JPH08114187A - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JPH08114187A
JPH08114187A JP25329294A JP25329294A JPH08114187A JP H08114187 A JPH08114187 A JP H08114187A JP 25329294 A JP25329294 A JP 25329294A JP 25329294 A JP25329294 A JP 25329294A JP H08114187 A JPH08114187 A JP H08114187A
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JP
Japan
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crankshaft
bearing
hermetic compressor
main
compressor
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Withdrawn
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JP25329294A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Oshima
靖浩 大嶋
Hiromasa Uchida
宏政 内田
Koichi Inaba
恒一 稲場
Kazuhiro Suzuki
一浩 鈴木
Koji Yamamoto
光司 山本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主軸受内部でのクランク軸の撓みを規制して
振れ回りを低減し、電動機の接触事故やクランク軸折損
事故などのない、信頼性の高い密閉形圧縮機を提供す
る。 【構成】 冷凍機油5を貯溜した密閉容器1内に、電動
機部2と圧縮機構部3とを収納し、電動機部2と圧縮機
構部3とはクランク軸6により連結され、クランク軸6
の主ジャーナル部は滑り軸受部を有する主軸受7aによ
り支承された密閉形圧縮機において、前記クランク軸の
主ジャーナル部の逃げ部を少なくとも6d−1,6d−
2の2個所とし、前記主軸受7aの中間部にもジャーナ
ル軸受部7a−3を設け、クランク軸6の主ジャーナル
部への給油経路は、少なくとも2個所の各逃げ部6d−
1,6d−2ごとに独立して横穴6e−1,6e−2を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫,ルームエアコ
ンなどの冷凍空調システム等に使用される密閉形圧縮機
に係り、特に、クランク軸の主ジャーナル軸受部の省エ
ネルギー化,高速化,および信頼性向上を実現する密閉
形圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍装置の冷凍サイクルでは、例
えば、冷蔵庫ではCFC-12、ルームエアコンではH
CFC-22などの、分子中に塩素元素を含むフロン系
の冷媒が多く用いられており、この冷媒を循環させるの
には密閉形圧縮機が主に用いられてきた。これらの密閉
形圧縮機は、形式としては、往復動式、ロータリ式,ス
クロール式などに代表される回転式等の方式があり、い
ずれもクランク軸を電動機により回転させ冷媒を圧縮す
るものである。
【0003】この冷媒圧縮のとき、クランク軸に作用す
るガス圧縮力は、1つないし複数の軸受により支持する
構成となっている。軸受の形式として主軸受には、軸と
軸受との間に適当なクリアランスを設けた滑り軸受が主
に採用されているが、軸の振れ回りを防止するため、軸
受長さ(L)と軸径(D)との比(L/D)が一般に大
きく形成されていた。また、例えば、特開昭59−23
1182号公報に記載されているように、軸受損失の低
減のため、中間部を逃げる構造が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の密閉形
圧縮機においては、L/Dを大きく形成しているにも拘
らず、軸受損失低減のために設けた中間逃げ部のため、
クランク軸が主軸受内で大きな撓みを生じ、クランク軸
に連結されている電動機回転子に大きな遠心力が発生す
