6−159105
公報にて開示されているバルブタイミング調整装置にお
いては、駆動手段としてソレノイドを有する油圧制御弁
を採用し、この油圧制御弁の作動状態が所定の作動状態
のとき駆動信号を学習し、この学習駆動信号に基づき制
御装置で算出される駆動信号に応じて油圧制御弁のソレ
ノイドに電流を通電させる。そして、このようなソレノ
イドへの通電電流(以下、ソレノイド電流という)に応
じて、油圧制御弁の開度を変え或いは油路を切り替えて
油圧制御を行い、クランク軸とカム軸との相対回転角を
目標回転角に一致させてバルブタイミングを調整するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
バルブタイミング調整装置では、ソレノイド電流が異常
に大きすぎると、ソレノイドに対し異常発熱による焼損
等の悪影響が生ずる。このため、ソレノイド電流に対し
ガードがかけられている。この場合、このガードの幅
(以下、ガード幅という)は、ソレノイドに異常電流が
流れない程度でよい。また、ソレノイド電流に対する油
圧制御弁の開度特性には製品バラツキがある。従って、
これらのことを考慮してガード幅はかなり広くなってい
る。
【0004】この際、バルブタイミングを一定の状態か
ら進角側或いは遅角側へ大きく変化させるような制御で
は、制御弁が全開となるようなガードであるため、制御
応答速度を最大まで引き出せ、応答遅れの問題はない。
しかし、ガード幅が広いと、バルブタイミングを遅角側
制御中から進角側制御へ或いは進角側制御中から遅角側
制御へ急反転する場合には、これに対応するソレノイド
電流の変化に時間がかかり、このため、油圧制御弁の開
度変化や油路切り替えに応答遅れが生じ、更には、バル
ブタイミング調整の応答遅れが生ずるという不具合があ
る。
【0005】なぜならば、ソレノイド電流は、ソレノイ
ドへの印加電圧に対して応答遅れをもち、ガード幅が広
いと、油圧制御弁が全開から閉じるとき、或いは、油圧
制御弁が全開から油路の切り替えを介し逆側の油路を全
開とするとき、ソレノイド電流の変化幅が大きくなり、
ソレノイド電流の変化に時間がかかるためである。その
結果、油圧制御弁の開度変化や油路切り替えに応答遅れ
が生じ、更には、バルブタイミング調整の応答遅れが生
ずるという不具合になる。
【0006】このような不具合に対し、単にガード幅を
狭めるだけでは、製品により油圧制御弁が全開まで動か
ないものが発生し、その結果、応答速度低下により応答
遅れが生じることになる。そこで、本発明は、以上のよ
うなことに対処すべく、内燃機関のバルブタイミング調
整装置において、制御弁の製品としてのバラツキを考慮
して、同制御弁のソレノイドへの制御信号に対するガー
ド値を、制御弁の開度を最大にできるような値に設定
し、バルブタイミング調整の応答速度を高め、かつソレ
ノイド電流変化幅を必要最小限に留め、電流変化遅れに
よるバルブタイミング調整装置の応答遅れを防ぐもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明においては、内燃機関(1)
のクランク軸(2)とカム軸(4、5)との間の位相差
を油圧に応じて調整する位相差調整装置(40)と、ソ
レノイド(64)を有し、このソレノイドへの電流に応
じた開度により位相差調整装置(40)への油圧を制御
する制御弁(30)と、ソレノイド(64)への電流を
調整する電流調整手段(49)と、クランク軸(2)と
カム軸(4、5)との相対回転角に基づき吸気弁及び排
気弁の少なくとも一方の実バルブタイミングを検出する
実バルブタイミング検出手段(42、44、48、10
1)と、内燃機関(1)の運転状態に応じて吸気弁及び
排気弁の少なくとも一方の目標バルブタイミングを設定
する目標バルブタイミング設定手段(48、100)
と、前記実バルブタイミングを前記バルブ目標タイミン
グに一致させるようにフィードバック制御するための制
御信号を電流調整手段(49)に出力する制御信号出力
手段(48、102)と、前記実バルブタイミングに基
づき位相差調整装置(40)を所定の位相差調整状態に
する電流調整手段(49)への制御信号又はソレノイド
(64)への電流を学習し、その学習値に基づき制御信
号出力手段(48、102)から出力される制御信号に
補正を加える学習手段((48、103)と、この学習
手段の学習値を基準として、制御弁(30)の開度を最
大とする幅のガードを設定し、制御信号出力手段(4
8、102)から出力される制御信号を前記ガード内に
制限するガード手段(48、104)とを備えることを
特徴とする内燃機関のバルブタイミング調整装置が提供
される。
【0008】なお、上記各手段及び各構成要素のカッコ
内の符号は、後述する実施例記載の具体的手段及び構成
要素との対応関係を示すものである。
【0009】
【発明の作用効果】上述のように請求項1に記載の発明
を構成したことにより、ガード手段(48、104)
が、前記ガードの幅を、学習手段(48、103)の学
習制御信号を基準とし制御弁(30)の開度を最大にす
