JPH08115836A - 三重比変流器 - Google Patents

三重比変流器

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JPH08115836A
JPH08115836A JP6249652A JP24965294A JPH08115836A JP H08115836 A JPH08115836 A JP H08115836A JP 6249652 A JP6249652 A JP 6249652A JP 24965294 A JP24965294 A JP 24965294A JP H08115836 A JPH08115836 A JP H08115836A
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JP
Japan
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terminals
primary conductor
primary
conductors
container
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JP6249652A
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English (en)
Inventor
Takaharu Kano
敬治 狩野
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一次側で変成比を切り換えることができる変流
器を提供する。 【構成】変流器本体の一次導体1を、4つのヘアピン状
の単位一次導体1A 〜1D により構成し、単位一次導体
1A 〜1D の両端に8個の端子K1'〜K4'及びL1'〜L
4'を設ける。変流器本体を収容する容器3の上端の開口
部を閉じる絶縁性の蓋板23を設ける。蓋板23に一部
を埋設した状態で8本の口出し導体30L1,30L2,…
を設け、各口出し導体の容器3内に位置する端部と一次
導体1の対応する端子とを摺動接触させる。8本の口出
し導体の容器3外に位置する端部に外部端子K1 ,…,
L1 ,L2 ,…L4 を設け、所定の外部端子間を接続バ
ー32により接続することにより、単位一次導体1A 〜
1D を直列、並列または直並列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1:2:4の三重の電
流比をもつ三重比変流器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1:2:4の三重の電流比(一次定格電
流の比)をもつ変流器、例えば、一次定格電流/二次定
格電流が100/5A,200/5A,400/5Aの
3種類の変成比をもつ変流器において、変成比を切り換
える方法としては、一次側で切り換える方法と、二次側
で切り換える方法とがあるが、一次側で変成比を切り換
えようとすると変流器の構造が複雑になるため、従来
は、二次巻線にタップを設けて、該タップを選択するこ
とにより、変成比を切り換えるようにしている。
【0003】図10及び図11は従来の三重比変流器の
構造を示したもので、図10は同変流器を正面から見て
縦断面した正面縦断面図、図11は同変流器を側面から
見て縦断面した側面縦断面図である。
【0004】図10及び図11において、1は一次導体
で、一次導体1は、上下方向に直線的に伸びる第1の直
線部1aと、第1の直線部1aの下端に一端がつながる
弧状の折り返し部1bと、折り返し部1bの他端から上
方に直線的に立上る立上り部1cと、該立上り部1cの
上端から斜め上方に向って第1の直線部1a側に漸近す
るように伸びる傾斜部1dと、該傾斜部1dの上端から
第1の直線部11aに沿うように曲がって上方に第1の
直線部の上端とほぼ同じ位置まで直線的に伸びる第2の
直線部1eとを有して、全体がヘアピン形を呈してい
る。一次導体1は絶縁紙などからなる絶縁層により被覆
され、一次導体1の第1の直線部1a及び第2の直線部
1eを被覆する絶縁層の外周部には電界分布を改善する
ためのシールドリング2が取り付けられている。
【0005】3は金属製の下部タンク4と該下部タンク
4の上端に下端が油密に接続された碍管5とからなる変
流器容器である。下部タンク4の底部に配置された台座
