JPH08114937A - 画像記録用透光性フィルム - Google Patents

画像記録用透光性フィルム

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JPH08114937A
JPH08114937A JP7210001A JP21000195A JPH08114937A JP H08114937 A JPH08114937 A JP H08114937A JP 7210001 A JP7210001 A JP 7210001A JP 21000195 A JP21000195 A JP 21000195A JP H08114937 A JPH08114937 A JP H08114937A
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JP
Japan
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absorption peak
image
image recording
film
absorber
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Withdrawn
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JP7210001A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Abe
敏浩 阿部
Hiroaki Terasawa
寛了 寺澤
Ichiji Miyata
一司 宮田
Toshinobu Sueyoshi
俊信 末吉
Hirotaka Kameyama
博隆 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紫外線による赤外光吸収能の劣化がなく、透
明なままで画像形成装置での画像形成時にその存在、種
別、表裏や位置等が確認でき、画像形成後投影機により
投影するときは記録した画像のみが投影され、画像形成
装置を一度通った後は紙詰まりが生じて、画像形成装置
の破損を防止できる透光性フィルムを提供する。 【構成】 可視光を透過する可撓性フィルム基板2の表
面に画像形成装置による画像形成が可能な記録層を設け
た画像記録用透光性フィルム1の少なくとも一部が、2
50〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつと共に
700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをもち、
かつ赤外線透過率が40%以下であるか、250〜40
0nmの波長領域に吸収ピ−クをもつと共に700〜1
200nmの波長領域に吸収ピ−クをもち、かつ赤外線
透過率が40%以下で、加熱した後の赤外線透過率が5
0%以上である画像記録用透光性フィルム1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ−、プロッタ−等の画像形成装置により画像形成され
る画像記録用透光性フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真、静電記録、熱転写記録
などで画像を形成する複写機、プリンタ−、プロッタ−
等の画像形成装置で、オ−バ−ヘッドプロジェクタ−に
使用されるOHPシ−トなどの投影用の透光性フィルム
に画像等を形成することが広く行われており、これらの
透光性フィルムには、画像形成装置内部の光学(赤外
線)センサ−によってその存在、種別、表裏や位置など
を検知するため、その一部に不透明な部分や、反射率の
高い部分を別に設けられている。(特開昭60−244
590号、特開昭63−74680号)
【0003】しかしながら、これらのOHPシ−トの一
部に不透明な部分や、反射率の高い部分を別に設ける方
法では、いずれも透明なフィルム上に可視光を透過しな
い部分を設けているため、画像形成後に投影機により投
影した場合、これらが記録した画像とは無関係な影とな
って表示され、記録した画像と重なったりして画像が見
えにくくなり、画像全体としての美観も損なわれる。
【0004】そこで、このような問題点を解消し、投影
時の画像全体の美観が損なわれないようにするため、可
視光には吸収がなく、赤外線領域に吸収がある部分を、
これらOHPシ−トなどの透光性フィルム上に設けるこ
とが提案されている。(特開昭60−229032号、
特開平6−224481号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、可視光には
吸収がなく、赤外線領域に吸収がある部分を設けた透光
