JPH08114944A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

Info

Publication number
JPH08114944A
JPH08114944A JP6249327A JP24932794A JPH08114944A JP H08114944 A JPH08114944 A JP H08114944A JP 6249327 A JP6249327 A JP 6249327A JP 24932794 A JP24932794 A JP 24932794A JP H08114944 A JPH08114944 A JP H08114944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
toner
resin
molecular weight
styrene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6249327A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Unno
幹夫 海野
Hirobumi Oda
博文 尾田
Toshiyuki Sueyoshi
敏行 末吉
Noriaki Takahashi
徳明 高橋
Osamu Ando
修 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP6249327A priority Critical patent/JPH08114944A/ja
Publication of JPH08114944A publication Critical patent/JPH08114944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ゲルろ過クロマトグラムにおける分子量ピー
クを3,000〜60,000に有する低分子量体及び
分子量ピーク又はショルダーを80,000〜2,00
0,000に有する高分子量体から成る樹脂、着色剤、
並びに一般式(I) 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 はそれぞれ水素原
子、置換基を有していてもよいアルキル基、又は置換基
を有していてもよいアラルキル基を表し、Aは置換基を
有していてもよい芳香族環残基を表す)で表される化合
物を含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。 【効果】 本発明のトナーを使用することにより、定着
特性に優れており、画像品質、画像濃度、カブリ等が良
好で、且つ長時間連続してコピーした場合にも画像品
質、画像特性の変化が少なく、安定した性能を示し、更
に高温での貯蔵安定性能が良好であるなど多大な工業的
利益を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真法、静電記録等
において使用される静電荷像現像用トナー及び現像剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子複写機等で使用される現像剤は、そ
の現像工程において、例えば静電荷像が形成されている
感光体等の像担持体に一旦付着され、次に転写工程にお
いて感光体から転写紙に転写された後、定着工程におい
てコピー紙面に定着される。その際、潜像保持面上に形
成される静電荷像を現像するための現像剤として、キャ
リアとトナーから成る二成分系現像剤及びキャリアを必
要としない一成分系現像剤(磁性トナー、非磁性トナ
ー)が知られている。
【0003】該現像剤に含有されるトナーとしては、正
荷電性トナーと負荷電性トナーがあり、従来より正荷電
性トナーに帯電性を付与するものとしては、ニグロシン
系染料、4級アンモニウム塩化合物等、また負荷電性ト
ナーに帯電性を付与するものとしては含金染料等の帯電
制御剤やキャリアに所定の帯電性を付与するコーティン
グ剤等が知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来ト
ナーを用いて複写機などで繰り返しコピーしてトナー性
能を評価した場合、画像濃度が安定しなかったり、カブ
リの悪化があったりして画像特性の安定性が悪く、複写
機内部を汚染するナー飛散が多く発生するなどの問題が
あった。
【0005】従って、本発明の第1の目的は、画像特性
が良好で、画質に優れたトナーを提供することにある。
第2の目的は、連続的にコピーしても画像特性が安定し
ており、機内の汚染が少ないなどの耐久性能に優れたト
ナーを提供することにある。第3の目的は、温度、湿度
などが変わった場合でも画像濃度、カブリなどの画像特
性の変化が小さい環境依存性の良いトナーを提供するこ
とにある。第4の目的は高温度で長時間貯蔵保管した場
合でもトナーが固まることなく、貯蔵安定性に優れたト
ナーを提供することにある。第5の目的は、コピー紙な
どに対する定着特性の優れたトナーを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らが種々鋭意検
討した結果、特定の分子量分布を有する樹脂と特定の帯
電制御剤より成るトナーによりトナー性能が改善できる
ことを見い出して、本発明に到達した。すなわち本発明
の要旨は、ゲルろ過クロマトグラム(以下GPCとい
う)における分子量ピークを3,000〜60,000
に有する低分子量体及び分子量ピーク又はショルダーを
80,000〜2,000,000に有する高分子量体
から成る樹脂、着色剤、並びに一般式(I)
【0007】