6に傾斜面7a,7aを有する溝7が設けられ、絶縁層
により被覆された一次導体1の下端の折り返し部1bが
該溝7a内に挿入されて傾斜面7a,7bに当接されて
いる。
【0006】絶縁層により被覆された一次導体1の第1
の直線部1aの下端寄りの部分に二次コイルユニット1
0が配置されている。二次コイルユニット10は、同軸
的に配置された複数(図示の例では4個)の環状鉄心に
それぞれ二次コイルを巻回したもので、環状鉄心を一次
導体1と鎖交させた状態で台座6の上に載せられてい
る。二次コイルユニット10は、その上端に配置された
コイル押え11と、下端が台座6に固定されてコイル押
え11を貫通したスタッドボルト12と、スタッドボル
ト12の上端に螺合されたナット13とにより台座6に
固定されている。一次導体1と二次コイルユニット10
とにより変流器本体が構成されている。
【0007】碍管5の上端部寄りの側壁に一次端子15
K及び15Lが取り付けられ、これらの一次端子にそれ
ぞれ一次導体1の一端K(第1の直線部1aの上端)及
び他端L(第2の直線部1eの上端)が接続されてい
る。
【0008】変流器容器3内には絶縁油が充填され、碍
管5の上端を閉じるように油量調節装置16が取り付け
られている。油量調節装置16は、容器内に連通したダ
イアフラムを備えていて、温度変化に伴って生じる容器
内の絶縁油の体積の変化を吸収する。
【0009】下部タンク4の側面には二次端子箱17が
取り付けられ、該二次端子箱内に位置する下部タンクの
側面に油密構造のブッシング18が取り付けられてい
る。二次端子箱17内には二次端子19が設けられ、二
次コイルの各タップがブッシング18の貫通導体を通し
て二次端子19に接続されている。
【0010】図12は、従来の三重比変流器の電気的構
成を示したもので、同図においてW1 は一次コイル、W
2 は二次コイル、Cは鉄心である。図10及び図11に
示された例では一次コイルW1 が1ターンの1次導体か
らなり、二次コイルW2 にはタップT1 〜T4 が設けら
れている。タップT1 〜T4 を選択することにより、例
えば5/100,5/200,5/400の3種類の変
成比を得るようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、二次コ
イルにタップを設けて、二次側で変成比を切り換えるよ
うに構成すると、タップにより鉄心に鎖交するアンペア
ターンが変化するため、電流比が小さいタップでは、変
成誤差が大きくなり、電流の検出精度が悪くなるという
問題があった。変成誤差を小さくするために二次コイル
を巻く鉄心を大きくすることも考えられるが、その場合
鉄心が非常に大きくなるため変流器が大形化し、コスト
が高くなるのを避けられない。
【0012】そこで一次導体を4本の単位一次導体によ
り構成するとともに、これら4本の単位一次導体の両端
の端子にそれぞれ対応する合計8個の切換え接続用外部
端子を有する端子盤を設けて、変流器容器内の上部空間
で各単位一次導体の両端を8本の口出し導体を介して対
応する外部端子に接続し、端子盤の所定の外部端子間を
接続バーにより接続することにより、4本の接続導体を
直列、並列または直並列に切り換え接続して、1:2:
4の電流比を得ることが考えられる。例えば一次/二次
定格電流が100−200−400/5Aの三重比変流
器において、一次定格電流を100Aとして5/100
の変成比を得る場合には4本の単位一次導体を直列に接
続し、一次定格電流を200Aとして5/200の変成
比を得る場合には、並列に接続した2本の単位一次導体
を1組の並列単位導体として、2組の並列単位一次導体
を直列に接続する。また一次定格電流を400Aとして
5/400の変成比を得る場合には4本の単位一次導体
を並列に接続する。
【0013】このようにすれば、鉄心に鎖交するアンペ
アターンを変えずに変成比を切り換えることができる。
しかしながら、一次導体を4本の単位一次導体により構
成する場合に、変流器容器内の上部空間で4本の単位一
次導体と端子盤に設けられた8個の外部端子との間を8
本の口出し導体を介して接続する構成をとると、変流器
容器内の上部空間で8本の口出し導体が錯綜して一次導
体と端子盤との間の接続構造が著しく複雑になり、変流
器の組立が面倒になるのを避けられない。
【0014】またこの場合、口出し導体が変流器容器内
の上部空間で宙に浮いた形で配置されるため、該口出し