性フィルムは、紫外線に対する耐久性に劣り、長時間太
陽や蛍光灯の光にさらしておくと、これらの光に含まれ
る紫外線によって、可視光には吸収がなく、赤外線領域
に吸収がある部分に添加した染料が変色したり、色褪せ
したりし、さらに可視光に吸収がなく、赤外線領域に吸
収がある物質が分解して赤外線の吸収効果が減少し、求
められる機能を果たさなくなるという問題があった。
【0006】また、一般に、OHPシ−トは、画像形成
装置で画像を形成する際、その表面にオイルが付着し、
このオイルが付着したOHPシ−トを誤って再度画像形
成装置に通したりすると、感光ドラム等にオイルが付着
したりして画像形成装置を破損するおそれがあり、これ
を防止するためには、画像形成装置またはOHPシ−ト
に何らかの工夫をして、画像形成後のOHPシ−トが画
像形成装置を通らないようにする必要があるが、OHP
シ−トでもって画像形成装置を通ってオイルが付着して
いるか否かを判断するには、目視によるしかなかった。
【0007】この発明はかかる現状に鑑み種々検討を行
った結果なされたもので、長時間太陽や蛍光灯の光にさ
らされても赤外線吸収能が良好に維持され、透明なまま
で画像形成装置での画像形成時にその存在、種別、表裏
や位置などが確認できて、画像形成後に投影機により投
影するときは記録した画像のみが投影される透光性フィ
ルムを提供しようとするものである。
【0008】また、OHPシ−トなどの透光性フィルム
が画像形成装置を通ると、赤外線透過率が増加するよう
にして、画像形成装置を通ったか否かを判別し、画像形
成装置の機構でもって一度通ったOHPシ−トが通ろう
とすると紙詰まりが起こるようにして、感光ドラム等に
オイルが付着したりして画像形成装置を破損したりする
のを未然に防止することができる透光性フィルムを提供
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、可視光を透
過する可撓性フィルム基板の表面に画像形成装置による
画像形成が可能な記録層を設けた画像記録用透光性フィ
ルムの少なくとも一部に、250〜400nmの波長領
域に吸収ピ−クをもつ吸収剤および700〜1200n
mの波長領域に吸収ピ−クをもつ吸収剤を含ませ、25
0〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつとともに
700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをもち、
かつ赤外線透過率が40%以下の被覆層を設けるなどの
方法で、画像記録用透光性フィルムの少なくとも一部
が、250〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつ
とともに700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−ク
をもち、かつ赤外線透過率が40%以下となるように構
成されている。
【0010】また、可視光を透過する可撓性フィルム基
板の表面に画像形成装置による画像形成が可能な記録層
を設けた画像記録用透光性フィルムの少なくとも一部
に、250〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつ
吸収剤および700〜1200nmの波長領域に吸収ピ
−クをもつ吸収剤とともに、熱溶解性有機物粉末を含ま
せ、250〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつ
とともに700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−ク
をもち、かつ赤外線透過率が40%以下で、加熱した後
の赤外線透過率が50%以上の被覆層を設けるなどの方
法で、画像記録用透光性フィルムの少なくとも一部が、
250〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつとと
もに700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをも
ち、かつ赤外線透過率が40%以下で、加熱した後の赤
外線透過率が50%以上となるように構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の画像記録用透光
性フィルムの一例を示す図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明の画像記録用透光性フィルムの一例を示
したもので、この画像記録用透光性フィルム1は、画像
形成装置による画像形成が可能な記録層を表面に設けて