【化2】
【0008】(式中、R1 、R2 、R3 及びR4 はそれ
ぞれ水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、
又は置換基を有していてもよいアラルキル基を表し、A
は置換基を有していてもよい芳香族環残基を表す)で表
される化合物を含有することを特徴とする静電荷像現像
用トナーに存する。以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明で用いる樹脂としてはトナーに適し
た公知の種類のものが使用できる。スチレン系樹脂(ス
チレンまたはスチレン置換体を含む単重合体又は共重合
体)としては、例えば、ポリスチレン、ポリクロロスチ
レン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−クロロス
チレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重
合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−アク
リル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル
共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチ
レン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル
酸オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル
共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合
体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル
酸ブチル共重合体及びスチレン−メタクリル酸フェニル
共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル
共重合体及びスチレン−アクリロニトリル−アクリル酸
エステル共重合体などがある。
【0010】ポリエステル樹脂としては、公知の飽和、
不飽和のものから任意に使用でき、組成としては多価ア
ルコールと多塩基酸よりなり、必要に応じてこれら多価
アルコール及び多塩基酸の少なくとも一方が3価以上の
多官能性単量体を含有する単量体組成物を重合すること
により得られる。エポキシ系樹脂としては、例えばビス
フェノールAとエピクロルヒドリンとの重縮合物の汎用
エポキシ樹脂、カルボン酸、フェノール、ジアリールス
ルホンアミド等で変性された変性エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂とエポキシ樹脂をブレンドしたエポキシ樹脂な
どがある。
【0011】その他の樹脂として、塩化ビニル樹脂、ロ
ジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン
−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂、並びにポリカーボネート樹脂等が
ある。
【0012】本発明に用いるのに好ましい樹脂はスチレ
ン系樹脂、ポリエステル樹脂及びエポキシ樹脂等を主成
分(好ましくは50重量%以上)とするものである。ま
た、樹脂は単独に使用するに限らず、2種以上併用する
ことができ、本発明に用いる樹脂としてはスチレン系樹
脂を主成分(好ましくは50%以上)とするものが特に
好ましい。
【0013】スチレン系樹脂の構造単位となるスチレン
系モノマーの具体例としてはスチレン、o−メチルスチ
レン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−
メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチ
ルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−
ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−
オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−
デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メト
キシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチ
レン、3,4−ジクロルスチレンなどを挙げることがで
きる。この内スチレンが最も好ましい。前記スチレン系
モノマーと共に樹脂を構成する構造単位を与えるものと
してはアクリル酸アルキルエステルモノマー、メタアク
リル酸アルキルエステルモノマー等のいわゆるアクリル
系モノマーが好ましく、その具体例としてはアクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、ア
クリル酸iso−ブチル、アクリル酸エチルヘキシル、
メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタク
リル酸n−ブチル、メタクリル酸iso−ブチル、メタ
クリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリル等があり、
特にアクリル酸n−ブチル、アクリル酸エチルヘキシ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸ラウリルが
好ましい。
【0014】本発明に用いる樹脂は、低分子量体と高分
子量体を混合したものであってもよい。低分子量体とし
ては、スチレン50〜100重量部、並びにアクリル酸
アルキルエステル及び/またはメタクリル酸アルキルエ
ステル50〜0重量部を重合させたスチレン系共重合体
が好ましい。高分子量体としては、スチレン40〜95
重量部、並びにアクリル酸アルキルエステル及び/また
はメタクリル酸アルキルエステル60〜5重量部を重合
させたスチレン系共重合体が好ましい。なお、トナー中
の樹脂におけるこれらモノマー含有量はGPCにより、
低分子量体、高分子量体を分取して分析することにより
知ることもできる。
【0015】更に、樹脂はGPCにおける分子量分布で
2つ以上のピークを有するものであり、或いは、架橋剤
等を用いて一部を架橋したものでもよい。本発明で用い
る樹脂又はトナー中の樹脂はGPC分子量ピーク(L
p)を3,000〜60,000に少なくとも1つ有
し、且つ分子量ピークまたはショルダー(Hp)を8
0,000〜2,000,000に少なくとも1つ有す
ることを特徴とする。低分子量体の分子量ピーク(L
p)が3,000より低いと定着性は良好であるが現像
機内部でトナーのスペントおよび微細化を引き起こし易
く、画質が不良になり、現像剤の耐久性能が悪化する。
また、該分子量ピーク(Lp)が60,000より高い
とトナーのスペントおよび微細化は起こりにくいが、紙
への定着性が不良となり好ましくない。高分子量体の分
子量ピーク(Hp)が80,000より低いと紙へのト
ナーの定着性は良好であるが、ホットオフセット現象が
発生し易く好ましくない。また、該分子量ピーク(H
p)が2,000,000を超えるとホットオフセット
現象は起こりにくくなるが、紙へのトナーの定着性が不
良となり好ましくない。更に本願発明に用いる樹脂はH
p範囲、Lp範囲以外に分子量ピーク又はショルダーを
有していてもよい。なお、樹脂のGPC分子量の測定
は、樹脂をテトラヒドロフランに溶かした可溶分につい
て行なう。
【0016】低分子量体(3,000〜60,000の
範囲にGPC分子量ピークを有する樹脂成分の合計量)
と高分子量体(80,000〜2,000,000に分
子量ピーク又はショルダーを有する樹脂成分の合計量)
の重量比率は30〜85:70〜15であることが好ま
しい。低分子量体の重量比率が85を超えると、トナー
の定着性は良好であるが、ホットオフセット現象が発生
し易く好ましくなく、得られたトナーは脆くなり、現像
機内部でトナーのスペントおよび微細化を起こし易くな
り、長時間使用するとトナー飛散および白地部へのカブ
リが増加する。また、低分子量体の重量比率が、30未
満だと、現像剤の耐久性およびホットオフセット抑制力
は良好であるが、紙へのトナーの定着性が悪化し、好ま
しくない。なお、トナー中の樹脂の上記重量比率は、G
PCクロマトグラムにおける面積比より算出することも
可能である。
【0017】トナーのフロー軟化温度(Tm)としては
80〜150℃程度がよく、更には90〜140℃程度
が好ましい。80℃未満では紙への定着温度は低くて良
好であるが、ホットオフセットが発生しやすく、またト
ナーが現像槽内部で破砕されやすくなりキャリア表面、
ドクターブレードにトナーが固着するスペント現象が発
生し、帯電特性の悪化を引き起こし、ひいては現像剤の
耐久性能の悪化を招き問題がある。また、150℃より
高いと定着温度紙への定着温度が高く、またトナー粉砕
性が悪い等の問題がある。
【0018】トナーのガラス転移温度(Tg)は45℃
程度以上が好ましく、45℃未満では40℃の高温で長
時間トナーを放置した場合にトナーの固い凝集或いは固
着を招くなど保存安定性が悪く、また、外添工程でトナ
ー凝集物を生成し易い、更に篩別装置のスクリーン、側
壁等に付着し凝集物を生成し易いなどの使用上の問題が
ある。
【0019】また、樹脂の製造は公知の溶液重合、懸濁
重合、塊状重合、乳化重合等により行なえばよいが、定
着時のトナー臭気の面より、樹脂中の残存モノマー量及
び残存溶剤量等の軽沸物成分の総量は1,000ppm
以下、より好ましくは500ppm以下がよい。更に本
発明のトナーは一般式(I)
【0020】
【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 はそれぞれ水素原
子、置換基を有していてもよいアルキル基、または置換
基を有していてもよいアラルキル基を表し、Aは置換基
を有していてもよい芳香族環残基を表す)で表される化
合物を含有する。
【0021】本発明の静電荷像現像用帯電制御剤は一般
式(I)で示される化合物である。R1 、R2 、R3
びR4 の具体例を挙げれば水素原子;メチル基、エチル
基、n−プロピル基、iso−プロピル基、ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデ
シル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシ
ル基、ヘプタデシル基、ステアリル基、ノナデシル基、
エイコシル基、ドコシル基、テトラコシル基等のアルキ
ル基;水酸基置換アルキル基、ハロゲン基置換アルキル
基、アルコキシル基置換アルキル基等の置換アルキル
基;ベンジル基、フェネチル基等のアラルキル基;低級
アルキル(好ましくは炭素数6以下)基置換アラルキル
基、ニトロ基置換アラルキル基、ハロゲン基置換アラル
キル基等の置換アラルキル基が挙げられ、中でも、置換
基を有していてもよい炭素数16以下のアルキル基、ベ
ンジル基、低級アルキル基置換ベンジル基、ニトロ基置