る幅に設定する。これにより、制御弁(30)の製品と
してのバラツキを考慮して、制御弁(30)のソレノイ
ドへの制御信号に対するガード幅を過不足の適正な幅に
し、制御弁(30)の開度を最大にできる。更に、電流
変化幅を必要最低限に留め、電流変化遅れのよるバルブ
タイミング調整装置の応答遅れを防ぐことができる。従
って、バルブタイミングを大きく変化させる場合、制御
弁(30)を全開まで駆動させることにより、応答性よ
くバルブタイミング調整を行える。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、車両用ダブルオーバーヘッドカム式内燃
機関1に適用した本発明の一実施例を示す。内燃機関1
においては、クランク軸2からの動力が、タイミングチ
ェーン3により、各スプロケット13a、13bを介し
排気側カム軸4及び吸気側カム軸5に伝達されるように
なっている。
【0011】吸気側カム軸5には、位相差調整装置40
(図1にて図示斜線領域参照)が設けられている。ま
た、このカム軸5には、カム軸位置センサ44が取り付
けられており、クランク軸2には、クランク位置センサ
42が取り付けられている。ここで、クランク位置セン
サ42がクランク軸2の1回転に伴いN個の検出パルス
信号を生ずるとき、カム軸位置センサ44がカム軸5の
1回転に伴い2N個の検出パルス信号を生ずるようにな
っている。また、カム軸5のタイミング変換角最大値を
θmaxクランク角とした場合、N<360度/θma
xとなるように検出パルス信号数Nが設定されている。
【0012】これによって、クランク位置センサ42か
らの検出パルス信号とこの検出パルス信号に続いて発生
するカム軸位置センサ44からの検出パルス信号との間
の相対回転角θにより吸気弁の実バルブタイミングが算
出される。具体的には、クランク位置センサ42及びカ
ム軸位置センサ44からの各検出パルス信号が、内燃機
関制御装置46のマイクロコンピュータ48に入力さ
れ、これに基づき実バルブタイミングが演算される。ま
た、吸気量センサ、水温センサ、スロットルセンサ等か
ら生ずる各種検出信号もマイクロコンピュータ48に入
力され、これに基づき吸気弁の目標バルブタイミングが
演算される。
【0013】また、マイクロコンピュータ48において
は、吸気弁の実バルブタイミングが目標バルブタイミン
グに一致するようにフィードバック制御演算が行われ
る。これにより、リニアソレノイド64(スプール弁3
0の駆動用電磁アクチュエータ)に通電すべき目標電流
を表す制御信号が内燃機関制御装置46の電流制御回路
49に出力される。電流制御回路49は、リニアソレノ
イド64に流れる電流を検出する回路(図示しない)を
有する。そして、電流制御回路49は、マイクロコンピ
ュータ48からの制御信号に基づき、検出電流を目標電
流に一致させるようにフィードバック制御する。なお、
電流フィードバック制御部分をソフトウェア化してマイ
クロコンピュータ48内に取り入れてもよい。
【0014】上述のようなフィードバック制御のもとに
スプール弁30が制御される。そして、このように制御
されるスプール弁30を介して、オイルパン28からの
作動油が、オイルポンプ29により圧送され、位相差調
整装置40への作動油量が制御される。以下、上述した
位相差調整装置40の構成を、図2を参照して、さらに
詳細に説明する。
【0015】位相差調整装置40は、図2にて示すごと
く、内燃機関1のシリンダヘッド25に取り付けられて
いる。この位相差調整装置40は略円筒形状のカム軸ス
リーブ11を備えており、このカム軸スリーブ11は、
その大径円筒部にて、カム軸5の図2にて図示左端部と
同軸的に嵌め合わされている。そして、このカム軸スリ
ーブ11の中空部隔壁11cはピン12の圧入及びボル
ト10の締着によりカム軸5の端部に連結されている。
これにより、カム軸スリーブ11はカム軸5と一体的に
回転する。また、このカム軸スリーブ11の大径円筒部
外周面には、外歯ヘリカルスプライン11aが形成され
ている。
【0016】さらに、カム軸スリーブ11は、小径円筒
部11bを備えており、この小径円筒部11bは、ハウ
ジング23の略円筒形状中空部内に同軸的に延出してい
る。なお、ハウジング23は、そのフランジ部23aに
て、ボルト24の締着によりシリンダヘッド25に取付
けられている。スプロケット13aは、カム軸5の環状
リブ5aとカム軸スリーブ11の大径円筒部の開口端部
との間で軸方向へ移動不能に挟まれた状態にて、カム軸
5に相対回転可能に同軸的に軸支されている。スプロケ
ット13aの図2にて図示左側面には、略円筒形状のス
プロケットスリーブ15が、その各フランジ部を介する
ピン14の圧入及びボルト16の締着により、同軸的に
取付けられている。これにより、スプロケットスリーブ
15はスプロケット13aと一体的に回転するようにな
っている。このスプロケットスリーブ15は、円筒部1
5bを備えており、この円筒部15bは、カム軸スリー
ブ11を包囲するように、ハウジング23の中空部内に
同軸的に延出している。