ることになり、この結果、シャフトの振れ回りが大きく
なって、電動機の回転子と固定子とが接触するという事
故が発生したり、圧縮機の軸受損失が増大するという問
題があった。特に、エアコンなどで用いられる回転数制
御による能力可変形の回転式圧縮機では、高速回転時の
問題として顕著であった。
【0005】また、環境保護、特にオゾン層破壊の問題
から、分子中に塩素元素を含むフロンの使用が規制され
ることになり、代替として有力な候補に挙がっいるHF
C系や炭化水素系等の冷媒への対応が急務となってい
る。しかし、代替候補の冷媒は物性の違いから運転時の
差圧力が大きくなる傾向にあり、クランク軸の撓みが大
きくなって電動機の接触が起こるだけでなく、クランク
軸に発生する応力が増大し折損するという事故が起きる
可能性が生じてきた。このように、従来のままの設計構
造では、省エネルギー性と信頼性を両立することが困難
となってきた。
【0006】この対策として、クランク軸の材質変更、
軸受部の延長,大径化、あるいはクランク軸先端にもう
1つ軸受部を設けることなどが考えられるが、大幅な構
造変更や部品点数の増加が必要となり、コストアップと
なるという問題があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、主軸受内部でのクランク軸の
撓みを規制して振れ回りを低減し、電動機の接触事故や
クランク軸折損事故などのない、信頼性の高い密閉形圧
縮機を提供することを目的とする。また、本発明の他の
目的は、軸受の損失を最小にする最適な軸受長さと軸径
の比の設定が可能となり、また回転子の遠心力負荷増加
が小さく高効率の密閉形圧縮機を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、塩素元素を含まない代替
冷媒を使用する冷凍システム等への適用を可能とする密
閉形圧縮機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る密閉形圧縮機の構成は、冷凍機油を貯
溜した密閉容器内に、電動機部と圧縮機構部とを収納
し、電動機部と圧縮機構部とはクランク軸により連結さ
れ、クランク軸の主ジャーナル部は滑り軸受部を有する
軸受により支持された密閉形圧縮機において、前記クラ
ンク軸の主ジャーナル部の逃げ部を少なくとも2個所と
し、前記軸受の中間部にもジャーナル軸受部を設けたも
のである。より詳しくは、上記構成に加えて、クランク
軸の主ジャーナル部への給油経路は、少なくとも2個所
の各逃げ部ごとに独立して設けたものである。
【0009】
【作用】上記技術的手段によって、本発明おいては、軸
受中間部の逃げ部にもジャーナル軸受部を設け、主軸受
内部でのクランク軸の撓みを規制し、クランク軸の振れ
回りを低減することが出来るため、電動機の接触事故や
クランク軸に発生する応力を低減し折損事故を回避で
き、信頼性の高い圧縮機を提供できる。また、中間部の
ジャーナル軸受部の両側(上下)に逃げ部を設けること
により、ジャーナル軸受の摺動損失を低減している。
【0010】また、滑り軸受の損失を最小にする最適な
軸受長さと軸径の比の設定が可能となり、また回転子に
作用する遠心力による軸受負荷増加を小さく抑え、効率
の高い圧縮機を提供することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の各実施例を図1ないし図5を参
照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係る密閉形
往復動式圧縮機の縦断面図である。図1に示す密閉形往
復動式圧縮機は、主として冷蔵庫などの小形冷凍装置に
用いられるもので、密閉容器1内に電動機部2、圧縮機
構部3を収納し、支持ばね4を介して密閉容器1に弾性
的に支持されている。また、密閉容器1の底部には潤滑
油5を貯溜しており、クランク軸6の回転遠心力によっ
て、縦穴6cを通ってフレーム7の主軸受部7a、クラ
ンク軸偏心部6a等に給油する一方、クランク軸上部空
間に吹き上げて噴霧状とし、ピストン8の外径等に潤滑
油を供給するようになっている。
【0012】電動機部2は、固定子2a、回転子2bか
らなり、固定子2aはフレーム7に固定され、回転子2
bはクランク軸に焼嵌めされ、電動機の損失を小さくす
るために片側0.2〜0.5mmのわずかなエアギャッ