導体を通して一次導体に過電流が流れたときに口出し導
体が電磁機械力により移動して変形するおそれがある。
【0015】これらの理由により、従来の三重比変流器
においては、もっぱら変成比を二次側で切り換えるよう
にしていた。
【0016】本発明の目的は、一次導体を4本の単位一
次導体で構成して、鉄心と鎖交するアンペアターンを変
化させることなく変成比を一次側で切換えることができ
るようにするとともに、4本の単位一次導体からなる一
次導体と切換え接続用の外部端子との間の接続を簡単に
行なうことができるようにして組立を簡単にした三重比
変流器を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、4本の単位一次導体
からなる一次導体と切換え接続用の外部端子との間を接
続する口出し導体が過電流通電時の電磁機械力により変
形するおそれをなくした三重比変流器を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、下端に折り返
し部を有するヘアピン状の第1ないし第4の単位一次導
体を設けて、該第1ないし第4の単位一次導体を互いに
絶縁した状態でかつ全体がヘアピン状を呈するように並
べて配置した構造を有する一次導体と、該一次導体と鎖
交するように配置された鉄心に巻回された二次コイルと
を備えた変流器本体を一次導体の折り返し部を下端に位
置させた状態で絶縁油が充填された容器内に収納し、第
1ないし第4の単位一次導体を切り換え接続することに
より三重の電流比を得る三重比変流器に係わるものであ
る。
【0019】本発明においては、第1ないし第4の単位
一次導体の一端にそれぞれK1'〜K4'端子を、他端にそ
れぞれL1'〜L4'端子を設けてこれら8個の端子を一次
導体の上端に並べて配置する。
【0020】容器の上端の側壁部には対の一次端子を取
付けて、該対の一次端子の一方及び他方をそれぞれ第1
の単位一次導体の一端及び第4の単位一次導体の他端に
接続する。
【0021】また容器の上端に設けられた開口部を閉じ
る絶縁性の蓋板を設けて該蓋板を貫通した状態で一次導
体の8個の端子K1'〜K4'及びL1'〜L4'にそれぞれ対
応する8本の口出し導体を支持する。
【0022】8本の口出し導体の容器内に位置する一端
と一次導体の対応する端子とは、容器の軸線方向に沿っ
て互いに摺動接触するように形成し、蓋板を容器の上端
に取付けた際に各口出し導体の一端が一次導体の対応す
る端子に自動的に接続されるように構成する。
【0023】口出し導体を形成する導電材料としては、
少なくとも上記摺動接触の際に該口出し導体に作用する
力に耐え得る程度の剛性を有するものを用いる。
【0024】ここで剛性を有するとは、曲げやねじりな
どに対して耐える(曲げ力やねじり力が加えられたとき
に殆ど変形しない)性質を有することを意味する。口出
し導体を形成する導電材料の剛性は、当然その断面積が
大きければ大きいほど高くなるが、本発明で用いる口出
し導体は厳密な意味での「剛体」である必要はなく一次
導体の端子との摺動接触に支障を来さない程度の剛性を
有していればよい。この口出し導体としては、例えば銅
やアルミニューム等の両導電性を有する材料からなって
いて、所定の断面積を有する中実の棒状導体を用いるこ
とができる。
【0025】8本の口出し導体の容器外に位置する他端
を、一次導体の端子K1'〜K4'及びL1'〜L4'にそれぞ
れ対応する切換え接続用外部端子をK1 〜K4 及びL1
〜L4 とし、該外部端子を蓋板上に所定のパターンで配
列する。各外部端子は所定の口出し導体間を電気的に接
続する接続バーを着脱自在に取り付け得るように形成さ
れている。
【0026】本発明においては、外部端子K1 〜K4 及
びL1 〜L4 を下記のような特定のパターンで配置する
のが好ましい。
【0027】即ち、外部端子K1 〜K4 の内、K2 ,K
3 及びK4 は第1の直線上に等しい間隔dを隔てて並べ
て配置し、外部端子L1 〜L4 の内、L1 ,L2 及びL
3 は第1の直線から間隔dに等しい距離離れた位置を該
第1の直線と平行に伸びる第2の直線上に外部端子K2
、K3 及びK4 と整列した状態で並べて配置する。ま
た外部端子K1 は外部端子K2 〜K4 及びL1 〜L3 が
設けられた領域よりも外側でかつ外部端子K2 及びL1
との間の距離が共に間隔dに等しくなる位置に配置す