【0017】この円筒部15bの内周面中間部位には、
内歯ヘリカルスプライン15aが形成されており、この
内歯ヘリカルスプライン15aは、カム軸スリーブ11
の外歯ヘリカルスプライン11aとは逆方向のねじれを
有するように形成されている。なお、外歯ヘリカルスプ
ライン11a及び内歯ヘリカルスプライン15aのいず
れか一方は、ねじれ角を零とする軸方向に平行な直線歯
を有するスプラインにより構成してもよい。
【0018】上述したカム軸スリーブ11の小径円筒部
11bとスプロケットスリーブ15の円筒部15bとの
間には、軸方向に略一様な断面を有する環状空間90が
形成されており、この環状空間90内においては、略円
筒形の油圧ピストン17が、軸方向にかつ液密的に摺動
可能に、カム軸スリーブ11に同軸的に軸支されてい
る。
【0019】この油圧ピストン17の内周面右側部に
は、カム軸スリーブ11の外歯ヘリカルスプライン11
aと噛合する内歯ヘリカルスプライン17aが形成され
ており、一方、同油圧ピストン17の外周面右側部に
は、スプロケットスリーブ15の内歯ヘリカルスプライ
ン15aと噛合する外歯ヘリカルスプライン17bが形
成されている。これにより、これら各両スプライン同士
の噛合のもとに、タイミングチェーン3(図1参照)を
介しスプロケット13aに伝達されるクランク軸2の回
転が、スプロケットスリーブ15、油圧ピストン17及
びカム軸スリーブ11を経てカム軸5に伝達される。
【0020】また、油圧ピストン17の左端部に形成し
た環状つば部の外周縁には、オイルシール70が、環状
空間90内にて、スプロケットスリーブ15の円筒部1
5bの内周面と液密的に接触するように装着されてい
る。なお、油圧ピストン17の内周面左側部内に断面L
字状に延出する環状脚部17cはカム軸スリーブ11の
中央段部(以下、右側ストッパという)に係合して油圧
ピストン17の右動を停止する。
【0021】上述のようにして、環状空間90内に油圧
ピストン17が設けられることによって、環状空間90
が二つの室に分割される。これにより、進角側油圧室2
2が油圧ピストン17の左側に形成され、一方、遅角側
油圧室32が油圧ピストン17のつば部の右側に形成さ
れる。また、これら油圧室22と32との間のシール性
は、上述したオイルシール70によって確保される。
【0022】スプロケットスリーブ15の左端開口部に
は、エンドプレート50が同軸的に取り付けられてい
る。このエンドプレート50は、円筒部と環状つば部に
より断面逆L字状に形成されており、このエンドプレー
ト50の環状つば部は、スプロケットスリーブ15の左
端開口部に同軸的に固着されている。エンドプレート5
0の円筒部の外周面には環状溝が形成されており、この
環状溝内にはオイルシール71が装着されている。な
お、エンドプレート50の環状つば部は、油圧ピストン
17の環状つば部との係合により同油圧ピストン17の
左動を停止させるストッパ(以下、左側ストッパとい
う)としての役割をも果たす。
【0023】エンドプレート50及びカム軸スリーブ1
1の左側においては、断面コ字状にて環状に形成したリ
ングプレート51が、ノックピン53の圧入により、ハ
ウジング23の環状左側壁内面にカム軸スリーブ11と
同軸的に装着されており、このリングプレート51のコ
字状右側面内には、エンドプレート50の円筒部及びカ
ム軸スリーブ11の小径円筒部11bが回転可能に支持
されている。また、リングプレート51の小径側円筒部
の外周面に形成した環状溝内には、オイルシール72が
装着されており、このオイルシール72はリングプレー
ト51とカム軸スリーブ11との間のシール性を確保す
る。一方、上述したオイルシール71は、エンドプレー
ト50とリングプレート51との間のシール性を確保す
る。これによって、進角側油圧室22内のシール性が確
保される。
【0024】リングプレート51の小径円筒部及びハウ
ジング23の環状左側壁中空部内には、ボルト52が同
軸的に嵌装されており、このボルト52は、その右端面
にて、カム軸スリーブ11の小径円筒部内周面及び中空
部隔壁11cとの間に円筒状空間91を形成する。ま
た、ボルト52の内部には、油圧通路61bが、図2に
て示すごとく、断面T字状に形成されており、この油圧
通路61bは、その軸方向通路部にて、円筒状空間91
内に連通している。また、油圧通路61bは、その半径
方向通路部の両端にて、ボルト52の外周面に形成した
環状溝内に連通している。
【0025】また、ハウジング23の左壁部内には、油
圧通路61aが図2にて示すごとく形成されており、こ
の油圧通路61aは、ボルト52の環状溝及び油圧通路
61bを介し円筒状空間91内に連通し、さらに、この
円筒状空間91内に開口するようにカム軸スリーブ11
に形成した油圧通路61cを通り遅角側油圧室32内に
連通している。ハウジング23の左壁部内には、進角側
油圧室22に連通する油圧通路60がさらに形成されて
いる。これら油圧通路61a及び60は、ハウジング2
3の左壁部内に形成されて後述するスプール弁30を収
容してなる円筒状中空部95内に開口している。また、