プ2cを隔てて組立てられている。圧縮機構部3は、往
復動式タイプの1つであるスコッチヨークタイプであ
り、クランク軸6、これを支持する軸受部を有するフレ
ーム7、クランク軸6の偏心部6aに嵌合されたスライ
ダ9が往復運動する管部を一体に有するピストン8、こ
のピストン8が往復運動するシリンダ10、およびシリ
ンダ10の端面に設けられた吸込弁11、弁座板12、
吐出弁13、吸込と吐出経路を分離するカバ−体14が
順に設けられ、カバー体14と密閉容器外とを吐出パイ
プ15により接続された構成となっている。
【0013】ピストン8の下降運動に従い、シリンダ1
0内が負圧となって吸込弁11が開き、圧縮される冷媒
ガスは、吸込パイプ16から一旦密閉容器1内に充満し
たのち、圧縮室17内に吸込まれる。次にピストン8が
下死点から上昇運動に変わると吸込弁11が閉じ、圧縮
室17の容積が減少しガスの圧力が上昇する。ガスの圧
力が吐出圧力に達すると、吐出弁13が開き、ピストン
8が上死点に達するまでガスがカバー体の吐出室14a
に吐き出される。吐き出されたガスは吐出パイプ15を
通って、密閉容器外へと導かれる。以上のような吸込・
圧縮・吐出の工程をクランク軸6の回転により繰り返
す。
【0014】このとき、圧縮室17内の圧力と密閉容器
1内の吸込圧力の差圧がピストン8の天頂面8aに加わ
り、シリンダ10の中心方向に集中荷重Fが働くと考え
られ、スライダ9を介して、クランク軸偏心部6aに作
用し、クランク軸ジャーナル部を介してフレーム7の滑
り軸受である主軸受部7aで受けることになる。
【0015】次に、本実施例の特徴部であるジャーナル
軸受部について、図1および図4を参照して説明する。
図4は、クランク軸の撓みを説明する模式図で、(a)
は従来技術を説明する模式図、(b)は本発明を説明す
る模式図である。図1に示すごとき往復動式圧縮機に限
らず、ロータリ式、スクロール式などの回転圧縮機も含
めて、従来の密閉形圧縮機の主ジャーナル軸受は、ガス
圧縮力を受ける方向と軸受の中心が一致しないためと、
クランク軸の振れまわりを抑えるために、一般に軸受長
さLが大きく設定され、軸径Dとの比L/Dが2ないし
4にも及んでいた。このため、一般的なジャーナル軸受
における軸受損失を最小とするL/Dの値である0.5
ないし1近傍から外れ、機械的損失が増える傾向にあっ
た。
【0016】その対策として、主ジャーナルの中間部に
逃げを設け、機械的損失を低減した構造の圧縮機として
は、先に述べたように、例えば、特開昭59−2311
82号公報記載の技術が挙げられる。図4(a)が該公
報記載の模式図である。図4において、xはクランク軸
の軸心、曲線はクランク軸の撓みを誇張して示したもの
である。また、図4(a)において、7a−1は、上側
摺動面に相当する主ジャーナル軸受部、7a−2は、下
側摺動面に相当する主ジャーナル軸受部であり、これを
総称して主ジャーナル軸受部7a(単に主軸受部)と言
う。6dは、クランク軸6の主ジャ−ナル部の逃げ部を
示す。主ジャ−ナル部の逃げ部6dを有する従来の圧縮
機においては、図4(a)の模式図に示すように、クラ
ンク軸6は主ジャーナル軸受中間部に反力が働かないた
め大きな撓みを生じることになる。
【0017】このクランク軸の撓みによって、クランク
軸に固定されている電動機の回転子2bに偏心を生じ
る。回転物体には、その物体の質量mと回転軸と物体の
重心との偏心rと回転角速度ωとした場合、m・r・ω
2の遠心力を生じる。回転子の質量は0.5kgないし
2kg以上にも及び、回転子の遠心力によりクランク軸
がさらに撓み、偏心rが大きくなって、また遠心力が大
きくなるという繰返しになり無視できなくなってくる。
遠心力は回転角速度の2乗に比例して大きくなるため、
特に回転数可変型の圧縮機においては顕著な問題となっ
ている。この遠心力によって、電動機の回転子2bと固
定子2aとの接触事故が起こるのみならず、回転子2b
に発生した遠心力も軸受で支持することになるため軸受
負荷が増大し、逆に機械的損失が増加し圧縮機の効率が
低下することもあった。
【0018】また、フロン規制問題から冷蔵庫用の新冷
媒として検討されているHFC-134aを使用した場
合、吸込,吐出の差圧の増大による負荷荷重が従来の冷
媒CFC-12に比べ約15%増大する。このため、ク
ランク軸6に生じる応力が増大すると共に、クランク軸