る。更に外部端子L4 は、外部端子K2 〜K4 及びL1
〜L3 が設けられた領域よりも外側でかつ前記外部端子
K4 及びL3 との間の距離が共に前記間隔dに等しくな
る位置に配置する。
【0028】この場合、各接続バーは板状に形成し、各
外部端子は、複数の接続バーを重ね合わせた状態で取り
付けることができるように構成する。
【0029】
【作用】上記のように、容器の上端の開口部を閉じる絶
縁性の蓋板を設けて該蓋板を貫通した状態で一次導体の
8個の端子K1'〜K4'及びL1'〜L4'にそれぞれ対応す
る8本の口出し導体を支持し、8本の口出し導体の容器
内に位置する一端と一次導体の対応する端子とを互いに
摺動接触するように形成して、蓋板を容器の上端に取付
けた際に各口出し導体の一端が一次導体の対応する端子
に自動的に接続されるように構成すると、一次導体から
の外部端子の引き出しを容易にすることができるため、
変流器の組立を簡単にすることができる。
【0030】上記のように、一次導体の8個の端子をそ
れぞれ外部に引き出す8本の口出し導体を剛性を有する
材料により形成して、該口出し導体を蓋板を貫通した状
態で支持するようにすると、口出し導体を蓋板により強
固に支持できるため、過電流が流れたときに口出し導体
が電磁機械力により移動して変形するのを防止すること
ができ、過電流に対する強度が高い変流器を得ることが
できる。
【0031】また外部端子を前記のような特定のパター
ンで配置すると、1:2:4の三重の電流比を得るため
に接続バーを介して相互に接続する外部端子間の距離が
すべて等しくなるため、1種類の接続バーを所定個数用
意しておけばよく、接続バーを選別することなく所定の
外部端子間を接続できるため、電流比を切り換える際の
作業を簡単にすることができる。
【0032】また各外部端子に複数の接続バーを重ね合
わせた状態で取り付け得るように構成しておくと、使用
しない接続バーがある場合に該使用しない接続バーを他
の接続バーと重ね合わせて接続しておくことができるた
め、接続バーが紛失するおそれをなくすことができる。
【0033】
【実施例】図1ないし図5は本発明の実施例の要部の構
造を示したもので、図1(A)は同実施例の変流器の上
部を正面から見て縦断面した縦断面図、同図(B)は同
実施例の変流器の蓋板を外した状態での平面図、図2、
図3及び図4は同実施例で用いる蓋板の平面図、一部を
断面して示した正面図及び底面図である。図5は一次導
体の上端の端子の配列を示す説明図である。
【0034】本発明で用いる一次導体1は、下端に折り
返し部を有するヘアピン状の第1ないし第4の単位一次
導体1A 〜1D を、互いに絶縁した状態でかつ全体がヘ
アピン状を呈するように並べて配置した構造を有する。
図1(B)には、第1ないし第4の単位一次導体1A 〜
1D の上端が示されている。第1ないし第4の単位一次
導体はそれぞれ絶縁紙等からなる絶縁層により被覆さ
れ、絶縁層により被覆された第1の単位一次導体1A の
外周面に添わせた状態で、同じく絶縁層により被覆され
た第2の単位一次導体1B が配置されている。また第2
の単位一次導体1B の一側面に添わせた状態で、絶縁層
により被覆された第3の単位一次導体1Cが配置され、
該第3の単位一次導体1C の内周に添わせた状態で、絶
縁層により被覆された第4の単位一次導体1D が配置さ
れている。
【0035】図1(B)に見られるように、第1ないし
第4の単位一次導体の一端にはそれぞれ端子K1'〜K4'
が設けられ、第1ないし第4の単位一次導体の他端には
それぞれ端子L1'〜L4'が設けられている。これら合計
8個の端子は一次導体1の上端に2列に並ぶように配置
されている。
【0036】第1ないし第4の単位一次導体の両端の端
子K1'〜K4'及びL1'〜L4'はそれぞれ、単位一次導体
1A 〜1D の一端及び他端の端面に開口した穴hを有
し、該穴hが雌形の摺動接触子を構成している。
【0037】第1ないし第4の単位一次導体を並べて形
成した一次導体1の全体的な形状は、図10及び図11
に示した従来の変流器で用いられていた一次導体の形状
とほぼ同様であり、一次導体1の下部には、図10及び
図11に示した変流器と同様に、一次導体1と鎖交する
環状鉄心に二次コイルを巻回してなる二次コイルユニッ
トが取り付けられている。一次導体1と二次コイルユニ
ットとにより変流器本体が構成され、該変流器本体が下
部タンクと碍管5とからなる変流器容器3内に収納され