この円筒状中空部95内には、油圧供給路65がその先
端部にて開口しており、この油圧供給路65は、内燃機
関1のオイルパン28からオイルポンプ29によって圧
送される作動油を円筒状中空部95内に供給する。な
お、油圧解放路66は、オイルパン28内に開口され
て、オイルパン28内に作動油を戻す。
【0026】次に、図3を参照してスプール弁30の構
成について説明する。スプール弁30は、円筒状中空部
95の内壁により構成されるシリンダ30aと、このシ
リンダ30a内に軸方向へ摺動可能に嵌め合わされた左
右一対のランドを有するスプール31とにより構成され
ている。シリンダ30aには、油圧通路61aに連通す
る油圧ポート30bと、油圧ポート60に連通する油圧
ポート30cとが形成されている。シリンダ30aに
は、さらに、油圧供給路65に連通する吸入ポート30
dと、油圧解放路66に連通する両吐出ポート30e、
30fとが形成されている。そして、これら各油圧ポー
ト30b、30c、吸入ポート30d及び両吐出ポート
30e、30fの連通の切り替え及び連通度(スプール
弁30の開度)の制御は、スプール31のシリンダ30
a内における摺動によりなされる。
【0027】また、シリンダ30aの図3にて図示右端
部内には、コイルスプリング31aが、スプール31の
右端側にて介装されており、このコイルスプリング31
aは、常時、スプール31を図示左方へ付勢している。
一方、シリンダ30aの図示左端部内には、リニアソレ
ノイド64がスプール31の図示左端側に設けられてい
る。このリニアソレノイド64に流れる通電電流値に応
じて同リニアソレノイド64に電磁力が誘導されると、
スプール31はこの電磁力によりコイルスプリング31
aの付勢力に抗して右方へ摺動するようになっている。
【0028】以下、このように構成したスプール弁30
のスプール31の摺動による各油圧通路の連通の切り替
え及び開度制御について説明する。図3(a)にて示す
ように、スプール31が、リニアソレノイド64から電
磁力を受け、コイルスプリング31aの付勢力に抗して
右方へ摺動すると、吸入ポート30d及び油圧ポート3
0cがスプール31の右側ランドの右動により互いに連
通して油圧供給路65と油圧通路60とを連通させる。
このため、オイルポンプ29からの油圧は進角側油圧室
22内に圧送される。同時に、吐出ポート30e及び油
圧ポート30bが、スプール31の左側ランドの右動に
より連通されて、油圧通路61a及び油圧開放路66を
連通させる。このため、遅角側油圧室32の油圧が解放
される。これによって、油圧ピストン17が、環状空間
90(図2参照)内にて右方へ押動されるため、カム軸
5が回転してスプロケット13a即ちクランク軸2に対
し相対的に進角する。
【0029】図3(b)に示すように、スプール31が
中央にあるときは、油圧ポート30bの吐出ポート30
eとの連通及び油圧ポート30cの吸入ポート30dと
の連通がスプール31の左右両側のランドによりそれぞ
れ遮断される。このため、進角側及び遅角側の各油圧室
22、32からの作動油の漏れがない場合、油圧ピスト
ン17の位置がそのまま保持される。従って、スプロケ
ット13aとカム軸5との回転位相差、即ち実バルブタ
イミングは変化しない。
【0030】図3(c)に示すように、スプール31が
リニアソレノイド64からの電磁力の発生停止のもとに
コイルスプリング31aにより付勢されて左方へ摺動す
ると、吸入ポート30b及び油圧ポート30dが、スプ
ール31の左側ランドの左動により連通して、油圧供給
路65と油圧通路61aとを連通させる。このため、オ
イルポンプ29からの油圧は遅角側油圧室32に圧送さ
れる。一方、吐出ポート30fと油圧ポート30cと
が、スプール31の右側ランド左動により連通して、油
圧通路60と油圧解放路66とを連通させる。このた
め、進角側油圧室22の油圧が解放される。これによっ
て、油圧ピストン17が、環状空間90内にて左方へ押
動されるため、カム軸5が上述とは逆方向へ回転しスプ
ロケット13a、即ちクランク軸2に対し相対的に遅角
する。
【0031】また、図3(a)、(b)及び(c)にお
いて、ポート30bとポート30e(又はポート30
d)との間の連通度及びポート30cとポート30d
(又はポート30f)との間の連通度は、スプール31
の右動(又は左動)に伴う左右両側の各ランドの各ポー
ト30b及び30cに対する開度により制御される。図
4は、内燃機関1のある運転条件でのスプール弁30内
におけるスプール31の位置(以下、スプール位置とい
う)と、実バルブタイミング変化速度との関係を表す特
性図である。この特性図において、実バルブタイミング
変化速度が正の領域が進角側領域に相当し、一方、実バ
ルブタイミング変化速度が負の領域が遅角側領域相当す
る。なお、この特性図における横軸のスプール位置はソ
レノイド電流と比例関係にある。
【0032】この特性図において、各符号(a)、
(b)、(c)は、図3(a)、(b)、(c)のスプ
ール31の各位置に対応するスプール位置をそれぞれ示