6の撓みが大きくなる。さらにクランク軸6の撓み増大
により遠心力も増大して加わり、クランク軸6に発生す
る応力が疲労限度を超えて、従来と同じ設計構造のまま
ではクランク軸6の折損事故に到る恐れがある。
【0019】これらの対策としては、回転子2bの初期
偏心を小さくすること、すなわちクランク軸6の撓みを
小さくすることが肝要である。そこで、本実施例の密閉
形圧縮機においては、図4(b)の模式図に示すよう
に、軸受中間部の逃げ部にもジャーナル軸受部7a−3
を設け、クランク軸6の撓みを防止し、かつ、その両側
(上下)に逃げ部6d−1,6d−2を設けることによ
り、ジャーナル軸受の摺動ロスを低減している。
【0020】軸受内でのクランク軸6の撓みが規制さ
れ、クランク軸6に固定された回転子2bの偏心が小さ
くなる。これにより、回転子2bに働く遠心力が小さ
く、回転子2bの振れ回りや遠心力による軸受負荷増
加、クランク軸6に生じる応力を抑えることができると
同時に、各ジャーナル軸受部7a−1,7a−2,7a
−3のL/D比を0.5ないし1に設定可能となり、軸
受ロスを低減することができる。
【0021】ところで、ジャーナル軸受においては、潤
滑油の供給が信頼性,機械的損失の観点から重要な問題
となる。前述の従来技術、特開昭59−231182号
公報に示すように、逃げ部による給油不足を解消する必
要がある。この給油不足の発生原因としてはスパイラル
溝から外れただけでなく、ジャーナル部にて潤滑作用し
たのち、逃げ部に出た潤滑油は急激に減圧し、潤滑油に
溶け込んでいた冷媒が発泡し、このガスの発生により、
後段のジャーナル部の潤滑が阻害されることになる。
【0022】この対策としては前述の公知例では逃げ部
のスパイラル給油溝の溝ピッチを小さくすることが提案
されているが、加工設備上途中で溝ピッチを変更するこ
とは面倒である。そこで、本実施例においては、図1に
示すように、逃げ部6d−1,6d−2に、縦穴6cに
通じるクランク軸給油用横穴6e−1,6e−2を設
け、発泡したガスのガス抜きを行うとともに、各主ジャ
ーナル軸受部7a−1,7a−2,7a−3への給油を
確実なものとして信頼性確保と省エネルギーを図ってい
る。
【0023】本実施例によれば、主軸受部の逃げ部を少
なくとも6d−1,6d−2の2個所として、主軸受内
の中間部にもジャーナル部7a−3を設けることによ
り、主軸受内部でのクランク軸6の撓みを規制し、クラ
ンク軸6の振れ回りを低減することができるため、電動
機の接触事故やクランク軸6に発生する応力を低減し折
損事故を回避でき、信頼性の高い圧縮機を提供すること
ができる。
【0024】また、滑り軸受の損失を最小にする最適な
軸受長さLと軸径Dの比L/Dの設定が可能となり、回
転子2bの遠心力負荷増加が小さく、高効率の圧縮機を
提供することができる。さらに、塩素元素を含まない代
替冷媒を使用する冷凍システム等への適用が可能とな
る。また、この圧縮機を用いて冷凍空調システム等を構
成すれば、信頼性が高く効率の高いシステムを得ること
ができる。
【0025】〔実施例 2〕次の図2,3に示す圧縮機
は圧縮機構部が回転式と呼ばれる高速回転に適したタイ
プで、インバータなどにより電源周波数によらず回転数
を可変とした密閉形圧縮機であり、運転開始時の能力,
快適性向上や安定運転時の断続回数が少なく省エネルギ
ー性に優れ、主に空気調和機用に用いられている。これ
らのタイプは、圧縮する冷媒ガスが直接圧縮室内に吸い
込まれ、圧縮されたガスは密閉容器内に一端吐出された
のち、吐出パイプから圧縮機外に送出されるものであ
る。図2は、本発明の他の実施例に係るロータリ式圧縮
機の縦断面図である。図中、図1と同一符号のものは同
等機能の部品を示す。
【0026】図2に示すロータリ式圧縮機は、クランク
軸6Aの偏心部6aに嵌合されたローラ20が、クラン
ク軸回転中心と内径がほぼ同心に組まれたシリンダ21
内に収納され、シリンダ両側に主軸受22A,副軸受2
2Bが設けられている。圧縮室17Aはこれらローラ2
0,シリンダ21,主副軸受22A,およびシリンダ2
1に設けられた溝内に挿入され、押し付けばね23によ
りローラ20の偏心回転に追従して往復運動するベ−ン
24とにより形成される。クランク軸6Aの回転により
ローラ20は偏心回転運動し、圧縮室17Aに冷媒を吸