なる透明な可撓性フィルム基板2の左側および前部の側
端縁に、赤外線吸収剤および紫外線吸収剤を含む透明な
被覆層3を設けて構成されている。
【0012】このような画像形成装置による画像形成が
可能な記録層を表面に設けてなる透明な可撓性フィルム
基板2は、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリブチレン
テレフタレ−ト、ポリスチレン、ポリメタクリレ−ト、
ポリカ−ボネ−ト、セロハン、酢酸セルロ−スなどの各
種プラスチックフィルムが使用される。
【0013】また、被覆層3は、波長400〜700n
mの可視部において透明であることを必要とするため、
可撓性フィルム基板2の可視光透過能力の5割以上の可
視光透過能力を有している必要があり、さらに、画像形
成装置での画像形成の際に画像記録用透光性フィルム1
の存在、種別、表裏や位置などの確認を必要とするた
め、赤外線および紫外線の透過能力は可撓性フィルム基
板2の可視光透過能力の4割以下であることが好まし
く、このような赤外線吸収剤および紫外線吸収剤を含む
被覆層3は、目でよく見るとその存在が分かる程度で、
ほとんど目に見えないため、画像記録用透光性フィルム
1は全体が透明となる。
【0014】しかして、この画像記録用透光性フィルム
1では、赤外線あるいは紫外線検出装置を備えた画像成
形装置で画像を形成するとき、赤外線吸収剤および紫外
線吸収剤を含む被覆層3が検出され、画像記録用透光性
フィルム1の存在が確認される。
【0015】その結果、従来の可視域で不透明な部分な
どを設けたOHPシ−トと同様に、画像記録用透光性フ
ィルム1の供給から画像形成さらに排出まで全て自動的
に行われる。また、画像形成後、投影機により投影する
ときは、記録した画像のみが投影され、従来のOHPシ
−トのように可視光を透過しない部分が、投影によって
記録した画像とは無関係な影となって表示されることも
なく、鮮明な画像が投影されて画像全体としての美観が
良好になる。
【0016】特に、被覆層3には赤外線吸収剤とともに
紫外線吸収剤が含まれているため、紫外線に対する耐久
性が劣ることがなく、紫外線にさらされても変色した
り、色褪せたりせず、赤外線吸収効果が減少したりする
こともない。
【0017】このような赤外線吸収剤および紫外線吸収
剤を含む被覆層3の形成は、赤外線吸収剤および紫外線
吸収剤を、結合剤樹脂、溶剤およびその他の必要成分と
ともに混合分散して、赤外線吸収剤および紫外線吸収剤
を含む塗料を調製し、たとえば、図1に示す画像記録用
透光性フィルム1の場合は、この塗料を可撓性フィルム
基板2の左側および前部の側端縁に塗布、乾燥して形成
される。
【0018】ここで、被覆層3を形成する際、赤外線吸
収剤および紫外線吸収剤とともに、熱溶解性有機物粉末
を併用して熱溶解性有機物粉末を含む被覆層3を形成す
ると、画像記録用透光性フィルム1が画像形成装置を通
る際、サ−マルヘッドや感熱ロ−ルに接して被覆層3に
含有された熱溶解性有機物粉末が溶解し、赤外線透過率
が増加する。
【0019】しかして、被覆層3に含有された熱溶解性
有機物粉末の溶解による赤外線透過率の増加によって、
赤外線吸収剤を含む被覆層3を形成した画像記録用透光
性フィルム1は、画像形成装置を通ったか否かが判別さ
れ、画像形成装置の機構でもって、一度通った画像記録
用透光性フィルム1が、再度通ろうとすると紙詰まりが
起こるようにしておけば、感光ドラム等にオイルが付着
したりして画像形成装置を破損したりするのを未然に防
止することができる。
【0020】従って、被覆層3に赤外線吸収剤および紫
外線吸収剤とともに熱溶解性有機物粉末を含む画像記録
用透光性フィルム1は、供給から画像形成さらに排出ま
で全て自動的に行われ、画像形成後、投影機により投影
するときは、記録した画像のみが投影され、紫外線に対
する耐久性に優れるとともに、画像形成装置の機構でも
って、一度通った画像記録用透光性フィルム1が再度画
像形成装置を通らないようにすることができる。
【0021】このような被覆層3に含有させる熱溶解性
有機物粉末としては、融点が50〜150℃で、粒径が
0.1〜30μmさらには1〜5μmのものが好ましく使
用され、融点が40℃以下のものではブロッキングの原
因となり、150℃より高いものはサ−マルヘッドや感
熱ロ−ルに接したときに充分に溶解しない。このような
熱溶解性有機物粉末の具体例としては、たとえば、低分
子量ポリエチレン等のワックスが好適なものとして使用
される。
【0022】また、このような熱溶解性有機物粉末を含
有させる被覆層3は、熱溶解性有機物粉末の粒径が、被
覆層3の平均厚みの1/10以上で5倍以下であること
が必要で、1/5以上で2倍以下であることが好まし