ている。
【0038】変流器容器3を構成する碍管5の上端の側
壁部を油密に貫通した状態で対の一次端子15K及び1
5Lが取付けられている。対の一次端子15K及び15
Lの容器内に位置する端部はそれぞれ、第1の単位一次
導体1A の一端の端子K1'及び第4の単位一次導体1D
の他端の端子L4'にそれぞれ導体20K及び20Lを介
して接続されている。一次端子15K及び15Lの外端
部には端子板21K及び21Lが取り付けられている。
【0039】容器3を構成する碍管5の上端には、フラ
ンジ22aを有する蓋板固定金具22がセメントにより
固定され、この蓋板固定金具の上に、容器3の上端を閉
じる絶縁性の蓋板23が配置されている。蓋板23は樹
脂の成型品からなっていて、円錐台状の蓋板本体23a
とフランジ部23bとからなり、フランジ部23bには
多数の取付け孔23cが設けられている。蓋板23は、
固定金具22のフランジ22aと取付け孔23cとを貫
通させたボルト24と、該ボルト24に螺合されたナッ
ト25とにより固定金具22に締結されている。
【0040】本実施例では、蓋板23の上面に配置され
たL字形金具26がナット25により共締めされ、油量
調節装置16の外殻ケース16AがL字形金具26にボ
ルト止めされている。油量調節装置16は、容器3内に
充填された絶縁油の体積の変化に応じて変形するダイア
フラム16Bを備えたもので、ダイアフラム16Bは蓋
板23に設けられた孔23dを油密に貫通させて設けら
れたパイプ16Cを通して容器3内に連通させられてい
る。
【0041】一次導体1の8個の端子K1'〜K4'及びL
1'〜L4'にそれぞれ対応する8本の口出し導体30K1〜
30K4及び30L1〜30L4が、蓋板本体25aを貫通し
た状態(蓋板内に一部が埋め込まれた状態)で支持され
ている。
【0042】8本の口出し導体30K1〜30K4及び30
L1〜30L4の容器内に位置する一端はそれぞれ雄形の摺
動接触子30K1´〜30K4´及び30L1´〜30L4´を
構成するように加工されている。これらの摺動接触子は
それぞれ単位一次導体1A 〜1D の上端の端子K1'〜K
3'及びL1'〜L4'に設けられた雌形接触子に容器3の軸
線方向から摺動接触するようになっており、蓋板25を
容器3の上端に取付けた際に各口出し導体の一端が一次
導体の対応する端子に自動的に接続されるようになって
いる。
【0043】上記口出し導体30K1〜30K4及び30L1
〜30L4は、銅またはアルミニュームからなる中実の棒
を成形したものからなっていて、少なくとも単位一次導
体1A 〜1D の端子K1'〜K3'及びL1'〜L4'との摺動
接触の際に該口出し導体に作用する力に耐え得る程度の
剛性をもつようにそれぞれの断面積が設定されている。
【0044】8本の口出し導体30K1〜30K4及び30
L1〜30L4の容器外に位置する他端は、一次導体の端子
K1'〜K4'及びL1'〜L4'にそれぞれ対応する切換え接
続用外部端子K1 〜K4 及びL1 〜L4 となっていて、
これらの外部端子は、図2に示したように、蓋板23の
上面に所定のパターンで配列されている。
【0045】外部端子K1 〜K4 及びL1 〜L4 は同一
の外径を有するように形成されていて、それぞれの外周
には雄ネジが設けられ、該雄ネジにはナット31が螺合
されている。外部端子K1 〜K4 及びL1 〜L4 の雄ネ
ジ部と該雄ネジ部に螺合されたナット31とにより、所
定の口出し導体間を電気的に接続する接続バー32を着
脱自在に取り付け得るようになっている。
【0046】接続バー32による口出し導体間の接続を
容易にするため、本実施例では、外部端子K1 〜K4 及
びL1 〜L4 が図2に示すような特定のパターンで配列
されている。即ち、外部端子K1 〜K4 の内、K2 ,K
3 及びK4 は第1の直線上O1 −O1 に等しい間隔dを
隔てて並べて配置され、外部端子L1 〜L4 の内、L1
,L2 及びL3 は第1の直線O1 −O1 から間隔dに
等しい距離離れた位置を該第1の直線と平行に伸びる第
2の直線O2 −O2 上に外部端子K2 、K3 及びK4 と
整列した状態で並べて配置されている。また外部端子K
1 は、外部端子K2 〜K4 及びL1 〜L3 が設けられた
領域よりも外側でかつ外部端子K2 及びL1 との間の距
離が共に間隔dに等しくなる位置に配置され、外部端子