す。符号(b)により示すような実バルブタイミングが
変化しないスプール位置は、油圧室、油圧配管、スプー
ル弁31の各部から洩れる作動油量とオイルポンプ29
から圧送される作動油量との釣り合う一点しかない。さ
らに、この点は、内燃機関回転数や温度による作動油吐
出圧の変動によって特性が図5に示すように変化するた
め、常に変動する。また、リニアソレノイド64の巻線
抵抗や、スプール31の寸法等の製品のバラツキによっ
て、この点及び特性の変化の仕方は製品毎に異なる。こ
の実進角量が変化しない点のソレノイド電流を、以後、
保持電流と呼ぶ。
【0033】この保持電流を基準にバルブタイミングを
進角させたいときはソレノイド電流を大きくし、逆に遅
角させたいときはソレノイド電流を小さくすることで、
位相差調整装置40を制御することができる。かかる場
合、上述のように実バルブタイミングが変化しないスプ
ール位置が変化するので、バルブタイミングを精度よく
かつ安定に制御するためには、保持電流を逐次学習する
必要があることがわかる。
【0034】また、全ての製品において、バルブタイミ
ング変化の最高速度までの使用を保証するには、ソレノ
イド電流を図5中のIminからImaxまで流せるよ
うにする必要がある。ここで、Imin及びImax
は、バルブタイミング変化速度が図5にて示すごとく飽
和するときの値にそれぞれ相当する。図6は、図1に示
すマイクロコンピュータ48、電流制御回路49、位相
差調整装置40その他各種素子に対応する構成を機能的
に分割して示すブロック図である。
【0035】目標バルブタイミング算出部100は、吸
気量センサ、水温センサ、スロットル開度センサ等の各
種信号より検出した内燃機関運転条件に基づき、目標バ
ルブタイミングを算出する。実バルブタイミング算出部
101は、クランク位置センサ42及びカム軸位置セン
サ44からの信号に基づき実バルブタイミングを算出す
る。
【0036】電流算出部102は、目標バルブタイミン
グ、実バルブタイミング、及び学習部103からの保持
電流学習値に基づき、リニアソレノイド64に通電する
ための目標電流値を算出する。学習部103は、実バル
ブタイミング及び目標電流値に基づき保持電流を学習す
る。
【0037】ガード設定部104は、電流算出部102
で算出された目標電流値が所定の範囲に収まっているか
判定し、収まっていない場合は、目標電流値を所定範囲
の上下限値に抑える。上記所定範囲は、学習部103か
らの保持電流に基づき設定される。フィードバック制御
部105は、目標電流値に基づきリニアソレノイド64
への電流をフィードバック制御し、位相差調整装置40
を作動させる。
【0038】図7は、電流算出部102による目標電流
値算出のためのフローチャートである。ステップS11
0において、目標バルブタイミングrと実バルブタイミ
ングyより制御偏差e=r−yが算出される。次のステ
ップS111では、制御偏差eに基づきPD制御演算を
行なうことにより、フィードバック電流Ifが次式によ
り求められる。
【0039】
【数1】If=Kp×e+Kd×de/dt この数1の式において、各符号Kp、Kdは、それぞれ
定数を表す。ステップS112では、目標電流Idがフ
ィードバック電流Ifと保持電流Ihより次式により算
出される。
【0040】
【数2】Id=If+Ih 次に、学習部103における保持電流学習について説明
する。図8は、学習部103における保持電流学習のた
めのフローチャートである。ステップS121におい
て、実バルブタイミングが一定か否かが判定される。実
バルブタイミングが一定でない場合には、ステップS1
21にてNOと判定され、ステップS124にて、学習
カウンタがT=0とリセットされ、演算処理が終了され
る。
【0041】実バルブタイミングが一定の場合には、ス
テップS121にてYESと判定され、ステップS12
2において、学習カウンタの値TがXsec以上経過し
たか否かが判定される。学習カウンタの値TがXsec
以上経過していない場合には、ステップS122にてN
Oと判定され、このまま演算処理が終了される。学習カ
ウンタの値TがXsec以上経過している場合には、ス
テップS122にてYESと判定され、ステップS12
3において、保持電流の学習がIh=Idとして行われ
た後、ステップS124において学習カウンタがT=0
とリセットされ、演算処理が終了される。
【0042】図9は、保持電流が正しく学習できていな
い状態で制御を始めて、図中A点で保持電流を正しく学
習したときの実験結果を示す。保持電流が正しく学習で
きていない期間は、学習保持電流Ihgと真の保持電流
Ihrが一致していない期間である。このとき、目標バ
ルブタイミングrに対し実バルブタイミングyは、定常
状態で、制御偏差eを有する。このときのフィードバッ
ク電流は、定常状態故、de/dt=0となるため、I
f=Kp×eである。目標電流は、Id=If+Ihg
=Kp×e+Ihgであるが、実バルブタイミングが変
化しないことから、Id=Ihrとなっていることが分
かる。また、Idはマイクロコンピュータ48内で算出