く、粒径が被覆層3の平均厚みの1/10以下であると
被覆層3表面の凹凸が少なくなって充分な光散乱が生ぜ
ず、5倍以上であると加熱による被覆層3の平滑化が困
難になり透明性が低下する。このような被覆層3におけ
る熱溶解性有機物の含有量は全固形成分に対して10〜
50重量%とするのが好ましい。
【0023】さらに、画像記録用透光性フィルム1にお
ける被覆層3を目視で確認することが必要な場合は、極
く少量の有色色素を被覆層3に含有させてもよく、この
ように有色色素を含有させると画像記録用透光性フィル
ム1の表裏が判別しやすくなる。この場合、不透明度を
60%未満とすれば、投影機により投影するとき、従来
の可視域で不透明な部分などを設けたOHPシ−トに比
較し、被覆層の影は淡く映るにとどまり、画像全体とし
ての美観を損なうこともない。
【0024】被覆層3に含有させる着色色素としては、
染料および顔料のいずれも使用することができ、たとえ
ば、ニトロソ系染料、アゾ系染料、スチルベン系染料、
ジフェニルメタン系染料、キノリン系染料、チアゾ−ル
系染料、インドフェノ−ル系染料、アジン系染料、アン
トラキノン系染料、フタロシアニン系染料、硫化染料な
ど一般的な染料が使用される。
【0025】また、被覆層3に使用される、赤外線吸収
剤としては、アントラキノン系化合物、金属錯体系化合
物、アミニウム系化合物、ジイモニウム系化合物、シア
ニン系化合物、ベンゾピリリウム系化合物などが使用さ
れ、紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系化合物、
ベンゾトリアゾ−ル系化合物、蓚酸アニリド系化合物、
シアノアクリレ−ト系化合物、トリアジン系化合物、サ
リチル酸系化合物、セリウム系化合物などの可視部以外
に吸収ピ−クをもつ化合物が使用される。
【0026】さらに、結合剤樹脂としては、ポリエステ
ル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、ポリウ
レタン系樹脂、ポリビニルブチラ−ル系樹脂、フェノキ
シ系樹脂、アクリル系樹脂などが使用される。
【0027】また、溶剤としては、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン、トル
エン、キシレン、ブチルセルロ−ス、テトラヒドロフラ
ン、水、イソプロピルアルコ−ル、プロパノ−ル、エタ
ノ−ル、メタノ−ルなどが使用される。
【0028】この他、被覆層3には、帯電防止剤、マッ
ト材、架橋剤、研磨剤などを必要に応じて添加使用して
もよい。
【0029】なお、このような被覆層3の形成は、可撓
性フィルム基板2の左側および前部の側端縁に限らず、
全体であっても、あるいは可撓性フィルム基板2の異な
る位置であってもよく、可撓性フィルム基板2の少なく
とも一部に形成すればよい。また、この被覆層3は可撓
性フィルム基板2の表裏両面のいずれに設けてもよく、
可撓性フィルム基板2と画像形成装置による画像形成が
可能な記録層との間に介在させてもよい。
【0030】さらに、以上の実施例では、画像形成装置
による画像形成が可能な記録層を設けた可撓性フィルム
基板上に、赤外線吸収剤および紫外線吸収剤、さらに必
要に応じて熱溶解性有機物粉末、有色色素などを含む透
明な被覆層を設けた場合について説明したが、赤外線吸
収剤や紫外線吸収剤、さらに熱溶解性有機物粉末、有色
色素などは、可撓性フィルム基板上に画像形成装置によ
る画像形成が可能な記録層を設けた画像記録用透光性フ
ィルム内に含有させてもよく、この場合は、可撓性フィ
ルム基板あるいは記録層のいずれに含有させてもよく、
可撓性フィルム基板と記録層の両者に含有させてもよ
い。
【0031】
【実施例】次に、この発明の実施例について説明する。 実施例1 NK−124(日本感光色素研究所社製;赤外線吸収剤、シ 0.1重量部 アニン系化合物) NK−2674(日本感光色素研究所社製;赤外線吸収剤、 0.1 〃 ベンゾピリリウム系化合物) IRG−002(日本化薬社製;赤外線吸収剤、アミニウム 0.1 〃 系化合物) IRG−022(日本化薬社製;赤外線吸収剤、ジイモニウ 0.1 〃 ム系化合物) SIR−130(三井東圧染料社製;赤外線吸収剤、金属錯 0.1 〃 体系化合物) SIR−159(三井東圧染料社製;赤外線吸収剤、金属錯 0.1 〃 体系化合物) UnivulD50(BASF社製;紫外線吸収剤) 0.1 〃 UnivulN35(BASF社製;紫外線吸収剤) 0.1 〃 UVA−633L(BASF社製;紫外線吸収剤) 0.1 〃 バイロンRV290(東洋紡社製;ポリエステル樹脂) 10 〃 ジオクチルリン酸トリエタノ−ルアミン塩(帯電防止剤) 0.2 〃 メチルエチルケトン 100 〃 この組成物を混合分散して赤外線紫外線吸収塗料を調製