L4 は外部端子K2 〜K4 及びL1 〜L3 が設けられた
領域よりも外側でかつ外部端子K4及びL3 との間の距
離が共に間隔dに等しくなる位置に配置されている。
【0047】本実施例においては、合計6個の接続バー
32が用意され、全ての接続バー32が同一形状及び同
一寸法を有するように形成されている。図6に示したよ
うに、各接続バー32は帯板状に形成されていて、その
両端には外部端子K1 〜K4及びL1 〜L4 を嵌合させ
る対の孔32a,32aが前記間隔dに等しい間隔で設
けられ、各孔32aに所定の外部端子を嵌合させて、該
外部端子の雄ネジ部にナット31を螺合させることによ
り、間隔dを隔てて配置された任意の外部端子間に跨が
って接続バー32を取り付けることができるようになっ
ている。
【0048】外部端子K1 〜K4 及びL1 〜L4 は、複
数の接続バー32を重ね合わせた状態で取り付け得るよ
うにそれぞれの長さが設定されており、6個の接続バー
の内、使用する必要がない接続バーがある場合には、該
使用する必要がない接続バーを、所定の外部端子間を接
続する他のいずれかの接続バーと重ね合わせた状態で配
置し得るようになっている。その他の点は図11及び図
12に示した従来の変流器と同様に構成されている。
【0049】上記の変流器においては、油量調節装置1
6内で、接続バー32により所定の外部端子間を接続す
ることにより、所定の電流比を得ることができ、接続バ
ーを取り付ける外部端子を選択することにより、1:
2:4の三重の電流比の切り換えを行なうことができ
る。
【0050】例えば一次/二次定格電流が100−20
0−400/5Aであるとすると、一次定格電流を10
0Aとして5/100の変成比を得る場合には、図7
(A)に示すように、外部端子K2 ,L1 間、K3 ,L
2 間、及びK4 ,L3 間をそれぞれ3個の接続バー32
により接続して同図(B)に示すように第1ないし第4
の単位一次導体1A〜1Dを直列に接続する。この場
合、使用しない3個の接続バーは、外部端子K2 ,L1
間、K3 ,L2 間、及びK4 ,L3 間をそれぞれ接続す
る接続バー32に重ね合わせておく。
【0051】また一次定格電流を200Aとして5/2
00の変成比を得る場合には、図8(A)に示すよう
に、外部端子K1 ,K2 間、L1 ,L2 間、L2 ,K3
間、K3 ,K4 間、及びL3 ,L4 間をそれぞれ5個の
接続バー32により接続することにより、同図(B)に
示すように、第1及び第2の単位一次導体1A及び1B
を並列に接続した1組の並列単位導体と、第3及び第4
の単位一次導体1C及び1Dを並列に接続した1組の並
列単位導体との合計2組の並列単位導体を構成して、両
並列単位導体を直列に接続する。この場合使用しない1
つの接続バーは、外部端子間を接続しているいずれかの
接続バーに重ね合わせておく。
【0052】更に、一次定格電流を400Aとして5/
400の変成比を得る場合には、図9(A)に示すよう
に、外部端子K1 ,K2 間、K2 ,K3 間、K3 ,K4
間、L1 ,L2 間、L2 ,L3 間、L3 ,L4 間をそれ
ぞれ6個の接続バー32により接続して、同図(B)に
示すように4本の単位一次導体1A〜1Dを並列に接続
する。
【0053】上記のように、単位一次導体1A〜1Dを
切り換え接続することにより電流比を切り換えるように
すれば、鉄心に鎖交するアンペアターンを変えずに変成
比を切り換えることができるため、変成誤差が大きくな
るのを防ぐことができる。
【0054】上記のように、容器の上端の開口部を閉じ
る絶縁性の蓋板23を貫通させた状態で8本の口出し導
体30K1〜30K4及び30L1〜30L4を支持するととも
に、口出し導体30K1〜30K4及び30L1〜30L4の容
器内に位置する一端と一次導体の対応する端子とを互い
に摺動接触するように形成して、蓋板23を容器の上端
に取り付けた際に口出し導体30K1〜30K4及び30L1
〜30L4の一端が一次導体の対応する端子K1'〜K4'及
びL1'〜L4'に接続されるように構成すると、容器内の
上部空間で口出し導体が錯綜することがないため、口出
し導体の引き出し構造の簡素化を図ることができ、また
口出し導体と単位一次導体の上端の端子との接続を自動
的に行なうことができるため、変流器の組立を簡単にす
ることができる。
【0055】上記のように、一次導体の8個の端子K1'