した値なので検知することができる。このため、定常状
態で、保持電流Ihg=Idとすることにより、正しい
保持電流を学習することができる。図では、A点で保持
電流を正しく学習することで、その後の制御偏差eが零
へと収束している。
【0043】次に、ガード設定部104におけるガード
の設定方法について説明する。図10は、保持電流Ih
と、設定するガードの幅の上下限値Imax1 、Imi
n1 との関係を表す特性図である。保持電流Ihのスプ
ールの位置からスプール弁30を全開にするためのソレ
ノイド電流の変化幅は、スプール弁30の製品としての
バラツキをも考慮して、進角側でΔImaxを必要と
し、また、遅角側でΔIminを必要とする。
【0044】従って、ガード幅の上限値をImax1 =
Ih+ΔImaxとし、また、ガード幅の下限値をIm
in1 =Ih−ΔIminとすれば、スプール弁30を
進角側及び遅角側において全開まで駆動することができ
る。但し、各ΔImax及びΔIminは上述のように
保持電流Ihを基準にして定めてある。このため、保持
電流Ihを基準とせずに全製品のバラツキを考慮して定
めるのに比べてΔImax及びΔIminが共に狭くな
る。
【0045】図11は、ガード設定部104での処理を
表すフローチャートである。ステップS130では、目
標電流Idがガード上限値Ih+ΔImaxより大きい
か否かが判定される。目標電流Idがガード上限値Ih
+ΔImaxより大きい場合には、ステップS130に
てYESと判定され、次のステップS133において、
目標電流Id=Ih+ΔImaxと設定されて、演算処
理が終了される。
【0046】目標電流Idがガード上限値Ih+ΔIm
axより大きくない場合には、ステップS130にてN
Oと判定され、次のステップS131で、目標電流Id
がガード下限値Ih−ΔIminより小さいか否かが判
定される。目標電流Idがガード下限値Ih−ΔImi
nより小さい場合には、ステップS131でYESと判
定され、次のステップS132にて、目標電流Id=I
h−ΔIminと設定され、演算処理が終了される。目
標電流Idがガード下限値Ih−ΔIminより小さく
ない場合は、ステップS131でNOと判定され、演算
処理が終了される。
【0047】以上説明したように、保持電流Ihのスプ
ールの位置からスプール弁30を最大の開度である全開
にするためには、ソレノイド電流の変化幅が、製品のバ
ラツキをも考慮して、保持電流Ihを基準とし、進角側
でΔImaxを必要とする一方、遅角側でΔIminを
必要とする。これに基づき、ガード幅の上限値をIma
x1 =Ih+ΔImaxとし、また、ガード幅の下限値
をImin1 =Ih−ΔIminとした。
【0048】これにより、スプール弁30の製品バラツ
キとはかかわりなく、スプール弁のソレノイドへの制御
信号に対するガード幅を過不足なき幅にしてスプール弁
の開度を最大にできる。従って、バルブタイミングを大
きく変化させる場合、スプール弁30を進角側及び遅角
側において全開まで駆動させることにより、ソレノイド
電流の印加電圧に対する応答遅れとはかかわりなく、応
答性よくバルブタイミング調整を行える。
【0049】換言すれば、スプール弁の製品毎の特性に
合ったソレノイド電流、即ちソレノイド64への制御信
号の値のガード幅に、上述のように上下限値をもたせる
ことで、その幅を狭くすることができ、その結果、スプ
ール弁30のソレノイド電流の応答遅れの影響を極力抑
えることができる。また、ソレノイド電流のガード幅の
上下限値は、上述のように、スプール弁を全開にし得る
値であるので、バルブタイミング調整の応答速度を損な
うこともない。
【0050】次に、本実施例のガード設定部104を用
いたときのバルブタイミング調整装置と、同ガード設定
部104を用いないときとのバルブタイミング調整装置
との各試験結果を比較することによって、本発明の効果
について説明する。両試験において、スプール弁30と
しては、図5の上限品を採用した。各試験結果は、目標
バルブタイミングrをA点で急遅角させるとともにB点
で急進角させ、そして、このときの実バルブタイミング
yのフィードバック制御による変化を観察したものであ
る。
【0051】図12はガード設定部104を用いていな
いときの試験結果を示す。このときの目標電流値のガー
ド幅の上限値及び下限値は、図5の全ての製品に対して
スプール弁の全開を保証するもので、上限値Imax及
び下限値Iminに相当する。A点での急遅角時、目標
電流Idは下限ガード値Iminまで達する。かかる場
合、ソレノイド64へのソレノイド電流(以下、ソレノ
イド電流Isという)は、目標電流Idに一致するよう
に制御される。このとき、スプール弁は、遅角側の油圧
通路にて全開となる。従って、バルブタイミング調整装
置は最速で遅角する。
【0052】B点で急進角に転じたとき、目標電流Id
は上限ガード値Imaxとなり、ソレノイド電流Is
は、その目標電流Idを目指して制御される。しかし、
ソレノイド電流Isの変化幅が大きいため、C点で保持