換ベンジル基、ハロゲン基置換ベンジル基が好ましい。
アルキル基としては更に炭素数12以下のものが好まし
く、また無置換であることが好ましい。具体的にはブチ
ル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基が好ましく、
n−ブチル基、n−オクチル基が特に好ましい。更には
2 、R3 及びR4 が同じ基であることが好ましい。
【0022】Aは、置換基を有していてもよい芳香族環
残基を表わし、フェニレン基、ナフチレン基、アンスリ
レン基等のアリーレン基が挙げられ、特にフェニレン基
及びナフチレン基が好ましい。これらは置換基を有して
いても良く、置換基としては、アルキル基、水酸基、ア
ミノ基、アルキルアミノ基またはハロゲン基が挙げら
れ、特に水酸基が好ましい。
【0023】上記一般式(I)で表わされる化合物の中
で、本発明の静電荷像現像用トナーに含有せしめるのに
好適なものの具体例としては、下記の構造式で表わされ
る化合物を挙げることができるが、これらに限定される
ものではない。例示化合物
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】
【表6】
【0030】
【表7】
【0031】上記一般式(I)で表される化合物はその
製造方法によらず、本発明に用いることができるが、以
下にその具体的製造方法の一例を説明する。上記一般式
(I)で表わされる化合物は、一般には例えば一般式
(II)
【0032】
【化4】 で表わされるハロゲン化四級アンモニウム塩化合物を、
一般式(III)
【0033】
【化5】
【0034】(式中、Aは上記一般式(I)におけると
同意義、Yはナトリウム、カリウム等のアルカリ金属を
表わす。)と水中、もしくはアルコール中で例えば50
〜70℃程度に加温して反応させることにより得られ
る。
【0035】本発明のトナーには、上記一般式(I)で
表される化合物以外にトナーの帯電性を調整する目的
で、正荷電性帯電制御剤であるニグロシン系染料、第4
アンモニウム塩、トリアミノトリフェニルメタン系化合
物、およびイミダゾール化合物等、負荷電性帯電制御剤
である含金アゾ系染料、サリチル酸金属化合物、および
アルキルサリチル酸金属化合物等の公知の帯電制御剤を
適量添加してもよい。その添加量は上記一般式(I)で
表される化合物より少ないことが好ましく、具体的には
1/2以下が好ましい。
【0036】本発明で用いる着色剤としては、従来から
用いられるものであれば特に制限されるものではなく、
任意の適当な顔料、または染料が使用できる。例えば、
酸化チタン、亜鉛華、アルミナホワイト、炭酸カルシウ
ム、紺青、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、
フタロシアニングリーン、ハンザイエローG、ローダミ
ン系洗顔料、クロムイエロー、キナクリドン、ベンジジ
ンイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタン系染
料、アントラキノン染料、モノアゾ及びジアゾ系染顔料
などを単独でまたは混合して用いる。着色剤の含有量
は、現像により可視像を形成することができるようにト
ナーを着色するのに十分な量あればよく、例えば樹脂1
00重量部に対して着色剤1〜20重量部とするのが好
ましい。
【0037】この他、トナー中には熱特性、物理特性等
を調整する目的で各種可塑剤、オレフィンワックス等の
助剤を添加することも可能である。それらの添加量は樹
脂100部に対し0.1〜10重量部が好ましい。さら
に、トナー中にチタニア、アルミナ、シリカ、マグネタ
イト等の微粉末を添加し、これらでトナー粒子表面を被
覆することによってトナーの流動性、耐凝集性の向上を
図ることができる。その添加量はトナー粒子100重量
部に対して0.01〜8重量部がよく、更には0.05
〜5重量部が好ましい。
【0038】また、本発明のトナーを2成分系現像剤に
用いる場合には、キャリアと混合して用いればよく、現
像剤中のキャリアとトナーの含有比は100:1〜10
重量部が好ましい。キャリアとしては、粒径10〜20
0μm程度がよく、コアとしては鉄粉、フェライト粉、
マグネタイト粉、磁性樹脂粒子、及び非磁性の金属合
金、金属酸化物等の従来から公知のものが使用できる。
また、これらの表面に公知のシリコーン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、フッ素系樹脂、塩ビ系樹脂など、あるいはこ
れら樹脂の混合物をコーティングしてもよい。また、本
発明のトナーは、マグネタイト等の磁性物を含有した磁
性一成分トナー、或いは磁性物を含有しない非磁性一成
分トナー等のキャリアを使用しない一成分系現像剤とし
ても用いることができる。
【0039】トナー粒子の製造方法は、従来から用いら
れている各種のトナー製造方法が適用できるが、例えば
一般的製造法として次の例が挙げられる。まず、樹脂、
着色剤及び帯電制御剤等を公知の混合機で均一に分散す
る。次いで分散物を密閉式ニーダー或いは1軸又は2軸
押出機等で溶融混練し、冷却後、粉砕し、分級する。混
練機は、連続生産できる等の優位性から、近年は1軸又
は2軸押出機が主流であり、例えば、神戸製鋼所社製K
TK型2軸押出機、東芝機械社製TEM型2軸押出機、
ケイ・シー・ケイ社製2軸押出機、池貝鉄工社製PCM
型2軸押出機、ブス社製コニーダー等が用いられる。ト
ナーの平均粒径は3〜20μmが好ましい。更にトナー
に外添処理する場合には、分級トナーと外添剤を高速攪
拌機等で撹拌・混合すればよい。
【0040】本明細書で使用する樹脂の各試験方法を以