した。
【0032】一方、厚さが100μmで透明なポリエチ
レンテレフタレ−トフィルム表裏面に、トナ−が定着可
能なポリエステル樹脂を5μmの厚さで塗工し、裁断し
てA4サイズのポリエチレンテレフタレ−トフィルムを
得、このA4サイズのポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムの左側端縁および前部端縁表面に、得られた赤外線
紫外線吸収塗料をグラビアロ−ルコ−ト法により、塗
布、乾燥して、厚さ2μmの被覆層を形成し、画像記録
用透光性フィルムをつくった。
【0033】実施例2 実施例1における赤外線紫外線吸収塗料の組成におい
て、新たにビクトリアブル−(東京化成社製;青色染
料)を0.1重量部加えた以外は実施例1と同様にして赤
外線紫外線吸収塗料を調製し、実施例1と同様の方法で
画像記録用透光性フィルムをつくった。
【0034】実施例3 実施例1における赤外線紫外線吸収塗料の組成におい
て、新たにTTO−55(A)(石原産業社製;酸化チ
タン)を0.05重量部加えた以外は、実施例1と同様にし
て赤外線紫外線吸収塗料を調製し、実施例1と同様の方
法で画像記録用透光性フィルムをつくった。
【0035】実施例4 実施例1における赤外線紫外線吸収塗料の組成におい
て、新たに熱溶解性有機物粉末(住友精化社製;フロ−
ビ−ズ)を3重量部加え、ジオクチルリン酸トリエタノ
−ルアミン塩を省き、バイロンRV290に代えてポリ
ビニルブチラ−ル樹脂を8.8重量部使用し、メチルエチ
ルケトンに代えてシクロヘキサノン4.5重量部とトルエ
ン5重量部とを使用した以外は実施例1と同様にして赤
外線紫外線吸収塗料を調製した。また、実施例1におけ
る画像記録用透光性フィルムの作成において、被覆層の
厚みを2μmから6μmに変更した以外は、実施例1と
同様にして画像記録用透光性フィルムをつくった。
【0036】比較例1 実施例1における赤外線紫外線吸収塗料の組成におい
て、UnivulD50UnivulN35およびUV
A−633Lを省いた以外は、実施例1と同様にして赤
外線吸収塗料を調製し、実施例1と同様の方法で画像記
録用透光性フィルムをつくった。
【0037】比較例2 比較例1における赤外線吸収塗料の組成において、新た
にビクトリアブル−(東京化成社製;青色染料)を0.1
重量部加えた以外は比較例1と同様にして赤外線吸収塗
料を調製し、比較例1と同様の方法で画像記録用透光性
フィルムをつくった。
【0038】比較例3 比較例1における赤外線吸収塗料の組成において、新た
にTTO−55(A)(石原産業社製;酸化チタン)を
0.05重量部加えた以外は、比較例1と同様にして赤外線
吸収塗料を調製し、実施例1と同様の方法で画像記録用
透光性フィルムをつくった。
【0039】比較例4 実施例4における赤外線紫外線吸収塗料の組成におい
て、UnivulD50UnivulN35およびUV
A−633Lを省いた以外は、実施例4と同様にして赤
外線吸収塗料を調製し、実施例4と同様の方法で画像記
録用透光性フィルムをつくった。
【0040】なお、図2ないし図6は、上記各赤外線吸
収剤および紫外線吸収剤の吸光度曲線を示したものであ
る。
【0041】上記各実施例および比較例で得られた画像
記録用透光性フィルムについて、波長500nmの可視
光の透過率を、ユニソク社製;分光光度計により測定し
た結果、いずれも可視光の透過率は90%であった。
【0042】また、各実施例および比較例で得られた画
像記録用透光性フィルムを使用し、画像形成装置(キャ
ノン社製;カラ−レ−ザ−コピア)で画像を形成して記
録したところ、いずれもセットミスが全くなく、画像の
みが記録された画像記録用透光性フィルムが得られた。
【0043】さらに、画像のみが記録された画像記録用
透光性フィルムを使用し、オ−バ−ヘッドプロジェクタ
−で投影したところ、いずれもスクリ−ン上に記録され
た画像のみが鮮明に投影された。
【0044】次に、各実施例および比較例で得られた画
像記録用透光性フィルムおよび参考例(キャノン社製;
カラ−レ−ザ−コピア用OHPフィルム;トランスペア
レンシ−)を、ATLAS社製;Ci65 Wethe
r−ometer(45℃,湿度50%)に48時間入
れて、紫外線照射前後の波長950nmの赤外線の透過
率を測定し、さらにコピ−機に通したときにフィルムと
して判別されるかどうか(作用性)を調査した。作用性
については、判別される場合を(○)、判別できない場
合(×)として評価した。
【0045】また、各実施例および比較例で得られた画
像記録用透光性フィルムおよび参考例について、投影時
の美観を観察し、さらに、実施例2および比較例2で得