い込み、徐々に圧力を高めて吐出する。ロータリ式圧縮
機の場合、吸込と圧縮をクランク軸6Aの1回転にわた
って同時に進行するが、往復動式の場合と同様にクラン
ク軸偏心部6aにガス圧縮による荷重を受け、軸受によ
り支持される。
【0027】主軸受22Aは、先の図1の実施例、図4
(b)の模式図と同様に、上下の主ジャーナル軸受部7
a−1,7a−2と、中間部の主ジャーナル軸受部7a
−3とを設け、中間部の主ジャーナル軸受部7a−3の
上下に逃げ部6d−1,6d−2を有し、これら逃げ部
6d−1,6d−2には、給油用の縦穴6cからそれぞ
れ独立に通じる横穴6e−1,6e−2を設け、発泡し
たガスのガス抜きを行うとともに、各主ジャーナル軸受
部7a−1,7a−2,7a−3への給油を確実なもの
として信頼性確保と省エネルギーを図っている。図2に
示す実施例によれば、先の図1に示した第一の実施例と
同様の効果を得ることができる。
【0028】〔実施例 3〕図3は、本発明のさらに他
の実施例に係るスクロール式圧縮機の縦断面図である。
図中、図1と同一符号のものは同等機能の部品を示す。
図3に示すスクロール式圧縮機では、圧縮室17Bは、
一対のスクロールラップ24a,25aを持つ固定スク
ロ−ル24,旋回スクロール25を互いに偏心させて噛
み合わせて形成されている。フレーム26の主軸受部2
6Aによって支持されたクランク軸6Bの回転を、オル
ダムルング27によって旋回スクロ−ル部材25を公転
運動させて冷媒を圧縮するものであり、同様にクランク
軸偏心部にガス圧縮による荷重を受け、軸受により支持
される。なお、従来の本形式の圧縮機の場合、図3に二
点鎖線で示すように、フレーム軸受の圧縮機構部と反対
のクランク軸端にも副軸受部28を設けて、クランク軸
6Bの振れ回りを防止している場合があった。
【0029】主軸受部26Aは、先の図1,2の実施
例、図4(b)の模式図と同様に、上下の主ジャーナル
軸受部7a−1,7a−2と、中間部の主ジャーナル軸
受部7a−3とを設け、中間部の主ジャーナル軸受部7
a−3の上下に逃げ部6d−1,6d−2を有し、これ
ら逃げ部6d−1,6d−2には、給油用の縦穴6cか
らそれぞれ独立に通じる横穴6e−1,6e−2を設
け、発泡したガスのガス抜きを行うとともに、各主ジャ
ーナル軸受部7a−1,7a−2,7a−3への給油を
確実なものとして信頼性確保と省エネルギーを図ってい
る。
【0030】図3に示す実施例によれば、先の図1に示
した第一の実施例と同様の効果を得ることができる。な
お、クランク軸6Bの撓みを小さくできることにより、
図3に二点鎖線で示したスクロール圧縮機の副軸受28
を省略し、構造の簡単化による信頼性向上、コスト低減
を図りうる可能性もでてくる。
【0031】次に、上記各実施例に示した各種の密閉形
圧縮機を、冷蔵庫、ルームエアコン等に用いる最も基本
的な冷凍サイクルを図5を参照して説明する。図5は、
本発明に係る密閉形圧縮機を適用した冷凍サイクルの系
統図である。図5に示す冷凍サイクルは、圧縮機31の
吐出側は凝縮器32、膨張機構33、蒸発器34と順に
冷媒配管によってつながれ、圧縮機31の吸込側に接続
されている。圧縮機31はサイクル内に封入された冷媒
ガスを圧縮して圧力,温度を高めて循環させる働きをす
る。冷媒は凝縮器32で周囲に熱を放出して液体とな
り、膨張機構33で圧力を減じられ低圧,低温となり、
蒸発器34で周囲の熱を奪って再びガスとなり、圧縮機
に戻り、これを繰り返す。このような冷凍空調システム
等の機器の心臓部とも言えるものが圧縮機31であり、
システムの信頼性,効率等を決める大きな要素を占め
る。本発明の信頼性が高く省エネルギー性に優れた密閉
形圧縮機を用いることにより、大いに有益であることは
いうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、主軸受内部でのクランク軸の撓みを規制して振れ
回りを低減し、電動機の接触事故やクランク軸折損事故
などのない、信頼性の高い密閉形圧縮機を提供すること
ができる。また、本発明によれば、軸受の損失を最小に
する最適な軸受長さと軸径の比の設定が可能となり、ま
た、回転子の遠心力負荷増加が小さく高効率の密閉形圧
縮機を提供することができる。さらに、本発明によれ
ば、塩素元素を含まない代替冷媒を使用する冷凍システ