電流Ihに到達するまでにも、かなりの時間がかかる。
従って、その間、実バルブタイミングyは遅角し続けて
しまう。この結果、実バルブタイミングyが目標バルブ
タイミングrに到達するのが遅れることになる。
【0053】なお、目標電流Idの変化幅が小さくなる
よう電流算出部102での定数Kp、Kdを小さな値に
設定する方法もあるが、制御偏差が小さくなったとき、
フィードバック電流Ifが小さくなりすぎ、バルブタイ
ミング変化速度が急激に落ちてしまい実バルブタイミン
グの目標バルブタイミングへの収束が遅くなるので、こ
の方法は避けるべきである。
【0054】図13は、ガード設定部104を用いたと
きの試験結果である。このときの目標電流値のガード幅
の上限値及び下限値は、図10のように保持電流を基準
に設定したもので、上限値Imax1 及び下限値Imi
n1 に相当する。A点での急遅角時、目標電流Idは下
限ガード値Imin1 までしか達しないため、ソレノイ
ド電流Isの変化は、図12のものに比べやや遅い。し
かし、B点で急進角に転じたとき、ソレノイド電流Is
が保持電流Ihに到達するC1 点までの時間は、図12
に比べ短縮される。このため、実バルブタイミングyの
遅角する量が制御偏差の拡大を防ぐことができ、かつ、
目標バルブタイミングrに速く到達することができる。
【0055】なお、保持電流Ihに対しIminに代え
てImaxが大きく離れている場合、或いは保持電流I
hに対しImin及びImaxの双方が大きく離れてい
る場合でも、上述と実質的に同様の作用効果を確保でき
る。また、上記実施例においては、内燃機関1の吸気弁
の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置
に本発明を適用した例について説明したが、これに代え
て、内燃機関1の排気弁或いは吸気弁及び排気弁の双方
の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置
に本発明を適用して実施してもよい。
【0056】また、本発明の実施にあたり、上記実施例
においては、図8にて示すごとく、実バルブタイミング
が一定となりかつ学習カウンタの値TがXsec以上と
なったときに保持電流をIh=Idとして学習する例に
ついて説明したが、これに代えて、次のような学習方法
を採用して実施してもよい。即ち、 油圧ピストン17
が進角側へ動き始める作動状態に対応するリニアソレノ
イド64への目標電流に相当する制御信号、油圧ピスト
ン17が遅角側へ動き始める作動状態に対応するリニア
ソレノイド64への目標電流に相当する制御信号、或い
は油圧ピストン17がその現実の位置で保持される作動
状態に対応する制御信号を学習するようにしてもよい。
【0057】なお、以上に述べた実施例では、位相差
調整装置として、進角側油圧室と遅角側油圧室とを有
し、両室への油圧供給を調節することでバルブタイミン
グを進角或いは遅角させる構成のものを用い、制御弁
として、進角側油圧室への油圧を供給、保持、排出の3
モードに切り換え可能であって、しかも上記モードに対
して同時に遅角側油圧室への油圧を排出、保持、供給の
3モードに切り換え、さらに保持モードがほぼ一点の電
流値で与えられる構成のスプール弁30を用いているこ
とから、バルブタイミングを一定値に保持する制御信号
値を学習し、その学習値を中心として定められたガード
幅から進角側最大開度となるガード幅と遅角側最大開度
となるガード値との両方を設定して、制御信号値をこの
ガード幅内に制限している。しかしながら、上記構成に
代えて、保持モードが所定電流値範囲で得られる構成の
制御弁を採用した場合には、例えば、バルブタイミング
が進角側、或いは遅角側に変化し始める制御信号値を学
習し、その学習値を基準として、進角、遅角のいずれか
には上記保持モードが得られる電流値範囲を考慮して、
進角側最大開度となるガード値と遅角側最大開度となる
ガード値とを設定してもよい。また、進角側油圧室への
油圧を供給、保持、排出の3モードに切り換える進角側
制御弁と、遅角側油圧室への油圧を排出、保持、供給の
3モードに切り換える遅角側制御弁とを2基用いて構成
してもよく、この場合には進角側制御弁と遅角側制御弁
との各々について独立して学習値を求め、独立してガー
ド値を設定するようにしてもよい。
【0058】また、上記実施例では、演算処理装置内で
容易に知ることのできる制御信号値を学習し、その制御
信号値をガードに基づき制限したが、ソレノイドの電流
値を検出しソレノイド電流値をフィードバック制御して
いる電流制御回路49からマイクロコンピュータ48へ
電流値を入力する構成とし、この電流値を学習して、学
習電流値に基づきガードを設定して制御信号を制限し、
実質的に電流値を制限する構成としてもよい。さらに、
上記実施例では、バルブタイミングをフィードバック制
御するバルブタイミングフィードバックループをマイク
ロコンピュータで構成し、電流値をフィードバック制御
する電流値フィードバックグループを例えば演算増幅器
等を用いたアナログ回路で構成したが、電流値フィード