られた画像記録用透光性フィルムおよび参考例につい
て、目視で被覆層を確認可能かどうかを調べ、実施例3
および比較例3で得られた画像記録用透光性フィルムお
よび参考例について、一度コピ−機に通したシ−トを再
度コピ−機に通したときに紙詰まりを起こすかどうかを
調べて再コピ−防止効果を試験した。投影時の美観は、
良好な場合を(○)、見苦しい場合を(×)として評価
し、また、被覆層の目視での確認は、確認できる場合を
(○)、確認できない場合を(×)として評価し、さら
に、再コピ−防止効果は、紙詰まりを起こして再コピ−
が不可能である場合を(○)、紙詰まりを起こさず再コ
ピ−できる場合を(×)として評価した。下記表1およ
び表2はその結果である。
【0046】
【0047】
【0048】
【発明の効果】以上の説明および上記表1および表2か
ら明らかなように、この発明で得られた画像記録用透光
性フィルム(実施例1〜4)は、従来の画像記録用透光
性フィルム(比較例1〜4)に比し、紫外線照射後も赤
外光吸収効果の劣化が少なく、また、染料の色褪せもな
く、この画像記録用透光性フィルムを使用すれば、画像
形成装置で画像を形成する際、画像記録用透光性フィル
ムのセットミスもなく、画像のみが記録され、さらに、
これをオ−バ−ヘッドプロジェクタ−で投影すると、ス
クリ−ン上に記録された画像のみが鮮明に投影されるこ
とがわかる。 また、熱溶解性有機物粉末を使用したこ
の発明の画像記録用透光性フィルム(実施例4)は、再
コピ−を完全に防止することができ、感光ドラム等にオ
イルが付着したりして画像形成装置を破損したりするの
を未然に防止することができる透光性フィルムであるこ
とがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明で得られる画像記録用透光性フィルム
の一例を示す斜視図である。
【図2】この発明で使用する赤外線吸収剤の吸光度曲線
である。
【図3】この発明で使用する他の赤外線吸収剤の吸光度
曲線である。
【図4】この発明で使用する他の赤外線吸収剤の吸光度
曲線である。
【図5】この発明で使用する紫外線吸収剤の吸光度曲線
である。
【図6】この発明で使用する他の紫外線吸収剤の吸光度
曲線である。
【符号の説明】
1 画像記録用透光性フィルム 2 フィルム基板 3 被覆層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/40 (72)発明者 末吉 俊信 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 亀山 博隆 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光を透過する可撓性フィルム基板の
    表面に画像形成装置による画像形成が可能な記録層を設
    けた画像記録用透光性フィルムの少なくとも一部が、2
    50〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつととも
    に700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをも
    ち、かつ赤外線透過率が40%以下であることを特徴と
    する画像記録用透光性フィルム
  2. 【請求項2】 画像記録用透光性フィルムの250〜4
    00nmの波長領域に吸収ピ−クをもつとともに700
    〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをもち、かつ赤
    外線透過率が40%以下である少なくとも一部が、25
    0〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつ吸収剤お
    よび700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをも
    つ吸収剤を含む画像記録用透光性フィルムの少なくとも
    一部である請求項1記載の画像記録用透光性フィルム
  3. 【請求項3】 可視光を透過する可撓性フィルム基板の
    表面に画像形成装置による画像形成が可能な記録層を設
    けた画像記録用透光性フィルムの少なくとも一部に、2
    50〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつととも
    に700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをも
    ち、かつ赤外線透過率が40%以下の被覆層を設けたこ
    とを特徴とする画像記録用透光性フィルム
  4. 【請求項4】 250〜400nmの波長領域に吸収ピ