下に説明する。 〔分子量測定方法〕分子量分布のピーク位置分子量は、
ゲルパーミションクロマトグラフィーにより次の条件で
測定することができる。
【0041】すなわち、温度40℃において溶媒(テト
ラヒドロフラン)を毎分0.5ml又は1mlの流速で
流し、濃度0.1重量%のテトラヒドロフラン試料溶液
を試料重量として100μl注入して測定する。また、
試料の分子量測定に当たっては、該試料の有する分子量
分布が、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作製
された検量線の分子量の対数とカウント数が直線となる
範囲内に包含される測定条件を選択する。また、本測定
に当たり、測定の信頼性は上述の測定条件で行ったNB
S706ポリスチレン標準試料(Mw=28.8×10
4 、Mn=13.7×104 、Mw/Mn=2.11)
のMw/Mnが2.11±0.10となることにより確
認し得る。測定用カラム例:PL社製GPCカラム P
Lgel10μ Mixed type(内径7.5m
m×長さ30cm 二本連結)トナー中のバインダー樹
脂の分子量も同様に測定できる。
【0042】[ガラス転移温度:Tg]示差熱分析計
(島津製作所社製DTA−40)において、昇温速度1
0℃/分の条件で測定した曲線の転移(変曲)開始部に
接線を引き、その交点の温度をガラス転移温度とする。
【0043】[軟化温度:Tm]フローテスター(島津
製作所社製CFT−500)において、試料1gをノズ
ル1mm×10mm、荷重30kg、予熱時間50℃で
5分、昇温速度3℃/分の条件下で測定を行い、フロー
開始から終了までの距離の中間点の温度を軟化点とす
る。
【0044】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例
により何等制限されるものではない。なお、下記実施例
中、単に「部」とあるのはいずれも「重量部」を意味す
るものとする。 <実施例1>
【0045】
【表8】 ・スチレン系樹脂A(非架橋型) 100部 ・着色剤 カーボンブラックMA−100(三菱化学(株)) 6部 ・帯電制御剤 化合物No(8) 2部 ・ワックス ビスコール550P(三洋化成工業(株)) 2部
【0046】を配合し、連続押出機を用いて混練後、粉
砕、分級して平均粒子径10μmの粉体を得た。この粉
体100部にシリカ(日本アエロジル(株)R972)
0.15部とマグネタイト粉(戸田工業(株)EPT−
1000)0.3部をスーパーミキサーで撹拌・混合し
て黒色トナーを得た(トナーのTm=132℃、Tg=
62℃)。このトナー4部とシリコーン樹脂で表面被覆
された平均粒子径100μmのフェライトキャリア96
部を撹拌・混合して現像剤を作製した。この現像剤を有
機光導電体を感光体とし、熱ロール定着方式の定着機を
装備した40枚/分の複写機で100,000枚の耐久
実写したところ、初期から最後まで画像濃度が高く、カ
ブリが低く、画像特性が安定しており、トナー飛散によ
る機内の汚染もなく良好であった。そして、コピー紙に
定着されたトナーの定着性は良好であり、熱ロール定着
機の汚れもなかった。 <実施例2>
【0047】
【表9】 ・スチレン系樹脂B(非架橋型) 100部
【0048】樹脂をスチレン系樹脂Bに変更した以外は
実施例1と同様に評価したが、画像特性、機内汚染、定
着特性共に良好であった(トナーのTm=130℃、T
g=60℃)。 <実施例3>
【0049】
【表10】 ・スチレン系樹脂C(架橋型) 100部
【0050】樹脂をスチレン系樹脂Cに変更した以外は
実施例1と同様に評価したが、画像特性、機内汚染、定
着特性共に良好であった。また、トナーをボトルに入れ
キャップをした密閉状態で温度50℃、湿度60%RH
の環境下で48時間の高温貯蔵した後、現像剤を作製
し、10,000枚の実写したが、画像特性、機内汚染
共に良好であった(トナーのTm=136℃、Tg=6
5℃)。
【0051】<比較例1> ・帯電制御剤 ボントロンP−51(オリエント化学工業(株)) 2部 帯電制御剤をボントロンP−51に変更した以外は実施
例3と同様に評価したところ、トナーを高温貯蔵した後
の10,000枚実写で、カブリの悪化とトナー飛散が
多く機内汚染があり、問題があった。
【0052】<比較例2> ・帯電制御剤 ボントロンN−09(オリエント化学工業(株)) 2部 帯電制御剤をボントロンN−09に変更した以外は実施
例3と同様に評価したところ、100,000枚の耐久
実写で画像濃度が低く、黒ベタ部の均一性が悪く、細線
・文字の細りがあるなど画像特性に問題があった。
【0053】<比較例3> ・帯電制御剤 コピーブルーPR(ヘキスト社) 2部 帯電制御剤をコピーブルーPRに変更した以外は実施例
3と同様に評価したところ、100,000枚の耐久実
写で画像濃度が低く、黒ベタ部の均一性が悪く、細線・
文字の細りがあるなど画像特性に問題があった。
【0054】
【発明の効果】本発明のトナーを使用することにより、
定着特性に優れており、画像品質、画像濃度、カブリ等
が良好で、且つ長時間連続してコピーした場合にも画像
品質、画像特性の変化が少なく、安定した性能を示し、
更に高温での貯蔵安定性能が良好であるなど多大な工業
的利益を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 333 344 351 (72)発明者 高橋 徳明 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 安藤 修 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化学株式会社横浜総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゲルろ過クロマトグラムにおける分子量