〜K4'及びL1'〜L4'をそれぞれ外部に引き出す8本の
口出し導体30K1〜30K4及び30L1〜30L4を剛性を
有する材料により形成して、該口出し導体の一部を蓋板
23内にモールドした状態で支持するようにすると、口
出し導体30K1〜30K4及び30L1〜30L4を蓋板によ
り強固に支持できるため、過電流が流れたときに口出し
導体が電磁機械力により移動して変形するのを防止する
ことができ、過電流に対する強度が高い変流器を得るこ
とができる。
【0056】また外部端子K1 〜K4 及びL1 〜L4 を
図2に示したような特定のパターンで配置すると、1:
2:4の三重の電流比を得るために接続バー32を介し
て相互に接続する外部端子間の距離がすべて等しくなる
ため、1種類の接続バーを所定個数(6個)用意してお
けばよい。この場合、接続バーを選別することなく所定
の外部端子間を接続することができるため、電流比を切
り換える際の作業を簡単にすることができる。
【0057】また各外部端子に複数の接続バーを重ね合
わせた状態で取り付け得るように構成しておくと、使用
しない接続バーがある場合に、使用しない接続バーを他
の接続バーと重ね合わせておくことができるため、接続
バーが紛失するおそれをなくすことができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、容器の
上端の開口部を閉じる絶縁性の蓋板を設けて該蓋板を貫
通した状態で一次導体の8個の端子K1'〜K4'及びL1'
〜L4'にそれぞれ対応する8本の口出し導体を支持し、
8本の口出し導体の容器内に位置する一端と一次導体の
対応する端子とを互いに摺動接触するように形成して、
蓋板を容器の上端に取付けた際に各口出し導体の一端が
一次導体の対応する端子に自動的に接続されるように構
成すると、一次導体からの外部端子の引き出しを容易に
することができるため、変流器の組立を簡単にすること
ができる利点がある。
【0059】また本発明によれば、一次導体の8個の端
子をそれぞれ外部に引き出す8本の口出し導体を、少な
くとも一次導体の端子との摺動接触に耐え得る程度の剛
性を有する材料により形成して、該口出し導体を蓋板を
貫通した状態で支持するようにすると、口出し導体を蓋
板により強固に支持できるため、過電流が流れたときに
口出し導体が電磁機械力により移動して変形するのを防
止することができ、過電流に対する強度が高い変流器を
得ることができる。
【0060】更に請求項2に記載された発明によれば、
外部端子を特定のパターンで配置して1:2:4の三重
の電流比を得るために接続バーを介して相互に接続する
外部端子間の距離をすべて等しくしたため、接続バーを
1種類用意しておけばよく、コストの低減を図ることが
できる。また接続バーを選別することなく所定の外部端
子間を接続することができるため、電流比を切り換える
際の作業を簡単にすることができる。
【0061】また請求項2に記載した発明によれば、各
外部端子に複数の接続バーを重ね合わせた状態で取り付
け得るように構成したので、使用しない接続バーがある
場合に、該使用しない接続バーを他の接続バーと重ね合
わせて接続しておくことができ、接続バーが紛失するお
それをなくすことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は同実施例の変流器の上部を正面から見
て縦断面した縦断面図、(B)は同実施例の変流器の蓋
板を外した状態での平面図である。
【図2】同実施例で用いる蓋板の平面図である。
【図3】同実施例で用いる蓋板の一部を断面して示した
正面図である。
【図4】同実施例で用いる蓋板の底面図である。
【図5】同実施例で用いる口出し導体の上端の端子の配
列と下端の端子の配列とを示す説明図である。
【図6】本発明の実施例で用いる接続バーの正面図であ
る。
【図7】(A)は本発明の実施例において第1ないし第
4の単位一次導体を直列に接続する場合の接続バーの配
置を示した説明図である。(B)は(A)のように接続
バーを配置した場合の一次導体の電気的構成を示した接
続図である。
【図8】(A)は第1ないし第4の単位一次導体を直並
列接続する場合の接続バーの配置を示した説明図であ
る。(B)は(A)のように接続バーを配置した場合の
一次導体の電気的構成を示した接続図である。
【図9】(A)は第1ないし第4の単位一次導体を並列
接続する場合の接続バーの配置を示した説明図である。