ム等への適用を可能とする密閉形圧縮機を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る密閉形往復動式圧縮機
の縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例に係るロータリ式圧縮機の
縦断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例に係るスクロール式
圧縮機の縦断面図である。
【図4】クランク軸の撓みを説明する模式図である。
【図5】本発明に係る密閉形圧縮機を適用した冷凍サイ
クルの系統図である。
【符号の説明】
1…密閉容器、2…電動機部、2a…固定子、2b…回
転子、5…潤滑油、6,6A,6B…クランク軸、6a
…偏心部、6d,6d−1,6d−2…逃げ部、6e−
1,6e−2…横穴、7,26…フレーム、7a,22
A,26A…主軸受部、7a−1,7a−2,7a−3
…主ジャーナル軸受部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一浩 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内 (72)発明者 山本 光司 栃木県下都賀郡大平町大字富田709番地の 2 株式会社日立栃木エレクトロニクス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機油を貯溜した密閉容器内に、電動
    機部と圧縮機構部とを収納し、電動機部と圧縮機構部と
    はクランク軸により連結され、クランク軸の主ジャーナ
    ル部は滑り軸受部を有する軸受により支持された密閉形
    圧縮機において、前記クランク軸の主ジャ−ナル部の逃
    げ部を少なくとも2個所とし、前記軸受の中間部にもジ
    ャーナル軸受部を設けたことを特徴とする密閉形圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の密閉形圧縮機において、
    クランク軸の主ジャーナル部への給油経路は、少なくと
    も2個所の各逃げ部ごとに独立して設けたものであるこ
    とを特徴とする密閉形圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2記載のいずれかの密閉
    形圧縮機において、圧縮する作動冷媒として、塩素元素
    を含まないフロン規制対応の冷媒を使用したことを特徴
    とする密閉形圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3記載のいずれかの密閉
    形圧縮機において、圧縮形式がロータリ式もしくはスク
    ロール式の回転式であり、インバータ等により電源周波
    数以上の運転を可能としたものであることを特徴とする
    密閉形圧縮機。
JP25329294A 1994-10-19 1994-10-19 密閉形圧縮機 Withdrawn JPH08114187A (ja)

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JP25329294A JPH08114187A (ja) 1994-10-19 1994-10-19 密閉形圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010519453A (ja) * 2007-02-24 2010-06-03 オーリコン レイボルド バキューム ゲーエムベーハー 高速回転式真空ポンプ
JP2018003639A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 日立アプライアンス株式会社 密閉型圧縮機
CN107882718A (zh) * 2017-10-27 2018-04-06 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 曲轴箱、压缩机和冰箱
WO2026069827A1 (ja) * 2024-09-27 2026-04-02 ダイキン工業株式会社 冷媒圧縮機、冷凍装置、及び空調システム

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