    ピークを3,000〜60,000に有する低分子量体
    及び分子量ピーク又はショルダーを80,000〜2,
    000,000に有する高分子量体から成る樹脂、着色
    剤、並びに一般式(I) 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 及びR4 はそれぞれ水素原
    子、置換基を有していてもよいアルキル基、又は置換基
    を有していてもよいアラルキル基を表し、Aは置換基を
    有していてもよい芳香族環残基を表す)で表される化合
    物を含有することを特徴とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 樹脂の低分子量体と高分子量体の重量比
    率が30〜85:70〜15であることを特徴とする請
    求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 樹脂がスチレン系樹脂、ポリエステル樹
    脂及びエポキシ樹脂から成る群より選択される1種以上
    の樹脂を主成分とするものであることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 R1 、R2 、R3 及びR4 が、それぞれ
    置換基を有していてもよい炭素数16以下のアルキル
    基、ベンジル基、低級アルキル基置換ベンジル基、ニト
    ロ基置換ベンジル基、又はハロゲン基置換ベンジル基で
    あることを特徴とする請求項1乃至3に記載の静電荷像
    現像用トナー。
JP6249327A 1994-10-14 1994-10-14 静電荷像現像用トナー Pending JPH08114944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6249327A JPH08114944A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 静電荷像現像用トナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6249327A JPH08114944A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 静電荷像現像用トナー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08114944A true JPH08114944A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17191363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6249327A Pending JPH08114944A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 静電荷像現像用トナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08114944A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5380616A (en) Toner for developing latent electrostatic images
US5482807A (en) Positively-chargeable toner
JP2000305319A (ja) 電子写真用トナー及びそれを用いた画像形成方法
JPH07104515A (ja) 静電荷像現像用トナー
US20050064311A1 (en) Toner compositions
JP2767840B2 (ja) 静電荷現像用トナー
JPH08114944A (ja) 静電荷像現像用トナー
US5547798A (en) Toner composition and toner with low and high M.W. vinyl polymers
JP4095156B2 (ja) 電子写真用トナー
JP2789254B2 (ja) トナー用樹脂組成物及びこれを用いた静電荷像現像用トナー
JPH07110596A (ja) フラッシュ定着用トナー
JP3097714B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3267515B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JPH0782249B2 (ja) トナー
JP3486712B2 (ja) 乾式二成分現像剤
JP4031180B2 (ja) 静電荷像現像用負極性磁性トナー及び画像形成装置
JP2789217B2 (ja) 電子写真現像剤用樹脂組成物
JP3443979B2 (ja) トナー組成物の製造方法
JPH0812447B2 (ja) トナー及びその製造方法
JPH0693132B2 (ja) 電子写真用トナー
JP3635709B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3347150B2 (ja) 静電荷像現像用トナー
JP3764562B2 (ja) 電子写真用トナー
JPH0774916B2 (ja) 静電荷潜像現像剤
JPH05257323A (ja) 乾式電子写真用トナー