(B)は(A)のように接続バーを配置した場合の一次
導体の電気的構成を示した接続図である。
【図10】従来の変流器を正面から見て縦断面した正面
縦断面図である。
【図11】従来の変流器を側面から見て縦断面した側面
縦断面図である。
【図12】従来の変流器の電気的な構成を示した回路図
である。
【符号の説明】
1 一次導体 1A〜1D 単位一次導体 2 二次コイルユニット 3 変流器容器、 15L,15K 一次端子 23 蓋板 30K1〜30K4,30L1〜30L4 口出し導体 K1'〜K4',L1'〜L4' 一次導体の端子 K1 〜K4 ,L1 〜L4 外部端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に折り返し部を有するヘアピン状の
    第1ないし第4の単位一次導体を設けて、該第1ないし
    第4の単位一次導体を互いに絶縁した状態でかつ全体が
    ヘアピン状を呈するように並べて配置した構造を有する
    一次導体と、前記一次導体と鎖交するように配置された
    鉄心に巻回された二次コイルとを備えた変流器本体を一
    次導体の折り返し部を下端に位置させた状態で絶縁油が
    充填された容器内に収納し、第1ないし第4の単位一次
    導体を切り換え接続することにより三重の電流比を得る
    三重比変流器であって、 前記第1ないし第4の単位一次導体の一端にそれぞれK
    1'〜K4'端子が、他端にそれぞれL1'〜L4'端子が設け
    られてこれら8個の端子が前記一次導体の上端に並べて
    配置され、 前記容器の上端の側壁部には対の一次端子が取付けられ
    ていて、該対の一次端子の一方及び他方がそれぞれ第1
    の単位一次導体の一端及び第4の単位一次導体の他端に
    それぞれ接続され、 前記容器の上端に設けられた開口部を閉じる絶縁性の蓋
    板が設けられて該蓋板を貫通した状態で前記一次導体の
    8個の端子K1'〜K4'及びL1'〜L4'にそれぞれ対応す
    る8本の口出し導体が支持され、 前記8本の口出し導体の前記容器内に位置する一端と一
    次導体の対応する端子とが前記容器の軸線方向に沿って
    互いに摺動接触するように形成されていて前記蓋板を前
    記容器の上端に取付けた際に各口出し導体の一端が一次
    導体の対応する端子に接続されるように構成され、 前記口出し導体は、少なくとも前記摺動接触の際に該口
    出し導体に作用する力に耐え得る程度の剛性を有する導
    電材料からなり、 前記8本の口出し導体の容器外に位置する他端は、一次
    導体の端子K1'〜K4'及びL1'〜L4'にそれぞれ対応す
    る切換え接続用外部端子K1 〜K4 及びL1 〜L4 とな
    っていて、該外部端子が前記蓋板上に所定のパターンで
    配列され、各外部端子は所定の口出し導体間を電気的に
    接続する接続バーを着脱自在に取り付け得るように形成
    されていることを特徴とする三重比変流器。
  2. 【請求項2】 前記外部端子K1 〜K4 の内、K2 ,K
    3 及びK4 は第1の直線上に等しい間隔dを隔てて並べ
    て配置され、 前記外部端子L1 〜L4 の内、L1 ,L2 及びL3 は前
    記第1の直線から前記間隔dに等しい距離離れた位置を
    該第1の直線と平行に伸びる第2の直線上に外部端子K
    2 、K3 及びK4 と整列した状態で並べて配置され、 前記外部端子K1 は前記外部端子K2 〜K4 及びL1 〜
    L3 が設けられた領域よりも外側でかつ前記外部端子K
    2 及びL1 との間の距離が共に前記間隔dに等しくなる
    位置に配置され、 前記外部端子L4 は前記外部端子K2 〜K4 及びL1 〜
    L3 が設けられた領域よりも外側でかつ前記外部端子K
    4 及びL3 との間の距離が共に前記間隔dに等しくなる
    位置に配置され、 各接続バーは板状に形成されていて、各外部端子は複数
    の接続バーを重ね合わせた状態で取り付けることができ
    るように形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の三重比変流器。
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