    −クをもつとともに700〜1200nmの波長領域に
    吸収ピ−クをもち、かつ赤外線透過率が40%以下の被
    覆層が、250〜400nmの波長領域に吸収ピ−クを
    もつ吸収剤および700〜1200nmの波長領域に吸
    収ピ−クをもつ吸収剤を含む被覆層である請求項3記載
    の画像記録用透光性フィルム
  5. 【請求項5】 可視光を透過する可撓性フィルム基板の
    表面に画像形成装置による画像形成が可能な記録層を設
    けた画像記録用透光性フィルムの少なくとも一部が、2
    50〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつととも
    に700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをも
    ち、かつ赤外線透過率が40%以下で、加熱した後の赤
    外線透過率が50%以上であることを特徴とする画像記
    録用透光性フィルム
  6. 【請求項6】 画像記録用透光性フィルムの250〜4
    00nmの波長領域に吸収ピ−クをもつとともに700
    〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをもち、かつ赤
    外線透過率が40%以下で、加熱した後の赤外線透過率
    が50%以上である少なくとも一部が、250〜400
    nmの波長領域に吸収ピ−クをもつ吸収剤および700
    〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをもつ吸収剤と
    ともに熱溶解性有機物粉末を含む画像記録用透光性フィ
    ルムの少なくとも一部である請求項5記載の画像記録用
    透光性フィルム
  7. 【請求項7】 可視光を透過する可撓性フィルム基板の
    表面に画像形成装置による画像形成が可能な記録層を設
    けた画像記録用透光性フィルムの少なくとも一部に、2
    50〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつととも
    に700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クをも
    ち、かつ赤外線透過率が40%以下で、加熱した後の赤
    外線透過率が50%以上の被覆層を設けたことを特徴と
    する画像記録用透光性フィルム
  8. 【請求項8】 250〜400nmの波長領域に吸収ピ
    −クをもつとともに700〜1200nmの波長領域に
    吸収ピ−クをもち、かつ赤外線透過率が40%以下で、
    加熱した後の赤外線透過率が50%以上の被覆層が、2
    50〜400nmの波長領域に吸収ピ−クをもつ吸収剤
    および700〜1200nmの波長領域に吸収ピ−クを
    もつ吸収剤とともに熱溶解性有機物粉末を含む被覆層で
    ある請求項7記載の画像記録用透光性フィルム
  9. 【請求項9】 250〜400nmの波長領域に吸収ピ
    −クをもつ吸収剤が紫外線吸収剤であり、波長700〜
    1200nmの波長領域に吸収ピ−クをもつ吸収剤が赤
    外線吸収剤である請求項2、請求項4、請求項6または
    請求項8記載の画像記録用透光性フィルム
  10. 【請求項10】 被覆層が、不透明度が60%未満の着
    色された被覆層である請求項3、請求項4、請求項7ま
    たは請求項8記載の画像記録用透光性フィルム
  11. 【請求項11】 被覆層が、可撓性フィルム基板の可視
    光透過能力の5割以上の可視光透過能力を有する被覆層
    である請求項3、請求項4、請求項7、請求項8または
    請求項10記載の画像記録用透光性フィルム
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018021272A1 (ja) * 2016-07-28 2019-04-04 富士フイルム株式会社 保護膜形成用の樹脂組成物および保護膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2018021272A1 (ja) * 2016-07-28 2019-04-04 富士フイルム株式会社 保護膜形成用の樹脂組成物および保護膜
TWI778969B (zh) * 2016-07-28 2022-10-01 日商富士軟片股份有限公司 保護膜形成用的樹脂組成物及保護膜

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