バックループもマイクロコンピュータによるデジタル処
理としてもよい。
【0059】また、本発明は、自動車用内燃機関に限ら
ず、二輪車用、或いは船舶用内燃機関にも適用でき、ク
ランク軸とカム軸との間の回転伝達経路に位相差調整装
置を介装することで、オーバーヘッドカム式内燃機関に
限らず、オーバーヘッドバルブ式内燃機関等にも適用で
きる。また、上記実施例の各フローチャートにおける各
ステップは、それぞれ、機能実行手段としてハードロジ
ック構成により実現するようにしもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダブルオーバーヘッドカム式内燃機関に適用さ
れた本発明の一実施例を示す概略全体構成図である。
【図2】図1にて示す位相差調整装置の拡大断面図であ
る。
【図3】図2に示すスプール弁の作動説明図である。
【図4】スプール位置とバルブタイミング変化速度との
関係を示す特性図である。
【図5】製品バラツキの上限品と下限品との関係にてソ
レノイド電流とバルブタイミング変化速度(dy/d
t)との関係を示す特性図である。
【図6】図1に示す実施例の構成を機能的にブロック化
して示す構成図である。
【図7】図6にて示す電流算出部における演算内容を表
すフローチャートである。
【図8】図6に示す学習部における保持電流学習内容を
表すフローチャートである。
【図9】同保持電流学習過程に関する実験結果を表す特
性図である。
【図10】ソレノイド電流とバルブタイミング変化速度
との関係においてスプール弁の最大開度に対応する電流
ガード値を示す特性図である。
【図11】ガード設定のためのフローチャートである。
【図12】ソレノイド電流のガードのない場合のバルブ
タイミングの変化を表す試験結果のタイムチャートであ
る。
【図13】ソレノイド電流のガードがある場合のバルブ
タイミングの変化を表す試験結果のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】 1・・・内燃機関、2・・・クランク軸、3・・・タイ
ミングチェーン、4・・・排気側カム軸、5・・・吸気
側カム軸、13a、13b・・・スプロケット、29・
・・油圧ポンプ、30・・・スプール弁、40・・・位
相差調整装置、48・・・マイクロコンピュータ、49
・・・電流制御回路、64・・・ソレノイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のクランク軸とカム軸との間の位
    相差を油圧に応じて調整する位相差調整装置と、 ソレノイドを有し、このソレノイドへの電流に応じた開
    度により前記位相差調整装置への油圧を制御する制御弁
    と、 前記ソレノイドへの電流を調整する電流調整手段と、 前記クランク軸と前記カム軸との相対回転角に基づき吸
    気弁及び排気弁の少なくとも一方の実バルブタイミング
    を検出する実バルブタイミング検出手段と、 内燃機関の運転状態に応じて吸気弁及び排気弁の少なく
    とも一方の目標バルブタイミングを設定する目標バルブ
    タイミング設定手段と、 前記実バルブタイミングを前記バルブ目標タイミングに
    一致させるようにフィードバック制御するための制御信
    号を前記電流調整手段に出力する制御信号出力手段と、 前記実バルブタイミングに基づき前記位相差調整装置を
    所定の位相差調整状態にする前記電流調整手段への制御
    信号又は前記ソレノイドへの電流を学習し、その学習値
    に基づき前記制御信号出力手段から出力される制御信号
    に補正を加える学習手段と、 前記学習手段の学習値を基準として、前記制御弁の開度
    を最大とする幅のガードを設定し、前記制御信号出力手
    段から出力される制御信号を前記ガード内に制限するガ
    ード手段とを備えることを特徴とする内燃機関のバルブ
    タイミング調整装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013761A (ja) * 2001-07-02 2003-01-15 Sanshin Ind Co Ltd 船外機用4サイクルエンジンのバルブタイミング制御装置
JP2003020964A (ja) * 2001-07-04 2003-01-24 Sanshin Ind Co Ltd 船外機用4サイクルエンジンのバルブタイミング制御装置
JP2007146830A (ja) * 2005-10-31 2007-06-14 Hitachi Ltd 内燃機関の油圧制御装置
JP2019199870A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 アイシン精機株式会社 弁開閉時期制御装置
JP2019203494A (ja) * 2018-05-18 2019-11-28 アイシン精機株式会社 弁開閉時期制御装置

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